JP2014221452A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の端面を含む周縁部を保護し、基板端部からの塵埃の発生を確実に防止するとともに基板の強度を高めることができる塗布装置を提供すること。【解決手段】基板2の端面を含む周縁部に液体を塗布する塗布装置1であって、基板2を支持する支持テーブル10と、塗布ローラ22が装着される塗布ユニット20と、塗布ユニット20を移動させる移動ユニット40と、塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を供給する液供給ユニット50と、支持テーブル10に支持された基板2の周縁部に塗布ローラ22の環状溝22aを位置させた状態で、塗布ローラ22を基板2の周縁部に沿って移動させるように移動ユニット40を制御する制御部70とを装備する。【選択図】図1

Description

本発明は塗布装置及び塗布方法に関し、より詳細には、基板の周縁部に液体を塗布する塗布装置及び塗布方法に関する。
電子部品の実装用基板としてガラスエポキシ部材を使用したプリント基板が一般的に使用されている。ガラスエポキシ部材は、ガラス繊維布を重ねたものにエポキシ樹脂を含浸させたものである。そのためガラスエポキシ部材を切断すると、エポキシ樹脂又はガラス繊維からなる細かい塵埃が発生する。このような細かい塵埃は基板回路の接触不良や品位の低下などを引き起こすおそれがある。そのため、基板の切断時に生じた塵埃はプリント基板の製造時に除去しておく必要がある。
しかし、プリント基板の端面から塵埃を取り除いたとしても、プリント基板の端面部分は脆いため、崩壊して更なる塵埃が発生するおそれがあるという課題があった。
そこで本発明者は先に、プリント基板の端面に膜形成液を塗布して膜を形成することで、端面部分の崩壊を防止することのできる塗布装置を提案した(特許文献1)。
図9は本発明者が先に提案した塗布装置の要部を示した側面断面図であり、図10は塗布装置の内部機構の概略正面図である。
筐体101の搬入口101a及び搬出口101bにわたって、前後方向に延びるコンベヤ102が配設されている。コンベヤ102は支持部材(図示せず)によって筐体101に支持されている。筐体101には複数の操作スイッチ103aを有する操作部103が設けられている。操作スイッチ103aが操作されることによってコンベヤ102が駆動及び停止される。
筐体101内のコンベヤ102の左右に塗布機構110、110がそれぞれ設けられている。塗布機構110は筐体101の後面に対向して配設された固定板104に固定され、固定板104の下部がボールねじ機構120に連結されている。ボールねじ機構120は支持部材(図示せず)によって筐体101に支持されている。
塗布機構110は、塗布円盤111、モータ112、供給円盤113、及びモータ114を備えている。モータ112は、固定板104から延設された支持部材105に固定され、その回転軸112aが鉛直下向きに配設されている。塗布円盤111は、上下方向に直交する平面に略平行に配設され、上下に延びる軸111aを有している。モータ112の回転軸112aが塗布円盤111の軸111aに連結され、モータ112の駆動によって塗布円盤111が軸回りに回転する。
モータ114は、前後方向に延びる枢軸115を介して固定板104に連結され、その回転軸114aが左右の水平方向に配設されている。供給円盤113は、塗布円盤111を挟んでコンベヤ102と反対側に、左右方向に直交する平面に略平行に配設され、左右に延びる軸113aを有している。モータ114の回転軸114aが供給円盤113の軸113aに連結され、モータ114の駆動によって、供給円盤113が軸回りに回転する。供給円盤113の軸113aは塗布円盤111の軸111aよりも下方に位置し、供給円盤113の上部における塗布円盤111側の側面は、塗布円盤111の周面に近接している。
供給円盤113の下側には、樹脂成分を含む膜形成液116を収容する箱形の液供給容器117が設けられ、供給円盤113の下部が、液供給容器117に上側から挿入されて膜形成液116に漬けられている。供給円盤113の回転によって、供給円盤113の下部から供給円盤113の上部に膜形成液116が移動し、塗布円盤111の周面に供給される。
固定板104の下部には、ボールねじ機構120が設けられている。ボールねじ機構120は、コンベヤ102の下方に配置されたモータ121を備えている。モータ121は、コンベヤ102から離隔する方向に延びる回転軸(図示せず)を備えており、該回転軸には左右方向に延びる雄ねじ122が連結されている。また雄ねじ122には筒状の雌ねじ123が嵌合されており、雌ねじ123に固定板104の下部が連結されている。モータ121の駆動によって、雄ねじ122が回転し、雌ねじ123を介して固定板104が左右に移動するようになっている。
上記した塗布装置によるプリント基板130の端面130aへの膜形成液116の塗布方法について説明する。ユーザは、操作部103の操作スイッチ103aを操作して、モータ121を正逆回転させ、プリント基板130の左右幅に整合するように、塗布機構110の左右位置を調整する。次にユーザは、搬入口101a側からコンベヤ102にプリント基板130を載置し、操作スイッチ103aを操作して、コンベヤ102、モータ112及びモータ114を駆動させる。
コンベヤ102によってプリント基板130は塗布機構110まで搬送され、塗布円盤111の周面111bに左右端面130aが当接する。このとき塗布円盤111の周面111bに付着している膜形成液116がプリント基板130の左右端面130aに塗布される。そしてプリント基板130の搬送にしたがって、プリント基板130の左右端面130a全体に膜形成液116が塗布され、塗布後、搬出口101bからプリント基板130が搬出され、膜形成液116に含まれる樹脂成分を硬化させる。
上記塗布装置によれば、塗布円盤111によってプリント基板130の両側端面130aに膜形成液116が塗布され、プリント基板130の端面に膜を形成することが可能となった。
しかしながら、上記塗布装置では、プリント基板130の厚みが薄くなると(特に厚みが1mm以下になると)基板端面に膜形成液を均一に塗布することが難しくなるという課題があった。
近年、各種電子機器の薄型化や小型化に対応させるために、厚みが数十μm〜数百μm程度の薄型の銅張積層基板(パッケージ基板とも言う)の需要が近年高まってきているが、上記塗布装置では、厚みが100μm程度以下の薄型基板に適用することが困難であった。
また、このような薄型基板は強度が低いためその取り扱いに注意を要している。そのため基板端面からの塵埃の発生を防止することだけでなく、基板の強度も高めたいという要望があった。このような要望に対して、上記塗布装置では、基板の端面にのみ塗膜を形成するものであるため、銅張積層基板のような薄型基板の強度を高めることが難しいという課題があった。
また、基板の処理工程(例えば、エッチング処理やメッキ処理を施す工程)では、各種の液剤(エッチング液やメッキ液など)から基板を保護するために基板の周縁部にマスキング処理が施される。例えば、基板の周縁部にマスキングテープを額縁状に貼り付ける作業などが行われているが、前記マスキングテープはコストが高く付き、また、手作業で貼り付ける場合には人件費も高く付き、また作業効率も低いという課題があった。
国際公開第2010/137418号
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、基板の端面を含む周縁部を保護して、基板端部からの塵埃の発生を確実に防止するとともに基板の強度を高めることができ、また、基板処理工程における作業性の向上やコストダウンを図ることができる塗布装置及び塗布方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る塗布装置(1)は、基板の端面を含む周縁部に液体を塗布する塗布装置であって、基板を支持する支持手段と、外周面に環状溝が形成された塗布ローラが装着される塗布手段と、該塗布手段を移動させる移動手段と、前記塗布ローラの環状溝に樹脂成分を含む膜形成液を供給する液供給手段と、前記支持手段に支持された基板の周縁部に前記塗布ローラの環状溝を位置させた状態で、該塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させるように前記移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(1)によれば、前記支持手段に支持された基板の周縁部に前記塗布ローラの環状溝を位置させた状態、例えば、該環状溝内に基板の端部を所定の幅だけ挿し込んだ状態で、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って回転させながら移動させることができる。
したがって、前記支持手段に支持された基板の端面だけでなく、該基板の周縁部にも前記膜形成液が塗布されて塗膜を形成することができる。そのため、基板の端面部分が崩壊して塵埃が発生することをより確実に防止することができるとともに前記基板の周縁部が塗膜で補強され、該基板の強度を高めることができ、前記基板の品質を一層向上させることができる。また、前記基板の周縁部を前記塗膜によって保護することができ、基板処理工程における作業性の向上やコストダウンを図ることができる。
また本発明に係る塗布装置(2)は、上記塗布装置(1)において、前記塗布手段が、前記塗布ローラを回転させる回転機構部と、該回転機構部を旋回させる旋回機構部とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(2)によれば、前記旋回機構部によって前記回転機構部を旋回させることができるので、例えば、矩形の基板の周縁部に膜形成液を塗布する場合、該基板の端面に対する前記回転機構部の向きを該基板の各辺共に同じ向きに設定することができ、該基板の各辺共に同じ状態で安定した塗布を行うことができる。
また本発明に係る塗布装置(3)は、上記塗布装置(2)において、前記回転機構部が前記旋回機構部に対して水平方向に移動可能に取り付けられていることを特徴としている。
上記塗布装置(3)によれば、前記回転機構部を前記旋回機構部に対して水平方向に移動させることができる。したがって、前記回転機構部の位置(より具体的には前記塗布ローラの位置)の微調整、すなわち、前記塗布ローラの環状溝と前記基板の端面との間隔の微調整を行うことができ、前記塗布ローラの位置制御をより高精度に行うことができる。
また本発明に係る塗布装置(4)は、上記塗布装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記塗布ローラが、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状又は断面三角形状の環状溝が形成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(4)によれば、前記塗布ローラが、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状又は断面三角形状の環状溝が形成されているので、前記基板の周縁部に前記膜形成液を額縁状に塗布することができる。また、前記塗布ローラを前記塗布手段に対して着脱可能な構成とすることにより、被塗布対象となる基板の厚み、塗布する膜厚や塗布幅等に応じて、前記塗布ローラを交換することができ、多様なニーズに応じることができる。なお、前記塗布ローラの環状溝の深さにより前記基板の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。また、前記基板の端面に対する前記環状溝の挿し込み深さにより、前記基板の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。
また本発明に係る塗布装置(5)は、上記塗布装置(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記塗布ローラが、円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(5)によれば、前記塗布ローラが、円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されているので、前記基板の周縁部の上下面における前記膜形成液の塗布幅を変えることができる。例えば、前記膜形成液による塗膜を前記基板の端面と周縁部の下面側にのみ形成したい場合、又は前記基板の周縁部の上面側の塗布幅よりも下面側の塗布幅を広くしたい場合などに対応することができ、塗布形態のバリエーションを増やすことができる。また、前記塗布ローラを前記塗布手段に対して着脱可能な構成とすることにより、被塗布対象となる基板の厚み、塗布する膜厚や塗布幅等に応じて、前記塗布ローラを交換することができ、多様なニーズに応じることができる。
また本発明に係る塗布装置(6)は、上記塗布装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記液供給手段が、前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を吐出するノズル部と、液収容部から前記ノズル部に前記膜形成液を供給する供給手段と、前記ノズル部から前記塗布ローラの環状溝に吐出された前記膜形成液を受ける液受け部と、該液受け部で受けた前記膜形成液を前記液収容部に移送する移送手段とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(6)によれば、前記ノズル部から前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を直接吐出することができ、前記塗布ローラが回転している場合でも前記環状溝に前記膜形成液が安定して供給され、前記環状溝に前記膜形成液を満たした状態にすることができる。また、前記ノズル部から前記環状溝に吐出されて該環状溝から流れ落ちた膜形成液が前記液受け部で受け止められ、前記移送手段により前記液収容部に移送されるので、前記膜形成液を循環させて使用することができ、前記膜形成液を無駄なく使用することができる。
また本発明に係る塗布装置(7)は、上記塗布装置(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を乾燥させる乾燥手段を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(7)によれば、前記乾燥手段によって、前記膜形成液の塗布後すぐに前記膜形成液を乾燥させることができ、その後の作業性を高めることができ、また前記膜形成液のはがれ等の塗布不良を防止する効果を高めることができる。
また本発明に係る塗布方法(1)は、基板の端面を含む周縁部に膜形成液を塗布する塗布方法であって、外周面に環状溝が形成された塗布ローラの前記環状溝を前記基板の周縁部に位置させた状態で前記塗布ローラを回転させながら、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させることにより前記基板の周縁部に前記膜形成液を塗布する塗布工程を有することを特徴としている。
上記塗布方法(1)によれば、前記塗布ローラの環状溝を前記基板の周縁部に位置させた状態、例えば、前記環状溝内に前記基板の端部を所定の幅だけ挿し込んだ状態で、前記塗布ローラを回転させながら、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させることにより、前記基板の端面のみならず、該基板上下面の周縁部にも前記膜形成液を塗布することができ、前記基板の周縁部に塗膜を形成することができる。
そのため、基板の端面部分が崩壊して塵埃が発生することをより確実に防止することができるとともに前記基板の周縁部が塗膜で補強され、該基板の強度を高めることができ、前記基板の品質を一層向上させることができる。また、前記基板の周縁部を前記塗膜によって保護することができ、基板処理工程における作業性の向上やコストダウンを図ることができる。
また本発明に係る塗布方法(2)は、上記塗布方法(1)において、前記塗布ローラの環状溝に供給した前記膜形成液のうち前記環状溝から流れ落ちた前記膜形成液を回収し、該回収した膜形成液を前記塗布ローラの環状溝に供給することを特徴としている。
上記塗布方法(2)によれば、前記塗布ローラの環状溝に供給した前記膜形成液のうち前記環状溝から流れ落ちた前記膜形成液を回収し、該回収した膜形成液を前記塗布ローラの環状溝に供給するので、前記膜形成液を循環させて使用することができ、前記膜形成液を無駄なく使用することができる。
また本発明に係る塗布方法(3)は、上記塗布方法(1)又は(2)において、前記塗布工程が、硬化後の膜厚が20μm〜150μmとなるように前記膜形成液を塗布することを特徴としている。
上記塗布方法(3)によれば、記塗布工程が、硬化後の膜厚が20μm〜150μmとなるように膜形成液を塗布するので、厚みが数十μmから数百μmの薄型基板に対しても、薄い膜厚の塗膜を基板の周縁部に形成することができる。
また本発明に係る塗布方法(4)は、上記塗布方法(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記基板の周縁部に塗布された膜形成液を乾燥させる乾燥工程を有することを特徴としている。
上記塗布方法(4)によれば、前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を乾燥させる乾燥工程を有しているので、前記膜形成液の塗布後すぐに前記膜形成液を乾燥させることができ、その後の作業性を高めることができ、また前記膜形成液のはがれ等の塗布不良を防止する効果を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る塗布装置の要部を概略的に示した側面図である。 実施の形態に係る塗布装置の塗布ユニット周辺の要部を概略的に示した正面図である。 実施の形態に係る塗布装置を構成する塗布ユニットの構造を示した概略正面図である。 実施の形態に係る塗布装置の塗布ローラに対する液吐出具の設置状態を説明するための図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。 実施の形態に係る塗布装置の塗布ローラの動作を説明するための平面図である。 実施の形態に係る塗布装置を用いて塗布された基板の周縁部付近を示した図であり、(a)は部分斜視図、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。 別の実施の形態に係る塗布ローラで基板の周縁部を塗布しているときの状態を示した図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図、(c)は、塗布後の基板の周縁部付近の断面図である。 さらに別の実施の形態に係る塗布ローラで基板の周縁部を塗布しているときの状態を示した図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図、(c)は、塗布後の基板の周縁部付近の断面図である。 従来の塗布装置の概略側面図である。 従来の塗布装置の内部機構を示した概略正面図である。
以下、本発明に係る塗布装置及び塗布方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態に係る塗布装置の要部を概略的に示した側面図であり、図2は塗布装置の塗布ユニット周辺の要部を概略的に示した正面図である。
塗布装置1は、基板2を支持する支持テーブル10、塗布ローラ22が装着される塗布ユニット20、及び塗布ユニット20を移動させる移動ユニット40を含んで構成されている。また、塗布装置1には、塗布ローラ22の環状溝22aに樹脂成分を含む膜形成液57を供給する液供給ユニット50、基板2に塗布された膜形成液57の乾燥を行う乾燥炉60、装置各部の駆動を制御する制御部70、及び操作部80が装備されている。
支持テーブル10は、基板2の搬送方向に平行に配設された搬送レール12の間に配設されている。搬送レール12は、リニア機構などによって、基板2の搬送方向に平行に配設された固定レール11上をスライド移動可能に構成されている。支持テーブル10は昇降機構13によって昇降可能に支持され、昇降機構13は固定レール11の間に設置された支持部材14に取り付けられている。固定レール11は、筐体(図示せず)に固定されている。
搬送レール12が固定レール11上をスライド移動して、搬送レール12に載置された基板2が支持テーブル10の上まで搬送されると、昇降機構13が作動して、搬送レール12の上面より下に位置させていた支持テーブル10が上昇し、基板2が支持テーブル10の上に支持された状態で所定の塗布位置まで上昇する。塗布後、昇降機構13が作動して、支持テーブル10が降下し、基板2が搬送レール12上に載置されるようになっている。
また、支持テーブル10には吸着機構(図示せず)が設けられており、基板2を支持テーブル10の上面に吸着させることが可能となっている。吸着機構としては、支持テーブル10に複数のエア吸気孔を設け、これらエア吸気孔にエアチューブを介して真空ポンプが連結された構成などが採用できる。
移動ユニット40は、塗布ユニット20を2軸(XY軸)方向に水平移動させる2軸(XY軸)直動機構で構成され、筐体(図示せず)に固定されたX軸シリンダ41、X軸シリンダ41に一端側がスライド移動可能に連結されたY軸シリンダ42、Y軸シリンダ42上をスライド移動するY軸スライダ43、及びY軸シリンダ42の他端側を支持する支持ガイド44を含んで構成されている。Y軸スライダ43に塗布ユニット20が連結されている。支持ガイド44は筐体(図示せず)に固定されている。Y軸シリンダ42及びY軸スライダ43の動作が制御部70で制御されるようになっている。
塗布ユニット20は、回転機構部21及び旋回機構部23を含んで構成されている。図3は、塗布装置1を構成する塗布ユニット20の構造を示した概略正面図である。回転機構部21は塗布ローラ22を回転させるように構成されている。旋回機構部23は、旋回モータ25の回転軸25aを中心に回転機構部21を旋回させるように構成されている。
旋回機構部23は、Y軸スライダ43に連結された連結部材24、連結部材24に取り付けられた旋回モータ25、鉛直方向に延びた旋回モータ25の回転軸25aと連結された回転軸部26、及び回転軸部26に連結された旋回アーム27を含んで構成されている。
回転軸部26は、回転軸26a及び回転軸26aを回転可能に支持する玉軸受(図示せず)を含んで構成され、回転軸26aの上端側が旋回モータ25の回転軸25aに、下端側が旋回アーム27に連結されている。
旋回アーム27は、水平方向に延設された腕部27aを備え、腕部27aの下面中間部には、回転機構部21を腕部27aの長手方向(水平方向)にスライド移動させるためのスライド機構28が設けられている。スライド機構28には、回転機構部21と連結するための連結部材29が取り付けられている。スライド機構28には、電動式の直動案内機構などが採用され得る。
また、旋回アーム27の旋回停止位置を検出するためのセンサ(例えばコの字型フォトセンサ)(図示せず)が、回転軸部26の周囲に90度間隔で配設され、旋回アーム27が90度旋回すると、旋回アーム27に設置された遮光板(図示せず)が前記センサの受光部を遮ることで、停止位置が検出されるように構成されている。
回転機構部21は、回転モータ30、鉛直方向に延びた回転モータ30の回転軸30aに連結された第1プーリ31、第1のプーリ31に一端が巻き掛けられたベルト32、ベルト32の他端に巻き掛けられた第2プーリ33、第2プーリ33に連結された回転軸部34、及び鉛直方向に延びた回転軸部34の回転軸34aに連結された塗布ローラ22を含んで構成され、これら部品が取付板35に組み付けられている。
また、回転機構部21の回転軸部34が連結部材29に連結され、回転機構部21が連結部材29を介して旋回アーム27のスライド機構28と連結されている。回転軸部34は、回転軸34a及び回転軸34aを回転可能に支持する玉軸受(図示せず)を含んで構成されている。回転モータ30の回転力が、第1プーリ31、ベルト32、第2プーリ33、及び回転軸部34を介して塗布ローラ22に伝達されるようになっている。
また、旋回モータ25の駆動タイミング、回転モータ30の回転速度や駆動タイミングなどは制御部70で制御されるようになっている。
塗布ローラ22は、円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字形状をした環状溝22aが形成され、回転軸部34の回転軸34aが連結される軸受孔22b(図4参照)が形成されている。なお、塗布ローラ22の直径は20mm〜50mm程度、高さは10mm〜30mm程度に設計することが好ましい。また、環状溝22aの形状(溝の高さや深さなど)が異なる塗布ローラ22を予め複数用意しておき、被塗布対象である基板2の厚みや膜形成液57の塗布幅や膜厚等の条件に応じて適切な形状の塗布ローラ22を適宜選択し、回転軸34aに装着して使用することが可能となっている。
液供給ユニット50は、塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を吐出するノズル部51と、液収容部52からノズル部51に膜形成液57を供給する電動式の供給ポンプ53と、ノズル部51から塗布ローラ22の環状溝22aに吐出された膜形成液57を受ける液受け部54と、液受け部54で受けた膜形成液57を液収容部52に移送するチューブポンプ(移送ポンプ)55とを含んで構成されている。
液収容部52と供給ポンプ53、供給ポンプ53とノズル部51、及び液受け部54と液収容部52は、それぞれチューブ56で連結されており、液受け部54と液収容部52を連結するチューブ56にはチューブポンプ55が介装されている。
膜形成液57としては、基板処理工程(エッチング工程やメッキ工程など)で剥がれない特性(酸やアルカリに対する耐性)があり、基板表面への付着性等に優れるように複数の樹脂成分が混合されたものを使用することが好ましい。また、膜形成液57を塗布する膜厚に応じて適宜粘度を調整する、例えば、膜厚を薄くする場合は粘度を下げることが好ましい。
図4は、実施の形態に係る塗布装置1で基板2の周縁部を塗布しているときの塗布ローラ22とノズル部51の配置状態を説明するための図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。
ノズル部51は、回転機構部21の回転軸部34の側面に取り付けられた取付板(図示せず)に固定されている。ノズル部51は略直方体の外形を有し、塗布ローラ22の外周面に対向させる側面51aが塗布ローラ22の外形と同じ円弧状に形成され、塗布ローラ22の外周面にノズル部51の円弧状の側面51aを相補的に嵌め合わせることが可能となっている。ノズル部51は、塗布ローラ22の回転に支障が生じない程度に、ノズル部51の円弧状の側面51aを塗布ローラ22の外周面に近接させて配置されている。
また、ノズル部51の上面には、供給ポンプ53からのチューブ56を連結する連結部51bが形成され、連結部51bから断面略L字状の液流路51cが形成され、液流路51cの出口が円弧状の側面51aに形成されている。液流路51cは、鉛直方向の流路幅よりも水平方向の流路幅が狭く形成され、側面51aの液流路出口における吐出圧が高まるようになっている。
また、図3に示すように液受け部54は、平面視矩形の受け皿54aと、受け皿の一側面から上方に延設された取付板54bとを備え、取付板54bの上部が回転機構部21の回転軸部34に取り付けられている。受け皿54aの底面に形成された排出口には管継手58を介してチューブ56が接続されている。
チューブポンプ55は、液受け部54で受けた膜形成液57を液収容部52に移送するものである。チューブポンプ55の設置位置は特に限定されないが、塗布ユニット20の移動に支障が生じないように、例えば、連結板24の上部付近などに取り付けることが好ましい。
また、図1に示すように、塗布ユニット20の後方に乾燥炉60が設けられている。塗布ユニット20によって塗布された基板2が搬送レール12の上に載せられて乾燥炉60内に搬送され、所定の乾燥時間の経過後、乾燥炉60から搬出されるようになっている。
乾燥炉60の内壁面には断熱材61が配設され、乾燥炉60内には棒状のフィンヒータ62が井桁状に配設され、乾燥炉60内の内側面には、空気を乾燥炉60内に送り込むための供給孔(図示せず)が所定間隔毎に形成された供給配管63が周設されている。供給配管63は、乾燥炉60外部のエアポンプ64に接続されている。
制御部70は、搬送レール12のスライド移動制御、移動ユニット40のXY軸直動制御、塗布ユニット20の回転・旋回・スライド移動制御、昇降機構13による支持テーブル10の昇降制御、吸着制御、液供給ユニット50の供給ポンプ53の駆動制御、及び乾燥炉60の温度制御など、塗布装置1各部の制御を行う機能を有しており、マイコン、ドライバ回路、記憶部及び電源部など(いずれも図示せず)を含んで構成されている。なお、制御部70は1つ又は複数の制御ユニットで構成することができる。
制御部70は、支持テーブル10に支持された基板2の周縁部に塗布ローラ22の環状溝22aを位置させ、その状態で塗布ローラ22を基板2の周縁部に沿って移動させるように移動ユニット40や塗布ユニット20の各部を駆動制御する機能を有している。
操作部80は、液晶操作パネル81を備えており、筐体(図示せず)に取り付けされている。液晶操作パネル81を通じて、塗布装置1各部の動作条件の設定、各部の動作指示、動作モード(手動、自動など)の切り替えなどの各種操作を行うことが可能となっている。操作パネル81を介して入力された操作信号や設定信号が制御部70などに送信されるようになっている。
例えば、操作部80では、移動ユニット40のXY軸直動機構による塗布ユニット20の水平移動速度、塗布ユニット20の回転モータ30の回転速度、液供給ユニット50の供給ポンプ53による膜形成液57の送り速度などの動作条件の設定、乾燥炉60のフィンヒータ62による炉内温度設定や乾燥時間設定などを行うことができるようになっている。
次に、実施の形態に係る塗布装置1を用いた基板2の周縁部への膜形成液57の塗布方法について説明する。なお、被塗布対象として、矩形をした薄型の銅張積層基板を用いた場合について説明する。
ユーザは、搬入側に移動させた搬送レール12上の所定の位置に基板2を載置し、操作部80を操作して、搬送レール12を塗布ユニット20側にスライド移動させる。
搬送レール12が移動して基板2が支持テーブル10の上まで移動すると、搬送レール12の移動が停止し、昇降機構13が作動して、支持テーブル10が上昇してゆき、支持テーブル10上に基板2が支持され、さらに所定の位置(塗布ユニット20に装着された塗布ローラ22の環状溝22aの高さ位置)まで支持テーブル10が上昇する。また、吸着機構(図示せず)も作動して、支持テーブル10上に基板2が吸着された状態で支持される。
次の塗布工程は、塗布ローラ22の環状溝22aを基板2の周縁部に位置させた状態で塗布ローラ22を回転させながら、塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を供給しつつ、塗布ローラ22を基板2の4辺の周縁部に沿って移動させる工程である。
図5は、基板2の周縁部を塗布ローラ22で塗布する工程を説明するための図である。図中の破線は、塗布ローラ22の移動軌跡を示している。
まず、移動ユニット40のY軸シリンダ42及びY軸スライダ43を駆動させて塗布ローラ22をAの位置にセットし、また、塗布ユニット20の旋回モータ25を駆動させて、ノズル部51が塗布ローラ22の進行方向手前側に位置するように回転機構部21を旋回させる。
その後、Y軸シリンダ42をX軸シリンダ41に沿ってa方向に移動させることにより、塗布ローラ22をa方向に移動させて、図5における基板2の右辺2aの周縁部に膜形成液57を塗布していく。
すなわち、塗布ローラ22の環状溝22aを基板右辺2aの周縁部に位置させた状態、より具体的には、図4に示したように、環状溝22aに基板2の端面を所定の幅(塗布幅)だけ挿し込んだ状態で、回転モータ30を駆動させて塗布ローラ22を回転させながら、供給ポンプ53を駆動させてノズル部51から塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を供給しつつ移動させる。なお、塗布時には、環状溝22aの内壁に基板2の端部が接触しないように、塗布ローラ22の位置が制御されている。
塗布ローラ22がB位置(基板2の角部手前)に到達すると、塗布ユニット20の旋回アーム27に設けられたスライド機構28を作動させて、塗布ローラ22を基板2から離す方向(d方向)に回転機構部21を数mm程度スライド移動させ、塗布ローラ22を基板2から離して、基板右辺2aの塗布を終える。なお、B位置で塗布ローラ22を基板2から離すのは、基板角部への膜形成液57の2度塗りを防止して、基板角部における膜形成液57の膜厚が厚くなることを防止するためである。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラ22をC位置まで移動させた後、スライド機構28でスライド移動させた回転機構部21をもとの位置に戻し、旋回機構部23の旋回モータ25を駆動させて、回転機構部21を90度左回りに旋回させ、ノズル部51が塗布ローラ22の次の進行方向手前側に位置するようにする。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラ22をD位置にセットし、Y軸スライダ43をY軸シリンダ42に沿ってb方向に移動させることにより、塗布ローラ22をb方向に移動させて、基板右辺2aと同様の動作で基板上辺2bの周縁部に膜形成液57を塗布する。
塗布ローラ22がE位置(基板2の角部手前)に到達すると、上記したB位置における動作と同様に、塗布ユニット20の旋回アーム27に設けられたスライド機構28を作動させて、塗布ローラ22を基板2から離す方向に回転機構部21を数mm程度スライド移動させ、塗布ローラ22を基板2から離して、基板上辺2bの塗布を終える。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラをF位置まで移動させた後、スライド機構28でスライド移動させた回転機構部21をもとの位置に戻し、旋回機構部23の旋回モータ25を駆動させて、回転機構部21を90度左回りに旋回させ、ノズル部51が塗布ローラ22の次の進行方向手前側に位置するようにする。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラ22をG位置にセットし、Y軸シリンダ42をX軸シリンダ41に沿ってc方向に移動させることにより、塗布ローラ22をc方向に移動させて、基板上辺2bと同様の動作で基板左辺2cの周縁部に膜形成液57を塗布する。
塗布ローラ22がH位置(基板2の角部手前)に到達すると、上記したB位置における動作と同様に、塗布ユニット20の旋回アーム27に設けられたスライド機構28を作動させて、塗布ローラ22を基板2から離す方向に回転機構部21を数mm程度スライド移動させ、塗布ローラ22を基板2から離して、基板左辺2cの塗布を終える。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラ22をI位置まで移動させた後、スライド機構28でスライド移動させた回転機構部21をもとの位置に戻し、旋回機構部23の旋回モータ25を駆動させて、回転機構部21を90度左回りに旋回させ、ノズル部51が塗布ローラ22の次の進行方向手前側に位置するようにする。
その後、移動ユニット40を駆動させて塗布ローラ22をJ位置にセットし、Y軸スライダ43をY軸シリンダ42に沿ってd方向に移動させることにより、塗布ローラ22をd方向に移動させて、基板左辺2cと同様の動作で基板下辺2dの周縁部に膜形成液57を塗布する。
塗布ローラ22がK位置(基板2の角部手前)に到達すると、上記したB位置における動作と同様に、塗布ユニット20の旋回アーム27に設けられたスライド機構28を作動させて、塗布ローラ22を基板2から離す方向に回転機構部21を数mm程度スライド移動させ、塗布ローラ22を基板2から離して、基板下辺2dの塗布を終え、その後、塗布ローラ22をL位置まで移動させた後、スライド機構28でスライド移動させた回転機構部21をもとの位置に戻し、基板2の4辺の塗布作業を終える。
上記した塗布工程の終了後、次に乾燥工程に進む。まず、塗布終了後、昇降機構13の作動により、支持テーブル10が降下してゆき、基板2が搬送レール12上に載置される。その後、搬送レール12が乾燥炉60方向にスライド移動し、所定の温度に設定された乾燥炉60内に基板2が搬送される。所定の乾燥時間が経過すると、搬送レール12が移動し、基板2が乾燥炉60から搬出され、乾燥工程を終える。
図6は、実施の形態に係る塗布装置1を用いて塗布された基板2の周縁部付近を示した図であり、(a)は部分斜視図、(b)は(a)におけるb−b線断面図である。
基板2の周縁部には、樹脂成分からなる塗膜57aが額縁状(端面及び上下面)に形成されている。塗膜57aの膜厚は、塗布ローラ22の移動速度、塗布ローラ22の回転速度、膜形成液57の送り速度、膜形成液57の粘度などを調整することにより、20μm〜150μmの厚さに制御することができる。また、150μm以上の膜厚にすることも可能である。また、上下面の塗布幅は、1mm〜10mm程度に調整可能となっている。
なお、上記実施の形態では、塗布ローラ22として、外形が円柱状のものを使用した場合について説明したが、塗布ローラ22の形状は円柱状に限定されるものではない。別の実施の形態では、塗布ローラが、略円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されたものを適用することができる。
図7は、別の実施の形態に係る塗布ローラで基板の周縁部を塗布しているときの状態を示した図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図、(c)は塗布後の基板の周縁部付近の断面図である。
図7に示した塗布ローラ22Aは、略円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状の環状溝22cが形成されている。
ノズル部51Aは、塗布ローラ22Aの円錐状の外周面に対向させる面51dが塗布ローラ22Aの円錐状の外周面に相補的に嵌め合わせることが可能な円錐面状に形成され、塗布ローラ22Aの円錐状の外周面にノズル部51Aの相補的円錐面51dを略フィットさせることが可能となっている。また、図7(c)に示すように、塗布ローラ22Aを用いた場合には、基板2の端面と下面にのみ塗膜57aを形成することができる。
図8は、さらに別の実施の形態に係る塗布ローラで基板の周縁部を塗布しているときの状態を示した図であり、(a)は塗布ローラ付近の拡大平面図、(b)は(a)におけるb−b線断面図、(c)は塗布後の基板の周縁部付近の断面図である。
図8に示した塗布ローラ22Bは、略円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面台形状の環状溝22dが形成されている。図7の塗布ローラ22Aよりも円錐の傾斜角度が大きく設定されている。
ノズル部51Bは、塗布ローラ22Bの円錐状の外周面に対向させる面51eが塗布ローラ22Bの円錐状の外周面に相補的に嵌め合わせることが可能な円錐面状に形成され、塗布ローラ22Bの円錐状の外周面にノズル部51Bの相補的円錐面51eを略フィットさせることが可能となっている。また図8(c)に示すように、塗布ローラ22Bを用いた場合には、基板2の端面及び上下面の周縁部に塗膜57aを額縁状に形成することができるとともに、下面の塗布幅を上面の塗布幅よりも大きくすることができる。
上記実施の形態に係る塗布装置1によれば、支持テーブル10に支持された基板2の周縁部に塗布ローラ22の環状溝22aを位置させた状態で、塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を供給しつつ、塗布ローラ22を基板2の周縁部に沿って回転させながら移動させることができる。
したがって、支持テーブル10に支持された基板2の端面だけでなく、基板2の周縁部にも膜形成液57が塗布されて塗膜57aを形成することができる。そのため、基板2の端面を含む周縁部を塗膜57aによって保護することができ、基板2の端面部分が崩壊して塵埃が発生することをより確実に防止することができるとともに基板2の周縁部が塗膜で補強され、基板2の強度を高めることができる。
また、酸やアルカリに耐性のある膜形成液57を使用することで、基板処理工程(エッチング工程やメッキ工程など)における作業性の向上やコストダウンを図ることができる。例えば、めっき耐性を有する膜形成液57を使用することにより、基板2の周縁部にめっきが付着することを防止でき、基板周縁部のマスキングを行うことができ、マスキングの作業効率の向上を図ることができる。
また、塗布装置1によれば、旋回機構部23によって回転機構部21を旋回させることができるので、矩形の基板2の周縁部に膜形成液57を塗布する場合、基板2の端面に対する回転機構部21の向きを基板2の各辺共に同じ向きに設定することができ、基板2の各辺共に同じ状態で安定した塗布を行うことができる。
また、スライド機構28によって回転機構部21を旋回機構部23に対して水平方向に移動させることができる。したがって、回転機構部21の位置(塗布ローラ22の位置)の微調整、すなわち、塗布ローラ22の環状溝22aと基板2の端面との間隔の微調整を行うことができ、塗布ローラ22の位置制御をより高精度に行うことができ、また、基板角部での膜形成液57の2度塗りを防止することができる。
また、塗布ローラ22が、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状の環状溝22aが形成されているので、基板2の周縁部に膜形成液57を額縁状に塗布することができる。また、塗布ローラ22は回転軸部26に着脱可能な構成となっているので、被塗布対象となる基板2の厚み、塗布する膜厚や塗布幅等に応じて、塗布ローラ22を塗布ローラ22A、22Bなどに交換することができ、多様なニーズに応じることができる。
なお、塗布ローラ22の環状溝22aの深さにより基板2の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。また、基板2の周端部に環状溝22aを位置させる際の基板端面に対する環状溝22aの挿し込み深さにより、基板2の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。
また、塗布装置1は、液供給ユニット50を備えているので、ノズル部51から塗布ローラ22の環状溝22aに膜形成液57を直接吐出することができ、塗布ローラ22が回転している場合でも環状溝22aに膜形成液57を満たした状態にすることができる。また、ノズル部51から環状溝22aに吐出されて環状溝22aから流れ落ちた膜形成液57は液受け部54で受け止められ、チューブポンプ55により液収容部52に移送されるので、膜形成液57を循環させて使用することができ、膜形成液57を無駄なく使用することができる。
また塗布装置1は、乾燥炉60を備えているので、乾燥炉60によって、膜形成液57の塗布後すぐに膜形成液57を乾燥させることができ、その後の作業性を高めることができ、また膜形成液57のはがれ等の塗布不良を防止する効果を高めることができる。
なお、塗布装置1で対応できる被塗布対象となる基板の種類は特に限定されない。例えば、プリント基板、パッケージ基板、金属基板(アルミ基板など)又はガラス基板などの厚さ数mm〜数十μm程度の薄板状又はフィルム状の各種材質から構成される基板に適用することができる。
1 塗布装置
10 支持テーブル
11 固定レール
12 搬送レール
13 昇降機構
20 塗布ユニット
21 回転機構部
22、22A、22B 塗布ローラ
23 旋回機構部
40 移動ユニット
41 X軸シリンダ
42 Y軸シリンダ
43 Y軸スライダ
50 液供給ユニット
51 ノズル部
52 液供給部
53 供給ポンプ
54 液受け部
55 移送ポンプ
56 膜形成液
60 乾燥炉
70 制御部
80 操作部
上記目的を達成するために本発明に係る塗布装置(1)は、基板の端面を含む周縁部に液体を塗布する塗布装置であって、基板を支持する支持手段と、外周面に環状溝が形成された塗布ローラが装着される塗布手段と、該塗布手段を移動させる移動手段と、前記塗布ローラの環状溝に樹脂成分を含む膜形成液を供給する液供給手段と、前記支持手段に支持された基板の周縁部に前記塗布ローラの環状溝を位置させた状態で、該塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させるように前記移動手段を制御する制御手段とを備え、前記塗布手段が、前記塗布ローラを回転させる回転機構部と、該回転機構部を旋回させる旋回機構部とを備えていることを特徴としている。
また上記塗布装置()によれば、前記旋回機構部によって前記回転機構部を旋回させることができるので、例えば、矩形の基板の周縁部に膜形成液を塗布する場合、該基板の端面に対する前記回転機構部の向きを該基板の各辺共に同じ向きに設定することができ、該基板の各辺共に同じ状態で安定した塗布を行うことができる。
また本発明に係る塗布装置()は、上記塗布装置()において、前記回転機構部が前記旋回機構部に対して水平方向に移動可能に取り付けられていることを特徴としている。
上記塗布装置()によれば、前記回転機構部を前記旋回機構部に対して水平方向に移動させることができる。したがって、前記回転機構部の位置(より具体的には前記塗布ローラの位置)の微調整、すなわち、前記塗布ローラの環状溝と前記基板の端面との間隔の微調整を行うことができ、前記塗布ローラの位置制御をより高精度に行うことができる。
また本発明に係る塗布装置()は、上記塗布装置(1)又は(2)において、前記塗布ローラが、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状又は断面三角形状の環状溝が形成されていることを特徴としている。
上記塗布装置()によれば、前記塗布ローラが、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状又は断面三角形状の環状溝が形成されているので、前記基板の周縁部に前記膜形成液を額縁状に塗布することができる。また、前記塗布ローラを前記塗布手段に対して着脱可能な構成とすることにより、被塗布対象となる基板の厚み、塗布する膜厚や塗布幅等に応じて、前記塗布ローラを交換することができ、多様なニーズに応じることができる。なお、前記塗布ローラの環状溝の深さにより前記基板の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。また、前記基板の端面に対する前記環状溝の挿し込み深さにより、前記基板の周縁部の上下面における塗布幅を調整することができる。
また本発明に係る塗布装置()は、上記塗布装置(1)又は(2)において、前記塗布ローラが、円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されていることを特徴としている。
上記塗布装置()によれば、前記塗布ローラが、円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されているので、前記基板の周縁部の上下面における前記膜形成液の塗布幅を変えることができる。例えば、前記膜形成液による塗膜を前記基板の端面と周縁部の下面側にのみ形成したい場合、又は前記基板の周縁部の上面側の塗布幅よりも下面側の塗布幅を広くしたい場合などに対応することができ、塗布形態のバリエーションを増やすことができる。また、前記塗布ローラを前記塗布手段に対して着脱可能な構成とすることにより、被塗布対象となる基板の厚み、塗布する膜厚や塗布幅等に応じて、前記塗布ローラを交換することができ、多様なニーズに応じることができる。
また本発明に係る塗布装置()は、上記塗布装置(1)〜()のいずれかにおいて、前記液供給手段が、前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を吐出するノズル部と、液収容部から前記ノズル部に前記膜形成液を供給する供給手段と、前記ノズル部から前記塗布ローラの環状溝に吐出された前記膜形成液を受ける液受け部と、該液受け部で受けた前記膜形成液を前記液収容部に移送する移送手段とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置()によれば、前記ノズル部から前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を直接吐出することができ、前記塗布ローラが回転している場合でも前記環状溝に前記膜形成液が安定して供給され、前記環状溝に前記膜形成液を満たした状態にすることができる。また、前記ノズル部から前記環状溝に吐出されて該環状溝から流れ落ちた膜形成液が前記液受け部で受け止められ、前記移送手段により前記液収容部に移送されるので、前記膜形成液を循環させて使用することができ、前記膜形成液を無駄なく使用することができる。
また本発明に係る塗布装置()は、上記塗布装置(1)〜()のいずれかにおいて、前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を乾燥させる乾燥手段を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置()によれば、前記乾燥手段によって、前記膜形成液の塗布後すぐに前記膜形成液を乾燥させることができ、その後の作業性を高めることができ、また前記膜形成液のはがれ等の塗布不良を防止する効果を高めることができる。
また本発明に係る塗布方法(1)は、基板の端面を含む周縁部に膜形成液を塗布する塗布方法であって、外周面に環状溝が形成された塗布ローラの前記環状溝を前記基板の周縁部に位置させた状態で前記塗布ローラを回転させながら、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させることにより前記基板の周縁部に前記膜形成液を塗布する塗布工程を有し、該塗布工程において、前記塗布ローラを前記基板のある辺から他の辺に移動させるときに、前記塗布ローラの回転機構部を旋回させる旋回機構部によって前記回転機構部を旋回させて、前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給するノズル部の向きが前記基板の各辺の端面に対して同じ向きとなるように制御することを特徴としている。
上記塗布方法(1)によれば、前記塗布ローラの環状溝を前記基板の周縁部に位置させた状態、例えば、前記環状溝内に前記基板の端部を所定の幅だけ挿し込んだ状態で、前記塗布ローラを回転させながら、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させることにより、前記基板の端面のみならず、該基板上下面の周縁部にも前記膜形成液を塗布することができ、前記基板の周縁部に塗膜を形成することができる。さらに、前記塗布ローラを前記基板のある辺から他の辺に移動させるときに、前記旋回機構部によって前記回転機構部を旋回させて、前記膜形成液を供給するノズルの向きが前記基板各辺の端面に対して同じ向きとなるように制御されるので、前記基板の各辺共に同じ状態で安定した塗布を行うことができる。
そのため、基板の端面部分が崩壊して塵埃が発生することをより確実に防止することができるとともに前記基板の周縁部が塗膜で補強され、該基板の強度を高めることができ、前記基板の品質を一層向上させることができる。また、前記基板の周縁部を前記塗膜によって保護することができ、基板処理工程における作業性の向上やコストダウンを図ることができる。
1 塗布装置
10 支持テーブル
11 固定レール
12 搬送レール
13 昇降機構
20 塗布ユニット
21 回転機構部
22、22A、22B 塗布ローラ
23 旋回機構部
40 移動ユニット
41 X軸シリンダ
42 Y軸シリンダ
43 Y軸スライダ
50 液供給ユニット
51 ノズル部
52 液供給部
53 供給ポンプ
54 液受け部
55 移送ポンプ
57 膜形成液
60 乾燥炉
70 制御部
80 操作部

Claims (11)

  1. 基板の端面を含む周縁部に液体を塗布する塗布装置であって、
    基板を支持する支持手段と、
    外周面に環状溝が形成された塗布ローラが装着される塗布手段と、
    該塗布手段を移動させる移動手段と、
    前記塗布ローラの環状溝に樹脂成分を含む膜形成液を供給する液供給手段と、
    前記支持手段に支持された基板の周縁部に前記塗布ローラの環状溝を位置させた状態で、該塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させるように前記移動手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記塗布手段が、
    前記塗布ローラを回転させる回転機構部と、
    該回転機構部を旋回させる旋回機構部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  3. 前記回転機構部が前記旋回機構部に対して水平方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の塗布装置。
  4. 前記塗布ローラが、円盤状又は円柱状の外形を有し、その外周面に断面コの字状又は断面三角形状の環状溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の塗布装置。
  5. 前記塗布ローラが、略円錐台形状の外形を有し、その外周面に断面三角形状又は断面台形状の環状溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の塗布装置。
  6. 前記液供給手段が、
    前記塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を吐出するノズル部と、
    液収容部から前記ノズル部に前記膜形成液を供給する供給手段と、
    前記ノズル部から前記塗布ローラの環状溝に吐出された前記膜形成液を受ける液受け部と、
    該液受け部で受けた前記膜形成液を前記液収容部に移送する移送手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の塗布装置。
  7. 前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を乾燥させる乾燥手段を備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の塗布装置。
  8. 基板の端面を含む周縁部に膜形成液を塗布する塗布方法であって、
    外周面に環状溝が形成された塗布ローラの前記環状溝を前記基板の周縁部に位置させた状態で前記塗布ローラを回転させながら、該塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記塗布ローラを前記基板の周縁部に沿って移動させることにより前記基板の周縁部に前記膜形成液を塗布する塗布工程を有することを特徴とする塗布方法。
  9. 前記塗布ローラの環状溝に供給した前記膜形成液のうち前記環状溝から流れ落ちた前記膜形成液を回収し、該回収した膜形成液を前記塗布ローラの環状溝に供給することを特徴とする請求項8記載の塗布方法。
  10. 前記塗布工程が、硬化後の膜厚が20μm〜150μmとなるように前記膜形成液を塗布することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の塗布方法。
  11. 前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を乾燥させる乾燥工程を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかの項に記載の塗布方法。
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