JP2018012923A - 伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置 - Google Patents

伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高所作業装置に設けられた伸縮脚装置における伸縮ロック機構を操作するための操作装置を提供する。【解決手段】伸縮脚のラック歯に対して主脚の下端部に臨む作動位置(P1)でロック手段の係止歯を係脱させる伸縮ロック機構(37)において、伸縮脚の上端よりも上方位置の操作位置(P2)から伸縮ロック機構(37)を操作可能とする操作装置(39)を設けており、枢軸(42)を介して揺動自在に軸支された操作体(40)の前記作動位置(P1)に臨む下端部に前記ロック手段(38)を設け、前記操作位置(P2)に臨む上端部に手動操作部(41)を設けており、前記手動操作部(41)を主脚から離れる係止方向(M1)に揺動させたとき伸縮ロック機構をロックし、前記手動操作部(41)を主脚に向かう離脱方向(M2)に揺動させたとき前記ロックを解除するように構成している。【選択図】図6

Description

本発明は、脚立や、作業台や、梯子等の高所作業装置に設けられた伸縮脚装置における伸縮ロック機構を操作するための操作装置に関する。
従来、脚立等の高所作業装置における伸縮脚装置は、主脚と、該主脚に沿って摺動自在な伸縮脚とから成り、前記伸縮脚に前記摺動方向に列設された多数のラック歯を設けると共に、前記主脚に取付けたブラケットに前記ラック歯に対し係脱自在に係止する係止歯を備えた係止レバーを設け、これにより伸縮ロック機構を構成している。
そこで、伸縮ロック機構の係止を解除し、伸縮脚を摺動することにより、脚体を所定の長さとした状態で、伸縮ロック装置を再び係止すれば、作業者の搭乗位置を所望の高さとした状態で高所作業を行うことができる。
例えば、脚立の場合、一般的に、図1及び図2に示すように構成されており、左右に配置される第1脚体1aと第2脚体1bを備え、両脚体1a、1bの上端部を相互に枢結手段(図示省略)により枢結することにより、開閉可能に構成され、開いた状態で連結される係脱自在な開き止め装置2を設けている。
第1脚体1a及び第2脚体1bは、それぞれ一対の脚柱1c、1cの間に天板3を設けると共に、最下位の桟部材4aと上方の踏桟4bを含む複数の桟を架設することにより梯子状に形成され、各脚柱1cは、主脚5と、該主脚5に摺動自在に嵌挿された伸縮脚6とから成る伸縮脚装置を構成している。
図2に示すように、伸縮脚6には、前記摺動方向に列設された多数のラック歯7aを有する帯状のラック7が設けられており、主脚5には、該主脚5の下端近傍に固定された固定部8から前記ラック7の歯7aに係脱自在に係止する係止レバー14を設け、これにより伸縮ロック機構9が構成されている。固定部8は、最下位の桟部材4aと、該桟部材4aを主脚5に固定する最下位のブラケット10aの両者又は何れか一方により構成されている。
前記主脚5、伸縮脚6、桟部材4a、踏桟4bは、それぞれアルミニウムの押出材により形成されている。前記主脚5は、前記脚柱1cの内側に向けて開口する断面溝形の溝形部材により形成され、下端部にガイド筒体11を固着しており、前記伸縮脚4aは、前記ガイド筒体11を挿通して主脚5の内部に摺動自在に嵌挿され、前記ラック歯7aを主脚5の溝形開口部に臨ませている。
前記桟部材4a及び踏桟4bは、概ね角筒状に形成されており、両端部を前記主脚5の溝部に臨ませた状態で、該主脚5の両外側面に固着されており、下面に平行する2条のリブ12を設けている。桟部材4aは、ブラケット10aを介して固着され、踏桟4bは、ブラケット10bを介して固着されている。
伸縮ロック機構9は、前記ラック歯7aと、これに係脱自在に係止する係止歯16を備えた係止レバー14により構成され、係止レバー14は、前記固定部8に枢軸13を介して正逆回動方向に揺動自在に軸支され、該係止レバー14を正転方向に弾発付勢するスプリング15を設けている。
前記係止レバー14は、前記枢軸13に軸支された軸受部から前記ラック7に向けて延びるアームの前面に前記係止歯16を設けると共に、アームの反対側に桟部材4aの下側に向けて延びる尾部17を設けている。
前記スプリング15は、係止レバー14の両側に位置して前記枢軸13に外挿される一対のコイル部と、両コイル部の一端部から延びて門形に連結された付勢部18と、他端部から延びる弾支部19を備えており、前記付勢部18を係止レバー14の尾部17の上面に当接すると共に、前記弾支部19を桟部材4aの下面により構成された受面20に弾接している。
これにより、図2に示すように、係止レバー14は、スプリング15により図示矢印Dで示すように押し下げられることにより、正転方向A1に向けて回動付勢され、係止歯16をラック7のラック歯7aに係止する。そこで、作業者が指先等で前記尾部17をスプリングに抗して矢印Uで示すように押し上げると、係止レバー14が逆転方向A2に回動することにより、前記係止歯18をラック歯7aから離脱する。
特開2011−226061号公報
伸縮脚装置は、係止歯16をラック歯7aに係脱自在に係止する伸縮ロック機構9を設けることにより、主脚5に対して伸縮脚6の伸縮を可能にすると共に、所定の伸縮位置で伸縮脚6のロックを可能にする。このため、高所作業装置の作業高さ位置を任意に選択することができ、しかも、伸縮脚を収縮させて主脚に格納した状態で、コンパクトに運搬・保管できる便利がある。
ところで、上述のように、伸縮ロック機構9は、伸縮脚6の長手方向に列設されたラック歯7aに係止レバー14の係止歯16を係脱自在に係止することにより伸縮脚6を固定する構成とされている。従って、伸縮脚6の伸縮ストロークを確保するためには、つまり、伸縮脚6の最大伸長状態と最小収縮状態の何れにおいても係止歯16をラック歯7aに係脱可能とするように構成するためには、係止レバー14を主脚5の下端近傍に設けることが必要条件となる。
しかしながら、その結果、作業者は、伸縮脚6を伸縮させるために伸縮ロック機構9のロックを解除するときは、脚柱1cの下端近傍位置に配設された係止レバー14を操作する必要がある。従って、作業者は、係止レバー14を操作する都度、高所作業台を持ち上げるか又は自らが低い姿勢とすることを強いられ、煩雑な作業を余儀なくされる。しかも、このような煩雑な作業を複数本の脚柱1cの全てについて行う必要がある。
この点に関して、伸縮ロック機構の係脱操作を容易にするため、係止レバー14を脚柱1cの上方位置から遠隔操作可能とする操作装置を設けることが考慮されるが、伸縮ロック機構に加えて、操作装置のための多数の部品を組付けることは、アセンブリの負担が大きくなり、好ましくない。
本発明は、上記に鑑み、高所作業台の低位置に配設された伸縮ロック機構の係脱動作を高位置で遠隔操作可能とした操作装置を提供すると共に、このような操作装置を伸縮ロック機構の構成部品と共にユニット化できるように構成した装置を提供することを主要な課題としている。
そこで、上記課題を解決するために本発明が手段として構成したところは、高所作業装置の主脚に摺動自在な伸縮脚を嵌挿した伸縮脚装置において、伸縮ロック機構と、該伸縮ロック機構を作動させる操作装置を備えており、前記伸縮ロック機構は、前記伸縮脚の摺動方向に設けられた多数のラック歯と、前記主脚の下端部に臨む作動位置で前記ラック歯に対向する係止歯を設けたロック手段とから成り、前記ロック手段を前進させたとき係止歯をラック歯に係止すると共に、後退させたとき係止歯をラック歯から離脱するように構成されており、前記操作装置は、主脚に沿って配置されると共に、前記作動位置に臨む下端部から前記伸縮脚の上端よりも上方位置の操作位置に臨む上端部を備えた操作体により構成され、前記下端部に前記ロック手段を設けると共に、前記上端部に手動操作部を設けており、前記操作体は、枢軸を介して揺動自在に軸支され、前記手動操作部が主脚から離れる方向を係止方向として該係止方向に揺動させたとき前記ロック手段を前進することにより伸縮ロック機構をロックし、前記手動操作部が主脚に向かう方向を離脱方向として該離脱方向に揺動させたとき前記ロック手段を後退することにより伸縮ロック機構のロックを解除するように構成されて成る点にある。
この際、前記操作体を係止方向に付勢する付勢手段を設けてことが好ましく、更に、前記手動操作部は、操作体を係止方向に揺動させた位置で主脚に係脱自在に係止する安全操作手段を設けることが好ましい。
好ましい実施形態において、前記安全操作手段は、操作体の上端部に軸部を介して回動自在に軸着された操作レバーを設けており、前記操作レバーは、前記軸部から、主脚の対面壁に向けて延びる係脱部と、該係脱部の反対側に延びる操作部を備え、前記係脱部を前記対面壁に対向させるように操作レバーを回動付勢するスプリングを設けており、前記係脱部を主脚の対面壁に対向姿勢として当接することにより操作体の離脱方向への揺動を阻止し、前記操作部を介して前記係脱部を前記対向姿勢から偏位姿勢に向けて回動させることにより操作体の離脱方向への揺動を許すように構成している。
本発明によれば、高所作業台の低位置に配設された伸縮ロック機構37の係脱動作を高位置で遠隔操作可能とした操作装置39が提供されるので、作業者が伸縮脚32を伸縮させるために伸縮ロック機構37のロックを解除するとき、高所作業台を持ち上げたり、自身が低い姿勢としたりするような必要がなく、簡単容易に作業を行うことができる効果がある。
しかも、操作装置39は、操作体40を枢軸42により軸着することにより実施することができ、この際、伸縮ロック機構37のロック手段38を組付けたユニットを構成しているので、従来のラック36を備えた伸縮脚32と主脚31から成る伸縮脚装置を有する高所作業装置に対して、このようなユニットを装着することにより、伸縮ロック機構37と操作装置39を提供することが可能であり、汎用性を有する利点がある。
そして、請求項2に記載のように、操作体40に付勢手段49を設けておけば、伸縮ロック機構37の自動的ロックが可能であり、ロックを解除するときだけ操作体40の手動操作部41を操作位置P2から操作すれば良く、作業が容易である。
この際、請求項3及び4に記載のように、手動操作部41に安全操作手段51を設けておけば、ロック手段38により伸縮ロック機構37をロックした状態で、操作体40が不慮に離脱方向M2に向けて揺動し、意図せずにロックが解除されるようなことはなく、安全である。
高所作業装置の1例としての脚立を示しており、従来の一般的な伸縮脚装置と伸縮ロック機構を備えた脚立を示す斜視図である。 図1の矢印Eで示す部分を拡大して示す断面図である。 本発明の1実施形態に関して、伸縮脚装置と、伸縮ロック機構と、操作装置の構成部品を分解状態で示す斜視図である。 操作装置を拡大して示す斜視図である。 伸縮ロック機構をロックした状態を示し、(A)は全体の縦断面図、(B)はA−A線断面図である。 ロック状態の拡大図を示しており、(A)は操作体の手動操作部に設けられ安全操作手段を示す断面図、(B)は操作体の下端部に設けられたロック手段を示す断面図である。 伸縮ロック機構のロックを解除した状態を示し、(A)は全体の縦断面図、(B)は操作体の手動操作部に設けられ安全操作手段を示す断面図、(C)は操作体の下端部に設けられたロック手段を示す断面図である。
以下図面に基づいて本発明の代表的な実施形態を詳述する。
(伸縮脚装置)
伸縮脚装置は、図1及び図2に示した脚柱1cと同様の脚立等の高所作業装置の脚柱30を提供し、主脚31と、該主脚31に摺動自在に嵌挿された伸縮脚32により構成されており、主脚31の下端近傍位置にブラケット33aを介して桟部材34aを固着し、上方の所定高さ位置にブラケット33bを介して踏桟34bを固着している。
図示のように、主脚31及び伸縮脚32は、アルミニウム等の押出部材により形成されており、主脚31は、溝部35を有するように断面溝形の溝形部材により構成され、伸縮脚32は、主脚31の溝部35に摺動自在に嵌挿される中空部材により構成されている。
伸縮脚32は、主脚31の溝部35が開口する側に位置して、該伸縮脚32の摺動方向に多数のラック歯36aを設けている。具体的には、図5(B)に示すように、伸縮脚32の溝形通路に、ラック歯36aを備えた帯板状のラック36を装入し固着している。
そこで、伸縮脚32を係脱自在にロックするための伸縮ロック機構37は、前記伸縮脚32に設けられたラック歯36aと、前記主脚31の下端部に臨む作動位置P1で前記ラック歯36aに対向する係止歯38aを備えたロック手段38により構成されている。この際、ロック手段38は、矢印F1で示すように前進移動したとき係止歯38aをラック歯36aに係止し、矢印F2で示すように後退移動したとき係止歯38aをラック歯36aから離脱するように構成されている。
脚柱30の低位置とされた前記作動位置P1に対して、伸縮脚32の上端よりも上方位置を操作位置P2として、該操作位置P2から前記伸縮ロック機構37の係脱動作を操作可能とするための操作装置39が設けられている。
操作装置39は、主脚31の溝部35に沿って配置された長尺の角パイプから成る操作体40により構成されており、前記作動位置P1に臨む下端部から前記操作位置P2に臨む上端部を備え、下端部に前記ロック手段38を設けると共に、上端部に手動操作部41を設けている。
操作体40は、上下方向の中間部を枢軸42により揺動自在に軸支されている。図示実施形態の場合、操作体40を形成する角パイプに踏桟34bに臨む切欠き部43形成し、該切欠き部43を介して操作体40にブラケットアーム44を取着し、該ブラケットアーム44を該踏桟34bのブラケット33bに対して前記枢軸42を介して枢着している。
従って、操作体40は、手動操作部41を主脚31から離れる方向(係止方向M1)に移動させることにより揺動したときロック手段38をF1方向に前進させ、伸縮ロック機構37をロックし、反対に、手動操作部41を主脚31に向かう方向(離脱方向M2)に移動させることにより揺動したときロック手段38をF2方向に後退させ、伸縮ロック機構37のロックを解除するように構成されている。
図示実施形態の場合、1本の操作体40を1本の枢軸42で軸支することにより前記動作を可能としているが、操作体40を複数本に分割すると共に相互に枢結したリンクを構成することにより、同様の動作を可能とするように構成しても良い。
前記ロック手段38は、操作体40の下端部に設けた窓孔45を介して装着され、係止歯38aを伸縮脚32のラック36に臨ませており、該係止歯38aとは反対側に設けた突部46を桟部材34aに向けて突出させている。突部46は、ピンを挿着することにより、両側にガイド軸部47を突設し、該ガイド軸部47を桟部材34aのためのブラケット32aに設けたガイド孔48に挿通している。この際、ガイド孔48は、枢軸42を支点として操作体40を揺動したとき前記ガイド軸部47が円弧移動する軌跡に沿って延びる長孔により形成されている。これにより、操作体40を揺動したとき、ガイド軸部47がガイド孔48に案内されるので、ロック手段38は、水平姿勢を保持した状態で進退移動させられる。
好ましくは、操作体40の下端部を伸縮脚32のラック36に向けて前進する方向F1に付勢する付勢手段49が設けられ、図示実施形態の場合、桟部材34aとブラケット33aを固着するボルト等の軸部材50を利用することにより装着されている。付勢手段49は、コイルスプリングないし鶴巻バネにより構成され、図例の場合、前記軸部材50に外挿される一対のコイル部と、両コイル部の一端部から延びて門形に連結された付勢部49aと、他端部から延びる弾支部49bを備えており、弾支部をブラケット33a又は桟部材34aに弾支した状態で、付勢部49aを操作体40の下端部に弾接するように構成されている。
操作体40の上端部に設けられた手動操作部41は、該操作体40を係止方向M1に揺動させた状態、つまり、これによりロック手段38の係止歯38aがラック歯36aに係止した状態で、操作体40の離脱方向M2への揺動を阻止するための安全操作手段51を設けている。
安全操作手段51は、操作体40の貫通窓52に貫通された操作レバー53により構成されており、該操作レバー53は、貫通窓孔52の内部で回動自在とするように軸部54を介して軸着され、前記軸部54から、主脚31の対面壁(図例の場合は溝部35の底壁35a)に向けて延びるアーム状の係脱部55と、該係脱部55の反対側に向けて延びる操作部56を備えている。
図示実施形態の場合、操作レバー53は、図6(A)に示すように反時計針方向に回動したとき、係脱部55を溝部35の底壁35aに対して略垂直に向かう対向姿勢として当接させた状態で、該係脱部55の基部に形成したストッパ57を貫通窓孔52の縁部に当接係止することにより回動を停止する。このとき操作部56が軸部54から斜め下向きの傾斜姿勢とされるように、係脱部55と操作部56を相互に概ね「く」字形に屈折させた形状とされており、操作レバー53を反時計針方向に回動付勢するスプリング58を設けている。
従って、操作レバー53は、前記スプリング58に付勢されることにより、常時は、ストッパ57を貫通窓孔52の縁部に当接係止した状態で、係脱部55を底壁35aに対して対向姿勢で当接し、操作体40の手動操作部41が離脱方向M2に向けて移動することを阻止している。従って、この状態では、操作体40の手動操作部41に離脱方向M2の力が与えられた場合でも、係脱部55が軸部54と底壁35aの間で突っ張り状態を保持しているので、該離脱方向M2への揺動が阻止される。
その一方において、図7(B)に示すように、指先等で操作部56を貫通窓孔52に押し込む方向に向けて押圧すると、操作レバー53はスプリング58に抗して図示の時計針方向に回動させられ、これと同時に、係脱部55が前記対向姿勢から偏位姿勢に向けて回動させられるので、その結果、操作体40の手動操作部41は、離脱方向M2への揺動が許される。このような指先等による操作部56の押圧方向は、手動操作部41の離脱方向M2と同じ方向とされているので、ワンタッチの押圧動作により、係脱部55の揺動阻止機能の解除と、操作体40の離脱方向M2への揺動を同時に行うことができる。
(作用)
図5(A)及び図6(A)(B)は、伸縮ロック機構37のロック状態を示している。この状態で、操作体40の下端部は、付勢手段49により前進方向F1に付勢され、ロック手段38の係止歯38aをラック歯36aに係止することにより、主脚31に対して伸縮脚32が伸縮不能にロックされる。
上述のように、操作体40の手動操作部41は、安全操作手段51を構成する操作レバー53の係脱部55が主脚31の溝底壁35aに対向姿勢として当接し、離脱方向M2への揺動が阻止されている。従って、高所作業中に、操作体40に対して意図しない外力が与えられた場合でも、操作体40が揺動させられることはなく、伸縮ロック機構37のロック状態が不慮に解除される危険はない。
この状態から伸縮ロック機構37のロックを解除する際は、高位置の操作位置P2に配置された操作体40の手動操作部41を操作すれば良い。図7に示すように、操作レバー53の操作部56を指先等で押圧すると、ワンタッチの押圧動作により、係脱部55の揺動阻止機能の解除と、操作体40の離脱方向M2への揺動が同時に行われ、付勢手段49に抗してロック手段38が矢印F2のように後退し、係止歯38aをラック歯36aから離脱する。
これにより、伸縮脚32は、主脚31に対して伸縮自在とされる。従って、操作レバー53の操作部56に対する押圧を保持した状態で、伸縮脚32を任意の長さとなるまで伸縮させることができ、その後、操作部56に対する押圧力を解放すれば、付勢手段49により操作体40の下端部が前進しながら自動的に元の位置に復帰し、係止歯38aをラック歯36aに係止することにより、伸縮ロック機構37を再びロックする。
これと同時に、押圧力を解放された操作レバー53は、スプリング58により回動復帰させられ、上述のように、係脱部55を主脚31の溝底壁35aに対向姿勢として当接し、離脱方向M2への揺動を阻止することにより、不慮のロック解除を防止する。
ロック手段38は、前進方向F1と後退方向F2に進退移動させられる際、ガイド軸部47がガイド孔48に案内され、水平姿勢を保持させられるので、係止歯38aとラック歯36aの係脱に際してコジレ等の歪を生じることはない。
上述のように、操作装置39は、操作体40にブラケットアーム44を取着すると共に、安全操作手段51を組付け、更に、伸縮ロック機構37のロック手段38を組付けたユニットを構成している。従って、ラック36を備えた伸縮脚32と主脚31から成る伸縮脚装置を有する従来の高所作業装置における脚柱30に対して、前記ユニットを装着することにより、伸縮ロック機構37と操作装置39を提供することができるので、汎用性が高いという利点がある。
1a 第1主脚
1b 第2主脚
1c 脚柱
2 開き止め装置
3 天板
4a 桟部材
4b 踏桟
5 主脚
6 伸縮脚
7 ラック
7a ラック歯
8 固定部
9 伸縮ロック機構
10a、10b ブラケット
11 ガイド筒
12 リブ
13 枢軸
14 係止レバー
15 スプリング
16 係止歯
17 尾部
18 付勢部
19 弾支部
20 受面
30 脚柱
31 主脚
32 伸縮脚
33a、33b ブラケット
34a 桟部材
34b 踏桟
35 溝部
35a 底壁
36 ラック
36a ラック歯
37 伸縮ロック機構
38 ロック手段
38a 係止歯
39 操作装置
40 操作体
41 手動操作部
42 枢軸
43 切欠き部
44 ブラケットアーム
45 窓孔
46 突部
47 ガイド軸部
48 ガイド孔
49 付勢手段
49a 付勢部
49b 弾支部
50 軸部材
51 安全操作手段
52 貫通窓
53 操作レバー
54 軸部
55 係脱部
56 操作部
57 ストッパ
58 スプリング

Claims (4)

  1. 高所作業装置の主脚に摺動自在な伸縮脚を嵌挿した伸縮脚装置において、伸縮ロック機構と、該伸縮ロック機構を作動させる操作装置を備えており、
    前記伸縮ロック機構(37)は、前記伸縮脚(32)の摺動方向に設けられた多数のラック歯(36a)と、前記主脚(31)の下端部に臨む作動位置(P1)で前記ラック歯に対向する係止歯(38a)を設けたロック手段(38)とから成り、前記ロック手段を前進させたとき係止歯をラック歯に係止すると共に、後退させたとき係止歯をラック歯から離脱するように構成され、
    前記操作装置(39)は、主脚に沿って配置されると共に、前記作動位置(P1)に臨む下端部から前記伸縮脚の上端よりも上方位置の操作位置(P2)に臨む上端部を備えた操作体(40)により構成され、前記下端部に前記ロック手段(38)を設けると共に、前記上端部に手動操作部(41)を設けており、
    前記操作体(40)は、枢軸(42)を介して揺動自在に軸支され、前記手動操作部(41)が主脚から離れる方向を係止方向(M1)として該係止方向に揺動させたとき前記ロック手段を前進することにより伸縮ロック機構をロックし、前記手動操作部(41)が主脚に向かう方向を離脱方向(M2)として該離脱方向に揺動させたとき前記ロック手段を後退することにより伸縮ロック機構のロックを解除するように構成されて成ることを特徴とする伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置。
  2. 前記操作体(40)を係止方向に付勢する付勢手段(49)を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置。
  3. 前記手動操作部(41)は、操作体(40)を係止方向(M1)に揺動させた位置で主脚に係脱自在に係止する安全操作手段(51)を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置。
  4. 前記安全操作手段(51)は、操作体(40)の上端部に軸部(54)を介して回動自在に軸着された操作レバー(53)を設けており、前記操作レバーは、前記軸部(54)から、主脚の対面壁(35a)に向けて延びる係脱部(55)と、該係脱部の反対側に延びる操作部(56)を備え、前記係脱部(55)を前記対面壁(35a)に対向させるように操作レバーを回動付勢するスプリング(58)を設けており、
    前記係脱部(55)を主脚の対面壁(35a)に対向姿勢として当接することにより操作体の離脱方向(M2)への揺動を阻止し、前記操作部(56)を介して前記係脱部(55)を前記対向姿勢から偏位姿勢に向けて回動させることにより操作体の離脱方向(M2)への揺動を許すように構成して成ることを特徴とする請求項3に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック機構の操作装置。
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