JP2016097236A - 昇降する天板をもつ昇降台のロック機構 - Google Patents

昇降する天板をもつ昇降台のロック機構 Download PDF

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JP2016097236A
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小松原 孝夫
Takao Komatsubara
孝夫 小松原
直樹 坂根
Naoki Sakane
直樹 坂根
琢也 山口
Takuya Yamaguchi
琢也 山口
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Abstract

【課題】 天板を所定の位置への昇降の操作性を良くする昇降台のロック機構を提供する。【解決手段】天板が下フレームに対して一対の第一のXリンクにより昇降自在に連結された昇降台の天板を所定の位置にロックするロック機構が、天板に移動可能に支持された両リンクの上端に補助リンクを介して連結される調節シャフトと、補助リンクに配置され、調節シャフトを上方に力をかけるための第一の偏倚手段と、調節シャフトが係合する複数の凹部を下向きに有し、さらに前方および後方に前方長穴および後方穴を有する、天板の下面に沿って設けられるロックベースブラケットと、一端で互いにピン支持され、ベースロックブラケットと平行に設けられるロック解除部材及び操作部材であって、ロック解除部材の他端に設けられた第一のピンが後方穴を通り、操作部材に設けられた第二のピンが前方長穴を通る、ロック解除部材及び操作部材とを含む。【選択図】図6

Description

この発明は、昇降する天板をもつ昇降台のロック機構に関し、特に昇降台に備えられた、作業を行うため、または物を載置するためのテーブルなどの天板を所定の位置にロックし、かつロックを安全に解除し、さらに収納の際に指を挟むことを防止できるロック機構に関する。
作業を行うテーブルや物を載置するテーブルなどの天板を使用時に所定の高さに上昇させ、不使用時にコンパクトになるように下降させる昇降台が従来利用されている。天板のこのような昇降は、二つのリンクが交叉してなるリンク機構により行うことができる(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
特許文献1の昇降テーブルでは、ガスシリンダーが利用され、ガスシリンダーの伸縮により、天板は任意の位置に配置し、ロックすることができる。特許文献2の机用サイドチェストでは、Xリンクにより上面板(天板)を昇降させている。ピン支持されていないリンクの端部に設けられたスライド軸(55)が、リンク取付具(5、51)に形成された長穴(52)の係合凹部(52a)に係合することにより所定の位置に固定される。特許文献3の交叉リンク昇降台も交叉リンク(Xリンク)により天板を昇降させ、ピン支持されていないリンクの端部に設けられた調節支点軸(33)が、調節支点(10)に設けられた溝(13)と係合することにより所定の位置に固定される。
特開2012−30022 特開平9−19324号 特開2014−4673
引用文献1の昇降テーブルでは、ガスシリンダーの収縮、膨張、作動停止によって、テーブルの昇降、ロックを任意に行うことできる。ガスシリンダーは急激に収縮するものでないことから、収納の際に指を挟むということもない。しかし、ガスシリンダーを利用することによりコストが高くなり、さらに、ガスシリンダーの収容領域を確保するために全体をコンパクトにすることができない。
特許文献2のサイドチェストでは、スライド軸と係合凹部との係合は、係合凹部の形状によるため、係合の確保、解除が円滑に行うことが難しい。さらに、この係合は、上面板の自重に依存するため、係合は不用意に解かれる恐れがある。また、この係合が確実に行われているか、つまり、スライド軸が係合凹部と確実に係合するかを確認する必要がある。また、収納のために係合を解除した際に、一気に収納状態に至るときは、指がはさまれかねない。
引用文献3では、支点軸(33)が係合する調節溝(12)は特殊な形状をもたないために、係合の確保、解除は円滑行えるものの、使用時に係合をロックするためのロッカ(40)という別部材を必要とし、係合の確保、解除のためにロッカの装着、引き抜きを行わなければならない。ロッカを引き抜いたときに、一気に収納状態となると、指が挟まれかねない。また、このロッカを収納できるように、調節支点(10)は大きくなるために、不使用時に折り畳んでも、コンパクト化に限界がある。
そこで、本発明は、天板を所定の位置へ昇降する操作性を良くする昇降台のロック機構を提供することを目的をする。
本発明の他の目的は、天板のロックおよびロック解除を簡便な操作を行うことができる昇降台のロック機構を提供することである。
本発明の他の目的は、上記ロックおよびロック解除時の誤動作防止機構を併せ持つ昇降台のロック機構を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、収納時に指を挟むことを防止できる昇降台のロック機構を提供することである。
さらにまた、本発明の他の目的は、天板の収納時に昇降台をコンパクトにするロック機構を提供することである。
上記課題を解決する昇降台のロック機構は、天板が下フレームに対して、一対の第一のXリンクにより昇降自在に下フレームに連結された昇降台であって、一対の第一のXリンクのそれぞれを構成する第一および第二のリンクの一方の上端が天板にピン支持され、他方の上端が天板に移動可能に支持され、第一および第二のリンクの一方の下端が下フレームに移動可能に支持され、他方の下端が下フレームにピン支持されて構成される昇降台の天板を所定の位置にロックするロック機構であって、
天板に移動可能に支持された両リンクの上端に補助リンクを介して連結される調節シャフトと、
補助リンクに配置され、調節シャフトを上方に力をかけるための第一の偏倚手段と、
調節シャフトが係合する複数の凹部を下向きに有し、さらに前方に前方穴を後方に後方穴を有する、天板の下面に沿って設けられるロックベースブラケットと、
一端で互いにピン支持され、ベースロックブラケットと平行に設けられるロック解除部材及び操作部材であって、ロック解除部材の他端に設けられた第一のピンが後方穴を通り、操作部材に設けられた第二のピンが前方穴を通る、ロック解除部材及び操作部材と、
を含んでなる。
第一の偏倚手段により上方へ力がかけられている調節シャフトが、ベースロックブラケットの凹部に係合することにより、天板は所定の高さにロックされる。調節シャフトには第一の偏倚手段により常に上向きの力がかけられているため、一旦調節シャフトとベースブラケットの凹部とが係合すると、その係合が確保される(ロック状態)。
ロック状態を解除するために操作部材を、第二のピンを中心に回動させると、ロック解除部材も、第一のピンを中心に回動し、凹部に係合していた調節シャフトを、第一の偏倚手段により力に抗して押し下げる。調節シャフトは、凹部から外れ、ロック状態が解放される。このように、単に操作部材を回動させるという操作にだけで、ロック状態を解除することできる。
昇降台は、下フレームの下に位置するベースフレームと、下フレームをベースフレームに対して昇降するための一対の第二のXリンクを含んでもよい。この場合、一対の第二のXリンクのそれぞれを構成する第三および第四のフレームの一方の上端が、第一および第二のリンクの他方の下端とともに、下フレームにピン支持され、第三および第四のフレームの他方の上端が、第一および第二のリンクの一方の下端とともに下フレームに移動可能に支持され、第三および第四のリンクの一方の下端がベースフレームに移動可能に支持され、第三および第四のリンクの他方の下端がベースフレームにピン支持される。
昇降台がベースフレームと第二のXリンクを含むことで、天板を一層高い位置へと昇降させることができる。さらに、昇降台が、第四のリンクの上端の同士を連結する補助シャフトと、該補助シャフトを後方へ力をかけるための第二の偏倚手段を更に有することで、天板が一気に収納状態へと下降するとことを防止することができる。
ベースロックブラケットの前方孔および後方孔が長穴であるが望ましい。操作部材が前方に移動したとき、ロック解除部材も前方に移動し、さらに操作部材が第二のピンを中心に回動すると、ロック解除部材も、第一のピンを中心に回動し、凹部に係合していた調節シャフトを押し下げて、天板のロックを解除することができる。
ロック機構は、ロック解除部材が所定の距離、天板の下面にそって平行移動させるために、ロック解除部材の一部を収納する、天板の下面に固定される誤動作防止部材を更に含んでもよい。操作部材が誤って前方に移動しても、ロック解除部材の一部が、誤動作防止部材に収納されているときは、ロック解除部材は回動できないため、ロックが解除されない。操作部材が所定距離以上移動したとき、誤動作防止部材に収納されたロック解除部材の一部が、誤動作防止部材から外れ、これにより、操作部材の回動とともに、ロック解除部材も回動可能となる。
誤動作防止部材は、所定の距離の奥行をもつ空間を有してもよい。また、ロック機構はロック解除部材を後方へ力をかけるための第三の偏倚手段を更に有してもよい。この第三の偏倚手段により、ロック解除部材の一部は、誤動作防止部材の空間に常時収納される。そのために、ロック解除部材は、所定距離以上移動しない限り、回動することはなく、確実のロック状態が確保される。
本発明のロック機構は、調節シャフト、偏倚手段、ベースブラケット、ロック解除部材および操作部材から構成されるため、コンパクトなものとなり、操作部材の操作で天板を所定の位置に昇降できるため、操作性がよい。また、調節シャフトとベースブラケットとの係合は確保されるために、そのロック状態を確保するための手段を必要とない。さらに、誤動作防止手段にロック解除部材の一部が収納されているときは、ロックが解除されないために、誤動作を防止できる。さらにまた、ロック機構がコンパクトなために、昇降台もコンパクト化を図ることでき、持ち運びも容易となる。
図1は本ロック機構を備えた昇降台(収納状態)の斜視図である。 図2は図1の昇降台の側面図である。 図3は天板の昇降中または下降中の昇降台の側面図である。 図4は天板が最上位に位置するときの昇降台の側面図である。 図5は図4に示された昇降台の(下から見た)斜視図である。 図6(a)は本ロック機構を備えた天板の部分拡大斜視図であり、図6(b)は図6(a)に図示のロック機構が有する誤動作防止部材を示す天板の部分拡大斜視図であり、図6(c)は図6(a)に図示のロック機構(ロック状態)の側面図を示す。 図7(a)は、図6(a)に図示のロック機構のロック解除部材および操作部材が前方に引き出された状態の、天板の部分拡大図であり、図7(b)は、ロック解除部材が、誤動作防止部材から外れた状態を示す。 図8(a)は、操作部材が回動することによりロック解除部材も回動し、凹部から調節シャフトを押し出した状態(ロック解除状態)の天板の部分拡大斜視図であり、図8(b)は、ロック解除部材が誤動作防止部材から外れた状態を示し、図8(c)はロック解除状態のロック機構の側面図である。 図9(a)は、操作部材およびロック解除部材が後方に移動して、ロック解除部材が誤動作防止部材内に収納されたときの、天板の部分拡大斜視図であり、図9(b)は、ロック解除部材が誤動作防止部材内に収納された状態を示す。 図10(a)は、ロック状態で昇降台が一気に収納状態に移ることを防止するための大きな凹部と調節シャフトとの係合を示すロック機構の側面図であり、図10(b)は、大きな凹部と調節シャフトとが係合したときの昇降台の側面図である。
図1および図2に、本発明のロック機構が組み込まれ、収納状態の昇降台1の斜視図および側面図が示されている。昇降台1は、天板2、その下に下フレーム3、さらにその下にベースフレーム4から構成される。天板の側方には任意であるが一対のハンドル5が設けられている。またベースフレームの下面に、任意であるがキャスター6が取り付けられている。
図3は、以下で説明されるようにロックを解除することで、天板が上昇している状態の昇降台を図示し、図4は天板が最上位に上昇した状態の昇降台を図示している。このように、本発明により、昇降台はコンパクトな状態から、任意の高さに天板を上昇させることができる。
図5は、天板が最上位に上昇した状態の昇降台の斜視図を示す。天板2の下面の両側に、断面コ字の形状をもつレール21、22が、開口部を向かい合うように固定されている。天板2と外形が同じ下フレーム3の両側は断面コ字の形状をもつフレーム部31、32をもっている。下フレーム3に対する天板の上昇、下降は、一対の第一のXリンク50により行われる。なお、下フレーム3には、任意であるが中間プレート33が設けられているが、フレーム部31、32にそって、以下で説明されるリンクが移動できるように、スリット34、35(この図ではスリット35は図示されていない。)が設けられている。
第一のXリンク50のそれぞれは、第一のリンク51、第二のリンク52が中央でピン支持されて構成されている。第一のリンク51のそれぞれの上端はレール21(22)にピン支持されている。第二のリンク52のそれぞれの上端に設けられたローラが、レール21(22)内に移動可能に収納されている。したがって、第一のリンク51の上端はレールに対して回動可能であるが移動できないように支持され、第二のリンク52の上端はレールに対して回動できるとともに、レールに沿って移動可能となっている。
第一のリンク51のそれぞれの下端に設けられたローラが、フレーム部31(32)内に移動可能に収納されている。第二のリンク52のそれぞれの下端はフレーム31(32)にピン支持されている。したがって、第二のリンク52の下端はフレーム部に対して回動可能であるが移動できないように支持され、第一のリンク51の下端はフレーム部に対して回動できるとともに、フレーム部に沿って移動可能となっている。
上記の第一のXリンク50により、天板2は下フレーム3に対して昇降することができる。
下フレーム3の下方に、下フレーム3と外形が同じベースフレーム4が位置し、ベースフレーム4に対する下フレームの上昇、下降は一対の第二のXリンク60により行われる。なお、ベースフレーム4には、任意ではあるがベースプレート43が設けられているが、両側のフレーム部41、42にそって、以下で説明されるリンクが移動できるように、スリット44、45(この図ではスリット45は図示されていない。)が設けられている。
第二のXリンク60の構成は、第一のXリンク50と同じ構成をとる。すなわち第二のXリンク60のそれぞれは、第三のリンク61、第四のリンク62が中央でピン支持されて構成されている。第一のリンク61のそれぞれの上端はフレーム部31(32)に、第二のリンク52の下端とともにピン支持されている。第四のリンク62のそれぞれの上端に設けられたローラ(このローラは、第一のリンクの下端に設けられたローラである)が、レール部31(32)内に移動可能に収納されている。したがって、第三のリンクの上端(第二のリンク下端とともに)はフレーム部に対して回動可能であるが移動できないように支持され、第四のリンク62の上端(第一のリンクの下端とともに)はフレーム部に対して回動できるとともに、フレーム部に沿って移動可能となっている。
第三のリンク61のそれぞれの下端に設けられたローラが、フレーム部41(42)内に移動可能に収納されている。第四のリンク62のそれぞれの下端はフレーム部41(42)にピン支持されている。したがって、第四のリンク62の下端はフレーム部に対して回動可能であるが移動できないように支持され、第三のリンク61の下端はフレーム部に対して回動できるとともに、フレーム部に沿って移動可能となっている。
上記の第二のXリンク60により、下フレーム3はベースフレーム4に対して昇降することができる。
第四のリンクの上端同士はシャフト63により連結され、そのシャフト63には、任意であるが後方(図では右側)に力がかかるように偏倚手段、たとえばばね64が掛けられている。このばねにより、シャフト63には後方への力がかかるために、下フレーム、さらには天板が一気に収納位置へ移動することが防止される。
図6に、天板2の下面にある本発明のロック機構10が示されている。前述のように、一対の第一のXリンクを構成する各第二のリンク52の上端に設けられたローラがレール21、22内を移動することで、リンク52の上端は移動可能となっているが、リンク52の上端にはさらに、それぞれ補助リンク55が回転可能に設けられ、それら補助リンク55同士に調節シャフト56が結合されている。各補助リンク55には、偏倚部材、たとえばばね55’がかけられ、調節シャフト56は常に上方へと押し付けられている。
天板2の下面の中央に、前後にそってロック機構を構成する細長いロックベースブラケット11が複数のねじSにより固定されている。ロックベースブラケット11は、両側にそって下方に伸びる側壁12、13が設けられている。側壁同士は対称な形状をもつことから、側壁12が以下で説明される。
側壁12には複数の凹部14が並んで形成されている。この凹部14は、調節シャフト56が中に入る形状をもつ(好適には略半円形状)。この凹部14に調節シャフト56が係合すると、リンク52はもはや移動できなくなる。前述のとおり、リンク52は、常に偏倚手段により常に上向きに押されるため、凹部14と調節シャフト56との係合は確保される。側壁には横に広がった大きな凹部14’が形成されている。この凹部14’は以下で説明されるように、収納時の指はさみ防止に寄与する。
ロックベースブラケット11の側壁12、13の前方には、水平に伸びる長穴15が形成され、後方にも長穴16が形成されている。
ベースブラケット11内に、一端同士がピン17(図8(c)を参照)によりピン支持されたロック解除部材18と操作部材19が配置されている。ロック解除部材18の後方に設けられたピン24が長穴16へと伸びている。これによりロック解除部材18はピン24を中心に回動可能となっている。ピン24とベースブラケット11の後端との間に、ロック解除部材18を後方へ力をかけるための偏倚手段、たとえばばね27が掛けられている。このばね28により、ロック解除部材18、操作部材19は常時後方へと引っ張られる。ロック解除部材18の中央には細長い開口18’が形成されている。
操作部材19にもピン25が設けられ、ピン25は長穴15へと伸びている。これにより操作部材19はピン25を中心に回動可能となっている。操作部材19には、操作部材19を前方に引き出し、ピン25を中心に回動させるためのハンドル26が設けられている。したがって、ハンドル26が、ばね27の引きつけ力に抗して引き出されると、操作部材19およびロック解除部材18が前方(図面の左方向)に引き出されるとともに、ピン24が長孔16内を移動し、またピン25が長穴15内を移動する。
ハンドル26をさらに上方へ引き上げると、操作部材19はピン25を中心として回動し、それに伴ってロック解除部材18もピン24を中心に回動することができる。このとき、回動したロック解除部材18の下面が、ロックベースブラケット11の側壁11(12)の下縁より下に位置するよう、長穴16の形状を決定する(好適には、“へ”の字の形状である)。
ロック解除部材18の開口18’内に位置し、ロックベースブラケット11に誤動作防止部材29が取り付けられている。誤動作防止ブラケット29は、図6(b)に示されているように、ロック解除部材18の一部(開口18’の先端側の一部)を収納できる空間をもつ。ばね27により、ロック解除部材18が最も後方に引きつけられているとき、この空間にロック解除部材18の一部が収納されている。このとき、ロック解除部材18は、ピン24を中心に回動することができない。
ハンドル26により、ロック解除部材18が引き出され(前方に移動され)ても、ロック解除部材18の一部が誤動作防止部材29の空間から出るまで、ロック解除部材18は、ピン24を中心に回動できないために、誤った操作により、調節シャフト56と凹部14との係合の解除が防止される。
ロック解除
図6は、凹部14に調節シャフト56が係合し、天板2はロック状態にある。天板2を任意の位置(収納状態が使用状態)に移すために、ロック状態を解除する必要がある。ロック解除が次のように行われる。
ハンドル26がばね27の引きつける力に抗して前方方向へ引き出されると、図7に示されているとおり、操作部材19およびロック解除部材18も、前方へ移動し、さらに移動すると、ロック解除部材18の一部が誤動作防止部材29の空間から出る(図7(b))。このとき、操作部材19、ロック解除部材18が各ピン25、24を中心として回動(ロック解除状態)できるようになる。このことを言いかえると、ハンドル26が、ばね27の引きつける力に抗して移動しない限り、ロック解除部材19(の一部)は誤動作防止部材内に収納されて、ロック解除部材は回動自在とならず、誤動作が防止される。
図8に示されているように、ハンドル26を引き上げると、操作部材19は、穴15内に位置するピン25を中心に回動する。その回動にともない、ロック解除部材18も穴16内に位置するピン24を中心また回動する(穴16は上記のとおり“へ”の字の形状をもち、ピン24は穴16の左側(すなわちもっとも低い位置)に位置する。回動したロック解除部材18の下面は、図8(c)に示されているように、ロックベースブラケット11の側壁12、13の下面の下に位置する。その結果、調節シャフト56は、凹部14から押し出され、移動可能になる(ロック解除状態)。
ロック状態
図9に示されているように、天板2の所望の位置に対応する凹部14に、調節シャフト56を配置する。そして、ハンドル26から手が離れると、ロック解除部材18を後方へと力をかけるばね27の引きつけ力、さらに、常に上方に押されている調節シャフト56の押し上げ力によりロック解除部材18(操作部材、ハンドル)は水平になる。水平になったロック解除部材18(の一部)は誤動作防止部材29の空間へと収納され、回動できなくなる(ロック状態)。
以上のとおり、ロック状態とロック解除を行うことにより、昇降台の天板を所望の位置に配置し、ロックすることができる。そして、誤動作があっても、ロック状態は維持される。
収納時の指はさみ防止
昇降台を収納するとき、誤ってハンドル26から手が離れるという不測の事態が生ずる場合が考えられる。前述のとおり、ハンドル26から手が離れるとロック状態になる。ベースロックブラケット11の側壁12、13に設けられた凹部14は、天板の所望の位置に対応する位置に複数設けられているため、収納時に調節シャフト56の近くに凹部がないと(ばね64を備えていないとき)、一気に収納状態に移り、指を挟みかねない。そこで、図10(a)に示されているように、側壁12、13の前方側に横に広がった凹部14’を設けおく。収納時に調節シャフト56はその大きな凹部の肩と係合し、天板2、下フレームの下降は、図10(b)に示された状態で停止する。その結果、上記不測の事態が生じても指が挟まれることが防止される。
この発明は、上記実施例に限定されるものでなく、この発明の要旨を変更しない範囲で、用途に応じて種々設計変更しうることが可能である。
2 天板
3 下フレーム
4 ベースフレーム
5 ハンドル
6 キャスター
11 ベースロックブラケット
12、13 ベースロックブラケットの側壁
14、14’ 凹部
15、16 穴
17 ピン
18 ロック解除部材
19 操作部材
24、25 ピン
27 ばね
29 誤動作防止部材
52 リンク
55 補助リンク
55’ ばね
56 調節シャフト

Claims (6)

  1. 天板が下フレームに対して一対の第一のXリンクにより昇降自在に連結された昇降台であって、前記一対の第一のXリンクのそれぞれを構成する第一および第二のリンクの一方の上端が前記天板にピン支持され、他方の上端が前記天板に移動可能に支持され、前記第一および第二のリンクの前記一方の下端が前記下フレームに移動可能に支持され、前記他方の下端が前記下フレームにピン支持されて構成される昇降台の前記天板を所定の位置にロックするロック機構であって、
    前記天板に移動可能に支持された両リンクの上端に補助リンクを介して連結される調節シャフトと、
    前記補助リンクに配置され、前記調節シャフトを上方に力をかけるための第一の偏倚手段と、
    前記調節シャフトが係合する複数の凹部を下向きに有し、さらに前方および後方に前方長穴および後方穴を有する、前記天板の下面に沿って設けられるロックベースブラケットと、
    一端で互いにピン支持され、前記ベースロックブラケットと平行に設けられるロック解除部材及び操作部材であって、前記ロック解除部材の他端に設けられた第一のピンが前記後方穴を通り、前記操作部材に設けられた第二のピンが前記前方長穴を通る、ロック解除部材及び操作部材と、
    を含み、
    前記第一の偏倚手段により上方へ力がかけられている前記調節シャフトが、前記ベースロックブラケットの前記凹部に係合することにより、前記天板は所望の高さにロックされ、
    前記操作部材が前記第二のピンを中心に回動すると、前記ロック解除部材も、前記第一のピンを中心に回動し、前記凹部に係合していた前記調節シャフトを押し下げて、前記天板のロックを解除する、
    ロック機構。
  2. 前記下フレームの下に位置するベースフレームと、
    前記下フレームを前記ベースフレームに対して昇降するための一対の第二のXリンクを含み、
    前記一対の第二のXリンクのそれぞれを構成する第三および第四のフレームの一方の上端が、前記第一および第二のリンクの前記他方の下端とともに、前記下フレームにピン支持され、第三および第四のフレームの他方の上端が、前記第一および第二のリンクの前記一方の下端とともに下フレームに移動可能に支持され、前記第三および第四のリンクの前記一方の下端が前記ベースフレームに移動可能に支持され、前記第三および第四のリンクの前記他方の下端が前記ベースフレームにピン支持される、
    請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記第四のリンクの上端の同士を連結する補助シャフトと、該補助シャフトを後方へ力をかけるための第二の偏倚手段を更に有する、請求項2に記載のロック機構。
  4. 前記後方孔が長穴であり、
    前記操作部材が前方に移動したとき、前記ロック解除部材も前方に移動し、さらに前記操作部材が前記第二のピンを中心に回動すると、前記ロック解除部材も、前記第一のピンを中心に回動し、前記凹部に係合していた前記調節シャフトを押し下げて、前記天板のロックを解除する、請求項1または2に記載のロック機構
  5. 前記ロック解除部材が所定の距離、前記天板の下面にそって平行移動させるために、前記ロック解除部材の一部を収納する、前記天板の下面に固定された誤動作防止部材を更に含み、
    前記操作部材が前方に前記所定距離移動したとき、前記誤動作防止部材に前記ロック解除部材の前記一部、前記誤動作防止部材から外れ、これにより、前記操作部材の回動とともに、前記ロック解除部材も回動可能となる、請求項4に記載のロック機構
  6. 前記ロック解除部材を後方へ力をかけるための第三の偏倚手段を更に有し、
    前記誤動作防止部材は、前記所定の距離の奥行をもつ空間を有し、
    前記ロック解除部材が前記第三の偏倚手段により後方に位置するとき、前記ロック解除部材の前記一部は、前記空間内に収納される、
    請求項5に記載のロック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111466713A (zh) * 2020-04-10 2020-07-31 宁波夏盛电子科技有限公司 一种折叠笔记本支架桌
KR102163017B1 (ko) * 2020-06-10 2020-10-07 이은수 차량용 기저귀교환대

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