JP5839192B2 - 過熱蒸気式熱処理装置 - Google Patents

過熱蒸気式熱処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5839192B2
JP5839192B2 JP2012009643A JP2012009643A JP5839192B2 JP 5839192 B2 JP5839192 B2 JP 5839192B2 JP 2012009643 A JP2012009643 A JP 2012009643A JP 2012009643 A JP2012009643 A JP 2012009643A JP 5839192 B2 JP5839192 B2 JP 5839192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superheated steam
saturated steam
passage
heating chamber
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012009643A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013148285A (ja
Inventor
藤井 保
保 藤井
七郎 柳
七郎 柳
加賀 忠
忠 加賀
悠太 関本
悠太 関本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibuya Corp
Original Assignee
Shibuya Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibuya Machinery Co Ltd filed Critical Shibuya Machinery Co Ltd
Priority to JP2012009643A priority Critical patent/JP5839192B2/ja
Publication of JP2013148285A publication Critical patent/JP2013148285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5839192B2 publication Critical patent/JP5839192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、食品などの物品に過熱蒸気を吹き付けることにより当該物品を焼成するようにした過熱蒸気式熱処理装置に関する。
従来、過熱蒸気式熱処理装置として、一方の端部に入口、他方の端部に出口が開口された函体と、この函体の入口から出口に向けて物品を搬送する搬送手段と、上記函体内に設けられ、物品の通過を許容する開口を形成した区画壁によって区画された複数の加熱室と、各加熱室内にそれぞれ設けられて過熱蒸気を噴射する複数のノズルと、各ノズルに過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給手段と、上記過熱蒸気に飽和蒸気を供給する飽和蒸気供給手段とを備えて、上記加熱室内の温度を異ならせるようにしたものが知られている(特許文献1)。
上記過熱蒸気式熱処理装置においては、函体の長手方向に沿って主配管を配置し、この主配管に、物品の搬送方向上流側において飽和蒸気供給手段を接続するとともに、下流側において過熱蒸気供給手段を接続するようにし、さらにこの主配管に、各加熱室内のノズルをその長手方向に沿って順次接続するようにしている。
これにより、物品の搬送方向上流側のノズルに飽和蒸気供給手段からの飽和蒸気を多く供給し、物品の搬送方向下流側のノズルに過熱蒸気供給手段からの過熱蒸気を多く供給するようにして、各加熱室内の温度が上流側から下流側に順次高温となるように異ならせている。
特開2007−185162号公報
従来の過熱蒸気式熱処理装置においては、主配管に対する飽和蒸気供給手段の接続位置と、過熱蒸気供給手段の接続位置と、さらに各加熱室内のノズルの接続位置とによって各加熱室内の温度が設定されるので、物品の種類が変更された際に、その物品の種類に応じて各加熱室内の温度を自由に制御することができなかった。
本発明はそのような事情に鑑み、各加熱室内の温度を自由に設定することが可能な過熱蒸気式熱処理装置を提供するものである。
すなわち本発明は、一方の端部に入口、他方の端部に出口が開口された函体と、この函体の入口から出口に向けて物品を搬送する搬送手段と、上記函体内に設けられ、物品の通過を許容する開口を形成した区画壁によって区画された複数の加熱室と、各加熱室内にそれぞれ設けられて過熱蒸気を噴射する複数のノズルと、各ノズルに過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給手段と、上記過熱蒸気に飽和蒸気を供給する飽和蒸気供給手段とを備えて、上記加熱室内の温度を異ならせるようにした過熱蒸気式熱処理装置において、
上記過熱蒸気供給手段は、各加熱室に連通して各加熱室内から過熱蒸気を排気する排気通路と各加熱室内に過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給通路とからなる循環通路と、上記排気通路と過熱蒸気供給通路との間に設けられて、上記排気通路からの過熱蒸気を加熱するとともに該加熱した過熱蒸気を上記過熱蒸気供給通路を介して加熱室に供給する加熱手段と、上記循環通路に設けられて各加熱室内の過熱蒸気を該循環通路および加熱手段を介して各加熱室に循環させる送気手段とを備え、
また上記飽和蒸気供給手段は、飽和蒸気を発生させる飽和蒸気発生手段と、この飽和蒸気発生手段によって発生された飽和蒸気を少なくとも低温側の加熱室内に供給される過熱蒸気に供給する飽和蒸気供給通路と、この飽和蒸気供給通路に設けられて流通する飽和蒸気の流量を調整する流量調整手段とを備えることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明においては、各加熱室内の過熱蒸気は、送気手段によって、各加熱室内から過熱蒸気を排気する排気通路を流通して加熱手段に供給され、ここで所要温度に加熱されてから過熱蒸気供給通路およびノズルを介して各加熱室に循環供給されるようになっている。
他方、飽和蒸気供給手段によって発生された飽和蒸気は、飽和蒸気供給通路を介して少なくとも低温側の加熱室内に供給される過熱蒸気に供給されるようになる。そしてこの飽和蒸気供給通路は、飽和蒸気の流量を調整する流量調整手段を備えているので、この流量調整手段によって当該過熱蒸気への飽和蒸気量を調整することができ、それによって当該加熱室内の温度を調整することができる。
仮に物品の種類が変更されて、上記加熱室内の温度を調整する必要が生じた際には当該加熱室内に供給される過熱蒸気への飽和蒸気量を調整すればよく、したがって加熱室内の温度を自由に調整することができる。
本発明の第1実施例を示す側面図。 本発明の第2実施例を示す側面図。
以下図示実施例に基づいて本発明を説明すると、図1において、過熱蒸気式熱処理装置の缶体1内にこれを貫通して金属製ローラコンベヤなどからなる搬送手段2を設けてあり、この搬送手段2によって食品などの物品3を缶体1の入口1aからその内部に搬入するとともに、缶体1内を移動させて該缶体1の出口1bから外部に搬出することができるようにしてある。
上記函体1内には複数の区画壁1cを設けてあり、この区画壁1cによって函体1内を6つの室に区画してある。具体的には、物品3の搬送方向上流側から下流側に向けて、1つの入口室4と、4つの加熱室5a〜5dと、さらに1つの出口室6とを設けてある。
上記各隔壁1cには開口1dをそれぞれ形成してあり、各開口1dによって上記物品3の通過を許容することができるようにしてある。
また、最も上流側の隔壁1cと最も下流側の隔壁1cとは上記開口1dを除いて函体1内を完全に仕切っているが、その中間の3つの隔壁1cは、すなわち上記4つの加熱室5a〜5dを区画する隔壁1cは、その底部において各加熱室5a〜5d間を連通させるように函体1の底壁から離隔させてある。そして函体1の底部に水を貯溜することによって、各加熱室5a〜5d間の連通を遮断させるようにしてある。
このような構成により、各加熱室5a〜5dの洗浄が容易なものとなるようにしてある。
上記各加熱室5a〜5d内にはそれぞれ搬送手段2の上下にノズル7を設けてあり、上下のノズル7から物品3に向けてそれぞれ過熱蒸気を噴射することにより、該物品3を焼成することができるようにしてある。
上記各ノズル7は水平面内で平行に配置した多数のパイプ(図示せず)を備えており、各パイプに形成した多数の貫通孔から過熱蒸気を噴射することができるようにしてある。
上記各ノズル7に過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給手段11は、本実施例では2組設けられており、一方の上流側の過熱蒸気供給手段11によって上流側の2つの加熱室5a、5b内の各ノズル7に過熱蒸気を供給し、下流側の過熱蒸気供給手段11によって下流側の2つの加熱室5c、5d内の各ノズ7ルに過熱蒸気を供給することができるようにしてある。
各過熱蒸気供給手段11は、それぞれブロワ等の送気手段12と電気式や燃焼式ヒータ等の加熱手段13とを備えており、加熱手段13によって飽和蒸気より高温の200〜500℃の範囲の所要温度に加熱された過熱蒸気は、加熱手段13の下流側で複数に分岐された過熱蒸気供給通路14を介してそれぞれ2つの加熱室5a、5b(5c、5d)内の各ノズル7に供給されるようになっている。
上記ノズル7から各加熱室5a〜5d内に噴射された過熱蒸気は、上記送気手段12によりそれぞれの加熱室内上部に連通させた4本の排気通路15内に吸引されるようになっており、上流側の2本の排気通路15と下流側の2本の排気通路15とはそれぞれ送気手段12の手前で1本に合流されてから、それぞれの送気手段12に接続されている。
そして各加熱手段13によって再び所要の温度に加熱された過熱蒸気は、上述した過熱蒸気供給通路14およびノズル7を介して各加熱室5a〜5d内に循環供給されるようになっている。
本実施例では、各加熱室内から過熱蒸気を排気する上記排気通路15と各加熱室内に過熱蒸気を供給する上記過熱蒸気供給通路14とによって循環通路16が構成されており、上記加熱手段13は排気通路15と過熱蒸気供給通路14との間に設けられている。
次に、上記過熱蒸気供給手段11の加熱手段13から各加熱室5a〜5dに供給する過熱蒸気の温度を制御するために、上記各ノズル7に過熱蒸気よりも低温の飽和蒸気を供給する飽和蒸気供給手段21を設けてある。
上記飽和蒸気供給手段21は、ボイラなどの飽和蒸気を発生させる飽和蒸気発生手段22を備えており、この飽和蒸気発生手段22で発生させた飽和蒸気を複数に分岐させた飽和蒸気供給通路23を介して上記各ノズル7に供給することができるようにしてある。
上記過熱蒸気供給手段11は2組設けてあるが、飽和蒸気供給手段21は両過熱蒸気供給手段11に共通に1つだけ設けてある。
図示実施例では、複数に分岐された飽和蒸気供給通路23は、それぞれ加熱手段13よりも下流側となる過熱蒸気供給通路14に接続してあり、各飽和蒸気供給通路23からの飽和蒸気を、過熱蒸気供給通路14を流通する過熱蒸気に混合させてから各ノズル7に供給するようにしてある。
このように飽和蒸気供給通路23からの飽和蒸気を各ノズル7に直接供給するのではなく、過熱蒸気供給通路14を流通する過熱蒸気に混合させてから各ノズル7に供給することにより、各ノズル7から均一の温度の過熱蒸気を各加熱室5a〜5dに噴射させることができる。
しかしながらこれに限定されるわけではなく、必要に応じて、飽和蒸気供給通路23からの飽和蒸気を各ノズル7に直接供給するようにしてもよいことは勿論である。
上記各飽和蒸気供給通路23には、上記各過熱蒸気供給通路14に供給する飽和蒸気量を調整するためにそれぞれ流量調整手段24を設けてある。
各流量調整手段24の流量は、図示しない制御装置によって制御されるようになっており、過熱蒸気に混合される飽和蒸気量を調整することによって、各加熱室5a〜5d内に噴射される過熱蒸気の温度を制御できるようにしてある。
さらに、上記入口室4を形成する区画壁の開口1dと、出口室6を形成する区画壁の開口1dとには、それぞれの上下位置に飽和蒸気噴射ノズル27を配設してあり、各飽和蒸気噴射ノズル27に上記飽和蒸気供給通路23を介して飽和蒸気を供給できるようにしてある。
そして各飽和蒸気噴射ノズル27から飽和蒸気を噴射させることにより、各開口1dを閉鎖するエアカーテンを形成できるようにしてあり、それによって各加熱室5a〜5d内に導入される空気を遮断して各加熱室5a〜5d内の酸素濃度を低酸素濃度に維持することができるようにしてある。
また上記入口室4の上部と出口室6の上部とにはそれぞれ排出口28を設けてあり、各排出口28の開度を調節することにより、入口1a、出口1bから外部への蒸気の流出を防ぐとともに、各室内の圧力が加熱室5a〜5d内の圧力よりも高くなることが無いようにしてある。
以上の構成において、過熱蒸気供給手段11の送気手段12によって給送される過熱蒸気は加熱手段13によって加熱されて所定の温度の過熱蒸気となり、過熱蒸気供給通路14を介してノズル7から缶体1内に噴射される。缶体1内に噴射された過熱蒸気は、搬送手段2によって搬送されている物品を焼成した後、循環通路16を構成する排気通路15および送気手段12を介して再び加熱手段13に循環され、該加熱手段13よって所要の温度に加熱されるようになる。
一例として、上流側の加熱手段13によって350℃の過熱蒸気が得られ、下流側の加熱手段13によって400℃の過熱蒸気が得られるようにしてある。
他方、飽和蒸気供給手段21の飽和蒸気発生手段22によって発生された飽和蒸気は、飽和蒸気供給通路23から流量調整手段24を介して過熱蒸気供給通路14に供給され、ここで過熱蒸気に混合された後、ノズル7から缶体1内に噴射されるようになる。
飽和蒸気供給手段21から供給される飽和蒸気の温度は110〜150℃なので、上記各流量調整手段24により過熱蒸気に混合される飽和蒸気量を調整すれば、各ノズル7から噴射される過熱蒸気の温度を調整することができる。
一例として、加熱室5aに供給される過熱蒸気の温度は300℃に調整することができ、また加熱室5bに対しては330℃、加熱室5cに対しては350℃、加熱室5dに対しては380℃にそれぞれ調整することができる。
このように、本実施例においては各流量調整手段24により過熱蒸気に混合される飽和蒸気量を調整すれば、各ノズル7から噴射される過熱蒸気の温度を自由に調整することができる。
したがって物品3の種類が変更され、それに伴なって各ノズル7から噴射される過熱蒸気の温度を変更する場合であっても、極めて容易にその変更作業を実行することができる。
図2は本発明の第2実施例を示したもので、上記第1実施例においては排気通路15の途中に設けた送気手段12により各加熱室5a〜5dから加熱手段13に循環される過熱蒸気の全量を該加熱手段13に循環させるようにしているが、本実施例では一部の過熱蒸気は上記加熱手段13をバイパスさせて直接各加熱室5a〜5dに循環させるようにし、かつこのバイパスした過熱蒸気に飽和蒸気を混合させて温度調整を行えるようにしている。
すなわち本実施例では、送気手段12よりも下流側の排気通路を2つに分岐してあり、一方の第1排気通路15aを上記加熱手段13に接続するとともに、他方の第2排気通路15bを各ノズル7に接続している。
そして第1排気通路15aを流通する過熱蒸気と第2排気通路15bを流通する過熱蒸気との分流の割合を調整するために、両排気通路15a、15bの分岐点よりも下流側位置において、それぞれ流量調整手段34、35を設けている。
より具体的には、第2排気通路15b側においては、それぞれ各ノズル7に連通する手前の位置に流量調整手段34を設けてある。つまり各流量調整手段34は、各加熱室5a〜5d毎となるように設けてある。
他方、第1排気通路15aにおいては、加熱手段13よりも下流側となる過熱蒸気供給通路14に、それぞれ各ノズル7に連通する手前の位置に流量調整手段35を設けてある。つまり各流量調整手段35も上記流量調整手段34と同様に、各加熱室5a〜5d毎となるように設けてある。
このように、各加熱室5a〜5d毎にそれぞれ流量調整手段34、35を設けてあり、それによって各加熱室5a〜5d毎に別個に、上記第1排気通路15aを流通する過熱蒸気と第2排気通路15bを流通する過熱蒸気との分流の割合を調整することができるようにしてある。
したがって、送気手段12によって給送される過熱蒸気の一部は第1排気通路15aを介して上記加熱手段13に供給されるようになり、この加熱手段13に供給されて所定の温度に加熱された過熱蒸気は、上記第1実施例と同様に過熱蒸気供給通路14を介して各ノズル7に供給されるようになる。
他方、送気手段12によって給送される過熱蒸気の残部は、第2排気通路15bにより加熱手段13をバイパスして各ノズル7に直接供給されるようになる。このため、第2排気通路15bから各ノズル7に供給される過熱蒸気は、過熱蒸気供給通路14を介して各ノズル7に供給される過熱蒸気よりも低温となっている。
そして低温の過熱蒸気を各ノズル7に供給する第2排気通路15bに、各第2排気通路15bに設けた流量調整手段34よりも下流側の位置で飽和蒸気供給通路23を接続し、これによって低温の過熱蒸気に飽和蒸気を混合させることができるようにしている。
なお第1実施例と同様に、必要に応じて、飽和蒸気供給通路23からの飽和蒸気を各ノズル7に直接供給するようにしてもよいことは勿論である。
その他の構成は第1実施例と同様に構成してあり、第1実施例と同一又は相当部分には第1実施例と同一の符号を付して示してある。
本実施例においては、加熱手段13をバイパスさせた低温の過熱蒸気に飽和蒸気を混合させるようにしているので、少ない飽和蒸気量で所要温度の過熱蒸気を得ることができる。
また、全ての過熱蒸気を加熱手段13に供給してその温度を所定温度まで加熱した後に、これに飽和蒸気量を混合して所要温度まで低下させるようにした場合に比較して、エネルギーロスを低減することができる。
なお、上記実施例では過熱蒸気供給手段11を2組設けているが、これに限定されるものではなく、適宜増減することができる。
また、上記実施例では、例えば下流側の過熱蒸気供給手段11についていえば、加熱手段13によって400℃の過熱蒸気を得てからこれを350℃と380℃とに低下させているが、加熱手段13によって380℃の過熱蒸気を得るように設定すれば、高温側の加熱室5dの温度調整は不要となる。つまり高温側となる加熱室5d側については、飽和蒸気供給通路23やこれに設けた流量調整手段24は必ずしも必要なものではなく、それらを省略することが可能である。
1 缶体 1a 入口
1b 出口 1c 区画壁
1d 開口 2 搬送手段
3 物品 4 入口室
5a〜5d 加熱室 6 出口室
7 ノズル 11 過熱蒸気供給手段
12 送気手段 13 加熱手段
14 過熱蒸気供給通路 15、15a、15b 排気通路
16 循環通路 21 飽和蒸気供給手段
22 飽和蒸気発生手段 23 飽和蒸気供給通路
24、34、35 流量調整手段 27 飽和蒸気噴射ノズル

Claims (5)

  1. 一方の端部に入口、他方の端部に出口が開口された函体と、この函体の入口から出口に向けて物品を搬送する搬送手段と、上記函体内に設けられ、物品の通過を許容する開口を形成した区画壁によって区画された複数の加熱室と、各加熱室内にそれぞれ設けられて過熱蒸気を噴射する複数のノズルと、各ノズルに過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給手段と、上記過熱蒸気に飽和蒸気を供給する飽和蒸気供給手段とを備えて、上記加熱室内の温度を異ならせるようにした過熱蒸気式熱処理装置において、
    上記過熱蒸気供給手段は、各加熱室に連通して各加熱室内から過熱蒸気を排気する排気通路と各加熱室内に過熱蒸気を供給する過熱蒸気供給通路とからなる循環通路と、上記排気通路と過熱蒸気供給通路との間に設けられて、上記排気通路からの過熱蒸気を加熱するとともに該加熱した過熱蒸気を上記過熱蒸気供給通路を介して加熱室に供給する加熱手段と、上記循環通路に設けられて各加熱室内の過熱蒸気を該循環通路および加熱手段を介して各加熱室に循環させる送気手段とを備え、
    また上記飽和蒸気供給手段は、飽和蒸気を発生させる飽和蒸気発生手段と、この飽和蒸気発生手段によって発生された飽和蒸気を少なくとも低温側の加熱室内に供給される過熱蒸気に供給する飽和蒸気供給通路と、この飽和蒸気供給通路に設けられて流通する飽和蒸気の流量を調整する流量調整手段とを備えることを特徴とする過熱蒸気式熱処理装置。
  2. 上記飽和蒸気供給通路は過熱蒸気供給通路に接続されており、飽和蒸気供給通路からの飽和蒸気は過熱蒸気供給通路を流通する過熱蒸気に混合されてから上記ノズルに供給されることを特徴とする請求項1に記載の過熱蒸気式熱処理装置。
  3. 上記送気手段は排気通路の途中に設けられており、かつ該排気通路は送気手段よりも下流側で2つに分岐されて一方の第1排気通路は上記加熱手段に接続されるとともに、他方の第2排気通路は上記ノズルに連通されていることを特徴とする請求項1に記載の過熱蒸気式熱処理装置。
  4. 上記飽和蒸気供給通路は第2排気通路に接続されており、飽和蒸気供給通路からの飽和蒸気は第2排気通路を流通する過熱蒸気に混合されてから上記ノズルに供給されることを特徴とする請求項3に記載の過熱蒸気式熱処理装置。
  5. 最も上流側の加熱室の入口となる開口と、最も下流側の加熱室の出口となる開口とにそれぞれ飽和蒸気噴射ノズルが設けられており、各飽和蒸気噴射ノズルから飽和蒸気が噴射されて各開口を閉鎖するエアカーテンが形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の過熱蒸気式熱処理装置。
JP2012009643A 2012-01-20 2012-01-20 過熱蒸気式熱処理装置 Active JP5839192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009643A JP5839192B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 過熱蒸気式熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009643A JP5839192B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 過熱蒸気式熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013148285A JP2013148285A (ja) 2013-08-01
JP5839192B2 true JP5839192B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=49045942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012009643A Active JP5839192B2 (ja) 2012-01-20 2012-01-20 過熱蒸気式熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5839192B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6253892B2 (ja) * 2013-04-12 2017-12-27 中部電力株式会社 過熱水蒸気と熱風を用いた調理装置及び調理方法
JP2016198255A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 シブヤマシナリー株式会社 加熱処理装置
JP7063728B2 (ja) * 2018-05-31 2022-05-09 株式会社中西製作所 加熱調理装置、および加熱調理方法
JP7303426B2 (ja) * 2019-05-27 2023-07-05 澁谷工業株式会社 過熱水蒸気式熱処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03137977A (ja) * 1989-10-24 1991-06-12 Shinichi Mori 洗浄装置
JPH0889222A (ja) * 1994-09-19 1996-04-09 Kawasaki Kiko Co Ltd 蒸気殺菌装置
JP4121646B2 (ja) * 1998-11-17 2008-07-23 二郎 豊田 加熱調理方法及びその装置
JP2007185162A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Nakamura Suisan:Kk 過熱蒸気による魚介類の焼成方法
JP2010284115A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Johnson Boiler Kk 食品焼成方法及び食品焼成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013148285A (ja) 2013-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839192B2 (ja) 過熱蒸気式熱処理装置
JP6959233B2 (ja) 加工対象物を処理する処理設備及び方法
KR101229347B1 (ko) 텐터기의 열풍분사노즐 및 이를 이용한 텐터기의 열풍분사장치
JP7461291B2 (ja) 材料を熱的又は熱化学的に処理する装置及び方法
KR100613898B1 (ko) 텐터기의 열풍공급 분배구조
US8113190B2 (en) Compact conveyor oven
CN103547874B (zh) 烘干机
CN111669973A (zh) 用于制造焙烤制品的焙烤炉和方法
US20140319118A1 (en) Fiber oxidation oven with multiple independently controllable heating systems
ES2784362T3 (es) Horno de cocción con transferencia de calor combinada
RU2717652C2 (ru) Духовка с конвекционным вентилятором
JP2017032233A (ja) 熱風乾燥炉
JP2016198255A (ja) 加熱処理装置
JP2012143407A (ja) 過熱蒸気式焼成機
JP2012112541A (ja) 気体噴出処理装置
JP5196473B2 (ja) 加熱調理装置
JP2010284115A (ja) 食品焼成方法及び食品焼成装置
JP4818952B2 (ja) リフロー炉
KR102307301B1 (ko) 텐터기의 열풍 분배용 댐퍼장치
US7845197B2 (en) Triple pass tunnel finisher with an articulated spraying function
EP3033453B1 (en) Fluid treatment unit for fabrics or cellulosic material as well as fluid treatment method
US20110030426A1 (en) Garment tunnel finisher with atomized spray and hot air mix
JP2014012099A (ja) 連続式加熱処理装置
JP3194345U (ja) 過熱水蒸気焼成機
JP2024107954A (ja) 過熱蒸気式熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151014

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5839192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350