JP2020095490A - 帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、帳簿作成支援システム、帳簿作成支援方法及び帳簿作成支援プログラム - Google Patents

帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、帳簿作成支援システム、帳簿作成支援方法及び帳簿作成支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】試算表データにおける勘定科目の誤りを検出し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドすることが可能な帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、システム、方法及びプログラムを提供する。【解決手段】帳簿作成支援サーバ100は、試算表データの入力を受け付ける入力受付部131と、過去の試算表データに基づく機械学習により試算表データの基準となる基準試算表データを生成する機械学習部132と、基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出部133と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力制御部134と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンド部135と、修正反映を行う修正入力反映部136と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、会計処理を行うための帳簿の作成支援を行うための帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、帳簿作成支援システム、帳簿作成支援方法及び帳簿作成支援プログラムに関する。
企業において会計処理を行うために、月次監査等の定期的な監査を受ける必要がある。このような監査では、企業の総勘定元帳に代表される帳簿から、合計試算表又は残高試算表を作成して、会計帳簿としての数字が正しいことの確認が行われる。確認結果が正しくない場合には、仕訳の誤りが存在することを意味するため、関連帳簿を精査して誤りを見つけ、修正を行う必要がある。また、そのほかにも帳簿として不適切な点がないかの確認が行われる。このような監査は、主に会計事務所によって行われている。
こうした監査により帳簿の不備を発見するには、多くの労力と時間を要する。そのための従来技術として、特許文献1には、自動仕訳を行う会計処理装置が開示されている。特許文献1に記載の会計処理装置は、仕訳データを教師データとする学習が行われた仕訳AIにより、学習された学習済みモデルに基づいて特徴点である仕訳要素が選定され、仕訳の判定が行われるものである。
特開2018−097813号公報
ところで、このような監査における仕訳の誤りの主たる原因は、税務上のルールとの相違、個別の勘定科目の誤り、及び過去のデータと比較で変動率の大きい勘定科目である。これらのうち、税務上のルールとの相違及び個別の勘定科目の誤りは、機械的に検出することが比較的容易な誤りであり、従来の会計処理装置でも検出可能であったが、過去のデータとの比較で変動率の大きい勘定科目は、経験則により検出されることが多く、機械的に検出することは困難であった。
このような問題点に鑑み、特許文献1に記載された会計処理装置では、仕訳AIにより学習された学習済みモデルに基づいて仕訳の異常判定が行われるものであるが、異常が判定されただけでは、どのように修正すればよいのか分からないため、異常に対して修正する際に経験則が必要となってしまう。そのため、機械的に誤りを検出し、修正案を提示してくれるような装置が望まれていた。
そこで、本開示では、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドすることが可能な帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、帳簿作成支援システム、帳簿作成支援方法及び帳簿作成支援プログラムについて説明する。
本開示の一態様における帳簿作成支援サーバは、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援サーバであって、試算表データの入力を受け付ける入力受付部と、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンド部と、を備える。
本開示の一態様における情報処理端末は、前述の帳簿作成支援サーバに対して、試算表データを入力する試算表入力部と、帳簿作成支援サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力部と、帳簿作成支援サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える情報処理端末である。
本開示の一態様における帳簿作成支援システムは、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドするサーバと、サーバに対する指示を行うユーザ端末と、を備える帳簿作成支援システムであって、サーバは、ユーザ端末から、試算表データの入力を受け付ける入力受付部と、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、ユーザ端末に対してアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドし、ユーザ端末に対して出力させる修正案レコメンド部と、を備え、ユーザ端末は、サーバに対して、試算表データを入力する試算表入力部と、サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力部と、サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える。
本開示の一態様における帳簿作成支援方法は、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援方法であって、入力受付部が行う、試算表データの入力を受け付ける入力受付ステップと、誤り検出部が行う、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出ステップと、アラート出力制御部が行う、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力ステップと、修正案レコメンド部が行う、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を備える。
また、本開示の一態様における帳簿作成支援プログラムは、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援プログラムであって、試算表データの入力を受け付ける入力受付ステップと、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を電子計算機に実行させる。
本開示によれば、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出するとともに基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする。これにより、仕訳の誤りとともにその修正案も把握することが出来るので、監査における誤り検出とその修正が容易になる。
本開示の一実施形態に係る帳簿作成支援システムを示すブロック構成図である。 図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。 図1の帳簿作成支援サーバ100の動作を示すフローチャートである。 図2の表示部220に表示される帳簿300の例を示す模式図である。 図4のハイライト表示欄330をポイントした状態の例を示す模式図である。 図5のコメント表示欄340を操作して内訳表示欄350を表示させた状態の例を示す模式図である。 図6のハイライト表示欄360をクリックした状態の例を示す模式図である。 図7の勘定科目欄371を編集した状態の例を示す模式図である。 図8の編集表示欄370での編集を終了した状態の例を示す模式図である。 図2の表示部220に表示されるルール一覧400の例を示す模式図である。 本開示の一実施形態に係る帳簿作成支援システムを示すブロック構成図である。 図11のユーザ端末200における表示部220に表示されるルール編集表示500の例を示す模式図である。 本開示の一実施形態に係るコンピュータ700を示す機能ブロック構成図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る帳簿作成支援システム1を示すブロック構成図である。この帳簿作成支援システム1は、主に企業において、会計処理について定期的な監査を受けるために、企業の総勘定元帳のような帳簿から試算表を作成することを支援するシステムである。
帳簿作成支援システム1は、帳簿作成支援サーバ(サーバ)100と、ユーザ端末(情報処理端末)200a,200b,・・・と、ネットワークNWとを有している。帳簿作成支援サーバ100と、ユーザ端末200a,200b,・・・とは、ネットワークNWを介して相互に接続される。ネットワークNWは、通信を行うための通信網であり、例えばインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信網により構成されている。なお、ユーザ端末200a,200b,・・・は、それぞれ同様の構成を備えるものであり、ユーザ端末200a,200b,・・・の構成を説明する際、代表してユーザ端末200と表記する。
帳簿作成支援サーバ100は、会計処理を行うための帳簿の試算表データをユーザ端末200から受け付け、この試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してユーザ端末200へアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする装置であり、例えば、各種Webサービスを提供するサーバ装置により構成されている。なお、サーバ装置は単体で動作するサーバ装置に限られず、ネットワークNWを介して通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムでも良く、いわゆるクラウドサーバでも良い。
ユーザ端末200は、帳簿作成支援サーバ100に対して試算表データを入力して操作を行う装置であり、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の情報処理装置により構成されている。このユーザ端末200は、例えば、会計処理について定期的な監査を受ける企業に設置された端末や、監査を行う会計事務所に設置された端末であり、ここでいうユーザは、企業の経理担当者や、会計事務所の監査担当者である。
帳簿作成支援サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
通信部110は、ネットワークNWを介してユーザ端末200と有線または無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。また、通信部110では、会員登録等により認証されているユーザ端末200との通信を行う場合、SSL(Secure Sockets Layer)やTLS(Transport Layer Security)等の暗号化方式により暗号化して通信を行う。
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、試算表DB121及び基準試算表DB122を記憶する。さらに、記憶部120は、ユーザ端末200と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
試算表DB121には、ユーザ端末200から入力されて後述する入力受付部131によって受け付けられる、帳簿の作成に必要な会計データが格納されている。この会計データは、企業の各種取引で発生する仕訳データであり、例えば、ユーザ端末200から企業の担当者によって手入力された取引データや、企業内の業務システムにおける請求書データや領収書データ、金融機関システムとの連携により提供される入出金データである。これらのデータは、勘定科目が設定され、貸方または借方のデータとして時系列に格納される。
基準試算表DB122には、後述する機械学習部132により機械学習が行われて生成される、基準試算表データが格納されている。この基準試算表データは、試算表DB121に格納されて実際に会計処理が行われた仕訳データに基づき、機械学習が行われて生成される仕訳データであり、仕訳データが会計帳簿として正しいかの基準となるデータである。
また、基準試算表DB122には、後述する機械学習部132により機械学習が行われてその結果として生成される、仕訳データの誤りを検出するためのルール一覧が格納されても良く、このルール一覧の中には、機械学習により生成されたルール以外に手入力により設定されたルールが混在しても良い。
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、帳簿作成支援サーバ100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、入力受付部131と、機械学習部132と、誤り検出部133と、アラート出力制御部134と、修正案レコメンド部135と、修正入力反映部136とを備えている。この入力受付部131、機械学習部132、誤り検出部133、アラート出力制御部134、修正案レコメンド部135、及び修正入力反映部136は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されて帳簿作成支援サーバ100にて実行される。
入力受付部131は、ユーザ端末200から入力された、帳簿の試算表データの入力を受け付ける。この試算表データは、ユーザ端末200から企業の担当者によって手入力された仕訳データでも良く、企業内の業務システムにおける請求書データや領収書データから生成された取引データでも良く、金融機関システムとの連携により提供された入出金データでも良い。また、入力受付部131は、受け付けた試算表データを試算表DB121に格納する。
機械学習部132は、試算表DB121に格納され、実際に会計処理が行われた過去の試算表データに基づいて機械学習を行い、基準試算表データを生成する。この基準試算表データは、入力受付部131で入力された試算表データが会計帳簿として正しいかの基準となるデータであり、機械学習の対象となる試算表データは、例えば法人における監査済の仕訳データや、個人事業主における税理士等によって監査済のデータである。また、機械学習部132は、生成した基準試算表データを基準試算表DB122に格納する。
機械学習部132における機械学習は、例えば、前述のような試算表データを教師データとして、ニューラルネットワーク等を用いて教師あり機械学習を行うことで実現することが出来る。また、仕訳データには備考や取引明細といった自然言語による文字列が含まれており、それらの表記揺れを吸収する機能を備えている。具体的には、例えば文字コードの正規化や、送り仮名の統一、Wordnetを用いた語義の統一などを適宜組み合わせて用いることが出来る。以上のような文字列のデータと、その他の前述のような試算表データにおける数値、カテゴリ情報といった各種データとを組み合わせ、ベクトル化された特徴量として表し、入力データとして用いることによりニューラルネットワークを構築することが出来る。
なお、この基準試算表データは、帳簿作成支援システム1の外部の装置によって機械学習が行われたデータでも良く、その場合、帳簿作成支援サーバ100に機械学習部132は備えなくても良い。
誤り検出部133は、基準試算表DB122に格納されている基準試算表データに基づき、入力受付部131で受け付けた試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する。検出される勘定科目の誤りとは、税務上のルールとの相違、個別の勘定科目の誤り、及び過去のデータと比較で変動率の大きい勘定科目であり、基準試算表DB122にルール一覧が格納されている場合には、税務上のルールとの相違、個別の勘定科目の誤りに該当する勘定科目が検出され、基準試算表データが格納されている場合には、過去の試算表データに基づいて生成された基準試算表データから変動率の大きい勘定科目が誤りとして検出される。また、誤り検出部133は、検出した試算表データの誤りを試算表DB121に格納する。
アラート出力制御部134は、誤り検出部133で検出された試算表データの勘定科目の誤りについて、ユーザ端末200でこの試算表データの帳簿を表示させたときにアラートとして出力させる。例えば、会計処理について監査を受ける企業のユーザ端末200で試算表データが入力され、会計事務所に監査の依頼が来ると、監査を行う会計事務所のユーザ端末200でこの試算表データを表示するときに、アラート出力制御部134によるアラートの出力が行われる。
アラート出力制御部134によるアラートの出力は、例えば、帳簿上に誤りの箇所が目立つように設けられた強調表示やハイライト表示、またはコメント表示であり、アラームのような音声出力でも良い。また、後述するように、帳簿上に強調表示等を行うとともに、その内訳についての誤りの箇所に強調表示を行っても良い。
修正案レコメンド部135は、誤り検出部133で検出された試算表データの勘定科目の誤りの箇所に対して、ユーザ端末200でこの試算表データの帳簿を表示させたときに、修正案をレコメンドとして出力させる。このときの修正案は、基準試算表DB122に格納されている基準試算表データに基づいて抽出した修正案であり、1つでも良く、または複数でも良い。また、複数の修正案をレコメンドする場合、前述のベクトル化により重み付けされた順に、選択可能に表示してレコメンドしても良い。
修正入力反映部136は、修正案レコメンド部135でレコメンドされた修正案に対して、修正入力を受け付け、勘定科目に対する修正入力の反映を行う。このときの修正入力は、例えば、修正案をそのまま反映するように指示するボタン押下等の指示でも良く、レコメンドされた修正案以外の修正を入力可能にし、その入力内容を反映しても良く、複数の修正案から選択された修正案を反映するようにしても良い。また、修正しないことを選択可能にしても良く、これが選択された場合、修正反映は行われない。さらに、修正入力反映部136は、修正入力された勘定科目を試算表DB121に格納する。
図2は、図1のユーザ端末200を示す機能ブロック構成図である。ユーザ端末200は、通信部210と、表示部220と、操作部230と、記憶部240と、制御部250とを備える。
通信部210は、ネットワークNWを介して帳簿作成支援サーバ100と無線で通信を行うための通信インタフェースであり、例えばTCP/IP等の通信規約により通信が行われる。
表示部220は、ユーザから入力された操作内容や、帳簿作成支援サーバ100からの送信内容を表示するために用いられるユーザインタフェースであり、液晶ディスプレイ等から構成される。
操作部230は、ユーザが操作指示を入力するために用いられるユーザインタフェースであり、キーボードやマウス等から構成される。
記憶部240は、各種制御処理や制御部250内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM、ROM等から構成される。また、記憶部240は、帳簿作成支援サーバ100と通信を行ったデータや、後述する各処理にて生成されたデータを一時的に記憶する。
制御部250は、記憶部240に記憶されているプログラムを実行することにより、ユーザ端末200の全体の動作を制御するものであり、CPUやGPU等から構成される。制御部250の機能として、試算表入力部251と、アラート出力部252と、レコメンド出力部253とを備えている。この試算表入力部251、アラート出力部252、及びレコメンド出力部253は、記憶部250に記憶されているプログラムにより起動されてユーザ端末200にて実行される。
試算表入力部251は、帳簿作成支援サーバ100に対して、帳簿の試算表データを入力する。この試算表データは、操作部230で仕訳データを手入力しても良く、企業内の業務システムから連携された請求書データや領収書データの取引データでも良く、金融機関システムとの連携により提供された入出金データでも良い。
アラート出力部252は、帳簿作成支援サーバ100のアラート出力制御部134からの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、帳簿を表示させたときにアラートとして出力する。
レコメンド出力部253は、帳簿作成支援サーバ100の修正案レコメンド部135からの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する修正案を、レコメンドとして出力する。
<処理の流れ>
図3を参照しながら、帳簿作成支援システム1の帳簿作成支援サーバ100が実行する帳簿作成支援方法の一例の処理の流れについて説明する。図3は、図1の帳簿作成支援サーバ100の動作を示すフローチャートである。
ステップS101の処理として、ユーザ端末200にてユーザの操作により、帳簿の試算表データが入力されるので、入力受付部131では、入力された試算表データが受け付けられる。受け付けられた試算表データは、試算表DB121に格納される。
図4は、図2の表示部220に表示される帳簿300の例を示す模式図である。この帳簿300は、ステップS101にて入力される試算表データの例であり、ユーザ端末200の表示部220に表示されている状態を示している。帳簿300は、例えば、損益計算書や貸借対照表といった帳簿の種類が選択可能なタブ310が設けられており、図4は貸借対照表が選択された状態を示しており、貸借対照表320が表示されている。ハイライト表示欄330については後述する。
ここで、入力受付部131で受け付けられる試算表データと、図4に示す帳簿との関係について説明する。入力受付部131で受け付けられる試算表データは、企業における取引の入出金データであり、例えば、商品やサービスを提供した結果として得られる、提供先に対する請求データや、仕入等に対する購買データである。これらのデータは、勘定科目が設定され、貸方または借方のデータとして、試算表DB121に格納されている。これらの試算表データが集計されて、会計処理に必要な損益計算書や貸借対照表といった、図4に示すような帳簿が作成される。
ステップS102の処理として、誤り検出部133では、ステップS101で受け付けられた試算表データにおける勘定科目の誤りが検出される。具体的には、例えば、基準試算表DB122にルール一覧が格納されている場合には、税務上のルールとの相違、個別の勘定科目の誤りに該当する勘定科目が検出され、基準試算表データが格納されている場合には、過去の試算表データに基づいて生成された基準試算表データから変動率の大きい勘定科目が誤りとして検出される。検出された試算表データの誤りは、試算表DB121に格納される。
ステップS103の処理として、ユーザ端末200で操作部230が操作されることにより、試算表データの表示が指示されるので、帳簿作成支援サーバ100では、試算表DB121が読み込まれ、図4に示すような帳簿300が表示部220に表示される。
ステップS104の処理として、アラート出力制御部134では、ステップS103で表示された帳簿300に対して、ステップS102で検出された勘定科目の誤りの箇所を誤りとしてアラート出力する。このアラート出力は、例えば、帳簿上に誤りの箇所が目立つように設けられた強調表示やハイライト表示、またはコメント表示であり、アラームのような音声出力でも良い。
図4に示すハイライト表示欄330は、ステップS104で表示されるアラート表示の一例であり、このように目立たせることにより、誤りがあることがユーザに認識されるようにしている。
図5は、図4のハイライト表示欄330をポイントした状態の例を示す模式図である。例えば、図4に示すハイライト表示欄330に対して、マウスを操作してポインタをポイントさせると、図5に示すようなコメント表示欄340が表示される。アラート出力制御部134によるアラート表示は、コメント表示欄340のように誤りの内容を具体的に提示しても良い。これにより、ユーザは誤りの内容を具体的に認識することが出来る。
また、図5に示すコメント表示欄340には、「元帳を確認」と記載されたリンク表示が設けられている。このリンク表示は、当該項目に対応する、試算表DB121に格納されている仕訳データを確認するために設けられている。
図6は、図5のコメント表示欄340を操作して内訳表示欄350を表示させた状態の例を示す模式図である。例えば、前述の「元帳を確認」と記載されたリンク表示をクリックすると、図6に示すような内訳表示欄350が表示される。この内訳表示欄350は、ハイライト表示欄330の項目に対応する取引データの内訳を表示するものであり、取引日や勘定科目、金額等の情報が表示される。
このとき、内訳表示欄350は、元の貸借対照表320の該当項目との関係が分かりやすいように、貸借対照表320と並列に、かつ当該項目が重ならないように表示される。この中で、例えば、内訳表示欄350の4つ目の項目が誤りである場合、アラート出力制御部134では、図6に示すハイライト表示欄360のように、内訳表示欄350の中で誤りに該当する内訳に対してハイライト表示が行われる。
ステップS105の処理として、修正案レコメンド部135では、ステップS102で検出された勘定科目の誤りの箇所に対して、修正案がレコメンドとして出力される。このときの修正案は、基準試算表DB122に格納されている基準試算表データに基づいて抽出した修正案である。
図7は、図6のハイライト表示欄360をクリックした状態の例を示す模式図である。例えば、図6に示すハイライト表示欄360をクリックすると、図6に表示されていた貸借対照表320及び内訳表示欄350がグレーアウト表示され、図6に示すハイライト表示欄360の項目を修正する編集表示欄370が表示される。この編集表示欄370は、ハイライト表示欄360の項目に対する修正入力を行うことが可能な欄であり、修正案レコメンド部135による修正案がレコメンドされる。
図8は、図7の勘定科目欄371を編集した状態の例を示す模式図である。例えば、図7に示す勘定科目欄371をクリックすると、修正案レコメンド部135による修正案である、勘定科目の修正案表示欄372が1つまたは複数レコメンドされ、ドロップダウン表示される。このとき、複数の修正案がレコメンドされる場合、前述のベクトル化により重み付けされた順にドロップダウン表示される。
ステップS106の処理として、ステップS105でレコメンドされた修正案に対する修正入力がされるので、修正入力反映部136では、修正入力が受け付けられ、勘定科目に対する修正入力が反映される。修正された勘定科目は、試算表DB121に格納される。
図9は、図8の編集表示欄370での編集を終了した状態の例を示す模式図である。例えば、図8に示す修正案表示欄372から1つ選択され、閉じるボタン373が押下されて修正入力が終了すると、修正入力反映部136では、修正入力が受け付けられ、勘定科目に対する修正入力が反映される。図9に示すように、内訳表示欄350は、修正内容が反映された状態になり、ハイライト表示欄360が表示されなくなる。
ステップS107の処理として、機械学習部132では、修正されて会計処理が行われた試算表データに基づいて機械学習が行われ、基準試算表データが生成され、基準試算表DB122に格納される。生成された基準試算表データは、その後の試算表データの誤り検出に用いられる。
図10は、図2の表示部220に表示されるルール一覧400の例を示す模式図である。図10に示すルール一覧400は、例えば、機械学習部132による機械学習の結果として生成されたルールと、ユーザにより手入力で設定されたルールが一覧として表示されるものであり、それぞれ「カスタムルール」及び「システムルール」として定義されている。図10に示すタブ410により選択可能であり、システムルール420が表示される。
<効果>
以上のように、本実施形態に係る帳簿作成支援サーバ、情報処理端末、帳簿作成支援システム、及び帳簿作成支援方法は、誤り検出部により、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りが検出され、修正案レコメンド部により、基準試算表データから抽出した修正案がレコメンドされる。これにより、仕訳の誤りとともにその修正案も把握することが出来るので、監査における誤り検出とその修正が容易になる。
また、アラート出力制御部により、試算表データの勘定科目の誤りについてアラート出力されるので、誤りの箇所を容易に認識することが可能である。このアラート出力は、勘定科目単位だけではなく内訳についても行われるので、容易に修正箇所を特定することが可能である。
さらに、機械学習部により、試算表データを教師データとする教師あり機械学習が行われて基準試算表データが生成されるので、過去の勘定科目の入力内容が反映されることにより、独自の誤り検出を行う検出モデルを構築することが可能である。
(実施形態2)
図11は、本開示の実施形態2に係る帳簿作成支援システム1Aを示すブロック構成図である。この帳簿作成支援システム1Aは、帳簿作成支援サーバ(サーバ)100Aと、実施形態1と同様の構成であるユーザ端末(情報処理端末)200a,200b,・・・と、ネットワークNWとを有している。帳簿作成支援サーバ100Aは、試算表データの勘定科目の誤りを検出してユーザ端末200へアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする点において、実施形態1に係る帳簿作成支援サーバ100と同様であるが、制御部130の機能として基準試算表編集部137を備えている点において、実施形態1に係る帳簿作成支援サーバ100と異なる。
基準試算表編集部137は、基準試算表DB122に格納されている基準試算表データを編集可能な機能を備えている。例えば、機械学習部132による機械学習の結果として生成された、仕訳データの誤りを検出するためのルール一覧を編集することで、誤り検出部133による誤り検出や、修正案レコメンド部135によってレコメンドされる修正案を変更することが可能である。また、基準試算表編集部137は、編集された基準試算表データを基準試算表DB122に格納する。その他の構成及び処理の流れについては、実施形態1と同様である。
図12は、図11のユーザ端末200における表示部220に表示される、ルール編集表示500の例を示す模式図である。図12に示すルール編集表示500は、例えば、機械学習部132による機械学習の結果として生成されたルールと、ユーザにより手入力で設定されたルールが一覧として表示されるものであり、ルール表示510から所定の項目を選択すると、基準試算表編集部137により、誤り検出部133による誤り検出や、修正案レコメンド部135によってレコメンドされる修正案を変更することが可能となっている。
本実施形態によれば、上記実施形態1の効果に加え、基準試算表編集部により、基準試算表データを編集可能とすることにより、ルール変更等により基準試算表データを変更する必要が生じた場合等に対応することが可能である。
(実施形態3(プログラム))
図13は、コンピュータ(電子計算機)700の構成の例を示す機能ブロック構成図である。コンピュータ700は、CPU701、主記憶装置702、補助記憶装置703、インタフェース704を備える。
ここで、実施形態1及び2に係る入力受付部131、機械学習部132、誤り検出部133、アラート出力制御部134、修正案レコメンド部135、修正入力反映部136、及び基準試算表編集部137を構成する各機能を実現するための制御プログラムの詳細について説明する。これらの機能ブロックは、コンピュータ700に実装される。そして、これらの各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置703に記憶されている。CPU701は、プログラムを補助記憶装置703から読み出して主記憶装置702に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU701は、プログラムに従って、上述した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置702に確保する。
当該プログラムは、具体的には、コンピュータ700において、試算表データの入力を受け付ける入力受付ステップと、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを検出する誤り検出ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、をコンピュータによって実現する制御プログラムである。
なお、補助記憶装置703は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース704を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータ700に配信される場合、配信を受けたコンピュータ700が当該プログラムを主記憶装置702に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置703に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
1,1A 帳簿作成支援システム、100,100A 帳簿作成支援サーバ(サーバ)、110 通信部、120 記憶部、121 試算表DB、122 基準試算表DB、130 制御部、131 入力受付部、132 機械学習部、133 誤り検出部、134 アラート出力制御部、135 修正案レコメンド部、136 修正入力反映部、137 基準試算表編集部、200,200a,200b,・・・ ユーザ端末(情報処理端末)、210 通信部、220 表示部、230 操作部、240 記憶部、250 制御部、251 試算表入力部、252 アラート出力部、253 レコメンド出力部、NW ネットワーク
本開示の一態様における帳簿作成支援サーバは、ユーザ端末からの操作により、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートをユーザ端末へ出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援サーバであって、帳簿をユーザ端末に表示させ、ユーザ端末の操作により帳簿の勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳を表示する内訳表示欄をユーザ端末に表示させ、試算表データの入力を勘定科目に対応する内訳ごとに受け付ける入力受付部と、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを内訳ごとに検出する誤り検出部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、帳簿が表示されているユーザ端末に対してアラートの出力を行わせ、帳簿においてアラートの出力がされている勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案をレコメンドする修正案レコメンド部と、を備える。
本開示の一態様における情報処理端末は、前述の帳簿作成支援サーバに対して、試算表データを勘定科目に対応する内訳ごとに入力する試算表入力部と、帳簿作成支援サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力し、勘定科目が選択されると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行うアラート出力部と、帳簿作成支援サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える情報処理端末である。
本開示の一態様における帳簿作成支援システムは、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドするサーバと、サーバに対する指示を行うユーザ端末と、を備える帳簿作成支援システムであって、サーバは、帳簿をユーザ端末に表示させ、ユーザ端末の操作により帳簿の勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳を表示する内訳表示欄をユーザ端末に表示させ、ユーザ端末から、試算表データの入力を勘定科目に対応する内訳ごとに受け付ける入力受付部と、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを内訳ごとに検出する誤り検出部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、帳簿が表示されているユーザ端末に対してアラートの出力を行わせ、帳簿においてアラートの出力がされている勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案をレコメンドし、ユーザ端末に対して出力させる修正案レコメンド部と、を備え、ユーザ端末は、サーバに対して、試算表データを入力する試算表入力部と、サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力し、勘定科目が選択されると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行うアラート出力部と、サーバからの指示により、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える。
本開示の一態様における帳簿作成支援方法は、ユーザ端末からの操作により、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートをユーザ端末へ出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする電子計算機が備える帳簿作成支援方法であって、入力受付部が行う、帳簿をユーザ端末に表示させ、ユーザ端末の操作により帳簿の勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳を表示する内訳表示欄をユーザ端末に表示させ、試算表データの入力を勘定科目に対応する内訳ごとに受け付ける入力受付ステップと、誤り検出部が行う、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを内訳ごとに検出する誤り検出ステップと、アラート出力制御部が行う、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、帳簿が表示されているユーザ端末に対してアラートを出力させ、帳簿においてアラートの出力がされている勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力ステップと、修正案レコメンド部が行う、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を備える。
また、本開示の一態様における帳簿作成支援プログラムは、ユーザ端末からの操作により、会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートをユーザ端末へ出力し、勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援プログラムであって、帳簿をユーザ端末に表示させ、ユーザ端末の操作により帳簿の勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳を表示する内訳表示欄をユーザ端末に表示させ、試算表データの入力を勘定科目に対応する内訳ごとに受け付ける入力受付ステップと、過去の試算表データに基づく機械学習により生成された試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、試算表データにおける勘定科目の誤りを内訳ごとに検出する誤り検出ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所について、帳簿が表示されているユーザ端末に対してアラートを出力させ、帳簿においてアラートの出力がされている勘定科目を選択すると、勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力ステップと、試算表データにおける勘定科目の誤りの箇所に対する、基準試算表データから抽出した勘定科目に対応する内訳の誤りの箇所についての修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を電子計算機に実行させる。

Claims (17)

  1. 会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、前記勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援サーバであって、
    前記試算表データの入力を受け付ける入力受付部と、
    過去の前記試算表データに基づく機械学習により生成された前記試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りを検出する誤り検出部と、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する、前記基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンド部と、を備える帳簿作成支援サーバ。
  2. 前記入力受付部は、ユーザ端末からの操作により前記試算表データの入力を受け付ける、請求項1に記載の帳簿作成支援サーバ。
  3. 前記入力受付部は、前記ユーザ端末からの操作により前記帳簿を前記ユーザ端末に表示させ、
    前記アラート出力制御部は、前記ユーザ端末に表示されている前記帳簿の前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートの出力を行う、請求項2に記載の帳簿作成支援サーバ。
  4. 前記入力受付部は、前記ユーザ端末において前記帳簿の前記勘定科目を選択すると、前記勘定科目に対応する内訳を表示する内訳表示欄を前記ユーザ端末に表示させる、請求項3に記載の帳簿作成支援サーバ。
  5. 前記入力受付部は、前記ユーザ端末に対して、前記内訳表示欄を前記帳簿に並列させて表示させる、請求項4に記載の帳簿作成支援サーバ。
  6. 前記アラート出力制御部は、前記ユーザ端末においてアラートの出力がされている前記帳簿の前記勘定科目を選択すると、前記勘定科目に対応する前記内訳の誤りの箇所について、前記内訳表示欄に対するアラートの出力を行う、請求項4または請求項5に記載の帳簿作成支援サーバ。
  7. 前記アラート出力制御部が出力するアラートは、前記ユーザ端末に表示されている前記帳簿の前記勘定科目の誤りの箇所についての強調表示、ハイライト表示、またはコメント表示を含む、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  8. 前記帳簿は、損益計算書または貸借対照表を含む複数種類の帳簿である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  9. 過去の前記試算表データに基づく機械学習を行い、前記基準試算表データを生成する機械学習部を備える、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  10. 前記基準試算表データは、前記誤り検出部において前記勘定科目の誤りを検出するためのルール一覧を含む、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  11. 前記基準試算表データを編集可能な基準試算表編集部を備える、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  12. 前記修正案に対する修正入力を受け付け、前記勘定科目に対する前記修正入力の反映を行う修正入力反映部を備える、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバ。
  13. 前記修正案レコメンド部は、1または複数の前記修正案を選択可能にレコメンドし、
    前記修正入力反映部は、選択された前記修正案を受け付け、前記勘定科目に対する前記修正入力の反映を行う、請求項12に記載の帳簿作成支援サーバ。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の帳簿作成支援サーバに対して、前記試算表データを入力する試算表入力部と、
    前記帳簿作成支援サーバからの指示により、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力部と、
    前記帳簿作成支援サーバからの指示により、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する前記修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える情報処理端末。
  15. 会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、前記勘定科目の誤りの修正案をレコメンドするサーバと、前記サーバに対する指示を行うユーザ端末と、を備える帳簿作成支援システムであって、
    前記サーバは、
    前記ユーザ端末から、前記試算表データの入力を受け付ける入力受付部と、
    過去の前記試算表データに基づく機械学習により生成された前記試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りを検出する誤り検出部と、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所について、前記ユーザ端末に対してアラートの出力を行わせるアラート出力制御部と、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する、前記基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドし、前記ユーザ端末に対して出力させる修正案レコメンド部と、を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記サーバに対して、前記試算表データを入力する試算表入力部と、
    前記サーバからの指示により、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力部と、
    前記サーバからの指示により、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する前記修正案のレコメンドを出力するレコメンド出力部と、を備える、帳簿作成支援システム。
  16. 会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、前記勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援方法であって、
    入力受付部が行う、前記試算表データの入力を受け付ける入力受付ステップと、
    誤り検出部が行う、過去の前記試算表データに基づく機械学習により生成された前記試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りを検出する誤り検出ステップと、
    アラート出力制御部が行う、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力ステップと、
    修正案レコメンド部が行う、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する、前記基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を備える帳簿作成支援方法。
  17. 会計処理を行うための帳簿の試算表データにおける勘定科目の誤りを検出してアラートを出力し、前記勘定科目の誤りの修正案をレコメンドする帳簿作成支援プログラムであって、
    前記試算表データの入力を受け付ける入力受付ステップと、
    過去の前記試算表データに基づく機械学習により生成された前記試算表データの基準となる基準試算表データに基づき、前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りを検出する誤り検出ステップと、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所についてアラートを出力するアラート出力ステップと、
    前記試算表データにおける前記勘定科目の誤りの箇所に対する、前記基準試算表データから抽出した修正案をレコメンドする修正案レコメンドステップと、を電子計算機に実行させるための、帳簿作成支援プログラム。

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