JP2014227117A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、サンシェードで覆うことが難しい窓ガラスの端縁部分を遮光することで、窓ガラス全面を遮光できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る車両用ドアは、ドアフレームと、前記ドアフレームによって周縁部を支持されている窓ガラスと、前記窓ガラスを覆うことができるサンシェードとを備える。
前記窓ガラスが前記サンシェードによって覆われた状態で、前記ドアフレームと前記サンシェードとの隙間に配置される前記窓ガラスの端縁には、前記窓ガラスのガラス面に配置された遮光部が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓ガラスを覆うことができるサンシェードを備える車両用ドアに関する。
従来の車両用ドアに関する技術が特許文献1に記載されている。
従来の車両用ドア100では、図9に示すように、窓ガラス110の下部に位置するドアトリム103の内部には、車両前後方向に延びる巻取りドラム104が設けられている。この巻取りドラム104には、サンシェード120が、引き出し可能に巻取り格納されている。これにより、巻取りドラム104からサンシェード120を引き出して、窓ガラス110を車両内側から覆うことで、車外から車内に差し込む光を遮ることができる。
特開2002−274172
しかし、サンシェード120の形状をドアフレーム101の形状に合わせて成形することは困難なため、サンシェード120を引き出してその窓ガラス110を覆った状態で、サンシェード120とドアフレーム101との間に隙間が生じる。即ち、窓ガラス110には、サンシェード120によって覆われない部分Xが生じてしまう。したがって、従来の車両用ドア100では、サンシェード120を使用しても窓ガラス110の全面を遮光することができなかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、サンシェードで覆うことができない窓ガラスの端縁部分を遮光できるようにすることである。
上記した課題は、次の発明によって解決される。
請求項1に係る発明は、ドアフレームと、前記ドアフレームによって周縁部を支持されている窓ガラスと、前記窓ガラスを覆うことができるサンシェードとを備える車両用ドアであって、
前記窓ガラスが前記サンシェードによって覆われた状態で、前記ドアフレームと前記サンシェードとの隙間に配置される前記窓ガラスの端縁には、前記窓ガラスのガラス面に配置された遮光部が設けられていることを特徴とする。
本発明によると、サンシェードで覆うことができない窓ガラスの端縁部分を、遮光部によって遮光できるようになる。つまり、サンシェードと遮光部とで、窓ガラスの全面を遮光できるようになる。
ここで、前記遮光とは、車外の光をある程度遮断して、車内に差し込む光量を低減させることをいい、車外から車室内が見えない程度の遮光も含むものとする。
請求項2の発明によると、遮光部は、サンシェードが窓ガラスを覆っている状態で、前記サンシェードの端縁の少なくとも一部とラップしていることを特徴とする。
これにより、サンシェードで覆われる範囲と、窓ガラスの遮光部が設けられている範囲との間に、隙間ができてしまうことを防止できる。
請求項3の発明によると、遮光部には、ドット形状が使用されていることを特徴とする。
これにより、製造工程時において、ドットのサイズや集合密度を調整することで、遮光部が設けられている範囲の遮光度を調整できるようになる。
請求項4の発明によると、サンシェードは、ドット形状のドットと略同一の形状をした多数の孔が設けられたメッシュ状に構成されており、前記ドット形状のドットのサイズは、前記サンシェードの孔のサイズよりも、小さく設定されていることを特徴とする。
これにより、ドット形状のドットは、サンシェードの孔を完全に塞ぐことはない。このため、窓ガラスを覆っているサンシェードと遮光部とがラップする部分において、ある程度の透光性を確保できる。つまり、サンシェードと遮光部とがラップしている部分が過度に遮光されて、例えば、黒い帯状に見えてしまうようなことがなくなり、自然な見た目にできる。
請求項5の発明によると、サンシェードの端縁と遮光部とがラップする部分では、ドット形状のドットの集合密度が、他の部分に設けられているドットの集合密度よりも小さいことを特徴とする。
これにより、窓ガラスを覆っているサンシェードと遮光部とがラップする部分において、ある程度の透光性を確保できる。つまり、サンシェードと遮光部とがラップしている部分が過度に遮光されて、例えば、黒い帯状に見えてしまうようなことがなくなり、自然な見た目にできる。
請求項6の発明によると、ドット形状のドットは、セラミック塗料により構成されていることを特徴とする。
請求項7の発明によると、ドアフレームに設けられているガラスランに嵌め込まれて、そのガラスランに沿って摺動する窓ガラスの摺動部位には、遮光用の塗料が塗布されていることを特徴とする。
これにより、窓ガラスのガラスランと摺動する摺動部位は、ドット形状による凹凸のない滑らかな構成となる。このため、窓ガラスは、ガラスランと滑らかに摺動することができるようになる。
本発明によると、サンシェードで覆うことができない窓ガラスの端縁部分から、車内に差し込んでしまう光を遮光できるようになる。
本発明の実施形態1に係る車両用ドアの模式図である。 実施形態1に係る車両用ドアと、その周辺のボディ構造の模式平断面図(図1のII−II断面矢視図)である。 実施形態1に係る車両用ドアの窓ガラス周辺構造の模式縦断面図(図1のIII−III断面矢視図)である。 実施形態1に係る車両用ドアの窓ガラス周辺の模式縦断面図(図1のIV−IV断面矢視図)である。 実施形態1に係る車両用ドアの窓ガラスの側面図である。 実施形態1に係る車両用ドアの窓ガラスに設けられた遮光部の模式図(図5のVI部分拡大図)である。 実施形態1に係る車両用ドアにおいて、サンシェードにより窓ガラスを覆った状態を示す模式図である。 実施形態1に係る車両用ドアにおいて、サンシェードにより窓ガラスを覆った状態の窓ガラスの模式斜視図(図7のVIII部分拡大図)である。 従来の車両用ドアの模式平面図である。
[実施形態1]
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用ドアの説明を行う。
なお、図中の前後左右、及び上下は、車両の前後左右、及び上下に対応している。
<車両1のボディ2の構造概要について>
車両用ドア10について説明する前に、先ず、車両1のボディ2の構造概要について説明する。
車両1は、図2に示すように、扉状のフロントドア3とスライド式の車両用ドア10とを備えており、前記車両用ドア10により後部乗降口4が開閉されるように構成されている。後部乗降口4は、ボディ2の中央の支柱であるセンターピラー2cの後方に形成されており、その後部乗降口4の周縁部に全周に亘ってウェザーストリップ6が取付けられている。
<車両用ドア10のドアフレーム10wの構造について>
車両用ドア10は、図1に示すように、ドア本体10mと、ドアフレーム10wとを備えている。
車両用ドア10のドアフレーム10wは、図1に示すように、後記する窓ガラス30の窓枠構造として設けられている。このドアフレーム10wの内周縁には、窓ガラス30が嵌め込まれるガラスラン11(図2参照)が設けられている。ガラスラン11は、図2,図3に示すように、ドアフレーム10wに設けられた断面コ字形の支持レール14によって、三方から囲まれた状態で保持されている。ガラスラン11は、ドアフレーム10wの側部側(前後側)に設けられた側部側ガラスラン12と、ドアフレーム10wの上部側に設けられた上部側ガラスラン13とからなる。側部側ガラスラン12の摺接部12sは、図2に示すように、窓ガラス30を厚み方向から挟むように支持しており、窓ガラス30がドアフレーム10wに対して昇降動作する時、窓ガラス30の摺動部位37と摺接する。上部側ガラスラン13の摺接部13sは、図3に示すように、窓ガラス30がドアフレーム10wに対して閉状態の時、窓ガラス30の上端縁と摺接する。ドアフレーム10wの上部側には、図3に示すように、後記するサンシェード40の支持部材42に設けられている係合孔(図示省略)と係合することができる係合部材43が取付けられている。
<車両用ドア10のドア本体10mの構造について>
車両用ドア10のドア本体10mは、図4に示すように、ドア本体10mの内装を構成するドアトリム17を備える。このドアトリム17の上端部内部には、後記するサンシェード40を巻取り格納する巻取りドラム45が内蔵されている。この巻取りドラム45は、図1に示すように、車両前後方向に長尺な形状をしており、後記するサンシェード40を引き出し可能に巻き取って格納している。ドアトリム17の巻取りドラム45の上部には、サンシェード40を引き出すことができるサンシェード用スリット孔18sが、車両前後方向に長尺な形状となるように形成されている。また、車両用ドア10のドア本体10mには、窓ガラス用スリット孔18mが形成されており、この窓ガラス用スリット孔18mの位置に窓ガラス30を厚み方向から挟むベルトモール19が設けられている。
<窓ガラス30について>
次に、窓ガラス30について説明する。
窓ガラス30は、上記したように、ドアフレーム10wのガラスラン11に嵌め込まれた状態で昇降可能に構成されており、ドアフレーム10wの開口部を全開する位置から全閉する位置まで移動できるようになっている。
窓ガラス30には、図5に示すように、その窓ガラス30の下部側に窓ガラス昇降装置(図示省略)と連結される連結部材31が設けられている。これにより、窓ガラス昇降装置が動作することで、窓ガラス30は、車両用ドア10のドアフレーム10wに対して昇降動作が可能となっている。
窓ガラス30の車両前後方向における端縁には、図5に示すように、後記する遮光部33がほぼ一定幅で設けられている。
<窓ガラス30の遮光部33について>
次に、遮光部33について説明する。
窓ガラス30の遮光部33は、図2に示すように、窓ガラス30のガラス面の車内側に配置されている。遮光部33は、黒色のセラミック塗料によって構成される。
遮光部33は、ベタ塗り部34とドット形状35とから構成されている。
遮光部33のベタ塗り部34は、図2に示すように、窓ガラス30の側部側ガラスラン12に対する摺動部位37に設けられている。これにより、窓ガラス30が、ドアフレーム10wに対して昇降動作する際には、ベタ塗り部34が設けられている範囲が側部側ガラスラン12に沿って摺動するようになる。
前記ベタ塗り部34は、セラミック塗料を隙間無く塗布することで構成されている。したがって、窓ガラス30のベタ塗り部34が設けられている範囲は、後記するドット36による凹凸のない滑らかな構造となっている。
このため、窓ガラス30は、側部側ガラスラン12に対して滑らかに摺動するようになる。
即ち、側部側ガラスラン12が、本発明に係るガラスランに相当する。
遮光部33のドット形状35は、セラミック塗料により構成される複数の円形状のドット36を集合させることにより構成されている。ドット36同士は、図6に示すように、所定の間隔寸法ずつ離れるように配置されており、ドット36と透光部32とが車両前後方向及び上下方向に交互になるように配置されている。即ち、ドット形状35が設けられている範囲では、ドット36により車外の光を透過しない部分と、車外の光を透過する透光部32とが混在していることとなる。
ドット形状35のドット36の直径寸法rは、図8に示すように、後記するサンシェード40の透過孔41の直径寸法Rよりも、小さくなるように設定されている。即ち、ドット形状35のドット36は、サンシェード40の透過孔41を完全に塞ぐことはない。このため、後記するサンシェード40と遮光部33のドット形状35とがラップしている部分、即ち、サンシェード40とドット形状35との両方によって遮光されている部分は、過度に遮光されることなく、ある程度の透光性が確保された状態となる。
即ち、透過孔41が、本発明に係るサンシェードの孔に相当する。
なお、ドット形状35のドット36の直径寸法rは、例えば、0.8mmに設定される。また、後記するサンシェード40の透過孔41の直径寸法Rは、例えば、1.0mmに設定される。
また、図8では、説明の便宜上、わかりやすいように、ドット形状35のドット36のサイズ、及び、サンシェード40の透過孔41のサイズ(直径寸法r,R)等が誇張されて示されている。
ドット形状35は、ドット36の集合密度が均等な均等密度部351と、ドット36の集合密度が徐々に変化する徐変密度部352とから構成されている。そして、ドット形状35の均等密度部351が、図5,図6に示すように、ベタ塗り部34に対して窓ガラス30の中央側に隣接した状態で設けられている。車両前側の均等密度部351は、例えば約13mmの幅寸法で設けられており、車両後側の均等密度部351は、例えば約80mmの幅寸法で設けられている。
均等密度部351が設けられている範囲では、斜めに隣接するドット36の中心位置同士の車両前後方向の間隔寸法(以降、ドット36同士の間隔寸法と言う。)P1が一定となるように構成されている。したがって、均等密度部351の範囲では、ドット36が均一な集合密度で配置されていることになる。したがって、均等密度部351の範囲では、遮光部33が車外の光を遮る度合い(以降、遮光度と言う。)が、どの位置においても略一定となる。
なお、ドット形状の均等密度部351におけるドット36同士の間隔寸法P1は、例えば、0.8mmに設定される。
ドット形状35の徐変密度部352は、図5,図6に示すように、均等密度部351に対して窓ガラス30の中央側に隣接した状態で設けられている。車両前側の徐変密度部352は、例えば約20mmの幅寸法で設けられており、車両後側の除変密度部352は、例えば約40mmの幅寸法で設けられている。
この徐変密度部352は、図7に示すように、サンシェード40が窓ガラス30を覆っている状態でサンシェード40の端縁と、例えば、約10.0mmに渡ってラップするように構成されている。
徐変密度部352は、図6に示すように、ドット36同士の間隔寸法P2が窓ガラス30の端縁側から中央側に向かうにつれて所定寸法ずつ大きくなるように変化していく。具体的には、窓ガラス30の前側の徐変密度部352では、窓ガラス30の端縁側に最も近い位置(前端)で、ドット36同士の間隔寸法P2は、例えば0.8mmに設定されている。そして、窓ガラス30の前端から中央側に向かうにつれて、ドット36同士の間隔寸法P2は、例えば0.02mmずつ大きくなるように変化していく。そして、窓ガラス30の中央側に最も近い位置(後端)において、ドット36同士の間隔寸法P2aは、例えば1.2mmとなる。同様に、窓ガラス30の後側の徐変密度部352では、窓ガラス30の端縁側に最も近い位置(後端)で、ドット36同士の間隔寸法P2は、例えば0.8mmに設定されており、中央側に向かうにつれて、例えば0.02mmずつ大きくなるように変化していく。そして、窓ガラス30の中央側に最も近い位置(前端)のドット36同士の間隔寸法P2bは、例えば1.5mmとなる。
つまり、徐変密度部352では、窓ガラス30の中央側に向かうにつれて、ドット36の集合密度が徐々に小さくなる。したがって、徐変密度部352の範囲では、窓ガラス30の中央側に向かうにつれて、徐々に遮光度がダウンし、透光性がアップしていく構成となっている。このため、後記するサンシェード40の端縁とラップしている部分、即ち、サンシェード40と遮光部33との両方によって遮光されている部分は、過度に遮光されることなく、ある程度の透光性が確保される状態になっている。
なお、好適には、後記するサンシェード40とドアフレーム10wとの隙間から見える位置に設けられている遮光部33の遮光度は、サンシェード40の遮光度とおおよそ等しくなるように設定されていることが望ましい。そうすると、サンシェード40を引き上げて窓ガラス30を覆った際に、窓ガラス30の全面で、遮光度が略一定となり、サンシェード40と遮光部33の境界線位置が目立たない統一感のある見栄えとすることができる。
<サンシェード40について>
次に、サンシェード40について説明する。
サンシェード40は、上記したように、ドアトリム17の内部に設けられた巻取りドラム45によって、引き出し可能に巻き取られて格納されるシート状に形成されている。サンシェード40は、図8に示すように、貫通孔である多数の透過孔41が設けられたメッシュ状に構成されている。このため、サンシェード40は、サンシェード40で覆われた範囲の光を完全遮断する構成ではなく、車外の光をある程度遮断することで、車内に差し込む光量を低減する構成となっている。
サンシェード40の上端縁には、図4,図7に示すように、支持部材42が設けられている。この支持部材42は、サンシェード40の上端縁に沿って車両前後方向に長尺な平板状の部材である。支持部材42は、サンシェード40が巻取りドラム45から引き出される際、及び、サンシェード40が巻取りドラム45により巻き取られる際に、サンシェード40の姿勢が乱れないように支持している。支持部材42には車両前後方向に適宜の間隔をあけて、複数個の係合孔(図示省略)が形成されている。この係合孔は、上記したように、ドアフレーム10wの上部側に設けられている係合部材43と係合可能に構成されている(図3参照)。
乗員がサンシェード40の支持部42を持って引き出すことで、図4の二点鎖線に示すように、サンシェード40は上方向に引き出される。そして、図3の二点鎖線に示すように、サンシェード40の支持部材42に形成されている係合孔(図示省略)が、上部側のドアフレーム10wに設けられている係合部材43と係合することで、サンシェード40は窓ガラス30を覆った状態(図7参照)で保持されるようになる。この状態では、サンシェード40の車両前後方向の端縁は、上記したように、窓ガラス30の端縁に設けられたドット形状35の徐変密度部352に対してラップした状態になっている。
<実施形態1に係る車両用ドア10の長所>
本実施形態に係る車両用ドア10では、図1に示すように、ドアフレーム10wとサンシェード40との隙間に配置される窓ガラス30の端縁に対して、遮光部33が設けられている。これにより、サンシェード40で覆うことができない窓ガラス30の端縁部分を遮光できるようになる。つまり、図7に示すように、窓ガラス30の全面を遮光できるようになる。このため、例えば、車外の光によって乗員の睡眠が妨げられなくなる。また、車外から車内を見難くなるため、車内のプライバシーが守られるようになる。
また、サンシェード40で窓ガラス30を覆った状態では、サンシェード40の車両前後方向の端縁と遮光部33の窓ガラス30中央側の端部とが、ラップするように構成されている。これにより、サンシェード40で覆われる範囲と、遮光部33が設けられている範囲との間に、隙間ができてしまうことを防止できる。
また、遮光部33には、ドット形状35が使用されている。これにより、製造工程時において、ドット36のサイズrや集合密度を調整することで、遮光部33が設けられている範囲の遮光度を変更できるようになる。
また、ドット形状35のドット36は、サンシェード40の透過孔41と略同じ形状に形成されている。これに加えて、このドット36の直径寸法rは、サンシェード40の透過孔41の直径寸法Rよりも小さいサイズになるように設定されている。これにより、ドット形状35のドット36は、サンシェード40の透過光41を完全に塞ぐことはない。このため、サンシェード40の端縁と遮光部33とがラップしている部分において、ある程度の透光性を確保できるようになり、サンシェード40を引き上げた状態での見栄えを良くすることができる。
また、ドット形状35の徐変密度部352では、図6に示すように、窓ガラス30中央側に向かうにつれて、ドット36同士の間隔寸法P2が大きくなり、遮光度が徐々に低くなる(透光性が徐々に高くなる)ように構成されている。このため、サンシェード40の端縁と遮光部33とがラップしている部分において、ある程度の透光性を確保できるようになり、サンシェード40を引き上げた状態での見栄えを良くすることができる。
また、窓ガラス30のドアフレーム10wの側部側ガラスラン12と摺動する摺動部位37には、図2に示すように、隙間無く遮光用の塗料が塗布されたベタ塗り部34が設けられている。このベタ塗り部34が設けられている範囲は、ドット36による凹凸が無い滑らかな構造となっているため、窓ガラス30は、側部側ガラスラン12と滑らかに摺動することができるようになる。したがって、窓ガラス30の開閉時における抵抗の増加、異音の発生を防ぐことができるようになる。
[変形例]
なお、本発明に係る車両用ドア10にあっては、上記した実施形態1の構成に限定されるものではなく、適宜変更が加えられて構成されるものであってもよい。
例えば、本実施形態では、サンシェード40の透過孔41の形状、及び、遮光部33を構成するドット形状35のドット36の形状を円形に形成する例を示した。しかし、ドット形状35のドット36の形状は円形に限定されず、例えば、三角形や四角形であっても構わないし、キャラクター等の形状を模したものであっても構わない。
また、本実施形態では、遮光部33が、黒色のセラミック塗料により構成されている例を示した。しかし、遮光部の色は、黒色に限定されていなくてもよく、遮光することさえできれば、他の色でも何ら問題は無い。もちろん、サンシェード40の色も、遮光することさえできれば、どんな色でも問題は無い。
また、本実施形態に設定されたサンシェード40の透過孔41のサイズや、遮光部33を構成するドット形状35のドット36のサイズや、ドット36同士の間隔等の詳細な数値等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。
また、本実施形態の遮光部33は、セラミック塗料よって構成されているが、遮光部は、遮光性能を有するもので構成されていれば良く、セラミック塗料に限定されるものではない。
また、遮光部33は、1種類の塗料から構成されていても良いし、複数の種類の塗料から構成されていても良い。つまり、例えば、ドット形状35を構成する塗料と、ベタ塗り部34を構成する塗料とが、同じ種類の塗料であっても構わないし、異なる種類の塗料であっても構わない。
10 車両用ドア
10w ドアフレーム
12 側部側ガラスラン(ガラスラン)
30 窓ガラス
33 遮光部
35 ドット形状
36 ドット
40 サンシェード
41 透過孔(サンシェードの孔)

Claims (7)

  1. ドアフレームと、前記ドアフレームによって周縁部を支持されている窓ガラスと、前記窓ガラスを覆うことができるサンシェードとを備える車両用ドアであって、
    前記窓ガラスが前記サンシェードによって覆われた状態で、前記ドアフレームと前記サンシェードとの隙間に配置される前記窓ガラスの端縁には、前記窓ガラスのガラス面に配置された遮光部が設けられていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1に記載された車両用ドアであって、
    前記遮光部は、前記サンシェードが前記窓ガラスを覆っている状態で、前記サンシェードの端縁の少なくとも一部とラップしていることを特徴とする車両用ドア。
  3. 請求項2に記載された車両用ドアであって、
    前記遮光部には、ドット形状が使用されていることを特徴とする車両用ドア。
  4. 請求項3に記載された車両用ドアであって、
    前記サンシェードは、前記ドット形状のドットと略同一の形状をした多数の孔が設けられたメッシュ状に構成されており、
    前記ドット形状のドットのサイズは、前記サンシェードの孔のサイズよりも、小さく設定されていることを特徴とする車両用ドア。
  5. 請求項3、又は請求項4に記載された車両用ドアであって、
    前記サンシェードの端縁と前記遮光部とがラップする部分では、前記ドット形状のドットの集合密度が、他の部分に設けられているドットの集合密度よりも小さいことを特徴とする車両用ドア。
  6. 請求項3〜5のいずれかに記載された車両用ドアであって、
    前記ドット形状のドットは、セラミック塗料により構成されていることを特徴とする車両用ドア。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載された車両用ドアであって、
    前記ドアフレームに設けられているガラスランに嵌め込まれて、そのガラスランに沿って摺動する前記窓ガラスの摺動部位には、遮光用の塗料が塗布されていることを特徴とする車両用ドア。
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