JP6253892B2 - 過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法 - Google Patents
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Description
本発明の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置は、調理装置本体内が複数の調理領域に区分され、各調理領域には過熱水蒸気供給機構と熱風供給機構とが設けられるとともに、調理対象物を前記複数の調理領域に供給する移動機構が設けられている。そして、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構から供給される熱風とがいずれかの調理領域で調理対象物に供給可能に構成されている。
図2(a)〜(c)に示すように、過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置10は矩形箱状に形成され、その調理装置本体11は2つの均等な第1調理領域12と第2調理領域13とに区分されている。調理装置本体11内には、調理対象物14を載せ、その調理対象物14が2つの調理領域12,13を図2(a),(b)の左から右へ移動できるようにする移動機構としてのコンベヤ15が配設されている。このコンベヤ15は金属製の金網状のもので、昇降機構により上下動可能に構成されている。
さて、調理対象物14として肉、魚、卵、野菜等を用いて調理を行う場合には、例えば空気導入管61の調整弁62を閉じ、第1調理領域12において上下位置の供給管54の供給孔54aから過熱水蒸気を噴射できるように設定する。さらに、第1〜第4電磁弁43a〜43dを閉じ、第2調理領域13において上下位置の供給管54の供給孔54aから熱風を噴出できるように設定する。その状態で、コンベヤ15上に調理対象物14を載せ、コンベヤ15を駆動すると、調理対象物14は調理装置本体11内の第1調理領域12に到る。
(1)この実施形態の調理装置10は、調理装置本体11内が2つの調理領域12,13に区分され、各調理領域12,13には過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とが設けられるとともに、調理対象物14を2つの調理領域12,13に供給するコンベヤ15が設けられている。そして、過熱水蒸気供給機構30から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構60から供給される熱風とがいずれかの調理領域12,13で調理対象物14に供給可能に構成されている。
(2)前記過熱水蒸気供給機構30は、過熱水蒸気生成部48と過熱水蒸気供給部としての供給管54とにより構成され、熱風供給機構60は、熱風生成部63と熱風供給部としての供給管54とにより構成されている。このため、過熱水蒸気生成部48で所望条件(温度、流量)の過熱水蒸気を得て供給管54から調理対象物14に過熱水蒸気を供給できるとともに、熱風生成部63で所望条件(温度、流量)の熱風を得て供給管54から調理対象物14に熱風を供給することができる。
(3)前記過熱水蒸気生成部48及び熱風生成部63は、共用の生成管49内に電気ヒータ50を配設するとともに、該生成管49内に飽和水蒸気又は空気を導入可能に構成されている。従って、過熱水蒸気生成部48及び熱風生成部63の構成を簡易にでき、生成管49内に飽和水蒸気又は空気を導入することにより、飽和水蒸気が加熱されて過熱水蒸気を容易に生成できるとともに、空気が加熱されて熱風を容易に生成することができる。
(4)前記過熱水蒸気供給部及び熱風供給部を構成する共用の供給管54は、調理装置本体11内で蛇行配置され、その供給管54には複数の供給孔54aが設けられている。そのため、過熱水蒸気供給部及び熱風供給部の構成を簡易にできるとともに、過熱水蒸気や熱風を調理装置本体11内の調理対象物14に対して均一に供給することが可能である。
(5)前記過熱水蒸気供給機構30と熱風供給機構60とは、各調理領域12,13において切替え可能に構成されている。このため、調理対象物14、料理の種類等に応じて、過熱水蒸気と熱風の供給態様を容易に変更して調理を行うことができる。
(6)前記移動機構は、調理対象物14を載せて2つの調理領域12,13に搬送し、かつ上下動可能に構成されたコンベヤ15である。従って、調理対象物14を2つの調理領域12,13に容易かつ連続的に搬送することができるとともに、調理対象物14に対する過熱水蒸気や熱風の吹き付け位置を容易に調整することができる。
(7)前記各調理領域12,13において、供給管54はそれぞれコンベヤ15の上方位置及び下方位置に設けられている。このため、調理対象物14に対して過熱水蒸気及び熱風を上下両面から吹き付けることができ、調理対象物14を反転させることなく、迅速かつ効率良く調理を行うことができる。
(8)前記調理装置10による調理方法は、調理対象物14をコンベヤ15により2つの調理領域12,13に供給し、過熱水蒸気供給機構としての供給管54から供給される過熱水蒸気と、熱風供給機構としての供給管54から供給される熱風とをいずれかの調理領域12,13で調理対象物14に供給して調理を行うものである。従って、過熱水蒸気と熱風とを組合せることにより、調理対象物14に応じた適切な調理を速やかに実施することができる上に、歩留り向上や省エネルギーを果たすことができる。
・ 前記実施形態では調理装置本体11に第1調理領域12と第2調理領域13との2つの調理領域を設けたが、調理対象物14の種類等に応じて、3つ以上の調理領域を設けてもよい。この場合、各調理領域では、過熱水蒸気、熱風及び過熱水蒸気と熱風の混合流体を適宜選択して供給することができる。
Claims (8)
- 調理装置本体内は複数の調理領域に区分され、各調理領域には過熱水蒸気供給機構と、熱風供給機構とを備えるとともに、調理対象物を前記複数の調理領域に供給する移動機構を備え、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給可能に構成し、かつ飽和水蒸気を導入する水蒸気配管が水蒸気ヘッダーに接続され、該水蒸気ヘッダーは流量が異なる飽和水蒸気を過熱水蒸気供給機構へ供給する分岐管と、調理領域へ飽和水蒸気を供給するバイパス管に接続される分岐管とに分岐されていることを特徴とする過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記過熱水蒸気供給機構は、過熱水蒸気生成部と過熱水蒸気供給部とにより構成され、熱風供給機構は、熱風生成部と熱風供給部とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記過熱水蒸気生成部及び熱風生成部は、共用の生成管内に電気ヒータを配設するとともに、該生成管内に飽和水蒸気及び空気が導入可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記過熱水蒸気供給部及び熱風供給部は、蛇行配置されている共用の供給管とその供給管に設けられた供給孔とにより構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記過熱水蒸気供給機構と熱風供給機構とは、各調理領域において切替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記移動機構は、調理対象物を載せて前記複数の調理領域に搬送し、かつ上下動可能に構成されたコンベヤであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 前記各調理領域において、過熱水蒸気供給部と熱風供給部とはそれぞれコンベヤの上方位置及び下方位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置による調理方法であって、
前記調理対象物を移動機構により複数の調理領域に供給し、過熱水蒸気供給機構から供給される過熱水蒸気と、熱風供給機構から供給される熱風とをいずれかの調理領域で調理対象物に供給して調理を行うことを特徴とする過熱水蒸気と熱風を用いた調理方法。
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