JP5831400B2 - 車両制御装置、車両、および車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置、車両、および車両制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンとバッテリを有する車両に搭載される車両制御装置、車両、および車両制御方法に関するものである。
自動車には、エンジンとバッテリが搭載されており、エンジンの動力によってバッテリは充電される。従来、バッテリへの充電を行う充電制御として、通常走行中はバッテリへの充電を抑えることで燃料消費量を節約し、減速走行中に回生発電によりバッテリへの充電を行なう技術が知られている。
また、燃料消費量を節約するものとして、アイドリングストップ(アイドル・リダクションともいう)制御が知られている。下記の特許文献1には、燃費向上の要請から、充電制御の機能とアイドリングストップ制御の機能との両方を備える自動車が開示されている。
特開2005−67293号公報 特開2011−163281号公報
しかしながら、前記技術では、アイドリングストップ制御によるエンジンの停止中に、バッテリに蓄積された電力が補機類によって消費されると、SOC(State of Charge )不足からエンジンが再始動されることがあった。「SOC」とは、バッテリにどの程度の電力が残存しているかを示す指標である。特に、前記技術では、充電制御の機能によって余剰のSOCが少なくなっていることから、SOC不足からの再始動が起こり易かった。このため、燃費向上を十分に果たすことができず、改善の余地があるという課題があった。また、SOC不足からの再始動は、停車時にはエンジンが自動停止するという商品性を損ねるという課題があった。そのほか、従来の車両制御装置においては、省資源化、構成の簡略化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、車両の燃費をより向上させることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。本発明の一形態は、
エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両に搭載される車両制御装置であって、
アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と、
前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と、
前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と、
前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部と
を備え、
前記アイドリングストップ用容量設定部は、
SOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を、前記SOC検出部によって検出されたSOCに基づいて算出し、
前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する、車両制御装置。その他、本発明は、以下の形態として実現することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両に搭載される車両制御装置が提供される。この車両制御装置は、アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と;前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と;前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と;前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部とを備える。前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記SOC検出部によって検出されるSOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を算出し;前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する。
この形態の車両制御装置によれば、車両の走行時に、発電機の発電量を制御することで、バッテリの使用可能SOC範囲における残存容量が、アイドリングストップ制御によるエンジンの停止期間中において使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように制御される。このため、アイドリングストップ制御による停止期間の途中でSOC不足からエンジンが再始動されることを抑制することができる。エンジンの運転時における動力増大によるSOCの増加は、SOC不足からエンジンを再始動する場合に比べて、単位SOC(例えばSOC1%)当たりの燃費効果が高いことから、車両の燃費を向上させることができる。さらに、この形態の車両制御装置によれば、アイドリングストップ制御による停止期間中において使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を、SOCについての時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数に基づいて算出していることから、前記アイドリングストップ容量を高精度に推定することができる。したがって、燃費向上の確実性を高めることができる。
(2)前記形態の車両制御装置において、前記車両の走行時に、前記発電機の発電を抑制し、前記車両の減速走行中の回生発電による前記バッテリへの充電を許可する充電制御部を備え、前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記バッテリの使用可能なSOC範囲を、前記充電制御部による前記発電機の発電の抑制によって必要となる充電制御用容量と、前記アイドリングストップ用容量とに配分したときの配分率を規定するパラメータを、前記アイドリングストップ用容量として設定する構成としてもよい。
この構成によれば、バッテリの使用可能なSOC範囲は、充電制御用容量とアイドリングストップ用容量とに配分される。その充電制御用容量と前記アイドリングストップ用容量との配分率を規定するパラメータが、前記アイドリングストップ用容量として設定されることになる。したがって、バッテリの使用可能なSOC範囲において適切にアイドリングストップ用容量を定めることができる。
(3)前記形態の車両制御装置において、前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記SOCが、前記バッテリの使用可能なSOC範囲内に予め定められた低SOC範囲内に含まれる推移割合として算出し;前記アイドリングストップ用容量を、前記低SOC範囲内に含まれる推移割合が高くなるにつれて増加していてもよい。
この構成によれば、SOCについての時間経過に伴う推移の傾向が低い側に偏っていることを確実に検知することができる。また、SOCの推移の傾向が低い側に偏っている状況では、アイドリングストップ制御による停止期間中に強制的にエンジンが再始動されることが生じやすいが、この形態の車両制御装置によれば、アイドリングストップ用容量を増加することで、前記エンジンの再始動を抑えることができる。
(4)前記形態の車両制御装置において、前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記SOCが、前記バッテリの使用可能なSOC範囲内に予め定められた高SOC範囲内に含まれる推移割合として算出し;前記アイドリングストップ用容量を、前記高SOC範囲内に含まれる推移割合が高くなるにつれて減少していてもよい。
この構成によれば、SOCについての時間経過に伴う推移の傾向が低い側に偏っていることを確実に検知することができる。
(5)前記形態の車両制御装置において、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に、前記SOC検出部によって検出されたSOCが前記バッテリの使用可能なSOC範囲の下限値を下回ったときに、前記エンジンを再始動させるバッテリ制御部を備え;前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記バッテリ制御部によって前記エンジンが再始動する回数として算出し;前記アイドリングストップ用容量を、前記再始動する回数が多くなるにつれて増加していてもよい。
この構成によれば、アイドリングストップ制御による停止期間中において使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を、従来備えられるアイドリングストップ制御の構成を利用して求めることが可能となる。このため、構成の簡略化を図ることができる。
(6)本発明の他の形態によれば、車両が提供される。この車両は、エンジンと;前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと;アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と;前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と;前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と;前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部とを備える。前記アイドリングストップ用容量設定部は、前記SOC検出部によって検出されるSOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を算出し;前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する。
(7)本発明の他の形態によれば、エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両を制御する車両制御方法が提供される。この車両制御方法は、(a)アイドリングストップ制御を行う工程と;(b)前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出する工程と;(c)前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定する工程と;(d)前記車両の走行時に、前記工程(b)によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する工程とを備える。前記工程(c)は、前記工程(b)によって検出されるSOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を算出し;前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する。
前記(6)の車両、および前記(7)の車両制御方法によれば、前記(1)の車両制御装置と同様に、アイドリングストップ制御によるエンジンの停止期間の途中でSOC不足からエンジンが再始動されることを抑制することができ、車両の燃費を向上させることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能である。例えば、前記形態の車両制御装置を備える制御システム、前記形態の車両制御方法の各工程に対応する機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施形態としての自動車の構成を示す説明図である。 ECUの構成を機能的に示す説明図である。 推移傾向指数算出ルーチンを示すフローチャートである。 第1の推移記憶用メモリの構成を示す説明図である。 第2の推移記憶用メモリの構成を示す説明図である。 SOC、低SOC範囲推移割合、および高SOC範囲推移割合の時間経過に伴う変化を示すタイミングチャートである。 目標SOC算出ルーチンを示すフローチャートである。 SOC配分要求レベル算出用マップを示す説明図である。 目標SOC算出用テーブルを示す説明図である。 自動車の運転中における車速とバッテリのSOCについてのタイムチャートを示す説明図である。 本発明の第2実施形態におけるECUの構成を機能的に示す説明図である。 SOCと強制再始動回数の時間経過に伴う変化を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における目標SOC算出ルーチンを示すフローチャートである。 SOC配分要求レベルの算出に用いられるマップを示す説明図である。
次に、本発明の実施形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
A−1.全体構成:
A−2.ECUの構成:
A−3.目標SOC推定部の構成:
A−4.作用、効果:
B.第2実施形態:
C.変形例:
A.第1実施形態:
A−1.全体構成:
図1は、本発明の第1実施形態としての自動車200の構成を示す説明図である。自動車200は、アイドリングストップ機能を搭載した車両である。自動車200は、エンジン10と、自動変速機15と、ディファレンシャルギア20と、駆動輪25と、スタータ30と、オルタネータ35と、バッテリ40と、電子制御ユニット(ECU:Electrical Control Unit)50とを備えている。
エンジン10は、ガソリンや軽油などの燃料を燃焼させることによって動力を発生させる内燃機関である。エンジン10の動力は、自動変速機15に伝達されるとともに、駆動機構34を介してオルタネータ35に伝達される。エンジン10の出力は、運転者により操作されるアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて、エンジンコントロールコンピュータ(図示せず)により変更される。
自動変速機15は、変速比の変更(いわゆるシフトチェンジ)を自動的に実行する。エンジン10の動力(回転数・トルク)は、自動変速機15によって変速され、所望の回転数・トルクとして、ディファレンシャルギア20を介して、左右の駆動輪25に伝達される。こうして、エンジン10の動力は、アクセルペダルの踏み込み量に応じて変更されつつ、自動変速機15を介して駆動輪25に伝達されて、車両(自動車200)の加速・減速が行なわれることになる。
オルタネータ35にエンジン10の動力を伝達する駆動機構34は、本実施形態では、ベルトドライブの構成を採用している。オルタネータ35は、エンジン10の動力の一部を用いて発電を行なう。発電された電力は、インバータ(図示せず)を介してバッテリ40の充電に用いられる。本明細書では、オルタネータ35を用いたエンジン10の動力による発電を「燃料発電」と呼ぶ。オルタネータ35は、[課題を解決するための手段]の欄に記載した「発電機」に相当する。
バッテリ40は、電圧14Vの直流電源としての鉛蓄電池であり、エンジン本体以外に設けられた周辺機器に電力を供給する。本明細書では、エンジン本体以外に設けられた周辺機器であって、バッテリ40の電力を用いて動作する機器を、「補機」と呼ぶ。また、補機の集まりを、「補機類」と呼ぶ。自動車200は、補機類70として、ヘッドライト72、空調装置(A/C)74等を備える。
スタータ30は、バッテリ40から供給される電力によってエンジン10を始動させるセルモータである。通常は、停止している自動車の運転を開始する際に、運転者がイグニッションスイッチ(図示せず)を操作すると、スタータ30が起動し、エンジン10が始動する。このスタータ30は、以下で説明するように、アイドリングストップ状態からエンジン10を再始動させる場合にも利用される。「アイドリングストップ状態」とは、アイドリングストップ制御によるエンジン10の停止状態をいう。
ECU50は、コンピュータプログラムを実行するCPU、コンピュータプログラム等を記憶するROM、一時的にデータを記憶するRAM、各種センサやアクチュエータ等に接続される入出力ポート等を備える。ECU50に接続されるセンサとしては、駆動輪25の回転速度を検出する車輪速センサ82、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込みの有無を検出するブレーキペダルセンサ84、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量をアクセル開度として検出するアクセル開度センサ86、バッテリ40の充放電電流を検出するバッテリ電流センサ88、およびオルタネータ35の出力電流を検出するオルタネータ電流センサ89等が設けられている。アクチュエータとしては、スタータ30やオルタネータ35等が該当する。ECU50は、バッテリ40から電力の供給を受けている。
ECU50は、前記各種のセンサやエンジンコントロールコンピュータ(図示せず)からの信号をもとに、スタータ30やオルタネータ35を制御することによって、エンジン停止と再始動を制御(アイドリングストップ制御)するとともにバッテリ40のSOCを制御する。このECU50が本発明に直接関わる車両制御装置である。
A−2.ECUの構成:
図2は、ECU50の構成を機能的に示す説明図である。図示するように、ECU50は、アイドリングストップ制御部90と、SOC制御部100とを備える。アイドリングストップ制御部90およびSOC制御部100は、実際は、ECU50に備えられたCPUが、ROMに記憶されたコンピュータプログラムを実行することで実現する機能を示す。
アイドリングストップ制御部90は、車輪速センサ82で検出された車輪速Vhとアクセル開度センサ86で検出されたアクセル開度Tpとを取得し、エンジン10を停止/始動させる指示Ssをスタータ30に出力する。詳しくは、アイドリングストップ制御部90は、車輪速Vhが低下して所定速度(例えば10km/h)未満となったときに、エンジン停止条件が成立したとしてエンジン停止の指示Ssをスタータ30に出力し、その後、アクセル開度Tpからアクセルペダルが踏み込まれたことが検出されたときに、エンジン再始動条件が成立したとしてエンジン再始動の指示Ssをスタータ30に出力する。
すなわち、アイドリングストップ制御部90は、エンジン停止条件が成立したときにエンジン10を停止させ、前記停止後においてエンジン再始動条件が成立したときにエンジン10を再始動させる。前記エンジン停止条件およびエンジン再始動条件は、前述したものに限らない。例えば、車輪速Vhが完全に0km/hとなることをエンジン停止条件とすることもできるし、ブレーキペダルから足が離れたことをエンジン再始動条件とすることもできる。
SOC制御部100は、目標SOC推定部110と、バッテリSOC算出部120と、フィードバック制御部130とを備える。目標SOC推定部110は、車両の走行時(例えば、車輪速Vh>0km/hの時)に、アイドリングストップ制御によるエンジン10の停止期間、すなわち、アイドリングストップ制御によるエンジン停止から再始動までの期間(以下、「ストップアンドスタート期間」と呼ぶ)において使用すると予想されるSOCを、目標SOC(以下、「目標SOC値」とも呼ぶ)C1として推定するもので、詳しい構成についてはC節で説明する。なお、この目標SOC推定部110が[課題を解決するための手段]の欄に記載した「アイドリングストップ用容量設定部」に相当する。「SOC」は、バッテリに残存している電気量を、バッテリを満充電したときに蓄えられる電気量で除した値として定義される。
バッテリSOC算出部120は、バッテリ電流センサ88によって検出されたバッテリ40の充放電電流(「バッテリ電流」と呼ぶ)Abに基づいて、バッテリ40の現在のSOC(以下、「現在SOC値」と呼ぶ)C2を算出する。詳しくは、バッテリ40の充電電流をプラス値とし、バッテリ40の放電電流をマイナス値として充放電電流Abを積算することで、現在SOC値C2を算出する。バッテリ電流センサ88およびバッテリSOC算出部120の構成が、[課題を解決するための手段]の欄に記載した「SOC検出部」に相当する。なお、SOC検出部は、バッテリ電流センサ88によって検出されたバッテリ電流に基づいて算出するものに限る必要はなく、バッテリ電解液比重センサ、セル電圧センサ、バッテリ端子電圧センサ等に基づいて求める構成としてもよい。さらに、SOC検出部は、バッテリに残存している電気量を検出する構成に限る必要もなく、例えば充電可能量等の他のパラメータで蓄電状態を検出するものとすることもできる。
フィードバック制御部130は、車両の走行時に、目標SOC値C1から現在SOC値C2を差し引いた差分値を求め、その差分値を値0にフィードバック制御で一致させる電圧指示値Svを求める。その電圧指示値Svはオルタネータ35の発電量を指示するもので、オルタネータ35に送られる。この結果、燃料発電によって現在SOC値C2が目標SOC値C1に制御される。フィードバック制御部130の構成が、[課題を解決するための手段]の欄に記載した「残存容量制御部」に相当する。
SOC制御部100には、図示はしないが、上記以外に、「バッテリ制御」と呼ばれる機能と、「充電制御」と呼ばれる機能が設けられている。バッテリ制御について説明する。バッテリ、特に本実施形態の鉛バッテリは、長寿命化の要請から、使用可能なSOC範囲(運用するSOC範囲)が予め定められている。このため、このSOC範囲の下限値(例えば60%)をバッテリ40のSOCが下回るときにエンジン10の動力を増大してSOCを前記SOC範囲内とし、SOC範囲の上限値(例えば90%)をSOCが上回るときにSOCを消費して前記SOC範囲内とする「バッテリ制御」が行われる。アイドリングストップ制御によるエンジンの停止時においてもSOCが下限値を下回ると、エンジンが始動して燃料発電によってSOCを前記SOC範囲内とする。
「充電制御」は、通常走行中に燃料発電によるバッテリへの充電を抑えることで燃料消費量を節約し、減速走行中に回生発電によりバッテリへの充電を行なう制御処理である。充電制御については周知の構成であることから、詳しく説明しないが、概ね次の処理を行う。充電制御においては、通常走行時におけるフィードバック制御部130によるフィードバック制御を、目標SOC値C1が現在SOC値C2を上回るときに実行し、通常走行時に目標SOC値C1が現在SOC値C2以下であるときには、所定の発電カット電圧をオルタネータ35への電圧指示値Svとする。この構成により、通常走行時における充電を抑制し燃料消費量を節約することができる。なお、「通常走行」とは、車速が0km/hである「停車」、および前記回生発電が行われる「減速走行」のいずれにも該当しない自動車200の状態である。
A−3.目標SOC推定部の構成:
目標SOC推定部110は、タイマー部112と、推移傾向指数算出部114と、SOC配分要求レベル算出部116と、目標SOC算出部118とを備える。
タイマー部112は、時間をカウントする。推移傾向指数算出部114は、バッテリSOC算出部120から現在SOC値C2を順次取得するとともに、タイマー部112がカウントした時間Tmを順次取得する。推移傾向指数算出部114は、現在SOC値C2と時間Tmに基づいて、SOCについての時間経過に伴う推移の傾向を表す指数(以下、「推移傾向指数」と呼ぶ)P1を算出する。推移傾向指数P1は、SOC配分要求レベル算出部116に送られる。SOC配分要求レベル算出部116は、推移傾向指数P1に基づいてSOC配分要求レベルP2を算出する。SOC配分要求レベルP2は、目標SOC算出部118に送られる。目標SOC算出部118は、SOC配分要求レベルP2に基づいて目標SOC値C1を算出する。目標SOC推定部110に備えられる各部112〜118の内容を、フローチャートを用いて次に詳述する。
図3は、推移傾向指数算出ルーチンを示すフローチャートである。この推移傾向指数算出ルーチンは、ECU50に備えられたCPUによって、所定時間(例えば、60sec)毎に繰り返し実行される。なお、この推移傾向指数算出ルーチンは、自動車200の運転が開始された以後、常に繰り返し実行される。推移傾向指数算出ルーチンは、タイマー部112と推移傾向指数算出部114を実現するためのものである。
図示するように、処理が開始されると、ECU50のCPUは、バッテリSOC算出部120から現在SOC値C2を取得する(ステップS110)。次いで、CPUは、その取得された現在SOC値C2が、低SOC範囲、高SOC範囲、低SOC範囲でも高SOC範囲でもない範囲のいずれの範囲内に位置するかを判定する(ステップS120)。低SOC範囲と高SOC範囲は、バッテリ40の使用可能SOC範囲(例えば、60%〜90%)内に予め定められたもので、使用可能SOC範囲内の低い側の所定範囲(例えば、65%〜70%)に低SOC範囲が、使用可能SOC範囲内の高い側の所定範囲(例えば、80%〜85%)に高SOC範囲がそれぞれ設定されている。
バッテリ制御により、SOCは使用可能SOC範囲内を時間経過に伴って変化するが、このときの推移の傾向が低い側に偏っているのか、高い側に偏っているかを調べるために用意したのが、前記低SOC範囲と高SOC範囲である。ステップS120で、現在SOC値C2が低SOC範囲内に位置すると判定された場合に、CPUは、第1の推移記憶用メモリに値1を記憶する(ステップS130)。
図4は、第1の推移記憶用メモリ52の構成を示す説明図である。第1の推移記憶用メモリ52は、n個に分割されたメモリ領域52(n)〜52(1)を有し、最上位であるn番目のメモリ領域52(n)から最下位である1番目のメモリ領域52(1)まで履歴が新しいものから古いものに順に並ぶように構成されている。nは、2以上の整数であり、予め定められた値である。この第1の推移記憶用メモリ52および後述する第2の推移記憶用メモリ54は、ECU50に備えられるRAMに含まれる。ステップS130では、まず、メモリ領域52(n)〜52(1)の各記憶内容を1つのメモリ領域分だけ下位側(図中の右側)にシフトする。このとき、シフト前に1番目のメモリ領域52(1)に記憶された値は破棄する。その後、n番目のメモリ領域52(n)に、低SOC範囲内に位置する旨を示す値1を格納する。
一方、ステップS120で、現在SOC値C2が高SOC範囲内に位置すると判定された場合には、CPUは、第2の推移記憶用メモリ54に値1を記憶する(ステップS140)。
図5は、第2の推移記憶用メモリ54の構成を示す説明図である。第2の推移記憶用メモリ54は、第1の推移記憶用メモリ52と同じ構成であり、n個に分割されたメモリ領域54(n)〜54(1)を有する。ステップS140では、まず、メモリ領域54(n)〜54(1)の各記憶内容を1つのメモリ領域分だけ下位側(図中の右側)にシフトする。このとき、シフト前に1番目のメモリ領域54(1)に記憶された値は破棄する。その後、n番目のメモリ領域54(n)に、低SOC範囲内に位置する旨を示す値1を格納する。
他方、ステップS120で、現在SOC値C2が、低SOC範囲でも高SOC範囲でもない範囲内に位置すると判定された場合には、CPUは、第1の推移記憶用メモリ54および第2の推移記憶用メモリ54に値0をそれぞれ記憶する(ステップS150)。詳しくは、第1の推移記憶用メモリ52において、メモリ領域52(n)〜52(1)の各記憶内容を1つのメモリ領域分だけ下位側にシフトし、このとき、シフト前に1番目のメモリ領域52(1)に記憶された値は破棄し、その後、n番目のメモリ領域52(n)に値0を格納するとともに、第2の推移記憶用メモリ54において、メモリ領域54(n)〜54(1)の各記憶内容を1つのメモリ領域分だけ下位側にシフトし、このとき、シフト前に1番目のメモリ領域54(1)に記憶された値は破棄し、その後、n番目のメモリ領域54(n)に値0を格納する。
ステップS110からステップS150の処理が、推移傾向指数算出ルーチンの繰り返しによって所定時間毎に繰り返し実行されることで、第1の推移記憶用メモリ52には、現在からメモリ領域の数nに見合った所定時間前までの期間において、SOCが低SOC範囲内に推移するか否かの判定結果が順次記憶されることになる。一方、第2の推移記憶用メモリ54には、現在からメモリ領域の数nに見合った所定時間前までの期間において、SOCが高SOC範囲内に推移するか否かの判定結果が順次記憶されることになる。
ステップS130、ステップS140、またはステップS150の実行後、CPUは、第1の推移記憶用メモリ52内の各メモリ領域に記憶されている値1の数から、SOCが低SOC範囲内に含まれる割合を示す低SOC範囲推移割合R1を算出する(ステップS160)。具体的には、第1の推移記憶用メモリ52内の各メモリ領域52(n)〜52(1)に記憶されている値の合計値を求め、この合計値を値nで割った商を低SOC範囲推移割合R1とする。
次いで、CPUは、第2の推移記憶用メモリ54内の各メモリ領域に記憶されている値1の数から、SOCが高SOC範囲内に含まれる割合を示す高SOC範囲推移割合R2を算出する(ステップS170)。具体的には、第2の推移記憶用メモリ54内の各メモリ領域54(n)〜54(1)に記憶されている値の合計値を求め、この合計値を値nで割った商を高SOC範囲推移割合R2とする。ステップS170の実行後、CPUは、処理を「リターン」に進めて、この推移傾向指数算出ルーチンを一旦終了する。なお、このルーチンで求めた低SOC範囲推移割合R1と高SOC範囲推移割合R2とが、前述した推移傾向指数P1に該当する。
図6は、SOC、低SOC範囲推移割合R1、および高SOC範囲推移割合R2の時間経過に伴う変化を示すタイミングチャートである。図6(a)にSOCの変化を、図6(b)に低SOC範囲推移割合R1の変化を、図6(c)に高SOC範囲推移割合R2の変化を示した。自動車200の運転が開始された以後、例えば図6(a)に示すように、SOCは上下に変化する。そして、現在からメモリ領域の数nに見合った所定時間前までの期間(図中の「判定期間」)における、SOCが低SOC範囲内に位置する度数が、図6(b)に示すように、低SOC範囲推移割合R1として変化する。また、前記判定期間における、SOCが高SOC範囲内に位置する度数が、図6(c)に示すように、高SOC範囲推移割合R2として変化する。
図7は、目標SOC算出ルーチンを示すフローチャートである。この目標SOC算出ルーチンは、車両の走行時に所定時間(例えば、60sec)毎に繰り返し実行される。すなわち、目標SOC算出ルーチンは、アイドリングストップ制御によるエンジン10の停止時には実行されない。目標SOC算出ルーチンは、SOC配分要求レベル算出部116と目標SOC算出部118を実現するためのものである。
図示するように、処理が開始されると、ECU50のCPUは、推移傾向指数算出ルーチン(図3)によって求められた低SOC範囲推移割合R1と高SOC範囲推移割合R2を取得する(ステップS210)。その後、CPUは、SOC配分要求レベル算出用マップMPを用いて、低SOC範囲推移割合R1と高SOC範囲推移割合R2に基づいてSOC配分要求レベルP2を算出する処理を行う(ステップS220)。バッテリには、先に説明したように、使用可能なSOC範囲がバッテリの種類毎に定められている。本実施形態では、使用可能SOC範囲をアイドリングストップ用と充電制御用とに配分することを図っており、SOC配分要求レベルP2は前記配分のレベルを指定するパラメータである。
図8は、SOC配分要求レベル算出用マップMPを示す説明図である。図示するように、SOC配分要求レベル算出用マップMPは、横軸に低SOC範囲推移割合R1をとり、縦軸に高SOC範囲推移割合R2をとり、横軸の値と縦軸の値とに対応するSOC配分要求レベルP2をマッピングしたマップデータである。低SOC範囲推移割合R1と、高SOC範囲推移割合R2と、SOC配分要求レベルP2との関係を、予め実験的にあるいはシミュレーションにより求めることで、SOC配分要求レベル算出用マップMPは作成されており、ROMに記憶している。ステップS300では、ROMからSOC配分要求レベル算出用マップMPを呼び出し、そのマップMPを参照して、推移傾向指数算出ルーチン(図3)によって求められた低SOC範囲推移割合R1と高SOC範囲推移割合R2とに対応するSOC配分要求レベルP2を取得する。図示の例では、SOC配分要求レベルP2としてA、B、C、D、Eの5つの値が用意されている。A、B、C、D、Eはこの順で高い値となっている。低SOC範囲推移割合R1が高いほど、SOC配分要求レベルP2は高い値となり、低SOC範囲推移割合R1が高いほど、SOC配分要求レベルP2は低い値となる。
図7に戻って、ステップS220の実行後、CPUは、目標SOC算出用テーブルTBを用いて、SOC配分要求レベルP2に基づいて目標SOC値C1を算出する処理を行う(ステップS230)。
図9は、目標SOC算出用テーブルTBを示す説明図である。図示するように、目標SOC算出用テーブルTBは、横軸にSOC配分要求レベルP2をとり、縦軸に目標SOC値C1をとり、直線LでSOC配分要求レベルP2と目標SOC値C1の関係を示している。このSOC配分要求レベルP2と目標SOC値C1の関係を、予め実験的にあるいはシミュレーションにより求めることで、目標SOC算出用テーブルTBは作成されており、ROMに記憶している。ステップS230では、CPUは、ROMから目標SOC算出用テーブルTBを呼び出し、そのテーブルTBを参照して、ステップS220で算出したSOC配分要求レベルP2に対応する目標SOC値C1を取得する。
図示するように、直線Lで示される目標SOC値C1は、バッテリ40の使用可能SOC範囲W内に設定される値であり、その使用可能SOC範囲Wを充電制御用容量とアイドリングストップ用容量とに配分したときの配分率を示す。換言すれば、バッテリ40の使用可能SOC範囲Wに対して、アイドリングストップ用容量の領域が下側に、充電制御用容量の領域が上側にそれぞれ設定されており、両領域の境が目標SOC値C1となっている。また、使用可能SOC範囲Wの下限値にアイドリングストップ用容量を加えた水準が目標SOC値C1として設定されているとも言える。
充電制御用容量は、前述した充電制御による燃料発電の抑制によって必要となる電池容量である。アイドリングストップ用容量は、今後のストップアンドスタート期間において使用されると予想される容量である。本実施形態では、アイドリングストップ用容量は、予想される最大の大きさに定められている。SOC配分要求レベルP2が高い値になるほど、アイドリングストップ用容量は大きくなっている。直線Lよりも上側にSOCを制御したとき、そのSOCに対応する使用可能SOC範囲内の残存容量がアイドリングストップ用容量を上回ることからアイドリングストップ制御を完全に実施できるといえるが、その上回る分だけ余剰である。このため、直線Lで示される目標SOC値C1は、今後アイドリングストップ制御を完全に実施でき、かつSOC貯蔵のための発電量を最小にできるSOCを示しているといえる。
目標SOC値C1は、直線Lに示すように、SOC配分要求レベルP2の上昇に従ってリニアに増大するものであったが、本発明ではこれに限られない。例えば、SOC配分要求レベルP2が所定値以下のときにはSOC配分要求レベルP2の上昇に従ってリニアに増大し、SOC配分要求レベルP2が所定値を上回るときには一定値を維持するように、目標SOC値C1を定めた構成としてもよい。この構成は、使用可能SOC範囲が比較的小さいバッテリの場合に有効である。さらに、目標SOC値C1の変化を直線で示す構成に換えて、曲線で示す構成とすることもできる。
図7に戻って、ステップS230の実行後、CPUは、ステップS230で算出した目標SOC値C1をフィードバック制御部130(図2)に出力し(ステップS240)、その後、目標SOC算出ルーチンを一旦終了する。フィードバック制御部130では、現在SOC値C2が前記算出された目標SOC値C1に制御される。現在SOC値C2は、バッテリ40の使用可能SOC範囲における残存容量を指し示すが、上記制御の結果、車両走行中に、残存容量はアイドリングストップ用容量を下回ることを回避することができる。すなわち、図9において、現在SOC値が充電制御用容量の領域に位置するとき、すなわち、前記残存容量がアイドリングストップ用容量を上回るときに、充電制御がなされて燃料発電によるバッテリ40への充電が抑えられている。そして、SOCが低下してアイドリングストップ用容量を下回る可能性が生じたとき、燃料発電によって、直線Lで示される目標SOC値C1にSOCは制御されることで、前記アイドリングストップ用容量を下回ることが回避される。
A−4.作用、効果:
図10は、自動車200の運転中における車速とバッテリ40のSOC(現在SOC値C2)についてのタイムチャートを示す説明図である。タイムチャートは、縦軸に車速とSOCをとり、横軸に時間をとったものである。自動車200の運転が開始され、時刻t0において自動車200が発進すると、車速は次第に増し、通常走行に至る。その後、時刻t1において、車両が減速状態に移行する。この時刻t0から時刻t1までのt0−t1期間においては、実線に示すように、SOCは徐々に低下する。この実線は従来例についてのもので、本実施形態では2点鎖線のように変化する。これについては後述する。
時刻t1の後、時刻t2において車両は停止する。t1−t2の期間では、減速による回生発電がなされ、実線に示すようにSOCは徐々に上昇する。時刻t2(厳密に言えばエンジン停止条件が成立したとき)から車速が立ち上がる時刻t3までの期間がストップアンドスタート期間SSTであり、エンジン10は停止されている。ストップアンドスタート期間SSTでは、補機類による電力消費によってSOCは徐々に下降する。従来例では、実線に示すように、この停止の最中にSOCが下限値SLに達すると(時刻tb)、バッテリ制御によってエンジン10は再始動することになる。再始動後、実線に示すように、エンジン10の動力により発電されSOCは増大する。
本実施形態では、通常走行時にSOCが低下して、バッテリ40の使用可能SOC範囲における残存容量がアイドリングストップ用容量を下回ったときに(時刻ta)、燃料発電によってSOCが増大される。図中2点鎖線に示すようにta−t2期間においてSOCは増大する。この増大は、今後のストップアンドスタート期間に使用すると予想される最大の電池容量を考慮したものであることから、ストップアンドスタート期間t2−t3においてSOCが低下しても、SOCは下限値SLに至ることがない。なお、「今後のストップアンドスタート期間」とは、図示の一つのストップアンドスタート期間SSTに限るものではなく、所定の期間において複数のストップアンドスタート期間があれば、それらストップアンドスタート期間の全部である。
したがって、本実施形態では、従来例のように、ストップアンドスタート期間t2−t3において、SOCが下限値に達してエンジン10が再始動されることがない。ストップアンドスタート期間の途中でSOC不足からエンジンを再始動する場合は、エンジンの運転時に動力増大してSOCを増加する場合に比べて、3倍から5倍近くの燃料量が必要である。すなわち、エンジンの運転時における単位SOC(例えばSOC1%)当たりの燃費効果は、ストップアンドスタート期間の途中でSOC不足からエンジンを再始動する場合に比べて、3倍から5倍優れている。この結果、本実施形態の自動車200は、従来例に比べて燃費を向上させることができる。
本実施形態では、低SOC範囲推移割合R1が高いほど、SOC配分要求レベルP2は高い値となり、アイドリングストップ容量は増加するように調整される。SOCの推移の傾向が低い側に偏っている状況では、従来、アイドリングストップ制御による停止期間中に強制的にエンジンが再始動されることが生じやすいが、本実施形態の車両制御装置によれば、前述したように、アイドリングストップ用容量を増加することで、前記エンジンの再始動を抑えることができる。このため、停車時にはエンジンが自動停止するというアイドリングストップ制御の商品性が損なわれることを回避することが可能となる。
さらに、次のような効果もある。アイドリングストップ制御によるエンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量は、アイドルストップ制御によるエンジンの停止の頻度や、その停止期間中において補機類で費やす電力量によって変動する。このため、そのエンジンの停止の頻度や前記電力量に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を決定する構成(以下、この構成を「比較構成」と呼ぶ)が考えられる。しかしながら、比較構成は、バッテリの充電回復性能(=充電受入性能)が一定である場合に有効である。これに対して、バッテリの充電回復性能は、バッテリの種類、劣化度、温度などのバッテリ状態によって変動する。このため、比較構成では、同じ運転環境であっても、バッテリ状態が異なれば、前記アイドリングストップ用容量が不足したり、足りたりする。すなわち、補機類の消費電力が大きくても、充電回復性能が高ければアイドリングストップ用容量は足り、一方、補機類の消費電力が小さくても、充電回復性能が低ければアイドリングストップ用容量は不足する。このため、比較構成では、前記アイドリングストップ用容量を最適にするためには、多くの適合が必要となることから、高精度の制御が難しい。これに対して、本実施形態では、充電回復性能が判らなくても、電力量や充電回復性能から決まる結果としてのSOCについての推移の傾向から前記アイドリングストップ用容量を決めていることから、アイドリングストップ用容量を容易にかつ高精度に決めることができる。したがって、燃費向上を確実に行うことができる。
なお、前記実施形態では、低SOC範囲推移割合R1が高くなるにつれてアイドリングストップ用容量を増加する処理と、高SOC範囲推移割合R2が高くなるにつれてアイドリングストップ用容量を減少する処理との双方を行っていたが、これに換えて、前記2つの処理のうちのいずれか一方だけを行う構成としてもよい。
B.第2実施形態:
図11は、本発明の第2実施形態におけるECU50の構成を機能的に示す説明図である。第2実施形態の自動車は、第1実施形態の自動車200と比べて、ECU50が機能的に有している目標SOC推定部310の構成が異なるだけである。目標SOC推定部310以外の構成は、第1実施形態における自動車の構成と同一であるので、同一の構成要素については、その説明を省略する。なお、同一の構成要素については、以下の説明では、第1実施形態と同一の符号を付すものとする。
目標SOC推定部310は、第1実施形態における目標SOC推定部110(図2参照)と同様に、タイマー部112と、推移傾向指数算出部314と、SOC配分要求レベル算出部316と、目標SOC算出部118とを備える。タイマー部112と目標SOC算出部118の構成は第1実施形態と同一であり、推移傾向指数算出部314とSOC配分要求レベル算出部316の構成は第1実施形態と相違する。
なお、SOC制御部300は、第1実施形態と同様に「バッテリ制御」と呼ばれる機能を有するが、図11では、この機能をバッテリ制御部340として図示している。バッテリ制御部340は、第1実施形態で説明したように、ストップアンドスタート期間の途中でSOCが下限値を下回ったときに、エンジン10を強制的に再始動させる制御を行う。バッテリ制御部340は、その再始動したタイミングで、再始動が起こった旨の信号P3を推移傾向指数算出部314に送信する。推移傾向指数算出部314は、現在から所定時間前までの期間において、信号P3を受ける回数をカウントする処理を逐次行う。この回数を「強制再始動回数」と呼ぶ。
図12は、SOCと強制再始動回数NSの時間経過に伴う変化を示すタイミングチャートである。図12(a)にSOCの変化を、図12(b)に強制再始動回数NSの変化を示した。自動車の運転が開始された以後、例えば図12(a)に示すように、SOCは上下に変化する。アイドリングストップ制御によってエンジンが停止している最中にSOCが下限値SLを下回ると、バッテリ制御部340によって、エンジン10は強制的に再始動することになる(図中の時刻t11、t12、t13、t14、t15、t16)。すなわち、SOCが下限値SLを下回ると、アイドリングストップ制御が禁止される。推移傾向指数算出部314によれば、現在から所定時間前までの期間(図中の「判定期間」)において、前記信号P3を受ける回数、すなわち、強制再始動回数NSをカウントする。強制再始動回数NSは、図12(b)に示すように変化する。
すなわち、推移傾向指数算出部314では、強制再始動回数NSを推移傾向指数P1として求めていることになる。強制再始動回数NSは、SOCが下限値SLに達した度数を示すものであることから、SOCの推移の傾向が低い側に偏っているか否かの判断が可能であるためである。
図13は、第2実施形態における目標SOC算出ルーチンを示すフローチャートである。この目標SOC算出ルーチンは、第1実施形態と同様に、車両の走行時に所定時間(例えば、60sec)毎に繰り返し実行される。処理が開始されると、ECU50のCPUは、まず、推移傾向指数算出部314によって求められた強制再始動回数NSを取得する(ステップS310)。その後、CPUは、強制再始動回数NSに基づいてSOC配分要求レベルP2を算出する処理を行う(ステップS320)。
図14は、ステップS320の算出に用いられるマップを示す説明図である。図示するように、このマップは、横軸に強制再始動回数NSをとり、縦軸にSOC配分要求レベルP2をマッピングしたマップデータである。強制再始動回数NSとSOC配分要求レベルP2との関係を、予め実験的にあるいはシミュレーションにより求めることで、このマップは作成されており、ROMに記憶している。ステップS300では、ROMからこのマップを呼び出し、そのマップMPを参照して、ステップS310で取得した強制再始動回数NSに対応するSOC配分要求レベルP2を取得する。図示の例では、SOC配分要求レベルP2としてA、B、C、D、Eの5つの値が用意されている。A、B、C、D、Eはこの順で高い値となっている。強制再始動回数NSが高いほど、SOC配分要求レベルP2は高い値となる。
図13に戻って、ステップS320の実行後、CPUは、ステップS230に処理を進める。ステップS230とステップS240の処理は、第1実施形態のステップS230とステップS240と同一の処理である。この結果、ステップS320で算出したSOC配分要求レベルP2に対応する目標SOC値C1が、フィードバック制御部130(図11)に送られる。
以上のように構成された第2実施形態では、第1実施形態と同様に、従来例に比べて燃費を向上させることができる。特に、この第2実施形態では、SOCの推移の傾向を強制再始動回数NSから判定する構成としたことから、アイドリングストップ制御による停止期間中において使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を、従来備えられるバッテリ制御部の構成を利用して求めることが可能となる。したがって、構成の簡略化を図ることができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施形態や変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
SOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数P1が、第1実施形態では低SOC範囲推移割合R1高SOCと範囲推移割合R2が該当し、第2実施形態では強制再始動回数NSが該当するものとしていたが、本発明はこれらに限られない。SOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す変数であれば、いずれの変数を検知する構成としてもよい。
・変形例2:
上記実施例では、バッテリは鉛蓄電池としたが、本発明ではこれに限られない。例えば、リチウムイオン蓄電池、ロッキングチェア型蓄電体等の他の種類のバッテリに替えることもできる。また、上記実施例では、車両は自動車であったが、これに換えて、電車等の自動車以外の車両としてもよい。
・変形例3:
上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェア(例えば集積回路)で実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
・変形例4:
なお、前述した実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。例えば、通常走行中はバッテリへの充電を抑えることで燃料消費量を節約し、減速走行中に回生発電によりバッテリへの充電を行なう充電制御についても省略することができる。
10…エンジン
15…自動変速機
20…ディファレンシャルギア
25…駆動輪
30…スタータ
34…駆動機構
35…オルタネータ
40…バッテリ
50…ECU
52…第1の推移記憶用メモリ
54…第2の推移記憶用メモリ
70…補機類
72…ヘッドライト
74…空調装置
82…車輪速センサ
84…ブレーキペダルセンサ
86…アクセル開度センサ
88…バッテリ電流センサ
89…オルタネータ電流センサ
90…アイドリングストップ制御部
100…SOC制御部
110…目標SOC推定部
112…タイマー部
114…推移傾向指数算出部
116…SOC配分要求レベル算出部
118…目標SOC算出部
120…バッテリSOC算出部
130…フィードバック制御部
200…自動車
300…SOC制御部
310…目標SOC制御部
314…推移傾向指数算出部
316…SOC配分要求レベル算出部
340…バッテリ制御部

Claims (7)

  1. エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両に搭載される車両制御装置であって、
    アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と、
    前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と、
    前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と、
    前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部と
    を備え、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    OCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を、前記SOC検出部によって検出されたSOCに基づいて算出し、
    前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する、車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記車両の走行時に、前記発電機の発電を抑制し、前記車両の減速走行中の回生発電による前記バッテリへの充電を許可する充電制御部を備え、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    前記バッテリの使用可能なSOC範囲を、前記充電制御部による前記発電機の発電の抑制によって必要となる充電制御用容量と、前記アイドリングストップ用容量とに配分したときの配分率を規定するパラメータを、前記アイドリングストップ用容量として設定する、車両制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両制御装置であって、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記SOCが、前記バッテリの使用可能なSOC範囲内に予め定められた低SOC範囲内に含まれる推移割合として算出し、
    前記アイドリングストップ用容量を、前記低SOC範囲内に含まれる推移割合が高くなるにつれて増加する、車両制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記SOCが、前記バッテリの使用可能なSOC範囲内に予め定められた高SOC範囲内に含まれる推移割合として算出し、
    前記アイドリングストップ用容量を、前記高SOC範囲内に含まれる推移割合が高くなるにつれて減少する、車両制御装置。
  5. エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両に搭載される車両制御装置であって、
    アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と、
    前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と、
    前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と、
    前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部と
    を備え、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    前記SOC検出部によって検出されるSOCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を算出し、
    前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出し、
    前記車両制御装置は、さらに、
    前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に、前記SOC検出部によって検出されたSOCが前記バッテリの使用可能なSOC範囲の下限値を下回ったときに、前記エンジンを再始動させるバッテリ制御部を備え、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    前記推移傾向指数を、現在から所定時間前までの期間において、前記バッテリ制御部によって前記エンジンが再始動する回数として算出し、
    前記アイドリングストップ用容量を、前記再始動する回数が多くなるにつれて増加する、車両制御装置。
  6. 車両であって、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、
    アイドリングストップ制御を行うアイドリングストップ制御部と、
    前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出するSOC検出部と、
    前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定するアイドリングストップ用容量設定部と、
    前記車両の走行時に、前記SOC検出部によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する残存容量制御部と
    を備え、
    前記アイドリングストップ用容量設定部は、
    OCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を、前記SOC検出部によって検出されたSOCに基づいて算出し、
    前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する、車両。
  7. エンジンと、前記エンジンの動力によって駆動される発電機の発電量によって充電可能なバッテリと、を有する車両に搭載される車両制御装置における車両制御方法であって、
    (a)アイドリングストップ制御を行う工程と、
    (b)前記バッテリの蓄電状態(SOC)を検出する工程と、
    (c)前記車両の走行時に、前記バッテリの使用可能なSOC範囲に対して、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止期間中に使用すると予想されるアイドリングストップ用容量を設定する工程と、
    (d)前記車両の走行時に、前記工程(b)によって検出されたSOCに対応する、前記使用可能なSOC範囲における残存容量が、前記アイドリングストップ用容量を下回ることを回避するように、前記発電機の発電量を制御する工程と
    を備え、
    前記工程(c)は、
    OCについての、時間経過に伴う推移の傾向を表す推移傾向指数を前記工程(b)によって検出されたSOCに基づいて算出し、
    前記算出された推移傾向指数に基づいて、前記アイドリングストップ用容量を算出する、車両制御方法。
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