JP2014522871A - 調節卵巣刺激のための組成物 - Google Patents

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Abstract

不妊症治療における使用のためのFSH、例えば組換えFSHを含む調製物。

Description

本発明は、不妊症治療のための組成物および医薬品に関する。
体外受精(IVF)などの補助生殖医療(ART)技術は、十分周知である。これらのART技術は、調節卵巣刺激(COS)のステップを一般に必要とし、卵胞コホートは、完全に成熟するまで刺激される。標準的なCOSレジメンは、通常早発性LHサージを防ぐために刺激前および/または刺激中でのGnRH類似物の投与を伴って卵胞発育を刺激するために、卵胞刺激ホルモン(FSH)単独で、または黄体ホルモン(LH)活性との組合せでなどのゴナドトロフィンの投与を含む。一般にCOSに用いられる医薬組成物は、組換え卵胞刺激ホルモン(rFSH)、尿由来FSH、組換えFSH+LH調製物、尿由来メノトロフィン[ヒト閉経期ゴナドトロフィン(hMG)]および高精製ヒト閉経期ゴナドトロフィン(HP−hMG)を含む。IVFは、重症例では生命を脅かす可能性もある卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の危険性を伴う場合がある。
調節卵巣刺激(COS)への女性の応答可能性を予測する能力は、個別化されたCOSプロトコールの開発を可能にする。これは、例えば刺激に対する過剰な応答を有すると予測される女性においてOHSSの危険性を低減するおよび/または応答に乏しいと分類された女性における妊娠結果を改善する。抗ミュラー管ホルモン(AMH)の血清濃度は、卵巣予備能の信頼できるマーカーとして現在確立されている。AMHのレベルの低下は、COS中のゴナドトロフィンへの卵巣応答の低下と関連している。さらに、高レベルのAMHは、過剰卵巣応答の良好な予測因子であり、OHSSの危険性の指標である。
ARTを受けている35歳未満の女性での予備研究では、CONSORT投与アルゴリズム(基礎FSH、BMI、年齢およびAFCを組み込む)がOHSSを発症する危険性がある女性におけるCOSのための最適なFSH開始用量を予測するために用いられた(Olivennesら、2009)。投与の個別化は、十分な卵母細胞収量および良好な妊娠率をもたらした。しかし、低用量群(75IU FSH)では、不十分な応答による高い率での中止があり、かなりの割合の患者においてOHSSが生じた。
したがって、刺激に対する十分な応答および/またはOHSSの危険性の低下を提供する個別化されたCOSプロトコールにおける使用のための組成物が必要である。
上記のとおり、標準的COSプロトコールは、FSHの投与を含みうる。FSHは、天然では脳下垂体前葉から分泌され、卵胞発育および排卵を維持するように機能する。FSHは、他の糖タンパク質ホルモンLHおよびCGにも共通する92アミノ酸アルファサブユニット、ならびにホルモンの生物学的特異性を付与するFSHに特有の111アミノ酸ベータサブユニットを含む(PierceおよびParsons、1981)。各サブユニットは、複合炭水化物残基の付加によって翻訳後修飾される。両サブユニットは、アルファサブユニットのアミノ酸52および78ならびにベータサブユニットのアミノ酸残基7および24に2箇所のN−結合グリカン付着を保有する(RathnamおよびSaxena、1975、SaxenaおよびRathnam、1976)。したがってFSHは、質量で約30%グリコシル化されている(DiasおよびVan Roey.2001.Foxら、2001)。
閉経後のヒト尿から精製されるFSHは、不妊症治療:自然生殖においては排卵を促進するため、および生殖補助医療では卵母細胞を提供するための両方で、長年用いられてきた。卵巣刺激のための現在認可されている組換えFSH(rFSH)生成物、フォリトロピンアルファ(GONAL−F、Merck Serono/EMD Serono)およびフォリトロピンベータ(PUREGON/FOLLISTIM、MSD/Schering−Plough)などは、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株由来である。現在、商業的に入手可能であるヒト細胞株からのrFSH生成物はない。
種々のアイソフォームの存在量における差異に関するFSH調製物に関連する相当な不均一性がある。個々のFSHアイソフォームは、同一のアミノ酸配列を示すが、翻訳後修飾された程度が異なる:具体的なアイソフォームは炭水化物分枝構造の不均一性およびシアル酸(末端糖)組み込み量の差異によって特徴付けられ、両者が特定のアイソフォーム生物活性に影響を与えると考えられる。
天然FSHのグリコシル化は、高度に複雑である。天然に由来する下垂体FSH中のグリカンは、モノ−、バイ−、トリ−およびテトラ−アンテナグリカンの組合せを含む場合がある、広範な構造を含有する場合がある(PierceoおよびParsons、1981.Ryanら、1987.BaenzigerおよびGreen、1988)。グリカンはさらなる修飾も保有できる:コアフコシル化(core fucosylation)、バイセクティンググルコサミン(bisecting glucosamine)、アセチルラクトサミンでの鎖伸長、部分的なまたは完全なシアリル化、α2,3およびα2,6結合でのシアリル化ならびに硫酸化ガラクトサミンでのガラクトースの置換(Dalpathadoら、2006)。さらに、個々のグリコシル化部位でグリカン構造の分布間に差異がある。個体の血清由来のFSHと閉経後女性の尿由来のFSHとにおいて同レベルのグリカン複雑性が見出されている(Wideら、2007)。
組換えFSH生成物のグリコシル化は、宿主細胞株に存在するグリコシルトランスフェラーゼの範囲を反映する。商業的に入手可能なrFSH生成物は、工学的に操作されたチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)由来である。CHO細胞由来rFSHにおけるグリカン修飾の範囲は、天然生成物において見出されるものよりも限定されている。CHO細胞由来rFSHにおいて見出される還元グリカン不均一性の例は、バイセクティンググルコサミンの欠失ならびに、コアフコシル化およびアセチルラクトサミン伸長の含有量の低減を含む(Hardら、1990)。追加的にCHO細胞は、α2,3結合を用いてシアル酸を付加できるだけである(Kagawaら、1988、Takeuchiら、1988、Svenssonら、1990);CHO細胞由来rFSHは、α2,3−結合シアル酸だけを含み、α2,6−結合シアル酸を含まない。
したがってCHO細胞由来FSHは、α2,3およびα2,6−結合シアル酸の混合物を前者が優位で含むグリカンを含有する天然で生成されるFSH(例えば、ヒト下垂体/血清/尿FSH)とは異なる。
さらに、商業的に入手可能な組換えFSH調製物は、下垂体、血清または閉経後尿のFSHと比較して4未満(酸性アイソフォームと考えられる)の等電点(pI)を有するFSHの量において異なることも実証されている。(Ulloa−Aguirreら、1995)。尿調製物中の酸性アイソフォームの量は、CHO細胞由来組換え生成物、Gonal−f(Merck Serono)およびPuregon(Schering Plough)と比較してより多かった(Andersenら、2004)。これは、硫酸で修飾された陰性に荷電したグリカン含有量が組換えFSHにおいて少ないことから、組換えFSHにおけるシアル酸の低モル含有量を反映しているはずである。天然FSHと比較して低いシアル酸含有量は、両方の商業的に入手可能な組換えFSH生成物の特質であり、製造工程における制限を反映している可能性がある。
FSHの循環寿命は、種々の供給源由来の材料について記録されてきた。これらの材料のいくつかは、それらのpIによって特徴付けられる(より多い酸はより高い陰性電荷と等しい)分子全体の電荷に基づいて分画されている。既に述べたとおり、分子全体の電荷への主な寄与要因は、各FSH分子の総シアル酸含有量である。例えばrFSH(Organon)は約8mol/molのシアル酸含有量を有する一方で、尿由来FSHはより高いシアル酸含有量を有する(de Leeuwら、1996)。ラットでの対応する血漿クリアランス率は、0.34および0.14ml/分である(Ulloa−Aguirreら、2003)。組換えFSHの試料が高pIおよび低pI画分に分けられた別の例では、高pI(低シアル酸含有量)画分のin vivo効力は低下しており、より短い血漿半減期を有した(D’Antonioら、1999)。排卵周期の後期により塩基性のFSHが循環することは、エストラジオールのレベルの上昇によって生じる下垂体前葉におけるα2,3シアリルトランスフェラーゼの下方制御のためであることも報告されている(Damian−Matsumaraら、1999、Ulloa−Aguirreら、2001)。α2,6シアリルトランスフェラーゼについての結果は、報告されていない。
したがって上に記載のとおり、CHO系を用いて発現された組換えタンパク質は、末端シアル酸結合の種類においてそれらの天然対応物とは異なる。炭水化物成分が分子の薬学的特質に寄与する場合があることから、これは医薬用使用のための生物製剤の生成における重要な検討事項である。
本出願人らは、国際特許出願第PCT/GB2009/000978号、WO2009/127826Aとして公開の対象であるヒト由来組換えFSHを開発した。α2,3およびα2,6−結合シアル酸の両方の混合物を含む組換えFSHは、ヒト細胞株をrFSHおよびα2,3シアリルトランスフェラーゼの両方を発現するように工学的に操作することによって作られた。発現された生成物は、高度に酸性であり、α2,3−およびα2,6−結合シアル酸の両方の混合物を保有し、後者は内在性シアリルトランスフェラーゼ活性によって提供される。シアル酸結合の種類、α2,3−またはα2,6−は、FSHの生物学的クリアランスに劇的な影響を有する場合があることが見出された。α2,3およびα2,6−結合シアル酸の両方の混合物を含む組換えFSHは、従来のCHO細胞において発現されたrFSHを超える2つの有利点を有する:1つは、2種のシアリルトランスフェラーゼの活性組合せにより、材料がより高度にシアリル化されることであり;2つめは材料が天然FSHにより類似することである。α2,3結合シアル酸だけを生成するCHO細胞由来組換え生成物と比較してより生物学的に適切になる可能性があり(Kagawaら、1988、Takeuchiら、1988、Svenssonら、1990)、低下したシアル酸含有量を有する(Ulloa−Aguirreら、1995、Andersenら、2004)。
国際特許出願第PCT/GB2009/000978号に開示のrFSH産物は、分枝グリカン成分を含有する。FSHは、(FSH糖タンパク質に付着した)グリカンを含みこれらのグリカンは多種多様な構造を含有する場合がある。当技術分野において十分周知のとおり(グリカンの)分枝は、グリカンが1、2、3、4以上の末端糖残基または「アンテナ」を有しうる結果で生じる場合があり、1、2、3もしくは4個の末端糖残基または「アンテナ」を有するグリカンはそれぞれモノ−アンテナ、ジ−アンテナ、トリ−アンテナまたはテトラ−アンテナ構造と称される。グリカンは、モノ−アンテナおよび/またはジ−アンテナおよび/またはトリ−アンテナおよび/またはテトラ−アンテナ構造にシアリル化の存在を有しうる。国際特許出願第PCT/GB2009/000978号に開示のrFSH例は、モノ−シアリル化、ジ−シアリル化、トリ−シアリル化およびテトラ−シアリル化グリカン構造を以下の相対量:9〜15%モノ−シアリル化;27〜30%ジ−シアリル化;30〜36%トリ−シアリル化および25〜29%テトラ−シアリル化で含む。十分周知のとおり、モノ−シアリル化グリカン構造はシアル酸残基1個を保有する:ジ−シアリル化グリカン構造はシアル酸残基2個を保有する;トリ−シアリル化グリカン構造はシアル酸残基3個を保有する;テトラ−シアリル化グリカン構造はシアル酸残基4個を保有する。本明細書において、用語「X%モノ−シアリル化」、「X%ジ−シアリル化」、「X%トリ−シアリル化」または「X%テトラ−シアリル化」などは(それぞれ)モノ−、ジ、トリまたはテトラシアリル化されたFSH上のグリカン構造の数を意味し、任意の方法でシアリル化される(シアル酸を保有する)FSH上のグリカン構造の総数の百分率(X%)として表される。したがって、句「30〜36%トリ−シアリル化グリカン構造」は、シアル酸残基を保有する(すなわち、シアリル化された)FSH上のグリカン構造の総数のうち、これらのグリカン構造の30〜36%がトリシアリル化されている(シアル酸残基3個を保有する)ことを意味する。本出願人らは、特定の量のテトラ−シアリル化グリカン構造(上に記載の第PCT/GB2009/000978号に開示のrFSH生成物例のものとは異なる)を有するFSHが現在市販されている組換えFSH生成物よりも著しく有効であることを驚くべきことに発見した。本出願人らの生成物のアミノ酸配列は天然配列であり、天然ヒトFSHおよび既存のCHO−由来rFSH生成物と同一である。しかし本出願人らは、α2,3およびα2,6−結合シアル酸の両方の混合物および/またはテトラ−シアリル化グリカン構造の特定の量を有する、ヒト由来組換えFSH生成物(すなわち、ヒト細胞株において生成または発現された、例えばヒト細胞株を工学的に操作することによって作られた組換えFSH)が、(例えば、個別化された)COSプロトコールにおいて利用される場合に特に有効である場合があることを見出した。
第一の態様における本発明によれば、1〜24μg、例えば2〜24μg、例えば2から15μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を含む、患者(例えば、0.05pmol/L以上、例えば0.5pmol/L以上の血清AMHレベルを有する患者)における不妊症治療での使用のためのFSHを含む生成物(例えば医薬組成物)が提供される。好ましくは、生成物は4.5から12.5μg、例えば5から12.5μg、例えば6から12.5μg、例えば6.3から10.5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。
本発明によれば、9〜14μg、例えば11〜13μg、例えば12μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の(例えば、一日)用量または等量を含む、<15pmol/L(例えば、0.05pmol/Lから14.9pmol/L)の血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためのFSHを含む生成物(例えば医薬組成物)が提供される。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。好ましくは、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および<15pmol/L(例えば、0.05pmol/L〜14.9pmol/L)の血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む。
さらなる態様における本発明によれば、5から12.5μg、例えば6から10.5μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の(例えば、一日)用量または等量を含む、≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためのFSHを含む生成物(例えば、医薬組成物)が提供される。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量はOHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。好ましくは、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む。一実施形態では、生成物は、15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は5から12μg、例えば7から12μg、例えば8.7から10μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは9から10μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および15〜24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。別の実施形態では、生成物は、25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は5から12μg、例えば6から9μg、例えば7から8μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは7.3から8μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。別の実施形態では、生成物は、≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は5から11μg、例えば6.3から7μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは6から7μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。
上記の用量は、患者の(対象の)初回刺激プロトコールでの不妊症治療のためでありうる。さらなる刺激サイクルについて、初回サイクルでの実際の卵巣応答に応じて用量が調整されうることは理解される。
本出願人らは、移植のための高品質卵母細胞2個の選択を可能にするために、9個の卵母細胞領域の採取が一般に必要であることを見出した。
本出願人らは、低AMH(1LあたりAMH<15pmol/L)を有する対象について、これを達成するために適度に高い用量の組換えFSHが必要である(例えば、12μg)ことを見出した。この用量では、8から14個の卵母細胞が低AMHを有する対象の60%から採取される。これは、150IU Gonal−fで治療される低AMHを有する対象の治療(対象の33%だけから8から14個の卵母細胞が採取される)における予測外で顕著な改善である。本出願人らは、患者の体重に応じてこの用量を調整する必要がないことを見出した。
しかし集団の60%(および不妊症を治療する30歳未満の女性の80%)は、高AMH(すなわち、AMH≧15pmol/L)を有する。これらの対象について、平均9から11個の卵母細胞を採取することは一般にかなり簡単であり;刺激プロトコールに伴う問題はOHSSの危険性である。本出願人らは、低用量のヒト組換えFSHを投与される患者において、採取される卵母細胞と対象の体重との間に関連があることを見出した。これは、FSHの一定用量(当技術分野において通例である)での治療に関連する危険性がある可能性を意味する。本出願人らは、周知の治療プロトコールと比較して受容可能であるまたは改善された卵母細胞の採取を伴う、改善された安全性プロファイル(OHSSのリスクの低下)を提供するFSHの用量とAMHレベルと対象の体重との間の関係を確立した(実施例10を参照されたい)。
さらなる態様における本発明によれば、患者の体重1kgあたり0.09から0.19μg(例えば、0.09から0.17μg)のヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量での投与用である、≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のための卵胞刺激ホルモン(FSH)を含む生成物(例えば、医薬組成物)が提供される。好ましくは、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む。一実施形態では、生成物は、15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は、患者の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.15から0.16μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。別の実施形態では、生成物は、25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は、患者の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.12から0.13μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。さらなる実施形態では、生成物は、≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためであり、生成物は患者の体重1kgあたり0.10〜0.11μgのヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量での投与用である。本実施形態では、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含みうる。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
上記用量は、初回刺激プロトコールでの患者の(対象の)不妊症治療のためであってよい。さらなる刺激サイクルについて、初回サイクルでの実際の卵巣応答に応じて用量が調整されうることは理解される。
さらなる態様における本発明によれば、患者の体重1kgあたり0.15から0.21μg(例えば、0.19から0.21μg)のヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の(例えば、一日)用量または等量での投与用である、<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のためのFSHを含む生成物(例えば、医薬組成物)が提供される。好ましくは、不妊症治療は、患者の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ)、および<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む。しかし、<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者が体重によって投与される必要はない。これらの用量が、当技術分野において十分周知の換算を用いて患者を彼らのBMIに応じた用量で治療するために容易に換算されることは理解される。
生成物(例えば医薬組成物)は、5.0〜14.9pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のためであってよく、生成物は6から18μg、例えば8から11μg、例えば8.5から10.2μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。生成物は、15.0〜29.9pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のためであってよく、生成物は4.8から15μg、例えば6から9μg、例えば6.8から8.5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。生成物は、30〜44.9pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のためであってよく、生成物は3.6から12μg、例えば4から7μg、例えば5.1から6.8μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。生成物は、45pmol/L以上の血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のためであってよく、生成物は2から9μg、例えば2.4から9μg(例えば、3.4から5.1μg)または2から5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。生成物は、5pmol/L以下の血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のための卵胞刺激ホルモン(FSH)を含むことができ、生成物は7.2から24μg、例えば10から15μg、例えば10.2から13.6μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。生成物は、患者における不妊症治療での使用のためであってよく、生成物は4.8から18μg、例えば6から11μg、例えば6.8から10.2μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHはヒト細胞株由来組換えFSHである。
好ましくは、rFSH(例えばヒト細胞株由来組換えFSH)は、α2,3−およびα2,6−シアリル化を含む。本発明による使用のためのFSH(rFSH)は、総シアリル化の1%から99%がα2,3−シアリル化であってよい。本発明によるFSH(rFSH)は、総シアリル化の1%から99%がα2,6−シアリル化であってよい。好ましくは、総シアリル化の50から70%、例えば60から69%、例えば約65%がα2,3−シアリル化である。好ましくは、総シアリル化の25から50%、例えば30から50%、例えば31から38%、例えば約35%がα2,6−シアリル化である。
好ましくは、rFSH(例えば、ヒト細胞株由来組換えFSH)は、モノ−、ジ−、トリ−およびテトラ−シアリル化グリカン構造を含み、シアリル化グリカン構造の15〜24%、例えば17〜23%はテトラシアリル化グリカン構造である(例えば、下の実施例に記載の電荷グリカンのWAX分析によって示されるとおり)。FSHは(FSH糖タンパク質に付着した)グリカンを含む。FSH中のグリカンが多種多様な構造を含有する場合があることは十分周知である。これらは、モノ、バイ、トリおよびテトラ−アンテナグリカンの組合せを含む場合がある。本明細書において用語「シアリル化グリカン構造のX%がテトラシアリル化グリカン構造である」などは、テトラシアリル化された、すなわちシアル酸残基4個を保有するFSH上のグリカン構造の数を意味し、任意の方法でシアリル化されている(シアル酸を保有する)FSH上のグリカン構造の総数の百分率(X%)として表される。したがって句「シアリル化グリカン構造の15〜24%がテトラシアリル化グリカン構造である」は、シアル酸残基を保有する(すなわち、シアリル化されている)FSH上のグリカン構造の総数のうち、これらのグリカン構造の15から24%がテトラシアリル化されている(シアル酸残基4個を保有する)ことを意味する。
rFSHは、単一のアイソフォームとしてまたはアイソフォームの混合物として存在する場合がある。
本出願人らは、特定の特徴を有する組換えFSHの特定の用量が、それらの特定のAMHレベルに基づいて患者を治療するために用いられ、それにより、(例えば、低応答可能性を有する患者において)刺激に対する十分な応答の見込みが増大し、かつ/または(例えば、高いもしくは過剰な応答者として分類された患者において)OHSSの危険性が低下する「個別化された」COSプロトコールを考案した。
AMHの血清レベルは、当技術分野において周知の任意の方法によって判定されうる(例えば、測定されうる)。好ましくは、血清AMHレベルは、AMH Gen−II enzyme linked immunosorbent assay、a kit(Beckman Coulter,Inc.,Webster,Texas)を用いて測定される。このアッセイは、1.1pmol/Lの定量下限を有して0.57pmol/Lを超えるAMH濃度を検出できる。他のアッセイも用いられうる。
本明細書において、血清AMH値は、一般にpmol/Lを単位として列挙される。これは、換算式1ng/ml AMH=7.1pmol/L AMHを用いてng/mLに換算されうる。
本明細書において、用語「患者」および「対象」は互換的に用いられる。
生成物(例えば、医薬組成物)は、上に、本明細書中におよび特許請求の範囲において定義されるヒト由来rFSHの量の一日用量または一日等量を好ましくは含む。(一日)用量は、初回量であってよい(すなわち、治療の際に低減、増加または維持されうる)。
生成物(例えば、医薬組成物)は、治療の1日目に開始され、7から13日間、例えば9から13日間、例えば10から13日間、例えば10から11日間継続されるFSHの(一日)投与用であってよい。生成物(例えば、医薬組成物)は、GnRHアゴニスト(例えば、Synarel、Lupron、Decapeptyl)の投与後(例えば、投与の開始後、例えば毎日投与の開始後)の12から16、例えば13から15、例えば14日間の投与用であってよい。生成物(例えば、医薬組成物)は、GnRHアゴニストを伴う投与用であってよい。生成物(例えば、医薬組成物)は、GnRHアンタゴニスト(例えば、ganirelix、cetrorelix)の投与前の投与用、例えばGnRHアンタゴニストの投与の5または6日前の投与用であってよい。生成物(例えば、医薬組成物)は、GnRHアンタゴニストを伴う投与用であってよい。好ましくは、生成物(例えば、医薬組成物)は、最終卵胞成熟を誘導するためのhCGの高(排卵性)用量(例えば、4,000から11,000IU hCG、例えば5,000IU hCG、10,000IU hCGなど;または150から350マイクログラム組換えhCG、例えば250マイクログラム組換えhCG)の投与前の投与用である。
生成物が、一日一回より多い(または少ない)頻度での投与用であってよく、その場合、関連用量は本明細書で規定の(一日)用量と等しいことは理解される。
本明細書において用語「不妊症治療」は、調節卵巣刺激(COS)によるまたは調節卵巣刺激(COS)のステップもしくは段階を含む方法による不妊症治療、例えば子宮内人工授精(IUI)、体外受精(IVF)または卵細胞質内精子注入法(ICSI)を含む。用語「不妊症治療」は、排卵誘発(OI)によるまたは排卵誘発(OI)のステップもしくは段階を含む方法による不妊症治療を含む。用語「不妊症治療」は、卵管のまたは原因不明の不妊症を有する対象における不妊症治療を含み、子宮内膜症、例えばステージIもしくはステージII子宮内膜症を有する対象、および/または無排卵性不妊症、例えばWHO II型無排卵性不妊症を有する対象、および/または男性不妊症を有するパートナーを有する対象における不妊症治療を含む。生成物(または組成物)は、子宮内膜症を有する対象、子宮内膜症の種々のステージについてのThe American Society for Reproductive Medicine(ASRM)分類系[American Society for Reproductive Medicine.Revised American Society for Reproductive Medicine classification of endometriosis:1996.Fertil Steril 1997;67,817 821.](ステージIV最重度;ステージI最軽度)によって定義される、例えばステージIまたはステージII子宮内膜症を有する対象における不妊症治療(および/または調節卵巣刺激)(における使用)用であってよい。
生成物(組成物)は、卵胞期前期における1から16IU/L、例えば1から12IU/Lの正常血清FSHレベルを有する対象における不妊症治療(および/または調節卵巣刺激のため)(における使用)用であってよい。
生成物(組成物)は、年齢18から42歳、例えば25から37歳の対象における不妊症治療(および/または調節卵巣刺激のため)(における使用)用であってよい。生成物は、BMI>1およびBMI<35kg/m2を有する対象、例えばBMI>18およびBMI<25kg/m2を有する対象、例えばBMI>20およびBMI<25kg/m2を有する対象における不妊症治療(および/または調節卵巣刺激のため)(における使用)用であってよい。
rFSHは27〜33%、例えば30〜32%のトリシアリル化グリカン構造を好ましくは含みうる。rFSHは24〜33%、例えば26〜30%ジシアリル化グリカン構造を好ましくは含みうる。rFSHは12〜21%、例えば15〜17%モノシアリル化グリカン構造を好ましくは含み得る。rFSHはモノシアリル化、ジシアリル化、トリシアリル化およびテトラシアリル化グリカン構造を以下の相対量:15から17%モノシアリル化;26〜30%ジシアリル化;27〜33%(例えば29から32%、例えば30〜32%、例えば30から31%)トリ−シアリル化および17〜23%テトラシアリル化で好ましくは含む(例えば、実施例において記載される電荷グリカンのWAX分析によって示されるとおり)。rFSHは、0から7%まで、例えば0.1から7%、例えば3から6%、例えば5から6%中性シアリル化構造を含みうる。FSHは(FSH糖タンパク質に付着している)グリカンを含む。本明細書において、用語「X%モノ−シアリル化」、「X%ジ−シアリル化」、「X%トリ−シアリル化」または「X%テトラ−シアリル化」などは(それぞれ)モノ−、ジ、トリまたはテトラシアリル化されたFSH上のグリカン構造の数を意味し、任意の方法でシアリル化された(シアル酸を保有する)FSH上のグリカン構造の総数の百分率(X%)として表される。したがって、句「27〜33%トリ−シアリル化グリカン構造」は、シアル酸残基を保有する(すなわち、シアリル化された)FSH上のグリカン構造の総数のうち、これらのグリカン構造の27〜33%がトリシアリル化されている(シアル酸残基3個を保有する)ことを意味する。
rFSHは、[タンパク質のモルに対するシアル酸のモルの比を単位として表される]6mol/mol以上、例えば6mol/molから15mol/molの間、例えば8mol/molから14mol/molの間、例えば10mol/molから14mol/molの間、例えば11mol/molから14mol/molの間、例えば12mol/molから14mol/molの間、例えば12mol/molから13mol/molの間のシアル酸含有量を有する場合がある。rFSHは、ヒト細胞株において生成または発現されうる。
本発明による使用のためのFSH(rFSH)は、総シアリル化の1%から99%がα2,3−シアリル化であってよい。rFSHは、総シアリル化の10%以上がα2,3−シアリル化であってよい。例えば総シアリル化の20、30、40、50、60、70、80または90%以上がα2,3−シアリル化であってよい。rFSHは、総シアリル化の50から70%まで、例えば総シアリル化の60から69%まで、例えば総シアリル化の63から67%まで、例えば約65%である量のα2,3−シアリル化を好ましくは含みうる。本発明による使用のためのFSH(rFSH)は、総シアリル化の1%から99%がα2,6−シアリル化であってよい。本発明のrFSH(またはrFSH調製物)は、総シアリル化の5%以上、例えば5%から99%がα2,6−シアリル化であってよい。rFSHは、総シアリル化の50%以下がα2,6−シアリル化であってよい。rFSHは、総シアリル化の25から50%まで、例えば総シアリル化の30から50%まで、例えば31から38%まで、例えば総シアリル化の約35%の量のα2,6−シアリル化を好ましくは含みうる。シアリル化は、FSH炭水化物構造上に存在するシアル酸残基の量を意味する。α2,3−シアリル化は、2,3位でのシアリル化を(当技術分野において十分周知のとおり)およびα2,6シアリル化は2,6位で、を意味する(同様に当技術分野において十分周知である)。したがって「総シアリル化の%がα2,3シアリル化であってよい」は、2,3位でシアリル化されているFSHに存在するシアル酸残基の総数の%を意味する。用語「総シアリル化の%がα2,6−シアリル化である」は、2,6位でシアリル化されているFSHに存在するシアル酸残基の総数の%を意味する。
rFSHは、質量で6%以上(例えば6%から15%の間、例えば7%から13%の間、例えば8%から12%の間、例えば11%から15%の間、例えば12%から14%の間)の(タンパク質と炭水化物とをあわせた質量よりも、タンパク質の質量に基づく)シアル酸含有量(FSH1分子あたりのシアリル化の量)を有しうる。
rFSHは、グリカンの16%以下(例えば、0.1から16%)がバイセクティングN−アセチルグルコサミン(バイセクティングGlcNAcまたはbisGlcNAc)を含む(例えば保有する)rFSHまたはrFSH調製物であってよい。好ましくは、rFSH(またはrFSH調製物)は、グリカンの8から14.5%がバイセクティングN−アセチルグルコサミン(バイセクティングGlcNAcまたはbisGlcNAc)を含む(例えば保有する)rFSHまたはrFSH調製物である。
FSHがFSH糖タンパク質に付着しているグリカンを含むことは理解される。グリカンの100%は、FSH糖タンパク質に付着している全てのグリカンを称するまたは意味することは理解される。したがって、本明細書において用語「グリカンの8から14.5%がバイセクティングN−アセチルグルコサミンを含む(保有する)」は、FSH糖タンパク質に付着しているグリカンの総数の8から14.5%がバイセクティングN−アセチルグルコサミンを含む/保有することを意味し;「グリカンの16%以下がバイセクティングN−アセチルグルコサミンを含む(保有する)」は、FSH糖タンパク質に付着しているグリカンの総数の16%以下がバイセクティングN−アセチルグルコサミンを含む/保有する、などを意味する。
本出願人らは、FSH糖タンパク質に含まれるグリカンの16%以下(例えば8〜14.5%)がバイセクティングGlcNacを保有する組換えFSH(rFSH調製物;rFSH組成物)は、有利な薬物動態特性を有する場合があることを見出した。有利な特性は、バイセクティングGlcNacを保有するグリカンの量がヒト尿由来生成物Bravelleにおけるもの(WO2012/017058において開示のものなどの他の組換えFSH調製物のものよりいくぶん少ない)と類似していることから生じうると考えられる。
rFSH(またはrFSH調製物)は、グリカンの20%以上がN−アセチルガラクトサミン(GalNAc)を含む(例えば保有する)、例えばグリカンの20%以上が末端GalNAcを含む(例えば保有する)rFSHまたはrFSH調製物であってよい。好ましくは、rFSH(またはrFSH調製物)は、グリカンの40から55%、例えば42%から52%がGalNAcを含む(例えば保有する)FSHまたはFSH調製物である。好ましくは、rFSH(またはrFSH調製物)は、グリカンの40から55%、例えば42%から52%が末端GalNAcを含む(例えば保有する)FSHまたはFSH調製物である。
FSHがFSH糖タンパク質に付着しているグリカンを含むことは理解される。グリカンの100%は、FSH糖タンパク質に付着している全てのグリカンを称するまたは意味することは理解される。したがって、本明細書において用語「グリカンの20%以上がGalNAcを含む(保有する)」は、FSH糖タンパク質に付着しているグリカンの総数の20%以上がN−アセチルグルコサミン(GalNAc)を含む/保有することを意味し;「グリカンの40から55%、例えば42%から52%が末端GalNAcを含む(例えば保有する)」は、FSH糖タンパク質に付着しているグリカンの総数の40から55%、例えば42%から52%が末端GalNAcを含む/保有する、などを意味する。
α2,6−結合の利用能は、α2,3−結合利用能だけを有するCHO細胞由来生成物と比較してテトラシアリル化構造の数を増加させると考えられる。本出願人らは、そのrFSHが糖組成(特定の量のGalNAcを含む、または含みうる)のために他の認可された生成物と識別されることも見出した。これは、2,6−シアリル化がGalNAcと関連することから、テトラシアリル化および効力と関連する可能性がある。換言すると、本出願人らは、特定の特徴(2,6−リンカー部位、GalNac)を有し、高いシアリル化の程度を有するrFSHを提供し、in vivoで改善された効力をもたらすと考えられるrFSH生成物を開発した。
rFSH(またはrFSH調製物)は、グリカンの16から24%が(例えば、末端)1フコース−ルイス(fucose−lewis)を、例えばグリカンの16.5から18%が(例えば、末端)1フコース−ルイスを含む場合がある。rFSH(またはFSH調製物)は、グリカンの1.5から4.5%、例えば2から4%、例えば3.7%が(例えば、末端)2フコース−ルイスを含む場合がある。フコース−ルイスの含有量は効力に影響を有する場合がある。
rFSHは、ヒト細胞株、例えばPer.C6細胞株、HEK293細胞株、HT1080細胞株などにおいて生成または発現されうる。これは、シアリル化を保持するための例えば細胞増殖培地の操作および調節が周知のプロセスよりも決定的でない可能性があることから、生成方法を簡素化する(かつさらに効率的にする)ことができる。本方法は、周知のrFSH生成物の生成と比較してわずかに塩基性のrFSHが生成されることから、より効率的でもあり;より酸性のrFSHが生成され、塩基性FSHの分離/除去が問題となりにくい。rFSHは、PER.C6(登録商標)細胞株、PER.C6(登録商標)由来細胞株または修飾PER.C6(登録商標)細胞株において生成または発現されうる。ヒト細胞株(例えば、PER.C6(登録商標)細胞株、HEK293細胞株、HT1080細胞株など)において生成および発現されるrFSHは、[細胞株の]内在性シアリルトランスフェラーゼ活性によって提供されるいくつかのα2,6−結合シアル酸(α2,6シアリル化)を含み、内在性シアリルトランスフェラーゼ活性によって提供されるいくつかのα2,3−結合シアル酸(α2,3シアリル化)を含む。細胞株は、α2,3−シアリルトランスフェラーゼを用いて修飾される場合がある。細胞株は、α2,6−シアリルトランスフェラーゼを用いて修飾される場合もある。代替的にまたは追加的に、rFSHは、[細胞株の]内在性シアリルトランスフェラーゼ活性によって提供されるα2,6−結合シアル酸(α2,6シアリル化)を含みうる。本明細書において用語「ヒト由来組換えFSH」は、ヒト細胞株(例えば、工学的に操作されたヒト細胞株によって作られた組換えFSH)において生成または発現される組換えFSHを意味する。
rFSHは、α2,3−および/またはα2,6−シアリルトランスフェラーゼを用いて生成されうる。一例では、rFSHは、α2,3−シアリルトランスフェラーゼを用いて生成される。rFSHは、内在性シアリルトランスフェラーゼ活性によって提供されるα2,6−結合シアル酸(α2,6シアリル化)を含みうる。
生成物は、医薬組成物であってよい。医薬組成物は、不妊症治療用である。不妊症治療は、補助生殖医療(ART)、排卵誘発または子宮内人工授精(IUI)を含みうる。医薬組成物は、例えば周知のFSH調製物が用いられる医学的適応において用いられうる。
生成物または組成物は、薬物投与の任意の経路、例えば、経口、直腸、非経口、経皮(例えばパッチ技術)、静脈内、筋肉内、皮下、槽内(intrasusternal)、膣内、腹腔内、局所(散剤、軟膏剤もしくは滴下剤)またはバッカルもしくは鼻内噴霧用のための十分周知の組成物中に製剤されうる。典型的な組成物は、とりわけRemington’s Pharmaceutical Sciences 第15版(Matt Publishing Company、1975)、1405から1412頁および1461〜87頁、ならびにthe national formulary XIV 第14版(American Pharmaceutical Association、1975)に記載の水性溶液、塩および保存剤を含む非毒性賦形剤ならびに緩衝剤などの薬学的に許容される担体を含む。
好適な水性および非水性の医薬用担体、希釈剤、溶媒またはビヒクルの例は、水、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコールおよびポリエチレングリコールなど)、カルボキシメチルセルロースおよびこれらの好適な混合物、植物油(オリーブオイルなど)ならびにオレイン酸エチルなどの注射用有機エステルを含む。本発明の組成物は、これだけに限らないが、保存剤、湿潤剤、乳化剤、界面活性剤および分散剤などの添加剤も含有できる。抗菌剤および抗真菌剤は、微生物の増殖を予防するために含まれてよく、例えばm−クレゾール、ベンジルアルコール、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などを含む。保存剤が含まれる場合、ベンジルアルコール、フェノールおよび/またはm−クレゾールが好ましいが;保存剤は決してこれらの例に限定されない。さらに、糖および塩化ナトリウムなどの等張剤を含むことが望ましい場合がある。生成物または組成物は、Na+−もしくはK+−塩またはこれらの組合せからなる群から選択される薬学的に許容されるアルカリ金属カチオンを含む塩をさらに含みうる。好ましくは、塩は、Na+−塩、例えばNaClまたはNa2SO4である。
好ましくは生成物または組成物は、組換えFSHならびに、ポリソルベート20、L−メチオニン、フェノール、硫酸二ナトリウムおよびリン酸ナトリウム緩衝剤の1つまたは複数を含む。
いくつかの場合では、持続的作用を生じさせるために、皮下または筋肉内注射からのFSH(および存在する場合は他の活性成分)の吸収を遅らせることは望ましい。これは、難水溶性の結晶性または非結晶性材料の液体懸濁剤の使用によって達成されうる。このようにFSHの吸収速度は、溶解速度に依存し、同様に結晶サイズおよび結晶形態に依存する場合がある。代替的に、非経口投与されたFSH組合せ形態の遅延吸収は、FSH組合せを油ビヒクル中に溶解するステップまたは懸濁することによって達成される。注射用デポー形態は、FSH(および存在する場合は他の薬剤)のマイクロカプセル化マトリクスをポリ乳酸−ポリグリコリドなどの生分解性ポリマー中に形成することによって作ることができる。FSHのポリマーに対する比および使われる具体的なポリマーの性質に依存して、FSHの放出速度を調節することができる。他の生分解性ポリマーの例は、ポリビニルピロリドン、ポリ(オルトエステル)、ポリ(酸無水物)などを含む。デポー注射用製剤は、身体組織に適合性であるリポソームまたはマイクロエマルジョン中にFSHを封入することによっても調製されうる。
注射用製剤は、例えば細菌保持フィルターを通すろ過によって、または使用直前に滅菌水または他の滅菌注射用媒体に溶解または分散されうる滅菌剤を滅菌固体組成物の形態で組み込むことによって滅菌されうる。注射用製剤は、任意の好適な容器中、例えばバイアル、プレフィルシリンジ、注射カートリッジなどで供給されうる。
生成物または組成物は、単回使用または複数回使用(複数回用量)のために製剤されてよい。生成物または組成物が複数回使用のために製剤される場合、保存剤が含まれることが好ましい。保存剤が含まれる場合、ベンジルアルコール、フェノールおよび/またはm−クレゾールが好ましいが;保存剤はこれらの例に決して限定されない。単回使用または複数回使用に製剤された生成物または組成物は、Na+−もしくはK+−塩またはこれらの組合せからなる群から選択される薬学的に許容されるアルカリ金属カチオンを含む塩をさらに含みうる。好ましくは、塩は、Na+−塩、例えばNaClまたはNa2SO4である。
生成物または組成物は、バイアル、プレフィルカートリッジ(例えば単回投与もしくは複数回使用のため)などの容器または「ペン」(例えば複数回用量の投与のため)などの注射デバイスに含まれてよい。
生成物または組成物は、FSH(場合によりhCG、LH、LH活性などと共に)を含む製剤(例えば注射用製剤)であってよい。LH活性は、存在する場合は、LHまたはヒト絨毛性ゴナドトロピン、hCGからもたらされうる。1つより多い活性成分がある場合(すなわちFSHおよび、例えばhCGまたはLH)、これらは別々または一緒での投与に好適でありうる。別々に投与される場合、投与は逐次的であってよい。生成物は、任意の適切な包装で供給されてよい。例えば生成物は、FSHもしくはhCGのいずれか、またはFSHおよびhCGの両方の組合せを含有する多数の容器(例えばプレフィルシリンジまたはバイアル)を含みうる。hCGは、組換えhCGまたは尿hCGであってよい。生成物がFSHを、例えば組換えFSHを含有する多数の容器(例えばプレフィルシリンジまたはバイアル)を含む場合、各容器は同量のFSHを含んでよい。1つまたは複数の容器は、異なる量のFSHを含んでよい。シリンジまたはバイアルは、ブリスター包装または滅菌性を維持するための他の手段で包装されうる。任意の生成物は、FSH(および、存在する場合は、例えばhCG)製剤を用いるための説明書を場合により含む場合がある。医薬組成物の種々の構成成分のpHおよび正確な濃度は、当技術分野における日常的慣習に従って調整される。GOODMAN and GILMAN’s THE PHARMACOLOGICAL BASIS FOR THERAPEUTICES、第7版を参照されたい。好ましい実施形態では本発明の組成物は、非経口投与のための組成物として供給される。非経口製剤の調製のための一般的方法は、当技術分野において周知であり、REMINGTON;THE SCIENCE AND PRACTICE OF PHARMACY、上記、780〜820頁に記載されている。非経口組成物は、液体製剤でまたは、投与直前に滅菌注射用媒体と混合される固体として供給されうる。特に好ましい実施形態では、非経口組成物は、投与の簡易性および用量の均一性のために単位投与形態で供給される。
さらなる態様における本発明によれば、(a)対象の血清AMHレベルを測定するステップ;および(b)1〜24μg、例えば2〜24μg、例えば2から15μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を対象に投与するステップを含む、不妊症の治療方法が提供される。好ましくは、用量は4.5から12.5μg、例えば5から12.5μg、例えば6から12.5μg、例えば6.3から12μgのヒト由来組換えFSHであるか、または等しい。
さらなる態様における本発明によれば、(a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測るステップ);および(b)<15pmol/L(例えば0.05pmol/Lから14.9pmol/L)の血清AMHレベルを有する(その)対象に9から14μg、例えば11から13μg、例えば12μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含む、不妊症の治療方法が提供される。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
さらなる態様における本発明によれば、(a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ);および(b)≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する(その)対象に5から12.5μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含む、不妊症の治療方法が提供される。(例えば、一日)用量は6から10μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)であってよい、または等しくてよい。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
一実施形態では、方法は、15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する(その)対象に5から12μg、例えば7から12μg、例えば8.7から10μg、ヒト由来組換えFSH(好ましくは9から10μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含む。別の実施形態では、方法は、25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する(その)対象に5から12μgのヒト由来組換えFSH(例えば7から12μg、例えば6から9μg、例えば7から8μg、例えば7.3μgから8μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含む。別の実施形態では、方法は、≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する(その)対象に5から11μgのヒト由来組換えFSH(例えば6から7μg、例えば6.3から7μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含む。
さらなる態様における本発明によれば、a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ);および(b)対象の体重1kgあたり0.09から0.19μg(例えば0.09から0.17μg)のヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含み、対象が≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する、不妊症の治療方法が提供される。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
一実施形態では、方法は、対象の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは、0.15から0.16μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含み、対象は15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する。別の実施形態では、方法は、対象の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは、0.12から0.13μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含み、対象は25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する。別の実施形態では、方法は、対象の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含み、対象は≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。これらの用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
さらなる態様における本発明によれば、(a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ);および(b)対象の体重1kgあたり0.15から0.21μg(例えば0.19から0.21μg)のヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量を投与するステップを含み、対象が<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する、不妊症の治療方法が提供される。
投与は、上におよび特許請求の範囲において定義されるFSHの量の一日用量または一日等量を好ましくは含む。(一日)用量は、初回量であってよい(治療の際に低減、増加または維持されうる)。
方法は、患者の(対象の)初回刺激プロトコールにおける不妊症の治療方法であってよい。さらなる刺激サイクルのために、初回サイクルでの実際の卵巣応答に応じて用量が調整されうることは理解される。
さらなる態様における本発明によれば、(a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ(例えば、測定するステップ);
および(b)対象が<15pmol/L(例えば、0.05pmol/Lから14.9pmol/L)の血清AMHレベルを有する場合、対象に10から14μg、例えば11から13μg、例えば12μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量もしくは等量を投与するステップ;または
対象が15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する場合、対象の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.15から0.16μgのヒト由来組換えFSH)の用量もしくは等量を対象に投与するステップ;または
対象が25から34.9pmol/Lpmol/Lの血清AMHレベルを有する場合、対象の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.12から0.13μgのヒト由来組換えFSH)の用量もしくは等量を対象に投与するステップ;または
対象が≧35pmol/Lpmol/Lの血清AMHレベルを有する場合、対象の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの用量もしくは等量を対象に投与するステップを含む、不妊症の治療方法が提供される。
5.0〜14.9pmol/Lの血清AMHを有する患者(対象)について、6から18μg、例えば8から11μg、例えば8.5から10.2μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与されうる。15.0〜29.9pmol/Lの血清AMHを有する患者(対象)について4.8から15μg、例えば6から9μg、例えば6.8から8.5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与されうる。30〜44.9pmol/Lの血清AMHを有する患者(対象)について3.6から12μg、例えば4から7μg、例えば5.1から6.8μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与されうる。45pmol/L以上の血清AMHを有する患者(対象)について2から9μg、例えば2.4から9μg(例えば3.4から5.1μg)または2から5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与されうる。5pmol/L以下の血清AMHを有する患者(対象)について7.2から24μg、例えば10から15μg、例えば10.2から13.6μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与されうる。いくつかの例では、4.8から18μg、例えば6から11μg、例えば6.8から10.2μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が投与される。好ましくは、FSHは、組換えFSH(「rFSH」または「recFSH」)である。好ましくは、FSHは、ヒト細胞株由来組換えFSHである。投与は、上におよび特許請求の範囲において定義されるFSHの量の一日用量または一日等量を好ましくは含む。(一日)用量は、初回量であってよい(治療の際に低減、増加または維持されうる)。
本発明は、添付の図面を参照してここにより詳細に記載される。
pFSHアルファ/ベータ発現ベクターのプラスミド地図を示す図である。 α2,3−シアリルトランスフェラーゼ(ST3GAL4)発現ベクターを示す図である。 α2,6−シアリルトランスフェラーゼ(ST6GAL1)発現ベクターを示す図である。 α2,3−シアリルトランスフェラーゼでの工学的操作後にFSHを安定に発現するPER.C6(登録商標)細胞によって生成された組換えFSHの例のシアル酸分布の%存在度を示す図である。 α2,3−シアリルトランスフェラーゼでの工学的操作後にFSHを安定に発現するPER.C6(登録商標)細胞によって生成された組換えFSHの例のグリカン電荷分布の%存在度を示す図である。 225IUのGonal f(下線、点線)および225IUの本発明の例(上線、実線)の投与後のインヒビン−B濃度の比較を示す図である。 低AMH治療群において採取された卵母細胞への体重の影響を示す図である(実施例10、10A)。 高AMH治療群において採取された卵母細胞への体重の影響を示す図である。
配列選択
ヒトFSH
FiddesおよびGoodman.(1981)に従ってFSHアルファポリペプチドについての遺伝子のコード領域が用いられた。配列は、AH007338として寄託され、構築時はこのタンパク質配列の他の変種はなかった。配列は本明細書において配列番号1と称される。
Keeneら、(1989)に従ってFSHベータポリペプチドについての遺伝子のコード領域が用いられた。配列は、NM_000510として寄託され、構築時はこのタンパク質配列の他の変種はなかった。配列は本明細書において配列番号2と称される。
シアリルトランスフェラーゼ
α2,3−シアリルトランスフェラーゼ−KitagawaおよびPaulson(1994)に従ってベータ−ガラクトシドアルファ−2,3−シアリルトランスフェラーゼ4(α2,3−シアリルトランスフェラーゼ、ST3GAL4)についての遺伝子のコード領域が用いられた。配列はL23767として寄託され、本明細書において配列番号3と称される。
α2,6−シアリルトランスフェラーゼ−Grundmannら、(1990)に従ってベータ−ガラクトサミドアルファ−2,6−シアリルトランスフェラーゼ1(α2,6−シアリルトランスフェラーゼ、ST6GAL1)についての遺伝子のコード領域が用いられた。配列はNM_003032として寄託され、本明細書において配列番号4と称される。
[実施例1]
FSH発現ベクターの構築
FSHアルファポリペプチド(AH007338、配列番号1)およびFSHベータポリペプチド(NM_003032、配列番号2)のコード配列をそれぞれFSHa−fwおよびFSHa−revならびにFSHb−fwおよびFSHb−recのプライマー組合せを用いてPCRによって増幅した。
FSHa-fw 5'-CCAGGATCCGCCACCATGGATTACTACAGAAAAATATGC-3'(配列番号9)
FSHa-rev 5'-GGATGGCTAGCTTAAGATTTGTGATAATAAC-3'(配列番号10)
FSHb-fw 5'-CCAGGCGCGCCACCATGAAGACACTCCAGTTTTTC-3'(配列番号11)
FSHb-rev 5'-CCGGGTTAACTTATTATTCTTTCATTTCACCAAAGG-3'(配列番号12)
得られた増幅FSHベータDNAを制限酵素AscIおよびHpaIで消化し、ネオマイシン選択マーカーを保有しているCMV推進哺乳動物発現ベクターのAscIおよびHpaI部位に挿入した。同様にFSHアルファDNAをBamHIおよびNheIで消化し、FSHベータポリペプチドDNAを既に含有している発現ベクター上のBamHIおよびNheI部位に挿入した。
ベクターDNAを大腸菌(E.coli)のDH5α株を形質転換するために用いた。コロニーを増幅のために取った。FSHアルファおよびベータの両方を含有しているベクターを含有しているコロニーを配列決定のために選択し、全てが配列番号1および配列番号2による正確な配列を含有していた。プラスミドpFSH A+B#17を形質移入のために選択した(図1)。
[実施例2]
ST3発現ベクターの構築
ベータ−ガラクトシドアルファ−2,3−シアリルトランスフェラーゼ4(ST3、L23767、配列番号3)のコード配列を2,3STfwおよび2,3STrevのプライマー組合せを用いてPCRによって増幅した。
2,3STfw 5'-CCAGGATCCGCCACCATGTGTCCTGCAGGCTGGAAGC-3'(配列番号13)
2,3STrev 5'-TTTTTTTCTTAAGTCAGAAGGACGTGAGGTTCTTG-3'(配列番号14)
得られた増幅ST3DNAを制限酵素BamHIおよびAflIIで消化し、ハイグロマイシン耐性マーカーを保有しているCMV推進哺乳動物発現ベクター上のBamHIおよびAflII部位に挿入した。ベクターを既に記載のとおり増幅し、配列決定した。クローンpST3#1(図2)は配列番号3による正確な配列を含有しており、形質移入のために選択した。
[実施例3]
ST6発現ベクターの構築
ベータ−ガラクトサミドアルファ−2,6−シアリルトランスフェラーゼ1(ST6、NM_003032、配列番号4)のコード配列を2,6STfwおよび2,6STrevのプライマー組合せを用いてPCRによって増幅した。
2,6STfw 5'-CCAGGATCCGCCACCATGATTCACACCAACCTGAAG-3'(配列番号15)
2,6STrev 5'-TTTTTTTCTTAAGTTAGCAGTGAATGGTCCGG-3'(配列番号16)
得られた増幅ST6DNAを制限酵素BamHIおよびAflIIで消化し、ハイグロマイシン耐性マーカーを保有しているCMV推進哺乳動物発現ベクター上のBamHIおよびAflII部位に挿入した。ベクターを既に記載のとおり増幅し、配列決定した。クローンpST6#11(図3)は配列番号4による正確な配列を含有しており、形質移入のために選択した。
[実施例4]
PER.C6(登録商標)細胞内でのpFSHα+βの安定発現。形質移入単離およびクローンのスクリーニング。
FSHを生成しているPER.C6(登録商標)クローンを、単一のプラスミドからFSHの両ポリペプチド鎖を発現させることによって作製した(実施例1を参照されたい)。
安定クローンを得るためのpFSHα+β構築物を含むリポソームに基づく形質移入剤。安定クローンは、10%FCSを補充し、G418を含有しているVPRO中で選択した。形質移入の3週間後、G418耐性クローンが生じた。クローンを単離のために選択した。単離したクローンを選択培地中で70〜80%コンフルエントまで培養した。上清を、FSHタンパク質含有量についてFSH選択的ELISAを用いて、およびクローン化細胞株中のFSH受容体での薬理学的活性についてcAMP蓄積アッセイを用いてアッセイした。機能性タンパク質を発現しているクローンを培養増殖のために24ウエル、6ウエルおよびT80フラスコに移した。
7個のクローン由来の材料の生産性および品質を判定するための研究を、十分な材料を作製するためのT80フラスコにおいて開始した。細胞を既に記載の補充培地で7日間培養し、上清を回収した。生産性を、FSH選択的ELISAを用いて判定した。材料の等電点プロファイルを当技術分野において周知の方法による等電点電気泳動法(IEF)によって判定した。十分な生産性および品質を有するクローンを、シアリルトランスフェラーゼを工学的に操作するために選択した。
[実施例5]
シアリル化のレベルは、α2,3−シアリルトランスフェラーゼを過剰発現する細胞において増加している。FSH発現PER.C6(登録商標)細胞でのpST3の安定発現;形質移入単離およびクローンのスクリーニング。
高度にシアリル化されたFSHを生成しているPER.C6(登録商標)クローンを、FSHの両ポリペプチド鎖を既に発現しているPER.C6(登録商標)細胞(実施例4から)において別のプラスミド(実施例2)からα2,3シアリルトランスフェラーゼを発現させることによって作製した。実施例4に記載のとおりPER.C6(登録商標)細胞から生成されたクローンを、生産性、良好な増殖プロファイル、機能性タンパク質の生成、およびいくつかのシアリル化を有する生成FSHを含むそれらの特徴について選択した。安定クローンを実施例4に既に記載のとおり作製した。クローンを単離し、増殖させ、アッセイした。α2,3−シアリルトランスフェラーゼクローンを無血清培地および懸濁条件に適応させた。
前述のとおりクローンを、FSH選択的ELISA、FSH受容体細胞株での機能的応答、IEF、代謝クリアランス率およびSteelman Pohley分析を用いてアッセイした。結果を商業的に入手可能な組換えFSH(Gonal−f、Serono)および親FSH PER.C6(登録商標)細胞株と比較した。大部分のクローンによって生成されたFSHは、α2,3−シアリルトランスフェラーゼを伴わずに発現されたFSHと比較して顕著に改善されたシアリル化を有した(すなわち、概して、多数のシアル酸を有するより多くのFSHアイソフォーム)。結論として、PER.C6(登録商標)細胞でのシアリルトランスフェラーゼを伴うFSHの発現は、FSHだけを発現している細胞と比較してシアリル化FSHレベルの増加をもたらす。
[実施例6]
生成および精製の概要
無血清培地中に懸濁で培養したPER.C6(登録商標)細胞においてFSHを生成するための手順を開発した。手順を下に記載し、いくつかのFSH−生成PER.C6(登録商標)細胞株に適用する。
α2,3−クローン(実施例5)からFSHをLowryら、(1976)によって記載された方法を改変して用いて調製した。
PER.C6(登録商標)−FSHの生成のために、細胞株を無血清培地、すなわちExcell 525(JRH Biosciences)に適応させた。細胞を最初にT80培養フラスコで70%〜90%コンフルエント単層を形成するように培養した。継代で、細胞を無血清培地、Excell 525+4mM L−グルタミンに細胞密度、細胞0.3×106個/mlで再懸濁した。25ml細胞懸濁液を250ml振盪フラスコに入れ、100rpm、37℃、5%CO2で振盪した。細胞密度>細胞1x106個/mlに達した後、細胞を細胞密度、細胞0.2または0.3×106個/mlに継代培養し、振盪フラスコ中、37°C、5%CO2および100rpmでさらに培養した。
FSHの生成のために、無血清生成培地、すなわち、PER.C6(登録商標)細胞の増殖を非常に高い細胞密度まで(通常、バッチ培養で細胞>107個/ml)支持するVPRO(JRH Biosciences)に細胞を移植した。細胞をExcell 525中で最初に細胞>1x106個/mlまで培養し、次いで5分間、1000rpmで遠沈し、次にVPRO培地+6mM L−グルタミン中に密度、細胞1x106個/mlで懸濁した。次いで細胞を振盪フラスコで7〜10日間、37℃、5%CO2および100rpmで培養した。この期間中、細胞を密度、細胞>107個/mlに増殖させた。培養培地を細胞生存率が低下し始めた後に回収した。細胞を5分間、1000rpmで遠沈し、上清をFSHの定量化および精製のために用いた。FSHの濃度を、ELISA(DRG EIA 1288)を用いて判定した。
したがって、FSHの精製は、Lowryら、(1976)によって記載された方法を改変して用いて実行した。電荷選択的クロマトグラフィーを用いる精製を当技術分野において十分周知の方法によって高度にシアリル化された形態を濃縮するために実行した。
全てのクロマトグラフィー手順の際に、本明細書において特許請求するFSHのシアリル化形態の濃縮は、RIA(DRG EIA 1288)および/またはIEFによって確認した。
[実施例7]
α2,3およびα2,6シアル酸の相対量の定量化
精製rFSH(実施例6)上のα2,3およびα2,6シアル酸の相対的百分率量を周知の技術を用いて測定した。
PNGase Fを変性条件下で用いてN−グリカンを試料から遊離させ、次いで2−アミノベンズアミドで標識した。次いで遊離グリカン形態を分離し、電荷分布の測定のために弱アニオン交換(WAX)カラムによって分析した。総シアル酸の測定のために2,3,6,8シアリダーゼで、2,3シアル酸の測定のために2,3シアリダーゼで処理した標識グリカンを、waxカラムによってさらに分析した。
電荷グリカンの相対百分率を未消化および消化グリカンプールに存在する構造から算出し、図4に示す(試料8個について)。これらがα2,3シアリル化については50%〜70%(例えば、約60%または65%)およびα2,6シアリル化については28から50%、一般に30から35%(例えば、約31%または35%)の範囲にあることを見出した。
[実施例8]
モノ、ジ、トリおよびテトラシアリル化グリカン構造相対量の定量化
精製rFSH(実施例6)から抽出したグリカン上のモノ、ジ、トリおよびテトラシアリル化構造の相対百分率量を周知の技術を用いて測定した。
PNGase Fを変性条件下で用いてNグリカンを試料から遊離させ、次いで2−アミノベンズアミドで標識した。グリカンをPNGase Fを用いて変性条件下で試料から遊離させ、次いで2−アミノベンズアミドで標識した。遊離グリカン形態を次いで分離し、シアリル化分布の測定のために弱アニオン交換(WAX)カラムによって分析した。中性、モノ−シアリル化、ジ−シアリル化、トリ−シアリル化およびテトラ−シアリル化構造の相対量を図5に示す(試料8個については図4に示す)。
rFSHは、中性、モノ−シアリル化、ジ−シアリル化、トリ−シアリル化およびテトラ−シアリル化グリカン構造を次の相対量:中性5〜6%;15〜17%モノ−シアリル化;26〜30%ジ−シアリル化;30〜32%トリ−シアリル化および17〜23%テトラ−シアリル化で含む。
[実施例8a]
精製rFSH(実施例6の方法によって生成された)の試料9個から抽出された精製rFSH上のα2,6シアル酸の相対百分率量を周知の技術を用いて測定した。
PNGase Fを変性条件下で用いてN−グリカンを試料から遊離させ、次いで2−アミノベンズアミドで標識した。遊離グリカン形態を次いで分離し、電荷分布の測定のために弱アニオン交換(WAX)カラムによって分析した。総シアル酸の測定のために2,3,6,8シアリダーゼで、2,3シアル酸の測定のために2,3シアリダーゼで標識グリカンを処理し、waxカラムによってさらに分析した(実施例8を参照されたい)。分析は、α2,6シアル酸の算出を可能にする。
電荷グリカンの相対百分率を未消化および消化グリカンプールに存在する構造から算出し、次の表に示す。これらは、α2,6シアリル化については25から50%、一般に30から35%の範囲にあることが見出された。
精製rFSH(実施例6の方法によって生成された)試料9個から抽出されたグリカン上のバイセクティングGlcNac、GalNAcおよび1−フコースルイスの相対百分率量を周知の技術を用いて測定した。PNGase Fを用いてN−グリカンを糖タンパク質から遊離させ、2−アミノベンズアミド(2AB)で標識した。分析は、二次元(2D)HPLC分析をグリカンの酵素分解と組み合わせて行った。検証のためにグリカンをMALDI−MSによって分析した。アルファ2,6−シアル酸の相対量および末端残基を次の表に、Gonal F(CHO細胞由来組換えFSH)およびBravelle(ヒト尿FSH)についてのものと共に示す。
本発明のFSHにおけるGalNAcの量は、約44.9から51%の間で変化し、平均約47.1%であることが認められうる。
本発明のFSHにおけるバイセクティングGlcNacの量は、8.7から13.9%の間で変化し、平均およそ10.9%であることが認められうる。
本発明のFSHにおける1フコースルイスの量は、16.1から23.3%の間で変化し、平均およそ19%であることが認められうる。
本発明のFSHにおける2フコースルイスの量は、1.9から4.4%の間で変化し、平均およそ3.7%であることが認められうる。
[実施例9]
FE999049の安全性、忍容性、薬物動態、薬力学および免疫原性をGONAL−Fと比較して調査する複数回投与研究
調査対象母集団
一日用量14.6μgのFE999049(本発明による組成物、実施例6により生成された)または16.5μgのGonal−Fを7日間受けた合計48名(各薬物について24名)の健康な女性。
安全性結果
FE999049およびGONAL−Fの複数回投与は、安全であり、有害事象(AEs)、生命徴候、ECG、臨床検査測定および理学的診察による評価のとおり一般に良好に忍容された。重大な有害事象または死亡は、研究中に生じなかった。
薬物動態結果
7日間のFE999049およびGONAL−Fの投与後、次回の注射の直前に評価したFSH濃度値は増加しており、6〜7日後に定常状態レベルに達したと考えられた。しかしFE999049の暴露(AUCおよびCmax)は、Gonal−Fと比較して60%高かった。
薬力学的結果
インヒビン−B(図6を参照されたい)、エストラジオールおよびプロゲステロンの濃度は、FE999049およびGONAL−Fの投与後に全て増加したが、GONAL−Fと比較してFE999049の投与後により程度が大きかった。卵胞の数および大きさの分布の両方は、GONAL−Fと比較してFE999049により大きな応答を示した。
実施例9は、テトラ−シアリル化グリカン構造の特定の量(17〜23%)、ならびに例えばα2,3シアリル化およびα2,6シアリル化の特定の量を有するFSHが、現在市販されている組換えFSH生成物よりも著しく有効であることを実証する。
[実施例10]
GONAL−Fと比較してFE999049を調査する複数回投与研究
下に、体外受精(IVF)/卵細胞質内精子注入法(ICSI)のための調節卵巣刺激を受けている患者におけるFE999049の用量−応答関係を評価する無作為対照評価者盲検並行群多国籍多施設治験を記載する。患者集団は、IVF患者265名、年齢18から37歳、BMI 18.5から32.0kg/m2であった。
治験は、主要評価項目としての採取された卵母細胞の数での用量−応答治験として設計された。副次的評価項目は、内分泌プロファイル、卵胞発育、卵母細胞受精、胚品質および治療効率(すなわち総ゴナトロピン使用量および刺激期間)に関する様々な用量のFE999049の定性的および定量的影響を精査する。治験は、IVF/ICSIサイクルのための調節卵巣刺激において用いられる場合に妊娠を確立させるためのFE999049の有効性を評価するために設計する。
対象を、卵巣応答に関して治験対象集団の均一性を増加させ、治験で用いられるFE999049の用量およびGONAL−Fの用量に対する潜在的低応答者および過剰応答者の数を最小化するための抗ミュラー管ホルモン(AMH)評価を含む対象選定基準および除外基準を有する適応性について、無作為化の前の3カ月以内に評価した。AMH評価は、AMH Gen−II enzyme linked immunosorbent assay kit(Beckman Coulter、Inc.、Webster、Texas)を用いて測定した。このアッセイは、1.1pmol/Lの定量下限を有して0.57pmol/Lを超えるAMH濃度を検出できる。
月経周期の2〜3日目に対象を90IU、120IU、150IU、180IUもしくは210IU FE999049または150IU GONAL−Fのいずれかでの治療のために1:1:1:1:1:1に無作為化し、卵巣刺激を開始した。無作為化は、スクリーニングでのAMHレベルによって層別化した[5.0〜14.9pmol/L(低AMH)および15.0から44.9pmol/L(高AMH))。
Gonal−Fは、FDA要請で質量充填されている(FbM);したがってμg用量に言及することが適切である。Gonal−Fラベルは、600IU/44μgを示し、150IUが11μgであることを示す。しかしいくらかの変動があり、本治験でのバッチ検定は11.3μg Gonal−Fが150IUと等しかったことを示した。FE999049用量は、生物学的活性よりもタンパク質含有量(μg)によって表された。したがってFE999049の用量は、5.2μg(90IU)、6.9μg(120IU)、8.6μg(150IU)、10.3μg(180IU)または12.1μg(210IU)であった。
FE999049またはGONAL−Fの一日用量レベルは、刺激期間全体を通じて固定する。刺激の際に対象は、刺激1、4および6日目ならびにその後少なくとも隔日でモニターする。≧15mmの卵胞3個が観察されると、来診は毎日実施する。対象は、FE999049またはGONAL−Fで最長16日間治療する。
早発性LHサージを防ぐために、GnRHアンタゴニスト(酢酸ガニレリクス、ORGALUTRAN、MSD/Schering−Plough)を刺激6日目に一日用量0.25mgで開始する場合があり、刺激期間を通じて継続する。最終卵胞成熟の誘発は、直径≧17mmを有する卵胞≧3個が観察された日に行う。直径≧12mmを有する卵胞が<25個ある場合は、250μg組換えhCG(絨毛性ゴナドトロピンアルファ、OVITRELLE、Merck Serono/EMD Serono)を投与する。≧12mmを有する卵胞25〜35個ある場合は、0.2mg GnRHアゴニスト(酢酸トリプトレリン、DECAPEPTYL/GONAPEPTYL、Ferring Pharmaceuticals)を投与する。直径≧12mmを有する卵胞>35個と定義される過剰卵巣応答の場合は、治療は中止する。刺激10日目に直径≧10mmを有する卵胞<3個が観察されると定義される卵巣応答が乏しい場合は、サイクルは中止される場合がある。
卵母細胞採取は、最終卵胞成熟の誘発後36h(±2h)で行い、卵母細胞はIVFおよび/またはICSIによって受精させた。受精および胚発育は、卵母細胞採取から移植日まで評価する。hCGでの最終卵胞成熟の誘発を受けた対象について、利用可能な最高品質の胚盤胞の1個を卵母細胞採取の5日後に移植し、残りの胚盤胞は凍結する。GnRHアゴニストでの最終卵胞成熟の誘発を受けた対象については、新たなサイクルでは胚移植は行わず、代わりに胚盤胞を5日目に凍結する。Vaginal progesterone tablets(LUTINUS、Ferring Pharmaceuticals)100mg、1日3回を黄体期支持のために卵母細胞採取日後から臨床妊娠来診日まで与える。βhCG検査を胚移植の13〜15日後に実施し、臨床的妊娠を胚移植の5〜6週間後に経膣超音波(TVU)によって確認する。
結果
採取した卵母細胞の数(主要評価項目)を下の表に示す。
主要目的は合致した:採取された卵母細胞の数に関してFE999049についての顕著な用量−応答関係が確立された。この発見は、治験対象集団全体についてだけでなく、無作為化で用いられた2つのAMH層それぞれについても観察された。FE999049についての顕著な用量−応答関係が、全ての重要目的である薬物動態パラメーター、例えばエストラジオール、インヒビンBおよびインヒビンAについて実証された。同様のマイクログラム用量レベルでは、FE999049の薬力学的応答はGONAL−Fより大きかった(これらの結果は未記載)。
FE999049への暴露後の血清FSH濃度は、GONAL−Fについてよりも顕著に高かった。結果は、FE999049のPKプロファイルがGONAL−Fのものとは異なることを確認する。
FE999049で治療したIVF/ICSI患者における受精率、胚盤胞発育および妊娠率は、予測内であった。
FE999049の使用について安全への懸念はなかった。良好な局所忍容性が記録された。
さらなる分析
本出願人らは、採取される卵母細胞の数に関する以下の基準を満たすFE999049用量を同定するためにデータをさらに分析した:
・採取される卵母細胞が8〜14個の範囲
・<8個の卵母細胞を有する患者の割合を最小化
・≧20個の卵母細胞を有する患者の割合を最小化
本出願人らは、体重の影響も調査した。関連する場合、用量は平均的対象についてμg/kgに換算される。このμg/kgおよび±0.01μg/kgの値を採取された卵母細胞の分布および安全性プロファイルに関してモデルにおいて評価し、最適用量を同定する。
低AMH層
表2に示すとおり、第一基準を満たすFE999049の用量(採取される卵母細胞が8〜14個の範囲)は、12.1μgであった(採取された卵母細胞平均9.4個)。卵母細胞の分布を下の表3に示す。
囲みおよび矢印で示すとおり、12.1μg FE999049の用量は、低AMH群において対象の60%で最も望ましい数の採取された卵母細胞を提供する。これは、Gonal−F(最も望ましい数の卵母細胞は、対象の33%だけ)について顕著な改善である。
下の表4は、低AMH層における過剰応答の徴候の分析を示す(データは対象の数)。中程度性または重度性の初期OHSSの適応はなく、予防的処置が必要となる出現はなかったことが認められうる;低AMHを有する患者において12.1μg FE999049の用量に関連する懸案事項はない。
図7は、種々の用量について(低AMH層に関して)採取される卵母細胞への体重の影響を示す。矢印は、用量12.1μgで治療した体重45kgから90kgの間の対象から採取された卵母細胞の数を示す。認められるとおり(テキストボックス)体重45kgの患者と体重90kgの患者との間の変化は、卵母細胞約0.5個未満である;換言すると、この用量では体重については採取される卵母細胞に顕著な変化がないことから、FE999049の用量が少なくとも12μgである場合には、低AMHを有する患者において体重による投与は必要ではない。
したがって本出願人らは、6から18μg、例えば9から14μg、例えば12μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量は、<15pmol/L、例えば0.05〜14.9pmol/L、例えば5.0〜14.9pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
高AMH層
表2に示すとおり、FE999049の3種の用量が第一基準(採取される卵母細胞が8〜14個の範囲)を満たした:6.9μg(採取される卵母細胞平均9.1個)、8.6μg(採取される卵母細胞平均10.6個)および10.3μg(採取される卵母細胞平均13.6個)。
図8は、種々の用量について(高AMH層に関して)採取される卵母細胞への体重の影響を示す。矢印は、用量6.9μg、8.6μgおよび10.3μgで治療された体重45kgから90kgの間の対象から採取された卵母細胞の数を示す。認められるとおり(テキストボックス)変化は顕著である:用量6.9μgに関して90kgの患者と比較して45kgの患者からは6個の追加的卵母細胞が採取される;用量8.6μgに関して90kgの患者と比較して45kgの患者からは4個の追加的卵母細胞が採取される;用量10.1μgに関して90kgの患者と比較して45kgの患者からは2.5個の追加的卵母細胞が採取される。換言すると、体重による投与は、高AMHを有する患者でFE999049の用量が12μg未満である場合に、これらの用量で採取される卵母細胞が体重で顕著に変化することから、影響を有する。
下の表5aは、採取された卵母細胞(表2から)のAMHによるさらなる分解を示す。これは、AMHの各サブ層について第一基準(採取される卵母細胞が8〜14個の範囲)を満たす用量を示す(囲み)。
下の表5bは、これらのサブ群について、過剰応答またはアゴニスト誘発のいずれかにより治療が中止された患者の分析を示す。例えば、25〜34pmol/L AMH層の患者1名が用量10.3μg後に過剰応答により中止され、25〜34pmol/L AMH層の患者1名が用量12.1μg後に過剰応答により中止され;35〜45pmol/L AMH層の患者1名が用量10.3μg後にアゴニスト誘発後に中止され;35〜45pmol/L AMH層の患者1名が用量6.9μg後にアゴニスト誘発後に中止された。
したがって、体重による投与の調整(図8)およびAMHレベルは、高AMH層において中止を最小化し、卵母細胞採取を最大化するために有用であることが認められうる。
本出願人らは下の用量がOHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供することを見出した(kgは、患者のkg体重である)。
下は、体重による投与が求められない場合に適切である。
下は、AMHのより少ない分類が必要である場合に適切である。
下は、体重による投与が求められない場合に適切である。
したがって本出願人らは、9から14μg、例えば12μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が<15pmol/L、例えば0.05〜14.9pmol/L、例えば5.0〜14.9pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
本出願人らは、5から12.5μg、例えば6から10.5μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量が≧15pmol/Lの血清AMHを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
本出願人らは、患者の体重1kgあたり0.09から0.19μgのヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量が、≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。本出願人らは、患者の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.15から0.16μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量が、15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。本出願人らは、患者の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSH(好ましくは0.12から0.13μgのヒト由来組換えFSH)の(例えば、一日)用量または等量が、25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。本出願人らは、患者の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量が、≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。これらの用量は、OHSSの危険性を最小化しながら有効な応答を提供する。
本出願人らは、例えばヒト由来組換えFSHでの初回刺激サイクルについて、患者の体重1kgあたり0.15から0.21μg(例えば、0.16μg)のヒト由来組換えFSHの(例えば、一日)用量または等量が、<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者における不妊症治療での使用のために好適であることを見出した。しかし、このAMHレベルで患者が体重によって投与される必要はない。
[実施例10A]
個別化されたCOSプロトコール(低AMH)
選択された患者は、当技術分野において周知の方法による体外受精(IVF)/卵細胞質内精子注入法(ICSI)のためのCOSを受けるところである。前処置プロトコールは、AMH Gen−II enzyme linked immunosorbent assay kit(Beckman Coulter、Inc.、Webster、Texas)を用いる患者の血清AMHの評価/スクリーニングを含む。このアッセイは、1.1pmol/Lの定量下限を有して0.57pmol/Lを超えるAMH濃度を検出できる。AMHは他のアッセイキット(例えば、Rocheから入手可能)を用いて測定することができる。
スクリーニング時のAMHレベルによるFE999049の初回量の投与を除いてCOSプロトコールは、通常のやり方で進行する。<14.9pmol/LのAMHレベルを有する患者は、およそ12μg FE999049(実施例6の方法により製造されたヒト由来組換えFSH生成物)の初回一日投与量を投与される。15から24.9pmol/LのAMHレベルを有する患者は、患者の体重1kgあたり0.15から0.19μgのヒト由来組換えFSHの初回一日投与量を受ける。25から34.9pmol/LのAMHレベルを有する患者は、患者の体重1kgあたり0.11から0.13μgのヒト由来組換えFSHの初回一日投与量を受ける。≧35pmol/LのAMHレベルを有する患者は、患者の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの初回一日投与量を受ける。
[実施例11]
個別化されたCOSプロトコール
このプロトコールにおける用量は、実施例10Aよりも好ましくは少ない。
選択された患者は、当技術分野において周知の方法による体外受精(IVF)/卵細胞質内精子注入法(ICSI)のためのCOSを受けるところである。前処置プロトコールは、AMH Gen−II enzyme linked immunosorbent assay kit(Beckman Coulter、Inc.、Webster、Texas)を用いる患者の血清AMHの評価/スクリーニングを含む。このアッセイは、1.1pmol/Lの定量下限を有して0.57pmol/Lを超えるAMH濃度を検出できる。
COSプロトコールは、下の表と合致するスクリーニング時でのAMHレベルによるFE999049の初回量の投与を除いて通常のやり方で進行する。したがって、5〜14.8pmol/LのAMHレベルを有する患者には、180IU FSHをおよそ8〜11μgのFE999049、実施例6の方法により製造されたヒト由来組換えFSH産物の形態で投与する。30〜44.9pmol/LのAMHレベルを有する患者には、120IU FSHをおよそ4〜7μgのFE999049、実施例6の方法により製造されたヒト由来組換えFSH産物の形態で投与する。AMHレベルが利用可能ではない場合、患者に120〜180IU FSHをおよそ6〜11μgのFE999049、実施例6の方法により製造されたヒト由来組換えFSH産物の形態で投与する。
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SEQ ID NO: 1
Follicle stimulating hormone alpha polypeptide
Accession number AH007338
Nucleotide sequence of FSH alpha
1 ATGGATTACT ACAGAAAATA TGCAGCTATC TTTCTGGTCA CATTGTCGGT GTTTCTGCAT
61 GTTCTCCATT CCGCTCCTGA TGTGCAGGAT TGCCCAGAAT GCACGCTACA GGAAAACCCA
121 TTCTTCTCCC AGCCGGGTGC CCCAATACTT CAGTGCATGG GCTGCTGCTT CTCTAGAGCA
181 TATCCCACTC CACTAAGGTC CAAGAAGACG ATGTTGGTCC AAAAGAACGT CACCTCAGAG
241 TCCACTTGCT GTGTAGCTAA ATCATATAAC AGGGTCACAG TAATGGGGGG TTTCAAAGTG
301 GAGAACCACA CGGCGTGCCA CTGCAGTACT TGTTATTATC ACAAATCTTA A
Protein sequence of FSH alpha (SEQ ID NO: 5)
1 MDYYRKYAAI FLVTLSVFLH VLHSAPDVQD CPECTLQENP FFSQPGAPIL QCMGCCFSRA
61 YPTPLRSKKT MLVQKNVTSE STCCVAKSYN RVTVMGGFKV ENHTACHCST CYYHKS

SEQ ID NO: 2
Follicle stimulating hormone beta polypeptide
Accession number NM_000510
Nucleotide sequence of FSH beta
1 ATGAAGACAC TCCAGTTTTT CTTCCTTTTC TGTTGCTGGA AAGCAATCTG CTGCAATAGC
61 TGTGAGCTGA CCAACATCAC CATTGCAATA GAGAAAGAAG AATGTCGTTT CTGCATAAGC
121 ATCAACACCA CTTGGTGTGC TGGCTACTGC TACACCAGGG ATCTGGTGTA TAAGGACCCA
181 GCCAGGCCCA AAATCCAGAA AACATGTACC TTCAAGGAAC TGGTATATGA AACAGTGAGA
241 GTGCCCGGCT GTGCTCACCA TGCAGATTCC TTGTATACAT ACCCAGTGGC CACCCAGTGT
301 CACTGTGGCA AGTGTGACAG CGACAGCACT GATTGTACTG TGCGAGGCCT GGGGCCCAGC
361 TACTGCTCCT TTGGTGAAAT GAAAGAATAA
Protein sequence of FSH beta (SEQ ID NO: 6)
1 MKTLQFFFLF CCWKAICCNS CELTNITIAI EKEECRFCIS INTTWCAGYC YTRDLVYKDP
61 ARPKIQKTCT FKELVYETVR VPGCAHHADS LYTYPVATQC HCGKCDSDST DCTVRGLGPS
121 YCSFGEMKE

SEQ ID NO: 3
Beta-galactoside alpha-2,3-sialyltransferase 4
Accession Number L23767
Nucleotide sequence of ST3GAL4
1 ATGTGTCCTG CAGGCTGGAA GCTCCTGGCC ATGTTGGCTC TGGTCCTGGT CGTCATGGTG
61 TGGTATTCCA TCTCCCGGGA AGACAGGTAC ATCGAGCTTT TTTATTTTCC CATCCCAGAG
121 AAGAAGGAGC CGTGCCTCCA GGGTGAGGCA GAGAGCAAGG CCTCTAAGCT CTTTGGCAAC
181 TACTCCCGGG ATCAGCCCAT CTTCCTGCGG CTTGAGGATT ATTTCTGGGT CAAGACGCCA
241 TCTGCTTACG AGCTGCCCTA TGGGACCAAG GGGAGTGAGG ATCTGCTCCT CCGGGTGCTA
301 GCCATCACCA GCTCCTCCAT CCCCAAGAAC ATCCAGAGCC TCAGGTGCCG CCGCTGTGTG
361 GTCGTGGGGA ACGGGCACCG GCTGCGGAAC AGCTCACTGG GAGATGCCAT CAACAAGTAC
421 GATGTGGTCA TCAGATTGAA CAATGCCCCA GTGGCTGGCT ATGAGGGTGA CGTGGGCTCC
481 AAGACCACCA TGCGTCTCTT CTACCCTGAA TCTGCCCACT TCGACCCCAA AGTAGAAAAC
541 AACCCAGACA CACTCCTCGT CCTGGTAGCT TTCAAGGCAA TGGACTTCCA CTGGATTGAG
601 ACCATCCTGA GTGATAAGAA GCGGGTGCGA AAGGGTTTCT GGAAACAGCC TCCCCTCATC
661 TGGGATGTCA ATCCTAAACA GATTCGGATT CTCAACCCCT TCTTCATGGA GATTGCAGCT
721 GACAAACTGC TGAGCCTGCC AATGCAACAG CCACGGAAGA TTAAGCAGAA GCCCACCACG
781 GGCCTGTTGG CCATCACGCT GGCCCTCCAC CTCTGTGACT TGGTGCACAT TGCCGGCTTT
841 GGCTACCCAG ACGCCTACAA CAAGAAGCAG ACCATTCACT ACTATGAGCA GATCACGCTC
901 AAGTCCATGG CGGGGTCAGG CCATAATGTC TCCCAAGAGG CCCTGGCCAT TAAGCGGATG
961 CTGGAGATGG GAGCTATCAA GAACCTCACG TCCTTCTGA
Protein Sequence of ST3GAL4 (SEQ ID NO: 7)
1 MCPAGWKLLA MLALVLVVMV WYSISREDRY IELFYFPIPE KKEPCLQGEA ESKASKLFGN
61 YSRDQPIFLR LEDYFWVKTP SAYELPYGTK GSEDLLLRVL AITSSSIPKN IQSLRCRRCV
121 VVGNGHRLRN SSLGDAINKY DVVIRLNNAP VAGYEGDVGS KTTMRLFYPE SAHFDPKVEN
181 NPDTLLVLVA FKAMDFHWIE TILSDKKRVR KGFWKQPPLI WDVNPKQIRI LNPFFMEIAA
241 DKLLSLPMQQ PRKIKQKPTT GLLAITLALH LCDLVHIAGF GYPDAYNKKQ TIHYYEQITL
301 KSMAGSGHNV SQEALAIKRM LEMGAIKNLT SF

SEQ ID NO: 4
Beta-galactosamide alpha-2,6-sialyltransferase 1
Accession number NM_003032
Nucleotide sequence of ST6GAL1
1 ATGATTCACA CCAACCTGAA GAAAAAGTTC AGCTGCTGCG TCCTGGTCTT TCTTCTGTTT
61 GCAGTCATCT GTGTGTGGAA GGAAAAGAAG AAAGGGAGTT ACTATGATTC CTTTAAATTG
121 CAAACCAAGG AATTCCAGGT GTTAAAGAGT CTGGGGAAAT TGGCCATGGG GTCTGATTCC
181 CAGTCTGTAT CCTCAAGCAG CACCCAGGAC CCCCACAGGG GCCGCCAGAC CCTCGGCAGT
241 CTCAGAGGCC TAGCCAAGGC CAAACCAGAG GCCTCCTTCC AGGTGTGGAA CAAGGACAGC
301 TCTTCCAAAA ACCTTATCCC TAGGCTGCAA AAGATCTGGA AGAATTACCT AAGCATGAAC
361 AAGTACAAAG TGTCCTACAA GGGGCCAGGA CCAGGCATCA AGTTCAGTGC AGAGGCCCTG
421 CGCTGCCACC TCCGGGACCA TGTGAATGTA TCCATGGTAG AGGTCACAGA TTTTCCCTTC
481 AATACCTCTG AATGGGAGGG TTATCTGCCC AAGGAGAGCA TTAGGACCAA GGCTGGGCCT
541 TGGGGCAGGT GTGCTGTTGT GTCGTCAGCG GGATCTCTGA AGTCCTCCCA ACTAGGCAGA
601 GAAATCGATG ATCATGACGC AGTCCTGAGG TTTAATGGGG CACCCACAGC CAACTTCCAA
661 CAAGATGTGG GCACAAAAAC TACCATTCGC CTGATGAACT CTCAGTTGGT TACCACAGAG
721 AAGCGCTTCC TCAAAGACAG TTTGTACAAT GAAGGAATCC TAATTGTATG GGACCCATCT
781 GTATACCACT CAGATATCCC AAAGTGGTAC CAGAATCCGG ATTATAATTT CTTTAACAAC
841 TACAAGACTT ATCGTAAGCT GCACCCCAAT CAGCCCTTTT ACATCCTCAA GCCCCAGATG
901 CCTTGGGAGC TATGGGACAT TCTTCAAGAA ATCTCCCCAG AAGAGATTCA GCCAAACCCC
961 CCATCCTCTG GGATGCTTGG TATCATCATC ATGATGACGC TGTGTGACCA GGTGGATATT
1021 TATGAGTTCC TCCCATCCAA GCGCAAGACT GACGTGTGCT ACTACTACCA GAAGTTCTTC
1081 GATAGTGCCT GCACGATGGG TGCCTACCAC CCGCTGCTCT ATGAGAAGAA TTTGGTGAAG
1141 CATCTCAACC AGGGCACAGA TGAGGACATC TACCTGCTTG GAAAAGCCAC ACTGCCTGGC
1201 TTCCGGACCA TTCACTGCTA A
0p-
Protein Sequence of ST6GAL1 (SEQ ID NO: 8)
1 MIHTNLKKKF SCCVLVFLLF AVICVWKEKK KGSYYDSFKL QTKEFQVLKS LGKLAMGSDS
61 QSVSSSSTQD PHRGRQTLGS LRGLAKAKPE ASFQVWNKDS SSKNLIPRLQ KIWKNYLSMN
121 KYKVSYKGPG PGIKFSAEAL RCHLRDHVNV SMVEVTDFPF NTSEWEGYLP KESIRTKAGP
181 WGRCAVVSSA GSLKSSQLGR EIDDHDAVLR FNGAPTANFQ QDVGTKTTIR LMNSQLVTTE
241 KRFLKDSLYN EGILIVWDPS VYHSDIPKWY QNPDYNFFNN YKTYRKLHPN QPFYILKPQM
301 PWELWDILQE ISPEEIQPNP PSSGMLGIII MMTLCDQVDI YEFLPSKRKT DVCYYYQKFF
361 DSACTMGAYH PLLYEKNLVK HLNQGTDEDI YLLGKATLPG FRTIHC
図1、2および3:pFSHアルファ/ベータ、pST3およびpST6発現ベクターのプラスミド地図。CMV=サイトメガロウイルスプロモーター、BGHp(A)=ウシ成長ホルモンポリアデニル化配列、fl ori=fl複製開始点、SV40=サルウイルス40プロモーター、Neo=ネオマイシン耐性マーカー、Hyg=ハイグロマイシン耐性マーカー、SV40p(A)=サルウイルス40ポリアデニル化配列、FSH A=卵胞刺激ホルモンアルファポリペプチド、FSH B=卵胞刺激ホルモンベータポリペプチド、ST3GAL4=α2,3−シアリルトランスフェラーゼ、ST6GAL1=α2,6−シアリルトランスフェラーゼ、ColEl=ColEl複製開始点、Amp=アンピシリン耐性マーカー。

Claims (26)

  1. 患者(例えば、0.05pmol/L以上の血清AMHレベルを有する患者)の不妊症治療における使用のためのFSHを含む生成物であって、2〜24μg、例えば2から15μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を含む組成物。
  2. <15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の不妊症治療における使用のためのFSHを含む請求項1に記載の使用のための生成物であって、9から14μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を含む組成物。
  3. 12μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を含む、請求項2に記載の使用のための生成物。
  4. 不妊症治療が、患者の血清AMHレベルを判定するステップ、および<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む、請求項2または請求項3に記載の使用のための生成物。
  5. ≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の不妊症治療における使用のためのFSHを含む請求項1に記載の使用のための生成物であって、5から12.5μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を含む組成物。
  6. 不妊症治療が、患者の血清AMHレベルを判定するステップ、および≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む、請求項5に記載の使用のための生成物。
  7. ≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の不妊症治療における使用のためのFSHを含む請求項1に記載の使用のための生成物であって、患者の体重1kgあたり0.09から0.19μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量での投与用である組成物。
  8. 15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の治療における請求項7に記載の使用のための生成物であって、患者の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量での投与用である組成物。
  9. 25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の治療での請求項7に記載の使用のための生成物であって、患者の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量での投与用である組成物。
  10. ≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する患者の治療における請求項7に記載の使用のための生成物であって、患者の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量での投与用である組成物。
  11. 不妊症治療が、患者の血清AMHレベルを判定するステップ、および規定の血清AMHレベルを有する患者に用量を投与するステップを含む、請求項7から10のいずれかに記載の使用のための生成物。
  12. 卵胞刺激ホルモン(FSH)がヒト由来組換えFSHである、前記請求項のいずれかに記載の生成物。
  13. FSHがα2,3−およびα2,6−シアリル化を含む、前記請求項のいずれかに記載の生成物。
  14. 総シアリル化の25から50%、例えば30から50%がα2,6−シアリル化である、請求項13に記載の生成物。
  15. 総シアリル化の50から70%がα2,3−シアリル化である、請求項13または請求項14に記載の生成物。
  16. FSHがモノ−、ジ−、トリ−およびテトラ−シアリル化グリカン構造を含み、シアリル化グリカン構造の15〜24%、例えば17〜23%がテトラシアリル化グリカン構造である、前記請求項のいずれかに記載の生成物。
  17. Na+−もしくはK+−塩またはこれらの組合せからなる群から選択される薬学的に許容されるアルカリ金属カチオンを含む塩をさらに含む、前記請求項のいずれかに記載の不妊症治療での使用のための卵胞刺激ホルモン(FSH)を含む生成物。
  18. (a)対象の血清AMHレベルを測定するステップ;および
    (b)2〜24μg、例えば2から15μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を対象に投与するステップ
    を含む、不妊症の治療方法。
  19. (a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ;および(b)<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する対象に9から14μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を投与するステップを含む、不妊症の治療方法。
  20. (a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ;および(b)≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する(前記)対象に5から12.5μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を投与するステップを含む、不妊症の治療方法。
  21. (a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ;および(b)対象の体重1kgあたり0.09から0.19μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を投与するステップを含み、対象が≧15pmol/Lの血清AMHレベルを有する、不妊症の治療方法。
  22. 対象の体重1kgあたり0.14から0.19μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を投与するステップを含み、対象が15から24.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する、請求項21に記載の方法。
  23. 対象の体重1kgあたり0.11から0.14μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を投与するステップを含み、対象が25から34.9pmol/Lの血清AMHレベルを有する、請求項21に記載の方法。
  24. 対象の体重1kgあたり0.10から0.11μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を投与するステップを含み、対象が≧35pmol/Lの血清AMHレベルを有する、請求項21に記載の方法。
  25. (a)対象の血清AMHレベルを判定するステップ;および(b)対象の体重1kgあたり0.15から0.17μgのヒト由来組換えFSHの用量または等量を投与するステップを含み、対象が<15pmol/Lの血清AMHレベルを有する、不妊症の治療方法。
  26. 患者(例えば、0.05pmol/L以上の血清AMHレベルを有する患者)の不妊症治療に使用される医薬の製造における使用のためのFSHを含む生成物であって、2〜24μg、例えば2から15μgのヒト由来組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)の用量または等量を含む組成物。
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