JP2014195887A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出部上のインクミストを、広い範囲で効果的に除去することができる。
【解決手段】支持ステージ11と、インクを吐出する液体吐出ユニット53と、吸気口104と排気口105とフィルター106とを有する紫外線照射ユニット54と、液体吐出ユニット53および紫外線照射ユニット54を支持するガイド軸61と、液体吐出ユニット53および紫外線照射ユニット54を移動させるX軸駆動機構62と、ガイド軸62およびX軸駆動機構62を有する液体吐出部12と、液体吐出部12と支持面との間に気体を流す換気ファン103と、を備え、紫外線照射ユニット54は、後側でX軸駆動機構62に支持され、排気口105は、前側に配置され、吸気口104は、上方に配置されている。
【選択図】図10

Description

媒体に対し、液体を吐出する液体吐出装置に関するものである。
従来、この種の液体吐出装置として、メディアを載置するテーブルと、メディアにインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドを走査方向に移動可能に保持するYバーと、記録ヘッドとメディアとの間(ギャップ)に気流を発生させる気流発生機構と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この気流発生機構は、記録ヘッドとメディアとの間に気流を発生させることで、メディア上に飛散したインクミスト等を除去している。
特開2011−143657号公報
しかしながら、従来の記録装置では、記録ヘッドとメディアとのギャップ廻りのみで気流を生じさせてインクミストを除去する構成であるため、メディア上に飛散したインクミストは除去できるものの、より上方に飛散してしまったインクミストについては、効果的に除去することできないという問題があった。すなわち、当該ギャップ廻り以外の空間では、気流発生機構による気流が生じないので、インクミストを含む雰囲気が滞留してしまう。その結果、当該空間に位置する機構(例えばYバーに設けた制御用のリニアスケール等)にインクミストが付着し、記録制御等に不具合を生じさせてしまうという問題があった。
本発明は、液体吐出部上のインクミストを、広い範囲で効果的に除去することができる液体吐出装置を提供することを課題としている。
本発明の液体吐出装置は、媒体を支持する支持面を有するステージと、ステージに支持された媒体に対して液体を吐出する液体吐出ユニットと、吸気口と、排気口と、吸気口および排気口とを連通させる流路と、液体を捕捉する捕捉部とを有する吸排気部と、液体吐出ユニットおよび吸排気部を支持する支持部と、支持部に支持された液体吐出ユニットおよび吸排気部を第1の方向に移動させる移動部と、支持部および移動部を有する液体吐出部と、液体吐出部と支持面との間に気体を流す気流発生部と、を備え、吸排気部は、第1の方向と直交する第2の方向における一方側で移動部に支持され、排気口は、第2の方向における一方側とは反対の他方側に配置され、吸気口は、排気口よりも上方に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、気流発生部により、上記液体のミストを気流に載せて排気するので、ミストの多くを装置外に排出することができる。また、装置内に残ったミストは、吸排気部により、捕捉することができる。さらに、気流発生部および吸排気部により、例えば、図10(a)に示すように、吸排気部の排気口から弧を描くように上方に流れて吸排気部の吸気口に達する気流と、吸排気部の排気口から弧を描くように下方に流れてステージの支持面廻りに達する気流とが生じ、この2つの気流に載って、上記液体のミストが回収/除去される。これらのように、装置外への除去と装置内での捕捉を併行して行うようにしているため、液体吐出部上のミストを、広い範囲で効果的に除去することができる。
この場合、液体吐出部は、液体吐出ユニットおよび吸排気部を覆う装置カバーを備え、装置カバーは、排気口と対向する対向部を有していることが好ましい。
この構成によれば、吸排気部の排気が、装置カバーの対向部に衝突して上下に分流するので、吸排気部を中心に装置カバー内を循環する上記気流を好適に生じさせることができる。これにより、ミストの除去を効率良く行うことができる。
また、複数の吸排気部を有し、液体吐出ユニットは、第1の方向において複数の吸排気部の間に配置されたことが好ましい。
この構成によれば、吸排気部を、ミストの発生源である液体吐出ユニットに隣接して2つ備えたことにより、発生直後のインクミストをより効率良く回収することができる。
一方、吸排気部は、電磁波硬化性を有する液体を硬化させるため電磁波照射部と、液体を捕捉するフィルターと、フィルターと排気口との間に配置され、電磁波照射部を冷却するヒートシンクと、を備えることが好ましい。
この構成によれば、吸排気部に吸引された液体吐出部上の雰囲気が、フィルターおよびヒートシンクを通って吸排気部の外に排出される。このように、吸排気部の吸排気に伴う気流を、ヒートシンクの冷却に用いることができ、電磁波照射部の冷却と、ミストの回収とを同時併行で行うことができる。
また、液体吐出ユニットと吸排気部とを駆動させる第1モードと、液体吐出ユニットを駆動させずに吸排気部を駆動させる第2モードと、を切り替える制御部を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、液体吐出ユニットを駆動させずに吸排気部を駆動させる第2モードを備えることで、液体吐出動作を行う必要がないときにも、ミストの回収を行うことができる。
さらに、気体の流速を増加させる流速増加部を備え、制御部は、第2モードにおいて、流速増加部を駆動させ、液体吐出部と支持面との間に流す気体の流速を増加させることが好ましい。
この構成によれば、第2モードにおいて、ミストをより多く除去することができる。
本実施形態に係る液体吐出装置を示した外観斜視図である。 液体吐出装置を示した平面図(a)、正面図(b)および側面図(c)である。 支持ステージの一部および装置カバーの一部を省略した液体吐出装置を示した正面図である。 支持ステージおよびY軸移動部廻りを示したA‐A’線断面図である。 装置カバーを省略した液体吐出部を示した斜視図である。 装置カバーを省略した液体吐出部を示した正面図である。 ヘッドユニットを示した斜視図である。 ヘッドユニットおよび換気部廻りを示したB‐B’線断面図である。 換気部廻りを示した分解斜視図である。 (a)は、記録動作時に発生する気流を示した図である。(b)は、待機時に発生する気流を示した図である。 紫外線照射ユニットを示した平面図(a)、側面図(b)および正面図(c)である。 紫外線照射ユニットを示したC‐C’線断面図である。 液体吐出装置の制御構成を示した制御ブロック図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置について説明する。この液体吐出装置は、紫外線硬化インク(活性エネルギー線硬化インク)をインクジェット方式で吐出することにより、記録媒体(媒体)に所望の画像を記録するものである。また、本液体吐出装置は、支持ステージに支持された記録媒体に対し液体吐出ヘッドを移動させて記録を行う、いわゆるフラットベッドタイプの液体吐出装置である。記録媒体としては、例えば、厚紙、木材、タイル、プラスチックボード、スチレンボード、段ボール等の厚みが異なる記録媒体を想定している。なお、各図に示す通り、X軸(左右)方向、Y軸(前後)方向およびZ軸(上下)方向を規定して、以降説明する。また、図1中の手前側を液体吐出装置の前側とし、図1中の奥側を液体吐出装置の後側とする。
図1ないし図3に示すように、液体吐出装置1は、4本の脚材10で支持され、記録媒体Aを支持する支持ステージ(ステージ)11と、支持された記録媒体Aに対峙するヘッドユニット31を有した液体吐出部12と、液体吐出部12を支持し、支持ステージ11に対し液体吐出部12をY軸方向(第2の方向)に移動させるY軸移動部13と、各部を制御する制御部14(図13参照)と、を備えている。液体吐出部12は、支持ステージ11上をX軸方向(第1の方向)に横断するように架け渡されている。一方、Y軸移動部13は、支持ステージ11の裏面側(液体吐出部12側とは反対の側の面)に当該支持ステージ11と重畳して配置されており、支持ステージ11の裏面側で、液体吐出部12を移動自在に支持している。
次に図1、図2および図4を参照して、支持ステージ11について説明する。なお、図4は、支持ステージ11およびY軸移動部13廻りを後側から見たA‐A’線断面図である。図1、図2および図4に示すように、支持ステージ11は、Y軸方向に延在する梁状の左右一対の構造形材21と、一対の構造形材21の間で縦横に配置された複数の支持材22と、一対の構造形材21および複数の支持材22に支持され、記録媒体Aが吸着セットされる吸着テーブル23と、を有する。各構造形材21の端部は、それぞれ脚材10に溶接等により接続されている。また、支持ステージ11の前端部には、操作パネル部24が配置されている。さらに、操作パネル部24の右半部には、開閉扉24aが広く設けられている。液体吐出部12を手作業でメンテナンスする際には、液体吐出部12を手前側(前側)に移動させると共に、当該開閉扉24aを開放して、開閉扉24aから液体吐出部12のメンテナンスを行う。
図5および図6に示すように、液体吐出部12は、記録媒体Aに対峙するヘッドユニット31と、ヘッドユニット31を後側で支持し、ヘッドユニット31をX軸方向に移動させるX軸移動部32と、X軸移動部32を支持する横架フレーム33と、横架フレーム33をX軸方向両側で支持する左右一対のサイドフレーム34と、一対のサイドフレーム34の基部側同士を連結する連結フレーム35と、これらを覆う装置カバー(図1参照)36と、装置カバー36の後面壁36b上に設けられ、インクミストを除去する換気部38(図8参照)と、を備えている。なお、このインクミストは、液体吐出ヘッド52のインク吐出に伴って発生したものである。
また、液体吐出部12は、Y軸方向における横架フレーム33の後側に配置され、インクチューブやケーブルを保持する板状部材41と、右端部に配置され、液体吐出ヘッド52の機能の保守および回復を図るメンテナンスユニット43と、を有している。
横架フレーム33は、支持ステージ11上を横断するようにX軸方向に延在している。また、各サイドフレーム34は、支持ステージ11の下まで延在し、連結フレーム35は、支持ステージ11よりも下側で両サイドフレーム34の下端部と連結されている。さらに、各サイドフレーム34には、横架フレーム33およびX軸移動部32を介して、ヘッドユニット31を昇降させる昇降移動部37が組み込まれている。この昇降移動部37により、上下方向で、支持ステージ11や記録媒体Aに対し、ヘッドユニット31を近接および離間させる(ギャップ調整)。
図7に示すように、ヘッドユニット31は、箱型のキャリッジ51に2つの液体吐出ヘッド52を搭載した液体吐出ユニット53と、液体吐出ユニット53に対しX軸方向の両側にそれぞれ隣接して配置された一対の紫外線照射ユニット(吸排気部)54と、を有している。液体吐出ユニット53および一対の紫外線照射ユニット54は、その後側で、X軸移動部32に個々に支持されている。また、液体吐出ユニット53および一対の紫外線照射ユニット54は、X軸移動部32により、一緒に移動するように構成されている。なお、詳細は後述するが、各紫外線照射ユニット54は、インクミストを回収するミスト回収部としても機能している。
各液体吐出ヘッド52は、圧電素子(ピエゾ素子)により吐出駆動されるインクジェットヘッドであり、Y軸方向に延在する色別複数のノズル列(図示省略)を有している。すなわち、複数色の紫外線硬化インクを吐出可能に構成されている。また、液体吐出ヘッド52は、そのノズル面が記録媒体Aと対面し、インクを下方に吐出する。2つの液体吐出ヘッド52のノズル面は、同一の高さに位置している。なお、本実施形態においては、ピエゾ方式のインクジェットヘッドを用いたが、これに限るものではなく、例えばサーマル方式や静電方式のインクジェットヘッド等を用いても良い。また、これらオンデマンド型のインクジェットヘッドに限らず、コンティニュアス型のインクジェットヘッドを用いても良い。
図5および図6に示すように、X軸移動部32は、横架フレーム33に支持され、ヘッドユニット31をX軸方向に往復動自在に支持する上下一対のガイド軸(支持部)61と、一対のガイド軸61に沿ってヘッドユニット31を駆動させるX軸駆動機構(移動部)62と、X軸方向におけるヘッドユニット31の移動位置を検出するX軸検出機構67と、を備えている。
X軸駆動機構62は、一対のガイド軸61に沿ってX軸方向に延在するタイミングベルト63と、タイミングベルト63を架け渡した主動プーリー66および従動プーリー64と、タイミングベルト63とヘッドユニット31とを連結する連結固定部(図示省略)と、主動プーリー66を駆動するキャリッジモーター65と、を備えている。X軸移動部32では、キャリッジモーター65を正逆回転させることで、タイミングベルト63を介してヘッドユニット31を一対のガイド軸61上でX軸方向に往復動させる。
X軸検出機構67は、X軸方向に沿って設けられたリニアスケール71と、ヘッドユニット31に固定され、リニアスケール71の目盛りを読み取って、ヘッドユニット31の移動位置を検出する検出器72(図13参照)と、を備えている。
図4に示すように、Y軸移動部13は、支持ステージ11と連結フレーム35との間に配置され、支持ステージ11に対し、液体吐出部12をY軸方向に移動させる。Y軸移動部13は、支持ステージ11の裏面側の左右両側に位置し、支持ステージ11に対し、液体吐出部12をY軸方向にスライドさせる一対のリニアガイド機構86と、支持ステージ11の裏面側の中央に位置し、支持ステージ11に対し、液体吐出部12をY軸方向に移動させるY軸移動機構87と、Y軸移動機構87を駆動する駆動モーター88と、を備えている。各リニアガイド機構86は、LMガイド(登録商標)機構により構成されている。また、Y軸移動機構87は、ボールねじ機構により構成されている。
ここで図8ないし図12を参照して、換気部38および紫外線照射ユニット54について説明する。図8および図9に示すように、換気部38は、液体吐出ユニット53と支持ステージ11(またはこれに支持された記録媒体A)とのギャップ空間G廻りの雰囲気(空気やインクミストを含むもの)を換気するものである。このギャップ空間Gは、支持ステージ11に臨むX軸方向の各位置に移動した液体吐出ユニット53と支持ステージ11との間の空間である。厳密には、液体吐出ユニット53における液体吐出ヘッド52のノズル面と支持ステージ11の支持面との間の空間である。本液体吐出装置1では、装置カバー36の前面壁36aと支持ステージ11(またはこれに支持された記録媒体A)との間の開口部分121から、上記ギャップ空間Gおよび液体吐出ユニット53が移動する空間を通って、装置カバー36の後面壁36bに設けられた複数の換気口122に至る吸排気流路Rが形成されている。複数の換気口122は、X軸方向に並列に並んで配置されている。換気部38は、この吸排気流路R上においてエアーを流し前後方向の気流を生じさせ、当該気流に載せてインクミストを装置外(装置カバー36外)に排気(除去)する。なお、吸排気流路Rの流路方向は、Y軸方向(前後方向)である。また、X軸方向において、換気部38による吸排気可能領域幅は、記録領域幅より広くなっている。
換気部38は、複数の換気口122にそれぞれ配置された複数の換気ファン(気流発生部)123と、複数の換気ファン123と上記ギャップ空間Gとの間に介設された絞り部(流速増加部)124を有する流路形成部材125と、を備えている。
流路形成部材125は、装置カバー36の後面壁36bに近接して配置されており、前壁125a、後壁125b、底壁125cおよび両側壁125dから成る箱型に有している。そして、流路形成部材125の前壁125aは、複数のスリット部126を有し、複数の絞り部124を構成している。複数の絞り部124は、X軸方向に並列に並んで配置され、個々にスリット部126を有している。また、各スリット部126は、X軸方向に延在したスリット状の開口部である。複数の絞り部124は、各スリット部126により、吸排気流路Rを絞り、その下流側の気流を増速させる。なお、開口部分121の開口面積は、複数のスリット部126に亘る開口面積より広くなっている。また、複数のスリット部126は、液体吐出ヘッド52のノズル面よりも上側に配置されている。
また、流路形成部材125の天壁部分は、板状部材41によって塞がれている。すなわち、流路形成部材125は、板状部材41と共に、吸排気流路Rのうちの、複数の絞り部124(複数のスリット部126)と複数の換気ファン123(複数の換気口122)との間の流路を構成している。さらに、流路形成部材125は、複数の絞り部124および複数の換気口122を包含する幅を有しており、複数の絞り部124を枝流路とするマニホールドの形態を成すと共に、複数の換気口122を枝流路とするマニホールドの形態を成している。
複数の換気ファン123は、各換気口122に配置されることで、X軸方向に並列に並んで配置されている。各換気ファン123は、強制排気を実施する正回転駆動と、強制吸気を実施する逆回転駆動との間で切替可能に構成されている。強制排気とは、吸排気流路Rのエアーを装置外に強制的に排出することであり、強制排気により、吸排気流路Rにおいて開口部分121側から換気口122側に向かってエアーが流れる。一方、強制吸気とは、装置外のエアーを吸排気流路Rに強制的に取り込むことであり、強制吸気により、吸排気流路Rにおいて換気口122側から開口部分121側に向かってエアーが流れる。
強制排気では、開口部分121から複数の換気口122に至る気流が生まれるので、絞り部124が上記ギャップ空間Gの下流側に位置する(図10(a)参照)。これに対し、強制吸気では、複数の換気口122から開口部分121に至る気流が生まれるので、絞り部124が上記ギャップ空間Gの上流側に位置する(図10(b)参照)。よって、強制吸気では、絞り部124により上記ギャップ空間G廻りの気流の流速が増速され、強制排気よりも、上記ギャップ空間G廻りで流速の速い気流が生じる。すなわち、制御部14の制御の下、強制排気を実施して上記ギャップ空間G廻りで流速の遅い気流を生じさせる弱風モードと、強制吸気を実施して上記ギャップ空間G廻りで流速の速い気流を生じさせる強風モードとで、上記ギャップ空間G廻りの換気を実行することができる。なお、換気部38による換気では、紫外線照射ユニット54の排気エアーも装置外に排出することになり、排熱機能も奏することとなる。
図11および図12に示すように、各紫外線照射ユニット54は、照射ユニット本体91と、照射ユニット本体91の後側に配置され、照射ユニット本体91を一対のガイド軸61にスライド自在に取り付ける取付部材92と、を備えている。
照射ユニット本体91は、記録媒体Aに対峙する紫外線照射部(電磁波照射部)101と、紫外線照射部101の上側に配置され、紫外線照射部101を冷却するフィン式のヒートシンク102と、ヒートシンク102の上側に配置され、ヒートシンク102を通る(熱を奪う)気流を生じさせる冷却用のファン103と、上部および下部前側に配置され、吸引および排出を行う吸気口104および排気口105と、を備えている。紫外線照射部101は、紫外線(電磁波)を照射する複数の紫外線照射LEDで構成され、照射ユニット本体91の下部に下向きに配置されている。各紫外線照射ユニット54は、紫外線照射部101から紫外線を出射させることにより、液体吐出ヘッド52によって吐出された紫外線硬化インクを硬化(定着)させる。
また、照射ユニット本体91は、吸気口104に配置され、インクミストを捕捉するフィルター(捕捉部)106と、フィルター106の下端部に臨むインク貯留部107と、を備えている。照射ユニット本体91には、吸気口104から排気口105に至る「L」字状の内部流路が形成されており、上流側から、吸気口104およびフィルター106、ファン103、ヒートシンク102、排気口105の順に配置されている。ファン103を駆動させると、インクミストを含む雰囲気が吸気口104から吸引され、フィルター106およびヒートシンク102を通って、排気口105から排出される。このように、紫外線照射ユニット54は、液体吐出ユニット53廻りの雰囲気を吸引し、インクミストを捕捉して排出するミスト回収部としても機能している。
吸気口104は、照射ユニット本体91の上部に配置されると共に、上向き且つ前側向きの斜め上向きに配置されている。一方、排気口105は、照射ユニット本体91の下部前側に配置されると共に、前側向きに配置されている。なお、図8に示すように、排気口105に対し、装置カバー36における前面壁36aの壁面(対向部)36cが対面するように構成されている。
フィルター106は、吸気口104上に配置され、吸気口104に倣う上向きの斜め姿勢に配置されている。また、フィルター106は、インク貯留部107の直上部まで前方に延在している。
インク貯留部107は、フィルター106の下端部に臨むように配置されている。インク貯留部107には、インクを受けて貯留する貯留容器111と、貯留容器111に充填された吸収材112とを有している。フィルター106でインクミストを捕捉し、フィルター106にインクが溜まっていくと、溜まったインクがフィルター106の下端部に集まり、その後、インク貯留部107に達して貯留される。
図13は、液体吐出装置1の制御構成を示した制御ブロック図である。図13に示すように、制御部14は、支持ステージ11、液体吐出部12およびY軸移動部13に接続されている。制御部14は、操作パネル部24からユーザー操作の操作情報を受けると共に、X軸移動部32の検出器72からの検出結果(移動位置)を受ける。一方、制御部14は、X軸移動部32のキャリッジモーター65、液体吐出ユニット53の2つの液体吐出ヘッド52、各紫外線照射ユニット54の紫外線照射部101およびファン103、換気部38の換気ファン123、Y軸移動部13の駆動モーター88を制御して、記録動作を実行する。
記録動作では、制御部14は、換気ファン123を正回転駆動させ且つ各紫外線照射ユニット54の各ファン103を駆動させると共に、Y軸移動部13を用いて、液体吐出部12を前側から後側に間欠的に移動させる(改行送り)。そして、液体吐出部12のY軸方向への間欠的な移動における各停止時に、紫外線照射部101から紫外線を出射しつつ、X軸移動部32を用いてヘッドユニット31をX軸方向に移動させ、液体吐出ヘッド52からインクを吐出させる(記録処理)。これにより、記録媒体Aに対し、所望の画像を記録する。
記録動作時には、各ファン103を駆動させた状態で、液体吐出ユニット53と一緒に一対の紫外線照射ユニット54がX軸方向に往復動する。よって、一対の紫外線照射ユニット54により、液体吐出部12上(装置カバー36内)のX軸方向全域でインクミストを回収される。すなわち、記録動作と共に、ミスト回収動作を実行する構成となる。
また、記録動作時には、各換気ファン123の正回転駆動(強制排気:弱風モード)により、上記ギャップ空間G廻りに対し前側から後側への気流を生じさせると共に、各ファン103の駆動により、紫外線照射ユニット54において、液体吐出部12上の雰囲気を上側から吸引し、前側に排出する。これらによって、図10(a)に示すように、紫外線照射ユニット54の排気口105から弧を描くように上方に流れて紫外線照射ユニット54の吸気口104に達する気流と、紫外線照射ユニット54の排気口105から弧を描くように下方に流れて上記ギャップ空間G廻りに達する気流とが生じる。前者の気流に載ったインクミストは、紫外線照射ユニット54により回収され、後者の気流に載ったインクミストは、換気ファン123によって生じさせた気流に載って、装置外に除去される。なお、同図に示すように、換気ファン123によって生じさせた気流に載ったインクミストは、その一部が、ヘッドユニット31(液体吐出ユニット53および紫外線照射ユニット54)とX軸移動部32との間に分流するが、これについても、紫外線照射ユニット54の吸気口104に達して回収される。
なお、本実施形態では、操作パネル部24により記録実行が指示されたとき、記録動作に先駆けて、検査動作を実行する。すなわち、液体吐出部12をX軸方向後側(記録媒体Aセット時の待機位置側)に配置させた状態で、ユーザーは支持ステージ11に記録媒体Aを載置する。そして、記録媒体Aが支持ステージ11に載置(支持)された状態で、ユーザーは操作パネル部24を用いて記録実行を指示する。記録実行が指示されると、制御部14は、Y軸移動部13を用いて、液体吐出部12をX軸方向前側(操作パネル部24側)に移動させる。このとき、ヘッドユニット31がX軸方向後側からX軸方向前側に移動する間に、液体吐出部12に設けられた図示しない障害物検出センサーを用いて、液体吐出部12と障害物との接触や、ヘッドユニット31と接触する可能性がある障害物が存在するか否かを検出する。これによって、検査動作を実行する。障害物検出センサーは、記録媒体Aとヘッドユニット31とが接触する可能性があるか、記録媒体A上や支持ステージ11上にヘッドユニット31と接触する可能性がある障害物が存在するか、を検出する。
この検査動作において障害物が検出された場合には、制御部14は、液体吐出部12のY軸方向前側への移動を停止させ、ユーザーに対してエラーを報知する。一方、液体吐出部12をY軸方向後側から前側へ移動させる間に障害物を検出しなかった場合には、制御部14は、障害物無しと判断し、液体吐出部12をY軸方向他方向側(記録開始位置側)の所定位置まで移動させ、一旦停止させる。この一旦停止の後、液体吐出部12をY軸方向前側(記録開始位置側)から後側に移動させ、上記記録動作を開始する。
なお、記録動作の説明において、「記録動作時に、換気ファン123を正回転駆動させる」旨を記載したが、厳密には、記録動作時および検査動作時を含む記録作業時には、換気ファン123を正回転駆動させる。記録作業時とは、記録動作時および検査動作時を含む、記録実行の指示が行われてから1個の記録媒体Aに対する記録が完了するまでの間である。すなわち、記録作業時には、制御部14は、換気ファン123を正回転駆動させて、強制排気を実施する(図10(a)参照)。これにより、記録作業時には、弱風モードでギャップ空間G廻りの換気を実行する。一方、待機時(1個の記録媒体Aの記録が完了した後および記録実行指示の前:非記録作業時)には、換気ファン123を逆回転駆動させて、強制吸気を実施する(図10(b)参照)。これにより、待機時には、強風モードで上記ギャップ空間G廻りの換気を実施する。なお、待機時、すなわち強風モードでの換気時には、ヘッドユニット31をX軸方向右端のホーム位置に退避させておくことが好ましい。
以上のような構成によれば、記録動作時において、換気部38および各紫外線照射ユニット54(ミスト回収部)により、装置外へのインクミストの除去と装置内でのインクミストの捕捉を併行して行うようにしているため、液体吐出部12上のインクミストを、広い範囲で効果的に除去することができる。特に、リニアスケール71にインクが付着してしまうことがなく、X軸検出機構67により、ヘッドユニット31の移動位置を安定して検出することができる。
また、紫外線照射ユニット54の排出側が、装置カバー36の壁面36cに対面していることで、紫外線照射ユニット54の排気が、装置カバー36の壁面36cに衝突して上下に分流するので、紫外線照射ユニット54を中心に装置カバー36内を循環する気流を好適に生じさせることができる。これにより、インクミストの除去を効率良く行うことができる。
さらに、紫外線照射ユニット54を、インクミストの発生源である液体吐出ユニット53に隣接して2つ備えたことにより、発生直後のインクミストをより効率良く回収することができる。
なお、本実施形態においては、記録動作およびミスト回収動作を一緒に実行する構成であったが、記録動作を行わずに、ミスト回収動作を行うミスト回収モードを備えた構成であっても良い。具体的には、制御部14は、ユーザー操作に従って、実行モードを、記録動作およびミスト回収動作を一緒に実行する記録処理モード(第1モード)と、記録動作を実行せずにミスト回収動作を実行するミスト回収モード(第2モード)と、を切り替える。そして、ミスト回収モードでは、制御部14は、液体吐出ヘッド52を駆動せず且つ紫外線照射部101から紫外線を照射せずに、換気ファン123を逆回転駆動(強風モード)させつつ、各ファン103を駆動させた状態で、X軸移動部32を用いて、ヘッドユニット31(液体吐出ユニット53および一対の紫外線照射ユニット54)をX軸方向に往復動させる。この構成によれば、記録動作を行う必要がないときにも、液体吐出部12上のインクミストの回収を行うことができる。
また、本実施形態においては、紫外線照射ユニット54を液体吐出ユニット53の前後両側に隣接して2つ備えた構成であったが、紫外線照射ユニット54を1つのみ備える構成であっても良い。
また、本実施形態においては、紫外線照射ユニット54をミスト回収部として機能させる構成であったが、紫外線照射ユニット54に代えて、紫外線照射機能がないミスト回収ユニットを備える構成であっても良い。具体的には、ミスト回収ユニットは、紫外線照射ユニット54から紫外線照射部101およびヒートシンク102を省略し、ファン103、吸気口104、排気口105、フィルター106およびインク貯留部107を備えた構成とする。
さらに、本実施形態においては、吸気口104を斜め上向きに配置する構成であったが、例えば、吸気口104を上向きに配置する構成であっても良い。
またさらに、本実施形態においては、排気口105を前側向きに配置し、紫外線照射ユニット54が、吸引した雰囲気を前側に排出する構成であったが、排気口105を後側向きに配置し、紫外線照射ユニット54が、吸引した雰囲気を後側に排出する構成であっても良い。ひいては、前後側に向いて排気口105を2つ有し、紫外線照射ユニット54が、吸引した雰囲気を前後両側に排出する構成であっても良い。
なお、本実施形態において、換気ファン123の前後(上下流側)のいずれか一方に換気フィルターを設ける構成であっても良い。
また、本実施形態においては、ヘッドユニット31をXY方向に移動して記録を行う液体吐出装置1に本発明を適用したが、ラインヘッドを有したヘッドユニット31を、Y軸方向のみに移動して記録を行う液体吐出装置1(いわゆるラインプリンター)に本発明を適用する構成であっても良い。
なお、本実施形態においては、X軸方向が、いわゆる主走査方向であり、Y軸方向が、いわゆる副走査方向である。
なお、本実施形態においては、換気口122側に換気ファン123を配置する構成であったが、開口部分121側に換気ファン123を配置する構成であっても良い。ひいては、換気口122側および開口部分121側の両方に、換気ファン123を配置する構成であっても良い。
また、本実施形態においては、換気ファン123の正逆回転駆動の切替えによって、吸排気流路Rにおける気流の方向を切り替える構成であったが、換気ファン123に流路接続された2つのダクトに対する開閉制御により、気流の方向を切り替える構成であっても良い。例えば、換気ファン123に流路接続され、開口部分121側から換気口122側に向かってエアーを排出する第1ダクトと、換気ファン123に流路接続され、換気口122側から開口部分121側に向かってエアーを排出する第2ダクトとを更に備え、各ダクトを開閉制御することで、気流の方向を切り替える構成とする。
さらに、本実施形態においては、気流発生部として、換気ファン123を用いる構成であったが、これに限るものではない。例えば、気流発生部として、各種エアーポンプを用いる構成であっても良い。また、気流を発生させる方式としては、例えば、団扇や扇子のように、板状の部材を前後に移動させて、エアーを圧縮・膨張させることにより、気流を発生させる方式や、ヒーターや冷却装置によってエアーに温度差を発生させることにより、気流を発生させる方式等を想定している。
またさらに、本実施形態においては、各換気ファン123の逆回転駆動時に、ギャップ空間G廻りの気流の流速を増加させる流速増加部として、各換気ファン123とギャップ空間Gとの間の流路に介設した絞り部124を用いたが、これに限るものではない。例えば、流速増加部として、各換気ファン123を逆回転駆動させて生じた気流を増速させるように配置されたファンを用いる構成であっても良い。
なお、本実施形態においては、紫外線硬化インクを用いる記録装置に、本発明を適用したが、電磁波硬化インクを用いる記録装置として、赤外線やマイクロ波等の照射により硬化するインクを用いる記録装置に、本発明を適用しても良い。ひいては、電磁波硬化インクを用いる記録装置に限らず、インクとして、一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等を用いる記録装置に、本発明を適用しても良い。
また、本実施形態においては、インクを吐出する記録装置(プリンター)に、本発明を適用したが、インク以外の液体(液滴)を吐出(もしくは噴射)する液体吐出装置に、本発明を適用しても良い。例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解の形で含有する液体(機能液)を吐出する液体吐出装置に、本発明を適用する構成であっても良い。
また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する液体吐出装置や、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する液体吐出装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等に本発明を適用しても良い。
さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を吐出する液体吐出装置や、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に吐出する液体吐出装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を吐出する液体吐出装置に、本発明を適用しても良い。
なお、液体を吐出させる構成として、液体が粒状の状態で飛行するように液体を吐出させる構成や、液体を涙状の状態で飛行するように液体を吐出させる構成、液体が糸状に尾を引いた状態で飛行するように液体を吐出させる構成等が想定される。
また、液体としては、液体吐出装置が吐出させることができるような液状の材料であればよい。例えば、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態のもの、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたもの等を想定している。
1:記録装置、 11:支持ステージ、 12:液体吐出部、 14:制御部、 36:装置カバー、 36c:壁面、 38:換気部、 53:液体吐出ユニット、 54:紫外線照射ユニット、 61:ガイド軸、 62:X軸駆動機構、 101:紫外線照射部、 102:ヒートシンク、 104:吸気口、 105:排気口、 106:フィルター、 A:記録媒体、 G:ギャップ空間

Claims (6)

  1. 媒体を支持する支持面を有するステージと、
    前記ステージに支持された前記媒体に対して液体を吐出する液体吐出ユニットと、
    吸気口と、排気口と、前記吸気口および前記排気口とを連通させる流路と、前記液体を捕捉する捕捉部とを有する吸排気部と、
    前記液体吐出ユニットおよび前記吸排気部を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記液体吐出ユニットおよび前記吸排気部を第1の方向に移動させる移動部と、
    前記支持部および前記移動部を有する液体吐出部と、
    前記液体吐出部と前記支持面との間に気体を流す気流発生部と、を備え、
    前記吸排気部は、前記第1の方向と直交する第2の方向における一方側で前記移動部に支持され、
    前記排気口は、前記第2の方向における前記一方側とは反対の他方側に配置され、
    前記吸気口は、前記排気口よりも上方に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記液体吐出部は、前記液体吐出ユニットおよび前記吸排気部を覆う装置カバーを備え、
    前記装置カバーは、前記排気口と対向する対向部を有していることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 複数の前記吸排気部を有し、
    前記液体吐出ユニットは、前記第1の方向において複数の前記吸排気部の間に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記吸排気部は、
    電磁波硬化性を有する前記液体を硬化させるため電磁波照射部と、
    前記液体を捕捉するフィルターと、
    前記フィルターと前記排気口との間に配置され、前記電磁波照射部を冷却するヒートシンクと、を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記液体吐出ユニットと前記吸排気部とを駆動させる第1モードと、前記液体吐出ユニットを駆動させずに前記吸排気部を駆動させる第2モードと、を切り替える制御部を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記気体の流速を増加させる流速増加部を備え、
    前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記流速増加部を駆動させ、前記液体吐出部と前記支持面との間に流す前記気体の流速を増加させることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
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