JP6418712B2 - ハニカム構造体及びハニカム擁壁 - Google Patents
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「壁面材を積層させて擁壁を形成し、該擁壁により土壁を補強する補強土壁工法であって、前記壁面材は、複数の略帯状をなす帯部材が所定間隔毎に接合されて形成され、該帯部材同士の非接合部位が互いに離間されることで土砂を拘束する土砂拘束部を形成できるジオセルで構成され、積層される該ジオセルの間に、略格子状をなすシート部材で形成されたジオグリッドの前部側を挟み込むとともに、該ジオグリッドの後部側を盛土内に埋設して前記擁壁を形成することを特徴としている」
と記載されているが、非特許文献2の方法と実質的には同じである。
板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の断面方向で一方のハニカム構造体の幅と他方のハニカム構造体の幅とがステップ部を境にして異なり、かつステップ部はハニカム構造体の上部または下部のいずれかにあるハニカム構造体である。
板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の断面方向で一方のハニカム構造体と他方のハニカム構造体の上辺及び下辺のレベルがズレ部を境にしてずれおり、かつズレ部を境に一方のハニカム構造体と他方のハニカム構造体の幅が略同じであるハニカム構造体である。
請求項1記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、前記ハニカム構造体のステップ部が上部にあるハニカム構造体(上ステップ)と、前記ハニカム構造体のステップ部が下部にあるハニカム構造体(下ステップ)とを交互に積層して構築されたハニカム擁壁である。
請求項2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、当該ハニカム擁壁の断面方向において、ズレ部を複数有するハニカム構造体からなるハニカム擁壁である。
請求項1または2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、当該ハニカム擁壁の断面方向において、前記積層されたハニカム構造体の各層が積層する積層面で段差構造を有するように積層されるハニカム擁壁である。
請求項1または2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、積層した2層以上のハニカム構造体を貫く杭を有する請求項5記載のハニカム擁壁である。
板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、当該ハニカム構造体の断面方向におけるハニカム構造体の積層面に段差を有するハニカム構造体を含むハニカム擁壁である。
第1の実施形態を説明するにあたり、まずその比較対象として従来型のハニカム状立体補強材及びハニカム構造体を説明する。
図1は、従来型のハニカム状立体補強材(3セル)の展張前の斜視図である。ハニカム状立体補強材1は、複数枚ストリップ材2を一定間隔の結合部位4にて結合したものである。このハニカム状立体補強材1は展張方向aに展張してハニカム状のセル構造を形成する。ハニカム状立体補強材に利用される素材は樹脂が好ましく、樹脂の中でも高密度ポリエチレンが好適である。
図7には、展張した本発明のハニカム状立体補強材(ステップ型)の断面図を示した。
図7の「1)2セル」は、ハニカム構造体の断面方向eのセル数が2セルの場合のハニカム状立体補強材を示しており、下段にハニカム状立体補強材(1上ステップ・2セル)1C、上段にハニカム状立体補強材(1下ステップ・2セル)1Dを図示した。
図7の「2)4セル」は、ハニカム構造体の断面方向eのセル数が4セルの場合のハニカム状立体補強材を示しており、下段にハニカム状立体補強材(1上ステップ・4セル)1E、上段にハニカム状立体補強材(1下ステップ・4セル)1Fを図示した。
次に第1の実施形態のハニカム擁壁に杭を付した例を以下に述べる。図11は、本発明のハニカム擁壁(勾配・ステップ型)に杭を用いた例の断面図である。図11では、ハニカム擁壁内の杭の配置について2パターン例示した。図11の1)は、長さ2セル分の杭をセル中央付近に配置した例を示し、また図11の2)では長さ2セル分の杭を一部隙間dの箇所に配置した例を示した。ハニカム擁壁内に付される杭はハニカム構造体を積層してハニカム擁壁を構築する際に積層作業と平行して積層されたハニカム構造体層の上部より打ち込まれる。
次に第2の実施形態のハニカム状立体補強材について以下に述べる。
図12には、第2の実施形態の展張した本発明のハニカム状立体補強材(ズレ型)の断面図を示した。
次に第2の実施形態のハニカム擁壁に杭を付した例を以下に述べる。図15は、本発明のハニカム擁壁(勾配・ズレ型)に杭を用いた例の断面図である。図15では、長さ2セル分の杭をセル中央付近に配置した例を示した。ハニカム擁壁内に付される杭はハニカム構造体を積層してハニカム擁壁を構築する際に積層作業と平行して積層されたハニカム構造体層の上部より打ち込まれる。なお、杭の打ち込み方、杭の長さ等は、第1の実施形態の杭の打ち込み方の施工手順(段落0063〜0066)に準ずるので省略した。
次に第3の実施形態のハニカム状立体補強材について以下に述べる。
図16には、第3の実施形態の展張した本発明のハニカム状立体補強材(階段型)の断面図を示した。
次に第3の実施形態のハニカム擁壁に杭を付した例を以下に述べる。図19は、本発明のハニカム擁壁(勾配・階段型)に杭を用いた例の断面図である。図19では、長さ2セル分の杭をセル中央付近に配置した例を示した。ハニカム擁壁内に付される杭はハニカム構造体を積層してハニカム擁壁を構築する際に積層作業と平行して積層されたハニカム構造体層の上部より打ち込まれる。杭の打ち込み方、杭の長さ等は、第1の実施形態の杭の打ち込み方の施工手順(段落0063〜0066)に準ずるので省略した。
1A ハニカム状立体補強材(フラット・2セル)
1B ハニカム状立体補強材(フラット・4セル)
1C ハニカム状立体補強材(1上ステップ・2セル)
1D ハニカム状立体補強材(1下ステップ・2セル)
1E ハニカム状立体補強材(1上ステップ・4セル)
1F ハニカム状立体補強材(1下ステップ・4セル)
1G ハニカム状立体補強材(1ズレ・2セル)
1H ハニカム状立体補強材(1ズレ・4セル)
1I ハニカム状立体補強材(3ズレ・4セル)
2 ストリップ材
3 孔
4 結合部位
5 セル
6 ハニカム構造体
6A ハニカム構造体(フラット・2セル)
6B ハニカム構造体(フラット・4セル)
6C ハニカム構造体(1上ステップ・2セル)
6D ハニカム構造体(1下ステップ・2セル)
6E ハニカム構造体(1上ステップ・4セル)
6F ハニカム構造体(1下ステップ・4セル)
6G ハニカム構造体(1ズレ・2セル)
6H ハニカム構造体(1ズレ・4セル)
6I ハニカム構造体(3ズレ・4セル)
7 積層面(フラット)
8 積層面(段差あり)
9 杭
10 ステップ部
11 ズレ部
a 展張方向
b 断面図の視線方向
c 載置方向
d 隙間
e 断面方向
X 地山側
Y 法面側
z 断面図断面
Claims (6)
- 板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の断面方向で一方のハニカム構造体の幅と他方のハニカム構造体の幅とがステップ部を境にして異なり、かつステップ部はハニカム構造体の上部または下部のいずれかにあるハニカム構造体。
- 板状または網状の高分子材料からなるストリップ材をはちの巣構造にしたハニカム状立体補強材に充填材を充填したハニカム構造体であって、当該ハニカム構造体の断面方向で一方のハニカム構造体と他方のハニカム構造体の上辺及び下辺のレベルがズレ部を境にしてずれおり、かつズレ部を境に一方のハニカム構造体と他方のハニカム構造体の幅が略同じであるハニカム構造体。
- 請求項1記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、前記ハニカム構造体のステップ部が上部にあるハニカム構造体(上ステップ)と、前記ハニカム構造体のステップ部が下部にあるハニカム構造体(下ステップ)とを交互に積層して構築されたハニカム擁壁。
- 請求項2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、当該ハニカム擁壁の断面方向において、ズレ部を複数有するハニカム構造体からなるハニカム擁壁。
- 請求項1または2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、当該ハニカム擁壁の断面方向において、前記積層されたハニカム構造体の各層が積層する積層面で段差構造を有するように積層されるハニカム擁壁。
- 請求項1または2記載のハニカム構造体を略水平に積層し構築するハニカム擁壁であって、積層した2層以上のハニカム構造体を貫く杭を有する請求項5記載のハニカム擁壁。
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