JP4690121B2 - 避難用梯子装置 - Google Patents

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Description

本発明は避難用梯子装置に関するものである。
収納状態から使用状態へと展開する梯子装置としては、従来、特許文献1に記載されたものが知られている。この従来例において、梯子装置は、上段梯子と下段梯子を有し、天井の開口を塞ぐ蓋体の上面に固定される上段梯子の上に下段梯子を重ねて形成される。下段梯子は上段梯子に対して摺動可能に取付けられ、蓋体を斜め下方に開き、下段梯子を下向きに摺動させて梯子を伸長し、その下端を接床させることにより収納状態から使用状態に展開する。
また、天井裏には回転ダンパー装置が固定されて該装置から引き出されたロープは上段梯子に固定される。回転ダンパー装置はロープの引っ張りによりプーリ体を回転させてゼンマイを巻取り、同時に一方向クラッチのコイルバネを巻締めて回転ダンパーの回転軸を回転させ、これによりロープを引っ張る動きを制動する。したがって蓋体を開く際には、蓋体、上段梯子、および下段梯子の自重によりロープが引かれることによって蓋体を下向きに開く動きが制動され、静かに開くことができる。この後、梯子の使用が終わり、上段梯子の上に下段梯子を重ねて梯子を短縮し、蓋体を閉じて行くと、引き出されたロープは一方向クラッチによって回転ダンパーとは無関係にゼンマイの付勢力で回転するプーリ体に巻き取られる。
さらに、蓋体を開く際に下段梯子が不意に飛び出すことを防止するために、上段梯子にも同様に回転ダンパー装置が取り付けられる。この回転ダンパー装置のロープは下段梯子に連結され、これにより梯子が伸長する際の下段梯子の動きが制動されてゆっくりと伸長する。
特開平6-248867号公報
しかしながら、上記従来例においては、回転ダンパー装置でロープ、ゼンマイ、コイルバネを巻き取り、あるいは巻解すために、これらが絡まることなどによって動作不良が生じやすく、動作信頼性に欠ける。
また、ロープ等を巻き取るためのプーリ体が組み込まれるために回転ダンパー装置の大きさが大きくなってしまい、外観の悪化等を招いてしまう。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、展開動作がスムーズで、動作信頼性に優れ、また、外観が良好な避難用梯子装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
一対の梯子縦材1A、1Bに梯子横材2の両端部を垂直回転自在に連結して形成され、自重により梯子横材2を水平姿勢まで垂直回転させて展開する梯子装置3と、
前記梯子縦材1A、1B間に配索されて余長部4aを梯子装置3の長手方向に長寸な管状部材5の内部に挿通され、梯子装置3の展開に伴って管状部材5から引き出される制動索4と、
前記管状部材5の内部に収容されて制動索4の余長部4aに連結され、管状部材5からの制動索4の引き出し速度を抑えて梯子装置3の展開速度を緩めるダンパ装置6とを有する避難用梯子装置を提供することにより達成される。
本発明によれば、避難用梯子装置は、梯子装置3の自重による展開動作に伴って引き出される制動索4をダンパ装置6により制動して形成される。梯子装置3は一対の梯子縦材1A、1Bに梯子横材2の両端部を垂直回転自在に連結して形成され、梯子横材2を縦姿勢から水平姿勢へと垂直回転させることにより一対の梯子縦材1A、1Bが近接する折畳状態から離間する展開状態に展開する。制動索4は、この梯子縦材1A、1B間に少なくとも梯子横材2と平行にならないように配索されて展開に伴う梯子縦材1A、1B間の間隔の拡大により引き出され、ダンパ装置6によってこの引き出し速度が低減されることで梯子装置3の展開速度を安全な程度にまで緩める。
また、制動索4の余長部4aは、梯子装置3の長手方向に長寸な管状部材5の内部に挿通され、管状部材5内部において伸長した状態で収容されるため、梯子装置3の展開動作や折畳動作の際に絡まってしまうようなことがない。この管状部材5は梯子装置3の長手方向、すなわち梯子縦材1の長手方向に長寸であるために、避難用梯子装置の全体の外観を損ねてしまうようなことはなく、単にある程度長尺なパイプ材であれば足りるため、例えば、梯子装置3をその長手方向に沿って建物壁面8に連結する縦材や、梯子縦材1を兼ねて構成することが可能である。このように縦材等を制動索4の収容手段として活用した場合には、従来必要であった制動索4の収納手段の設置やその収納スペースを実質的に省くことができる。
さらに、上述したように管状部材5内部に収納される制動索4の引き出し速度を同様に管状部材5内部に配置したダンパ装置6で制御することにより、従来必要であったダンパ装置6の設置スペースをも省くことができる。ダンパ装置6は、管状部材5の内部が狭い場合であっても、例えば後述する実施の形態に示すようにチェーンとスプロケットなどを介することにより制動索4の引き出し方向への移動に負荷を与えることが可能であり、伸長状態で収納される制動索4の走行経路範囲内の適宜位置に配置することができる。
このように制動索4を引き出しにくくすることに加え、引き込み方向にも付勢すれば、制動索4の収容時における絡まりを効果的に防止することができ、また、梯子装置3を収納する際の制動索4の管状部材5内部への収容を容易にすることができる上に、梯子装置3が展開しにくくなるのでダンパ装置6による制動負担を軽減することができる。付勢手段7は、バネなどのほか重錘によって構成することも可能で、上述したように梯子装置3の長手方向、すなわち鉛直方向に伸びる制動索4は、引張バネなどにより付勢力を与えることが可能であり、管状部材5内部への引き込み位置を高所に設定することにより、重錘
によっても可能である。重錘によって付勢力を与えれば長期に安定して引き込み方向への付勢力を与えることができる。また、このように制動索4を引き込み方向へ付勢することで、梯子装置3を押し下げて梯子横材2を水平姿勢から縦姿勢へと上方に垂直回転させる収納時の荷重を軽減することができ、例えば手動によって梯子装置3を収納しやすくすることができる。
また、上述した梯子装置3における梯子縦材の一方1Aを垂直回転自在なリンク体10を介して建物壁面8に連結すれば、梯子装置3を建物壁面8に沿うように楽に収容できる上に、使用状態において建物壁面8に開設される避難口に正対させて乗り移りやすくすることが可能となる。この場合、リンク体10も梯子横材2と同様に自重によって回転させることで、展開動作のための動力を外部から加える必要がなくなり、この自重による展開についても制動索4が引き出されるようにすれば、展開速度を安全なものにすることができる。制動索4やダンパ装置6は、リンク体10の梯子縦材1A反対端を建物壁面8に連結する固定縦材9に収容すれば、展開動作によって動くことがないために動作信頼性をより高めることができる。
さらに、このようにリンク体10を介して多段的に展開する避難用梯子装置の展開動作をスムーズにすることができ、動作信頼性に優れる発明が提案される。この発明によれば、避難用梯子装置は、
一対の梯子縦材1A、1Bに梯子横材2の両端部を垂直回転自在に連結して形成されるとともに、建物壁面8に固定される固定縦材9に対して垂直回転自在なリンク体10を介して前記梯子縦材の一方1Aが連結され、自重により梯子横材2およびリンク体10を水平姿勢まで垂直回転させて展開する梯子装置3と、
固定縦材9から前記梯子縦材の一方1Aを通ってリンク体10の連結されない梯子縦材の他方1Bまで配索されて余長部4aを制動索収納手段11により収納され、梯子装置3の展開に伴って制動索収納手段11に形成されるダンパ装置6に抗して制動索収納手段11から引き出される制動索4とを有し、
回転方向荷重の大きい前記梯子縦材の一方1Aと固定縦材9との間における制動索4の引き出し長さを梯子縦材1A、1B間よりも大きくしてリンク体10と梯子横材2の回転速度差を低減させて構成される。
この発明において、ダンパ装置6により制動索収納手段11からの引き出し速度を抑えられる制動索4は、建物壁面8に固定される固定縦材9から梯子縦材の一方1Aを経由して梯子縦材の他方1Bへと配索され、リンク体10と梯子横材2の双方の回転を制動して梯子装置3の自重による展開動作を安全でスムーズなものにする。また、このように連続する単一の制動索4によってリンク体10と梯子横材2の双方の回転速度を制動する場合、リンク体10の回転時に負荷される荷重がリンク体10および梯子装置3、すなわち梯子縦材1の一対と梯子横材2であるのに対し、梯子横材2の回転時に負荷される荷重が梯子横材2と梯子縦材1の一方のみになるために、このままでは荷重の違いによってこれらの回転速度が異なってしまう。これを解消するため、本発明において制動索4は、固定縦材9と梯子縦材の一方1Aの間、すなわちリンク体10に対応する部分の引き出し長さを梯子縦材1A、1B間、すなわち梯子横材2に対応する部分の引き出し長さより長くされる。したがって、リンク体10の単位回転角度に対する制動索4の引き出し量が梯子横材2の場合に比して大きくなることにより、比較的大きな荷重を受けて回転するリンク体10と比較的小さな荷重を受けて回転する梯子横材2との間の回転速度差を低減することができ、梯子装置3の展開動作をより円滑にすることができる。制動索4のリンク体10と梯子横材2のそれぞれに対応する部分の長さは、例えば後述する実施の形態に示すように、これらの部分における制動索4の配索角度をリンク体10や梯子横材2に対してどの程度異ならせるかによって調整することが可能である。なお、本発明において制動索4を収容する制動索収納手段11は、内部に制動索4を挿通可能な管状の部材を備えるもののほか、制動索4を巻回収納するプーリ等を備えるものとしても構成することが可能である。
加えて、同様にリンク体10を介して多段的に展開する避難用梯子装置の展開動作をスムーズにすることができ、動作信頼性に優れる他の発明が提案される。この発明によれば、避難用梯子装置は、
垂直回転自在に連結されたリンク体10の縦姿勢と水平姿勢との間の回転により収納位置と使用位置の間を移動する梯子縦材1に対して梯子横材2を垂直回転自在に連結して形成され、
前記梯子縦材1には、梯子横材2の水平姿勢においてリンク体10を拘束して梯子縦材1を使用位置に保持するカム部材12が回転自在に連結されて構成される。
この発明において、リンク体10と梯子横材2の双方が垂直回転自在に連結される梯子縦材1には、さらにカム部材12が回転自在に連結される。カム部材12は、所定の回転位置においてリンク体10を所定の位置に拘束するもので、梯子横材2の回転により回転し、梯子横材2が水平姿勢をとるときにリンク体10を水平姿勢に拘束して梯子縦材1を使用位置に保持する。カム部材12による梯子横材2の拘束は、カム部材12によって位置を拘束されない側の部材の元の位置への復帰、すなわち梯子横材2を水平姿勢から縦姿勢に移行させることにより解除することが可能で、したがってカム部材12により梯子横材2とリンク体10の展開・収納手順を一義的にすることができ、誤動作や手順違いによる誤操作を防止することができる。また、梯子横材2が水平姿勢をとるときにリンク体10が水平姿勢に保持されることにより、梯子横材2を伝って避難者が避難している際に梯子装置3が妄りに収納位置に移動してしまうことはなく、梯子装置3による避難時における安全性を高めることができる。
また、このカム部材12によって、梯子装置3が収納位置をとるとき、すなわちリンク体10が縦姿勢をとるときに梯子横材2の水平姿勢への回転を禁止するようにすれば、例えば上述した発明におけるように建物壁面8に沿って梯子装置3の収納位置を、建物壁面8からやや離れた位置に使用位置を設定した場合には、梯子装置3に乗り移り可能な位置で待つ避難者、すなわち、使用位置において水平姿勢をとる梯子横材2を想定して梯子装置3の展開を待つ避難者の近傍で梯子装置3が展開することを防止でき、梯子装置3の展開時における安全性を高めることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、展開動作がスムーズで、動作信頼性に優れた避難用梯子装置を提供することができるために、災害からの安全かつ速やかな避難を可能にすることができる。また、外観が良好な避難用梯子装置を提供することができるために、建物の外観等を良好に維持することができる。
図1に本発明に係る避難用梯子装置の使用状態を示す。この実施の形態において、避難用梯子装置は、四階建てのビルの一壁面8に取り付けられ、災害時にビルの各階における避難口となる窓20に正対して梯子装置3が固定される。
梯子装置3は、一対の縦棒(梯子縦材1)に対して梯子桟(梯子横材2)の両端部を垂直回転自在に連結して形成され、縦棒1の長手方向に所定ピッチで配置される梯子桟2の全てが同期回転することにより、基準側の縦棒(梯子縦材の一方1A)に対して可動側の縦棒(梯子縦材の他方1B)が沿うように近接する折畳姿勢と、ほぼ梯子桟2の長さ寸法を隔てて平行になる展開姿勢との間で変形する。各縦棒1は建物の四階の窓20から地面21までの長さを、各梯子桟2は各窓ガラス22の横幅の半分以上程度の長さを備え、アルミニウムの押出加工によりパイプ状に製造される。この梯子装置3は、垂直回転自在な連結バー(リンク体10)を介して建物壁面8に取り付けられる。
連結バー10は、使用状態において梯子装置3を建物壁面8から所定間隔隔てた位置に保持し、建物壁面8に背を向けるようにして梯子装置3を伝って避難するときに背中近くに建物壁面8を配置させて安心感を起こさせるもので、アルミニウムの押出加工により500ミリから600ミリ程度の長さのパイプ状に製せられ、両端部を建物壁面8と梯子装置3とに連結される。この連結バー10を建物壁面8に連結するために、建物壁面8には、図示しないアンカーボルトによって上記縦棒1と同じ長さを備えたアルミニウムの押出成形品からなる固定レール(固定縦材9)が鉛直方向に固定され、その長手方向に沿って連結バー10が所定ピッチで配置されて梯子装置3を建物壁面8に対してその長手方向にしっかりと連結する。
また、上記連結バー10は、一端部が上述した基準側の縦棒1Aに対して、他端部が固定レール9に対してそれぞれ垂直回転自在に連結されて建物壁面8に対する直交面内を垂直回転自在にされる。このため、連結バー10を縦姿勢にすれば建物壁面8に沿うように梯子装置3を収容することができ、水平姿勢にすれば梯子装置3を建物壁面8から飛び出させて図1に示す使用状態にすることが可能となる。さらに、連結バー10は、上記基準側縦棒1Aに対して梯子桟2と直交方向に連結され、したがって梯子桟2は建物壁面8に対する平行面内を垂直回転し、梯子装置3は建物壁面8に対して平行方向に折畳、展開する。
以上の連結バー10は、水平姿勢をとったときに基準側縦棒1Aの下端が地面21に当接するように、基準側縦棒1Aに対する連結位置を調整される。梯子桟2についても同様で、基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bの両者の下端が地面21に当接したときに水平姿勢となるようにこれらに対する連結位置が調整される。
したがって避難用梯子装置が不使用のときには、図2に示すように、梯子桟2を縦姿勢にして縦棒1の一対を横方向に沿わせるようにすることで梯子装置3がほぼ棒状をなす折畳姿勢にされ、また、この状態で連結バー10が縦姿勢にされることにより上記基準側縦棒1Aが固定レール9に対して建物正面側から重なり、避難用梯子装置全体が棒状に折り畳まれた状態にされる。この状態で各階に形成される操作部23により解除操作可能な図示しないストッパによってそれぞれの縦棒1A、1Bを拘束することにより、避難用梯子装置は収納状態を維持され、この収納状態において避難用梯子装置は窓20の一側方で建物壁面8に沿うように折り畳まれているために窓20を使用する際などにおいて邪魔になることはない。
一方、火災等が発生した際には、上述した操作部23を操作してストッパを解除すると、縦姿勢、厳密には斜め姿勢をとる連結バー10は梯子装置3の荷重および自重により回転し、地面21よりやや高い位置で建物壁面8に沿う収納位置をとる梯子装置3をその下端が地面21に接触するまで斜め下方に降下させて建物壁面8から突出する使用位置に移動させる。梯子桟2についても同様で、可動側縦棒1Bの荷重および自重によって回転し、地面21よりやや高い位置で基準側縦棒1Aに沿う可動側縦棒1Bをその下端が地面21に接触するまで降下させて梯子装置3を折畳姿勢から展開姿勢へと変形させる。上述したように梯子装置3が使用位置、展開姿勢をとるときに連結バー10および梯子桟2は水平姿勢となり、この展開状態において避難者は窓20から正面に乗り出すだけで正対する梯子桟2に乗り移ることができる。また、梯子装置3を伝って降下する際には、背中側に建物壁面8を感じて高所による恐怖心を抑えられ、梯子装置3にかかる避難者の荷重は、その下端が当接する地面21によってしっかりと負担され、さらに、水平方向へのぐらつきについてもリンク体10によって防止される。
また、この実施の形態において、避難用梯子装置は、上述した自重を利用した展開動作を制動するために、制動索4と、制動索収納手段11とを備え、展開動作の進行に伴って制動索収納手段11から漸次引き出される制動索4の引き出し速度を抑えて展開スピードを制御する。制動索4は、図4に示すように、ワイヤ4bの一端にチェーン4cを連続状に繋げて形成され、このワイヤ4bは固定レール9から基準側縦棒1Aを経由して可動側縦棒1Bへと平面視L字状に配索される。固定レール9と基準側縦棒1A、該基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bとの間の間隔は梯子装置3の収納位置から使用位置への移動、および折畳姿勢から展開姿勢への変形に伴って漸次長くなるために、避難用梯子装置の展開動作に伴って制動索4の制動索収納手段11からの引き出し長さが増大する。なお、図4等において24はワイヤ4bの配索方向を変更するための滑車である。
制動索収納手段11は、制動索4を収納する収納部25と、制動索4を収納部25への引き込み方向に付勢する付勢手段7と、制動索4の収納部25からの引き出し方向への移動に適宜の負荷を与える緩衝手段27とを有し、付勢手段7により収納部25に制動索4を引き込みやすくするとともに、収容された制動索4の収納部25からの引き出し速度を緩衝手段27によって抑える。収納部25は、この実施の形態においては制動索4を鉛直方向に直線状に収容できる長尺のスペースを備えた管状部材5により形成され、上述した固定レール9をパイプ状に形成することにより固定レール9によって構成される。この固定レール9の内部には、図4に示すように上方から下方に向かって上記ワイヤ4bとその一端から延びるチェーン4cが鉛直方向に収容され、ワイヤ4bの他端は可動側縦棒1Bに固定される。
付勢手段7は、この実施の形態においては、図4および図5に示すように制動索4の収納側端部、すなわちチェーン4cの自由端部に重錘を連結して形成される。固定レール9の内部に配置される重錘7はその荷重により制動索4、すなわちワイヤ4bを固定レール9内に引き込む方向に付勢する。
緩衝手段27は、図4および図5に示すように、一回転方向のみに負荷を与えるいわゆるワンウェイタイプのロータリーダンパ(ダンパ装置6)を上記固定レール9内に配置し、ロータリーダンパ6に連結したスプロケット28を制動索4のチェーン4cに噛み合わせて構成される。このロータリーダンパ6はスプロケット28を介してチェーン4c、すなわち制動索4に対して収納部25からの引き出し方向にのみ負荷を与える。なお、図4において29はスプロケット28に係合するロータリーダンパ6の図示しない軸をしっかりと保持するための軸保持部である。
したがって、図3に示すように、避難用梯子装置の収納状態においては、基準側縦棒1Aに対して可動側縦棒1Bおよび固定レール9が近接し、固定レール9から基準側縦棒1Aを経て可動側縦棒1Bへと延びる経路長が短かくなることによりワイヤ4b、すなわち制動索4は長寸の余長部4aを重錘7によって固定レール9内に引き込まれた緊張状態とされる。この後、図3(b)に示すように、縦棒1の荷重等によって連結バー10が垂直回転して梯子装置3が折畳姿勢を維持したまま収納位置から使用位置へと移動する際には、固定レール9と基準側縦棒1Aとの間隔の拡大によってワイヤ4bは固定レール9から引き出され、この引き出し速度がロータリーダンパ6によって抑えられることで梯子装置3の収納位置から使用位置への移動が静かでゆっくりなものになる。さらに、この状態から、図4に示すように可動側縦棒1B等の荷重によって梯子桟2が垂直回転して梯子装置3が折畳姿勢から展開姿勢へと変形する際にも、同様に基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bの間隔の拡大によってワイヤ4bが固定レール9からさらに引き出され、ロータリーダンパ6によってワイヤ4bの引き出し速度が抑えられることにより、梯子装置3の折畳姿勢から展開姿勢への変形が同様に静かでゆっくりなものになる。
さらに、この実施の形態においては、連結バー10を縦姿勢から水平姿勢へと回転させる荷重が主に基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bであるのに対し、梯子桟2の場合には可動側縦棒1Bのみとなってしまう点、すなわち、梯子装置3が収納位置から使用位置へと移動する際にワイヤ4bを引っ張る力が折畳姿勢から展開姿勢へと変形する際の力よりも大きくなってしまい、これらの間で移動・展開速度が異なってしまうことを解消するために、使用位置をとる基準側縦棒1Aと固定レール9との間のワイヤ4bの配索長さが梯子装置3の展開姿勢における基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bとの間の長さよりも長く設定される。このワイヤ4bの配索長さは、図5に示すように、鉛直方向におけるワイヤ4bの配索角度を変える、すなわちワイヤ4bの傾きに緩急をつけることにより調節することが可能で、この実施の形態においては、固定レール9と基準側縦棒1Aとの間の水平面に対する配索角度θ1が60度、基準側縦棒1Aと可動側縦棒1Bとの間の水平面に対する配索角度θ2が30度に設定される。
したがって、梯子装置3が図3(a)に示す収納位置から図3(b)に示す使用位置へと移動する際には、図3(b)に示す折畳姿勢から展開姿勢へと変形する場合に比して固定レール9からワイヤ4bを長く引き出さなければならなくなり、ロータリーダンパ6によって加えられる負荷が大きくなることで荷重の違いによる移動スピードと展開スピードの差が解消され、避難用梯子装置の展開動作がスムーズにされる。
加えて、この実施の形態において、避難用梯子装置は、ロックバー(カム部材12)を備える。ロックバー12は、図6(a)に示すように金属棒の両端部をほぼ反対方向に曲成して形成され、直線部12aの一端に梯子桟対応部12bが、他端に連結バー対応部12cが形成される。また、直線部12aには、その長手方向の直交方向にやや長寸な筒状の取付部12dが形成され、この取付部12dに差し込まれる図示しないピン等によって基準側縦棒1Aに対して垂直回転自在に連結される。
上記ロックバー12は、この実施の形態において、基準側縦棒1Aの下部、より詳細には、図6(b)に示すように、下から二段目の梯子桟2’および最下段の連結バー10’が連結される部位の近傍において、直線部12aを梯子桟2に平行に向けて梯子桟2と同じ向きに垂直回転自在に連結される。図6(b)および図7(a)に示す梯子装置3の使用状態において、ロックバー12は、直線部12aの連結バー対応部12c近傍の部位を最下段の連結バー10’の底面、すなわち梯子装置3を使用位置から収納位置に移動させるときに回転する方向の面に当接させ、このとき反対の梯子桟対応部12bの先端が下から二段目の梯子桟2’の底面にほぼ衝接する位置をとる。したがってこの状態で上記連結バー10’を縦姿勢へと回転させようとしても、取付部12dを中心にしたロックバー12の図7(b)における反時計回りへの回転は梯子桟対応部12bと梯子桟2との衝接によって規制されるため、連結バー10’は回転できず、これにより梯子装置3は使用位置に保持される。
これに対し、下から二段目の梯子桟2’に対するロックバー12の衝接は、上述したように梯子桟対応部12bの先端によるその底面に対するものに過ぎないために、梯子装置3を展開姿勢から折畳姿勢へと変形させるための梯子桟2の回転、すなわち上記梯子桟2’の図6(b)における時計回りの回転は許容される。これに従い、図7(b)に示すように梯子桟2’を時計回りに回転させると、ロックバー12の梯子桟対応部12bは、今度は回転によって斜めに起き上がる最下段の梯子桟2”に接近し、この梯子桟2”の上面に形成される係止孔30内へと進入する。この後、さらに梯子桟2”を回転させると、梯子桟2”の底壁に対して梯子桟対応部12bが接触し、この梯子桟対応部12bが梯子桟2の回転方向になだらかな傾斜をなしていることにより、以後の梯子桟2”の回転によってロックバー12にも同じ回転方向の分力が働いて、梯子桟2”の回転方向と同じ時計回りにロックバー12が回転する。
このロックバー12の回転により、連結バー10から直線部12aが離れ、連結バー10の回転軌道上には連結バー対応部12cが配置される。したがってこの状態で今度は連結バー10を回転させると、連結バー10は連結バー対応部12cに接触し、この連結バー対応部12cが連結バー10の回転方向になだらかな傾斜をなしていることにより、連結バー10の回転に伴ってその底面に連結バー対応部12cが摺接する。連結バー対応部12cの連結バー10に対する摺接により、図8(a)および(b)に示すように、ロックバー12はさらに梯子桟2の回転方向に回転し、梯子桟対応部12bは係止孔30の周縁に係止するようにしてさらに梯子桟2”を縦姿勢に回転させる。したがってこの状態で梯子桟2”を水平姿勢に戻そうとしても、梯子桟対応部12bが梯子桟2”に係止し、かつ連結バー10によって係止解除方向への移動を禁止されるために、梯子桟2”は水平姿勢方向に回転できず、これにより梯子装置3は折畳姿勢に保持される。
また、避難用梯子装置の収納状態から使用状態への移行については、以上の手順と逆の手順によって進めることが可能となる。したがって連結バー10と梯子桟2の特定の手順での回転を受けて回転するロックバー12により、収納位置において折畳姿勢をとる梯子装置3は、先ず、連結バー10の回転によって折畳姿勢のまま建物壁面8近傍から離れた使用位置に移動し、この後、梯子桟2の回転により、建物壁面8から離れた位置において、建物壁面8に沿って平行に開くようにして展開姿勢に変形することが保証される。また、逆に、このようにして使用位置で展開姿勢をとる梯子装置3を収納する際には、先ず、梯子桟2の回転によって建物壁面8から離れた位置で梯子装置3が折畳姿勢、すなわち棒状に折り畳まれ、この後、連結バー10の回転によって棒状になった梯子装置3が建物壁面8に沿うように近接することが保証される。さらに、この収納状態において、梯子桟2は連結バー10により縦姿勢方向に強制回転され、これにより縦棒1A、1B間は隙間なくきれいに閉じることができる。なお、ロックバー12は、この実施の形態において示すように下から二段目の梯子桟2’および最下段の連結バー10’が連結される部位の近傍に限らずいづれかの段の梯子桟2’および連結バー10’が連結される部位の近傍であれば設置することが可能である。
図9に上述した本発明における制動索収納手段11および制動索4の変形例を示す。なお、この変形例において上述した実施の形態と同一の構成要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。この変形例において、制動索収納手段11の緩衝手段27は、ワンウェイタイプのロータリーダンパ6の一対を備え、制動索4のチェーン4cには、ロータリーダンパ6に連結されるスプロケット28に係合しない無負荷部31が形成される。
ロータリーダンパ6は、図9(a)ないし(c)に示すように、図示しない固定レール9内に上下方向に並設され、上方のダンパ6’が梯子装置3の収納位置から使用位置への移動に関し、下方のダンパ6”が梯子装置3の折畳姿勢から展開姿勢への変形に関し、それぞれを制動する。各ダンパ6にはそれぞれ同程度の制動トルクを発揮するものが使用される。なお、図9(b)において32はロータリーダンパ6の軸、33はダンパおよび軸保持部を固定レール9に固定する固定ベース、34は固定ベースを固定レール9に固定するボルトである。
一方、無負荷部31は、制動索4の特定の区間にチェーン4cに代えて断面コ字形状のレール35を取り付けて形成される。レール35は、図9(c)に示すようにスプロケット28の歯に噛み合わない中空部35aを備え、ダンパ6によるワイヤ4bの制動を解消する。このレール35は、避難用梯子装置の収納状態、すなわち固定レール9内に収容されるワイヤ4bの余長部4aが最も長い状態において、上記上方のダンパ6’に対応する位置に比較的短寸のものが配置されるとともに、下方のダンパ6”に対しては、梯子装置3が折畳姿勢から展開姿勢に移動する際に当該下方のダンパ6”を通過するチェーン4cの区間に対応する長さのものが配置される。
したがってこの変形例において、収納状態の避難用梯子装置を展開する際の初動、すなわち梯子装置3の収納位置から使用位置への移動初期においては、レール35によって上方のダンパ6’によるワイヤ4bの制動が機能せず、ワイヤ4bには下方のダンパ6”による比較的小さな負荷のみが作用し、梯子装置3の収納位置から使用位置への移動動作は迅速に開始される。次いで、上方のダンパ6’に対応するレール35の長さ分だけワイヤ4bが引き出されると、今度は上下のダンパ6’、6”が機能し、この状態で荷重が比較的大きい梯子装置3の収納位置から使用位置への移動が完了する。
この後、荷重が比較的小さい梯子装置3の折畳姿勢から展開姿勢への変形の際には、今度は下方のダンパ6”に対して無負荷部31が対応し、これにより梯子装置3の折畳姿勢から展開姿勢への移動については上方のダンパ6’のみによってワイヤ4bが制動される。したがって以上のように荷重に応じて機能するダンパ6の数を異ならせることにより、梯子装置3の収納位置から使用位置への移動と折畳姿勢から展開姿勢への変形の速度差が解消され、避難用梯子装置は収納状態から使用状態へとスムーズに展開する。
なお、この変形例においては、初動時に上方のダンパ6’による制動を、梯子装置3の折畳姿勢から展開姿勢への変形時に下方のダンパ6”による制動を不能にする場合を示したが、初動時に下方のダンパ6”について、変形時に上方のダンパ6’について制動不能にしても足りる。また、無負荷部31は上述したレール35により構成するほか、スプロケット28の歯に噛み合わないものであれば、例えばワイヤ等によって代用することも可能である。
図10に本発明における緩衝手段27の他の変形例を示す。なお、この変形例において上述した実施の形態、および変形例と同一の構成要素は図中に同一の符号を付して説明を省略する。この変形例において、無負荷部31は、緩衝手段27のロータリーダンパ6とスプロケット28の間に形成される。
この無負荷部31は、図10(a)に示すように、スプロケット28のダンパ6による制動回転方向に長孔36を設け、ダンパ6からスプロケット28の回転によって長孔36内を移動するガイドピン37を突出させて形成される。ダンパ6のガイドピン37は、固定レール9内に収容されるワイヤ4bの余長部4aが最も長い状態において、図10(a)および(b)に示すように、長孔36内のワイヤ4bの引き込み方向側端部に配置され、ワイヤ4bが引き出し方向に移動する初期状態において長孔36内をワイヤ4b引き出し方向に移動してダンパ6の軸をスプロケット28の軸孔38との間で空転させる。
したがってこの変形例において、梯子装置3の収納位置から使用位置への移動初期においては、無負荷部31によってダンパ6の負荷がスプロケット28に伝達されず、ワイヤ4bは重錘7の荷重のみを抵抗にして固定レール9から引き出され、これにより梯子装置3の収納位置から使用位置への移動動作は迅速に開始される。この後、ガイドピン37がワイヤ4bの引き出しによって長孔36内のワイヤ4b引き出し方向側端部に移動すると、以後はダンパ6が機能して梯子装置3の使用位置への移動や展開姿勢への変形が制動される。
なお、以上の実施の形態および変形例においては、緩衝手段27のスプロケット28にチェーン4cを係止させて制動索4のワイヤ4bを制動する場合を示したが、スプロケット28に代えて緩衝手段27に歯車を設け、この歯車に係止するラックを制動索4に設けて構成することも可能である。
避難用梯子装置の使用状態を示す斜視図である。 避難用梯子装置の収納状態を示す斜視図である。 梯子装置の展開動作を説明する図で、(a)は収納位置において折畳姿勢をとる状態を示す斜視図、(b)は使用位置において折畳姿勢をとる状態を示す斜視図である。 梯子装置の展開動作を説明する図で、使用位置において展開姿勢をとる状態を示す斜視図である。 制動索の配索状態を説明する図である。 ロックバーを示す図で、(a)は単品の斜視図、(b)は避難用梯子装置の使用状態における姿勢を示す正面図である。 ロックバーを示す図で、(a)は避難用梯子装置の使用状態における姿勢を示す側面図、(b)は梯子装置の展開姿勢から折畳姿勢への移行途上における姿勢を示す正面図である。 ロックバーを示す図で、(a)は避難用梯子装置の収納状態における姿勢を示す側面図、(b)は避難用梯子装置の収納状態における姿勢を示す正面図である。 制動索収納手段および制動索の変形例を示す図で、(a)は固定レール内の状態を示す側面図、(b)は固定レール内の状態を示す正面図、(c)はスプロケットとレールの係合状態を示す要部拡大図である。 他の変形例を示す図で、(a)はスプロケットとロータリーダンパの組み付け状態を示す分解斜視図、(b)は固定レール内の状態を説明する図である。
符号の説明
1 梯子縦材
1A 梯子縦材の一方
1B 梯子縦材の他方
2 梯子横材
3 梯子装置
4 制動索
4a 余長部
5 管状部材
6 ダンパ装置
7 付勢手段
8 建物壁面
9 固定縦材
10 リンク体
11 制動索収納手段
12 カム部材


Claims (6)

  1. 一対の梯子縦材に梯子横材の両端部を垂直回転自在に連結して形成され、自重により梯子横材を水平姿勢まで垂直回転させて展開する梯子装置と、
    前記梯子縦材間に配索されて余長部を梯子装置の長手方向に長寸な管状部材の内部に挿通され、梯子装置の展開に伴って管状部材から引き出される制動索と、
    前記管状部材の内部に収容されて制動索の余長部に連結され、管状部材からの制動索の引き出し速度を抑えて梯子装置の展開速度を緩めるダンパ装置とを有する避難用梯子装置。
  2. 前記管状部材の内部には制動索を引き込み方向に付勢する付勢手段が配置される請求項1記載の避難用梯子装置。
  3. 前記梯子装置は、建物壁面に固定される管状の固定縦材に対して垂直回転自在なリンク体を介して梯子縦材の一方が連結され、自重によるリンク体の水平姿勢への垂直回転により建物壁面から突出し、
    前記制動索の余長部およびダンパ装置は固定縦材の内部に収容されて梯子装置の展開速度および建物壁面からの突出速度を緩める請求項1または2記載の避難用梯子装置。
  4. 一対の梯子縦材に梯子横材の両端部を垂直回転自在に連結して形成されるとともに、建物壁面に固定される固定縦材に対して垂直回転自在なリンク体を介して前記梯子縦材の一方が連結され、自重により梯子横材およびリンク体を水平姿勢まで垂直回転させて展開する梯子装置と、
    固定縦材から前記梯子縦材の一方を通ってリンク体の連結されない梯子縦材の他方まで配索されて余長部を制動索収納手段により収納され、梯子装置の展開に伴って制動索収納手段に形成されるダンパ装置に抗して制動索収納手段から引き出される制動索とを有し、
    回転方向荷重の大きい前記梯子縦材の一方と固定縦材との間における制動索の引き出し長さを梯子縦材間よりも大きくしてリンク体と梯子横材の回転速度差を低減してなる避難用梯子装置。
  5. 垂直回転自在に連結されたリンク体の縦姿勢と水平姿勢との間の回転により収納位置と使用位置の間を移動する梯子縦材に対して梯子横材を垂直回転自在に連結して形成され、
    前記梯子縦材には、梯子横材の水平姿勢においてリンク体を拘束して梯子縦材を使用位置に保持するカム部材が回転自在に連結される避難用梯子装置。
  6. 前記カム部材は梯子縦材の収納位置において梯子横材を縦姿勢に拘束する請求項5記載の避難用梯子装置。


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