JP2015011311A - ファブリペロー干渉フィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の波長を有する光を好適に透過させることができるファブリペロー干渉フィルタを提供する。
【解決手段】ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、第1ミラー31と、空隙Sを介して第1ミラー31と対向する第2ミラー41と、光透過領域11を囲むように第1ミラー31に形成された第1電極17と、光透過領域11を含むように第1ミラー31に形成された第2電極18と、第1電極17及び第2電極18と対向するように第2ミラー41に形成され、第2電極18と同電位に接続された第3電極19と、を備え、第2電極18は、第1ミラー31と第2ミラー41とが対向する対向方向Dにおいて、第1電極17に対して第3電極19側又はその反対側に位置している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファブリペロー干渉フィルタに関する。
従来のファブリペロー干渉フィルタとして、例えば特許文献1には、第1ミラーと、空隙を介して第1ミラーと対向する第2ミラーと、光透過領域を囲むように第1ミラーに形成された第1電極と、光透過領域を含むように第1ミラーに形成された第2電極と、第1電極及び第2電極と対向するように第2ミラーに形成され、第2電極と電気的に接続された第3電極と、を備えるものが記載されている。
このようなファブリペロー干渉フィルタにおいては、第1電極と第3電極との間に電圧が印加されると、当該電圧に応じた静電気力が両電極間に発生するため、それによって、第1ミラーと第2ミラーとの距離を調整することができる。ファブリペロー干渉フィルタを透過する光の波長は、光透過領域における両ミラー間の距離に依存するため、第1電極と第3電極との間に印加する電圧を調整することで、透過する光の波長を適宜選択することができる。このとき、第2電極は、電気的に接続された第3電極と同電位となるため、光透過領域において第1ミラー及び第2ミラーを平坦に保つための補償電極として機能する。
特開平7−286809号公報
しかしながら、特許文献1記載のファブリペロー干渉フィルタでは、第1電極と第2電極とが第1ミラーにおいて同一平面上に配置されているため、両電極間の電気的絶縁を十分に図ることができないおそれがある。このように、第1電極と第2電極との間の電気的絶縁が不十分であると、リーク電流が発生し、第1ミラーと第2ミラーとの距離を電圧に応じて適切に調整することができず、所望の波長を有する光を透過させることができない。
そこで、本発明は、所望の波長を有する光を好適に透過させることができるファブリペロー干渉フィルタを提供することを目的とする。
本発明のファブリペロー干渉フィルタは、第1ミラーと、空隙を介して第1ミラーと対向する第2ミラーと、光透過領域を囲むように第1ミラーに形成された第1電極と、光透過領域を含むように第1ミラーに形成された第2電極と、第1電極及び第2電極と対向するように第2ミラーに形成され、第2電極と同電位に接続された第3電極と、を備え、第2電極は、第1ミラーと第2ミラーとが対向する対向方向において、第1電極に対して第3電極側又はその反対側に位置している。
このファブリペロー干渉フィルタでは、第1電極と第2電極とが同一ミラー内の同一平面上に配置されていないため、第1電極と第2電極との間の電気的絶縁が十分に図られる。よって、このファブリペロー干渉フィルタによれば、所望の波長を有する光を好適に透過させることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第2電極は、対向方向において、第1電極に対して第3電極の反対側に位置していてもよい。この構成によれば、光透過領域において第1ミラー及び第2ミラーを平坦に保つための補償電極として機能する第2電極が第1電極と第3電極との間に位置しないので、第1電極と第3電極との間に、電圧に応じた静電気力を好適に発生させることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第2電極は、第1ミラーを構成する誘電体層によって空隙から隔離されていてもよい。この構成によれば、第1電極によって囲まれた誘電体層と第3電極との間にも電位差が生じて静電気力が発生することになるので、第1ミラーと第2ミラーとの距離を調整するために第1電極と第3電極との間に印加する電圧を低くすることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第2電極は、第1ミラーに設けられた凹部内において空隙に露出していてもよい。この構成によれば、第1電極と第2電極との間の電気的絶縁をより確実に図ることができると共に、第2電極を補償電極としてより確実に機能させることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタは、第2電極と第3電極とを電気的に接続する配線を更に備え、配線は、第2電極から対向方向に垂直な方向に沿って第2電極の外側に延在する第1配線部と、第1配線部から対向方向に沿って第3電極側に延在する第2配線部と、を有していてもよい。この構成によれば、第2電極と第3電極とを電気的に接続する配線において、例えば第2電極から対向方向に沿って第3電極の反対側に延在する配線部が不要となるなど、当該配線の引き回しを単純化することができる。よって、製造時における不良発生や使用時における故障発生のリスクを低減することができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタは、第1ミラー及び第2ミラーを支持する基板を更に備え、第1ミラーは、基板の一方の側に配置されており、第2ミラーは、空隙を介して第1ミラーの一方の側に配置されていてもよい。この構成では、第1ミラーが基板に固定され、第2ミラーが駆動されることになる。ここで、第1ミラーには第1電極及び第2電極が形成されているのに対し、第2ミラーには第3電極のみが形成されているため、第2ミラーには、第1ミラーに比べ、不均一な応力が生じ難くなっている。この構成によれば、不均一な応力が生じ難くなっている第2ミラーが駆動されるので、第1ミラーと第2ミラーとの距離を好適に調整することができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第1ミラー及び第2ミラーのそれぞれは、ポリシリコン層と、窒化シリコン層と、を有し、第1電極、第2電極及び第3電極は、ポリシリコン層に不純物がドープされた領域であってもよい。例えば、酸化シリコンからなる犠牲層をエッチングすることで、第1ミラーと第2ミラーとの間の空隙を形成する場合であっても、この構成によれば、犠牲層のエッチングによって、第1ミラー及び第2ミラーが同時にエッチングされて劣化するのを防止することができる。しかも、ポリシリコン層の光学的性質は、不純物のドープの有無でほとんど変わらないので、電極がミラーの機能を阻害するのを抑制することができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、ポリシリコン層は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものであってもよい。この構成によれば、製造時においてミラーに生じる応力を調整し易いため、駆動によってミラーが損傷するのを抑制することができる。
本発明によれば、所望の波長を有する光を好適に透過させることができるファブリペロー干渉フィルタを提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態のファブリペロー干渉フィルタが適用された分光センサの分解斜視図である。 図1のII−II線に沿ってのファブリペロー干渉フィルタの断面図である。 第1電極が形成されたポリシリコン層の平面図である。 第2電極が形成されたポリシリコン層の平面図である。 第3電極が形成されたポリシリコン層の平面図である。 本発明の第2実施形態のファブリペロー干渉フィルタの断面図である。 本発明の第3実施形態のファブリペロー干渉フィルタの断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
[分光センサ]
図1に示されるように、分光センサ1は、配線基板2と、光検出器3と、複数のスペーサ4と、ファブリペロー干渉フィルタ10Aと、を備えている。配線基板2には、光検出器3が実装される実装部2a、及び、複数の電極パッド2bが設けられている。電極パッド2bのうち1つは、実装部2aと電気的に接続されている。電極パッド2bのうち他のものは、配線基板上に配置されるサーミスタ等と電気的に接続され、これらのサーミスタ等を、分光センサ1の外部と電気的に接続するために用いられる。光検出器3は、例えば、赤外線検出器であって、InGaAs等が用いられた量子型センサ、又は、サーモパイル若しくはボロメータ等が用いられた熱型センサである。
複数のスペーサ4は、配線基板2上に固定されており、ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、複数のスペーサ4上に固定されている。このとき、ファブリペロー干渉フィルタ10Aへの熱ストレスの影響を抑制するために、複数のスペーサ4及びファブリペロー干渉フィルタ10Aは、それぞれ可撓性を有する樹脂材料によって固定されることが望ましい。更に、当該樹脂材料は、室温硬化又は低温硬化のものから選択されることが望ましい。また、複数のスペーサ4は、ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいて特に複数のスペーサ4と接する部分との熱膨張係数差を緩和するために、石英又はシリコンといった熱膨張係数の小さい材料で形成されることが望ましい。なお、上述のように配線基板2とスペーサ4とを別体として形成する構成に代えて、配線基板2の表面上にスペーサ4となる部分を一体形成した構成としてもよい。光検出器3は、配線基板2とファブリペロー干渉フィルタ10Aとの間においてファブリペロー干渉フィルタ10Aの光透過領域11と対向しており、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光を検出する。なお、サーミスタ等の温度センサを配線基板2上に設置してもよい。
図示はしないが、配線基板2、光検出器3、複数のスペーサ4及びファブリペロー干渉フィルタ10Aは、配線基板2がステム上に固定され且つファブリペロー干渉フィルタ10Aの光透過領域がキャップの光透過窓に対向した状態で、CANパッケージ内に収容されている。配線基板2の電極パッド2b及びファブリペロー干渉フィルタ10Aの端子12,13は、ステムを貫通するリードピンのそれぞれとワイヤボンディングによって電気的に接続されている。光検出器3に対する電気信号の入出力等は、リードピン、電極パッド2b及び実装部2aを介して行われる。ファブリペロー干渉フィルタ10Aへの電圧の印加は、リードピン及び端子12,13を介して行われる。
以上のように構成された分光センサ1では、測定光が入射すると、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに印加している電圧に応じて、所定の波長を有する光がファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過する。そして、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光は、光検出器3で検出される。分光センサ1では、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに印加する電圧を変化させながら、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光を光検出器3で検出することで、分光スペクトルを得ることができる。
[ファブリペロー干渉フィルタ]
図2に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、基板14を備えている。基板14の光入射側の表面14aには、反射防止層15、第1積層体30、犠牲層16及び第2積層体40がこの順序で積層されている。第1積層体30と第2積層体40との間には、枠状の犠牲層16によって空隙(エアギャップ)Sが形成されている。ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第2積層体40に対して基板14の反対側から測定光が入射し、所定の波長を有する光が、ファブリペロー干渉フィルタ10Aの中央部に画定された光透過領域11を透過する。なお、基板14は、例えばシリコン、ガラス等からなり、反射防止層15及び犠牲層16は、例えば、酸化シリコンからなる。犠牲層16の厚みは、200nm〜10μmである。犠牲層16の厚みは、中心透過波長(すなわち、ファブリペロー干渉フィルタ10Aが透過させる波長の可変範囲の中央である波長)の1/2の整数倍であることが好ましい。
第1積層体30のうち光透過領域11に対応する部分は、第1ミラー31として機能する。第1積層体30は、複数のポリシリコン層32と複数の窒化シリコン層33とが一層ずつ交互に積層されることで構成されている。本実施形態では、ポリシリコン層32a、窒化シリコン層33a、ポリシリコン層32b、窒化シリコン層33b及びポリシリコン層32cが、反射防止層15上にこの順序で積層されている。ポリシリコン層32は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。このように、第1ミラー31は、ポリシリコン層32と、窒化シリコン層33と、を有している。各層32,33の厚さは、50nm〜2μmである。本実施形態では、ポリシリコン層32の厚さは130nmであり、窒化シリコン層33の厚さは200nmである。なお、第1ミラー31を構成するポリシリコン層32及び窒化シリコン層33それぞれの光学厚みは、中心透過波長(可変波長範囲の中心波長)の1/4の整数倍であることが好ましい。
第2積層体のうち光透過領域11に対応する部分は、空隙Sを介して第1ミラー31と対向する第2ミラー41として機能する。第2積層体40は、第1積層体30と同様に、複数のポリシリコン層42と複数の窒化シリコン層43とが一層ずつ交互に積層されることで構成されている。本実施形態では、ポリシリコン層42a、窒化シリコン層43a、ポリシリコン層42b、窒化シリコン層43b及びポリシリコン層42cが、犠牲層16上にこの順序で積層されている。ポリシリコン層42は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。このように、第2ミラー41は、ポリシリコン層42と、窒化シリコン層43と、を有している。各層42,43の厚さは、50nm〜2μmである。本実施形態では、ポリシリコン層42の厚さは130nmであり、窒化シリコン層43の厚さは200nmである。なお、第2ミラー41を構成するポリシリコン層42及び窒化シリコン層43それぞれの光学厚みは、中心透過波長(可変波長範囲の中心波長)の1/4の整数倍であることが好ましい。
なお、第2積層体40において空隙Sに対応する部分には、第2積層体40の表面40aから空隙Sに至る複数の貫通孔40bが均一に分布されている。貫通孔40bは、第2ミラー41の機能に実質的に影響を与えない程度に形成されている。貫通孔40bの直径は、100nm〜5μmであり、貫通孔40bの開口面積は、第2ミラー41の面積の0.01〜10%を占める。
ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第1ミラー31及び第2ミラー41は、基板14に支持されている。そして、第1ミラー31は、基板14の光入射側(一方の側)に配置されており、第2ミラー41は、空隙Sを介して第1ミラー31の光入射側(一方の側)に配置されている。
図2及び図3に示されるように、第1ミラー31には、光透過領域11を囲むように第1電極17が形成されている。より具体的には、第1電極17は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第1電極17は、ポリシリコン層32cに不純物がドープされた領域であり、空隙Sに露出している。なお、第1電極17の内縁部は、光透過領域11の外縁部に重なっていないことが好ましい。
図2及び図4に示されるように、第1ミラー31には、光透過領域11を含むように第2電極18が形成されている。より具体的には、第2電極18は、ポリシリコン層32bに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第2電極18は、ポリシリコン層32bに不純物がドープされた領域であり、窒化シリコン層33b及びポリシリコン層32c(すなわち、第1ミラー31を構成する誘電体層)によって空隙Sから隔離されている。なお、ポリシリコン層32bにおいて、第2電極18の大きさは、光透過領域11の全体を含む大きさであることが好ましく、光透過領域11の大きさと略同一であってもよい。
図2及び図5に示されるように、第2ミラー41には、第1電極17及び第2電極18と対向するように第3電極19が形成されている。より具体的には、第3電極19は、ポリシリコン層42aに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第3電極19は、ポリシリコン層42aに不純物がドープされた領域であり、空隙Sに露出している。
ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第2電極18は、第1ミラー31と第2ミラー41とが対向する対向方向Dにおいて、第1電極17に対して第3電極19の反対側に位置している。すなわち、第1電極17と第2電極18とは、第1ミラー31において同一平面上に配置されておらず、第2電極18は、第1電極17よりも第3電極19から離れている。
図1及び図2に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに電圧を印加するための端子12は、光透過領域11を挟んで対向するように一対設けられている。各端子12は、第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体40のポリシリコン層42cの表面)から第1積層体30のポリシリコン層32cに至る貫通孔内に配置されており、第1電極17と電気的に接続されている。
より具体的には、図3に示されるように、各端子12は、第1電極17から対向方向Dに垂直な方向に沿って各端子12の直下に延在する配線21の端部21aと接続されることで、第1電極17と電気的に接続されている。各配線21は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで第1電極17と一体的に形成されている。
図1及び図2に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに電圧を印加するための端子13は、光透過領域11を挟んで対向するように一対設けられている。なお、一対の端子12が対向する方向と、一対の端子13が対向する方向とは、直交している。各端子13は、第2積層体40の表面40aから第2積層体40のポリシリコン層42aに至る貫通孔内に配置されており、第3電極19と電気的に接続されている。
より具体的には、図5に示されるように、各端子13は、第3電極19から対向方向Dに垂直な方向に沿って各端子13の直下に延在する配線22の端部22aと接続されることで、第3電極19と電気的に接続されている。各配線22は、ポリシリコン層42aに不純物をドープして低抵抗化することで第3電極19と一体的に形成されている。
図2及び図5に示されるように、第3電極19は、一対の配線23を介して、第2電極18と電気的に接続されている。各配線23は、第1配線部24と、第2配線部25と、を有している。第1配線部24は、第2電極18から対向方向Dに垂直な方向に沿って、第2電極18の外側である各端子13の下方に延在している。各第1配線部24は、第1積層体30のポリシリコン層32bに不純物をドープして低抵抗化することで第2電極18と一体的に形成されている。第2配線部25は、各第1配線部24の端部24aから対向方向Dに沿って、第3電極19側である各端子13の直下に延在している。各第2配線部25は、第2積層体40のポリシリコン層42aから第1積層体30のポリシリコン層32bに至る貫通孔内に配置されており、各端子13及び各第1配線部24の端部24aと接続されている。
図2に示されるように、第1積層体30の表面30a(すなわち、第1積層体30のポリシリコン層32cの表面)には、第2配線部25を囲むように環状に延在するトレンチ26、及び第1電極17の内縁に沿って環状に延在するトレンチ27が設けられる。各トレンチ26,27の底面は、第1積層体30の窒化シリコン層33aに達している。トレンチ26は、第1電極17と第2配線部25とを電気的に絶縁している。トレンチ27は、第1電極17とポリシリコン層32cにおける第1電極17の内側の領域とを電気的に絶縁している。各トレンチ26,27内の領域は、絶縁材料であっても、空隙であってもよいが、本実施形態では、トレンチ26内の領域は酸化シリコンであり、トレンチ27内の領域は空隙である。各トレンチ26,27の幅は、0.5〜10μm程度である。また、各トレンチ26,27を複数ずつ設け、第2配線部25の周りや第1電極17の内縁に二重や三重等に形成してもよい。
第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体30のポリシリコン層42cの表面)には、端子12を囲むように環状に延在するトレンチ28が設けられている。トレンチ28の底面は、犠牲層16に達している。トレンチ28は、端子12と第3電極19とを電気的に接続している。トレンチ28内の領域は、絶縁材料であっても、空隙であってもよいが、本実施形態では、トレンチ28内の領域は空隙である。トレンチ28の幅は、0.5〜10μm程度である。また、トレンチ28を複数設け、端子12の周りに二重や三重等に形成してもよい。
基板14の光出射側の表面14bには、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54がこの順序で積層されている。反射防止層51及び中間層53は、それぞれ、反射防止層15及び犠牲層16と同様の構成を有している。第3積層体52及び第4積層体54は、それぞれ、基板14を基準として第1積層体30及び第2積層体40と対称の積層構造を有している。これらの反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54によって、応力調整層50が構成されている。応力調整層50は、基板14の光出射側(他方の側)に配置されており、基板14の反りを抑制する機能を有している。応力調整層50には、光透過領域11を含むように開口50aが設けられている。応力調整層50の光出射側の表面50bには、遮光層29が形成されている。遮光層29は、アルミニウム等からなり、測定光を遮光する機能を有している。
以上のように構成されたファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、端子12,13を介して第1電極17と第3電極19との間に電圧が印加されると、当該電圧に応じた静電気力が両電極17,19間に発生する。それによって、第2ミラー41は、基板14に固定された第1ミラー31側に引き付けられるように駆動され、第1ミラー31と第2ミラー41との距離が調整される。ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過する光の波長は、光透過領域11における第1ミラー31と第2ミラー41との距離に依存するため、第1電極17と第3電極19との間に印加する電圧を調整することで、透過する光の波長を適宜選択することができる。このとき、第2電極18は、電気的に接続された第3電極19と同電位となるため、光透過領域11において第1ミラー31及び第2ミラー41を平坦に保つための補償電極として機能する。
以上、説明したように、本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1電極17が、第1ミラー31のポリシリコン層32cに形成されており、第2電極18が、第1ミラー31のポリシリコン層32bに形成されている。このように、第1電極17と第2電極18とは、同一ミラー31内の同一平面上に配置されていないため、第1電極17と第2電極18との間の電気的絶縁が十分に図られる。よって、ファブリペロー干渉フィルタ10Aによれば、所望の波長を有する光を好適に透過させることができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、補償電極である第2電極18が第1電極17と第3電極19との間に位置しないので、第1電極17と第3電極19との間に、電圧に応じた静電気力を好適に発生させることができる。また、第1電極17と第3電極19との距離を短くすることができるため、距離が長い場合よりも、同等の静電気力を発生させるために必要となる電圧を低くすることができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、トレンチ27によって、第1電極17とポリシリコン層32cにおける第1電極17の内側の領域とが電気的に絶縁されるため、第2電極18を補償電極としてより確実に機能させることができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1電極17と第2電極18とが同一ミラー内の同一平面上に配置されていないため、第2電極18と第3電極19とを電気的に接続する配線23の引き回しを単純化することができる。例えば、第1電極17と第2電極18とが同一ミラー内の同一平面上に配置された従来技術では、第2電極18から対向方向Dに沿って第3電極19の反対側に延在する配線部が必要であるが、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは不要となる。電極の引き回しが単純化されることによって、製造時における不良発生や使用時における故障発生のリスクを低減することができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1ミラー31は、基板14の光入射側に配置されており、第2ミラー41は、空隙Sを介して第1ミラー31の光入射側(一方の側)に配置されている。すなわち、第1ミラー31が基板14に固定され、第2ミラー41が駆動される。ここで、第1ミラー31には第1電極17及び第2電極18の2つの電極が不純物ドープによって形成されているのに対し、第2ミラー41には第3電極19のみが不純物ドープによって形成されている。一般に、不純物ドープの有無によって、応力の不均一が面内で生じ易くなるため、より複雑な不純物ドープが行われている第1ミラー31には、第2ミラー41に比べ、不均一な応力が生じ易い。本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aによれば、不均一な応力が生じ易い第1ミラー31を基板14に固定させると共に、不均一な応力が生じ難い第2ミラー41を駆動させるので、第2ミラー41の駆動が不均一な応力に影響される可能性が低く、第1ミラー31と第2ミラー41との距離を好適に調整することができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、基板14の光出射側(他方の側)に配置され、基板14の反りを抑制する応力調整層50を更に備えている。応力調整層50は、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54からなり、基板14の光入射側(一方の側)に配置される反射防止層15、第1積層体30、犠牲層16及び第2積層体40と膜厚や組成等の層構成をなるべく同じにした層である。応力調整層50は、これによって、膜厚や組成等の層構成の不一致による基板14の反りを抑制することができ、第1ミラー31と第2ミラー41との距離を好適に調整することができる。なお、応力調整層50は、基板14の光入射側(一方の側)に配置される層を形成する際に、同時に形成される。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1電極17、第2電極18及び第3電極19はいずれも、第1ミラー31の一部をなすポリシリコン層32又は第2ミラー41の一部をなすポリシリコン層42に不純物をドープして形成されている。ポリシリコン層の光学的性質は、不純物のドープの有無でほとんど変わらないので、第1ミラー31及び第2ミラー41は、ミラーとしての機能を保持しつつ、これらの電極の機能を併せ持つことができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、各ポリシリコン層32、42(特に第2積層体40を構成するポリシリコン層42)は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。また、第2積層体40の窒化シリコン層43は低応力化しておく(引張応力を弱くしておく)ことが好ましい。特に、電圧によって駆動される第2ミラー41は、わずかに引張り応力を有することが好ましく、この構成によれば、製造時において第2ミラー41に生じる応力を調整し易くなり、駆動によって第2ミラー41が損傷するのを抑制することができる。
[ファブリペロー干渉フィルタの製造方法]
次に、ファブリペロー干渉フィルタ10Aの製造方法の一例について説明する。まず、基板14の表面14a、14b上に、反射防止層15,51を形成する。続いて、反射防止層15上に、第1積層体30の一部をなすポリシリコン層32a、窒化シリコン層33a及びポリシリコン層32bをこの順序で積層する。一方、これと同時に、反射防止層51上にも同様にして、第3積層体52の一部を形成する。続いて、形成したポリシリコン層32bを不純物ドープによって部分的に低抵抗化し、図2及び図4に示されるように、第2電極18及び各配線23の第1配線部24を形成する。
引き続き、ポリシリコン層32b上に、第1積層体30の一部をなす窒化シリコン層33bを形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第3積層体52の一部を形成する。形成した窒化シリコン層33bの各配線23の第2配線部25に対応する部分をエッチングし、直下のポリシリコン層32bを露出させる。続いて、窒化シリコン層33b上に、第1積層体30の残りの部分をなすポリシリコン層32cを形成し、第1積層体30を形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第3積層体52を形成する。続いて、形成したポリシリコン層32cを不純物ドープによって部分的に低抵抗化し、図2及び図3に示されるように、第1電極17、各配線21及び各配線23の第2配線部25を形成すると共に、エッチングによってトレンチ26,27を形成する。
続いて、第1積層体30上に犠牲層16、第3積層体52上に中間層53をそれぞれ形成する。続いて、形成した犠牲層16の各配線23の第2配線部25に対応する部分をエッチングし、直下のポリシリコン層32cを露出させる。続いて、犠牲層16上に第2積層体40の一部をなすポリシリコン層42aを形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第4積層体54の一部を形成する。続いて、形成したポリシリコン層42aを不純物ドープによって部分的に低抵抗化し、図2及び図5に示されるように、第3電極19及び各配線22を形成する。引き続き、ポリシリコン層42a上に第2積層体40の残りの部分をなす窒化シリコン層43a、ポリシリコン層42b、窒化シリコン層43b及びポリシリコン層42cをこの順序で積層し、第2積層体40を形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第4積層体54を形成する。基板14の光出射側には、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54によって、応力調整層50が構成される。
続いて、第2積層体40を部分的にエッチングして、第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体40のポリシリコン層42cの表面)から第1積層体30のポリシリコン層32cに至る貫通孔を形成し、各配線21の端部21aを露出させる。同様に、第2積層体40を部分的にエッチングして、第2積層体40の表面40aから第2積層体40のポリシリコン層42aに至る貫通孔を形成し、各配線22の端部22aを露出させる。そして、当該貫通孔にアルミニウムからなる導電層を形成し、端子12及び端子13を形成する。
続いて、第2積層体40において空隙Sに対応する部分に、第2積層体の表面40aから犠牲層16に至る複数の貫通孔40bを形成する。また、貫通孔40bを形成すると同時にトレンチ28を形成する。続いて、応力調整層50の光出射側の表面50bに遮光層29を形成し、応力調整層50の光透過領域11に対応する部分をエッチングによって除去することで、開口50aを形成する。なお、開口50aの底面、即ち、基板14の光出射側の表面14bに反射防止層51を残してもよいし、開口50aを形成した後に別の層を形成して反射防止層51としてもよい。続いて、フッ酸ガスによって、貫通孔40bを介して気相エッチングし、犠牲層16を除去する。続いてダイシングによってチップ化する。ステルスダイシングによるとメンブレン状の第2ミラー41が損傷しにくくなるため、好適である。
各層の形成は、熱酸化、TEOS−CVD、あるいは減圧CVDによって行われる。プラズマCVD、スパッタ、蒸着及びイオンレーティング等によっても行うことができる。また、各層の形成を基板14の両面に対して同時に行うことによって、応力バランスが保たれ、基板14の反りや第2ミラー41の損傷が生じにくくなる。しかし、基板14の光出射側の成膜は必須ではなく、低温成膜やストレス調整による成膜の場合には、光入射側のみの構成でもよい。なお、各ポリシリコン層(特に第2積層体40を構成するポリシリコン層42)は、アモルファスシリコンをアニールによって多結晶化させて形成する。また、第2ミラーの窒化シリコン層43は低応力化しておく(引張応力を弱くしておく)ことが好ましい。
本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1ミラー31と第2ミラー41との間の空隙Sは、酸化シリコンからなる犠牲層16をフッ酸ガスによって、貫通孔40bを介して気相エッチングすることで形成されるが、第1ミラー31及び第2ミラー41を、ポリシリコン層32、42と窒化シリコン層33、43とで構成したことによって、犠牲層16のエッチングによって、第1ミラー31及び第2ミラー41が同時にエッチングされて、劣化することがない。そのため、第1ミラー31及び第2ミラー41の劣化防止策が不要であり、量産し易くなる。
[第2実施形態]
図6に示されるように、第2実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Bは、トレンチ27が形成されていない点で、第1実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aと相違している。トレンチ27が形成されていないことによって、第1電極17とポリシリコン層32cにおける第1電極17の内側の領域とが電気的に接続されることになる。これによって、ポリシリコン層32cにおける第1電極17の内側の領域と第3電極19との間にも電位差が生じて静電気力が発生するので、第1ミラー31と第2ミラー41との距離を調整するために第1電極17と第3電極19との間に印加する電圧を低くすることができる。
ところで、窒化シリコンとフッ酸ガスとが反応し、残渣が発生することが知られている(B.DU BOIS,HF ETCHING OF SI-OXIDES AND SI-NITRIDES FOR SURFACE MICROMACHINING, Sensor Technology 2001, Proceedings of the Sensor Technology Conference 2001, held in Enschede, The Netherlands, 14-15 May, 2001, pp131-136)。ファブリペロー干渉フィルタ10Bによれば、犠牲層16をフッ酸ガスによってエッチングする際、第1ミラー31においては窒化シリコン層が露出する部分がないため、第2ミラー41の駆動に干渉してその駆動を阻害する残渣の発生を抑制することができる。
[第3実施形態]
図7に示されるように、第3実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Cは、第1積層体30のポリシリコン32c及び窒化シリコン層33bに、開口30bが設けられている点で、第1実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aと相違している。開口30bは、光透過領域11を含むように設けられており、例えば、エッチングによって形成することができる。第2電極18は、第1ミラー31に設けられた開口30b(凹部)内において、空隙に露出している。第2ミラー41は、電圧を印加していない状態で、第1ミラー31との対向方向Dにおける距離が一定となっており、開口30bに対応する領域では、ポリシリコン32c及び窒化シリコン層33bの厚さの合計分、第1ミラー31側にくぼんだ形状となっている。
ファブリペロー干渉フィルタ10Cでは、第1ミラー31は、ポリシリコン層32c及び窒化シリコン層33bの2層がないことによって、ポリシリコン層32a、窒化シリコン層33a及びポリシリコン層32bの3層となるため、第2ミラー41もこれに対応する3層の構成とされている。このように第2ミラー32の層数が減ると、バネ定数が小さくなることで第2ミラー41の駆動がし易くなり、駆動に要する電圧を低くすることができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Cでは、犠牲層16をエッチングする際、窒化シリコン層33bの開口30bに露出する部分から、残渣が発生させる可能性がある。しかし、当該露出部分は窒化シリコン層33bの膜厚に過ぎないため、第1実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aに比べ、残渣の発生を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第2電極18は、第1ミラー31と第2ミラー41とが対向する対向方向Dにおいて、第1電極17に対して第3電極18側に位置していてもよい。また、第2ミラー41が基板14の一方の側に配置されており、第1ミラー31は、空隙Sを介して第2ミラー41の一方の側に配置されていてもよい。また、第1ミラー31に開口30b(凹部)が設けられた場合、開口30b内に、例えば、絶縁層を形成し、第2電極18は、この絶縁層によって空隙Sから隔離されるようにしてもよい。さらに、材料、形状、寸法は一例であって、例えば、ファブリペロー干渉フィルタの備える基板の材料は、測定光に対して透過性を有する材料であればよい。
また、第1積層体30を構成するポリシリコン層32及び窒化シリコン層33の層数、並びに第2積層体40を構成するポリシリコン層42及び窒化シリコン層43の層数は、上述の実施形態に示されるものには限定されず、ファブリペロー干渉フィルタが透過させる光の波長の分解能及び適用範囲に応じて適宜変更可能である。
また、図2,6,7に示されるように、上記実施形態では、光透過領域11は開口50aより狭い範囲であるとして記載したが、本発明は、このような形態には限定されない。例えば、開口50aより幅の広い光を入射光として導入する場合に、開口50aが光透過領域11を画定するようにしてもよい。
10A、10B、10C…ファブリペロー干渉フィルタ、11…光透過領域、16…犠牲層、17…第1電極、18…第2電極、19…第3電極、23…配線、24…第1配線部、25…第2配線部、30…第1積層体、31…第1ミラー、32,32a,32b,32c,42,42a,42b,42c…ポリシリコン層、33,33a,33b,43,43a,43b…窒化シリコン層、40…第2積層体、41…第2ミラー、50…応力調整層、S…空隙。

Claims (8)

  1. 第1ミラーと、
    空隙を介して前記第1ミラーと対向する第2ミラーと、
    光透過領域を囲むように前記第1ミラーに形成された第1電極と、
    前記光透過領域を含むように前記第1ミラーに形成された第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極と対向するように前記第2ミラーに形成され、前記第2電極と同電位に接続された第3電極と、を備え、
    前記第2電極は、前記第1ミラーと前記第2ミラーとが対向する対向方向において、前記第1電極に対して前記第3電極側又はその反対側に位置している、ファブリペロー干渉フィルタ。
  2. 前記第2電極は、前記対向方向において、前記第1電極に対して前記第3電極の反対側に位置している、請求項1記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  3. 前記第2電極は、前記第1ミラーを構成する誘電体層によって前記空隙から隔離されている、請求項2記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  4. 前記第2電極は、前記第1ミラーに設けられた凹部内において前記空隙に露出している、請求項2記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  5. 前記第2電極と前記第3電極とを電気的に接続する配線を更に備え、
    前記配線は、前記第2電極から前記対向方向に垂直な方向に沿って前記第2電極の外側に延在する第1配線部と、前記第1配線部から前記対向方向に沿って前記第3電極側に延在する第2配線部と、を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  6. 前記第1ミラー及び前記第2ミラーを支持する基板を更に備え、
    前記第1ミラーは、前記基板の一方の側に配置されており、
    前記第2ミラーは、前記空隙を介して前記第1ミラーの前記一方の側に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  7. 前記第1ミラー及び前記第2ミラーのそれぞれは、ポリシリコン層と、窒化シリコン層と、を有し、
    前記第1電極、前記第2電極及び前記第3電極は、前記ポリシリコン層に不純物がドープされた領域である、請求項1〜6のいずれか一項記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  8. 前記ポリシリコン層は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである、請求項7記載のファブリペロー干渉フィルタ。
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