JP2014222565A - 燃料電池用ガス拡散層の製造方法および燃料電池の製造方法 - Google Patents

燃料電池用ガス拡散層の製造方法および燃料電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】燃料電池用のガス拡散層において撥水性のムラが生じること抑制する技術を提供する。【解決手段】燃料電池10のガス拡散層5の製造方法を以下の工程1〜5によって製造する。ガス拡散層5を構成するカーボン繊維5aを準備する(工程1)。カーボン繊維5aの全体に撥水ペーストを含浸させる(工程2)。撥水ペースト23が含浸されているカーボン繊維5aを、撥水ペースト23中の分散剤の熱分解温度以上の温度で乾燥させる(工程3)。カーボン繊維5aの一方の面にMPLペーストを塗布する(工程4)。カーボン繊維5aを焼成する(工程5)。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池に関する。
固体高分子形燃料電池(以下、単に「燃料電池」と呼ぶ)では、触媒電極の外側にガス拡散層が配置される。燃料電池の排水性を向上させるために、ガス拡散層の表層には、撥水層が設けられる場合がある。特許文献1には、2層構造の多孔質基材に撥水性樹脂を含むペーストを含浸させて乾燥マイグレーションを施した上で焼成し、各層の多孔質基材ごとに撥水層を形成する技術が記載されている。特許文献2には、撥水性樹脂を含むペーストが多孔質基材に浸透しないように塗布し、焼成することによって、多孔質基材の表層に撥水層を形成する技術が記載されている。
特開2010−225304号公報 特開2009−016055号公報
ところで、燃料電池内部における排水性を適切に制御するためにも、ガス拡散層およびその撥水層には、撥水性のムラが生じていないことが望ましい。特許文献1に記載された技術であれば、一度に2層の撥水層を形成することができるため効率的ではあるが、ガス拡散層の撥水性についての所望の分布を得るためには乾燥マイグレーションの制御が複雑化してしまう可能性がある。特許文献2には、ペーストが多孔質基材に浸透しないようにするために、ペーストと多孔質基材の間の接触角や表面張力を調整することについての開示はあるが、ガス拡散層およびその撥水層における撥水性のムラを抑制することについては一切考慮されていない。
以上のように、燃料電池用のガス拡散層の製造工程では、ガス拡散層およびその撥水層において撥水性のムラが生じること抑制することについては依然として改良の余地があった。そのほか、従来の燃料電池用のガス拡散層の製造工程においては、各工程の簡易化や容易化、低コスト化、省資源化、製造装置や製造設備の小型化や使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の一形態によれば、燃料電池用のガス拡散層の製造方法が提供される。この製造方法は、前記ガス拡散層を構成するガス拡散性基材を準備する基材準備工程と;撥水性樹脂と、分散剤と、を分散させた第1の撥水ペーストを、前記ガス拡散性基材に含浸させる撥水ペースト含浸工程と;前記ガス拡散性基材を、前記分散剤の熱分解温度以上の温度で乾燥させる乾燥工程と;前記ガス拡散性基材の一方の面に、撥水性樹脂と、導電性粒子と、を含む第2の撥水ペーストを塗布した後に焼成を行って撥水層を形成する撥水層形成工程と;を備える。この形態の製造方法によれば、第1の撥水ペーストによってガス拡散性基材全体の撥水性を確保した上で、ガス拡散性基材に、撥水層を形成するための第2の撥水ペーストを塗布することができる。従って、第2の撥水ペーストが必要以上にガス拡散性基材内部に浸透してしまうことが抑制される。また、乾燥工程によって第1の撥水ペーストに含まれる分散剤が残留してしまうことが抑制されるため、その分散剤の残留に起因してガス拡散性基材に撥水性のムラが生じてしまうことが抑制される。
[2]上記形態の製造方法において、前記乾燥工程は、前記熱分解温度以上の温度で加熱する本乾燥工程を行う前に、前記ガス拡散性基材を、前記熱分解温度よりも低い温度で乾燥する予備乾燥工程が含まれていても良い。この形態の製造方法によれば、予備乾燥工程においてマイグレーションの発生が抑制されるため、第2の撥水ペースト塗布前のガス拡散性基材に撥水性のムラが生じてしまうことが抑制される。
[3]上記形態の製造方法において、前記乾燥工程は、前記ガス拡散性基材を両面から加熱して乾燥させる工程であっても良い。この形態の製造方法によれば、第2の撥水ペースト塗布前のガス拡散性基材に撥水性のムラが生じてしまうことを、さらに抑制できる。
[4]上記形態の製造方法において、前記乾燥工程における乾燥のための加熱と、前記撥水層形成工程における焼成とは、同じ加熱炉において実行されても良い。この形態の製造方法によれば、単一の加熱炉によって、第1の撥水ペースト塗布後の乾燥工程と、第2の撥水ペースト塗布後の焼成工程とを実行できるため効率的である。
[5]本発明の他の形態によれば、燃料電池の製造方法が提供される。この燃料電池の製造方法は、電解質膜に両面に触媒電極を配置した膜電極接合体を準備する膜電極接合体準備工程と;前記膜電極接合体の前記触媒電極の上に、上記形態のいずれか一つに記載の製造方法によって準備されたガス拡散層を配置するガス拡散層配置工程と、を備える。この形態の燃料電池の製造方法によれば、良好な排水性が確保された燃料電池を得ることができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、上記の製造方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、上記の製造方法によって製造された燃料電池用ガス拡散層や、燃料電池、燃料電池用ガス拡散層の製造装置や燃料電池の製造装置、それら製造装置の制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
ガス拡散層が用いられている燃料電池の構成を示す概略図。 ガス拡散層の製造工程を示す工程図。 撥水ペーストの含浸工程を実行する第1のペースト塗工部の構成を示す概略図。 基材の乾燥工程を実行する加熱炉の構成を示す概略図。 MPLペーストの含浸工程を実行する第2のペースト塗工部の構成を示す概略図。 カーボン繊維の焼成工程を示す概略図。 乾燥工程において撥水ペーストに含まれる分散剤が熱分解されずに残留している場合の不具合を説明するための模式図。 カーボン繊維の流路対向面に染み出し領域が形成されているときと形成されていないときの電極対向面における撥水性の相違を示す説明図。 本乾燥工程における乾燥温度と撥水層の撥水性との関係を確認した実験を説明するための説明図。 本乾燥工程における乾燥温度と撥水層の撥水性との関係を確認した実験を説明するための説明図。 本乾燥工程における乾燥温度と撥水層の撥水性との関係を確認した実験を説明するための説明図。
A.実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての製造方法によって製造されたガス拡散層が用いられている燃料電池の構成を示す概略図である。この燃料電池10は、反応ガスとして水素と酸素の供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。燃料電池10は、複数の単セル11が直列に積層されたスタック構造を有する。各単セル11は、膜電極接合体3と、2つのガス拡散層5と、2枚のセパレータ8と、を備える。
膜電極接合体3は、電解質膜1と、2つの触媒電極層2と、を備える。電解質膜1は、湿潤状態において良好なプロトン伝導性を示す固体高分子薄膜である。電解質膜1は、例えば、ナフィオン(登録商標)などのフッ素系樹脂のイオン交換膜によって構成される。2つの触媒電極層2はそれぞれ、燃料電池反応を促進する触媒(図示は省略)を備えており、電解質膜1の各面に配置されている。各触媒電極層2は、触媒を担持する導電性粒子(例えば白金担持カーボンなど)と、電解質膜1と同種または類似の固体電解質樹脂との分散溶液の乾燥塗膜として形成される。
2つのガス拡散層5はそれぞれ、触媒電極層2とセパレータ8との間に配置されており、各触媒電極層2に圧着されて膜電極接合体3と一体化されている。以後、本明細書では、ガス拡散層5の触媒電極層2と対向する側の面を「電極対向面ES」と呼び、セパレータ8のガス流路溝8pと対向する側の面を「流路対向面PS」と呼ぶ。
各ガス拡散層5は、セパレータ8に設けられているガス流路溝8pを介して供給された反応ガスを各触媒電極層2の全体に行き渡らせる。また、各ガス拡散層5は、膜電極接合体3とセパレータ8との間の導電経路として機能する。ガス拡散層5は、導電性およびガス拡散性を有する多孔質のガス拡散性基材によって構成される。より具体的には、ガス拡散層5は、カーボン繊維などの繊維基材によって構成される。燃料電池10の運転中には、ガス拡散層5に供給された反応ガスは、ガス拡散層5の全体に分布している貫通細孔内を流通し、ガス拡散層5の厚み方向に移動しつつ、ガス拡散層5の表面に沿った方向へ拡散され、触媒電極層2に到達する。
各ガス拡散層5は、燃料電池10の運転中に、燃料電池10の内部で生成された液水によって、反応ガスの流路である細孔が閉塞されてしまうことを抑制するために、全体に撥水処理が施されている。また、各ガス拡散層5の膜電極接合体3側の表層には、いわゆるマイクロポーラス層(以後、「MPL層」とも呼ぶ)である撥水層6が形成されている。
ガス拡散層5の電極対向面ESは、撥水層6によって構成される。撥水層6には、種々の機能があるが、主な機能は、触媒電極層2とガス拡散層5との接触界面におけるガス拡散性および排水性を確保することである。また、撥水層6の機能には、ガス拡散層5と触媒電極層2との間の電気的接続性を確保することや、ガス拡散層5の凹凸に対する触媒電極層2の保護性を確保することなどがある。
2枚のセパレータ8は導電性およびガス不透過性を有する板状部材であり、例えば、金属板によって構成される。各セパレータ8は各ガス拡散層5の表面に積層配置されている。セパレータ8のガス拡散層5と接する側の面には、反応ガスをガス拡散層5の全体に行き渡らせるためのガス流路溝8pが形成されている。
さらに、図示および詳細な説明は省略するが、燃料電池10には、各単セル11の膜電極接合体3およびガス拡散層5の外周に、反応ガス等の流体の漏洩やセパレータ8同士の短絡を防止するための絶縁性シール部が設けられる。また、各単セル11の膜電極接合体3およびガス拡散層5の外周には、各単セル11に反応ガスを供給するためのマニホールドが設けられる。
ところで、燃料電池10の運転中には各単セル11の膜電極接合体3において多量の水分が生成される。しかし、本実施形態の燃料電池10では、ガス拡散層5が、以下に説明する製造工程によって製造されていることによって、撥水層6に撥水性のムラが生じることが抑制されているため、良好な排水性が確保されている。
図2は、本実施形態のガス拡散層5の製造工程を示す工程図である。この製造工程では、ガス拡散層5を構成するガス拡散性基材の全体に撥水性を付与した上で、当該ガス拡散性基材の一方の面にMPL層である撥水層6が形成される。工程1では、ガス拡散層5を構成するガス拡散性基材としてのカーボン繊維が準備される。工程2では、当該カーボン繊維の全体に撥水性を付与するための撥水ペースト(第1の撥水ペースト)が含浸される。
図3は、工程2における撥水ペーストの含浸工程を実行する第1のペースト塗工部20の構成を示す概略図である。図3には、ガス拡散層5を構成するカーボン繊維5aが、その厚み方向に沿って切断されたときの概略断面図によって図示されている。また、図3では、第1のペースト塗工部20におけるカーボン繊維5aの搬送方向を白抜き矢印によって図示してある。第1のペースト塗工部20は、第1と第2のダイコーター21a,21bを備えている。第1と第2のダイコーター21a,21bはそれぞれ、カーボン繊維5aの幅方向にわたって開口するスリット状の吐出口を有しており、カーボン繊維5aの搬送路を挟んで、当該吐出口が互いに対向するように配置されている。
第1と第2のダイコーター21a,21bはそれぞれ、搬送ローラー(図示は省略)によって搬送されていくカーボン繊維5aの各面に向かって撥水ペースト23を吐出する。撥水ペースト23は、撥水性樹脂であるPTFEを、有機溶媒または無機溶媒に分散剤を用いて分散させた分散溶液である。カーボン繊維5aの両面に吐出された撥水ペースト23は、カーボン繊維5aの細孔に含浸し、カーボン繊維5aの内部全体に行き渡る。工程3では、撥水ペースト23が含浸されたカーボン繊維5aを乾燥させる乾燥工程が実行される。
図4は、工程3における基材の乾燥工程を実行する加熱炉30の構成を示す概略図である。図4では、図3と同様に、カーボン繊維5aが、その厚み方向に沿って切断されたときの概略断面図によって図示されている。加熱炉30は、複数の発熱部31と、複数の温風送出部32と、を備えている。各発熱部31および各温風送出部32は、カーボン繊維5aの各面側に配置されている。加熱炉30では、カーボン繊維5aは、発熱部31によって両面から加熱されるとともに、温風送出部32によって、各面に温風が吹き付けられて乾燥される。
工程3では、加熱炉30において、予備乾燥工程(工程3a)と、本乾燥工程(工程3b)の2段階の乾燥工程が実行される(図2)。工程3aの予備乾燥工程は、後述する本乾燥工程における加熱温度よりも低く、撥水ペースト23の水分を蒸発させることができる加熱温度(例えば、100〜130°程度)で実行される。この予備乾燥工程はマイグレーションの発生を抑制するために実行される。
ここで、「マイグレーション」とは、樹脂ペーストの乾燥の際に、当該樹脂ペースト中の水分の急速な蒸発に伴って生じる水分の流れに従って樹脂成分が移動して偏在してしまう現象を言う。即ち、本実施形態の製造工程では、予備乾燥工程によって、カーボン繊維5aに含浸している撥水ペースト23が徐々に乾燥されるため、カーボン繊維5a中に撥水成分が偏在してしまうことが抑制される。
工程3bの本乾燥工程は、撥水ペースト23に含まれる分散剤の熱分解温度以上の加熱温度(例えば230℃以上)で実行される。詳細は後述するが、カーボン繊維5a中に撥水ペースト23の分散剤が残留していると、カーボン繊維5aの内部における撥水性にムラが生じてしまう原因となる。
そこで、本実施形態の製造工程では、撥水ペースト23に含まれている分散剤を確実に熱分解して除去するために、上記の加熱温度での本乾燥工程が実行される。なお、本乾燥工程における加熱温度は、カーボン繊維5aの撥水性を確保するために、撥水ペースト23に含まれている撥水性樹脂の熱分解温度以下(撥水性樹脂がPTFEである場合には、例えば、400℃以下)であることが望ましい。工程4では、カーボン繊維5aに撥水層6を形成するためのMPLペースト(第2の撥水ペースト)がカーボン繊維5aの一方の面に塗布される。
図5は、工程4におけるMPLペースト43の塗布工程を実行する第2のペースト塗工部40の構成を示す概略図である。図5では、図4と同様に、カーボン繊維5aがその厚み方向に沿って切断されたときの概略断面図によって図示されている。第2のペースト塗工部40は、ダイコーター41と、バックローラー42と、を備えている。ダイコーター41はカーボン繊維5aの幅方向にわたって開口するスリット状の吐出口を有しており、その吐出口がバックローラー42の側面に向かって開口するように配置されている。
第2のペースト塗工部40は、カーボン繊維5aの流路対向面PSとなる側の面をバックローラー42の側面に沿わせて、バックローラー42の回転駆動によって、カーボン繊維5aを搬送する。そして、カーボン繊維5aの電極対向面ESとなる側の面の全体にMPLペースト43を吐出して塗布する。
MPLペースト43は、撥水性樹脂であるPTFEと、導電性粒子であるカーボンブラックとが、分散剤を用いて分散された分散溶液である。カーボン繊維5aの内部には、工程2,3によってほぼ均一な撥水性が付与されているため、MPLペースト43は、カーボン繊維5aの内部に深く含浸してしまうことが抑制される。続く工程5では、MPLペースト43が塗布されたカーボン繊維5aが焼成される。
図6は、工程5におけるカーボン繊維5aの焼成工程を示す概略図である。図6は、撥水ペースト23が含浸されているカーボン繊維5aに換えて、一方の面にMPLペースト43が塗布されているカーボン繊維5aが図示されている点以外は、図4とほぼ同じである。
工程5では、工程3において用いられていた加熱炉30において、撥水ペースト23が含浸されているカーボン繊維5aが、300〜350℃程度の加熱温度で焼成される。この焼成工程によって、MPLペースト43の塗布層が撥水層6になる。なお、上述したように、本実施形態のガス拡散層5の製造工程では、本乾燥工程(工程3b)における加熱温度が高い。そのため、工程5の焼成工程を、同じ加熱炉30で実行することができる。
以上の工程によって、一方の面に撥水層6が形成されているガス拡散層5の帯状体が完成される。この帯状体を用いて、燃料電池10が製造される。燃料電池10の製造工程では、当該帯状体から所定のサイズで複数のガス拡散層5を切り出す工程と、切り出されたガス拡散層5を膜電極接合体3の触媒電極層2に圧着する工程と、が付加される。この燃料電池10の製造工程によれば、燃料電池10において良好な排水性を確保することができる。
ところで、本実施形態のガス拡散層5の製造工程では、上述したように、撥水ペースト23の分散剤の熱分解温度以上の加熱温度で実行される本乾燥工程(工程3b)を有する。この本乾燥工程によって、乾燥工程後に当該分散剤がカーボン繊維5a中に残留することが抑制されるが、乾燥工程後にカーボン繊維5a中の分散剤の残留が抑制されることによって得られる効果を以下に説明する。
図7は、乾燥工程(工程3)において撥水ペースト23に含まれる分散剤が熱分解されずに残留している場合の不具合を説明するための模式図である。図7の上段には、第2のペースト塗工部40において塗布されたMPLペースト43が流路対向面PSに染み出している様子が模式的に図示されている。また、図7の下段には、MPLペースト43が染み出したカーボン繊維5aの流路対向面PSの一例を示す正面模式図が図示されている。
乾燥工程(工程3)において撥水ペースト23に含まれる分散剤の熱分解温度以上で加熱が行われなかった場合には、カーボン繊維5a中に当該分散剤の多くが残留してしまう可能性が高い。分散剤が残留していると、当該分散剤によってカーボン繊維5aの撥水性が十分に確保されない部位が生じ、カーボン繊維5a中に撥水性のムラが生じる原因となる。
カーボン繊維5a中に撥水性のムラが生じていると、MPLペースト43の塗布工程(工程4)において、MPLペースト43が撥水性の低い部位に流れ、電極対向面ES側からカーボン繊維5aの厚み方向に染み込んでしまう(図7の上段)。すると、カーボン繊維5aの流路対向面PSにはMPLペースト43が染み出した「染み出し領域EA」がまばらに形成されてしまう(図7の下段)。
図8は、カーボン繊維5aの流路対向面PSに染み出し領域EAが形成されているときと形成されていないときの、電極対向面ES(撥水層6)における撥水性の相違を示す説明図である。図8には、流路対向面PSに染み出し領域EAが確認されたガス拡散層5と、流路対向面PSに染み出し領域EAが確認されたガス拡散層5とについて実際に測定された、電極対向面ESにおける転落角を示す棒グラフが図示されている。なお、この転落角は、複数の所定のポイントにおける測定値の平均値である。
この実験では、流路対向面PSに染み出し領域EAが確認されたガス拡散層5の方が、電極対向面ESにおける転落角が大きく、撥水性が低下してしまっていることが確認された。このように、乾燥工程の後にも撥水ペースト23の分解剤がカーボン繊維5a中に残留していると、カーボン繊維5a中に撥水性のムラが生じ、撥水層6の撥水性が低下してしまう原因となる。
図9,図10,図11は、本乾燥工程における加熱温度(乾燥温度)と撥水層6の撥水性との関係を確認した実験を説明するための説明図である。図9には、この実験に用いた撥水ペーストの組成をまとめた表を図示してある。
撥水ペーストは、撥水性樹脂としてのPTFEの濃度が3重量%となるように純水で希釈して作成した。なお、撥水ペーストの作成の際には、分散剤として、LION社製のレオコール(登録商標)TDN−90−80を用いた。この分散剤の熱分解温度は232℃であった。この撥水ペーストを用いて、図2に示された工程の手順で、工程3aの本乾燥工程における乾燥条件のみを変えたガス拡散層のサンプルs1〜s3が作成された。
図10には、ガス拡散層の各サンプルs1〜s3を製造する際の乾燥工程における乾燥条件をまとめた表を図示してある。なお、表中の「ヒーター温度」は加熱炉30(図4)の発熱部31による加熱温度であり、「温風温度」は温風送出部32が送出する温風の温度である。各サンプルs1〜s3はそれぞれ、本乾燥工程において、150℃、200℃、250℃の加熱温度で発熱部31および温風送出部32によって加熱された。
図11には、各サンプルs1,s2,s3の流路対向面PSの撮影画像をそれぞれ、紙面左側の上段、中段、下段に配置してあり、各撮影画像の下には、その流路対向面PSにおける接触角の測定結果を示してある。また、図11には、各サンプルs1〜s3の撮影画像の右隣に、各サンプルs1〜s3の撥水層6の電極対向面ESにおける撥水性の分布を示すヒストグラムと転落角の測定結果をまとめた表とを図示してある。図11のヒストグラムは、各サンプルs1〜s3の撥水層6の表面(電極対向面ES)内における所定の30カ所のポイントの転落角の測定結果に基づいて作成されたものである。
(1)サンプルs1について:
本乾燥工程における加熱温度が最も低く150℃であったサンプルs1では、流路対向面PSの外観はMPLペーストの染み出しによってまだらになっていた。また、サンプルs1の流路対向面PSは、その接触角が0℃であり、親水性を示してしまっていた。サンプルs1の電極対向面ESでは、転落角が25〜75°の広範囲にわたって分布しており、そのばらつきが大きく、撥水性にムラが生じていることが確認された。
(2)サンプルs2について:
本乾燥工程における加熱温度が比較的高い200℃であったサンプルs2においては、流路対向面PSの外観は、MPLペーストの染み出しによって多少まだらになっていた。また、サンプルs2の流路対向面PSは、サンプルs1と同様にその接触角が0℃であり、親水性を示してしまっていた。サンプルs2の電極対向面ESでは、転落角が35〜75°の広範囲にわたって分布しており、そのばらつきは、サンプルs1よりも小さかった。これは、加熱温度が高い分だけ、撥水ペーストの残留量が低減されたためである。
(3)サンプルs3について:
本乾燥工程における加熱温度が、撥水ペーストの分散剤の熱分解温度より高い250℃であったサンプルs3においては、流路対向面PSには、MPLペーストの染み出しは見られなかった。また、流路対向面PSは、その接触角が143°であり、撥水性が確保されていた。サンプルs3の電極対向面ESでは、転落角は20〜45°の最も狭い範囲に分布しており、そのばらつきが最も小さかった。このように、本乾燥工程を撥水ペーストの分散剤の熱分解温度以上の加熱温度で実行することによって、ガス拡散層における撥水性にムラが生じることを抑制でき、良好な撥水性を確保することができた。
以上のように、本実施形態のガス拡散層5の製造工程によれば、カーボン繊維5aの良好な撥水性を確保した上でMPLペースト43を塗布して撥水層6が形成される。また、MPLペースト43の塗布前の本乾燥工程において、余分な分散剤が除去・低減される。従って、ガス拡散層5およびその撥水層6において撥水性のムラが生じることが抑制され、良好な撥水性が確保される。
B.変形例:
B1.変形例1:
上記実施形態では、ガス拡散層5の撥水層6は電極対向面ES側に設けられていた。しかし、ガス拡散層5の撥水層6は流路対向面PS側に設けられていても良い。また、上記実施形態の燃料電池10は、膜電極接合体3の両側にガス拡散層5が配置されていた。しかし、燃料電池10では、いずれか一方のガス拡散層5が省略されても良い。上記実施形態では、ガス拡散層5は触媒電極層2に圧着されていた。しかし、ガス拡散層5は触媒電極層2に圧着されていなくても良い。ガス拡散層5は触媒電極層2の面上に配置されていれば良い。
B2.変形例2:
上記実施形態の加熱炉30は、加熱部として、発熱部31と、温風送出部32と、を備えていた。しかし、加熱炉30は、発熱部31と温風送出部32の両方を備えていなくても良く、いずれか一方のみを備えていても良いし、加熱炉30は、発熱部31と温風送出部32以外の他の加熱手段を備えていても良い。また、上記実施形態の加熱炉30は、カーボン繊維5aの両側に配置された発熱部31と温風送出部32によって、カーボン繊維5aを両面から加熱していた。しかし、加熱炉30は、カーボン繊維5aを片面側から加熱するのみであっても良い。ただし、カーボン繊維5aを両面から加熱すれば、カーボン繊維5aに含浸されている撥水ペースト23の撥水性樹脂の偏析をさらに抑制できるとともに、撥水ペースト23の分散剤をより確実に除去することができる。
B3.変形例3:
上記実施形態の乾燥工程(図2の工程3)では、本乾燥工程(工程3b)の前に予備乾燥工程(工程3a)が設けられていた。しかし、予備乾燥工程(工程3a)は省略されても良い。ただし、上記実施形態において説明したように、本乾燥工程(工程3b)の前に予備乾燥工程(工程3a)を設けておくことによって、マイグレーションの発生が抑制され、撥水性樹脂が偏析してしまうことを抑制できる。
B4.変形例4:
上記実施形態では、本乾燥工程(図2の工程3b)と焼成工程(工程5)とが、同じ加熱炉30において実行されていた(図4,図6)。しかし、本乾燥工程と焼成工程とは、それぞれ別の加熱炉において実行されても良い。ただし、本乾燥工程と焼成工程とで共通の加熱炉を使用すれば、製造設備の大型化を抑制することができる。
B5.変形例5:
上記実施形態では、工程2において、ダイコーター21a,21bを用いてカーボン繊維5aに撥水ペースト23を含浸させていた(図3)。しかし、工程2では、他の方法によって、カーボン繊維5aに撥水ペースト23を含浸させても良い。工程2では、カーボン繊維5a全体を撥水ペースト23に浸漬させることによって、カーボン繊維5aに撥水ペースト23を含浸させても良い。
B6.変形例6:
上記実施形態では、撥水性樹脂としてPTFEが用いられていたが、他の撥水性樹脂が用いられても良い。また、分散剤としては、LION社製のレオコール(登録商標)に限定されず、それ以外の他の界面活性剤が用いられても良い。この場合には、本乾燥工程における加熱温度は、その界面活性剤の熱分解温度以上に設定される。
B7.変形例7:
上記実施形態では、本乾燥工程(工程3b)において、カーボン繊維5aは、撥水ペースト23の分散剤の熱分解温度以上の温度で乾燥されていたが、「分散剤の熱分解温度」は、分散剤の物性値としての熱分解温度に限定して解釈されるものではない。「分散剤の熱分解温度」は、分散剤がガス拡散性基材中に配置されているときに熱分解される温度であると解釈されても良い。この解釈に従えば、例えば、分散剤が触媒物質とともにガス拡散性基材中に配置されることにより、物性値としての熱分解温度よりも低い温度で熱分解される場合には、当該低い温度が熱分解温度に該当する。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…電解質膜
2…触媒電極層
3…膜電極接合体
5…ガス拡散層
5a…カーボン繊維
6…撥水層
8…セパレータ
8p…ガス流路溝
10…燃料電池
11…単セル
20…第1のペースト塗工部
21a,21b…第1と第2のダイコーター
23…撥水ペースト
30…加熱炉
31…発熱部
32…温風送出部
40…第2のペースト塗工部
41…ダイコーター
42…バックローラー
43…MPLペースト
EA…染み出し領域
ES…電極対向面
PS…流路対向面

Claims (5)

  1. 燃料電池用のガス拡散層の製造方法であって、
    前記ガス拡散層を構成するガス拡散性基材を準備する基材準備工程と、
    撥水性樹脂と、分散剤と、を分散させた第1の撥水ペーストを、前記ガス拡散性基材に含浸させる撥水ペースト含浸工程と、
    前記第1の撥水ペーストが含浸されている前記ガス拡散性基材を、前記分散剤の熱分解温度以上の温度で乾燥させる乾燥工程と、
    前記ガス拡散性基材の一方の面に、撥水性樹脂と、導電性粒子と、を含む第2の撥水ペーストを塗布した後に焼成を行って撥水層を形成する撥水層形成工程と、
    を備える、製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法であって、
    前記乾燥工程は、前記熱分解温度以上の温度で加熱する本乾燥工程を行う前に、前記ガス拡散性基材を、前記熱分解温度よりも低い温度で乾燥する予備乾燥工程を含む、製造方法。
  3. 請求項1または2記載の製造方法であって、
    前記乾燥工程は、前記ガス拡散性基材を両面から加熱して乾燥させる工程である、製造方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法であって、
    前記乾燥工程における乾燥のための加熱と、前記撥水層形成工程における焼成とは、同じ加熱炉において実行される、製造方法。
  5. 燃料電池の製造方法であって、
    電解質膜に両面に触媒電極を配置した膜電極接合体を準備する膜電極接合体準備工程と、
    前記膜電極接合体の前記触媒電極の上に、請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法によって準備されたガス拡散層を配置するガス拡散層配置工程と、
    を備える、燃料電池の製造方法。
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