JP2014527290A - 機能性側鎖を有するコポリマー - Google Patents

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Abstract

本発明は、とりわけ、コポリマー、好ましくは共役ポリマー、該コポリマーを含む配合物および該コポリマーを含む電子デバイスに関する。

Description

本発明は、エレクトロルミネッセンスコポリマー、前記コポリマーを含むエマルジョン、分散液、および溶液、該溶液および/または分散液および/またはエマルジョンを使用したフィルムの調製方法、ならびに前記コポリマーの電子デバイスにおける使用、および前記コポリマーを含む電子デバイスに関する。
有機ポリマー材料に基づく有機発光ダイオード(OLED)は、ポリマー発光ダイオード(PLED)としても知られており、次世代のパネルディスプレイにおけるそれらの潜在的な用途のために多くの注目を集めている。
過去数十年で大きな改善がなされたが、PLEDの性能は、特に寿命に関して(特に青色PLEDについて)、商業的に成功するためには、依然としてさらなる改善を必要とする。単層PLEDは、正孔輸送、電子輸送および発光層が一層に組み合わされており、簡単な加工の利点を有する。しかし、それらは、不十分な寿命をしばしば示す。WO 2004/084260 A2は、正孔注入層(HIL)と発光ポリマー(LEP)の間の中間層が、通常の単層PLEDと比べて寿命を改善することが報告されたPLEDを開示している。
中間層を有するPLEDが、当技術分野における標準的なデバイス構造になってきている。ここで言われる「中間層」は、正孔注入層(HIL)もしくは緩衝層と発光層(EML)の間、または電子注入層(EIL)とEMLの間のいずれかに位置するOLEDデバイスにおける層を意味し、それぞれ、電子がEMLからHILに流れるのを、または正孔がEMLからEILへ流れるのを阻止するよう意図されている。HILとEMLの間の使用のための中間層は、正孔輸送および電子阻止性を有する材料を通常含むべきであり、EILとEMLの間の使用のための中間層は、電子輸送および正孔阻止性を有する材料を含むべきである。
しかし、さらなる中間層は、大量生産において望ましくない。同様に、その加工も容易ではなく十分に制御可能ではない。中間層は、通常HILまたは緩衝層(たとえばPEDOT:PSS)上にコーティングされ、所望の温度で熱処理されて非常に薄い不溶層がPEDOT上に形成される。次いで、発光ポリマー(LEP)が、中間層に直接コーティングされ、中間層の不溶部分は、PEDOT上に留まる。残留する中間層の厚さは、十分に制御されていない。従って、このような中間層を含むPLEDの性能の信頼性は、大量生産および商業化には不十分である。
従って、先行技術のPLEDの寿命に匹敵するか、さらに良い中間層システムの寿命を有する単層PLEDを見いだすことが、本発明の1つの目的である。本発明の別の目的は、単層PLEDにおける使用のための新規材料を提供することであり、これらの新規材料は、有利な特性、特に良好な加工性および長い寿命を有する。本発明の別の目的は、PLED発光ポリマーの利用可能なプールを拡張することである。
従来法では、ポリマーブレンドが、中間層の問題を克服する代替的方法である。WO 2005/053052 A1は、トリアリールアミン単位を有する第一および第二ポリマーを含むポリマーブレンドを開示しており、ここで、両方のポリマーは、正孔輸送特性を有する。Morteani et al.、Adv.Mater、2003、15(20)、1708およびWO 02/28983 A1は、フルオレン単位とベンゾチアジアゾール単位を有するポリマーおよびフルオレン単位とトリアリールアミン単位を有するポリマーを含むポリマーブレンド、およびPLEDにおけるその使用を開示している。これらの参考文献に記載されたポリマーブレンドは、励起子結合エネルギーより小さなバンドギャップオフセットを有することが示されており、そのため、励起子は、ブレンド界面で安定化され得、従ってバリアフリーなヘテロ接合が実現化され、従ってこれらのブレンドを使用した高効率な緑色PLEDが実現化されている。しかし、ポリマーブレンドに関する1つの欠点は、異なるポリマーの間に起こり、デバイスの調製に関する信頼性の欠如をもたらし得る相分離である。
WO 2008/011953は、中間層のないPLEDを開示しており、ここで、発光層は、発光ポリマーと正孔輸送ポリマーのブレンドを含む。両方のポリマーのHOMOは、オフセット(0.2eV以上、またはさらに0.3eV以上またはさらに高い)であるので、正孔輸送は、電界下で正孔輸送ポリマー経由のみであり、発光ポリマーは、準電子占有状態にあり続ける。
しかし、多成分系に関わる問題、たとえば相分離を回避するために、一成分の材料が、大量生産において強く望まれる。
先行技術において知られている問題を克服することが、本発明の目的である。
本発明の目的は、請求項1に記載のエレクトロルミネッセンスコポリマー、請求項16に記載の配合物、特に溶液、分散液およびエマルジョン、ならびに請求項17および18に記載の電子デバイスによって達成された。
本発明のさらなる利点または有利な改善は、従属クレームおよび以下の説明から明らかになろう。
第一の態様において、本発明は、エレクトロルミネッセンスコポリマーに関する。エレクトロルミネッセンスコポリマーは、コポリマーの1つ以上の側鎖上の少なくとも1つの正孔輸送単位、少なくとも1つの電子輸送単位、および少なくとも1つの単位Aを含み、ここで、正孔輸送単位と単位Aの両方のHOMOは、電子輸送単位のHOMOより少なくとも0.3eV高い。さらに、エレクトロルミネッセンスコポリマーは、少なくとも1種の発光体を含んでよい。
好ましい一態様において、正孔輸送単位のHOMOは、単位AのHOMOより低く、少なくとも0.1eVより低く、好ましくは0.2eVより低く、特に好ましくは0.3eVより低い。
ここで概要を述べたフロンティア軌道エネルギー(HOMO/LUMO)に関する要件に基づいて、励起子の生成は単位Aにおいて起こり得ることを予想することができる。従って、単位Aを「励起子生成単位」とも呼んでよい。次いで、単位A上に生成された励起子は、別の有機機能性単位もしくは材料、たとえば発光単位もしくは発光体に移動してもよく、または励起子は、直接に単位A上で光を発するために放射崩壊を受けてもよい。
「正孔輸送単位」は、正孔注入材料または陽極から注入された正孔(すなわち、正電荷)を輸送することができる材料または単位を意味する。「電子輸送単位」は、電子注入材料または陰極から注入された電子(すなわち、負電荷)を輸送することができる材料または単位を意味する。「発光性単位」は、他の単位からのエネルギー移動によって励起子エネルギーを受け取ることによって、または電気的もしくは光学的に励起子を生成することによって、放射崩壊を受けて光を発する材料または単位を意味する。
「電子阻止単位」は、多層構造において電子輸送層に隣接してコーティングされた場合、電子が流れるのを阻む材料または単位を意味する。通常、それは、隣接する電子輸送層における電子輸送材料よりもより高いLUMOを有する。
用語「単位」は、コポリマー内の任意の分子実体を意味する。それは、単一の繰り返し単位、すなわち、コポリマーのモノマーであってよい。好ましい一態様において、本発明のコポリマーは、共役コポリマーである。これに関連する単位は、好ましくは、少なくとも3個のモノマーを含む、特に好ましくは、正確に3個のモノマーからなる共役セグメント、たとえば、三量体である。
「骨格基」は、特に指定のない限り、ポリマー中に存在する全ての基の最高の含有率を有する1つの基/複数の基を意味し、好ましくは比率が20%以上、特に好ましくは30%以上、非常に特に好ましくは40%以上、最も好ましくは50%以上である。骨格基は、単独でまたは他の基と組み合わせてのいずれかの、電子輸送単位、正孔輸送単位、単位Aまたは発光性単位も形成し得る。たとえば、それらの含有率がポリマー中に存在する他の基のそれと比べて明らかにより高い2種の基が存在する場合、またはポリマー中に2種の基のみ存在する場合、両方の基とも骨格基とみなされる。好ましくは、骨格基は、正孔輸送基または電子輸送基である。本発明の特に好ましい一態様において、骨格は、前記少なくとも1種の電子輸送単位である。
ここで使用される小分子という用語は、ポリマー、オリゴマー、デンドリマー、またはブレンドではない分子として定義される。特に、繰り返し構造は、小分子中にない。小分子の分子量は、典型的には、小数の繰り返し単位を有するポリマー、オリゴマーまたはそれら以下の範囲にある。
小分子の分子量は、好ましくは5000g/molより小さく、特に好ましくは4000g/molより小さく、非常に特に好ましくは3000g/molより小さい。
用語「ポリマー」には、ホモポリマーおよびコポリマー、たとえば、統計的、交互またはブロックコポリマーが含まれる。さらに、ここで使用される用語「ポリマー」は、デンドリマーも含み、これらのデンドリマーは、典型的には、たとえばM.Fischer and F.Vogtle、Angew.Chem.、Int.Ed.1999、38、885に記載された、それらに、さらなる分枝状モノマーが規則的に付加されて樹状構造がもたらされる、多官能性コア基からなる分枝状高分子化合物である。
本発明のポリマーの分子量MWは、好ましくは10000〜2000000g/mol、特に好ましくは100000〜1500000g/mol、非常に特に好ましくは200000〜1000000g/molの範囲にある。MWの測定は、たとえば内部標準としてポリスチレンを用いるゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を使用することによって、当業者に知られている標準的な技術に従って実施することができる。
用語「共役ポリマー」は、その骨格(または主鎖)に主としてsp2混成(または任意にsp混成も)を有するC原子を含有するポリマーを意味し、これは、ヘテロ原子によって置きかえられていてもよい。最も簡単な場合は、これは、たとえば、交互のC−C単および二重(または三重)結合を有する骨格であるが、単位、たとえば1,3−フェニレンを有するポリマーも含む。これに関連して「主として」は、天然(自然発生的)に存在する欠陥(これらは共役の中断をもたらしてもよい)を有するポリマーは、依然として共役ポリマーとみなされることを意味する。この意味に同様に含まれるのは、骨格が、単位、たとえば、アリールアミン、アリールホスフィン、および/または特定の複素環(すなわち、N−、O−、P−もしくはS−原子による共役)および/または金属有機錯体(すなわち、金属原子による共役)を含むポリマーである。
本発明によるポリマー中の「単位」という用語は、ポリマー中の繰り返し単位を意味し、この繰り返し単位は、単一モノマーからなってもよく、または2種以上のモノマーによって形成されてもよい。たとえば、発光性単位は、発光体Aemおよび2つのポリマー骨格基Bによって形成されてよく、式B−Aem−Bによって与えられる。特に指定のない限り、量子化学シミュレーション(本明細書に記載されている)を、この式の単位に対して実施する。
好ましい一態様において、本発明のコポリマーは、共役ポリマーである。単位は、好ましくは式−B−Ax−B−のものであり、ここで、基Bは、互いに独立に、同一または異なる骨格基、好ましくは同じ骨格基を表し、Axは、正孔輸送性(Ah)、電子輸送性(Ae)、単位A(Aex)、または発光性(Aem)を有する基から選択される基である。従って、コポリマーは、好ましくは、式−B−Ah−B−の1種以上の正孔輸送単位(ここで、Ahは正孔輸送性を有する基である)、式−B−Ae−B−の1種以上の電子輸送単位(ここで、Aeは電子輸送性を有する基である)、および式−B−Aex−B−の1種以上(ここで、Aexは単位Aである)を含む。さらに、コポリマーは、好ましくは、式−B−Aem−B−の1種以上の発光性単位(ここで、Aemは発光性を有する基である)を含む。
しかし、コポリマーは、単一基B、Ah、Ae、Aex、Aemによって形成される1種以上の単位を含むことも可能であり、これらの単位は、特に、たとえば非共役コポリマー中に、上述されたトライアッドB−Ax−Bの形態で存在しない。
いくつかの重要なエネルギー準位が以下で説明されよう。共役ポリマーについて、重要な特徴は、結合エネルギー(これらは電子エネルギー準位の真空準位に関して測定される)、特に「最高被占分子軌道」(HOMO)、および「最低空分子軌道」(LUMO)準位である。これらは、光電子放出、たとえばXPS(X線光電子分光法)およびUPS(紫外光電子分光法)によって、または酸化および還元についてのサイクリックボルタンメトリー(以下、CVと呼ぶ)によって測定することができる。絶対エネルギー準位は、使用される方法、さらには同じ方法についての評価方法によって決まることは十分に理解され、たとえば、曲線が描かれたCV上の開始点およびピーク点は、異なる値を与える。従って、合理的な比較は、同じ測定方法の同じ評価方法によってなされるべきである。最近、量子化学方法、たとえば密度汎関数理論(以下、DFTと呼ぶ)は、同様に、分子軌道、特に被占分子軌道を計算するために十分に確立してきており;特に、HOMO準位は、この方法で十分に計算することができる。従って、市販ソフトウェア、たとえば「Gaussian 03W」(Gaussian,Inc.)によって与えられるDFTを用いて、共役コポリマーにおける様々な単位のHOMO/LUMOを計算することができる。
従って、本出願内で、分子軌道の準位(すなわち、HOMOおよび/またはLUMO)は、特に実施例において、以下に記載される密度汎関数理論およびCVを意味する。
単位のエネルギーギャップまたはバンドギャップは、HOMOとLUMO準位の間のギャップによって定義される。エネルギーギャップまたはバンドギャップを測定するためには、興味のある単位のHOMOおよびLUMO準位を、同じ方法で測定または計算すべきである。本発明に従って使用される方法は、較正DFT法およびCV測定である。
全体の共役コポリマーのHOMOは、その異なる単位の最高HOMOによって測定され、全体の共役コポリマーのLUMOは、その異なる単位の最低LUMOによって測定されることも指摘されるべきである。本発明の好ましい一態様において、コポリマーのHOMOは、その単位AのHOMOによって測定することができ、コポリマーのLUMOは、その電子輸送単位のLUMOによって測定することができる。
特に指定のない限り、基または指数、たとえばAr1、R1、aなどは、複数出現の場合において、互いに独立に選択され、互いに同一または異なってよい。従って、いくつかの異なる基が、単一の表示、たとえば「R1」によって表されてもよい。
用語「アリール」または「アリーレン」は、芳香族炭化水素基または芳香族炭化水素基に由来する基を意味する。用語「ヘテロアリール」または「ヘテロアリーレン」は、1個以上のヘテロ原子を含む「アリール」または「アリーレン」基を意味する。用語「アルキル」、「アリール」、「ヘテロアリール」などは、多価の種、たとえばアルキレン、アリーレン、「ヘテロアリーレン」なども含む。
上記および下記で使用される用語「カルビル基」は、任意の非炭素原子を含まない(たとえば−C≡C−)、または少なくとも1個の非炭素原子、たとえばN、O、S、P、Si、Se、As、TeまたはGeと任意に結合した(たとえばカルボニルなど)、少なくとも1個の炭素原子を含む任意の一価または多価有機ラジカル部分を表す。用語「炭化水素基」、および「ヒドロカルビル基」は、1個以上のH原子をさらに含有し、1個以上のヘテロ原子、たとえばN、O、S、P、Si、Se、As、TeまたはGeを任意に含有するカルビル基を表す。
3個以上のC原子の鎖を含むカルビルまたはヒドロカルビル基は、直鎖状、分枝状ならびに/またはスピロおよび/もしくは縮合環を含めた環状であってよい。
好ましいカルビルおよびヒドロカルビル基には、アルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシおよびアルコキシカルボニルオキシ(これらのそれぞれは、任意に置換されていてもよく、C原子1〜40個、好ましくは1〜25個、非常に好ましくは1〜18個を有する)、さらに、C原子6〜40個、好ましくは6〜25個を有する任意に置換されていてもよいアリールまたはアリールオキシ、さらに、アルキルアリール、アリールアルキル、アルキルアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アリールカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリールカルボニルオキシおよびアリールオキシカルボニルオキシ(これらのそれぞれは、任意に置換されていてもよく、C原子6〜40個、好ましくは6〜25個を有する)が含まれる。
カルビルまたはヒドロカルビル基は、飽和もしくは不飽和非環式基、または飽和もしくは不飽和環式基であってよい。不飽和非環式または環式基、特にアルケニルおよびアルキニル基(特にエチニル)は好ましい。C1〜C40カルビルまたはヒドロカルビル基が非環式である場合、これらの基は直鎖状または分枝状であってよい。
1〜C40カルビルまたはヒドロカルビル基には、たとえば、C1〜C40アルキル、C2〜C40アルケニル、C2〜C40アルキニル、C3〜C40アリル基、C4〜C40アルキルジエニル、C4〜C40ポリエニル、C6〜C40アリール、C6〜C40アリールオキシ、C6〜C40アルキルアリール、C6〜C40アリールアルキル、C6〜C40アルキルアリールオキシ、C6〜C40アリールアルキルオキシ、C6〜C40ヘテロアリール、C4〜C40シクロアルキル、C4〜C40シクロアルケニルなどが含まれる。非常に好ましいのは、C1〜C20アルキル、C2〜C20アルケニル、C2〜C20アルキニル、C3〜C20アリル、C4〜C20アルキルジエニル、C6〜C12アリール、C6〜C20アリールアルキルおよびC6〜C20ヘテロアリールである。
さらなる好ましいカルビルおよびヒドロカルビル基には、C原子1〜40個、好ましくは1〜25個を有する直鎖状、分枝状または環式アルキル(これは、F、Cl、Br、IまたはCNによって無置換、一または多置換されている)(ここで、1個以上の隣接しないCH2基は、各場合において互いに独立に、Oおよび/またはS原子が互いに直接結合しないように、−O−、−S−、−NH−、−NR0−、−SiR000−、−CO−、−COO−、−OCO−、−O−CO−O−、−S−CO−、−CO−S−、−CO−NR0−、−NR0−CO−、−NR0−CO−NR00−、−CY1=CY2−または−C≡C−によって任意に置きかえられていてもよい)(ここで、Y1およびY2は、互いに独立にH、F、ClまたはCNであり、R0およびR00は、互いに独立にHまたはC原子1〜20個を有する任意に置換されていてもよい脂肪族もしくは芳香族炭化水素である)が含まれる。
0およびR00は、好ましくは、H、C原子1〜12個を有する直鎖状もしくは分枝状アルキルまたはC原子6〜12個を有するアリールから選択される。
ハロゲンは、F、Cl、BrまたはIである。
好ましいアルキル基には、無制限に、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、2−メチルブチル、n−ペンチル、s−ペンチル、シクロペンチル、n−ヘキシル、シクロヘキシル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、シクロヘプチル、n−オクチル、シクロオクチル、ドデカニル、トリフルオロメチル、ペルフルオロ−n−ブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペルフルオロオクチル、ペルフルオロヘキシルなどが含まれる。
好ましいアルケニル基には、無制限に、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、シクロペンテニル、ヘキセニル、シクロヘキセニル、ヘプテニル、シクロヘプテニル、オクテニル、シクロオクテニルなどが含まれる。
好ましいアルキニル基には、無制限に、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、オクチニルなどが含まれる。
好ましいアルコキシ基には、無制限に、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ,s−ブトキシ、t−ブトキシ、2−メチルブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、n−ヘプトキシ、n−オクトキシなどが含まれる。
好ましいアミノ基には、無制限に、ジメチルアミノ、メチルアミノ、メチルフェニルアミノ、フェニルアミノなどが含まれる。
アリール基は、単環式、すなわち1個だけの芳香族環を有しており(たとえばフェニルもしくはフェニレン)、あるいは多環式、すなわち、縮合芳香族環(たとえばナフチルもしくはナフチレン)、個別に共有結合した芳香族環(たとえばビフェニル)、および/または縮合芳香族環と個別に結合した芳香族環の両方の組合せであってもよい2個以上の芳香族環を有していてもよい。好ましくは、アリール基は、実質的に基全体にわたって実質的に共役である芳香族基である。
好ましいアリール基には、無制限に、ベンゼン、ビフェニレン、トリフェニレン、[1,1’:3’,1”]テルフェニル−2’−イレン、ナフタレン、アントラセン、ビナフチレン、フェナントレン、ピレン、ジヒドロピレン、クリセン、ペリレン、テトラセン、ペンタセン、ベンズピレン、フルオレン、インデン、インデノフルオレン、スピロビフルオレンなどが含まれる。
好ましいヘテロアリール基には、無制限に、5員環、たとえばピロール、ピラゾール、イミダゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、テトラゾール、フラン、チオフェン、セレノフェン、オキサゾール、イソオキサゾール、1,2−チアゾール、1,3−チアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,5−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、6員環、たとえばピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,3,5−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,2,3−トリアジン、1,2,4,5−テトラジン、1,2,3,4−テトラジン、1,2,3,5−テトラジン、および縮合系、たとえばカルバゾール、インドール、イソインドール、インドリジン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、プリン、ナフタイミダゾール、フェナントロイミダゾール、ピリドイミダゾール、ピラジンイミダゾール、キノキサリンイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール、アントロオキサゾール、フェナントロオキサゾール、イソオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾフラン、イソベンゾフラン、ジベンゾフラン、キノリン、イソキノリン、プテリジン、ベンゾ−5,6−キノリン、ベンゾ−6,7−キノリン、ベンゾ−7,8−キノリン、ベンゾイソキノリン、アクリジン、フェノールチアジン、フェノキサジン、ベンゾピリダジン、ベンゾピリミジン、キノキサリン、フェナジン、ナフチリジン、アザカルバゾール、ベンゾカルボリン、フェナントリジン、フェナントロリン、チエノ[2,3b]チオフェン、チエノ[3,2b]チオフェン、ジチエノチオフェン、ジチエノピリジン、イソベンゾチオフェン、ジベンゾチオフェン、ベンゾチアジアゾチオフェン、またはそれらの組合せが含まれる。ヘテロアリール基は、アルキル、アルコキシ、チオアルキル、フルオロ、フルオロアルキル、またはさらなるアリールもしくはヘテロアリール置換基で置換されていてもよい。
好ましいアリールアルキル基には、無制限に、2−トリル、3−トリル、4−トリル、2,6−ジメチルフェニル、2,6−ジエチルフェニル、2,6−ジ−i−プロピルフェニル、2,6−ジ−t−ブチルフェニル、o−t−ブチルフェニル、m−t−ブチルフェニル、p−t−ブチルフェニル、4−フェノキシフェニル、4−フルオロフェニル、3−カルボメトキシフェニル、4−カルボメトキシフェニルなどが含まれる。
好ましいアルキルアリール基には、無制限に、ベンジル、エチルフェニル、
2−フェノキシエチル、プロピルフェニル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチルまたはナフタリニルメチルが含まれる。
好ましいアリールオキシ基には、無制限に、フェノキシ、ナフトキシ、4−フェニルフェノキシ、4−メチルフェノキシ、ビフェニルオキシ、アントラセニルオキシ、フェナントレニルオキシなどが含まれる。
アリール、ヘテロアリール、カルビルおよびヒドロカルビル基は、好ましくは、シリル、スルホ、スルホニル、ホルミル、アミノ、イミノ、ニトリロ、メルカプト、シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1〜C12−アルキル、C6〜C12−アリール、C1〜C12−アルコキシ、ヒドロキシおよび/またはそれらの組合せから選択される1個以上の置換基を任意に含む。任意の置換基は、同じ基および/または複数(好ましくは、2)の前述の基における全ての化学的に可能な組合せを含んでもよい(たとえば、アミノおよびスルホニルは、互いに直接結合している場合、スルファモイルラジカルになる)。
好ましい置換基には、無制限に、可溶化基、たとえばアルキルまたはアルコキシ、電子求引基、たとえばフッ素、ニトロまたはシアノ、およびポリマーのガラス転移温度を上昇させるための置換基、たとえば嵩高い基(bulky group)、たとえばt−ブチルまたは任意に置換されていてもよいアリールが含まれる。
好ましい置換基には、無制限に、F、Cl、Br、I、−CN、−NO2、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X0、−C(=O)R0、−NR000、C原子4〜40個、好ましくは6〜20個を有する任意に置換されていてもよいシリル、アリールまたはヘテロアリール、およびC原子1〜20、好ましくは1〜12個を有する直鎖状または分枝状アルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシまたはアルコキシカルボニルオキシ(ここで、1個以上のH原子は、FまたはClによって任意に置きかえられていてもよく、ここで、R0およびR00は、上記で定義されたとおりであり、X0は、ハロゲンである)が含まれる。
正孔輸送単位と単位Aの両方のHOMOは、電子輸送単位のHOMOより少なくとも0.3eV高い。好ましくは、正孔輸送単位と単位Aの少なくとも1つまたは両方は、電子輸送単位のHOMOより0.4eV高い、特に好ましくは、少なくとも0.5eV高いHOMOを有する。これらの好ましい態様は、電子輸送単位、特に電子輸送ポリマー骨格への正孔注入を阻止する助けとなり得る。
別の好ましい態様において、本発明は、電子輸送単位のHOMOに比べて、正孔輸送単位のHOMOが、0.3eVより高く、単位AのHOMOが、0.4eVより高く、さらに好ましくは、電子輸送単位のHOMOに比べて、正孔輸送単位のHOMOが、0.35eVより高く、単位AのHOMOが、0.5eVより高い、前記コポリマーに関する。
語句、たとえば「エネルギー準位は、〜より高い」は、真空準位からの距離に対してではなく、真空準位(0.0eV)に対する絶対エネルギーを意味する。従って、たとえば、−5.1eVにおけるHOMO準位は、−5.3eVにおけるHOMO準位より高い。
好ましい一態様において、正孔輸送単位のHOMOは、単位AのHOMOより低く、少なくとも0.1eVより低く、好ましくは0.2eVより低く、特に好ましくは0.3eVより低い。これは、正孔が単位A上で捕捉される助けとなり得る。
さらなる好ましい一態様において、単位AのHOMOは、本発明の方法に従って、−5.0eVより高く、非常に好ましくは−4.9eVより高い。
好ましくは、単位AのLUMOは、前記電子輸送単位のLUMOより高く、前記電子輸送単位のそれに対して、特に好ましくは0.1eV、非常に特に好ましくは0.2eV高い。これは、大部分の電子を電子輸送単位に、特に電子輸送ポリマー骨格に輸送する助けとなり得る。
本明細書において記載されている態様において、単位Aは、それ自体、発光性単位であってよい。
コポリマー中の正孔輸送基Ahの割合は、5〜30mol%、好ましくは5〜20mol%、非常に好ましくは10〜20mol%である。
コポリマー中の電子輸送基Aeの割合は、10〜95mol%、好ましくは20〜90mol%、特に好ましくは50〜90mol%である。
コポリマー中の励起子生成基Aexの割合は、0.01〜10mol%、好ましくは0.01〜8mol%、特に好ましくは0.05〜4mol%、非常に特に好ましくは0.05〜2.5mol%である。
本発明のコポリマーは、少なくとも1種の電子輸送単位を含む。たとえば、共役ポリマーにおいて、電子輸送単位は、−B−Ae−B−(ここで、Aeは、電子輸送性を有する基である)の形態にあってよい。
原理上、当業者に知られている任意の電子輸送材料(ETM)を、本発明によるコポリマー中のAeとして使用することができる。好適なETMは、イミダゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラジン、オキサジアゾール、キノリン、キノキサリン、アントラセン、ベンゾアントラセン、ピレン、ペリレン、ベンズイミダゾール、トリアジン、ケトン、ホスフィンオキシド、フェナジン、フェナントロリン、トリアリールボラン、それらの異性体および誘導体からなる群から選択される。
さらに、好適なETMは、8ヒドロキシキノリンの金属キレート(たとえば、Liq、Alq3、Gaq3、Mgq2、Znq2、Inq3、Zrq4)、Balq、4アザフェナントレン−5−オール/Be錯体(US 5529853 A;たとえば、式(1))、ブタジエン誘導体(US 4356429)、複素環式光学的光沢剤(US 4539507)、ベンザゾール、たとえば、1,3,5−トリス(2−N−フェニルベンズイミダゾリル)ベンゼン(TPBI)(US 5766779、式(2))、1,3,5−トリアジン、ピレン、アントラセン、テトラセン、フルオレン、スピロビフルオレン、デンドリマー、テトラセン、たとえばルブレン誘導体、1,10−フェナントロリン誘導体(JP 2003/115387、JP 2004/311184、JP 2001/267080、WO 2002/043449)、シルアシル-シクロペンタジエン誘導体(EP 1480280、EP 1478032、EP 1469533)、ピリジン誘導体(JP 2004/200162 Kodak)、フェナントロリン、たとえば、BCPおよびBphen、同様に、ビフェニルまたは他の芳香族基を介して結合したいくつかのフェナントロリン(US 2007/0252517 A1)またはアントラセンに結合したフェナントロリン(US 2007/0122656 A1、たとえば、式(3)および(4))、1,3,4−オキサジアゾール、たとえば、式(5)、トリアゾール、たとえば、式(6)、トリアリールボラン、ベンズイミダゾール誘導体および他のN複素環化合物(US 2007/0273272 A1を参照されたい)、シラシクロペンタジエン誘導体、ボラン誘導体である。
2,9,10−置換されたアントラエン(1−もしくは2−ナフチルおよび4−もしくは3−ビフェニルで)または2つのアントラセン単位を含有する分子(US 2008/0193796 A1)が好ましい。
Figure 2014527290
Figure 2014527290
同様に、アントラセン−ベンズイミダゾール誘導体、たとえば、式(7)〜(9)の化合物、および、たとえばUS 6878469 B2、US 2006/147747 A、およびEP 1551206 A1に開示されたものが好ましい。
Figure 2014527290
本発明のコポリマー中のさらに好適な電子輸送単位は、当業者に知られている電子輸送母体材料および/またはマトリックス材料から選択される基を含んでよい。好適な母体材料またはマトリックス材料は、様々なクラスの物質の材料である。好ましい母体材料は、オリゴアリーレン(たとえば、EP 676461による2,2’,7,7’−テトラフェニルスピロビフルオレンもしくはジナフチルアントラセン)、特に縮合芳香族基を含有するオリゴアリーレン、たとえば、フェナントレン、テトラセン、コロネン、クリセン、フルオレン、スピロフルオレン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、デカシクレン、ルブレン、オリゴアリーレンビニレン(たとえば、EP 676461によるDPVBiもしくはスピロ−DPVBi)、多座金属錯体(polypodal metal complex)(たとえば、WO 2004/081017による)、特に8ヒドロキシキノリンの金属錯体、たとえばAlQ3またはビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−(フェニルフェノリノラト)アルミニウム、同様にイミダゾールキレート(US 2007/0092753 A1)およびキノリン−金属錯体、アミノキノリン−金属錯体、ベンゾキノリン−金属錯体、電子伝導化合物、特にケトン、ホスフィンオキシド、スルホキシドなど(たとえば、WO 2005/084081およびWO 2005/084082による)、アトロプ異性体(たとえば、WO 2006/048268による)、ボロン酸誘導体(たとえば、WO 2006/117052による)またはベンゾアントラセン(たとえば、未公開出願DE 102007024850.6による)のクラスから選択される。特に好ましい母体材料は、ナフタレン、アントラセン、ベンゾアントラセンおよび/またはピレン、またはこれらの化合物のアトロプ異性体を含有するオリゴアリーレン、ケトン、ホスフィンオキシドおよびスルホキシドのクラスから選択される。非常に特に好ましい母体材料は、アントラセン、ベンゾアントラセンおよび/またはピレン、またはこれらの化合物のアトロプ異性体を含有するオリゴアリーレンのクラスから選択される。本発明の目的について、オリゴアリーレンは、少なくとも3個のアリールまたはアリーレン基が互いに結合している化合物を意味するものと解釈されるよう意図されている。
好ましい一態様において、本発明のコポリマーは、少なくとも1つの電子輸送ポリマー骨格を含む。
これらは、たとえば、4,5−ジヒドロピレン誘導体、4,5,9,10−テトラヒドロピレン誘導体、フルオレン誘導体(たとえばUS 5962631、WO 2006/052457 A2およびWO 2006/118345A1に開示されている)、9,9’−スピロビフルオレン誘導体(たとえばWO 2003/020790 A1に開示されている)、9,10−フェナントレン誘導体(たとえばWO 2005/104264 A1に開示されている)、9,10−ジヒドロフェナントレン誘導体(たとえばWO 2005/014689 A2に開示されている)、5,7−ジヒドロジベンゾオキセピン誘導体および、シス−およびトランス−インデノフルオレン誘導体(たとえばWO 2004041901 A1、WO 2004113412 A2に開示されている)、ビナフチレン誘導体(たとえばWO 2006/063852 A1に開示されている)、ならびに、さらなる骨格(たとえばWO 2005/056633A1、EP 1344788A1およびWO 2007/043495A1、WO 2005/033174 A1、WO 2003/099901A1およびDE 102006003710.3に開示されている)である。
好ましい骨格は、式(10)のものである:
Figure 2014527290
(式中、
A、BおよびB’は、互いに独立に、また複数出現の場合に互いに独立に、好ましくは−CR12−、−NR1−、−PR1−、−O−、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、−CS−、−CSe−、−P(=O)R1−、−P(=S)R1−および−SiR12−から選択される二価の基であり、
1およびR2は、互いに独立に、H、ハロゲン、−CN、−NC、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X、−C(=O)R0、−NH2、−NR000、−SH、−SR0、−SO3H、−SO20、−OH、−NO2、−CF3、−SF5、任意に置換されていてもよいシリル、または任意に置換されてもよく1個以上のヘテロ原子を任意に含むC原子1〜40個を有するカルビルもしくはヒドロカルビルから選択される同一または異なる基であり、任意に、R1およびR2は、それらが結合しているフルオレン部分とスピロ基を形成し、
Xは、ハロゲンであり、
0およびR00は、互いに独立に、Hまたは1個以上のヘテロ原子を任意に含む任意に置換されていてもよいカルビルもしくはヒドロカルビル基であり、
それぞれのgは、独立に0または1であり、同じサブユニットにおけるそれぞれ対応するhは、0または1のもう一方であり、
mは、1以上の整数であり、
Ar1およびAr2は、互いに独立に、任意に置換されていてもよく、インデノフルオレン基の7、8位もしくは8、9位に任意に縮合している単環式もしくは多環式アリールまたはヘテロアリールであり、
aおよびbは、互いに独立に0または1である)。
基R1およびR2が、それらが結合しているフルオレン基とスピロ基を形成する場合、それは、好ましくはスピロビフルオレンである。
式(10)の基は、好ましくは、以下の式(11)〜(15)から選択される:
Figure 2014527290
(式中、R1は、式(10)に定義されたとおりであり、rは、0、1、2、3または4であり、Rは、R1の意味の1つを有する)。
Rは、好ましくは、F、Cl、Br、I、−CN、−NO2、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X0、−C(=O)R0、−NR000、任意に置換されていてもよいシリル、C原子4〜40、好ましくは6〜20個を有するアリールもしくはヘテロアリール、またはC原子1〜20、好ましくは1〜12個を有する直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキシもしくはアルコキシカルボニルオキシであり、ここで、1個以上のH原子は、FまたはClで任意に置きかえられていてもよく、ここで、R0、R00およびX0は、上記に定義されたとおりである。
好ましい式(10)の基は、以下の式(16)〜(19)から選択される
Figure 2014527290
(式中、
Lは、H、ハロゲンまたはC原子1〜12個を有する任意にフッ素化された直鎖状もしくは分枝状アルキルまたはアルコキシであり、好ましくは、H、F、メチル、i−プロピル、t−ブチル、n−ペントキシ、またはトリフルオロメチルであり、
L’は、C原子1〜12個を有する任意にフッ素化された直鎖状もしくは分枝状アルキルまたはアルコキシであり、好ましくはn−オクチルまたはn−オクチルオキシである)。
好ましい電子輸送骨格は、式(20)のものである
Figure 2014527290
(式(20)において、
1およびX2は、互いに独立に、−CR1=CR1−、−C≡C−または−N−Ar8−であり、
1およびR2は、互いに独立に、H、ハロゲン、−CN、−NC、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X、−C(=O)R0、−NH2、−NR000、−SH、−SR0、−SO3H、−SO20、−OH、−NO2、−CF3、−SF5、任意に置換されていてもよいシリル、または任意に置換されていてもよく1個以上のヘテロ原子を任意に含むC原子1〜40個を有するカルビルもしくはヒドロカルビルから選択される同一または異なる基であり、
任意に、基R1およびR2は、それらが結合しているフルオレン部分とスピロ基を形成し、
Xは、ハロゲンであり、
0およびR00は、互いに独立に、Hまたは1個以上のヘテロ原子を任意に含む任意に置換されていてもよいカルビルもしくはヒドロカルビル基であり、
Ar6、Ar7、およびAr8は、複数出現の場合、互いに独立に、C原子2〜40個を有する二価芳香族またはヘテロ芳香族環系であり、これは、上記に定義された1個以上の基R1によって任意に置換されていてもよく、
gは、出現する毎に、互いに独立に0または1であり、
hは、出現する毎に、互いに独立に0、1または2である)。
シリル、カルビル、ヒドロカルビルの好適な例は、上述されたものである。
別の態様において、本発明によるコポリマーは、電子輸送単位として1個以上の同一または異なる式(21)の基を含む:
Figure 2014527290
(式(21)において、
Xは、出現する毎に、互いに独立に、CH、CR1、CR2またはNであり、
Zは、出現する毎に、互いに独立に、単結合、CR56、CR56−CR56、CR5=CR6、O、S、N−R5、C=O、C=CR56またはSiR56であり、
1およびR2は、互いに独立に、H、ハロゲン、−CN、−NC、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X、−C(=O)R0、−NH2、−NR000、−SH、−SR0、−SO3H、−SO20、−OH、−NO2、−CF3、−SF5、任意に置換されていてもよいシリル、または任意に置換されていてもよく1個以上のヘテロ原子を任意に含むC原子1〜40個を有するカルビルもしくはヒドロカルビルから選択される同一または異なる基であり、
任意に、基R1およびR2は、それらが結合しているフルオレン部分とスピロ基を形成し、
5およびR6は、互いに独立に、H、ハロゲン、−CN、−NC、−NCO、−NCS、−OCN、−SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X、−C(=O)R0、−NH2、−NR000、−SH、−SR0、−SO3H、−SO20、−OH、−NO2、−CF3、−SF5、任意に置換されていてもよいシリル、または任意に置換されていてもよく1個以上のヘテロ原子を任意に含むC原子1〜40個を有するカルビルもしくはヒドロカルビルから選択される同一または異なる基であり、
任意に、基R1およびR2は、それらが結合しているフルオレン部分とスピロ基を形成し、
Xは、ハロゲンであり、
0およびR00は、互いに独立に、Hまたは1個以上のヘテロ原子を任意に含む任意に置換されていてもよいカルビルもしくはヒドロカルビルであり、
mは、出現する毎に、互いに独立に、0、または1であり、
nは、出現する毎に、互いに独立に、0、1または2である)。
コポリマーは、2個以上の異なる電子輸送基Aeを含んでよい。コポリマー中の全ての電子輸送基Aeの割合は、10〜95mol%、好ましくは20〜90mol%、最も好ましくは50〜90mol%である。
本発明の意味の範囲で、「正孔輸送単位」は、正孔輸送性を有する有機基である。「正孔輸送性」は、正孔注入材量または陽極から注入された正孔(すなわち、正電荷)を輸送し得る材料または単位を意味する。正孔輸送単位は、通常、高いHOMOを有し、典型的には、−5.4eVより高い。
本発明の一態様によれば、コポリマーは、アミン、トリアリールアミン、チオフェン、カルバゾール、フタロシアニン、ポルフィリンおよびそれらの誘導体からなる群から選択される1つ以上の同一または異なる正孔輸送単位を含む。
本発明のさらなる好ましい一態様によれば、コポリマーは、正孔輸送単位として1つ以上の同一または異なる式(22)の基を含む:
Figure 2014527290
(式(22)中、
Yは、N、P、P=O、PF2、P=S、As、As=O、As=S、Sb、Sb=OまたはSb=Sであり、
Ar1(これは、同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、単結合または任意に置換されていてもよい単環式もしくは多環式アリール基を表し、
Ar2(これは、同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式もしくは多環式アリール基を表し、
Ar3(これは、同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式もしくは多環式アリール基を表し、
mは、1、2または3であり、
破線は、重合の結合位置を表す)。
好ましい一態様において、Ar3(これは、同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式もしくは多環式アリール基を表し、これは、式(10)の様々な連鎖残基を結合している架橋基によって置換されている。
単環式アリール、多環式アリール、シリルの好適な例は、上述されたものである。
本発明のさらなる一態様によれば、コポリマーは、正孔輸送単位として1つ以上の同一または異なる式(23)〜(25)の基を含む:
Figure 2014527290
(式(23)〜(25)中、
R(これは、同じまたは異なってよい)は、置換もしくは無置換芳香族またはヘテロ芳香族基、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アルコキシカルボニル、シリル、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基またはヒドロキシ基またはポリマー骨格に結合している単結合から選択され、
rは、0、1、2、3または4であり、
sは、0、1、2、3、4または5である)。
本発明のさらなる好ましい一態様によれば、コポリマーは、正孔輸送単位として1つ以上の同一もしくは異なる式(26)の基:
−(T1c−(Ar4d−(T2e−(Ar5f− 式(26)
を含む
(式中、
1およびT2は、互いに独立に、チオフェン、セレノフェン、チエノ[2,3b]チオフェン、チエノ[2,3b]チオフェン、ジチエノチオフェン、ピロール、アニリン(これらの全ては、R5で任意に置換されていてもよい)から選択され、
5は、出現する毎に、互いに独立に、ハロゲン、−CN、−NC、−NCO、−NCS、−OCN、SCN、−C(=O)NR000、−C(=O)X、−C(=O)R0、−NH2、−NR000、−SH、−SR0、−SO3H、−SO20、−OH、−NO2、−CF3、−SF5、任意に置換されていてもよいシリル、または任意に置換されていてもよく1個以上のヘテロ原子を任意に含有するC原子1〜40個を有するカルビルもしくはヒドロカルビルから選択され、
Ar4およびAr5は、互いに独立に、単環式もしくは多環式アリールまたはヘテロアリール(これは、任意に置換されていてもよく、隣接するチオフェンまたはセレノフェン基の1つまたは両方の2,3位に任意に縮合している)であり、
cおよびeは、互いに独立に、0、1、2、3または4であり、ただしc+eは1より大きく6以下であり、
dおよびfは、互いに独立に、0、1、2、3または4である)。
式(26)の繰り返し単位は、好ましくは、以下の式(27)〜(42)から選択される
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
(式中、R’、R”およびRは、複数出現の場合、互いに独立に、式(26)におけるR1の意味の1つを有し、R0は、式(1)において定義されており、rは、0、1、2、3または4である)。
式(27)〜(30)におけるR’およびR”は、好ましくは、Hおよびn−アルキル以外であり、好ましくは、C原子1〜22個を有する直鎖状もしくは分枝状アルコキシ、チオアルキルまたはフッ素化されたアルキルである。
さらに、原理上、当業者に知られている任意の正孔輸送材料(HTM)を、本発明によるコポリマー中のAhとして使用してよい。
好適なHTMは、フェニレンジアミン誘導体(US 3615404)、アリールアミン誘導体(US 3567450)、アミノ置換されたカルコン誘導体(US 3526501)、スチリルアントラセン誘導体(JP A 56−46234)、多環式芳香族化合物(EP 1009041)、ポリアリールアルケン誘導体(US 3615402)、フルオレノン誘導体(JP A 54−110837)、ヒドラゾン誘導体(US 3717462)、スチルベン誘導体(JP A 61−210363)、シラザン誘導体(US 4950950)、ポルフィリン化合物(JP A 63−2956965)、芳香族ジメチリデン型化合物、カルバゾール化合物、たとえば、CDBP、CBP、mCP、芳香族第三級アミンおよびスチリルアミン化合物(US 4127412)、ならびにモノマートリアリールアミン(US 3180730)である。
少なくとも2つの第三級アミン単位を含有する芳香族第三級アミン(US 4720432およびUS 5061569)、たとえば、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(NPD)(US 5061569)またはMTDATA(JP A 4−308688)、N,N,N’,N’−テトラ(4−ビフェニル)ジアミノビフェニレン(TBDB)、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)シクロヘキサン(TAPC)、1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−3−フェニルプロパン(TAPPP)、1,4−ビス[2−[4−[N,N−ジ(p−トリル)アミノ]フェニル]ビニル]ベンゼン(BDTAPVB)、N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニル(TTB)、TPD、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’’’−ジアミノ−1,1’:4’,1”:4”,1’’’−クアテルフェニル、同様にカルバゾール単位を含有する第三級アミン、たとえば、4(9H−カルバゾール−9−イル)−N,N−ビス[4−(9H−カルバゾール−9−イル)フェニル]ベンゼンアミン(TCTA)が好ましい。同様に、US 2007/0092755 A1によるヘキサアザトリフェニレン化合物が好ましい。
以下の式(43)〜(48)のトリアリールアミン化合物(これらはまた、置換されていてもよい)、ならびにEP 1162193 A1、EP 650955 A1、Synth.Metals 1997、91(1−3)、209、DE 19646119 A1、WO 2006/122630 A1、EP 1860097 A1、EP 1834945 A1、JP 08053397 A、US 6251531 B1、およびWO 2009/041635に開示されたものが特に好ましい。
Figure 2014527290
本発明のコポリマー中のAhとして組み込むことができるさらなる好適な基は、当業者に知られている有機正孔注入材料から選択してよい。
上述されたHIMに加えて、好適なHIMは、トリアゾール誘導体(US 3112197)、オキサゾール誘導体(US 3257203)、オキサジアゾール誘導体(US3189447)、イミダゾール誘導体(JP Showa37(=1962)16096)、イミダゾロン、イミダゾールチオン、テトラヒドロイミダゾール、ポリアリールアルカン誘導体(US 3615402)、ピラゾリンおよびピラゾロン誘導体(US 3180729およびUS 4278746)、フェニレンジアミン誘導体(US 3615404)、アリールアミン誘導体(US 3567450)、アミノ置換されたカルコン誘導体(US 3526501)、スチリルアントラセン誘導体(JP Showa 54(1979)110837)、ヒドラゾン誘導体(US 3717462)、アシルヒドラゾン、スチルベン誘導体(JP Showa 61(1986)210363)、シラザン誘導体(US 4950950)、ポルフィリン化合物(JP Showa 63(1988)2956965、US 4720432)、芳香族第三級アミンおよびスチリルアミン(US 4127412)、ベンジジン型のトリフェニルアミン、スチリルアミン型のトリフェニルアミン、ならびにジアミン型のトリフェニルアミンである。アリールアミンデンドリマーも使用することができ(JP Heisei 8(1996)193191)、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、またはブタジエン誘導体も使用でき、キノリン誘導体、たとえば、ジピラジノ[2,3f:2’,3’h]キノキサリンヘキサカルボニトリルも好適である。
第三級芳香族アミン(US 2008/0102311 A1)、たとえばN,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−トリル)ベンジジン(=4,4’−ビス[N−3−メチルフェニル]−N−フェニルアミノ)ビフェニル(NPD)(US 5061569)、N,N’−ビス(N,N’−ジフェニル−4−アミノフェニル)−N,N−ジフェニル−4,4’−ジアミノ−1,1’−ビフェニル(TPD 232)および4,4’,4’’−トリス[(3−メチルフェニル)フェニルアミノ]トリフェニルアミン(MTDATA)(JP Heisei 4(1992)308688)またはフタロシアニン誘導体(たとえば、H2Pc、CuPc、CoPc、NiPc、ZnPc、PdPc、FePc、MnPc、ClAlPc、ClGaPc、ClInPc、ClSnPc、Cl2SiPc、(HO)AlPc、(HO)GaPc、VOPc、TiOPc、MoOPc、GaPc−O−GaPc)が特に好ましい。
以下の式(49)(TPD 232)、(50)、(51)、および(52)のトリアリールアミン化合物(これらは、置換されていてもよい)ならびにUS 7399537 B2、US 2006/0061265 A1、EP 1661888 B1、およびJP 08292586 Aに開示されたさらなる化合物が特に好ましい。
正孔注入材料として好適なさらなる化合物は、EP 0891121 A1およびEP 1029909 A1に開示されている。正孔注入層は、一般的にUS 2004/0174116に記載されている。
Figure 2014527290
コポリマーは、2つ以上の異なる正孔輸送基Ahを含んでよい。コポリマー中の全ての正孔輸送基Ahの割合は、5〜30mol%、好ましくは5〜20mol%、特に好ましくは10〜20mol%である。
好ましい一態様において、コポリマーの1つ以上の側鎖上の少なくとも1つの正孔輸送単位は、コポリマーの骨格に共役的に結合している。すなわち、正孔輸送単位とポリマー骨格の間に共役が存在する。この態様のポリマー繰り返しは、たとえば、破線が、ポリマー主鎖における結合方向であるものである。
Figure 2014527290
別の好ましい態様において、コポリマーの1つ以上の側鎖上の少なくとも1つの正孔輸送単位は、非共役スペーサーによってコポリマーの骨格に結合している。この態様において、コポリマーは、次の一般式(58)を有する繰り返し単位を含む
Figure 2014527290
(ここで、Bは、ポリマー骨格上の基であり(これは、電子輸送単位または電子輸送骨格基(上述された)、または他の骨格基であってよい);Aは、いわゆる非共役スペーサーまたは共役ブレーカー(conjugation-breaker)である)。本発明に関連した共役ブレーカーは、共役を妨げる実体、好ましくは共役を中断する実体として定義される。これは、たとえば、sp3原子、好ましくはsp3炭素原子を含む実体であり得る。共役は、別の原子、たとえばN、PまたはSによっても妨げられることがある。
直鎖状または分枝状アルキレン、シクロアルキレン、アルキルシリレン、シリレン、アリールシリレン、アルキルアルコキシアルキレン、アリールアルコキシアルキレン、アルキルチオアルキレン、スルホン、アルキレンスルホン、スルホンオキシド、アルキレンスルホンオキシド(ここで、アルキレンは、互いに独立に、C原子1〜12個を有し、ここで、1個以上のH原子は、F、Cl、Br、I、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基で置換されていてよい)から独立に選択されるAが好ましい。
C原子1〜12個を有する直鎖状もしくは分枝アルキレンまたはアルコキシアルキレン(ここで、1個以上のH原子は、Fで置換されていてよい)であるAが特に好ましい。
一般式(58)による好ましいポリマー繰り返し単位は、式(59)〜(63)のものである。
Figure 2014527290
式中、Ar1、Ar2およびAr3は、互いに独立に、環原子5〜60個を有する芳香族またはヘテロ芳香族基から選択され、ポリマー主鎖への結合は、破線で示され;R1、R2、R3、およびR4は、互いに独立に、C、アルキレン、シクロアルキレン、アルキルシリレン、シリレン、アリールシリレン、アルキルアルコキシアルキレン、アリールアルコキシアルキレン、アルキルチオアルキレン、ホスフィン、ホスフィンオキシド、スルホン、アルキレンスルホン、スルホンオキシド、アルキレンスルホンオキシド、アリールまたはヘテロアリール基(ここで、アルキレン基は、互いに独立に、C原子1〜12個を含み、1個以上のH原子は、F、Cl、Br、I、アルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基によって置きかえられてよい)から選択される。そして、式(59)および(63)中のR1およびR2の少なくとも1つ、ならびに式(61)〜(63)中のR1〜R4の少なくとも1つは、上述されたAhの基を含む。任意に、式(59)〜(63)中のR1およびR2、ならびに式(62)および(63)中のR3およびR4は、一緒に結合して環構造を形成してよい。
Ar1、Ar2またはAr3の置換基R1〜R4は、隣接している、または1個以上の環原子によって互いに隔てられているかのいずれかであってよい。R1〜R4は、芳香族またはヘテロ芳香族基の環原子に結合している。
一般式(58)による非常に好ましいポリマー繰り返し単位は、以下のものである
Figure 2014527290
Figure 2014527290
(式中、R1〜R4は、式(59)〜(63)におけるものと同じ意味を有する)。
特に好ましくは、側鎖上にAh基を有するポリマー繰り返し単位は、以下の式(76)〜(121)からなる群から選択される。
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
本発明の意味の範囲内において、「単位A」は、上記に概要を示したように、またフロンティア軌道のエネルギー準位の要件によって、正孔および電子が、再結合して励起子を生成する傾向がある、または光学的励起によって、すなわち一光子を吸収することによって励起子を生成し得る有機材料または単位である。
好ましい一態様において、本発明は、ポリマー発光ダイオードに関する。このようなコポリマー中の単位Aは、適切なエネルギー準位配置および一致した単位の濃度の調節によって定義することができる。本発明において、好ましい配置は、1)単位AのHOMOは、電子輸送単位より、少なくとも0.3eV、好ましくは0.4eV高く;2)単位AのHOMOは、正孔輸送単位より高く、好ましくは、少なくとも0.1eV高く;3)コポリマー中の単位A(Aex)の割合は、0.01〜10mol%、好ましくは0.01〜8mol%、非常に好ましくは0.05〜4mol%、最も好ましくは0.05〜2.5mol%である。
一般的に、上述された全てのAh基は、それらが、上述された配置に従ってコポリマー中に組み込まれる場合、単位Aとして好適であり得る。
好ましい一態様によれば、コポリマーは、単位Aとして1つ以上の同一または異なる式(122)の基を含む
Figure 2014527290
(式(122)中、
Yは、N、P、P=O、PF2、P=S、As、As=O、As=S、Sb、Sb=OまたはSb=Sであり、
Ar1(これは同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、単結合または任意に置換されていてもよい単環式もしくは多環式アリール基を表し、
Ar2(これは同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式または多環式アリール基を表し、
Ar3(これは同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式または多環式アリール基を表し、
mは、1、2または3であり、
好ましい一態様において、Ar3(これは同じまたは異なってよい)は、異なる繰り返し単位中にある場合に独立に、任意に置換されていてもよい単環式または多環式アリール基を表し、これは、式(26)の様々な連鎖残基を結合している架橋基によって置換されている。
単環式アリール、多環式アリール、シリル、芳香族またはヘテロ芳香族基、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アルコキシカルボニルの好適な例は、上述されたものである。
好ましくは、コポリマーは、単位Aとして1つ以上の同一または異なる式(123)の基を含む
Figure 2014527290
(式(123)中、
R(これは、同じまたは異なってよい)は、置換もしくは無置換芳香族またはヘテロ芳香族基、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アルコキシカルボニル、シリル、カルボキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基またはヒドロキシ基またはポリマー骨格に結合している単結合から選択され、
rは、0、1、2、3または4であり、
sは、0、1、2、3、4または5である)。
芳香族またはヘテロ芳香族基、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アラルキル、アリールオキシ、アリールチオ、アルコキシカルボニル、シリルの好適な例は、上述されたものである。
好ましい一態様において、単位Aは、共役的にポリマー骨格に結合しており、より好ましくは共役ポリマー骨格中にある。好ましいポリマー繰り返し単位は、たとえば、式(124)〜(129)を有する繰り返し単位である。
Figure 2014527290
別の好ましい態様において、単位Aは、非共役スペーサーを介してポリマー骨格に結合しており、これは、好ましくは、式(58)による一般形態にあってよい。好ましいポリマー繰り返し単位は、たとえば、以下の式(130)〜(154)からなる群から選択される。
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
Figure 2014527290
好ましい一態様において、単位Aは、それ自体、発光性単位である、すなわち、それは、励起子生成特性および発光性を有する。
上述された単位Aは、好ましくは、蛍光ポリマーまたはい一重項ポリマー(singlet polymer)に適する。よりさらなる一態様において、本発明は、リン光ポリマーにも関する。それらが、本発明によるHOMOの配置および濃度に適合する場合、適切な単位Aは、以下に記載される金属錯体から選択される。
本発明の意味の範囲内において、「発光体」または「発光単位」(「発光性単位」とも呼ばれる)は、他の単位からのエネルギー伝達によって励起子エネルギーを受けることによって、または電気的もしくは光学的に励起子を生成することによって、放射崩壊を受けて光を発する有機基である。
好ましい一態様において、本発明によるコポリマーは、青色、緑色および/または赤色の光を発する発光性単位を含む。
本発明のコポリマーは、2つ以上の異なる発光単位、たとえば、異なるタイプの2つの発光単位および/または異なる色の光を発する発光単位を含んでよい。従って、本発明のデバイスは、白色光を提供し得る。好ましい一態様によれば、発光単位は、蛍光材料およびリン光材料から独立に選択される。一態様において、1つの発光単位は、蛍光材料から選択され、もう一方の発光単位は、リン光材料から選択される。
好ましくは、発光体は、単位Aに比べてより小さいバンドギャップを有する。
ここで使用されるリン光という用語は、1より大きいスピン多重度(2S+1)(ここで、Sは、スピンである)を有する励起状態からのルミネッセンスとして定義される。励起状態は、たとえば、五重項または三重項状態であってよく、好ましくは、励起状態は、三重項である。好ましいリン光分子は、イリジウムおよび白金を含む発光錯体である。
好ましい一態様において、本発明のコポリマーは、発光体としてビニルトリアリールアミンおよび/またはその誘導体を含む。発光体としてビニルトリアリールアミンおよびその誘導体を含む発光性共役ポリマーの一例は、WO 2007/068325に開示されている。
さらなる一態様によれば、コポリマーは、発光体としてチオスチルベンに基づく1つ以上の同一または異なる基を含む。発光体としてチオスチルベンおよびその誘導体を含む発光性共役ポリマーの一例は、WO 2010/022847に開示されている。
発光単位は、単位Aおよび/または電子輸送単位と比べてより小さなバンドギャップを有することを求められる。一般的に、より小さいバンドギャップは、共役分子系のπ電子系を拡張することによって達成することができる。
一般的に、当業者に知られている任意の小分子発光体を、本発明のコポリマーに組み込んでよい。多くの例、たとえば、スチリルアミン誘導体(JP 2913116BおよびWO 2001/021729 A1に開示されている)、ならびにインデノフルオレン誘導体(WO 2008/006449およびWO 2007/140847に開示されている)が、公開されている。
青色蛍光発光体は、好ましくは、多環芳香族化合物、たとえば、9,10−ジ(2−ナフチルアントラセン)および他のアントラセン誘導体、テトラセンの誘導体、キサンテン、ペリレン、たとえば、2、5、8、11−テトラ−t−ブチルペリレン、フェニレン、たとえば、4,4’ −(ビス(9−エチル−3−カルバゾビニレン)−1,1’−ビフェニル、フルオレン、アリールピレン(US 2006/0222886)、アリーレンビニレン(US 5121029、US 5130603)、ルブレンの誘導体、クマリン、ローダミン、キナクリドン、たとえば、N,N’−ジメチルキナクリドン(DMQA)、ジシアノメチレンピラン、たとえば、4(ジシアノエチレン)−6−(4−ジメチルアミノスチリル−2−メチル)−4H−ピラン(DCM)、チオピラン、ポリメチン、ピリリウムおよびチアピリリウム塩、ペリフランテン、インデノペリレン、ビス(アジニル)イミン−ボロン化合物(US 2007/0092753 A1)、ビス(アジニル)メテン化合物およびカルボスチリル化合物である。
さらなる好ましい青色蛍光発光体が、C.H.Chenら:「Recent developments in organic electroluminescent materials」Macromol.Symp.125、(1997)、1−48および「Recent progress of molecular organic electroluminescent materials and devices」Mat.Sci.および Eng.R、39(2002)、143〜222に記載されている。
さらに、ドーパントは、本発明において発光体と同じ意味を有する。当業者に知られているドーパントは、本発明のコポリマーに組み込んでもよい。
好ましいドーパントは、モノスチリルアミン、ジスチリルアミン、トリスチリルアミン、テトラスチリルアミン、スチリルホスフィン、スチリルエーテルおよびアリールアミンのクラスから選択される。モノスチリルアミンは、1個の置換または無置換スチリル基および少なくとも1個の(好ましくは芳香族)アミンを含有する化合物を意味するものと解釈される。ジスチリルアミンは、2個の置換または無置換スチリル基および少なくとも1個の(好ましくは芳香族)アミンを含有する化合物を意味するものと解釈される。トリスチリルアミンは、3個の置換または無置換スチリル基および少なくとも1個の(好ましくは芳香族)アミンを含有する化合物を意味するものと解釈される。テトラスチリルアミンは、4個の置換または無置換スチリル基および少なくとも1個の(好ましくは芳香族)アミンを含有する化合物を意味するものと解釈される。スチリル基は、特に好ましくは、スチルベンであり、これは、さらに置換されていてもよい。対応するホスフィンおよびエーテルは、アミンと類似的に定義される。本発明の目的について、アリールアミンまたは芳香族アミンは、窒素に直接結合した3個の置換または無置換芳香族またはヘテロ芳香族環系を含有する化合物を意味するものと解釈される。これらの芳香族またはヘテロ芳香族環系の少なくとも1つは、好ましくは、縮合環系であり、好ましくは、少なくとも14個の芳香族環原子を有する。それらの好ましい例は、芳香族アントラセン−アミン、芳香族アントラセン−ジアミン、芳香族ピレン−アミン、芳香族ピレン−ジアミン、芳香族クリセン−アミンおよび芳香族クリセン−ジアミンである。芳香族アントラセン−アミンは、1個のジアリールアミノ基が、アントラセン基に(好ましくは9位において)直接結合している化合物を意味するものと解釈される。芳香族アントラセン−ジアミンは、2個のジアリールアミノ基が、アントラセン基に(好ましくは9、10位において)直接結合している化合物を意味するものと解釈される。芳香族ピレン−アミン、ピレン−ジアミン、クリセン−アミンおよびクリセン−ジアミンは、それらに類似的に定義され、ここで、ピレン上のジアリールアミノ基は、好ましくは、1位においてまたは1,6位において結合している。
さらなる好ましいドーパントは、インデノフルオレン−アミンおよびインデノフルオレン−ジアミン(たとえば、WO 2006/122630による)、ベンゾインデノフルオレン−アミンおよびベンゾインデノフルオレン−ジアミン(たとえば、WO 2008/006449による)、ならびにジベンゾインデノフルオレン−アミンおよびジベンゾインデノフルオレン−ジアミン(たとえば、WO 2007/140847による)から選択される。
スチリルアミンのクラスからのドーパントの例は、置換または無置換トリスチルベン−アミンまたはWO 2006/000388、WO 2006/058737、WO 2006/000389、WO 2007/065549およびWO 2007/115610に記載されたドーパントである。ジスチリルベンゼンおよびジスチリルビフェニル誘導体は、US 5121029に記載されている。さらなるスチリルアミンは、US 2007/0122656 A1に見いだされる。
特に好ましいスチリルアミンドーパントおよびトリアリールアミンドーパントは、式(155)〜(160)の化合物、ならびにUS 7250532 B2、DE 10 2005 058557 A1、CN 1583691 A、JP 08053397 A、US 6251531 B1、およびUS 2006/210830 Aに開示されたものである。
Figure 2014527290
さらに好ましいドーパントは、EP 1957606 A1およびUS 2008/0113101 A1に開示されたトリアリールアミンの群から選択される。
さらなる好ましいドーパントは、ナフタレン、アントラセン、テトラセン、フルオレン、ペリフランテン、インデノペリレン、フェナントレン、ペリレン(US 2007/0252517 A1)、ピレン、クリセン、デカシクレン、コロネン、テトラフェニルシクロペンタジエン、ペンタフェニルシクロペンタジエン、フルオレン、スピロフルオレン、ルブレン、クマリン(US 4769292、US 6020078、US 2007/0252517 A1)、ピラン、オキサゾン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイミダゾール、ピラジン、桂皮酸エステル、ジケトピロロピロール、アクリドンおよびキナクリドン(US 2007/0252517 A1)の誘導体から選択される。
アントラセン化合物のうち、9,10−置換されたアントラセン、たとえば、9,10−ジフェニルアントラセンおよび9,10−ビス(フェニルエチニル)アントラセンが特に好ましい。1,4−ビス(9’−エチニルアントラセニル)−ベンゼンも好ましいドーパントである。
特に好ましいリン光ドーパントは、式(161)の化合物およびたとえば、US 2001/0053462 A1に開示されたさらなる化合物である。
Figure 2014527290
さらなる誘導体が、US 7378162 B2、US 6835469 B2、およびJP 2003/253145 Aに記載されている。
さらなる関連した一態様において、リン光発光体は、コポリマーに組み込むこともできる。
リン光発光体の例は、出願WO 00/70655、WO 01/41512、WO 02/02714、WO 02/15645、EP 1191613、EP 1191612、EP 1191614およびWO 05/033244によって明らかにされた。一般的に、リン光OLEDのための先行技術によって使用され、有機エレクトロルミネッセンスの分野における当業者に知られている全てのリン光性錯体が好適であり、当業者は、発明的ステップを要せずにさらなるリン光性錯体を使用することができるであろう。
三重項発光体は、好ましくは式M(L)Zを有する金属錯体であってよく、ここで、Mは、金属原子であり、Lは、出現する毎に互いに独立に、1つ、2つ以上の位置でMと結合または配位している有機リガンドであり、zは、1以上の整数、好ましくは1、2、3、4、5または6であり、ここで、これらの基は、好ましくはリガンドLを介して、1つ以上、好ましくは1つ、2つまたは3つの位置でポリマーに連結している。
Mは、特に、遷移金属から選択される、好ましくは、VIII族、またはランタノイド、またはアクチニドの遷移金属から選択される、特に好ましくは、Rh、Os、Ir、Pt、Pd、Au、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Re、Cu、Zn、W、Mo、Pd、Ag、またはRuから選択される、非常に特に好ましくはOs、Ir、Ru、Rh、Re、Pd、またはPtから選択される金属原子である。Mは、Znであってもよい。
好ましいリガンドは、2フェニルピリジン誘導体、7,8−ベンゾキノリン誘導体、2(2−チエニル)ピリジン誘導体、2(1−ナフチル)ピリジン誘導体または2フェニルキノリン誘導体である。これら全ての化合物は、青色について、たとえば、フルオロ−またはトリフルオロメチル置換基で置換されていてよい。補助配位子は、好ましくは、アセチルアセトネートまたはピクリン酸である。
特に、PtまたはPdのUS 2007/0087219 A1に開示された式(162)の四座配位子との錯体(ここで、R1〜R14およびZ1〜Z5は、参考文献に定義されたとおりである)、拡大された環系を有するPtポルフィリン錯体(US 2009/0061681 A1)およびIr錯体、たとえば、2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリン−Pt(II)、テトラフェニル−Pt(II)−テトラベンゾポルフィリン(US 2009/0061681 A1)、シス−ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)Pt(II)、シス−ビス(2−(2‘−チエニル)ピリジナト−N,C3’)Pt(II)、シス−ビス(2−(2‘−チエニル)キノリナト−N,C5’)Pt(II)、(2−(4,6−ジフルオロ−フェニル)ピリジナト−N,C2’)Pt(II)アセチルアセトネート、またはトリス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)Ir(III)(Ir(ppy)3、緑色)、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2)Ir(III)アセチルアセトネート(Ir(ppy)2アセチルアセトネート、緑色、US 2001/0053462 A1、Baldo、ThompsonらNature 403、(2000)、750〜753)、ビス(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)(2−フェニルピリジナト−N,C2’)イリジウム(III)、ビス(2−フェニルピリジナト−N,C2’)(1−フェニルイソキノリナト−N,C2’)イリジウム(III)、ビス(2−(2’−ベンゾチエニル)ピリジナト−N,C3’)イリジウム(III)アセチルアセトネート、ビス(2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピチジナト−N,C2’)イリジウム(III)ピコリネート(Firpic、青色)、ビス(2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピチジナト−N,C2’)Ir(III)テトラキス(1−ピラゾリル)ボレート、トリス(2−(ビフェニル−3−イル)−4−tert−ブチルピリジン)イリジウム(III)、(ppz)2Ir(5phdpym)(US 2009/0061681 A1)、(45ooppz)2Ir(5phdpym)(US 2009/0061681 A1)、2フェニルピリジン−Ir錯体の誘導体、たとえば、イリジウム(III)ビス(2−フェニルキノリル−N,C2’)アセチルアセトネート(PQIr)、トリス(2−フェニルイソキノリナト−N,C)Ir(III)(赤色)、ビス(2−(2’−ベンゾ[4,5−a]チエニル)ピリジナト−N,C3)Irアセチルアセトネート([Btp2Ir(acac)]、赤色、AdachiらAppl.Phys.Lett.78(2001)、1622〜1624)が好適である。
Figure 2014527290
同様に好適であるのは、三価ラントニド、たとえば、Tb3+およびEu3+(J.Kidoら.Appl.Phys.Lett.65(1994)、2124、KidoらChem.Lett.657、1990、US 2007/0252517 A1)、またはマレオニトリルジチオレートとのPt(II)、Ir(I)、Rh(I)のリン光性錯体(Johnsonら、JACS 105、1983、1795)、Re(I)トリカルボニルジイミン錯体(とりわけ、Wrighton、JACS 96、1974、998)、シアノリガンドおよびビピリジルまたはフェナントロリンリガンドとのOs(II)錯体(Maら、Synth.Metals 94、1998、245)または母体を有さないAlq3である。
三座リガンドを有するさらなるリン光発光体は、US 6824895およびUS 7029766に記載されている。赤色発光リン光性錯体は、US 6835469およびUS 6830828に記載されている。
本発明のコポリマーは、1個以上の官能基をさらに含んでよく、これらは、上記および下記に記載されたHTM、ETM、発光体および骨格基から選択することができる。
様々な構造が、とりわけ、WO 2002/077060 A1およびDE 10337346 A1に開示され広く記載されたものである。これらは、参照の目的で本発明の部分とみなされる。
以下に記載される好ましい一態様において、コポリマーは、たとえば印刷方法を使用して、溶液からコーティングされるよう意図されている。従って、さらなる構造要素によってコポリマーの形態特性を改変することは、非常に望ましい。
このような構造要素(これらは、ポリマーの形態および/または発光色にまで影響を与える)は、上述されたものに加えて、上述の群に属さない、すなわち、電荷担体の移動性に少ししか影響を与えない、有機金属錯体ではない、または一重項−三重項遷移に影響を与えない、少なくとも1つのさらなる芳香族または別の共役構造を有するものである。このタイプの構造要素は、得られるポリマーの形態および/または発光色に影響を与えることがある。従って、単位に応じて、それらは、発光体として使用することもできる。ここでは、C原子6〜40個を有する芳香族構造または同様にトラン、スチルベンまたはビスシチリルアリーレン誘導体が好ましく、これらのそれぞれは、1個以上のラジカルR1によって置換されていてよい。ここでは、1,4−フェニレン、1,4−ナフチレン、1,4−もしくは9,10−アントリレン、1,6−,2,7−もしくは4,9−ピレニレン、3,9−もしくは3,10−ペリレニレン、4,4’−ビフェニリレン、4,4”−テルフェニリレン、4,4”−ビ−1,1’−ナフチリレン、4,4’−トラニレン、4,4’−スチルベニレンまたは4,4”−ビススチリルアリーレン誘導体の組み込みが特に好ましい。
このような基の割合は、好ましくは、少なくとも5mol%、特に好ましくは、少なくとも10mol%である。
1つ以上の上述された単位を同時に含む本発明によるコポリマーが好ましい。1つの群から1つ以上の単位が同時に存在することが、同様に好ましいことがある。
別の関連した態様において、本発明のコポリマーは、青色、緑色および赤色発光体を同時に含むことによって、広帯域の発光、特に白色光を発し得る。白色発光コポリマーを合成し得る方法は、DE 10343606 A1に詳しく記載されている。
十分な溶解性を確実にするために、繰り返し単位毎に、平均して少なくとも2個の非芳香族C原子が置換基中に存在することが好ましい。ここで、少なくとも4が好ましく、特に好ましくは、少なくとも8個のC原子である。さらに、これらの個別のC原子は、OまたはSによって置きかえられていてもよい。しかし、これが、特定の割合の繰り返し単位が、さらなる非芳香族置換基を有さないことを意味することは、完全に可能である。
フィルムの形態を損ねることを回避するために、直鎖中に12個より多いC原子を有する、特に好ましくは、8個より多いC原子を有する、とりわけ、6個より多いC原子を有する長鎖置換基を有さないことが好ましい。
前記コポリマーは、統計またはランダムコポリマー、交互または立体規則性(regioregular)コポリマー、ブロックコポリマーまたはそれらの組合せであってよい。
非常に好ましい一態様において、コポリマーは、共役主鎖を含み、ここで、電子輸送単位および上述の単位Aは、ポリマー主鎖に組み込まれており、正孔輸送単位は、側鎖上にある。
別の関連した態様において、コポリマーは、非共役または部分共役ポリマーである。
好ましい一態様において、前記ポリマーは、非共役主鎖を含み、ここで、ポリマーは、主鎖上に少なくとも1つの非共役スペーサーを含む。非常に好ましい非共役または部分共役ポリマーは、非共役骨格単位または骨格単位の共役を妨げる単位を含む。側鎖非共役ポリマーのように、主鎖非共役ポリマーは、高い三重項順位をもたらし、これは、三重項発光体にとって好ましい。
好ましい非共役骨格単位は、たとえば、以下の式(163)および(164)に示されたインデノフルオレン誘導体を含む単位、ならびにDE 102009023156.0に開示されたものから選択される
Figure 2014527290
(式中、XおよびYは、互いに独立に、H、F、C原子1〜40個を有するアルキル基、C原子2〜40個を有するアルキレン基、C原子2〜40個を有するアルキニル基、C原子6〜40個を有する置換または無置換アリール基、および原子5〜25個を有する置換または無置換ヘテロアリール基から選択される)。
さらなる好ましい非共役骨格単位は、たとえば、以下の式(165)〜(178)に示されたフルオレン、フェナントレン、デヒドロフェナントレン、インデノフルオレン誘導体を含む単位およびDE 102009023154.4に開示されたものから選択される
Figure 2014527290
Figure 2014527290
(式中、R1〜R4は、上記に定義されたXおよびYと同じ意味を有する)。別の好ましい態様において、前記コポリマーは、側鎖非共役ポリマーであり、これは、ポリマーに基づくリン光性発光のために特に重要である。一般的に、このようなリン光ポリマーは、ビニル化合物のラジカル共重合を用いて得られ、US 7250226 B2に開示されたように、少なくとも1つのリン光性発光体および少なくとも1つの側鎖上の電荷輸送単位を含む。このようなリン光ポリマーのさらなる例は、たとえば、JP 2007/211243 A2、JP 2007/197574 A2、US 7250226B2、JP 2007/059939Aに開示されている。
さらなる一態様において、前記コポリマーは、蛍光発光のための非共役ポリマーでもあり得る。好ましい一重項非共役ポリマーは、たとえば、JP 2005/108556、JP 2005/285661、JP 2003/338375などに開示された、側鎖にアントラセン、ベンゾアントラセンおよびそれらの誘導体を含む側鎖ポリマーである。
さらなる好ましい一態様において、上記に記載されたコポリマーは、多層形成を可能にする少なくとも1つの架橋性基を含む。架橋基は、架橋試薬を含む基であり、これは、熱、または放射または両方を用いて架橋反応をもたらす。放射源は、電子線および紫外光から選択し得る。好ましい紫外光は、200〜400nmの波長から選択される。有機電子デバイスについて、300〜400nmのUVAまたは放射は、特に好ましい。好適なUV源は、たとえば、水銀紫外線蛍光ランプ、紫外線LED、UVレーザーダイオードおよびUV固体レーザーである。
好適な架橋性基は、アクリレート基(たとえば、SchelerらによってMacromol.Symp.254、203〜209(2007)に開示されている)、ビニル基またはスチレン基(たとえばWO 2006/043087 A1に開示されている)、およびオキセタン基(MuellerらによってNature 421、829〜833(2003)に開示されている)、および、アジド基(たとえばWO 2004/100282 A2に開示されている)である。
本発明は、さらに、上記に記載されたコポリマーを含む配合物に関する。
好ましい一態様において、前記配合物は、少なくとも1種の有機溶媒を含む溶液である。
好適な好ましい有機溶媒の例には、無制限に、ジクロロメタン、トリクロロメタン、モノクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、テトラヒドロフラン、アニソール、モルホリン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、1,4−ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、テトラリン、デカリン、インダン、安息香酸メチル、安息香酸エチル、メシチレンおよび/またはそれらの混合物が含まれる。
溶液中のコポリマーの濃度は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5〜5重量%である。任意に、溶液は、WO 2005/055248 A1に記載されたように、レオロジー特性を調節するために1種以上の結合剤も含む。
配合物の別の好ましい形態は、(ミニ)エマルジョンまたは分散液である。ミニエマルジョンは、その中で、1つの相の安定なナノ液体粒子が、第二の連続相中に分散している、特別に配合された異相系である。分散液は、ナノ液体粒子中の溶媒を除去することによって得ることができる。
連続相が極性相であるミニエマルジョン、と連続相が非極性相である逆性ミニエマルジョンの両方とも、本発明に含まれる。エマルジョンの動力学的安定性を増すために、少なくとも1種の界面活性剤を添加することができる。溶媒、界面活性剤、および安定したミニエマルジョンの調製のプロセスの選択は、当業者には明らかであり、LandfesterによってAnnu.Rev.Mater.Res.(06)、36、231〜279頁中に公開されている。
本発明は、さらに、上記に記載された配合物を使用したフィルムの調製のための方法に関する。
さらに、本発明は、電子デバイスの製造のための本発明によるコポリマーの使用に関わる。
適切な混合およびエージングの後、溶液を、次のカテゴリー:完全溶液、境界溶液または不溶物の1つとして評価する。溶解性と不溶性を分ける溶解パラメーター水素結合限界を描くために等高線を引く。溶解性領域の範囲に入る「完全な」溶媒は、文献値、たとえば「Crowley,J.D.、Teague,G.S.JrおよびLowe,J.W.Jr.、Journal of Paint Technology、38、No 496、296(1966)」に公開されたものから選択することができる。溶媒ブレンドも使用してよく、「Solvents、W.H.Ellis、Federation of Societies for Coatings Technology、9〜10頁、1986」に記載されたように確認することができる。ブレンド中に少なくとも1つの真の溶媒を有することが望ましいが、このような手法は、本発明のコポリマーを溶解する「非」溶媒のブレンドをもたらす場合がある。
電子デバイス中の薄層としての使用のために、本発明のコポリマーは、任意の好適な方法によっても堆積させてよい。液体コーティングは、他の技術よりも望ましい。溶液堆積法は、特に好ましい。好ましい堆積技術には、無制限に、ディップコーティング、スピンコーティング、インクジェット印刷、活版印刷、スクリーン印刷、ドクターブレードコーティング、ローラー捺染、リバースローラー捺染、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、ウェブ印刷、吹き付け塗装、はけ塗りまたはパッド印刷が含まれる。スクリーン印刷、インクジェット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、吹き付け塗装およびオフセット印刷は、本態様において特に好ましい。
上述された前記配合物は、使用される印刷方法に応じて、様々な要件を満たすべきである。たとえば、インクジェット印刷によって適用されるために、コポリマーを、好適な溶媒に最初に溶解し、または好適なエマルジョンもしくは分散液に調製すべきである。溶媒は、上述された要件を満たさねばならず、選択したプリントヘッドに有害な影響を有してはならない。さらに、溶媒は、プリントヘッド内で溶液が固まることによって引き起こされる操作性の問題を防ぐために、100℃より高い、好ましくは140℃より高い、より好ましくは150℃より高い沸点を有すべきである。上述された溶媒以外に、好適な溶媒には、置換および無置換キシレン誘導体、ジ−C1~2−アルキルホルムアミド、置換および無置換アニソールおよび他のフェノール−エーテル誘導体、置換複素環、たとえば置換ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピロリジノン、置換および無置換N,N−ジ−C1~2−アルキルアニリンおよび他のフッ素化または塩素化芳香族が含まれる。
インクジェット印刷によって本発明のコポリマーを堆積するために好ましい溶媒は、1個以上の置換基中の炭素原子の合計数が、少なくとも3個である、1個以上の置換基によって置換されたベンゼン環を有するベンゼン誘導体を含む。たとえば、ベンゼン誘導体は、1個のプロピル基または3個のメチル基で置換されていてよく、いずれの場合も、合計で少なくとも3個の炭素原子が存在する。このような溶媒は、ポリマーを含む溶媒を含むインクジェット流体が形成されるのを可能にし、これは、ジェットの目詰まりおよび吹き付け中の成分の分離を低減または阻止する。
溶媒は、次の例のリスト:ドデシルベンゼン、1−メチル−4−tert−ブチルベンゼン、テルピネオール、リモネン、イソデュレン、テルピノレン、シメン、ジエチルベンゼンから選択されるものを含んでよい。溶媒は、溶媒混合物、すなわち、2種以上の溶媒の組合せであってよく、それぞれの溶媒は、好ましくは、100℃より高い、より好ましくは140℃より高い沸点を有する。このような溶媒は、堆積された層におけるフィルム形成も増進し、層中の欠陥を低減する。
インクジェット流体(すなわち、溶媒、結合剤およびコポリマーの混合物)は、好ましくは、1〜100mPa.s、より好ましくは1〜50mPa.s、最も好ましくは1〜30mPa.sの20℃における粘度を有する。
本発明によるポリマーまたは配合物は、1種以上のさらなる成分、たとえば、
界面活性化合物、潤滑剤、湿潤剤、分散剤、疎水化剤、接着剤、流動促進剤、消泡剤、脱気剤(deaerator)、反応性または非反応性であってよい希釈剤、助剤、着色剤、染料または顔料、増感剤、安定剤、または阻害剤をさらに含み得る。
本発明は、さらに、本発明によるコポリマーを含む電子デバイスに関する。特に好ましいデバイスは、PLEDである。
デバイス組立品は、典型的に、基板(たとえば、ガラス板、プラスチックホイル)、第一電極、導電性ドープポリマーを含む中間層、本発明によるコポリマーを含有する半導体層、および第二電極から構成される。デバイスを、パターニングし、所望の用途による接点を与え、次いで、その寿命を著しく減少させることがある水および空気との接触を回避するために密封する。電極として導電性の電気的にドープしたポリマーを使用することも好ましい場合があり、この場合、導電性ポリマーを含む中間層を省くことができる。OFETおよびTFTにおける使用のために、デバイスは、第一および第二電極(ソースおよびドレイン電極)に加えて、さらなる電極(ゲート電極)を含有しなければならない。ゲート電極は、通常、高い誘電率(しかし、いくつかの場合、低いこともある)を有する誘電材料を含む絶縁層によって、有機半導体層から分離される。デバイスが、所望の用途に応じて1つ以上のさらなる層を含むことが好適である場合もある。
正孔または電子注入ができるだけ効率的であることを確実にするために、それらの電位が、隣接する有機層の電位と一致するように、電子は選択される。好ましい陰極材料は、低い電子仕事関数を有する金属、様々な金属、たとえば、アルカリ土類金属、アルカリ金属、主族金属またはランタノイド(たとえば、Ca、Ba、Mg、Al、In、Mg、Yb、など)を含む金属アロイまたは多層構造である。多層構造の場合、上述された金属に加えてさらなる金属を使用することも可能であり、これらのさらなる金属は、相対的に高い電子仕事関数を有する(たとえば、Ag)。このような場合、通常、金属の組合せ、たとえば、Ca/AgまたはBa/Agを使用する。金属陰極と有機半導体の間に高い誘電率を有する金属の薄い中間層を適用することが、好ましい場合もある。この目的のために有用な材料は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類金属のフッ化物または酸化物(たとえば、LiF、U2O、BaF2、MgO1 NaFなど)である。この誘電層の厚さは、好ましくは、1〜10nmである。
好ましい陽極材料は、高い電子仕事関数を有するものである。
好ましくは、陽極は、4.5eVより高い電位(対真空)を有する。この目的に好適な材料は、高い酸化還元電位を有する金属(たとえば、Ag、PtまたはAu)である。金属/金属酸化物電極(たとえば、Al/Ni/NiOX、Al/Pt/PtOX)を使用することが好ましい場合もある。いくつかの用途について、電極の少なくとも1つは、たとえば、有機材料の放射(OSCにおける)または光のデカップリング(OLED/PLED、O−LASERにおける)を可能にするために透明でなければならない。好ましい組立品は、透明な陽極を含む。この目的のために好ましい陽極材料は、導電性の混合金属酸化物である。特に好ましいのは、インジウムスズ酸化物(ITO)またはインジウム亜鉛酸化物(IZO)である。さらに好ましいのは、同様に、導電性ドープ有機材料、特に導電性ドープポリマーである。
陽極上の電荷注入層として、様々なドープ導電性ポリマーを使用することができる。好ましいポリマーは、10-8S/cmより高い導電率を有するものである。層の電位は、好ましくは4〜6eV(対真空)である。層の厚さは、好ましくは、10〜500nm、非常に好ましくは20〜250nmである。非常に好ましくは、ポリチオフェンの誘導体、たとえば、ポリ(3,4−エチレンジオキシ−2,5−チオフェン)(PEDOT)およびポリアニリン(PANI)が使用される。ドーピングは、通常、酸または酸化剤を用いて実施する。好ましくは、ドーピングは、ポリマーまたはポリマー結合ブレンステッド酸を用いて実施する。この目的のための好ましい材料は、ポリマースルホン酸、特にポリスチレンスルホン酸、ポリビニルスルホン酸およびポリ−(2−アクリルアミド−2−メチル−プロパンスルホン酸)(PAMPSA)である。導電性ポリマーは、通常、水溶液または分散液として塗布され、有機溶媒に不溶性であり、これは、後続層を有機溶液から塗布することを可能にする。
典型的には、本発明によるコポリマーは、導電性ポリマーの層によって被覆されたITOをコーティングしたガラスからなるデバイス構造上にコーティングする。導電性ポリマーの厚さは、ITOの粗さに応じて10〜200nmの間で変化し得る。次いで、本発明によるコポリマーを、20〜120nmまで、好ましくは60〜100nmまで変化する厚さで導電性ポリマー上に溶液からコーティングする。典型的には、導電性ポリマーおよびコポリマーを、コーティング後に、特定の期間、ベーキングして、溶媒(水および有機溶媒)の残りを取り除く。ベーキング温度は、使用されるポリマーから変化し、典型的に、100〜200℃で1〜120分間、好ましくは130〜200℃で1〜60分間、最も好ましくは150〜180℃で10〜30分の範囲にある。
本発明によるコポリマーの上に陰極をコーティングした後、デバイスを、典型的には、水分および酸素の侵入を回避するために蓋で覆う。
本発明の別の態様において、コポリマーを中間層上にコーティングすることもできる。この場合、正孔輸送性を有するポリマーを、導電性ポリマー上に有機溶液からコーティングし、フィルムを高温に加熱して中間層を形成する。次いで、中間層の固化していない残渣を、有機溶媒で洗い落とし、コポリマーを、堆積した中間層上に直接コーティングする。別法として、コポリマーは、中間層上に直接コーティングすることもできる。コポリマーをコーティングした後、上述された加熱手順を再び適用する。
好ましくは、電子デバイスは、導電性ポリマー層および/または正孔輸送層を含み、ここで、本発明によるコポリマーは、前記導電性ポリマーおよび/または正孔輸送層に直接コーティングされている。
好ましい一態様において、電子デバイスは、ポリマー発光ダイオード(PLED)、有機発光電気化学セル、有機電界効果トランジスタ(OFET)、薄膜トランジスタ(TFT)、有機太陽電池(O−SC)、色素増感太陽電池、有機レーザーダイオード(O−レーザー)、有機集積回路(O−IC)、無線周波数識別(RFID)タグ、光検知器、センサー、論理回路、記憶素子、コンデンサ、電荷注入層、ショットキーダイオード、平坦化層、帯電防止フィルム、伝導性基板またはパターン、光伝導体、電子写真用素子、または有機発光トランジスタ(OLET)、有機スピントロニクスデバイス、有機プラズモン発光デバイス(OPED)である。好ましい電子デバイスは、OLEDである。
好ましい一態様において、電子デバイスは、陽極、陰極、本明細書に記載されているコポリマーを含む半導体または発光層、ならびに陽極と半導体または発光層との間に提供された正孔輸送および電子阻止性を有する材料を含む中間層を含む。このような中間層を有するデバイスは、一般的に、WO 2004/084260 A2に記載されている。
好ましくは、電子デバイスは、本明細書に記載されているコポリマーを含み、導電性ポリマー層および/または正孔輸送層をさらに含み、ここで、コポリマーは、前記導電性ポリマーおよび/または正孔輸送層上に直接コーティングされている。より好ましい電子デバイスは、次に記載された順序で、
−任意に、第一基板、
−陽極層、
−任意に、正孔注入層、
−任意に、電子阻止性を有する材料を含む中間層、
−本発明によるコポリマーを含む層、
−陰極層、
−任意に、第二基板
を含む。
別の好ましい態様において、本発明の電子デバイスは、ポリマーベースのOLEDであり、これらは、次の多層構造:陽極/HIL/EML/陰極を含む。
HIL(正孔注入層)は、通常、HIMを含む透明な導電性ポリマー薄膜である。好ましいHIMは、上述されたものである。
さらに、好ましいPLEDは、WO 2004/084260 A2に開示されたように、LEPとHILの間に中間層を含み、ここで、中間層は、正孔輸送および電子阻止機能を有する。中間層は、好ましくは、ポリマーを含み、このポリマーは、上述された骨格単位および正孔輸送単位のコポリマーである。
本発明のデバイスは、単一の発光領域において可視スペクトルを十分に含む2つの発光単位を含むコポリマーを使用してよい。白色発光は、発光中心の1つによる集合の生成によって、単一発光領域において2つの発光体から達成される。これは、高い演色評価数を示す白色光のための簡単な、明るい効率的なOLEDの組立を可能にする。
フルカラー表示デバイスと調節可能な光デバイスの両方とも、本発明の範囲内で可能である。フルカラー表示デバイスは、一般的に、3つの発光体を使用し、それぞれが、異なる色、たとえば赤色、緑色および青色の光を発光する。調節可能な光デバイスは、一般的に、2つの発光体を使用し、それぞれが、異なる色の光を発光する。デバイスは、ピクセル内の個々のサブピクセルに電流を供給することによって作動させることができる。サブピクセルへの電流の割合の変化が、ピクセルから放たれる光の色と明るさの両方に影響を与える。
上述された電子デバイスのデバイス構造は、当分野の専門家には明らかであるにちがいない。それにもかかわらず、明確にするために、いくつかの詳細なデバイス構造を参照する。
有機プラズモン発光デバイスは、好ましくは、KollerらによってNature Photonics(08)、2、684〜687頁に報告されたデバイスが参照される。陽極および陰極の少なくとも1つが、発光層からの表面プラズモンと結合する能力がなければならないことを除いて、OPEDは、OLEDと非常に類似している。OPEDが、上記および下記に記載された1種のナノダイヤモンドイドまたは混合物を含むことが好ましい。
電子写真用素子は、基板、電極、および電極上の電荷輸送層、任意に電極と電荷輸送層の間の電荷生成層を含む。デバイスの詳細および変形物およびそれらに使用される材料については、「Organic Photoreceptors for Xerography」Marcell Dekker、Inc.、Ed.by Paul M.Borsenberger & D.S.Weiss(1998)を参照されたい。このようなデバイスが、特に電荷輸送層に、上記および下記に記載された1種のナノダイヤモンドイドまたは混合物を含むことが好ましい。
1つの好ましい有機スピントロニクスデバイスは、2つの強磁性電極および2つの強磁性電極の間の有機層を含む、Z.H.Xiongらによって、Nature 2004、Vol.427 821頁に報告されたスピンバルブデバイスである(ここで、有機層の少なくとも1つは、本発明による化合物を含み、強磁性電極は、Co、Ni、Fe、もしくはそれらのアロイ、またはReMnO3もしくはCrO2からなり、ここで、Reは、希土類元素である)。
発光有機電気化学セル(OLEC)は、Pei & HeegerによってScience(95)、269、1086〜1088頁に最初に報告されたように、2つの電極、ならびに、その間に電解質および蛍光種の混合物またはブレンドを含む。上記および下記に記載されたナノダイヤモンドイドまたは混合物が、このようなデバイスに使用できることが望ましい。
色素増感太陽電池(DSSC)は、O’Regan & Gratzelによって、Nature(91)、353、737〜740頁に最初に報告されたように、順に、電極/色素増感TiO2多孔質薄膜/電解質/対電極を含む。液体電解質は、Nature(98)、395、583〜585頁に報告されたように、固体正孔輸送層によって置きかえることができる。
文脈が特に示さない限り、ここで使用される用語の複数形は、単数形を含むものと解釈されるべきであり、逆もまた同様である。
本発明の前述の態様に対する変形物が、本発明の範囲内に留まりながら作られ得ることは、理解されよう。特に指定のない限り、本明細書に開示されたそれぞれの特徴は、同じ、等価のまたは類似の目的に役立つ別の特徴によって置きかえられてもよい。従って、特に指定のない限り、等価のまたは類似の特徴の全体的な系列の一例にすぎない。
本明細書に開示された特徴の全ては、このような特徴および/またはステップの少なくともいくつかが、互いに相いれない組合せを除いて、いずれの組合せにも組み合わせてよい。特に、本発明の好ましい特徴は、本発明の全ての側面に適用可能であり、いずれの組合せにおいても使用してよい。同様に、必須でない組合せにおいて記載された特徴は、別々に(組み合わせずに)使用してよい。
特に好ましい態様における上述された特徴の多くは、本発明の態様の部分としてのみならず、独立して創意に富むことは、理解されよう。現在、特許請求の範囲に記載された任意の発明に加えてまたは代わりに、これらの特徴について、独立した保護を求めることができる。
ここで開示された教示は、抽象化し、開示された他の例と組み合わすことができる。
本発明の他の特徴は、次の例示的な態様および図面(これらは、本発明の例示のために与えられ、それを制限するよう意図されてはいない)の記載の過程で明らかになるであろう。
例1
材料
次のコポリマー1(これは、本発明によるポリマーである)、およびコポリマー2(これは、比較ポリマーである)を、モノマーM1〜M5を使用して合成する。使用されるモノマーのmol%で示した量が、表1に与えられている。ポリマーIL1は、1:1の割合でモノマーM6およびM7を使用して合成する。
Figure 2014527290
Figure 2014527290
コポリマー1〜6を、発光層として使用する。コポリマー1は、側鎖上に好適な正孔輸送単位を有する本発明による発光ポリマーである。コポリマー2は、中間層を有するOLED用の先行技術による発光ポリマーである。コポリマー3は、直接ポリマー骨格上にあることを除いて、コポリマー1と類似の正孔輸送単位を有する発光ポリマーであり、コポリマー1と比較される。50%のM6および50%のM7を有するポリマーIL1は、デバイス試験において中間層として使用する。
例2
サイクリックボルタンメトリー測定
上記のポリマーのHOMO準位を、サイクリックボルタンメトリー(CV)によって測定する。CV測定を、電導度塩としてテトラブチルアンモニウムクロリド、参照電極としてAg/AgCl/KCl(3mol/l)、作用電極としてAuおよび対電極としてPtを使用してジクロロメタン溶液中で実施する。図1、図2および図3は、それぞれポリマーIL1、コポリマー1およびコポリマー2のCV曲線である。全てのポリマーについて3サイクルを測定する。HOMO準位は、酸化曲線における局所最大ピークおよび対応する還元曲線における局所最小ピークの平均電圧によって計算する。正しい局所最小および最大を見いだすために注意すべきであり、たとえば、全てのピークを見いだすために軸ケースを変える。結果を表2にまとめており、対応するピークに異なる機能の基を配置している。
コポリマー1におけるピーク1ならびにコポリマー2におけるピーク1および2を除いて、全てのピークを、非常に明確にすることができる。全ての3つのサイクルが、本質的に同じ結果を与え、非常に信頼できるHOMO準位を、CV測定によって得ることができることを示している。
例3
量子化学シミュレーション
本発明によるポリマーを設計するために、様々な成分のHOMO準位の予測が不可欠である。
有機機能材料の量子シミュレーションを、Gaussian 03W(Gaussian Inc.)で実施する。金属を含まない有機化合物について、最初にAM1を使用して分子構造を最適化し、修正汎関数B3PW91および基底6−31G(d)を用いたTD−DFT(時間依存密度汎関数理論)を、エネルギー計算のために使用する。重要な結果は、HOMO/LUMO準位ならびに一重項および三重項励起状態のエネルギーを含む。HOMOおよびLUMOを、次のとおりサイクリックボルタンメトリー(CV)によって修正する。一組の材料を、CVによって測定し、上述された方法で同様に計算する。次いで、計算値を、測定値に従って較正する。このような較正係数を、さらなる計算に使用する。エネルギー計算から、Hartree単位においてHOMO HEhおよびLUMO HEhを得る。電子ボルトで示したHOMOおよびLUMO値は、次の方程式を用いて求め、これらは、CV測定を使用した較正に由来する。
HOMO(eV)=((HEh*27.212)−0.9899)/1.1206
LUMO(eV)=((LEh*27.212)−2.0041)/1.385
これらの値は、本発明において化合物のHOMO−LUMO準位として使用される。一例として、本発明者らは、計算から三量体M1−M2−M1(表1も参照されたい)について、−0.19235HartreeのHOMOおよび−0.05773HartreeのLUMOを得、これらは、−5.55eVの較正されたHOMO、および−2.58eVの較正されたLUMOに対応する。
ポリマー、特に共役ポリマーについて、ポリマーの三量体を計算した。たとえば、以下に示したモノマーM1およびM2によって重合したポリマーについて、三量体M1−M2−M1および/またはM2−M1−M2を、計算において使用し、ここで、重合性の基は除去し、長いアルキル鎖は、メチル鎖に減らす。ポリマーについての測定値とシミュレーションの間の一致は、WO 2008/011953 A1を参照することができ、同様に、次のCV測定およびDFT計算の比較に見ることもできる。
Figure 2014527290
計算のために、三量体M7−M6−M7は、ポリマーIL1における正孔輸送単位とみなし;コポリマー1およびコポリマー2におけるM1−M4−M1を単位Aとみなし、M1−M5−M1を発光性単位とみなし、M1−M2−M1を電子輸送単位とみなす。さらに、M1−M3−M1の三量体を、コポリマー1における正孔輸送単位として添加する。
(コ)ポリマー中の様々な機能単位についての測定されたCVおよび計算されたDFTエネルギー準位が、表2に示されている。
Figure 2014527290
表2に見られるように、HOMO準位の計算値とCVを使用した実験測定値の間の相関は、非常に高い(R2=0.9836;R=0.9918)。従って、確立されたシミュレーション法を、本発明による材料システムを設計するための信頼できる道具として使用することができる。
例4
OLEDデバイスの調製
中間層としてポリマーIL1を有するOLEDデバイスを、以下のステップに従って調製する。
1.スピンコーティングによる、インジウムスズ酸化物コートガラス基板上への80nmのPEDOT(Baytron P AI 4083)の堆積。
2.0.5重量%/lの濃度を有するトルエン溶液からのスピンコーティングによる20nmのポリマーIL1の堆積。
3.180℃で1時間、デバイスを加熱すること。
4.65nmの厚さへのトルエン溶液からのスピンコーティングによる発光ポリマーの堆積(ポリマー1を発光ポリマーとして使用する)。
5.180℃で10分間、デバイスを加熱すること。
6.発光層上の真空蒸着法による陰極(3nmBa/150nmAl)の堆積。
7.デバイスの封入。
得られた中間層を有するOLEDは、次の層構造:陰極(Ba/Al 3nm/150nm)/EML(発光ポリマー;65nm)/IL(IL1;20nm)/緩衝層(PEDOT;80nm)/陽極(ITO)を有する。
好ましいデバイス構造として、中間層を有さないOLEDを、ステップ2および3を省くことを除いて、中間層を有するOLEDと同じ手順で調製する。対応する層構造は、次のとおり:陰極(Ba/Al 3nm/150nm)/EML(発光ポリマー;65nm)/緩衝層(PEDOT;80nm)/陽極(ITO)である。
例5
デバイスの性能
次のデバイスを調製し、特徴付ける。
(a)発光層としてコポリマー1を使用する中間層を有さないOLED、
(b)発光層としてコポリマー1を使用する中間層を有するOLED、および
(c)発光層としてコポリマー2を使用する中間層を有さないOLED、
(d)発光層としてコポリマー3を使用する中間層を有さないOLED。
特に指定のない限り、物理的パラメーター、たとえば、上記および下記に与えられた効率、VIL曲線および寿命の全ての個々の値は、25℃(±1℃)の温度を参照する。これらの4つのOLEDの性能を、次の表3にまとめる。
Figure 2014527290
中間層(IL)を有さない、それぞれデバイス(a)および(c)におけるコポリマー1およびコポリマー2の比較において、コポリマー1は、コポリマー2に比べて格段に良い寿命を与え、本発明による側鎖正孔輸送単位を組み込むことは、寿命を著しく増加させる有効な方法であることを示している。
中間層(単層)を(b)有する、およびそれを(a)有さない異なるデバイスにおけるコポリマー1の比較において、単層デバイスは、寿命の25%より大きい改善を別にして中間層デバイスと同等の性能を与え、コポリマー1にとって中間層は不要であり、これは大量生産にとって大きな利点であることを示していることが見いだされた。
中間層(IL1)を有さない、それぞれデバイス(b)および(d)におけるコポリマー1およびコポリマー3の比較において、コポリマー1は、コポリマー3に比べて格段に良い寿命を示し、本発明による側鎖正孔輸送単位を組み込むことは、ポリマー主鎖に正孔輸送単位を組み込むことよりも優れていることを示している。
ELスペクトル、効率対輝度および寿命挙動が、表4〜表6に示されている。ELスペクトルの差異は、異なるポリマーおよび異なるデバイス構造を有するデバイスにおける異なるくぼみ効果による。効率対輝度における差異は、デバイスにおける異なる電荷平衡のためである。
中間層なしでOLEDに使用することができる発光ポリマーを得る別の方法は、発光ポリマーにIL1と同じポリマーセグメントを直接組み込むことである。ブロックコポリマー、コポリマー4〜6は、DE 10337077A1に開示されたものと同じ方法に従って合成する。一般的に、ブロックコポリマーの合成は、2つのステップをたどる。最初に、第一のブロックを合成することができる。コポリマー4〜6について、第一のブロックは、表4に記載された対応するmol%を有するM2とM6を結合することによる正孔輸送ブロックである。次いで、コポリマー4について次に示されたように、他のモノマーを添加して重合を終了することができる。
Figure 2014527290
上述されたとおり、中間層としてIL1を有する、および、それを有さない、コポリマー4〜6を使用するOLEDを、調製し、特徴付ける。結果を表5に比較する。明らかに見られるように、主鎖に正孔輸送単位を有するコポリマー4〜6は、効率と寿命に両方に関して、中間層を有さないものに比べて中間層を有するデバイスにおいてより良く機能する。
Figure 2014527290
ポリマーIL1についてのサイクリックボルタンメトリー(CV)を用いて測定したI−V(電流−電圧)図。 コポリマー1についてCVを用いて測定したIV図。 コポリマー2についてCVを用いて測定したIV図。 ポリマーIL1、コポリマー1およびコポリマー2のELスペクトル。 ポリマーIL1、コポリマー1およびコポリマー2の効率対輝度。 ポリマーIL1、コポリマー1およびコポリマー2の寿命。

Claims (18)

  1. エレクトロルミネッセンスコポリマー、好ましくは、共役骨格を有するコポリマーであって、
    (a)前記コポリマーの1つ以上の側鎖上における少なくとも1つの正孔輸送単位;
    (b)少なくとも1つの電子輸送単位;
    (c)少なくとも1つの単位A;
    (d)任意に、少なくとも1つの発光単位
    を含み、正孔輸送単位と単位Aの両方のHOMOが、前記電子輸送単位のHOMOより少なくとも0.3eV高く、
    好ましくは、前記電子輸送単位のHOMOに比べて、正孔輸送単位のHOMOが0.3eVより高く、前記単位AのHOMOが0.4eVより高く、
    特に好ましくは、正孔輸送単位と単位Aの両方のHOMOが、前記電子輸送単位のHOMOに比べて、少なくとも0.4eV高いことを特徴とする、コポリマー。
  2. 前記正孔輸送単位のHOMOが、単位Aのものに比べてより低いことを特徴とする、請求項1に記載のコポリマー。
  3. 単位AのLUMOが、前記電子輸送単位のLUMOに比べてより高いことを特徴とする、請求項1または2に記載のコポリマー。
  4. 単位A自体が発光性単位であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載のコポリマー。
  5. 前記単位Aの割合が、前記コポリマーに対して0.01〜10mol%の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のコポリマー。
  6. 前記正孔輸送基Ahの割合が、前記コポリマーに対して5〜30mol%の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載のコポリマー。
  7. 前記電子輸送基Aeのモル量が、前記コポリマーに対して、10〜95mol%、好ましくは20〜90mol%、特に好ましくは50〜90mol%の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のコポリマー。
  8. 少なくとも1つのさらなる発光単位を含み、これが、単位Aに比べてより小さいバンドギャップを有することを特徴とする、請求項1〜7の何れか一項に記載のコポリマー。
  9. 前記さらなる発光性単位が、前記単位Aに比べてより高いHOMOを有することを特徴とする、請求項8に記載のコポリマー。
  10. 前記さらなる発光性単位が、青色、緑色および/または赤色の光を発することを特徴とする、請求項1〜9の何れか一項に記載のコポリマー。
  11. 前記さらなる発光基Aemの割合が、前記コポリマーに対して0.01〜10mol%の範囲にあることを特徴とする、請求項8〜10の何れか一項に記載のコポリマー。
  12. 前記正孔輸送単位が、非共役スペーサーによって前記コポリマーの骨格に結合していることを特徴とする、請求項1〜11の何れか一項に記載のコポリマー。
  13. 前記コポリマーの骨格が、前記電子輸送単位の少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1〜12の何れか一項に記載のコポリマー。
  14. ナフチル、ピリジン、アントラセン、ベンゾアントラセン、ビナフチルアントラセン、フェナントロリン、ジヒドロフェナントレン、フルオレン、ホスフィン、インデノフルオレン、フェナントレン、ホスフィンオキシド、フラン、イミダゾール、トリアジン、ピラジン、ケトンおよびそれらの誘導体およびそれらの組合せからなる群から選択される1つ以上の、同一のまたは異なる電子輸送単位を含む、請求項1〜13の何れか一項に記載のコポリマー。
  15. アミン、トリアリールアミン、チオフェン、カルバゾール、フタロシアニン、ポルフィリンおよびそれらの誘導体からなる群から選択される1つ以上の、同一のまたは異なる正孔輸送単位を含む、請求項1〜14の何れか一項に記載のコポリマー。
  16. 請求項1〜15の何れか一項に記載のコポリマー、および少なくとも1種の溶媒を含む配合物、好ましくは溶液、分散液またはエマルジョン。
  17. 好ましくは、有機発光ダイオード(OLED)、ポリマー発光ダイオード(PLED)、有機発光トランジスタ(OLET)、有機発光電気化学セル(OLEC)、有機発光電気化学トランジスタ(OLEET)、有機電界効果トランジスタ(OFET)、薄膜トランジスタ(TFT)、有機太陽電池(O−SC)、有機レーザーダイオード(O−レーザー)、有機集積回路(O−IC)、無線周波数識別(RFID)タグ、光検知器、センサー、論理回路、記憶素子、コンデンサ、電荷注入層、ショットキーダイオード、平坦化層、帯電防止フィルム、伝導性基板またはパターン、光伝導体、電子写真用素子、有機太陽集光器、有機スピントロニクスデバイス、および有機プラズモン発光デバイス(OPED)から選択され、特に好ましくは、PLED、OLEDまたはOLECである、請求項1〜15の何れか一項に記載のコポリマーを含む電子デバイス。
  18. 導電性ポリマー層および/または正孔輸送層を含み、請求項1〜15の何れか一項に記載のコポリマーが、前記導電性ポリマーおよび/または正孔輸送層に直接コーティングされていることを特徴とする、請求項17に記載の電子デバイス。
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