JP2001016787A - バッテリ劣化検出装置 - Google Patents

バッテリ劣化検出装置

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JP2001016787A
JP2001016787A JP11183393A JP18339399A JP2001016787A JP 2001016787 A JP2001016787 A JP 2001016787A JP 11183393 A JP11183393 A JP 11183393A JP 18339399 A JP18339399 A JP 18339399A JP 2001016787 A JP2001016787 A JP 2001016787A
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voltage
battery
deterioration
power supply
supply line
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Akiyoshi Kanazawa
昭義 金澤
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電用電力供給ラインを介して供給される電
力により充電されて、放電用電力供給ラインを介して負
荷等に電力を供給するバッテリの劣化を、バッテリの種
別に関係なく安価に検出すること。 【解決手段】 充電用電力供給ラインL1と放電用電力
供給ラインL2とが接続されたバッテリBの劣化を検出
する装置であって、前記放電用電力供給ラインL2上の
電力の電圧を計測する電圧計測手段Vmと、前記電圧計
測手段Vmにより計測される前記放電用電力供給ライン
L2上の電力の電圧が所定の閾値を超えて基準電圧値か
ら変動したか否かを判定する判定手段3Aとを備え、前
記判定手段3Aの判定結果を基に前記バッテリの劣化を
検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充電用電力供給ラ
インを介して供給される電力により充電されて、放電用
電力供給ラインを介して負荷等に電力を供給するバッテ
リの劣化を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、走行用モータに電力を供給する
ためにハイブリッド車や電気自動車に搭載されるバッテ
リは、車両の減速時にモータに生じる逆起電力や、エン
ジンにより駆動されるオルタネータからの電力によっ
て、適宜充電される。
【0003】ところで、バッテリが充放電を繰り返すと
劣化して充電容量が減ることは、一般に広く知られてい
るところであるが、この劣化を把握していないと、見か
け上は満充電であっても実際の充電容量がさほどなく、
短時間の走行でバッテリが上がって走行不能になること
が起こり得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、バッテリの電
解液の比重を監視して劣化の有無を検出することが考え
られるが、そもそも比重計はコストが高く、しかも、電
解液そのものが存在しないドライバッテリでは比重計を
用いたバッテリの劣化検出ができないので、コスト及び
汎用性の面からして、バッテリの劣化を比重計で検出す
るのには限界がある。
【0005】そして、上述した劣化の検出に関する問題
は、ハイブリッド車や電気自動車に搭載されたバッテリ
に限らず、充放電が繰り返されるバッテリについて広く
一般的に当てはまるものであった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、充電用電力供給ラインを介して供給さ
れる電力により充電されて、放電用電力供給ラインを介
して負荷等に電力を供給するバッテリの劣化を、バッテ
リの種別に関係なく安価に検出することができるバッテ
リ劣化検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した本発明のバッテリ劣化検出装置は、
図1に基本構成図で示すように、充電用電力供給ライン
L1と放電用電力供給ラインL2とが接続されたバッテ
リBの劣化を検出する装置であって、前記放電用電力供
給ラインL2上の電力の電圧を計測する電圧計測手段V
mと、前記電圧計測手段Vmにより計測される前記放電
用電力供給ラインL2上の電力の電圧が所定の閾値を超
えて基準電圧値から変動したか否かを判定する判定手段
3Aとを備え、前記判定手段3Aの判定結果を基に前記
バッテリの劣化を検出することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載した本発明のバッテ
リ劣化検出装置は、請求項1に記載した本発明のバッテ
リ劣化検出装置において、前記閾値が、劣化していない
状態の前記バッテリにより平滑化し得る交流電圧成分の
値に応じて定まる値であるものとした。
【0009】さらに、請求項3に記載した本発明のバッ
テリ劣化検出装置は、請求項1又は2に記載した本発明
のバッテリ劣化検出装置において、前記バッテリBの内
部インピーダンスを計測するインピーダンス計測手段α
と、該インピーダンス計測手段αにより計測された前記
内部インピーダンスが前記バッテリBの満充電状態に相
当する領域の数値であるか否かを判定する第2判定手段
3Bとを備え、前記判定手段3Aが、前記インピーダン
ス計測手段αにより計測された前記内部インピーダンス
が前記バッテリBの満充電状態に相当する領域の数値で
ないと前記第2判定手段3Bが判定している際に、前記
電圧計測手段Vmにより計測される前記電圧が前記閾値
を超えて前記基準電圧値から変動したか否かの判定を行
うものとした。
【0010】請求項1に記載した本発明のバッテリ劣化
検出装置によれば、劣化していないバッテリBの内部イ
ンピーダンスは、劣化したバッテリBの内部インピーダ
ンスに比べて相対的に低い傾向を示すので、充電用電力
供給ラインL1上の電圧が、バッテリBの充電のために
供給される電力の通常の電圧から変化すると、バッテリ
Bが劣化していない場合と劣化している場合とで、放電
用電力供給ラインL2上の電力の電圧に次のような差異
が生じる。
【0011】即ち、バッテリBが劣化していなければ、
充電用電力供給ラインL1上の通常とは異なる電圧の電
力が、バッテリBにおける充電電荷への変換及び蓄積に
より平滑化されるので、放電用電力供給ラインL2上の
電力の電圧は通常の値のまま変化しない。
【0012】しかし、バッテリBが劣化していると、充
電用電力供給ラインL1上の通常とは異なる電圧の電力
が、バッテリBにおいて充電電荷に変換、蓄積されない
ので、充電用電力供給ラインL1上の電圧変動が平滑化
されずに放電用電力供給ラインL2に波及して、放電用
電力供給ラインL2上の電力の電圧が充電用電力供給ラ
インL1上の電力の電圧と同様に、通常の値から変化す
る。
【0013】また、請求項2に記載した本発明のバッテ
リ劣化検出装置によれば、請求項1に記載した本発明の
バッテリ劣化検出装置において、リップルノイズの発生
等により充電用電力供給ラインL1上の電力の電圧が変
動する場合、劣化していないバッテリBにより平滑化し
得る交流電圧成分の値に応じて閾値を定めると、バッテ
リBが劣化していない状態と劣化している状態とで、放
電用電力供給ラインL2上の電力の電圧に次のような差
異が生じる。
【0014】即ち、バッテリBが実際に劣化していなけ
れば、充電用電力供給ラインL1上のリップル電圧成分
がバッテリBにおいて平滑化されるので、電圧計測手段
Vmにより計測した放電用電力供給ラインL2上の電圧
が閾値を超えて基準電圧値から変動することはないが、
バッテリBが実際に劣化していると、充電用電力供給ラ
インL1上のリップル電圧成分がバッテリBにおいて殆
ど平滑化されなくなるので、電圧計測手段Vmにより計
測した放電用電力供給ラインL2上の電圧が閾値を超え
て基準電圧値から変動することになる。
【0015】さらに、請求項3に記載した本発明のバッ
テリ劣化検出装置によれば、請求項1又は2に記載した
本発明のバッテリ劣化検出装置において、満充電状態の
バッテリbの内部インピーダンスは、満充電状態でない
バッテリBに比べて相対的に高い傾向を示す。
【0016】したがって、バッテリBが劣化していなく
ても満充電状態であれば、充電用電力供給ラインL1上
の通常とは異なる電圧の電力が、バッテリBにおいて充
電電荷に変換、蓄積されずに放電用電力供給ラインL2
に波及して、放電用電力供給ラインL2上の電力の電圧
が通常の値から変化することになる。
【0017】そこで、電圧計測手段Vmにより計測した
放電用電力供給ラインL2上の電圧が所定の閾値を超え
て基準電圧値から変動したか否かの判定手段3Aによる
判定を、インピーダンス計測手段αにより計測されたバ
ッテリBの内部インピーダンスがバッテリBの満充電状
態に相当する領域の数値でないと第2判定手段3Bが判
定している際に限って行うことで、バッテリBの満充電
状態が原因で放電用電力供給ラインL2上の電力の電圧
が通常の値から変化することがない状況の下で、バッテ
リBが劣化したか否かが判定手段3Aの判定結果に基づ
いて行われることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるバッテリ劣化
検出装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図2は本発明の一実施形態に係るバッテリ
劣化検出装置の概略構成を一部ブロックにて示す説明図
であり、図2中引用符号1で示す本実施形態のバッテリ
劣化検出装置は、実効電圧42Vの高電圧バッテリB1
と、実効電圧14Vの低電圧バッテリB2との劣化を各
々検出するものである。
【0020】ここで、本実施形態のバッテリ劣化検出装
置1の詳細を説明する前に、高電圧バッテリB1及び低
電圧バッテリB2を有する車両の電源系の概略構成につ
いて説明する。
【0021】図2中引用符号Aはオルタネータであり、
このオルタネータAは、不図示のエンジンにより回転駆
動されて交流電力を発電し、この発電された交流電力を
AC/DCコンバータCN1により実効電圧42Vの直
流電力に変換した後、第1充電用電力供給ラインL11
を介して高電圧バッテリB1に充電用電力として供給す
る。
【0022】尚、高電圧バッテリB1は、第1放電用電
力供給ラインL21を介して大容量負荷11に、実効電
圧42Vの直流電力を電源用電力として供給する。
【0023】また、図2中引用符号CN2はDC/DC
コンバータであり、このDC/DCコンバータCN2
は、オルタネータA乃至AC/DCコンバータCN1か
ら第1放電用電力供給ラインL21を介して供給される
実効電圧42Vの電源用電力を、実効電圧14Vに降圧
した後、第2充電用電力供給ラインL12を介して低電
圧バッテリB2に充電用電力として供給する。
【0024】尚、低電圧バッテリB2は、第2放電用電
力供給ラインL22を介して通常負荷12に、実効電圧
14Vの直流電力を電源用電力として供給する。
【0025】そして、バッテリ劣化検出装置1は、第1
放電用電力供給ラインL21上の電力の電圧及び電流で
ある高充電電圧及び高充電電流を各々計測する高電圧用
電圧センサVm1及び高電圧用電流センサIm1と、第
2放電用電力供給ラインL22上の電力の電圧及び電流
である低充電電圧及び高充電電流を各々計測する低電圧
用電圧センサVm2及び低電圧用電流センサIm2と、
マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記す
る。)3と、劣化表示部5とを有している。
【0026】前記マイコン3は、図3にバッテリ劣化検
出装置1の電気的な概略構成のブロック図で示すよう
に、CPU3a、RAM3b、及び、ROM3cを有し
ており、このうち、CPU3aには、RAM3b及びR
OM3cの他、前記高電圧用電圧センサVm1、低電圧
用電圧センサVm2、高電圧用電流センサIm1、低電
圧用電流センサIm2、並びに、劣化表示部5と、イグ
ニッションスイッチ7とが各々接続されている。
【0027】前記RAM3bは、各種データ記憶用のデ
ータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有
しており、前記ROM3cには、CPU3aに各種処理
動作を行わせるための制御プログラムが格納されてい
る。
【0028】前記劣化表示部5は、例えば液晶ディスプ
レイ等からなり、高電圧バッテリB1や低電圧バッテリ
B2の劣化が検出された場合に、その旨を報知するため
の表示を行うように構成されている。
【0029】次に、前記ROM3cに格納された制御プ
ログラムに従いCPU3aが行う処理を、図4乃至図6
のフローチャートを参照して説明する。
【0030】マイコン3が起動しプログラムがスタート
すると、CPU3aは、まず、図4にメインルーチンの
フローチャートで示すように、初期設定を実行する(ス
テップS1)。
【0031】このステップS1における初期設定では、
RAM3bのワークエリアに設けられた各種フラグエリ
アのフラグを「0」に設定する他、このワークエリアに
設けられた各種バッファエリアのクリア等を行う。
【0032】ステップS1の初期設定が済んだならば、
次に、イグニッションスイッチ7がオンであるか否かを
確認し(ステップS3)、オンでない場合は(ステップ
S3でN)、オンになるまでステップS3をリピート
し、オンである場合は(ステップS3でY)、満充電確
認処理を行う(ステップS5)。
【0033】このステップS5における満充電確認処理
では、図5にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、まず、高電圧用電圧センサVm1及び高電圧用電流
センサIm1により計測される、第1放電用電力供給ラ
インL21上の高充電電圧Vh及び高充電電流Ihを各
々読み込む(ステップS5a)。
【0034】次に、読み込んだ高充電電圧Vh及び高充
電電流Ihに基づいて高電圧バッテリB1の内部インピ
ーダンスRhを割り出し(ステップS5b)、この内部
インピーダンスRhが高電圧バッテリB1の満充電状態
時の内部インピーダンスである高電圧抵抗閾値Rhth
を上回っているか否かを確認する(ステップS5c)。
【0035】内部インピーダンスRhが高電圧抵抗閾値
Rhthを上回っている場合は(ステップS5cで
Y)、後述するステップS5fに進み、上回っていない
場合は(ステップS5cでN)、RAM3bの高電圧満
充電フラグエリアのフラグF1が「0」であるか否かを
確認する(ステップS5d)。
【0036】高電圧満充電フラグF1が「0」である場
合は(ステップS5dでY)、後述するステップS5h
に進み、「0」でない場合は(ステップS5dでN)、
高電圧満充電フラグF1を「0」に設定した後(ステッ
プS5e)、ステップS5hに進む。
【0037】また、ステップS5cにおいて内部インピ
ーダンスRhが高電圧抵抗閾値Rhthを上回っている
場合(Y)に進むステップS5fでは、高電圧満充電フ
ラグF1が「0」であるか否かを確認する。
【0038】高電圧満充電フラグF1が「0」でない場
合は(ステップS5fでN)、ステップS5hに進み、
「0」である場合は(ステップS5fでY)、高電圧満
充電フラグF1を「1」に設定した後(ステップS5
g)、ステップS5hに進む。
【0039】ステップS5hでは、低電圧用電圧センサ
Vm2及び低電圧用電流センサIm2により計測され
る、第2放電用電力供給ラインL22上の低充電電圧V
l及び低充電電流Ilを各々読み込み、読み込んだ低充
電電圧Vl及び低充電電流Ilに基づいて低電圧バッテ
リB2の内部インピーダンスRlを割り出す(ステップ
S5j)。
【0040】次に、割り出した低電圧バッテリB2の内
部インピーダンスRlが低電圧バッテリB2の満充電状
態時の内部インピーダンスである低電圧抵抗閾値Rlt
hを上回っているか否かを確認し(ステップS5k)、
上回っている場合は(ステップS5kでY)、後述する
ステップS5pに進み、上回っていない場合は(ステッ
プS5kでN)、RAM3bの低電圧満充電フラグエリ
アのフラグF3が「0」であるか否かを確認する(ステ
ップS5m)。
【0041】低電圧満充電フラグF3が「0」である場
合は(ステップS5mでY)、満充電確認処理を終了し
て、図4のメインルーチンにリターンし、「0」でない
場合は(ステップS5mでN)、低電圧満充電フラグF
3を「0」に設定した後(ステップS5n)、満充電確
認処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンす
る。
【0042】また、ステップS5kにおいて内部インピ
ーダンスRlが低電圧抵抗閾値Rlthを上回っている
場合(Y)に進むステップS5pでは、低電圧満充電フ
ラグF3が「0」であるか否かを確認する。
【0043】低電圧満充電フラグF3が「0」でない場
合は(ステップS5pでN)、満充電確認処理を終了し
て、図4のメインルーチンにリターンし、「0」である
場合は(ステップS5pでY)、低電圧満充電フラグF
3を「1」に設定した後(ステップS5r)、満充電確
認処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンす
る。
【0044】ステップS5の満充電確認処理が済んだな
らば、図4に示すように、高電圧満充電フラグF1が
「0」であるか否かを確認し(ステップS7)、「0」
でない場合は(ステップS7でN)、後述するステップ
S9に進み、「0」である場合は(ステップS7で
Y)、高電圧バッテリ劣化確認処理を行う(ステップS
9)。
【0045】このステップS9における高電圧バッテリ
劣化確認処理では、図6にサブルーチンのフローチャー
トで示すように、まず、ステップS5aで読み込んだ第
1放電用電力供給ラインL21上の高充電電圧Vhが、
高電圧バッテリB1の劣化の指標となる所定の高電圧閾
値Vhthを上回っているか否かを確認する(ステップ
S9a)。
【0046】高充電電圧Vhが高電圧閾値Vhthを上
回っている場合は(ステップS9aでY)、後述するス
テップS9eに進み、上回っていない場合は(ステップ
S9aでN)、RAM3bの高電圧劣化フラグエリアの
フラグF5が「0」であるか否かを確認する(ステップ
S9b)。
【0047】高電圧劣化フラグF5が「0」である場合
は(ステップS9bでY)、高電圧バッテリ劣化確認処
理を終了して、図4のメインルーチンにリターンし、
「0」でない場合は(ステップS9bでN)、劣化表示
部5による高電圧バッテリB1の劣化表示を終了させ
(ステップS9c)、高電圧劣化フラグF5を「0」に
設定した後(ステップS9d)、高電圧バッテリ劣化確
認処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンす
る。
【0048】また、ステップS9aにおいて高充電電圧
Vhが高電圧閾値Vhthを上回っている場合(Y)に
進むステップS9eでは、高電圧劣化フラグF5が
「0」であるか否かを確認する。
【0049】高電圧劣化フラグF5が「0」でない場合
は(ステップS9eでN)、高電圧バッテリ劣化確認処
理を終了して、図4のメインルーチンにリターンし、
「0」である場合は(ステップS9eでY)、劣化表示
部5による高電圧バッテリB1の劣化表示を開始させ
(ステップS9f)、高電圧劣化フラグF5を「1」に
設定した後(ステップS9g)、高電圧バッテリ劣化確
認処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンす
る。
【0050】ステップS9の高電圧バッテリ劣化確認処
理が済んだならば、図4に示すように、低電圧満充電フ
ラグF3が「0」であるか否かを確認し(ステップS1
1)、「0」でない場合は(ステップS11でN)、ス
テップS3にリターンし、「0」である場合は(ステッ
プS11でY)、低電圧バッテリ劣化確認処理を行う
(ステップS13)。
【0051】このステップS13における低電圧バッテ
リ劣化確認処理では、図7にサブルーチンのフローチャ
ートで示すように、まず、ステップS5hで読み込んだ
第2放電用電力供給ラインL22上の低充電電圧Vl
が、低電圧バッテリB2の劣化の指標となる所定の低電
圧閾値Vlthを上回っているか否かを確認する(ステ
ップS13a)。
【0052】低充電電圧Vlが低電圧閾値Vlthを上
回っている場合は(ステップS13aでY)、後述する
ステップS13eに進み、上回っていない場合は(ステ
ップS13aでN)、RAM3bの低電圧劣化フラグエ
リアのフラグF7が「0」であるか否かを確認する(ス
テップS13b)。
【0053】低電圧劣化フラグF7が「0」である場合
は(ステップS13bでY)、低電圧バッテリ劣化確認
処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンし、
「0」でない場合は(ステップS13bでN)、劣化表
示部5による低電圧バッテリB2の劣化表示を終了させ
(ステップS13c)、低電圧劣化フラグF7を「0」
に設定した後(ステップS13d)、低電圧バッテリ劣
化確認処理を終了して、図4のメインルーチンにリター
ンする。
【0054】また、ステップS13aにおいて低充電電
圧Vlが低電圧閾値Vlthを上回っている場合(Y)
に進むステップS13eでは、低電圧劣化フラグF7が
「0」であるか否かを確認する。
【0055】低電圧劣化フラグF7が「0」でない場合
は(ステップS13eでN)、低電圧バッテリ劣化確認
処理を終了して、図4のメインルーチンにリターンし、
「0」である場合は(ステップS13eでY)、劣化表
示部5による低電圧バッテリB2の劣化表示を開始させ
(ステップS13f)、低電圧劣化フラグF7を「1」
に設定した後(ステップS13g)、低電圧バッテリ劣
化確認処理を終了して、図4のメインルーチンにリター
ンする。
【0056】ステップS13の高電圧バッテリ劣化確認
処理が済んだならば、図4に示すように、ステップS3
にリターンする。
【0057】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、図6のフローチャートにおけるステップS9
aと図7のフローチャートにおけるステップS13aと
が、請求項中の判定手段3Aに対応する処理となってお
り、図5のフローチャートにおけるステップS5cが、
請求項中の第2判定手段3Bに対応する処理となってい
る。
【0058】また、本実施形態では、図5中のステップ
S5a及びステップS5bと、高電圧用電圧センサVm
1及び高電圧用電流センサIm1とにより、請求項中の
インピーダンス計測手段αが構成されており、これとは
別に、図5中のステップS5h及びステップS5jと、
低電圧用電圧センサVm2及び低電圧用電流センサIm
2とにより、請求項中のインピーダンス計測手段αが構
成されている。
【0059】さらに、本実施形態では、高電圧バッテリ
B1及び低電圧バッテリB2が請求項中のバッテリBに
各々相当していると共に、高電圧用電圧センサVm1及
び低電圧用電圧センサVm2が請求項中の電圧計測手段
Vmに各々相当している。
【0060】また、本実施形態では、高電圧バッテリB
1が第1放電用電力供給ラインL21上に放電する電力
の通常の高充電電圧Vhの値と、高電圧閾値Vhthと
の差分が、請求項中の所定の閾値に相当しており、これ
とは別に、低電圧バッテリB2が第2放電用電力供給ラ
インL22上に放電する電力の通常の低充電電圧Vlの
値と、低電圧閾値Vlthとの差分が、請求項中の所定
の閾値に相当している。
【0061】次に、上述のように構成された本実施形態
のバッテリ劣化検出装置1の動作(作用)について説明
する。
【0062】まず、バッテリ劣化検出装置1が動作を開
始すると、高電圧用電圧センサVm1及び高電圧用電流
センサIm1により計測される、第1放電用電力供給ラ
インL21上の高充電電圧Vh及び高充電電流Ihを基
にして、高電圧バッテリB1の内部インピーダンスRh
が割り出される。
【0063】ここで、オルタネータAからAC/DCコ
ンバータCN1及び第1充電用電力供給ラインL11を
介して供給される、実効電圧42Vの直流電力により、
高電圧バッテリB1が満充電状態まで充電されていなけ
れば、高電圧バッテリB1の内部インピーダンスRhは
さほど大きい値とはならず、したがって、高電圧抵抗閾
値Rhthには達しない。
【0064】そして、高電圧バッテリB1が満充電状態
まで充電されていない状態では、オルタネータAや不図
示のエンジンの回転により第1充電用電力供給ラインL
11上にリップルノイズが発生し、これにより、第1充
電用電力供給ラインL11上の電力の電圧がリップル電
圧のせいで上昇したとしても、高電圧バッテリB1が劣
化していなければ、その上昇分の電圧が電荷に変換され
て高電圧バッテリB1に充電、蓄積される。
【0065】したがって、高電圧バッテリB1が劣化し
ていない限り、高電圧用電圧センサVm1により計測さ
れる第1放電用電力供給ラインL21上の高充電電圧V
hが高電圧閾値Vhthに達することはなく、よって、
高電圧バッテリB1が劣化している旨が劣化表示部5に
表示されることはない。
【0066】しかし、満充電状態まで充電されていない
状態で高電圧バッテリB1が劣化すると、リップルノイ
ズの発生に伴うリップル電圧のせいで、第1充電用電力
供給ラインL11上の電力の電圧が上昇した際に、高電
圧用電圧センサVm1により計測される第1放電用電力
供給ラインL21上の高充電電圧Vhが高電圧閾値Vh
thを上回り、高電圧バッテリB1が劣化している旨が
劣化表示部5に表示されるケースが発生することにな
る。
【0067】尚、高電圧バッテリB1が劣化している旨
の劣化表示部5の表示は、その後、劣化していないもの
に高電圧バッテリB1が交換される等して、高充電電圧
Vhが高電圧閾値Vhthを上回らないようになると、
その時点で終了される。
【0068】また、バッテリ劣化検出装置1が動作を開
始すると、低電圧用電圧センサVm2及び低電圧用電流
センサIm2により計測される、第2放電用電力供給ラ
インL22上の低充電電圧Vl及び低充電電流Ilを基
にして、低電圧バッテリB2の内部インピーダンスRl
が割り出される。
【0069】ここで、DC/DCコンバータCN2及び
第2充電用電力供給ラインL21を介して供給される、
実効電圧14Vの直流電力により、低電圧バッテリB2
が満充電状態まで充電されていなければ、低電圧バッテ
リB2の内部インピーダンスRlはさほど大きい値とは
ならず、したがって、低電圧抵抗閾値Rlthには達し
ない。
【0070】そして、低電圧バッテリB2が満充電状態
まで充電されていない状態では、DC/DCコンバータ
CN2のスイッチング動作等により第2充電用電力供給
ラインL12上にリップルノイズが発生し、これによ
り、第2充電用電力供給ラインL12上の電力の電圧が
リップル電圧のせいで上昇したとしても、低電圧バッテ
リB2が劣化していなければ、その上昇分の電圧が電荷
に変換されて低電圧バッテリB2に充電、蓄積される。
【0071】したがって、低電圧バッテリB2が劣化し
ていない限り、低電圧用電圧センサVm1により計測さ
れる第2放電用電力供給ラインL22上の低充電電圧V
lが低電圧閾値Vlthに達することはなく、よって、
低電圧バッテリB2が劣化している旨が劣化表示部5に
表示されることはない。
【0072】しかし、満充電状態まで充電されていない
状態で低電圧バッテリB2が劣化すると、リップルノイ
ズの発生に伴うリップル電圧のせいで、第2充電用電力
供給ラインL12上の電力の電圧が上昇した際に、低電
圧用電圧センサVm2により計測される第2放電用電力
供給ラインL22上の低充電電圧Vlが低電圧閾値Vl
thを上回り、低電圧バッテリB2が劣化している旨が
劣化表示部5に表示されるケースが発生することにな
る。
【0073】尚、低電圧バッテリB2が劣化している旨
の劣化表示部5の表示は、その後、劣化していないもの
に低電圧バッテリB2が交換される等して、低充電電圧
Vlが低電圧閾値Vlthを上回らないようになると、
その時点で終了される。
【0074】このように本実施形態のバッテリ劣化検出
装置1によれば、オルタネータAからAC/DCコンバ
ータCN1及び第1充電用電力供給ラインL11を介し
て供給される、実効電圧42Vの直流電力により充電さ
れる高電圧バッテリB1が、第1放電用電力供給ライン
L21を介して放電する電力の高充電電圧Vhを、高電
圧用電圧センサVm1により計測し、この高充電電圧V
hが高電圧閾値Vhthを上回ると、その間、高電圧バ
ッテリB1が劣化している旨を劣化表示部5に表示させ
る構成とした。
【0075】このため、オルタネータAや不図示のエン
ジンの回転により第1充電用電力供給ラインL11上に
発生するリップルノイズが高電圧バッテリB1によって
吸収されるかを基に、電解液の比重を計測する比重計の
ような高価な機器を用いずに、しかも、高電圧バッテリ
B1がドライバッテリであるとしても、それに関係なく
確実に、充放電の繰り返し等による高電圧バッテリB1
の劣化を確実に検出することができる。
【0076】同様に、DC/DCコンバータCN2及び
第2充電用電力供給ラインL12を介して供給される、
実効電圧14Vの直流電力により充電される低電圧バッ
テリB2が、第2放電用電力供給ラインL22を介して
放電する電力の低充電電圧Vlを、低電圧用電圧センサ
Vm2により計測し、この低充電電圧Vhが低電圧閾値
Vlthを上回ると、その間、低電圧バッテリB2が劣
化している旨を劣化表示部5に表示させる構成とした。
【0077】このため、DC/DCコンバータCN2の
スイッチング動作等により第2充電用電力供給ラインL
12上に発生するリップルノイズが低電圧バッテリB2
によって吸収されるかを基に、比重計のような高価な機
器を用いずバッテリの種別に関係なく、低電圧バッテリ
B2の劣化についても確実に検出することができる。
【0078】そして、本実施形態のように、オルタネー
タAで発電された電力がDC/DCコンバータCN2経
由で充電用電力として低電圧バッテリB2に供給される
車両の電源系において、オルタネータAとDC/DCコ
ンバータCN2との間に介設された高電圧バッテリB1
の劣化を、高電圧バッテリB1が第1放電用電力供給ラ
インL21に放電する電力の高充電電圧Vhを監視する
ことで検出するようにすれば、次のようなさらなる利点
がある。
【0079】即ち、高電圧バッテリB1の劣化によっ
て、第1充電用電力供給ラインL11上に発生したリッ
プルノイズが高電圧バッテリB1で吸収されずにDC/
DCコンバータCN2に到達し、このリップルノイズに
よるリップル電圧で通常よりも大きく上下した電圧がD
C/DCコンバータCN2に印加されて、DC/DCコ
ンバータCN2が損傷してしまうのを、比重計のような
高価な機器を用いず安価に防止できるようになるので、
有利である。
【0080】尚、高電圧バッテリB1や低電圧バッテリ
B2が満充電状態まで充電されている場合に、高電圧バ
ッテリB1や低電圧バッテリB2の劣化の検出を行わな
いようにするための構成は、省略してもよい。
【0081】しかし、本実施形態のようにこの構成を設
ければ、高電圧バッテリB1や低電圧バッテリB2の満
充電状態が原因で、第1放電用電力供給ラインL21の
高充電電圧Vhや第2放電用電力供給ラインL22の低
充電電圧Vlが、高電圧閾値Vhthや低電圧閾値Vl
thを上回った場合に、高電圧バッテリB1や低電圧バ
ッテリB2が劣化したものと誤って判定されるのを防ぐ
ことができるので、劣化検出の精度を向上させることが
でき有利である。
【0082】また、本実施形態のバッテリ劣化検出装置
1では、高電圧バッテリB1や低電圧バッテリB2の劣
化検出の判定基準である高電圧閾値Vhthや低電圧閾
値Vlthが、第1放電用電力供給ラインL21の高充
電電圧Vhや第2放電用電力供給ラインL22の低充電
電圧Vlの比較対象となる値であるものとしたが、バッ
テリの劣化の判定基準となる閾値は、バッテリが接続さ
れる放電用電力供給ラインの標準的な基準電圧値に対す
る実際の電圧値の許容変動幅を示す値等であってもよ
い。
【0083】さらに、本実施形態では、高電圧バッテリ
B1及び低電圧バッテリB2の2つのバッテリを有する
車両の電源系を例に取って説明したが、本発明は、単一
又は3つ以上の複数のバッテリを有する車両の電源系に
ついても適用可能であり、さらには、車両に限らず種々
の装置のバッテリを用いた電源系にも同様に適用可能で
あることは、言うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1に記載し
た本発明のバッテリ劣化検出装置によれば、充電用電力
供給ラインと放電用電力供給ラインとが接続されたバッ
テリの劣化を検出する装置であって、前記放電用電力供
給ライン上の電力の電圧を計測する電圧計測手段と、前
記電圧計測手段により計測される前記放電用電力供給ラ
イン上の電力の電圧が所定の閾値を超えて基準電圧値か
ら変動したか否かを判定する判定手段とを備え、前記判
定手段の判定結果を基に前記バッテリの劣化を検出する
構成とした。
【0085】このため、充電用電力供給ライン上の電圧
がバッテリの充電のために供給される電力の通常の電圧
から変化した場合に、充電用電力供給ライン上の電圧変
動が平滑化されて放電用電力供給ライン上での電圧変化
が生じないか、それとも、充電用電力供給ライン上の電
圧変動が平滑化されずに放電用電力供給ラインに波及し
て、放電用電力供給ライン上で電圧変化が生じるかを、
判定手段の判定結果から確認することで、比重計のよう
な高価な機器を用いず安価にバッテリの劣化を検出する
ことができる。
【0086】また、請求項2に記載した本発明のバッテ
リ劣化検出装置によれば、請求項1に記載した本発明の
バッテリ劣化検出装置において、前記閾値が、劣化して
いない状態の前記バッテリにより平滑化し得る交流電圧
成分の値に応じて定まる値である構成とした。
【0087】このため、請求項1に記載した本発明のバ
ッテリ劣化検出装置において、放電用電力供給ライン上
の電力に変動が生じたか否かを判定するのに判定手段が
用いる閾値を、劣化していない状態のバッテリにより平
滑化し得る交流電圧成分の値に応じて定めることで、充
電用電力供給ライン上でのリップルノイズの発生により
交流電圧成分が重畳されて、充電用電力供給ライン上の
電圧が劣化していない状態のバッテリにより平滑化し得
る値を超えて変動した場合に、バッテリの劣化を確実に
検出することができる。
【0088】さらに、請求項3に記載した本発明のバッ
テリ劣化検出装置によれば、請求項1又は2に記載した
本発明のバッテリ劣化検出装置において、前記バッテリ
の内部インピーダンスを計測するインピーダンス計測手
段と、該インピーダンス計測手段により計測された前記
内部インピーダンスが前記バッテリの満充電状態に相当
する領域の数値であるか否かを判定する第2判定手段と
を備え、前記判定手段が、前記インピーダンス計測手段
により計測された前記内部インピーダンスが前記バッテ
リの満充電状態に相当する領域の数値でないと前記第2
判定手段が判定している際に、前記電圧計測手段により
計測される前記電圧が前記閾値を超えて前記基準電圧値
から変動したか否かの判定を行う構成とした。
【0089】このため、請求項1又は2に記載した本発
明のバッテリ劣化検出装置において、満充電状態である
ことが原因でバッテリが電圧変動の平滑化機能を発揮で
きない状況となった場合に、放電用電力供給ライン上の
電力の電圧が通常の値から閾値を超えて変化したのをバ
ッテリの劣化によるものと誤って検出するのを防止し
て、バッテリ劣化の検出精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリ劣化検出装置の基本構成
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るバッテリ劣化検出装
置の概略構成を一部ブロックにて示す説明図である。
【図3】図2のバッテリ劣化検出装置の電気的な概略構
成のブロック図である。
【図4】図3のマイクロコンピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図5】図4の満充電確認処理を示すサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図6】図4の高電圧バッテリ劣化確認処理を示すサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図7】図4の低電圧バッテリ劣化確認処理を示すサブ
ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
3 マイクロコンピュータ 3a CPU 3b RAM 3c ROM 3A 判定手段 3B 第2判定手段 B バッテリ L1 充電用電力供給ライン L2 放電用電力供給ライン Vm 電圧計測手段 α インピーダンス計測手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電用電力供給ラインと放電用電力供給
    ラインとが接続されたバッテリの劣化を検出する装置で
    あって、 前記放電用電力供給ライン上の電力の電圧を計測する電
    圧計測手段と、 前記電圧計測手段により計測される前記放電用電力供給
    ライン上の電力の電圧が所定の閾値を超えて基準電圧値
    から変動したか否かを判定する判定手段とを備え、 前記判定手段の判定結果を基に前記バッテリの劣化を検
    出する、 ことを特徴とするバッテリ劣化検出装置。
  2. 【請求項2】 前記閾値は、劣化していない状態の前記
    バッテリにより平滑化し得る交流電圧成分の値に応じて
    定まる値である請求項1記載のバッテリ劣化検出装置。
  3. 【請求項3】 前記バッテリの内部インピーダンスを計
    測するインピーダンス計測手段と、該インピーダンス計
    測手段により計測された前記内部インピーダンスが前記
    バッテリの満充電状態に相当する領域の数値であるか否
    かを判定する第2判定手段とを備え、前記判定手段は、
    前記インピーダンス計測手段により計測された前記内部
    インピーダンスが前記バッテリの満充電状態に相当する
    領域の数値でないと前記第2判定手段が判定している際
    に、前記電圧計測手段により計測される前記電圧が前記
    閾値を超えて前記基準電圧値から変動したか否かの判定
    を行う請求項1又は2記載のバッテリ劣化検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014195776A1 (en) * 2013-06-04 2014-12-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Battery degradation detection device
JP2016085044A (ja) * 2014-10-22 2016-05-19 日置電機株式会社 測定装置および測定方法ならびにプログラム

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