JP2014235113A - バッテリ劣化検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度よくバッテリの劣化状態を検出することが可能なバッテリ劣化検出装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載されたバッテリの劣化状態を検出するバッテリ劣化検出装置であって、前記車両の始動の度に、前記車両の始動時における前記バッテリの電圧値に基づいて、前記バッテリの劣化予兆を示すフラグを設定するフラグ設定部と、該フラグを記憶するフラグ記憶部と、過去に前記フラグが記憶された回数に基づいて、前記バッテリに劣化予兆があるか否かを判定する劣化予兆判定部と、前記劣化予兆判定部により前記バッテリに劣化予兆があると判定された場合に、前記バッテリの前記電圧値に基づいて、前記バッテリは劣化状態であるか否かを判定する劣化判定部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリの劣化検出技術に関するものである。
従来からバッテリの状態を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、バッテリの充電状態を検出する技術として、バッテリのSOC(State of Charge;充電率)を判定する技術が開示されている。
特開2002−365347号公報 特開2011−189788号公報 特開2011−99691号公報 特開2011−257226号公報
バッテリは充放電を繰り返すことにより経時劣化が進行するため、バッテリが搭載された車両の始動等ができなくなる前に、劣化が進行したバッテリの交換を行う必要がある。そのため、例えば、一般に、バッテリは劣化に伴い電圧値が低下する特性が知られており、所定状態におけるバッテリの電圧値を検出し、所定値以下に低下しているか否かを判断する等、バッテリの電圧値の低下に基づいてバッテリの劣化状態の検出を行う場合がある。
しかしながら、バッテリの電圧値は、一般に、バッテリのSOCによっても変動し、SOCが所定の割合以下まで下がるとバッテリの電圧値は急激に低下する。また、バッテリは、充電直後から一定の期間において、バッテリ内部の化学反応が活性化することで通常よりも高い電圧値を示す特性(充電分極)がある。よって、バッテリの電圧値の低下に基づいてバッテリの劣化状態を検出する場合、SOCが所定の割合以下であるバッテリは、ほとんど劣化進行していないにも関わらず、劣化が進行していると誤って判断される可能性がある。また、充電直後のバッテリは、比較的劣化が進行しているにも関わらず、ほとんど劣化は進行していないと誤って判断される可能性があり、該バッテリを交換せずに使用した結果、該バッテリを搭載した車両を始動できなくなる等の問題が生じうる。
そこで、上記課題に鑑み、精度よくバッテリの劣化状態を検出することが可能なバッテリ劣化検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、実施の形態において、本バッテリ劣化検出装置は、
車両に搭載されたバッテリの劣化状態を検出するバッテリ劣化検出装置であって、
前記車両の始動の度に、前記車両の始動時における前記バッテリの電圧値に基づいて、前記バッテリの劣化予兆を示すフラグを設定するフラグ設定部と、
該フラグを記憶するフラグ記憶部と、
過去に前記フラグが記憶された回数に基づいて、前記バッテリに劣化予兆があるか否かを判定する劣化予兆判定部と、
前記劣化予兆判定部により前記バッテリに劣化予兆があると判定された場合に、前記バッテリの前記電圧値に基づいて、前記バッテリは劣化状態であるか否かを判定する劣化判定部と、を備える。
本実施の形態によれば、精度よくバッテリの劣化状態を検出することが可能なバッテリ劣化検出装置を提供することができる。
本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30を備える車両1の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(バッテリECU34)によるバッテリ劣化検出処理のフローチャートである。 車両1の始動時における時間経過に対するバッテリ31の電圧値の変化を説明する図である。 本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(バッテリECU34)によるバッテリ31のSOC低下の判定手法を説明する図である。 バッテリ31の電圧値とSOCとの関係を説明する図である。 充電後の時間経過に対するバッテリ31の電圧値の変化を説明する図である。 本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(バッテリECU34)によるバッテリ31の充電分極の判定手法を説明する図である。 本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30の変形例によるバッテリ劣化検出処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1(a)は、本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30を備える車両1の構成を示すブロック図である。図1(b)は、バッテリ劣化検出装置30の構成を示すブロック図である。なお、各要素間の実線は、電力供給系統を示し、点線は、情報伝達系統(例えば、制御指令信号やセンサ出力信号等の伝達を行う系統)を示している。
図1(a)を参照するに、本実施形態における車両1は、ハイブリッド車であり、エンジン10とモータ12が搭載されている。エンジン10とモータ12との少なくとも一方の駆動力は、動力分割機構14により合流され、デファレンシャル機構(不図示)、ドライブシャフト15を介して、連結されている駆動輪16に伝達され、車両1は走行する。なお、本実施形態に係る車両1は、FF車(前置きエンジン前輪駆動車)またはRR車(後置きエンジン後輪駆動車)の構成であるが、これらに限定されることはなく、例えば、FR車(前置きエンジン後輪駆動車)等でもよい。また、本実施形態に係る車両1は、いわゆるシリーズ・パラレル式ハイブリッド車であるが、これに限定されることはなく、例えば、シリーズ式ハイブリッド車、パラレル式ハイブリッド車等でもよい。
また、車両1は、ジェネレータ(発電機)13を有し、エンジン10の出力のうち、動力分割機構14により発電用に分配された出力により稼働される。ジェネレータ13の発電電力は、ジェネレータ用インバータ18を介して直流化され、HVバッテリ20に充電されたり、そのまま、モータ12の稼働に使用されたりする。なお、モータ12、ジェネレータ13、動力分割機構14は、ハイブリッド駆動装置11の一部として構成されてよい。
モータ12は、HVバッテリ20等から供給される電力により、上述のとおり、車両1の走行のための駆動力を出力する。また、アクセルの踏込が解除されている車両減速時には、駆動輪16側からドライブシャフト15、動力分割機構14等を介して、モータ12が稼働され、モータ12が発電機として働くことにより、回生発電を行う。なお、回生発電により、車両1の運動エネルギーが電気エネルギーに変換されることになり、この変換により車両1には回生制動力が働く。モータ12で発電された電力は、モータ用インバータ17を介して直流化され、HVバッテリ20に充電される。
HVバッテリ20は、昇圧コンバータ19及びモータ用インバータ17を介してモータ12と(並列)接続されている。HVバッテリ20は、モータ12に電力供給することによりモータ12を稼動させる。また、HVバッテリ20は、モータ12が発電機として働くことにより発生する回生電力を充電する。
また、HVバッテリ20は、昇圧コンバータ及びジェネレータ用インバータ18を介してジェネレータと(並列)接続されている。HVバッテリ20は、ジェネレータ12の発電電力を充電する。
なお、HVバッテリ20の電圧は、例えば、約300Vであり、昇圧コンバータ19は、HVバッテリ20からモータ12に電力供給が行われる際は、例えば、約300Vの直流電力を約600Vまで昇圧する。また、昇圧コンバータ19は、HVバッテリ20に充電が行われる際は、例えば、約600Vの直流電力を約300Vまで降圧する。また、HVバッテリは、任意の2次電池でよく、例えば、リチウムイオン電池でもよいし、ニッケル水素電池等でもよい。
さらに、HVバッテリ20は、後述するバッテリ31にDC−DCコンバータ21を介して電力を供給し、該電力は、バッテリ31に充電される。なお、バッテリ31は、約12Vであり、DC−DCコンバータ21は、HVバッテリ20から供給される、例えば、約300Vの直流電力を約12Vに降圧する。
また、車両1は、バッテリ劣化検出装置30、バッテリ31、HV ECU40等を含む12V系システムを備える。
バッテリ31は、鉛蓄電池である。バッテリ31は、後述するバッテリECU34、HV ECU40、表示モニタ36等の12V系システムの負荷に電力を供給する。また、バッテリ31は、上述のとおり、DC−DCコンバータ21を介してHVバッテリ20より電力が供給され、充電される。なお、モータ12の回生電力、又はジェネレータ13の発電電力が昇圧コンバータ19、DC−DCコンバータ21等を介してバッテリ31に供給され、バッテリ31の充電が行われてもよい。
HV ECU40は、ハイブリッド車である車両1の走行に関して、統合制御を行う制御装置である。HV ECU40は、運転者のアクセル操作、シフト操作等に応じて、下位の制御装置であるエンジン10を制御するエンジンECU(不図示)、モータ12及び/又はジェネレータ13を制御するMG ECU(不図示)等に制御指令を行う。また、車両1の始動指令(例えば、車両1の運転者による始動操作)に基づき、バッテリ31がHV ECU40に電力供給を開始し、HV ECU40が起動することにより車両1は始動する。なお、車両1の始動とは、エンジン10の始動の有無とは関係なく、車両1が走行可能な状態になされることを意味するものである。
バッテリ劣化検出装置30は、バッテリ31の劣化状態を検出する。詳細は、後述するが、バッテリ31の始動時における電圧値に基づいて、バッテリ31が劣化状態にあるか否かを判定する。
バッテリ劣化検出装置30は、バッテリ31、電圧センサ32、電流センサ33、バッテリECU(フラグ設定部、フラグ記憶部、劣化予兆判定部、劣化判定部、第1劣化判定抑制部、第2劣化判定抑制部)34、表示モニタ(警告部)35等を含む。
電圧センサ32は、バッテリ31の電圧を検出する電圧検出装置である。
電流センサ33は、バッテリ31の電流を検出する電流検出装置である。
バッテリECU34は、バッテリ31の劣化状態を検出する具体的処理を行う処理装置である。バッテリECU34は、バッテリ31の劣化状態を検出する各種処理を行うプログラムを実行するCPU、上記プログラムを記憶するROM、データを一時的に保存するRAM、各種処理結果や入力データ等を履歴的に保存するメモリ34b(フラグ記憶部)等を含む。バッテリECU34は、各種プログラムをCPU上で実行することにより、フラグ設定部34a、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34d、第1劣化判定抑制部34e、第2劣化判定抑制部34f等を構成する。なお、メモリ34bは、任意の不揮発性記憶装置でよい。また、メモリ34bは、バッテリECU34の外部に設けられてもよい。
表示モニタ35は、任意の表示装置であり、LCDタッチパネル等の操作部を兼ねたモニタでもよい。また、表示モニタ35は、後述するバッテリ31の劣化状態についての警告を行うための専用モニタでもよいし、例えば、車両1のカーナビゲーション装置(不図示)に含まれるモニタを併用する等してもよい。
図1(b)を参照するに、電圧センサ32、電流センサ33からの出力信号は、バッテリECU34に入力される。なお、電圧センサ32、電流センサ33からの出力信号は、所定のサンプリング時間毎にバッテリECU34に入力される。
バッテリECU34は、電圧センサ32から入力されたバッテリ31の電圧値、電流センサ33から入力されたバッテリ31の電流値に基づいて、後述するバッテリ31に劣化予兆があるか否かの判定(劣化予兆判定)及びバッテリ31が劣化状態であるか否かの判定(劣化判定)を行う。具体的な劣化予兆判定及び劣化判定については、後ほど詳述する。
バッテリECU34は、劣化予兆判定、劣化判定の結果を画像として表示するための画像信号を表示モニタ35に出力する。表示モニタ35は、例えば、バッテリ31が劣化状態である旨を表示し、車両1の運転者等に警告を行う。
次いで、本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30により行われるバッテリ31の劣化検出処理について説明をする。
ここで、図2は、本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(バッテリECU34)によるバッテリ劣化検出処理のフローチャートである。
図2を参照するに、ステップS101にて、車両1が始動されることで処理フローが開始される。
まず、ステップS102にて、バッテリECU34のフラグ設定部34aは、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値が第1所定時間(T1)以上継続して第1所定電圧値(V1)未満であるか否かを判定する。なお、車両1の始動時とは、始動操作が開始されて、始動が完了するまでの時間を意味する。また、始動操作は、車両1の運転者による操作、例えば、始動ボタン等が押されることにより行われるものでもよいし、車両1の内外問わず何らかの制御装置等からの指令信号等に基づいて自動的に行われるものでもよい。
ここで、図3を用いて、車両1の始動時における時間経過に対するバッテリ31の電圧値の変化について説明をする。図3は、縦軸をバッテリ31の電圧値、横軸を時間として、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値の変化の一例を示している。図3を参照するに、一般に、始動操作が行われると、上述のとおり、バッテリ31からHV ECU40への電力供給が開始され、HV ECU40を起動させる比較的大きな電流がバッテリ31から放電されるため、バッテリ31の電圧値は低下する。バッテリ31の電圧値は、始動操作後に低下し、ある程度低下した電圧値で推移した後、車両1の始動完了で元の電圧値に戻るという変化をする。バッテリ31は劣化が進行するにつれて、車両1の始動時における電圧値が下がる傾向にあるため、ステップS102では、バッテリ31の劣化予兆を示す閾電圧値としてV1を設定し、V1に基づいてバッテリ31の劣化予兆を検出する。また、バッテリ31の劣化とは関係なく、車両1の始動時における電圧値が始動操作後、一時的にV1を下回り、その後V1を上回った値になって推移し、始動完了で元の電圧値に戻るというような変化をする場合もありうる。よって、図3のように、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値がT1以上継続してV1未満であるか否かにより劣化予兆を検出する。なお、簡易的にバッテリ31の電圧値がV1を下回ったか否かにより劣化予兆を検出してもよい。また、一時的にバッテリ31の電圧値がV1を下回る場合を検出することを防止するため、V1よりも低い閾電圧値V11を設定し、バッテリ31の電圧値がV11を下回ったか否かにより劣化予兆を検出してもよい。
ステップS102にて、判定条件を満たす場合は、ステップS103に進み、フラグ設定部34aは、バッテリ31の劣化予兆を示す劣化予兆フラグを設定し、バッテリECU34内のメモリ(フラグ記憶部)34bは、該劣化予兆フラグを記憶し、ステップS104に進む。また、ステップS103にて、判定条件を満たさない場合は、ステップS104に進む。
次に、ステップS104にて、バッテリECU34の劣化予兆判定部34cは、今回の車両1の始動までの第1所定回数(N1)の車両1の始動のうち、劣化予兆フラグが記憶された回数が第2所定回数(N2)以上であるか否かを判定する。なお、N1は、自然数(0は含まない)であり、N2は、N1以下の自然数(0は含まない)である。
ステップS104にて、判定条件を満たす場合は、ステップS105に進み、劣化予兆判定部34cは、バッテリ31に劣化予兆があると仮判定(仮劣化予兆判定)を行い、ステップS106に進む。このように、今回の車両1の始動に伴う劣化予兆の検出のみではなく、過去に劣化予兆フラグが記憶された回数(複数回)に基づいて、劣化予兆があると仮判定を行うため、何らかの理由でたまたま劣化予兆の検出がされた場合等の誤判定を防止できる。また、ステップS104にて、判定条件を満たさない場合は、ステップS108に進む。なお、ステップS104の判定条件は、例えば、過去に劣化予兆フラグが記憶された回数がある一定回数に達したか否か等と設定してもよい。
次に、ステップS106にて、バッテリECU34の劣化判定部34dは、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値が第2所定時間(T2)以上継続してV1より低い第2所定電圧値(V2)未満であるか否かを判定する。図3を参照するに、上述した劣化予兆を示す閾電圧値と同様に、劣化状態を示す閾電圧値としてV1より低いV2を設定し、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値がT2以上継続してV2未満であるか否かにより劣化状態を検出する。なお、簡易的にバッテリ31の電圧値がV2を下回ったか否かにより劣化状態を検出してもよい。また、一時的にバッテリ31の電圧値がV2を下回る場合を検出することを防止するため、V2よりも低い閾電圧値V21を設定し、バッテリ31の電圧値がV21を下回ったか否かにより劣化予兆を検出してもよい。
ステップS106にて、判定条件を満たす場合は、ステップS107に進み、劣化判定部34dは、バッテリ31は劣化状態であると仮判定(仮劣化判定)を行い、ステップS108に進む。また、ステップS106にて、判定条件を満たさない場合は、ステップS108に進む。このように、バッテリ31に劣化予兆があるか否かを判定し、劣化予兆があると判定された場合に、更に、バッテリ31が劣化状態であるか否かを判定することにより、誤判定を防止することができる。
次に、ステップS108にて、バッテリECU34は、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値をバッテリECU34内のメモリ34bに記憶させる。
ここで、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値について説明をする。図3を参照するに、上述のとおり、一般に、バッテリ31の電圧値は、始動操作後に低下し、ある程度低下した電圧値で推移した後、車両1の始動完了で元の電圧値に戻るという変化をする。このようなバッテリ31の電圧値の変化に対して、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値は、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値の代表値を意味する。例えば、車両1の始動時におけるバッテリ31の最低電圧値でもよいし、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値の平均値等でもよい。記憶された該電圧代表値は、後述するステップS110にて行われる、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定に用いられる。なお、ステップS108は、上述したステップS102〜S107と並行して処理が行われてもよい。
次に、ステップ109にて、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOC(State of Charge:充電率)が低下していたか否かの判定を行う。具体的には、バッテリECU34の第1劣化判定抑制部34eは、車両始動後の所定時間におけるバッテリの充電電流値が、第3所定時間(T3)以上継続して所定電流値I1以上であるか否かを判定する。
ここで、図4を用いて車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたか否かの判定手法について説明をする。図4は、縦軸をバッテリ31の電流値、横軸を時間として、車両1の始動時及び始動後におけるバッテリ31の電流値の変化を示している。なお、縦軸の電流値0を境にして、上側をバッテリ31に充電が行われる場合の電流値(充電電流値)を表し、下側をバッテリ31から放電が行われる場合の電流値を表す。
図4を参照するに、車両1の始動操作が行われると、上述のとおり、バッテリ31からHV ECU40への電力供給が開始され、始動時において、HV ECU40を起動させる電流がバッテリ31から放電される。車両1の始動が完了すると、DC−DCコンバータ21を介してHVバッテリ20等からの電力供給によりバッテリ31の充電が開始される。ここで、バッテリ31のSOCが低下していない場合は、始動後の所定時間において、点線で示すように充電電流は比較的小さい値で推移する。これに対して、バッテリ31のSOCが低下している場合は、始動後の所定時間において、実線で示すように充電電流は比較的大きな値に上昇して推移する。よって、バッテリ31のSOCが低下しているか否かを判定する閾電流値としてI1を設定し、I1に基づいて、バッテリ31のSOCが低下しているか否かを判定する。また、バッテリ31のSOC低下とは関係なく、車両1の始動後における充電電流値が一時的にI1以上となり、その後I1を下回った値になって推移するという変化をする場合もありうる。よって、図4のように、車両1の始動後の所定時間におけるバッテリ31の充電電流値がT3以上継続してI1以上である場合に、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCは低下していたと判定する。なお、簡易的にバッテリ31の充電電流値がI1以上となったか否かによりバッテリ31のSOC低下を判定してもよい。また、一時的にバッテリ31の充電電流値がI1以上となる場合を検出することを防止するため、I1よりも大きい閾電流値I11を設定し、バッテリ31の充電電流値がI11以上となったか否か等によりバッテリ31のSOC低下を判定してもよい。
また、SOCが低下しているか否かの判定基準(I1及びT3の設定基準)について説明をする。図5は、バッテリ31の電圧値(一定放電時)とSOCの関係の一例を示した図である。縦軸をバッテリ31の電圧値、横軸をバッテリ31のSOCとして、バッテリ31のSOCに対する電圧値の変化を示している。なお、車両1の始動時においてもバッテリ31は、略一定放電を行っており、図5の関係は、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値に当てはまる。
図5を参照するに、バッテリ31の電圧値は、SOCが100%から低下してもある程度までは、その変化率は非常に小さいことがわかる。しかし、SOCが50%を下回ったあたりからバッテリ31の電圧値の変化率が少しずつ大きくなり、その後、SOCが比較的低下すると、バッテリ31の電圧値は急激に低下する。このように、SOCが比較的低下したバッテリ31は、満充電(SOCが100%)のバッテリ31と比べて、電圧値が大幅に低くなることが分かる。そこで、例えば、図5に示した矢印方向のSOC範囲は、バッテリ31が満充電(SOC100%)の場合に対して、バッテリ31の電圧値の変化率が(満充電時の電圧値に対して許容可能な所定変化率より)大きいとして、バッテリ31のSOCが低下していると判定する等してよい。換言すれば、図5に示した矢印方向のSOC範囲のバッテリ31を検出できるように上述したI1、T3を設定する等してよい。ここで、上述したとおり、ステップS102〜S107にて、バッテリ31の劣化予兆又は劣化状態と車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値との相関(劣化が進行するにつれて電圧値が低下するという相関)に基づいて、バッテリ31の仮劣化予兆判定又は仮劣化判定を行う。しかし、バッテリ31のSOCが比較的低下すると満充電時に比べて、電圧値が大きく低下する場合があるため、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値に対するバッテリ31のSOCの影響が大きくなる。よって、バッテリ31が満充電の場合に対して、バッテリ31の電圧値の変化率が大きいSOC範囲を検出可能なI1、T3を設定することにより、上述した劣化予兆判定又は劣化判定を精度良く行えない可能性がある場合か否かを判定することができる。なお、通常、車両1の始動時における図5に示すようなバッテリ31の特性は、実験等により既知のものであり、検出すべきSOC範囲をバッテリ31の既知の特性により設定することができる。また、通常、設定したSOC範囲に対する始動後の充電電流値の特性についても実験等により既知のものであるため、I1、T3をバッテリ31の既知の特性により設定することができる。
ステップS109にて、判定基準を満たす場合に、第1劣化判定抑制部34eは、上述したステップS104、S105における劣化予兆判定部34cによる判定(バッテリ31に劣化予兆があるか否かの仮判定)を抑制する。また、同様に、第1劣化判定抑制部34eは、上述したステップS106、S107における劣化判定部34dによる判定(バッテリ31は劣化状態にあるか否かの仮判定)を抑制する。具体的には、今回の車両1の始動に対するバッテリ31の劣化検出処理、すなわち、バッテリ31に劣化予兆があるか否かの判定、バッテリ31が劣化状態にあるかの判定を確定せずに終了する(ステップS101に戻る)。なお、劣化予兆判定部34cによる判定又は劣化判定部34dによる判定を抑制することには、本フローチャートの処理を終了せず、劣化予兆判定部34cによる判定結果、劣化判定部34dによる判定結果を参考判定結果として確定させること等を含む。また、後述するステップS112にて、参考判定結果として表示モニタ35に表示させること等も含む。
また、ステップS109にて、判定基準を満たさない場合は、ステップS110に進む。
次に、ステップS110にて、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かを判定する。具体的には、バッテリECU34の第2劣化判定抑制部34f今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値が、前回までの第3所定回数(N3)の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値より第3所定電圧値(V3)以上高いか否かを判定する。すなわち、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値から前回までのN3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値を減じた値がV3以上であるか否かを判定する。なお、上述したとおり、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値は、ステップS108においてメモリ34bに記憶されるため、車両1の始動の度に、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値は履歴的に記憶される。また、N3は、自然数(0を含まない)である。
ここで、図6を用いて、バッテリ31の充電分極状態について説明をする。図6は、バッテリ31の充電後の時間経過に対するバッテリ31の電圧値の変化を説明する図である。なお、一例として、充電により満充電(SOC100%)状態になった場合を示している。
図6を参照するに、通常の満充電時のバッテリ31の電圧値である約12.8Vに対して、充電完了直後のバッテリ31は充電分極状態にあり、バッテリ31の電圧値は、約13.5Vの値を示す。そして、バッテリ31の電圧値は、時間経過と共に12.8Vに収束するように変化をする。このように、バッテリ31が充電された直後から一定期間においては、バッテリ内部の化学反応が活性化することで通常よりも高い電圧値を示す特性があり、この状態を充電分極状態という。具体的にバッテリ31が充電分極状態であるか否かを判定する手法について、図7を用いて説明をする。
図7は、本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(バッテリECU34)によるバッテリ31の充電分極の判定手法を説明する図である。図7は、1行目に、車両1の始動回数、2行目に、各始動回数に対応する車両1の始動時における電圧代表値、3行目に、各始動回数までの過去N3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値、を示した表である。なお、始動回数は、便宜的に、過去に遡って回数を数えることを示すため、マイナス表示になっている。
図7を参照するに、ステップS108でメモリ34bに記憶された車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値が履歴として各始動回数に対応して表の2行目に表記されている。又、この履歴に基づいて、各始動回数までの過去N3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値が算出され、表の3行目に表記されている。上述したとおり、バッテリ31が充電分極状態にある場合、通常よりも高い電圧値を示す。また、過去の車両1の始動時におけるバッテリ31の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値は、過去の始動回数が増加するのに応じて、統計上の観点から、充電分極状態でないバッテリ31の電圧代表値とみなすことができる。よって、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値と過去の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値を比較することで、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態にあったか否かを判定することができる。つまり、閾電圧値として上記V3を設定し、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値が前回までのN3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値よりもV3以上高い場合に、車両1の始動時におけるバッテリ31は、充電分極状態であったと判定することができる。例えば、図7中、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値は、10.5Vであり、前回までの過去N3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値は、9.7Vである。例えば、V3が0.5Vとした場合、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値は、前回までの過去N3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値9.7Vより0.8V高いため、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31は、充電分極状態であったと判定する。
なお、本実施形態においては、前回までの過去N3回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴の平均値を用いているが、過去の履歴全ての平均値としてもよい。また、前回までの車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴のうち、ステップS110にてバッテリ31は充電分極状態ではないと判定された場合に該当する履歴の平均値を用いるとより好ましい。また、前回までの車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴のうち、ステップS110にてバッテリ31は充電分極状態でないと判定された場合に該当する最新の履歴と、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値と、の比較により車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定を行ってもよい。
上述したとおり、ステップS102〜S107にて、バッテリ31の劣化予兆又は劣化状態と車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値との相関(劣化が進行するにつれて電圧値が低下するという相関)に基づいて、バッテリ31の仮劣化予兆判定又は仮劣化判定を行う。しかし、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態にあった場合には、上述したとおり、バッテリ31の電圧値は、充電分極状態でない場合に比較して高くなるため、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値に対する充電分極の影響が大きくなる。よって、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かを判定することにより、上述した劣化予兆判定又は劣化判定を精度良く行えない可能性がある場合か否かを判定することができる。
ステップS110にて、判定条件を満たす場合は、第2劣化判定抑制部34fは、上述したステップS104、S105における劣化予兆判定部34cによる判定(バッテリ31に劣化予兆があるか否かの仮判定)を抑制する。また、同様に、第2劣化判定抑制部34fは、上述したステップS106、S107における劣化判定部34dによる判定(バッテリ31は劣化状態にあるか否かの仮判定)を抑制する。具体的には、今回の車両1の始動に対するバッテリ31の劣化検出処理、すなわち、バッテリ31に劣化予兆があるか否かの判定、バッテリ31が劣化状態にあるかの判定を確定せずに終了する(ステップS101に戻る)。なお、劣化予兆判定部34cによる判定又は劣化判定部34dによる判定を抑制することには、本フローチャートの処理を終了せず、劣化予兆判定部34cによる判定結果、劣化判定部34dによる判定結果を参考判定結果として確定させること等を含む。また、後述するステップS112にて、参考判定結果として表示モニタ35に表示させること等も含む。
また、ステップS110にて、判定条件を満たさない場合は、ステップS111に進む。
次に、ステップS111にて、ステップS105における仮劣化予兆判定を劣化予兆判定として確定させる。すなわち、バッテリ31に劣化予兆があるという判定を確定させる。また、ステップS107における仮劣化判定を劣化判定として確定させる。すなわち、バッテリ31は劣化状態であるという判定を確定させる。劣化予兆判定又は劣化判定を精度良く行えない可能性がある場合、すなわち、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していた場合及び車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態にあった場合に該当しないからである。
次に、ステップ112にて、劣化予兆判定と劣化判定結果を表示モニタ35に表示し、警告を行う。なお、警告表示は、劣化予兆判定結果と劣化判定結果の両方を表示してもよいし、いずれか一方を表示してもよい。また、劣化予兆判定結果について、バッテリ31に劣化予兆があると判定された場合にのみ警告表示を行ってもよいし、劣化予兆がないと判定された場合について通知表示を行ってもよい。また、同様に、劣化判定結果について、バッテリ31が劣化状態であると判定された場合にのみ警告表示を行ってもよいし、劣化状態でないと判定された場合について通知表示を行ってもよい。
上述した図2のバッテリ劣化検出処理は、車両1の始動の度に繰り返し行われる。
次いで、本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30の作用について説明をする。
本実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30(フラグ設定部34a、フラグ記憶部34b)は、車両1の始動の度に、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値に基づいて、バッテリ31の劣化予兆フラグを設定し、記憶する。又、バッテリ劣化検出装置30(劣化予兆判定部34c)は、過去に劣化予兆フラグを記憶された回数に基づいて、バッテリ31に劣化予兆があるか否かを判定する。具体的には、劣化予兆判定部34cは、今回の車両1の始動までのN1回の始動のうち、劣化予兆フラグが記憶された回数がN2回以上である場合に、バッテリ31に劣化の予兆があると判定する。これにより、今回の車両1の始動に伴う劣化予兆の検出のみではなく、過去に劣化予兆フラグが記憶された回数(複数回)に基づいて、劣化予兆があると判定を行うため、何らかの理由でたまたま劣化予兆の検出がされた場合等の誤判定を防止することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(劣化判定部34d)は、劣化予兆判定部34cによりバッテリ31に劣化予兆があると判定された場合に、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値に基づいて、バッテリ31は劣化状態であるか否かを判定する。具体的には、劣化予兆判定部34cによりバッテリ31に劣化予兆があると判定された場合であって、車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧値が第2所定時間T2以上継続してV1より低いV2未満であった場合に、バッテリ31は劣化状態であると判定する。これにより、予め劣化予兆判定をした上で、劣化判定を行うため、誤判定を防止することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(第1劣化判定抑制部34e)は、車両1の始動後の所定時間におけるバッテリ31の充電電流値に基づいて、劣化判定部による判定を抑制するか否かを判定する。具体的には、車両1の始動後の所定時間におけるバッテリ31の充電電流値が第3所定時間T3以上継続してI1以上であった場合に、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制する。これにより、劣化予兆判定又は劣化判定を精度良く行えない可能性がある場合、すなわち、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していた場合を検出することができる。また、この場合に、劣化予兆判定又は劣化判定を抑制することで、誤判定を回避することができる。また、精度に問題がある判定に基づいて、例えば、バッテリを交換するか否か等の判断が行われることを回避することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(第1劣化判定抑制部34e)は、車両1の始動後の所定時間におけるバッテリ31の充電電流値に基づいて、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していた場合を検出する。これにより、バッテリ31のSOCを直接検出するセンサ等を用いる必要がないため、車両1の質量、コストの増加等を抑制することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(第2劣化判定抑制部34f)は、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値と、前回までの車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値の履歴と、に基づいて、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制するか否かを判定する。具体的には、今回の車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値から前回までの該履歴の平均値を減じた値がV3以上である場合に、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制する。これにより、劣化予兆判定又は劣化判定を精度良く行えない可能性がある場合、すなわち、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であった場合を検出することができる。また、この場合に、劣化予兆判定又は劣化判定を抑制することで、誤判定を回避することができる。また、精度に問題がある判定に基づいて、例えば、バッテリ31を交換するか否か等の判断が行われることを回避することができる。また、該平均値は、履歴のうち、第2劣化判定抑制部34fにより判定を抑制しないと判定された場合に係る履歴の平均値であるとより好ましい。これにより、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であった場合をより精度よく検出することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(第2劣化判定抑制部34f)は、今回の車両の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値と、前回までの車両1の始動時におけるバッテリ31の電圧代表値に基づいて、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であった場合を検出する。これにより、車両1の停止(いわゆるイグニッションオフ)後に電圧をモニタリングする装置を設けたり、車両1の停止後の経過時間をタイマ等で計測したりすることなく、バッテリ31の充電分極状態を検出することができるため、車両1の質量、コスト等の増加を抑制することができる。また、車両1の停止中における放電量を抑制できるため、バッテリ31の上がり等の問題が生じることを防止することができる。
また、バッテリ劣化検出装置30(表示モニタ35)は、劣化予兆判定部34cによりバッテリ31に劣化予兆があると判定された場合に、車両1の乗員にバッテリ31に劣化予兆があることを警告する。また、劣化判定部34dによりバッテリ31は劣化状態であると判定された場合に、車両1の乗員にバッテリ31は劣化状態であることを警告する。これにより、車両1の運転者等にバッテリ31の交換等を促すことができる。
また、バッテリ劣化検出装置30は、バッテリ31の仮劣化予兆判定と仮劣化判定を行った後に、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたか否かの判定と車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定を行う。これにより、例えば、始動時に、仮劣化予兆判定と劣化判定を行い、始動後に、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたか否かの判定と車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定を行うことができるため、処理を効率的に行うことが可能である。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、図8は、上述した実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30の変形例によるバッテリ劣化検出処理のフローチャートである。
図8を参照するに、該変形例のバッテリ劣化検出処理のフローチャートは、上述した実施形態に係る図2のバッテリ劣化検出処理フローチャートの各ステップの入れ替えを行ったものである。具体的には、図2では、ステップS103、S105において、それぞれ、仮劣化予兆判定、仮劣化判定を行う。その後、ステップS109、S110にて、それぞれ、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたか否かの判定と車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定を行っている。これに対して、図8では、ステップS103、S104にて、それぞれ、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたか否かの判定と車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったか否かの判定を行う。その後、ステップS108、S110にて、劣化予兆判定、劣化判定を行っている。
該変形例において、ステップS103にて、判定条件を満たす場合、すなわち、車両1の始動時におけるバッテリ31のSOCが低下していたと判定された場合は、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制する。同様に、ステップS104にて、判定条件を満たす場合、すなわち、車両1の始動時におけるバッテリ31が充電分極状態であったと判定された場合は、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制する。具体的には、ステップS103、104の双方とも、判定条件を満たす場合、劣化予兆判定部34cによる劣化予兆判定と劣化判定部34dによる劣化判定は行わない(ステップS101に戻る)。なお、上述した実施形態と同様、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を抑制することには、本フローチャートの処理を終了せず、劣化予兆判定部34c、劣化判定部34dによる判定を行い、判定結果を参考判定結果とする等を含む。また、ステップS111にて、参考判定結果として表示モニタ35に表示させること等も含む。
該変形例についても上述した実施形態に係るバッテリ劣化検出装置30と同様の作用、効果を奏する。
また、上述した実施形態において、車両1は、ハイブリッド車であったが、任意の車両でよく、電気自動車、燃料電池車、エンジン車(エンジンのみを動力源とする車両)であってもよい。例えば、エンジン車の場合、車両1の始動は、エンジン10の始動とし、バッテリ31はオルタネータからの電力供給により充電されるものとして、バッテリ劣化検出装置30によるバッテリ31の劣化検出処理が行われてよい。なお、エンジン車の場合、車両1の始動時(エンジン10の始動時)においては、バッテリ31からエンジン10のスタータに電力供給が行われることにより、バッテリ31の電圧値が低下する。また、エンジン車の場合、アイドリングストップ機能を有する車両については、アイドリングストップ後の再始動に対しても、上述したバッテリ劣化検出装置30によるバッテリ31の劣化検出処理が行われてよい。
また、上述した実施形態において、バッテリ劣化検出装置30は、劣化判定部34dによるバッテリ31は劣化状態であるとの判定結果等を表示モニタ35に表示して警告を行うが、他の方法による警告を行ってもよい。例えば、バッテリ劣化検出装置30はスピーカを含み、劣化判定部34dによるバッテリ31は劣化状態であるとの判定結果に対応する音声信号をスピーカに入力させて、音声による警告を行うようにしてもよい。また、表示モニタ35による画像表示とスピーカによる音声出力とを組み合わせて警告を行う等してもよい。
1 車両
30 バッテリ劣化検出装置
31 バッテリ
32 電圧センサ
33 電流センサ
34 バッテリECU
34a フラグ設定部
34b メモリ(フラグ記憶部)
34c 劣化予兆判定部
34d 劣化判定部
34e 第1劣化判定抑制部
34f 第2劣化判定抑制部
35 表示モニタ(警告部)

Claims (9)

  1. 車両に搭載されたバッテリの劣化状態を検出するバッテリ劣化検出装置であって、
    前記車両の始動の度に、前記車両の始動時における前記バッテリの電圧値に基づいて、前記バッテリの劣化予兆を示すフラグを設定するフラグ設定部と、
    該フラグを記憶するフラグ記憶部と、
    過去に前記フラグが記憶された回数に基づいて、前記バッテリに劣化予兆があるか否かを判定する劣化予兆判定部と、
    前記劣化予兆判定部により前記バッテリに劣化予兆があると判定された場合に、前記バッテリの前記電圧値に基づいて、前記バッテリは劣化状態であるか否かを判定する劣化判定部と、を備える、
    バッテリ劣化検出装置。
  2. 前記劣化予兆判定部は、
    今回の前記車両の始動までの第1所定回数の前記車両の始動のうち、前記フラグが記憶された回数が第2所定回数以上である場合に、前記バッテリに劣化予兆があると判定する、
    請求項1に記載のバッテリ劣化検出装置。
  3. 前記フラグ設定部は、
    前記バッテリの前記電圧値が第1所定時間以上継続して第1所定電圧値未満であった場合に、前記フラグを設定し、
    前記劣化判定部は、
    前記劣化予兆判定部により前記バッテリは劣化予兆があると判定された場合であって、前記バッテリの前記電圧値が第2所定時間以上継続して前記第1所定電圧値より低い第2所定電圧値未満であった場合に、前記バッテリは劣化状態であると判定する、
    請求項1又は2に記載のバッテリ劣化検出装置。
  4. 前記車両の始動後の所定時間における前記バッテリの充電電流値に基づいて、前記劣化判定部による判定を抑制するか否かを判定する第1劣化判定抑制部を備える、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバッテリ劣化検出装置。
  5. 前記第1劣化判定抑制部は、
    前記充電電流値が第3所定時間以上継続して所定電流値以上であった場合に、前記劣化判定部による判定を抑制すると判定する、
    請求項4に記載のバッテリ劣化検出装置。
  6. 前記第1劣化判定抑制部により前記劣化判定部による判定を抑制しないと判定された場合に、今回の前記車両の始動時における前記バッテリの電圧代表値と、前回までの前記車両の始動時における前記バッテリの電圧代表値の履歴と、に基づいて、前記劣化判定部による判定を抑制するか否かを判定する第2劣化判定抑制部を備える、
    請求項4又は5に記載のバッテリ劣化検出装置。
  7. 前記第2劣化判定抑制部は、
    今回の前記車両の始動時における前記バッテリの電圧代表値から前記履歴の平均値を減じた値が第3所定電圧値以上である場合に、前記劣化判定部による判定を抑制すると判定する、
    請求項6に記載のバッテリ劣化検出装置。
  8. 前記平均値は、
    前記履歴のうち、前記第2劣化判定抑制部により判定を抑制しないと判定された場合に係る履歴の平均値である、
    請求項7に記載のバッテリ劣化検出装置。
  9. 前記劣化判定部により前記バッテリは劣化状態であると判定された場合に、前記車両の乗員に前記バッテリは劣化状態であることを警告する警告部を備える、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載のバッテリ劣化検出装置。
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