JP2020525830A - 微少電子機械(mems)ファブリ・ペロー干渉計、装置、およびファブリ・ペロー干渉計を製造する方法 - Google Patents

微少電子機械(mems)ファブリ・ペロー干渉計、装置、およびファブリ・ペロー干渉計を製造する方法 Download PDF

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Abstract

微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。透明基板(110)と、透明基板上にあり、第1金属層(121)と第1支持層(122,123)とを含む第1金属ミラー構造(120)と、第1金属ミラー構造の上方であって、透明基板から見て第1金属ミラー構造の反対側にあり、第2金属層(131)と第2支持層(132,133)とを含む第2金属ミラー構造(130)と、第1支持層と第2支持層との間にあるファブリ・ペロー・キャビティ(140)と、第1金属層および第2金属層に電気的接点を設けるための電極(150,151)とを備える。第1支持層と第2支持層とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含む。ファブリ・ペロー・キャビティは、第1金属ミラー構造上に絶縁層(141)を設け、第2金属ミラー構造を設けた後に絶縁層を少なくとも部分的に除去することによって形成される。【選択図】図1

Description

本出願は、概して半導体装置に関する。具体的には、排他的にではないが、本出願はファブリ・ペロー干渉計(Fabry-Perot Interferometer:FPI)、ファブリ・ペロー干渉計(FPI)を製造する方法、および装置に関する。より具体的には、本出願は、微少電子機械(MicroElectroMechanical System:MEMS)技術によって製造された電気的に調整可能なファブリ・ペロー干渉計(FPI)に関する。
背景
本項では、ここに記述するいずれの技術も最新技術の代表であると認めるものではないが、有用な背景情報について説明する。
ファブリ・ペロー干渉計(FPI)は一般的に、例えば、光学フィルタとして、および分光センサ内で用いられる。ファブリ・ペロー干渉計(FPI)は平行なミラーをベースとし、それらのミラー間の隙間内に(ファブリ・ペロー)キャビティが形成される。
ファブリ・ペロー干渉計(FPI)における通過帯域の波長は、ミラー間の距離、すなわち隙間の幅を調整することで制御可能である。この調整は通常は電気的に行われる。
電気的に調整可能なファブリ・ペロー干渉計(FPI)の製造には、微少電子機械技術が用いられる場合がある。微少電子機械干渉計における従来技術の構造は、通常は、導電層と反射層とをドープした複数のシリコン層を含む。2つのミラー層の間にあらかじめ形成された二酸化ケイ素の犠牲層を除去することによって、可動ミラーが設けられる。可動ミラーの位置は、ミラー構造に含まれる電極に電圧を印加することで制御される。
微少電子機械製造技術によって、干渉計の連続生産が可能になる。しかしながら、干渉計および干渉計構成要素を製造する従来技術の解決策には、いくつかの欠点がある。
既知の解決策では、銀コーティングされたミラーをファブリ・ペロー干渉計(FPI)内で用いる。また、ミラーが移動可能で固定されていないため、干渉計の切断、封入、および輸送に特別な処置が必要である。固定されていないミラーは、物理的圧力、温度や湿度の変化、汚染などの環境ストレスを受けやすい。
干渉計の生産コストは比較的高いため、コスト要件の厳しい大量生産品としての用途に用いることができなかった。
既知の解決策のさらなる欠点は、ミラー間に距離が短い隙間を設けることができないことに関する。これは、狭い隙間を設けることが難しいウェットエッチング法のためである。また、ファブリ・ペロー干渉計(FPI)は可視光線および紫外線を対象として製造されるため、光学層を薄くする必要がある。薄膜は不連続でピンホールを含むことがよくある。そのような膜は、ウェットエッチング中に損傷しやすい。そのため、従来技術は、可視域や紫外線域などの短い波長を対象とした電気的に調整可能なファブリ・ペロー干渉計(FPI)の製造には不適である。
本発明の目的は、例えば前述の最新技術の問題を低減する方法および装置を提供することである。
摘要
請求の範囲において、本発明の例における様々な態様を提示する。
本発明の第1の例示的態様によると、微少電子機械(MicroElectroMechanical System:MEMS)ファブリ・ペロー干渉計が提供される。前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、
透明基板と、
前記透明基板上にあり、第1金属層と第1支持層とを含む第1金属ミラー構造と、
前記第1金属ミラー構造の上方であって、前記透明基板から見て前記第1金属ミラー構造の反対側にあり、第2金属層と第2支持層とを含む第2金属ミラー構造と、
前記第1支持層と前記第2支持層との間にあるファブリ・ペロー・キャビティと、
前記第1金属層および前記第2金属層に電気的接点を設けるための電極と、
を備え、
前記第1支持層と前記第2支持層とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含み、
前記ファブリ・ペロー・キャビティは、前記第1金属ミラー構造上に絶縁層を設け、前記第2金属ミラー構造を設けた後に前記絶縁層を少なくとも部分的に除去することによって形成される。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記透明基板の下に配置される第1酸化アルミニウム層と、前記透明基板の上に配置される第2酸化アルミニウム層と、をさらに備え、前記第2酸化アルミニウム層は、前記第1金属ミラー構造の前記第1支持層の一部である。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第1酸化アルミニウム層の下に配置される下部絶縁層をさらに備え、前記下部絶縁層はオルトケイ酸テトラエチルを含む。
実施形態によっては、前記第1金属ミラー構造の前記第1金属層は、前記第2酸化アルミニウム層の上に配置される。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第1金属層の上に配置される第3酸化アルミニウム層をさらに備え、前記第3酸化アルミニウム層は、前記第1金属ミラー構造の前記第1支持層の一部である。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第1金属層(121)と接続するように配置される第1電気接点をさらに備え、前記第1電気接点と前記第1金属層との間において、前記第3酸化アルミニウム層の一部がウェットエッチングにより除去される。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第3酸化アルミニウム層の上に配置される前記絶縁層をさらに備え、前記絶縁層はオルトケイ酸テトラエチルを含む。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記絶縁層の上に配置される第4酸化アルミニウム層をさらに備え、前記第4酸化アルミニウム層は、前記第2金属ミラー構造の前記第2支持層の一部である。
実施形態によっては、前記第2金属ミラー構造の前記第2金属層は、前記第4酸化アルミニウム層の上に配置される。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第2金属層の上に配置される第5酸化アルミニウム層をさらに備え、前記第5酸化アルミニウム層は、前記第2金属ミラー構造の前記第2支持層の一部である。
実施形態によっては、前記微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、前記第2金属層と接続するように配置される第2電気接点をさらに備え、前記第2電気接点と前記第2金属層との間において、前記第5酸化アルミニウム層の一部がウェットエッチングにより除去される。
実施形態によっては、前記第2金属ミラー構造は、前記絶縁層の少なくとも一部を除去して前記第1金属ミラー構造と前記第2金属ミラー構造との間に調整可能なファブリ・ペロー・キャビティを設けるための貫通孔を有する。
実施形態によっては、透明基板は溶融石英ガラスまたは溶融シリカガラスを含み、酸化アルミニウムはAlを含み、二酸化チタンはTiOを含む。
実施形態によっては、少なくとも1つの層は、原子層堆積(Atomic Layer Deposition:ALD)成長の酸化アルミニウム層、またはプラズマ促進化学蒸着(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:PECVD)層を含む。
本発明の第2の例示的態様によると、前記第1の態様によるファブリ・ペロー干渉計を備える半導体装置が提供される。
本発明の第3の例示的態様によると、微少電子機械(MicroElectroMechanical System:MEMS)ファブリ・ペロー干渉計を製造する方法が提供される。前記方法は、
透明基板を設けることと、
第1の金属層と第1の支持層とを含む第1の金属ミラー構造を前記透明基板上に堆積させることと、
第2の金属層と第2の支持層とを含む第2の金属ミラー構造を、前記第1の金属ミラー構造の上方であって、前記透明基板から見て前記第1の金属ミラー構造の反対側に堆積させることと、
前記第1の支持層と前記第2の支持層との間にファブリ・ペロー・キャビティを形成することと、
前記第1の金属層および前記第2の金属層に電気的接点を設けるための電極を形成することと、
を含み、
前記第1の支持層と前記第2の支持層とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含み、
前記ファブリ・ペロー・キャビティは、前記第1のミラー構造上に絶縁層を設け、前記第2のミラー構造を設けた後に前記絶縁層を少なくとも部分的に除去することによって形成される。
ここまで、本発明を拘束しない様々な例示的態様および実施形態を例示してきた。上記の各実施形態は、本発明の実装に利用されうる選択された態様またはステップを説明するためにのみ使用される。いくつかの実施形態は、本発明の特定の例示的態様への言及によってのみ提示されている場合もある。対応する実施形態は他の例示的態様にも適用できることを理解されるべきである。
本発明の例示的実施形態のより包括的な理解のために、以下の添付の図面と関連付けて以下に説明を行う。
本発明の一実施形態による微少電子機械システム(MicroElectroMechanical System:MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(Fabry-Perot Interferometer:FPI)の模式図である。
本発明の一実施形態による微少電子機械システム(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計の別の模式図である。
本発明の一実施形態による、電気的に調整可能なファブリ・ペロー干渉計(FPI)の例示的な製造プロセスの段階である。
本発明の一実施形態による方法のフローチャートである。
図5は、本発明の一実施形態による微少電子機械システム(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計を備える装置の模式図である。
図面の詳細な説明
実施形態において、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計が開示されている。微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計技術は、例えば、ハイブリッド集積能動回路によるマルチチップモジュール技術用の集積プラットフォーム内でも用いることができる。
微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計技術は、クリーンルームにおける薄膜加工に適した任意の透明基板に製作することができる。溶融シリカ、または石英は、その良好な特性のために一般的にMEMS用途に用いられる。
溶融石英および溶融シリカは、石英の非晶質形態である。溶融石英は、自然の結晶石英、通常は自然の珪砂を精製し融解させることによって製造する。溶融シリカは、様々なシリコンガスから製造する、より純度の高い溶融石英である。化学式SiOとして知られるシリカは、「純粋な」ガラスである。その他すべての商用ガラスは、SiOにその他のドーパントを添加して、融点温度を低くし、光学特性、熱特性、および機械特性を変更したものである。
溶融石英または溶融シリカの透明基板には多くの利点がある。そのような基板は膨張係数が極めて低く、他の耐火材料と比較して耐衝撃性がかなり強くなる。また、任意の標準的なガラスより高い透過特性を有する。標準的な半導体グレードの溶融石英では220ナノメートルから3ミクロンであり、多くのタイプの溶融シリカでは175ナノメートルから3ミクロンである。また、どのガラスよりも高い温度特性を有する。連続最高温度は部品のサイズと形状により900℃から1100℃であり、短時間であれば最高1400℃までの温度に用いることができる。誘電率は極めて低く、ほぼすべての既知の材料の中で最も低い損失正接を有する。熱伝導率も非常に低く、溶解、曲げ加工、溶融、延伸、管状またはロッド状に溶着、研削、および研磨することができる。ほとんどのガラスよりも硬く、比較的大きいサイズで任意の形状に加工でき、フッ素化されていない酸、溶媒、およびプラズマに対して優れた耐性を有し、高純度の化学物質を含有するのに優れ、かつ、より大きい部品ではサファイヤより安価である。
本発明およびその潜在的な利点は、図面の図1から図5を参照することによって理解される。本文書において、同じ符号は同じ部分およびステップを示す。
図1は、本発明の一実施形態による微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の模式図である。
半導体装置は、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100と、さらなる要素とを備えてもよい。さらなる要素は、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の上または下に結合されうるダイ(図示せず)などである。また、回路基板(図示せず)が微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の上または下に結合されてもよい。結合には、はんだボールを用いてもよい。
半導体装置は集積受動デバイス(Integrated Passive Device:IPD)をさらに備えてもよく、IPDは、実装に応じてコンデンサ(例えばデカップリングコンデンサ)、レジスタ、またはインダクタを含んでもよい。集積受動デバイス(IPD)は、例えば、半導体装置の第1表面(例えば上面)または第2表面に配置されてもよい。
微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100は、透明基板110と、第1金属ミラー構造120と、第2金属ミラー構造130と、ファブリ・ペロー・キャビティ140と、電極150、151とを備える。
第1金属ミラー構造120は透明基板110上に配置され、第1金属層121と第1支持層122、123とを含む。
第2金属ミラー構造130は、第1金属ミラー構造120の上方であって、透明基板110(下方)から見て第1金属ミラー構造120の反対側(図1の上方)に配置される。第2金属ミラー構造130は、第2金属層131と第2支持層132、133とを含む。第1支持層122、123と第2支持層132、133とは実質的に平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含む。
ファブリ・ペロー・キャビティ140は、第1支持層122、123と第2支持層132、133との間に生成される。ファブリ・ペロー・キャビティ140は、第1金属ミラー構造120上に絶縁層141を設け、第2金属ミラー構造130を設けた後に絶縁層141を少なくとも部分的に除去することによって形成される。そのようなキャビティ140を形成することによって、駆動電極による静電作動により第2金属ミラー構造130が第1金属ミラー構造120に向かって移動可能になる。
第1金属層121および第2金属層131に電気的接点を設けるために、少なくとも2つの電極150、151が配置される。
透明基板110の下に第1酸化アルミニウム層111を配置してもよく、透明基板110の上に第2酸化アルミニウム層122を配置してもよい。第2酸化アルミニウム層122は、第1金属ミラー構造120の第1支持層122、123の一部である。
第1酸化アルミニウム層111の下に下部絶縁層112を配置してもよい。下部絶縁層112はオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。
実施形態によっては、少なくとも1つの絶縁層112、141は、例えば、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)から生成された二酸化ケイ素を含んでもよい。
第2酸化アルミニウム層122の上に第1金属ミラー構造120の第1金属層121を配置してもよい。
第1金属層121の上に第3酸化アルミニウム層123を配置してもよい。第3酸化アルミニウム層123は、第1金属ミラー構造120の第1支持層122、123の一部である。
第1金属層121と接続するように第1電気接点150を配置してもよい。第1電気接点150と第1金属層121との間において、第3酸化アルミニウム層123の一部が例えばウェットエッチングによって除去される。例えば選択性が十分である場合、ドライエッチングを用いてもよい。
第3酸化アルミニウム層123の上に絶縁層141を配置してもよい。絶縁層141はオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。
絶縁層140の上に第4酸化アルミニウム層132を配置してもよい。第4酸化アルミニウム層132は、第2金属ミラー構造130の第2支持層132、133の一部である。
第4酸化アルミニウム層132の上に第2金属ミラー構造130の第2金属層131を配置してもよい。
第2金属層131の上に第5酸化アルミニウム層133を配置してもよい。第5酸化アルミニウム層133は、第2金属ミラー構造130の第2支持層132、133の一部である。
第2金属層131と接続するように第2電気接点151を配置してもよい。第2電気接点151と第2金属層131との間において、第5酸化アルミニウム層133の一部が例えばウェットエッチングによって除去される。
第2金属ミラー構造130は、絶縁層141の少なくとも一部を除去して第1金属ミラー構造120と第2金属ミラー構造130との間にファブリ・ペロー・キャビティ140を設けるための貫通孔134を有する。
実施形態によっては、ファブリ・ペロー・キャビティ140は、フッ化水素酸(HF)蒸気によって犠牲酸化層(絶縁層141の一部)を除去することで加工する。フッ化水素酸(HF)は、高速なエッチングを可能にし、ケイ素に対する選択性が高いことから、微細加工に用いられる酸化ケイ素のタイプに理想的なエッチング液である。HFエッチングは、MEMS加工における犠牲酸化層の除去に用いてもよい。
実施形態によっては、例えば、透明基板110は溶融石英ガラスまたは溶融シリカガラスを含み、酸化アルミニウムはAlを含み、二酸化チタンはTiOを含む。
支持層122、123と132、133の少なくとも一方は、AlまたはTiOコーティングされたファブリ・ペロー干渉計(FPI)ミラーを含む。
Alコーティングは、例えば原子層堆積(Atomic Layer Deposition:ALD)を用いて堆積させてもよい。
Alは、加工プロセスフロー中に、例えばウェットエッチングに対する金属層121、131の保護層として用いてもよい。
実施形態によっては、第1金属層121および第2金属層131は、特定の形状および/または複数の領域にパターニングされてもよく、そのような形状/領域は、ミラー構造120と130の少なくとも一方に対する静電作動を形成してもよい。
実施形態によっては、第1金属ミラー構造120は、第1金属層121を複数の領域に分割する少なくとも1つの溝124を有してもよく、これらの領域は作動/駆動電極を形成してもよい。そのような電極を特定のDCまたはAC信号に接続することで、第2金属ミラー構造130を第1金属ミラー構造120に向かって引き寄せることができる。
実施形態によっては、ミラー機能は金属層121、131によって提供される。また、目的は、底部金属層121および関連する金属ミラー構造120と組み合わせると、調整可能なファブリ・ペロー干渉計100を形成する、懸架式金属ミラー構造130を設けることである。このような構造の金属層を支持するために、酸化アルミニウム層を配置してもよい。
実施形態によっては、第1金属層121は、特定の形状および/または複数の領域にエッチングされてもよく、溝124が形成されてもよい。
実施形態によっては、第2金属層131は、特定の形状および/または複数の領域にエッチングされてもよく、溝134および/または貫通孔134が形成されてもよい。
図2は、本発明の一実施形態による微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の別の模式図である。
実施形態によっては、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100は、金属ミラー構造120と130の少なくとも一方に対する電気制御をさらに備えてもよい。金属ミラー構造120と130の少なくとも一方は、梁構造(例えば、第2金属ミラー構造130)として利用されてもよい。この梁構造は、その両端が、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の固定要素に固定される。
実施形態によっては、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100は、梁構造(例えば、第2金属ミラー構造130)の下方に設けられる少なくとも1つの下部駆動電極210と、梁構造(例えば、第2金属ミラー構造130)の下部表面上に設けられ、基板110に対向する少なくとも1つの上部駆動電極211とをさらに備えてもよい。したがって、上部駆動電極211と下部駆動電極210との間に電位差が設定されると、梁構造(例えば、第2金属ミラー構造130)は静電引力によって基板110に引き寄せられるため、電極210、211の制御信号に基づいて金属ミラー構造120、130間の距離が変わり、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計100の特性が調整される。
実施形態によっては、駆動電極210、211は金属ミラー構造120、130の金属層121、131にそれぞれ統合され、電位差に対するバイアス電圧を供給してもよい。
また、ファブリ・ペロー・キャビティ140(空隙)が金属ミラー構造120、130間と、電極210、211間にも存在する。
実施形態によっては、バイアス電圧が(駆動電極または金属層を介して)印加されると、少なくとも1つの電極が熱膨張してキャビティ140の方向にシフトしてもよい。
実施形態によっては、バイアス電圧が印加されると、第2バイアス電極131、211が正に帯電して正電荷が蓄積されてもよく、第1バイアス電極121、210が負に帯電して負電荷が蓄積されてもよい。一方、キャビティ140の電荷は、バイアス電圧の印加に関係なく、0に維持されてもよい。しかしながら、実際は、キャビティ140に電荷が蓄積されることがよくある。したがって、140内で検出される絶縁体の電荷は必ずしも0ではない。
実施形態によっては、金属ミラー構造120、130は、互いに相対的かつ代わり代わりに移動可能である。金属ミラー構造120の底部金属層121は、パターニング(溝124)されて電極領域(溝124間の部分)を形成してもよく、例えば、パターニングされた上部ミラー電極131領域と共に、DCまたはACモードにおける上部ミラー構造130の静電作動に用いることができる。
図3は、本発明の一実施形態による、電気的に調整可能なファブリ・ペロー干渉計(FPI)の例示的な製造プロセスの段階である。
段階310において、石英基板などの透明基板110が設けられ、透明基板110の上部表面と下部表面の両方が、Alなどの酸化アルミニウムを用いてコーティングされて、透明基板110の下に第1酸化アルミニウム層111が配置され、透明基板110の上に第2酸化アルミニウム層122が配置される。
層111、122の厚さは一般的に、当該層の材料内における放射線の動作波長の4分の1または2分の1である。この場合、層111、122の厚さは、例えば20nmであってもよい。これらの層111、122は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって基板110に堆積させることができる。ALDプロセスの温度は、例えば100〜300°Cにすることができる。しかしながら、(FPIキャビティのための)ポリマーの絶縁層はこの段階では設けられていないため、より高い温度を用いる代替のプロセスを用いることもできる。
段階320において、第1酸化アルミニウム層111の下に下部絶縁層112が配置される。下部絶縁層112はオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。下部絶縁層112は、例えばALDを用いて堆積させてもよい。下部絶縁層112の厚さは、例えば50nmであってもよい。さらに、第2酸化アルミニウム層122の上に第1金属層121が配置される。第1金属層121は、例えばAg(銀)を含んでもよい。第1金属層121は、例えば、Agなどの適切な金属のスパッタリングまたは蒸着によって形成してもよい。第1金属層121は、FPI100におけるミラーの電極を形成する。第1金属層121は、パターニングされ、パターン外の所望の場所321から金属を除去するためにウェットエッチングされてもよい。例えば、第1金属層121は、特定の形状および/または複数の領域にエッチングされてもよく、溝124が形成されてもよい。
段階330において、第1金属層121の上に第3酸化アルミニウム層123が配置される。第3酸化アルミニウム層123は、第1金属ミラー構造120の第1支持層122、123の一部である。層123は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって堆積させることができる。層123の厚さは、例えば20nmであってもよい。
第3酸化アルミニウム層123の上に絶縁層331が配置される。絶縁層331はオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。絶縁層331は、例えばALDを用いて堆積させてもよい。絶縁層331の厚さは、例えば50nmであってもよい。
さらに、第1金属層121と接続するように第1電気接点150が配置される。第3酸化アルミニウム層123(および絶縁層331)の一部が、第1電気接点150と第1金属層121との間において、例えばウェットエッチングによって除去される。
段階340において、第3酸化アルミニウム層123(および絶縁層331)の上に絶縁層141が配置される。絶縁層141は、例えばオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。絶縁層141は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって堆積させることができる。層141の厚さは、例えば1450nmであってもよい。
さらに、絶縁層141を、酸化物エッチング、例えばSTS社製の改良型酸化物エッチング(Advanced Oxide Etch:AOE)を用いて第1電気接点150の上でエッチングしてもよい。
段階350において、絶縁層141の上に第4酸化アルミニウム層132が配置される。第4酸化アルミニウム層132は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって堆積させることができる。層132の厚さは、例えば70nmであってもよい。
さらに、第4酸化アルミニウム層132の上に第2金属層131が配置され、第2金属層131の上に第5酸化アルミニウム層133が配置される。第4酸化アルミニウム層132および第5酸化アルミニウム層133は、第2金属ミラー構造130の第2支持層132、133の一部である。
第2金属層131は、例えばAg(銀)を含んでもよい。第2金属層131は、例えば、Agなどの適切な金属のスパッタリングまたは蒸着によって形成してもよい。第2金属層131は、FPI100におけるミラーの電極を形成する。第2金属層131は、パターニングされ、パターン外の所望の場所から金属を除去するためにウェットエッチングされてもよい。
第4および第5酸化アルミニウム層132、133は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって堆積させることができる。層132、133それぞれの厚さは、例えば70nmであってもよい。第5酸化アルミニウム層133の上に、さらなる絶縁層351を配置してもよい。このさらなる絶縁層は、例えばオルトケイ酸テトラエチル(TEOS)を含む。このさらなる絶縁層351は、例えばALD(原子層堆積)プロセスによって堆積させることができる。このさらなる絶縁層351の厚さは、例えば50nmであってもよい。
さらに、第2金属層131と接続するように第2電気接点151が配置される。第5酸化アルミニウム層133(およびさらなる絶縁層351)の一部が、第2電気接点151と第2金属層131との間において、例えばウェットエッチングによって除去される。
第2電気接点151は、例えば、アルミニウムを含んでもよく、厚さが500nmであってもよい。
段階360において、第2金属ミラー構造130が加工され、絶縁層141の少なくとも一部を除去して第1金属ミラー構造120と第2金属ミラー構造130との間にファブリ・ペロー・キャビティ140を設けるための貫通孔134が設けられる。第2金属ミラー構造130に貫通孔134を設けるために、パターニングおよびエッチングを用いることができる。これらの孔は、絶縁層141の一部を除去するために必要とされる。さらに、絶縁層141および第2支持層132、133を、酸化物エッチング、例えばSTS社製の改良型酸化物エッチング(AOE)を用いて第1電気接点150の上でエッチングしてもよい。第2金属ミラー構造130に貫通孔134を加工するために、プラズマエッチングを用いてもよい。
さらに、ウェットエッチングだけでなく、裏側リソグラフィが実行される。表側はフォトレジスト(PhotoResist:PR)で保護される。下部絶縁層112の一部が除去され、下部絶縁層112の下に(例えばアルミニウムの)金属層要素361が配置される。下部絶縁層112の一部を除去することで、開口部が設けられる。この開口部は、例えば、FPI100への光を通すために用いてもよい。
実施形態によっては、少なくとも1つの層の堆積は、例えばPECVDシランプロセス/酸化を用いて行ってもよい。
実施形態によっては、少なくとも1つの金属層の表面に延在する金属層要素に少なくとも1つのバリア層を形成してもよい。
このバリア層は、低圧化学蒸着窒化物(Low-Pressure Chemical Vapor Deposition nitride:LPCVD SiN)またはプラズマ促進化学蒸着窒化物(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition nitride:PECVD SiN)を含んでもよい。
半導体装置の少なくとも1つの絶縁層は、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)などのプラズマ促進化学蒸着(PECVD)層を含んでもよい。
図4は、本発明の一実施形態による方法のフローチャートである。
微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計を製造する方法は、ステップ410から開始する。
ステップ420において、透明基板を設ける。このステップは、例えば、一般的な反応ツールの反応空間に基板を搬入することを含んでもよい。反応ツールは、例えば、ALDタイプのプロセスの実行に適したツールである。
ステップ430において、第1金属層と第1支持層とを含む第1金属ミラー構造を透明基板上に堆積させる。
ステップ440において、第2金属ミラー構造を、第1金属ミラー構造の上方であって、透明基板から見て第1金属ミラー構造の反対側に堆積させる。第2金属ミラー構造は第2金属層と第2支持層とを含む。第1支持層と第2支持層とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含む。
ステップ450において、ファブリ・ペロー・キャビティを、第1支持層と第2支持層との間に形成する。このキャビティは、第1金属ミラー構造上に絶縁層を設け、第2金属ラー構造を設けた後に絶縁層を少なくとも部分的に除去することによって形成する。
ステップ460において、第1金属層および第2金属層に電気的接点を設けるために、電極を形成する。
ステップ470において、方法を終了する。
前述の方法におけるステップは、記載と異なる順序で提示してもよく、図4のステップ間に追加のステップを実行してもよい。
実施形態によっては、酸化アルミニウムを含む不動態化層を基板の表面に形成し、不動態化層と導電電極との間にバリア層を加工することで、不動態化層と導電電極との間の化学的相互作用によって生じる影響から保護してもよい。
チタンと酸素、タンタルと酸素、ジルコニウムと酸素、ハフニウムと酸素、または上記いずれかの組合せ、または上記いずれかとアルミニウムと酸素との組合せを含むバリア層を不動態化層上に堆積させてもよく、この堆積は、反応空間内で不動態化層を2つ以上の異なる前駆体(少なくとも1つは酸素の前駆体である)に交互に暴露させて表面反応を繰り返すことによって行い、アルミニウムペーストを含む層をバリア層上に形成することによって、不動態化層上に堆積されたバリア層上に導電電極を形成する。
その後、反応空間を、酸化アルミニウムを含む不動態化層を形成するのに適切な圧力にポンプダウンしてもよい。反応空間は、例えば機械的真空ポンプを用いて適切な圧力にポンプダウンすることができる。または、大気圧ALDシステムおよび/またはプロセスの場合、大気から堆積ゾーンを保護するようにガスフローを設定することができる。用いた方法によって不動態化層を形成するために適した温度に、基板を加熱してもよい。基板は、例えば、気密ロードロック方式または単に装填ハッチによって反応空間に導入することができる。基板は、例えば、反応空間全体も加熱する抵抗加熱要素によって加熱することができる。
基板と反応空間が目標温度および堆積に適したその他の条件に達した後、不動態化堆積物が実質的にシリコン表面に直接堆積するように、シリコン表面を調整することができる。この、不動態化層が堆積される表面の調整には、膜表面における不純物および/または酸化の化学的浄化を含めることができる。シリコン表面が酸化環境を介して反応空間に導入された場合、例えば、暴露表面が、ある堆積ツールから別の堆積ツールに搬送される場合、酸化物の除去は特に有益である。シリコン膜の表面から不純物および/または酸化物を除去するプロセスの詳細は、本明細書を参照する当業者には明白であろう。本発明のいくつかの実施形態において、当該調整は、ex−situ、すなわちALDタイププロセスに適したツールの外部で実施することができる。
基板の調整後、シリコン基板上に直接、不動態化層(例えば酸化アルミニウムを含む)を形成するために、堆積表面を異なる前駆体化学物質に交互に暴露させることを開始してもよい。堆積表面を前駆体に暴露させるたびに、対応する前駆体と堆積表面との吸着反応の結果として、堆積表面上にさらなる堆積物が形成される。
ALDタイプ堆積に適した一般的な反応器は、次の前駆体化学物質を反応空間に導入する前に、余分な化学物質や反応副生成物を反応空間からパージできるように、窒素やアルゴンなどのキャリアガスを反応空間に導入するシステムを備える。この機能と、気化した前駆体の制御された供給とにより、反応空間内または反応器の他の部分内で異なる前駆体同士が顕著に混ざり合うことなく、基板表面を前駆体に交互に暴露させることができる。実際は、堆積プロセス全体においてキャリアガスは反応空間内に普遍的に連続して流れており、キャリアガスによって、様々な前駆体のみが交互に反応空間に導入される。
基板上の不動態化層の厚さは、堆積表面を異なる前駆体に暴露させる回数によって制御できる。不動態化層の厚さは、目的の厚さになるまで増加され、その後、少なくとも1つの絶縁層が堆積される。
絶縁層の堆積は、本発明の一実施形態において、不動態化層の堆積が終了した直後に、同じ堆積ツール内でALDタイププロセスによって実行される。この場合、絶縁層の堆積は、単に、不動態化層の堆積に用いた前駆体化学物質を、絶縁層の堆積に適した前駆体化学物質へと変更することによって開始できる。
実施形態によっては、半導体装置は、ダイ上に付加された微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計を含むボンドワイヤパッケージを含む。ダイはリードフレーム上に設けてもよい。リードフレームは、ピングリッドアレイ(Pin Grid Array:PGA)パッケージ、クワッドフラットノンリード(Quad Flat Non-leaded:QFN)パッケージ、またはその他のパッケージであってもよい。リードフレームは第1パッドを含んでもよく、プリント基板(Printed Circuit Board:PCB)上に実装されてもよい。微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計とダイとの間に中間層を設け、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計をダイに接続してもよい。微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計、ダイ、および中間層によって、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計およびダイを置き換えてもよい。
実施形態によっては、金属化層は、受動デバイス、受動デバイスの一部、および/または相互接続デバイス(例えば、カプラ、ジャンパ、トレースなど)を含んでもよい。
微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計は、絶縁層または第2基板と、金属化層とを含んでもよい。絶縁層または第2基板は、金属化層の間に設けられる。絶縁層または第2基板はバイアを含んでもよい。バイアは、貫通ガラスバイア(Through Glass Via:TGV)または貫通シリコンバイア(Through Silicon Via:TSV)であってもよい。
微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計上に追加のパッドを設けてもよい。当該パッドはボンドワイヤによって第1パッドに接続されてもよい。当該パッドは、例えば、金属化層、および/または金属化層内の受動デバイスに接続されてもよい。
開示した微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)100チップは、誘電体ミラーMEMS−FPIよりも大きい波長範囲をカバーしてもよい。一般的に、誘電体ミラーMEMS−FPIは、設計波長の±10〜15%の波長範囲に調整することができる。動作波長範囲外では、誘電体ミラーMEMS−FPIは高い透過率を有する。これに対し、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)100の金属ミラーは、FPIの空隙140が建設的干渉に対応するスペクトルバンドのみを透過する。このため、例えば、RGBタイプの画像センサに基づく広スペクトル範囲のハイパースペクトル撮像装置に用いることができる。
図5は、本発明の一実施形態による微少電子機械システム(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)100を備える装置500の模式図である。
装置500は、例えばハイパースペクトル撮像装置であってもよい。
実施形態によっては、ハイパースペクトル撮像装置500は、図示するように微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)100を備える。微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)100は、例えば、光用の開口部を有する支持板710上に配置される。開口部の作成については、例えば、図1から図3を参照されたい。
実施形態によっては、微少電子機械システム(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(FPI)チップ100は、2つのウェハレベル光学レンズ720、730の間に配置される。第1レンズ720(ウェハレベル撮像レンズ)は、FPI100に入射する光をコリメートし、第2レンズ730(ウェハレベル集束レンズ)は、対象物の画像を画像センサ740に集束させる。したがって、1立方センチメートルの寸法内に極めてコンパクトなハイパースペクトル撮像装置500を構築することができる。
以下に記載する請求の範囲、その解釈、または適用をなんら限定することなく、本明細書に開示した例示的実施形態の1つ以上における技術的効果は、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計の性能の改善である。本明細書に開示した例示的実施形態の1つ以上における別の技術的効果は、微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計の加工プロセスの改善である。本明細書に開示した例示的実施形態の1つ以上における別の技術的効果は、信頼性が高くコンパクトな半導体装置の提供である。本明細書に開示した例示的実施形態の1つ以上におけるさらに別の技術的効果は、限られたサイズで広範囲の動作波長を有する微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計である。
本発明の様々な態様を個々の請求項に記載するが、本発明の他の態様は、記載した実施形態および/または従属項の機能と独立項の機能との他の組合せを含み、請求の範囲に明示的に記載した組合せのみに限られない。
本明細書において本発明の例示的実施形態を説明したが、これらの説明は限定的な意味で解釈されるべきではない。むしろ、添付の請求の範囲に定められた本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形および修正を加えうる。

Claims (15)

  1. 透明基板(110)と、
    前記透明基板(110)上にあり、第1金属層(121)と第1支持層(122、123)とを含む第1金属ミラー構造(120)と、
    前記第1金属ミラー構造(120)の上方であって、前記透明基板(110)から見て前記第1金属ミラー構造(120)の反対側にあり、第2金属層(131)と第2支持層(132、133)とを含む第2金属ミラー構造(130)と、
    前記第1支持層(122、123)と前記第2支持層(132、133)との間にあるファブリ・ペロー・キャビティ(140)と、
    前記第1金属層(121)および前記第2金属層(131)に電気的接点を設けるための電極(150、151)と、
    を備え、
    前記第1支持層(122、123)と前記第2支持層(132、133)とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含み、
    前記ファブリ・ペロー・キャビティ(140)は、前記第1金属ミラー構造(120)上に絶縁層(141)を設け、前記第2金属ミラー構造(130)を設けた後に前記絶縁層(141)を少なくとも部分的に除去することによって形成される、
    微少電子機械(MicroElectroMechanical System:MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  2. 前記透明基板(110)の下に配置される第1酸化アルミニウム層(111)と、
    前記透明基板(110)の上に配置される第2酸化アルミニウム層(122)と、
    をさらに備え、
    前記第2酸化アルミニウム層(122)は、前記第1金属ミラー構造(120)の前記第1支持層(122、123)の一部である、
    請求項1に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  3. 前記第1酸化アルミニウム層(111)の下に配置される下部絶縁層(112)をさらに備え、
    前記下部絶縁層(112)はオルトケイ酸テトラエチルを含む、
    請求項2に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  4. 前記第1金属ミラー構造(120)の前記第1金属層(121)は、前記第2酸化アルミニウム層(122)の上に配置される、請求項2または3に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  5. 前記第1金属層(121)の上に配置される第3酸化アルミニウム層(123)をさらに備え、
    前記第3酸化アルミニウム層(123)は、前記第1金属ミラー構造(120)の前記第1支持層(122、123)の一部である、
    請求項4に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  6. 前記第1金属層(121)と接続するように配置される第1電気接点(150)をさらに備え、
    前記第1電気接点(150)と前記第1金属層(121)との間において、前記第3酸化アルミニウム層(123)の一部がウェットエッチングにより除去される、
    請求項5に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  7. 前記第3酸化アルミニウム層(123)の上に配置される前記絶縁層(141)をさらに備え、
    前記絶縁層(141)はオルトケイ酸テトラエチルを含む、
    請求項5または6に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  8. 前記絶縁層(141)の上に配置される第4酸化アルミニウム層(132)をさらに備え、
    前記第4酸化アルミニウム層(132)は、前記第2金属ミラー構造(130)の前記第2支持層(132、133)の一部である、
    請求項7に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  9. 前記第2金属ミラー構造(130)の前記第2金属層(131)は、前記第4酸化アルミニウム層(132)の上に配置される、請求項8に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  10. 前記第2金属層(131)の上に配置される第5酸化アルミニウム層(133)をさらに備え、
    前記第5酸化アルミニウム層(133)は、前記第2金属ミラー構造(130)の前記第2支持層(132、133)の一部である、
    請求項9に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  11. 前記第2金属層(131)と接続するように配置される第2電気接点(151)をさらに備え、
    前記第2電気接点(151)と前記第2金属層(131)との間において、前記第5酸化アルミニウム層(133)の一部がウェットエッチングにより除去される、
    請求項10に記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  12. 前記第2金属ミラー構造(130)は、前記絶縁層(141)の少なくとも一部を除去して前記第1金属ミラー構造(120)と前記第2金属ミラー構造(130)との間に前記ファブリ・ペロー・キャビティ(140)を設けるための貫通孔(134)を有する、請求項1から11のいずれかに記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  13. 前記透明基板(110)は溶融石英ガラスまたは溶融シリカガラスを含み、
    前記酸化アルミニウムはAl2O3を含み、
    前記二酸化チタンはTiO2を含む、
    請求項1から12のいずれかに記載の微少電子機械(MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)。
  14. 請求項1に記載のファブリ・ペロー干渉計(100)を備える半導体装置。
  15. 透明基板(110)を設けることと、
    第1金属層(121)と第1支持層(122、123)とを含む第1金属ミラー構造(120)を前記透明基板(110)上に堆積させることと、
    第2金属層(131)と第2支持層(132、133)とを含む第2金属ミラー構造(130)を、前記第1金属ミラー構造(120)の上方であって、前記透明基板(110)から見て前記第1金属ミラー構造(120)の反対側に堆積させることと、
    前記第1支持層(122、123)と前記第2支持層(132、133)との間にファブリ・ペロー・キャビティ(140)を形成することと、
    前記第1金属層(121)および前記第2金属層(131)に電気的接点を設けるための電極(150、151)を形成することと、
    を含み、
    前記第1支持層(122、123)と前記第2支持層(132、133)とは平行であり、酸化アルミニウムと二酸化チタンの少なくとも一方を含み、
    前記ファブリ・ペロー・キャビティ(140)は、前記第1金属ミラー構造(120)上に絶縁層(141)を設け、前記第2金属ミラー構造(130)を設けた後に前記絶縁層(141)を少なくとも部分的に除去することによって形成される、
    微少電子機械(MicroElectroMechanical System:MEMS)ファブリ・ペロー干渉計(100)を製造する方法。
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