JP2014234431A - 環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含む環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品 - Google Patents

環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含む環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品 Download PDF

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多田  智之
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Abstract

【課題】環状オレフィン系樹脂の透明性及び耐熱性を維持することのできる新規な環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含み、環状オレフィン系樹脂の有する透明性及び耐熱性が損なわれていない環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品を提供すること。
【解決手段】本発明は、環状オレフィン系樹脂を含む環状オレフィン系樹脂組成物に含有され、前記環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の透明性を維持する環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤であって、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含む環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品に関する。
環状オレフィン系樹脂は、透明性や耐熱性等に優れるため、光学材料等に使用される。他方、環状オレフィン系樹脂を含む成形品は、湿熱環境下においては曇りが生じる可能性があるので、透明性が損なわれ得る。
例えば、特許文献1には、環状オレフィン系樹脂を高温高湿雰囲気下に曝したことに起因する白濁を防止し、透明性を維持する目的で、ロジン酸の金属塩を主成分とする非晶性環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤が開示されている。
国際公開第2007/066455号
本発明は、環状オレフィン系樹脂の透明性及び耐熱性を維持することのできる新規な環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含み、環状オレフィン系樹脂の有する透明性及び耐熱性が損なわれていない環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品を提供することを目的とする。
本発明者らは、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤によれば上記課題を解決できる点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 環状オレフィン系樹脂を含む環状オレフィン系樹脂組成物に含有され、前記環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の透明性を維持する環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤であって、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤。
(2) 前記3価のリン化合物は、下記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類である(1)に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤。
Figure 2014234431
(式中、Ra1、Ra2、Ra4、及びRa5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基、又はフェニル基を表し、Ra3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。Xは単結合、硫黄原子、又は−CHRa6−基(Ra6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)を表す。Aは炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CORa7−基(Ra7は単結合又は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素側に結合していることを示す。)を表す。Y及びZは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、又は炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、もう一方が水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
(3) 環状オレフィン系樹脂と、(1)又は(2)に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤と、を含み、
前記環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上1質量部以下である環状オレフィン系樹脂組成物。
(4) 前記環状オレフィン系樹脂100質量部と、(1)又は(2)に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤0.5〜10質量部と、を含むマスターバッチを少なくとも前記環状オレフィン系樹脂と混合してなる(3)に記載の環状オレフィン系樹脂組成物。
(5) 前記環状オレフィン系樹脂のISO11443に準拠して260℃、剪断速度1216/秒において測定した溶融粘度が45Pa・sから85Pa・sであり、
前記環状オレフィン系樹脂のガラス転移点が100℃以上である(3)又は(4)に記載の環状オレフィン系樹脂組成物。
(6) (3)から(5)のいずれかに記載の環状オレフィン系樹脂組成物からなる光学材料。
(7) (3)から(5)のいずれかに記載の環状オレフィン系樹脂組成物を成形してなる光学部品。
(8) 前記光学部品は、導光板、レンズ、及び、ランプカバーのいずれかである(7)に記載の光学部品。
本発明によれば、環状オレフィン系樹脂の透明性及び耐熱性を維持することのできる新規な環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、当該曇り防止剤を含み、環状オレフィン系樹脂の有する透明性及び耐熱性が損なわれていない環状オレフィン系樹脂組成物、ならびに、当該組成物を用いた光学材料及び光学部品が提供される。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
[環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤]
本発明の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤(以下、「本発明の曇り防止剤」とも言う)は、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる。本明細書において、「曇り防止」とは、環状オレフィン系樹脂が本来有している透明性を成形加工によって低下させないこと、及び、その後に成形体が曝される環境変化による成形体内部の白濁の結果、成形体の透明性が低下して生じる「曇り」の発生を防止することをいう。
(ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物)
本発明における3価のリン化合物は、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する限り、特に限定されない。本発明者らの検討の結果、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる曇り防止剤によれば、環状オレフィン系樹脂の透明性を維持できることが見出された。さらに、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物を含む環状オレフィン系樹脂組成物は、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有しない3価のリン化合物を含む環状オレフィン系樹脂組成物と比較して、熱環境下での黄変が抑制されていることが見出された。従って、本発明の曇り防止剤によれば、環状オレフィン系樹脂の有する透明性及び耐熱性がともに損なわれていない環状オレフィン系樹脂組成物が得られる。ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物は、1種単独で使用しても2種以上を組み合わせて使用してもよい。
例えば、本発明における好ましい3価のリン化合物としては、下記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類が挙げられる。
Figure 2014234431
上記一般式(a−1)において、Ra1、Ra2、Ra4、及びRa5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基、又はフェニル基を表す。Ra1、Ra2、及びRa4は、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、又は炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基であることが好ましく、Ra5は、水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアルキル基であることが好ましい。ここで、炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基、i−オクチル基、t−オクチル基、2−エチルヘキシル基等が挙げられる。炭素数5〜8のシクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等が挙げられる。炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基としては、例えば、1−メチルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−メチル−4−i−プロピルシクロヘキシル基等が挙げられる。炭素数7〜12のアラルキル基としては、例えば、ベンジル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチルベンジル基等が挙げられる。
なかでも、Ra1及びRa4は、それぞれ独立にt−ブチル基、t−ペンチル基、t−オクチル基等のt−アルキル基、シクロヘキシル基、又は1−メチルシクロヘキシル基であることが好ましい。Ra2は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基であることが好ましく、とりわけメチル基、t−ブチル基、又はt−ペンチル基であることが好ましい。Ra5は、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、t−ペンチル基等の炭素数1〜5のアルキル基であることが好ましい。
上記一般式(a−1)において、Ra3は、水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば、前記と同様のアルキル基が挙げられる。Ra3は、好ましくは水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基であり、とりわけ水素原子又はメチル基であることが好ましい。
上記一般式(a−1)において、Xは、単結合、硫黄原子、又は−CHRa6−基(Ra6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)を表す。ここで、Ra6で示される炭素数1〜8のアルキル及び炭素数5〜8のシクロアルキルとしては、それぞれ前記と同様のアルキル基及びシクロアルキル基が挙げられる。Xは、単結合又は−CHRa60−基(Ra60は水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、又はt−ブチル基を示す。)であることが好ましい。
上記一般式(a−1)において、Aは、炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CORa7−基(Ra7は単結合又は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素側に結合していることを示す。)を表す。ここで、炭素数2〜8のアルキレン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられ、プロピレン基が好ましく用いられる。また、*−CORa7−基において、*は、カルボニル基がホスファイトの酸素と結合していることを示す。Ra7で示される炭素数1〜8のアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、2,2−ジメチル−1,3−プロピレン基等が挙げられる。Ra7としては、単結合、エチレン基等が好ましく用いられる。
上記一般式(a−1)において、Y及びZは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、又は炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、もう一方が水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。ここで、炭素数1〜8のアルキル基としては、例えば、前記と同様のアルキル基が挙げられる。炭素数1〜8のアルコキシ基としては、例えば、アルキル部分が前記炭素数1〜8のアルキル基と同様のアルキル基であるアルコキシ基が挙げられる。炭素数7〜12のアラルキルオキシ基としては、例えば、アラルキル部分が前記炭素数7〜12のアラルキル基と同様のアラルキル基であるアラルキルオキシ基が挙げられる。
上記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類の具体例としては、2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、2,4,8,10−テトラ−t−ペンチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12−メチル−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ペンチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−12−メチル−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾイルオキシ)−12−メチル−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、2,10−ジメチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,10−ジエチル−4,8−ジ−t−ブチル−6−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロポキシ]−12H−ジベンゾ[d,g][1,3,2]ジオキサホスホシン、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[2,2−ジメチル−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン等が挙げられ、2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンが好ましい。また、上記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類の市販品としては、例えば、SUMILIZER(登録商標) GPが挙げられる。
上記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類は、公知の方法により製造することができる。
(環状オレフィン系樹脂)
本発明における環状オレフィン系樹脂は、環状オレフィンに由来する構造単位を主鎖に含む重合体又は共重合体であれば、特に限定されない。例えば、環状オレフィンの付加重合体又はその水素添加物、環状オレフィンとα−オレフィンとの付加共重合体又はその水素添加物等を挙げることができる。環状オレフィン系樹脂は、1種単独で使用することも、2種以上を併用することもできる。
また、環状オレフィン系樹脂としては、環状オレフィンに由来する構造単位を主鎖に含む上記重合体又は上記共重合体において、さらに極性基を有する不飽和化合物がグラフト及び/又は共重合したものも挙げられる。
極性基としては、例えば、カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基、アミド基、エステル基、ヒドロキシル基等を挙げることができ、極性基を有する不飽和化合物としては、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アルキル(炭素数1〜10)エステル、マレイン酸アルキル(炭素数1〜10)エステル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル等を挙げることができる。
また、本発明において環状オレフィン系樹脂として用いられる上記共重合体としては、市販の樹脂を用いることも可能である。市販されている環状オレフィン系樹脂としては、例えば、TOPAS(登録商標)(TOPAS Advanced Polymers社製)、アペル(登録商標)(三井化学社製)、ゼオネックス(登録商標)(日本ゼオン社製)、ゼオノア(登録商標)(日本ゼオン社製)、アートン(登録商標)(JSR社製)等を挙げることができる。
環状オレフィンとα−オレフィンとの付加共重合体として、特に好ましい例としては、〔1〕炭素数2〜20のα−オレフィンに由来する構造単位と、〔2〕下記一般式(I)で示される環状オレフィンに由来する構造単位と、を含む共重合体を挙げることができる。
Figure 2014234431
(式中、R〜R12は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、及び、炭化水素基からなる群より選ばれるものであり、
とR10、R11とR12は、一体化して2価の炭化水素基を形成してもよく、
又はR10と、R11又はR12とは、互いに環を形成していてもよい。
また、nは、0又は正の整数を示し、
nが2以上の場合には、R〜Rは、それぞれの繰り返し単位の中で、それぞれ同一でも異なっていてもよい。)
〔〔1〕炭素数2〜20のα−オレフィン〕
炭素数2〜20のα−オレフィンは、特に限定されるものではない。例えば、特開2007−302722と同様のものを挙げることができる。また、これらのα−オレフィンは、1種単独でも2種以上を同時に使用してもよい。これらの中では、エチレンの単独使用が最も好ましい。
〔〔2〕一般式(I)で示される環状オレフィン〕
一般式(I)で示される環状オレフィンについて説明する。一般式(I)におけるR〜R12は、それぞれ同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、及び、炭化水素基からなる群より選ばれるものである。一般式(I)で示される環状オレフィンの具体例としては、特開2007−302722と同様のものを挙げることができる。
これらの環状オレフィンは、1種単独でも、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの中では、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン(慣用名:ノルボルネン)を単独使用することが好ましい。
〔1〕炭素数2〜20のα−オレフィンと〔2〕一般式(I)で表される環状オレフィンとの重合方法及び得られた重合体の水素添加方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法に従って行うことができる。
また、用いられる重合触媒についても特に限定されるものではなく、チーグラー・ナッタ系、メタセシス系、メタロセン系触媒等の従来周知の触媒を用いて周知の方法により環状オレフィン系樹脂を得ることができる。
本発明で用いる環状オレフィン系樹脂のISO11443に準拠して260℃、剪断速度1216/秒において測定した溶融粘度は、45Pa・sから85Pa・sであることが好ましい。より好ましくは45Pa・sから60Pa・sである。環状オレフィン系樹脂組成物の溶融粘度が45Pa・s以上であると、得られる成形体の機械的強度が十分
となりやすく、溶融粘度が85Pa・s以下であると、得られる環状オレフィン系樹脂組成物の流動性が良好となりやすい。
本発明で用いる環状オレフィン系樹脂のガラス転移点は、100℃以上であることが好ましい。ガラス転移点を上記範囲にすることで、より耐熱性の高い成形体を得ることができる。より好ましいガラス転移点は120℃以上である。なお、ガラス転移点(Tg)は、DSC法(JIS K7121記載の方法)によって昇温速度10℃/分の条件で測定した値を採用する。
[環状オレフィン系樹脂組成物]
本発明の曇り防止剤は、環状オレフィン系樹脂を含む環状オレフィン系樹脂組成物(以下、本発明の曇り防止剤を含む環状オレフィン系樹脂組成物を「本発明の組成物」とも言う)に含有される。これにより、環状オレフィン系樹脂の曇りや環状オレフィン系樹脂の耐熱性の低下を抑制できるので、環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の透明性や耐熱性が維持される。
本発明において「環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の透明性を維持する」とは、本発明の組成物から得られる成形体について、実施例において示した湿熱環境下における可視光照射試験を行った場合に、試験後であっても成形体に曇りが目視観察でほぼ認められないことを指す。
本発明において「環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の耐熱性を維持する」とは、本発明の組成物から得られる成形体について、環状オレフィン系樹脂のTgに近い温度条件下で耐熱性試験(110℃、1000時間)を行った場合に、耐熱性試験後の成形体の黄色度(DIN6167)から、耐熱性試験前の成形体の黄色度を引いた値(「ΔYI」とも言う)が3.0以下であることを指す。ΔYIが3.0以下であることは、熱環境下においても成形体の黄変がほぼ抑制されていることを示す。
本発明の組成物中に含まれる本発明の曇り防止剤の量は、環状オレフィン系樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上1質量部以下である。本発明の曇り防止剤の量が環状オレフィン系樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上、好ましくは0.08質量部以上、さらに好ましくは0.1質量部以上であると、環状オレフィン系樹脂の透明性が損なわれにくい。本発明の曇り防止剤の量が環状オレフィン系樹脂100質量部に対して、1質量部以下、好ましくは0.8質量部以下、さらに好ましくは0.5質量部以下であると、環状オレフィン系樹脂の透明性及び耐熱性が損なわれにくい。
本発明の組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、さらに公知の添加剤(酸化防止剤、ヒンダードアミン系光安定剤、紫外光吸収剤、難燃剤、硫黄系安定剤、金属抽出剤等)が添加されていてもよい。環状オレフィン系樹脂組成物中の添加剤の種類や量は、得ようとする効果に応じて適宜調整できる。
(環状オレフィン系樹脂組成物の製造方法)
本発明の環状オレフィン系樹脂組成物の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を採用できる。例えば、環状オレフィン系樹脂、環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤、あるいはさらに、必要に応じ配合される樹脂等を、一括で、又は逐次に溶融混練する方法が挙げられる。溶融混練する方法としては、例えば、樹脂組成物をブレンドした後、一軸若しくは二軸のスクリュー押出機、バンバリーミキサー、ロール、各種ニーダー等で溶融混練する方法等が挙げられる。溶融混練における温度については、環状オレフィン系樹脂、環状オレフィン系樹脂曇り防止剤、及び、必要に応じ配合される樹脂等が溶融していれば特に限定はないが、通常160℃〜350℃、好ましくは180℃〜300℃の温度範囲で実施するのが一般的である。
例えば、本発明の組成物を構成する成分を一度に混合して本発明の組成物を調製してもよい。あるいは、環状オレフィン系樹脂と、本発明の曇り防止剤とを含むマスターバッチを、環状オレフィン系樹脂等を含むベース樹脂と混合して本発明の組成物を調製してもよい。マスターバッチを使用して本発明の組成物を調製すると、耐熱性が高く、より黄変の抑制された組成物が得られる点で好ましい。
本発明において使用できるマスターバッチは、最終的に得ようとする環状オレフィン系樹脂組成物中の曇り防止剤の濃度よりも高い濃度の曇り防止剤を含むものであれば特に限定されない。本発明において使用できるマスターバッチは、例えば、環状オレフィン系樹脂100質量部と、本発明の曇り防止剤0.5〜10質量部と、を含む。
[光学材料及び光学部品]
本発明の環状オレフィン系樹脂組成物は、環状オレフィン系樹脂の有する透明性及び耐熱性が損なわれていないので、光学材料として好適に使用できる。また、本発明の組成物や本発明の光学材料を成形することで、透明性及び耐熱性が優れた光学部品が得られる。光学部品としては、導光板、レンズ、及び、ランプカバー等が挙げられる。
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
環状オレフィン系樹脂として、商品名:TOPAS(登録商標)5013L−10(TOPAS Advanced Polymers社製、溶融粘度56Pa・s、Tg134℃)を用いた。環状オレフィン系樹脂と、各種リン化合物と、を表1記載の割合で使用し、これらを、二軸押出機(日本製鋼所製、商品名:TEX30)を用いて、シリンダー温度260℃にて溶融混練し、ペレット化を実施して、実施例及び比較例の環状オレフィン系樹脂組成物を得た。なお、比較例1においては、環状オレフィン系樹脂のみを二軸押出機で溶融押出した。比較例6においては、溶融混練をしていない環状オレフィン系樹脂を射出成形した。
次いで、得られたペレットを用いて、射出成形機(住友重機械社製、商品名:SE75D)にて、シリンダー温度270℃、金型温度115℃の条件にて、70mm×70mm×2mmの平板を成形することにより試験片を得、下記の試験に供した。
環状オレフィン系樹脂の溶融粘度はISO11443に準拠して260℃、剪断速度1216/秒において測定した。また、環状オレフィン系樹脂のガラス転移点(Tg)はDSC法(JIS K7121記載の方法)によって昇温速度10℃/分の条件で測定した。
なお、表1中、「全量コンパウンド」とは、環状オレフィン系樹脂としてTOPAS5013L−10と、表1中記載の成分と、を二軸押出機で溶融混練し、ペレット化を実施した後に射出成形により試験片を成形したことを指す。また、「マスターバッチ」とは、環状オレフィン系樹脂と、表1中記載の成分と、からマスターバッチを調製し、当該マスターバッチを、リンの濃度が表1中記載の添加量になるように、ペレットブレンドにより環状オレフィン系樹脂で希釈した後に試験片を成形したことを指す。「マスターバッチ」において使用されたマスターバッチは、表1中に示したように、環状オレフィン系樹脂と、環状オレフィン系樹脂100質量部に対して3質量部から6質量部の範囲の各種リン化合物と、を含む。「リンの価数」とは、各種リン化合物中のリン原子の価数を指す。「環状オレフィン系樹脂に対するリン添加量」は、使用した全環状オレフィン系樹脂に対する各種リン化合物の添加量を指す。
表1中、使用した各成分の詳細は下記の通りである。
亜リン酸トリデシル:和光純薬工業株式会社製
HOSTANOX P−EPQ(表1中の「P−EPQ」):テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレンジホスホナイト、クラリアントジャパン社製
IRGAFOS(登録商標) 168:トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、BASF社製
SUMILIZER(登録商標) GP:2,4,8,10−テトラ−t−ブチル−6−[3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)プロポキシ]ジベンゾ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン、住友化学株式会社製
TOPAS(登録商標) 5013L−10(表1中の「5013L−10」):ノルボルネンとエチレンとの共重合体である環状オレフィン系樹脂、TOPAS Advanced Polymers社製、溶融粘度56Pa・s、Tg134℃
[LED試験(湿熱環境下における可視光照射試験)]
各試験片について、反ゲート側の末端部から40mmまでの箇所を切り出し、40mm×70mm×2mmのLED試験用試験片を得た。反ゲート側の末端部(ゲート側から70mm)の中心部分にLED(光束20lm)を有するガイドプレートを装着した。次いで、LEDを光源とする光を各LED試験用試験片に直接照射し、かつ、60℃×90%湿度の条件で湿熱恒温槽に1週間暴露させた後、LEDを消灯し、かつ、70℃×0%湿度の条件で1日間暴露させた。次いで、恒温槽内の水蒸気を除去した後にLED試験用試験片を回収した。LED試験後の各LED試験用試験片にハロゲン球(12V100W HAL−L、OLYMPUS社製)を光源とする光を照射して各試験片の曇りを目視により観察し、下記の判定基準に従って判定した。その結果を表2に示す。
(判定基準)
○:LED照射により試験片に曇りが発生しなかった。
×:LED照射により試験片に曇りが発生した。
[黄色度(YI値)]
各試験片について、耐熱性試験(110℃、1000時間)を行った。耐熱性試験前後の各試験片の黄色度(DIN6167)を、YKB−Gardnar GmbH製色差計color−sphereを使用して測定した。その結果を表2に示す。表2中、「初期YI」とは、耐熱性試験前の各試験片の黄色度を示す。また、「ΔYI」とは、耐熱性試験後の各試験片の黄色度から、耐熱性試験前の各試験片の黄色度を引いた値を指す。
Figure 2014234431
Figure 2014234431
表2に示される通り、本発明の曇り防止剤を含む試験片は、LED試験後においても曇りが抑制されているので透明性に優れることがわかる。さらに、本発明の曇り防止剤を含む試験片は、ΔYIが低く、耐熱性試験後の黄変も抑えられているので耐熱性にも優れることがわかる。特に、マスターバッチを使用すると、好ましく黄変を抑制できることがわかる。
また、比較例6における試験片では曇りが発生した一方で、溶融混練を行った他の試験例では曇りが発生しない例が認められたことから、曇りは、溶融混練による樹脂へのダメージにより発生したものではないことがわかる。

Claims (8)

  1. 環状オレフィン系樹脂を含む環状オレフィン系樹脂組成物に含有され、前記環状オレフィン系樹脂組成物から得られる成形体の透明性を維持する環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤であって、ヒンダードヒドロキシフェニル基を有する3価のリン化合物からなる環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤。
  2. 前記3価のリン化合物は、下記一般式(a−1)で表される亜リン酸エステル類である請求項1に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤。
    Figure 2014234431
    (式中、Ra1、Ra2、Ra4、及びRa5はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基、又はフェニル基を表し、Ra3は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。Xは単結合、硫黄原子、又は−CHRa6−基(Ra6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)を表す。Aは炭素数2〜8のアルキレン基又は*−CORa7−基(Ra7は単結合又は炭素数1〜8のアルキレン基を、*は酸素側に結合していることを示す。)を表す。Y及びZは、いずれか一方がヒドロキシル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、又は炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、もう一方が水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基を表す。)
  3. 環状オレフィン系樹脂と、請求項1又は2に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤と、を含み、
    前記環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤の含有量は、前記環状オレフィン系樹脂100質量部に対して、0.05質量部以上1質量部以下である環状オレフィン系樹脂組成物。
  4. 前記環状オレフィン系樹脂100質量部と、請求項1又は2に記載の環状オレフィン系樹脂用曇り防止剤0.5〜10質量部と、を含むマスターバッチを少なくとも前記環状オレフィン系樹脂と混合してなる請求項3に記載の環状オレフィン系樹脂組成物。
  5. 前記環状オレフィン系樹脂のISO11443に準拠して260℃、剪断速度1216/秒において測定した溶融粘度が45Pa・sから85Pa・sであり、
    前記環状オレフィン系樹脂のガラス転移点が100℃以上である請求項3又は4に記載の環状オレフィン系樹脂組成物。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の環状オレフィン系樹脂組成物からなる光学材料。
  7. 請求項3から5のいずれか1項に記載の環状オレフィン系樹脂組成物を成形してなる光学部品。
  8. 前記光学部品は、導光板、レンズ、及び、ランプカバーのいずれかである請求項7に記載の光学部品。
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