JP2014204841A - 過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、調理対象物に応じた適切な調理を速やかに行うことができ、食味や食感を向上させることができるとともに、歩留り向上や省エネルギーを発揮することができる過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法を提供する。【解決手段】調理装置本体11内は第1調理領域12と第2調理領域13に区分され、各調理領域12,13には過熱水蒸気供給機構30と、熱風供給機構60とが設けられている。また、調理装置本体11には、調理対象物14を第1調理領域12から第2調理領域13へ移動させる移動機構としてのコンベヤ15が設けられている。前記過熱水蒸気供給機構30は、過熱水蒸気生成部48と過熱水蒸気供給部としての供給管54とにより構成されている。熱風供給機構60は、熱風生成部63と熱風供給部としての供給管54とにより構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばレストランや食品工場において、肉類、魚類、野菜類、穀物等の調理対象物を速やかに調理することができ、美味しく、ヘルシーな料理に仕上げることができる過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法に関する。
過熱水蒸気を調理対象物に吹き付けて加熱調理することにより、従来の熱風による加熱調理に比べて調理時間を短縮することができるとともに、食味を向上させることができる。過熱水蒸気を用いて調理を行う場合には、過熱水蒸気に空気を混合したり、熱水を混合したりして、過熱水蒸気を有効に利用することが知られている。
この種の過熱水蒸気を用いた装置として、特許文献1には野菜乾燥装置が開示されている。この野菜乾燥装置は、乾燥容器と、乾燥容器内で鉛直軸回りに回転する野菜載置部と、該野菜載置部に過熱水蒸気を供給する過熱水蒸気供給部と、前記野菜載置部に熱風を供給する熱風供給部と、排気部とを具備している。そして、回転する野菜載置部に対して過熱水蒸気と熱風とを供給し、1つの乾燥容器内において野菜の均一な乾燥を行うことができるように構成されている。
特開2010−88390号公報
前述した特許文献1に記載されている従来構成の野菜乾燥装置においては、過熱水蒸気と熱風の双方を野菜載置部の野菜に供給し、均一かつ効率良く野菜を乾燥することができる。しかしながら、この野菜乾燥装置では、1つの乾燥容器内で野菜の乾燥が行われるとともに、過熱水蒸気と熱風とを併用して野菜の乾燥が行われることから、肉、魚、野菜、穀物等の調理対象物を適宜組合せて種々の調理を行うには適していない。
すなわち、目的とする調理を行うためには、調理対象物を選定し、組合せ、加熱温度、加熱時間、湿度、乾燥時間等の条件を料理の種類に応じて設定しなければならない。前記の野菜乾燥装置は野菜の乾燥のみを目的としていることから、このような多岐にわたる条件に対応して調理対象物の調理を行うことは困難であった。加えて、特許文献1には、野菜等の調理装置や調理方法に関しては何ら示唆されていない。
そこで、本発明の目的とするところは、簡易な構成で、調理対象物に応じた適切な調理を速やかに行うことができ、食味や食感を向上させることができるとともに、歩留り向上や省エネルギーを発揮することができる過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、調理装置本体内は複数の調理領域に区分され、各調理領域には過熱水蒸気供給機構と、熱風供給機構とを備えるとともに、調理対象物を前記複数の調理領域に供給する移動機構を備え、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給可能に構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項1に係る発明において、前記過熱水蒸気供給機構は、過熱水蒸気生成部と過熱水蒸気供給部とにより構成され、熱風供給機構は、熱風生成部と熱風供給部とにより構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項2に係る発明において、前記過熱水蒸気生成部及び熱風生成部は、共用の生成管内に電気ヒータを配設するとともに、該生成管内に飽和水蒸気及び空気が導入可能に構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項2又は請求項3に係る発明において、前記過熱水蒸気供給部及び熱風供給部は、蛇行配置されている共用の供給管とその供給管に設けられた供給孔とにより構成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に係る発明において、前記過熱水蒸気供給機構と熱風供給機構とは、各調理領域において切替え可能に構成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る発明において、前記移動機構は、調理対象物を載せて前記複数の調理領域に搬送し、かつ上下動可能に構成されたコンベヤであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、請求項6に係る発明において、前記各調理領域において、過熱水蒸気供給部と熱風供給部とはそれぞれコンベヤの上方位置及び下方位置に設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理方法は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置による調理方法であって、前記調理対象物を移動機構により複数の調理領域に供給し、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と、熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給して調理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を発揮することができる。
本発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、調理装置本体内が複数の調理領域に区分され、各調理領域には過熱水蒸気供給機構と熱風供給機構とが設けられるとともに、調理対象物を前記複数の調理領域に供給する移動機構が設けられている。そして、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構から供給される熱風とがいずれかの調理領域で調理対象物に供給可能に構成されている。
このため、調理対象物は調理装置本体内のいずれかの調理領域において過熱水蒸気が供給されて調理対象物が加熱と水蒸気により調理され、かつ他の調理領域において熱風が供給されて加熱と水分除去により調理が進められる。従って、過熱水蒸気による作用と熱風による作用とを併用して調理を進めることができ、調理対象物に適切に対応して調理を進めることができ、目的とする料理を速やかに完成させることができる。
よって、本発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置によれば、簡易な構成で、調理対象物に応じた適切な調理を速やかに行うことができ、食味や食感を向上させることができるとともに、歩留り向上や省エネルギーを発揮することができるという効果を奏する。
本発明を具体化した実施形態の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置の全体を示す概略説明図。 過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置の外観を示す図であって、(a)は調理装置の平面図、(b)は調理装置の正面図及び(c)は調理装置を示す側面図。 コンベヤの昇降装置を示す図であって、(a)は昇降装置が低い位置にある状態の斜視図、(b)は昇降装置が高い位置にある状態の斜視図。 昇降装置のハンドル軸と連結軸との連結構造を示す説明図。 昇降台が昇降機構によって低い位置と高い位置とをとる状態を示す正面図。 過熱水蒸気又は熱風の供給管を示す図であって、(a)は上部位置の供給管を示す断面図、(b)は下部位置の供給管を示す断面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図2(a)〜(c)に示すように、過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置10は矩形箱状に形成され、その調理装置本体11は2つの均等な第1調理領域12と第2調理領域13とに区分されている。調理装置本体11内には、調理対象物14を載せ、その調理対象物14が2つの調理領域12,13を図2(a),(b)の左から右へ移動できるようにする移動機構としてのコンベヤ15が配設されている。このコンベヤ15は金属製の金網状のもので、昇降機構により上下動可能に構成されている。
図3(a)に示すように、コンベヤ15の昇降機構16について説明すると、昇降機構16を構成する各一対の昇降枠17は、それぞれ2枚の対向する連結板18と両端部の連結軸19とにより細長四角枠状に形成され、各昇降枠17の中央部が1本の回動軸20で連結されている。図3(a)の二点鎖線に示すように、一方の昇降枠17の上側端部の連結軸19と他方の昇降枠17の上側端部の連結軸19とを覆うように昇降体21が設けられるとともに、一方の昇降枠17の下側端部の連結軸19と他方の昇降枠17の下側端部の連結軸19とを覆うように基体22が設けられている。
図3(a)及び図4に示すように、前記基体22の一端部の連結軸19には、雌ねじ部材23が固着され、その雌ねじ部材23の雌ねじ孔23aの方向が連結軸19と直交するように形成されている。該雌ねじ部材23の雌ねじ孔23aには外周に雄ねじ24aを有するハンドル軸24が螺合され、そのハンドル軸24の外端部にはハンドル25が設けられている。なお、図3(a),(b)には雌ねじ部材23は省略されている。
そして、図3(b)に示すように、ハンドル25を回転させると、ハンドル軸24の雄ねじ24aが雌ねじ部材23の雌ねじ孔23aの雌ねじに対して螺進し、ハンドル軸24方向における連結軸19と回動軸20との距離が短くなって昇降体21が基体22に対して上昇するように構成されている。
図5に示すように、前述した昇降機構16が前記調理装置本体11の左右位置に一対配設され、両昇降機構16の昇降体21に掛け渡すように昇降台26が載置されている。そして、図5の二点鎖線に示すように、両昇降機構16の昇降体21が上昇することにより昇降台26が上昇するようになっている。この昇降台26上には、図示しない前記コンベヤ15が支持され、そのコンベヤ15が上下動可能になっている。
図2(a)〜(c)に示すように、前記各調理領域12,13の前面には各々開閉扉27が設けられ、開閉扉27を開けることにより、コンベヤ15上の調理対象物14の調理状況を確認したり、取り出したりできるようになっている。調理装置本体11の上壁には、過熱水蒸気や熱風を一部排気する排気口28が開閉可能に設けられている。
図1に示すように、前記各調理領域12,13には過熱水蒸気供給機構30と、熱風供給機構60とがそれぞれ設けられるが、各調理領域12,13における過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とは同じ構造であるため、図1では第1調理領域12における過熱水蒸気供給機構30及び熱風供給機構60を示す。この実施形態では、過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とが兼用されている。そして、過熱水蒸気供給機構30から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構60から供給される熱風とを第1調理領域12又は第2調理領域13で調理対象物14に供給可能に構成されている。
飽和水蒸気を導入する水蒸気導入管31は手動弁32を介してセパレータ33に接続され、セパレータ33内で分離された排ドレンはセパレータ33下部の排出管34からトラップ35及び逆止弁36を介して排出されるようになっている。セパレータ33の上部には水蒸気配管37が接続され、該水蒸気配管37は減圧弁38及び圧力計39を介して2つの直列接続された水蒸気ヘッダー40に接続されている。前記過熱水蒸気供給機構30及び熱風供給機構60は、過熱水蒸気供給機構30から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構60から供給される熱風がコンベヤ15の上方位置と下方位置とから同じように供給可能に構成されているため、上方位置から供給される構造について主に説明する。
前記水蒸気ヘッダー40内では、水蒸気配管37に4つの分岐管41すなわち第1分岐管41a、第2分岐管41b、第3分岐管41c及び第4分岐管41dが接続されている。第1分岐管41aは飽和水蒸気の流量が大きく設定された第1電磁弁43a及び絞り弁44を介してスケールフィルタ45の入口部に接続されている。第2分岐管41bは飽和水蒸気の流量が中程度に設定された第2電磁弁43b及び絞り弁44を介してスケールフィルタ45の入口部に接続されている。第3分岐管41cは飽和水蒸気の流量が小さく設定された第3電磁弁43c及び絞り弁44を介してスケールフィルタ45の入口部に接続されている。第4分岐管41dは第4電磁弁43dを介してバイパス管46に接続されている。なお、2つの水蒸気ヘッダー40を通った水蒸気配管37にはトラップ35及び逆止弁36が接続され、排ドレンが排出されるようになっている。
前記スケールフィルタ45の出口部は、接続管47を介して過熱水蒸気生成部48に接続されている。前記接続管47には、空気導入管61が調整弁62を介して接続されている。前記過熱水蒸気生成部48は、蛇行配置された生成管49により構成され、該生成管49内には電気ヒータ50が生成管49内のほぼ全長に亘って配置されている。この生成管49は、過熱水蒸気と熱風を生成する共用の配管である。そして、接続管47から過熱水蒸気生成部48に導入された飽和水蒸気が電気ヒータ50で加熱されて120〜400℃の過熱水蒸気が生成されるようになっている。
この過熱水蒸気生成部48は、前記第1〜第3電磁弁43a〜43cを閉じて空気導入管61から空気のみを導入するように切り替えることにより、導入された空気が電気ヒータ50で加熱されて120〜400℃の熱風が生成されるため、熱風生成部63としても機能する。また、第1〜第3電磁弁43a〜43cを開けるとともに、調整弁62を開けて、供給管54から過熱水蒸気と熱風との混合流体を調理対象物14に供給することも可能である。この場合、混合流体を形成する過熱水蒸気と熱風の混合割合を変えることにより、得られる食品の香り、食味及び食感を調節することができる。
前記過熱水蒸気生成部48の出口部には温度センサ51が設けられ、生成した過熱水蒸気や熱風の温度を検出できるようになっている。過熱水蒸気生成部48の出口には連結管52の一端が接続され、その連結管52の他端は絞り弁53を介して過熱水蒸気供給部を構成する蛇行形成された2組の供給管54に接続されている。すなわち、前記連結管52は3つの分流管55に分岐され、前記2組の供給管54の入口部及び出口部にそれぞれ接続されている。該供給管54は熱風供給部としても機能し、過熱水蒸気と熱風を供給する共用の配管である。これらの供給管54は、前記コンベヤ15の上方位置及び下方位置にそれぞれ対向して配設されている。
図6(a)に示すように、前記上方位置の供給管54の底部には多数の供給孔54aが一定間隔をおいて開口され、過熱水蒸気又は熱風を下方へ向けて噴出するようになっている。また、図6(b)に示すように、下方位置の供給管54の頂部には多数の供給孔54aが一定間隔をおいて開口され、過熱水蒸気又は熱風を上方へ向けて噴出するようになっている。
図1に示すように、前記コンベヤ15の上方位置に配設された供給管54の下方近傍位置及びコンベヤ15の下方位置に配設された供給管54の上方近傍位置には、シーズヒータ56がそれぞれ供給管54に対応するように蛇行して配置されている。そして、供給管54の供給孔54aから噴出される過熱水蒸気や熱風を加熱してそれらの状態を保持できるように構成されている。なお、前記供給管54には温度検出器57が設けられ、調理対象物14に供給される過熱水蒸気や熱風の温度を検出できるようになっている。
前述のように、過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とは、コンベヤ15の上方及び下方から過熱水蒸気又は熱風を調理対象物14に対し、独立して供給できるように構成されている。このため、第1〜第3電磁弁43a〜43cを選択して飽和水蒸気の流量を調節することにより上下位置の供給管54から供給される過熱水蒸気量を変更することができるとともに、電気ヒータ50による加熱量を調整することにより上下位置の供給管54から供給される過熱水蒸気の温度を変更することができる。さらに、調整弁62の開度を調節することにより上下位置の供給管54から供給される熱風の流量を変更することができるとともに、電気ヒータ50の加熱量を調節することにより上下位置の供給管54から供給される熱風の温度を変更することができる。
また、前記コンベヤ15は、昇降機構により上下動可能に構成されていることから、コンベヤ15上の調理対象物14と供給管54の供給孔54aとの間隔を調整することができる。従って、調理対象物14の種類、大きさ等に応じ、調理対象物14に対する過熱水蒸気や熱風の供給量を維持することができ、調理対象物14として例えばパンのような薄い食材に対しても適切に対処することができる。
次に、前記のように構成された調理装置10を用いた調理方法を作用とともに説明する。
さて、調理対象物14として肉、魚、卵、野菜等を用いて調理を行う場合には、例えば空気導入管61の調整弁62を閉じ、第1調理領域12において上下位置の供給管54の供給孔54aから過熱水蒸気を噴射できるように設定する。さらに、第1〜第4電磁弁43a〜43dを閉じ、第2調理領域13において上下位置の供給管54の供給孔54aから熱風を噴出できるように設定する。その状態で、コンベヤ15上に調理対象物14を載せ、コンベヤ15を駆動すると、調理対象物14は調理装置本体11内の第1調理領域12に到る。
この第1調理領域12においては、上下位置の供給管54の供給孔54aから過熱水蒸気が噴射され、調理対象物14に吹き付けられる。このとき、低温の調理対象物14に過熱水蒸気が接触し、過熱水蒸気は大きな凝縮潜熱を放出しながら調理対象物14表面で凝縮することから、調理対象物14に潜熱を均一かつ迅速に伝えることができ、調理対象物14は急速に加熱される。さらに、過熱水蒸気の噴射により遠赤外線が発生して調理対象物14が加熱され、上記の作用が助長される。
このため、調理対象物14の肉、魚、卵、野菜等は瞬時に高温に達すると同時に、過熱水蒸気の水分により、肉汁等のうまみ成分が閉じ込められ、例えばハンバーグではジューシーでふっくらした美味しさに仕上がるとともに、魚、にんじん等の特有の臭いが抑制される。さらに、過熱水蒸気を噴射することにより、酸素が排除されて低酸素状態での加熱調理となるため、調理対象物14の酸化を抑えることができ、食味の経時劣化を抑制することができる。加えて、過熱水蒸気により食品中の水分、油分等の目減りを抑えることができ、原材料の使用量を抑制することができ、歩留り改善に寄与することができる。
続いて、コンベヤ15の駆動によりコンベヤ15上の調理対象物14は移動して第2調理領域13に到る。この第2調理領域13においては、上下位置の供給管54の供給孔54aから熱風が噴出され、調理対象物14に吹き付けられる。このとき、過熱水蒸気で処理された調理対象物14に付着した水分が、高温の熱風により蒸発して取り除かれ、調理対象物14は表面からさらに高温に上昇する。従って、調理対象物14の表面はぱりっと仕上がる一方、内部はふんわりした状態が維持される。
このように、調理対象物14を過熱水蒸気に晒した後、熱風を当てることにより、水分の存在下に急速加熱できるとともに、調理対象物14の表面の水分量を低減させることができる。従って、所望とする美味しい料理を短時間で得ることができる。
以上の実施形態により発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)この実施形態の調理装置10は、調理装置本体11内が2つの調理領域12,13に区分され、各調理領域12,13には過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とが設けられるとともに、調理対象物14を2つの調理領域12,13に供給するコンベヤ15が設けられている。そして、過熱水蒸気供給機構30から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構60から供給される熱風とがいずれかの調理領域12,13で調理対象物14に供給可能に構成されている。
このため、調理対象物14は第1調理領域12において過熱水蒸気が供給されて調理対象物14が加熱と水蒸気により調理され、かつ第2調理領域13において熱風が供給されて加熱と水分除去により調理が進められる。従って、過熱水蒸気による作用と熱風による作用とを併用して調理を進めることができ、調理対象物14に適切に対応して調理を進めることができ、香り、食味及び食感の優れた料理を速やかに完成させることができる。さらに、調理対象物14の加熱時間を熱風のみの場合に比べて短縮することができ、調理時間の短縮とエネルギーの節約を図ることができる。
よって、本実施形態の調理装置10によれば、簡易な構成で、調理対象物14に応じた適切な調理を速やかに行うことができ、食味や食感を向上させることができるとともに、歩留り向上や省エネルギーを発揮することができるという優れた効果を奏する。
(2)前記過熱水蒸気供給機構30は、過熱水蒸気生成部48と過熱水蒸気供給部としての供給管54とにより構成され、熱風供給機構60は、熱風生成部63と熱風供給部としての供給管54とにより構成されている。このため、過熱水蒸気生成部48で所望条件(温度、流量)の過熱水蒸気を得て供給管54から調理対象物14に過熱水蒸気を供給できるとともに、熱風生成部63で所望条件(温度、流量)の熱風を得て供給管54から調理対象物14に熱風を供給することができる。
(3)前記過熱水蒸気生成部48及び熱風生成部63は、共用の生成管49内に電気ヒータ50を配設するとともに、該生成管49内に飽和水蒸気又は空気を導入可能に構成されている。従って、過熱水蒸気生成部48及び熱風生成部63の構成を簡易にでき、生成管49内に飽和水蒸気又は空気を導入することにより、飽和水蒸気が加熱されて過熱水蒸気を容易に生成できるとともに、空気が加熱されて熱風を容易に生成することができる。
(4)前記過熱水蒸気供給部及び熱風供給部を構成する共用の供給管54は、調理装置本体11内で蛇行配置され、その供給管54には複数の供給孔54aが設けられている。そのため、過熱水蒸気供給部及び熱風供給部の構成を簡易にできるとともに、過熱水蒸気や熱風を調理装置本体11内の調理対象物14に対して均一に供給することが可能である。
(5)前記過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とは、各調理領域12,13において切替え可能に構成されている。このため、調理対象物14、料理の種類等に応じて、過熱水蒸気と熱風の供給態様を容易に変更して調理を行うことができる。
(6)前記移動機構は、調理対象物14を載せて2つの調理領域12,13に搬送し、かつ上下動可能に構成されたコンベヤ15である。従って、調理対象物14を2つの調理領域12,13に容易かつ連続的に搬送することができるとともに、調理対象物14に対する過熱水蒸気や熱風の吹き付け位置を容易に調整することができる。
(7)前記各調理領域12,13において、供給管54はそれぞれコンベヤ15の上方位置及び下方位置に設けられている。このため、調理対象物14に対して過熱水蒸気及び熱風を上下両面から吹き付けることができ、調理対象物14を反転させることなく、迅速かつ効率良く調理を行うことができる。
(8)前記調理装置10による調理方法は、調理対象物14をコンベヤ15により2つの調理領域12,13に供給し、過熱水蒸気供給機構としての供給管54から供給される過熱水蒸気と、熱風供給機構としての供給管54から供給される熱風とをいずれかの調理領域12,13で調理対象物14に供給して調理を行うものである。従って、過熱水蒸気と熱風とを組合せることにより、調理対象物14に応じた適切な調理を速やかに実施することができる上に、歩留り向上や省エネルギーを果たすことができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態では調理装置本体11に第1調理領域12と第2調理領域13との2つの調理領域を設けたが、調理対象物14の種類等に応じて、3つ以上の調理領域を設けてもよい。この場合、各調理領域では、過熱水蒸気、熱風及び過熱水蒸気と熱風の混合流体を適宜選択して供給することができる。
・ 前記第1〜第3電磁弁43a〜43cを1つにし、流量調整弁(流量制御弁)を接続して、飽和水蒸気の流量を調整できるように構成してもよい。
・ 前記第4分岐管41d、第4電磁弁43d及びバイパス管46を省略してもよい。
・ 前記コンベヤ15の上方位置の供給管54から供給される過熱水蒸気又は熱風の条件と、コンベヤ15の下方位置の供給管54から供給される過熱水蒸気又は熱風の条件とを、調理対象物14に応じて適宜変更してもよい。
・ 前記コンベヤ15の上方位置の供給管54のみから過熱水蒸気又は熱風を調理対象物14に供給したり、コンベヤ15の下方位置の供給管54のみから調理対象物14に過熱水蒸気又は熱風を供給したりしてもよい。
・ 前記生成管49及び供給管54の少なくとも一方を二重管にするなどして、過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60の少なくとも一部を分離して構成することも可能である。
・ 前記移動機構を構成するコンベヤ15に代えて、調理対象物14を目視しながら手動で調理対象物14を第1調理領域12から第2調理領域13へ移動するように構成してもよい。
・ 前記開閉扉27には透明窓を設け、内部を視認できるように構成してもよい。
10…調理装置、11…調理装置本体、12…第1調理領域、13…第2調理領域、14…調理対象物、15…移動機構としてのコンベヤ、30…過熱水蒸気供給機構、48…過熱水蒸気生成部、49…生成管、50…電気ヒータ、54…過熱水蒸気供給部及び熱風供給部としての供給管、54a…供給孔、60…熱風供給機構、63…熱風生成部。

Claims (8)

  1. 調理装置本体内は複数の調理領域に区分され、各調理領域には過熱水蒸気供給機構と、熱風供給機構とを備えるとともに、調理対象物を前記複数の調理領域に供給する移動機構を備え、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給可能に構成したことを特徴とする過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  2. 前記過熱水蒸気供給機構は、過熱水蒸気生成部と過熱水蒸気供給部とにより構成され、熱風供給機構は、熱風生成部と熱風供給部とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  3. 前記過熱水蒸気生成部及び熱風生成部は、共用の生成管内に電気ヒータを配設するとともに、該生成管内に飽和水蒸気及び空気が導入可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  4. 前記過熱水蒸気供給部及び熱風供給部は、蛇行配置されている共用の供給管とその供給管に設けられた供給孔とにより構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  5. 前記過熱水蒸気供給機構と熱風供給機構とは、各調理領域において切替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  6. 前記移動機構は、調理対象物を載せて前記複数の調理領域に搬送し、かつ上下動可能に構成されたコンベヤであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  7. 前記各調理領域において、過熱水蒸気供給部と熱風供給部とはそれぞれコンベヤの上方位置及び下方位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置による調理方法であって、
    前記調理対象物を移動機構により複数の調理領域に供給し、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と、熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給して調理を行うことを特徴とする過熱水蒸気と熱風を用いた調理方法。
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