JP2015000054A - 容器詰飲料 - Google Patents
容器詰飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015000054A JP2015000054A JP2013127285A JP2013127285A JP2015000054A JP 2015000054 A JP2015000054 A JP 2015000054A JP 2013127285 A JP2013127285 A JP 2013127285A JP 2013127285 A JP2013127285 A JP 2013127285A JP 2015000054 A JP2015000054 A JP 2015000054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- container
- tea extract
- preferable
- flavor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
Abstract
Description
(A)非重合体カテキン類:0.05〜0.5質量%
(B)カラメルIV :固形分換算で0.0001〜0.5質量%
を含有し、pHが2〜5である、茶抽出物含有容器詰飲料を提供するものである。
本発明の容器詰飲料中の(A)非重合体カテキン類の含有量は0.05〜0.5質量%であるが、生理効果の観点から、0.06質量%以上が好ましく、0.08質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましく、また風味変化抑制の観点から、0.4質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましい。かかる(A)非重合体カテキン類の含有量の範囲としては、本発明の容器詰飲料中に、好ましくは0.06〜0.4質量%、より好ましくは0.08〜0.3質量%、更に好ましくは0.1〜0.2質量%である。
(C)環状オリゴ糖は、市販品を使用してもよく、例えば、β−環状オリゴ糖としては、セルデックスB−100(日本食品化工社製)、デキシパールβ−100(塩水港精糖社製)等が挙げられ、またγ−環状オリゴ糖としては、CAVAMAX W8 Food(株式会社シクロケム:WACKER社製)等が挙げられる。更に、環状オリゴ糖の混合製剤としては、例えば、セルデックスTB−50、セルデックスSL−20DP(日本食品化工社製)等を挙げることができる。
塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等が挙げられ、具体的には、クエン酸3ナトリウム、クエン酸1カリウム、クエン酸3カリウム、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸3ナトリウム、酒石酸水素カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、フマル酸ナトリウム、リン酸水素2アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸2水素ナトリウム、メタリン酸3ナトリウム、リン酸3カリウム等を挙げることができる。
果汁としては、例えば、オレンジ、グレープフルーツ、マスカット、アセロラ、レモン、ライム、ウメ、ポンカン、イヨカン、カボス、シークワシャー等の果汁が挙げられ、中でも、オレンジ、グレープフルーツ、レモン等の柑橘果実から得られる果汁が好ましい。果汁は、1種単独で又は2種以上の混合物として使用することもできる。
本発明の容器詰飲料中の果汁の含有量は、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.002〜3質量%、更に好ましくは0.05〜1質量%である。なお、果汁として2種以上含有する場合、果汁の含有量は合計量とする。
(E)香料としては、オレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー、グレープフルーツフレーバー、ジャスミンフレーバー、カミツレフレーバー、バラフレーバー、ペパーミントフレーバー、サンザシフレーバー、キクフレーバー等が挙げられ、中でも、オレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー、グレープフルーツフレーバー等のシトラスフレーバーが好ましい。(E)香料は、1種単独で又は2種以上の混合物として使用することもできる。
本発明の容器詰飲料中の(E)香料の含有量は、好ましくは0.01〜0.5質量%、より好ましくは0.03〜0.4質量%、更に好ましくは0.05〜0.3質量%である。なお、(E)香料として2種以上含有する場合、(E)香料の含有量は合計量とする。
炭水化物としては、例えば、果糖、ブドウ糖、タガトース、アラビノース等の単糖;乳糖、トレハロース、麦芽糖、ショ糖等の二糖;ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖等の異性化液糖;エリスリトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコールを挙げることができる。また、高甘度甘味料としては、例えば、スクラロース、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン、グリチルリチン、サッカリン、アセスルファムK等を挙げることができる。
(a)茶抽出物を水、又は水と水溶性有機溶媒(例えば、エタノール)との混合物(以下、「有機溶媒水溶液」という)に懸濁して生じた沈殿を除去する方法(例えば、特開2004−147508号公報、特開2004−149416号公報)。
(b)茶抽出物を活性炭、酸性白土及び活性白土から選択される少なくとも1種の吸着剤と接触させる方法(例えば、特開2007−282568号公報)。
本発明においては、酸素透過性が高度に抑制された容器を使用することを必ずしも要さず、例えば、酸素透過度が0.05〜4cm3/day・m2・atmである容器を使用したとしても、沈殿物生成及び風味変化を十分に抑制することができる。容器の酸素透過度(cm3/day・m2・atm)は、より一層の沈殿物生成及び風味変化の抑制の観点から、0.05以上が好ましく、0.06以上がより好ましく、0.07以上が更に好ましく、そして4以下が好ましく、3.5以下がより好ましく、3以下が更に好ましい。容器の酸素透過度(cm3/day・m2・atm)の範囲としては、好ましくは0.05〜4、より好ましくは0.06〜3.5、更に好ましくは0.07〜3である。ここで「酸素透過度(cm3/day・m2・atm)」とは、JIS K 7126 Bに準拠して測定された酸素透過度指数を容器の表面積で除して、その材料1m2当たりに換算した値である。なお、酸素透過度指数は、MOCON社製装置を用いて、試験片(容器)の一方面に酸素を供給し、他方面に等圧で窒素キャリアーガスを流し、透過した酸素を20℃、相対湿度60%にて酸素検知器を用いて測定した値である。
また、容器は、着色された容器でも、透明容器でもよいが、沈殿物を確認しやすい透明容器が好ましい。ここで「透明容器」とは、実質的に容器底部の沈殿物の有無を目視にて確認できるものをいう。
次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類:0.05〜0.5質量%
(B)カラメルIV :固形分換算で0.0001〜0.5質量%
を含有し、pHが2〜5である、茶抽出物含有容器詰飲料。
(A)非重合体カテキン類の含有量が、好ましくは0.06質量%以上、より好ましくは0.08質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であって、好ましくは0.4質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下である、前記<1−1>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−3>
(A)非重合体カテキン類の含有量が、好ましくは0.06〜0.4質量%、より好ましくは0.08〜0.3質量%、更に好ましくは0.1〜0.2質量%である、前記<1−1>又は<1−2>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−4>
(A)非重合体カテキン類が、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、ガロカテキン及びカテキンから選ばれる少なくとも1種である、前記<1−1>〜<1−3>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−5>
(A)非重合体カテキン類中の(G)非エピ体の割合([(G)/(A)]×100)が、好ましくは5〜25質量%、より好ましくは8〜20質量%、更に好ましくは10〜15質量%、殊更に好ましくは10〜14質量%である、前記<1−1>〜<1−4>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−6>
(B)カラメルIVが、でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物に、亜硫酸化合物及びアンモニウム化合物を加えて、又はこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られるものである、前記<1−1>〜<1−5>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−7>
(B)カラメルIVの含有量が、固形分換算で、好ましくは0.0002質量%以上、より好ましくは0.002質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であって、好ましくは0.4質量%以下、より好ましくは0.35質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以下、殊更に好ましくは0.25質量%以下である、前記<1−1>〜<1−6>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−8>
(B)カラメルIVの含有量が、固形分換算で、好ましくは0.0002〜0.4質量%、より好ましくは0.002〜0.35質量%、更に好ましくは0.002〜0.3質量%、殊更に好ましくは0.01〜0.25質量%である、前記<1−1>〜<1−7>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−9>
(B)カラメルIVの含有量が、固形分換算で、好ましくは0.00015質量%以上、より好ましくは0.0002質量%以上、更に好ましくは0.00025質量%以上であって、好ましくは0.45質量%以下、より好ましくは0.35質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下である、前記<1−1>〜<1−6>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−10>
(B)カラメルIVの含有量が、固形分換算で、好ましくは0.00015〜0.45質量%、より好ましくは0.0002〜0.35質量%、更に好ましくは0.00025〜0.2質量%である、前記<1−1>〜<1−6>、<1−9>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
(B)カラメルIVと(A)非重合体カテキン類との質量比[(B)/(A)]が、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.1以上であって、好ましくは4以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは2.5以下である、前記<1−1>〜<1−10>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−12>
(B)カラメルIVと(A)非重合体カテキン類との質量比[(B)/(A)]が、好ましくは0.001〜4、より好ましくは0.02〜3、更に好ましくは0.1〜2.5である、前記<1−1>〜<1−11>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−13>
(B)カラメルIVと(A)非重合体カテキン類との質量比[(B)/(A)]が、好ましくは0.001以上、より好ましくは0.0015以上、更に好ましくは0.002以上であって、好ましくは4以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは1.5以下である、前記<1−1>〜<1−10>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−14>
(B)カラメルIVと(A)非重合体カテキン類との質量比[(B)/(A)]が、好ましくは0.001〜4、より好ましくは0.0015〜3、更に好ましくは0.002〜1.5である、前記<1−1>〜<1−10>、<1−13>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−15>
好ましくは成分(C)として環状オリゴ糖を更に含有する、前記<1−1>〜<1−14>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−16>
(C)環状オリゴ糖が、好ましくはγ−環状オリゴ糖を含有するもの、更に好ましくはγ−環状オリゴ糖、β−環状オリゴ糖、及びα−環状オリゴ糖の何れか1種以上の混合物である、前記<1−15>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−17>
前記混合物中のγ−環状オリゴ糖の割合が、好ましくは30〜100質量%、より好ましくは35〜90質量%、更に好ましくは40〜80質量%であり、また混合物中のβ−環状オリゴ糖の割合が、好ましくは0〜50質量%、より好ましくは2〜40質量%、更に好ましくは5〜30質量%であり、残部がα−環状オリゴ糖である、前記<1−16>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−18>
(C)環状オリゴ糖の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上であって、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.7質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である、前記<1−15>〜<1−17>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−19>
(C)環状オリゴ糖の含有量が、好ましくは0.01〜1質量%、より好ましくは0.03〜0.7質量%、更に好ましくは0.05〜0.5質量%である、前記<1−15>〜<1−18>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−20>
(B)カラメルIVと(C)環状オリゴ糖との質量比[(C)/(B)]が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.25以上、更に好ましくは0.3以上、殊更に好ましくは0.5以上であって、好ましくは310以下、より好ましくは200以下、更に好ましくは50以下である、前記<1−15>〜<1−19>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
(B)カラメルIVと(C)環状オリゴ糖との質量比[(C)/(B)]が、好ましくは0.1〜310、より好ましくは0.2〜310、更に好ましくは0.25〜200、更に好ましくは0.3〜50、殊更に好ましくは0.5〜50である、前記<1−15>〜<1−20>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−22>
好ましくは成分(D)として酸味料を更に含有する、前記<1−1>〜<1−21>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−23>
(D)酸味料が、好ましくはアスコルビン酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、リン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上であり、より好ましくはアスコルビン酸、クエン酸、リンゴ酸、リン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上であり、更に好ましくはアスコルビン酸、クエン酸、リン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上である、前記<1−22>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−24>
前記塩が、好ましくはアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、更に好ましくはナトリウム塩、カリウム塩である、前記<1−23>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−25>
(D)酸味料の含有量が、好ましくは0.03質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上、殊更に好ましくは0.3質量%以上であって、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.6質量%以下、殊更に好ましくは0.4質量%以下である、前記<1−22>〜<1−24>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−26>
(D)酸味料の含有量が、好ましくは0.03〜1質量%であり、より好ましくは0.1〜0.8質量%であり、更に好ましくは0.2〜0.6質量%であり、殊更に好ましくは0.3〜0.4質量%である、前記<1−22>〜<1−25>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−27>
(B)カラメルIVと(D)酸味料との質量比[(D)/(B)]が、好ましくは0.5以上、より好ましくは1以上、更に好ましくは1.5以上であって、好ましくは1350以下、より好ましくは500以下、更に好ましくは150以下である、前記<1−22>〜<1−26>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−28>
(B)カラメルIVと(D)酸味料との質量比[(D)/(B)]が、好ましくは0.5〜1350、より好ましくは1〜500、更に好ましくは1.5〜150である、前記<1−22>〜<1−27>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−29>
好ましくは果汁を更に含有する、前記<1−1>〜<1−28>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−30>
果汁が、好ましくは柑橘果実から得られる果汁、更に好ましくはオレンジ、グレープフルーツ及びレモンから選ばれる少なくとも1種である、前記<1−29>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
果汁の含有量が、好ましくは0.001〜5質量%、より好ましくは0.002〜3質量%、更に好ましくは0.05〜1質量%である、前記<1−29>又は<1−30>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−32>
好ましくは成分(E)として香料を更に含有する、前記<1−1>〜<1−31>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−33>
(E)香料が、好ましくは植物由来の香料、より好ましくは柑橘果実由来の香料(シトラスフレーバー)、更に好ましくはオレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー及びグレープフルーツフレーバーから選ばれる少なくとも1種である、前記<1−32>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−34>
(E)香料の合計含有量が、好ましくは0.01〜0.5質量%、より好ましくは0.03〜0.4質量%、更に好ましくは0.05〜0.3質量%である、前記<1−32>又は<1−33>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−35>
好ましくは成分(F)として甘味料を更に含有する、前記<1−1>〜<1−34>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−36>
(F)甘味料が、好ましくは炭水化物、グリセロール及び高甘味度甘味料から選ばれる少なくとも1種である、前記<1−35>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−37>
前記炭水化物が、好まししくは単糖、二糖、異性化液糖及び糖アルコールから選ばれる少なくとも1種であり、更に好ましくは果糖、ブドウ糖、タガトース、アラビノース、乳糖、トレハロース、麦芽糖、ショ糖、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、エリスリトール、キシリトール及びマルチトールから選ばれる少なくとも1種であり、前記高甘度甘味料が、スクラロース、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン、グリチルリチン、サッカリン及びアセスルファムKから選ばれる少なくとも1種である、前記<1−36>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−38>
(F)甘味料の含有量が、(F)甘味料として炭水化物、グリセロールを使用する場合、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.05〜12質量%、更に好ましくは0.1〜10質量%であり、また高甘味度甘味料を使用する場合、好ましくは0.0001〜5質量%、より好ましくは0.0001〜3質量%、更に好ましくは0.0001〜1質量%である、前記<1−36>又は<1−37>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−39>
好ましくは炭酸ガス、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、起泡剤、泡安定剤、各種エステル類、色素類、乳化剤、保存料、調味料及び品質安定剤から選ばれる1種又は2種以上の添加剤を更に含有する、前記<1−1>〜<1−38>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−40>
20℃におけるpHが、好ましくは2.5以上、更に好ましくは3以上であって、好ましくは4.5以下、更に好ましくは4以下である、前記<1−1>〜<1−39>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
20℃におけるpHが、好ましくは2.5〜4.5、更に好ましくは3〜4である、前記<1−1>〜<1−40>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−42>
好ましくは茶飲料又は非茶飲料である、前記<1−1>〜<1−41>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−43>
好ましくは茶抽出液、その濃縮物又はそれらの精製物、更に好ましくは緑茶抽出液、その濃縮物又はそれらの精製物を配合したものである、前記<1−1>〜<1−42>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−44>
酸素透過度が、好ましくは0.05cm3/day・m2・atm以上、より好ましくは0.06cm3/day・m2・atm以上、更に好ましくは0.07cm3/day・m2・atm以上であって、4cm3/day・m2・atm以下、より好ましくは3.5cm3/day・m2・atm以下、更に好ましくは3cm3/day・m2・atm以下である容器に充填したものである、前記<1−1>〜<1−43>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−45>
酸素透過度が、好ましくは0.05〜4cm3/day・m2・atm、より好ましくは0.06〜3.5cm3/day・m2・atm、更に好ましくは0.07〜3cm3/day・m2・atmである容器に充填したものである、前記<1−1>〜<1−44>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−46>
透明容器に充填したものである、前記<1−1>〜<1−45>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−47>
加熱殺菌したものである、前記<1−1>〜<1−46>のいずれか一に記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
<1−48>
加熱殺菌が、好ましくはレトルト殺菌、高温短時間殺菌(HTST)、超高温殺菌(UHT)である、前記<1−47>記載の茶抽出物含有容器詰飲料。
フィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は0.1mol/Lの酢酸水溶液、B液は0.1mol/Lの酢酸アセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。
時間 移動相A 移動相B
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
62分 97% 3%
第8版食品添加物公定書(厚生労働省)に記載されているカラメルIVの純度試験(4)に準じて測定を行った。具体的には、30gの海砂を秤量皿に量り入れ、その合計質量(Ws)を精密に量る。カラメル色素1.5〜2.0g(Wc)を精密に量り、少量の水を加えてよくかき混ぜ、水浴上で乾固するまで加熱し、恒量になるまで60℃で5時間減圧乾燥し、その質量(Wf)を精密に量り、次式により固形物含量を算出する。
[固形物量]=(Wf−Ws)/Wc×100(%)
1)風味の変化
各実施例及び比較例で得られた容器詰飲料を55℃で11日間保存し、保存前の容器詰飲料に対する風味の変化について、専門パネル3名により以下の基準により評価し、評点の平均値を求めた。なお、ここにおいて保存前の容器詰飲料に対する風味の変化の評価とは、保存前の容器詰飲料と比較して保存後の容器詰飲料に茶風味が強くあらわれてしまい、飲料としての風味バランスがどの程度崩れてしまったかについての評価である。
評点5:茶風味が変化しない
4:茶風味が殆ど変化しない
3:僅かに茶風味が強くなり風味が僅かに変化する
2:茶風味が強くなり風味が変化する
1:茶風味が格段に強くなり風味が大きく変化する
各実施例及び比較例で得られた容器詰飲料を55℃で11日間保存し、保存後の容器詰飲料中の沈殿物の有無を目視にて観察し、以下の基準により評価した。
− :沈殿物がない
+ :沈殿物がややある
++:沈殿物が多くある
各実施例及び比較例で得られた容器詰飲料について、加熱殺菌後の容器詰飲料中の非重合体カテキン類の含有量を100としたときの、55℃で11日間保存後の容器詰飲料中の非重合体カテキン類の残存率を求めた。
茶抽出物の製造
市販の緑茶抽出物(ポリフェノンHG、三井農林社製)200gを25℃、250r/min攪拌条件下の95質量%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後、2号ろ紙でろ過した。その後、活性炭16gを添加し再び2号ろ紙でろ過した。次に0.2μmメンブランフィルターによって再ろ過し、濁りの除去を行った。次に、40℃、減圧下にてエタノールを留去し、凍結乾燥して茶抽出物を得た。得られた茶抽出物は、非重合体カテキン類の含有量が15質量%であった。
表1に示す量の各成分を配合して飲料を製造し、105℃で0.5分間の加熱殺菌処理を行った。処理後の飲料を酸素透過度が3.6cm3/day・m2・atmであるPETボトルに充填し、容器詰飲料を得た。得られた各容器詰飲料について分析及び評価を行った。その結果を表1に併せて示す。
Claims (10)
- 次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類:0.05〜0.5質量%
(B)カラメルIV :固形分換算で0.0001〜0.5質量%
を含有し、
pHが2〜5である、茶抽出物含有容器詰飲料。 - 成分(A)と成分(B)との質量比[(B)/(A)]が0.001〜4である、請求項1記載の容器詰飲料。
- 酸素透過度が0.05〜4cm3/day・m2・atmである容器に充填したものである、請求項1又は2記載の容器詰飲料。
- 更に、成分(C)として環状オリゴ糖を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- 成分(B)と成分(C)との質量比[(C)/(B)]が0.1〜310である、請求項4記載の容器詰飲料。
- 更に、成分(D)として酸味料を含有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- 成分(D)がアスコルビン酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、乳酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、リン酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上である、請求項6記載の容器詰飲料。
- 成分(B)と成分(D)との質量比[(D)/(B)]が0.5〜1350である、請求6又は7記載の容器詰飲料。
- 更に、果汁を含有する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
- 更に、成分(E)として香料を含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013127285A JP2015000054A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | 容器詰飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013127285A JP2015000054A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | 容器詰飲料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015000054A true JP2015000054A (ja) | 2015-01-05 |
Family
ID=52294982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013127285A Pending JP2015000054A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | 容器詰飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015000054A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017169542A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | サントリーホールディングス株式会社 | クロロゲン酸を含有する飲料 |
WO2017169652A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | カーリットホールディングス株式会社 | ポリフェノール類の製造方法 |
JP2021087423A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-10 | 大正製薬株式会社 | 経口液体組成物 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51128499A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-09 | Meijiya Shokuhin Kojo:Kk | Method for preventing turbidity of black tea extracted liquid containi ng beverage |
JP2002327129A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-15 | Haruhiko Watanabe | ガスバリヤ性包装体 |
WO2002100184A1 (en) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Unilever Plc | Process for making a cold water soluble tea concentrate |
WO2005032813A1 (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-14 | Kureha Corporation | 延伸成形多層容器及びその製造方法 |
JP2005245351A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Yakult Honsha Co Ltd | 酸性飲料 |
JP2008178401A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-08-07 | Kao Corp | 容器詰飲料 |
JP2009171962A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kao Corp | 精製茶抽出物の製造方法 |
JP2011067124A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Kao Corp | 容器詰酸性紅茶飲料 |
JP2011182696A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Kao Corp | 精製茶抽出物の製造方法 |
JP2012217356A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Coca-Cola Co | 容器詰飲料 |
-
2013
- 2013-06-18 JP JP2013127285A patent/JP2015000054A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51128499A (en) * | 1975-04-25 | 1976-11-09 | Meijiya Shokuhin Kojo:Kk | Method for preventing turbidity of black tea extracted liquid containi ng beverage |
JP2002327129A (ja) * | 2001-05-07 | 2002-11-15 | Haruhiko Watanabe | ガスバリヤ性包装体 |
WO2002100184A1 (en) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Unilever Plc | Process for making a cold water soluble tea concentrate |
WO2005032813A1 (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-14 | Kureha Corporation | 延伸成形多層容器及びその製造方法 |
JP2005245351A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Yakult Honsha Co Ltd | 酸性飲料 |
JP2008178401A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-08-07 | Kao Corp | 容器詰飲料 |
JP2009171962A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kao Corp | 精製茶抽出物の製造方法 |
JP2011067124A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Kao Corp | 容器詰酸性紅茶飲料 |
JP2011182696A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Kao Corp | 精製茶抽出物の製造方法 |
JP2012217356A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Coca-Cola Co | 容器詰飲料 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
ANAL. CHIM. ACTA, vol. Vol. 530, JPN6017005614, 2005, pages p. 283-289 * |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017169542A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | サントリーホールディングス株式会社 | クロロゲン酸を含有する飲料 |
WO2017169652A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | カーリットホールディングス株式会社 | ポリフェノール類の製造方法 |
CN109195617A (zh) * | 2016-03-31 | 2019-01-11 | 佳里多控股公司 | 多酚类的制造方法 |
JPWO2017169652A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-02-14 | カーリットホールディングス株式会社 | ポリフェノール類の製造方法 |
JP2021087423A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-10 | 大正製薬株式会社 | 経口液体組成物 |
JP7060062B2 (ja) | 2019-11-27 | 2022-04-26 | 大正製薬株式会社 | 経口液体組成物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3597856B2 (ja) | 容器詰茶飲料 | |
JP4884003B2 (ja) | 容器詰烏龍茶飲料 | |
TWI451844B (zh) | 純化綠茶萃取物之製造方法 | |
TWI402041B (zh) | Concentrated compositions for reduced beverages | |
JP5399864B2 (ja) | 精製茶抽出物 | |
JP4562682B2 (ja) | 精製緑茶抽出物の製造法 | |
TWI430751B (zh) | Bubble Containers | |
JP4644058B2 (ja) | 容器詰緑茶飲料 | |
TWI412326B (zh) | Containers | |
JP4838752B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP2009055908A (ja) | 容器詰飲料の製造方法 | |
JP4917988B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4768666B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4728747B2 (ja) | 精製緑茶抽出物の製造方法 | |
JP2009247215A (ja) | 容器詰飲料 | |
JP5517421B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4940047B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4774002B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP5366784B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4768667B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP2015000054A (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4705599B2 (ja) | 容器詰飲料 | |
JP4383337B2 (ja) | 高濃度カテキン含有容器詰烏龍茶飲料 | |
JP2007319075A (ja) | 容器詰飲料 | |
JP3638560B2 (ja) | 半発酵茶飲料、発酵茶飲料の製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170221 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170404 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170606 |