JP2015196572A - エレベータのかご上安全装置 - Google Patents

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和義 西山
Kazuyoshi Nishiyama
和義 西山
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Abstract

【課題】乗かごの天蓋上における作業に際し、作業者の足が天蓋を踏み外すことを防止できるエレベータのかご上安全装置の提供。【解決手段】本発明に係るエレベータのかご上安全装置は、天蓋2上に配置される手摺3が、第1手摺部10と、この第1手摺部10に対して摺動可能に設けられ、第1手摺部10の上側に配置される第2手摺部11とを含む。第1手摺部10は、空間部6内に収納される一対の脚部10aと横桟10bとを有し、第2手摺部11は、第1手摺部10の脚部10aのそれぞれに収納される一対の脚部11aと横桟11bとを有している。また本発明は、第1手摺部10と第2手摺部11とを互いに上下方向の摺動不能にロックする第1穴部10c、係止具16及びばね17を含むロック部と、第1手摺部10を下降不能に係止保持する爪部材21、ばね22及びヒンジ23を含む係止保持部とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、乗かごの天蓋上に、作業者の安全を確保する手摺を備えたエレベータのかご上安全装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、エレベータの乗かごの天蓋上の乗降口側を除く三方に、この天蓋上の作業者の安全を確保する3つの手摺から成る手摺部を備えている。手摺部のそれぞれの手摺は、乗かごを形成する内壁と外壁との間に形成される空間部に収納される一対の立柱すなわち脚部と、これらの立柱を連結する手摺枠すなわち横桟とを有している。また、手摺のそれぞれは、使用時には天蓋よりも高い所定の立設位置に保持され、不使用時には手摺枠が前述した所定の立設位置よりも低い位置に保持されるようになっている。
特開2009−155073号公報
前述した従来技術は、手摺のそれぞれを所定の立設位置に保持して乗かごの天蓋上で作業を行う際に、手摺の一対の立柱すなわち脚部と、手摺枠すなわち横桟とによって囲まれる空間部が大きくなることから、天蓋上の作業者の足が前述の空間部から外方にはみ出して天蓋を踏み外す虞がある。したがって、従来技術にあっては、天蓋を踏み外さないように十分に気を付けながら慎重に作業を行うことが要求される。これに伴って、天蓋上の作業の能率が低下する懸念がある。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、乗かごの天蓋上における作業に際し、作業者の足が天蓋を踏み外すことを防止できるエレベータのかご上安全装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るエレベータのかご上安全装置は、乗かごの天蓋上に配置され、前記天蓋上の作業者の安全を確保する手摺を備え、前記手摺は、前記乗かごを形成する内壁と外壁との間に形成される空間部に収納される一対の脚部と、これらの脚部を連結する横桟とを有し、使用時には前記天蓋よりも高い所定の立設位置に保持され、不使用時には前記横桟が前記所定の立設位置よりも低い位置となるように保持されるエレベータのかご上安全装置において、前記手摺は、第1手摺部と、この第1手摺部に対して摺動可能に設けられ、第1手摺部の上側に配置される第2手摺部とを含み、前記第1手摺部は、前記一対の脚部と、前記横桟とを有し、前記第2手摺部は、前記第1手摺部の前記一対の脚部のそれぞれに対して、及び前記第1手摺部の前記横桟に対して、上下方向に摺動可能に設けられる一対の脚部と、前記第1手摺部の前記横桟よりも上方に配置され、前記第2手摺部の前記一対の脚部を連結する横桟とを有し、前記第1手摺部と前記第2手摺部とを互いに上下方向の摺動不能にロックするロック部と、前記第1手摺部を下降不能に係止保持する係止保持部とを備えたことを特徴としている。
本発明に係るエレベータのかご上安全装置は、天蓋上における作業に際し、手摺が所定の立設位置に保持されている状態では、第2手摺部の横桟の下側に第1手摺部の横桟が配置された状態となる。したがって、天蓋上の作業者は、第1手摺部及び第2手摺部の横桟によって、天蓋の外方への動きが阻止され、作業者の足が天蓋を踏み外すことを防止できる。これにより本発明は、天蓋上の作業時に要求される慎重さが従来よりも緩和され、天蓋上の作業を従来に比べて能率良く行うことができる。
本発明に係るエレベータのかご上安全装置の一実施形態を示す平面図である。 本実施形態に備えられる手摺のうちの1つを、外壁を除いて示した正面図である。 本実施形態に備えられるガイド枠を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる手摺の倒れを防止する手摺倒れ防止部を示す図で、(a)図は正面図、(b)図は側面図である。 本実施形態に備えられるロック部を示す図で、(a)図はロック状態を示す側面図、(b)図は非ロック状態を示す側面図である。 本実施形態に備えられる係止保持部を示す斜視図である。 本実施形態に備えられる手摺に含まれる第1手摺部の上方向への動きを規制する規制部を示す図で、(a)図は側面図、(b)図は正面図である。 本実施形態に備えられる手摺の収納時の状態を示す斜視図である。 図8に示すように収納状態にある手摺の引き上げ動作開始時の状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態の要部を示す正面図である。 ガイド枠の他の例を示す斜視図である。 規制部の他の例を示す図で、(a)図は側面図、(b)図は正面図である。
以下、本発明に係るエレベータのかご上安全装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態に係るエレベータのかご上安全装置は、図1に示すように、エレベータの乗かご1の天蓋2上に、乗降口側を除く三方に配置され、この天蓋2上の作業者の安全を確保する3つの手摺3を備えている。これらの手摺3のそれぞれは、乗かご1を形成する内壁4と外壁5との間に形成される空間部6に収納される後述の一対の脚部を備えている。
図2に示すように、本実施形態に備えられる手摺3は、第1手摺部10と、この第1手摺部10に対して摺動可能に設けられ、第1手摺部10の上側に配置される第2手摺部11とを含んでいる。
第1手摺部10は、一対の脚部10aと横桟10bとを有している。一対の脚部10aのそれぞれは角筒状に形成され、天蓋2に設けられた穴部2aに挿入されて、前述した空間部6に収納されている。横桟10bはそれぞれの脚部10aの頂部を連結している。
第2手摺部11も、一対の脚部11aと横桟11bとを有している。一対の脚部11aは、第1手摺部10の脚部10aよりも小さい角筒状に形成され、第1手摺部10の横桟10eに形成した穴部10fを介して、第1手摺部10の脚部10aに挿入されている。横桟10bは、それぞれの脚部11aの頂部を連結している。この横桟11bには、天蓋2上で作業を行う作業者が第2手摺部11の横桟11bを把持する際の手掛かりとなる凹部11fを形成してある。
また、本実施形態は、第1手摺部10と第手摺部11とを互いに上下方向の摺動不能にロックするロック部を備えている。このロック部は例えば、図5の(a)図に示すように、第1手摺部10の脚部10aのそれぞれに形成した第1穴部10cと、第2手摺部11に形成したガイド穴11gにそれぞれ挿入可能に設けられ、第1穴部10cに係止される係止具16と、この係止具16を第1穴部10cに係止させるように付勢するばね17とを含んでいる。同図5の(a)図に示すように、ばね17によって付勢された係止具16が第1手摺部10の第1穴部10cに係止されることにより、第1手摺部10と第2手摺部11とはロック状態となる。また、同図5の(b)図に示すように、係止具16を第2手摺部11の脚部11a方向に押し込んで、係止具16と第1穴部10cとの係止を解くことにより、第1手摺部10と第2手摺部11とは非ロック状態となる。この非ロック状態となると、第2手摺部11の脚部11aは第1手摺部10の脚部10aに対して上下方向に摺動可能となる。
また、本実施形態は、第1手摺部10を下降不能に係止保持する係止保持部を備えている。この係止保持部は例えば図6に示すように、第1手摺部10の脚部10aに形成され、前述した脚部10aの第1穴部10cよりも下方に設けた貫通穴10dと、この貫通穴10dに挿入され、乗かご1の天蓋2に係止されるピン18と、このピン18を第1手摺部10の脚部10aに取り付けるひも19とを含んでいる。
また、本実施形態は、第1手摺部10の一対の脚部10aのそれぞれの、上下方向の摺動をガイドするガイド部材、例えばガイド枠14を備えている。図3に示すように、このガイド枠14は、例えば乗かご1の内壁4に取り付けられる一対の取り付け部14aと、これらの取り付け部14aから立設される一対の側部14bと、これらの側部14bを連結する上面部14cとを有している。このガイド枠14は、一枚板を折り曲げ形成したものである。
また、本実施形態は、所定の立設位置に保持されている手摺3を、天蓋2の外方へ向かって押圧した際の手摺3の倒れを防止する手摺倒れ防止部を備えている。この手摺倒れ防止部は、手摺3を所定の立設位置に保った際に、第1手摺部10の脚部10aの下方部分が空間部6内に十分な長さ有するようにすることを考慮して、第1手摺部10の脚部10aの長さ寸法を、第2手摺部11の脚部11aの長さ寸法よりも長く設定することによって構成されている。さらに、手摺倒れ防止部は、図4にも示すように、第1手摺部10の脚部10aの下端に設けられ、内壁4との接触面積を大きく確保可能な幅広部材15によっても構成されている。なお同図4の(b)図に示す幅広部材15の厚さ寸法は、内壁4と外壁5との間隔寸法よりもわずかに小さい寸法に設定してある。
また、本実施形態は、第2手摺部11の脚部11aが第1手摺部10の脚部10aに収納されている状態から、第2手摺部11を引き上げた際の第1手摺部10の上方向への移動を規制する規制部を備えている。この規制部は例えば図7に示すように、天蓋2上に設けたヒンジ23と、このヒンジ23に回動可能に取り付けられ、先端に第1手摺部10の横桟10bの上面に当接可能な幅広の爪部21aを有する爪部材21と、この爪部材21を、爪部21aが横桟10bの上面10eに当接するように付勢するばね22とを含む構成にしてある。なお、不使用時における図8に示す手摺3の収納状態にあっては、第2手摺部11の横桟11bの下面11dが第1手摺部10の横桟10bの上面10eに当接するように配置されている。図7の(b)に示すように、第2手摺部11の横桟11bの下面11d側に爪部材21の爪部21aを回避するくぼみ部11eを形成してある。これにより、前述した第1手摺部10の横桟10bの上面10eと第2手摺部11の横桟11bの下面11dとの当接が可能となる。
このように構成した本実施形態は、手摺3の不使用時には、図5に示す係止具16及びばね17を含むロック部が解除され、また図6に示す係止保持部のピン18が貫通穴10dから引き抜かれて第1手摺部10の脚部10aの係止保持が解除される。これにより、図8に示すように、第1手摺部10の横桟10bが乗かご1の天蓋2上に位置するように、第1手摺部10の脚部10aが前述した空間部6内に収納される。また、第2手摺部11の横桟11bが第1手摺部10の横桟10b上に当接するように、第2手摺部11の脚部11aが第1手摺部10の脚部10a内に収納された状態となる。すなわち、第1,第2手摺部10,11の横桟10b,11bが、手摺3の使用時の所定の立設位置よりも低い位置となるように保持される。
また、乗かご1の天蓋2上で作業を行う際には、天蓋2に乗り込んだ作業者は、手摺3のそれぞれをまず図7に示すように、爪部材21の爪部21aによって第1手摺部10の横桟10bの上方向への移動を阻止した状態において、図9に示す第2手摺部11の横桟11bのみを凹部11fに手を掛けて引き上げる。
この第2手摺部11の引き上げにより、図5の(a)図に示すようにばね17で付勢された係止具16が第1手摺部10の脚部10aの第1穴部10cに係止され、第1手摺部10の脚部10aと第2手摺部11の脚部11aとがロックされ、一体化される。
この状態で作業者は爪部材21を踏み込んで、爪部材21の爪部21aによる第1手摺部10の横桟10bの係止を解除し、第2手摺部11をさらに所定の立設位置よりわずかに上まで引き上げ、図6に示すピン18を第1手摺部10の脚部10aの貫通穴10dに挿入し、第2手摺部11に与えていた引き上げ力を緩める。これにより、第1手摺部10と第2手摺部11の自重によって手摺3が少し下降し、ピン18が天蓋2上に係止される。すなわち、手摺3が所定の立設位置に保持される。このような動作が、天蓋2に配置された3つの手摺3のそれぞれにおいて実施される。したがって、天蓋2上の作業者は、三方の手摺3に囲まれた領域内を作業のための移動可能範囲として所望の作業を実施することができる。
作業を終えた作業者は、図6に示すピン18を第1手摺部10の脚部10aに形成した貫通穴10dから引き抜き、爪部材21を踏み込んだ状態で第1手摺部10の横桟10bが乗かご1の天蓋2上に載置されるまで、第1手摺部10及び第2手摺部11を押し下げ、爪部材21に加えていた踏み込み力を緩める。これにより第1手摺部10の横桟10bは、天蓋2上にあって爪部材21の爪部21aによって押圧された状態となる。
次に、図5に示すように係止具16が第1手摺部10の脚部10aの第1穴部10cに係止されている状態から、第2手摺部11の脚部11a方向に係止具16を押圧して第1穴部10cに対する係止具16の係止を解き、この状態で第2手摺部11を、この第2手摺部11の横桟11bが第1手摺部10の横桟10bに当接するまで押し下げる。これによって手摺3は、前述した図8に示す収納状態となる。
以上のように構成した本実施形態は、手摺3が所定の立設位置に保たれている状態では、図2に示すように、第2手摺部11の横桟11bの下側に第1手摺部10の横桟10bが配置された状態となる。したがって、天蓋2上の作業者の脚を含む身体は、第1手摺部10及び第2手摺部11の横桟10a,11aによって天蓋2の外方への動きを阻止され、作業者の足が天蓋2を踏み外すことを防止できる。これにより本実施形態は、天蓋2上の作業時に要求される慎重さが緩和され、天蓋2上の作業の能率を向上させることができる。
また本実施形態は、ガイド枠14によって第1手摺部10の一対の脚部10aのそれぞれがガイドされることにより、第1手摺部10及び第2手摺部11を上下方向に円滑に移動させることができ、手摺3を立設させる操作を簡単に行うことができる。
また本実施形態は、所定の立設位置に保持されている手摺3が、天蓋2の外方に向かうように押圧された際に、幅広部材15等を含む前述の手摺倒れ防止部によって手摺3の倒れが防止される。すなわち天蓋2上の作業中に常時、手摺3が安定した形態に保たれ、天蓋2上の作業を安全に行うことができる。
また本実施形態は、所定の立設位置まで手摺3を引き上げる際に、はじめに規制部を活用して第2手摺部11のみを引き上げて、第1手摺部10と第2手摺部11とをロック部によってロックして一体化し、引き続いて第2手摺部11を引き上げる動作に伴って第1手摺部10も一緒に引き上げ、これにより手摺3が所定の立設位置に保持されるようにしてあることから、手摺3の引き上げ動作を容易に行うことができる。
また本実施形態は、第1手摺部10と第2手摺部11とをロックして一体化する操作を、第2手摺部11の引き上げ操作に伴ってロック部によって自動的に行うことができ、手摺3を所定の立設位置に保つ作業を簡単に行うことができる。
図10に示す本発明の第2実施形態は、前述した第1実施形態の構成に加えて、第2手摺部11に対して摺動可能に設けられ、第2手摺部11の上側に配置される第3手摺部30を設けた構成にしてある。
すなわち、この第2実施形態に備えられる第3手摺部30も、一対の脚部30aと横桟30bとを有している。一対の脚部30aのそれぞれは、第2手摺部11の脚部11aよりも小さい角形状に形成され、第2手摺部11の横桟11bに形成した穴部11iを介して、第2手摺部11の脚部11aに挿入される。また横桟30bは、一対の脚部30aの頂部を連結している。手摺3の収納時には、第3手摺部30の横桟30bは第2手摺部11の横桟11bに当接し、第2手摺部11の横桟11bは第1手摺部10の横桟10bに当接するようになっている。また、第1実施形態では、第2手摺部11の横桟11bの下面11dに設けられていた作業者の手掛かりとなる凹部11fは、この第2実施形態では設けずに、第3手摺部30の横桟30bの下面30cに手掛かりとなる凹部30dを設けてある。その他の構成は前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第2実施形態は、第1実施形態に比べて横桟の数が多くなることから、より確実に作業者の足が天蓋2を踏み外すことを防止できる。その他の作用効果は第1実施形態と同等である。
なお前述した第1,第2実施形態にあっては、第1手摺部10の脚部10a、第2手摺部11の脚部11a、及び第3手摺部30の脚部30aのそれぞれを角筒によって形成したが、これらを丸パイプや溝形鋼等によって形成してもよい。要するに第1手摺部10の脚部10a、第2手摺部11の脚部11a、第3手摺部30の脚部30aのそれぞれは、関連して配置されるものどうしが互いに摺動可能な部材によって構成されていればよい。
例えば第1手摺部10の脚部10aを丸パイプによって形成する場合には、第1手摺部10の脚部10aをガイドするガイド部材として、図11に示すようなガイド枠40を設けると都合がよい。このガイド枠40は、乗かご1の内壁4に取り付けられる一対の取り付け部40aと、これらの取り付け部40aに両端が接続され、丸パイプの形状に応じて形成した曲げ板部40bとを有している。このようなガイド枠40も一枚板を折り曲げて製作することができる。
また、前述した第1,第2実施形態では、第1手摺部10を下降不能に係止保持する係止保持部を構成するものとして第1手摺部10の脚部10aに形成した貫通穴10dに挿入されるピン18を設けたが、このピン18に代えて図12に示すように、前述した規制部を構成する爪部材21を兼用させるようにしてもよい。この場合、爪部材21を強度部材によって製作し、この爪部材21を第1手摺部10の脚部10aに対向する位置に配置する。また、爪部材21の爪部21bを第1手摺部10の脚部10aに形成した貫通穴10dに挿入可能な寸法を有する突起体に形成し、この爪部材21の爪部21bを第1手摺部10の脚部10aの貫通穴10dに挿入し、係止させることによって、第1手摺部10を下降不能に係止保持する。なお、第2手摺部11の横桟11bの下面11dには、爪部材21の爪部21bの形状寸法に応じた比較的小さなくぼみ部11hを設けるようにする。このように構成したものでは、爪部材21の踏み込み操作、及び踏み込み力を弱める操作によって、第1手摺部10の脚部10に形成された貫通穴10dへの爪部材21の爪部21bの挿入、離脱を行えるので、手摺3を所定の立設位置にする作業を容易に行うことができる。
1 乗かご
2 天蓋
2a 穴部
3 手摺
4 内壁
5 外壁
6 空間部
10 第1手摺部
10a 脚部
10b 横桟
10c 第1穴部(ロック部)
10d 貫通穴(係止保持部)
11 第2手摺部
11a 脚部
11b 横桟
12 ロック部
13 係止保持部
14 ガイド枠(ガイド部材)
15 幅広部材(手摺倒れ防止部)
16 係止具(ロック部)
17 ばね(ロック部)
18 ピン(係止保持部)
19 ひも(係止保持部)
20 規制部
21 爪部材(規制部)
21a 爪部
21b 爪部
22 ばね(規制部)
23 ヒンジ(規制部)
30 第3手摺部
30a 脚部
30b 横桟
40 ガイド枠(ガイド部材)

Claims (5)

  1. 乗かごの天蓋上に配置され、前記天蓋上の作業者の安全を確保する手摺を備え、
    前記手摺は、前記乗かごを形成する内壁と外壁との間に形成される空間部に収納される一対の脚部と、これらの脚部を連結する横桟とを有し、使用時には前記天蓋よりも高い所定の立設位置に保持され、不使用時には前記横桟が前記所定の立設位置よりも低い位置となるように保持されるエレベータのかご上安全装置において、
    前記手摺は、第1手摺部と、この第1手摺部に対して摺動可能に設けられ、第1手摺部の上側に配置される第2手摺部とを含み、
    前記第1手摺部は、前記一対の脚部と、前記横桟とを有し、
    前記第2手摺部は、前記第1手摺部の前記一対の脚部のそれぞれに対して、及び前記第1手摺部の前記横桟に対して、上下方向に摺動可能に設けられる一対の脚部と、前記第1手摺部の前記横桟よりも上方に配置され、前記第2手摺部の前記一対の脚部を連結する横桟とを有し、
    前記第1手摺部と前記第2手摺部とを互いに上下方向の摺動不能にロックするロック部と、
    前記第1手摺部を下降不能に係止保持する係止保持部とを備えたことを特徴とするエレベータのかご上安全装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータのかご上安全装置において、
    前記第1手摺部の前記一対の脚部のそれぞれの、上下方向の移動をガイドするガイド部材を備えたことを特徴とするエレベータのかご上安全装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータのかご上安全装置において、
    前記所定の立設位置に保持されている前記手摺を前記天蓋の外方に向って押圧した際の前記手摺の倒れを防止する手摺倒れ防止部を備えたことを特徴とするエレベータのかご上安全装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のエレベータのかご上安全装置において、
    前記第2手摺部を前記第1手摺部側から引き上げた際の前記第1手摺部の上方向への移動を規制する規制部を備えたことを特徴とするエレベータのかご上安全装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレベータのかご上安全装置において、
    前記ロック部は、前記第1手摺部の前記第1脚部のそれぞれに形成した第1穴部と、前記第2手摺部に設けられ、前記第1手摺部の前記第1穴部に係止される係止具と、この係止具を前記第1穴部に係止させるように付勢するばねとを含み、
    前記係止保持部は、前記第1手摺部の前記脚部に形成され、前記第1穴部よりも下方に設けた貫通穴と、この貫通穴に挿入され、前記乗かごの前記天蓋に係止されるピンとを含むことを特徴とするエレベータのかご上安全装置。
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