JP2008195324A - 自動車のルーフパネル - Google Patents

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健 古居
Toshihiko Kiso
俊彦 木曽
Kiyoshi Miyazaki
潔 宮崎
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Abstract

【課題】自動車のルーフパネルの平面状をなす後半部の上下方向の撓み変形に対する剛性を強化すること。
【解決手段】自動車のルーフパネル1に、その左右の側縁13,13に近接して前後方向に延びる左右の直線部2a,2aと、両直線部2a,2aの端部間をルーフパネルの幅方向につなぐほぼ円弧状の曲線部2bとからなるU字状で、上記曲線部2bをルーフパネル1の後半部に位置するU字線2に沿って段差20を形成し、上記曲線部2bにより仕切られたルーフパネル1の前側および後側との間に高低差を設け、ルーフパネル1の上記後半部の剛性を強化した。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動車のルーフパネル、特に上下方向の撓み変形に対する剛性を強化したルーフパネルに関する。
一般に、自動車のルーフパネルは、工場の生産ラインにおいて、これを組み付ける車体の上方へ搬送され、下降させて車体上に設置される。例えば、図5に示すルーフパネル1は、パネルの前後の四隅(図5(A)の円B位置)がバキューム式の吊下具等で吸着されて吊り下げられた状態で搬送装置により搬送され、車体の上方から降ろされて車体の左右のサイドメンバ間を架けわたすように設置される。その後、ルーフパネルは左右の側縁が上記左右のルーフサイドレールに沿って溶接される。
ところでルーフパネルは、緩やかに前斜め下方へ湾曲せしめた湾曲面状のルーフパネル前端側では上下方向の撓み変形に対する剛性が高いが、平面形状に近いパネル後半部では、パネル前端側に比べて剛性が充分とは言えない。このためルーフパネルは左右の側縁が上記ルーフサイドレールに上から設置されるときに、衝撃でパネル後半部がその中央を中心に下方へ撓み変形するおそれがある。特に、生産効率を高めるために生産ラインの速度を上げると衝撃が大きくなり、パネルの後半部に撓み変形が生じやすい。この撓み変形により残留歪みが生じると使えない。生産ラインでのパネルの撓み変形は前後長の長いワゴン車等のルーフパネルで発生し易い。
この問題に対処すべくルーフパネルの剛性を高めるために板厚を厚くすると車体重量が増加する。板厚を上げずに剛性を強化するためにルーフパネル1の左右の両側縁に沿って前後方向に補強ビード3,3(図5(A))を設けたり、下記特許文献1に記載されたように、ルーフパネルの平面状の後半部には前後方向に複数の補強ビードが形成された構造が提案されている。
特開平10−316022号公報
しかしながら、特許文献1の構造ではルーフパネルのパネル形状が複雑で、見栄えがよいとは言えず、形状が複雑な分、製造コストがかかる。そこで本発明は、重量増加がなく、形状が簡素で見栄えおよび生産性が良好で、パネルの剛性、特に平面形状の後半部の撓み変形に対する剛性を強化した自動車のルーフパネル構造を提供することを課題としてなされたものである。
本発明は前端部が斜め下方へ緩やかに湾曲形成された自動車のルーフパネルに、その左右の側縁に近接して前後方向に延びる左右の直線部と、両直線部の端部間をルーフパネルの幅方向につなぐほぼ円弧状の曲線部とからなるU字状で、上記曲線部がルーフパネルの後半部に位置するU字線に沿って段差を形成し、上記曲線部により仕切られたルーフパネルの前側および後側との間に高低差を設ける(請求項1)。左右の直線部に沿う段差がパネルの前後方向の曲げを抑制し、曲線部に沿う段差がパネルの前後方向から幅方向に至る間のあらゆる方向の曲げを抑制するので、これらの効果が相まってパネル後半部が上下方向に撓み変形するのが防止される。またU字線に沿って段差を形成するのみ成形加工は容易になされ得る。
上記段差を、ルーフパネルの後方側に向けて開口する上記U字線に沿って設ける(請求項2)。上記段差を、ルーフパネルの前方側に向けて開口する上記U字線に沿って設ける(請求項3)。いずれの向きでもルーフパネルの剛性を強化できる。
上記U字線の曲線部を、中心点が上記左右の直線部の幅方向中央線上に位置し、上記中央線と上記直線部の一方との間のルーフパネル幅方向の距離を半径とする円弧状に形成する(請求項4)。前後ないし左右のあらゆる方向の曲げに対して剛性を強化でき、段差を設ける湾曲線部として好適である。
上記段差を、縦面がほぼ垂直面をなす断面ほぼZ字形に形成する(請求項5)。垂直な縦面が効果的にルーフパネルの曲げを防止し、パネルの剛性を強化するのに好適である。
上記段差の高さを約5mmから8mmに設定する(請求項6)。パネルの剛性を充分確保でき、かつルーフパネルの見栄えを損ねず、車両走行時の空気抵抗への影響がない。
上記ルーフパネルにはその左右の側縁に近接して直線上に前後方向に延びる段差状の補強ビートが設けられ、これら左右の補強ビードにより上記U字線の直線部を構成する(請求項7)。ルーフパネルの補強ビードを利用してU字線に沿う段差を設けたのでより構造を簡素にできる。
図1、図2に基いて本発明の第1の実施形態を説明する。ルーフパネル1はワゴン車用のもので前後長の長い長方形状に形成してあり、パネル中央の一般部1aを外周よりも若干上方へ膨出して高くした浅い逆容器状に形成してある。
ルーフパネル1の前端部10は、一般部1aに対して前斜め下方へ向けて緩やかに湾曲する前下がりの湾曲傾斜状に形成してある。一般部1aよりも低くした前端縁にはフロントガラスの上縁を接着する前縁フランジ11が形成してある。
左右の両側端部12,12は下方へ向けて湾曲する曲面状に形成してあり、側縁には車体のルーフサイドレール(図略)と結合する側縁フランジ13,13が形成してある。また左右の側端部12,12には、一般部1a側よりも一段高くした段差状の補強リブ3,3が前後方向に直線状に形成してある。補強リブ3,3は前端が前下がり傾斜状の前端部10と一般部1aとの境界付近から始まりパネル後端部14へ連通してある。
ルーフパネル1の後半部には、左右両側の後方に前後方向に延びる直線部2a,2aと、両直線部2a,2aの前端から前方へ張り出す円弧状に延び、両直線部2a,2aの前端間をつなぐ曲線部2bとでルーフパネル1後方へ向けて開口するU字線2に沿って段差20が形成してある。
U字線2の左右の直線部は補強リブ3よりもパネル中央側に設けてあり、直線部2a,2aの後端はパネル後端14まで延びている。U字線2の曲線部2bは、ルーフパネル1の幅方向のセンタラインCL上に中心点が設定され、直線部2aの前端とセンタラインCLとの幅方向の距離を半径rとする半円形の円弧状をなす。曲線部2bはその最も前方へ張り出した頂点21が、ルーフパネル1の前端からパネル前後長の3分の2程度の位置で、パネルの剛性が低いとされる部位を通過するように形成してある。
U字線2に沿う段差20は、ルーフパネル1の一般部1aに対してU字線2で囲まれた領域部(以下、単にU字領域部という)1bを一段低くするようにしてあり、段差20の断面形状はパネルの一般部1aとU字領域部1bとの間にほぼ垂直な縦面を備えた断面ほぼZ字形をなす。段差20の高さ寸法は約5mmから8mmに設定してある。尚、図1(B)、図2では段差20を強調して高低差を大きく表している。補強リブ3も同様に高さが5mmから8mm程度で図2では強調してある。
ルーフパネル1の後端部14は、後端縁をU字領域部1bよりも一段低くした断面ほぼZ字形をなす段差状に形成してあり、上記低位の後端縁が車体のバックドア開口の上縁を形成するようにしてある。また後端部14の段差上部にはバックドア開口を開閉するバックドアの上縁をヒンジ結合する部位をなす。
ルーフパネル1を車体の上方から設置する場合などにおいて、ルーフパネル1の周縁に上下方向の衝撃が加えられると、平面状の後半部にはその中心部を最下点とする下方への半球面状の湾曲面をなす撓み変形が生じる。この変形はルーフパネル1の後半部における前後方向の曲げ、および前後方向から幅方向に至る間の斜め方向の曲げが総合して生じるものである。
本実施形態では、ルーフパネル1の後半部の湾曲最下点を中心に放射状に延びるあらゆる方向に対して直線部2a,2aおよび曲線部2bに沿う段差20が直交する方向となるから段差20があらゆる方向の曲げに対して突っ張りとなり、ルーフパネル1後半部の下方への撓み変形が防止される。湾曲最下点たる中心点の位置は、例えば各車種のルーフパネルにつきその周縁に上下方向の衝撃を加えるテストを行なうことにより決定され得る。
このようにルーフパネル1は後半部の段差20により剛性を強化でき、板厚を上げる必要がないので重量増加がない。生産ラインはその速度を上げてもルーフパネル1に撓み変形が発生せず、車両の生産効率を向上することができる。またルーフパネル1はU字線2に段差20を設けた簡素な形状で、製造コストの増加がほとんどなく経済的である。
また段差20は、低すぎると剛性を強化する効果が充分に発揮されず、高すぎると段差20が目立ってルーフパネルの外観見栄えを損ねるとともに車両走行時の空気抵抗が大きくなって好ましくない。高さは5mmないし8mm程度が適当である。
曲線部2bは厳密な円弧形に限らず、上記頂点21付近をルーフパネル1の幅方向に直線状とし、該直線部の両端末を左右の直線部2a,2aと円弧状につなぐ形状としてもよい。パネル幅が1200mm程度のルーフパネルでは少なくとも曲線部2bの上記半径rを360mm以上に設置することが望ましい。
更に、第1の実施形態では段差20を後方へ向けて開口するU字線2に沿って設けたがこれに限らず、図3、図4に示す第2の実施形態のように前方へ向けて開口するU字線2に沿って設けてもよい。第2の実施形態では、ルーフパネル1の左右両側の前後方向に延びる補強ビード3,3を、段差20を設けるU字線2の左右の直線部(2a,2a)とし、これら補強ビード3,3とこれらの後端間を後方へ張り出す円弧状の曲線部2bでつないで前方へ開口するU字線2を設け、これに沿って段差20を形成し、後方のパネル一般部1aに対して前側のU字領域部1bを一段低く形成してある。曲線部2bの後方へ張り出した頂点21はルーフパネル1の前から3分の2程度かまたはこれよりも若干前側に設置してある。
本実施形態によれば第1の実施形態と同様な作用効果によりルーフパネル1の剛性を強化できる。また、第1の実施形態では、ルーフパネル1の前後長に対して段差20を形成するU字線2の左右の直線部2a,2bの割合が短く、ルーフパネル1全体を補強する目的の補強ビード3,3を設けているが、本実施形態では、段差20を設けるU字線2の前後長が第1の実施形態のそれと比べると長いので、U字線2の直線部2a,2bと補強ビード3,3とを個別に設ける必要がなく一体の構造ですむ。従ってパネル形状がより簡素にできる。
段差20をルーフパネル1の後半部に円形線を設けて、これに沿って形成することが考えられるが、例えば、上記円形線内のパネル面を一段高くするとルーフパネル外観の見栄えに違和感が生じたり、上記円形線内のパネル面を一段低くすると円形線内に水が溜まって排水の問題が生じるので円形とすることは好ましくない。
本発明の第1の実施形態を示すもので、図1(A)はルーフパネルの平面図、図1(B)は図1(A)のCL−CL線に沿う断面図である。 図1(A)のII−II線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態を示すもので、図3(A)はルーフパネルの平面図、図3(B)は図3(A)のCL−CL線に沿う断面図である。 図3(A)のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に対応して従来のルーフパネルを示すもので、図5(A)は平面図、図5(B)は図5(A)のCL−CL線に沿う断面図である。
符号の説明
1 ルーフパネル
13 側縁フランジ(側縁)
2 U字線
2a 直線部
2b 曲線部
20 段差
21 曲線部の頂点
3 補強ビード
r 曲線部の半径
CL センタライン(直線部間の幅方向中心線)
T 曲線部の中心点

Claims (7)

  1. 前端部が斜め下方へ緩やかに湾曲形成された自動車のルーフパネルに、その左右の側縁に近接して前後方向に延びる左右の直線部と、両直線部の端部間をルーフパネルの幅方向につなぐほぼ円弧状の曲線部とからなるU字状で、上記曲線部がルーフパネルの後半部に位置するU字線に沿って段差を形成し、上記曲線部により仕切られたルーフパネルの前側および後側との間に高低差を設けたことを特徴とする自動車のルーフパネル。
  2. 上記段差を、ルーフパネルの後方側に向けて開口する上記U字線に沿って設けた請求項1に記載の自動車のルーフパネル。
  3. 上記段差を、ルーフパネルの前方側に向けて開口する上記U字線に沿って設けた請求項1に記載の自動車のルーフパネル。
  4. 上記U字線の曲線部を、中心点が上記左右の直線部の幅方向中央線上に位置し、上記中央線と上記直線部の一方との間のルーフパネル幅方向の距離を半径とする円弧状に形成した請求項1ないし3のいずれかに記載の自動車のルーフパネル。
  5. 上記段差を、縦面がほぼ垂直面をなす断面ほぼZ字形に形成した請求項1ないし4のいずれかに記載の自動車のルーフパネル。
  6. 上記段差の高さを約5mmから8mmに設定した請求項1ないし5のいずれかに記載の自動車のルーフパネル。
  7. 上記ルーフパネルにはその左右の側縁に近接して直線上に前後方向に延びる段差状の補強ビートが設けられ、これら左右の補強ビードにより上記U字線の直線部を構成した請求項1、3、4、5、6のいずれかに記載の自動車のルーフパネル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012131338A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Honda Motor Co Ltd 車両の上部車体
JP2014180918A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の車体構造
CN110871850A (zh) * 2019-11-15 2020-03-10 武汉理工大学 一种汽车车顶盖

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