JP2015041066A - 可動体の支持機構 - Google Patents

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寺嶋 厚吉
Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Huizhou Dayawan Ever Bright Electronic Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】回転を引き起こすことなく、滑らかかつ正確な平行移動を可能とする可動体の支持機構を提供する。【解決手段】外側平行リンク128cと内側平行リンク128dとが直列に接続されてなる+Y側の複合リンク128aの外側固定リンク101aを固定枠129に接続し、外側平行リンク128eと内側平行リンク128fとが直列に接続されてなる−Y側の複合リンク128bの外側固定リンク101bを固定枠129に接続し、+Y側の複合リンク128aの内側出力リンク113aを+Y側から可動体接続部材121に接続し、−Y側の複合リンク128bの内側出力リンク113bを−Y側から可動体接続部材121に接続した。【選択図】図1

Description

本発明は、可動体の支持機構に関し、特に正確で安定した移動を要するカメラのレンズやレンズ駆動装置等の支持機構に関するものである。
近年、携帯電話には様々な機能が付加されており、特にカメラの搭載されたカメラ付携帯電話が広く普及している。携帯電話に搭載されるカメラは、オートフォーカス機能を備えたものや、オートフォーカス機能に加えて手振れ補正機能を追加したもの等、高度化が進んでいる。
図14(a),(b)に示す手振れ補正装置310はその一例である。この手振れ補正装置310は、ワイヤ懸架方式であり、オートフォーカス機能を備えたレンズ駆動装置300を搖動させる構成としてカメラに組み込まれる。すなわち、手振れ補正装置310は、レンズ305を光軸方向(O軸方向)に移動させて焦点合わせをするとともに、O軸方向に直交し、かつ互いに直交するP軸方向及びQ軸方向にレンズ駆動装置300とともにレンズ305を搖動させることにより手振れを補正するものである。
図14(a),(b)に示す手振れ補正装置310は、ベース301の四隅部で一端が固定された4本のサスペンションワイヤ302と、レンズ駆動装置300に装着される永久磁石304と、当該永久磁石304に対向するように永久磁石304の外側に配置された手振れ補正用コイル303P,303Qとを有する。
4本のサスペンションワイヤ302は、O軸方向に沿って延在し、その他端がレンズ駆動装置300の上端側に固定されている。これにより、4本のサスペンションワイヤ302は、レンズ駆動装置300をP軸方向及びQ軸方向に揺動可能に支持している。
図14(b)に示すように、レンズ駆動装置300は、レンズ305を保持するレンズホルダー307と、レンズホルダー307の外周に巻回された図示しないオートフォーカス用コイルと、このオートフォーカス用コイルに空隙を隔てて対向し、オートフォーカス用コイルの外径側に配置された永久磁石304を保持するマグネットホルダー308と、レンズホルダー307のO軸方向の前方及び後方に設けられた2枚の板バネ306とを備える。2枚の板バネ306には、湾曲した腕部306aがそれぞれ隅部に4箇所ずつ設けられており、この腕部306aによりレンズホルダー307は、径方向(P軸方向,Q軸方向)に位置決めされた状態でO軸方向に移動可能に支持される。即ち、図14(b)に示すレンズ駆動装置300は、板バネ懸架方式のレンズ駆動装置である。
このように構成される手振れ補正装置310は、被写体に対して焦点を合わせるために、レンズ駆動装置300によってレンズ305をO軸方向の適正位置に移動させるとともに、カメラ付き携帯電話の筐体の振れを打ち消し、手振れを補正するために、レンズ駆動装置300全体をP軸方向及びQ軸方向に揺動させる。
すなわち、レンズ駆動装置300は、オートフォーカス用コイルへの通電に伴い、オートフォーカス用コイルにO軸方向を向いたローレンツ力が発生するため、板バネ306の8本の腕部306aの復元力と釣り合ったO軸方向の位置にレンズホルダー307を移動させることができる。また、手振れ補正装置310は、永久磁石304に対してP軸方向に対向して配置された手振れ補正用コイル303Qへの通電に伴い、レンズ駆動装置300をQ軸方向に揺動させることができ、永久磁石304に対してQ軸方向に対向して配置された手振れ補正用コイル303Pへの通電に伴い、レンズ駆動装置300をP軸方向に揺動させることができる(例えば特許文献1参照)。
また、図15に示すレンズ駆動装置400は、基板403、カバー404、レンズ401を保持する円筒状のレンズホルダー402、レンズホルダー402を光軸方向(O軸方向)にガイドするべく基板403及びカバー404に固定された2つのガイドシャフト405A,405B、レンズホルダー402に設けられた環状のオートフォーカス用永久磁石406、カバー404に設けられた環状のオートフォーカス用コイル408及び二重円筒状のヨーク407を備えており、レンズホルダー402がガイドシャフト405A,405Bによって支持される軸摺動方式のレンズ駆動装置である。
すなわち、O軸方向に延長するガイドシャフト405A,405Bが基板403及びカバー404に両端が嵌合固定されており、レンズホルダー402がガイドシャフト405A,405Bに対して摺動自在に嵌合されることによって、O軸方向に移動可能に取り付けられている。
オートフォーカス用永久磁石406は、レンズホルダー402の円筒部の外周に固定される。オートフォーカス用コイル408は、ヨーク407を介してカバー404に固着され、オートフォーカス用永久磁石406の外周面とオートフォーカス用コイル408の内周面とが空隙を隔てて径方向に対向している。
ヨーク407は、カバー404に取付けられ、断面がU字状の二重円筒形状に形成される。また、ヨーク407の内側円筒部は、オートフォーカス用永久磁石406とレンズホルダー402との間に非接触に挿入されている。ヨーク407は、外側円筒部の内周側面によりオートフォーカス用コイル408を保持する。
コイルバネ409は、ガイドシャフト405Aの周りに圧縮された状態で配置される。コイルバネ409は、その一端がカバー404のO軸方向の後方側と当接し、他端がレンズホルダー402のO軸方向の前方端部と当接することにより取り付けられ、レンズホルダー402がO軸方向の後方に向けて付勢されている。
このように構成されたレンズ駆動装置400は、オートフォーカス用コイル408に通電されると、O軸方向の前方に向けてローレンツ力が発生するため、ガイドシャフト405A,405Bの延長方向に沿ってコイルバネ409の付勢力とローレンツ力とが釣り合った位置までレンズホルダー402を摺動させることができる(例えば特許文献2参照)。
特開2011−65140号公報 特開2008−185749号公報
しかしながら、図14(a)に示された手振れ補正装置310は、手振れの発生に応じてレンズ駆動装置300を光軸と直交する適切な方向に平行に移動させることが求められるが、4本のサスペンションワイヤ302はそれぞれ個別の方向に撓んだり捩じれたりし易いため、支持されたレンズ駆動装置300がO軸と平行で任意の位置にあるO1軸を中心として回転し、レンズ305が偏心した状態で回転し易い。このため、この手振れ補正装置310は、レンズ駆動装置300を手振れの発生に応じた方向に移動させたときに、レンズ305の偏心状態での回転により、像のブレを引き起こしてしまうおそれがあった。
また、この手振れ補正装置310に搭載されるレンズ駆動装置300は、板バネ懸架方式であることから、レンズホルダー307が8本の腕部306aによって懸架されてマグネットホルダー308からO軸方向に浮上した状態で稼働する。しかしながら、レンズ駆動装置300は、8本の腕部306aの加工寸法にバラツキが生じたり、図示しないオートフォーカス用コイルの取付位置がずれて永久磁石304からオートフォーカス用コイルに生じる磁界が不均一になったりする可能性がある。このような場合、8本の腕部306aによる復元力の中心とオートフォーカス用コイルに生じるローレンツ力の中心とが互いにずれて、図14(b)に示すような光軸と直交する任意方向のT軸周りのトルクが生じることとなり、レンズホルダー307がT軸周りに回転するチルト現象を招き、画像に歪曲を生じさせるという問題があった。
また、図15に示されたレンズ駆動装置400は、レンズホルダー402がガイドシャフト405A,405Bの延長方向に沿って摺動するので、図14における板バネ懸架方式のレンズ駆動装置300のレンズホルダー307のように光軸と直交する軸周りに回転することによるチルト現象は生じないものの、稼働時にレンズホルダー402とガイドシャフト405A,405Bとの嵌合部に摩擦が生じるため、レンズホルダー402の滑らかな移動が困難である。すなわち、移動開始時には静止摩擦力に抗する大きさの推進力をレンズホルダー402に加える必要があるので、オートフォーカス用コイル408には静止摩擦力に抗する大電流の通電が要求される。しかしながら、移動中は摩擦力が低下するため、移動開始時の通電量のままでは推進力が過剰となってしまい、レンズホルダー402が所定の停止位置を越えてオーバーランし易く、正確な位置決めが困難であるという問題があった。
以上説明したように、レンズ駆動装置300をサスペンションワイヤ302により支持するワイヤ懸架方式の手振れ補正装置310は、光軸と平行な軸周りに回転し易いという問題がある。また、板バネ懸架方式のレンズ駆動装置300は、レンズホルダー307を滑らかに移動させることができるものの、レンズホルダー307がチルト現象を起こして光軸に対して傾き易い問題がある。さらに、軸摺動方式のレンズ駆動装置400は、レンズホルダー402がチルト現象を起こしにくいものの、レンズホルダー402を滑らかに移動させて正確に位置決めすることが困難であるというような問題がある。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、摩擦が生じることなく滑らかで正確な移動が可能であり、しかも回転することによるチルト現象を起こすことのない可動体の支持機構を提供することを目的とする。
本願発明は、XYZ三次元直交座標系において、一対以上の複合リンクを有する可動体の支持機構であって、複合リンクは、共にZ軸方向に延長する関節軸と、外側固定リンク、外側出力リンク、及び+X側から−X側に向けて並ぶ第1〜第M(Mは2以上の整数)の外側能動リンクを備えた外側平行リンクと、内側固定リンク、内側出力リンク、及び+X側から−X側に向けて並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の内側能動リンクを備えた内側平行リンクと、を備え、外側平行リンク及び内側平行リンクは、外側出力リンクと内側固定リンクとにより接続され、複合リンクは、内側出力リンクが+Y側及び−Y側において互いに対向するように複数配置されることを特徴とするものである。
このように、平行リンクを直列に接続した複合リンクを可動体に+Y側と−Y側とにおいて並列に接続して均衡を保って支持する機構としたので、支持される可動体がZ軸と平行な軸周りに回転することなく、またZ軸方向の力が加わってもZ軸と直角な軸周りに回転して傾いたり、Z軸方向にずれたりすることがない。そのため、可動体をX軸方向及びY軸方向に正確に平行移動するように支持することができる。
また、本願発明は、一対以上の複合リンクにおいて、第1の外側能動リンクの両側の関節軸がなす平面の外向き法線が、+X軸に対して+Y側または−Y側のいずれか一方の向きに鋭角傾斜し、第1の内側能動リンクの両側の関節軸がなす平面の外向き法線が、+X軸に対して+Y側または−Y側の他方の向きに鋭角傾斜していることを特徴とするものである。
これにより、第1〜第Mの外側能動リンクの回転可能域と第1〜第Nの内側能動リンクの回転可能域とが互いに逆向きになって、第1〜第Mの外側能動リンクの回転可能域と第1〜第Nの内側能動リンクの回転可能域との全体の回転可能域が広がるので、接続された可動体の移動可能域を広くすることができる。
また、本願発明は、+Y側の外側出力リンクと、−Y側の外側出力リンクと、規制リンクとがZ軸方向に延長する関節軸を介して直列に連結されていることを特徴とする。
このように、+Y側の外側出力リンクと−Y側の外側出力リンクと規制リンクとがZ軸方向に延長する関節軸を介して直列に連結されると、+Y側の外側出力リンクと−Y側の外側出力リンクとの間隔の変化が制限され、その結果、+Y側の内側出力リンク及び−Y側の内側出力リンクのX軸方向への移動が規制されて、可動体を回転させることなく、Y軸方向にのみ安定的に直進移動させるように支持することができる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本発明の実施の形態1に係る支持機構を示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構における複合リンクを示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構の動作を説明するためのモデル図である。 実施の形態1に係る支持機構における他の複合リンクを示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構における他の複合リンクを示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構における他の複合リンクを示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構を用いた手振れ補正装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構を用いた他の手振れ補正装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る支持機構を用いた他の手振れ補正装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る支持機構を示す斜視図である。 実施の形態2に係る支持機構の動作を説明するためのモデル図である。 実施の形態2に係る支持機構の性能を説明するためのグラフである。 実施の形態2に係る支持機構を用いたレンズ駆動装置を示す斜視図である。 従来の支持機構を備えた手振れ補正装置を示す図である。 従来の支持機構を備えたレンズ駆動装置を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施の形態1に係る支持機構を示す斜視図である。この支持機構100は、+Y側の複合リンク128aと、−Y側の複合リンク128bと、Z軸方向に開口する四角枠状の固定枠129と、固定枠129の内周側でZ軸方向に開口する四角枠状の可動体接続部材121とを備える。固定枠129は図示しない固定基台に接続され、可動体接続部材121は図示しない可動体に接続されて、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとにより可動体をZ軸と直角な方向に移動できるように支持する。
図2は、+Y側の複合リンク128aの斜視図である。以下、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとは同種の構造であるので、+Y側の複合リンク128aを例にあげて詳細に説明する。
なお、後述する関節軸106a,107a,108a,109a,116a,117a,118a,119aの延長方向をZ軸方向(+Z方向,+Z側)とし、互いに直交し、Z軸に対して直交する軸をそれぞれX軸方向(+X方向,+X側)及びY軸方向(+Y方向,+Y側)とする。
図2に示すように、+Y側の複合リンク128aは、概略、第1の外側能動リンク103a及び第2の外側能動リンク104aを介して外側固定リンク101a及び外側出力リンク102aが連結された外側平行リンク128cと、第1の内側能動リンク114a及び第2の内側能動リンク115aを介して内側固定リンク112a及び内側出力リンク113aが連結された内側平行リンク128dとよりなる。
外側平行リンク128cは、平板状をなし、内側出力リンク113aをZ軸と直角な任意の方向に移動するように支持する外側固定リンク101aと、平板状をなす外側出力リンク102aと、第1の外側能動リンク103aと、第2の外側能動リンク104aと、切欠きを有するヒンジであり、Z軸方向に延長する第1の外側能動リンク103a及び第2の外側能動リンク104aの複数の関節軸106a,107a,108a,109aとを備える。また、内側平行リンク128dは、平板状をなす内側固定リンク112aと、平板状をなす内側出力リンク113aと、第1の内側能動リンク114aと、第2の内側能動リンク115aと、切欠きを有するヒンジであり、Z軸方向に延長する第1の内側能動リンク114a及び第2の内側能動リンク115aの複数の関節軸116a,117a,118a,119aとを備える。
よって、本実施形態において+Y側の複合リンク128aまたは−Y側の複合リンク128bは、いずれも外側平行リンク128cと内側平行リンク128dとの組合せ(一対(一組)の平行リンク)を含んで構成される。また、図1に示す支持機構100は、+Y側の複合リンク128a(一個)と−Y側の複合リンク128b(一個)とを組合せた一対(一組)の複合リンク(換言すれば4つの平行リンク)を含んで構成される。
関節軸106a,107a,108a,109aは、第1の外側能動リンク103aと、第1の外側能動リンク103aの−X側に並列するように配設された第2の外側能動リンク104aとがZ軸と平行な軸回りに連動して回転できるようになっており、外側固定リンク101aが外側出力リンク102aをZ軸と直角な面内(X軸方向,Y軸方向)で扇形の軌跡を描いて移動するように支持する。
関節軸116a,117a,118a,119aは、第1の内側能動リンク114aと、第1の内側能動リンク114aの−X側に並列するように配設された第2の内側能動リンク115aとがZ軸と平行な軸回りに連動して回転できるようになっており、内側固定リンク112aが内側出力リンク113aをZ軸と直角な面内で扇形の軌跡を描いて移動するように支持する。
このように、内側固定リンク112aと外側出力リンク102aとが互いに接続されることにより、内側平行リンク128dが−Y側から外側平行リンク128cに直列接続され、図1に示す+Y側の複合リンク128aが形成される。
なお、接続された外側出力リンク102aと内側固定リンク112aとが一体となって中間リンク120aが形成されている。
−Y側には、複合リンク128aと同様の概念で構成された−Y側の複合リンク128bが配設され、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとが、それぞれ+Y側及び−Y側から可動体接続部材121に接続される。
すなわち、図1及び図3に示すように、−Y側の複合リンク128bは、+Y側の複合リンク128aと同様に、外側固定リンク101b、外側出力リンク102b、第1の外側能動リンク103b、及び第2の外側能動リンク104bが、関節軸106b,107b,108b,109bを介して連結された外側平行リンク128eと、内側固定リンク112b、内側出力リンク113b、第1の内側能動リンク114b、及び第2の内側能動リンク115bが、関節軸116b,117b,118b,119bを介して連結された内側平行リンク128fとよりなる。また、中間リンク120bは、外側出力リンク102bと内側固定リンク112bとを接続し、一体化する。以上のように、−Y側の複合リンク128bは、外側平行リンク128eと、内側平行リンク128fと、中間リンク120bとにより形成される。
そして、+Y側の複合リンク128aの外側固定リンク101aが固定枠129に接続され、−Y側の複合リンク128bの外側固定リンク101bが固定枠129に接続されて、外側固定リンク101aと外側固定リンク101bと固定枠129とが一体化され、+Y側の複合リンク128aの内側出力リンク113aが+Y側から可動体接続部材121に接続される。また、−Y側の複合リンク128bの内側出力リンク113bが−Y側から可動体接続部材121に接続されて、内側出力リンク113aと内側出力リンク113bと可動体接続部材121とが一体化される。
つまり、支持機構100は、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとが可動体接続部材121を介して接続されたものである。
なお、図3にモデル化して示すように、本実施形態の支持機構100においては、第1の外側能動リンク103aの両側の関節軸106a,107aがなす平面の外向き法線を+n1とし、第1の内側能動リンク114aの両側の関節軸116a,117aがなす平面の外向き法線を+n2とし、第1の外側能動リンク103bの両側の関節軸106b,107bがなす平面の外向き法線を+n3とし、第1の内側能動リンク114bの両側の関節軸116b,117bがなす平面の外向き法線を+n4としたときに、+Y側の複合リンク128aにおける外向き法線+n1が+X軸から+Y側に鋭角傾斜し、外向き法線+n2が+X軸から−Y側に鋭角傾斜し、−Y側の複合リンク128bにおける外向き法線+n3が+X軸から+Y側に鋭角傾斜し、外向き法線+n4が+X軸から−Y側に鋭角傾斜し、可動体接続部材121がZ軸と直角な方向に移動可能に支持される。
これに対して、図1に示した支持機構100は、+Y側の複合リンク128aにおける外向き法線+n1が+X軸から+Y側に鋭角傾斜し、外向き法線+n2が+X軸から−Y側に鋭角傾斜し、−Y側の複合リンク128bにおける外向き法線+n3が+X軸から−Y側に鋭角傾斜し、外向き法線+n4が+X軸から+Y側に鋭角傾斜する構成としている。
つまり、図1に示した支持機構100における−Y側の複合リンク128b側の外向き法線+n3,+n4の向きと、図3に示した支持機構100における−Y側の複合リンク128b側の外向き法線+n3,+n4の向きとが相違する。このことから理解されるように、+Y側の複合リンク128aにおける関節軸106a,107aがなす平面の外向き法線+n1が+X軸に対して+Y側または−Y側のいずれか一方の向きに鋭角傾斜し、関節軸116a,117aがなす平面の外向き法線+n2が+X軸に対して+Y側または−Y側の他方の向きに鋭角傾斜し、−Y側の複合リンク128bにおける関節軸106b,107bがなす平面の外向き法線+n3が+X軸に対して+Y側または−Y側のいずれか一方の向きに鋭角傾斜し、関節軸116b,117bがなす平面の外向き法線+n4が+X軸に対して+Y側または−Y側の他方の向きに鋭角傾斜するようにしている。
これにより、+Y側の複合リンク128aにおける第1の外側能動リンク103a及び第2の外側能動リンク104aの回転可能域と、第1の内側能動リンク114a及び第2の内側能動リンク115aの回転可能域とが互いに逆向きになり、−Y側の複合リンク128bにおける第1の外側能動リンク103b及び第2の外側能動リンク104bの回転可能域と、第1の内側能動リンク114b及び第2の内側能動リンク115bの回転可能域と、が互いに逆向きになって回転可能域が広がる。そのため、可動体接続部材121の移動可能域が広がり、可動体の移動範囲を広くすることができる。
なお、外向き法線+n1,+n2,+n3,+n4の向きはこれに限定されるものではなく、必要に応じて設定すればよい。
また、図3に示した支持機構100は、第1の外側能動リンク103a及び第2の外側能動リンク104aに加えて、第3の外側能動リンク105aを第2の外側能動リンク104aの−X側に配置して、関節軸110a,111aを介して外側固定リンク101aと外側出力リンク102aとを連結することにより、3個の能動リンクを備える外側平行リンク128cとしてもよい。
このように能動リンクは、内側固定リンクと外側固定リンクとに並列に連結し、必要に応じて3以上に増やした連結構造とすることも可能である。
このとき、追加した外側能動リンク105aは、併設されている外側能動リンク103a,104aと平行である必要があるものの、外側固定リンク101a側の関節軸106a及び関節軸108aがなす平面と、関節軸108a及び関節軸110aがなす平面とは、必ずしも平行である必要はない。
また、外側固定リンク101a側の関節軸106a及び関節軸108aがなす平面と、内側固定リンク112a側の関節軸116a及び関節軸118aがなす平面と、外側固定リンク101b側の関節軸106b及び関節軸108bがなす平面と、内側固定リンク112b側の関節軸116b及び関節軸118bがなす平面とは、互いに平行でなくてもよい。
さらに、それぞれの外向き法線+n1と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n2と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n3と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n4と+X軸とのなす角度の大きさは、いずれも互いに同じである必要はなく、必要に応じて異なる大きさとしてもよい。
以上説明したように構成された支持機構100は、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとにより、+Y側及び−Y側から均衡を保って可動体接続部材121に並列に接続されているので、可動体接続部材121にZ軸と平行な軸周りの回転トルクが作用しても、可動体接続部材121がZ軸と平行な軸周りに回転することがない。
また、可動体接続部材121にZ軸方向の力が印加された場合、例えば+Z向きに力が加えられれば、+Y側の複合リンク128a側には、図1において矢印Ωnで示すように、−X方向に向かって右回りの回転モーメントΩnが作用し、−Y側の複合リンク128b側には、矢印Ωpで示すように、+X方向に向かって右回りの回転モーメントΩpが作用する。+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとにより両側から均衡を保って支持された可動体接続部材121は、回転モーメントΩnと回転モーメントΩpとが相殺されるため、+Y側の複合リンク128aや−Y側の複合リンク128bが撓んでZ軸と直角な軸周りに回転して傾くようなことやZ軸方向にずれるようなことがなく、Z軸と平行な軸周りに回転するようなこともない。
このようにして、支持機構100は、可動体接続部材121を意図しない方向に回転させることなく支持することができる。このことから支持機構100は、Z軸と直角な方向にだけ、摩擦を生じることなく、滑らかかつ正確に、後述するレンズ駆動装置201等を平行移動させることができる。
なお、本実施の形態1においては、関節軸106a〜111a,116a〜119a,106b〜109b,116b〜119bとして切欠きを有するヒンジ(切欠きヒンジ)を用いて説明したが、これに限らず、軸心がZ軸方向に延長したピンヒンジ等を用いてもよい。
また、関節軸106a〜111a,116a〜119a,106b〜109b,116b〜119bに切欠きヒンジ等を採用した場合には、切欠きヒンジの有する弾性復元力により可動体接続部材121を初期位置に向けて付勢して、可動体接続部材121に外力が加わらない時に初期位置に留まるようにしてもよいし、図示しないバネ部材を可動体接続部材121と固定枠129との間に取付けて、外力が加わらない時に初期位置に留まるようにしてもよい。
また、上記説明においては、外側固定リンク101a、外側出力リンク102a、第1の外側能動リンク103a、第2の外側能動リンク104a、内側固定リンク112a、内側出力リンク113a、第1の内側能動リンク114a、第2の内側能動リンク115a、外側固定リンク101b、外側出力リンク102b、第1の外側能動リンク103b、第2の外側能動リンク104b、内側固定リンク112b、内側出力リンク113b、第1の内側能動リンク114b、第2の内側能動リンク115bの形状として、それぞれ平板状のものを例示したが、これに限らず、湾曲した板状や柱状等の形状をなすものであってもよい。
以下、図4乃至図6を用いて、+Y側の複合リンク128aの様々な他の形態について説明する。
たとえば、図4に示す+Y側の複合リンク128aは、平板状をなす外側固定リンク101a、クランク状に屈曲して板状をなす外側出力リンク102a、平板状をなす第1の外側能動リンク103a、及び平板状をなす第2の外側能動リンク104aがZ軸方向に延長する関節軸106a,107a,108a,109aを介して連結された外側平行リンク128cと、クランク状に屈曲して板状をなす内側固定リンク112a、平板状をなす内側出力リンク113a、平板状をなす第1の内側能動リンク114a、及び平板状をなす第2の内側能動リンク115aがZ軸方向に延長する関節軸116a,117a,118a,119aを介して連結された内側平行リンク128dとよりなる。
本実施形態においては、内側平行リンク128dが外側平行リンク128cの−Y側に設けられ、+X方向寄りに偏った状態で、外側平行リンク128cに−Y側から直列に接続されている。なお、本例においても中間リンク120aは、外側出力リンク102aと内側固定リンク112aとが接続されて一体化されることにより形成される。
また、図5に示す+Y側の複合リンク128aは、平板状をなす外側固定リンク101a、クランク状に屈曲して板状をなす外側出力リンク102a、平板状をなす第1の外側能動リンク103a、及び平板状をなす第2の外側能動リンク104aがZ軸方向に延長する関節軸106a,107a,108a,109aを介して連結された外側平行リンク128cと、クランク状に屈曲して板状をなす内側固定リンク112a、平板状をなす内側出力リンク113a、平板状をなす第1の内側能動リンク114a、及び平板状をなす第2の内側能動リンク115aがZ軸方向に延長する関節軸116a,117a,118a,119aを介して連結された内側平行リンク128dとよりなる。
本実施形態では、外側平行リンク128cにおける関節軸106aと関節軸108aとの間隔が、内側平行リンク128dにおける関節軸116aと関節軸118aとの間隔よりも広く設定され、内側平行リンク128dが外側平行リンク128cに−Y側から直列に接続されている。なお、本例においても中間リンク120aは、外側出力リンク102aと内側固定リンク112aとが接続されて一体化されることにより形成される。
また、図6(a)に示すように、+Y側の複合リンク128aは、内側平行リンク128dと外側平行リンク128cとがZ軸方向に沿って互いに接続されている点で上記各形態と異なる。
すなわち、図6(b)に示すように、+Y側の複合リンク128aは、平板状をなす外側固定リンク101a、平板状をなす外側出力リンク102a、第1の外側能動リンク103a、及び第2の外側能動リンク104aがZ軸方向に延長する関節軸106a,107a,108a,109aを介して連結された外側平行リンク128cと、平板状をなす内側固定リンク112a、平板状をなす内側出力リンク113a、第1の内側能動リンク114a、及び第2の内側能動リンク115aがZ軸方向に延長する関節軸116a,117a,118a,119aを介して連結された内側平行リンク128dとよりなる。
Z軸方向に延長する柱状の中間リンク120aは、外側出力リンク102aと内側固定リンク112aとが一体化されることにより、内側平行リンク128dと外側平行リンク128cとが直列に接続されている。
なお、図6(b)は、内部構造を見やすくするために、外側固定リンク101aと内側出力リンク113aとを切り離して示している。
このように、図2に示した形状の+Y側の複合リンク128aに代えて、図4〜図6に示した形状の+Y側の複合リンク128aや−Y側の複合リンク128bを用いて支持機構100を構成しても、図1に示した支持機構100と同様に、可動体接続部材121が+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとからなる一対(二個)の複合リンクによって+Y方向と−Y方向の両側から均衡を保って支持される。このことから可動体接続部材121にZ軸と平行な軸周りの回転トルクが作用しても、可動体接続部材121がZ軸と平行な軸周りに回転することがない。
また、可動体接続部材121にZ軸方向の力が加わっても、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとにより両側から均衡を保って支持されているので、Z軸と直角な軸周りに回転して傾いたり、Z軸方向にずれたりすることがない。
よって、支持機構100は、摩擦が生じることなく、可動体接続部材121をZ軸と直角な方向へのみ正確に平行移動可能に支持することができ、Z軸と平行な軸周り及び直角な軸周りに回転することがない。
なお、図4〜図6に様々な形態の+Y側の複合リンク128aを例示したが、−Y側の複合リンク128bも同様に形成することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に基づく支持機構100を用いた手振れ補正装置200を示す図である。
この支持機構100には、+Y側の複合リンク128aの中間リンク120a及び−Y側の複合リンク128bの中間リンク120bにY軸方向に着磁された搖動用永久磁石132a,132bが取付けられる。また、外側固定リンク101aの−Y側の内壁にY軸方向に巻回された搖動用コイル131a、及び外側固定リンク101bの+Y側の内壁にY軸方向に巻回された搖動用コイル131bが搖動用永久磁石132a,132bにそれぞれ空隙を隔ててY軸方向に対向するように取付けられる。この場合において、搖動用コイル131a,131bと搖動用永久磁石132a,132bとが駆動手段として稼働する。
搖動用コイル131a,131bに通電すると、搖動用コイル131a,131bには、対向する搖動用永久磁石132a,132bとの相互作用によってY軸方向を向いたクーロン力が発生するため、搖動用コイル131a,131bを流れる電流の向きや大きさを適切に設定することにより、可動体接続部材121をZ軸方向と直角な方向(X軸方向,Y軸方向)へ搖動させることができる。
具体的には、例えば搖動用永久磁石132a,132bの搖動用コイル131a,131bと対向する磁極面をN極とし、+Y側の複合リンク128aの搖動用コイル131aに+Y向き、かつ右回りの電流を流した場合、搖動用コイル131aには−Y向きのクーロン力が生じ、対向する搖動用永久磁石132aには+Y向きの反力が作用する。また、同様に、−Y側の複合リンク128b側の搖動用コイル131bに+Y向き、かつ右回りの電流を流した場合、搖動用コイル131bには−Y向きのクーロン力が生じ、対向する搖動用永久磁石132bには+Y向きの反力が作用する。
従って、搖動用コイル131aに+Y向き、かつ右回りの電流を流し、搖動用コイル131bに+Y向き、かつ右回りの電流を流した場合、両側の中間リンク120a,120bが+Y向きに移動し、可動体接続部材121が+Y向きに移動する。
同様に、搖動用コイル131aに+Y向き、かつ左回りの電流を流し、搖動用コイル131bに+Y向き、かつ左回りの電流を流した場合、両側の中間リンク120a,120bが−Y向きに移動して、可動体接続部材121が−Y向きに移動する。
また、搖動用コイル131aに+Y向き、かつ右回りの電流を流し、搖動用コイル131bに+Y向き、かつ左回りの電流を流した場合、+Y側の複合リンク128a側の中間リンク120aが+Y向きに移動し、−Y側の複合リンク128b側の中間リンク120bが−Y向きに移動して、可動体接続部材121が+X向きに移動する。
さらに、搖動用コイル131aに+Y向き、かつ左回りの電流を流し、搖動用コイル131bに+Y向き、かつ右回りの電流を流した場合、+Y側の複合リンク128a側の中間リンク120aが−Y向きに移動し、−Y側の複合リンク128b側の中間リンク120bが+Y向きに移動して、可動体接続部材121が−X向きに移動する。
このように、搖動用コイル131a,搖動用コイル131bを流れる電流の大きさや方向を適切に設定すれば、可動体接続部材121をZ軸と直角な任意の方向へ移動させることが可能となる。
以上、図7に示すように、駆動手段として搖動用永久磁石132a,132bと搖動用コイル131a,131bとが装着された支持機構100に、光軸方向をO軸方向とするレンズ204を搭載した可動体としてのレンズ駆動装置201を、O軸がZ軸と平行となるように支持機構100の可動体接続部材121に取付け、イメージセンサ203が取付けられた基板202を支持機構100の固定枠129に接続することにより、手振れ補正装置200を構成することができる。
すなわち、レンズ駆動装置201は、被写体の像がイメージセンサ203上に合焦するようにレンズ204をオートフォーカス動作させる装置であって、レンズ204をO軸方向(Z軸方向)に移動させることができる。また、手振れ補正装置200は、搖動用コイル131a,131bに通電することにより、支持機構100の可動体接続部材121に接続されたレンズ駆動装置201を、Z軸と直角な任意の方向に摩擦が生じることなく平行に搖動させることができる。従って、撮影時に手振れが生じた方向や大きさに対応した電流を搖動用コイル131a,131bに供給することにより、イメージセンサ203に生じる像のブレを軽減する方向にレンズ駆動装置201を平行に搖動させることができる。
なお、上記実施形態では、可動体接続部材121に取付ける可動体としてレンズ駆動装置201を例に説明したが、これに代えて、イメージセンサ203を搭載した基板202を可動体接続部材121に取付け、レンズ駆動装置201を固定枠129に取付け、固定枠129を図示しない固定基台に取付けて、イメージセンサ203を基板202とともに搖動させるようにしてもよい。
また、駆動手段として、上述した電磁的な駆動手段に代えて、+Y側の複合リンク128aに形成される関節軸106a〜111a,116a〜119aや−Y側の複合リンク128bに形成される関節軸106b〜109b,116b〜119bをEAPs(Electroactive Polymers)等の高分子よりなる人工筋肉等で形成し、人工筋肉を屈曲させることによって、可動体接続部材121を搖動させ、手振れ補正装置200を構成するようにしてもよい。
また、図8に示すように、手振れ補正装置200の他の構成としては、レンズ駆動装置201と図示されないイメージセンサが取付けられた基板202とから構成されるカメラモジュール205を可動体として可動体接続部材121に取付けることも可能である。
この場合も、レンズ204の光軸であるO軸方向がZ軸と平行となるように、カメラモジュール205を支持機構100の可動体接続部材121に取付け、固定枠129を図示しない固定基台に取付ける。また、図7の例と同様に、搖動用永久磁石132a,132bと、搖動用コイル131a,131bとからなる電磁的な駆動手段が装着され、撮影時の手振れの方向や大きさに対応する電流を搖動用コイル131a,131bに流せば、カメラモジュール205全体を手振れに抗する方向に搖動させて振れを軽減させる手振れ補正装置200とすることができる。
図9(a),(b)は、本発明に係る他の支持機構100Cを用いた手振れ補正装置200Bを示す図である。
図9(a)に示すように、この支持機構100Cは、Z軸方向が開口した四角枠状の可動体接続部材121よりも外側に位置し、Z軸と平行な軸周りに90度回転した位置にそれぞれ配設された支持機構100aと支持機構100bとが組み合わされる。つまり、本実施形態の支持機構100Cは、二対の複合リンクを有する点で上記実施形態と異なる。
この支持機構100Cは、X1Y1Z三次元直交座標系において、長破線の枠線で囲んで示す支持機構100aがZ軸方向に開口し、四角枠状をなす可動体接続部材121のY1軸方向に取り付けられるとともに、Z軸と平行な軸周りに90度回転したX2Y2Z三次元直交座標系において、短破線の枠線で囲んで示す支持機構100bが可動体接続部材121のY2軸方向に取り付けられる。すなわち、Y1側の支持機構100aまたはY2側の支持機構100bは、Z軸と平行なO軸の軸周りに90度回転した構造を有し、それぞれ並列に接続される。また、懸架用磁石133は、Z軸方向に開口し、四角枠状をなす固定枠129の4つの枠片外壁の中央部にそれぞれ取り付けられている。
また、本例において可動体接続部材121には、光軸方向をO軸とするレンズ204が搭載され、O軸方向にオートフォーカス移動させるレンズ駆動装置201と、図示しないイメージセンサとが取付けられたカメラモジュール205が接続されている。すなわち、カメラモジュール205に取付けられたレンズ駆動装置201は、O軸がZ軸と平行になるように向けられて、可動体接続部材121の内壁側に挿入された状態で保持される。固定枠129は、図示しない固定基台に固定される。
図9(b)は、レンズ駆動装置201等の構成部材を取り去った時の斜視図である。同図に示すように、このレンズ駆動装置201の内側には、直方体状のオートフォーカス用永久磁石206が、図9(a)に示すレンズ204の外径側にZ軸と平行な軸周りに90度間隔で配設される。各オートフォーカス用永久磁石206は、固定枠129に取付けられたそれぞれの懸架用磁石133に対し、Y1軸方向又はY2軸方向に空隙を隔てて対向している。
ここで、+Y1側に配設されたオートフォーカス用永久磁石206と懸架用磁石133とは、+Y1方向に着磁されて、同一の極性を持つ磁極面が互いに対向している。同様に−Y1側に配設されたオートフォーカス用永久磁石206と懸架用磁石133とは、+Y1方向に着磁されて、同一の極性を持つ磁極面が互いに対向している。さらに、+Y2側に配設されたオートフォーカス用永久磁石206と懸架用磁石133とは、+Y2方向に着磁されて、同一の極性を持つ磁極面が互いに対向している。また、−Y2側に配設されたオートフォーカス用永久磁石206と懸架用磁石133とは、+Y2方向に着磁されて、同一の極性を持つ磁極が互いに対向している。
このように、手振れ補正装置200Bによれば、Z軸と平行な軸周りに90度間隔で配設されたオートフォーカス用永久磁石206に対して、同一の極性を持つ磁極面が対向するように懸架用磁石133が配置されているので、オートフォーカス用永久磁石206がZ軸と直交する4方向から中心に向けた反発力を懸架用磁石133から受けた状態である。そして、カメラモジュール205は、懸架用磁石133からの反発力を受けた状態の下、支持機構100Cに懸架されることになる。このため、カメラモジュール205は、オートフォーカス用永久磁石206と懸架用磁石133との間隔が狭まった時に反発力が強まり、広がった時に反発力が弱まるので、固定枠129の枠の中心を向いた復元力が常に付勢された状態で懸架される。すなわち、カメラモジュール205は、自由な状態で懸架される。
このようにカメラモジュール205を自由な状態で懸架した手振れ補正装置200Bに手振れが生じると、固定枠129は手振れによってZ軸と直交する方向へ移動するが、支持機構100Cに懸架されたカメラモジュール205は慣性により被写体に対して相対的に静止した状態を維持することができ、手振れ補正装置200Bに生じる手振れが収まるとカメラモジュール205は固定枠129の中心に復帰する。すなわち、手振れが継続している間は、固定枠129だけが揺れ、可動体接続部材121に接続されたカメラモジュール205は慣性により静止した状態とすることができる。
このようにして、手振れ補正装置200Bは駆動手段を用いることなく、簡易的な機構により手振れ補正を行うことができる。
図10は、本実施の形態2に係る支持機構を示す斜視図である。
この支持機構100Dは、図1〜図3で示した構成部材と同様に、+Y側の複合リンク128aと、−Y側の複合リンク128bと、Z軸方向に開口する四角枠状の固定枠129と、固定枠129の内周側に設けられる四角柱状の可動体接続部材121Aと、外側出力リンク102aと内側固定リンク112aとを接続する+Y側の複合リンク128a側の中間リンク120cと、外側出力リンク102bと内側固定リンク112bとを接続する−Y側の複合リンク128b側の中間リンク120dと、中間リンク120c(外側出力リンク102a及び内側固定リンク112a)及び中間リンク120d(外側出力リンク102b及び内側固定リンク112b)を繋ぐ平板状の+X側の規制リンク122と、中間リンク120c(外側出力リンク102a及び内側固定リンク112a)及び中間リンク120d(外側出力リンク102b及び内側固定リンク112b)を繋ぐ平板状の−X側の規制リンク123とを備える。
本実施の形態2に係る支持機構100Dにおける+Y側の複合リンク128a及び−Y側の複合リンク128bと、実施の形態1における+Y側の複合リンク128a及び−Y側の複合リンク128bとでは、基本構造が同様であり、可動体接続部材121Aが中実である点、及び中間リンク120c,120dが+X側及び−X側に延長されている点で相違する。なお、実施の形態1と実施の形態2とにおける+Y側の複合リンク128a及び−Y側の複合リンク128bは、ほとんど同様の構成であるため、説明を省略する。
+Y側の複合リンク128aの中間リンク120cと、−Y側の複合リンク128bの中間リンク120dとは、ともに可動体接続部材121AのX軸方向の幅を超える長さに延長する。+X側において、中間リンク120cは、+X側の規制リンク122の一端側が、切欠きを有するヒンジよりなり、Z軸方向に延長する関節軸124を介して連結される。中間リンク120dは、+X側の規制リンク122の他端側が、切欠きを有するヒンジよりなり、Z軸方向に延長する関節軸125を介して連結される。
また、−X側において、中間リンク120cは、−X側の規制リンク123の一端側が、切欠きを有するヒンジよりなり、Z軸方向に延長する関節軸126を介して連結される。中間リンク120dは、−X側の規制リンク123の他端側が、切欠きを有するヒンジよりなり、Z軸方向に延長する関節軸127を介して連結される。
そして、図11に示すように、中間リンク120cと、中間リンク120dと、+X側の規制リンク122と、−X側の規制リンク123と、関節軸124〜127とにより、変位規制平行リンク130が形成される。すなわち、関節軸124と関節軸125と関節軸127と関節軸126とを順に繋ぐ四辺形は平行四辺形をなし、+X側の規制リンク122と−X側の規制リンク123とは、互いに連動してZ軸と平行な軸周りに回転可能となっている。
従って、この支持機構100Dは、規制リンク122により可動体接続部材121Aが移動するときに、関節軸124と関節軸125との距離を一定に保つことができる。これにより、この支持機構100Dは、+Y側の複合リンク128a及び−Y側の複合リンク128bが可動体接続部材121Aの移動可能域をZ軸方向と直角な平面内に規制し、変位規制平行リンク130が可動体接続部材121Aの移動可能域をY軸方向だけに規制することができる。
このとき、支持機構100Dは、可動体接続部材121AにZ軸と平行な軸周りの回転トルクが作用しても、可動体接続部材121AがZ軸と平行な軸周りに回転することがない。また、可動体接続部材121AにZ軸方向の力が加わっても、+Y側の複合リンク128aと−Y側の複合リンク128bとにより両側から均衡を保って支持されているので、Z軸と直角な軸周りに回転して傾いたり、Z軸方向にずれたりすることがない。
よって、支持機構100Dは、摩擦が生じることなく、可動体接続部材121AをY軸方向へのみ正確に平行移動可能に支持することができ、Z軸と平行な軸周り及び直角な軸周りに回転することがない。
なお、図10,11に示す形態においては、規制リンク123を省略して、片方の規制リンク122だけを関節軸124,125を介して中間リンク120cと中間リンク120dとを連結するようにしてもよい。また、規制リンク123と規制リンク122とを並列に連結する等、複数で並列に連結すれば、中間リンク120cと中間リンク120dとの間隔の変化が安定化する。また、変位規制平行リンク130において、関節軸124と関節軸125とがなす平面の法線+n5の向きは、Z軸と直角をなすこと以外に制約はない。
また、支持機構100Dは、図3に示した支持機構100と同様に、必要に応じて、内側固定リンク112a,112bと、外側固定リンク101a,101bとを並列に連結する能動リンク103a,103b,104a,104b,105a,114a,114b,115a,115bを2以上に増やした連結構造とすることも可能である。
また、外側固定リンク101a側の関節軸106a及び関節軸108aがなす平面と、内側固定リンク112a側の関節軸116a及び関節軸118aがなす平面と、外側固定リンク101b側の関節軸106b及び関節軸108bがなす平面と、内側固定リンク112b側の関節軸116b及び関節軸118bがなす平面とは互いに平行でなくてもよい。
さらに、それぞれの外向き法線+n1と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n2と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n3と+X軸とのなす角度の大きさ、外向き法線+n4と+X軸とのなす角度の大きさは、いずれも互いに同じである必要はなく、必要に応じて異なる大きさとしてもよい。
図12は、この支持機構100Dの固定枠129を図示しない固定基台に固定し、可動体接続部材121Aを移動させたときの可動体接続部材121A上の点S(図10参照)の移動軌跡を測定した実験結果を示すグラフである。
測定に使用する支持機構100Dは、図10における+Y側の複合リンク128a及び−Y側の複合リンク128bであり、各複合リンク128a,128bの能動リンク長は以下のとおりである。すなわち、関節軸106aと関節軸107aとの間隔、関節軸108aと関節軸109aとの間隔、関節軸116aと関節軸117aとの間隔、関節軸118aと関節軸119aとの間隔、関節軸106bと関節軸107bとの間隔、関節軸108bと関節軸109bとの間隔、関節軸116bと関節軸117bとの間隔、及び関節軸118bと関節軸119bとの間隔を、それぞれ1ミリメートルとした。また、関節軸124と関節軸125との間隔である規制リンク長を5ミリメートルとした。
また、外向き法線+n1が+X軸に対して+Y側に70度傾斜し、外向き法線+n2が+X軸に対して−Y側に70度傾斜し、外向き法線+n3が+X軸に対して−Y側に70度傾斜し、外向き法線+n4が+X軸に対して+Y側に70度傾斜する位置を初期位置とし、可動体接続部材121Aに外力が加わらないときの位置となるようにした。そして、関節軸124と関節軸125とがなす平面の法線+n5がX軸と平行となるように+Y側の複合リンク128aと、−Y側の複合リンク128bと、変位規制平行リンク130とを組み立て、外向き法線+n1が+Xの向きから+Y側に55度〜85度の範囲で傾斜変化するように第1の外側能動リンク103aを回転させて、可動体接続部材121A上の点Sの移動軌跡を測定した。
その結果、図12に示すように、可動体接続部材121Aの移動は、初期位置を移動の起点としてY軸方向(+Y軸方向及び−Y軸方向)にそれぞれ約500マイクロメートル程度であるのに対して、X軸方向への移動は0.6マイクロメートル以下に抑制されていることがわかった。また、規制リンク長を長くすれば、X軸方向への移動をさらに小さく抑制することができ、例えば規制リンク長を10ミリメートルにしたときは、Y軸方向(+Y軸方向及び−Y軸方向)への移動が約500マイクロメートルであるのに対して、X軸方向への移動が0.3マイクロメートル以下となった。
このように、支持機構100Dは、中間リンク120c,120d間に規制リンク122を連結することにより、可動体接続部材121AがZ軸と平行な軸周り及びZ軸と直角な軸周りに回転することがない。よって、支持機構100Dは、摩擦が生じることなく、可動体接続部材121AをY軸方向へのみ正確に平行移動可能に支持することができ、Z軸と平行な軸周り及び直角な軸周りに回転することがない。
図13(a),(b)は、本発明の実施の形態2に基づく支持機構100Dを用いたレンズ駆動装置136を示す図である。図13(a),(b)に示すように、レンズ駆動装置136は、レンズ204と、可動体としてのレンズホルダー207と、オートフォーカス用コイル208と、オートフォーカス用永久磁石134と、磁気ヨーク135と、支持機構100Dとからなる。レンズ204は、レンズホルダー207に搭載されて光軸方向であるO軸がY軸と平行をなす。
図13(b)に分解斜視図として示すように、レンズホルダー207はY軸方向に円形に開口する直方体形状をなし、レンズ204を開口部の内側に保持する。レンズホルダー207のY軸周りの外周にはオートフォーカス用コイル208が巻回される。
支持機構100Dはレンズホルダー207の+Z側と−Z側とに配設され、+Z側に配設された支持機構100Dにおける可動体接続部材121Aの−Z側の面にレンズホルダー207の+Z側の側面が接続され、−Z側に配設された支持機構100Dにおける可動体接続部材121Aの+Z側の面にレンズホルダー207の−Z側の側面が接続され、両側の支持機構100Dの固定枠129は図示しない固定基台に接続される。
オートフォーカス用永久磁石134は、X軸方向に磁極面を有して四角柱状をなす。磁気ヨーク135は、U字形をなすように折り曲げられる。
磁気ヨーク135は、対向する板面の一方が外側ヨーク片135bとして形成され、その内側にオートフォーカス用永久磁石134の一方の磁極面が固定される。また、磁気ヨーク135は、他方の板面が内側ヨーク片135aとして形成され、当該内側ヨーク片135aとオートフォーカス用永久磁石134の他方の磁極面とが空隙を隔てて対向する。外側ヨーク片135bと内側ヨーク片135aとは、オートフォーカス用永久磁石134の+Y側においてX軸方向に延長する板状の接続ヨーク片135cにより接続されている。
オートフォーカス用永久磁石134が取り付けられた磁気ヨーク135は、レンズホルダー207の+X側と−X側とに配設され、レンズホルダー207の+X側及び−X側の両側の側面と、オートフォーカス用コイル208の内周側面との間に形成された空隙部207aに内側ヨーク片135aが+Y側から挿入されて、磁気ヨーク135が固定基台側に接続される。このとき、挿入された内側ヨーク片135aは、レンズホルダー207とオートフォーカス用コイル208とのそれぞれに対して非接触で挿入される。
なお、+X側と−X側とに配設されたオートフォーカス用永久磁石134のオートフォーカス用コイル208に対向する磁極面は同一の極性となるようにする。
そして、オートフォーカス用コイル208に通電すれば、オートフォーカス用永久磁石134との電磁的相互作用により、オートフォーカス用コイル208には+Y向きのローレンツ力が発生して、レンズホルダー207を+Y向きに移動させることができる。
このように、レンズホルダー207を支持機構100Dにより支持したレンズ駆動装置136は、レンズホルダー207に不要な方向への変位や回転が生じることがない。よって、摩擦が生じることなく、レンズホルダー207をY軸方向へ正確に平行移動させることができる。
また、駆動手段として、オートフォーカス用永久磁石134とオートフォーカス用コイル208とによる電磁的な駆動手段に代えて、+Y側の複合リンク128aに形成される関節軸106a〜111a,116a〜1お19aや−Y側の複合リンク128bに形成される関節軸106b〜109b,116b〜119bを人工筋肉等により形成し、人工筋肉を屈曲させることによって、可動体接続部材121Aを移動させるレンズ駆動装置136を構成するようにしてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
101a,101b 外側固定リンク、
102a,102b 外側出力リンク、
103a,103b 第1の外側能動リンク、
104a,104b 第2の外側能動リンク、
106a〜109a,106b〜109b 関節軸、
112a,112b 内側固定リンク、
113a,113b 内側出力リンク、
114a,114b 第1の内側能動リンク、
115a,115b 第2の内側能動リンク、
116a〜119a,116b〜119b 関節軸、
122 +X側の規制リンク、
123 −X側の規制リンク、
128a +Y側の複合リンク、
128b −Y側の複合リンク、
130 変位規制平行リンク。

Claims (3)

  1. XYZ三次元直交座標系において、一対以上の複合リンクを有する可動体の支持機構であって、
    前記複合リンクは、
    共にZ軸方向に延長する関節軸と、
    外側固定リンク、外側出力リンク、及び+X側から−X側に向けて並ぶ第1〜第M(Mは2以上の整数)の外側能動リンクを備えた外側平行リンクと、
    内側固定リンク、内側出力リンク、及び+X側から−X側に向けて並ぶ第1〜第N(Nは2以上の整数)の内側能動リンクを備えた内側平行リンクと、を備え、
    前記外側平行リンク及び前記内側平行リンクは、前記外側出力リンクと前記内側固定リンクとにより接続され、
    前記複合リンクは、前記内側出力リンクが+Y側及び−Y側において互いに対向するように複数配置されたことを特徴とする可動体の支持機構。
  2. 前記一対以上の複合リンクにおいて、
    前記第1の外側能動リンクの両側の関節軸がなす平面の外向き法線が、+X軸に対して+Y側または−Y側のいずれか一方の向きに鋭角傾斜し、
    前記第1の内側能動リンクの両側の関節軸がなす平面の外向き法線が、+X軸に対して+Y側または−Y側の他方の向きに鋭角傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の可動体の支持機構。
  3. +Y側の外側出力リンクと、−Y側の外側出力リンクと、規制リンクとがZ軸方向に延長する関節軸を介して直列に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可動体の支持機構。
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