JP2015017458A - 建設機械 - Google Patents

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Shuhei Noguchi
修平 野口
吉田 肇
Hajime Yoshida
肇 吉田
篤人 藤井
Atsuto Fujii
篤人 藤井
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Abstract

【課題】防振マウントの外筒部とエンジン側支持部材との衝突による異音の発生を抑制する。
【解決手段】第1の防振支持装置21は、フレーム側支持部材22と、エンジン側支持部材23と、フレーム側支持部材22とエンジン側支持部材23との間に設けられた防振マウント25により構成されている。エンジン側支持部材23には、上,下方向に貫通し上側防振マウント26の外周側が嵌合する防振マウント嵌合孔23Dと、防振マウント嵌合孔23Dの周囲に複数個の上側雌ボルト孔23Eを設けている。上側防振マウント26の上側外筒部29を防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させ、エンジン側支持部材23と上側外筒部29の上側フランジ部29Bとを当接させた状態で、上側フランジ部29Bに設けられた上側ボルト挿通孔29Cと上側雌ボルト孔23Eとに上側固定ボルト30を挿通する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば上部旋回体の旋回フレームに防振支持装置を介してエンジンを搭載した油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、該作業装置を作動させることによって土砂の掘削作業等を行うものである。
そして、このような油圧ショベルの上部旋回体は、支持構造体として形成された旋回フレームと、該旋回フレームの前部左側に設けられたキャブと、該キャブの後側に位置して旋回フレームに複数、例えば4個の防振支持装置を介して取付けられたエンジンと、該エンジンに取付けられた油圧ポンプと、これらエンジン、油圧ポンプ等を覆う外装カバーと、旋回フレームの後端部に取付けられたカウンタウエイトとによって大略構成されている。
また、旋回フレームにエンジンを支持する防振支持装置は、例えば、旋回フレーム側に設けられたフレーム側支持部材、エンジン側に設けられたエンジン側支持部材、フレーム側支持部材とエンジン側支持部材との間に設けられ旋回フレームに対しエンジンを弾性的に支持する防振マウント等により構成されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、このような防振支持装置により、油圧ショベルの走行時や作業時にエンジンの振動を抑制できるように構成している。
特開2004−74931号公報
ここで、上述した従来技術によれば、防振マウントは、旋回フレームやエンジンの振動を吸収するゴムブッシュと、該ゴムブッシュの外周側に嵌合する外筒部とにより構成している。そして、この外筒部をエンジン側支持部材に設けられた防振マウント嵌合孔に嵌め込むことにより、エンジンは防振マウントを介して旋回フレーム上に取付けられ、エンジンの振動をゴムブッシュに伝達させる構成としている。
この場合、外筒部とエンジン側支持部材との間には、わずかながら隙間が形成されることがある。このため、エンジンの振動に伴って外筒部とエンジン側支持部材とが衝突することにより、衝突音(異音)が発生する虞がある。特に、エンジンの揺動が大きい始動時や停止時は、この異音が発生し易くオペレータに不快感を与えるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、防振マウントの外筒部とエンジン側支持部材との衝突による異音の発生を抑制することができる建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載され旋回フレームを有する上部旋回体と、前記旋回フレームに複数の防振支持装置を介して取付けられるエンジンとを備え、前記防振支持装置は、前記旋回フレーム側に設けられるフレーム側支持部材と、前記エンジン側に設けられるエンジン側支持部材と、前記フレーム側支持部材と前記エンジン側支持部材との間に設けられ前記旋回フレームに対し前記エンジンを弾性的に支持する防振マウントとにより構成してなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記エンジン側支持部材には、上,下方向に貫通し前記防振マウントの外周側が嵌合する防振マウント嵌合孔と、該防振マウント嵌合孔の周囲に複数個の雌ボルト孔を設け、前記防振マウントは、前記旋回フレームおよび/または前記エンジンの振動を吸収するゴムブッシュと、該ゴムブッシュの外周側に嵌合される外筒部とからなり、前記外筒部は、内周側が前記ゴムブッシュの外周側に嵌合すると共に外周側が前記防振マウント嵌合孔に嵌合する嵌合部と、該嵌合部から前記ゴムブッシュの径方向外側に向けて突出し前記エンジン側支持部材に当接するフランジ部と、該フランジ部の上,下方向で貫通し前記エンジン側支持部材の雌ボルト孔に対応する位置に設けられた複数個のボルト挿通孔とにより構成し、前記防振マウントの外筒部を前記防振マウント嵌合孔に嵌合させ前記エンジン側支持部材と前記外筒部のフランジ部とを当接させた状態で前記ボルト挿通孔と前記雌ボルト孔とに固定ボルトを挿通することにより前記外筒部が前記エンジン側支持部材に対して固定される構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記防振マウントは、前記エンジン側支持部材の上面側に取付けられる上側防振マウントと、下端側が前記フレーム側支持部材の上面側に載置され上端側が前記エンジン側支持部材の下面側に取付けられる下側防振マウントとからなり、前記エンジン側支持部材の複数個の雌ボルト孔は、前記防振マウント嵌合孔を挟んで設けられた一対の上側雌ボルト孔と、該上側雌ボルト孔とは異なる位置で前記防振マウント嵌合孔を挟んで設けられた一対の下側雌ボルト孔とにより構成し、前記上側防振マウントは、前記一対の上側雌ボルト孔に上側固定ボルトを用いて固着され、前記下側防振マウントは、前記一対の下側雌ボルト孔に下側固定ボルトを用いて固着される構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、防振マウントの外筒部にフランジ部を形成し、このフランジ部とエンジン側支持部材とを固定ボルトで固定しているので、外筒部がエンジン側支持部材に対して移動するのを規制することができる。これにより、エンジンの振動等により、外筒部とエンジン側支持部材との衝突による衝突音の発生を抑制することができる。この結果、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、建設機械の信頼性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、防振マウントは、上側防振マウントと下側防振マウントとにより構成している。そして、上側防振マウントと下側防振マウントは、それぞれ別個にエンジン側支持部材に固定されるので、上側防振マウントと下側防振マウントとを同時に位置合わせする必要がない。これにより、簡単に上側防振マウントおよび下側防振マウントをエンジン側支持部材に固定することができる。また、上側防振マウントおよび下側防振マウントのいずれかを交換するときには、交換する側の固定ボルトのみを取外すことにより一方の交換作業を行うことができる。従って、防振マウントの取付けおよび取外し作業の作業性を向上させることができる。
また、上側防振マウントと下側防振マウントとは、異なる雌ボルト孔にそれぞれ固定ボルトを用いてエンジン側支持部材に固定しているので、各固定ボルトの長さ寸法を長く形成することができる。これにより、固定ボルトが緩むのを低減させることができるので、エンジンの振動等により、外筒部とエンジン側支持部材との衝突による衝突音の発生を抑制することができる。この結果、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、建設機械の信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す側面図である。 旋回フレームに防振支持装置を介してエンジン等を搭載した状態を示す平面図である。 旋回フレーム、第1,第3の防振支持装置、エンジン等を示す図2中の矢示III−III方向からみた拡大後面図である。 旋回フレーム、第1,第2の防振支持装置、エンジン等を示す図2中の矢示IV−IV方向からみた拡大右側面図である。 第1の防振支持装置等を上方から示す拡大断面図である。 第1の防振支持装置等を図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 旋回フレーム、第1の防振支持装置、エンジン等を示す拡大斜視図である。 旋回フレーム、第1の防振支持装置、エンジン等を示す分解斜視図である。 旋回フレーム、第3,第4の防振支持装置、エンジン等を示す図2中の矢示IX−IX方向からみた拡大左側面図である。 第3の防振支持装置等を拡大して示す拡大平面図である。 第3の防振支持装置等を図10中の矢示XI−XI方向からみた拡大断面図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、小型の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置4とにより大略構成されている。
ここで、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム8を有し、該旋回フレーム8上には運転室としてのキャブ5、外装カバー6、作動油タンク、燃料タンク(図示せず)およびカウンタウエイト7等が設けられている。そして、外装カバー6はキャブ5とカウンタウエイト7との間に位置し、後述のエンジン14、油圧ポンプ15等を収容する機械室を画成している。
8は支持構造体をなす旋回フレームで、該旋回フレーム8は、図2に示すように、後述するセンタフレーム9、左サイドフレーム10、右サイドフレーム12等によって大略構成されている。
9は旋回フレーム8の中央部分を構成するセンタフレームで、該センタフレーム9は、中央部に位置して設けられ、前,後方向に長尺なほぼ長円形状の厚板からなる底板9Aと、該底板9A上の右前側寄りに前,後方向に延びて立設され、作業装置4が俯仰動可能に取付けられる左,右の前縦板9Bと、該各前縦板9Bの後端部から左,右方向に延びるように底板9A上に立設された中間縦板9Cと、該中間縦板9Cから後側に延びるように底板9A上の後側寄りに左,右方向に離間して立設された左,右の後縦板9Dと、該各後縦板9D間の後部に位置して底板9A上に設けられたウエイト取付板9Eとによって大略構成されている。
10はセンタフレーム9の左側に設けられた左サイドフレームで、該左サイドフレーム10は、旋回フレーム8全体がほぼ円形状をなすように円弧状に湾曲して形成されている。そして、左サイドフレーム10は、張出しビーム11等を介してセンタフレーム9に取付けられている。
12はセンタフレーム9の右側に設けられた右サイドフレームで、該右サイドフレーム12は、左サイドフレーム10とほぼ同様に、円弧状に湾曲して形成されている。そして、右サイドフレーム12は、張出しビーム13等を介してセンタフレーム9に取付けられている。
14は旋回フレーム8の後部側に後述の防振支持装置21,38,53,70を介して取付けられたエンジンで、該エンジン14は、図2に示す如く、左,右方向に延在する横置き状態に配設されている。ここで、エンジン14は、箱型形状のクランクケース14A、該クランクケース14A上に設けられたシリンダ14B、クランクケース14Aの出力側に取付けられたフライホイールカバー14C等を備えている。
そして、これらクランクケース14A、シリンダ14B、フライホイールカバー14C等の内部には、クランク軸、該クランク軸に接続されたピストン、クランク軸の出力側に取付けられ、該クランク軸の回転を円滑にするフライホイール等が設けられている。また、エンジン14のうちシリンダ14Bを挟んでフライホイールカバー14Cと反対側には、後述の熱交換器16への送風を行う冷却ファン14Dが設けられている。
15はエンジン14に取付けられた油圧ポンプで、該油圧ポンプ15は、エンジン14によって回転駆動されることにより、作動油タンク(図示せず)内の作動油を圧油として吐出するものである。また、油圧ポンプ15は、フライホイールカバー14Cにボルト止めされている。
16はエンジン14に設けられた冷却ファン14Dの前面側(車体の左,右方向に関して右面側)に位置して旋回フレーム8上に配設されたラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器を示している。
次に、エンジン14を旋回フレーム8に4箇所位置で支持する防振支持装置21,38,53,70について説明する。
まず、エンジン14のうち車体の左,右方向に関して右側(熱交換器16側、例えば図2の上側)で前,後方向に関して後側(例えば図2の右側)を支持する第1の防振支持装置21について説明する。
この第1の防振支持装置21は、例えば図4ないし図8等に示すように、後述のフレーム側支持部材22と、エンジン側支持部材23と、防振マウント25とにより大略構成されている。
22は旋回フレーム8側に設けられたフレーム側支持部材で、該フレーム側支持部材22は、後述の防振マウント25を介して旋回フレーム8上にエンジン14を支持するものである。ここで、フレーム側支持部材22は、略直方体状のブロック体として形成され、上面22Aの略中央部には内周側に雌ねじが螺刻された締着ボルト孔22B(図6,図8参照)が設けられている。
そして、フレーム側支持部材22は、旋回フレーム8のウエイト取付板9Eの上面に溶接等により固定されている。この場合、フレーム側支持部材22の高さ寸法は、後述する第2の防振支持装置38のフレーム側支持部材39の高さ寸法よりもウエイト取付板9Eの厚さ分小さくしている。これにより、第1の防振支持装置21のフレーム側支持部材22の上面22Aと第2の防振支持装置38のフレーム側支持部材39の上面39Aとが同じ高さになるようにしている。
23はエンジン14側に設けられたエンジン側支持部材で、該エンジン側支持部材23は、後述の防振マウント25に対してエンジン14を取付けるものである。ここで、エンジン側支持部材23は、上,下方向に延びエンジン14のクランクケース14Aに4本のボルト24を用いて取付けられる略矩形の縦板23Aと、該縦板23Aの下端に溶接等により固定され水平方向に延びる略四角形状の横板23Bと、縦板23Aの左端側および右端側から後方に向けて延び、横板23Bを左,右方向で挟む略台形状の一対の補強板23Cとにより大略構成されている。
そして、横板23Bの略中央部には、後述の防振マウント25を嵌合する防振マウント嵌合孔23D(図8参照)が上面23B1から下面23B2に貫通して設けられている。また、横板23Bの防振マウント嵌合孔23Dの周囲には、雌ボルト孔としての2個の上側雌ボルト孔23Eと2個の下側雌ボルト孔23Fが上面23B1から下面23B2に貫通して設けられている。上側雌ボルト孔23Eと下側雌ボルト孔23Fには、後述の上側固定ボルト30、下側固定ボルト35が締着する。
上側雌ボルト孔23Eは、横板23Bの左,右方向の右側(熱交換器16側)かつ前側(縦板23A側)と、横板23Bの左,右方向の左側(油圧ポンプ15側)かつ後側(縦板23Aから離間した側)との2箇所に設けられている。一方、下側雌ボルト孔23Fは、横板23Bの左,右方向の右側かつ後側と、横板23Bの左,右方向の左側かつ前側との2箇所に設けられている。即ち、上側雌ボルト孔23Eは、防振マウント嵌合孔23Dを挟んだ2箇所に設けられ、下側雌ボルト孔23Fは、横板23B上で防振マウント嵌合孔23Dを中心として上側雌ボルト孔23Eを略90度回転させた位置に設けられている。
25はフレーム側支持部材22とエンジン側支持部材23との間に設けられた防振マウントで、該防振マウント25は、旋回フレーム8に対しエンジン14を弾性的に支持するものである。ここで、防振マウント25は、図4、図6等に示すように、エンジン側支持部材23の横板23Bの上面23B1側に取付けられる後述する上側防振マウント26と、エンジン側支持部材23の横板23Bの下面23B2側に取付けられる後述する下側防振マウント31とにより構成されている。
26は下端側がエンジン側支持部材23の横板23Bの上面23B1側に取付けられる上側防振マウントを示している。該上側防振マウント26は、後述する上側ゴムブッシュ27と、上側外筒部29とにより構成されている。
27は旋回フレーム8および/またはエンジン14の振動を吸収するゴムブッシュとしての上側ゴムブッシュを示している。該上側ゴムブッシュ27は、円環状に形成され、外周側には嵌合段部27Aが設けられ、内周側には上,下方向に貫通するボルト貫通孔27Bが設けられている。嵌合段部27Aには、例えば加硫接着により後述する上側外筒部29が嵌合した状態で固着される。また、ボルト貫通孔27Bには、例えば加硫接着により固着されたスリーブ28を介して後述する取付ボルト37が挿通される構成となっている。また、上側ゴムブッシュ27の上面27Cには、後述する押え板36が載置されている。
29は上側ゴムブッシュ27の外周側に設けられた嵌合段部27Aに嵌合する外筒部としての上側外筒部を示している。該上側外筒部29は、円筒状の上側嵌合部29Aと、該上側嵌合部29Aの上端側から上側ゴムブッシュ27の径方向外側に向けて突出するフランジ部としての上側フランジ部29Bと、該上側フランジ部29Bに設けられたボルト挿通孔としての上側ボルト挿通孔29Cとにより構成されている。
上側嵌合部29Aは、内周側29A1が上側ゴムブッシュ27の外周側の嵌合段部27Aに嵌合した状態で固着されると共に、外周側29A2が防振マウント嵌合孔23Dの上側に嵌合される。また、上側フランジ部29Bは、平面視で略菱形状に形成され、上側嵌合部29Aをエンジン側支持部材23の防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させた状態で、下面29B1がエンジン側支持部材23の横板23B上に当接する構成となっている。
そして、上側フランジ部29Bには、上,下方向(厚さ方向)に貫通する上側ボルト挿通孔29Cが上側ゴムブッシュ27を挟んだ2箇所に設けられている。換言すると、図8に示すように、各上側ボルト挿通孔29Cは、エンジン側支持部材23の横板23Bに設けられた2個の上側雌ボルト孔23Eにそれぞれ対応する位置に設けられている。
これにより、上側外筒部29をエンジン側支持部材23の横板23Bの上面23B1側から防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させ、横板23Bの上面23B1と上側外筒部29の上側フランジ部29Bの下面29B1とを当接させた状態で、横板23Bの上面23B1側から上側ボルト挿通孔29Cとエンジン側支持部材23の上側雌ボルト孔23Eとに上側固定ボルト30を挿通させることにより、上側外筒部29がエンジン側支持部材23に対して固着される。
ここで、上側雌ボルト孔23Eには、後述する下側固定ボルト35は挿通せず上側固定ボルト30のみ挿通するので、上側固定ボルト30の長さ寸法を長くすることができる。この結果、上側固定ボルト30が緩むのを低減させることができるので、上側外筒部29がエンジン側支持部材23に対して移動するのを規制することができる。
31は下端側がフレーム側支持部材22の上面22Aに載置され、上端側がエンジン側支持部材23の横板23Bの下面23B2側に取付けられる下側防振マウントを示している。該下側防振マウント31は、上側防振マウント26と同様の形状、および構成を有し、後述する下側ゴムブッシュ32と、下側外筒部34とにより構成されている。
32は旋回フレーム8および/またはエンジン14の振動を吸収するゴムブッシュとしての下側ゴムブッシュを示している。該下側ゴムブッシュ32は、円環状に形成され、フレーム側支持部材22の上面22A上に載置されている。そして、下側ゴムブッシュ32の外周側には嵌合段部32Aが設けられ、内周側には上,下方向に貫通するボルト貫通孔32Bが設けられている。嵌合段部32Aには、例えば加硫接着により後述する下側外筒部34が嵌合した状態で固着されている。また、ボルト貫通孔32Bには、例えば加硫接着により固着されたスリーブ33を介して後述する取付ボルト37が挿通される構成となっている。
34は下側ゴムブッシュ32の外周側に設けられた嵌合段部32Aに嵌合する外筒部としての下側外筒部を示している。該下側外筒部34は、円筒状の下側嵌合部34Aと、該下側嵌合部34Aの下端側から下側ゴムブッシュ32の径方向外側に向けて突出するフランジ部としての下側フランジ部34Bと、該下側フランジ部34Bに設けられたボルト挿通孔としての下側ボルト挿通孔34Cとにより構成されている。
下側嵌合部34Aは、内周側34A1が下側ゴムブッシュ32の外周側の嵌合段部32Aに嵌合した状態で固着されると共に、外周側34A2が防振マウント嵌合孔23Dの下側に嵌合される。また、下側フランジ部34Bは、平面視で略菱形状に形成され、下側嵌合部34Aをエンジン側支持部材23の防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させた状態で、上面34B1がエンジン側支持部材23の横板23Bの下面23B2に当接する構成となっている。
そして、下側フランジ部34Bには、上,下方向(厚さ方向)に貫通する下側ボルト挿通孔34Cが下側ゴムブッシュ32を挟んだ2箇所に設けられている。換言すると、図8に示すように、各下側ボルト挿通孔34Cは、エンジン側支持部材23の横板23Bに設けられた2個の下側雌ボルト孔23Fにそれぞれ対応する位置に設けられている。
これにより、下側外筒部34をエンジン側支持部材23の横板23Bの下面23B2側から防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させ、横板23Bの下面23B2と下側外筒部34の下側フランジ部34Bの上面34B1とを当接させた状態で、横板23Bの下面23B2側から下側ボルト挿通孔34Cとエンジン側支持部材23の下側雌ボルト孔23Fとに下側固定ボルト35を挿通させることにより、下側外筒部34がエンジン側支持部材23に対して固着される。
ここで、下側雌ボルト孔23Fには、上側固定ボルト30は挿通せず下側固定ボルト35のみ挿通するので、下側固定ボルト35の長さ寸法を長くすることができる。この結果、下側固定ボルト35が緩むのを低減させることができるので、下側外筒部34がエンジン側支持部材23に対して移動するのを規制することができる。
このように、下側防振マウント31は、上側防振マウント26と同様の形状および構成を有している。そして、上側防振マウント26と下側防振マウント31とは、エンジン側支持部材23の横板23Bを介して対面している。具体的には、下側防振マウント31は、上側防振マウント26をエンジン側支持部材23の横板23Bを境にして反転し、横板23Bの下面23B2上で略90度回転させた状態で配置される構成となっている。
36は上側ゴムブッシュ27の上面27Cに設けられた押え板を示し、該押え板36は、円環状の薄板材で、中央部には上,下方向(厚さ方向)に貫通する貫通孔36Aが設けられている。この貫通孔36Aには、後述する取付ボルト37が挿通する構成となっている。そして、押え板36は、上側ゴムブッシュ27を上方から押さえつけるものである。
37は上側防振マウント26と下側防振マウント31とをフレーム側支持部材22に固定する取付ボルトを示している。該取付ボルト37は、押え板36の貫通孔36A、上側ゴムブッシュ27のボルト貫通孔27B、下側ゴムブッシュ32のボルト貫通孔32Bに軸部を挿通させ、その先端部をフレーム側支持部材22の上面22Aに設けられた締着ボルト孔22Bに螺着する。
このとき、上側防振マウント26と下側防振マウント31は、上側固定ボルト30、下側固定ボルト35により、それぞれエンジン側支持部材23の横板23Bに固定され位置決めがなされている。従って、取付ボルト37は、簡単に押え板36、上側ゴムブッシュ27、下側ゴムブッシュ32に軸部を挿通させることができる。
この場合、取付ボルト37は、上側ゴムブッシュ27と下側ゴムブッシュ32が潰れるのを、上側ゴムブッシュ27のボルト貫通孔27Bに設けられたスリーブ28と、下側ゴムブッシュ32のボルト貫通孔32Bに設けられたスリーブ33とにより防止した状態で、フレーム側支持部材22と押え板36との間に防振マウント25を挟んで固定することができる。
このようにして取付けられた防振マウント25(上側防振マウント26と下側防振マウント31)は、エンジン14が振動したときに、この振動に応じて上側ゴムブッシュ27および下側ゴムブッシュ32が上,下方向と水平方向(前,後,左,右方向)とに撓むことにより、このときの振動を吸収することができ、旋回フレーム8にエンジン14を防振状態で支持することができる。
次に、エンジン14のうち車体の左,右方向に関して右側(熱交換器16側、例えば図2の上側)で前,後方向に関して前側(例えば図2の左側)を支持する第2の防振支持装置38について説明する。
この第2の防振支持装置38は、上述の第1の防振支持装置21とほぼ同様のもので、例えば図4等に示すように、後述のフレーム側支持部材39と、エンジン側支持部材40と、防振マウント42とにより大略構成されている。
39は旋回フレーム8側に設けられたフレーム側支持部材で、該フレーム側支持部材39は、第1の防振支持装置21のフレーム側支持部材22と同様に、後述の防振マウント42を介して旋回フレーム8上にエンジン14を支持するものである。ここで、フレーム側支持部材39は、略直方体状のブロック体として形成され、上面39Aの略中央部には内周側に雌ねじが螺刻された締着ボルト孔(図示せず)が設けられている。
そして、フレーム側支持部材39は、旋回フレーム8の底板9Aの上面に溶接等により固定されている。この場合、フレーム側支持部材39の高さ寸法は、第1の防振支持装置21のフレーム側支持部材22の上面22Aと同じ高さになっている。
40はエンジン14側に設けられたエンジン側支持部材で、該エンジン側支持部材40は、第1の防振支持装置21のエンジン側支持部材23と同様に、後述の防振マウント42に対してエンジン14を取付けるものである。ここで、エンジン側支持部材40は、上,下方向に延びエンジン14のクランクケース14Aに4本のボルト41(2本のみ図示)を用いて取付けられる略矩形の縦板40Aと、該縦板40Aの下端に溶接等により固定され水平方向に延びる略四角形状の横板40Bと、縦板40Aの左端側および右端側から前方に向けて延び、横板40Bを左,右方向で挟む略台形状の一対の補強板40Cとにより大略構成されている。
そして、横板40Bの略中央部には、後述の防振マウント42を嵌合する防振マウント嵌合孔(図示せず)が上面から下面に貫通して設けられている。また、横板40Bの防振マウント嵌合孔の周囲には、雌ボルト孔としての2個の上側雌ボルト孔(図示せず)と2個の下側雌ボルト孔40Dが上面から下面に貫通して設けられている。上側雌ボルト孔と下側雌ボルト孔40Dには、後述の上側固定ボルト46、下側固定ボルト50が締着する。
上側雌ボルト孔は、横板40B上で防振マウント嵌合孔を挟んだ2箇所に設けられ、下側雌ボルト孔40Dは、横板40B上で防振マウント嵌合孔を中心として上側雌ボルト孔を略90度回転させた位置に設けられている。
42はフレーム側支持部材39とエンジン側支持部材40との間に設けられた防振マウントで、該防振マウント42は、旋回フレーム8に対しエンジン14を弾性的に支持するものである。ここで、防振マウント42は、第1の防振支持装置21の防振マウント25と同様に、エンジン側支持部材40の横板40Bの上面側に取付けられる上側防振マウント43と、エンジン側支持部材40の横板40Bの下面側に取付けられる下側防振マウント47とにより構成されている。
従って、上側防振マウント43の上側ゴムブッシュ44をエンジン側支持部材40の横板40Bの防振マウント嵌合孔の上側に上側外筒部45を介して嵌合した状態で、上側外筒部45の上側フランジ部45Aに設けられた上側ボルト挿通孔(図示せず)に上側固定ボルト46を挿通し、その先端側をエンジン側支持部材40の横板40Bに設けられた上側雌ボルト孔に螺着することにより、上側外筒部45とエンジン側支持部材40とを固着し、上側外筒部45がエンジン側支持部材40に対して移動するのを規制する構成となっている。
また、下側防振マウント47の下側ゴムブッシュ48をエンジン側支持部材40の横板40Bの防振マウント嵌合孔の下側に下側外筒部49を介して嵌合した状態で、下側外筒部49の下側フランジ部49Aに設けられた下側ボルト挿通孔(図示せず)に下側固定ボルト50を挿通し、その先端側をエンジン側支持部材40の横板40Bに設けられた下側雌ボルト孔40Dに螺着することにより、下側外筒部49とエンジン側支持部材40とを固着し、下側外筒部49がエンジン側支持部材40に対して移動するのを規制する構成となっている。
そして、取付ボルト51を押え板52の貫通孔、上側ゴムブッシュ44のボルト挿通孔、下側ゴムブッシュ48のボルト挿通孔に挿通させ、その先端部をフレーム側支持部材39の上面39Aに設けられた締着ボルト孔に螺着する。
この場合、取付ボルト51は、上側ゴムブッシュ44と下側ゴムブッシュ48が潰れるのを、上側ゴムブッシュ44のボルト挿通孔に設けられたスリーブ(図示せず)と、下側ゴムブッシュ48のボルト挿通孔に設けられたスリーブ(図示せず)とにより防止した状態で、フレーム側支持部材39と押え板52との間に防振マウント42を挟んで固定することができる。
したがって、第2の防振支持装置38の防振マウント42も、第1の防振支持装置21の防振マウント25と同様に、エンジン14が振動したときに、この振動に応じて上側,下側のゴムブッシュ44,48が上,下方向と水平方向(前,後,左,右方向)とに撓むことにより、このときの振動を吸収することができ、旋回フレーム8にエンジン14を防振状態で支持することができる。
次に、エンジン14のうち車体の左,右方向に関して左側(油圧ポンプ15側、例えば図2の下側)の前,後2箇所位置をそれぞれ支持する第3,第4の防振支持装置53,70について説明する。
まず、後側(例えば図2で右側)に位置する第3の防振支持装置53は、例えば図3に示すように、旋回フレーム8の底板9Aに固定された後述するエンジン支持台54と、エンジン支持ブラケット55と、防振マウント56と、ストッパ筒68とにより大略構成されている。
54は旋回フレーム8の底板9Aに固定されたフレーム側支持部材としてのエンジン支持台を示している。該エンジン支持台54は、底板9Aから上方に向けて延びる縦板54Aと該縦板54Aの上端側から油圧ポンプ15側に向けて屈曲した横板54Bとにより逆L字状の板体として形成されている。横板54Bのほぼ中央部には、上,下方向に貫通する貫通孔54Cが設けられている。この貫通孔54Cは、後述する取付ボルト69が挿通するものである。
55はフライホイールカバー14Cに一体的に設けられたエンジン側支持部材としてのエンジン支持ブラケットを示している。該エンジン支持ブラケット55は、フライホイールカバー14Cから水平方向に延びる舌片状の板体からなり、フライホイールカバー14Cに片持ち支持されている。
エンジン支持ブラケット55の先端側のほぼ中央部には、上面55Aから下面55Bに貫通する防振マウント嵌合孔55Cが設けられている。この防振マウント嵌合孔55Cは、後述する防振マウント56が嵌合するものである。また、防振マウント嵌合孔55Cの周囲には、雌ボルト孔としての2個の上側雌ボルト孔55Dと2個の下側雌ボルト孔55Eが上面55Aから下面55Bに貫通して設けられている。この上側雌ボルト孔55Dと下側雌ボルト孔55Eには、後述の上側固定ボルト61、下側固定ボルト66が締着する。
上側雌ボルト孔55Dは、エンジン支持ブラケット55の左,右方向の右側(フライホイールカバー14C側)かつ後側(油圧ポンプ15から離間した側)と、エンジン支持ブラケット55の左,右方向の左側(フライホイールカバー14Cから離間した側)かつ前側(油圧ポンプ15側)との2箇所に設けられている。一方、下側雌ボルト孔55Eは、エンジン支持ブラケット55の左,右方向の左側かつ後側と、エンジン支持ブラケット55の左,右方向の右側かつ前側との2箇所に設けられている。即ち、上側雌ボルト孔55Dは、防振マウント嵌合孔55Cを挟んだ2箇所に設けられ、下側雌ボルト孔55Eは、エンジン支持ブラケット55上で防振マウント嵌合孔55Cを中心として上側雌ボルト孔55Dを略90度回転させた位置に設けられている。
56はエンジン支持台54とエンジン支持ブラケット55との間に設けられた防振マウントで、該防振マウント56は、旋回フレーム8に対しエンジン14を弾性的に支持するものである。ここで、防振マウント56は、図9、図11等に示すように、エンジン支持ブラケット55の上面55A側に取付けられる後述する上側防振マウント57と、エンジン支持ブラケット55の下面55B側に取付けられる後述する下側防振マウント62とにより構成されている。
57は下端側がエンジン支持ブラケット55の上面55A側に取付けられる上側防振マウントを示している。該上側防振マウント57は、後述する上側ゴムブッシュ58と、上側外筒部60とにより構成されている。
58は旋回フレーム8および/またはエンジン14の振動を吸収するゴムブッシュとしての上側ゴムブッシュを示している。該上側ゴムブッシュ58は、円環状に形成され、外周側には嵌合段部58Aが設けられ、内周側には上,下方向に貫通するボルト貫通孔58Bが設けられている。嵌合段部58Aには、例えば加硫接着により後述する上側外筒部60が嵌合した状態で固着される。また、ボルト貫通孔58Bには、例えば加硫接着により固着されたスリーブ59を介して後述する取付ボルト69が挿通される構成となっている。また、上側ゴムブッシュ58の上面58Cには、後述する押え板67が載置されている。
60は上側ゴムブッシュ58の外周側に設けられた嵌合段部58Aに嵌合する外筒部としての上側外筒部を示している。該上側外筒部60は、円筒状の上側嵌合部60Aと、該上側嵌合部60Aの上端側から上側ゴムブッシュ58の径方向外側に向けて突出するフランジ部としての上側フランジ部60Bと、該上側フランジ部60Bに設けられたボルト挿通孔としての上側ボルト挿通孔60Cとにより構成されている。
上側嵌合部60Aは、内周側60A1が上側ゴムブッシュ58の外周側の嵌合段部58Aに嵌合した状態で固着されると共に、外周側60A2が防振マウント嵌合孔55Cの上側に嵌合される。また、上側フランジ部60Bは、平面視で略菱形状に形成され、上側嵌合部60Aをエンジン支持ブラケット55の防振マウント嵌合孔55Cに嵌合させた状態で、下面60B1がエンジン支持ブラケット55の上面55Aに当接する構成となっている。
そして、上側フランジ部60Bには、上,下方向(厚さ方向)に貫通する上側ボルト挿通孔60Cが上側ゴムブッシュ58を挟んだ2箇所に設けられている。換言すると、図11に示すように、各上側ボルト挿通孔60Cは、エンジン支持ブラケット55に設けられた2個の上側雌ボルト孔55Dにそれぞれ対応する位置に設けられている。
これにより、上側外筒部60をエンジン支持ブラケット55の上面55A側から防振マウント嵌合孔55Cに嵌合させ、エンジン支持ブラケット55の上面55Aと上側外筒部60の上側フランジ部60Bの下面60B1とを当接させた状態で、上側ボルト挿通孔60Cとエンジン支持ブラケット55の上側雌ボルト孔55Dとに上側固定ボルト61を挿通させることにより、上側外筒部60がエンジン支持ブラケット55に対して固着される。
ここで、上側雌ボルト孔55Dには、後述する下側固定ボルト66は挿通せず上側固定ボルト61のみ挿通するので、上側固定ボルト61の長さ寸法を長くすることができる。この結果、上側固定ボルト61が緩むのを低減させることができるので、上側外筒部60がエンジン支持ブラケット55に対して移動するのを規制することができる。
62は下端側がエンジン支持台54の横板54Bに載置され、上端側がエンジン支持ブラケット55の下面55B側に取付けられる下側防振マウントを示している。該下側防振マウント62は、上側防振マウント57と同様に、後述する下側ゴムブッシュ63と、下側外筒部65とにより構成されている。
63は旋回フレーム8および/またはエンジン14の振動を吸収するゴムブッシュとしての下側ゴムブッシュを示している。該下側ゴムブッシュ63は、円環状に形成され、エンジン支持台54の横板54B上に載置されている。そして、下側ゴムブッシュ63の外周側には嵌合段部63Aが設けられ、内周側には上,下方向に貫通するボルト貫通孔63Bが設けられている。嵌合段部63Aには、例えば加硫接着により後述する下側外筒部65が嵌合した状態で固着されている。また、ボルト貫通孔63Bには、例えば加硫接着により固着されたスリーブ64を介して後述する取付ボルト69が挿通される構成となっている。
65は下側ゴムブッシュ63の外周側に設けられた嵌合段部63Aに嵌合する外筒部としての下側外筒部を示している。該下側外筒部65は、円筒状の下側嵌合部65Aと、該下側嵌合部65Aの下端側から下側ゴムブッシュ63の径方向外側に向けて突出するフランジ部としての下側フランジ部65Bと、該下側フランジ部65Bに設けられたボルト挿通孔としての下側ボルト挿通孔(図示せず)とにより構成されている。
下側嵌合部65Aは、内周側65A1が下側ゴムブッシュ63の外周側の嵌合段部63Aに嵌合した状態で固着されると共に、外周側65A2が防振マウント嵌合孔55Cの下側に嵌合される。また、下側フランジ部65Bは、平面視で略菱形状に形成され、下側嵌合部65Aをエンジン支持ブラケット55の防振マウント嵌合孔55Cに嵌合させた状態で、上面65B1がエンジン支持ブラケット55の下面55Bに当接する構成となっている。
そして、下側フランジ部65Bには、上,下方向(厚さ方向)に貫通する下側ボルト挿通孔が下側ゴムブッシュ63を挟んだ2箇所に設けられている。換言すると、各下側ボルト挿通孔は、エンジン支持ブラケット55に設けられた2個の下側雌ボルト孔55Eにそれぞれ対応する位置に設けられている。
これにより、下側外筒部65をエンジン支持ブラケット55の下面55B側から防振マウント嵌合孔55Cに嵌合させ、エンジン支持ブラケット55の下面55Bと下側外筒部65の下側フランジ部65Bの上面65B1とを当接させた状態で、下側ボルト挿通孔とエンジン支持ブラケット55の下側雌ボルト孔55Eとに下側固定ボルト66を挿通させることにより、下側外筒部65がエンジン支持ブラケット55に対して固着される。
ここで、下側雌ボルト孔55Eには、上側固定ボルト61は挿通せず下側固定ボルト66のみ挿通するので、下側固定ボルト66の長さ寸法を長くすることができる。この結果、下側固定ボルト66が緩むのを低減させることができるので、下側外筒部65がエンジン支持ブラケット55に対して移動するのを規制することができる。
このように、下側防振マウント62は、上側防振マウント57と同様の形状および構成を有している。そして、上側防振マウント57と下側防振マウント62とは、エンジン支持ブラケット55を介して対面している。具体的には、下側防振マウント62は、上側防振マウント57をエンジン支持ブラケット55を境にして反転し、その下面55B上で略90度回転させた状態で配置される構成となっている。
67は上側ゴムブッシュ58の上面58Cに設けられた押え板を示し、該押え板67は、円環状の薄板材で、中央部には上,下方向(厚さ方向)に貫通する貫通孔67Aが設けられている。この貫通孔67Aには、後述する取付ボルト69が挿通する構成となっている。そして、押え板67は、上側ゴムブッシュ58を上方から押さえつけるものである。
68は下側防振マウント62とエンジン支持台54との間に設けられたストッパ筒を示し、該ストッパ筒68は、円板状に形成された底部68Aと、該底部68Aの周辺部から上向きに突出した短尺な筒部68Bとからなり、底部68Aの中心部には、上,下方向に貫通する貫通孔68Cが形成されている。この貫通孔68Cには、後述する取付ボルト69が挿通する。ストッパ筒68は、下側ゴムブッシュ63が軸方向と直交する径方向(水平方向)に大きく撓もうとしたときに、下側ゴムブッシュ63をストッパ筒68の筒部68Bに当接させることにより、下側ゴムブッシュ63の撓み量を制限するものである。
69は上側防振マウント57と下側防振マウント62とをエンジン支持台54に固定する取付ボルトを示している。該取付ボルト69は、押え板67の貫通孔67A、上側ゴムブッシュ58のボルト貫通孔58B、下側ゴムブッシュ63のボルト貫通孔63B、ストッパ筒68の貫通孔68C、エンジン支持台54の貫通孔54Cに軸部を挿通させ、その先端部をエンジン支持台54の横板54Bの下面に設けられたナット69Aに螺着する。
このとき、上側防振マウント57と下側防振マウント62は、上側固定ボルト61、下側固定ボルト66により、それぞれエンジン支持ブラケット55に固定され位置決めがなされている。従って、取付ボルト69は、簡単に押え板67、上側ゴムブッシュ58、下側ゴムブッシュ63、ストッパ筒68に軸部を挿通させることができる。
この場合、取付ボルト69は、上側ゴムブッシュ58と下側ゴムブッシュ63が潰れるのを、上側ゴムブッシュ58のボルト貫通孔58Bに設けられたスリーブ59と、下側ゴムブッシュ63のボルト貫通孔63Bに設けられたスリーブ64とにより防止した状態で、エンジン支持台54と押え板67との間に防振マウント56を挟んで固定することができる。
このようにして取付けられた防振マウント56(上側防振マウント57と下側防振マウント62)は、エンジン14が振動したときに、この振動に応じて上側ゴムブッシュ58および下側ゴムブッシュ63が上,下方向と水平方向(前,後,左,右方向)とに撓むことにより、このときの振動を吸収することができ、旋回フレーム8にエンジン14を防振状態で支持することができる。
次に、エンジン14のうち車体の左,右方向に関して左側(油圧ポンプ15側、例えば図2の下側)で前,後方向に関して前側(例えば図2の左側)を支持する第4の防振支持装置70について説明する。
この第4の防振支持装置70は、上述の第3の防振支持装置53と同様のもので、例えば図2、図9等に示すように、旋回フレーム8の底板9Aに固定されたフレーム側支持部材としてのエンジン支持台71と、エンジン14のフライホイールカバー14Cに一体的に設けられたエンジン側支持部材としてのエンジン支持ブラケット72と、エンジン支持台71とエンジン支持ブラケット72との間に設けられ旋回フレーム8に対しエンジン14を弾性的に支持する防振マウント73と、エンジン支持台71とエンジン支持ブラケット72との間に設けられ防振マウント73の撓み量を制限するストッパ筒74とにより大略構成されている。
ここで、防振マウント73は、第3の防振支持装置53の防振マウント56と同様に、エンジン支持ブラケット72の上面側に取付けられる上側防振マウント75と、エンジン支持ブラケット72の下面側に取付けられる下側防振マウント79とにより構成されている。
従って、上側防振マウント75の上側ゴムブッシュ76をエンジン支持ブラケット72の防振マウント嵌合孔(図示せず)の上側に上側外筒部77を介して嵌合した状態で、上側外筒部77の上側フランジ部77Aに設けられた上側ボルト挿通孔(図示せず)に上側固定ボルト78を挿通し、その先端側をエンジン支持ブラケット72に設けられた上側雌ボルト孔(図示せず)に螺着することにより、上側外筒部77とエンジン支持ブラケット72とを固着し、上側外筒部77がエンジン支持ブラケット72に対して移動するのを規制する構成となっている。
また、下側防振マウント79の下側ゴムブッシュ80をエンジン支持ブラケット72の防振マウント嵌合孔(図示せず)の下側に下側外筒部81を介して嵌合した状態で、下側外筒部81の下側フランジ部81Aに設けられた下側ボルト挿通孔(図示せず)に下側固定ボルト82を挿通し、その先端側をエンジン支持ブラケット72に設けられた下側雌ボルト孔72Aに螺着することにより、下側外筒部81とエンジン支持ブラケット72とを固着し、下側外筒部81がエンジン支持ブラケット72に対して移動するのを規制する構成となっている。
そして、取付ボルト83を押え板84の貫通孔、上側ゴムブッシュ76のボルト挿通孔、下側ゴムブッシュ80のボルト挿通孔、エンジン支持台71の貫通孔(いずれも図示せず)に挿通させ、その先端部をエンジン支持台71の横板71Aの下面に設けられたナット83Aに螺着する。
この場合、取付ボルト83は、上側ゴムブッシュ76と下側ゴムブッシュ80が潰れるのを、上側ゴムブッシュ76のボルト挿通孔に設けられたスリーブ(図示せず)と、下側ゴムブッシュ80のボルト挿通孔に設けられたスリーブ(図示せず)とにより防止した状態で、エンジン支持台71と押え板84との間に防振マウント73を挟んで固定することができる。
これにより、第3,第4の防振支持装置53,70は、第1,第2の防振支持装置21,38と協働して旋回フレーム8にエンジン14を防振状態で支持している。
本実施の形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、オペレータはキャブ5内に乗り込んで運転席に着座し、走行操作レバー(図示せず)を操作することにより、下部走行体2を走行させる。また、作業操作レバー(図示せず)を操作したときには、上部旋回体3を旋回させたり作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
また、走行時、作業時には油圧ショベル1が振動し、上部旋回体3に搭載されたエンジン14も振動する。このときに第1,第2,第3,第4の防振支持装置21,38,53,70は、防振マウント25,42,56,73が振動に応じて弾性変形することにより、エンジン14が振動するのを抑制することができる。
ここで、エンジン14の振動によって発生する異音を抑制する構成について、第1,第2,第3,第4の防振支持装置21,38,53,70のいずれも同じ構成となっているので、第1の防振支持装置21を例に挙げて説明する。
まず、第1の防振支持装置21の上側防振マウント26は、上側外筒部29の上側嵌合部29Aをエンジン側支持部材23の横板23Bに設けられた防振マウント嵌合孔23Dに嵌合させることにより、エンジン14の振動を、エンジン側支持部材23から上側外筒部29を介して上側ゴムブッシュ27に伝える構成となっている。このとき、防振マウント嵌合孔23Dの内径の寸法公差と上側嵌合部29Aの外径の寸法公差により、防振マウント嵌合孔23Dと上側嵌合部29Aとの間に僅かな隙間が形成されることがある。
この状態でエンジン14が振動すると、上側外筒部29がエンジン側支持部材23に対して水平方向(前,後,左,右方向)に移動し、それに伴いエンジン側支持部材23と上側外筒部29とが衝突を繰り返すので、衝突音(異音)が発生する虞がある。特に、エンジン14の始動時や停止時等は、エンジン14の揺動が大きいのでこの衝突音が発生し易く、オペレータに不快感を与えるという問題がある。
そこで、本実施の形態によれば、上側外筒部29に上側フランジ部29Bを形成し、この上側フランジ部29Bとエンジン側支持部材23の横板23Bとを当接させた状態で上側固定ボルト30により上側外筒部29とエンジン側支持部材23とを固着する構成としている。これにより、上側外筒部29とエンジン側支持部材23とは、強固に固定されるのでエンジン14の振動等により、上側外筒部29がエンジン側支持部材23に対して移動するのを規制することができる。その結果、上側外筒部29とエンジン側支持部材23との衝突音の発生を抑制することができるので、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、油圧ショベル1の信頼性を向上させることができる。
また、第1の防振支持装置21の下側防振マウント31も同様に、下側外筒部34に下側フランジ部34Bを形成し、この下側フランジ部34Bとエンジン側支持部材23の横板23Bとを当接させた状態で下側固定ボルト35により下側外筒部34とエンジン側支持部材23とを固着する構成としている。これにより、下側外筒部34とエンジン側支持部材23とは、強固に固定されるのでエンジン14の振動により、下側外筒部34がエンジン側支持部材23に対して移動するのを規制することができる。その結果、下側外筒部34とエンジン側支持部材23との衝突音の発生を抑制することができるので、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、油圧ショベル1の信頼性を向上させることができる。
また、防振マウント25は、上側防振マウント26と下側防振マウント31とにより構成している。そして、上側防振マウント26と下側防振マウント31は、それぞれ別個にエンジン側支持部材23に固定されるので、上側防振マウント26と下側防振マウント31とを同時に位置合わせする必要がない。これにより、簡単に上側防振マウント26および下側防振マウント31をエンジン側支持部材23に固定することができる。また、上側防振マウント26および下側防振マウント31のいずれかを交換するときには、交換する側の上側固定ボルト30および下側固定ボルト35のみを取外すことにより一方の交換作業を行うことができる。従って、防振マウント25の取付けおよび取外し作業の作業性を向上させることができる。
また、上側防振マウント26と下側防振マウント31は、異なる雌ボルト孔23E,23Fにそれぞれ上側固定ボルト30、下側固定ボルト35を用いてエンジン側支持部材23に固定しているので、各上側固定ボルト30、下側固定ボルト35の長さ寸法を長く形成することができる。これにより、上側固定ボルト30、下側固定ボルト35が緩むのを低減させることができるので、エンジン14の振動等により、上側外筒部29および下側外筒部34とエンジン側支持部材23との衝突による衝突音の発生を抑制することができる。この結果、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、油圧ショベル1の信頼性を向上させることができる。
なお、第2,第3,第4の防振支持装置38,53,70についても、第1の防振支持装置21と同様に衝突音の発生を抑制することができるので、オペレータに不快感を与えるのを抑制することができ、油圧ショベル1の信頼性を向上させることができる。また、防振マウント42,56,73の取付けおよび取外し作業についても、防振マウント25と同様に簡単に行うことができるので、その作業性を向上させることができる。
また、上述した実施の形態では、例えば第1の防振支持装置21の上側防振マウント26の上側外筒部29と、下側防振マウント31の下側外筒部34とを、上側固定ボルト30、下側固定ボルト35によりそれぞれ2箇所でエンジン側支持部材23に固定する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば3箇所ないし4箇所で上側外筒部と下側外筒部とをそれぞれエンジンン側支持部材に固定してもよい。このことは、第2,第3,第4の防振支持装置38,53,70についても同様である。
また、例えば第1の防振支持装置21のエンジン側支持部材23の雌ボルト孔を上側雌ボルト孔23Eと下側雌ボルト孔23Fとにより構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばエンジン側支持部材の横板に2箇所の雌ボルト孔を設け、この雌ボルト孔の上側半分を上側雌ボルト孔とし、下側半分を下側雌ボルト孔として、上側外筒部と下側外筒部とをそれぞれ固定ボルトにより同じ雌ボルト孔に螺着してもよい。このことは、第2,第3,第4の防振支持装置38,53,70についても同様である。
さらに、例えば第1の防振支持装置21の上側防振マウント26の上側外筒部29は、上側固定ボルト30によりエンジン側支持部材23に固定され、下側外筒部34は、下側固定ボルト35によりエンジン側支持部材23に固定される場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばエンジン側支持部材の横板の2箇所に内周側に雌ねじが螺刻されていないボルト孔を設け、上側外筒部の上側ボルト挿通孔と、該ボルト孔と、下側外筒部の下側ボルト挿通孔とを同軸上に配置する。そして、固定ボルトを上側ボルト挿通孔から挿通してその先端側を下側ボルト挿通孔から突出させてナットにより締結することにより、上側外筒部と下側外筒部とをエンジン側支持部材に固定してもよい。このことは、第2,第3,第4の防振支持装置38,53,70についても同様である。
また、上述した実施の形態では、第3,第4の防振支持装置53,70にストッパ筒68,74を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第1,第2の防振支持装置にもストッパ筒を設ける構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、エンジン14を4個の防振支持装置21,38,53,70により旋回フレーム8に取付ける場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば2個、または3個、あるいは5個以上の防振支持装置により旋回フレームにエンジンを支持する構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよいものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
8 旋回フレーム
14 エンジン
21 第1の防振支持装置
22,39 フレーム側支持部材
23,40 エンジン側支持部材
23D,55C 防振マウント嵌合孔
23E,55D 上側雌ボルト孔
23F,40D,55E,72A 下側雌ボルト孔
25,42,56,73 防振マウント
26,43,57,75 上側防振マウント
27,44,58,76 上側ゴムブッシュ
29,45,60,77 上側外筒部
29A,60A 上側嵌合部
29A1,60A1 内周側
29A2,60A2 外周側
29B,45A,60B,77A 上側フランジ部
29C,60C 上側ボルト挿通孔
30,46,61,78 上側固定ボルト
31,47,62,79 下側防振マウント
32,48,63,80 下側ゴムブッシュ
34,49,65,81 下側外筒部
34A,65A 下側嵌合部
34A1,65A1 内周側
34A2,65A2 外周側
34B,49A,65B,81A 下側フランジ部
34C 下側ボルト挿通孔
35,50,66,82 下側固定ボルト
38 第2の防振支持装置
53 第3の防振支持装置
54,71 エンジン支持台(フレーム側支持部材)
55,72 エンジン支持ブラケット(エンジン側支持部材)
70 第4の防振支持装置

Claims (2)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載され旋回フレームを有する上部旋回体と、前記旋回フレームに複数の防振支持装置を介して取付けられるエンジンとを備え、
    前記防振支持装置は、前記旋回フレーム側に設けられるフレーム側支持部材と、前記エンジン側に設けられるエンジン側支持部材と、前記フレーム側支持部材と前記エンジン側支持部材との間に設けられ前記旋回フレームに対し前記エンジンを弾性的に支持する防振マウントとにより構成してなる建設機械において、
    前記エンジン側支持部材には、上,下方向に貫通し前記防振マウントの外周側が嵌合する防振マウント嵌合孔と、該防振マウント嵌合孔の周囲に複数個の雌ボルト孔を設け、
    前記防振マウントは、前記旋回フレームおよび/または前記エンジンの振動を吸収するゴムブッシュと、該ゴムブッシュの外周側に嵌合される外筒部とからなり、
    前記外筒部は、内周側が前記ゴムブッシュの外周側に嵌合すると共に外周側が前記防振マウント嵌合孔に嵌合する嵌合部と、該嵌合部から前記ゴムブッシュの径方向外側に向けて突出し前記エンジン側支持部材に当接するフランジ部と、該フランジ部の上,下方向で貫通し前記エンジン側支持部材の雌ボルト孔に対応する位置に設けられた複数個のボルト挿通孔とにより構成し、
    前記防振マウントの外筒部を前記防振マウント嵌合孔に嵌合させ前記エンジン側支持部材と前記外筒部のフランジ部とを当接させた状態で前記ボルト挿通孔と前記雌ボルト孔とに固定ボルトを挿通することにより前記外筒部が前記エンジン側支持部材に対して固定される構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記防振マウントは、前記エンジン側支持部材の上面側に取付けられる上側防振マウントと、下端側が前記フレーム側支持部材の上面側に載置され上端側が前記エンジン側支持部材の下面側に取付けられる下側防振マウントとからなり、
    前記エンジン側支持部材の複数個の雌ボルト孔は、前記防振マウント嵌合孔を挟んで設けられた一対の上側雌ボルト孔と、該上側雌ボルト孔とは異なる位置で前記防振マウント嵌合孔を挟んで設けられた一対の下側雌ボルト孔とにより構成し、
    前記上側防振マウントは、前記一対の上側雌ボルト孔に上側固定ボルトを用いて固着され、前記下側防振マウントは、前記一対の下側雌ボルト孔に下側固定ボルトを用いて固着される構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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