JP2014235484A - クラウドコンピューティングによる仕訳解析サービスを提供する仕訳解析センターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】証憑のデータをWeb端末から送信するだけでその証憑に示される取引の仕訳結果をユーザがリアルタイムに得ることが可能なクラウド型のシステムを提供する。【解決手段】仕訳解析サービスの処理を実行するサーバと、商品名と商品グループとを対応付けて記憶する第1マスタと、商品グループと勘定科目とを1対としてその対での仕訳パターンによる仕訳処理人数を記録する第2マスタと、を含む全ユーザ共用のマスタが格納されたデータベースと、を備え、前記サーバは、仕訳解析サービスを要求するWeb端末から送信された証憑のデータを解析して仕訳要素情報を抽出する手段と、その要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを第1マスタから得て、その商品グループに対応する前記第2マスタ内の勘定科目の中で全ユーザの仕訳処理人数が一番多い勘定科目を選択して仕訳を生成し、その仕訳を推奨仕訳として提示する手段と、を備えた構成とする。【選択図】図9

Description

本発明は、ブラウザ機能を備えた端末の利用者を対象として会計に関する仕訳解析サービスを提供する処理を行うコンピュータシステム(以下、「仕訳解析センターシステム」と呼ぶ)に関し、特に、利用者が携帯端末等で写真撮影したレシートや領収書などの証憑を仕訳の対象として、その電子データ(以下「証憑データ」と呼ぶ)を仕訳解析センターシステムに送信するだけで、一般ユーザによるWeb画面上での仕訳明細情報の確認や、会計ソフト所有者(登録ユーザ)が所有する会計ソフトへの仕訳データの取込みを行うことが可能な仕訳解析センターシステムに関する。
財務会計作業を支援するためのアプリケーションソフトウェア(以下、会計業務ソフトと呼ぶ)は、従来から法人や個人において活用されている。会計業務ソフトは、例えば、各種の帳簿・伝票やユーザ定義の帳簿などの取引入力用画面や入力補助画面を表示して、会計データの入力を支援するための「会計データの入力支援機能」、取引入力用画面などから入力された取引を自動的に仕訳ける自動仕訳機能、入力した取引のデータを基に各種の財務会計用書類の電子データを作成する「会計書類作成機能」など、各種の会計業務支援機能をコンピュータに実現させるためのプログラムやデータで構成されている(例えば特許文献1の段落[0023]を参照)
ここで、上記のような従来の会計業務ソフトにおける「仕訳処理」と「仕訳対象データの入力形態」について概説する。
会計業務ソフトでは、実際に行われた簿記上の取引についての仕訳データを生成する際には、例えば、取引入力用画面から入力された取引データを得て、その取引データを基に仕訳処理を行い、その処理結果である仕訳データに基づいて各種の財務会計用電子書類を作成するようにしている。ユーザのデータ入力形態としては、例えば、取引入力用画面として表示された取引の種類(現金,預金,売掛,買掛等),取引タイプ(売上・回収,仕入・支払,借入・返済等)及び取引名を順次選択し、その取引日付と金額を入力することで、当該取引のデータを入力する形態と、標準で予め用意されている各種の帳簿や伝票、又はユーザがカスタマイズした帳簿等の画面上で必要な情報を入力する形態と、全ての取引を記録する帳簿である仕訳日記帳の画面上で各項目の情報を入力する形態とがある(例えば特許文献1の段落[0016]を参照>
特許文献1の他にも、実際に行われた取引についての自動仕訳を図ったものは数多く提案されているが、仕訳対象のデータは、ユーザが入力画面から手動入力したデータであるのが一般的である(例えば特許文献2,3,4を参照)。
一方、仕訳対象のデータ入力手段としてOCR(Optical Character Reader)装置を用い、用紙に印字された伝票や帳簿の記載内容をOCR装置により読み取って仕訳を行う技術も提案されている(例えば特許文献5,6を参照)。
例えば特許文献5には、OCR装置により読み取った会計情報や電子銀行(electronic banking)システムから得られる会計情報を仕訳対象として、入力した会計情報の中から仕訳に係わる項目(日付、相手先、摘要、入金金額、出金金額)を判別して仕訳処理を行う点が開示されている。詳しくは、この特許文献5では、OCR装置で読み取った伝票の記載内容(会計情報)の中から1項目以上の項目を判別し、履歴データベースに記憶された項目(過去に正しい仕訳として処理された項目)と今回処理する項目との一致の割合(類似性)を判断し、一致の割合の高いものから順に仕訳パターンを選択可能に一覧表示することで、勘定科目の選択をユーザが容易に行えるようにしている。さらに、この特許文献5には、ユーザにより確認された仕訳結果を履歴データベースにフィードバックすることで学習が行われ、より正確な仕訳を行えるようにしている点が開示されている。
特開2006−285710号公報 特開2003−208503号公報 特開2001−236354号公報 特開2001−167221号公報 特開2007−304643号公報 特開2004−246575号公報
上述したように、財務会計作業を支援するシステムにおいては、ユーザが入力画面から手動入力した会計情報や、電子銀行(electronic banking)システムから得られる会計情報についての仕訳を行うものの他に、用紙に記載された証憑(レシートや領収書、伝票、帳簿など)の内容をOCR装置で読み取ってその証憑に示される取引についての仕訳を行うものも提案されている。また、特許文献5のように、仕訳結果を記憶した履歴データの中から、過去に入力した仕訳に類似しているものを抽出して当該取引の仕訳を推論するようにしたものも提案されている。
しかしながら、特許文献5において学習するデータは、当該取引と類似している過去の取引の仕訳パターンの一覧表示の中からユーザ(個人若しくは企業内の従業員)が選択した仕訳パターンによる仕訳結果を記憶したデータであり、学習の範囲はユーザ個人(若しくは企業内の従業員)が持つ知識の範囲となる。そのため、その仕訳システムをユーザが繰り返し使用することで、より正確な仕訳が行えるようになるとは限らない。すなわち、簿記等の会計処理に関する専門的な知識を持たないユーザの場合、その人の判断をもとに学習される仕訳パターンの信頼性は高いとは言えず、学習することによって逆に不正確な仕訳が行われてしまう可能性がある。
また、特許文献5や特許文献6では、仕訳対象のデータ入力手段としてOCR装置を用いることで、人手によるデータ入力の手間を省けるようになるという効果が得られるが、データ入力には据置型機器(OCR装置や本体装置など)を必要とし、入手した証憑をその場でデータ入力することができないと言う不便さがある。例えば、タクシーや店舗などで発行されるレシートや領収書を仕事場や自宅に持ち帰って仕訳を調べデータを入力するのは不便である。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本発明の主要な目的は、レシートや領収書などの会計作業にかかわる証憑の電子データを、ブラウザ機能を備えた携帯端末等の任意のWeb端末から仕訳解析センターシステムに送信するだけで、その証憑に示される簿記上の取引についての仕訳の結果をユーザがリアルタイムに参照することが可能なクラウド型のコンピュータシステムを提供することにある。
さらに、本発明の主要な目的は、レシートや領収書を仕事場や自宅に持ち帰ってデータ入力する作業が容易になると共に、全国多数の個人や企業の使用人数の多い仕訳をユーザに提示することが可能なシステムを提供することにある。
そして、本発明の更なる目的は、新規の仕訳要素(新規の商品や新たな支払形態)の情報を自動的に学習し、その仕訳要素を含む取引についての仕訳の結果をユーザに提示することが可能となるシステムを提供することにある。
本発明は、クラウドコンピューティングによる証憑の仕訳解析サービスを提供する仕訳解析センターシステムに関するものであり、発明の上記目的は、
前記証憑の仕訳処理に用いる全ユーザ共用のマスタが格納された仕訳アドバイザーデータベースと、仕訳アドバイザーデータベースを用いて前記仕訳解析サービスの処理を実行する仕訳解析サーバと、を備え、前記仕訳アドバイザーデータベースは、全ユーザ共用のマスタとして、商品名と商品グループとを対応付けて記憶する第1マスタと、前記商品グループと勘定科目とを1対としてその対での仕訳パターンを対毎に記憶すると共に、前記仕訳パターンによる仕訳処理人数を全ユーザの使用情報として前記対毎に記録する第2マスタと、を含み、前記仕訳解析サーバは、前記仕訳解析サービスを要求するユーザのWeb端末から送信された前記証憑の電子データをリアルタイムに解析して前記証憑に示される取引の仕訳に必要な仕訳要素情報を抽出する仕訳要素抽出手段と、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを前記第1マスタから得て、その商品グループに対応する前記第2マスタ内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数が一番多い勘定科目を借方勘定科目の推奨科目として前記全ユーザの使用情報に基づき前記第2マスタから選択して仕訳を自動的に生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面を前記仕訳解析サービスの要求元Web端末の表示部に提示すると共に、前記第2マスタ内の当該仕訳パターンによる仕訳処理人数を更新する推奨仕訳提示手段と、を有することよって達成される。
さらに、本発明の上記目的は、
前記仕訳解析サーバは、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名が前記第1マスタに無いと判定した場合には、その商品名で特定される商品が新規商品であると認識してその商品名と商品グループと対応づけて前記第1マスタに追加登録する新商品名学習機能を備えた学習手段を更に有すること、
前記仕訳アドバイザーデータベースは、前記全ユーザ共用のマスタとして、勘定科目と支払方法とを対応付けて記憶する第3マスタを更に含み、前記推奨仕訳提示手段は、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる支払方法と前記第3マスタとを照合して得た前記第3マスタ内の勘定科目を貸方勘定科目として決定しその貸方勘定科目を前記推奨仕訳に設定する機能を有し、且つ、前記学習手段は、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる支払方法が前記第3マスタに無いと判定した場合には、その支払方法が新規の支払方法であると認識してその支払方法を前記第3マスタに追加登録する新支払方法学習機能を備えていること、
前記推奨仕訳提示手段は、前記推奨科目の修正操作に応じて、前記商品グループに対応する前記第2マスタ内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数が二番目以降の勘定科目を前記推奨科目の修正候補として前記要求元Web端末の表示部に提示すると共に、その修正候補の中からユーザによって選択された勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有すること、
前記推奨仕訳提示手段は、前記修正候補以外の勘定科目の使用を希望する旨の操作に応じて、前記仕訳アドバイザーデータベース内の科目マスタに予め登録された勘定科目群をユーザが検索可能にWeb画面上に提示すると共に、前記勘定科目群の中から検索して得た勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有すること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、
前記仕訳アドバイザーデータベースは、前記仕訳解析センターシステムへの利用者登録を行った登録ユーザに関する情報をユーザIDに関連付けて格納する登録ユーザ用のデータベースを更に含み、前記仕訳解析サーバは、前記登録ユーザを対象として、前記仕訳解析サービスによる仕訳が行われる都度、その仕訳の結果及び前記仕訳パターンによる仕訳回数である自己の使用情報を当人の過去履歴として前記ユーザIDに関連付けて前記登録ユーザ用のデータベースに蓄積記録する仕訳履歴蓄積手段を更に有し、且つ、前記推奨仕訳提示手段は、前記仕訳解析サービスを要求するユーザが前記登録ユーザの場合には、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを前記第1マスタから得て、その商品グループに対応する前記登録ユーザ用のデータベースに蓄積記録された当人の過去履歴内の勘定科目の中で自己の使用頻度が一番高い借方勘定科目を推奨科目として前記自己の使用情報に基づき前記過去履歴から選択して仕訳を生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面を前記仕訳解析サービスの要求元Web端末の表示部に提示すると共に、前記登録ユーザ用のデータベース内の当該仕訳パターンによる仕訳回数を更新する機能を更に備えていること、
前記推奨仕訳提示手段は、前記仕訳解析サービスを要求するユーザが前記登録ユーザの場合には、前記推奨科目の修正操作に応じて、前記自己の使用頻度が二番目以降の勘定科目、及び自己以外のユーザが使用した勘定科目を前記推奨科目の修正候補として前記要求元Web端末の表示部に提示すると共に、それらの修正候補の中からユーザによって選択された勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有すること、
前記仕訳解析サーバは、前記登録ユーザを対象として、前記Web端末に搭載されている会計ソフトに取込可能な仕訳ファイルを前記仕訳解析サービスによる仕訳の結果を基に生成して前記ユーザIDに関連付けてデータストレージに保管すると共に、前記Web端末側の取込指示に応じて上記仕訳ファイルを前記Web端末に送信して前記会計ソフトによる前記仕訳ファイルの取込処理を前記Web端末に実行させる会計ソフト連携処理手段を更に有すること、
前記証憑の電子データが、紙媒体に記録されたレシートや領収書等の証憑をユーザが所定のデータ取込手段を用いて電子化したデータであり、且つそのデータの形式は問わないこと、
前記ユーザのWeb端末は、携帯端末を含むブラウザ機能を備えた任意の情報処理装置であること、
によってそれぞれ一層効果的に達成される。
本発明によれば、レシートや領収書などの会計作業にかかわる証憑の電子データを、ブラウザ機能を備えた携帯端末等の任意のWeb端末から仕訳解析センターシステムに送信するだけで、その証憑に示される簿記上の取引についての仕訳の結果をユーザがリアルタイムに得ることが可能となる。さらに、全ユーザ(全国多数の個人や企業)の使用人数が一番多い仕訳を推奨仕訳としてユーザに提示するようにしているので、信頼性の高い仕訳を容易に行えるようになる。また、各ユーザが使い込むほど仕訳の結果の最適化することができる。
さらに、入手した証憑をその場でカメラ付き携帯端末を用いて撮像して、その画像データを仕訳解析センターシステムに送信するだけで、仕訳結果を参照することが可能となるので、レシートや領収書を仕事場や自宅に持ち帰ってデータ入力する作業が容易になる。その際、会計ソフトを所有するユーザ(登録ユーザ)の場合には、端末から取込指示をするだけで、当該証憑の仕訳ファイルの会計ソフトへのインポートが行われるので、データ入力の作業が不要になる。
また、新商品名学習機能や新支払方法学習機能を有する学習手段を仕訳解析サーバに備えた構成とすることで、新規の商品や新たな支払形態での取引が発生した場合でも、その取引についての仕訳の結果をユーザに提示することが可能となる。
本発明に係る仕訳解析センターシステムを含むコンピュータネットワークシステムの全体構成の一例を示す模式図ある。 本発明に係る仕訳解析サーバの構成例を示す機能ブロック図である。 商品マスタの構成例を示す模式図である。 科目マスタの構成例を示す模式図である。 マッピングテーブルの構成例を示す模式図である。 支払方法マスタの構成例を示す模式図である。 履歴データベースの構成例を示す模式図である。 利用者データベースの構成例を示す模式図である。 本発明に係る仕訳解析処理の概要を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るユーザ端末側の操作例を説明するためのフローチャートである。 証憑データ・アップロード画面の一例を示す模式図である。 仕訳参照画面のトップページの一例を示す模式図である。 一般ユーザによる明細選択後の仕訳参照画面の一例を示す模式図である。 登録ユーザによる明細選択後の仕訳参照画面の一例を示す模式図である。 仕訳登録のない勘定科目がある場合の仕訳参照画面の一例を示す模式図である。 仕訳確認画面の一例を示す模式図である。 会計ソフトへの取込方法を説明するための図である。 取込対象のソフトの具体例を説明するための図である。 一般ユーザーに仕訳を提供する場合の仕訳処理を説明するためのフローチャートである。 仕訳解析サーバが作成するテキストデータの構成(項目)例を示す模式図である。 一般ユーザにおける仕訳生成時のデータベース連携を示す模式図である。 登録ユーザに履歴データを提供する場合の仕訳処理を説明するためのフローチャートである。 登録ユーザにおける仕訳生成時のデータベース連携を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について、以下の順序で説明する。
(1)本発明が適用されるコンピュータネットワークシステムの全体構成
(2)本発明に係る仕訳解析サーバの構成
(3)本発明に係る仕訳アドバイザーデータベースの構成
(4)本発明に係る仕訳解析センターにおけるデータ処理
(4−1)仕訳解析処理の概要
(4−2)ユーザ端末側の操作例とWeb画面の表示例
(4−3)一般的な仕訳を提供する場合の仕訳処理
(4−4)登録ユーザに履歴データを提供する場合の仕訳処理
<用語の定義>
本発明の実施形態の説明に先立ち、本明細書で使用する主な用語を説明する。
・「証憑」とは、簿記上の取引の存在を証明する書類であり、レシートや領収書、請求書、伝票、帳簿、金融機関の通帳など、実際に行われた取引の内容が記載された書類のことを言う。
・「証憑の電子データ」(以下「証憑データ」と呼ぶ)とは、主に紙媒体に記録された証憑をユーザが所定のデータ取込手段(カメラ機能付携帯端末やスキャナなどの任意のデータ取込手段)を用いて電子化したデータであり、そのデータの形式(PDF,TIFF,JPEG,BMP,GIF,TEXT,TEXT付きPDF等のファイル形式)は問わない。また、ユーザが外部コンピュータから得た証憑データ(電子領収書や電子請求書など)も含まれる。
・「仕訳要素情報」とは、証憑に示される当該取引の仕訳に必要な項目の内容を示す情報(日付(いつ)、金額(どのくらい)、購入先(どこで)、購入方法(どうやって)、及び摘要(商品名(なにを)等の情報)など、仕訳に必要な情報)のことを言う。
・「商品」とは、証憑に示される取引対象である商品又はサービスを説明の便宜上で商品と呼び、証憑に係わるサービスも含まれる。
・「会計ソフト」とは、ユーザ端末にインストールされて稼働する財務会計業務支援用のアプリケーションパッケージソフトウェアのことを意味しており、例えば「弥生会計(登録商標)などの会計処理ソフトウェア」のことを言う。
先ず、本発明が適用されるコンピュータネットワークシステムの全体構成について説明する。
なお、以下の説明では、仕訳対象の証憑が商品に関する「レシート」の場合を具体例として主に説明するが、その他の証憑を仕訳対象として処理する場合も同様の処理となる。
(1)本発明が適用されるコンピュータネットワークシステムの全体構成
図1は、本発明に係る仕訳解析センターシステムを含むコンピュータネットワークシステムの全体構成の一例を示す模式図ある。
図1において、仕訳解析センターシステム100は、クラウドコンピューティングによる証憑・仕訳解析サービスを提供する機能を備えたシステム(以下「仕訳解析センター」と略称する)であり、本発明に係る主要な構成として、仕訳解析サービスの処理を実行するクラウドサーバ10(以下「仕訳解析サーバ」と呼ぶ)と、仕訳処理に用いる全ユーザ共用の仕訳パターンの情報などが格納された仕訳アドバイザーデータベース20と、を備えている。
仕訳解析サーバ10は、1以上のコンピュータから構成されるデータ処理装置であり、ユーザ1が所有するユーザ端末2とはインターネット4を介して相互に通信可能に接続される。その仕訳解析サーバ10のハードウェア構成は一般的な構成であるため、ここでは説明を省略する。
仕訳アドバイザーデータベース20は、複数種類のデータベース(テーブルを含む)から構成され、主要なデータベースとしては、証憑の仕訳処理に用いる全ユーザ共用のデータベース(図1中の商品マスタ21、科目マスタ22、マッピングテーブル23、及び支払方法マスタ24)と、本システムへの利用者登録を行った登録ユーザ1bに関する情報をユーザIDに関連付けて格納する登録ユーザ用のデータベース(図1中の履歴データベース25及び利用者データベース26)と、を備えている。これらのデータベース21〜26の詳細については、具体的な構成の例を示して後述する。
Webサイト30は、本発明に係わる仕訳解析サービスの他に、ユーザの質疑に対する応答・アドバイスなどのオペレータ(財務会計の専門家)による支援サービスを提供するためのポータルサイトであり、本実施の形態では、そのWebサイト30を提供するWebサーバを介してユーザ端末2と仕訳解析サーバ10とが接続される形態としている。
ユーザ端末2は、ユーザ1(一般ユーザ1a又は登録ユーザ1b)が所有するWeb端末であり、その端末としては、スマートフォンや携帯可能なタブレットPCなどの携帯端末21、及び据置型のPC22など、ブラウザ機能を備えた任意の情報処理装置が利用可能である。ここで言う「ユーザ1」は個人又は法人であり、本実施の形態では、専門的な会計知識を持たないユーザに限らず、誰もが仕訳解析サービスを無料で享受できるようにしている。
そして、本実施の形態では、ユーザ1が携帯端末21で写真撮影したレシートや領収書などの証憑データD1を仕訳の対象として、その証憑データD1を仕訳解析センター100に送信するだけで、証憑の仕訳結果D2(証憑に表記された取引の仕訳明細情報を示す仕訳データ)を即時にWeb画面上で確認できるようにしている。また、登録ユーザ1bに対しては、履歴データベース25に蓄積された当人の仕訳の過去履歴を閲覧可能にすると共に、証憑データD1から生成した仕訳ファイルD3の会計ソフト3への取込みを可能としている。
次に、仕訳解析サーバ10の構成について説明する。
(2)本発明に係る仕訳解析サーバの構成
仕訳解析サーバ10は、仕訳解析サービスに係る主要な機能としては、(a)ユーザ端末2から送信された証憑データを自動的に解析して生成した仕訳結果D2をWeb画面G上に表示する機能と、(b)仕訳アドバイザーデータベース20に登録されていない新たな仕訳パターン(後述の勘定科目と商品グループとを1対としてその対での新たな仕訳パターン)の情報を全ユーザ共用の情報として学習する機能と、(c)後述の推奨科目を設定した推奨仕訳をユーザに提示する機能と、(d)証憑データD1から生成した会計ソフト用の仕訳ファイルD3を、ユーザ端末2に搭載された会計ソフト3との連携処理によって会計ソフト3に取込ませる機能と、を備えている。
図2は、本発明に係る仕訳解析サーバ10の構成例を示す機能ブロック図である。
仕訳解析サーバ10は、上記のような機能を実現するための主要な情報処理手段(データ処理モジュール)としては、Webサイト30を通じてユーザ端末2からの仕訳解析サービスの要求を受け付けるサービス要求受付手段11と、Webサイト30を通じて送信された証憑データをリアルタイムに解析して証憑に示される取引の仕訳に必要な仕訳要素情報を抽出する仕訳要素抽出手段12と、その仕訳要素情報を解析して当該取引の仕訳を行う際に全ユーザ共用の仕訳パターンの情報(商品名、購入先等の仕訳を確定するための情報)を用いて仕訳を行う機能を有すると共に、全ユーザの使用人数の多い科目を推奨仕訳(推奨科目)としてユーザに提示する機能などを有する推奨仕訳提示手段13と、仕訳の際に新たな仕訳パターンを検出した際にその仕訳パターンの情報を全ユーザ共用のノウハウ情報として学習する学習手段14とを備えている。なお、本発明における「仕訳パターン」とは、証憑に記載された商品名で特定される商品の属する「商品グループ」と「勘定科目」とを1対として、その対での仕訳パターン(商品グループと勘定科目との組合せのパターン)のことを言う。
更に、仕訳解析サーバ10は、登録ユーザ1bを対象として仕訳結果のデータを過去履歴としてユーザIDに関連付けて履歴データベース25に蓄積記録する仕訳履歴蓄積手段15と、ユーザ端末2に搭載されている会計ソフト3に取込可能な仕訳ファイル(複式簿記の仕訳フォーマットのファイル)を仕訳解析サービスによる仕訳の結果を基に生成してユーザIDに関連付けてデータストレージに保管すると共に、ユーザ端末2側の取込操作に応じて上記仕訳ファイルをユーザ端末2に送信して会計ソフトに取込ませる会計ソフト連携処理手段16と、を備えている。
これらの手段11〜16の処理については、仕訳アドバイザーデータベース20の構成を説明した後に、具体的な画面例やフローチャートを参照しながら、より詳しく説明する。なお、各手段11〜16は、説明の便宜上、手段名を付けて機能で分類したものであり、ソフトウェアの構成を限定するものではない。
次に、仕訳アドバイザーデータベース20の構成について説明する。
(3)本発明に係る仕訳アドバイザーデータベースの構成
仕訳アドバイザーデータベース20は、証憑の仕訳解析サービスを提供する際の基礎情報となるマスターデータを記憶する複数のテーブルから構成されるインターネット上のデータベースである。
この仕訳アドバイザーデータベース20に保管される主要なテーブル(「マスタ」若しくは「DB(データベース)」とも称する)としては、商品に関する情報が登録される商品マスタ(第1マスタ)21と、勘定科目名を管理するための科目マスタ22と、借方勘定科目を決定するためのマッピングテーブル(第2マスタ)23と、貸方勘定科目を決定するための支払方法マスタ(第3マスタ)24と、証憑の仕訳履歴を記憶する履歴DB25と、登録ユーザのユーザ情報を記憶する利用者DB26と、を備えている。
これらのデータベースのうち、データベース21〜24は全てのユーザに共通に使用されるユーザ共用のデータベースであり、データベース25〜26は登録ユーザ1b別に使用される登録ユーザ用のデータベースである。
また、上記データベース21〜26は、学習手段14によって全ユーザ共用の学習データが追加登録される「学習データベース」としても使用される。例えば、学習手段14では、あるユーザに対する仕訳解析処理の過程で新たな仕訳要素情報(新規の商品名や新たな支払方法など)が発生した場合に、その仕訳要素情報を学習データ(全国多数の個人や企業の仕訳に係わるノウハウ情報)として該当のユーザ共用テーブルに追加登録することで、仕訳解析処理に係る新たな仕訳要素情報を学習するようにしている。
詳しくは、学習手段14では、証憑データD1から抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名が商品マスタ21(第1マスタ)に無いと判定した場合には、その商品名で特定される商品が新規商品であると認識してその商品名を商品グループと対応付けて商品マスタ21に追加登録する新商品名学習機能と、証憑データD1から抽出された仕訳要素情報に含まれる支払方法が支払方法マスタ24(第3マスタ)に無いと判定した場合には、その支払方法が新規の支払方法であると認識してその支払方法を勘定科目と対応付けて支払方法マスタ24に追加登録する新支払方法学習機能と、を備えている。
以下に、これらのデータベース21〜26の構成について、具体例を示して順次説明する。なお、データベース21〜26の構成やデータベースの分散形態は、以下の具体例に限定にされるものではない。
<商品マスタ21の構成例>
図3は、商品マスタ21の構成例を示している。
商品マスタ21は、レシート等の証憑に記載された商品名とマスタで管理する商品グループとをリンクするためのテーブルである。ここで言う「商品名」とは、証憑に記載された商品を特定するための名称であり、「商品グループ」とは、その商品名で特定される商品が属するグループを示す情報であり、例えば「医薬品」,「書籍」などの商品カテゴリの情報が商品グループとして登録されている。本実施の形態では、商品マスタ21に登録されていない新たな商品名のレシートが取り込まれて仕訳された場合、その商品名を随時商品グループに追加登録することで、新商品等の商品名を自動的に学習する形態としている。また、商品グループについても、商品マスタ21に登録されていない新たな商品グループの商品が記入されたレシートが取り込まれて仕訳された場合、その商品名と商品グループとをリンクさせて商品マスタ21に追加登録することで、新規の商品グループを自動的に学習する形態としている。
<科目マスタ22の構成例>
図4は、科目マスタ22の構成例を示している。
科目マスタ22は、会計ソフトで使用される勘定科目名を管理するためのテーブルである。この科目マスタ22には、勘定科目名と、その勘定科目の説明、その勘定科目を検索するための検索キーワードが予め登録されている。ここで言う「会計ソフト」とは、ユーザ端末2にインストールされるアプリケーションソフトウェアであり、仕訳解析サーバ10によって生成された仕訳データの取込機能を有する会計ソフトである。
<マッピングテーブル23の構成例>
図5は、マッピングテーブル23の構成例を示している。
マッピングテーブル23は、上述した科目マスタ22と商品マスタ21とをマッピングし、借方勘定科目を決定するためのテーブルである。このマッピングテーブル23には、科目マスタ22に登録されている「勘定科目」と商品マスタ21に登録されている「商品グループ」とが対応付けられて登録される。また、このマッピングテーブル23には、「勘定科目」と「商品グループ」とを1対として、その対での仕訳処理人数を記録するための「人数」の記憶領域が設けられている。そして、学習手段14では、新規の商品グループと勘定科目の対が発生した場合には、勘定科目に対応付けて新規の商品グループを追加登録することで、「勘定科目」と「商品グループ」との新規の対を自動的に学習する形態としている。そして、「人数」については、推奨仕訳提示手段13が、新規の対での「人数」を1として認識し、また、既存の対で借方勘定科目を初めて決定した場合には、人数に1を加算するようにしている。この「人数」は、ユーザ共用の情報であり、全てのユーザが良く利用する「科目」(使用人数の多い借方勘定科目)を認識するための情報として使用される。
<支払方法マスタ24の構成例>
図6は、支払方法マスタ24の構成例を示している。
支払方法マスタ24は、貸方勘定科目を決定するためのテーブルであり、この支払方法マスタ24には、現金や普通預金などの「勘定科目」と「支払方法」とが対応付けられて登録されている。そして、もし新たな支払方法が発生した場合には、学習手段14が、その支払方法を追加登録することで、支払方法マスタ24に登録されていない新たな支払方法を自動的に学習する形態としている。
<履歴データベース25の構成例>
図7は、履歴データベース25の構成例を示している。
履歴データベース25は、登録ユーザ(利用者登録しているユーザ)の履歴を管理するためのテーブルである。この履歴データベース25には、登録ユーザ1bからの仕訳解析要求によって仕訳を行う都度、その仕訳の履歴(本例では、利用者ID、勘定科目、商品グループ、回数)が当人の過去履歴として仕訳履歴蓄積手段15によって記録される。この履歴データベース25に記録される「回数」は、「勘定科目」と「商品グループ」とを1対とした場合のその対での仕訳回数を示す情報である。なお、マッピングテーブル23に記録される「人数」が全ユーザ共用の情報であるのに対し、この履歴データベース25に記録される「回数」は、そのユーザの情報である。
言い替えると、マッピングテーブル23に記録される「人数」が、全ユーザの当該仕訳パターンでの仕訳の使用人数を示す仕訳処理人数(以下、「全ユーザの使用情報」と呼ぶ)であるのに対し、この履歴データベース25に記録される「回数」は、当人の当該仕訳パターンでの仕訳の使用頻度を示す回数(以下、「自己の使用情報」と呼ぶ)である。
履歴データベース25に記録される「自己の使用情報」は、登録ユーザ1bの本人(法人ユーザ自身又は個人ユーザ自身)が良く利用する「勘定科目」を認識するための情報として使用される。
<利用者データベース26の構成例>
図8は、利用者データベース26の構成例を示している。
利用者データベース26は、登録ユーザ(利用者登録しているユーザ)の情報を管理するためのテーブルである。この利用者データベース26には、利用者ID、利用者名、ログインパスワード、法人/個人の区分、会計ソフト製品の所有の有無を示す情報などが登録される。
(4)本発明に係る仕訳解析センターにおけるデータ処理
上述のような構成において、本発明に係る仕訳解析センター100におけるデータ処理について、フローチャートを参照して説明する。
先ず、本発明に係る証憑の仕訳解析処理について、その概要を図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図9のフローチャートにおいて、ステップS11〜S17は、ユーザ端末2側の操作の流れを示し、ステップS21〜S33は、仕訳解析サーバ10側の仕訳解析処理の流れを示している。
(4−1)仕訳解析処理の概要
利用者登録を希望するユーザ1aは、Webサイト30にアクセスした後、Web画面上の「ユーザ登録」のボタンを押下し、ユーザ登録画面の案内に従って利用者情報(前述の「登録ユーザの利用者情報」を参照)を入力し、利用者登録を行う。一方、利用者登録を希望しないユーザ1aは、ステップS12に移行する。ここで利用者登録を行ったユーザ1aは、以降、登録された本人認証情報(利用者ID,ログインパスワード)を用いてログインすることで、登録ユーザ1bとして扱われ、仕訳の過去履歴の閲覧サービスや当人が所有する会計ソフト3への仕訳データの取込サービスを利用できるようになる(ステップS11)。
ユーザ1(一般ユーザ1a又は登録ユーザ1b)は、所定のデータ取込手段を用いて証憑データを取得し(ステップS12)、その証憑データの仕訳解析サービスを仕訳解析センター100に対して要求する場合は、ユーザ端末2の記憶部に記憶されている証憑データをWeb30経由で仕訳解析サーバ10へ送信する(ステップS13)。
仕訳解析サーバ10のサービス要求受付手段11では、ユーザ端末2からの証憑データを受信し、本人認証情報を用いたログインによる仕訳解析要求の場合には、以降、登録ユーザ1bによる仕訳解析要求として処理する(ステップS21)。続いて、仕訳解析サーバ10は、仕訳要素抽出手段12によって証憑データを解析して仕訳要素情報をテキスト形式のデータとして抽出する(ステップS22)。
仕訳解析サーバ10の推奨仕訳提示手段13では、上記ステップS22において抽出した仕訳要素情報をもとに以下の仕訳処理を実行する。
推奨仕訳提示手段13は、先ず、利用者データベース26に利用者情報が登録されているか否かを判定し(ステップS23)、登録されていると判定した場合には、抽出した仕訳要素情報(商品名,購入先,支払方法等)と履歴データベース25に記録されている仕訳解析要求元の登録ユーザ1bの過去履歴とを比較して、過去履歴に類似証憑が有るか否かを判定する(ステップS24)。
上記ステップS24において過去履歴に類似証憑が有ると判定した場合には、推奨仕訳提示手段13は、類似証憑の仕訳(本人が過去に使用した仕訳のうち、類似する証憑の全ての仕訳)を履歴データベース25から抽出し(ステップS25)、一方、上記ステップS24において類似証憑が無い判定した場合、または、前記ステップS23において利用者データベース26に利用者情報が登録されていないと判定した場合には、仕訳パターン毎の仕訳処理人数を示す前述の「人数」の情報に基づいて、利用者がよく使う仕訳(使用人数の多い勘定科目を設定した仕訳)を抽出する(ステップS26)。
そして、推奨仕訳提示手段13では、上記ステップS25又はステップS26において抽出した仕訳の内容を仕訳結果(仕訳データ)D2として要求元のユーザ端末2のWeb画面G上に表示する(ステップS27)。
前記ステップS13において仕訳解析サービスを要求したユーザ1は、上記仕訳結果D2を見て証憑の仕訳の内容を確認し(ステップS14)、修正がある場合は、Web画面G上で仕訳データを修正してその修正内容を確認し、操作を終了したい場合はログアウトする若しくはWeb画面Gを閉じることで、ユーザ端末2側の操作を終了する(ステップS15)。
一方、仕訳解析サーバ10側では、上記ステップS15において仕訳データがユーザ1によって修正されたか否かを判定し(ステップS28)、仕訳データが修正されて確認が終了したと判定した場合は、学習手段14が、上記ステップS15において修正された仕訳要素が仕訳アドバイザーデータベース20に登録されているか否かを検索し、登録されていない場合には、その仕訳要素の情報を仕訳アドバイザーデータベース20内の該当のユーザ共用テーブルに追加登録することで、新たな仕訳要素情報を学習する(ステップS29)。
続いて、仕訳解析サーバ10は、要求元のユーザ1が登録ユーザ1bの場合には、仕訳結果D2を基に仕訳履歴を生成し、当該登録ユーザ1bの利用者IDに対応付けて履歴データベース25に蓄積記録する(ステップS30)。そして、仕訳解析サーバ10は、利用者データベース26に利用者情報が登録されているか否かを判定し(ステップS31)、登録されていない場合には仕訳解析サービスの処理を終了する。
一方、上記ステップS31において、利用者情報が登録されていると判定した場合には、仕訳解析サーバ10は、利用者データベース26に登録されている情報(会計ソフト製品の所有の有無を示す情報)を参照して、そのユーザ1bが会計ソフトの利用者か否かを判定し(ステップS32)、会計ソフトの利用者と判定した場合は、会計ソフト連携処理手段16が、ユーザ端末2からのデータ取込要求に応じて(ステップS16)、当該証憑の仕訳データの取込データを生成し(ステップS33)、生成した取込データ(仕訳ファイルD3)を要求元のユーザ端末2に送信し、仕訳解析サービスの処理を終了する(ステップS34)。
一方、ユーザ端末2側に搭載されている会計ソフト3は、仕訳解析サーバ10から送信された仕訳ファイルD3を記憶部に取込み、当該証憑の仕訳データの取込処理を終了する。その後、会計ソフト3は、上記仕訳ファイルD3を用いて財務会計用書類の電子データ等を作成する。
次に、ユーザ端末2側の操作と、仕訳解析サーバ10が提供する主要な画面について、具体的な画面例を参照しつつ、図10のフローチャートの流れに沿って詳細に説明する。なお、既に説明した処理については省略若しくは簡略化して説明する。
(4−2)ユーザ端末側の操作例とWeb画面の表示例
図10は、ユーザが証憑データをアップロードして、仕訳を参照するまでの流れを示している。なお、その流れは、図10に示す順序に限定されるものではない。例えば、ステップS42とステップS43の順番を逆にしても良く、また、ステップS46の後にステップS42の手順を実施し(他の証憑の電子データをその時点で作成し)、ステップS47に移行するようにしても良い。
ユーザ1は、先ず、レシートや領収書などの紙媒体の証憑を取得(企業であれば各社員の証憑を収集)し(ステップS41)、カメラ機能付携帯端末やスキャナなどの任意のデータ取込手段を用いて上記証憑を電子化した証憑データのファイルを証憑1枚毎に作成する(ステップS42)。
そして、仕訳解析サービスを利用する場合は、ユーザ端末2から仕訳解析センター100のWebサイト30にアクセスし(ステップS43)、登録ユーザ1bの場合(ステップS44において「Yes」の場合)には、Web画面上のログインダイアログから認証情報(利用者ID,ログインパスワード)を入力してログインする。そのログイン認証が通ると、登録ユーザ専用のマイページが表示されるので、以降、そのユーザ用の情報が表示されるマイページのWeb画面上で操作する(ステップS45)。
一方、一般ユーザ1aの場合(ステップS44において「No」の場合)、以降、トップページのWeb画面上で操作する。
Web画面上に設けられているアップロード用のタブをユーザ1(一般ユーザ1a又は登録ユーザ1b)がクリックすると、図11に示す「アップロード画面G1」に切替わるので、ユーザ1はそのアップロード画面G1上で証憑データのアップロードを指示する。
本実施の形態では、ユーザが仕訳解析サービスを受ける際には、仕訳解析センター100側の証憑データの一時記憶領域である専用のWebページに1又は複数の証憑データをアップロードしておき、その後の送信指示によって、アップロード済みの証憑データを仕訳解析サーバ10に送信する形態としている。
図11の例のように、アップロード画面G1上にはアップロードボタンB11と送信ボタンB12と仕訳参照ボタンB13が設けられており、ユーザ1が、ユーザ端末2の記憶部に記憶されている1又は複数の証憑データのファイルを選択指定してアップロードボタンB11を押下すると、指定された証憑データが専用のWebページにアップロードされる。このアップロードの操作は、複数回繰り返してもよく、アップロードされた全ての証憑データが仕訳解析センター100側のデータストレージ(上記の専用のWebページ)に記憶される(ステップS46)。
そして、ユーザ1は、証憑データのアップロード操作が終了したのであれば(ステップS47において「Yes」の場合)、アップロード画面G1上の送信ボタンB12を押下する。この送信ボタンB12の操作によって、アップロード済みの証憑データが仕訳解析センター100内の仕訳解析サーバ10に送信され、仕訳解析サーバ10による仕訳解析処理が実行される。その際、アップロード済みの証憑データを全て送信せずに、証憑データの個々のファイルを選択指定して、個々に証憑データを送信、あるいは複数の証憑データをまとめて送信することが可能である(ステップS48)。
上記ステップS48において、証憑データの送信済/未送信の区別は、アップロード済みの証憑データのファイル名一覧が表示されているアップロード画面G1上で視認可能であり、仕訳解析センター100のサービス要求受付手段11では、例えば、アップロード完了したファイルは黄色、送信したファイルはオレンジ、仕訳が完了したファイルは青というように、色分けや状況表記等で、それらのステータスを区別可能に画面G1上に表示するようにしている。また、それぞれのステータス毎に検索可能としており、その検索操作によって送信済みの証憑データや仕訳完了済みの証憑データを一覧で確認できるようにしている。
なお、専用のWebページに記憶された証憑のデータファイル(イメージデータ及びテキスト形式のデータのファイル)は、登録ユーザ1bの場合には一定規模の容量分だけ保管され、一般ユーザ1aの場合には後述の仕訳確認後に自動的に削除される。なお、ユーザ自身で削除することも可能である。
前記ステップS48における送信ボタンB12の操作によって、証憑データが仕訳解析サーバ10に送信されると、仕訳解析サーバ10(仕訳要素抽出手段12及び推奨仕訳提示手段13)では、受信した証憑データを解析して仕訳を行い、仕訳結果等を示すWeb画面Gをユーザ端末2の表示部に表示する。ユーザ1は、そのWeb画面G上に表示される仕訳例等を参照することによって証憑の仕訳を確認する(ステップS49)。
以下に、上記ステップS49における仕訳の確認操作について、仕訳解析サーバ10が提供する仕訳参照画面の具体例(図12〜図15の画面例)と仕訳確認画面の具体例(図16の画面例)を用いて詳細に説明する。
図12は、上記ステップS49においてWeb画面Gとして表示される仕訳参照画面(トップページ)G2の一例を示しており、ユーザ1が証憑データを送信すると、一般ユーザ1aであっても、登録ユーザ1bであっても、この仕訳参照画面G2に遷移する。
仕訳参照画面G2には、自身が送信した証憑データの内容(本例では証憑データを解析して抽出した仕訳要素情報の各項目G21の内容)が一覧で表示されるので、ユーザ1は、自身が送信した証憑データを確認する。そして、間違えて送信してしまった証憑データがある場合は、個々の証憑の明細表示部に対応して設けられている「削除」のチェック欄(本例では明細表示部の右端の□欄)をクリックしてチェックマークを入れた後に「削除実行ボタン」B23を押下する。この操作によって、専用のWebページに記憶されている該当の証憑データが削除される。
仕訳参照画面G2には、その「削除実行ボタン」B23の他に、削除済みデータを参照するための「削除済みデータ参照ボタン」B21と、仕訳作成済みデータを参照するための「仕訳作成済みデータ参照ボタン」B22とが設けられている。
仕訳解析サーバ10の推奨仕訳提示手段13では、明細表示部(例えば図12中の符号G22で示す明細表示部)のクリック操作によって証憑が選択されると、選択された証憑の取引ついての仕訳結果が表示される画面に遷移させる。その際、一般ユーザ1aの場合は、図13の仕訳参照画面G3が表示され、登録ユーザ1bの場合は、図14に示す仕訳参照画面G5が表示される。
先ず、一般ユーザ1aの場合について説明する。
図13は、一般ユーザ1aによる明細選択後の仕訳参照画面G3の一例を示している。この仕訳参照画面G3には、図13に示すように、複式簿記の仕訳形式で表示される各項目の欄に対応して設けられている推奨仕訳表示部G31に「推奨仕訳」の内容が表示される。
ここで言う「推奨仕訳」とは、仕訳解析センターがユーザに対して推奨する仕訳であり、本実施の形態では、レシートなどの証憑に示される取引の科目として適合する科目(貸方勘定科目,借方勘定科目,又はそれらの補助科目)の候補が複数する存在する場合に、全ユーザの使用人数が一番多い科目を推奨科目として設定した仕訳のことを言う。その推奨科目は、マッピングテーブル23に記録される「人数」に基づいて求めた科目であり、本実施の形態では、利用者数の一番多い科目を推奨科目としている。
そして、本実施の形態では、上記推奨仕訳をユーザに対して提示すると共に、全ユーザの使用人数の多い順(利用者数が多い順)に、順位が二番目以降の科目を選択可能にユーザに対して提示する形態としている。
ここで、ユーザの操作例について説明する。
ユーザは、推奨仕訳が示される仕訳参照画面G3を見て仕訳の内容を確認する。
そして、修正する項目(金額、科目、摘要、税区分など)が有る場合には、修正箇所をクリックしてその内容を修正する。
図13の仕訳参照画面G3の例は、摘要欄に示される商品“○○スタンダード13”は会計処理ソフトであり、「推奨仕訳」として提示されている貸方勘定科目としては「消耗品費」を利用しているユーザが一番多いことを示している。そして、その勘定科目(“消耗品費”)を修正したい場合は、その部分のクリック操作に応じて、その商品に適合する他の勘定科目が利用者数の多い順(本例では「ソフトウェア」、「事務用品費」、「雑費」の順)に、推奨科目の修正候補として示す画面G4(説明の便宜上「科目候補表示画面」と呼ぶ)が、同図13に示すように表示されるので、その科目候補表示画面G4の一覧の中からユーザが使用したい勘定科目を選択すると、仕訳参照画面G3に戻り、選択した勘定科目に変更される。例えば、図13の例では、“消耗品費”を“ソフトウェア”に変更したい場合は、“ソフトウェア”を選択すると、貸方勘定科目が“消耗品費”から“ソフトウェア”に変更される。
また、仕訳表示部G31内のチェック欄(本例では、勘定科目と補助科目が表示される各行の左側の□欄)をクリックしてチェックマークを入れると、自動的に「事業主貸」や「事業主借」に勘定科目が変更され、チェックをはずすと、元のとおりに戻るようになっている。
次に、登録ユーザ1bの場合について説明する。
図14は、登録ユーザ1bによる明細選択後の仕訳参照画面G5の一例を示しており、登録ユーザ1bの場合は、図12中の符号G22で示す明細表示部のクリック操作によって証憑が選択されると、図14の仕訳参照画面G5に遷移する。
登録ユーザ1bの場合は、登録ユーザ専用のマイページに、一般ユーザ1aと同様に、推奨仕訳表示部G31に「推奨仕訳」の内容が表示される。以下、一般ユーザ1aと異なる点について説明する。
登録ユーザ1bの場合には、前述のように、履歴データベース25に蓄積された当人の仕訳の過去履歴を閲覧可能にすると共に、証憑データD1から生成した仕訳ファイルD3の会計ソフト3への取込みを可能としている。
登録ユーザ1bの場合は、修正する項目が有る場合には、仕訳参照画面G5上で修正箇所をクリックすると、本人が過去に利用した他の仕訳(推奨仕訳以外の仕訳)の件数の表示部(説明の便宜上「第1科目候補表示部」と呼ぶ)と、本人以外のユーザが利用した他の仕訳の件数の表示部(説明の便宜上「第2科目候補表示部」と呼ぶ)が設けられた画面G5に遷移する。
そして、第1科目候補表示部をクリックすると、本人が過去に利用した回数の多い順に、本人が過去に利用した他の仕訳が、推奨科目の修正候補として一覧で表示される画面G7が表示され、第2科目候補表示部をクリックすると、本人以外のユーザが利用した他の仕訳が一覧で表示される画面(図は省略)が表示される。登録ユーザ1bは、画面G7上に表示される一覧の中から使用したい勘定科目を選択すると、仕訳参照画面G3に戻り、選択した勘定科目が推奨仕訳に反映される。なお、本人が過去に利用した他の仕訳の一覧と本人以外のユーザが利用した他の仕訳の一覧の両方を、同一の画面G7上に同時に表示する形態としても良い。
次に、ユーザが使用したい勘定科目が一覧にも存在しない場合の操作について説明する。
ユーザが使用したい勘定科目が一覧にも存在しない場合、例えばレシートに記述されている商品名が商品マスタ21に登録されていない場合には、推奨仕訳の内容が提示される仕訳参照画面(図13の一般ユーザ用画面G3または図14の登録ユーザ用画面G5)において、その勘定科目の表示部に例えば「該当なし」と赤色で表示される(図15中の画面例G8を参照)。
そして、その「該当なし」の部分をクリックすると、図15中に示す仕訳アドバイザー画面G9が表示されるので、ユーザ1は、“カテゴリ検索”、“キーワード検索”、“質問検索”のいずれかの検索機能を利用して、科目マスタ22に予め登録されている勘定科目群の中から当該勘定科目を検索して決定する。
例えば、“カテゴリ検索”と“キーワード検索”では、検索でヒットした科目の一覧が表示されるので、その一覧の中からユーザ1が勘定科目を選択する。また、“質問検索”の機能は、ユーザとコンピュータとの会話形式で検索する機能であり、コンピュータからの質問に対してユーザ1が回答していくことで、勘定科目を選択する。
そして、この仕訳アドバイザーの機能を用いて勘定科目が決定されると、図14の仕訳参照画面G5(一般ユーザ1aの場合に図13の仕訳参照画面G3)に戻り、決定した勘定科目が、仕訳参照画面(図13の一般ユーザ用画面G3または図14の登録ユーザ用画面G5)上の当該勘定科目の表示部に反映される。
また、推奨仕訳と他の仕訳の一覧に、使用したい勘定科目が存在しない際も、仕訳アドバイザーの機能を用いて勘定科目を決定する。その際、一般ユーザ1aの場合は、図13中の科目候補表示画面G4上の「その他の勘定科目を使用」のボタンをクリックし、登録ユーザ1bの場合は、図14中の第1科目候補表示部、又は第2科目候補表示部G6上の「その他の勘定科目を使用」のボタンをクリックすると、図15中の仕訳アドバイザー画面G9に遷移するようにしている。
次に、登録ユーザ1bが仕訳ファイルを会計ソフト3へ取込む際の操作について説明する。
登録ユーザ1bは、図14の仕訳参照画面G5上に設けられている「仕訳ファイルの生成」ボタンをクリックする。この操作により、会計ソフト連携処理手段16によって仕訳ファイルD3が生成され、その仕訳ファイルD3がユーザIDに対応付けて仕訳解析サーバ10のデータストレージに記憶されると共に、図16の仕訳確認画面G10が表示される。
この仕訳確認画面G10上で仕訳の内容を最終的に確認し、その仕訳のデータを削除したい場合は、仕訳の表示部をクリックすると、図12の仕訳参照画面(トップページ)G2から、クリックされた仕訳に対応する証憑データが削除される。
また、仕訳の内容を確認した結果、その内容で良いのであれば、仕訳確認画面G10上の「保存ボタン」をクリックすると、仕訳履歴蓄積手段15によって、仕訳確認画面G10上に表示されているデータの仕訳ファイルD3が起票した伝票として、利用者IDに対応付けて仕訳解析サーバ10のデータストレージである履歴データベース25に保管される。
そして、ユーザ1bが会計ソフト3へ取込む際には、ユーザ端末2側での操作によって、履歴データベース25に保管された仕訳ファイルD3のうち、取込みが完了していない仕訳ファイルD3の会計ソフト3への取込みが行われる。
ここで、その取込み操作について図17を参照して説明する。
図17は、ユーザ端末2に搭載されている会計ソフト3の表示画面の一例を示しており、その表示画面G20のメニュー表示部内の「仕訳取り込みボタン」B20をクリックすると、仕訳解析サーバ10に対して仕訳ファイルのデータ取込要求が送信される。
そのデータ取込要求を受信すると、仕訳解析サーバ10の会計ソフト連携処理手段16が、要求元の登録ユーザ1bの利用者IDに対応する仕訳ファイルD3をデータストレージから読み出し、その仕訳ファイルD3を要求元のユーザ端末2に送信する。
ユーザ端末2側の会計ソフト3では、受信した仕訳ファイルD3を記憶部にインポートし、その仕訳ファイルD3を用いて財務会計用書類の電子データ等を作成する。
図18は、仕訳解析サーバ10との連携機能を有する会計ソフト30の具体例を示しており、例えば、本出願人が販売する「弥生会計(登録商標)の全シリーズ3a」や「やよいの青色申告3b」が上記会計ソフト3である。
この図18に示すように、会計ソフト3を所有する登録ユーザ1bの場合は、写真撮影したレシート5aや口座振替の領収証5bなどの証憑の電子データ5をユーザ端末2から仕訳解析センター100に送信し、仕訳解析センター100側で生成された仕訳ファイルD3を会計ソフト3に取り込むことで、紙媒体に記録された各種の証憑から財務会計用書類の電子データを作成することができる。
次に、一般的な仕訳を提供する場合の仕訳処理について、図19のフローチャートの流れに沿って図20〜図21を参照しつつ説明する。なお、既に説明した処理については省略若しくは簡略化して説明する。
(4−3)一般的な仕訳を提供する場合の仕訳処理
仕訳解析サーバ10の仕訳要素抽出手段12は、ユーザ端末2から受信したレシート5の画像データに記録されている文字情報群を認識し、図20に示すような項目から構成されるテキストデータに変換する。
図20は、変換処理後のテキストデータD1a(仕訳要素抽出手段12が証憑データD1から抽出する仕訳要素情報)の構成例を示しており、図20中の#2〜#11の項目が、レシート5などの証憑から抽出する仕訳要素情報の各要素である。抽出対象の項目は、登録ユーザ1bと一般ユーザ1a(非登録ユーザ)とで異なり、図20中の「登録ユーザ」の欄と「非登録ユーザ」の欄において「○」で示される項目が当該ユーザの抽出項目となる。また、当該項目の内容が証憑に記録されていない場合は、該当なしの旨を示す情報が設定される。なお、図20中の#10の項目(購入先の電話番号)は、摘要の文字列を自動生成する時などに利用される。例えば、仕訳解析サーバ10では、その電話番号から購入先名称などの情報を検索し、得られた情報を摘要の内容へ反映したり、登録ユーザの履歴管理のためにユーザIDで関連付けて購入先の情報(上記電話番号,購入先名称など)をデータベースに蓄積したりする(ステップS51)。
推奨仕訳提示手段13では、貸方勘定科目を決定する際には、ステップS51において抽出した仕訳要素情報D1a内の購入方法(支払方法)と商品マスタ21内の支払方法とを照合し(ステップS52)、合致した支払方法に対応する勘定科目を支払方法マスタ24から得て(図21を参照)、その勘定科目を貸方勘定科目として決定する(ステップS53)。
一方、借方勘定科目を決定する際には、推奨仕訳提示手段13では、仕訳要素情報D1a内の購入商品名と商品マスタ21内の商品名とを照合し(ステップS54)、レシート5に示される商品名で特定される商品が商品マスタ21にあるか否かを判定する(ステップS55)。そして、商品が商品マスタ21にあると判定した場合には、マッピングマスタ23から、その商品が属する商品グループに適合する複数の勘定科目(借方勘定科目)のうち、使用人数が一番多い勘定科目を全ユーザの使用情報に基づいて選択し、選択した勘定科目、言い換えると「利用者数の一番多い勘定科目」を、非登録ユーザ1bである一般ユーザ1aに対して提示する「推奨科目」として決定する(ステップS56)。
続いて、推奨仕訳提示手段13では、ステップS53において決定した貸方勘定科目、ステップS56において推奨科目として決定した借方勘定科目、及びステップS51において抽出した仕訳要素情報D1aに基づいて仕訳を生成する(ステップS57)。
一方、ステップS55において、レシート5に示される商品が商品マスタ21にないと判定した場合には、借方勘定科目を「該当なし」と設定して(ステップS58)、ステップS53において決定した貸方勘定科目、及びステップS51において抽出した仕訳要素情報D1aに基づいて仕訳を生成する(ステップS59)。
そして、ステップS57又はステップS59で生成した仕訳を図13中の仕訳参照画面G3に設定して表示することで、推奨仕訳(利用者数の一番多い借方勘定科目が設定された仕訳)の仕訳例を一般ユーザ1aに対して提示する。
さらに、推奨仕訳提示手段13は、例えば、上記推奨仕訳の仕訳例における借方勘定科目のクリック操作(推奨科目の修正操作)に応じて、図13中の画面G4のように、利用者が上記推奨仕訳以外に利用した仕訳における借方勘定科目の一覧を表示し、その一覧の中から選択された借方勘定科目を修正後の借方勘定科目として、一般ユーザ1aに対する上記推奨仕訳の仕訳例に設定して表示する(ステップS60)。
詳しくは、上述したステップS54〜S57、S60において、推奨仕訳提示手段13では、仕訳要素抽出手段12によって証憑データD1から抽出した仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを商品マスタ21から得て、その商品グループに対応するマッピングテーブル23内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数が一番多い勘定科目を借方勘定科目の推奨科目として、その推奨科目を全ユーザの使用情報(本例ではマッピングテーブル23内の「人数」の情報)に基づいて選択し、選択した推奨科目を借方勘定科目として仕訳を自動的に生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面G3を仕訳解析サービスの要求元のユーザ端末2の表示部に提示すると共に、マッピングテーブル23内の当該仕訳パターンによる仕訳人数を更新するようにしている。
そして、ユーザが推奨科目を修正する際には、推奨仕訳提示手段13では、借方勘定科目のクリック操作(推奨科目の修正操作)に応じて、仕訳要素抽出手段12によって抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名で特定される商品が属する商品グループについて、その商品グループに対応するマッピングテーブル23内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数の多さが二番目以降の勘定科目を推奨科目の修正候補として、仕訳解析サービスの要求元のユーザ端末2の表示部に提示し、その修正候補の中からユーザによって選択された勘定科目を借方勘定科目として推奨仕訳を修正するようにしている。
次に、登録ユーザに対して履歴データを提供する場合の仕訳処理について、図22のフローチャートの流れに沿って図23を参照しつつ説明する。なお、図22のフローチャートにおいて、一般的な仕訳を提供する場合の仕訳処理と同様の処理については、図19のフローチャートと同一のステップ番号を付して説明を省略する。
(4−4)登録ユーザに履歴データを提供する場合の仕訳処理
仕訳解析サービスの要求元のユーザが登録ユーザ1bの場合、推奨仕訳提示手段13は、図22のステップS55において、レシート5に示される商品が商品マスタ21にあると判定した場合には、その商品が属する商品グループが履歴マスタ(履歴データベース)25にあるか否かを判定し(ステップS56A)、履歴マスタにあると判定した場合は、履歴マスタ25から、要求元のユーザ自身における使用頻度が一番高い借方勘定科目を自己の使用頻度情報に基づいて選択し、選択した勘定科目、言い換えると「要求元の登録ユーザ1bが今まで一番多く利用した勘定科目」を、要求元の登録ユーザ1bに対して提示する「推奨科目」として決定する(ステップS56B)。
そして、ステップS53において決定した貸方勘定科目、ステップS56Bにおいて推奨科目として決定した選択した借方勘定科目、及びステップS51において抽出した仕訳要素情報D1aに基づいて仕訳を生成し(ステップS57A)、生成した仕訳を図14中の仕訳参照画面G5に設定して表示することで、推奨仕訳の仕訳例を登録ユーザ1bに対して提示する。
さらに、推奨仕訳提示手段13は、例えば、上記推奨仕訳の仕訳例における借方勘定科目のクリック操作(推奨科目の修正操作)に応じて、図14中の画面G6のように、要求元の登録ユーザ1bが上記推奨仕訳以外に過去に利用した仕訳(「第1のその他の仕訳」とする)の件数と、登録ユーザ1b以外の利用者が上記推奨仕訳以外に利用した仕訳(「第2のその他の仕訳」とする)の件数とを表示する。
そして、それらの件数表示部のクリック操作に応じて、図14中の画面G7のように、「第1のその他の仕訳」における借方勘定科目の一覧(自己の使用頻度の高さが二番目以降の勘定科目を推奨科目の修正候補として示す借方勘定科目の一覧)、又は、「第2のその他の仕訳」における借方勘定科目の一覧(本人以外のユーザが利用した他の勘定科目を推奨科目の修正候補として示す借方勘定科目の一覧)を表示し、それらの一覧の中から選択された借方勘定科目を修正後の借方勘定科目として、登録ユーザ1bに対する上記推奨仕訳の仕訳例に設定して表示する(ステップS60A)。
一方、ステップS56Aにおいて、商品が属する商品グループが履歴マスタ25にないと判定した場合には、ステップS58に移行する。
詳しくは、上述したステップS54〜S57A、S60Aにおいて、推奨仕訳提示手段13では、推奨仕訳提示手段は、仕訳解析サービスを要求するユーザが登録ユーザ1bの場合には、仕訳要素抽出手段12によって証憑データD1から抽出した仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを商品マスタ21から得て、その商品グループに対応する履歴データベース25内の勘定科目の中で自己の使用頻度が一番高い借方勘定科目を推奨科目として、その推奨科目を自己の使用頻度情報(履歴データベース25内の「回数」の情報)に基づいて履歴データベース25内の過去履歴から選択し、選択した推奨科目を借方勘定科目として仕訳を自動的に生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面G5を仕訳解析サービスの要求元のユーザ端末2の表示部に提示すると共に、登録ユーザ用のデータベース(履歴データベース25)内の当該仕訳パターンによる仕訳回数を更新するようにしている。
1 ユーザ
1a 一般ユーザ
1b 登録ユーザ
2 ユーザ端末
21 携帯端末
22 PC
3 会計ソフト
4 ネットワーク(インターネット)
5 証憑
10 クラウドサーバ(仕訳解析サーバ)
11 サービス要求受付手段
12 仕訳要素抽出手段
13 推奨仕訳提示手段
14 学習手段
15 仕訳履歴蓄積手段
16 会計ソフト連携処理手段
20 仕訳アドバイザーデータベース
21 商品マスタ(第1マスタ)
22 科目マスタ
23 マッピングテーブル(第2マスタ)
24 支払方法マスタ(第3マスタ)
25 履歴データベース
26 利用者データベース
30 Webサイト
100 仕訳解析センターシステム
G1 アップロード画面
G2〜G9 仕訳参照画面
G10〜G11 仕訳確認画面

Claims (10)

  1. クラウドコンピューティングによる証憑の仕訳解析サービスを提供する仕訳解析センターシステムであって、
    前記証憑の仕訳処理に用いる全ユーザ共用のマスタが格納された仕訳アドバイザーデータベースと、仕訳アドバイザーデータベースを用いて前記仕訳解析サービスの処理を実行する仕訳解析サーバと、を備え、
    前記仕訳アドバイザーデータベースは、
    全ユーザ共用のマスタとして、商品名と商品グループとを対応付けて記憶する第1マスタと、前記商品グループと勘定科目とを1対としてその対での仕訳パターンを対毎に記憶すると共に、前記仕訳パターンによる仕訳処理人数を全ユーザの使用情報として前記対毎に記録する第2マスタと、を含み、
    前記仕訳解析サーバは、
    前記仕訳解析サービスを要求するユーザのWeb端末から送信された前記証憑の電子データをリアルタイムに解析して前記証憑に示される取引の仕訳に必要な仕訳要素情報を抽出する仕訳要素抽出手段と、
    前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを前記第1マスタから得て、その商品グループに対応する前記第2マスタ内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数が一番多い勘定科目を借方勘定科目の推奨科目として前記全ユーザの使用情報に基づき選択して仕訳を自動的に生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面を前記仕訳解析サービスの要求元Web端末の表示部に提示すると共に、前記第2マスタ内の当該仕訳パターンによる仕訳処理人数を更新する推奨仕訳提示手段と、
    を有することを特徴とする仕訳解析センターシステム。
  2. 前記仕訳解析サーバは、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名が前記第1マスタに無いと判定した場合には、その商品名で特定される商品が新規商品であると認識してその商品名を前記第1マスタに追加登録する新商品名学習機能を備えた学習手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の仕訳解析センターシステム。
  3. 前記仕訳アドバイザーデータベースは、前記全ユーザ共用のマスタとして、勘定科目と支払方法とを対応付けて記憶する第3マスタを更に含み、
    前記推奨仕訳提示手段は、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる支払方法と前記第3マスタとを照合して得た前記第3マスタ内の勘定科目を貸方勘定科目として決定しその貸方勘定科目を前記推奨仕訳に設定する機能を有し、
    且つ、前記学習手段は、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる支払方法が前記第3マスタに無いと判定した場合には、その支払方法が新規の支払方法であると認識してその支払方法を前記第3マスタに追加登録する新支払方法学習機能を備えていることを特徴とする請求項2に記載の仕訳解析センターシステム。
  4. 前記推奨仕訳提示手段は、前記推奨科目の修正操作に応じて、前記商品グループに対応する前記第2マスタ内の勘定科目の中で全ユーザの使用人数が二番目以降の勘定科目を前記推奨科目の修正候補として前記要求元Web端末の表示部に提示すると共に、その修正候補の中からユーザによって選択された勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の仕訳解析センターシステム。
  5. 前記推奨仕訳提示手段は、前記修正候補以外の勘定科目の使用を希望する旨の操作に応じて、前記仕訳アドバイザーデータベース内の科目マスタに予め登録された勘定科目群をユーザが検索可能にWeb画面上に提示すると共に、前記勘定科目群の中から検索して得た勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の仕訳解析センターシステム。
  6. 前記仕訳アドバイザーデータベースは、前記仕訳解析センターシステムへの利用者登録を行った登録ユーザに関する情報をユーザIDに関連付けて格納する登録ユーザ用のデータベースを更に含み、
    前記仕訳解析サーバは、前記登録ユーザを対象として、前記仕訳解析サービスによる仕訳が行われる都度、その仕訳の結果及び前記仕訳パターンによる仕訳回数である自己の使用情報を当人の過去履歴として前記ユーザIDに関連付けて前記登録ユーザ用のデータベースに蓄積記録する仕訳履歴蓄積手段を更に有し、
    且つ、前記推奨仕訳提示手段は、前記仕訳解析サービスを要求するユーザが前記登録ユーザの場合には、前記抽出された仕訳要素情報に含まれる商品名に対応する商品グループを前記第1マスタから得て、その商品グループに対応する前記登録ユーザ用のデータベースに蓄積記録された当人の過去履歴内の勘定科目の中で自己の使用頻度が一番高い借方勘定科目を推奨科目として前記自己の使用情報に基づき前記過去履歴から選択して仕訳を生成し、その仕訳を推奨仕訳として示す仕訳参照画面を前記仕訳解析サービスの要求元Web端末の表示部に提示すると共に、前記登録ユーザ用のデータベース内の当該仕訳パターンによる仕訳回数を更新する機能を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の仕訳解析センターシステム。
  7. 前記推奨仕訳提示手段は、前記仕訳解析サービスを要求するユーザが前記登録ユーザの場合には、前記推奨科目の修正操作に応じて、前記自己の使用頻度が二番目以降の勘定科目、及び自己以外のユーザが使用した勘定科目を前記推奨科目の修正候補として前記要求元Web端末の表示部に提示すると共に、それらの修正候補の中からユーザによって選択された勘定科目を借方勘定科目として前記推奨仕訳を修正する機能を有することを特徴とする請求項6に記載の仕訳解析センターシステム。
  8. 前記仕訳解析サーバは、前記登録ユーザを対象として、前記Web端末に搭載されている会計ソフトに取込可能な仕訳ファイルを前記仕訳解析サービスによる仕訳の結果を基に生成して前記ユーザIDに関連付けてデータストレージに保管すると共に、前記Web端末側の取込指示に応じて上記仕訳ファイルを前記Web端末に送信して前記会計ソフトによる前記仕訳ファイルの取込処理を前記Web端末に実行させる会計ソフト連携処理手段を更に有することを特徴とする請求項6又は7に記載の仕訳解析センターシステム。
  9. 前記証憑の電子データが、紙媒体に記録されたレシートや領収書等の証憑をユーザが所定のデータ取込手段を用いて電子化したデータであり、且つそのデータの形式は問わないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の仕訳解析センターシステム。
  10. 前記ユーザのWeb端末は、携帯端末を含むブラウザ機能を備えた任意の情報処理装置である請求項1乃至9のいずれかに記載の仕訳解析センターシステム。
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