JP2006111006A - 縁貼り方法および縁貼機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平面形状が曲線的な外形形状に形成されたパネルの端面に縁材を自動的に貼着する縁貼り方法および縁貼機を提供する。
【解決手段】 糊ローラ62とプレスローラ63とを備えた縁貼ヘッド60を、前記パネル5を支持する支持ステージ10の平面内におけるX−Y方向と、鉛直方向と、鉛直軸の回りの回動方向で移動させる移動手段と、前記縁貼ヘッド60に前記縁材70を供給する供給機構70aとを設け、支持ステージ10に前記パネル5を固定支持した状態で、前記移動手段により、糊ローラとプレスローラとをパネルの端面に対向させつつ、パネル5の端面に沿って縁貼ヘッド60を移動させ、糊ローラ63をパネル5の端面に押接しながら転動させることにより、パネルの端面に接着剤を塗布し、該接着剤が塗布されたパネル5の端面に、糊ローラ62に後行して移動するプレスローラに63より、供給機構70aから供給される縁材70を押圧して縁貼りする。
【選択図】 図1

Description

本発明はテーブル、家具等に用いられるパネルの端面(木口部分)に化粧用の縁材を貼着する縁貼り方法および縁貼機に関する。
テーブルや家具等の板材によって形成される製品の多くは、外観の見栄えを良くするために、パネルの表面に化粧用のシートを貼って提供される。これらの商品で、とくに板材の木口に化粧用の縁材を貼るための装置が縁貼機と呼ばれるものである。
この縁貼機を用いて板材の端面に縁材(テープ)を貼る場合、平面形状が四角形のテーブル板のように端面が直線状に形成されている製品の場合は、ワークを一方向に直線的に動かしながらワークの端面に接着剤(ホットメルト)を塗布しつつ、接着剤が塗布された端面に縁材(テープ)を貼り付けることによって縁貼りされる(特許文献1参照)。
これに対して、平面形状が曲線的な外形形状を有するパネルの端面に縁材を貼る場合は、ワークを直線的に動かしたのでは縁材を貼り付けることができない。このため、このようなパネルに縁貼りする場合は、ワークを回すようにしたり、曲線的にワークを移動させたりしなければならない。
このように、平面形状が曲線的な外形形状を有するワークに縁貼りする操作は複雑であることから、従来このような商品を製造する際には、ワークを手で支持して、手動で縁貼りする方法が行われている。手動による縁貼りでは、塗布装置により接着剤を縁材に塗布しつつ、ワークを手で持ち、接着剤が塗布された縁材をプレスローラに押しつけるようにしてワークを動かして縁貼りすることが行われている。
なお、平面形状が曲面状に形成されたパネルの側面に縁貼りする方法を自動化した装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2002−210713号公報 特開平3−176101号公報
しかしながら、手動でワークの端面に縁貼りする方法によってきれいに仕上げるためには熟練技術が必要であり、仕上がりがばらつくといった問題や、作業効率を向上させることができないといった問題があった。
また、平面形状が曲線的な外形形状となっているワークに縁貼りする従来方法の場合は、縁材にまず接着剤を塗布してから、接着剤が塗布された縁材をパネルに貼り付けるようにするから、縁材に接着剤を塗布した際に、接着剤の熱によって縁材が伸びたり、変形したりするという問題がある。これは、ホットメルトのように高温で使用される接着剤が縁貼りに用いられることと、縁貼りに使用される縁材の厚さが徐々に薄くなってきた(厚さ0.5mm程度)ため、縁材が変形しやすくなっていることによる。縁貼り時に縁材が変形すると、縁貼り面の表面に凹凸が生じ、表面が滑らかな面に仕上がらず、不良品になるという問題が生じる。
本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、平面形状が曲線的な外形形状に形成されたパネルの端面に容易に、かつ円滑な仕上がり面となるように縁材を自動的に貼着する縁貼り方法および縁貼機を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、平面形状が曲線的な外形形状を有するパネルの端面に、縁材を貼着する縁貼方法であって、糊ローラとプレスローラとを備えた縁貼ヘッドを、前記パネルを支持する支持ステージの平面内におけるX−Y方向と、鉛直方向と、鉛直軸の回りの回動方向で移動させる移動手段と、前記縁貼ヘッドに前記縁材を供給する供給機構とを設け、前記支持ステージに前記パネルを固定支持した状態で、前記移動手段により、前記糊ローラとプレスローラとを前記パネルの端面に対向させつつ、パネルの端面に沿って前記縁貼ヘッドを移動させ、前記糊ローラを前記パネルの端面に押接しながら転動させることにより、パネルの端面に接着剤を塗布し、該接着剤が塗布されたパネルの端面に、前記糊ローラに後行して移動するプレスローラにより、前記供給機構から供給される縁材を押圧して縁貼りすることを特徴とする。なお、移動手段および供給機構は数値制御により高精度に制御されるもので、これによって高品質でばらつきのない製品が得られる。
また、前記移動手段に、パネルに縁貼りされた縁材のパネルの端面から張り出している不要部分を除去するトリミングヘッドを設け、前記縁貼ヘッドを用いてパネルの端面に縁貼りした後、前記移動手段により、前記トリミングヘッドをパネルの端面に沿って移動させることにより、トリミング作業を行うことを特徴とする。
また、平面形状が曲線的な外形形状を有するパネルの端面に、縁材を貼着する縁貼機であって、前記パネルを支持する支持ステージと、前記パネルの端面に接着材を塗布する糊ローラ、および接着剤が塗布された前記パネルの端面に前記縁材を押圧して接着するプレスローラを備えた縁貼ヘッドと、該縁貼ヘッドを前記パネルを支持する支持ステージの平面内におけるX−Y方向および鉛直方向に移動させる移動手段、および縁貼ヘッドの鉛直軸の回りでの回動位置を制御する回動制御手段と、前記縁貼ヘッドに縁材を供給する供給機構と、前記支持ステージに前記パネルを固定支持した状態で、前記移動手段および回動制御手段により、前記糊ローラとプレスローラとを前記パネルの端面に対向させつつ前記縁貼ヘッドをパネルの端面に沿って移動させ、前記糊ローラを前記パネルの端面に押接しながら転動させてパネルの端面に接着剤を塗布し、前記糊ローラに後行して移動するプレスローラにより、前記供給機構から供給される縁材を接着剤が塗布されたパネルの端面に押圧して縁貼りする制御手段とを備えていることを特徴とする。制御手段としては、公知の数値制御による加工手段を利用することができる。
また、前記移動手段および回転制御手段に連繋して、パネルに縁貼りされた縁材のパネルの端面から張り出している不要部分を除去するための、一対のカッタ刃を有するトリミングヘッドが設けられていることを特徴とする。これによって、パネルに貼着した縁材のトリミング作業をきわめて効率的に行うことができる。
また、前記一対のカッタ刃によるトリミング位置を規制する基準位置を位置出しすべく前記パネルの端面に当接して転動する倣いローラが、前記カッタ刃の回転軸と同軸の位置に設けられていることを特徴とする。なお、同軸の位置に設けられているとは、カッタ刃の回転軸が倣いローラの軸孔に対して径方向に若干可動であることを意味する。倣いローラをカッタ刃の回転軸と同軸の位置に設けることによって、パネルの曲線部分についても的確に面取り等のトリミングを施すことが可能となる。
また、前記縁貼ヘッドとトリミングヘッドの角度制御手段として、1個のサーボモータを共通に設け、前記縁貼ヘッドとトリミングヘッドとの連繋を切り換える切換機構が設けられていることを特徴とする。
また、前記糊ローラは、先端側をパネルの端面に押圧する向きに付勢して支持された第1のアームの先端部に軸支され、前記プレスローラは、先端側をパネルの端面に押圧する向きに付勢して支持された第2のアームの先端部に軸支されていることを特徴とする。糊ローラとプレスローラとを回動可能に軸支されたアームの先端部に取り付けたことによって、被加工品であるパネルの公差による曲線部分の位置ずれに対応して縁貼りすることができ、曲線部分で縁貼ヘッドの向きが変わる場合でも、縁貼ヘッドの動きに滑らかに追随して縁貼りすることができる。
また、前記縁貼ヘッドに縁材を供給する供給機構は、前記縁材をパネルの端面に送出するガイドユニットを前記第2のローラに支持して設け、該第2のローラが揺動した際であっても、前記縁材の前記パネルの端面への投入方向が一定となるように設けられていることを特徴とする。
また、前記プレスローラには、パネルに縁貼り開始する際に、前記パネルの端面上での転動方向と同方向に前記プレスローラを強制的に回転駆動する駆動機構が設けられていることを特徴とする。これにより、縁貼り開始点に正確に縁材の端縁を位置合わせして縁貼りすることが可能になる。
また、前記糊ローラは、ホルダの前面に周方向の一部を露出させて軸支され、前記ホルダに連通してホルダに接着剤を供給する糊タンクが設けられていることを特徴とする。糊タンクからホルダに接着剤が供給され、糊ロールが回転することによって、糊ロールの外周面に接着材が被着され、パネルの端面に接着剤が塗布される。
本発明に係る縁貼方法および縁貼機によれば、糊ローラによりパネルの端面に接着剤を塗布した後に、プレスローラにより縁材をパネルの端面に貼着するから、パネルの端面に均一な厚さに接着剤を塗布することができ、縁材が貼着された状態での仕上がり面の平滑度を向上させることができる。
また、本方法および本装置によれば、外形形状が曲線的に形成されたパネルの縁貼り作業が自動化され、ばらつきなく、かつ効率的な縁貼りを行うことができる。
また、1台の装置でトリミング作業をあわせて行うように構成することにより、さらに効率的に製品を製造することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1および図2は、本発明に係る縁貼機の第1の実施の形態の概略構成を示す平面図および正面図である。本実施形態の縁貼機は、ワークを支持する支持ステージ10と、縁貼ヘッド60を支持ステージ10の左右方向(X方向)に移動させるX方向の移動手段20と、縁貼ヘッド60を支持ステージ10の前後方向(Y方向)に移動させるY方向の移動手段30と、縁貼ヘッド60ドを鉛直方向(Z方向)に移動させるZ方向の移動手段40と、縁貼ヘッド60のZ軸の軸線の回りでの回動位置(θ角度)を制御する回動制御手段50とを備える。
支持ステージ10は端面に縁材が貼着されるワークであるパネル5を水平に支持するためのもので、支持ステージ10上にはパネル5をエア吸着して支持するための吸着盤12が配置されている。この吸着盤12は、支持ステージ10上の任意位置に配置可能とするため、支持ステージ10に対向する面に真空吸引装置に接続するエア吸着孔が設けられている。また、パネル5をエア吸着するため、吸着盤12の上端面に真空吸引装置に連通するエア吸着孔が設けられる。
支持ステージ10にはパネル5を支持ステージ10内で位置決めしてセットするための定規14が設けられている。定規14は鉛直方向に突出入するシリンダの上端に軸線方向を鉛直方向に向けて円柱体が取り付けられたものである。本実施形態では、支持ステージ10の側縁に沿って2つ、支持ステージ10の側縁に直角方向に2つの定規14が配置されている。
縁貼ヘッド60をX方向に移動する移動手段20は、支持ステージ10の上方に、支持ステージ10を幅方向(支持ステージ10の側縁方向と直角方向)に跨ぐ配置に架設されたガイドバー21と、ガイドバー21の側面に沿って移動可能に設けられたスライドヘッド22と、スライドヘッド22をガイドバー21の長手方向の任意位置に位置決めして移動させる駆動機構23とからなる。駆動機構23は、たとえばスライドヘッド22にボールねじを螺合し、ボールねじを回動駆動するサーボモータによって構成される。縁貼ヘッド60はスライドヘッド22に支持され、スライドヘッド22がガイドバー21に沿ってX方向に移動する際に、スライドヘッド22とともにX方向に移動する。
縁貼ヘッド60をY方向に移動する移動手段30は、支持ステージ10の両側縁に沿って移動可能に設けられ、上端部に前記ガイドバー21の両端部が固定された一対の支持バー31a、31bと、支持バー31a、31bの下端間を連結する連結バー33と、連結バー33に連繋して設けられ、連結バー33を支持ステージ10の前後方向に進退動させる駆動機構34とを備える。駆動機構34は、たとえば、連結バー33にボールねじを螺合し、ボールねじを回動駆動するサーボモータによって構成される。支持バー31a、31bは支持ステージ10の両側縁に取り付けられたスライドガイド32a、32bにより、水平方向に移動するようにガイドされる。
ガイドバー21は支持バー31a、31bにより水平に支持され、駆動機構34により連結バー33が支持ステージ10の前後方向に押動されることにより、支持バー31a、31bとともにガイドバー21が支持ステージ10の前後方向に移動し、これとともに、スライドヘッド22を介してガイドバー21に支持された縁貼ヘッド60がY方向に移動する。
縁貼ヘッド60のZ軸の回りでの回動位置を制御する回動制御手段50は、縁貼ヘッド60を支持する支持板61を吊持するようにして支持する支持ロッド51と、支持ロッド51を軸線の回りで回動させて支持板61の回動位置を規定するサーボモータ等の駆動部52とからなる。
縁貼ヘッド60をZ方向に移動させる移動手段40は、縁貼ヘッド60を支持する支持板61を吊持する支持ロッド51を昇降駆動するサーボモータ等の駆動機構からなる。
縁貼ヘッド60は、パネル5の端面に接着剤を塗布するための糊ローラ62と、糊ローラ62に接着剤を供給する糊タンク62aと、パネル5の端面に縁材を押圧して貼着するプレスローラ63とを備える。
縁貼ヘッド60には、パネル5の端面に接着される縁材70を供給する供給機構から縁材70が供給される。縁材70を供給する供給機構は、図1に示すように支持ステージ10の後方に配置される。70aが縁材70を巻回したテープロールである。この供給機構は製品に応じて縁材70を交換可能とするため、支持ステージ10に脱着可能に設けられている。
図3に、縁貼ヘッド60と、縁材70の供給機構の平面図を示す。
縁貼ヘッド60には、糊ローラ62およびプレスローラ63が、ともに軸線方向を鉛直向きとし、所定間隔離間させて支持板61に支持されている。図4に、糊ローラ62とプレスローラ63とを正面方向から見た状態を示す。糊ローラ62は支持板61の一端側に、支持軸65を介して支持板61に軸支された第1のアーム64の先端に支持されている。プレスローラ63は支持板61の他端側に、支持軸67を介して支持板61に軸支された第2のアーム66の先端部に回動自在に支持されている。
第1のアーム64には糊ローラ62によるパネル5の端面に対する押圧力を調節する調節機構としてエアシリンダによる弾性押圧機構(不図示)が付設されている。また、第2のアーム66を支持する支持軸67には第2のアーム66を回動駆動する駆動手段としてエアシリンダ68が連繋して設けられている。エアシリンダ68は支持軸67および第2のアーム66を介してプレスローラ63によるパネル5の端面に対する押圧力を制御するためのものである。
糊ローラ62の側方には、糊ローラ62を支持するホルダ内に接着剤を供給する糊タンク62aが設けられている。糊ローラ62はホルダの前面でローラの周長の1/3程度の範囲が露出するように支持され、ローラの前面に沿ったホルダの開口部の両サイドには、糊ローラ62によって塗布される接着剤の塗布量を制御するためのシャッターロッド(不図示)が設けられている。シャッターロッドは糊ローラ62の外周面との離間間隔を調節することにより糊ローラ62に付着する接着剤の分量を調節し、糊ローラ62の外周面に当接させた状態で接着剤が排出されない状態になる。
図3に示すように、縁材70の供給機構は、テープロール70aと、縁材70の送り出しローラ71と、ガイドローラ72とを備える。74は、縁材70の送り出し長さを検知するエンコーダである。また、78は縁材70を切断するカット機構である。カット機構は、縁材70をカットするカット刃と、カット刃を縁材70の供給路を横切るように進退動させるエアシリンダとを備える。これらの供給機構は、支持プレート79に支持されて、支持ステージ10の後方に脱着可能に設けられる。
供給機構から供給される縁材70はスライドヘッド22に支持されている支持板61に装着されたガイドローラ73、クランパ75、ガイド板76を経由して、糊ローラ62とプレスローラ63との中間位置に供給される。クランパ75およびガイド板76は、供給機構によって縁材70が送り出され、縁材70の先端がプレスローラ63の周面に接触する所定位置まで達したところで、縁材70をクランプして停止させるためのものである。クランパ75は、縁貼ヘッド60が縁材70を貼着する位置に移動する際に、縁材70をクランプして支持プレート10に固定された支持プレート79から縁材70を引き出す作用をなす。ガイド板76の端部には縁材70の先端が通過した時点を検知する光電管77が設けられている。
続いて、上記実施形態の縁貼機を用いて、パネル5の端面に縁材70を貼着する作用について説明する。
まず、図1に示すように、所定形状に抜き加工されたパネル5を支持ステージ10の上に位置合わせしてセットする。パネル5を位置合わせする際には、定規14のエアシリンダに装着した円柱体を上位置に移動させ、円柱体の周側面にパネル5の端面を当接させて位置合わせする。パネル5を位置合わせしたところで、吸着盤12からエア吸引し、パネル5を所定位置に位置決めして支持ステージ10に支持する。
本実施形態では、縁貼ヘッド60を数値制御により移動しながら縁貼り操作を行うから、事前にパネル5の外形形状の数値データを得ておく必要がある。本実施形態の縁貼機では、前工程でパネル材からパネル5を抜き加工する際の抜き加工データを縁貼り用のデータに利用して縁貼りする。パネル5の抜き加工データが利用できない場合には、プログラム入力、画像処理等によってあらかじめパネル5の外形形状を取り込んでデータ化しておけばよい。
支持ステージ10にパネル5を支持した後、定規14のエアシリンダを駆動し円柱体をパネル5と干渉しない位置まで下げ、縁貼り作業を開始する。
本実施形態では、まず、X方向の移動手段20の駆動機構23を駆動してガイドバー21上でスライドヘッド22を図1のA点に移動させる。このA点は、吸着盤12にエア吸着されているパネル5の、支持ステージ10の側縁と平行に支持されている側縁に一致する位置である。
次いで、Y方向の移動手段30の駆動機構34を駆動して、ガイドバー21を図1のB点まで移動させる。すなわち、駆動機構34を駆動して縁貼ヘッド60をパネル5のB点まで移動させる。B点はパネル5の一方の側縁の最端部位置であり、このB点を起点として縁材70を貼着開始する。
縁貼ヘッド60をB点まで移動させたところで、Z方向の移動手段40により、糊ローラ62とプレスローラ63の上下中央位置がパネル5の端面に一致する位置まで縁貼ヘッド60が降下され、回動制御手段50により支持板61が回動されて、糊ローラ62とプレスローラ63とがパネル5の端面に正対するように向きが自動的に調節される(θ角度調整)。
なお、縁貼ヘッド60がB点に移動してきたところで、縁材70の供給機構によりプレスローラ63に縁材70が接触する所定位置にまで縁材70が供給されている。B点では、縁貼ヘッド60の糊ローラ62がパネル5の最端部の位置に一致する位置にあり、この状態からY方向の移動手段30を駆動して縁貼ヘッド60をY方向に移動させて縁貼り開始する。
本実施形態の縁貼機では、糊ローラ62がプレスローラ63に先行してパネル5の端面上を移動し、糊ローラ62によって接着剤をパネル5の端面に塗布した後、続けてプレスローラ63により接着剤が塗布されたパネル5の端面に縁材70を押圧して縁材70を貼着していく。糊ローラ62とプレスローラ63は、第1のアーム64と第2のアーム66のてこ作用によりパネル5の端面を弾性的に押圧し、パネル5の製造公差によるばらつきをアームの振れ量によって吸収するとともに、所要の弾性力をもって接着剤を塗布し、縁材70を貼着することが可能となる。
図5は、パネル5の一方の最端部であるB点から、他方の最端部であるC点まで縁材70を貼着する際における縁貼ヘッド60の作用を説明的に示したものである。
P1点は、B点から縁貼ヘッド60を若干移動させ、縁材70の端部をパネル5の最端部にプレスローラ63によって押接した状態を示す。
糊ローラ62は縁貼ヘッド60の移動とともにパネル5の端面上を転動して接着剤をパネル5の端面に塗布し、プレスローラ63は縁貼ヘッド60の移動とともに、縁材70を外面側からパネル5の端面に押圧するようにして縁材70を貼着する作用をなす。縁材70は、プレスローラ63により外面から押圧される作用と縁貼ヘッド60が移動する作用によりテープロール70aから徐々に繰り出されて貼着される。
P2点は、パネル5の一方の側縁の中間地点で縁材70を貼着している状態である。糊ローラ62の回転とともにパネル5の端面に接着剤80が塗布され、プレスローラ63によって縁材70がパネル5の端面に押接されて貼着される。縁貼ヘッド60は、パネル5の端面に沿ってY方向に直線的に移動している。なお、接着剤80をパネル5の端面に塗布する際には、縁貼ヘッド60の移動速度と、糊ローラ62の周速度を一致させることが、均一に接着剤80を塗布する上で重要である。このことは、テーブルのコーナーなどの曲面部分の動作制御においてとくに重要となる。
P3点は、パネル5のコーナー部に沿って、縁材70を貼着する様子を示す。コーナー部では、パネル5の外形形状が曲線的になっているから、回動制御手段50により縁貼ヘッド60の支持板61のθ角度制御と、X方向、Y方向の移動手段20、30を同時に制御する必要がある。
図では、糊ローラ62がプレスローラ63に先行してコーナー部を通過し、プレスローラ63がコーナー上を通過している状態を示す。支持板61のθ角度が変わることにより、糊ローラ62が先行してコーナー部を通過した後、プレスローラ63は、糊ローラ62を追いかけるように第2のアーム66がすぼまりなが追随してコーナー部分を通過する。このようにプレスローラ63が、第2のアーム66に支持され、エアシリンダ68によってパネル5の側面(端面)に常時当接する向きに付勢して支持されていることにより、パネル5のコーナー部分について確実に縁材70を押圧しながら縁貼りすることが可能になる。
P4点は、パネル5の前端面に縁材70を貼着する様子を示す。この貼着操作では、X方向の移動手段20により、縁貼ヘッド60をX方向に移動させることによって縁貼りする。
P5点は、パネル5の他方の側縁に縁材70を貼着する様子を示す。この貼着操作では、Y方向の移動手段30により縁貼ヘッド60をY方向に移動させて縁貼りする。縁材70の供給機構では、エンコーダ74により縁材70の供給長さを検出し、縁貼ヘッド60が移動して縁貼りに必要な長さの縁材70が繰り出されたところで、カット機構78により縁材70がカットされる。縁材70は縁貼ヘッド60によってガイド支持されているから、縁貼ヘッド60がC点位置まで移動してくることにより、パネル5の他方の最端部のC点位置に縁材70の端部が一致するように貼着される。
実際には、支持プレート79は支持ステージの後方に固定されており、縁貼ヘッド60がX−Y方向に移動する際に支持プレート79のテープロール70aからは長く縁材70が引き出されるから、テープロール70aから引き出された縁材70の長さがパネル5の端部に貼着するに十分の長さになった所定長さ位置で縁材70をカットし、残り分をパネル5に貼着するようにする。このように、テープロール70aから長く縁材70が繰り出されないようにしながら貼着するように制御すると、テープロール70aを別のものに交換するといった段取り替えが簡単にできるという利点がある。
C点まで縁貼り完了したら、縁貼ヘッド60をパネル5の端面から離間させ、Z方向の移動手段により縁貼ヘッド60をパネルの上方の退避位置に移動させ、ガイドバー21およびスライドヘッド22を図1の初期位置まで移動させた後、吸着盤12によるエア吸着を解除してパネル5を支持ステージ10から取り外し、次のパネル5を支持ステージ10にセットして次回の縁貼り操作を行えばよい。
(第2の実施の形態)
図6、7および8は、本発明に係る縁貼機の第2の実施の形態の構成を示す。本実施の形態の縁貼機の基本構成は、第1の実施の形態において説明した縁貼機と共通である。すなわち、パネル5を支持する支持ステージ10と、パネル5の側面に縁材70を貼り付ける縁貼ヘッド60と、縁貼ヘッド60をX方向、Y方向、Z方向に移動させる移動手段20、30、40と、縁貼ヘッド60のθ方向の回動位置を制御する回動制御手段50と、縁貼ヘッド60に縁材70を供給するテープロール70aを備えた縁材の供給機構とを備える。
本実施形態の縁貼機において特徴的な構成は、縁貼ヘッド60に設けたプレスローラ63を駆動する駆動機構と、縁貼ヘッド60から縁材70を送り出すガイド機構の構成にある。
すなわち、プレスローラ63は縁貼ヘッド60がパネル5の側面に沿って移動する際に、縁材70上で自転しながら縁材70をパネル5の側面に押圧して貼着していく。このプレスローラ63によって縁材70を貼着する際に、貼着開始点(パネル5の端点)ではプレスローラ63が静止した状態から回転開始するため、縁材70が縁貼ヘッド60の移動方向に僅かに引っ張られ、縁材70の貼着開始位置がパネル5の端点から位置ずれしてしまうことがある。これを防止するため、本実施形態では、貼着開始点でプレスローラ63を縁材70上での転動方向と同方向で、周速がパネル5上での移動速度と一致するように強制的に回転駆動させる駆動機構を設けている。
プレスローラ63を回転駆動する駆動機構として本実施形態では、エアシリンダ630の駆動ロッドにワンウェイのラック631を取り付け、プレスローラ63にピニオンを取り付けて、ラックピニオンの機構によってエアシリンダ630の駆動ロッドを突出させた際にピニオンが回転してプレスローラ63が回転駆動されるようにした。エアシリンダ630の入力ポートと出力ポートにともにエア圧を作用させ、出力ポートのエア圧を入力ポートのエア圧よりも下げるようにバランスさせて調節することで、貼着開始時におけるプレスローラ63の回転速度を適切に調節することが可能である。もちろん、エアシリンダ630を使わず、たとえばサーボモータを用いてプレスローラ63を回転駆動することにより、貼着開始点に正確に縁材70の貼り出し位置を一致させるように制御することも可能である。
図8は、本実施形態での縁材70の供給機構の平面図を示す。支持プレート79に支持されたテープロール70a、カット機構78等の構成は第1の実施の形態における供給機構と同様である。本実施形態において特徴的な構成は、糊ローラ62とプレスローラ63との中間に縁材70を導出するガイドユニットの構成にある。すなわち、本実施形態においては、縁材70の繰り出し方向をガイドするガイド板76、クランパ75、ガイドローラ73、縁材70の送り位置を検知する光電管77をガイドユニット700として構成し、ガイドユニット70をプレスローラ63を支持する第2のアーム66に取り付けたことを特徴とする。すなわち、第2のアーム66が回動した際に、ガイドユニット70が第2のアーム66とともに回動するように設けたことを特徴とする。
プレスローラ63は縁材70をパネル5の側面(端面)に向けて押圧する作用を有しており、ガイドユニット700はパネル5の側面に対して縁材70の投入方向を規定する作用を有している。本実施形態の場合は、第2のアーム66にガイドユニット700を支持する構成としたことによって、パネル5のコーナー部を通過するような場合で、第2のアーム66の向きが変動するような場合でも、第2のアーム66に支持されているプレスローラ63とガイドユニット700との相対位置関係はなんら変わらないから、プレスローラ63に対する縁材70の投入角度が全工程にわたって変わることがない。
このように、プレスローラ63に対する縁材70の投入角度が変わらないようにして縁貼りする方法によれば、パネル5のコーナー部が鋭角に形成されているような場合でも、縁材70がコーナー部で弛んだり、折れ曲がったりせずに貼着することができ、コーナー部の縁材70に折れ曲がり痕が生じたり、厚いプラスチック材の場合に白化したりすることを防止することができる。
なお、曲がりにくく白化しやすい縁材70を取り扱いやすくするため、ガイドユニット700の送出端側にヒータ701を設け、縁材70を加温して軟化させてパネル5に貼着するようにすることも有効である。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明に係る縁貼機の第3の実施の形態の構成を示す説明図である。本実施の形態の縁貼機は、縁貼り作業に加えてトリミング作業を可能にしたことを特徴とする。
図9は、前述したガイドバー21に支持されるスライドヘッド22に、縁貼ヘッド60とトリミングヘッド90とが取り付けられた状態を示す。縁貼ヘッド60が、支持板61に糊ローラ62とプレスローラ63が支持され、支持ロッド51に支持板61が支持されて構成されることについては上述した実施形態と同様である。
トリミングヘッド90は、回転軸91に鉛直方向に離間して支持された一対の円錐形のカッタ刃92a、92bを備え、回転軸91がアーム94および支持軸95を介して支持板96に支持されて構成され、支持板96は支持ロッド97を介してスライドヘッド22に支持される。40aは支持板96を昇降駆動する(Z方向制御)駆動モータである。なお、回転軸91は電動モータ等の回転駆動機構に連繋されるが、図10では駆動機構を省略している。
前述したように、縁貼ヘッド60はZ軸の回りでの回動位置(θ角度)を制御するため支持ロッド51のθ角度を調整するサーボモータ等の駆動部52を設けている。本実施形態では、θ角度制御用の駆動部としてサーボモータ100を設け、サーボモータ100の出力軸と支持ロッド51の上端に設けた切換手段としてのクラッチ付きプーリ55との間にタイミングベルト102aを掛け渡して、サーボモータ100によって支持ロッド51のθ角度調節を可能にした。また、トリミングヘッド90をθ角度調整するため、トリミングヘッド90を支持する支持ロッド97の上端部に切換手段としてのクラッチ付きプーリ98を設け、サーボモータ100とクラッチ付きプーリ98との間にタイミングベルト102bを掛け渡す構成としている。
本実施形態の縁貼機では、まず縁貼ヘッド60を用いて、パネル5の端面に縁材70を貼着完了した後、トリミングヘッド90を駆動して、パネルの端面から張り出している縁材70の不要部分を除去する。
縁貼ヘッド60を駆動する際には、トリミングヘッド90に連繋するクラッチ付きプーリ98を切って、縁貼ヘッド60のクラッチ付きプーリ55とサーボモータ100とを連結させ、トリミングヘッド90を駆動する際には、クラッチ付きプーリ55を切り、クラッチ付きプーリ98とサーボモータ100とを連繋させて使用する。これによって、縁貼ヘッド60とトリミングヘッド90とを切り換えて使用することができる。
図10は、カッタ刃92a、92bをパネル5の端面のコーナー部に当接させ、パネル5の端面から上方および下方に張り出した縁材70の不要部を除去し、パネル5の縁部分を面取りしている様子を示す。縁貼り作業の際におけると同様に、パネル5の端面に沿ってトリミングヘッド90を移動させることによって、パネル5の端面が曲線的に形成されている場合でも、パネル5の端面の形状にならってトリミングすることができる。
なお、図10においては、カッタ刃92a、92bによるトリミング操作を確実に行えるようにするため、パネル5の端面に貼着された縁材70に当接して転動する倣いローラ93を設け、この倣いローラ93により縁材70の表面を基準位置として、サーボモータ等の駆動機構104により、カッタ刃92a、92bの回転軸91の軸芯位置を制御することによって面取りの深さ等を調節することができる。本実施形態では倣いローラ93の軸孔径を回転軸91の軸径よりも若干大径として面取り量を調整可能にするとともに、カッタ刃92a、92bと略同芯位置に倣いローラ93を配置することにより、パネル5のコーナー部等の曲線部分を通過してトリミングする際に、的確なトリミングができるようにしている。
トリミングの際の面取り量は、カッタ刃92a、92bの軸線方向(高さ方向)の位置にも依存するし、異なる厚さのパネル5を処理する際にはカッタ刃92a、92bの高さ位置を調節しなければならない。このような基準位置出しのためには、パネル5の表裏面にガイドローラ105を配し、ガイドローラ105の高さ位置を基準位置としてカッタ刃92a、92bの高さ位置を調節すればよい。
このように、カッタ刃92a、92bの面取り量を調節したり、カッタ刃92a、92bの高さ位置を調節する操作をサーボモータ等により自動的に調節できるようにしておくことで、縁貼機に多種類の製品(パネル)をかけて処理するといった場合に、調節が容易で簡単に対応できるという自動機による利点を生かすことが可能となる。
もちろん、縁貼り操作とトリミング操作とを1台の装置で行えるようにすることで、商品の仕上げまでの加工が一連の加工として行えることで、作業効率を向上させることができるという利点もある。
なお、上記実施形態においては、縁貼ヘッド60とトリミングヘッド90とを共通のサーボモータ100によって駆動制御するように構成したが、縁貼ヘッド60とトリミングヘッド90の位置合わせ等に用いる制御機構、駆動機構については、各々別個に独立して設けることも可能である。縁貼ヘッド60とトリミングヘッド90の制御機構を別個に設けた場合でも、ガイドバー21およびスライドヘッド22等のX方向とY方向の移動機構を共通化することによって、装置の構成を簡素化することができる。
上述した各実施形態において説明したように、本発明に係る縁貼機によれば、平面形状が曲線的な外形形状に形成されているパネル(ワーク)であっても、その曲線形状(曲線経路)にしたがって縁貼ヘッド60をX−Y方向に移動させ、Z軸の回りでの回動制御(θ角度制御)を行うことでにより、確実にワークの端面に縁貼りすることが可能になる。とくに、ワークの端面に接着剤を塗布する糊ローラ62と縁材70をワークの端面に押圧するプレスローラ63とを別個に設け、糊ローラ62を用いてワークの端面に接着剤を塗布した後、接着剤が塗布されたワークの端面に縁材70を貼着する構成としたことによって、縁材70として薄厚のものを使用した場合でも、縁材が伸びたり、変形したりすることがなく、縁貼り面を平滑に仕上げることが可能になる。
これは、パネルの端面に接着剤を塗布した後に縁材70を貼着することにより、ホットメルトのような高温の接着剤が縁材70に直接塗布されることがなく、縁材70が接着剤の熱によって変形することを防止すること、また、糊ローラ62によって端面を押圧するようにして接着剤を塗布することにより、余分の接着剤が端面からパネルの表面側に押し出されてパネルの端面には薄く、均一に接着剤を塗布され、貼着した状態で縁材の表面に凹凸が生じる問題を解消することによる。また、パネルがポーラス的な素材からなる場合に、糊ローラ62によってパネルの端面に接着剤を塗布すると、素材の凹み部分に接着剤が充填され、縁材の被接着面が均一面(平坦面)になって、貼着した縁材の表面が凹凸のない面に仕上がるという効果もある。
また、本発明の縁貼機は、曲面部分を含むパネル(ワーク)の縁貼りを自動化したことによって、従来は困難であった曲面貼りによる縁貼りを効率的に行うことを可能とし、ばらつきのない仕上がりの製品として提供することが可能になる。また、実際の縁貼り作業では、数値制御によって作業を行うから、各種製品のデータを記憶・保存しておくことにより、多様な製品の縁貼りに迅速に対応することが可能になるという利点がある。
縁貼機の第1の実施の形態の概略構成を示す平面図である。 縁貼機の第1の実施の形態の概略構成を示す正面図である。 縁貼ヘッドと縁材の供給機構の構成を示す平面図である。 糊ローラとプレスローラを正面方向から見た状態を示す説明図である。 縁貼り時における糊ローラとプレスローラの作用を示す説明図である。 縁貼機の第2の実施の形態の概略構成を示す平面図である。 縁貼機の第2の実施の形態の概略構成を示す正面図である。 第2の実施の形態における縁貼ヘッドと縁材の供給機構の構成を示す平面図である。 縁貼機の第3の実施の形態の主要部の構成を示す説明図である。 トリミング加工の状態を示す説明図である。
符号の説明
5 パネル
10 支持ステージ
12 吸着盤
14 定規
20 X方向の移動手段
21 ガイドバー
22 スライドヘッド
23 駆動機構
30 Y方向の移動手段
31a、31b 支持バー
32a、32b スライドガイド
33 連結バー
34 駆動機構
40 Z方向の移動手段
50 回動制御手段
51 支持ロッド
52 駆動部
55、98 クラッチ付きプーリ
60 縁貼ヘッド
61 支持板
62 糊ローラ
62a 糊タンク
63 プレスローラ
64 第1のアーム
66 第2のアーム
70 縁材
70a テープロール
78 カット機構
80 接着剤
90 トリミングヘッド
91 回転軸
92a、92b カッタ刃
100 サーボモータ
102a、102 タイミングベルト
700 ガイドユニット

Claims (10)

  1. 平面形状が曲線的な外形形状を有するパネルの端面に、縁材を貼着する縁貼方法であって、
    糊ローラとプレスローラとを備えた縁貼ヘッドを、前記パネルを支持する支持ステージの平面内におけるX−Y方向と、鉛直方向と、鉛直軸の回りの回動方向で移動させる移動手段と、前記縁貼ヘッドに前記縁材を供給する供給機構とを設け、
    前記支持ステージに前記パネルを固定支持した状態で、前記移動手段により、前記糊ローラとプレスローラとを前記パネルの端面に対向させつつ、パネルの端面に沿って前記縁貼ヘッドを移動させ、
    前記糊ローラを前記パネルの端面に押接しながら転動させることにより、パネルの端面に接着剤を塗布し、
    該接着剤が塗布されたパネルの端面に、前記糊ローラに後行して移動するプレスローラにより、前記供給機構から供給される縁材を押圧して縁貼りすることを特徴とする縁貼り方法。
  2. 前記移動手段に、パネルに縁貼りされた縁材のパネルの端面から張り出している不要部分を除去するトリミングヘッドを設け、
    前記縁貼ヘッドを用いてパネルの端面に縁貼りした後、前記移動手段により、前記トリミングヘッドをパネルの端面に沿って移動させることにより、トリミング作業を行うことを特徴とする請求項1記載の縁貼り方法。
  3. 平面形状が曲線的な外形形状を有するパネルの端面に、縁材を貼着する縁貼機であって、
    前記パネルを支持する支持ステージと、
    前記パネルの端面に接着材を塗布する糊ローラ、および接着剤が塗布された前記パネルの端面に前記縁材を押圧して接着するプレスローラを備えた縁貼ヘッドと、
    該縁貼ヘッドを前記パネルを支持する支持ステージの平面内におけるX−Y方向および鉛直方向に移動させる移動手段、および縁貼ヘッドの鉛直軸の回りでの回動位置を制御する回動制御手段と、
    前記縁貼ヘッドに縁材を供給する供給機構と、
    前記支持ステージに前記パネルを固定支持した状態で、前記移動手段および回動制御手段により、前記糊ローラとプレスローラとを前記パネルの端面に対向させつつ前記縁貼ヘッドをパネルの端面に沿って移動させ、前記糊ローラを前記パネルの端面に押接しながら転動させてパネルの端面に接着剤を塗布し、前記糊ローラに後行して移動するプレスローラにより、前記供給機構から供給される縁材を接着剤が塗布されたパネルの端面に押圧して縁貼りする制御手段とを備えていることを特徴とする縁貼機。
  4. 前記移動手段および回転制御手段に連繋して、パネルに縁貼りされた縁材のパネルの端面から張り出している不要部分を除去するための、一対のカッタ刃を有するトリミングヘッドが設けられていることを特徴とする請求項3記載の縁貼機。
  5. 前記一対のカッタ刃によるトリミング位置を規制する基準位置を位置出しすべく前記パネルの端面に当接して転動する倣いローラが、前記カッタ刃の回転軸と同軸の位置に設けられていることを特徴とする請求項4記載の縁貼機。
  6. 前記縁貼ヘッドとトリミングヘッドの角度制御手段として、1個のサーボモータを共通に設け、前記縁貼ヘッドとトリミングヘッドとの連繋を切り換える切換機構が設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の縁貼機。
  7. 前記糊ローラは、先端側をパネルの端面に押圧する向きに付勢して支持された第1のアームの先端部に軸支され、
    前記プレスローラは、先端側をパネルの端面に押圧する向きに付勢して支持された第2のアームの先端部に軸支されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項記載の縁貼機。
  8. 前記縁貼ヘッドに縁材を供給する供給機構は、前記縁材をパネルの端面に送出するガイドユニットを前記第2のローラに支持して設け、該第2のローラが揺動した際であっても、前記縁材の前記パネルの端面への投入方向が一定となるように設けられていることを特徴とする請求項7記載の縁貼機。
  9. 前記プレスローラには、パネルに縁貼り開始する際に、前記パネルの端面上での転動方向と同方向に前記プレスローラを強制的に回転駆動する駆動機構が設けられていることを特徴とする請求項7記載の縁貼機。
  10. 前記糊ローラは、ホルダの前面に周方向の一部を露出させて軸支され、前記ホルダに連通してホルダに接着剤を供給する糊タンクが設けられていることを特徴とする請求項3記載の縁貼機。
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