JP2014218327A - エレベータのピット梯子装置 - Google Patents

エレベータのピット梯子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ピット梯子の強度を容易にかつより確実に確保することができるエレベータのピット梯子装置を得る。【解決手段】連結機構部14は、連結ピン21と、連結ピン21がスライド可能に挿入された長穴22が設けられた長穴形成部23とを有している。保持機構部15は、嵌合ピン31と、嵌合溝32が設けられた開放部形成部33とを有している。連結ピン21及び嵌合ピン31はタラップ11に設けられ、長穴形成部23及び開放部形成部33はタラップ12に設けられている。長穴22はタラップ12の長手方向に沿って延びている。タラップ11,12を含む梯子本体13が展開状態のときは、連結ピン21に対する長穴形成部23のスライドでタラップ11,12同士が近づくことにより、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌る。嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌ると、梯子本体13の展開状態が保たれる。【選択図】図5

Description

この発明は、例えばエレベータの保守時に保守員が昇降路のピット部と乗場出入口との間を移動するために用いられるエレベータのピット梯子装置に関するものである。
従来のエレベータでは、昇降路のピット部に設置された機器を保守点検する保守員が最下階の乗場出入口からピット部に出入りするために、ピット梯子が昇降路のピット部に設置されていることがある。従来のピット梯子は、ヒンジにより互いに連結された2つのタラップを有し、2つのタラップがヒンジを中心に回動されることにより折り畳まれたり展開されたりする折り畳み式の梯子とされている。ピット梯子は、エレベータの通常運転時に折り畳まれ、エレベータの保守時に展開される(例えば特許文献1参照)。
特開2008−114975号公報
しかし、従来のピット梯子では、2つのタラップがヒンジで連結されているだけなので、展開状態にされたピット梯子に保守員が乗ってピット梯子に横方向への荷重がかかると、ヒンジの負担が大きくなってしまい、ヒンジが破損してしまうおそれがある。即ち、従来のピット梯子では、横方向への荷重に対してピット梯子の強度を確保することができなくなるおそれがある。
また、横方向への荷重に対してピット梯子の強度を確保するために、ピット梯子を展開させた状態で、2つのタラップ同士を長い棒ねじで締結することも考えられるが、2つのタラップ同士を棒ねじで締結する作業を保守員が乗場出入口から行う必要があり、ピット梯子を展開するときの手間が大きくなってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ピット梯子の強度を容易にかつより確実に確保することができるエレベータのピット梯子装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのピット梯子装置は、順次連結された複数のタラップを有し、タラップ同士の回動により、折り畳み状態と展開状態との間で変化する梯子本体、連結軸と、連結軸がスライド可能に挿入された長穴が設けられている長穴形成部とを有し、互いに隣り合うタラップのうち、一方に連結軸が設けられ、他方に長穴形成部が設けられており、互いに隣り合うタラップ同士を連結軸を中心に回動可能に連結する連結機構部、及び突起部と、開放部が設けられている開放部形成部とを有し、互いに隣り合うタラップのうち、一方に突起部が設けられ、他方に開放部形成部が設けられており、突起部が開放部に嵌ることにより、互いに隣り合うタラップ同士の回動を阻止して梯子本体の展開状態を保つ保持機構部を備え、長穴は、長穴形成部が設けられているタラップの長手方向に沿って延び、梯子本体が展開状態であるときには、長穴形成部が連結軸に対して長穴に沿ってスライドされながら、互いに隣り合うタラップ同士が近づくことにより、突起部が開放部に嵌る。
この発明に係るエレベータのピット梯子装置によれば、梯子本体が展開状態であるときに、互いに隣り合うタラップ同士を近づけることにより、開放部形成部の開放部に突起部を嵌めることができる。これにより、ピット梯子に横方向の荷重がかかったときに、横方向の荷重を突起部で受けることができ、連結機構部の負担を軽減することができる。これにより、ピット梯子の強度を容易にかつより確実に確保することができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのピット梯子装置の不使用時の状態を示す側面図である。 図1のピット梯子装置の使用時の状態を示す側面図である。 図1のピット梯子の連結機構部及び保持機構部を示す側面図である。 図3の梯子本体の展開状態において各タラップ同士の回動が許容されているときの連結機構部及び保持機構部の状態を示す側面図である。 図4のタラップ同士の回動が阻止されて梯子本体の展開状態が保たれているときの連結機構部及び保持機構部の状態を示す側面図である。 図4のピット梯子の連結機構部及び保持機構部を示す正面図である。 図1のロック装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのピット梯子装置の不使用時の状態を示す側面図である。 図8のピット梯子装置の使用時の状態を示す側面図である。 図8の中段の各タラップ間に設けられた連結機構部及び保持機構部を示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのピット梯子装置におけるピット梯子の連結機構部及び保持機構部を示す側面図である。 図11の梯子本体の展開状態において各タラップ同士の回動が許容されているときの連結機構部及び保持機構部の状態を示す側面図である。 図12のタラップ同士の回動が阻止されて梯子本体の展開状態が保たれているときの連結機構部及び保持機構部の状態を示す側面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのピット梯子装置の不使用時の状態を示す側面図である。また、図2は、図1のピット梯子装置の使用時の状態を示す側面図である。図において、かご及び釣合おもりが昇降される昇降路1のピット部(下端部)2には、ピット梯子装置3が設置されている。ピット梯子装置3は、ピット部2の底面に固定された支持台4と、支持台4に回動可能に取り付けられたピット梯子5と、ピット梯子5に接続されたワイヤ(紐状体)6と、ピット梯子5に設けられ、ワイヤ6を把持するロック装置7とを有している。
支持台4は、最下階の乗場出入口8の下方に配置されている。また、支持台4には、最下階の乗場出入口8の間口方向(幅方向)に沿った梯子取付軸9が設けられている。ピット梯子5は、支持台4に対して梯子取付軸9を中心に回動可能になっている。
ピット梯子5は、順次連結された複数(この例では、2つ)のタラップ11,12を含む梯子本体13と、互いに隣り合うタラップ11,12同士を回動可能に連結する連結機構部14と、互いに隣り合うタラップ11,12同士の回動を阻止するための保持機構部15とを有している。
この例では、梯子本体13の2つのタラップ11,12のうち、下段のタラップ11が梯子本体13における最下段のタラップとされ、上段のタラップ12が梯子本体13における最上段のタラップとされている。支持台4には、最下段のタラップ11が回動可能に取り付けられている。
梯子本体13は、支持台4に対する最下段のタラップ11の回動及び各タラップ11,12同士の回動により、最下段のタラップ11が倒れて各タラップ11,12が互いに重なる折り畳み状態(図1)と、最下段のタラップ11が立ち上がって各タラップ11,12が直線上に並ぶ展開状態(図2)との間で変化する。
ここで、図3は、図1のピット梯子5の連結機構部14及び保持機構部15を示す側面図である。また、図4は、図3の梯子本体13の展開状態において各タラップ11,12同士の回動が許容されているときの連結機構部14及び保持機構部15の状態を示す側面図である。さらに、図5は、図4のタラップ11,12同士の回動が阻止されて梯子本体13の展開状態が保たれているときの連結機構部14及び保持機構部15の状態を示す側面図である。また、図6は、図4のピット梯子5の連結機構部14及び保持機構部15を示す正面図である。
各タラップ11,12は、図6に示すように、タラップ11,12の幅方向について互いに離して配置された一対の縦材18と、タラップ11,12の長手方向について互いに間隔を置いて配置され、一対の縦材18間にそれぞれ固定された足場としての複数の横材19とをそれぞれ有している。上段のタラップ12に含まれる複数の横材19のいずれかは、上段のタラップ12の下段側端部に固定されている。下段のタラップ11に含まれる複数の横材19のいずれかは、下段のタラップ11の上段側端部に固定されている。
ワイヤ6は、図6に示すように、ピット梯子5の幅方向両側にそれぞれ配置されている。各タラップ11,12の横材19には、各ワイヤ6を個別に通す一対のガイド穴(ガイド部)20がそれぞれ設けられている。各ガイド穴20は、梯子本体13が展開状態であるときに梯子本体13の長手方向に沿った直線上に配置される。
連結機構部14及び保持機構部15は、図6に示すように、梯子本体13の幅方向両端部にそれぞれ設けられている。
連結機構部14は、図3〜図5に示すように、下段のタラップ11に固定された連結ピン(連結軸)21と、上段のタラップ12に固定され、連結ピン21がスライド可能に挿入された長穴22が設けられている長穴形成部23と、互いに離れる方向へ各タラップ11,12を付勢する付勢ばね(付勢体)24とを有している。
保持機構部15は、下段のタラップ11に固定された嵌合ピン(突起部)31と、上段のタラップ12に長穴形成部23を介して固定され、嵌合溝(開放部)32が設けられている開放部形成部33とを有している。
この例では、長穴22及び嵌合溝32が設けられている共通の固定板40が上段のタラップ11の縦材18に固定されている。これにより、固定板40のうち、長穴22が設けられている部分が長穴形成部23とされ、嵌合溝32が設けられている部分が開放部形成部33とされている。また、この例では、下段のタラップ11に係合して下段のタラップ11に対する上段のタラップ12の回動範囲を制限するストッパ41が固定板40に固定されている。ストッパ41が下段のタラップ11に係合している状態では、図4及び図5に示すように、各タラップ11,12が直線上に並んで梯子本体13が展開状態となっている。
各タラップ11,12は、長穴22に挿入された連結ピン21を中心に回動可能に連結されている。また、上段のタラップ12は、長穴形成部23(固定板40)が連結ピン21に対して長穴22に沿ってスライドされることにより、連結ピン21との距離が変化する方向へ変位される。
連結ピン21は、下段のタラップ11の縦材18からタラップ11の幅方向外側へ突出している。長穴22は、長穴形成部23が固定されている上段のタラップ12の長手方向に沿って延びている。これにより、梯子本体13が展開状態であるときには、図4及び図5に示すように、長穴22の長手方向が梯子本体13の長手方向と一致し、各タラップ11,12が直線上に並んだ状態を保ったまま、上段のタラップ12が下段のタラップ11に対して梯子本体13の長手方向へ変位される。これにより、下段のタラップ11の上段側端部の横材19と上段のタラップ12の下段側端部の横材19とが互いに接離する。
固定板40には、ばね受け板42が固定されている。ばね受け板42は、上段のタラップ12の幅方向外側へ固定板40から突出している。また、ばね受け板42は、長穴22の位置よりも上段のタラップ12の上段側端部に近い位置(上方)に配置されている。付勢ばね24は、連結ピン21とばね受け板42との間で縮められ、連結ピン21とばね受け板42との間の間隔を広げる方向へ弾性復元力を発生している。各タラップ11,12は、付勢ばね24の弾性復元力により、互いに離れる方向へ付勢されている。
嵌合ピン31は、下段のタラップ11の縦材18からタラップ11の幅方向外側へ突出している。また、嵌合ピン31は、連結ピン21と異なる位置に配置されている。この例では、下段のタラップ11を幅方向に沿って見たとき、図3〜図5に示すように、連結ピン21及び嵌合ピン31がいずれも下段のタラップ11の長手方向の軸線上に配置され、嵌合ピン31が連結ピン21の位置よりも下段のタラップ11の下段側端部に近い位置(下方)に配置されている。
嵌合溝32の深さ方向は、上段のタラップ12の長手方向と一致している。また、嵌合溝32は、長穴22と異なる位置に設けられている。この例では、上段のタラップ12を幅方向に沿って見たとき、図3〜図5に示すように、長穴22及び嵌合溝32がいずれも上段のタラップ12の長手方向の軸線上に設けられ、嵌合溝32が長穴22の位置よりも上段のタラップ12から離れた位置に設けられている。
上段のタラップ12は、長穴22の長手方向の範囲で連結ピン21に対してスライド可能になっている。上段のタラップ12の下段側端部が連結ピン21から最も離れているときには、図3及び図4に示すように、嵌合ピン31が嵌合溝32から外れている。嵌合ピン31が嵌合溝32から外れているときには、各タラップ11,12同士の連結ピン21を中心とする回動が許容される。
梯子本体13が展開状態であるときには(即ち、各タラップ11,12が直線上に並んでいるときには)、長穴形成部23(固定板40)が連結ピン21に対して長穴22に沿ってスライドされながら各タラップ11,12同士が近づくことにより、図5に示すように、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌る。保持機構部15は、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌ることにより、各タラップ11,12同士の連結ピン21を中心とする回動を阻止し、梯子本体13の展開状態を保つ。嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌っている状態では、上段のタラップ12の下段側端部と下段のタラップ11の上段側端部とが互いに接触している。
2本のワイヤ6は、図1及び図2に示すように、最下段のタラップ11にそれぞれ接続されている。ロック装置7は、2本のワイヤ6に対応させて、最上段のタラップ12の一対の縦材18にそれぞれ設けられている。各ワイヤ6は、最下段のタラップ11に対するワイヤ6の接続部16から、各タラップ11,12のガイド穴20(図6)にタラップ11,12の連結順に順次通された後、ロック装置7を通され、ロック装置7から上方へ引き出されている。
乗場出入口8の下部に位置する昇降路1の内壁面には、ワイヤ6が着脱可能なワイヤ取付具17が固定されている。ピット梯子装置3が使用されないエレベータの通常運転時には、図1に示すように、最上段のタラップ12のロック装置7から引き出されたワイヤ6がワイヤ取付具17に取り付けられる。また、エレベータの通常運転時には、梯子本体13が折り畳み状態とされ、かご及び釣合おもりとピット梯子装置3との干渉が回避されている。
エレベータの保守時にピット梯子装置3が使用されるときには、ワイヤ取付具17から外されたワイヤ6が引き上げられてワイヤ6が直線状に近づくことにより、最下段のタラップ11が支持台4に対して上方へ回動されるとともに、互いに隣り合うタラップ11,12同士が回動されて、梯子本体13が展開状態となる。梯子本体13が展開状態となると、図2に示すように、梯子本体13の上部が乗場出入口8に達する。
図7は、図1のロック装置7を示す構成図である。ロック装置7は、ワイヤ6が内部空間を通されたハウジング51と、ハウジング51内に設けられ、ワイヤ6を把持するロック機構部52と、ロック機構部52によるワイヤ6の把持を解除するための解除レバー53とを有している。
ロック機構部52は、ラチェット歯車54と、ラチェット歯車54の外周部との間でワイヤ6を挟む押さえ部材55と、ラチェット歯車54に向けて押さえ部材55を押圧し、ラチェット歯車54と押さえ部材55との間でワイヤ6を把持させる複数の押圧ばね(押圧力発生部)56と、ラチェット歯車54の正方向(図7の時計方向)及び逆方向(図7の反時計方向)の回転のうち、逆方向への回転のみを阻止する爪57とを有している。
爪57は、ラチェット歯車54の回転方向に対して傾斜して設けられている。これにより、爪57は、ラチェット歯車54の外周部に対して撓みながらラチェット歯車54の正方向への回転を許容し、ラチェット歯車54の外周部の歯に係合してラチェット歯車54の逆方向への回転を阻止する。
押圧ばね56は、ハウジング51の内面と押さえ部材55との間で縮められた状態で弾性復元力を発生している。押さえ部材55は、押圧ばね56の弾性復元力を受けながら、ラチェット歯車54に向かって押圧されている。
ワイヤ6は、ラチェット歯車54の外周部に沿って曲がった状態で、ラチェット歯車54と押さえ部材55との間で把持されている。ワイヤ6が把持されている状態では、ロック装置7に対するワイヤ6の移動がラチェット歯車54の回転によってのみ許容される。これにより、ロック装置7に対しては、ラチェット歯車54の正方向への回転に応じた方向へのワイヤ6の移動が許容され、ラチェット歯車54の逆方向への回転に応じた方向へのワイヤ6の移動が阻止される。
ロック機構部52は、ラチェット歯車54の正方向への回転を許容し、ラチェット歯車54の逆方向への回転を阻止することにより、最下段のタラップ11の接続部16とロック装置7との間のワイヤ6の長さが短くなる方向(短縮方向)へのロック装置7に対するワイヤ6の移動を許容し、最下段のタラップ11の接続部16とロック装置7との間のワイヤ6の長さが長くなる方向(伸長方向)へのロック装置7に対するワイヤ6の移動を阻止する。
解除レバー53は、押さえ部材55に設けられ、押さえ部材55からハウジング51外へ突出している。ラチェット歯車54と押さえ部材55との間でのワイヤ6の把持は、解除レバー53が引かれて、押さえ部材55がラチェット歯車54から離れることにより解除される。ラチェット歯車54と押さえ部材55との間でのワイヤ6の把持が解除されると、短縮方向及び伸長方向のいずれの方向へもワイヤ6がロック装置7に対して移動可能になる。
次に、エレベータの保守時にピット梯子装置3を使用するときの手順について説明する。ピット梯子装置3を使用する前は、図1に示すように、梯子本体13が折り畳み状態となっているとともに、ワイヤ6が弛んだ状態でワイヤ取付具17に取り付けられている。
エレベータの保守時にピット梯子装置3を使用するときには、まず、保守員45は、乗場出入口8でワイヤ6をワイヤ取付具17から外し、ワイヤ6を引き上げる。これにより、最下段のタラップ11が支持台4に対して上方へ回動されながら、梯子本体13が展開される方向へ各タラップ11,12同士が回動される。各タラップ11,12同士が回動されるときには、付勢ばね24の付勢力によって各タラップ11,12が互いに離れた状態が保たれる。また、このとき、ロック装置7に対してワイヤ6が短縮方向へ移動されながらワイヤ6が直線状に近づき、最下段のタラップ11とロック装置7との間でワイヤ6が張った状態となる。
各タラップ11,12が直線上に並ぶ梯子本体13の展開状態となると、保守員45は、ワイヤ6を引いて最下段のタラップ11とロック装置7との間でワイヤ6を張った状態を保ちながら、最上段のタラップ12を付勢ばね24の付勢力に逆らって押し下げ、各タラップ11,12同士を接触させる。これにより、図5に示すように、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌り、各タラップ11,12同士の回動が阻止される。このとき、各タラップ11,12は付勢ばね24によって互いに離れる方向への付勢力を受けているが、ロック装置7によってワイヤ6の移動が阻止されることにより、ワイヤ6によって最上段及び最下段のタラップ11,12が互いに引っ張られた状態が保たれ、各タラップ11,12同士が接触して嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌った状態が保たれる。
この後、梯子本体13の展開状態が保たれている状態でピット梯子5を乗場出入口8の下部に立て掛ける。これにより、ピット梯子装置3が使用可能になり、乗場出入口8からピット部2への保守員45の出入りが可能になる。
ピット部2に設置された機器の保守作業が終了した後、ピット梯子装置3を元に戻すときには、保守員45が乗場出入口8からロック装置7の解除レバー53を引いてロック装置7によるワイヤ6の把持を解除する。
ロック装置7によるワイヤ6の把持が解除されると、ロック装置7に対してワイヤ6が伸長方向へ移動可能になり、各タラップ11,12同士が付勢ばね24の付勢力によって自動的に離れる。これにより、嵌合ピン31が嵌合溝32から外れ、各タラップ11,12同士の回動が許容される状態となる。
この後、保守員45は、乗場出入口8でワイヤ6を持ちながら、ピット梯子5を昇降路1側へ押す。これにより、最下段のタラップ11が横に倒れる方向へ支持台4に対して回動されるとともに、各タラップ11,12同士が回動されて、梯子本体13が折り畳み状態となる。この後、ワイヤ6をワイヤ取付具17に取り付けることにより、ピット梯子装置3の使用を終了する。
このようなピット梯子装置3では、梯子本体13が展開状態であるときに、連結ピン21に対して長穴形成部23が長穴22に沿ってスライドされながら各タラップ11,12同士が近づいて、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌るので、梯子本体13を展開して最上段のタラップ12を押すだけで、嵌合溝32に対して嵌合ピン31を梯子本体13の長手方向へ変位させて嵌合溝32に嵌合ピン31を容易に嵌めることができる。これにより、例えば展開状態のピット梯子5に保守員45が乗ることでピット梯子5に横方向の荷重(即ち、梯子本体13の長手方向に垂直な方向の荷重)がかかったときに、横方向の荷重を嵌合ピン31で受けることができ、連結機構部14の負担を軽減することができる。これにより、連結機構部14の破損を容易に防止することができ、ピット梯子5の強度を容易にかつより確実に確保することができる。また、嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌ることにより、連結ピン21を中心とする各タラップ11,12同士の回動も、より確実に阻止することができる。
また、最下段のタラップ11にワイヤ6が接続され、各タラップ11,12に設けられたガイド穴20にワイヤ6が順次通されているので、最下階の乗場出入口8からワイヤ6を引き上げるだけで、各タラップ11,12同士を回動させることができ、折り畳み状態の梯子本体13を容易に展開状態とすることができる。
また、最上段のタラップ12に設けられたロック装置7は、最下段のタラップ11とロック装置7との間のワイヤ6の長さが短くなる短縮方向へのワイヤ6の移動を許容し、最下段のタラップ11とロック装置7との間のワイヤ6の長さが長くなる伸長方向へのワイヤ6の移動を阻止するので、各タラップ11,12同士を近づけて嵌合ピン31が嵌合溝32に嵌った状態をより確実に保つことができ、梯子本体13の展開状態をより確実に保つことができる。
また、互いに隣り合う各タラップ11,12は、付勢ばね24によって互いに離れる方向へ付勢されているので、タラップ11,12同士が回動されるときに、タラップ11,12同士が当たることを防止することができ、タラップ11,12同士を円滑に回動させることができる。
また、ロック装置7には、ワイヤ6の把持を解除する解除レバー53が設けられているので、最下段及び最上段のタラップ11,12をワイヤ6で引っ張った状態を容易に解除することができ、梯子本体13の展開状態を容易に解除することができる。
なお、上記の例では、長穴形成部23及び開放部形成部33が一体となっているが、長穴形成部23と開放部形成部33とを上段のタラップ12に別個に固定してもよい。
また、上記の例では、連結ピン21が下段のタラップ11に固定され、長穴形成部23が上段のタラップ12に固定されているが、下段のタラップ11に長穴形成部23を固定し、上段のタラップ12に連結ピン21を固定してもよい。
また、上記の例では、嵌合ピン31が下段のタラップ11に固定され、開放部形成部33が上段のタラップ12に固定されているが、下段のタラップ11に開放部形成部33を固定し、上段のタラップ12に嵌合ピン31を固定してもよい。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2によるエレベータのピット梯子装置3の不使用時の状態を示す側面図である。また、図9は、図8のピット梯子装置3の使用時の状態を示す側面図である。この例では、梯子本体13において順次連結されたタラップの数が4つとされている。即ち、梯子本体13は、支持台4に回動可能に取り付けられた最下段のタラップ11と、ロック装置7が設けられた最上段のタラップ12と、最下段のタラップ11と最上段のタラップ12との間に順次連結された2つの中段のタラップ61とを有している。
梯子本体13には、タラップ11,12,61のうち、互いに隣り合うタラップ同士をそれぞれ回動可能に連結する複数の連結機構部14と、タラップ11,12,61のうち、互いに隣り合うタラップ同士の回動をそれぞれ阻止して梯子本体13の展開状態を保つ複数の保持機構部15とが設けられている。各連結機構部14及び各保持機構部15のそれぞれの構成は、実施の形態1と同様である。連結機構部14及び保持機構部15は、最下段のタラップ11及び中段のタラップ61間と、中段の各タラップ61間と、中段のタラップ61及び最上段のタラップ12間とにそれぞれ設けられている。
梯子本体13は、支持台4に対する最下段のタラップ11の回動及び各タラップ11,12,61同士の回動により、最下段のタラップ11が倒れて各タラップ11,12,61が互いに重なる折り畳み状態(図8)と、最下段のタラップ11が立ち上がって各タラップ11,12,61が直線上に並ぶ展開状態(図9)との間で変化する。この例では、各タラップ11,12,61同士の回動方向を交互に反対にして各タラップ11,12,61が蛇腹状に重なるように梯子本体13が折り畳み可能になっている。従って、ストッパ41は、互いに隣り合うタラップ11,12,61同士の回動方向が各連結機構部14で交互に逆になるように、固定板40に取り付けられるストッパ41の位置が連結機構部14ごとに変えられている。
図10は、図8の中段の各タラップ61間に設けられた連結機構部14及び保持機構部15を示す側面図である。中段の各タラップ61は、最下段のタラップ11及び最上段のタラップ12と同様に、一対の縦材18と、一対の縦材18間に固定された複数の横材19とを有している。
また、各タラップ11,12,61の横材19には、2本のワイヤ6をそれぞれ通す一対のガイド穴(ガイド部)20が設けられている。各タラップ11,12,61のガイド穴20は、梯子本体13が展開状態となると、梯子本体13の長手方向に沿った直線上に配置される。
2本のワイヤ6は、図8及び図9に示すように、最下段のタラップ11にそれぞれ接続されている。各ワイヤ6は、最下段のタラップ11に対するワイヤ6の接続部16から、各タラップ11,12,61のガイド穴20(図10)にタラップ11,12,61の連結順に順次通された後、ロック装置7を通され、ロック装置7から上方へ引き出されている。他の構成及びピット梯子装置3の使用手順は、実施の形態1と同様である。
このように、最下段のタラップ11と最上段のタラップ12との間に複数の中段のタラップ61が順次連結されているので、ピット部2の深さがエレベータごとに異なる場合であっても、中段のタラップ61の数を調整することにより、ピット梯子5の展開時の長さを自由に調整することができる。また、中段のタラップ61の数を多くすることにより、タラップ11,12,61自体の長手方向の長さをそれぞれ短くするができ、折り畳み状態の梯子本体13の水平方向についての寸法を小さくすることができる。これにより、例えばピット部2の深さが大きいが奥行きが狭い昇降路1に対しても、ピット部2に設置された機器を避けてピット梯子装置3を設置することができる。また、中段のタラップ61の数を増やしても、中段のタラップ61の種類が増加することはないので、様々なピット部2の深さに対応しつつ、ピット梯子装置3の部品点数の増加を抑制することができる。また、中段のタラップ61の数を増やして連結機構部14及び保持機構部15のそれぞれの数が増えても、ロック装置7によるワイヤ6の把持によって梯子本体13の展開状態を保つことができる。従って、連結機構部14及び保持機構部15のそれぞれの数が増えても、タラップ同士の回動を阻止のための固定作業を保持機構部15ごとに行う必要がなくなり、一度の操作で同時に固定作業を行うことができ、梯子本体13の展開状態を容易に保つことができる。
なお、上記の例では、中段のタラップ61の数が2つとされているが、中段のタラップ61の数を1つとしてもよいし3つ以上としてもよい。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3によるエレベータのピット梯子装置3におけるピット梯子5の連結機構部14及び保持機構部15を示す側面図である。また、図12は、図11の梯子本体13の展開状態において各タラップ11,12同士の回動が許容されているときの連結機構部14及び保持機構部15の状態を示す側面図である。さらに、図13は、図12のタラップ11,12同士の回動が阻止されて梯子本体13の展開状態が保たれているときの連結機構部14及び保持機構部15の状態を示す側面図である。
連結機構部14は、下段のタラップ11に連結軸固定板71を介して固定された連結ピン(連結軸)21と、上段のタラップ12に固定され、連結ピン21がスライド可能に挿入された長穴22が設けられている長穴形成部23と、互いに離れる方向へ各タラップ11,12を付勢する付勢ばね(付勢体)24とを有している。
連結軸固定板71は、連結軸固定板71が固定された下段のタラップ11を幅方向に沿って見たとき、下段のタラップ11の長手方向の軸線に対して屈曲した形状となっている。連結ピン21は、連結軸固定板71の端部に固定されている。これにより、連結ピン21は、下段のタラップ11を幅方向に沿って見たとき、下段のタラップ11の長手方向の軸線から外れた位置に配置されている。
長穴形成部23は、長穴形成部23が固定された上段のタラップ12を幅方向に沿って見たとき、上段のタラップ12の長手方向の軸線に対して屈曲した形状となっている。これにより、長穴22は、上段のタラップ12を幅方向に沿って見たとき、上段のタラップ12の長手方向の軸線から外れた位置に配置されている。また、長穴22は、上段のタラップ12の長手方向に沿って延びている。
長穴形成部23には、ばね受け板42が固定されている。ばね受け板42は、長穴22の位置よりも上段のタラップ12の上段側端部に近い位置に配置されている。付勢ばね24は、連結ピン21とばね受け板42との間で縮められ、連結ピン21とばね受け板42との間の間隔を広げる方向へ弾性復元力を発生している。各タラップ11,12は、付勢ばね24の弾性復元力により、互いに離れる方向へ付勢されている。
保持機構部15は、下段のタラップ11の上段側端部に位置する横材19に固定された突起部72と、上段のタラップ12の下段側端部に固定され、嵌合孔(開放部)73が設けられている開放部形成部33とを有している。
突起部72は、下段のタラップ11の長手方向外側へ横材19から突出している。また、突起部72内には、ワイヤ6を通すガイド穴20が貫通している。
嵌合孔73の貫通方向は、上段のタラップ12の長手方向と一致している。この例では、上段のタラップ12の下段側端部に位置する横材19に嵌合孔73が直接設けられている。これにより、この例では、横材19の嵌合孔73が設けられた部分が開放部形成部33とされている。また、この例では、嵌合孔73が、ワイヤ6を通すガイド穴20を兼ねている。
梯子本体13が展開状態であるときには、梯子本体13を幅方向に沿って見たとき、図12及び図13に示すように、梯子本体13の長手方向の軸線上に突起部72及び嵌合孔73が配置され、梯子本体13の長手方向の軸線から外れた位置に連結ピン21及び長穴22が配置される。
上段のタラップ12は、長穴22の長手方向の範囲で連結ピン21に対してスライド可能になっている。上段のタラップ12の下段側端部が連結ピン21から最も離れているときには、突起部72が嵌合孔73から外れている。突起部72が嵌合孔73から外れているときには、各タラップ11,12同士の連結ピン21を中心とする回動が許容される。
梯子本体13が展開状態であるときには(即ち、各タラップ11,12が直線上に並んでいるときには)、長穴形成部23が連結ピン21に対して長穴22に沿ってスライドされながら各タラップ11,12同士が近づくことにより、図13に示すように、突起部72が嵌合孔73に嵌る。保持機構部15は、突起部72が嵌合孔73に嵌ることにより、各タラップ11,12同士の連結ピン21を中心とする回動を阻止し、梯子本体13の展開状態を保つ。他の構成及びピット梯子装置3の使用手順は、実施の形態1と同様である。
このように、下段のタラップ11の横材19に突起部72を設け、上段のタラップ12の横材19に嵌合孔73を設けても、連結ピン21に対して長穴形成部23をスライドさせて各タラップ11,12同士を近づけることにより、嵌合孔73に突起部72を容易に嵌めることができる。これにより、ピット梯子5に横方向の荷重がかかったときに、横方向の荷重を突起部72で受けることができ、連結機構部14の負担を軽減することができる。これにより、連結機構部14の破損を容易に防止することができ、ピット梯子5の強度を容易にかつより確実に確保することができる。また、突起部72が嵌合孔73に嵌ることにより、連結ピン21を中心とする各タラップ11,12同士の回動も、より確実に阻止することができる。
また、ワイヤ6を通すガイド穴20が突起部72内を貫通し、嵌合孔73がガイド穴20を兼ねているので、突起部72及びガイド穴20を同時に形成することができるとともに、嵌合孔73とガイド穴20とを別個に設ける必要がなくなる。これにより、ピット梯子5の製造を容易にすることができる。
なお、上記の例では、連結ピン21が連結軸固定板71を介して下段のタラップ11に固定され、長穴形成部23が上段のタラップ12に固定されているが、下段のタラップ11に長穴形成部23を固定し、上段のタラップ12に連結軸固定板71を介して連結ピン21を固定してもよい。
また、上記の例では、突起部72が下段のタラップ11の横材19に設けられ、嵌合孔73が上段のタラップ12の横材19に設けられているが、下段のタラップ11の横材19に嵌合孔73を設け、上段のタラップ12の横材19に突起部72を設けてもよい。この場合、下段のタラップ11の横材19の嵌合孔73が設けられた部分が開放部形成部33となる。
また、上記の例では、各タラップ11,12の長手方向の軸線から外れた位置に連結ピン21及び長穴22が配置されている連結機構部14と、各タラップ11,12の横材19に突起部72及び嵌合孔73が個別に設けられている保持機構部15とが実施の形態1のピット梯子5に適用されているが、実施の形態3の連結機構部14及び保持機構部15を実施の形態2のピット梯子5に適用してもよい。
また、各上記実施の形態では、最下段のタラップ11に接続された紐状体がワイヤ6とされているが、これに限定されず、例えばロープ又はチェーン等を紐状体としてもよい。
1 昇降路、2 ピット部、4 支持台、6 ワイヤ(紐状体)、7 ロック装置、11,12,61 タラップ、13 梯子本体、14 連結機構部、15 保持機構部、21 連結ピン(連結軸)、22 長穴、23 長穴形成部、24 付勢ばね(付勢体)、31 嵌合ピン(突起部)、32 嵌合溝(開放部)、33 開放部形成部、52 ロック機構部、53 解除レバー、72 突起部、73 嵌合孔(開放部)。

Claims (4)

  1. 順次連結された複数のタラップを有し、上記タラップ同士の回動により、折り畳み状態と展開状態との間で変化する梯子本体、
    連結軸と、上記連結軸がスライド可能に挿入された長穴が設けられている長穴形成部とを有し、互いに隣り合う上記タラップのうち、一方に上記連結軸が設けられ、他方に上記長穴形成部が設けられており、互いに隣り合う上記タラップ同士を上記連結軸を中心に回動可能に連結する連結機構部、及び
    突起部と、開放部が設けられている開放部形成部とを有し、互いに隣り合う上記タラップのうち、一方に上記突起部が設けられ、他方に上記開放部形成部が設けられており、上記突起部が上記開放部に嵌ることにより、互いに隣り合う上記タラップ同士の回動を阻止して上記梯子本体の展開状態を保つ保持機構部
    を備え、
    上記長穴は、上記長穴形成部が設けられている上記タラップの長手方向に沿って延び、
    上記梯子本体が展開状態であるときには、上記長穴形成部が上記連結軸に対して上記長穴に沿ってスライドされながら、互いに隣り合う上記タラップ同士が近づくことにより、上記突起部が上記開放部に嵌るエレベータのピット梯子装置。
  2. 昇降路のピット部に設けられた支持台、及び
    上記支持台に回動可能に取り付けられた最下段の上記タラップに接続され、各上記タラップのそれぞれに設けられたガイド部に順次通された紐状体
    をさらに備え、
    上記紐状体が引き上げられて直線状に近づくことにより、上記梯子本体が折り畳み状態から展開状態となる方向へ上記タラップ同士が回動される請求項1に記載のエレベータのピット梯子装置。
  3. 上記紐状体を把持するロック機構部と、上記ロック機構部による上記紐状体の把持を解除する解除レバーとを有し、最上段の上記タラップに設けられたロック装置
    をさらに備え、
    上記ロック機構部は、最下段の上記タラップと上記ロック装置との間の上記紐状体の長さが短くなる方向への上記ロック装置に対する上記紐状体の移動を許容し、最下段の上記タラップと上記ロック装置との間の上記紐状体の長さが長くなる方向への上記ロック装置に対する上記紐状体の移動を阻止する請求項2に記載のエレベータのピット梯子装置。
  4. 上記連結機構部は、互いに隣り合う上記タラップ同士が離れる方向へ各上記タラップを付勢する付勢体をさらに有している請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエレベータのピット梯子装置。
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