JP2017052482A - エンジン始動方法、エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動方法、エンジン始動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの始動を補助する。【解決手段】メインバッテリ32の状態を診断する。診断の結果、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジンを始動できないと判断したときには、次回、エンジンを始動する際に、メインバッテリ32よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高いサブバッテリ33から電力を供給してエンジンの始動を行なう。なお、サブバッテリ33が予め定めた充電状態であるときに、サブバッテリ33から電力を供給する。また、サブバッテリ33から電力を供給して再びエンジンの始動を試み、エンジンの始動に成功したときには、その旨を運転者に通知する。【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン始動方法、エンジン始動装置に関する。
エンジンの始動には、一般に鉛蓄電池から電力供給が行なわれるが、鉛蓄電池には、頻繁な充放電に対して耐久性が低いという特性がある。そこで、特許文献1に記載の従来技術では、アイドリングストップ機能により、エンジンを自動停止してから再始動するときだけ、鉛蓄電池と並列に高性能蓄電池を接続し、これら鉛蓄電池と高性能蓄電池とで電力供給を行なうことを提案している。
特許第5541134号公報
上記の従来技術では、運転者が最初にエンジンを始動する際には、鉛蓄電池のみで電力供給を行なう構成なので、例えば鉛蓄電池の充電状態が低下していると、エンジンを始動できない可能性がある。
本発明の課題は、エンジンの始動を補助することである。
本発明の一態様に係るエンジン始動方法は、主蓄電池の状態を診断する。そして、診断の結果、主蓄電池から供給される電力ではエンジンを始動できないと判断したときには、次回、エンジンを始動する際に、主蓄電池よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高い副蓄電池から電力を供給してエンジンの始動を行なう。
本発明によれば、主蓄電池から供給される電力ではエンジンを始動できないと判断したときに、副蓄電池から電力を供給してエンジンの始動を行なうので、エンジンの始動を補助することができる。
アイドリングストップシステムの構成図である。 電源回路の構成図である。 始動切り替え処理を示すフローチャートである。 メインバッテリの診断に用いるマップである。 予備始動処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における電源回路の構成図である。 第2実施形態の予備始動処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1実施形態》
《構成》
先ず、アイドリングストップシステムの概略について説明する。
アイドリングストップ(IS)とは、交差点や渋滞等で車両が停止した際に、エンジンを自動的に停止させ、且つ発進の際に再始動させる機能であり、ノー・アイドリングやアイドル・リダクションとも呼ばれる。
図1は、アイドリングストップシステムの構成図である。
アイドリングストップシステムでは、コントローラ(ECU:Electronic Control Unit)11が各種センサからの検出値に応じて、アイドリングストップを実行する。各種センサには、例えば車輪速センサ12、マスタバック圧力センサ13、アクセルセンサ14、加速度センサ15、エンジン回転センサ16、シフトセンサ17、アイドリングストップOFFスイッチ18等が含まれる。
車輪速センサ12は、各車輪の車輪速度VwFL〜VwRRを検出する。この車輪速センサ12は、例えばセンサロータの磁力線を検出回路によって検出しており、センサロータの回転に伴う磁界の変化を電流信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電流信号から車輪速度VwFL〜VwRRを判断する。
マスタバック圧力センサ13は、マスタバック(ブレーキブースタ)内の圧力をブレーキペダル踏力Pbとして検出する。このマスタバック圧力センサ13は、マスタバック内の圧力をダイヤフラム部で受け、このダイヤフラム部を介してピエゾ抵抗素子に生じる歪みを電気抵抗の変化として検出し、圧力に比例した電圧信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電圧信号からマスタバック内の圧力、つまりブレーキペダル踏力Pbを判断する。
アクセルセンサ14は、アクセルペダルの踏込み量に相当するペダル開度PPO(操作位置)を検出する。このアクセルセンサ14は、例えばポテンショメータであり、アクセルペダルのペダル開度PPOを電圧信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電圧信号からアクセルペダルのペダル開度PPOを判断する。なお、アクセルペダルが非操作位置にあるときに、ペダル開度PPOが0%となり、アクセルペダルが最大操作位置(ストロークエンド)にあるときに、ペダル開度PPOが100%となる。
加速度センサ15は、車両前後方向の加減速度を検出する。この加速度センサ15は、例えば固定電極に対する可動電極の位置変位を静電容量の変化として検出しており、加減速度と方向に比例した電圧信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電圧信号から加減速度を判断する。なお、コントローラ11は、加速を正の値として処理し、減速を負の値として処理する。
エンジン回転センサ16は、エンジン回転数Neを検出する。このエンジン回転センサ16は、例えばセンサロータの磁力線を検出回路によって検出しており、センサロータの回転に伴う磁界の変化を電流信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電流信号からエンジン回転数Neを判断する。
シフトセンサ17は、トランスミッションのシフトポジションを検出する。このシフトセンサ17は、例えば複数のホール素子を備え、夫々のON/OFF信号をコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力されたON/OFF信号の組み合わせからシフトポジションを判断する。
アイドリングストップOFFスイッチ(IS−OFFスイッチ)18は、アイドリングストップシステムのキャンセル操作を検出する。このアイドリングストップOFFスイッチ18は、運転者が操作可能となるようにダッシュボード近傍に設けてあり、例えば常閉型接点の検出回路を介してキャンセル操作に応じた電圧信号をコントローラ11に出力する。コントローラ11は、入力された電圧信号からアイドリングストップ機能をキャンセルするか否かを判断する。
コントローラ11は、フューエルインジェクタを介して燃料噴射制御を行ったり、イグニッションコイルを介して点火時期制御を行ったりして、エンジン(ENG)21の停止及び再始動を制御する。また、再始動時には、スタータモータ(SM)22によるクランキングを制御する。
スタータモータ22は、例えば直巻整流子電動機からなり、出力軸のピニヨンギヤをエンジン21のリングギヤに噛合させてトルクを伝達することにより、エンジン21をクランキングする。スタータモータ22には、ピニヨンギヤを軸方向にスライドさせ、エンジン21のリングギヤに対して噛合する突出位置と噛合しない退避位置との間で進退させるソレノイドや、回転軸の回転を減速させる歯車機構等を備える。
エンジン21の動力は、サーペンタイン式のVベルト23を介してオルタネータ(ALT)24に伝達される。オルタネータ24は、Vベルト23を介して伝達された動力によって発電を行い、発電した電力は後述する電源回路へと供給される。オルタネータ24には、レギュレータが内蔵されており、このレギュレータを介して発電電圧が制御される。
次に、アイドリングストップの作動概要について説明する。
アイドリングストップシステムでは、例えば下記の許可条件を全て満足するときに、アイドリングストップを許可するスタンバイ状態となる。
・IS−OFFスイッチ88が非操作状態(アイドリングストップ機能がON)
・バッテリの充電状態(SOC)が例えば70%以上
・シフトポジションがRレンジ以外
上記のスタンバイ状態から、下記の作動条件を全て満足し、且つ例えば1秒が経過したときに、エンジン21を停止させる。
・車速Vが0km/h
・アクセルペダル開度PPOが0%
・ブレーキペダル踏力Pbが例えば0.8MPa以上
・路面勾配が例えば14%以下
・エンジン回転数Neが例えば1200rpm未満
ここでは、車輪速度VwFL〜VwRRの平均値等を車速Vとして用いる。また、加減速度に応じて路面勾配を算出している。なお、路面勾配は(垂直距離/水平距離)×100として計算してあり、例えば1Hzのローパスフィルタ処理を行っている。
上記の停止状態から、下記の再始動条件の何れかを満足するときに、エンジン21を再始動させる。
・アイドリングストップ時からステアリング操作を開始
・車速Vが例えば2km/h以上
・アクセルペダル開度PPOが例えば5%以上
・PレンジからRレンジ又はDレンジへのシフト操作
・NレンジからRレンジ又はDレンジへのシフト操作
・DレンジからRレンジへのシフト操作
上記がアイドリングストップの作動概要である。
コントローラ11は、オルタネータ24の発電電圧を、例えば11.4〜15.6Vの範囲で制御する電圧可変制御を行なう。すなわち、車両の走行状態やバッテリの充電状態に応じて目標発電電圧を算出し、算出した目標発電電圧に応じてレギュレータを介してオルタネータ24の発電電圧を制御する。例えば車両が加速するときに、オルタネータ24の発電電圧を通常よりも低下させることにより、エンジン21に対する負荷を軽減し、燃料消費量を低減することができる。なお、電圧可変制御を無効にすると、オルタネータ24はレギュレータの特性に応じた通常の発電を行なう。
次に、電源回路の構成について説明する。
図2は、電源回路の構成図である。
電源回路31は、スタータモータ22、及び他の電装負荷25に電力を供給する回路であり、メインバッテリ32と、サブバッテリ33と、リレー34と、を備える。なお、電源回路31は、コントローラ11にも電力を供給しているものとする。
メインバッテリ32には、例えば鉛蓄電池を使用しており、正極には二酸化鉛を用い、負極には海綿状の鉛を用い、電解液には希硫酸を用いている。メインバッテリ32は、オルタネータ24の発電電力によって充電され、満充電状態での開放電圧は例えば12.7Vである。
サブバッテリ33は、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際、スタータモータ22に流れる大電流によって車両の電源電圧が瞬時低下することを防ぐために設けられている。サブバッテリ33には、例えば非水電解質二次電池の一種であるリチウムイオン電池を使用しており、正極にはリチウム金属酸化物を用い、負極にはグラファイト等の炭素材料を用いている。サブバッテリ33は、オルタネータ24が発電した電力によって充電され、満充電状態での開放電圧は例えば13.1Vである。
リチウムイオン電池は、鉛蓄電池に比べてエネルギー密度及び充放電エネルギー効率が高いという特徴がある。また、リチウムイオン電池は充放電時に電極材料の溶解析出反応を伴わないので、長寿命が期待できる。一方、鉛蓄電池は、同じ容量であれば、リチウムイオン電池に比べて低コストであるが、放電することによって電極が劣化する。したがって、リチウムイオン電池は、鉛蓄電池よりも、充放電の繰り返しに対する耐久性が優れている。
リレー34は、サブバッテリ33を電源回路31に対して接続するか、又は電源回路31から遮断するかを切り替える開閉器であり、コントローラ11によって制御される。リレー34は、ノーマルオープンのa接点であり、接点を開いているときにサブバッテリ33を電源回路31から遮断し、接点を閉じているときにサブバッテリ33を電源回路31に接続する。具体的には、エンジン21が運転状態にある間は、サブバッテリ33を電源回路31に接続し、オルタネータ24から供給される電力をサブバッテリ33に充電する。また、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際にサブバッテリ33を電源回路31に接続し、スタータモータ22に電力を供給する。さらに、予備始動処理を行なうときに、サブバッテリ33を電源回路31に接続し、スタータモータ22に電力を供給する。
次に、コントローラ11で実行する始動切り替え処理について説明する。
図3は、始動切り替え処理を示すフローチャートである。
ステップS101では、エンジン21が運転停止状態にあるか否かを判定する。エンジン21が運転停止状態にあるときには、始動処理が終了していないためステップS102に移行する。一方、エンジン21が運転状態にあるときには、始動処理が終了しているためステップS106に移行する。
ステップS102では、運転者のキー操作やボタン操作等、運転者の始動操作があるか否かを判定する。運転者の始動操作があるときには、始動処理を行なうためステップS103に移行する。一方、運転者の始動操作がないときには、始動処理は不要であるため、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS103では、切り替えフラグがfs=0にリセットされているか否かを判定する。切り替えフラグがfs=0にリセットされているときには、通常始動を行なうためステップS104に移行する。一方、切り替えフラグがfs=1にセットされているときには、予備始動を行なうためステップS105に移行する。
ステップS104では、通常始動処理を行なってからステップS106に移行する。すなわち、メインバッテリ32から電力を供給してエンジン21のクランキングを行なう。
ステップS105では、後述する予備始動処理を行なってからステップS106に移行する。すなわち、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21のクランキングを行なう。
ステップS106では、メインバッテリ32の状態を診断する。具体的には、エンジン21の運転を停止し、その後、メインバッテリ32から供給される電力だけでエンジン21を始動できるか否か、つまり通常始動を行なえるか否かを診断する。
通常始動を行なえるか否かは、例えばメインバッテリ32の充電状態(SOC:State Of Charge)や劣化状態(SOH:State of Health)に応じて診断する。充電状態とは、充電容量に対する充電残量の比率である。劣化状態とは、出荷時の満充電容量に対する現在の満充電容量の比率である。
あるいは、メインバッテリ32から電力を供給してエンジン21の始動を行なったときのメインバッテリ32の最低電圧、及びエンジン21を始動してからのメインバッテリ32の充放電量に応じて、メインバッテリ32の状態を診断する。最低電圧は、メインバッテリ32の状態によって変化するものであり、メインバッテリ32の状態が低調であるほど、最低電圧が低くなる傾向がある。充放電量は、エンジン21を始動してからの充電量及び放電量の積算によって求めた値である。
図4は、メインバッテリの診断に用いるマップである。
図中の(a)は、SOCMainに応じて、メインバッテリ32の状態を診断するためのマップである。ここでは、SOCMainが予め定めた閾値th1以上であるときには通常始動を行なえると判断し、SOCMainが閾値th1未満であるときには通常始動を行なえない、つまり予備始動が必要であると判断する。閾値th1は、例えば50%である。ここでは、メインバッテリ32の充電状態に応じて、通常始動を行なえるか否かを判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、メインバッテリ32の劣化状態で判断したり、充電状態及び劣化状態の双方で判断したりしてもよい。
図中の(b)は、最低電圧と充放電量とに応じて、メインバッテリ32の状態を診断するためのマップである。ここでは、横軸を最低電圧とし、縦軸を充放電量とし、最低電圧が高いほど充放電量が小さくなる特性線L1を設定する。そして、最低電圧が特性線L1以上であるときには通常始動を行なえると判断し、最低電圧が特性線L1未満であるときには通常始動を行なえない、つまり予備始動が必要であると判断する。同様に、充放電量が特性線L1以上であるときには通常始動を行なえると判断し、充放電量が特性線L1未満であるときには通常始動を行なえない、つまり予備始動が必要であると判断する。
続くステップS107では、診断の結果、通常始動を行なえるか否かを判定する。通常始動を行なえるときにはステップS108に移行する。一方、通常始動を行なえない、つまり予備始動が必要であるときにはステップS109に移行する。
ステップS108では、切り替えフラグをfs=0にリセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS109では、切り替えフラグをfs=1にセットしてから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が始動切り替え処理である。
次に、ステップS105で実行する予備始動処理について説明する。
図5は、予備始動処理を示すフローチャートである。
ステップS111では、サブバッテリ33のSOCSubが予め定めた閾値th2以上であるか否かを判定する。閾値th2は例えば70%である。ここで、サブバッテリ33のSOCSubが閾値th2以上であるときには、サブバッテリ33を用いた予備始動を試せると判断してステップS112に移行する。一方、サブバッテリ33のSOCSubが閾値th2より小さいときには、サブバッテリ33を用いた予備始動を試せないと判断して、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。ここでは、サブバッテリ33の充電状態に応じて、予備始動を試せるか否かを判断しているが、これに限定されるものではない。例えば、サブバッテリ33の劣化状態で判断したり、充電状態及び劣化状態の双方で判断したりしてもよい。
ステップS112では、エンジンフードが閉じているか否かを判定する。エンジンフードが閉じているか開いているかは、例えばボンネットスイッチの検出信号に応じて判定する。ここで、エンジンフードが閉じているときには、ユーザは外部電源によるジャンプスタートを意図していないと判断してステップS113に移行する。一方、エンジンフードが開いているときには、ユーザが外部電源によるジャンプスタートを意図している可能性があると判断し、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS113では、予備始動として、サブバッテリ33を電源回路31に接続するための案内を運転者に行なう。すなわち、これから予備始動を試みること、及びそのために必要となる予め定めた操作について、例えばディスプレイに表示して案内する。予め定めた操作とは、専用のスイッチを操作することとしてもよいが、既存のスイッチを活用することが望ましい。例えば、アイドリングストップOFFスイッチ18を押下する、又はブレーキペダルを踏みながらアイドリングストップOFFスイッチ18を押下すること等である。こうした予め定めた操作を運転者に案内する(促す)。
続くステップS114では、サブバッテリ33を電源回路31に接続するための操作を運転者が行なったか否かを判定する。運転者が予め定めた操作を行なったときには、サブバッテリ33の電源回路31への接続が許可されたと判断してステップS115に移行する。一方、運転者が予め定めた操作を行なっていないときには、サブバッテリ33の電源回路31への接続が許可されていないと判断し、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS115では、リレー34を閉じることにより、サブバッテリ33を電源回路31に接続する。
続くステップS116では、スタータモータ22でエンジン21のクランキングを行なうことにより、サブバッテリ33を用いた予備始動を試す。ここでは、クランキングを行なう回数に制限を設けることとし、例えば二、三回である。
続くステップS117では、予備始動処理によってエンジン21の始動に成功したか否かを判定する。エンジン21の始動に成功したときにはステップS118に移行する。一方、エンジン21の始動に失敗したときには、予備始動を断念してステップS121に移行する。
ステップS118では、サブバッテリ33を用いた予備始動によってエンジン21の始動に成功したこと、及びメインバッテリ32の保守点検を早期に実施することを、例えばディスプレイに表示して運転者に案内する(促す)。なお、ディスプレイに表示する代わりに、警告灯を点灯してもよい。
続くステップS119では、アイドリングストップ制御を無効にする。ここでは、アイドリングストップ制御を無効にしているが、これに限定されるものではなく、車両状態に応じてエンジン21を自動的に停止させるエンジン停止機能を無効する。
続くステップS120では、電圧可変制御を無効にしてから、所定のメインプログラムに復帰する。
ステップS121では、リレー34を開くことにより、サブバッテリ33を電源回路31から遮断し、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。
上記が予備始動処理である。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
エンジン21の始動には、メインバッテリ32となる鉛蓄電池から電力供給が行なわれるが、鉛蓄電池には、頻繁な充放電に対して耐久性が低いという特性がある。そこで、アイドリングストップにより、エンジン21を自動停止(一時停止)してから再始動するときには、鉛蓄電池と並列にサブバッテリ33となるリチウムイオン電池を接続し、これらメインバッテリ32とサブバッテリ33とで電力供給を行なう。
これにより、アイドリングストップによって、エンジン21の自動停止と再始動とが繰り返し行われるとしても、メインバッテリ32の頻繁な充放電を抑制し、早期劣化を抑制することができる。また、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際に、スタータモータ22に流れる大電流によって車両の電源電圧が瞬時低下することを防ぐこともできる。
なお、エンジン21を運転しているときには、電源回路31にサブバッテリ33を接続している。これにより、メインバッテリ32及びサブバッテリ33は、共にオルタネータ24で発電する電力によって充電される。また、エンジン21を運転している状態から、運転者のキー操作やボタン操作等、運転者の停止操作に応じてエンジン21の運転を停止した後は、電源回路31からサブバッテリ33を遮断する。これにより、暗電流によるサブバッテリ33の放電を阻止することができる。
そして、エンジン21の運転を停止している状態から、運転者のキー操作やボタン操作等、運転者の始動操作に応じてエンジン21を始動する際には、鉛蓄電池のメインバッテリ32のみで電力供給を行なうことになる。
しかしながら、メインバッテリ32の充電状態が低下していると、エンジン21を始動できない可能性がある。そこで、エンジン21を運転している状態で、メインバッテリ32の状態を診断する(ステップS106)。すなわち、エンジン21の運転を停止し、その後、メインバッテリ32から供給される電力だけでエンジン21を始動できるか否か、つまり通常始動を行なえるか否かを診断する。
そして、通常始動を行なえるときには(ステップS107の判定が“Yes”)、切り替えフラグをfs=0にリセットする(ステップS108)。これにより、次回、エンジン21を始動する際に、通常通り、メインバッテリ32から電力を供給してエンジン21の始動を行なう。
一方、通常始動を行なえないときには(ステップS107の判定が“No”)、切り替えフラグをfs=1にセットする(ステップS109)。これにより、次回、エンジン21を始動する際に、予備始動処理として、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なう。
具体的には、リレー34を介して電源回路31にサブバッテリ33を接続してから(ステップS115)、エンジン21の始動を行なう(ステップS116)。このように、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジン21を始動できないと判断したときには、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なうので、エンジン21の始動を補助することができる。また、サブバッテリ33の接続又は遮断を、リレー34を介して行なうことで、容易に、且つ確実に切り替えることができる。
予備始動処理では、サブバッテリ33のSOCSubが閾値th2以上であるときに(ステップ111Sの判定が“Yes”)、サブバッテリ33を電源回路31に接続する。すなわち、サブバッテリ33でエンジン21を始動可能な充電状態であるときだけ、予備始動を試みるため、予備始動の信頼性が向上する。
また、エンジンフードが閉じているときに(ステップS112の判定が“Yes”)、サブバッテリ33を電源回路31に接続する。これは、エンジンフードが開いているときには、ユーザが外部電源によるジャンプスタートを意図している可能性があるからである。サブバッテリ33を接続している状態で、ブースタケーブルを介してジャンプスタートを行なってしまうと、サブバッテリ33に過大な電流が流れてしまう。したがって、エンジンフードが閉じているときだけ、サブバッテリ33を接続することにより、ジャンプスタートによる大電流からサブバッテリ33を保護することができる。
また、サブバッテリ33を電源回路31に接続するための案内を運転者に行ない(ステップS113)、その案内に沿って運転者が操作を行なったときに(ステップS114の判定が“Yes”)、サブバッテリ33を電源回路31に接続する。このように、サブバッテリ33を電源回路31に接続するか否かを、運転者に確認することにより、運転者の意向に沿った予備始動を行なうことができる。こうした確認を省き、自動的にサブバッテリ33を電源回路31に接続して予備始動を行ない、且つ始動に成功すると、メインバッテリ32の充電状態に異常が生じていることを、運転者は気付きにくくなる。したがって、運転者の確認という手順を踏むことで、メインバッテリ32の充電状態に異常が生じていることを、運転者に意識させることができる。
この操作では、既存のスイッチを活用することとする。例えば、アイドリングストップOFFスイッチ18を押下する、又はブレーキペダルを踏みながらアイドリングストップOFFスイッチ18を押下すること等である。このように、既存のスイッチを活用して運転者の意向を確認するので、専用のスイッチを設けることを省け、部品点数の増加を抑制できる。そもそも、この予備始動処理は、頻繁に生じるものではなく、特異なケースであるため、専用のスイッチを設けることは望ましくない。また、全く関係のないスイッチを用いると、運転者の混乱を招く可能性がある。しかしながら、アイドリングストップOFFスイッチ18であれば、元々、エンジン21の始動に関連したスイッチであるため、これを活用することにより、混乱を招くことを抑制できる。
予備始動によるエンジン21のクランキングには、回数制限を設ける。例えば二、三回までとする。このように、回数制限を設けるので、エンジン21の始動に何度も失敗し続けることを抑制できる。
一方、予備始動によりエンジン21の始動に成功したときには(ステップS117の判定が“Yes”)、その旨を運転者に案内する(ステップS118)。このとき、メインバッテリ32の保守点検を早期に実施することを運転者に勧める。すなわち、メインバッテリ32だけでエンジン21を始動できないということは、メインバッテリ32に異常があることも考えられる。予備始動は、当座の間に合わせであって、応急措置のようなものであるため、メインバッテリ32の保守点検を促すことが望ましい。
また、予備始動によりエンジン21の始動に成功した後は、アイドリングストップ制御を無効にする(ステップS119)。すなわち、メインバッテリ32の充電状態が低下しているような状況では、エンジン21を自動停止させる制御を禁止する。これにより、メインバッテリ32の充電を優先的に行なうことができる。
また、予備始動によりエンジン21の始動に成功した後は、オルタネータ24の電圧可変制御を無効にする(ステップS120)。すなわち、メインバッテリ32の充電状態が低下しているような状況では、オルタネータ24の発電電圧を抑制するような制御を禁止する。これにより、メインバッテリ32の充電を優先的に行なうことができる。
なお、予備始動でもエンジン21の始動に失敗したときには(ステップS117の判定が“No”)、リレー34を介して電源回路31からサブバッテリ33を遮断する。これにより、ユーザによる外部電源からのジャンプスタートに備えることができる。
《変形例》
第1実施形態では、サブバッテリ33を用いた予備始動として、エンジン21の始動に成功したときに、アイドリングストップ制御やオルタネータ24の電圧可変制御を無効にしているが、さらに高負荷となる電装負荷の作動を禁止又は制限するようにしてもよい。例えば、エアコンやヒーター等、車両の走行性能に支障を来すことのない電装負荷の作動を禁止又は制限してもよい。これにより、メインバッテリ32のバッテリ上がりを抑制することができる。
《対応関係》
メインバッテリ32が「主蓄電池」に対応する。サブバッテリ33が「副蓄電池」に対応する。リレー34が「副蓄電池用の開閉器」に対応する。オルタネータ24が「発電機」に対応する。アイドリングストップ制御が「エンジン停止機能」に対応する。オルタネータ24の電圧可変制御が「電圧可変機能」に対応する。ステップS106の処理が「診断部」に対応する。ステップS105(ステップS111〜S121)の処理が「予備始動部」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、メインバッテリ32の状態を診断する。診断の結果、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジン21を始動できないと判断したときには、次回、エンジン21を始動する際に、メインバッテリ32よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高いサブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なう。
このように、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジン21を始動できないと判断したときに、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なうので、エンジン21の始動を補助することができる。
(2)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、メインバッテリ32から電力を供給してエンジン21の始動を行なったときのメインバッテリ32の最低電圧、及びエンジン21を始動してからのメインバッテリ32の充放電量に応じて、メインバッテリ32の状態を診断する。
このように、最低電圧及び充放電量に応じて診断するので、メインバッテリ32の状態を、容易に、且つ正確に診断することができる。
(3)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33が予め定めた充電状態であるときに、サブバッテリ33から電力を供給する。
このように、サブバッテリ33の充電状態を考慮することにより、サブバッテリ33を用いた始動の信頼性が向上する。
(4)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に成功したときには、その旨を運転者に通知する。
このように、サブバッテリ33を用いた始動によって成功した旨を運転者に通知することで、メインバッテリ32の保守点検を意識させることができる。
(5)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に成功したときには、エンジン停止機能を無効にする。
このように、アイドリングストップ機能を無効にすることで、メインバッテリ32の充電を優先的に行なうことができる。
(6)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に成功したときには、電圧可変機能を無効にする。
このように、電圧可変機能を無効にすることで、メインバッテリ32の充電を優先的に行なうことができる。
(7)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なう際は、回数に制限を設ける。
このように、回数制限を設けることで、サブバッテリ33を用いた始動に何度も失敗し続けることを抑制できる。
(8)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、エンジンフードが開いているときには、サブバッテリ33から電力を供給することを禁止する。
このように、サブバッテリ33からの電力供給を禁止することで、ジャンプスタートとの干渉を防ぎ、サブバッテリ33を保護することができる。
(9)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なうか否かを、運転者に確認する。
このように、運転者の同意又は許可を取ることで、運転者の意向に沿った始動を行なうことができる。
(10)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、エンジン停止機能を有効又は無効に切り替えるスイッチを、確認のためのスイッチとして兼用にする。
このように、既存のスイッチを活用することにより、部品点数の増加を抑制することができる。
(11)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、メインバッテリ32が接続された電源回路31に対して、メインバッテリ32と並列にサブバッテリ33を接続することにより、サブバッテリ33から電力を供給する。
このように、電源回路31にサブバッテリ33を接続することで、サブバッテリ33から電力を供給することができる。
(12)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33を電源回路31に接続するか、又は電源回路31から遮断するかをリレー34によって切り替える。
このように、リレー34を用いることにより、サブバッテリ33の接続又は遮断を、容易に、且つ確実に切り替えることができる。
(13)第1実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33を電源回路31に接続してからエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に失敗したときには、サブバッテリ33を電源回路31から遮断する。
このように、サブバッテリ33を電源回路31から遮断することにより、ユーザによる外部電源からのジャンプスタートに備えることができる。
(14)第1実施形態に係るエンジン始動装置は、メインバッテリ32と、メインバッテリ32よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高いサブバッテリ33と、を備える。そして、メインバッテリ32の状態を診断する。診断の結果、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジン21を始動できないと判断したときには、次回、エンジン21を始動する際に、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なう。
このように、メインバッテリ32から供給される電力ではエンジン21を始動できないと判断したときに、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なうので、エンジン21の始動を補助することができる。
《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、メインバッテリ32を電源回路31から遮断可能にしたものである。
図6は、第2実施形態における電源回路の構成図である。
電源回路31は、スタータモータ22、電装負荷25、及び電装負荷26に電力を供給する回路であり、メインバッテリ32と、サブバッテリ33と、リレー34と、リレー35と、を備える。
ここでは、新たに電装負荷26、及びリレー35を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様であるため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
メインバッテリ32と電装負荷26とは、並列に接続されている。
リレー35は、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に対して接続するか、又は電源回路31から遮断するかを切り替える開閉器であり、コントローラ11によって制御される。リレー35は、ノーマルクローズのb接点であり、接点を閉じているときにメインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続し、接点を開いているときにメインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31から遮断する。メインバッテリ32と電装負荷26とは、並列に接続されているため、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31から遮断しても、メインバッテリ32から電装負荷26に電力を供給することができる。
電装負荷25は、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際に、スタータモータ22に流れる大電流によって車両の電源電圧が瞬時低下しても、性能に支障を来さない電装系統である。例えばワイパー、ヘッドライト、エアバック等である。一方、電装負荷26は、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際に、スタータモータ22に流れる大電流によって車両の電源電圧が瞬時低下すると、性能に支障を来す電装系統である。例えば、ナビゲーションシステムやオーディオ等である。このように、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際に、車両の電源電圧の瞬時低下によって性能に支障を来すものと、そうでないものとで、車両の電装負荷を類別し、回路構成を決定する。
基本的には、エンジン21の運転を停止しているときであれ、エンジン21を運転しているときであれ、メインバッテリ32は、電源回路31に接続されている。したがって、エンジン21の運転を停止している状態から、運転者のキー操作やボタン操作等、運転者の始動操作に応じてエンジン21を始動する際には、鉛蓄電池のメインバッテリ32で電力供給を行なうことになる。また、エンジン21が運転状態にある間は、オルタネータ24から供給される電力をメインバッテリ32に充電する。一方、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際には、メインバッテリ32を電源回路31から遮断してから、サブバッテリ33を電源回路31に接続し、スタータモータ22に電力を供給する。さらに、予備始動処理を行なうときにも、メインバッテリ32を電源回路31から遮断してから、サブバッテリ33を電源回路31に接続し、スタータモータ22に電力を供給する。
次に、予備始動処理について説明する。
図7は、予備始動処理を示すフローチャートである。
ここでは、新たにステップS201〜S207の処理を追加したことを除いては、前述した第1実施形態と同様であるため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
ステップS114にて、運転者が予め定めた操作を行なったときに、ステップS201に移行する。
ステップS201は、リレー35を開くことにより、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31から遮断してからステップS115に移行する。
ステップS117にて、エンジン21の始動に成功したときにはステップS202に移行する。一方、エンジン21の始動に失敗したときにはステップS203に移行する。
ステップS202では、リレー35を閉じることにより、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続してからステップS118に移行する。
ステップS203では、運転者に始動の意志があるか否かを判定する。例えば、イグニッションをオンにしたままであるなら、運転者に始動の意志があると判断する。ここで、運転者に始動の意志があるときには、さらに予備始動を試みる必要があると判断してステップS204に移行する。一方、運転者に始動の意志がないときには、予備始動は必要ないと判断してステップS207に移行する。
ステップS204では、リレー35を閉じることにより、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続する。
続くステップS205では、再びスタータモータ22でエンジン21のクランキングを行なうことにより、メインバッテリ32及びサブバッテリ33の双方を用いた予備始動を試す。ここでは、クランキングを行なう回数に制限を設けることとし、例えば二、三回である。
続くステップS206では、予備始動処理によってエンジン21の始動に成功したか否かを判定する。エンジン21の始動に成功したときにはステップS118に移行する。一方、エンジン21の始動に失敗したときには、予備始動を断念してステップS121に移行する。
ステップS207では、リレー35を閉じることにより、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続してからステップS121に移行する。
上記が予備始動処理である。
《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
アイドリングストップにより、エンジン21を自動停止(一時停止)してから再始動するときには、メインバッテリ32を電源回路31から遮断したうえで、サブバッテリ33を電源回路31に接続し、サブバッテリ33のみで電力供給を行なう。これにより、アイドリングストップによって、エンジン21の自動停止と再始動とが繰り返し行われるとしても、メインバッテリ32の頻繁な充放電を抑制し、早期劣化を抑制することができる。
また、メインバッテリ32と共に電装負荷26も電源回路31から遮断しているため、電装負荷26にはメインバッテリ32のみから電力が供給される。したがって、アイドリングストップからエンジン21を再始動する際に、スタータモータ22に流れる大電流によって電源回路31の電源電圧が瞬時低下するとしても、その影響が電装負荷26に及ぶことを防げる。すなわち、電装負荷26にはメインバッテリ32から引き続き安定した電力が供給されるので、性能に支障を来すことを避けられる。一方、電装負荷25は、電源電圧が瞬時低下したとしても、性能に支障を来す電装系統ではないため、問題にはならない。
そして、エンジン21の運転を停止している状態から、運転者のキー操作やボタン操作等、運転者の始動操作に応じてエンジン21を始動する際には、鉛蓄電池のメインバッテリ32のみで電力供給を行なうことになる。
しかしながら、切り替えフラグがfs=1にセットされているときには(ステップS101の判定が“No”)、予備始動処理として、サブバッテリ33から電力を供給してエンジン21の始動を行なう。先ずリレー35を介して電源回路31からメインバッテリ32及び電装負荷26を遮断する(ステップS201)。次いで、リレー34を介して電源回路31にサブバッテリ33を接続してから(ステップS115)、エンジン21の始動を行なう(ステップS116)。
このように、電源回路31からメインバッテリ32及び電装負荷26を遮断し、サブバッテリ33のみを用いたバックアップ用の予備始動を試みることで、電装負荷26の性能を維持しつつ、エンジン21の始動を補助することができる。また、メインバッテリ32及び電装負荷26の接続又は遮断を、リレー35を介して行なうことで、容易に、且つ確実に切り替えることができる。
サブバッテリ33のみを用いた予備始動により、エンジン21の始動に成功したときには(ステップS117の判定が“Yes”)、電源回路31にメインバッテリ32及び電装負荷26を接続する(ステップS202)。これにより、オルタネータ24の電力によってメインバッテリ32の充電を行なうことができる。
一方、サブバッテリ33のみを用いた予備始動でもエンジン21の始動に失敗したときには(ステップS117の判定が“No”)、リレー35を介して電源回路31にメインバッテリ32及び電装負荷26を接続する(ステップS204)。そして、サブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動として、再びエンジン21の始動を試みる(ステップS206)。このように、サブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動を試みることで、重畳的にエンジン21の始動を補助することができる。
このサブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動により、エンジン21の始動に成功したときには(ステップS206の判定が“Yes”)、メインバッテリ32及びサブバッテリ33を電源回路31に接続したままにする。一方、サブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動でも、エンジン21の始動に失敗したときには(ステップS206の判定が“No”)、サブバッテリ33を電源回路31から遮断する。これにより、ユーザによる外部電源からのジャンプスタートに備えることができる。
その他、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。
《対応関係》
リレー35が「主蓄電池用の開閉器」に対応する。電装負荷26が「所定の電装負荷」に対応する。ステップS201〜S207が「予備始動部」に含まれる。
《変形例》
第2実施形態では、サブバッテリ33のみを用いた予備始動として、エンジン21の始動に失敗したときに、サブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動として、再びエンジン21の始動を試みているが、これに限定されるものではない。すなわち、サブバッテリ33のみを用いた予備始動として、エンジン21の始動に失敗したときに、エンジン21の始動を断念してもよい。この場合、サブバッテリ33を電源回路31から遮断し、且つメインバッテリ32を電源回路31に接続することで、ユーザによる外部電源からのジャンプスタートに備える。
《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第2実施形態に係るエンジン始動方法では、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31から遮断してから、サブバッテリ33を電源回路31に接続する。
このように、メインバッテリ32、及び電装負荷26を電源回路31から遮断することで、電装負荷26の性能を維持しつつ、エンジン21の始動を補助することができる。
(2)第2実施形態に係るエンジン始動方法では、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続するか、又は電源回路31から遮断するかを、リレー35によって切り替える。
このように、メインバッテリ32及び電装負荷26の接続又は遮断を、リレー35を介して行なうことで、容易に、且つ確実に切り替えることができる。
(3)第2実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33を電源回路31に接続してからエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に成功したときには、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続する。
このように、エンジン21の始動に成功したときには、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続することで、メインバッテリ32の充電を行なうことができる。
(4)第2実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33を電源回路31に接続してからエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に失敗したときには、サブバッテリ33を電源回路31から遮断し、且つメインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続する。
このように、サブバッテリ33を遮断し、且つメインバッテリ32及び電装負荷26を接続することにより、ユーザによる外部電源からのジャンプスタートに備えることができる。
(5)第2実施形態に係るエンジン始動方法では、サブバッテリ33を電源回路31に接続してからエンジン21の始動を行ない、エンジン21の始動に失敗したときには、サブバッテリ33を電源回路31に接続した状態で、メインバッテリ32及び電装負荷26を電源回路31に接続してから、再びエンジン21の始動を試みる。
このように、サブバッテリ33及びメインバッテリ32の双方を用いた予備始動を試みることで、重畳的にエンジン21の始動を補助することができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。
11 コントローラ
21 エンジン
22 スタータモータ
24 オルタネータ
25 電装負荷
26 電装負荷
31 電源回路
32 メインバッテリ
33 サブバッテリ
34 リレー
35 リレー

Claims (19)

  1. 主蓄電池の状態を診断し、
    前記診断の結果、前記主蓄電池から供給される電力ではエンジンを始動できないと判断したときには、次回、前記エンジンを始動する際に、前記主蓄電池よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高い副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行なうことを特徴とするエンジン始動方法。
  2. 前記主蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行なったときの前記主蓄電池の最低電圧、及び前記エンジンを始動してからの前記主蓄電池の充放電量に応じて、前記主蓄電池の状態を診断することを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動方法。
  3. 前記副蓄電池が予め定めた充電状態であるときに、前記副蓄電池から電力を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン始動方法。
  4. 前記副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に成功したときには、その旨を運転者に通知することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  5. 車両状態に応じて前記エンジンを停止させるエンジン停止機能がある場合、
    前記副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に成功したときには、前記エンジン停止機能を無効にすることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  6. 前記エンジンの動力を得て発電し、発電した電力によって前記主蓄電池を充電する発電機に、発電電圧を制御する電圧可変機能がある場合、
    前記副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に成功したときには、前記電圧可変機能を無効にすることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  7. 前記副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行なう際は、回数に制限を設けることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  8. エンジンフードが開いているときには、前記副蓄電池から電力を供給することを禁止することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  9. 前記副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行なうか否かを、運転者に確認することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  10. 車両状態に応じて前記エンジンを停止させるエンジン停止機能がある場合、
    前記エンジン停止機能を有効又は無効に切り替えるスイッチを、前記確認のためのスイッチとして兼用にすることを特徴とする請求項9に記載のエンジン始動方法。
  11. 前記主蓄電池が接続された電源回路に対して、前記主蓄電池と並列に前記副蓄電池を接続することにより、前記副蓄電池から電力を供給することを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  12. 前記副蓄電池を前記電源回路に接続するか、又は前記電源回路から遮断するかを、前記副蓄電池用の開閉器によって切り替えることを特徴とする請求項11に記載のエンジン始動方法。
  13. 前記副蓄電池を前記電源回路に接続してから前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に失敗したときには、前記副蓄電池を前記電源回路から遮断することを特徴とする請求項11又は12に記載のエンジン始動方法。
  14. 前記主蓄電池、及び前記主蓄電池と並列に接続された所定の電装負荷を前記電源回路から遮断してから、前記副蓄電池を前記電源回路に接続することを特徴とする請求項11〜13の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  15. 前記主蓄電池及び前記電装負荷を前記電源回路に接続するか、又は前記電源回路から遮断するかを、前記主蓄電池用の開閉器によって切り替えることを特徴とする請求項14に記載のエンジン始動方法。
  16. 前記副蓄電池を前記電源回路に接続してから前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に成功したときには、前記主蓄電池及び前記電装負荷を前記電源回路に接続することを特徴とする請求項14又は15に記載のエンジン始動方法。
  17. 前記副蓄電池を前記電源回路に接続してから前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に失敗したときには、前記副蓄電池を前記電源回路から遮断し、且つ前記主蓄電池及び前記電装負荷を前記電源回路に接続することを特徴とする請求項14〜16の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  18. 前記副蓄電池を前記電源回路に接続してから前記エンジンの始動を行ない、前記エンジンの始動に失敗したときには、前記副蓄電池を前記電源回路に接続した状態で、前記主蓄電池及び前記電装負荷を前記電源回路に接続してから、再び前記エンジンの始動を試みることを特徴とする請求項14〜17の何れか一項に記載のエンジン始動方法。
  19. 主蓄電池と、
    前記主蓄電池よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高い副蓄電池と、
    前記主蓄電池の状態を診断する診断部と、
    前記診断部による診断の結果、前記主蓄電池から供給される電力ではエンジンを始動できないと判断したときには、次回、前記エンジンを始動する際に、前記主蓄電池よりも充放電の繰り返しに対する耐久性が高い副蓄電池から電力を供給して前記エンジンの始動を行なう予備始動部と、を備えることを特徴とするエンジン始動装置。
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