JP4700097B2 - 墜落防止用安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レールにスライド可能に取り付けられて、高所作業に用いられる墜落防止用安全装置に関する。
図8は、従来から使用されている墜落防止用安全装置60が安全ベルト62及び作業用命綱64と共に示された概念図である。例えば、アンテナ鉄塔の昇降には、この安全装置60が用いられる。安全装置60は、安全器66、昇降用ロープ68及び連結具70を備えている。この安全器66は、図示されないが、上下方向に延びるレールにスライド可能に取り付けられている。この安全器66は、昇降用ロープ68の一端に連結されている。昇降用ロープ68の他端は、連結具70に連結されている。
作業者の腰に安全ベルト62が装着される。連結具70が、安全ベルト62のロック装置72に連結される。作業者が鉄塔を昇ると、安全器66が上方に引っ張られてレールに対して上向きにスライドする。この安全器66が下方に引っ張られると、安全器66のスライドを規制する機構が作動する。この安全器66のスライドが規制されることにより、作業者が墜落することが防止されている。この安全器66と作業者との間の昇降用ロープ68は短くされている。これにより、作業者が万一落下しても落下距離が短くされている。
一方で、アンテナ鉄塔の踊り場では、作業者は水平方向に移動して作業をする。安全器66に連結した昇降用ロープ68は、作業の妨げとなる。作業者は、作業用命綱64に付け替えて作業する。この作業用命綱64は、水平方向への移動可能な長い作業用ロープ74を備えている。この作業用命綱64のフック76が構造物に係止される。連結具78が安全ベルト62に連結される。
この従来例では、構造物との無繋着状態を阻止することができるインターロック機構を構成するロック装置72が使用される。このロック装置72には、2箇所の連結部を備えている。連結具70の連結を解除するためには、連結具78の連結が条件となる。連結具78の連結を解除するためには、連結具70の連結が条件となる。これにより、少なくとも両方の命綱のいずれか一方が連結されるようになっており、垂直移動に関して無胴綱状態が回避されており、安全が確保されている。
水平方向に移動する際は、この墜落防止用安全装置60に、作業用命綱64が別に必要となる。このため、鉄塔に昇る際には、作業用命綱64を携帯する必要がある。作業用命綱64の携帯及び取り付けは、作業者の昇降及び取付作業の労力を大きくしている。この作業用命綱64の取付作業は梯子上部の踊り場開口部上での作業となり、危険性が残る。また、ロック装置72は、一方の連結具が必ず連結される構造であるにも拘わらず、作業用命綱64のフック76が構造物に係止されない状態で、その連結具78がロック装置72に連結されることにより、安全装置60の連結具70の連結が解除されうる。このような無繋着状態で作業がされる可能性があるため、墜落の危険性が残る。
実公平8−7873号公報
本発明の目的は、垂直移動用と水平移動用とが兼用された、安全性と作業性に優れた墜落防止用安全装置の提供にある。
本発明に係る墜落防止用安全装置は、レールにスライド可能に取り付けられる安全器と、ストラップを引き出し可能に収納した巻取り器と、連結具と、間隔規制機構とを備えている。この安全器と巻取り器とは、連結されている。この巻取り器のストラップと連結具とは、連結されている。この巻取り器からストラップが引き出されて、安全器と連結具との間隔は長くなるように構成されている。この間隔規制機構は、安全器と連結具との間隔を一定の距離以下に規制しうる。
好ましくは、この安全装置では、上記間隔規制機構は、キーを備えている。上記安全器は、第一係止レバー及び第二係止レバーを備えている。この第一係止レバーがレールに係止されることにより、安全器がレールを下向きにスライドすることが規制されうるように構成されている。この連結具が下方に引かれることにより、第一係止レバーがレールに係止されるように構成されている。この第二係止レバーがレールに係止されることにより、安全器がレールを上下方向にスライドすることが規制されうるように構成されている。このキーを切りかえることにより、第二係止レバーのレールに対する係止とその係止解除とが切りかえ可能に構成されている。
好ましくは、上記間隔規制機構は、巻取り器のストラップの引き出しを規制しうる。又は、好ましくは、上記間隔規制機構は、連結体を備えている。この連結体は、安全器と連結具との間隔を一定の距離以下に規制しうる。
好ましくは、この安全装置では、上記キーは、上記連結体に連結されている。このキーは、安全器に取り付けられている。このキーが安全器から外されることにより、連結体と安全器との連結が解除されるように構成されている。このキーが安全器から外されることにより、第二係止レバーがレールに係止するように構成されている。
この安全装置では、間隔規制機構を備えている。この安全装置では、昇降時の安全器と連結具との間隔が短く保たれる。作業時には、間隔規制機構の解除及び巻取り器に収容されたストラップが引き出されることにより広範囲の作業が可能となっている。この安全装置では、高所での命綱の付け替え作業が必要とされない。高所作業用命綱の携帯が必要とされない。この安全装置は、垂直移動用と水平移動用とを兼用されうる。この安全装置は、安全性と作業性とに優れている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る墜落防止用安全装置2がレール4と共に示された正面図である。この安全装置2は、安全器6、巻取り器8、連結環10、緩衝体12、連結具14及び間隔規制機構としての間隔規制具16を備えている。
図2は、図1の安全装置2に使用されている安全器6がレール4及び間隔規制具16の一部と共に示された斜視図である。図2の矢印Xは、前後方向前向きを示している。矢印Yは、左右方向右向きを示している。矢印Zは上下方向上向きを示している。図3は、図2の安全器6の断面図である。図3は、X−Z平面に平行な平面であって、安全器6の左右方向の中央における断面である。
図3に示されるように、安全器6は、本体18、第一係止レバー20、第二係止レバー22、補助レバー24、連結レバー26、第一スプリング28及び第二スプリング30を備えている。本体18に、レール4が通される溝32が形成されている。本体18は、この溝32に沿って、複数のローラ34A、34B、34C、34D及び34Eを備えている。これらのローラ34A、34B、34C、34D及び34Eは、溝32に通されるレール4に接して回転するように取り付けられている。
第一係止レバー20は、長手方向の前端部に溝36を備えている。第一係止レバー20が、本体18に回動可能に取り付けられている。第一係止レバー20の前端部と後端部との間の中央部が、本体18に取り付けられている。第一スプリング28は、係止レバー20と共に本体18の中央部に位置している。第一スプリング28は、本体18に対して第一係止レバー20の後端を下向きに回動させる向きに付勢している。この第一係止レバー20の後端が下向きに回動させられた状態では、溝36は溝32に対して傾くように構成されている。直線L1は、第一係止レバー20の後端から前端に向かって延びる軸線を表している。
第二係止レバー22は、本体18の上部に取り付けられている。第二係止レバー22の長手方向後端部が、本体18に回動可能に取り付けられている。この第二係止レバー22の前端部が、下方に回動して溝32に入り込むように構成されている。第二係止レバー22の前端部が、上方に回動して溝32から離れるように構成されている。補助レバー24は、本体18の下部に取り付けられている。補助レバー24の長手方向前端部が、本体18に回動可能に取り付けられている。直線L2は、補助レバー24の後端から前端に向かって延びる軸線を表している。
連結レバー26の上部は、第一係止レバー20の後端部に回動可能に取り付けられている。連結レバー26の下部は、補助レバー24の後端部に回動可能に取り付けられている。連結レバー26の下部には、ピン40が取り付けられている。このピン40は、補助レバー24の後端部より本体18から離れた後方に位置している。連結レバー26は、フック42を備えている。このフック42は、第一係止レバー20の後端部に取り付けられた部分とピン40との間に形成されている。このフック42は、図3に示されるように鉤型である。このフック42は、本体18から離れる向きに凹んでいる凹部44を備えている。
図1の巻取り器8は、ストラップ46及び取付環48を備えている。図示されないが、巻取り器8の内部には回転可能なドラムが備えられている。このドラムにストラップ46が巻かれている。この巻取り器8は、ドラムの回転向きにより、ストラップ46が巻き取られたり、引き出されたりするように構成されている。取付環48は、巻取り器8の本体の前方に取り付けられている。この取付環48には、連結レバー26のピン40が通されている。これにより、巻取り器8と安全器6とは、連結されている。ストラップ46は、巻取り器8の本体から後方に、言い換えると、安全器6から離れる向きに引き出し可能にされている。
連結環10は、金属製のリングからなる。この連結環10は、巻取り器8のストラップ46の先端に連結されている。更にこの連結環10には緩衝体12が連結されている。この緩衝体12は、折り畳まれて縫い合わされたベルトを備えている。このベルトが熱収縮チューブで被覆されている。緩衝体12は、所定以上の衝撃荷重が係ると、この折り畳まれたベルトが伸ばされて、その衝撃を吸収する機能を有する。
連結具14は、緩衝体12の先端に連結されている。この連結具14は、図示されない安全ベルトに連結可能に構成されている。ここでは、インターロック機構を構成するロック装置に対応したロックレバーを採用している。この連結具14は、安全ベルトに確実に連結できればよく、例えばフックでもよい。なお、巻取り器8のストラップ46の先端が連結具14に連結されても良い。連結環10及び緩衝体12は、取り付けられなくても良い。また、緩衝体12を省略して、連結環10が連結具14に直接連結されても良い。
間隔規制具16は、キー50及び連結体としてのワイヤー52を備えている。この連結体としては、アラミド繊維等の合成繊維ロープ、金属製ワイヤー、チェーンが例示される。キー50はワイヤー52の一端に連結されている。ワイヤー52の他端は連結環10に連結されている。キー50は、安全器6のキー孔に嵌められている。ワイヤー52は、キー50と連結環10との間で、連結レバー26のフック42に通されている。ワイヤー52は、フック42の凹部44に係合している。
第二スプリング30は、第二係止レバー22と共に本体18の上部に位置している。第二スプリング30は、本体18に対して第二係止レバー22の前端部を下方に回動させる向きに付勢している。第二スプリング30は、第二係止レバー22の前端部が溝32に入り込む向きに付勢している。キー50が安全器6のキー孔に嵌められることにより、第二係止レバー22の前端部は、第二スプリング30の付勢力に抗して、上方に回動させられている。言い換えると、このキー50がこのキー孔に嵌められることにより、この第二係止レバー22の前端部が溝32から離れるように構成されている。このキー50は、安全器6との組み合わせにより、下方への付勢力に抗して第二係止レバー22を上方に回動させた状態に保持する機能を備える物であればよく、所謂、鍵に限られるものではない。
図1の安全器6では、図3に示すように溝36は溝32に対して傾くことにより、第一係止レバー20がレール4に係止されている。これにより、安全器6はレール4に対して下向きにスライドすることが阻止されている。
図4は、図1の安全装置2の使用状態が示された概念図である。この図4では、作業者が安全装置2を装着して鉄塔を昇っている状態が示されている。連結具14は、作業者の腰に巻かれた安全ベルト54に連結されている。安全器6は、上下方向に延びているレール4に取り付けられている。
図5は、図1の安全器6の他の使用状態が示された断面図である。この図5では、連結レバー26が上方に移動している。連結レバー26の移動により、第一係止レバー20の後端が第一スプリング28の付勢力に抗して上方に回動している。これにより、溝36と本体18の溝32との溝の方向が一致するように構成されている。この溝36と溝32との溝の方向が一致することにより、安全器6はレール4に対してスムーズにスライドできるように構成されている。
図4に示されるように、作業者が鉄塔を昇ると、連結具14が上方に引かれる。連結具14に引かれて、間隔規制具16が上方に引かれる。間隔規制具16のワイヤー52が連結レバー26のフック42に係止されている。これにより、間隔規制具16が引かれて、連結レバー26が上方に移動する。これにより、安全器6は、図3に示された状態から図5に示された状態になっている。作業者が鉄塔を昇ると、この図5の状態の安全器6は、レール4に対してスムーズにスライドする。
この安全器6では、ワイヤー52が連結レバー26に係合しているので、間隔規制具16が連結レバー26を上方に移動させる。この安全装置2は、連結レバー26が巻取り器8を介して引かれる構成に比べ、連結レバー26が確実に上方に移動する。これにより、安全器6は、スライドし易い図5の状態に確実にされている。
鉄塔を昇る作業者が止まると、連結環10は、上方に引かれなくなる。間隔規制具16が上方に引かれなくなり、連結レバー26を上方に移動させる力が働かなくなる。第一係止レバー20の後端が第一スプリング28の付勢力により下方に回動させられる。これにより、溝36の方向が溝32の方向とずれる。溝36は、溝32に通されたレール4に係止される。これにより、安全器6は、レール4に仮止めされる。
図6は、図1の安全器6の更に他の使用状態が示された断面図である。第二係止レバー22によりレール4に係止されている状態の安全器6が示されている。この図6では、第一係止レバー20による係止が解除されている状態の安全器6が示されている。この図6では、第二スプリング30の付勢力により、第二係止レバー22の前端部は下方に回動させられている。これにより、第二係止レバー22の前端部は、溝32に入り込む向きに回動させられている。この安全器6では、レール4が溝32の壁面と第二係止レバー22とに挟み込むように構成されている。
作業者が、間隔規制具16のキー50を安全器6のキー孔から抜き取る。第二スプリング30の付勢力により、第二係止レバー22の前端部は、下方に回動させられる。図6に示すように、安全器6は、レール4に係止される。一方で、作業者の作業中に連結レバー26が上方に移動することがある。連結レバー26が上方に移動すると、図6に示すように、レール4に対する第一係止レバー20の係止が解除される。図6の状態の安全器6は、第二係止レバー22により、レール4に対する係止が保持されている。
図7は、図1の安全装置2の他の使用状態が示された概念図である。この図は、図1の安全装置2を装着した作業者が鉄塔の踊り場で点検作業をする様子が示された概念図である。この図では、間隔規制具16のキー50が安全器6から外されている。作業者は、巻取り器8のストラップ46が引き出される範囲で水平方向に移動して作業することができる。この安全装置2では、昇降用の短い命綱と作業用の長い命綱が兼用されている。この安全装置2では、高所での命綱の付け替え作業が発生しない。作業者が作業用命綱を携帯して鉄塔を昇る必要がない。この安全装置2では、より安全に作業が行える。
この巻取り器8は、図示しないが、急激なストラップ46の引出防止機構を備えている。具体的には、この引出防止機構は、ドラムと一体に回転する遠心爪と、本体に取り付けられた爪受け歯とを備えている。作業者が、万が一落下すると、巻取り器8のストラップ46が急激に引き出される。急激にストラップ46が引き出されると、ドラムが速く回転する。このドラムの回転の遠心力で遠心爪が回転中心側から外側に移動する。この遠心爪が爪受け歯と係合してドラムの回転が阻止される。このようにして、この巻取り器8では、急激にストラップ46が引き出されると、ストラップ46の引き出しが阻止される。
作業者が落下すると、この巻取り器8では、ストラップ46の引き出しが阻止される。連結レバー26が下方に引かれる。連結レバー26が第一係止レバー20の後端を下方に回動させる。これにより、第一係止レバー20の溝36が傾き、第一係止レバー20がレール4に強く係止される。これにより、安全器6がレール4に対してスライドすることが確実に規制される。
この安全装置2の間隔規制具16では、ワイヤー52がキー50に連結されている。このキー50が安全器6に連結されることにより、第二係止レバー22の係止が解除されている。この安全装置2では、昇降時には間隔規制具16により安全器6と連結環10との間隔が確実に短くされている。これにより、昇降時に万一落下しても、その落下距離が短くされている。この安全装置2は、安全性に優れている。
ワイヤー52の強度は、緩衝体12が作動する衝撃荷重より小さい衝撃荷重で切断される強度にされている。これにより、作業者が落下した際に、ワイヤー52が切断されて確実に緩衝体12が作動する。この緩衝体12により、作業者の受ける落下衝撃が緩衝される。この強度のワイヤー52では、ワイヤー52の切断が、衝撃荷重の緩衝に寄与しうる。このワイヤー52の強度は、レール4をスライドする安全器6を引っ張り上げる強度以上とし、落下する作業者の衝撃荷重が係ると切断する強度以下とされることが好ましい。
この安全器6では、第一係止レバー20の軸線L1と補助レバー24の軸線L2とが交差するように互いに傾けられている。この安全器6では、軸線L1と軸線L2は前方で交差している。これにより、連結レバー26は上方のみならず、本体18から離れる向きに引かれても、第一係止レバー20が回動してレール4に係止する。この安全器6は、第一係止レバー20とレール4との係止が解除され易い構造である。この安全器6は、作業者が腰を後方に引くことでレール4に対してスムーズにスライドし得る。この安全器6は、鉄塔を降りる際にもレール4に対してスムーズにスライドし得る。この安全装置2は、鉄塔を降りる作業者の労力も軽減している。一方で、この安全器6は、作業中に第一係止レバー20の係止が解除されやすい。このような安全器6は、第二係止レバー22を備えることにより、作業中の安全器6の係止が確実に行われる。
この巻取り器8は、間隔規制機構として引き出しロック機構を備えてもよい。この引き出しロック機構としては、例えば、巻取り器8のドラムの回転をロックする機構である。引き出しロック機構を備えた巻取り器8では、スイッチ操作でストラップ46の引き出しのロックとロック解除が切り替え可能とされる。このストラップ46の引き出しをロックすることで、ワイヤー52を用いることなく、連結環10の上方への移動に伴って連結レバー26を上方に移動させることができる。この場合にも、キー50が本体18から取り外されることにより、第二係止レバー22がレール4に係止する。キー50が本体18にさし込まれることにより、第二係止レバー22の係止が解除される。
図1は、本発明の一実施形態に係る安全装置がレールと共に示された正面図である。 図2は、図1の安全装置に使用されている安全器がレール及び間隔規制具の一部と共に示された斜視図である。 図3は、図2の安全器の断面図である。 図4は、図1の安全装置の使用状態が示された概念図である。 図5は、図1の安全器の他の使用状態が示された断面図である。 図6は、図1の安全器の更に他の使用状態が示された断面図である。 図7は、図1の安全装置の他の使用状態が示された概念図である。 図8は、従来の安全装置が安全ベルトと共に示された概念図である。
符号の説明
2・・・安全装置
4・・・レール
6・・・安全器
8・・・巻取り器
10・・・連結環
12・・・緩衝体
14・・・連結具
16・・・間隔規制具
18・・・本体
20・・・第一係止レバー
22・・・第二係止レバー
24・・・補助レバー
26・・・連結レバー
28・・・第一スプリング
30・・・第二スプリング
32、36・・・溝
34A、34B、34C、34D、34E・・・ローラ
40・・・ピン
42・・・フック
44・・・凹部
46・・・ストラップ
48・・・取付環
50・・・キー
52・・・ワイヤー
54、62・・・安全ベルト
60・・・安全装置
64・・・作業用命綱
66・・・安全器
68・・・昇降用ロープ
70・・・連結具
72・・・ロック装置
74・・・作業用ロープ
76・・・フック
78・・・連結具

Claims (4)

  1. レールにスライド可能に取り付けられる安全器と、ストラップを引き出し可能に収納した巻取り器と、連結具と、間隔規制機構とを備えており、
    この安全器と巻取り器とが連結されており、
    この巻取り器のストラップと連結具とが連結されており、
    この巻取り器からストラップが引き出されて安全器と連結具との間隔が長くなるように構成されており、
    この間隔規制機構が安全器と連結具との間隔を一定の距離以下に規制しうるようにされており、
    上記間隔規制機構がキーを備えており、
    上記安全器が第一係止レバー及び第二係止レバーを備えており、
    この第一係止レバーがレールに係止されることにより、安全器がレールを下向きにスライドすることが規制されうるように構成されており、
    この連結具が下方に引かれることにより、第一係止レバーがレールに係止されるように構成されており、
    この第二係止レバーがレールに係止されることにより、安全器がレールを上下方向にスライドすることが規制されうるように構成されており、
    このキーを切りかえることにより、第二係止レバーのレールに対する係止とその係止解除とが切りかえ可能に構成されている墜落防止用安全装置。
  2. 上記間隔規制機構が巻取り器のストラップの引き出しを規制しうる請求項1に記載の安全装置。
  3. 上記間隔規制機構が連結体を備えており、
    この連結体が安全器と連結具との間隔を一定の距離以下に規制しうる請求項1に記載の安全装置。
  4. 上記キーが上記連結体に連結されており、
    このキーが安全器に取り付けられており、
    このキーが安全器から外されることにより、連結体と安全器との連結が解除されるように構成されており、
    このキーが安全器から外されることにより、第二係止レバーがレールに係止するように構成されている請求項3に記載の安全装置。
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