JP2014217326A - 冷凍ドーナツ生地および該冷凍ドーナツ生地を用いたドーナツ - Google Patents

冷凍ドーナツ生地および該冷凍ドーナツ生地を用いたドーナツ Download PDF

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    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
    • A21D8/00Methods for preparing or baking dough

Abstract

【課題】生地を成形後、冷凍したものをドーナツとして油調する製造方法において、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツを簡便に製造可能な技術を提供。【解決手段】ドウ状生地と、ペースト状生地と、が層構造を呈する冷凍ドーナツ生地を提供する。この生地を冷凍することにより、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツ用生地を冷凍する。また、冷凍ドーナツ生地を用いて、ソフトでボリュームのあるソフトドーナツを製造する。【選択図】なし

Description

本発明は、冷凍ドーナツ生地に関する。より詳しくは、ソフトドーナツを製造可能な冷凍ドーナツ生地および該冷凍ドーナツ生地を用いたドーナツに関する。
ドーナツは、一般的に、イーストを使用するイーストドーナツと、イーストを使用せずケーキに近い配合で膨張剤により膨らませるケーキドーナツとに分類される。イーストドーナツは、通常のパンの製造方法のように、混捏した生地を成形後発酵し、油ちょうして製造され、パン様の軽い食感とヒキを特徴とするドーナツである。例えば、特許文献1では、イーストドーナツ生地を、ホイロ後に冷凍し、所望のときに取り出してフライするイーストドーナツの製造方法が開示されている。
ケーキドーナツは、例えば、生地状態や製造方法の違いによって、以下のように分けることができる。流動性のある柔らかい生地を用いたドーナツと、水分や糖類を控えめにすることにより保形性をもたせた、比較的硬い生地を用いたドーナツなどに分けることができる。
流動性のある柔らかい生地を用いるケーキドーナツは、生地を、ドーナツカッター等の専用の器具を用いて、直接油中に投入し、油ちょうして製造される。例えば、特に柔らかい生地を用い、ふんわり柔らかい食感が特徴のソフトドーナツ、表面はカリッと中はしっとりとした食感で上面の割れ(クラック)が特徴の所謂オールドファッション、水分の多い生地を用い、シューのような軽い食感が特徴のフレンチクルーラー、などが挙げられる。これらのケーキドーナツの生地は、柔らかく、保形性がないため、基本的に、成形後油ちょう前に冷凍することは不可能である。
一方、水分や糖類を控えめにすることにより保形性をもたせた生地を用いるケーキドーナツは、圧延した生地を型抜き・カットなど行って、油ちょうして製造される。例えば、表面が硬く、全体的にもろい食感が特徴のベンチカットドーナツなどが挙げられる。このタイプのケーキドーナツの生地は、成形後に冷凍することが可能な場合もある。
ケーキドーナツの製造方法としては、例えば、特許文献2では、湿熱処理小麦粉を含有するミックスを用いたケーキドーナツの製造方法が開示されている。この文献には、製造時、油ちょう後の冷凍・解凍時の割れなどを防ぎ、油ちょう後の冷凍・解凍後も食感及び形状の良好なケーキドーナツが得られると記載されている。
更に、基本的に冷凍が難しいケーキドーナツ用の生地を、冷凍することを可能とする技術も開発されつつある。例えば、特許文献3では、生地の加水量を減らし、特定の形状にすることで、成形した生地を冷凍して冷凍生地を得ることを可能にし、油調した時に、オールドファッション特有の外観を具現化できる技術が開示されている。
特開平10−304814号公報 特開2009−17802号公報 特開平8−252061号公報
上述した通り、近年、ケーキドーナツの類に入るドーナツ生地において、冷凍を可能とする生地は存在する。しかし、冷凍を可能とするために、生地の加水量や糖類を減らす等の工夫が必要であり、これに伴い、製造後のドーナツの食感は、どうしても硬くて脆い、サクサクとした食感になってしまう。そのため、ケーキドーナツの中でも、特に柔らかい生地を用い、ふんわり柔らかい食感が特徴のソフトドーナツの類に入るドーナツに関しては、生地を成形してから冷凍保存することができず、生地作製から油ちょうまでの製造過程を連続して行う必要があった。
そこで、本発明では、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツを簡便に製造可能な技術を提供することを主目的とする。
本願発明者らは、ドーナツの製造において、簡便化を可能とする技術について鋭意研究を行った結果、異なる2種類の生地を併用することが有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明では、まず、ドウ状生地と、
ペースト状生地と、
が層構造を呈する冷凍ドーナツ生地を提供する。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地において、前記ドウ状生地と前記ペースト状生地の重量比を、15:85〜85:15に設定することができる。
また、本発明に係る冷凍ドーナツ生地では、前記ペースト状生地の作製時における加水量を、材料穀粉100重量部に対して30〜60重量部に設定することができる。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、そのまま解凍せずに油ちょうしたり、解凍後若しくは半解凍後、あるいは解凍後低温保存した後に油ちょうすることにより、ドーナツを製造することができる。
即ち、本発明では、前述した冷凍ドーナツ生地を油ちょうして得られるドーナツを提供する。
ここで、本発明に用いる技術用語の定義付けを行う。
本発明において、「ドウ状生地」とは、生地材料に水を加えて捏ね上げたもので、伸展性や弾力性を有する生地をいう。
本発明において、「ペースト状生地」とは、生地材料と水を混合した均質で粘性を有するもので、流動性の生地から非流動性の塑性を有する生地まで包含する概念である。例えば、マヨネーズ状の生地からマーガリンやバター状の生地まで包含する。
本発明によれば、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツ用生地を冷凍することができる。また、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を用いれば、ソフトでボリュームのあるソフトドーナツと同等の品質のドーナツを製造することができる。
本発明に係るドーナツの一例を示す図面代用写真である。 実験例1における実施例1および比較例1、2に係るドーナツの図面代用写真である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<1.冷凍ドーナツ生地>
本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地と、が層構造を呈することを特徴とする。そして、本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツ用の生地である。
従来のソフトドーナツ用の生地は、成形後油ちょう前に冷凍することはできなかった。しかし、本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地と、が層構造を呈するように形成することで、冷凍することを可能とした。
また、従来のソフトドーナツ用の生地は、非常に柔らかく、ベタつきが強いため、成形時に手で扱うことができず、ドーナツカッター等の器具を用いて、生地を直接油中へ投入する必要があった。そのため、生地作製から油ちょうまでの製造過程を連続して行う必要があった。しかし、本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地と、が層構造を呈することで、生地の成形をドーナツカッター等の専用器具に依らずに行うことができ、従来のソフトドーナツ用の生地に比べて、簡便な成形が可能である。また、本発明に係る冷凍ドーナツ生地は、冷凍保存することができるため、生地の作製と油ちょうとを、時間を空けて行うことも可能である。そのため、必要量の生地のみを油ちょうすることもでき、製造の簡便化および効率化を図ることができ、店舗等での販売状況を勘案して、必要量の生地を油ちょうすることで、常に出来立てを提供することもできる。
更に、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を用いて製造したドーナツは、従来の保形性がある冷凍可能なケーキドーナツ用生地で製造したドーナツに比べると、ソフト感およびボリューム感が飛躍的に高い。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地において、(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地との割合は、本発明の効果を損なわない限り、自由に設定することができる。本発明では特に、(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地の重量比を、15:85〜85:15に調整することが好ましく、40:60〜60:40に調整することがより好ましい。(1)ドウ状生地を15質量%以上、(2)ペースト状生地を85質量%以下とすることで、生地の操作性を向上させることができる。また、(1)ドウ状生地を85質量%以下、(2)ペースト状生地を15質量%以上とすることで、製造されるドーナツのソフト感およびボリューム感をより向上させることができる。
以下、各生地の配合などについて詳細に説明する。
(1)ドウ状生地
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地は、以下に例示する生地材料に水を加えて捏ね上げたもので、伸展性および弾力性のある生地である。例えば、イーストドーナツ生地やパン生地などを挙げることができる。本発明に係る冷凍ドーナツのドウ状生地に用いる生地材料としては、通常パンに使用する材料を用いることができ、穀粉、砂糖、糖類、油脂、酵母、卵(加工卵を含む)などを挙げることができる。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地に酵母を含有させる場合、その具体的な含有量は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、目的のドーナツの物性、併用する生地材料の種類や含有量などに応じて自由に設定することができる。本発明では特に、ドウ状生地中の酵母の含有量を、材料穀粉100重量部に対して、0〜8重量部とすることが好ましく、0重量部超8重量部以下とすることがより好ましく、4重量部〜6重量部とすることが更に好ましい。酵母の含有量を、8重量部以下とすることで、冷凍生地が解凍後油ちょうするまでの間に膨らみすぎることを防ぐことができる。また、0重量部超とすることで、軽い食感を得ることができる。
なお、本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地は、従来のイーストドーナツ生地に近い状態の生地であるが、酵母は必須ではない。
(2)ペースト状生地
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のペースト状生地は、以下に例示する生地材料と水を混合した均質な流動性のある生地または塑性のある生地である。例えば、ケーキ生地やケーキドーナツ生地、可塑性生地などを挙げることができる。本発明に係る冷凍ドーナツのペースト状生地に用いる生地材料としては、通常ケーキ類に使用する材料を用いることができ、穀粉、砂糖、糖類、油脂、卵(加工卵を含む)、などを挙げることができる。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のペースト状生地に含有させる水の具体的な含有量は、ペースト状生地、即ち、流動性のある生地または塑性のある生地を作製することができ、且つ、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、他の材料の種類や配合、目的のドーナツの性質などに応じて自由に設定することができる。本発明では特に、ペースト状生地の作製時における加水量を、材料穀粉100重量部に対して、30〜60重量部に設定することが好ましい。加水量を、30重量部以上とすることで、製造されるドーナツのソフト感およびボリューム感をより向上させることができる。また、60重量部以下とすることで、生地の操作性を向上させることができる。また、加水量が20重量部よりも少ないと、ペースト状生地が硬いため、包餡装置などの機械を用いてドウ状生地でペースト状生地を包み込む場合に作業性が低下する場合がある。
以下、ドウ状生地およびペースト状生地のいずれにも使用可能な材料について説明する。
(a)穀粉
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地およびペースト状生地に用いることができる穀粉の種類は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、公知の穀粉を、1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。例えば、小麦粉、米粉、ライ麦粉、大麦粉、オーツ粉、そば粉、ヒエ粉、アワ粉、コーンフラワー、各種穀物からとった澱粉および各種澱粉に物理的、化学的などの各種加工を単独または組み合わせて施した加工澱粉などから、1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。
(b)糖類
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地およびペースト状生地に用いることができる糖類の種類は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、公知の糖類を、1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。例えば、ブドウ糖、果糖、ソルビトールなどの単糖類;ショ糖(砂糖)、マルトース(麦芽糖)、イソマルトース、トレハロース、マルチトールなどの二糖類;イソマルトトリオース、パノース、ラフィノースなどの三糖類、オリゴ糖、マルトデキストリン、水飴、粉飴などの澱粉加水分解物;これらを粉末化処理した粉末状の糖類などを挙げることができる。
(c)油脂
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地およびペースト状生地に用いることができる油脂の種類は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されず、公知の油脂を、1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。例えば、大豆油、トウモロコシ油、米油、ナタネ油、ヒマワリ油、パーム油、ココアバターなどの植物油脂;魚油、豚脂、牛脂などの動物油脂;これらの油脂やその混合物に水素添加、分別、エステル交換などの加工を加えた食用加工油脂(例えば、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、パームオレイン、パームステアリンなど);発酵バター、無塩バター、有塩バターなどの乳バターなどから、1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。また、これらを粉末化処理した粉末油脂を用いることも可能である。
(d)その他
本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地およびペースト状生地には、本発明の効果を損なわない限り、上述した材料の他にも、任意の材料を1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。例えば、食塩、脱脂粉乳、ホエイパウダー、バターパウダーなどの乳などを主原料とする各種材料、膨張剤、香料、乳化剤、製パン改良剤、各種調味料、増粘剤、安定剤、静菌剤など、目的のドーナツの物性などに応じて、自由に含有させることが可能である。
以上説明した(1)ドウ状生地と、(2)ペースト状生地とを、層構造にし、冷凍することで、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を製造することができる。層構造は、(1)ドウ状生地で(2)ペースト状生地を包んだ後、薄く伸ばし、何重にも重ねることで作成することができる。その際、必要に応じてリバースシーター等の専用の器具を用いて、生地を伸ばすこともできる。各層の厚み、折り層数などについては、本発明の効果を損なわない限り、自由に設定することができる。本発明では特に、折り層数を、16〜64層に設定することが好ましい。折り層数を16層以上に設定することで、製造されるドーナツのソフト感およびボリューム感をより向上させることができる。また、折り層数を64層以下とすることで、製造工程の簡便化、製造時間の短縮化を図ることができる。
また、冷凍温度や冷凍方法は、特に限定されず、一般的な冷凍食品を製造する工程で用いられる温度および方法を自由に選択して用いることができる。
<2.ドーナツ>
本発明に係るドーナツは、前述した本発明に係る冷凍ドーナツ生地を油ちょうすることによって得られるドーナツである。本発明に係るドーナツの一例を、図1の図面代用写真に示す。油ちょうは、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を、冷凍状態のまま行っても、解凍または半解凍後に行っても、解凍後低温保存した後、などに行ってもよい。
本発明に係るドーナツを製造する際の油ちょうに用いる油の種類も特に限定されず、公知の油を1種または2種以上、自由に選択して用いることができる。例えば、大豆油、トウモロコシ油、米油、ナタネ油、ヒマワリ油、ベニバナ油、ゴマ油、落花生油、オリーブ油、パーム油、ショートニングなどが挙げられる。
また、本発明に係るドーナツを製造する際の油ちょう温度も特に限定されず、油ちょう時のドーナツ生地の温度や目的のドーナツの物性などに応じて、自由に設定することができるが、概ね160℃〜200℃が好ましい。
このようにして製造された本発明に係るドーナツは、ドウ状生地由来の層と、ペースト状生地由来の層とが層構造を呈することを特徴とする。
また、本発明に係るドーナツは、従来のケーキドーナツ用冷凍生地で製造したドーナツに比べると、ソフト感およびボリューム感が飛躍的に高い。具体的には、本発明に係るドーナツの比容積は、2.4〜3.6cm/gである。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
<実験例1>
実験例1では、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を用いて製造したドーナツが、従来の製造方法で製造された各種ドーナツの何れに分類されるかを調べた。
(1)ドーナツの製造
[実施例1]
下記表1に示すドウ状生地の材料を捏ね上げて、ドウ状生地を作製した。また、下記表1に示すペースト状生地の材料を混合し、ペースト状生地を作製した。作製したドウ状生地およびペースト状生地を、60:40の重量比で16層に積層し、ドーナツ生地を作製した。このドーナツ生地を、型抜きした後、−18℃以下で冷凍し、冷凍ドーナツ生地を作製した。作製した冷凍ドーナツ生地を、−18℃で4週間保存した後、解凍せずに180℃、4分間、油ちょう(油中に沈めて油ちょう:潜行油ちょう)してドーナツを製造した。
[比較例1]
下記表2に示すドーナツ生地の材料を混合し、ソフトドーナツ用の柔らかい流動性の生地を作製した。このドーナツ生地を、ドーナツカッターを用いて油中に投入し、180℃、2分40間、油ちょう(1分30秒経過後に反転して油ちょう:反転油ちょう)してソフトドーナツを製造した。
[比較例2]
下記表2に示すドーナツ生地の材料を混合し、圧延後、型抜きを行い、ベンチカットドーナツ用生地を作製した。このドーナツ生地を、180℃、2分40秒間、油ちょう(1分30秒経過後に反転して油ちょう:反転油ちょう)してベンチカットドーナツを製造した。
(2)評価
前記で製造した実施例1および比較例1、2に係るドーナツについて、外観を比較した(図2参照)。また、実施例1および比較例1、2に係るドーナツについて、食感(柔らかさ)について5点満点で評価を行った。更に、実施例1および比較例1、2に係るドーナツについて、比容積を算出した。結果を表3に示す。
図2および表3に示す通り、本発明に係る冷凍ドーナツ生地を用いて製造したドーナツは、外観、食感において、従来のソフトドーナツ(比較例1)の評価と同等であった。比容積においては従来のソフトドーナツ(比較例1)を上回った。
<実験例2>
実験例2では、本発明に係る冷凍ドーナツ生地において、ドウ状生地と、ペースト状生地との好適な重量比を検討した。
(1)ドーナツの製造
[実施例2〜7]
前記表1に示すドウ状生地およびペースト状生地の材料を用い、前記実施例1と同様の方法でドーナツを製造した。ドーナツ生地を作製する際、ドウ状生地と、ペースト状生地との重量比を、下記表4に示すように、それぞれ調整した。
(2)評価
前記で作製した各生地の生地作成時の作業性、前記で作製した各ドーナツのボリューム、形状、食感、総合評価について、それぞれ4段階(×、△、○、◎)で評価した。
それぞれの項目の評価基準を以下に示す。
[作業性]
×:積層構造が形成できない
△:積層工程における作業がやや困難であるが、積層構造を形成できる
○:十分積層構造を形成できる
◎:積層構造を容易に形成することができ、生地の成形も行いやすい
[ボリューム]
×:ボリュームがなく外観が悪い
△:ややボリュームがない
○:ソフトドーナツに近いボリュームが得られる
◎:ソフトドーナツと同等もしくはソフトドーナツ以上のボリュームが得られる
[形状]
×:生地の形状が不均一であり割れる
△:生地の形状がやや不均一
○:生地がほぼ均一に膨らむ
◎:生地が均一にきれいに膨らむ
[食感]
×:ガリガリとした硬い食感、あるいは、イーストドーナツに近いひきのある食感
△:やわらかいが、ややサクい食感
○:ふんわりとした柔らかい食感
◎:ふんわりとして、非常に柔らかい食感
[総合]
×:従来のソフトドーナツとはまったく異なる品質
△:従来のソフトドーナツとは若干異なるが近い品質
○:従来のソフトドーナツに近い品質
◎:従来のソフトドーナツと同等かそれ以上の品質
結果を表4に示す。
実施例2では、ペースト状生地が少ないために、積層工程において層構造を形成するのがやや困難であった。出来上がったドーナツについては、ボリュームはあるが、やや不均一な形状になった。食感は、問題はないが、ややイーストドーナツのような性質を持ち合わせたものであった。
実施例3では、積層工程において層構造を形成するのがやや困難であったが、出来上がったドーナツについては、ボリューム、形状、食感とも良好であり、従来のソフトドーナツに近い品質のドーナツが得られた。
実施例4および5では、生地作製における作業性が非常に良く積層構造を容易に形成することができ、生地の成形も容易であった。出来上がったドーナツについても、ボリューム、形状、食感ともに非常に良好であり、従来のソフトドーナツと同等の品質のドーナツが得られた。
実施例6では、生地作製における作業性は良く、十分積層構造を形成できた。出来上がったドーナツは、ややサクい食感であったが、ボリュームや形状は良好であり、従来のソフトドーナツに近い品質のドーナツが得られた。
実施例7では、ペースト状生地が多いために若干ベタつきがあり、積層工程における作業がやや困難であった。出来上がったドーナツについては、形状は良好であったが、ややボリュームがなく、サクい食感であった。
以上の結果から、ドウ状生地と、ペースト状生地の重量比は、15:85〜85:15に調整することが好ましく、40:60〜60:40に調整することがより好ましいことが分かった。
<実験例3>
実験例3では、本発明に係る冷凍ドーナツ生地のペースト状生地の好適な加水量を検討した。
(1)ドーナツの製造
[実施例8〜12]
ペースト状生地中の水以外の材料については、前記表1に示す配合を用い、ペースト状生地中の水については、下記表5に示す量の水を用いて、前記実施例1と同様の方法でドーナツ生地を作製した。
(2)評価
前記で作製した各生地の生地作成時の作業性について、それぞれ4段階(×、△、○、◎)で評価した。評価基準は、実験例2の作業性の評価と同様の基準を用いた。結果を表5に示す。
表5に示す通り、ペースト状生地の作製時における加水量は、材料穀粉100重量部に対して30〜60重量部とすることが好ましいことが分かった。
加水量が20重量部の場合(実施例8)、ペースト状生地がやや硬いため広がりにくく、70重量部の場合(実施例12)、ペースト状生地がやや柔らかいため流れやすかったが、積層構造は形成できた。
<実験例4>
実験例4では、本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地に含有させる酵母の好適な含有量を検討した。なお、本実験例では、酵母の一例として、生イーストを用いた。
(1)ドーナツの製造
[実施例13〜17]
ドウ状生地中のイースト以外の材料については、前記表1に示す配合を用い、ドウ状生地中のイーストについては、下記表6に示す配合を用いて、前記実施例1と同様の方法でドーナツを製造した。
(2)評価
前記で作製した各生地の生地作成時の作業性、前記で作製した各ドーナツのボリューム、形状、食感、総合評価について、それぞれ4段階(×、△、○、◎)で評価した。評価は、実験例2と同様の基準にて行った。結果を表6に示す。
実施例13では、生地作製における作業性も非常に良く、出来上がったドーナツについては、形状、食感とも良好であったが、ややボリュームがなかった。また、やや粉臭かった。
実施例14および15では、生地作製における作業性も非常に良く、出来上がったドーナツについても、ボリューム、形状、食感ともに非常に良好であった。
実施例16では、生地作製における作業性も良く、出来上がったドーナツについては、ボリューム、形状、食感とも良好であったが、イースト臭がやや強かった。
実施例17では、ドウ状生地がややベタつき、生地作製における作業がやや困難であった。出来上がったドーナツについては、ボリューム、食感とも問題はないが、形状がやや不均一であり、イースト臭がやや強かった。
以上の結果から、本発明に係る冷凍ドーナツ生地のドウ状生地には、材料穀粉100重量部に対して酵母を0〜8重量部含有させることが好ましく、0重量部超8重量部以下とすることがより好ましく、4〜6重量部とすることが更に好ましいことが分かった。
<実験例5>
実験例5では、本発明に係る冷凍ドーナツ生地の好適な折り層数を検討した。
(1)ドーナツの製造
[実施例18〜22]
前記表1に示すドウ状生地およびペースト状生地の材料を用い、前記実施例1と同様の方法でドーナツを製造した。ドーナツ生地を作製する際、ドウ状生地と、ペースト状生地との重量比は60:40、折り層数は、下記表7に示すように、それぞれ調整した。
(2)評価
前記で作製した各生地の生地作成時の作業性、前記で作製した各ドーナツのボリューム、形状、食感、総合評価について、それぞれ4段階(×、△、○、◎)で評価した。評価は、実験例2と同様の基準にて行った。結果を表7に示す。
表7に示す通り、本発明に係る冷凍ドーナツ生地において、折り層数は、それほど各評価に影響がないと考えられるが、出来上がったドーナツの形状、製造工程の簡便化、製造時間の短縮化を考慮すると、折り層数を、16〜64層に設定することが好ましいことが分かった。
<実験例6>
実験例6では、本発明に係るドーナツを製造する際の好適な油ちょうのタイミングを検討した。
(1)ドーナツの製造
[実施例23〜25]
前記表1に示すドウ状生地およびペースト状生地の材料を用い、前記実施例1と同様の方法で冷凍ドーナツ生地を作製した。作製した冷凍ドーナツ生地を、冷凍のまま(実施例23)、20℃、湿度75%の条件下で30分間解凍し、室温下にて10分間乾燥した後(実施例24)、20℃、湿度75%の条件下で30分間解凍し、38℃、湿度85%の条件下にて50分発酵し、室温下にて10分間乾燥した後(実施例25)に、それぞれ油ちょうしてドーナツを製造した。
(2)評価
実施例23および24で製造したドーナツは、ボリューム、形状、食感とも、非常に良好であった。また、実施例25で製造したドーナツも、発酵による膨らみのため、やや形状が不均一になったものの、ボリューム、形状、食感とも非常に良好であった。
以上の結果より、本発明において、油ちょうのタイミングは、冷凍のまま、解凍後、解凍および発酵後でも、出来上がったドーナツの品質に影響がないと考えられるが、製造工程の簡便化、製造時間の短縮化を考慮すると、油ちょうのタイミングは、冷凍のまま、半解凍後または解凍後に行うことが好ましいことが分かった。
本発明に係る冷凍ドーナツ生地を用いれば、所望のタイミングで必要量の生地のみを油ちょうして、ソフトドーナツに分類されるドーナツと同等の品質のドーナツを製造することができる。そのため、製造時間が大幅に短縮でき、材料の無駄を省くことができ、また、作り立てで熱々のドーナツを提供することができる。

Claims (4)

  1. ドウ状生地と、
    ペースト状生地と、
    が層構造を呈する冷凍ドーナツ生地。
  2. 前記ドウ状生地と前記ペースト状生地の重量比が、15:85〜85:15である請求項1記載の冷凍ドーナツ生地。
  3. 前記ペースト状生地の作製時における加水量が、材料穀粉100重量部に対して30〜60重量部である請求項1または2に記載の冷凍ドーナツ生地。
  4. 請求項1から3の冷凍ドーナツ生地を油ちょうして得られるドーナツ。
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