JP7137239B2 - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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Description

本発明は塗布装置及び塗布方法に関し、より詳細には、基板の周縁部に液剤を塗布することができる塗布装置及び塗布方法に関する。
電子部品の実装用基板としてガラスエポキシ材、コンポジット材、紙フェノール材などを使用したプリント配線基板が広く使用されている。ガラスエポキシ材は、ガラス繊維布を重ねたものにエポキシ樹脂を含浸させたものである。コンポジット材は、表面にガラス布、芯材にセルロース紙や不織布を配したものである。紙フェノール材は、クラフト紙にフェノール樹脂を含浸させたものである。
これらガラスエポキシ材、コンポジット材、紙フェノール材に対して切断加工を施すと、切断部に、エポキシ樹脂又はガラス繊維などからなる細かい塵埃が発生する。このような細かい塵埃は基板回路の接触不良や品質の低下などを引き起こす原因となる。そのため、基板の切断時に生じた塵埃はプリント配線基板の製造時には除去しておくことが好ましい。また、プリント配線基板の切断部端面から一旦、塵埃を取り除いておいたとしても、プリント配線基板の端面部分は脆いため、その後のエッチング工程などの基板の製造処理工程において、端面部分が崩壊して更なる塵埃が発生するおそれもあった。
そこで本件出願人は、基板の端面に膜形成液を塗布して膜を形成することで、端面部分の崩壊を防止することのできる塗布装置及び塗布方法を先に提案した(下記の特許文献1)。
特許文献1記載の塗布装置では、基板の端部を挟み得るように対向配置された一対の塗布ローラを基板周縁に沿って移動させることにより、基板の端面に膜形成液が塗布されるようになっている。
さらに近年、各種電子機器の薄形化や小型化に対応させるために、厚みが数十μm~数百μm程度の薄形の銅張積層基板(パッケージ基板とも言う)の需要が高まってきている。このような薄形基板に対しては、膜形成液を基板端面にのみ塗布することは容易ではなく、基板の端面を含む周縁部に、例えば、額縁状に塗布するような形態が望ましいと考えられた。
そこで本件出願人は、基板の端面を含む周縁部に膜形成液を額縁状に塗布して膜を形成することで、端面部分の崩壊等を防止することのできる塗布装置及び塗布方法を先に提案した(下記の特許文献2)。
特許文献2記載の塗布装置では、上下一対の塗布ヘッドの対向面に、膜形成液を溜める液溜部と、該液溜部を通過させた基板の端部に付着した前記膜形成液を薄膜状に塗工する塗工部とが装備されている。そして、前記一対の塗布ヘッドの対向面の隙間に前記基板の端部が挿し込まれた状態で、前記一対の塗布ヘッドが前記基板の周縁部に沿って移動することにより、前記基板の端面を含む周縁部に前記膜形成液が額縁状に塗布されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題]
最近では、塗布対象となる基板の種類が増えるとともに、これら基板の製造処理工程も多様化してきている。そして、基板の種類やその製造処理工程の違いなどに応じて、前記膜形成液の基板への塗布形態も多様化してきており、上記した特許文献1、2に記載した塗布装置では上手く対応できない場合も生じてきている。
例えば、特許文献2記載の塗布装置では、例えば、厚さが0.5mm程度以上の基板に対して塗布する場合、前記一対の塗布ヘッドの液溜部と塗工部とを通過させた基板の端面に付着した膜形成液が、該端面の下の方に垂れて、端面下部の角部分に回り込んで、わずかな液だまりが生じることがある。そのため、乾燥後における基板の端面下部の角部分の塗膜の膜厚が部分的に厚くなることもあり、基板の周縁部の3面に形成された塗膜の膜厚が均一にならない場合もあるという課題があった。
また、基板の周縁部に膜形成液を塗布して塗膜を形成後、その基板の製造処理工程の最終工程において、前記基板から前記塗膜を剥離する処理を行う場合もある。このような塗膜の剥離処理を行う場合、前記塗膜の膜厚にばらつきがあると、前記塗膜をきれいに剥離することができない場合もあるという課題もあった。
さらに、特許文献2記載の塗布装置では、前記液溜部を備えた前記一対の塗布ヘッドの隙間に基板を挿し込む構成のため、前記基板の周縁部に塗布する縁幅がある程度広い場合は、所望の縁幅で比較的精度良く塗布することが可能であるが、塗布する縁幅が極めて狭い場合は、所望の縁幅で塗布することが難しいという課題もあった。
国際公開第2010/137418号 国際公開第2016/072250号
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、基板の端面を含む基板周縁部に塗布する膜形成液の上下面塗布幅を極めて狭く、正確に制御することができ、しかも前記基板の周縁部に均一な厚さの薄い塗膜を確実に形成することができる塗布装置及び塗布方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る塗布装置(1)は、基板と塗布ユニットとを相対移動させつつ、前記基板の周縁部に膜形成液を塗布する塗布装置であって、
前記塗布ユニットが、
前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布する塗布部と、
該塗布部によって塗布された前記膜形成液を、前記基板の周縁部上下面に薄膜状に伸展させる伸展部とを含んで構成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(1)によれば、前記塗布部によって前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液が塗布され、塗布された前記膜形成液が、前記伸展部によって前記基板の周縁部上下面を含む周縁部全体に薄膜状に伸展される。そのため、前記基板の端面を含む基板周縁部に塗布する前記膜形成液の上下面塗布幅を極めて狭く、正確に制御することができ、しかも前記基板の周縁部全体に均一な厚さの薄い塗膜を確実に形成することができる。
また本発明に係る塗布装置(2)は、上記塗布装置(1)において、
前記伸展部が、
前記基板の周縁部上面に接触させる上面伸展部材と、
前記基板の周縁部端面に接触させる端面伸展部材と、
前記基板の周縁部下面に接触させる下面伸展部材とを含んで構成され、
前記上面伸展部材と前記下面伸展部材とが対向して配置され、
前記端面伸展部材が、前記上面伸展部材と前記下面伸展部材との間の空間に対向して配置されていることを特徴としている。
上記塗布装置(2)によれば、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材が前記基板の周縁部を挟み込む態様で配置されているので、前記膜形成液を前記基板の周縁部上下面を含む周縁部全体に確実に伸展させることができる。
また、前記端面伸展部材により前記基板の端面位置を規制することができるため、前記上面伸展部材及び前記下面伸展部材の幅(すなわち、前記基板の周縁部に接触させる幅)を変えることにより、前記基板の周縁部上下面への塗布幅(縁幅)を調整することができる。さらに、前記上面伸展部材及び前記下面伸展部材の幅を狭くすることにより、前記基板の周縁部上下面への塗布幅を狭くすることができ、前記基板の周縁部に極めて狭い幅で均一な厚さの薄い塗膜を形成することができ、前記基板の周縁部への様々な形態の塗膜形成ニーズに広く対応することができる。
また本発明に係る塗布装置(3)は、上記塗布装置(2)において、
前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材が、前記相対移動の方向に沿って形成された複数の微小溝を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(3)によれば、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材に形成された前記複数の微小溝によって、余分な膜形成液を除去しながら、前記膜形成液を前記基板の周縁部全体に薄く均一に伸展させる効果を高めることができる。また、前記複数の微小溝の深さを変えることにより、伸展後の前記膜形成液の膜厚を微調整することもできる。
また本発明に係る塗布装置(4)は、上記塗布装置(2)又は(3)において、
前記伸展部が、
前記上面伸展部材を前記下面伸展部材の方向に付勢する第1付勢機構と、
前記下面伸展部材を前記上面伸展部材の方向に付勢する第2付勢機構と、
前記端面伸展部材を前記上面伸展部材と前記下面伸展部材との間の空間の方向に付勢する第3付勢機構とのうちの少なくとも1つを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(4)によれば、前記第1付勢機構によって、前記上面伸展部材が前記下面伸展部材の方向に付勢され、前記第2付勢機構によって、前記下面伸展部材が前記上面伸展部材の方向に付勢される。また、前記第3付勢機構によって、前記端面伸展部材が前記上面伸展部材と前記下面伸展部材との間の空間の方向に付勢される。
したがって、前記上面伸展部材を前記基板の周縁部上面に押し当てたり、前記下面伸展部材を前記基板の周縁部下面に押し当てたり、前記端面伸展部材を前記基板の周縁部端面に押し当てることが可能となり、前記基板の周縁部全体に前記膜形成液を均一な薄膜状に伸展させる効果を高めることができる。
また本発明に係る塗布装置(5)は、上記塗布装置(2)~(4)のいずれかにおいて、
前記伸展部が、
前記上面伸展部材が取り付けられる第1取付部材と、
前記下面伸展部材が取り付けられる第2取付部材とを含み、
前記端面伸展部材が前記第1取付部材又は前記第2取付部材に取り付けられ、
前記第1取付部材が前記第2取付部材の上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられていることを特徴としている。
上記塗布装置(5)によれば、前記上面伸展部材が前記第1取付部材に取り付けられ、前記下面伸展部材が前記第2取付部材に取り付けられ、前記端面伸展部材が前記第1取付部材又は前記第2取付部材に取り付けられ、前記第1取付部材が前記第2取付部材の上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられているので、前記基板の厚さが異なる場合であっても柔軟に対応することができる。
また本発明に係る塗布装置(6)は、上記塗布装置(5)において、
前記第2取付部材が、前記膜形成液を回収するための回収路を備え、
前記下面伸展部材が、前記回収路内に取り付けられていることを特徴としている。
上記塗布装置(6)によれば、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材による伸展動作により前記基板から取り除かれた前記膜形成液が、前記回収路を通して回収されることとなり、前記基板から取り除かれた前記膜形成液で前記伸展部の周囲が汚染されることを防止でき、前記伸展部の周囲を清潔な状態に保つことができる。
また本発明に係る塗布装置(7)は、上記塗布装置(2)~(6)のいずれかにおいて、
前記塗布部と、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材との間に、前記塗布部によって塗布された前記膜形成液の一部を掻き取るための掻取部を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(7)によれば、前記基板に余分に付着した前記膜形成液が前記掻取部によって掻き取られた後、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材により前記膜形成液が伸展される。したがって、伸展処理の前に前記膜形成液の付着量を一定にすることができ、前記伸展処理の後の塗膜の品質をより安定させることができる。
また本発明に係る塗布装置(8)は、上記塗布装置(7)において、前記掻取部が、前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面を囲う形状に形成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(8)によれば、前記掻取部が、前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面を囲う形状に形成されているので、前記膜形成液を前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面に沿って掻き取ることができる。したがって、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材による伸展処理の前に、前記基板の周縁部に前記膜形成液が均一な厚さで薄く伸展されやすい状態に整えることができる。
また本発明に係る塗布装置(9)は、上記塗布装置(7)又は(8)において、前記掻取部が、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材に隣接配置されていることを特徴としている。
上記塗布装置(9)によれば、前記掻取部と、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材とがコンパクトに配置された構成にすることができる。例えば、前記掻取部が前記伸展部に設けられた構成にすることができ、前記伸展部の機能を高めることができる。
また本発明に係る塗布装置(10)は、上記塗布装置(1)~(9)のいずれかにおいて、前記塗布ユニットが、前記伸展部を複数備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(10)によれば、前記塗布ユニットが、前記伸展部を複数備えているので、これら複数の伸展部によって、前記基板の周縁部に塗布された前記膜形成液を複数回伸展することができる。そのため、前記基板の周縁部全体に前記膜形成液を均一な厚さで薄く伸展させる効果を一層高めることができる。
また本発明に係る塗布装置(11)は、上記塗布装置(1)~(10)のいずれかにおいて、前記塗布部が、
外周面に環状溝が形成された塗布ローラと、
該塗布ローラの外周面に近接配設され、前記環状溝に前記膜形成液を供給する液供給部と、
前記塗布ローラの下方に配設され、該塗布ローラから垂れ落ちてくる前記膜形成液を回収する回収部とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(11)によれば、前記液供給部から前記塗布ローラの前記環状溝に前記膜形成液が供給されるので、前記基板の周縁部端面に前記環状溝を当てた状態で前記塗布ローラを転動させることにより、前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を確実に付着させることができる。また、前記回収部によって、前記塗布ローラから垂れ落ちてくる前記膜形成液が回収されるので、前記塗布ローラの周囲を汚染することなく前記膜形成液を回収して、再利用することが可能となる。
また本発明に係る塗布装置(12)は、上記塗布装置(11)において、
前記液供給部が、
前記塗布ローラの前記環状溝との対向面に形成された液吐出部と、
該液吐出部に隣接配置され、前記塗布ローラの外周面に当接させる当接部材とを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(12)によれば、前記液吐出部から前記環状溝に前記膜形成液を直接的に供給することができる。また、前記当接部材を前記塗布ローラの外周面に当接させることによって、前記環状溝に供給される前記膜形成液を前記環状溝内に保持させる効果を高めることができる。したがって、前記塗布ローラによる前記基板の少なくとも周縁部端面への前記膜形成液の塗布を安定して行うことができる。
また本発明に係る塗布装置(13)は、上記塗布装置(1)~(12)のいずれかにおいて、前記基板の角部端面に接触させて、前記伸展部によって伸展された前記膜形成液をさらに伸展させる角部伸展部を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(13)によれば、前記基板の角部端面に塗布された前記膜形成液が前記角部伸展部によってさらに伸展されるので、前記膜形成液の塗布ムラが生じやすい前記基板の角部における前記膜形成液の塗布ムラを少なくすることができ、前記基板の角部における塗膜の膜厚も均一かつ薄くすることができ、塗膜品質をさらに高めることができる。
また本発明に係る塗布装置(14)は、上記塗布装置(13)において、前記角部伸展部を前記基板の角部端面の方向に付勢する第4付勢機構を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(14)によれば、前記第4付勢機構によって、前記角部伸展部が前記基板の角部端面の方向に付勢されるので、また、前記角部伸展部が前記基板の角部端面に確実に押し当てられることとなり、例えば、前記基板の角部端面が複数回塗布される場合であっても、前記基板の角部端面の膜厚が厚くなることをより確実に防止することができる。
また本発明に係る塗布装置(15)は、上記塗布装置(1)~(14)のいずれかにおいて、
前記基板を支持する支持手段と、
該支持手段の周囲に前記塗布ユニットが複数配置され、これら各塗布ユニットを前記支持手段で支持された前記基板の辺に沿って移動させる移動手段と、
該移動手段と前記各塗布ユニットの動作を制御する制御手段とを備え、
該制御手段が、
前記各塗布ユニットの前記塗布部で前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布しつつ、該塗布された前記膜形成液を、前記伸展部で前記基板の周縁部上下面に薄膜状に伸展させながら、前記各塗布ユニットを前記基板の辺に沿って移動させるように前記移動手段を制御するものであることを特徴としている。
上記塗布装置(15)によれば、前記複数の塗布ユニットで前記基板各辺の周縁部が並行して塗布され、前記基板全周を塗布する時間が大幅に短縮されることとなり、塗布効率を高めることができる。
また本発明に係る塗布装置(16)は、上記塗布装置(1)~(15)のいずれかにおいて、
前記塗布ユニットが、
前記膜形成液が収容される液収容部と、
該液収容部から前記塗布部に前記膜形成液を移送する移送手段とを備え、
前記液収容部が、
前記塗布部、及び前記伸展部から回収される前記膜形成液が収容されるように構成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(16)によれば、前記塗布ユニットが前記液収容部と前記移送手段とを備えているので、前記膜形成液を再利用する構成をユニット単位でコンパクトな構成にまとめることができ、前記塗布ユニットの移動範囲や配置場所の設計の自由度を高めることができる。
また本発明に係る塗布方法(1)は、基板の周縁部に膜形成液を塗布する塗布方法であって、
前記基板と塗布ユニットとを相対移動させつつ、前記塗布ユニットに含まれる塗布部で前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布する塗布工程と、
該塗布工程によって塗布された前記膜形成液を、前記塗布ユニットに含まれる伸展部で前記基板の周縁部上下面に薄膜状に伸展させる伸展工程とを含んでいることを特徴としている。
上記塗布方法(1)によれば、前記塗布工程によって、前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液が塗布され、塗布された前記膜形成液が、前記伸展工程によって、前記基板の周縁部上下面を含む周縁部全体に薄膜状に伸展されることとなる。そのため、前記基板の端面を含む基板周縁部に塗布する前記膜形成液の上下面塗布幅を極めて狭く、正確に制御することができ、しかも前記基板の周縁部全体に均一な厚さの薄い塗膜を確実に形成することができる。
また本発明に係る塗布方法(2)は、上記塗布方法(1)において、
前記伸展工程は、
前記伸展部を前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面のうちの少なくともいずれかの方向に押圧しながら前記膜形成液を薄膜状に伸展させる工程であることを特徴としている。
上記塗布方法(2)によれば、前記伸展工程において、前記伸展部が前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面のうちの少なくともいずれかの方向に付勢された状態で、前記膜形成液を伸展させることができ、前記基板の周縁部全体に前記膜形成液を均一な薄膜状に伸展させる工程を安定して行うことができる。
本発明の実施の形態(1)に係る塗布装置の概略構成を示す要部平面図である。 実施の形態(1)に係る塗布装置の塗布ユニットを示す要部斜視図である。 図2におけるIII-III線部分省略断面斜視図である。 図2におけるIV-IV線部分省略断面図である。 塗布ユニットで基板の周縁部に膜形成液を塗布している状態を示す部分省略平面図である。 図5におけるVI-VI線部分省略断面図である。 図5におけるVII-VII線部分省略断面図である。 図7におけるVIII-VIII線部分省略断面図である。 図5におけるIX-IX線部分省略断面図である。 塗布ユニットで塗布された基板の周縁部付近を示した部分拡大断面図であり、(a)は塗布ローラが通過した後の基板の断面図であり、(b)は伸展部が通過した後の基板の断面図である。 実施の形態(2)に係る塗布装置の塗布ユニットを示す要部斜視図である。 塗布ユニットの角部伸展部が基板の角部端面で膜形成液を伸展している状態を示す部分省略斜視図である。 別の実施の形態に係る塗布装置を構成する塗布ユニットの伸展部を示す要部斜視図である。 伸展部の部分省略正面図である。 図14におけるXV-XV線部分拡大断面図である。 図14におけるXVI-XVI線部分拡大断面図である。
以下、本発明に係る塗布装置、及び塗布方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例を示しており、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態(1)に係る塗布装置の概略構成を示す要部平面図である。
実施の形態(1)に係る塗布装置10は、基板2を支持する支持テーブル(支持手段の一例)11と、支持テーブル11の周囲に配設された4台の塗布ユニット20と、これら塗布ユニット20を基板2の各辺に沿って移動させる4台の移動ユニット(移動手段の一例)12とを備えている。さらに、塗布装置10は、これら装置各部の動作を制御する制御部13と、操作部14とを含んで構成されている。
塗布装置10は、基板2に対して塗布ユニット20を移動させつつ、基板2の周縁部(外周縁端部ともいう)2aに膜形成液を塗布するための装置である。塗布装置10では、4台の塗布ユニット20によって基板2の4辺が同時並行的に塗布される構成となっているが、別の構成例では、1台の塗布ユニット20によって基板2の4辺が順に塗布される構成としてもよく、塗布ユニット20は、塗布装置10に1台以上装備されていればよい。また、別の構成例では、塗布装置10が、塗布ユニット20に対して基板2を移動させるように構成されてもよい。
各塗布ユニット20は、基板2の少なくとも周縁部端面に膜形成液を塗布する塗布部30と、塗布部30によって塗布された膜形成液を、基板2の周縁部上下面に薄膜状に伸展させる伸展部40とを含んで構成されている。塗布部30と伸展部40の構成については後述する。
制御部13が、各塗布ユニット20の塗布部30による塗布動作と伸展部40による伸展動作とを制御するとともに、各移動ユニット12により各塗布ユニット20を基板2の辺に沿って(矢印Aの方向に)移動させる制御を行う。
なお、制御部13は、各塗布ユニット20及び各移動ユニット12の動作を制御する他に、支持テーブル11の動作制御(例えば、昇降制御)など、装置各部の動作を制御する機能を備えてもよい。制御部13は、例えば、マイコン、ドライバ回路、記憶部、及び電源部など(いずれも図示せず)を含んで構成されている。
支持テーブル11は、昇降機構(図示せず)によって下方から昇降可能に支持されている。また、支持テーブル11に吸着機構(図示せず)が設けられてもよく、かかる場合、基板2を支持テーブル11の上面に吸着させることが可能となる。前記吸着機構としては、例えば、支持テーブル11に設けられた複数のエア吸気孔にエアチューブを介して真空ポンプが連結された構成などが採用できる。なお、基板2は、搬送機構(図示せず)により支持テーブル11上の所定位置に載置されるようになっている。
移動ユニット12は、支持テーブル11を取り囲む態様で4台配設されており、X軸直動機構12aと、X軸直動機構12aに取り付けられたY軸直動機構12bと、X軸直動機構12aに取り付けられたケーブルチェーン12cとを含んで構成されている。
X軸直動機構12aは、塗布ユニット20を基板2の辺(X軸方向)に沿って移動させるための装置であり、支持テーブル11の各辺と平行に配設されたX軸シリンダ12aaと、X軸シリンダ12aa上をスライド移動するX軸スライダ12abとを含んで構成されている。
Y軸直動機構12bは、塗布ユニット20を基板2の辺に直交する方向(Y軸方向)に移動させるための装置であり、Y軸直動機構12bは、X軸スライダ12abに取り付けられており、Y軸直動機構12bに塗布ユニット20が取り付けられている。
また、操作部14では、装置各部の動作条件の設定、各部の動作指示、動作モードの切り替えなどの各種入力を受け付けることが可能となっている。操作部14を介して入力された操作信号や設定信号が制御部13に出力されるようになっている。例えば、操作部14では、塗布ユニット20の初期位置や移動速度、膜形成液の供給速度などの各種動作条件の設定を行うことが可能になっている。
図2は、実施の形態(1)に係る塗布装置の塗布ユニットを示す要部斜視図である。図3は、図2におけるIII-III線部分省略断面斜視図であり、塗布部30の部分省略断面斜視図である。図4は、図2におけるIV-IV線部分省略断面図であり、伸展部40の部分省略断面図である。
塗布ユニット20は、基板2(図1参照)の少なくとも周縁部端面に膜形成液を塗布する塗布部30と、基板2の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面を挟み込み可能なように配置されて、塗布部30によって塗布された膜形成液を、基板2の周縁部上下面に薄膜状に伸展させる伸展部40とを含んで構成されている。
塗布ユニット20は、さらに、膜形成液が収容される液収容部50と、液収容部50から塗布部30にチューブ(図示せず)を介して膜形成液を移送する移送ポンプ60(移送手段の一例)とを備えている。
これら塗布部30、伸展部40、液収容部50、及び移送ポンプ60は、移動ユニット12のY軸直動機構12b(図1参照)に取り付けられた取付用部材21に組み付けられて一体化されている。
液収容部50は、塗布部30及び伸展部40の下方に配設されており、蓋51と、下箱52と、下箱52が載置される箱受台53とを備えている。箱受台53は、下箱52内の膜形成液が塗布部30から伸展部40の方向に流れるように少し傾斜させた状態で取り付けられている。蓋51にはチューブ取付部51aが設けられ、移送ポンプ60に接続されるチューブ(図示せず)がチューブ取付部51aに取り付けられている。また、液収容部50には、塗布部30及び伸展部40で回収される膜形成液が収容され、膜形成液が塗布ユニット20内を循環するように構成されている。
膜形成液としては、基板処理工程(エッチング工程やメッキ工程など)で剥がれない特性(酸及び/又はアルカリに対する耐性)があり、基板表面への付着性等に優れるように複数の樹脂成分が混合されたものが好ましい。例えば、水系媒体の溶剤に対し、水性ウレタン樹脂、水性スチレン樹脂及び水性増粘剤を含むコーティング剤など、目的用途に応じて調製された各種の液剤を使用することができる。また、膜形成液は、塗布する膜厚や縁幅に応じて適宜粘度が調整されてもよい。例えば、膜厚を薄くする場合は粘度を下げる調整が行われる。
図2、3に示すように、塗布部30は、塗布ローラ31と、液供給部32と、回収部33とを含んで構成されている。塗布ローラ31は、略円盤形状であり、外周面に環状溝31aが形成されている。環状溝31aは、断面略コの字形状であるが、この形状に限定されない。また、塗布ローラ31は、駆動モータ34の回転軸34a(図3参照)に接続されて、所定の速度で回転駆動されるように構成されている。前記所定の速度は、例えば、基板2との相対移動速度に合わせた回転速度に調整される。
液供給部32は、塗布ローラ31の外周面に近接配設され、環状溝31aに膜形成液を供給するための部材である。液供給部32は、チューブ取付部32aと、液吐出部32bと、当接片32cとを含んで構成されている。
チューブ取付部32aは、移送ポンプ60からのチューブ(図示せず)が取り付けられるL型管で構成されている。液吐出部32bには、吐出孔32ba(図3参照)が形成されている。吐出孔32baは、チューブ取付部32aから塗布ローラ31の環状溝31aとの対向面に向けて形成された液流路である。当接片32cは、液吐出部32bに隣接配置され、その先端部が塗布ローラ31の外周面に当接された状態で取り付けられている。
回収部33は、塗布ローラ31の下方に一体的に取り付けられており、塗布ローラ31から垂れ落ちてくる膜形成液を受ける受け皿部33aと、受け皿部33aの中心穴から下方に延設された管部33bとを含んで構成されている。管部33bの下部が液収容部50内に挿入されて、塗布ローラ31から垂れ落ちてきた膜形成液が受け皿部33a、管部33bを通じて液収容部50に流れ落ちるように構成されている。
図2、4に示すように、伸展部40は、基板2の周縁部上面に接触させる上面伸展部材41と、基板2の周縁部端面に接触させる端面伸展部材42と、基板2の周縁部下面に接触させる下面伸展部材43とを含んで構成されている。上面伸展部材41と下面伸展部材43とが上下方向に対向して配置され、端面伸展部材42が、上面伸展部材41と下面伸展部材43との間の空間に対向して配置されている。
また、後に説明する図7、8、9に示すように、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43における基板2との対向面には、塗布ユニット20の移動の方向に沿って、それぞれ複数の微小溝41a、42a、43aが形成されている。
微小溝41a、42a、43aは、例えば、断面波形状溝や断面V字状溝で構成され、これら微小溝の間隔や深さは、使用する膜形成液の粘度等の特性や形成する膜厚等に応じて適宜設定することができる。例えば、10μm~50μm程度の塗膜を形成する場合、溝の中心間隔を0.2mm~0.3mm程度、溝の深さを0.05mm~0.1mm程度に設定したものを使用することが好ましい。
上面伸展部材41と下面伸展部材43は、例えば、直径が5mm~15mm程度の丸棒状のバーコーターを数ミリ(例えば、1mm~5mm)幅でスライスしたような薄い円板状部材、又は半円形の円板状部材の他、湾曲面を有する薄板状部材などで構成されてもよい。
端面伸展部材42は、例えば、直径が5mm~15mm程度の丸棒状のバーコーターを数ミリ(例えば、5mm~10mm)幅で切断したような短柱状の部材、半円柱状の部材などで構成されてもよい。
図2、4に示すように、伸展部40は、上面伸展部材41と端面伸展部材42が取り付けられる第1取付部材44と、下面伸展部材43が取り付けられる第2取付部材45とを含んで構成されている。
第1取付部材44は、第2取付部材45の上面に略垂直に取り付けられた軸部材47a、47bに挿通されて、第2取付部材45の上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられている。第1取付部材44には、軸部材47a、47bが挿通される挿通孔が形成されている。なお、端面伸展部材42が第2取付部材45に取り付けられた構成としてもよい。
また、第2取付部材45には、膜形成液を回収するための回収路45aが設けられており、回収路45a内に下面伸展部材43が取り付けられ、また、回収路45a内に端面伸展部材42の一部分が下面伸展部材43に接する形態で配置されている構成となっている。
また、伸展部40は、膜形成液を回収するための回収部46を備えている。
回収部46は、第2取付部材45の回収路45aの下方に一体的に取り付けられており、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43から垂れ落ちてくる膜形成液を受ける受け皿部46aと、受け皿部46aの中心穴から下方に延設された管部46bとを含んで構成されている。管部46bの下部が液収容部50内に挿入されて、下面伸展部材43から垂れ落ちてきた膜形成液が受け皿部46a、管部46bを通じて液収容部50に流れ落ちるように構成されている。
さらに、図4に示すように、伸展部40は、上面伸展部材41を下面伸展部材43の方向に付勢する第1付勢機構47と、下面伸展部材43を上面伸展部材41の方向に付勢する第2付勢機構48と、端面伸展部材42を上面伸展部材41と下面伸展部材43との間の空間の方向に付勢する第3付勢機構49とを備えている。
第1付勢機構47は、軸部材47a、47bと、軸部材47aに取り付けられた第1ばね部材47cとを含んで構成されており、第1ばね部材47cにより第1取付部材44が下方に押圧された状態となっている。第1ばね部材47cには、例えば、圧縮コイルばねが適用されるが、第1取付部材44を下方に押圧する弾性部材が適用可能である。
第2付勢機構48は、直動レール部材48aと、直動ブロック部材48bと、押さえ部材48cと、第2ばね部材48dと、ばね取付部48eとを含んで構成されている。直動レール部材48aと直動ブロック部材48bとにより、鉛直方向に摺動可能な直動ガイド機構が構成されている。直動レール部材48aは第2取付部材45に取り付けられ、直動ブロック部材48bは押さえ部材48cに取り付けられている。なお、直動レール部材48aと直動ブロック部材48bとを入れ替えて配置してもよく、直動ガイド機構は、この形態に限定されるものではない。
押さえ部材48cの上部に押圧軸48caが設けられ、押圧軸48caが直動レール部材48aの上端部を押圧するように構成されている。また、押さえ部材48cは、第3付勢機構49の直動レール部材49aに取り付けられている。
第2ばね部材48dは、直動レール部材48aを上方向に押圧するように配設されている。第2ばね部材48dの下部は、第3付勢機構49の直動レール部材49aの一端側に取り付けられたばね取付部48eに取り付けられ、第2ばね部材48dの上部は、直動レール部材48aの下部に取り付けられている。なお、第2ばね部材48dには、例えば、圧縮コイルばねが適用されるが、第2取付部材45に取り付けられた直動レール部材48aを上方に押圧する弾性部材が適用可能である。
第3付勢機構49は、直動レール部材49aと、直動ブロック部材49bと、第3ばね部材49cと、ばね取付部49dと、支持部材49eとを含んで構成されている。直動レール部材49aと直動ブロック部材49bとにより、水平方向に摺動可能な直動ガイド機構が構成されている。
ばね取付部49dと支持部材49eとが、取付用部材21にそれぞれ取り付けられており、支持部材49eの上に直動ブロック部材49bが取り付けられ、直動ブロック部材49bの上に直動レール部材49aが摺動可能に取り付けられている。支持部材49eにより伸展部40が支持されている。なお、直動レール部材49aと直動ブロック部材49bとを入れ替えて配置してもよく、直動ガイド機構は、この形態に限定されるものではない。
第3ばね部材49cは、直動レール部材49aを第2取付部材45の方向(図4の右から左方向)に押圧するように配設されている。すなわち、直動レール部材49aの他端側に第3ばね部材49cの一端側が取り付けられ、第3ばね部材49cの他端側がばね取付部49dに取り付けられている。なお、第3ばね部材49cには、例えば、圧縮コイルばねが適用されるが、直動レール部材49aを第2取付部材45の方向に押圧する弾性部材が適用可能である。
次に図1、図5~図10を参照しながら、実施の形態(1)に係る塗布装置10を用いて、基板2の周縁部へ膜形成液を塗布する方法について説明する。なお、被塗布対象の基板2として、矩形をした厚さ0.4~1.5mm前後のプリント配線基板を用いた場合について説明するが、被塗布対象の基板の種類やサイズ(大きさ、厚さ)は、これに限定されない。また、実施の形態(1)に係る塗布装置10を用いた塗布方法は、基板製造工程の一工程として採用され得る。
図5は、塗布ユニット20で基板2の周縁部に膜形成液を塗布している状態を示す部分省略平面図である。
図6は、図5におけるVI-VI線部分省略断面図であり、塗布ローラ31で基板2の端面に膜形成液を塗布している状態を示す図である。
図7は、図5におけるVII-VII線部分省略断面図であり、基板2の端面に塗布された膜形成液を伸展部40の上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43で伸展している状態を示す図である。
図8は、図7におけるVIII-VIII線部分省略断面図であり、第1取付部材44の底面の一部を示す図である。
図9は、図5におけるIX-IX線部分省略断面図であり、上面伸展部材41及び下面伸展部材43の断面を含む図である。
まず、図1に示すように、支持テーブル11上に支持された基板2のサイズ(縦、横の長さ)データに基づいて、各塗布ユニット20の位置調整が行われる。すなわち、各塗布ユニット20を基板2の辺に沿って移動させたときに、塗布ローラ31の環状溝31aが基板2の端面に当接するように、制御部13が移動ユニット12(X軸直動機構12a及びY軸直動機構12b)の動作を制御して、塗布ユニット20を初期位置に配置する。
各塗布ユニット20の位置調整後、制御部13が移動ユニット12の動作を制御して、各塗布ユニット20を基板2の各辺に沿って(図1、図5の矢印Aの方向に)移動させて、基板2の周縁部への膜形成液の塗布を開始する。なお、基板2の角部の形状(R形状など)を考慮して、基板2の角部では、角部の形状に沿って塗布ローラ31を移動させるように移動ユニット12(X軸直動機構12a及びY軸直動機構12b)の動作を制御してもよい。
また、制御部13は、移動ユニット12の動作とともに、塗布部30の駆動モータ34の駆動を制御して、塗布ローラ31を塗布ユニット20の移動方向に所定の回転速度で回転させるとともに、移送ポンプ60の駆動を制御して、所定の流量で膜形成液を塗布ローラ31の液供給部32に供給する制御を行う。
図5、図6に示すように、塗布ユニット20を基板2の外周に沿って移動させる制御を行い、塗布部30の塗布ローラ31で基板2の少なくとも周縁部端面2abに膜形成液を塗布する(塗布工程)。
すなわち、液供給部32から塗布ローラ31の環状溝31aに膜形成液を供給しつつ、基板2の周縁部端面2abに塗布ローラ31の環状溝31aを当てながら塗布ローラ31を回転駆動させて、塗布ユニット20を基板2の外周に沿って(矢印Aの方向に)移動させる。
上記塗布工程に続いて、図5、図7に示すように、基板2の周縁部上面2aa、周縁部端面2ab、及び周縁部下面2acに、伸展部40の上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43を押し当てた状態にして、塗布ローラ31により基板2の周縁部端面2abに塗布された膜形成液を、基板2の周縁部上面2aa及び周縁部下面2acに薄膜状に伸展しながら、塗布ユニット20を基板2の外周に沿って(矢印Aの方向に)移動させる(伸展工程)。
すなわち、伸展部40は、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43で、基板2の周縁部2aの3面を挟み込んだ状態のまま基板2の外周に沿って移動し、膜形成液を薄膜状に伸展する。
そして、塗布ユニット20が基板2の一端側から他端側まで移動して、伸展部40が基板2の他端側の角部を通過すると、基板2の周縁部2aへの塗布を終了し、その後、移動ユニット12を制御して、塗布ユニット20を初期位置まで戻して、基板2への塗布を終える。その後、塗布された基板2が、移送機構(図示しない)により搬出され、次の基板2が支持テーブル11に搬入されて、塗布ユニット20による上記塗布工程と伸展工程とが繰り返し行われるようになっている。塗布された基板2は、例えば、乾燥装置(図示せず)などに搬入されるように構成されてもよい。
図10は、塗布ユニット20を用いて塗布された基板2の周縁部2a付近を示した拡大断面図であり、(a)は塗布ローラ31が通過した後の基板2の断面図であり、(b)は伸展部40が通過した後の基板2の断面図である。
図10(a)に示すように、塗布ローラ31で膜形成液3が塗布された後は、基板2の少なくとも周縁部端面2abに膜形成液3が付着した状態であり、この段階では、基板2の周縁部上面2aaや周縁部下面2acにまで膜形成液3が伸展されていない状態となっている。
図10(b)に示すように、伸展部40の上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43で膜形成液3が伸展された後は、基板2の周縁部上面2aa、周縁部端面2ab、及び周縁部下面2acに膜形成液3が均一な厚さで薄く塗り拡げられた状態となっている。
基板2の周縁部上面2aaへの塗布幅(伸展幅)wは、上面伸展部材41の幅を狭くすることにより、0.5mm~1mm程度の極めて狭い幅にすることが可能となっている。
また、基板2の周縁部下面2acへの塗布幅(伸展幅)も、下面伸展部材43の幅を狭くすることにより、0.5mm~1mm程度の極めて狭い幅にすることが可能となっている。なお、上面伸展部材41と下面伸展部材43とは、常に同じ幅である必要はなく、これらの幅を変えることにより、基板2の種類やその用途などに応じて、基板2の周縁部上面2aaへの塗布幅と基板2の周縁部下面2acへの塗布幅とを変えることも可能である。
膜形成液3を乾燥した後の膜厚(塗膜の膜厚)は、伸展部40の構成、具体的には、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43の溝形状、移動速度、膜形成液3の粘度などを調整することにより、10μm~60μm程度に調整することが可能となっている。
上記実施の形態(1)に係る塗布装置10によれば、塗布部30によって基板2の少なくとも周縁部端面に膜形成液が塗布され、塗布された膜形成液が、伸展部40によって基板2の周縁部上下面を含む周縁部全体に薄膜状に伸展される。伸展部40が、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43を備えているので、これら部材により基板2の周縁部の3面を挟み込んだ状態で、基板2の周縁部全体に膜形成液を均一な厚さで薄く伸展させることできる。
また、端面伸展部材42により基板2の端面位置が規制されるため、上面伸展部材41及び下面伸展部材43の幅を変えることにより、基板2の周縁部上面及び周縁部下面への塗布幅(縁幅)を調整することができる。さらに、上面伸展部材41及び下面伸展部材43の幅を狭くすることにより、基板2の周縁部上面及び周縁部下面への塗布幅を0.5mm~1mm程度の極めて狭い幅にすることができ、また、1mm以上の幅にすることもできる。
したがって、基板2の端面を含む基板周縁部に塗布する膜形成液の上下面塗布幅を極めて狭く、正確に制御することができ、しかも基板2の周縁部全体に均一な厚さの薄い塗膜を確実に形成することができ、基板の周縁部への様々な形態の塗膜形成ニーズに広く対応することができる。
また、上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43に複数の微小溝41a、42a、43aが形成されているので、複数の微小溝41a、42a、43aによって、余分な膜形成液を除去しながら、膜形成液を基板2の周縁部全体に薄く均一に伸展させる効果を高めることができ、また、これら微小溝の深さを変えることにより、伸展後の膜形成液の膜厚を微調整することが可能となる。
また、伸展部40が、第1付勢機構47、第2付勢機構48、及び第3付勢機構49を備えているので、第1付勢機構47によって、上面伸展部材41が下面伸展部材43の方向に付勢され、第2付勢機構48によって、下面伸展部材43が上面伸展部材41の方向に付勢され、第3付勢機構49によって、端面伸展部材42が上面伸展部材41と下面伸展部材43との間の空間の方向に付勢される。
したがって、上面伸展部材41を基板2の周縁部上面に、下面伸展部材43を基板2の周縁部下面に、さらに、端面伸展部材42を基板2の周縁部端面に押し当てることが可能となり、基板2の周縁部全体に膜形成液を均一な薄膜状に伸展させる効果を高めることができる。
なお、伸展部40は、第1付勢機構47と第2付勢機構48と第3付勢機構49とを備えていることが好ましいが、別の形態では、第1付勢機構47と第3付勢機構49とが装備された構成としてもよい(換言すれば、第2付勢機構48が、第2ばね部材48dを備えていない固定用部材で構成されてもよい)。または、第2付勢機構48と第3付勢機構49とが装備された構成としてもよい(換言すれば、第1付勢機構47が、第1ばね部材47cを備えていない固定用部材で構成されてもよい)。または、第1付勢機構47と第2付勢機構48とが装備された構成としてもよい(第3付勢機構49が、第3ばね部材49cを備えていない固定用部材で構成されてもよい)。すなわち、第1付勢機構47、第2付勢機構48、及び第3付勢機構49のうちの少なくとも1つが装備された構成としてもよい。
また、伸展部40では、上面伸展部材41が第1取付部材44に取り付けられ、下面伸展部材43が第2取付部材45に取り付けられ、端面伸展部材42が第1取付部材44に取り付けられ、第1取付部材44が第2取付部材45の上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられているので、基板2の厚さが異なる場合であっても柔軟に対応することができる。
また、第2取付部材45が回収路45aを備え、下面伸展部材43が回収路45a内に取り付けられているので、下面伸展部材43による伸展動作により基板2から取り除かれた膜形成液が、回収路45aを伝って液収容部50に回収される。これにより、基板2から取り除かれた膜形成液で伸展部40の周囲が汚染されることを防止でき、塗布ユニット20を清潔な状態に保つことができる。
また、塗布部30が、環状溝31aが形成された塗布ローラ31と、液吐出部32b及び当接片32cを備えた液供給部32と、回収部33とを備えているので、液供給部32の液吐出部32bから塗布ローラ31の環状溝31aに膜形成液を直接的に供給することができる。また、当接片32cが塗布ローラ31の外周面に当接されているので、環状溝31aに供給される膜形成液が環状溝31a内に保持される効果を高めることができる。そして、基板2の端面に環状溝31aを当てた状態で、塗布ローラ31を転動させることにより、基板2の少なくとも周縁部端面に膜形成液を確実かつ安定して付着させることができる。さらに、塗布ローラ31から垂れ落ちてくる膜形成液が回収部33を伝って液収容部50に回収されるので、塗布ローラ31の周囲を汚染することなく膜形成液を回収して、再利用することが可能となる。
塗布ユニット20が、塗布部30と、伸展部40と、液収容部50と、移送ポンプ60とを備え、液収容部50が、塗布部30、及び伸展部40から回収される膜形成液が収容されるように構成されているので、膜形成液を再利用する構成をユニット単位で一体化されたコンパクトな構成にすることができ、塗布ユニット20の移動範囲や配置場所等の装置設計の自由度を高めることができる。
また、塗布装置10が、支持テーブル11と、4台の塗布ユニット20と、4台の移動ユニット12と、制御部13とを備え、制御部13が、各塗布ユニット20の塗布部30で基板2の少なくとも周縁部端面に膜形成液を塗布しつつ、伸展部40の上面伸展部材41、端面伸展部材42、及び下面伸展部材43を基板2の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面に接触させながら、各塗布ユニット20を基板の辺に沿って移動させるように移動ユニット12を制御するように構成されている。係る構成より、基板2の全周を塗布する時間が大幅に短縮されることとなり、塗布効率を高めることができる。
上記実施の形態(1)に係る塗布装置10を用いることにより、基板2の端面からの塵埃等の発生を防止することができる良質な塗膜を得ることができ、基板製品の品質を向上させることができる。さらに、塵埃による製造設備の汚染も防止することができ、不良製品の発生率を大幅に減らすことができる。
図11は、実施の形態(2)に係る塗布装置の塗布ユニットを示す要部斜視図である。なお、図1~図10に示した実施の形態(1)に係る塗布装置10と同一機能を有する構成部品には同一符号を付し、ここではその構成を省略する。
実施の形態(2)に係る塗布装置10Aでは、塗布ユニット20Aが、塗布部30と伸展部40とに加えて、さらに角部伸展部70を備えている点が、実施の形態(1)に係る塗布装置10と相違している。
図12は、塗布ユニット20Aの角部伸展部70が基板2の角部端面2adで膜形成液を伸展している状態を示す部分省略斜視図である。
角部伸展部70は、基板2の周縁部への塗布時に、基板2の角部端面2adに接触させて、角部端面2adに塗布された膜形成液を伸展するための部材である。
角部伸展部70は、伸展ローラ70a、伸展ローラ70aが取り付けられた直動ブロック部材70bと、直動ブロック部材70bをY軸方向にスライド移動させるための直動レール部材70cとを備えている。伸展ローラ70aの外周面には、端面伸展部材42と同様に、複数の微小溝が形成されている。
直動レール部材70cは、伸展部40の支持部材49eに取り付けられ、直動ブロック部材70bは、伸展部40の直動ブロック部材49b(図4参照)に連結され、第3付勢機構49の第3ばね部材49c(図4参照)により、伸展ローラ70aを基板2の角部端面2adの方向に付勢する押圧力が付与されるように構成されている。なお、直動ブロック部材70bと取付用部材21との間に第4ばね部材(図示せず)を設けて、伸展ローラ70aを基板2の角部端面2adの方向に付勢する押圧力が付与されるように構成してもよい。
実施の形態(2)に係る塗布装置10Aによれば、塗布ユニット20Aが、塗布部30、及び伸展部40に加えて、さらに伸展ローラ70aを備えた角部伸展部70を備えているので、膜形成液の塗布ムラが生じやすい基板2の角部における膜形成液の塗布ムラを少なくすることができる。特に、基板2の角部が丸く加工されている場合であっても、角部分の塗膜が厚くなることを防止でき、基板2の角部における塗膜の膜厚も均一かつ薄くすることができ、塗膜品質をさらに高めることができる。
また、塗布ユニット20Aでは、角部伸展部70が伸展ローラ70aを基板2の角部端面の方向に付勢する機構(第4付勢機構)を備えている。係る構成により、伸展ローラ70aが基板の角部端面2adに確実に押し当てられることとなり、例えば、複数の塗布ユニット20により、基板2の角部端面が複数回塗布される場合であっても、基板2の角部端面の膜厚が厚くなることを防止することができる。
なお、実施の形態(1)、(2)に係る塗布装置10、10Aでは、塗布ユニット20、20Aに伸展部40が1つ設けられていたが、別の実施の形態では、伸展部40が複数並べて配置された構成としてもよい。係る構成によれば、複数の伸展部40によって、基板2の周縁部に塗布された膜形成液を複数回伸展することができるため、基板2の周縁部の3面に膜形成液を均一な厚さで薄く伸展させる効果を一層高めることができる。この場合、伸展部40の上面伸展部材41、及び下面伸展部材43に同じ幅(伸展幅)のものが使用されてもよいし、異なる幅のものが使用されてもよい。
さらに伸展部40は、上記した構成のものに限定されるものではなく、図13に示すような伸展部40Aが塗布ユニット20Bに組付けられてもよい。
図13は、実施の形態(3)に係る塗布装置を構成する塗布ユニット20Bの伸展部40Aを示す要部斜視図である。図14は、図13に示す伸展部40Aの部分省略正面図であり、図15は、図14におけるXV-XV線部分拡大断面図であり、図16は、図14におけるXVI-XVI線部分拡大断面図である。
伸展部40Aは、第1取付部材44A、第2取付部材45A、及び回収部46Aを含んで構成されている。
第1取付部材44Aの下面には、傾斜案内部44bと、上面掻取部81と、端面掻取部82と、上面伸展部材41Aとが隣接して併設され、第2取付部材45Aから延設された端面伸展部材42Aが上面伸展部材41Aに接する態様で配設されている。
また、第2取付部材45Aの上面には、傾斜案内部45bと、下面掻取部83と、下面伸展部材43Aと、端面伸展部材42Aとが隣接して併設され、第1取付部材44Aから延設された端面掻取部82が下面掻取部83に接する態様で配設されている。
上面掻取部81、端面掻取部82、及び下面掻取部83により、塗布部30(図2参照)によって塗布された膜形成液の一部を掻き取るための掻取部80が構成され、掻取部80は、上面掻取部81、端面掻取部82、及び下面掻取部83により、基板2の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面の3面を囲う形状に形成されている。
第1取付部材44Aは、第2取付部材45Aの上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられており、第1ばね部材47cを含む第1付勢機構47Aにより、第2取付部材45Aに付勢された状態で組付けられている。
また、第2取付部材45Aは、膜形成液を回収するための回収路45a(図16参照)を備え、下面伸展部材43Aが、回収路45a内に取り付けられ、また、端面伸展部材42Aが回収路45a内に配置されるように構成されている。
また、第2取付部材45Aは、第2ばね部材(図示せず)を含む第2付勢機構48Aにより、第1取付部材44Aに付勢された状態で組付けられている。
第2取付部材45Aに第3付勢機構49Aが組付けられており、第3付勢機構49Aが取付用部材21(図2を参照)に取り付けられて、第3付勢機構49Aにより第2取付部材45Aが基板2の端面方向(Y軸方向)に付勢された状態で組付けられている。
上記実施の形態(3)に係る塗布ユニット20Bによれば、伸展部40Aに、付加機能としての掻取部80と、上面伸展部材41A、端面伸展部材42A、及び下面伸展部材43Aとがコンパクトに一体化された構成にすることができる。
また、掻取部80が、塗布部30と、上面伸展部材41A、端面伸展部材42A、及び下面伸展部材43Aとの間に配設される構成となっているので、基板2に余分に付着した膜形成液が掻取部80によって掻き取られた後、上面伸展部材41A、端面伸展部材42A、及び下面伸展部材43Aにより膜形成液が伸展される。したがって、伸展処理の前に、膜形成液の付着量を一定にすることができ、伸展処理の後の塗膜の品質をより安定させることができる。
また、掻取部80が、基板2の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面を囲う形状に形成されているので、膜形成液を基板2の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面に沿って掻き取ることができる。したがって、上面伸展部材41A、端面伸展部材42A、及び下面伸展部材43Aによる伸展処理の前に、基板2の周縁部に膜形成液が均一な厚さで薄く伸展されやすい状態に整えることができる。
上記した実施の形態(1)~(3)に係る塗布装置と、該塗布装置により膜形成液が周縁部に塗布された基板2を乾燥させる乾燥装置(図示せず)とを含んだ塗布システムを構築することもできる。前記乾燥装置は、複数の基板2を収容可能な多段式の収容棚を備えた熱風乾燥装置、UV光(紫外線)を照射して膜形成液を乾燥させるUV光乾燥装置などで構成できる。さらに、前記乾燥装置は、複数台の乾燥装置を含んで構成してもよく、例えば、熱風乾燥装置とUV光乾燥装置とを組み合わせたシステム構成としてもよい。
実施の形態(1)~(3)に係る塗布装置による膜形成液の塗布の対象となる基板2のサイズは、例えば縦横400~600mm前後である。また、塗布ユニット20、20A、20Bで基板2の1辺の周縁部に膜形成液の塗布に要する時間は、例えば10秒~20秒程度に設定することが可能である。なお、基板2のサイズは、上記したサイズに限定されるものではなく、さらに大型のものでもよいし、小型のものでもよく、基板2のサイズに適合可能な構成にすることができる。
また、被塗布対象の基板2は、プリント配線基板(片面、両面、多層、ビルドアップ基板を含む)に限定されるものではなく、金属基板、パッケージ基板(銅張積層基板)、セラミック基板、フレキシブル基板、ガラス基板など、各種の電子部品などが搭載される電子回路基板も塗布対象となる。
2 基板
2a 周縁部
2aa 周縁部上面
2ab 周縁部端面
2ac 周縁部下面
2ad 角部端面
3 膜形成液
10、10A 塗布装置
11 支持テーブル
12 移動ユニット
12a X軸直動機構
12aa X軸シリンダ
12ab X軸スライダ
12b Y軸直動機構
12c ケーブルチェーン
13 制御部
14 操作部
20、20A、20B 塗布ユニット
21 取付用部材
30 塗布部
31 塗布ローラ
31a 環状溝
32 液供給部
32a チューブ取付部
32b 液吐出部
32ba 吐出孔
32c 当接片
33 回収部
33a 受け皿部
33b 管部
34 駆動モータ
34a 回転軸
40、40A 伸展部
41、41A 上面伸展部材
42、42A 端面伸展部材
43、43A 下面伸展部材
41a、42a、43a 微小溝
44、44A 第1取付部材
44b 傾斜案内部
45、45A 第2取付部材
45a 回収路
45b 傾斜案内部
46、46A 回収部
46a 受け皿部
46b 管部
47、47A 第1付勢機構
47a、47b 軸部材
47c 第1ばね部材
48、48A 第2付勢機構
48a 直動レール部材
48b 直動ブロック部材
48c 押さえ部材
48ca 押圧軸
48d 第2ばね部材
48e ばね取付部
49、49A 第3付勢機構
49a 直動レール部材
49b 直動ブロック部材
49c 第3ばね部材
49d ばね取付部
49e 支持部材
50 液収容部
51 蓋
51a チューブ取付部
52 下箱
53 箱受台
60 移送ポンプ
70 角部伸展部
70a 伸展ローラ
70b 直動ブロック部材
70c 直動レール部材
80 掻取部
81 上面掻取部
82 端面掻取部
83 下面掻取部

Claims (16)

  1. 基板と塗布ユニットとを相対移動させつつ、前記基板の周縁部に膜形成液を塗布する塗布装置であって、
    前記塗布ユニットが、
    前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布する塗布部と、
    該塗布部によって塗布された前記膜形成液を、少なくとも前記周縁部端面に向けて付勢しながら、前記基板の周縁部上下面に幅狭でかつ薄膜状に伸展させる伸展部とを含んで構成され、
    前記伸展部が、
    前記基板の周縁部上面に接触させる円弧状外周面を有する幅0.5~1mmの上面伸展部材と、
    前記基板の周縁部端面に接触させる円弧状外周面を有する端面伸展部材と、
    前記基板の周縁部下面に接触させる円弧状外周面を有する幅0.5~1mmの下面伸展部材とを含んで構成され、
    前記上面伸展部材の円弧状外周面と前記下面伸展部材の円弧状外周面とが互いに押圧するように対向して配置され、
    前記端面伸展部材の円弧状外周面が、前記上面伸展部材と前記下面伸展部材との間に挟み込まれる前記基板の前記周縁部端面に向けて押圧するように配置されていることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材が、前記相対移動の方向に沿って形成された複数の微小溝を備えていることを特徴とする請求項記載の塗布装置。
  3. 前記伸展部が、
    前記上面伸展部材の円弧状外周面を前記下面伸展部材の方向に付勢する第1付勢機構と、
    前記下面伸展部材の円弧状外周面を前記上面伸展部材の方向に付勢する第2付勢機構と、
    前記端面伸展部材の円弧状外周面を前記上面伸展部材と前記下面伸展部材との間に挟み込まれる前記基板の前記周縁部端面の方向に付勢する第3付勢機構とを備えていることを特徴とする請求項又は請求項記載の塗布装置。
  4. 前記伸展部が、
    前記上面伸展部材が取り付けられる第1取付部材と、
    前記下面伸展部材が取り付けられる第2取付部材とを含み、
    前記端面伸展部材が前記第1取付部材又は前記第2取付部材に取り付けられ、
    前記第1付勢機構が、前記第1取付部材に形成された挿通孔に挿通されて、前記第2取付部材に取り付けられた軸部材と、該軸部材の上端側に前記第1取付部材を押圧するように取り付けられた第1ばね部材とを備え
    前記第1取付部材が前記第2取付部材の上に上下方向に移動可能な態様で取り付けられ、
    前記第2付勢機構が、前記第2取付部材に取り付けられた、鉛直方向に摺動可能な直動ガイド機構と、該直動ガイド機構を鉛直方向に押圧するように配設された第2ばね部材とを備え
    前記第3付勢機構が、前記第2付勢機構に取り付けられた、水平方向に摺動可能な直動ガイド機構と、該直動ガイド機構を水平方向に押圧するように配設された第3ばね部材とを備えていることを特徴とする請求項記載の塗布装置。
  5. 前記第2取付部材が、前記膜形成液を回収するための回収路を備え、
    前記下面伸展部材が、前記回収路内に取り付けられていることを特徴とする請求項記載の塗布装置。
  6. 前記塗布部と、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材との間に、前記塗布部によって塗布された前記膜形成液の一部を掻き取るための掻取部を備えていることを特徴とする請求項1~5のいずれかの項に記載の塗布装置。
  7. 前記掻取部が、前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面を囲う形状に形成されていることを特徴とする請求項記載の塗布装置。
  8. 前記掻取部が、前記上面伸展部材、前記端面伸展部材、及び前記下面伸展部材に隣接配置されていることを特徴とする請求項又は請求項記載の塗布装置。
  9. 前記塗布ユニットが、前記伸展部を複数備えていることを特徴とする請求項1~のいずれかの項に記載の塗布装置。
  10. 前記塗布部が、
    外周面に環状溝が形成された塗布ローラと、
    該塗布ローラの外周面に近接配設され、前記環状溝に前記膜形成液を供給する液供給部と、
    前記塗布ローラの下方に配設され、該塗布ローラから垂れ落ちてくる前記膜形成液を回収する回収部とを備え、
    前記基板の前記周縁部端面に前記環状溝を当てながら前記塗布ローラを回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1~のいずれかの項に記載の塗布装置。
  11. 前記液供給部が、
    前記塗布ローラの前記環状溝との対向面に形成された液吐出部と、
    該液吐出部に隣接配置され、前記塗布ローラの外周面に当接させる当接部材とを備えていることを特徴とする請求項10記載の塗布装置。
  12. 前記基板の角部端面に接触させて、前記伸展部によって伸展された前記膜形成液をさらに伸展させる角部伸展部を備えていることを特徴とする請求項1~11のいずれかの項に記載の塗布装置。
  13. 前記角部伸展部を前記基板の角部端面の方向に付勢する第4付勢機構を備えていることを特徴とする請求項12記載の塗布装置。
  14. 前記基板を支持する支持手段と、
    該支持手段の周囲に前記塗布ユニットが複数配置され、これら各塗布ユニットを前記支持手段で支持された前記基板の辺に沿って移動させる移動手段と、
    該移動手段と前記各塗布ユニットの動作を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段が、
    前記各塗布ユニットの前記塗布部で前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布しつつ、該塗布された前記膜形成液を、前記伸展部で前記基板の周縁部上下面に薄膜状に伸展させながら、前記各塗布ユニットを前記基板の辺に沿って移動させるように前記移動手段を制御するものであることを特徴とする請求項1~13のいずれかの項に記載の塗布装置。
  15. 前記塗布ユニットが、
    前記膜形成液が収容される液収容部と、
    該液収容部から前記塗布部に前記膜形成液を移送する移送手段とを備え、
    前記液収容部が、
    前記塗布部、及び前記伸展部から回収される前記膜形成液が収容されるように構成されていることを特徴とする請求項1~14のいずれかの項に記載の塗布装置。
  16. 基板の周縁部に膜形成液を塗布する塗布方法であって、
    前記基板と塗布ユニットとを相対移動させつつ、前記塗布ユニットに含まれる塗布部で前記基板の少なくとも周縁部端面に前記膜形成液を塗布する塗布工程と、
    該塗布工程によって塗布された前記膜形成液を、前記塗布ユニットに含まれる伸展部で、少なくとも前記周縁部端面に向けて付勢しながら、前記基板の周縁部上下面に幅狭でかつ薄膜状に伸展させる伸展工程とを含み、
    前記塗布工程は、
    前記塗布部を構成する塗布ローラの環状溝に前記膜形成液を供給しつつ、前記基板の周縁部端面に前記塗布ローラの前記環状溝を当てながら前記塗布ローラを回転させて、前記基板の外周に沿って移動させながら塗布する工程を含み、
    前記伸展工程は、
    前記伸展部を構成する円弧状外周面を有する幅0.5~1mmの上面伸展部材と、円弧状外周面を有する端面伸展部材と、前記上面伸展部材の円弧状外周面と互いに押圧するように対向配置された、円弧状外周面を有する幅0.5~1mmの下面伸展部材とで、前記基板の周縁部を挟み込む態様で、前記基板の周縁部上面、周縁部端面、及び周縁部下面の方向に押圧しながら前記膜形成液を薄膜状に伸展させる工程を含んでいることを特徴とする塗布方法。
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