JP2017013668A - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2017013668A
JP2017013668A JP2015133238A JP2015133238A JP2017013668A JP 2017013668 A JP2017013668 A JP 2017013668A JP 2015133238 A JP2015133238 A JP 2015133238A JP 2015133238 A JP2015133238 A JP 2015133238A JP 2017013668 A JP2017013668 A JP 2017013668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
upper frame
roof
funnel
roof plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015133238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6275082B2 (ja
Inventor
正悟 大河内
Shogo Okouchi
正悟 大河内
純敏 吉田
Sumitoshi Yoshida
純敏 吉田
亮 山中
Akira Yamanaka
亮 山中
勇太 木村
Yuta Kimura
勇太 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinki Sharyo Co Ltd
Original Assignee
Kinki Sharyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinki Sharyo Co Ltd filed Critical Kinki Sharyo Co Ltd
Priority to JP2015133238A priority Critical patent/JP6275082B2/ja
Publication of JP2017013668A publication Critical patent/JP2017013668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6275082B2 publication Critical patent/JP6275082B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

【課題】上部フレームを介して接続された妻板及び屋根板の接続品質を向上させる。
【解決手段】鉄道車両は、妻板12と、屋根板13と、屋根板13と妻板12とを接続する上部フレーム70とを有する。屋根板13は、左右方向Bにおいて、中央部が端部よりも上方に配置されるように湾曲している。屋根板13の左右方向Bの端部には、雨樋65が設けられている。屋根板13の前後方向Aの端部と妻板12との間には、前後方向Aに沿って雨樋65と並んで配置された漏斗50が設けられている。妻板12の上端部であって左右方向Bの端部12aは、前後方向Aに沿って雨樋65と対向するように、漏斗50よりも上方に突出して配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鉄道車両に関する。
従来より、鉄道車両の車両本体には、屋根板と妻板とが上方に向かって凸となるようなアーチ状の上部フレームを介して接続されているものがある(特許文献1参照)。屋根板には、当該屋根板上に降った雨水を受け、妻板側に案内する雨樋が設けられている(特許文献2参照)。このような雨樋は、通常、妻板近傍に設けられた漏斗を介して竪樋と繋がっている。そして、板状の溢れ止め部材が、雨樋の延在方向(鉄道車両の進行方向)に沿って雨樋と対向する位置において上部フレームに溶接して形成される。これにより、雨樋から漏斗に流れる雨水が多い場合に、漏斗から雨水が溢れ出しても鉄道車両の周囲であって妻板側に溢れ出すのを抑制することができる。そして、雨水を竪樋に流すことができる。
特開2010−260550号公報 特開2006−82652号公報
しかしながら、溢れ止め部材を上部フレームに溶接して設けると、当該溶接の入熱の影響で上部フレームにひずみが出やすくなる。上部フレームのひずみを除去する作業を行ってもひずみを完全に除去することは難しく、上部フレームを介して接続された妻板及び屋根板の接続品質が低下する。
そこで、本発明の目的は、上部フレームを介して接続された妻板及び屋根板の接続品質が向上した鉄道車両を提供することである。
本発明の鉄道車両は、進行方向の端部に配置された妻板と、屋根板と、前記屋根板の前記進行方向の端部と前記妻板の上端部とを接続する上部フレームとを有する鉄道車両において、前記屋根板は、前記進行方向と直交する幅方向において、中央部が端部よりも上方に配置されるように湾曲しており、前記屋根板の前記幅方向の端部には、前記進行方向に沿って延在し、雨水を前記屋根板の前記進行方向の端部まで案内する雨樋が設けられており、前記屋根板の前記進行方向の端部と前記妻板との間には、前記進行方向に沿って前記雨樋と並んで配置され、前記雨樋によって案内された雨水を受ける漏斗が設けられており、前記妻板の前記上端部であって前記幅方向の端部は、前記進行方向に沿って前記雨樋と対向するように、前記漏斗よりも上方に突出して配置されている。
これによると、妻板の上端部であって幅方向の端部が、雨樋と対向する。このため、進行方向に沿って雨樋と対向する別部材(溢れ止め部材)を上部フレームに溶接する必要がなくなり、上部フレーム自体のひずみが小さくなる。したがって、上部フレームを介して接続された妻板及び屋根板の接続品質が向上する。
本発明において、前記雨樋は、前記屋根板の前記幅方向の両端部にそれぞれ設けられており、前記漏斗は、前記各雨樋のそれぞれと並んで配置されるように設けられ、前記上部フレームは、上方に向かって凸となるように湾曲しており、前記幅方向において、前記漏斗間に配置されていることが好ましい。これにより、上部フレームの幅方向の長さを短くすることが可能となる。
また、本発明において、前記妻板は、前記進行方向において、前記鉄道車両の端面を構成する妻外板と、前記妻外板の内側に配置された妻内板とを有しており、前記妻内板は、前記幅方向において、前記妻外板の前記上部フレームと対向する部分よりも外側部分と少なくとも対向する位置に配置されていることが好ましい。これにより、幅方向において、妻板の上部フレームと対向しない部分の強度が向上する。
本発明の鉄道車両によると、妻板の上端部であって幅方向の端部が、雨樋と対向する。このため、進行方向に沿って雨樋と対向する別部材(溢れ止め部材)を上部フレームに溶接する必要がなくなり、上部フレーム自体のひずみが小さくなる。したがって、上部フレームを介して接続された妻板及び屋根板の接続品質が向上する。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両の概略側面図である。 図1に示す車両本体を前方から見たときの正面図及び部分拡大図である。 (a)は図1に示す車両本体の前方部の要部側面図であり、(b)は図1に示す車両本体の前方部の要部平面図である。 図3(b)に示すIV−IV線に沿った断面図である。 図2に示す車両本体の妻板を取り外したときの要部正面図である。
以下、本発明の一実施形態である鉄道車両について、図1〜図5を参照しつつ以下に説明する。
[鉄道車両の全体構成]
鉄道車両1は、図1に示すように、車両本体2と、車両本体2の下端部に取り付けられた複数の台車20と、2つの連結器25とを有する。これら台車20は、前後方向Aに離隔して配置されている。各台車20は、4つの車輪21と、水平方向であって前後方向Aと直交する左右方向B(幅方向)に延在し両端に車輪21が固定された2つの車軸(不図示)と、各車軸を支持する台車フレーム22とを有している。各台車20は、台車フレーム22を介して車両本体2を下方から支持する。台車20は、図示しない駆動装置からの駆動力によって各車軸が回転することで、4つの車輪21が回転する。これにより、鉄道車両1が進行方向(前方又は後方)に進む。
連結器25は、車両本体2の前端部の下部及び後端部の下部にそれぞれ1つずつ設けられている。連結器25は、台枠10の下面に形成された取付部26にその一端が複数のボルトを介して取り付けられている。連結器25は、他の鉄道車両の連結器と連結可能に構成され、鉄道車両同士を結合し、牽引時の引張力・推進時の圧縮力を伝達する公知の連結器である。
車両本体2は、図1に示すように、進行方向と平行な前後方向Aに長尺な直方体状に形成され、底部となる台枠10と、一対の側板11と、一対の妻板12と、屋根板13とを有している。一対の側板11は、台枠10の左右方向Bの両端部において、上下方向Cに立設され、前後方向Aに延在している。一対の妻板12は、台枠10の前後方向Aの両端部において、上下方向Cに立設され、左右方向Bに延在している。
また、台枠10上には床面17が形成されている。屋根板13は、略矩形平面形状を有し、その周端部が一対の側板11及び一対の妻板12の上端部に固定されている。車両本体2内には、客室18が形成されている。客室18は、屋根板13、床面17、一対の側板11及び一対の妻板12で囲まれて構成されている。
妻板12は、図2に示すように、妻外板31と、鉄道車両1において妻外板31の内側に配置された2枚の妻内板32,33とを有している。妻外板31は、6つの外板41〜46を有し、これら外板41〜46が互いに接続されることで構成されている。外板41,42は、左右方向Bに沿って延在し、上下方向Cにおいて、互いに離隔して配置されている。外板41は、妻外板31の上部中央に配置されており、上部フレーム70を介して屋根板13と接続されている。また、外板41の上端部は、上方に向かって凸となるように湾曲している。外板42は、妻外板31の下部中央に配置されている。外板43〜46は、上下方向Cに沿って延在しており、いずれもほぼ同じ矩形平面形状を有する。外板43,44は、左右方向Bにおいて、互いに離隔して配置されている。4つの外板41〜44は、連結された鉄道車両間を行き来するための通路を構成する貫通部35を構成するように、環状に接続されている。
外板45,46は、6つの外板41〜46のうち、左右方向Bにおいて最も外側に配置されている。外板45の右上の角部及び外板46の左上の角部が、共に斜めに切り取られている。外板45は、外板43の右側に配置され、当該外板43に接続されている。外板46は、外板44の左側に配置され、当該外板44に接続されている。
2枚の妻内板32,33は、共に上下方向Cに沿って延在しており、いずれも同じ形状及び同じサイズを有する。これら妻内板32,33は、左右方向Bに互いに離隔して配置され、妻内板32が外板45と前後方向Aに沿って対向し、妻内板33が外板46と前後方向Aに沿って対向する。また、これら妻内板32,33は、外板45,46とほぼ同様の外形及びサイズを有するが、上下方向Cの高さが若干低くなるように構成されている。より詳細には、妻内板32,33は、図4に示すように、その上端が上下方向Cにおいて後述の漏斗50の上端近傍に配置されており、外板45,46の上端よりも低い位置に配置されている。また、各妻内板32,33は、対向する外板45,46と互いに離隔して配置され、外板45,46と接続部(不図示)を介して互いに接続されている。妻内板32,33の上端部のそれぞれには、妻外板31との間の隙間を塞ぐための板状の蓋材34が配置されている。
屋根板13は、図3〜図5に示すように、湾曲部61と、一対の雨樋65とを有する。湾曲部61は、左右方向Bの中央部が端部よりも上方に凸となるように、平板を曲げることで構成されている。湾曲部61は、図3(b)に示すように、略矩形平面形状を有し、前後方向Aに長尺に形成されている。
雨樋65は、図3及び図5に示すように、屋根板13の左右方向Bの両端部に設けられている。雨樋65は、平板62及び堰部63を有する。平板62は、前後方向Aに沿って長尺に延在し、水平に配置されている。また、平板62は、左右方向Bにおいて、湾曲部61の外側端部に溶接で水密に接続されている。平板62の前後方向Aの両端部には、漏斗50を配置するための切り欠き部62aが形成されている。切り欠き部62aは、図3(b)に示すように、平板62の前後方向Aの両端部において、左右方向Bの中央部及び内側端部が切り取られることで構成されている。つまり、平板62の前後方向Aの両端部において、左右方向Bの外側端部はそのまま存在する。
堰部63は、前後方向Aに沿って長尺に延在し、断面が三角形形状を有している。堰部63の前後方向Aの両端部は、妻板12(外板45,46)と溶接で水密に接続されている。また、堰部63の頂部と妻板の外板45,46の上端とが同じ高さ位置に配置されている。また、堰部63は、左右方向Bにおいて、平板62の外側端部上に溶接で水密に固定されている。堰部63は、平板62の前後方向Aの全長に亘って固定されている。このような平板62と堰部63とで、雨水を案内する通路65aが構成されている(図5参照)。この構成おいて、雨が降ると、屋根板13の湾曲部61上の雨水がその上面(湾曲面)に沿って平板62に向かって流れる。湾曲部61から平板62へと流れてきた雨水は、堰部63によって堰き止められるとともに、平板62上に降った雨による雨水とともに通路65a上を前後方向Aに流れるように案内される。このように屋根板13に雨樋65が設けられていることで、屋根板13上に降った雨を、屋根板13の四隅近傍に配置された漏斗50に流すことが可能となる。
漏斗50は、平面視において、屋根板13の四隅近傍に配置されている。また、漏斗50は、図4に示すように、上方に向かって開口する箱形状を有している。より詳細には、漏斗50は、底板51と、底板51の周端部と接続された環状の外周側壁52とを有する。漏斗50は、図3(b)に示すように、左右方向Bにおいて湾曲部61と堰部63との幅とほぼ同様な幅を有する。つまり、漏斗50は、平板62上(すなわち、通路65a上)を流れてきたほとんどの雨水を受けることが可能に構成されている。図3(b)に示すように、前後方向Aにおいて、外周側壁52の外側部分は妻板12(蓋材34)と溶接で水密に接続され、内側部分は平板62と溶接で水密に接続されている。左右方向Bにおいて、外周側壁52の外側部分は平板62の外側端部と溶接で水密に接続され、内側部分は湾曲部61と溶接で水密に接続されている。
漏斗50の外周側壁52のうちの左右方向Bの外側部分には、左右方向Bに貫通する貫通孔(不図示)が形成されている。側板11の内面には、図3及び図5に示すように、上下方向Cに沿って延在する竪樋55が固定されている。竪樋55は、配管部材から構成されている。竪樋55の上端部は、側板11と漏斗50との間に配置されており、漏斗50の貫通孔と連通するように接続されている。これにより、漏斗50に流れてきた雨水が、竪樋55を介して車両本体2の下方に排出される。
図2〜図4に示すように、屋根板13の湾曲部61と妻板12の外板41,43,44との間には、上部フレーム70が配置されている。上部フレーム70は、湾曲部61及び外板41,43,44と溶接で水密に接続されている。つまり、屋根板13の湾曲部61と妻板12の外板41,43,44が、上部フレーム70を介して接続されている。上部フレーム70は、図5に示すように、屋根板13の湾曲部61及び外板41の上端部と同様であって左右方向Bの中央部が端部よりも上方に凸となるように、湾曲している。また、上部フレーム70は、図3(b)及び図5に示すように、湾曲部61と左右方向Bの長さもほぼ同じ長さを有し、左右方向Bにおいて漏斗50間に配置されている。
このように屋根板13と妻板12は、上部フレーム70や漏斗50を介して水密に接続されている。そして、妻板12の外板43〜46の上端部(一部、ハッチングで示す)は、図2に示すように、上部フレーム70及び漏斗50よりも上方に突出するように配置されている。より詳細には、外板45,46の上端部(妻板12の左右方向Bの端部)12aは、雨樋65全体(通路65a含む)と前後方向Aに沿って対向するように、漏斗50よりも上方に突出して配置されている。このため、多くの雨水が前後方向Aに沿って雨樋65上(通路65a)を流れて漏斗50に流入し、漏斗50から溢れてきた雨水が屋根板13から鉄道車両2の周囲であって妻板12側に溢れ出すのを抑制することができる。なお、堰部63の前後方向Aの両端部は、妻板12と接続されている。これにより、漏斗50から溢れてきた雨水が屋根板13から鉄道車両2の周囲であって側板11に溢れ出すのを抑制することができる。
以上に述べたように、本実施形態の鉄道車両1によると、妻板12の上端部であって左右方向Bの端部(外板45,46の上端部)12aが、雨樋65と対向する。このため、前後方向Aに沿って雨樋65と対向する別部材(溢れ止め部材)を上部フレーム70に溶接する必要がなくなり、上部フレーム70自体のひずみが小さくなる。上部フレーム70のひずみが小さくなると、上部フレーム70に妻板12及び屋根板13を精度良く接続することが可能となる。したがって、上部フレーム70を介して接続された妻板12及び屋根板13の接続品質が向上する。
本実施形態における上部フレーム70は、1本の部材から構成されているが、複数の部材を互いに溶接で接続して構成してもよい。例えば、外板41と対向する中央部材と、外板43,44とそれぞれ対向する端部材とが個別に製造され、これら部材同士が互いに溶接で接続されることで、上部フレームが構成されていてもよい。この場合でも、溢れ止め部材を上部フレームに溶接する必要がないため、当該上部フレームのひずみを小さくすることが可能となる。この結果、上述と同様の効果を得ることができる。
また、上部フレーム70は、左右方向Bにおいて、漏斗50間に配置されている。これにより、上部フレーム70の左右方向Bの長さを短くすることが可能となる。上部フレーム70は、湾曲しているため、長尺であるとその製造が煩雑であるが、上部フレーム70を短くすることが可能になることで、製造コストを低下させることが可能となる。
また、妻板12は、妻外板31と妻内板32,33とを有し、妻内板32,33が左右方向Bにおいて上部フレーム70よりも外側に配置されている。これにより、左右方向Bにおいて、妻板12の上部フレーム70と対向しない部分の強度が向上する。このため、妻板12の強度が必要な強度となる。左右方向Bにおいて、妻板12の上部フレーム70と対向する部分は、当該部分の強度が小さくても上部フレーム70と接続されることで、妻板12の強度が必要な強度となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上部フレーム70は、左右方向Bにおいて、妻板12全体と対向していてもよい。つまり、妻板12の左右方向Bの両端部と対向する位置まで、上部フレームが左右方向Bに延在してもよい。また、上部フレーム70は、上方に向かって凸となるように湾曲していなくてもよい。
また、上述の実施形態においては、妻板12の妻外板31の上端部12aが雨樋65(通路65a含む)と前後方向Aに沿って対向していたが、妻内板32,33の上端部が雨樋65の少なくとも通路65aと前後方向Aに沿って対向しておればよい。この場合、妻外板31の上端部(外板45,46の上端部)12aが妻内板32,33の上端部よりも低くてもよい。さらにこの場合、蓋材34は設けられていなくてもよい。
また、妻板12の上端部12aは、雨樋65全体(通路65a含む)と前後方向Aに沿って対応しているが、少なくとも通路65aの一部と対向しておればよく、その高さ位置が雨樋65の上端よりも低くてもよいし、高くてもよい。さらに、上端部12aは、堰部63と前後方向Aに対向していなくてもよい。また、妻板12の上端部12aとして、雨樋65の通路65aの少なくとも一部と前後方向Aに沿って対向する板状部材が妻板の上端に溶接で形成されていてもよい。つまり、外板45,46が複数の板状部材が接続されることで構成され、上端部12aに相当する板状部材が外板45,46を構成する別の板状部材に溶接されていてもよい。
また、妻板12が、妻内板32,33を有していなくてもよい。つまり、妻外板31によって妻板12が構成されていてもよい。この場合、上部フレーム70が、左右方向Bにおいて、妻板12全体と対向していることが好ましい。また、妻板12が、妻外板31全体と前後方向Aに沿って対向する内妻板を有していてもよい。こうすれば、妻板12の全体の強度が向上する。
上述の実施形態においては、前後方向Aの両端部にある妻板12のそれぞれの上端が雨樋65と前後方向Aに沿って対向しているが、前後方向Aの一方の端部にある妻板12の上端部だけが、雨樋65と対向していてもよい。また、雨樋65は、屋根板13の左右方向Bの一方の端部にだけ、設けられていてもよい。この場合、漏斗50も雨樋65が設けられた側にだけ配置されておればよい。
また、雨樋65は、上述の構成に限定されるものではなく、屋根板13上の雨水を妻板12側に案内する通路を構成することができるものであれば、どのような構成であってもよい。
1 鉄道車両
12 妻板
12a 上端部
13 屋根板
31 妻外板
32,33 妻内板
50 漏斗
65 雨樋
70 上部フレーム

Claims (3)

  1. 進行方向の端部に配置された妻板と、屋根板と、前記屋根板の前記進行方向の端部と前記妻板の上端部とを接続する上部フレームとを有する鉄道車両において、
    前記屋根板は、前記進行方向と直交する幅方向において、中央部が端部よりも上方に配置されるように湾曲しており、
    前記屋根板の前記幅方向の端部には、前記進行方向に沿って延在し、雨水を前記屋根板の前記進行方向の端部まで案内する雨樋が設けられており、
    前記屋根板の前記進行方向の端部と前記妻板との間には、前記進行方向に沿って前記雨樋と並んで配置され、前記雨樋によって案内された雨水を受ける漏斗が設けられており、
    前記妻板の前記上端部であって前記幅方向の端部は、前記進行方向に沿って前記雨樋と対向するように、前記漏斗よりも上方に突出して配置されていることを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記雨樋は、前記屋根板の前記幅方向の両端部にそれぞれ設けられており、
    前記漏斗は、前記各雨樋のそれぞれと並んで配置されるように設けられ、
    前記上部フレームは、上方に向かって凸となるように湾曲しており、前記幅方向において、前記漏斗間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両。
  3. 前記妻板は、前記進行方向において、前記鉄道車両の端面を構成する妻外板と、前記妻外板の内側に配置された妻内板とを有しており、
    前記妻内板は、前記幅方向において、前記妻外板の前記上部フレームと対向する部分よりも外側部分と少なくとも対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の鉄道車両。
JP2015133238A 2015-07-02 2015-07-02 鉄道車両 Active JP6275082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015133238A JP6275082B2 (ja) 2015-07-02 2015-07-02 鉄道車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015133238A JP6275082B2 (ja) 2015-07-02 2015-07-02 鉄道車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017013668A true JP2017013668A (ja) 2017-01-19
JP6275082B2 JP6275082B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=57827657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015133238A Active JP6275082B2 (ja) 2015-07-02 2015-07-02 鉄道車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6275082B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020026142A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 日本車輌製造株式会社 鉄道車両構体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107415980B (zh) * 2017-07-31 2019-01-08 中车南京浦镇车辆有限公司 一种带有排水功能的空轨列车车钩安装结构

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854973U (ja) * 1981-10-12 1983-04-14 財団法人鉄道総合技術研究所 車両用雨とい
JP2007050850A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両構体
JP2010188813A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Hitachi Ltd 跨座型モノレール車両
JP2010260550A (ja) * 2010-08-23 2010-11-18 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
JP2013078973A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両構体
DE102012213019A1 (de) * 2012-07-25 2014-01-30 Siemens Aktiengesellschaft Zugkopfteil
JP2014506541A (ja) * 2011-02-14 2014-03-17 ボンバルディール・トランスポーテイション・ゲゼルシヤフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング レール車両の車体の車両屋根に対する車両側壁の移行領域のための長手方向担持体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854973U (ja) * 1981-10-12 1983-04-14 財団法人鉄道総合技術研究所 車両用雨とい
JP2007050850A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両構体
JP2010188813A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Hitachi Ltd 跨座型モノレール車両
JP2010260550A (ja) * 2010-08-23 2010-11-18 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
JP2014506541A (ja) * 2011-02-14 2014-03-17 ボンバルディール・トランスポーテイション・ゲゼルシヤフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング レール車両の車体の車両屋根に対する車両側壁の移行領域のための長手方向担持体
JP2013078973A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両構体
DE102012213019A1 (de) * 2012-07-25 2014-01-30 Siemens Aktiengesellschaft Zugkopfteil

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020026142A (ja) * 2018-08-09 2020-02-20 日本車輌製造株式会社 鉄道車両構体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6275082B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9873457B2 (en) Vehicle skeleton structure
CN106945730B (zh) 车辆框架结构
JP5758044B2 (ja) 鉄道車両
JP2009255641A (ja) 車体構造
CN101941464B (zh) 汽车的车身
JP6356342B2 (ja) 軌条車両
JP6275082B2 (ja) 鉄道車両
JP6791706B2 (ja) 軌条車両構体
JP2010202007A (ja) 車体骨格構造
JP6916125B2 (ja) 軌条車両構体
JP5710376B2 (ja) 鉄道車両
JP2010188813A (ja) 跨座型モノレール車両
JP6275081B2 (ja) 鉄道車両の台枠及びこれの製造方法
JP5492957B2 (ja) 車体前部構造
JP2005053306A (ja) 鉄道車両の先頭部構体
RU2646708C2 (ru) Центральная защита от выжимания для рельсового транспортного средства с дополнительными функциями
JP3194846U (ja) ハイデッカバスのルーフ構造
JP2009101772A (ja) 車体構造
JP2007050741A (ja) 鉄道車両構体
CN209176695U (zh) 一种空轨货车的动车底架
CN207523806U (zh) 一种可提高大客车蒙皮平整度的车身骨架结构
JP2017081196A (ja) 車体上部構造
JP2017065439A (ja) 車体構造
JP4673093B2 (ja) 軌条車両
CN107554546A (zh) 一种转向架构架及具有该转向架构架的转向架

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6275082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250