JP2014506541A - レール車両の車体の車両屋根に対する車両側壁の移行領域のための長手方向担持体 - Google Patents
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Abstract
レール車両の車体(1)のための長手方向担持体(10)であって、この長手方向担持体が以下のもの、すなわち
− 取付け位置で、垂直に上方へあるいは斜め上方へ車体の内側の方向に向いた、第一の屋根部分(4)のための発端箇所(12)と、
− 取付け位置で、車体の内側(B)の方向に向いた、第一の発端箇所(12)の下方に配置された第二の屋根部分(3)のための第二の発端箇所(14)と、
− 取付け位置で、下方にあるいは斜め下方に向いた、車体側壁(2,8)のための第三の発端箇所(17)を備えており、長手方向担持体はただ一つの材料から成ることを特徴とする長手方向担持体(10)と、
レール車両の車体であって、このような長手方向担持体およびレール車両の車体のための側壁を備えた車体と、
少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えたレール車両の車体を製造するための方法であって、第一の屋根部分が、第二の屋根部分を越えて上方に突出している方法。
− 取付け位置で、垂直に上方へあるいは斜め上方へ車体の内側の方向に向いた、第一の屋根部分(4)のための発端箇所(12)と、
− 取付け位置で、車体の内側(B)の方向に向いた、第一の発端箇所(12)の下方に配置された第二の屋根部分(3)のための第二の発端箇所(14)と、
− 取付け位置で、下方にあるいは斜め下方に向いた、車体側壁(2,8)のための第三の発端箇所(17)を備えており、長手方向担持体はただ一つの材料から成ることを特徴とする長手方向担持体(10)と、
レール車両の車体であって、このような長手方向担持体およびレール車両の車体のための側壁を備えた車体と、
少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えたレール車両の車体を製造するための方法であって、第一の屋根部分が、第二の屋根部分を越えて上方に突出している方法。
Description
本発明は、レール車両の車体の車体屋根のための、このレール車両の車体には簡単な方法で異なる車体の屋根部分を取付けることができる長手方向担持体、レール車両の車体のための側壁、車体そしてレール車両に関し、さらにこのような側壁あるいはこのような長手方向担持体そして異なる屋根部分を備えたレール車両の車体を製造するための方法に関する。
レール車両の車体は、曲面輪郭の屋根とも呼ばれるアーチ形の屋根領域も、平屋根あるいは急勾配にそびえ立つ屋根部分も備えることができる。平屋根領域の屋根水平面は、アーチ形の屋根領域内の屋根水平面に対して下がっている。平屋根部分上には、例えば空調装置、屋根から水を取去る装置、エネルギー貯蔵庫、あるいは駆動装置が配置されている。このような装置を平屋根領域に配置することにより、これらの装置がアーチ形の屋根領域の高い水平面を越えて突出するか、あるいはこれらの装置がよりわずかに広く突出することが避けられる。
車体における平屋根領域は、これまで例えば屋根の桶部分により実現された。このような屋根の桶部分は、屋根の面を形成する水平方向で底部あるいはほぼ水平方向の底部および切り立つ側壁を備えている。屋根の桶部分は、曲面輪郭の屋根と接続していてもよい。例えば曲面輪郭の屋根には長方形の開口部が作られ、この開口部には屋根の桶部分が溶接説される。
特許文献1には下がった平屋根領域を備えたレール車両のための車体が記載されている。このような平屋根領域を組込むために、側壁の上側端部に配置された側方の構造体が、桶状の下がった平屋根領域のための発端部を作るために切断される。このような解決手段の短所は、平屋根領域を取付けるための発端箇所の作業性を良くするために、側方の構造体の一部を分離しなければならない点にある。
本発明の課題は、様々な高さを備えた様々な屋根の領域の固定を容易にし、特に平屋根領域の固定を容易にすることにある。
解決手段として、本発明は、添付した特許請求の範囲に挙げたように、長手方向担持体と側壁を提案している。長手方向担持体と側壁の特に好ましい実施形態は、従属請求項に挙げてある。同様に、異なる高さの屋根領域を備えたレール車両の車体とこのようなレール車両の車体を製造するための方法が挙げてある。
本発明は、レール車両の車体のための長手方向担持体に関しており、この長手方向担持体が以下の物、すなわち
− 取付け位置で垂直に上方へあるいは斜め上方に向いた、第一の屋根部分のための発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いた、第一の発端箇所の下方に配置された第二の屋根部分のための第二の発端箇所と、
− 取付け位置で下方にあるいは斜め下方に向いた、車体側壁のための第三の発端箇所を備えており、長手方向担持体はただ一つの材料から成る。
− 取付け位置で垂直に上方へあるいは斜め上方に向いた、第一の屋根部分のための発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いた、第一の発端箇所の下方に配置された第二の屋根部分のための第二の発端箇所と、
− 取付け位置で下方にあるいは斜め下方に向いた、車体側壁のための第三の発端箇所を備えており、長手方向担持体はただ一つの材料から成る。
この明細書の言葉の使い方において、“車体の内側”とは、側壁と上方に向かう、側壁の想定された延長部分に対応している。“車体の内側の方向に”の概念は、発端箇所あるいは以下に記載される突出部が、車体の内部空間内に示してあることを必ずしも意味するものではない。このことは少なくとも、発端箇所あるいは突出部に屋根部分が置かれている場合ではない。“車体の内側の方向に”の概念は、必ずしも“車内の方向に”を意味するものではない。以下の実例は、明瞭化に役立つ。長手方向担持体が進行方向において右側の側壁にわたり配置されていると、“車体の内側の方向に”の概念は、第二の発端箇所が進行方向で左に向いていることを意味する。長手方向担持体が進行方向において左側の側壁にわたり配置されていると、“車体の内側の方向に”の概念は、第二の発端箇所が進行方向で右に向いていることを意味する。対応するようにして、第一の発端箇所あるいは(以下に記載される)第一あるいは第二の突出部であるとみなされる。車体の内側あるいは車体の外側の他の解説は、図中に与えられている。
長手方向担持体は、担持している車体の要素であり、かつ側壁と屋根の間の移行領域内で延びている。異なる表現では、長手方向担持体は、側壁から屋根までの移行領域内に配置されている。さらに本発明による担持体は、上側の骨組みとも呼ばれる。長手方向担持体は、一体構造の車体の一部であるか、あるいは一体構造の車体のために特定されていてもよい。
本発明の基本的考えによれば、長手方向担持体は発端箇所を備えており、この発端箇所には第一の屋根部分を置き、かつ取付けることができ、例えば上に向かってアーチ形の屋根部分を置き、かつ取付けることができ、さらに長手方向担持体は別の発端箇所を備えており、この別の発端箇所には第二の屋根部分、例えば平屋根を置き、かつ取付けることができる。これにより、必要に応じて、長手方向担持体には異なる屋根部分を取付けることができ、同じレール車両の内部で、例えば交互に異なる屋根部分を作ることもできる。“第一の屋根部分”と“第二の屋根部分”を、異なる屋根のタイプは意味しており、これらの屋根のタイプは車体の長手方向に相前後するように長手方向担持体に配置されてもよい。上記第一の屋根部分と上記第二の屋根部分の相違点は、特に第一の屋根部分が上方に向かって第二の屋根部分を越えて突出している点にある。このことは特に、第一の屋根部分がその最も高い点では、第二の屋根部分よりも高いことを意味する。別の相違点は、第二の屋根部分だけが装置、例えば空調装置、エネルギー貯蔵庫、駆動装置、あるいは屋根から水を取去る装置を取付けるための第二の屋根部分だけが設けられているのが好ましいが、第一の屋根部分が設けられていないことにある。
長手方向担持体が車体内に取付けられていると、長手方向担持体は車体の長手方向に延びており、好ましくは車体の全長にわたって延びている。側壁と第一および第二の屋根部分のための挙げられた発端箇所は、担持体の全長にわたり、好ましくは車体の全長にわたり延びている。特に長手方向担持体の横断面形状は、全長にわたってほぼ同じである。従って特に、発端箇所を定義する表面は、全長にわたり同じ幅と場合によっては同じ横断面輪郭を備えている。
本発明による長手方向担持体は、ただ一つの材料から製造されており、例えば押出し形材として製造されており、車体の長手方向に車体の前側の端部から車体の後側端部まで延びている。長手方向担持体が、金属から成る、特に好ましくはアルミニウムもしくはアルミニウム合金から成る押出し形材であるのが特に好ましい。長手方向担持体は、特にアルミニウムから成る、中空空間構造を備えた押出し成形された形材であるのが特に好ましく、空間は長手方向に延びている壁により分離できる。
本発明による長手方向担持体の長所は、長手方向担持体に異なる屋根部分を取付けるために、機械加工は行う必要がないことにある。長手方向担持体の全長にわたり、好ましくは全車両長にわたり、長手方向担持体は均一に構成されており、かつさらに長手方向担持体に第一のあるいは第二の屋根部分が、取付けられているかあるいは取付けられるかどうかに関係なく、均一に構成されたままでいる。選択的に第一および第二の発端箇所が使える。第一の発端箇所に第一の屋根部分を取付けた後、使用されていない第二の発端箇所は、担持体のこの部分に残ったままでよく、第二の発端箇所に第二の屋根部分を取付けた後、使用されていない第一の発端箇所は、担持体のこの部分に残ったままでよい。
下方にあるいは斜め下方に向いた第三の発端箇所には、車体の側壁が長手方向担持体に載置され、長手方向担持体と接続できる。本発明による長手方向担持体は、特に進行方向に右だけでなく、進行方向に左の車体の側壁にわたって配置されている。長手方向担持体は、両側壁間に配置された対称面に対して、互いに鏡対称に配置されている。異なる屋根部分は、特に各々長手方向担持体から長手方向担持体まで延びており、従って両側壁間の中間空間の上にかかっている。完成した車体には、長手方向担持体が移行領域内で側壁から車体の屋根まで配置されている。
本発明による長手方向担持体の別の長所は、特に長手方向担持体の第二の発端箇所に、第二の屋根部分に対して代替え的に少なくとも一つの横方向強化要素を、例えば車両を通って横方向に延びており、かつ好ましくは別の本発明による長手方向担持体の第二の発端箇所に、車体の他方の側に固定されている溶接により取付けることができる。このような横方向強化要素は、例えば車体の何処にも取り付け可能であり、車体の何処にも第一の屋根部分があり、車体の何処にも長手方向担持体の第二の発端箇所は、車体の両側(左右)に対して、第二の屋根部分を取付けるのには使用されていない。一つの横方向強化要素は、この場合、第一の屋根部分の下方で車体の一方の側壁上の長手方向担持体の第二の発端箇所から、車体の他方の側壁上の長手方向担持体の第二の発端箇所まで延びている。横方向強化要素は、金属、好ましくはアルミニウムから成るのが好ましい。このような横方向強化要素を取付けることにより、車体の振動抑制は、特にその一部がアルミニウムの一体構造で製造されている車体の場合に改善できる。
第一の屋根部分は上方にアーチ形にされた屋根部分であるのが好ましい。アーチ形にされた屋根部分は、この明細書では“曲面輪郭の屋根”あるいは“円屋根”と呼ばれる。“アーチ形にされた”という概念は、考えられる曲率半径とアーチ形を全て含んでいる。さらに曲率半径は変化し、および/または横断面の輪郭は曲げられていてもよい。車体を横断面で見ると、曲面輪郭の屋根は例えば右(あるいは逆の見方では左)の側壁から始まって上方へ、左右の側壁間の任意の点で最高点、最高領域もしくは複数の最高点に達し、左(あるいは逆の見方では右)の側壁まで延びている。曲面輪郭の屋根は、両側壁間の半分の距離に想定された相称面に対して鏡対称であるのが好ましい。第二の屋根部分も上方にアーチ形にされた屋根部分であってもよいが、この屋根部分は、特に第一の屋根部分からは突出しない。
別の変形において、第一の屋根部分は水平方向に延びる平坦部を備えた屋根部分であり、この平坦部は第一の発端箇所と接続している、第一の屋根部分の両側壁よりも高い位置に配置されている。第二の屋根部分も、水平方向に延びる平坦部を備えていてもよく、第二の屋根部分が第二の屋根部分から上方に突出している間は、この平坦部は、第二の発端箇所に取付けられている、第二の屋根部分の両側壁よりも高い位置に配置されている。
第二の屋根部分は、水平方向に、あるいはほぼ水平方向に延びる屋根部分であるのが好ましい。このような屋根部分は、この明細書では“平屋根”と呼ばれる。車体を横断面で見ると、平屋根は左右の側壁間で水平方向に、あるいはほぼ水平方向に延びている。長手方向担持体の第二の突出部に取付けられた平屋根は、いずれの場合にも正確に水平方向に延びていなければならず、このことは“ほぼ”という概念で示してある。このような屋根は、両方の車体の側壁から始まって、車体の中央の方向に緩い傾斜角度、特に水平状態に対して5°を有し、屋根は両方の車体の側壁から上方へ、あるいは両方の車体の側壁からから下方へ曲げられていてもよい。このような第二の屋根部分の曲げられた屋根領域は、傾斜角度が同じ場合、車体の中央で一つになる。
第二の屋根部分が水平方向に延びる平屋根であり、この平屋根が最短区間で長手方向担持体の第二の発端箇所から、車体の一方の側(例えば車体の左側)で車体の他方の側(例えば車体の右側)で長手方向担持体の第二の発端箇所まで延びている。
両屋根部分と長手方向担持体の間の接続、ならびに側壁と長手方向担持体の間の接続は、接合すべき部分の加熱を必要とする接合接続であるのが好ましい。
溶接接続あるいは半田接続はほぼ好ましい。原理的にではあるが、例えば接着あるいはリベットのような別の接合も考えられる。
溶接接続あるいは半田接続はほぼ好ましい。原理的にではあるが、例えば接着あるいはリベットのような別の接合も考えられる。
長手方向担持体の発端箇所は、輪郭を付された表面を備えており、この表面に車体の事前に設けられた屋根部分を置くことができるのが好ましい。一例は突出する唇状部である。第一の発端箇所の場合、輪郭を付された表面は第一の屋根部分を置くのに使用される。第二の発端箇所の場合、成形された表面は第二の屋根部分を置くのに使用される。屋根部分は両方共、その縁部において同じく、輪郭を付された表面を備えることができ、この屋根部分の表面は、発端箇所の輪郭を付された表面に対してその形状で補完可能である。屋根部分を発端箇所に置いた後、長手方向担持体と屋根部分の間の接合接続、特に溶接接続を行うことができる。
特殊な実施形態において、第一の発端箇所は突出する唇状部を備えており、かつこの唇状部上には第一の屋根部分を置くことができ、かつこの唇状部は溶接接続により第一の屋根部分と接続することができる。別の実施形態において、第二の発端箇所は突出する唇状部を備えており、この唇状部上には第二の屋根部分を置くことができ、かつこの唇状部は溶接接続により第二の屋根部分と接続することができる。
特殊な実施形態において、本発明は長手方向担持体を備えており、この長手方向担持体が、以下のもの、すなわち
− 取付け位置で、第三の発端箇所を備えた下側の部分と、
− 取付け位置で、垂直に上方へあるいは斜め上方へ突出する、第一の屋根部分のための第一の発端箇所を備えた自由端を有する第一の突出部、および/または
− 取付け位置で、車体の内側方向に突出する、第一の突出部の下方に配置されかつ第二の屋根部分のための第二の発端箇所を備えた自由端を有する第二の突出部を備えている。
− 取付け位置で、第三の発端箇所を備えた下側の部分と、
− 取付け位置で、垂直に上方へあるいは斜め上方へ突出する、第一の屋根部分のための第一の発端箇所を備えた自由端を有する第一の突出部、および/または
− 取付け位置で、車体の内側方向に突出する、第一の突出部の下方に配置されかつ第二の屋根部分のための第二の発端箇所を備えた自由端を有する第二の突出部を備えている。
以下に述べる明細書は、二つの突出部が設けられている場合に関する。しかし、これらの突出部は、第一の突出部あるいは第二の突出部だけが設けられている場合にはあてはまらない。
突出部あるいは両突出部、および下側の部分は、特に車体の長手方向で担持体の全長にわたり、あるいは少なくとも、異なる屋根部分が長手方向担持体に固定される長さ部分において延びている。下側の部分は、長手方向担持体の横断面において、突出部のいずれよりも大きな断面積を有しているのが好ましい。代替え的にあるいは付加的に、下側の部分の幅は、いずれの突出部の幅よりも大きいのが好ましい。幅は長手方向に対して横方向に特定される。下側の部分は、車体の組立てられた状態で、側壁にわたって配置されている。側壁は下側の部分の第三の発端箇所に配置されている。第三の発端箇所は下側の部分の下側の端部に設けられているのが好ましい。さらに、側壁と長手方向担持体が一体化された部材を形成することも可能である。
第一の屋根部分のための発端箇所は、第一の突出部の端部に設けられており、第二の屋根部分のための発端箇所は、第二の突出部の端部に設けられている。それにより、必要に応じて長手方向担持体の第一の突出部には第一の屋根部分を取付けることができ、長手方向担持体の第二の突出部には第二の屋根部分を取付けることができるので、異なる屋根部分を車体に作り出すことができる。
この特殊な長手方向担持体にあって、溶接による接合接続の場合、各々の必要でない突出部を切り離す必要もなく、各々の突出部に対する溶接の作業がし易い。このことは例えば、長手方向担持体において第一の突出部に第一の屋根部分が溶接され、かつ向きを反対にされると、長手方向担持体の第二の突出部が、長手方向部分においては使えないままでいる。
第二の屋根部分が取付けられると、特に垂直上方にあるいは斜め上方に向いた長手方向担持体の第一の突出部が起立する。第一の屋根部分は、第二の屋根部分上に取付けられた装置、例えば空調装置、エネルギー貯蔵庫、駆動装置、あるいは屋根から水を取去る装置のための保護部として使用でき、これらの装置あるいは装置の固定場所は全てあるいはその一部を覆い隠すことができる。例えばほこりや泥のような側方からの影響に対する保護の他に、第一の突出部は、遮蔽物としての機能も果たすことができる。第二の屋根部分上の装置のカバーあるいは保護が必要である場合、第一の突出部はそれ自体装置のための固定場所として使用できる。
さらに、第一の突出部は、第二の屋根部分の領域で、特に平屋根部分の領域で、側方の屋根境界部として使用でき、この屋根境界部は移行部を水から屋根縁部にわたり阻止する。このように第一の突出部は、平屋根部分の領域で、例えば雨水あるいは平屋根部分に取付けられた空調装置からの水が、屋根の側方縁部にわたり溜まるのを阻止することができる。境界部としての機能の他に、第一の突出部はそれ自体、後述するように水の排出部として利用できる。
先に記載した特別に構成された長手方向担持体は、金属、特に好ましくはアルミニウムから成る押出し形材であるのが好ましい。長手方向担持体は、特にアルミニウムから成る中空室構造を備えた押出し成形された形材であるのが特に好ましい。このような形材は、(車体の内部に対して)外側の板状の領域および内側の板状の領域を備えていてもよく、これらの板状の領域は付加的な室壁により接続している。本発明による長手方向担持体のすべての突出部ならびに下側の部分は、外側の板状の領域および内側の板状の領域を備えており、これらの板状の領域は付加的な室壁により互いに接続している。同様に、しかしながら突出部は中空室形材の唯一の空間から形成されていてもよい。この空間端部には、突出部が例えば横断壁により閉鎖されているのが好ましい。
長手方向担持体特殊な実施形態において、第一の突出部はその内部に排出流路を備えていてもよい。排出流路は屋根部分、好ましくは第一の屋根部分からの水を導出するのに使用される。排出流路は車体の長手方向に延びているのが好ましい。車体の長手方向に延びている排出流路は、第一の突出部の全長にわたり、あるいは突出部の一部に沿ってだけ延びていてもよい。第一の突出部は少なくとも一つの流入開口部と少なくとも一つの流出開口部を備えており、これらの間には排水流路が延びている。流入開口部は、例えば第二の屋根部分に所属する突出部の側方に配置されていることにより、第二の屋根部分から水を受け入れることができる。流出開口部異なる側に、例えば突出部の長手方向端部に配置されていてもよく、この長手方向端部は、進行方向における前方端部、あるいは車体の後方端部に配置されている。流出開口部には急斜面あるいは排出管路が取付けられていてもよい。
いま記載した実施形態は、一実施形態と組合せ可能であると特に有利であり、この実施形態において、第一の突出部は、中空室形材の一つあるいは複数の空間から形成されている。そのときに、このような空間は排水流路として使用される。
突出部の採寸は、原則的に自由に選定できる。
突出部の長さは、車体長手方向における長手方向担持体の長さにより定義される。突出部の深さは、長手方向担持体の土台の長さ、特に下側の部分からその空いたまま突出している端部までの長さに相当する。
長手方向担持体の横方向断面図(車体の長手方向に対して横方向)において、突出部の負荷さに対する幅の比率は、互いに依存しておらず1よりも大きいか、あるいは1より小さくてもよい。突出部の幅は、深さ方向で変化する。例えば、突出部の少なくとも一つは、その自由端の方向で先細になっている。
突出部の端部において、突出部は輪郭を付された表面を備えており、この表面には窪みのために設けられた車体の部材を置くことができる。第一の突出部の場合、窪みを付された表面は第一の屋根部分を置くために使用される。第二の突出部の場合、窪みを付された表面は第二の屋根部分を置くために使用される。第二の屋根部分は、その縁部に窪みを付された表面を備えており、この表面は、所属する突出部の端部の一方の窪みを付された表面に対してその形状で保管可能である。屋根部材をおいた後、該当する突出部の端部と屋根部材の間の接合部、好ましくは溶接接合部を作ることができる。
特別な実施形態において、第一の突出部はその自由端において突出する唇状部を備えており、この唇状部上に第一の屋根部分を載置することができ、この唇状部は溶接接合部により第一の屋根部分と接続できる。この実施形態では、第一の屋根部分も第一の突出部の自由端と接続した第一の屋根部分の端部に突出する唇状部を備えており、この唇状部は屋根部分を第一の突出部の唇状部上に載置する際に、第一の突出部に置かれ、そしてこの唇状部は溶接接合部を介して第一の突出部に接合することができる。平らな接合箇所を作るために、第一の突出部は、第一の屋根部分の当接する唇状部のための接触箇所において窪みを備えており、この窪みに第一の屋根部分の唇状部は挿入されかつ嵌合する。
他の特別な実施形態において、第二の突出部はその自由端において突出する唇状部を備え、この唇状部上に第二の屋根部分を置くことができ、この唇状部は溶接接合部を介して
第二の屋根部分と接続することができる。この実施形態の場合、第二の屋根部分も第二の突出部と自由端と接続した第二の屋根部分の端部において突出する唇状部を備えており、この唇状部は屋根部分を第二の突出部の唇状部上に当接する際に第二の突出部上に載置され、この唇状部は、唇状部の側で溶接接合部を介して第二の突出部に接合することができる。平らな接合箇所を作るために、第二の突出部は、第二の屋根部分の当接する唇状部のための接触箇所において窪みを備えており、この窪みに第二の屋根部分の唇状部は嵌合する。
第二の屋根部分と接続することができる。この実施形態の場合、第二の屋根部分も第二の突出部と自由端と接続した第二の屋根部分の端部において突出する唇状部を備えており、この唇状部は屋根部分を第二の突出部の唇状部上に当接する際に第二の突出部上に載置され、この唇状部は、唇状部の側で溶接接合部を介して第二の突出部に接合することができる。平らな接合箇所を作るために、第二の突出部は、第二の屋根部分の当接する唇状部のための接触箇所において窪みを備えており、この窪みに第二の屋根部分の唇状部は嵌合する。
長手方向担持体の下側部分は、第三の発端箇所において、例えば、下側部分の内側に対して向き合って折れ曲がっている二つの向かい合った唇状部を備えており、これらの唇状部には側壁の端部から突出している二つの唇状部が当接しており、相並んで当接している
唇状部のオーバーラップする箇所には、側壁と長手方向担持体の間の溶接接合を行うことができる。
唇状部のオーバーラップする箇所には、側壁と長手方向担持体の間の溶接接合を行うことができる。
長手方向担持体の第一の突出部は、上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに延びている。“上に向かって斜めに”とは、横断面(車体の長手方向に対して横方向)において車体の内側に向かって上り坂になっていることを意味する。第一の突出部は、直線方向に、あるいは第一の突出部の自由端に対して曲がって延びることができる。第一の突出部は、側面(内側あるいは外側)上で真直ぐであり、かつ他方の側面(内側あるいは外側)上では曲げられていてもよい。彎曲部は、曲線輪郭の屋根の彎曲部に接続できる。第一の突出部が斜め情報に延びていると特に好ましい。
想定される水平方向線に対する第一の突出部の直線的な範囲の好ましい角度は、特に20°〜70°に達する。斜め上方に延びている突出部には、側方端部で斜め上方に延びる第一の屋根部分が取付け可能であると有利である。斜め上方に延びる第一の突出部の角度と屋根部分の延びる方向の角度は、その端部では各々水平方向に対して等しい。
第二の突出部は車体の内側に向いている。第二の突出部は横断面(車体の長手方向に対して横方向)において、水平方向あるいはほぼ水平方向に延びているのが好ましい。第二の突出部はその自由端に対して真直ぐにあるいは曲がって延びていてもよく、真直ぐな形状が好ましい。ほぼ水平方向とは、第二の突出部に対して、第二の突出部が想定される水平方向線に対して10°までだけ上方に上り坂になっているか、あるいは10°までだけ下方に下っていてもよい。
特殊な実施形態において、第二の突出部は第一の突出部を越えて水平方向で車体内部の方向に突出している。このことは、長手方向担持体上で上から見て、第二の突出部の自由端がはっきりしており、かつ第一の突出部により覆い隠されないことを意味する。この実施形態の場合、第二の突出部の特に良好な溶接の作業性は、上から見えることであり、溶接個所は第一の突出部によって覆い隠されない。
特殊な実施形態において、横断面で見て、第一の突出部の深さと第二の突出部の深さは、想定される接続線が、第一の突出部の自由端から第二の突出部の自由端まで水平状態でもって、40°〜50℃の角度を形成するように採寸されている。自由端は、突出する唇状部の場合、唇状部の自由端により定義されている。他の場合には、自由端において、例えば中空室形材の外壁が設けられている。
この実施形態の長所は、第二の突出部に第二の屋根部分が溶接されると、第一の突出部の自由端が溶接用バーナーのための案内部として使用できることにある。溶接用バーナー、特に溶接用バーナーのバーナー管は、この場合、第一の突出部の自由端に支持されるかあるいはもたせかけられ、溶接用バーナーのバーナー開口部は、第二の突出部の自由端上に方向を定められ、この第二の突出部には、取付けるべき第二の屋根部分が当接する。このように方向を定められた溶接用バーナーは、車体の長手方向で、第一の突出部の自由端に沿って移動でき、第二の突出部の自由端と隣接する平屋根部分の間の溶接継目を作ることができる。この突出部において、溶接用バーナーは最適に、特に第二の突出部と第二の屋根部分の間のオーバーラップする継目を最適に作るために方向を定められている。
さらに一実施形態において、長手方向担持体の第二の突出部は、その下側に、内側の保護材あるいはその他の部材あるいは部材群を固定するための固定手段を備えている。この実施形態において、長手方向担持体の第二の突出部は、二重機能、すなわち第二の屋根部分のための接続箇所としての機能及び例えば内側の保護材のための、例えば内部空間の覆い、あるいは空調装置のケーブル溝及び部材のような他の部材のための固定箇所の機能を備えている。
固定手段のための好ましい例は、固定レール、特にC字形材レールである。固定手段は、第二の突出部に固定された固定手段であってもよく、あるいは固定手段は、第二の突出部の一体化された部分として製造されてもよく、特に押出し成形の形材の領域として製造されてもよい。
先に記載された長手方向担持体は、一つあるいは複数の、第一および/または第二の平屋根部分と部材に接続していてもよく、この部材は、車体の構造における組立ユニットあるいは予備組立された部材群として組込まれる。従って、本発明は、レール車両の車体のための部材にも関しており、先に記載された長手方向担持体と一つあるいは複数の、第一および/または第二の平屋根部分を備えているか、あるいは先に記載された長手方向担持体と一つあるいは複数の、第一および/または第二の平屋根部分から成る。
他の態様において、本発明はレール車両の車体のための側壁に関しており、この側壁はその上側端部において、
− 取付け位置で上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、第一の屋根部分のための発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いた、第一の発端箇所の下方に配置された第二の屋根部分のための第二の発端箇所とを備えている。
− 取付け位置で上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、第一の屋根部分のための発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いた、第一の発端箇所の下方に配置された第二の屋根部分のための第二の発端箇所とを備えている。
先に記載された長手方向担持体に対する相違点の面で、側壁はそれ自体、異なる屋根領域を取付けるための発端箇所を備えている。発端箇所に関する上記の開示を参照するよう指示する。違ったやり方で述べると、側壁と長手方向担持体は、一体化された共通の部材を形成する。
しかし本発明は、レール車両の車体のための部材に関しており、先に記載された長手方向担持体と、この長手方向担持体と接続している側壁を備えている。この対象の場合、側壁は組立ユニットあるいは予備組立された部材群のための独立して製造された長手方向担持体と接続している。
特殊な一実施形態において、側壁は以下の要素、すなわち
− 取付け位置で上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに突出している、第一の屋根部分のための第一の発端箇所を備えた自由端を有する第一の突出部と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に突出している、第一の突出部の下方に配置されており、かつ第二の屋根部分のための第二の発端箇所を備えた自由端を有する第二の突出部とを備えている。
− 取付け位置で上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに突出している、第一の屋根部分のための第一の発端箇所を備えた自由端を有する第一の突出部と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に突出している、第一の突出部の下方に配置されており、かつ第二の屋根部分のための第二の発端箇所を備えた自由端を有する第二の突出部とを備えている。
第一および/または第二の突出部は、すでに上記に記載されたように構成されていてもよい。特に、第一の突出部が横断面で見て、車体の側壁に対して斜め上方に曲げられて延びるように側壁は組立てられていてもよい。
第一および第二の突出部を備えた本発明による側壁は、押出し形材、好ましくはアルミニウムから形成されていてもよい。さらにこれに加えて、先にすでに挙げた押出し形材に対する解説が引き合いに出される。
記載された側壁は、一つあるいは複数の屋根部分と一緒に、車体の構造における組立ユニットあるいは予備組立された部材群として組込まれる部材に接続されていてもよい。従って本発明は、レール車両の車体のための部材に関しており、先に記載された側壁と一つあるいは複数の、側壁に取付けられた第一および/または第二の平屋根部分を備えているか、あるいは先に記載された側壁と一つあるいは複数の、側壁に取付けられた第一および/または第二の平屋根部分から成る。
さらに、本発明は、レール車両のための車体に関しており、この車体は先に記載された
長手方向担持体、あるいは先に記載された側壁を備えている。特に車体は少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えており、第一の屋根部分は車体を見る際に長手方向で第二の屋根部分を越えて上方に突出している。この目的で、屋根部分に関する先に説明した開示を参照するように支持する。第一の屋根部分がアーチ形の屋根部分であり、第二の屋根部分が水平方向あるいはほぼ水平方向の屋根部分であると特に好ましい。
長手方向担持体、あるいは先に記載された側壁を備えている。特に車体は少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えており、第一の屋根部分は車体を見る際に長手方向で第二の屋根部分を越えて上方に突出している。この目的で、屋根部分に関する先に説明した開示を参照するように支持する。第一の屋根部分がアーチ形の屋根部分であり、第二の屋根部分が水平方向あるいはほぼ水平方向の屋根部分であると特に好ましい。
さらに別の態様において、本発明は、先に記載されたような車体を備えたレール車両に関する。好ましいレール車両は、地下鉄、近郊列車、長距離列車、高速列車および路面電車である。レール車両が一体化構造であるのが特に好ましい。
さらに本発明は、先に記載されたような長手方向担持体、あるいはレール車両の車体のための部材としての、先に記載された側壁の用途に関する。
さらに本発明は、少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えたレール車両の車体を製造するための方法に関し、第一の屋根部分は、長手方向で見た際に、第二の屋根部分を越えて上方に突出しており、この方法において、
a)右側の車体の側壁の領域にわたり、かつ車体の右側の車体の側壁にわたり、各々単一の部材でできた、以下の要素を供えた長手方向担持体が配置されており、すなわち
− 上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに車体の内側の方向に向いている、第一の屋根部分のための第一の発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いている、第一の発端箇所の下方に配置されている第二の屋根部分のための第二の発端箇所と、
− 取付け位置で、上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、車体の側壁のための第三の発端箇所を備え、
b)右側および左側の車体の側壁が、各々両長手方向担持体の第三の発端箇所に接合され、
c)一つあるいは複数の第一の屋根部分が、両長手方向担持体の第一の発端箇所に接合され、一つあるいは複数の第二の屋根部分が、両長手方向担持体の第二の発端箇所に接合され、従って第一および第二の屋根部分が、車体の長手方向に配置され、かつ長手方向担持体の長手方向部分において第一のあるいは第二の屋根部分のどちらかだけが配置される。
a)右側の車体の側壁の領域にわたり、かつ車体の右側の車体の側壁にわたり、各々単一の部材でできた、以下の要素を供えた長手方向担持体が配置されており、すなわち
− 上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに車体の内側の方向に向いている、第一の屋根部分のための第一の発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いている、第一の発端箇所の下方に配置されている第二の屋根部分のための第二の発端箇所と、
− 取付け位置で、上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、車体の側壁のための第三の発端箇所を備え、
b)右側および左側の車体の側壁が、各々両長手方向担持体の第三の発端箇所に接合され、
c)一つあるいは複数の第一の屋根部分が、両長手方向担持体の第一の発端箇所に接合され、一つあるいは複数の第二の屋根部分が、両長手方向担持体の第二の発端箇所に接合され、従って第一および第二の屋根部分が、車体の長手方向に配置され、かつ長手方向担持体の長手方向部分において第一のあるいは第二の屋根部分のどちらかだけが配置される。
すべての特殊でかつ好ましい実施形態を含めて、方法においては、すでに先に記載されたような長手方向担持体を組込むことができる。本発明による長手方向担持体は、方法の工程a)では、担持体として進行方向に対して右側に、かつ車体の左側に組込むことができる。
方法の一変形において、一つあるいは複数の第一の屋根部分を第一の発端箇所に、特に第一の突出部に接合する際に、接合装置、特に溶接用バーナーが、第二の発端箇所に、特に第二の突出部に沿って移動される。
方法の他の変形において、一つあるいは複数の第二の屋根部分を第二の発端箇所に、特に第二の突出部に接合する際に、接合装置、特に溶接用バーナーが、第一の発端箇所に、特に第一の突出部に沿って移動される。
製造すべき車体は、少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えている。屋根部分の配設は、原理的に任意に選定でき、複数の第一の屋根部分が設けられており、これらの第一の屋根部分は、一つの第二のあるいは複数の第二の屋根部分と交代できる。さらに、少なくとも一つの屋根部分を第一および第二の発端箇所において長手方向担持体と接続することも可能である。車体の特殊な実施形態において、平屋根が手前に、そして後方の車体の端部が設けられており、その間には曲面輪郭の屋根部分が設けられている。方法の接合工程は、接合すべき部材の加熱を必要とする接合技術により実施されるのが好ましい。溶接接続あるいは半田接続が特に好ましい。しかし、リベット接続あるいは接着による接続も考えられる。
第一の屋根部分が移行箇所で頂上部を有していない場合、第一の屋根部分と第二の屋根部分の間には、開口部があってもよい。方法の他の選択的工程において、第一の屋根部分と第二の屋根部分の間の開口部は閉鎖される。例えば金属板あるいは嵌合するように変形された中空形材のような頂上要素は、開口部内に組込まれてもよく、かつ上側縁部では第一の屋根部分の縁部と、そして下側縁部では第二の屋根部分の縁部と接続されてもよく、好ましくは接合接続により、特に溶接により接続されてもよい。
本発明の実施形態を添付した図を参照して説明する。
図1a及び図1bは、レール車両の車体を示しており、図1aは斜め上からの図を示し、図1bは側面からの図を示している。車体は頭部構造体を備えており、この頭部構造体は、図では車体の右端に配置されており、視線は両方の図でも右側壁2に向けられている。車体は、前側端部および後側端部において、水平方向に延びる第二の屋根部分(平屋根)としての車体屋根3を備えている。その間には、アーチ形の車体屋根4(曲面輪郭の屋根)が第一の屋根部分として配置されている。さらに、図1a及び1bは、側壁に窓4とドア6を示している。曲面輪郭の屋根4と平屋根3の間には開口部7が設けられている。
図2は図1bのI−I線に沿った車体の横断面図を示している。車体の領域を通る、曲線輪郭の屋根が配置されている横断面図である。右側の車両側壁2、左側の車両側壁8、車両底部9および曲線輪郭の屋根4が示してある。本発明による長手方向支持部材は、丸印を付けた部分Xに配置されており、図3に基づいて説明する。車両底部9、両側壁2,8、曲線輪郭の屋根4および長手方向担持体は、中空室構造を備えた、押出し成形された形材部材から製造されている。
図3には本発明による長手方向担持体10が、加えられた右側の車両側壁2加えられた曲面輪郭の屋根4と共に示してある。長手方向担持体10は、隣接した部材との区別を容易にするために、黒っぽく色を付けた中空形材として示してある。これは単に製図上の図示にすぎず、別の材料から成る長手方向担持体10が、曲線輪郭の屋根4もしくは側壁2として製造されねばならないことを意味するものではない。これらの部材は全てアルミニウムから成るのが好ましい。中空室形材から形成された長手方向担持体10は、自由端部12を備えた、上方に向かって斜めに示す第一の突出部11を有する。自由端部12は、一方の第一の屋根部分のための第一の発端箇所を形成している。自由端12において、この実施形態では、弓型の車両屋根4が溶接されている。溶接継手の詳細は、以下図4に記載してある。さらに長手方向担持体10は、自由端14を有する第二の突出部13を備えている。自由端14は、第二の屋根部分のための第二の発端箇所を形成している。第二の突出部13は、水平に車両内壁の方向に向いており、かつ第一の突出部11の下方に配置されている。第一の突出部11は、中空室形材の一つだけの部屋から形成されており、かつその自由端12の方向に先細になっている。第二の突出部13は、中空室形材の第二の部屋から形成されており、かつ自由端14の方向に先細になっている。第二の突出部13の自由端14は自由であり、その理由は、車両のこの領域には平屋根が
取付けられていないことにある。車両外側は、文字Aで、車両内側は文字Bで示してある。側壁2の延長部分に描かれた破線は、車両側壁と協働して車両内側Aと車両外側Bの間の境界線を形成している。破線は上方に向かう、想定された側壁2の延長部分に一致している。相当する破線は図7にも示してある。図3では、第二の突出部13が第一の突出部11を越えて水平方向に突出しており、この第二の突出部が第一の突出部を越えて車両内側の方向に突出していることが認められる。第二の突出部13の下側には、固定手段15が下方に開いたC字状のレールの形態で設けられている。C字状のレールは、押出し形材の一体化された構成要素である。長手方向担持体10の下側部分16は、ここでは第三の発端箇所である長手方向担持体の下側端部17で右側側壁2と接続している。
取付けられていないことにある。車両外側は、文字Aで、車両内側は文字Bで示してある。側壁2の延長部分に描かれた破線は、車両側壁と協働して車両内側Aと車両外側Bの間の境界線を形成している。破線は上方に向かう、想定された側壁2の延長部分に一致している。相当する破線は図7にも示してある。図3では、第二の突出部13が第一の突出部11を越えて水平方向に突出しており、この第二の突出部が第一の突出部を越えて車両内側の方向に突出していることが認められる。第二の突出部13の下側には、固定手段15が下方に開いたC字状のレールの形態で設けられている。C字状のレールは、押出し形材の一体化された構成要素である。長手方向担持体10の下側部分16は、ここでは第三の発端箇所である長手方向担持体の下側端部17で右側側壁2と接続している。
下側の部分16は、下側端部に二つの互いに内側に向かって折曲がっている唇状部18を備えており、これらの唇状部には側壁2の端部から突出している唇状部19が当接している。唇状部18と19は、溶接接合により互いに接続しており、それによって、その接続部は、長手方向担持体10あるいはその下側部分16に対する側壁2により作られている。図示した実施形態では、側壁2もC字形レールの形状の固定手段20を備えている。
図4には、図3からの拡大した部分が示してあり、この部分には長手方向担持体10の第一の突出部11と曲面輪郭の屋根4の間の発端箇所が示してある。図4から、長手方向担持体10の第一の突出部11がその自由端12に、曲面輪郭の屋根4が置かれている当接している突出した唇状部30を備えている。曲面輪郭の屋根4はその端部31で屋根側に突出した唇状部32を備えており、この唇状部は車体の外側で第一の突出部に載っている。曲面輪郭の屋根4の端部と長手方向担持体10の間には、製造公差のための調整としての間隙が形成されている。第一の突出部11は、唇状部32のための接触箇所に窪み33を備えており、この窪み内には、長手方向担持体10に対して曲面輪郭の屋根4から面一の移行部を作るための唇状部32が嵌め込まれている。曲面輪郭の屋根の唇状部32の端部34に、および長手方向担持体10の唇状部30の端部35には、曲面輪郭の屋根4を長手方向担持体10の第一の突出部11の自由端12に接合するためにオーバーラップする溶接継目が作られる。
このような溶接接合部を図5aと5bに示してある。図5aでは、部分的に車体の長手方向の長手方向担持体10の大きさが、付加的に横方向の長手方向担持体10と側壁2を切断して示してある。図5bは横方向の断面図だけを示している。図5aでは、長手方向担持体10が単一構造であるかあるいは単一材料から成ること、すなわち長手方向担持体は継目無しで車体の端部から延びており、この端部は図5aでは右側の図の縁部に見られ、図5aで左側にある車体の他方の端部に対して図ではそれ自体もはや示されていないことが認められる。長手方向担持体10は、移行領域では側壁2から屋根4まで配置されており、かつ骨組みモデルとも呼ばれる。図5aと5bにおいて、曲面輪郭の屋根4に対して溶接接合を行うための第一の突出部11の溶接の作業性が示してある。溶接用バーナー50は、車体の内側から当接継目を作るために置くことができる。第一の突出部11に対する溶接の作業性は、第二の突出部13を分離する必要もなく得られる。場合によっては、溶接用バーナー50は、そのうえさらに第二の突出部13にも傾けられることができ、かつ車体の長手方向(図5bの場合、観察者の注視方向)で、第二の突出部13に沿って移動することができる。
図6は、図1bで示したII−II線に沿った車体1の断面図を示す。平屋根3が取付けられている車体1のある領域の断面図である。本発明による長手方向担持体10は、車体側壁2,8を平屋根3に接続する。
さらに、図をさらに解説するために、図2に関する解説を引き合いに出すことができる。
図7は、図6から部分図Yを拡大して示した。側壁2は、下側の部分16の、ここでは第三の発端箇所である第三の端部17に取付けられており、平屋根3は第二の突出部13の自由端14に取付けられている。第一の突出部11の自由端12は空いており、第一の突出部11は車体の平屋根領域にある。第一の突出部11は、平屋根3の水平面の上方に突出しており、かつ平屋根上に取付けられる、例えば空調装置のような装置(ここでは図示していない)のための側方の保護部として使用することができる。このような装置と突出部11の採寸に応じて、突出部は装置を側方から観察した場合(図において左から右まで)、車体の外側に対して完全に、もしくは一部を覆い隠すことができる。図7の別の特徴を解説するために、図3を参照する。
図8は図7の拡大図を示しており、この拡大図では長手方向担持体10の第二の突出部13に対する平屋根3の接続箇所が詳細に示してある。第二の突出部13はその端部14において突出している唇状部40を備え、この唇状部上には曲線輪郭の屋根3が載置されている。曲線輪郭の屋根3はその端部41において唇状部42を備え、この唇状部は第二の突出部13上に載置されている。平屋根3から第二の突出部13まで上側の接続箇所を作るために、第二の突出部13は窪み43を備えており、この窪みには平屋根3の唇状部42が嵌め込んでいる。唇状部42の端部44と唇状部40の端部45には、車体の長手方向(図では観察者の注視方向)に、平屋根3を第二の突出部13の自由端14に接合するために、オーバーラップする溶接継目が作られる。
図9には、どのようにして空いている第一の突出部11が溶接用バーナー50のための案内部として使用されるかが示してある。平屋根3と第二の突出部13の間に溶接接合部を作るために、溶接用バーナー50は、車体の長手方向(図では観察者の注視方向)で、第一の突出部11に沿って案内される。溶接用バーナー50のバーナー管51は、第一の突出部11の自由端12の突出する唇状部30の縁部に傾けられ、バーナー管51の開口部52は、第二の突出部13の自由端14に向きを定められる。このようにして溶接用バーナーを第一の突出部11の自由端12の唇状部30の端部で車体の長手方向に沿って移動させることにより、溶接用バーナーは、平屋根3と、第二の突出部13の間のオーバーラップする溶接継目作るための、ここでは約45°に達する最適な角度で向きを定められている。ここに示した実施形態では、バーナーノズル51は唇状部30の端部に当接している。ここに示した実施形態で、唇状部30を含む第一の突出部11の長さと第二の突出部13の長さは、唇状部30の端部から、第二の突出部13の自由端まで水平状態でもって45°の角度を形成するように採寸されている。第一の突出部11の最も外側の点は、唇状部30の端部である。第一の突出部11の自由端12に唇状部30が設けられていないならば、自由端12は、ここでは閉鎖した桁のウェブの形態で、それ自体で、バーナーノズル51のための最も外側の点でかつ支持点を形成する。この場合、想定される接続線が自由端12から自由端14まで水平状態でもって45°の角度を形成するように、第一の突出部11は理想的に採寸される。図9は、平屋根3から第二の突出部13までの接続箇所の極めて良好な溶接の作業性を示している。その理由は、第二の突出部13が第一の突出部11を越えて水平方向(この図では左に向かって水平方向)に突出していることにある。
図10は平屋根領域3の排水を示している。長手方向担持体10の第一の突出部11は、その内側において排水流路を備えている。第一の突出部11は、例えば図3と4に示したように、中空室形材の唯一の空間から形成されており、この中空空間は排水流路として使用されている。排水流路は車体の長手方向に、かつ第一の突出部11の部分に沿ってのみ延びている。排水流路は、流入開口部60から流出開口部61まで延在している。流入開口部60は、平屋根領域3から手が入る。流入開口部の領域では、第一の突出部11の中空室形材の壁の一部が除去されており、それによって排水孔が作られる。その中に排水流路が設けられていない第一の突出部11の中空室形材の領域は、プレート64で閉鎖されている。流出開口部61は、第一の突出部11の中空室形材の下側の領域に配置されており、流出開口部は第一の突出部11の長手方向側端部63にあり、それと同時に車体1の端部にある。第一の突出部の中空室形材は、長手方向側端部63ではプレート65により閉鎖されており、同時に流出する水はもっぱら下方に向いた流出開口部61を通って導出される。
原理的に、第一の突出部の中空室形材が側方で開放し、水をこの開口部を通して導出させることが可能である。流出開口部61には、パイプソケット62が第一の突出部11に溶接されている。パイプソケット62には、流出する水を車体1の台座(図示していない)の特定に位置に、例えば道床の中間まで導出するために、別の配管部を接続することができる。平屋根部分3から流出する水の流れ方向は、矢印により示唆されている。矢印により認められるように、平屋根からの水は車体の端部に案内される。
突出部の長さは、車体長手方向における長手方向担持体の長さにより定義される。突出部の奥行きは、長手方向担持体の土台の長さ、特に下側の部分からその空いたまま突出している端部までの長さに相当する。
長手方向担持体の横方向断面図(車体の長手方向に対して横方向)において、突出部の奥行きに対する幅の比率は、互いに依存しておらず1よりも大きいか、あるいは1より小さくてもよい。突出部の幅は、奥行き方向で変化する。例えば、突出部の少なくとも一つは、その自由端の方向で先細になっている。
特殊な実施形態において、横断面で見て、第一の突出部の奥行きと第二の突出部の奥行きは、想定される接続線が、第一の突出部の自由端から第二の突出部の自由端まで水平状態でもって、40°〜50℃の角度を形成するように採寸されている。自由端は、突出する唇状部の場合、唇状部の自由端により定義されている。他の場合には、自由端において、例えば中空室形材の外壁が設けられている。
Claims (15)
- レール車両の車体(1)のための長手方向担持体(10)であって、この長手方向担持体が以下のもの、すなわち
− 取付け位置で、垂直に上方へあるいは斜め上方へ車体の内側の方向に向いた、第一の屋根部分(4)のための発端箇所(12)と、
− 取付け位置で、車体の内側(B)の方向に向いた、第一の発端箇所(12)の下方に配置された第二の屋根部分(3)のための第二の発端箇所(14)と、
− 取付け位置で、下方にあるいは斜め下方に向いた、車体側壁(2,8)のための第三の発端箇所(17)を備えており、長手方向担持体はただ一つの材料から成ることを特徴とする長手方向担持体。 - − 取付け位置で、第三の発端箇所(17)を備えた下側の部分(16)と、
− 取付け位置で、垂直に上方へ、あるいは斜めに上方へ車体の内側の方向に突出する、第一の屋根部分(4)のための第一の発端箇所(12)を備えた自由端を有する第一の突出部(11)、および/または
− 取付け位置で、車体の内側の方向に突出する、第一の突出部の下方に配置されかつ第二の屋根部分(3)のための第二の発端箇所(14)を備えた自由端を有する第二の突出部(13)
を備えていることを特徴とする請求項1記載の長手方向担持体。 - 第二の突出部(13)が取付け位置で、第一の突出部(11)を越えて水平方向に突出していることを特徴とする請求項2に記載の長手方向担持体。
- 第一の突出部の深さと第二の突出部の深さは、想定される接続線が、第一の突出部の自由端から第二の突出部の自由端まで水平状態でもって、40°〜50℃の角度を形成するように採寸されていることを特徴とする請求項3に記載の長手方向担持体。
- 長手方向担持体の第二の突出部(13)が、その下側に、内側の保護材あるいはその他の部材あるいは部材群を固定するための固定手段(15)を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の長手方向担持体。
- 第一の突出部がその内側に排水流路を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の長手方向担持体。
- レール車両の車体のための側壁であって、この側壁がその上側端部において、
− 取付け位置で上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、第一の屋根部分のための発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いた、第一の発端箇所の下方に配置された第二の屋根部分のための第二の発端箇所とを備えていることを特徴とする側壁。 - レール車両の車体であって、請求項1〜6のいずれか一つに記載の長手方向担持体、あるいは請求項7に記載の側壁を備えていることを特徴とするレール車両の車体。
- 少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備え、第一の屋根部分が第二の屋根部分を越えて上方に突出していることを特徴とする請求項8に記載の車体。
- 第一の屋根部分がアーチ形の屋根部分であり、第二の屋根部分が水平方向あるいはほぼ水平方向の屋根部分であることを特徴とする請求項9に記載の車体。
- 請求項8〜10のいずれか一つに記載の車体を備えたレールの車両。
- 少なくとも一つの第一の屋根部分と少なくとも一つの第二の屋根部分を備えたレール車両の車体を製造するための方法であって、第一の屋根部分が、長手方向で見た際に、第二の屋根部分を越えて上方に突出しており、この方法において、
a)右側の車体の側壁の領域にわたり、かつ車体の右側の車体の側壁にわたり、各々単一の部材でできた、以下の要素を供えた長手方向担持体が配置されており、すなわち
− 上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに車体の内側の方向に向いている、第一の屋根部分のための第一の発端箇所と、
− 取付け位置で、車体の内側の方向に向いている、第一の発端箇所の下方に配置されている第二の屋根部分のための第二の発端箇所と、
− 取付け位置で、上に向かって垂直にあるいは上に向かって斜めに向いた、車体の側壁のための第三の発端箇所を備え、
b)右側および左側の車体の側壁が、各々両長手方向担持体の第三の発端箇所に接合され、
c)一つあるいは複数の第一の屋根部分が、両長手方向担持体の第一の発端箇所に接合され、一つあるいは複数の第二の屋根部分が、両長手方向担持体の第二の発端箇所に接合され、従って第一および第二の屋根部分が、車体の長手方向に配置され、かつ長手方向担持体の長手方向部分において第一のあるいは第二の屋根部分のどちらかだけが配置されることを特徴とする方法。 - 一つあるいは複数の第一の屋根部分を第一の発端箇所に、特に第一の突出部に接合する際に、接合装置、特に溶接用バーナーが、第二の発端箇所に沿って移動されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 一つあるいは複数の第二の屋根部分を第二の発端箇所に、特に第二の突出部に接合する際に、接合装置、特に溶接用バーナーが、第一の発端箇所に沿って移動されることを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
- 請求項1〜6のいずれか一つに記載の用途あるいはレール車両の車体のための部材としての請求項7に記載の側壁
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