JP2014208321A - 籾摺機 - Google Patents

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武 福森
Takeshi Fukumori
武 福森
稔 是田
Minoru Koreda
稔 是田
誠治 頼岡
Seiji Yorioka
誠治 頼岡
晃郎 原本
Akio Haramoto
晃郎 原本
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Abstract

【課題】ゴムロール交換作業に多くの人手を要さず、かつ、ゴムロール交換作業が簡便な籾摺機を提供する。【解決手段】ベース部24上に一対のゴムロール4,5を有し、該一対のゴムロール4,5のうちの一方を固定ロールとして固定軸受23で両持ち支持するとともに、他方を移動ロールとして移動軸受22で両持ち支持し、各々のゴムロール4,5を異なる周速度で、かつ反対方向に回転駆動させる一方、前記移動軸受22にはロール間隙を広狭調節可能とするロール開閉機構を備えた籾摺機であって、固定軸受22及び移動軸受23のそれぞれの片側の軸受には、ゴムロール4,5を支承する支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、ゴムロール4,5との干渉を回避する位置に回動することが可能な座部25,35をそれぞれ設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、籾摺機に関するものであり、特に、脱ぷ処理能力の優れた籾摺機を提供するものである。
米などの穀物調製加工機械として籾から籾殻を脱離して玄米にする籾摺機が知られている。この籾摺機の籾摺方式としては、一対のゴムロールを間隙を介して対向配置し、該一対のゴムロールの各ロールの周速度を互いに異ならせて反対方向に回転させ、前記ロール間隙に籾を供給したときに、ロール間の周速度差及びせん断破壊力により籾摺を行うゴムロール式がよく知られている。
前記ゴムロール式籾摺機のゴムロールは、鋳鉄製の鉄心にゴムを環状に固着したものであって、その形状寸法は、直径が153〜254mmの範囲、幅が63.5〜152.4mmの範囲として日本工業規格のJISB9124により規格されている。そして、このJIS規格の汎用のゴムロールを使用すれば、当該ゴムロールの大きさによって籾摺機の玄米排出能力が決定されることになる。例えば、3インチゴムロールが使用される3インチ型籾摺機であれば、その玄米排出能力が約0.8トン/hとなり、10インチゴムロールが使用される10インチ型籾摺機であれば、その玄米排出能力が約5トン/hとなる。
このように、ゴムロール式籾摺機の玄米排出能力は、ゴムロール径によって決定されるのではあるが、汎用ゴムロールを組み合わせて通常の籾摺機よりも玄米排出能力を格段に向上させたものも知られている。例えば、特許文献1は、汎用の10インチゴムロールを軸方向に2つ連結して長尺状のゴムロールに形成し、この長尺状のゴムロールを一対備えることで、従来の10インチ籾摺機よりも能力を2倍に向上した籾摺機を提供することができるものである。
しかしながら、上記特許文献1に記載された籾摺機にあっては、ゴムロールが長尺状に形成されているため、ゴムロールの支承軸も長尺状となり、ゴムロール交換作業が重労働となる問題があった(ゴムロール交換作業には少なくとも2人の作業員が必要となる。)。また、長尺状支承軸からゴムロールを取り外す際、支承軸側に固定されたベアリングを抜き取る必要があり、作業時間が大幅にかかる、といった問題もあった。
中国実用新案公告第2420058号明細書
上記問題点にかんがみ本発明は、ゴムロール交換作業に多くの人手を要さず、かつ、ゴムロール交換作業が簡便な籾摺機を提供することを技術的課題とする。
上記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、ベース部上に一対のゴムロールを有し、該一対のゴムロールのうちの一方を固定ロールとして固定軸受で両持ち支持するとともに、他方を移動ロールとして移動軸受で両持ち支持し、各々のゴムロールを異なる周速度でかつ反対方向に回転駆動させる一方、前記移動軸受にはロール間隙を広狭調節可能とするロール開閉機構を備えた籾摺機であって、前記両持ち支持する固定軸受及び前記両持ち支持する移動軸受のそれぞれの片側の軸受には、前記ゴムロールを支承する支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、前記ゴムロールとの干渉を回避する位置に回動することが可能な座部をそれぞれ設ける、という技術的手段を講じた。
また、請求項2記載の発明によれば、前記固定軸受及び前記移動軸受に設けたそれぞれの座部に、前記固定軸受及び前記移動軸受が前記支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、前記ゴムロールとの干渉を回避する位置に回動するよう、前記ベース部と連結したスライド軸を設けるとよい。
さらに、請求項3記載の発明によれば、前記ゴムロールを支承する支承軸を長尺状に形成し、該長尺状の支承軸の軸方向にゴムロールを複数個軸着して長尺状のゴムロールに形成し、該長尺状のゴムロールを前記ベース部上に一対備えるとよい。
そして、請求項4記載の発明によれば、前記一対のゴムロールの上方に、流下位置又は傾斜角度を手動で変更可能であって、前記一対のゴムロールの間隙に原料を帯状にして供給する案内シュートを備えるとよい。
また、請求項5記載の発明によれば、前記案内シュートから流下される原料籾の流下幅を、前記ゴムロールの幅と同等な幅の帯状とすればよい。
そして、請求項6記載の発明によれば、前記ロール開閉機構を、ベース部上の座部を介して回動可能に立設したロール開閉リンクと、該ロール開閉リンク下端に設けた支軸と、前記ロール開閉リンク中間部に設けた軸受部と、前記ロール開閉リンク上端に設けたロール開閉支軸と、該ロール開閉支軸と連結したロール開閉用シリンダとにより形成するとよい。
さらに、請求項7記載の発明によれば、低速で回転していたゴムロールを高速側に、高速で回転していたゴムロールを低速側にそれぞれの周速度を変更することができるよう、前記一対のゴムロール支承軸の後端部にそれぞれ小径プーリ及び大径プーリを軸着するとよい。
請求項1記載の発明によれば、ゴムロールの摩耗が進行して交換時期に到達したら、まず、作業者は籾摺機の作業用のステップに上り、移動軸受の座部及び固定軸受の座部を軸方向にスライドさせる。すなわち、移動軸受の座部及び固定軸受の座部にはベース部と連結したスライド軸がそれぞれ設けられており、移動軸受の座部及び固定軸受の座部がゴムロールの支承軸の軸端から遠ざかる方向に移動すれば、ゴムロールの支承軸から軸受部を抜くことができるのである。次いで、前記スライド軸を中心に移動軸受の座部を時計回りに回動させ、前記固定軸受の座部を反時計回りに回動させる。これにより、ゴムロールの軸方向での干渉部材が全てなくなり、ゴムロール交換作業が極めて容易となるのである。
請求項2記載のように、前記固定軸受及び前記移動軸受に設けたそれぞれの座部に、前記固定軸受及び前記移動軸受が前記支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、前記ゴムロールとの干渉を回避する位置に回動するよう、前記ベース部と連結したスライド軸を設けると、安価でかつ容易な構成でゴムロールの支承軸から軸受部を抜き、ゴムロールとの干渉を回避することができる。
請求項3記載のように、ゴムロールを支承する支承軸を長尺状に形成し、該長尺状の支承軸の軸方向にゴムロールを複数個軸着して長尺状のゴムロールに形成した籾摺機であれば、長尺状支承軸からゴムロールを取り外す際に、支承軸側に固定されたベアリングを抜き取る必要がなく、ゴムロール交換作業は簡便な作業となり、作業に要する人員も1人で十分となる。また、支承軸からゴムロールを取り外す際の作業も簡単であり、作業時間も大幅に短縮することができる。
さらに、請求項4及び5記載のように、一対のゴムロールの上方に、流下位置又は傾斜角度を手動で変更可能であって、前記一対のゴムロールの間隙に原料を帯状にして供給する案内シュートを備えると、案内シュート上を滑走する間に原料籾の長手方向が滑り落ちる方向と平行になるようにその姿勢が調整され、一対のゴムロール間の間隙に落下する時点では、ほとんどの原料籾が長手方向に整列して供給されることになり、砕米の発生を低減することが可能となる。その時の原料籾の流下幅は軸方向に連結したゴムロールの幅と同等な幅の帯状で供給されると、籾摺処理能力を格段に向上させることができる。
また、本発明の請求項6記載の発明によれば、ロール開閉機構を、ベース部上の座部を介して回動可能に立設したロール開閉リンクと、ロール開閉リンク下端に設けた支軸と、前記ロール開閉リンク中間部に設けた軸受部と、前記ロール開閉リンク上端に設けたロール開閉支軸と、該ロール開閉支軸と連結したロール開閉用シリンダとにより形成しているので、例えば、長尺状のゴムロールに形成された籾摺機であっても、軸方向におけるロール間隙の広狭の調節の差をなくしてロールのどの部分でも間隙を一定に維持することができる。
そして、本発明の請求項7記載の発明によれば、低速で回転していたゴムロールを高速側に、高速で回転していたゴムロールを低速側にそれぞれの周速度を変更することができるよう、一対のゴムロール支承軸の後端部にそれぞれ小径プーリ及び大径プーリを軸着しているから、ある程度ゴムロールの摩耗が進行したときに、低速で回転していたゴムロールを高速側に、高速で回転していたゴムロールを低速側にそれぞれ周速度を変更して、ゴムロールの摩耗を均等にしてゴムロールの交換時期を遅らせることができる。
本発明の籾摺機の全体を示す斜視図である。 同上の正面図である。 同上の内部構造を示す概略縦断面図である。 籾摺部のベルトの掛け回しを示す背面図である。 風選部の流下路内に設置される均分器の構造を示す斜視図である。 籾摺部のゴムロール支承軸の軸受部を示す概略斜視図である。 籾摺部のベルトの掛け回しの別の実施例を示す背面図である。 ゴムロール支承軸からゴムロールを取り外す際の手順を示す概略斜視図である。
本発明を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の籾摺機の全体を示す斜視図であり、図2は同籾摺機の正面図であり、図3は同籾摺機の内部構造を示す概略縦断面図である。
(籾摺機の全体構造)
図1乃至図3に示すように、籾摺機1は、複数の支柱2により支持された筐体内の風選経路にて摺米の風選を行う風選部3と、該風選部3の上方に載置され、一方を遠近自在の移動軸受に支持し、他方を固定軸受に支持してそれぞれを異なる周速度で、かつ、反対方向に回転させる一対のゴムロール4,5からなる籾摺部6と、該籾摺部6の上方に載置され、原料籾を貯留し、かつ、前記籾摺部6へ原料籾を送給する原料供給部7と、前記風選部3及び前記籾摺部6の側部に設置され、前記風選部3で風選された籾殻などの比重の軽い異物や夾雑物などを風力により吸引除去するアスピレータ8とから主要部が構成される。
(原料供給部の構造)
前記原料供給部7(図3参照)は、その上部に原料供給口9aから投入された原料籾を貯留することのできる供給タンク9が設けられ、該供給タンク9の中間部には、供給タンク9に貯留された原料籾を機内へ投入するシャッター10が設けられている。該シャッター10は、供給タンク9の側方に設けられたエアシリンダ11のオン・オフ制御により、開閉制御されるようになっている。シャッター10の下部には流量調節バルブ12が設けられ、該流量調節バルブ12の開度は調節つまみ13(図2参照)を回すことにより調節される構成である。流量調節バルブ12の下方には、後述の案内シュートへ原料籾を送る搬送手段として、適宜駆動手段により回転する繰り込みロール14が設けられる。そして、該繰り込みロール14が回転することにより流量調節バルブ12と樋15との間で原料籾のブリッジ現象が崩壊され、原料籾を下方に搬送することができる。符号16は繰り込みロール14から落下する原料籾を後述の案内シュートに供給する供給樋である。
前記供給樋16の先端下方には、繰り込みロール14から落下した原料籾を籾摺部6のゴムロール4,5間に送り込むための案内シュート17が所定の傾斜角をもって設けられている。該案内シュート17はシュート枠18によって固持され、該シュート枠18の上端が支持軸19を中心に回動可能に取り付けられ、下端が調節ロッド20に嵌合され、ハンドル21を回転することにより案内シュート17の傾斜角が調節されるようになっている。案内シュート17の幅は一対のゴムロール4,5の幅とほぼ等しいように構成されている。
なお、前記案内シュート17の延長線と前記一対のゴムロール4,5の回転中心軸を結ぶ線とを略垂直になるように構成すれば、一対のゴムロール4,5の回転によって原料籾が弾かれて姿勢が乱れることが少なくなり、砕粒の発生が抑えられるという効果がある。
(籾摺部の構造)
前記籾摺部6(図3乃至図6参照)は、一方のゴムロール4を遠近自在に回動する(図2では紙面左右方向、図6では矢印T方向)移動軸受22に支持させ、他方のゴムロール5を固定軸受23に支持させてそれぞれを異なる周速度で異なる方向に回転させる構造である。前記移動軸受22は(図6参照)、ベース部24上の座部25を介して回動可能に立設したロール開閉リンク26と、該ロール開閉リンク26下端に設けた支軸27と、前記ロール開閉リンク26中間部に設けた軸受部28と、該ロール開閉リンク26上端に設けたロール開閉機構29とから構成される。そして、ロール開閉機構29は、ロール開閉リンク26上端のロール開閉支軸30と、該ロール開閉支軸30と連結したロール開閉用シリンダ31とから構成される。そして、前記移動軸受22の軸受部28(前側軸受部28a及び後側軸受部28b)には、長尺状のゴムロール支承軸32が両持ちで支持される。そして、この長尺状のゴムロール支承軸32には、中間部に2つのゴムロール4a,4bが軸着され、後端部には小径プーリ33及び大径プーリ34を軸着してベルトによって回転駆動できる構成となっている。
一方、前記固定軸受23は(図6参照)、ベース部24上の座部35を介して立設した軸受部36により構成される。そして、前記固定軸受23の軸受部(前側軸受部36a及び後側軸受け部36b)には、長尺状のゴムロール支承軸37が両持ちで支持される。そして、上記同様、ゴムロール支承軸37には、中間部に2つのゴムロール5a,5bが軸着され、後端部には大径プーリ38及び小径プーリ39を軸着してベルトによって回転駆動できる構成となっている。
前記籾摺部6の筐体6a内下部には(図3参照)、漏斗状の集穀樋40,41が設けられる。そして、集穀樋40,41下方には、前記ゴムロール4,5の直下にあって摺落米を衝突させて衝撃を緩和させる衝突板42が前記ゴムロール4,5の全幅にわたって設けられている。また、筐体6a内上部には、籾摺処理によって舞い上がる塵埃等を吸引する吸引口43が設けられ、吸引管44を介して前記アスピレータ8に連絡するように形成されている。
(風選部の構造)
前記風選部3の筐体3a内部には(図3参照)、前記籾摺部3からの摺落米を流下させる流下路45と、該流下路45から流下した摺落米の風選を行う風選路46と、前記流下路45内に設けられ、流下路45の摺落米の流路幅を拡幅させるための均分器47と、前記風選路46内に設けられ、摺落米中の玄米が風選路46側に吸引されないよう垂直に落下させる複数の整流板48a,48bと、摺落米の精選を行った後の精品となる玄米及び脱ぷされなかった籾との混合粒を機外に排出する精品排出路49と、摺落米中の籾殻やその他夾雑物を前記アスピレータ8に送る籾殻排出路50とから構成されている。
前記流下路45に設置される均分器47は、図5に示すように、末広がりの扇形状の滑流板47a上に複数の仕切板47b〜47iを立設して、複数の流路に区画した形状となっている。これにより、例えば、流路幅を約2倍に拡幅することができるものである。また、前記精品排出路49には(図3参照)、金網により被覆された二次空気取入口49aが設けられており、風選路46での風選能力が低下しないような構造となっている。さらに、前記籾殻排出路50の経路の曲がり角には、前記風選路46により浮遊した籾殻の衝突により筐体が摩耗しないように籾殻衝突板51が設けられている。
(アスピレータの構造)
前記アスピレータ8は、縦方向に空気が流れる構造の吸引風路52により形成されており、該吸引風路52の下流側には、籾殻などの比重の軽い異物や夾雑物などを風力により吸引除去する吸引ファン(図示せず)が接続される。
(籾摺部の回転駆動部の構造)
次に、図4を参照して上記籾摺部6の回転駆動部について説明する。前記籾摺部6の筐体6a上の一側には回転駆動用の駆動モータ52が取り付けられており、該駆動モータ52の回転力により前記ゴムロール4,5が回転駆動されることになる。詳述すれば、前記駆動モータ52のモータ軸52aに軸着されたモータプーリ53と、前記駆動モータ52に隣接して設けられた中継プーリ54との間は、Vベルト55により巻回されており、駆動モータ52からの回転力が一旦中継プーリ54に中継された後に各部へ回転力が伝達されるのである。すなわち、中継プーリ54と、ゴムロール4の支承軸32に軸着された大径プーリ34と、ゴムロール5の支承軸37に軸着された小径プーリ39との間は、テンションプーリ55を介してVベルト56により巻回されており、これにより、ゴムロール4,5を異なる周速度で異なる方向に回転させることができる。符号61は前記テンションプーリ55のテンション用のエアシリンダである。
一方、中継プーリ54には、同軸上に小径の中継プーリ57も軸着されている。これは繰り込みロール14の回転駆動用に設けられたものであって、該中継プーリ57と繰り込み用プーリ58との間に、Vベルト59を巻回させることにより、繰り込みロール14を常時回転させることができる。なお、符号60はVベルト59のテンションプーリである。さらに、図7に示すように、ゴムロール4の支承軸32に軸着された小径プーリ33と、ゴムロール5の支承軸37に軸着された大径プーリ38との間に、テンションプーリ55を介してVベルト56を巻回すると、図4とは逆にゴムロール4を高速回転とし、ゴムロール5を低速回転として周速度を変更することが可能となる。
(軸受の移動構造)
次に、図8を参照して上記軸受の移動構造について説明する。図8はゴムロール支承軸からゴムロールを取り外す際の概略斜視図である。籾摺部6の駆動時は、前記移動軸受22を形成する座部25及び前記固定軸受23を形成する座部35がベース部24上にボルト等により固定されている(図6参照)。一方、籾摺部6のロール交換時は、前記ボルト等を取り外すと、スライド軸62,63により前記座部25,35が支承軸32,37の軸端から遠ざかる方向に移動させることができる(図8(A)の矢印(1)参照)。そして、前記座部25,35を移動させて支承軸32,37から軸受部28,36を抜くと、前記スライド軸62,63を中心に前記移動軸受22及び固定軸受23を回動することが可能となる(図8(A)の矢印(2)参照)。
(ゴムロールの脱着方法について)
上述のように、移動軸受22及び固定軸受23を支承軸32,37から回避させることで、ゴムロール4,5が軸方向で干渉することがなくなり、固定ボルト等を緩めると支承軸32,37からゴムロール4,5を容易に取り外すことができる(図8(B)参照)。
(作用)
以下、上記構成における本発明の籾摺機1の作用について説明する。電源を入れ、始動スイッチ等(図示せず)をオンして駆動モータ52を駆動すると、モータプーリ53の回転力がVベルト55を介して中継プーリ54に伝達され、該中継プーリ54からはVベルト56を介して大径プーリ34及び小径プーリ39に伝達される。これにより、一対のゴムロール4,5は互いに逆方向に且つ周速度に速度差を持って回転されることになる。また、小径の中継プーリ57からはVベルト59を介して繰り込み用プーリ58に回転力が伝達され、繰り込みロール14が回転されることになる。
そして、エアシリンダ11をオンしてシャッター10を開成するとともに、流量調節バルブ12を調節すると、供給タンク9に貯留された原料籾は繰り込みロール14の回転により下方に移送される。供給樋16に達した原料籾は帯状となって案内シュート17に落下し、該案内シュート17上を滑走する間に原料籾の長手方向が滑り落ちる方向と平行になるようにその姿勢が調整され、一対のゴムロール4,5間の間隙に落下する時点では、ほとんどの原料籾が長手方向に整列して供給されることになる。また、その時の原料籾の流下幅は軸方向に連結したゴムロール4a,4b(又は5a,5b)の幅と同等な幅の帯状で供給されることになる。
前記案内シュート17は、原料籾が該案内シュート17上を滑り落ち、ゴムロール4,5間に供給される際には自然落下に近い速度まで加速されるような長さと傾きに調節されており、原料籾の供給速度は概略3m/秒〜5m/秒となるように調節されている。案内シュート17により原料籾が加速され、帯状で薄い層の状態でゴムロール4,5間に供給されることになる。その結果、原料籾の1粒1粒に対してゴムロール4,5の作用が均等に働き、脱ぷ作用が均等化して効率よく脱ぷされることになる。特に、原料籾の長手方向への整列作用をより確実とするために案内シュート17の案内面に条溝(図示せず)を設けてもよい。
上記ゴムロール4,5間の間隙を通過した原料籾は、籾殻が除去された玄米、籾殻及び脱ぷしきれなかった籾との3種の混合粒が生じることになる。そして、この混合粒は風選部3の衝突板42に衝突され、この衝撃力により玄米に付着していた籾殻が分離されるようになる。次いで、混合粒は流下路45を流下するとともに、均分器47に流路幅が拡幅された後に風選路46に至る。風選路46では混合粒は、比重の軽い籾殻や夾雑物などの異物が傾斜上方側に吸引される一方、比重の重い玄米や籾は整流板48に衝突しながら下方の精品排出路49に流下する。そして、比重の軽い籾殻や夾雑物などの異物は、籾殻衝突板51により移送方向が偏向されて籾殻排出路50に至り、アスピレータ8を経て機外に排出される。一方、比重の重い玄米や籾は、精品排出路49の排出口49bから機外に取り出され、玄米と籾とを分離すべく揺動選別機(図示せず)などに供給される。
上述のように脱ぷ作用が行われるのであるが、ゴムロール4,5は使用するにつれて時々刻々摩耗していき、特に、高速で回転する固定側のゴムロール5が早く摩耗する。そこで、ある程度ゴムロール4,5の摩耗が進行したときに、低速で回転していたゴムロール4を高速側に、高速で回転していたゴムロール5を低速側にそれぞれ周速度を変更すると、ゴムロール4,5の摩耗を均等にしてゴムロールの交換時期を遅らせることができる。このような周速度の変更方法としては、図4に示すVベルト56の掛け回しから、図7に示すVベルト57の掛け回しとするのがよい。
ゴムロール4,5の摩耗が進行して交換時期に到達したら、以下のようにゴムロール4,5の交換を行うことになる。まず、作業者は籾摺機1の作業用のステップ64(図1参照)に上り、移動軸受22を形成する座部25及び固定軸受23を形成する座部35を軸方向に移動させる。すなわち、座部25及び座部35にはベース部24と連結したスライド軸62,63がそれぞれ設けられており、前記座部25,35が支承軸32,37の軸端から遠ざかる方向に移動させて(図8(A)の矢印(1)参照)、支承軸32,37から軸受部28,36を抜くのである。次いで、前記スライド軸62,63を中心に前記移動軸受22は時計回りに、前記固定軸受23は反時計回りにそれぞれ回動させるのである(図8(A)の矢印(2)参照)。これにより、ゴムロール4,5の軸方向での干渉部材が全てなくなり、ゴムロール交換が容易となるのである。この状態で作業者が籾摺部6の前面ドア6b(図1参照)を開放すると、移動軸受22及び固定軸受23が回避された状態でゴムロール4,5が露出することになる。
そして、作業者は支承軸37に軸着したゴムロール5a,5bを順次取り外し(図8(B)参照)、次いで、支承軸32に軸着したゴムロール4a,4bを順次取り外すのである。ゴムロール4,5を取り外した後は、これとは逆の順序で新品のゴムロールを装着すればよい。
以上のような作業手順によると、ゴムロール交換作業は簡便な作業となり、作業に要する人員も1人で十分である。また、支承軸からゴムロールを取り外す際の作業も簡単であり、作業時間も大幅に短縮することができる。
以上のように本発明によれば、ゴムロール4,5の摩耗が進行して交換時期に到達したら、まず、作業者は籾摺機の作業用のステップ64に上り、移動軸受22の座部25及び固定軸受23の座部35を軸方向にスライドさせることで、ゴムロール4,5の支承軸32,37から軸受部28,36を抜くことができるのである。次いで、スライド軸62,63を中心に移動軸受22の座部25を時計回りに、固定軸受23の座部35を反時計回りにそれぞれ回動させる。これにより、ゴムロール3,4の軸方向における干渉部材が全てなくなり、ゴムロール交換作業が極めて容易となるのである。
本発明は、ゴムロール式の籾摺機などに適用することが可能である。
1 籾摺機
2 支柱
3 風選部
4 ゴムロール
5 ゴムロール
6 籾摺部
7 原料供給部
8 アスピレータ
9 供給タンク
10 シャッター
11 エアシリンダ
12 流量調節バルブ
13 調節つまみ
14 繰り込みロール
15 樋
16 供給樋
17 案内シュート
18 シュート枠
19 支持軸
20 調節ロッド
21 ハンドル
22 移動軸受
23 固定軸受
24 ベース部
25 座部
26 ロール開閉リンク
27 支軸
28 軸受部
29 ロール開閉機構
30 ロール開閉支軸
31 ロール開閉用シリンダ
32 ゴムロール支承軸
33 小径プーリ
34 大径プーリ
35 座部
36 軸受部
37 ゴムロール支承軸
38 大径プーリ
39 小径プーリ
40 集穀樋
41 集穀樋
42 衝突板
43 吸引口
44 吸引管
45 流下路
46 風選路
47 均分器
48 整流板
49 精品排出路
50 籾殻排出路
51 籾殻衝突板
52 駆動モータ
53 モータプーリ
54 中継プーリ
55 Vベルト
56 Vベルト
57 中継プーリ
58 繰り込み用プーリ
59 Vベルト
60 テンションプーリ
61 テンションプーリ
62 スライド軸
63 スライド軸
64 ステップ

Claims (7)

  1. ベース部上に一対のゴムロールを有し、該一対のゴムロールのうちの一方を固定ロールとして固定軸受で両持ち支持するとともに、他方を移動ロールとして移動軸受で両持ち支持し、各々のゴムロールを異なる周速度で、かつ、反対方向に回転駆動させる一方、前記移動軸受にはロール間隙を広狭調節可能とするロール開閉機構を備えた籾摺機であって、
    前記両持ち支持する固定軸受及び前記両持ち支持する移動軸受のそれぞれの片側の軸受には、前記ゴムロールを支承する支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、前記ゴムロールとの干渉を回避する位置に回動することが可能な座部をそれぞれ設けたことを特徴とする籾摺機。
  2. 前記固定軸受及び前記移動軸受に設けたそれぞれの座部には、前記固定軸受及び前記移動軸受が前記支承軸の軸端から遠ざかる方向にスライドし、かつ、前記ゴムロールとの干渉を回避する位置に回動するよう、前記ベース部と連結したスライド軸を設けてなる請求項1記載の籾摺機。
  3. 前記ゴムロールを支承する支承軸を長尺状に形成し、該長尺状の支承軸の軸方向にゴムロールを複数個軸着して長尺状のゴムロールに形成し、該長尺状のゴムロールを前記ベース部上に一対備えてなる請求項1又は2記載の籾摺機。
  4. 前記一対のゴムロールの上方に、流下位置又は傾斜角度を手動で変更可能であって、前記一対のゴムロールの間隙に原料を帯状にして供給する案内シュートを備えてなる請求項1から3のいずれかに記載の籾摺機。
  5. 前記案内シュートから流下される原料籾の流下幅を、前記ゴムロールの幅と同等な幅の帯状としてなる請求項4記載の籾摺機。
  6. 前記ロール開閉機構は、ベース部上の座部を介して回動可能に立設したロール開閉リンクと、該ロール開閉リンク下端に設けた支軸と、前記ロール開閉リンク中間部に設けた軸受部と、前記ロール開閉リンク上端に設けたロール開閉支軸と、該ロール開閉支軸と連結したロール開閉用シリンダとにより形成される請求項1から5のいずれかに記載の籾摺機。
  7. 前記一対のゴムロール支承軸には、低速で回転していたゴムロールを高速側に、高速で回転していたゴムロールを低速側にそれぞれの周速度を変更することができるよう、後端部にそれぞれ小径プーリ及び大径プーリを軸着してなる請求項1から6のいずれかに記載の籾摺機。
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