JP2015021286A - 擁壁の連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面方向に過剰な土圧が掛かった場合にでも、ハニカム擁壁とその背面に敷設されるジオグリッドとの連結が維持されるハニカム擁壁とジオグリッドの連結方法及びその連結具を提供する。【解決手段】ハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層7を有し、当該ハニカム構造体層7の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッド6を有するジオグリッド・ハニカム擁壁であって、当該ジオグリッド6の壁面側端部は積層されたハニカム構造体に挟まれており(以下、「ジオグリッド狭まれ部」という)、当該ジオグリッド狭まれ部には、当該ジオグリッド6を貫き、当該ジオグリッド6のすぐ下に接するハニカム構造体とのすぐ上に接するハニカム構造体に貫入する当該ハニカム構造体層7に略垂直な杭状の縦杭材11を有するジオグリッド・ハニカム擁壁。【選択図】図5

Description

本発明は、ハニカム状立体補強材を展帳して充填材を充填し積層させたハニカム擁壁とジオテキスタイルとを組み合わせたジオグリッド・ハニカム擁壁に関する。
従来より板状または網状の高分子材料をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材は知られており、このハニカム状立体補強材は土砂・砕石等を充填して(以下、ハニカム状立体補強材に土砂・砕石等を充填した構造体を「ハニカム構造体」と記す)地盤の補強材、道路の路盤材、歩道の基礎材、架設道路、擁壁の資材に利用されてきた。
さらに、ハニカム構造体を一定の高さまで複数層に積層し擁壁として使用した構造体(以下、「ハニカム擁壁」と記す)もよく知られている(特許文献1、非特許文献1の119ページ)。また、下部のハニカム構造体層に対して、その上に載せるハニカム構造体層を下部よりも地山側に後退させることにより、階段状にハニカム構造体層を形成して階段状の法面を作ることができる。その際、後退幅を調節することにより、構築する法面の勾配を調整することができる。
また、ハニカム擁壁と地山との結合関係を強化してハニカム擁壁の安定化を強化する方策として、ハニカム擁壁とジオグリッドを併用する方式も検討されてきた。非特許文献2の119ページ「図−4.9ジオシンセティックを用いる方法(o)」では、ハニカム擁壁を構成するハニカム構造体層間にジオグリッドを挟み込んで連結し、当該ジオグリッドを地山に食い込ませることによるアンカー効果及び背面土圧の一部を当該ジオグリッドが分担することによる土圧軽減効果でハニカム擁壁を安定させる方式が開示されている。
ハニカム擁壁とジオグリッドを併用する方式について、同様の方法が特許文献2においても記載されている。特許文献2において、
「壁面材を積層させて擁壁を形成し、該擁壁により土壁を補強する補強土壁工法であって、前記壁面材は、複数の略帯状をなす帯部材が所定間隔毎に接合されて形成され、該帯部材同士の非接合部位が互いに離間されることで土砂を拘束する土砂拘束部を形成できるジオセルで構成され、積層される該ジオセルの間に、略格子状をなすシート部材で形成されたジオグリッドの前部側を挟み込むとともに、該ジオグリッドの後部側を盛土内に埋設して前記擁壁を形成することを特徴としている」
と記載されているが、非特許文献2の方法と実質的には同じである。
実用新案第2582267号公報 特開2012−167508号公報 「基礎工 1996年12月号」 総合土木研究所刊 119ページ 地盤工学会編 「補強土入門」社団法人地盤工学会 1999年
非特許文献2及び特許文献2のハニカム構造体(ジオセル)とジオグリッドよりなる擁壁は、ハニカム擁壁を構成する各ハニカム構造体層間に背面に敷設するジオグリッドの前部側(壁面部側)を挟み込むだけで構成されており、ハニカム構造体とジオグリッドとの間の一体性が充分ではない。すなわち、ハニカム擁壁と背面のジオグリッドとはジオグリッドの上に載置されるハニカム構造体層の自重とハニカム構造体の充填材からなる摩擦力に依存しており、ハニカム構造体とジオグリッドの連結は充分ではない。またハニカム擁壁の壁面方向に過剰な力が掛かった場合、背面のジオグリッドが抜けてしまう恐れがあった。
本発明の目的は、壁面方向に過剰な土圧が掛かった場合にでも、ハニカム擁壁とその背面に敷設されるジオグリッドとの連結が維持されるハニカム擁壁とジオグリッドの連結方法及びその連結具を提供することである。
本発明者は、ジオグリッド・ハニカム擁壁のジオグリッドとハニカム構造体の連結に、ジオグリッド壁面側端部に横棒材を付し、横棒材を付したジオグリッドをハニカム構造体に挟み、上下のハニカム構造体に貫入して、ハニカム構造体層間に挟まれたジオグリッドを貫く全長を構成する杭部と全長の半分より上にあり当該杭部より幅広な頭部とからなる縦杭材を付することにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
請求項1記載の発明は、
壁面部に板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層を有し、当該ハニカム構造体層の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッドを有するジオグリッド・ハニカム擁壁であって、
当該ジオグリッドの壁面側端部は積層されたハニカム構造体に挟まれており(以下、「ジオグリッド狭まれ部」という)、
当該ジオグリッド狭まれ部には、当該ジオグリッドを貫き、当該ジオグリッドのすぐ下に接するハニカム構造体とのすぐ上に接するハニカム構造体に貫入する当該ハニカム構造体層に略垂直な杭状の縦杭材を有するジオグリッド・ハニカム擁壁である。
本発明は、ジオグリッド・ハニカム擁壁の積層されたハニカム構造体とハニカム構造体層に挟まれるジオグリッド壁面側端部とを連結することと、ジオグリッドと当該ジオグリッドを挟む上下のハニカム構造体とにまたがる縦杭材を付することを発明の要旨としている。
請求項2記載の発明は、
前記ジオグリッド狭まれ部が、前記ジオグリッド壁面側端部付近にジオグリッド壁面側端部と略平行に横棒材を配し、かつ当該横棒材の縁を支点にして当該ジオグリッド端部を背面(地山側)に折り込まれ、
当該横棒材よりも背面(地山側)に前記縦杭材を配する請求項1記載のジオグリッド・ハニカム擁壁である。
ジオグリッド壁面側端部に直接縦杭材が接すると、ジオグリッドの一点に応力が集中し、ジオグリッドが破断する恐れがある。そこで、ジオグリッドと縦杭材の間に緩衝材として横棒材を挟むことで、ジオグリッドへの応力の一点集中を防止することができる。
請求項3記載の発明は、
前記ハニカム状立体補強材の前記ジオグリッド狭まれ部と隣接する部分のストリップ材の幅が、当該ハニカム状立体補強材のストリップ材の幅よりも当該ジオグリッド狭まれ部の厚み分だけ小さい請求項1または2のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁である。
ジオグリッド挟まれ部と接する部分のハニカム構造体の高さは、ジオグリッド挟まれ部の厚さ分だけ低くしておかないと、ハニカム構造体の背面部分がジオグリッド挟まれ部の厚み分だけ段差が生じてしまう。そこで、ジオグリッド挟まれ部と接する部分のハニカム状立体補強材のストリップ材の幅をジオグリッド狭まれ部の厚み分だけ小さくしておくと良い。
請求項4記載の発明は、
前記縦杭材が、当該縦杭材の全長を構成する杭部と、当該縦杭材の全長の半分より上にあり、当該杭部より幅広な頭部を有する縦杭材である請求項1から3のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁である。
請求項5記載の発明は、
前記縦杭材の頭部が、円筒状または平板状である請求項1から4のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁である。
縦杭材は、全長を構成する杭部と、全長の半分より上にあり当該杭部より幅広な頭部とからなる。縦杭材の上半分は上のハニカム構造体層、下半分は下のハニカム構造体層に貫入する。縦杭材の下半分はすでに充填材が充填された後のハニカム構造体に貫入させるために杭状が好適であり、一方、縦杭材の上半分は施工時には充填材が充填されていないハニカム状立体補強材を上から重ねるだけであるため、杭部より幅広でも問題はない。縦杭材の上半分を杭部より幅広にする理由は、土圧をなるべく大きく受け止めるためである。なお、頭部の形状は、円筒状または平板状が好適である。
請求項6記載の発明は、
前記ジオグリッド・ハニカム擁壁が、少なくとも3層のハニカム構造体層を貫く杭を有するジオグリッド・ハニカム擁壁である請求項1から5のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁である。
請求項7記載の発明は、
壁面部に板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層を有し、当該ハニカム構造体層の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッドを有するジオグリッド・ハニカム擁壁の構築方法であって、
ハニカム状立体補強材を展帳し、
当該展帳したハニカム補強材に充填材を充填してハニカム構造体を形成し、
ハニカム構造体の背面(地山側)に当該ハニカム構造体に一部重なるようにジオグリッドを敷設し、
当該ジオグリッド端部にジオグリッド端部と略平行に横棒材を配し、かつ当該横棒材を縁にして当該ジオグリッド端部を背面(地山側)に折り込み、
当該横棒材よりも背面(地山側)に、縦杭材を当該ハニカム構造体上に打ち込み
当該ハニカム構造体の上にハニカム構造体を設置する工程を有する請求項1から6のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁の構築方法である。
本発明により、壁面部のハニカム構造体層と背面部のジオグリッドとの一体性があり、背面からの土圧に強いジオグリッド・ハニカム擁壁を提供することができる。
ハニカム状立体補強材の展張前の斜視図である。 ハニカム状立体補強材を展張した際の斜視図である。 ジオグリッドの平面図である。 従来のジオグリッド・ハニカム擁壁の断面図である。 本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁の断面図である。 横棒材の斜視図である。 本発明に利用可能な縦杭材の一例を示した斜視図である。 ハニカム構造体とジオグリッドの連結部分の拡大断面図である。 ジオグリッドに横棒材を載置する際の斜視図である。 横棒材をジオグリッドでくるみながらハニカム構造体に載置し、その上から縦杭材を打ち込む際の斜視図である。 ハニカム構造体の上に横棒材をくるんだジオグリッドを載置して、縦杭材を設置した際の拡大断面図である。 ハニカム構造体の上に横棒材をくるんだジオグリッドを載置して、縦杭材を設置し、ハニカム状立体補強材を載置する際の断面図である。 本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁に長杭を付与した際の完成断面図である。 試験に使用した装置の平面図である。 試験に使用した装置の断面図である 試験に使用したハニカム状立体補強材の切り出す際の斜視図である。 試験に使用した縦杭材と横棒材の正面図である。 引っ張り試験の結果を示したグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
本発明は、壁面部に板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層を有し、当該ハニカム構造体層の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッドを有するジオグリッド・ハニカム擁壁であって、
当該ジオグリッドの壁面側端部は積層されたハニカム構造体に挟まれており(以下、「ジオグリッド狭まれ部」という)、
当該ジオグリッド狭まれ部には、当該ジオグリッドを貫き、当該ジオグリッドのすぐ下に接するハニカム構造体とのすぐ上に接するハニカム構造体に貫入する当該ハニカム構造体層に略垂直な杭状の縦杭材を有するジオグリッド・ハニカム擁壁である。
本発明は、ジオグリッド・ハニカム擁壁の積層されたハニカム構造体と、ハニカム構造体層に挟まれるジオグリッド壁面側端部とを連結することと、ジオグリッドと当該ジオグリッドを挟む上下のハニカム構造体とにまたがる縦杭材を付することを発明の要旨としているが、このような事例はこれまで知られていない。
以下、本発明に用いるハニカム状立体補強材を、図を用いて説明する。
図1は、ハニカム状立体補強材の展張前の斜視図である。ハニカム状立体補強材1は、複数枚ストリップ材2を一定間隔の結合部位4にて結合したものである。このハニカム状立体補強材1は展張方向aに展張してハニカム状のセル構造を形成する。
ハニカム状立体補強材に利用される素材は樹脂が好ましく、樹脂の中でも高密度ポリエチレンが好適である。
ストリップ材2にはセル内に溜まる水を排出するために孔3を設ける。孔の大きさや形状はどのようなものでもよい。孔の数は多い方が良いが、多すぎるとストリップ材の強度が低下するため、ストリップ材の面積の40%を越えない程度の数がよい。また孔の配置は直列でも千鳥配置でもよい。
図2は、図1で示したハニカム状立体補強材を展張した際の斜視図である。ハニカム状立体補強材1を展張すると、ハニカム状のセル5が形成される。一般的なハニカム状立体補強材の使用方法としては、ハニカム状立体補強材セル5内にセルの高さまで充填材を充填して締め固めを行うことにより、剛性のあるハニカム構造体を形成させる。当該ハニカム構造体を略水平に積み重ねて施工することにより、ハニカム擁壁を形成することができる。積み重ねの際に、法面側のハニカム構造体端部を積み重ねるたびに各層ごと後退させることによりステップを形成し、その後退の度合いに応じて様々な法面勾配を形成することができる。
以下、本発明に用いるジオグリッドを、図を用いて説明する。
図3は、本発明に用いるジオグリッドの平面図である。ジオグリッド6とは、「引張り部材を交点部で強固に結合あるいは一体とし、規則的な格子構造を持つ合成高分子等からなるシート」(国際ジオシンセティックス学会日本支部編「ジオシンセティックス入門」理工図書、2001年、34頁1行目)と説明される、樹脂のロッドがグリッド状に交叉している土木用の樹脂製シートである。図3のように縦横のロッドが規則正しく並んだものが代表的であるが、これに限定されず、縦横比が異なるもの、グリッドのマスが三角形のものなど様々な種類がある。また、ジオグリッドは、オレフィン樹脂製であるもの、ポリエステル樹脂やアラミド樹脂の芯材をオレフィン樹脂で被覆したものなど様々あるが、本発明ではどのジオグリッドにも適用可能である。ジオグリッドとして代表的なものとしては、トリグリッド(岡三リビック製)、テンサー(三井化学産資製)、アデム(前田工繊製)、セルフォース(旭化成ジオテック製)などがあげられるが、どれも本発明には適用可能である。
図4は、従来のジオグリッド・ハニカム擁壁の断面図である。図4の例示ではハニカム構造体の断面図で示すセル数が2セルの場合を例示したが、これに限定されずセル数はいくつでもよい。前記のハニカム構造体7を略水平に積み重ねて構築されるハニカム擁壁の背面(地山側)にジオグリッド6を付すことにより、より強固なハニカム擁壁を構築でき、このジオグリッドとハニカム構造体とからなる擁壁をジオグリッド・ハニカム擁壁と称する。ジオグリッド・ハニカム擁壁を構築する際には、ハニカム擁壁部分とジオグリッド部分とが連結している方が背面からの土圧に対して強くなるために、ハニカム擁壁を構成するハニカム構造体層の層間にジオグリッドの法面側端部を挟み込む(ハニカム構造体−ジオグリッド連結部分9)ことが行われていた。しかし、挟み込むだけではジオグリッド部で生じると想定される円弧すべり崩壊による引っ張り力に対して充分な力を発揮できない。本発明では、このハニカム構造体層とジオグリッド部の連結方法について検討し、課題を解決した。
図5は、本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁の断面図である。図5の例示ではハニカム構造体の断面図で示すセル数が2セルの場合を例示したが、これに限定されずセル数はいくつでもよい。本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁では、ハニカム構造体層の背面部端部とジオグリッドの法面部端部を連結させるために、ハニカム構造体−ジオグリッド連結部分9に横棒材10と縦杭材11を用いる。ジオグリッドの地山側端部には仮止め杭14を付すのが望ましい。
以下、本発明に用いる横棒材を、図を用いて説明する。
図6は、横棒材の斜視図である。図6では、扁平状で長方形断面を面取りした横棒材を例示した。横棒材10は、横に長い棒状のものである。断面形状は長方形に限らず、円、三角形、台形など、どのような形状でもよいが、ジオグリッドに接する面は平らであったほうが好適である。断面が長方形の棒状材の大きさは、断面部分においては縦5mm程度、横30mm〜100mm程度、長さは1m程度が好適である。材質は特には問わないが、軽くて耐腐食性の高い樹脂製がよく、なかでもオレフィン樹脂製が好適である。
以下、本発明に用いる縦杭材を、図を用いて説明する。
図7は、本発明に利用可能な縦杭材の一例を示した斜視図である。図7では、A〜Dまで4種類の縦杭材を例示したが、あくまでも例示であり、図7の例示に限定されない。縦杭材は、少なくとも杭部13を有している。縦杭材の上半分は上のハニカム構造体層、下半分は下のハニカム構造体層に貫入する。杭部は、図7Cのように直線上でなく、クランク状であってもよい。杭部の材質は強度の大きい金属製が望ましいが、強度が充分であれば樹脂製でもよい。
さらに縦杭材11は、全長を構成する杭部13と、全長の半分より上にあり当該杭部13より幅広な頭部12とからなることが望ましい。縦杭材11の下半分はすでに充填材が充填された後のハニカム構造体に貫入させるために杭状が好適であり、一方、縦杭材11の上半分は施工時には充填材が充填されていないハニカム状立体補強材1を上から重ねるだけであるため、杭部13より幅広でも問題はない。縦杭材11の上半分を杭部13より幅広にする理由は、土圧をなるべく大きく受け止めるためである。なお、頭部12の形状は、円筒状(図7B)または平板状(図7D)が好適である。頭部12の材質は特には問わないが、強度の大きい金属製が望ましいが、強度が充分であれば樹脂製でもよい。
ここで図7に例示した縦杭材11について説明する。図7Aは、異形鉄筋(杭部13)のみからなる縦杭材11である。図7Bは、異形鉄筋(杭部13)の上方に樹脂製円筒状の頭部12を付した縦杭材11である。図7Cは、丸綱(杭部13)をクランク状に曲げた縦杭材11(頭部なし)である。図7Dは、丸綱(杭部13)の上方に鋼製羽根状の頭部12を付した縦杭材11である。
図8は、ハニカム構造体とジオグリッドの連結部分の拡大断面図である。ハニカム構造体7を積層したハニカム構造体層に挟まれるように配置されるのは従来のハニカム・ジオグリッド擁壁と同じである。本発明ではジオグリッド6の壁面側端部に工夫がある。すなわち、横棒材10はジオグリッド6の壁面側端部によって巻き込まれており、横棒材の側面がエッジになるようにジオグリッド6の壁面側端部を背面側に折り返す構造をしている。ジオグリッド6が巻き込まれた横棒材10の背面側(地山側)に縦杭材11が配されている。縦杭材11の下半分はジオグリッド6の下にあるハニカム構造体7中にあり、また縦杭材11の上半分はジオグリッド6の上に載置するハニカム構造体7中にある。
横棒材10が付される理由は、ジオグリッド6にかかる応力集中を分散させるためである。仮に横棒材10がなく縦杭材11とジオグリッドが直接接していた場合、ハニカム擁壁が壁面側に引っ張られ、それに対してジオグリッドが背面側に抵抗する際に生じる引っ張り力が縦杭材11とジオグリッド6とが接する一点に集中して、ジオグリッド6が破断を起こす恐れがある。これに対して、縦杭材11とジオグリッド6との間に横棒材10を介した場合には、ジオグリッド6に係る力は一旦横棒材10に伝わり、横棒材10を介して縦杭材11に伝わることになり、ジオグリッド6の破断を抑止することができる。
また、縦杭材11の下半分が杭状で、上半分に頭部12を付している形状をしている理由は、施工時に下のハニカム構造体7にはすでに充填材が充填されているために、杭状にすることで打ち込みやすくするのに対して、施工する際には縦杭材11の上半分にハニカム状立体補強材1を被せるために、杭状である必要がなく、また一方で、縦杭材は面積が広い方が応力を受け止めることができるためである。
図9〜図12には、ジオグリッド・ハニカム擁壁におけるハニカム構造体層とジオグリッド部の連結方法について、施工手順を追って説明する。
図9は、ジオグリッドに横棒材を載置する際の斜視図である。本発明に使用する横棒材10は、ジオグリッド6の法面側端部よりやや背面側の箇所に載置される。
図10は、横棒材をジオグリッドでくるみながらハニカム構造体に載置し、その上から縦杭材を打ち込む際の斜視図である。
ジオグリッド6法面側端部は、横棒材10の載置箇所を支点にしてちょうど断面がU字状になるように、横棒材10をジオグリッド6法面側端部で覆い被せるように折り込む。横棒材10を包み込んだジオグリッド6法面側端部は、すでに設置されているハニカム構造体7の上に載置される。ジオグリッド6法面側端部をハニカム構造体7の上に載置後、横棒材10の背面側に縦杭材11を打ち込む。この際、縦杭材11は全長の半分程度の下半分をハニカム構造体7に差し込み、上半分は露出する状態にする。
図11は、ハニカム構造体の上に横棒材をくるんだジオグリッドを載置して、縦杭材を設置した際の拡大断面図である。
図11は、左側が法面側、右側が背面側(地山側)になり、本図はハニカム構造体7とジオグリッド6との連結部分を拡大した図である。ハニカム構造体7の上にジオグリッド6が載置されている。ジオグリッド6の法面側端部は横棒材10を巻き込みながら背面側に折り返されている。横棒材10の擁壁背面側の壁面に縦杭材11が接するように、折り込まれたジオグリッドと下部のハニカム構造体に載置されたジオグリッドの2層のジオグリッドを貫くように縦杭材11を打ち込む。縦杭材11は全高の半分程度の高さを残して、ハニカム構造体7に打ち込まれる。以上の構造により、ハニカム構造体7とジオグリッド6とは連結される。
図12は、ハニカム構造体の上に横棒材をくるんだジオグリッドを載置して、縦杭材を設置し、ハニカム状立体補強材を載置する際の断面図である。ハニカム構造体7の上にジオグリッド6を設置後、展帳したハニカム状立体補強材1をハニカム構造体7の上に載置する。その後、ハニカム状立体補強材1のセル内に充填材を充填し、ハニカム構造体層を作製する。
以下、上記の一連の作業を繰り返すことで、本発明のジオグリッド・ハニカム擁壁を構築する。
図13は、本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁に長杭を付与した際の完成断面図である。図13の例示ではハニカム構造体の断面図で示すセル数が4セルの場合を例示したが、これに限定されずセル数はいくつでもよい。図に示したように、必要に応じて、ハニカム構造体を3層以上貫くような長杭15を付与して、ハニカム・ジオグリッド擁壁の安定性を高めることも可能である。
以下に実施例、比較例を挙げて説明する。
本発明のハニカム・ジオグリッド擁壁のハニカム構造体とジオグリッドの連結強度試験を実施した。実験は、土槽内にハニカム構造体層とジオグリッドとの連結部を構築し、試験体に一定の上載荷重を作用させた上で、ジオグリッドに引っ張り力を作用させて連結部を引っ張り、その際の引っ張り荷重と変位量を測定する方法で行われた。
図14には、試験に使用した装置の平面図を、図15には試験に使用した装置の断面図を示した。図16には、試験に使用したハニカム状立体補強材の切り出す際の斜視図を示した。
図14,図15に示すように、試験に用いられる土槽の内寸は奥行き1518mm、 幅300mm、高さ702mmである。土槽内にハニカム状立体補強材1の一部(幅1セル分、奥行き2セル分)であるハニカム試験体18を用いて積層し、その際に積層するハニカム試験体の間にジオグリッド6を挟み込んだ。
試験に使用したハニカム試験体は、図16に示すように、ハニカム状立体補強材1より一部分を切り取って使用した。切り取ったセルサイズは、幅1セル分、奥行き2セル分であり、具体的な寸法は幅320mm、奥行き576mm、高さ300mmである。
試験に使用したジオグリッドは、岡三リビック株式会社製のトリグリッド(登録商標)EXであり、製品基準強度は95kN/m、寸法は幅300mm、長さ3400mmである。試験に使用した盛土材は透水性能の高い川砂である。
以下、実施例の試験方法について説明する。
土槽内に高さ50mmに切断したハニカム試験体(50mm高)19を所定位置に設置し、ハニカム試験体(50mm高)19のセル内及びハニカム試験体(50mm高)19背面の土槽内に盛土材17を撒きだして50mm厚になるように人力で締め固めた。その上にハニカム擁壁の壁面勾配が1:0.5となる位置にハニカム試験体18を設置した。そして、ハニカム試験体18のセル内及びハニカム試験体18背面の土槽内に盛土材17を撒きだして150mm厚になるように人力で締め固め、この手順を2回繰り返して300mm高ハニカム試験体の高さのレベルまで盛土材17を充填した。その上にジオグリッド6を敷設してジオグリッドに横棒材10を巻き込み、ジオグリッドの両端を引き抜き装置16に接続し、横棒材10の背面に縦杭材11を縦杭材11の全高の半分程度まで下のハニカム試験体18に食い込むように設置した。
さらに前記ハニカム試験体層の上にハニカム擁壁の壁面勾配が1:0.5となるように次層のハニカム試験体18を設置し、ハニカム試験体18のセル内及びハニカム試験体18背面の土槽内に盛土材17を撒きだして150mm厚になるように人力で締め固め、この手順を2回繰り返して300mm高ハニカム試験体の高さのレベルまで盛土材17を充填した。さらに、当該ハニカム試験体層の上に高さ50mmに切断したハニカム試験体(50mm高)19を設置し、ハニカム試験体(50mm高)19のセル内及びハニカム試験体(50mm高)19背面の土槽内に盛土材17を撒きだして50mm厚になるように人力で締め固めた。
上記の手順で構築された試験体の最終形態は、下から1層目−ハニカム試験体(50mm高)、2層目−ハニカム試験体(300mm高)、3層目−ハニカム試験体(300mm高)、4層目−ハニカム試験体(50mm高)の計4層のハニカム擁壁が土槽内に構築されており、そして、2層目と3層目の間からジオグリッドが背面に設置され、当該ジオグリッド端部が引き抜き装置16に接続されている、という構成である。
上記の試験体の上にさらに合板19を載置し、合板19の上から上載荷重gを載荷した。上載荷重の大きさは12kN/mとし、土槽上には3.5kNの荷重を載荷した。この上載荷重は、単位体積重量18kN/mかつ壁面勾配が1:0.5の場合における壁面から1mの範囲内のジオグリッドに作用する鉛直荷重の値である。
ジオグリッドの引張試験は、引張荷重と引張装置における変位量を計測して記録し、
引張荷重の上昇が認められなくなるか変位量が180mmとなるまで引張荷重を2kN上昇させ1分間保持することを繰り返して実施した。
試験は充分な引張力を発揮する連結部材の構造を明らかにするために、異なる連結部材(縦杭材、横棒材)の形状や組み合わせで実施した。実施した縦杭材、横棒材の形状及び材質を図17及び表1に示した。
また各実施例、比較例の縦杭材と横棒材の組み合わせは表2に示した。
図17及び表1に記載の縦杭材と、図17及び表2に記載の横棒材を組み合わせて、実施例1〜6について引っ張り試験を実施した。また、横棒材のみで縦杭材を使わない比較例1についても引っ張り試験を実施した。
表3には各試験条件の縦杭材と横棒材の組み合わせ、および試験結果を示した。
また、図18には、各試験条件で引っ張り試験を実施した際の荷重Pと変位量δを示した。表3には、荷重Pの最大値(最大荷重)と、変位量δ(最大変位量)を示した。
荷重Pが大きければ大きいほど、変位量δが小さければ小さいほど、連結強度が高い。本試験によって、縦杭材の存在により、最大荷重が約2倍、最大変位量も約5分の4、改善されていることが確認された。
本発明の横棒材及び縦杭材を具備したジオグリッド・ハニカム擁壁を利用することで、より安定性の高いジオグリッド・ハニカム擁壁を提供することができる。
1 ハニカム状立体補強材
2 ストリップ材
3 孔
4 結合部位
5 セル
6 ジオグリッド
7 ハニカム構造体層
8 土のう
9 ハニカム構造体−ジオグリッド連結部分
10 横棒材
11 縦杭材
12 頭部
13 杭部
14 仮止杭
15 長杭
16 引き抜き装置
17 盛土材
18 ハニカム試験体
19 ハニカム試験体(50mm高)
20 合板
a 展張方向
b 載置方向
c 巻き込み方向
d 載置方向
e 打ち込み方向
f 載置方向
g 上載荷重
h 引き抜き方向

Claims (7)

  1. 壁面部に板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層を有し、当該ハニカム構造体層の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッドを有するジオグリッド・ハニカム擁壁であって、
    当該ジオグリッドの壁面側端部は積層されたハニカム構造体に挟まれており(以下、「ジオグリッド狭まれ部」という)、
    当該ジオグリッド狭まれ部には、当該ジオグリッドを貫き、当該ジオグリッドのすぐ下に接するハニカム構造体とのすぐ上に接するハニカム構造体に貫入する当該ハニカム構造体層に略垂直な杭状の縦杭材を有するジオグリッド・ハニカム擁壁。
  2. 前記ジオグリッド狭まれ部が、前記ジオグリッド壁面側端部付近にジオグリッド壁面側端部と略平行に横棒材を配し、かつ当該横棒材の縁を支点にして当該ジオグリッド端部を背面(地山側)に折り込まれ、
    当該横棒材よりも背面(地山側)に前記縦杭材を配する請求項1記載のジオグリッド・ハニカム擁壁。
  3. 前記ハニカム状立体補強材の前記ジオグリッド狭まれ部と隣接する部分のストリップ材の幅が、当該ハニカム状立体補強材のストリップ材の幅よりも当該ジオグリッド狭まれ部の厚み分だけ小さい請求項1または2のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁。
  4. 前記縦杭材が、当該縦杭材の全長を構成する杭部と、当該縦杭材の全長の半分より上にあり、当該杭部より幅広な頭部を有する縦杭材である請求項1から3のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁。
  5. 前記縦杭材の頭部が、円筒状または平板状である請求項1から4のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁。
  6. 前記ジオグリッド・ハニカム擁壁が、少なくとも3層のハニカム構造体層を貫く杭を有するジオグリッド・ハニカム擁壁である請求項1から5のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁。
  7. 壁面部に板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層したハニカム構造体層を有し、当該ハニカム構造体層の背面(地山側)に略水平に配したジオグリッドを有するジオグリッド・ハニカム擁壁の構築方法であって、
    ハニカム状立体補強材を展帳し、
    当該展帳したハニカム補強材に充填材を充填してハニカム構造体を形成し、
    ハニカム構造体の背面(地山側)に当該ハニカム構造体に一部重なるようにジオグリッドを敷設し、
    当該ジオグリッド端部にジオグリッド端部と略平行に横棒材を配し、かつ当該横棒材を縁にして当該ジオグリッド端部を背面(地山側)に折り込み、
    当該横棒材よりも背面(地山側)に、縦杭材を当該ハニカム構造体上に打ち込み
    当該ハニカム構造体の上にハニカム構造体を設置する工程を有する請求項1から6のいずれかに記載のジオグリッド・ハニカム擁壁の構築方法。
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