JP6211315B2 - ファブリペロー干渉フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、ファブリペロー干渉フィルタに関する。
従来のファブリペロー干渉フィルタとして、例えば特許文献1には、第1ミラーと、空隙を介して第1ミラーと対向する第2ミラーと、光透過領域を囲むように第1ミラーに形成された第1電極と、光透過領域を含むように第1ミラーに形成された第2電極と、第1電極及び第2電極と対向するように第2ミラーに形成され、第2電極と電気的に接続された第3電極と、を備えるものが記載されている。
このようなファブリペロー干渉フィルタにおいては、第1電極と第3電極との間に電圧を印加すると、当該電圧に応じた静電気力が両電極間に発生するため、それによって、第1ミラーと第2ミラーとの距離を調整することができる。ファブリペロー干渉フィルタを透過する光の波長は、透過領域における両ミラー間の距離に依存するため、第1電極と第3電極との間に印加する電圧を調整することで、透過する光の波長を適宜選択することができる。このとき、第2電極は、電気的に接続された第3電極と同電位となるため、光透過領域において第1ミラー及び第2ミラーを平坦に保つための補償電極として機能する。
特開平7−286809号公報
上述したファブリペロー干渉フィルタでは、第1電極と第2電極とが、第1ミラーの同一層内に配置されている。このため、第2電極と第3電極とを電気的に接続するための配線が、第2電極から配線が他の層に引き出され、当該他の層において第1電極の外側に引き出されている。
しかしながら、このように配線を他の層に引き出す構成を採用した場合、配線を形成する工程が複雑となるため、製造工程が複雑となり、また、配線の接続不良が発生しやすくなるおそれがある。
そこで、本発明は、製造工程の簡易化及び配線の接続不良の発生の抑制を図ることができるファブリペロー干渉フィルタを提供することを目的とする。
本発明のファブリペロー干渉フィルタは、第1ミラーと、空隙を介して第1ミラーと対向する第2ミラーと、光透過領域を囲むように第1ミラーに形成された第1電極と、光透過領域を含み且つ第1電極の内側に位置するように第1ミラーに形成された第2電極と、第1電極及び第2電極と対向するように第2ミラーに形成され、第2電極と同電位に接続された第3電極と、第2電極と第3電極とを同電位に接続する配線と、を備え、第1電極には、第1ミラーと第2ミラーとが対向する対向方向から見た場合に第1電極の内側から外側に至る第1切欠部が設けられており、配線は、第1切欠部を通って第2電極から第1電極の外側に延びる配線部を有する。
このファブリペロー干渉フィルタでは、第1電極の内側に位置する第2電極から、第1電極に設けられた第1切欠部を通って第1電極の外側に配線部が延びている。そして、この配線部を有する配線により第2電極と第3電極とが電気的に接続される。したがって、第1電極の内側から第1電極の外側への配線を、第1電極及び第2電極が配置された平面と異なる平面に引き出す必要がない。よって、このファブリペロー干渉フィルタによれば、製造工程の簡易化及び配線の接続不良の発生の抑制を図ることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第3電極には、対向方向から見た場合に配線部と重なるように第2切欠部が設けられていてもよい。この構成によれば、配線部と第2切欠部とが対向方向から見た場合に重なるように設けられていることにより、第3電極に働く静電気力が、配線部に対向する位置において他の位置と比較して不均一になることが防止され、第1ミラー及び第2ミラーの平坦性を高め、これによりファブリペロー干渉フィルタの波長に対する透過特性をよりシャープにすることができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタは、第1ミラー及び第2ミラーを支持する基板を更に備え、第1ミラーは、基板の一方の側に配置されており、第2ミラーは、空隙を介して第1ミラーの一方の側に配置されていてもよい。この構成では、第1ミラーが基板に固定され、第2ミラーが駆動させられることになる。ここで、第1ミラーには第1電極及び第2電極が形成されているのに対し、第2ミラーには第3電極が形成されているため、第2ミラーには、第1ミラーに比べ、不均一な応力が生じ難くなっている。この構成によれば、不均一な応力が生じ難くなっている第2ミラーが駆動させられるので、第1ミラーと第2ミラーとの距離を好適に調整することができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、第1ミラー及び第2ミラーのそれぞれは、ポリシリコン層と、窒化シリコン層と、を有し、第1電極、第2電極及び第3電極は、ポリシリコン層に不純物がドープされた領域であってもよい。例えば、酸化シリコンからなる犠牲層をエッチングすることで、第1ミラーと第2ミラーとの間の空隙を形成する場合であっても、この構成によれば、犠牲層のエッチングによって第1ミラー及び第2ミラーが同時にエッチングされ劣化するのを防止することができる。しかも、ポリシリコン層の光学的性質は、不純物のドープの有無でほとんど変わらないので、電極がミラーの機能を阻害するのを抑制することができる。
本発明のファブリペロー干渉フィルタでは、ポリシリコン層は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものであってもよい。この構成によれば、第1ミラー及び第2ミラーの応力の調整が容易となる。
本発明によれば、製造工程の簡易化及び配線の接続不良の発生の抑制を図ることができるファブリペロー干渉フィルタを提供することが可能となる。
本発明の実施形態のファブリペロー干渉フィルタが適用された分光センサの分解斜視図である。 図1のII−II線に沿ってのファブリペロー干渉フィルタの断面図である。 図1のIII−III線に沿ってのファブリペロー干渉フィルタの断面図である。 第1電極及び第2電極が形成されたポリシリコン層の平面図である。 第3電極が形成されたポリシリコン層の平面図である。 第1電極、第2電極及び第3電極を重ねて示す平面図である。 変形例のファブリペロー干渉フィルタの断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
[分光センサ]
図1に示されるように、分光センサ1は、配線基板2と、光検出器3と、複数のスペーサ4と、ファブリペロー干渉フィルタ10Aと、を備えている。配線基板2には、光検出器3が実装される実装部2a、及び、複数の電極パッド2bが設けられている。電極パッド2bのうち1つは、実装部2aと電気的に接続されている。電極パッド2bのうち他のものは、配線基板上に配置されるサーミスタ等と電気的に接続され、これらのサーミスタ等を、分光センサ1の外部と電気的に接続するために用いられる。光検出器3は、例えば、赤外線検出器であって、InGaAs等が用いられた量子型センサ、又は、サーモパイル若しくはボロメータ等が用いられた熱型センサである。
複数のスペーサ4は、配線基板2上に固定されており、ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、複数のスペーサ4上に固定されている。このとき、ファブリペロー干渉フィルタ10Aへの熱ストレスの影響を抑制するために、複数のスペーサ4及びファブリペロー干渉フィルタ10Aは、それぞれ可撓性を有する樹脂材料によって固定されることが望ましい。更に、当該樹脂材料は、室温硬化又は低温硬化のものから選択されることが望ましい。また、複数のスペーサ4は、ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいて特に複数のスペーサ4と接する部分との熱膨張係数差を緩和するために、石英又はシリコンといった熱膨張係数の小さい材料で形成されることが望ましい。なお、上述のように配線基板2とスペーサ4とを別体として形成する構成に代えて、配線基板2の表面上にスペーサ4となる部分を一体形成した構成としてもよい。光検出器3は、配線基板2とファブリペロー干渉フィルタ10Aとの間においてファブリペロー干渉フィルタ10Aの光透過領域11と対向しており、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光を検出する。なお、サーミスタ等の温度センサを配線基板2上に設置してもよい。
図示はしないが、配線基板2、光検出器3、複数のスペーサ4及びファブリペロー干渉フィルタ10Aは、配線基板10がステム上に固定され且つファブリペロー干渉フィルタ10Aの光透過領域11がキャップの光透過窓に対向した状態で、CANパッケージ内に収容されている。配線基板2の電極パッド2b及びファブリペロー干渉フィルタ10Aの端子12,13a,13bは、ステムを貫通する複数のリードピンのそれぞれとワイヤボンディングによって電気的に接続されている。光検出器3に対する電気信号の入出力等は、リードピン、電極パッド2b及び実装部2aを介して行われる。ファブリペロー干渉フィルタ10Aへの電圧の印加は、リードピン及び端子12,13a,13bを介して行われる。
以上のように構成された分光センサ1では、測定光が入射すると、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに印加している電圧に応じて、所定の波長を有する光がファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過する。そして、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光は、光検出器3で検出される。分光センサ1では、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに印加する電圧を変化させながら、ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過した光を光検出器3で検出することで、分光スペクトルを得ることができる。
[ファブリペロー干渉フィルタ]
図2及び図3に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、基板14を備えている。基板14の光入射側の表面14aには、絶縁層15、第1積層体30、犠牲層16及び第2積層体40がこの順序で積層されている。第1積層体30と第2積層体40との間には、枠状の犠牲層16によって空隙(エアギャップ)Sが形成されている。ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第2積層体40に対して基板14の反対側から測定光が入射し、所定の波長を有する光が、ファブリペロー干渉フィルタ10Aの中央部に画定された光透過領域11を透過する。なお、基板14は、例えばシリコン、ガラス等からなり、絶縁層15及び犠牲層16は、例えば酸化シリコンからなる。犠牲層16の厚みは、200nm〜10μmである。犠牲層16の厚みは、中心透過波長(すなわち、ファブリペロー干渉フィルタ10Aが透過させる波長の可変範囲の中央である波長)の1/2の整数倍であることが好ましい。
第1積層体30のうち光透過領域11に対応する部分は、第1ミラー31として機能する。第1積層体30は、複数のポリシリコン層32と複数の窒化シリコン層33とが一層ずつ交互に積層されることで構成されている。本実施形態では、ポリシリコン層32a、窒化シリコン層33a、ポリシリコン層32b、窒化シリコン層33b及びポリシリコン層32cが、絶縁層15上にこの順序で積層されている。ポリシリコン層32は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。このように、第1ミラー31は、ポリシリコン層32と、窒化シリコン層33と、を有している。各層32,33の厚さは、50nm〜2μmである。本実施形態では、ポリシリコン層32の厚さは130nmであり、窒化シリコン層33の厚さは200nmである。なお、第1ミラー31を構成するポリシリコン層32及び窒化シリコン層33それぞれの光学厚みは、中心透過波長(可変波長範囲の中心波長)の1/4の整数倍であることが好ましい。
第2積層体40のうち光透過領域11に対応する部分は、空隙Sを介して第1ミラー31と対向する第2ミラー41として機能する。第2積層体40は、第1積層体30と同様に、複数のポリシリコン層42と複数の窒化シリコン層43とが一層ずつ交互に積層されることで構成されている。本実施形態では、ポリシリコン層42a、窒化シリコン層43a、ポリシリコン層42b、窒化シリコン層43b及びポリシリコン層42cが、犠牲層16上にこの順序で積層されている。ポリシリコン層42は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。このように、第2ミラー41は、ポリシリコン層42と、窒化シリコン層43と、を有している。各層42,43の厚さは、50nm〜2μmである。本実施形態では、ポリシリコン層42の厚さは130nmであり、窒化シリコン層43の厚さは200nmである。なお、第2ミラー41を構成するポリシリコン層42及び窒化シリコン層43それぞれの光学厚みは、中心透過波長(可変波長範囲の中心波長)の1/4の整数倍であることが好ましい。
なお、第2積層体40において空隙Sに対応する部分には、第2積層体40の表面40aから空隙Sに至る複数の貫通孔40bが均一に分布されている。貫通孔40bは、第2ミラー41の機能に実質的に影響を与えない程度に形成されている。貫通孔40bの直径は、100nm〜5μmであり、貫通孔40bの開口面積は、第2ミラー41の面積の0.01〜10%を占める。
ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第1ミラー31及び第2ミラー41は、基板14に支持されている。そして、第1ミラー31は、基板14の光入射側(一方の側)に配置されており、第2ミラー41は、空隙Sを介して第1ミラー31の光入射側(一方の側)に配置されている。
図2、図3及び図4に示されるように、第1ミラー31には、光透過領域11を囲むように第1電極17が形成されている。より具体的には、第1電極17は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第1電極17は、ポリシリコン層32cに不純物がドープされた領域であり、空隙Sに露出している。なお、第1電極17の内縁部は、光透過領域11の外縁部に重なっていないことが好ましい。
第1ミラー31には、光透過領域11を含み且つ第1電極17の内側に位置するように第2電極18が形成されている。より具体的には、第2電極18は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第2電極18は、ポリシリコン層32cに不純物がドープされた領域であり、空隙Sに露出している。なお、ポリシリコン層32cにおいて、光透過領域11の全体が第2電極18に含まれていることが好ましい。
ファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、第1電極17と第2電極18とは、同一平面上に配置されている。
図2、図3、図5に示されるように、第2ミラー41には、第1電極17及び第2電極18と対向するように第3電極19が形成されている。より具体的には、第3電極19は、ポリシリコン層42aに不純物をドープして低抵抗化することで形成されている。すなわち、第3電極19は、ポリシリコン層42aに不純物がドープされた領域であり、空隙Sに露出している。
図1及び図2に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに電圧を印加するための端子12は、光透過領域11から離間して設けられている。端子12は、第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体40のポリシリコン層42cの表面)から第1積層体30のポリシリコン層32cに至る貫通孔内に配置されており、第1電極17と電気的に接続されている。
より具体的には、図4に示されるように、端子12は、第1電極17から対向方向Dに垂直な方向に沿って端子12の直下に延在する配線21の端部21aと接続されることで、第1電極17と電気的に接続されている。配線21は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで第1電極17と一体的に形成されている。
図1及び図2に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに電圧を印加するための端子13aは、光透過領域11を挟んで端子12と対向するように設けられている。端子13aは、第2積層体40の表面40aから第1積層体30のポリシリコン層32cに至る貫通孔内に配置されており、第2電極18と電気的に接続されている。
より具体的には、図4に示されるように、端子13aは、第2電極18から対向方向Dに垂直な方向に沿って端子13aの直下に延在する配線22の端部22aと接続されることで、第2電極18と電気的に接続されている。配線22は、ポリシリコン層32cに不純物をドープして低抵抗化することで第2電極18と一体的に形成されている。
図1及び図3に示されるように、ファブリペロー干渉フィルタ10Aに電圧を印加するための端子13bは、光透過領域11から離間し且つ端子12と端子13aとを結ぶ直線から離間して設けられている。端子13bは、第2積層体40の表面40aから第2積層体40のポリシリコン層42aに至る貫通孔内に配置されており、第3電極19と電気的に接続されている。
より具体的には、図5に示されるように、端子13bは、第3電極19から対向方向Dに垂直な方向に沿って端子13bの直下に延在する配線23の端部23aと接続されることで、第3電極19と電気的に接続されている。配線23は、ポリシリコン層42aに不純物をドープして低抵抗化することで第3電極19と一体的に形成されている。
図4に示されるように、第1電極17には、対向方向Dから見た場合に第1電極の内側から外側に至る第1切欠部17aが設けられている。配線22は、第1切欠部17aを通って第2電極18から第1電極17の外側に延びる配線部22bを有する。
図5に示されるように、第3電極19には、第2切欠部19aが設けられている。図6は、ポリシリコン層32c及びポリシリコン層42aを対向方向Dから見た図である。この図6に示されるように、第2切欠部19aは、対向方向Dから見た場合に配線部22bと重なる。
端子13aと端子13bとは、ファブリペロー干渉フィルタ10Aの内部又は外部の不図示の配線によって電気的に接続されている。これにより、端子13aと端子13bとは同電位とされている。したがって、第2電極18と第3電極19とは、配線22、端子13a,端子13b,配線23を介して電気的に接続される。このように、配線22は、第2電極18と第3電極19とを電気的に接続する配線として機能する。
図2、図3及び図4に示されるように、第1積層体30の表面30a(すなわち、第1積層体30のポリシリコン層32cの表面)には、第2電極18、配線22、及び配線22の端部22aを囲むように延在するトレンチ24が設けられる。トレンチ24の底面は、第1積層体30の窒化シリコン層33bに達している。トレンチ24は、第2電極18及び配線22を、第1電極17から電気的に絶縁している。トレンチ24内の領域は、絶縁材料であっても、空隙であってもよい。本実施形態では、トレンチ24内の領域は酸化シリコンである。トレンチ24の幅は、0.5〜10μm程度である。また、トレンチ24を複数設け、第2電極18、配線22、及び配線22の端部22aの周りに二重や三重などに形成してもよい。
第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体40のポリシリコン層42cの表面)には、端子12を囲むように環状に延在するトレンチ25が設けられる。トレンチ25の底面は、犠牲層16に達している。トレンチ25は、端子12と第3電極19とを電気的に絶縁している。トレンチ25内の領域は、絶縁材料であっても、空隙であってもよいが、本実施形態では、トレンチ25内の領域は空隙である。トレンチ25の幅は、0.5〜10μm程度である。また、トレンチ25を複数設け、端子12の周りに二重や三重等に形成してもよい。
基板14の光出射側の表面14bには、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54がこの順序で積層されている。反射防止層51及び中間層53は、それぞれ、絶縁層15及び犠牲層16と同様の構成を有している。第3積層体52及び第4積層体54は、それぞれ、基板14を基準として第1積層体30及び第2積層体40と対称の積層構造を有している。これらの反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54によって、応力調整層50が構成されている。応力調整層50は、基板14の光出射側(他方の側)に配置されており、基板14の反りを抑制する機能を有している。応力調整層50には、光透過領域11を含むように開口50aが設けられている。
応力調整層50の光出射側の表面50bには、遮光層29が形成されている。遮光層29は、アルミニウム等からなり、測定光を遮光する機能を有している。
以上のように構成されたファブリペロー干渉フィルタ10Aにおいては、端子12,13a,13bを介して第1電極17と第3電極19との間に電圧が印加されると、当該電圧に応じた静電気力が両電極17,19間に発生する。それによって、第2ミラー41は、基板14に固定された第1ミラー31側に引き付けられるように駆動され、第1ミラー31と第2ミラー41との距離が調整される。ファブリペロー干渉フィルタ10Aを透過する光の波長は、光透過領域11における第1ミラー31と第2ミラー41との距離に依存するため、第1電極17と第3電極19との間に印加する電圧を調整することで、透過する光の波長を適宜選択することができる。このとき、第2電極18は、電気的に接続された第3電極19と同電位となるため、光透過領域11において第1ミラー31及び第2ミラー41を平坦に保つための補償電極として機能する。
以上、説明したように、本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1電極17の内側に位置する第2電極18から、第1電極17に設けられた第1切欠部17aを通って第1電極17の外側に配線部22bが延びている。そして、この配線部22bを有する配線22により第2電極18と第3電極19とが電気的に接続される。したがって、第1電極17の内側から第1電極17の外側への配線を、第1電極17及び第2電極18が配置された平面と異なる平面に引き出す必要がない。よって、このファブリペロー干渉フィルタ10Aによれば、製造工程の簡易化及び配線の接続不良の発生の抑制を図ることができる。
また、第3電極19には、対向方向Dから見た場合に配線部22bと重なるように第2切欠部19aが設けられている。このため、第3電極19に働く静電気力が、配線部22bに対向する位置において他の位置と比較して不均一になることが防止され、第1ミラー31及び第2ミラー41の平坦性を高め、これによりファブリペロー干渉フィルタ10Aの波長に対する透過特性をよりシャープにすることができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1ミラー31が基板14の光入射側(一方の側)に配置されており、第2ミラー41は、空隙Sを介して第1ミラー31の光入射側に配置されている。すなわち、第1ミラー31が基板14に固定され、第2ミラー41が駆動される。ここで、第1ミラー31には第1電極17及び第2電極18の2つの電極が不純物ドープによって形成されているのに対し、第2ミラー41には第3電極19のみが不純物ドープによって形成されている。一般に、不純物ドープの有無によって、応力の不均一が面内で生じ易くなるため、より複雑な不純物ドープが行われている第1ミラー31には、第2ミラー41に比べ、不均一な応力が生じ易い。本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aによれば、不均一な応力が生じ易い第1ミラー31を基板14に固定させると共に、不均一な応力が生じ難い第2ミラー41を駆動させるので、第2ミラー41の駆動が不均一な応力に影響される可能性が低く、第1ミラー31と第2ミラー41との距離を好適に調整することができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aは、基板14の光出射側(他方の側)に配置され、基板14の反りを抑制する応力調整層50を更に備えている。応力調整層50は、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54からなり、基板14の光入射側(一方の側)に配置される絶縁層15、第1積層体30、犠牲層16及び第2積層体40と膜厚や組成等の層構成をなるべく同じにした層である。応力調整層50は、これによって、膜厚や組成等の層構成の不一致による基板14の反りを抑制することができ、第1ミラー31と第2ミラー41との距離を好適に調整することができる。なお、応力調整層50は、基板14の光入射側(一方の側)に配置される層を形成する際に、同時に形成される。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1電極17、第2電極18及び第3電極19はいずれも、第1ミラー31の一部をなすポリシリコン層32又は第2ミラー41の一部をなすポリシリコン層42に不純物をドープして形成されている。ポリシリコン層の光学的性質は、不純物のドープの有無でほとんど変わらないので、第1ミラー31及び第2ミラー41は、ミラーとしての機能を保持しつつ、これらの電極の機能を併せ持つことができる。
また、ファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、各ポリシリコン層32、42(特に第2積層体40を構成するポリシリコン層42)は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである。また、第2積層体40の窒化シリコン層43は低応力化しておく(引張応力を弱くしておく)ことが好ましい。特に、電圧によって駆動される第2ミラー41は、わずかに引張り応力を有することが好ましく、この構成によれば、製造時において第2ミラー41に生じる応力を調整し易くなり、駆動によって第2ミラー41が損傷するのを抑制することができる。
[ファブリペロー干渉フィルタの製造方法]
次に、ファブリペロー干渉フィルタ10Aの製造方法の一例について説明する。まず、基板14の表面14a、14b上に、絶縁層15、反射防止層51を形成する。続いて、絶縁層15上に、第1積層体30の一部をなすポリシリコン層32a、窒化シリコン層33a、ポリシリコン層32b、窒化シリコン層33b及びポリシリコン層32cをこの順序で積層する。一方、これと同時に、反射防止層51上にも同様にして、第3積層体52を形成する。続いて、形成したポリシリコン層32cを不純物ドープによって部分的に低抵抗化し、図2及び図4に示されるように、第1電極17、第2電極18、配線21及び配線22を形成すると共に、エッチングによってトレンチ24を形成する。
続いて、第1積層体30上に犠牲層16、第3積層体52上に中間層53をそれぞれ形成する。続いて、犠牲層16上に第2積層体40の一部をなすポリシリコン層42aを形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第4積層体54の一部を形成する。続いて、形成したポリシリコン層42aを不純物ドープによって部分的に低抵抗化し、図2及び図5に示されるように、第3電極19及び各配線23を形成する。引き続き、ポリシリコン層42a上に第2積層体40の残りの部分をなす窒化シリコン層43a、ポリシリコン層42b、窒化シリコン層43b及びポリシリコン層42cをこの順序で積層し、第2積層体40を形成する。一方、これと同時に、基板14の光出射側にも同様にして、第4積層体54を形成する。基板14の光出射側には、反射防止層51、第3積層体52、中間層53及び第4積層体54によって、応力調整層50が構成される。
続いて、第2積層体40を部分的にエッチングして、第2積層体40の表面40a(すなわち、第2積層体40のポリシリコン層42cの表面)から第1積層体30のポリシリコン層32cに至る貫通孔を形成し、配線21の端部21a及び配線22の端部22aを露出させる。同様に、第2積層体40を部分的にエッチングして、第2積層体40の表面40aから第2積層体40のポリシリコン層42aに至る貫通孔を形成し、配線23の端部23aを露出させる。そして、当該貫通孔にアルミニウムからなる導電層を形成し、端子12、13a、13bを形成する。
続いて、第2積層体40において空隙Sに対応する部分に、第2積層体の表面40aから犠牲層16に至る複数の貫通孔40bを形成する。続いて、応力調整層50の光出射側の表面50bに遮光層29を形成し、応力調整層50の光透過領域11に対応する部分をエッチングによって除去することで、開口50aを形成する。なお、開口50aの底面、即ち、基板14の光出射側の表面14bに反射防止層51を残してもよいし、開口50aの底面から反射防止層51を除去してもよいし、開口50aを形成した後に別の層を形成して反射防止層としてもよい。続いて、フッ酸ガスによって、貫通孔40bを介して気相エッチングし、犠牲層16を除去すると共に、トレンチ25を形成する。続いてダイシングによってチップ化する。ステルスダイシングによるとメンブレン状の第2ミラー41が損傷しにくくなるため、好適である。
各層の形成は、熱酸化、TEOS−CVD、あるいは減圧CVDによって行われる。プラズマCVD、スパッタ、蒸着及びイオンレーティング等によっても行うことができる。また、各層の形成を基板14の両面に対して同時に行うことによって、応力バランスが保たれ、基板14の反りや第2ミラー41の損傷が生じにくくなる。しかし、基板14の光出射側の成膜は必須ではなく、低温成膜やストレス調整による成膜の場合には、光入射側のみの構成でもよい。なお、各ポリシリコン層は、アモルファスシリコンをアニールによって多結晶化させて形成する。
本実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aでは、第1ミラー31と第2ミラー41との間の空隙Sは、酸化シリコンからなる犠牲層16をフッ酸ガスによって、貫通孔40bを介して気相エッチングすることで形成されるが、第1ミラー31及び第2ミラー41を、ポリシリコン層32、42と窒化シリコン層33、43とで構成したことによって、犠牲層16のエッチングによって、第1ミラー31及び第2ミラー41が同時にエッチングされて、劣化することがない。そのため、第1ミラー31及び第2ミラー41の劣化防止策が不要であり、量産し易くなる。
[第2実施形態]
図7に示されるように、第2実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Bは、トレンチ24に代えて、その底面がポリシリコン層32bの表面に達しているトレンチ24Bが設けられている点で、第1実施形態のファブリペロー干渉フィルタ10Aと相違している。
窒化シリコンとフッ酸ガスとが反応し、残渣が発生することが知られている(B.DU BOIS,HF ETCHING OF SI-OXIDES AND SI-NITRIDES FOR SURFACE MICROMACHINING, Sensor Technology 2001, Proceedings of the Sensor Technology Conference 2001, held in Enschede, The Netherlands, 14-15 May, 2001, pp131-136)。ファブリペロー干渉フィルタ10Bによれば、トレンチ24Bの底面が犠牲層16をフッ酸ガスによってエッチングする際、第1ミラー31においては窒化シリコン層が露出する部分がないため、第2ミラー41の駆動に干渉してその駆動を阻害する残渣の発生を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。材料、形状、寸法は一例であって、例えば、ファブリペロー干渉フィルタの備える基板の材料は、測定光に対して透過性を有する材料であればよい。
また、第1積層体30を構成するポリシリコン層32及び窒化シリコン層33の層数、並びに第2積層体40を構成するポリシリコン層42及び窒化シリコン層43の層数は、上述の実施形態に示されるものには限定されず、ファブリペロー干渉フィルタが透過させる光の波長の分解能及び適用範囲に応じて適宜変更可能である。
また、図2及び図3に示されるように、上記実施形態では、光透過領域11は開口50aより狭い範囲であるとして記載したが、本発明は、このような形態には限定されない。例えば、開口50aより幅の広い光を入射光として導入する場合に、開口50aが光透過領域11を画定するようにしてもよい。
10A、10B…ファブリペロー干渉フィルタ、11…光透過領域、16…犠牲層、17…第1電極、17a…第1切欠部、18…第2電極、19…第3電極、19a…第2切欠部、22…配線、22b…配線部、30…第1積層体、31…第1ミラー、32,32a,32b,32c,42,42a,42b,42c…ポリシリコン層、33,33a,33b,43,43a,43b…窒化シリコン層、40…第2積層体、41…第2ミラー、50…応力調整層、D…対向方向、S…空隙。

Claims (6)

  1. 第1ミラーと、
    空隙を介して前記第1ミラーと対向する第2ミラーと、
    光透過領域を囲むように前記第1ミラーに形成された第1電極と、
    前記光透過領域を含み且つ前記第1電極の内側に位置するように前記第1ミラーに形成された第2電極と、
    前記第1電極及び前記第2電極と対向するように前記第2ミラーに形成され、前記第2電極と同電位に接続された第3電極と、
    前記第2電極と前記第3電極とを同電位に接続する配線と、を備え、
    前記第1電極には、前記第1ミラーと前記第2ミラーとが対向する対向方向から見た場合に前記第1電極の内側から外側に至る第1切欠部が設けられており、
    前記配線は、前記第1切欠部を通って前記第2電極から前記第1電極の外側に延びる配線部を有し、
    前記第1電極、前記第2電極及び前記配線部は、前記第1ミラーが有するポリシリコン層に不純物がドープされた領域であり、
    前記第3電極は、前記第2ミラーが有するポリシリコン層に不純物がドープされた領域であり、
    前記第1ミラーが有する前記ポリシリコン層には、前記配線部の両側において前記第1切欠部を通るトレンチが設けられている、ファブリペロー干渉フィルタ。
  2. 前記第3電極には、前記対向方向から見た場合に前記配線部と重なるように第2切欠部が設けられている、請求項1記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  3. 前記第1ミラー及び前記第2ミラーを支持する基板を更に備え、
    前記第1ミラーは、前記基板の一方の側に配置されており、
    前記第2ミラーは、前記空隙を介して前記第1ミラーの前記一方の側に配置されている、請求項1又は2記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  4. 前記基板の他方の側に配置された応力調整層を更に備える、請求項3記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  5. 前記第1ミラーは、前記第1電極、前記第2電極及び前記配線部が形成された前記ポリシリコン層を含む複数のポリシリコン層と、前記複数のポリシリコン層のうち互いに隣り合うポリシリコン層の間に配置された窒化シリコン層と、を有し、
    前記トレンチの底面には、前記窒化シリコン層が露出する部分がない、請求項1〜4のいずれか一項記載のファブリペロー干渉フィルタ。
  6. 前記ポリシリコン層は、アモルファスシリコンがアニールによって多結晶化されたものである、請求項1〜5のいずれか一項記載のファブリペロー干渉フィルタ。
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