JP2014516536A5 - - Google Patents

Claims (34)

1. チンパンジーアデノウイルスＡｄＹ２５由来のカプシドを含むアデノウイルスベクターであって、
   前記カプシドは核酸分子をカプシド封入しており、該核酸分子は、動物細胞内での翻訳、転写及び／又は発現を制御する発現制御配列に動作可能に連結された目的外来ヌクレオチド配列と、アデノウイルスパッケージングシグナル配列とを含む、アデノウイルスベクター。
2. 機能のあるＥ１遺伝子座を欠く、請求項１に記載のベクター。
3. 前記ベクターはＥ３遺伝子座を欠く、請求項１又は２に記載のベクター。
4. 別のアデノウイルス血清型由来の少なくとも１個の異種Ｅ４オープン・リーディング・フレームを含む、請求項１ないし３のいずれか１つに記載のベクター。
5. 原種Ｅ４遺伝子座を欠き、別のアデノウイルス血清型由来の異種Ｅ４遺伝子座又はそのオープン・リーディング・フレームを含む、請求項１に記載のベクター。
6. 原種Ｅ４遺伝子座を欠き、ＡｄＨｕ５由来のＥ４Ｏｒｆ６のコーディング領域を含む、請求項５に記載のベクター。
7. 前記Ｅ４遺伝子座は、原種Ｅ４Ｏｒｆ１、Ｅ４Ｏｒｆ２及びＥ４Ｏｒｆ３のコーディング領域と、ＡｄＨｕ５由来の異種Ｅ４Ｏｒｆ４、Ｅ４Ｏｒｆ及びＥ４Ｏｒｆ６／７のコーディング領域とを含む、請求項４に記載のベクター。
8. 前記目的外来ヌクレオチド配列は、タンパク質又はポリペプチドをコード化する、請求項１ないし７のいずれか１つに記載のベクター。
9. 前記タンパク質又はポリペプチドは、抗原、分子アジュバント、免疫刺激性タンパク質及びリコンビナーゼを含む群から選択される、請求項８に記載のベクター。
10. 前記目的外来ヌクレオチド配列は、ｍｉＲＮＡ又は免疫刺激性ＲＮＡ配列である、請求項１ないし９のいずれか１つに記載のベクター。
11. 前記カプシドは、
    （ａ）配列番号２のアミノ酸配列又はそれと９８．２％同一の配列を含むＡｄＹ２５ヘクソンタンパク質、
    （ｂ）配列番号３のアミノ酸配列又はそれと９８．３％同一の配列を含むＡｄＹ２５ペントンタンパク質、および
    （ｃ）配列番号４のアミノ酸配列又はそれと９９．１％同一の配列を含むＡｄＹ２５線維タンパク質、
    よりなる群から選択される１種類以上のカプシドタンパク質を含む、請求項１ないし９のいずれか１つに記載のベクター。
12. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のアデノウイルスベクター、ならびに、任意的に、１種類以上の追加の活性成分、薬学的に許容される担体、希釈剤、賦形剤又はアジュバントを含む、免疫原組成物。
13. 医学で使用するための請求項１２に記載の免疫原組成物。
14. 医学で使用するための薬剤の製造における、請求項１２に記載の免疫原組成物の使用。
15. 前記医学での使用は、外来遺伝子を宿主細胞内に送達することを含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
16. 前記医学での使用は、動物における免疫応答を誘発することを含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
17. 前記医学での使用は、動物において免疫応答をブーストすることを含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
18. 前記医学での使用は、少なくとも１つの疾患を治療又は予防することを含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
19. 前記医学での使用は、自己抗原に対するトレランスを破る免疫応答を動物において誘導することを含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
20. 前記医学での使用は遺伝子治療を含む、請求項１３に記載の免疫原組成物又は請求項１４に記載の使用。
21. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のウイルスベクターをコード化するポリヌクレオチド配列。
22. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のウイルスベクターで形質導入された宿主細胞。
23. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のウイルスベクターを製造する方法。
24. 請求項２１に記載のポリヌクレオチドを、細菌人工染色体（ＢＡＣ）に組み込んで、Ａｄ−ＢＡＣベクターを作製するステップを含む、請求項２３に記載の方法。
25. 請求項２１に記載のポリヌクレオチド配列を含む、細菌人工染色体（ＢＡＣ）クローン。
26. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のウイルスベクターを製造するパッケージング細胞株。
27. 請求項１ないし１１のいずれか１つに記載のウイルスベクターにおいて機能的に欠失する遺伝子の相補体を含む、請求項２６に記載のパッケージング細胞株。
28. ＡｄＨｕ５由来のＥ４Ｏｒｆ４、Ｅ４Ｏｒｆ及びＥ４Ｏｒｆ６／７のコーディング領域を含む核酸分子を含む、ＡｄＨｕ５以外のアデノウイルスベクター。
29. 前記核酸分子は、原種Ｅ４Ｏｒｆ１、Ｅ４Ｏｒｆ２及びＥ４Ｏｒｆ３のコーディング領域をさらに含む、請求項２８に記載のアデノウイルスベクター。
30. ＡｄＹ２５又はＡｄＣｈ６８由来である、請求項２８又は２９に記載のアデノウイルスベクター。
31. Ｅ１及びＥ３遺伝子座を欠く、請求項１８ないし３０のいずれか１つに記載のアデノウイルスベクター。
32. 配列番号１の全長にわたって少なくとも９０％同一の配列を有する、単離核酸分子。
33. （ａ）配列番号１の１８３０２ないし２１１３０番目のヌクレオチド又はそれと９０％同一の配列、
    （ｂ）配列番号１の１３８９１ないし１５４８６番目のヌクレオチド又はそれと９０％同一の配列、および
    （ｃ）配列番号１の３２２９０ないし３３６２１番目のヌクレオチド又はそれと９０％同一の配列、
    よりなる群から選択される１本以上のヌクレオチド配列を含む、請求項３２に記載の単離核酸分子。
34. （ａ）請求項３２又は３３に記載の配列と相補的な配列、および
    （ｂ）請求項３２又は３３に記載の配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする配列、
    から選択される配列を有する単離核酸分子。