JP5984085B2 - 基礎構造及び基礎の構築方法 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の基礎構造は、建物の上部構造と連結される基礎本体と、前記基礎本体と地盤との間に設けられる透水層と、前記透水層から下方の地盤中に貫入して延びる複数の杭体と、前記杭体を前記基礎本体に連結する連結手段と、を備え、前記杭体は、該杭体の外面を形成するとともに透水性を有した袋と、該袋の内部に詰められた粒状物と、を備えて構成され、前記連結手段は、前記杭体の内部を上下方向に貫いて設けられる芯材と、該芯材の先端部を前記杭体の先端部に定着する先端定着材と、前記芯材の上端部を前記基礎本体に定着する上端定着材と、を有して構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の基礎構造は、請求項2に記載された基礎構造において、前記杭体における前記袋の内部に詰められる前記粒状物は、透水性を有した所定寸法の土嚢袋に該粒状物を詰めた第二土嚢材として構成され、該第二土嚢材を前記袋の内部に積層して前記杭体が構成されていることを特徴とする。
以下、本発明の第一実施形態にかかる基礎構造を、図1〜図3に基づいて説明する。本実施形態に係る基礎構造は、建物1の上部構造としての建物本体2を支持するものであって、建物1は、戸建住宅やアパート等に利用されるものである。建物本体2は、木造や軽量鉄骨造などの比較的小規模かつ軽量な2〜3階建てであって、図3に示すように、水平二方向であるX,Y方向に沿った矩形状かつ整形な平面形状を有している。建物1は、地盤G上に構築され、この地盤Gを地表GLから鉛直方向であるZ方向下方に掘削して、後述する基礎本体3、透水層4及び杭体5が構築される。
次に、本発明の第二実施形態にかかる基礎構造を、図8〜図10に基づいて説明する。本実施形態に係る基礎構造は、前記実施形態と比較して、杭体の構成と、杭体と基礎本体とが連結されている構造とが相違し、他の構成は略同一である。以下、相違点について詳しく説明する。本実施形態の基礎構造は、基礎本体3と、透水層4と、杭体7と、に加え、基礎本体3と杭体7とを連結する連結手段8をさらに備えて構成されている。
2 建物本体(上部構造)
3 基礎本体
4 透水層
4A 土嚢材
5,7 杭体
5A,7A 袋
5B 粒状物
6 砕石層
7B 第二土嚢材
8 連結手段
31 基礎立上り
32 基礎底版
41 第一透水層
42 第二透水層
71 土嚢袋
72 粒状物
81 芯材
82 先端定着材
83 上端定着材
Claims (7)
- 建物の上部構造と連結される基礎本体と、
前記基礎本体と地盤との間に設けられる透水層と、
前記透水層から下方の地盤中に貫入して延びる複数の杭体と、を備え、
前記杭体は、該杭体の外面を形成するとともに透水性を有した袋と、該袋の内部に詰められた粒状物と、を備えて構成され、
前記透水層の下面と前記地盤との間に砕石層が設けられ、前記透水層の下面位置にて前記杭体の袋が切断され、該切断位置まで前記粒状物が詰められていることを特徴とする基礎構造。 - 建物の上部構造と連結される基礎本体と、
前記基礎本体と地盤との間に設けられる透水層と、
前記透水層から下方の地盤中に貫入して延びる複数の杭体と、
前記杭体を前記基礎本体に連結する連結手段と、を備え、
前記杭体は、該杭体の外面を形成するとともに透水性を有した袋と、該袋の内部に詰められた粒状物と、を備えて構成され、
前記連結手段は、前記杭体の内部を上下方向に貫いて設けられる芯材と、該芯材の先端部を前記杭体の先端部に定着する先端定着材と、前記芯材の上端部を前記基礎本体に定着する上端定着材と、を有して構成されていることを特徴とする基礎構造。 - 前記杭体における前記袋の内部に詰められる前記粒状物は、透水性を有した所定寸法の土嚢袋に該粒状物を詰めた第二土嚢材として構成され、該第二土嚢材を前記袋の内部に積層して前記杭体が構成されていることを特徴とする請求項2に記載の基礎構造。
- 前記基礎本体は、前記上部構造の外周に沿って設けられる基礎立上りと、該基礎立上りの下端部と一体に連結される基礎底版と、を有して構成され、
前記透水層は、前記基礎底版の下面に沿って設けられる第一透水層と、前記基礎立上りの外側面に沿って設けられる第二透水層と、を有して構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の基礎構造。 - 前記第一及び第二の透水層がそれぞれ複数の土嚢材を積層して構成され、
前記土嚢材は、透水性を有した所定寸法の土嚢袋に粒状物を詰めて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の基礎構造。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の基礎構造に係る基礎の構築方法であって、
前記杭体の寸法に応じて地盤を掘削し、掘削した掘削孔に前記杭体の袋をセットし、セットした袋に前記粒状物を投入するとともに、投入した前記粒状物を所定高さごとに締め固め、該粒状物を前記透水層の下面位置まで詰めて前記杭体を構築し、
前記基礎本体及び前記透水層が構築される領域の地盤を掘削し、掘削して露出した前記杭体の袋を前記透水層の下面位置で切断し、複数の土嚢材を積層して前記透水層を形成してから、該透水層の上側に前記基礎本体を構築することを特徴とする基礎の構築方法。 - 請求項2又は3に記載の基礎構造に係る基礎の構築方法であって、
前記杭体の寸法に応じて地盤を掘削し、掘削した掘削孔に前記杭体の袋をセットし、セットした袋の内部に前記連結手段の芯材及び先端定着材を挿入するとともに、該袋の内部に前記粒状物を投入するか、又は、前記第二土嚢材を投入して前記杭体を構築し、
前記基礎本体及び前記透水層が構築される領域の地盤を掘削し、複数の土嚢材を積層して前記透水層を形成してから、該透水層の上側に前記基礎本体を構築し、構築した基礎本体に貫通させた前記芯材に前記上端定着材を固定して該基礎本体と前記杭体とを連結することを特徴とする基礎の構築方法。
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