JP6142607B2 - 印刷装置 - Google Patents

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この発明は、液体を吐出して印刷媒体に画像を印刷する印刷装置において、ミスト状になった液体を回収するミスト回収技術に関する。
従来、インクジェット式のプリンター等に代表されるように、インクを吐出して印刷媒体に画像を印刷する印刷装置が知られている。このような印刷装置では、ミスト状になったインクが装置内部の構成や印刷媒体を汚染する原因となる。そこで、特許文献1の印刷装置は、ミスト状のインクを回収する機構が設けられている。具体的には、気流を生成する排気ファンと、排気ファンに対して気流の上流側に配置されたフィルターとが設けられており、気流に含まれるミスト状のインクがフィルターによって捕捉される。さらに、フィルターに捕捉されたインクは、貯蔵手段へと回収される。
特開2008−213310号公報
ところで、紫外線等の光によって硬化する光硬化性の液体を用いて印刷を行うことができる。ただし、かかる液体は、乾燥固化しないため、光照射を受けるまで流動性を保つ。その結果、液体はフィルターに捕捉された後も流動性を保ち続けるため、フィルターでの捕捉量が増大すると、重力あるいは振動等から受ける外力によって、フィルターから垂れ落ちたり飛散したりするおそれがある。したがって、フィルターに捕捉された液体を特許文献1の貯蔵手段のような液体回収部材で回収するにあたっては、フィルターに捕捉された液体をフィルターから垂れ落ちたり飛散したりする前に効率的に液体回収部材へ回収することが好ましい。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、フィルターに捕捉された光硬化性の液体を効率的に液体回収部材に回収することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる印刷装置は、上記目的を達成するために、印刷媒体に光硬化性の液体を吐出する印刷ヘッドと、ミスト状になった液体を回収するミスト回収機構とを備え、ミスト回収機構は、気流を生成する気流生成部と、気流生成部に対して気流の上流側に配置されて気流に含まれるミスト状の液体を捕捉するフィルターと、重力方向から見て少なくとも一部がフィルターと重複した状態でフィルターの下方側に配置されて、フィルターが捕捉した液体を回収する液体回収部材とを有し、フィルターは、ミスト回収機構に配置された状態において、気流が通過する方向における両側のうち少なくとも一方側に、重力方向に対して傾いて液体回収部材へ向けて下降する傾斜部を有し、捕捉した液体を傾斜部を伝わせて下降させることで液体回収部材へ誘導し、液体回収部は、フィルターの傾斜部により誘導された液体を回収することを特徴としている。
このように構成された本発明(印刷装置)では、気流生成部が生成する気流に含まれるミスト状の液体を捕捉するフィルターの下方側に、液体回収部材が配置されている。この液体回収部材は、重力方向から見て少なくとも一部がフィルターと重複した状態で配置される。そして、フィルターにより捕捉された液体が液体回収部材に回収される。この際、フィルターは、重力方向に対して傾いて液体回収部へ向けて下降する傾斜部を有し、この傾斜部を伝わせて下降させることで、捕捉した液体を誘導する。一方、液体回収部は、フィルターの傾斜部により誘導された液体を回収する。このように本発明は、重力方向に対して傾く傾斜部をフィルターに設けており、傾斜部で誘導した液体を液体回収部材で回収する。その結果、フィルターに捕捉した光硬化性の液体を効率的に液体回収部材に回収することが可能となっている。
そして、このような本発明は、気流生成部が重力方向においてフィルターの下方に配置された印刷装置に対して特に好適に用いることができる。つまり、このような印刷装置では、フィルターでの液体の捕捉量が増大すると、フィルターで捕捉しきれなくなった液体が落下して、フィルターの下方に配置された気流生成部を汚染するおそれがある。これに対して、本発明によれば、フィルターで捕捉しきれなくなった液体をフィルターの傾斜部により誘導して、効率的に液体回収部材に回収できるため、フィルターから落下した液体による気流生成部の汚染を抑制することができる。
また、ミスト回収機構は、フィルターを重力方向において下方側から支持する支持部材をさらに有し、支持部材には、気流が通過する通気口が設けられているように、印刷装置を構成しても良い。このような構成では、気流生成部の上方に設けられたフィルターを、支持部材によって下方側からしっかりと支持することができる。しかも、支持部材には気流が通過する通気口が設けられているため、支持部材によって気流が妨げられるのを抑制して、ミスト状の液体をフィルターで捕捉するために必要となる気流を確保することができる。
また、ミスト回収機構は、印刷媒体に対向して、印刷媒体に付着した液体を硬化させる光を射出する光源をさらに有し、気流生成部は、気流によって光源を冷却するように、印刷装置を構成しても良い。このような印刷装置では、印刷媒体に付着して印刷に供する液体を光源からの光によって硬化させることができる。ただし、このような光源の照度は、温度上昇に伴って変化するため、光源の温度上昇を抑えることが好ましい。これに対して、この構成では、気流生成部が生成する気流によって光源が冷却されるため、光源の温度上昇を抑えることができる。しかも、ミスト回収用の気流を生成する気流生成部を光源冷却に併用することで、光源冷却用の新たな構成を設ける必要がなく、装置構成の簡素化を図ることが可能となっている。
ちなみに、気流生成部が重力方向において上方側から下方側へフィルターを通過する気流を生成するように、印刷装置を構成することができる。このように気流が上方側から下方側へフィルターを通過すると、フィルターの下部に液体が溜まりやすくなることがある。あるいは、気流に含まれるミスト状の液体が多量であると、液体がフィルターに浸透するのを待たずに、フィルターの上部に溜まりやすくなることもある。
前者に効果的に対応するにあたっては、フィルターがフィルターの下方側に傾斜部を有するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、フィルターの下部に溜まった液体を、フィルターの下方側に設けられた傾斜部で誘導して、効率的に液体回収部に回収することができる。後者に効果的に対応するにあたっては、フィルターがフィルターの上方側に傾斜部を有するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、フィルターの上部に溜まった液体を、フィルターの上方側に設けられた傾斜部で誘導して、効率的に液体回収部に回収することができる。
本発明を適用可能なプリンターの装置構成の一例を部分的に示す斜視図。 図1に示すプリンターが備える支持ステージの構成を部分的に示す正面図。 図1に示すプリンターが備える印刷処理部の内部構成を部分的に示す斜視図。 図1に示すプリンターが備える印刷処理部の内部構成を部分的に示す正面図。 印刷ユニットが備える部分構成を模式的に示す底面図。 紫外線照射器の内部の構成を部分的に示した模式断面図。 図6に示す紫外線照射器の頂部の構成を部分的に示した模式斜視図。
図1は、本発明を適用可能なプリンターが備える装置構成の一例を部分的に示す斜視図である。図1および以下に示す図面では、左右方向X、前後方向Yおよび重力方向ZからなるXYZ直交座標系を適宜示す。プリンター1は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化型のUV(ultraviolet)インクをインクジェット方式で吐出して、印刷媒体Aに画像を印刷するものである。印刷媒体Aとしては、ポスター、パネルあるいは看板といった各種媒体が対象となる。プリンター1は、いわゆるフラットベッドタイプのものであり、支持ステージ3によって水平に支持された印刷媒体Aに対して、印刷処理部5に搭載された印刷ヘッドを移動させつつ、印刷媒体Aに印刷ヘッドからUVインクを吐出して印刷を行う。
図2は、図1に示すプリンターが備える支持ステージの構成を部分的に示す正面図である。なお、図2では、支持ステージ3の他に、後述する副走査移動部4も併記されている。支持ステージ3は、前後方向Yに長尺な略平板形状を有する吸着テーブル31の四隅を、脚部材33で支持した概略構成を備えており、脚部材33の下端に取り付けられたキャスターによって移動自在となっている。吸着テーブル31は、上方を向いて水平に支持された載置平面310を有し、印刷媒体Aが載置平面310に載置される。吸着テーブル31の載置平面310には、複数の吸引口(図示省略)が上方を向いて開口しており、吸着テーブル31は、内蔵する吸引チャンバ311によって複数の吸引口を吸引することで、印刷媒体Aを載置平面310に吸着して保持する。
支持ステージ3は、吸着テーブル31の前側に設けられた操作パネル35を有し、作業者は操作パネル35を操作することでプリンター1に指令を与えることができる。また、操作パネル35の略右半分には、開閉扉351が設けられている。この開閉扉351は、作業者が印刷処理部5へ手作業によるメンテナンスを行うことができるように設けられている。具体的には、図1の状態から前後方向Yの前側(+Y側)にまで印刷処理部5を移動させて、開閉扉351と印刷処理部5とを近接させることで、開状態にある開閉扉351を介して作業者が印刷処理部5にアクセスして手作業によるメンテナンスを実行できる。
図2において、支持ステージ3と併記されているように、プリンター1は、印刷処理部5を前後方向Yへ移動させる副走査移動部4を備える。副走査移動部4は、支持ステージ3の裏側に設けられた左右一対のガイド機構41と、印刷処理部5とガイド機構41とを連結する連結フレーム42とを有する。ガイド機構41は、LMガイド(登録商標)により構成されており、前後方向Yに延設して支持ステージ3に固定されたガイドレール41aと、ガイドレール41aに対して前後方向Yにスライドするスライダー41bとを有する。そして、スライダー41bに連結フレーム42を介して印刷処理部5が取り付けられている。こうして、副走査移動部4は、ガイド機構41によって印刷処理部5を前後方向Yに移動自在に支持する。
さらに、副走査移動部4は、ガイド機構41に沿って印刷処理部5を前後方向Yに駆動する副走査駆動機構43を備える。副走査駆動機構43は、前後方向Yに延設して支持ステージ3に固定されたネジ軸44と、支持部材45を介して連結フレーム42に回転自在に取り付けされて、ネジ軸44に螺合するナット部材46とを有する。そして、副走査駆動機構43は、副走査モーター47によってナット部材46を駆動(回転)させることで、印刷処理部5を前後方向Y(副走査方向)に移動させる。
印刷処理部5は、いわゆるガントリータイプのものであり、左右方向Xから支持ステージ3を横断するように設けられたハウジング部材50(図1)の内部に印刷ヘッドおよび各種機能部を収容した概略構成を備える。図3は、図1に示すプリンターが備える印刷処理部の内部構成を部分的に示す斜視図であり、図4は、図1に示すプリンターが備える印刷処理部の内部構成を部分的に示す正面図である。
印刷処理部5は、印刷ヘッドを搭載する印刷ユニット6と、印刷ユニット6を左右方向Xへ移動させる主走査移動部7とをハウジング部材50内に収容する。主走査移動部7は、印刷ユニット6を左右方向Xへ往復自在に支持する上下一対のガイド軸71と、印刷ユニット6をガイド軸71に沿って左右方向Xに直動駆動する主走査駆動機構73とを有する。主走査駆動機構73は、ガイド軸71に沿って左右方向Xへ延設されたタイミングベルト74を主動プーリー75および従動プーリー76に架け渡した構成を具備し、主走査モーター77で主動プーリー75を駆動することで、タイミングベルト74に連結された印刷ユニット6を左右方向Xに移動させる。したがって、主走査モーター77が正逆回転することで、タイミングベルト74を介して印刷ユニット6を左右方向X(主走査方向)に往復移動させることができる。
図5は、印刷ユニットが備える部分構成を模式的に示す底面図である。印刷ユニット6は、箱型のキャリッジ61に印刷ヘッド8を搭載したキャリッジユニット62と、キャリッジユニット62の左右それぞれに固定された紫外線照射器9とを有する。印刷ヘッド8は、載置平面310に向けて開口してUVインクを吐出するノズルを有する。
詳述すると、各印刷ヘッド8は、前後方向Yに直線状に並ぶ複数のノズル(図示省略)で構成されたノズル列を左右方向Xに複数配列した構成を具備しており、各ノズル列に互いに異なる色のUVインクを吐出させる。なお、ノズルからのUVインクの吐出は、圧電素子(ピエゾ素子)によってノズルを駆動するインクジェット方式により行われる。印刷ヘッド8は、前後方向Yに所定幅を有する領域Raに対向しており、主走査方向Xに平行に移動しつつ領域Raにインクを吐出することで、領域Raに画像が印刷される。
各紫外線照射器9は、仮硬化用の光源基板91と本硬化用の光源基板92とを前後方向Yに並べた構成を具備する。具体的には、前後方向Yの後側(−Y側)に光源基板91が配置され、前後方向Yの前側(+Y側)に光源基板92が配置される。仮硬化用の光源基板91は、載置平面310に対向する複数の光源911を左右方向Xおよび前後方向Yにマトリックス状に配列した構成を具備し、各光源911から載置平面310上の印刷媒体Aに紫外線を照射する。なお、光源基板91での光源911の配列範囲は、底面視において前後方向Yに領域Raと重複しており、光源基板91は領域Raに紫外線を照射する。
一方、本硬化用の光源基板92は、載置平面310に対向する複数の光源921を左右方向Xおよび前後方向Yにマトリックス状に配列した構成を具備し、各光源921から載置平面310上の印刷媒体Aに紫外線を照射する。なお、光源基板92での光源921の配列範囲は、底面視において前後方向Yに領域Rbと重複しており、光源基板92は領域Rbに紫外線を照射する。ここで、領域Rbは、領域Raに対して前後方向Yの前側(+Y側)に位置して、前後方向Yにおいて領域Raよりも狭い幅を有する領域である。
光源基板91、92の光源911、921は、例えばLED(Light Emitting Diode)により構成されている。図5から判るように、仮硬化用の光源911の配列範囲に対して、本硬化用の光源921の配列範囲は、左右方向Xにおいて広くなっている。そして、仮硬化用の光源911が射出する紫外線の積算光量は、本硬化用の光源921が射出する紫外線の積算光量よりも低く設定されている。つまり、仮硬化用の光源基板91は、印刷ヘッド8が印刷媒体Aに吐出したUVインクに対して比較的少ない積算光量の紫外線を照射することで、その形状が保持される程度にUVインクを硬化(仮硬化)させるものであり、UVインクを完全に硬化させるものではない。一方、本硬化用の光源基板92は、既に光源基板91による紫外線の照射を受けたUVインク(すなわち、仮硬化されたUVインク)に対して比較的多い積算光量の紫外線を照射することで、UVインクを完全に硬化させるものである。
このように構成されたプリンター1は、主走査および副走査を適宜実行することで、印刷媒体Aへの印刷を行う。具体的には、主走査は、主走査方向Xの往路方向および復路方向の一方へ主走査駆動機構73により印刷ユニット6を移動させつつ、印刷ヘッド8からUVインクを吐出することで実行される。1回の主走査によって、領域RaにUVインクが吐出されて画像が印刷される。なお、主走査は、主走査方向Xの往路方向および復路方向のいずれにおいても実行可能であり、複数の主走査を繰り返し実行する場合には、往路方向への主走査と復路方向への主走査が交互に実行される。
副走査は、副走査方向Y(前側+Yから後側−Yへ向かう片方向)へ副走査移動量だけ副走査駆動機構43により印刷処理部6を移動させることで実行される。1回の副走査によって、印刷ヘッド8がUVインクの吐出を行う領域Raが、副走査方向Yへ副走査移動量だけ印刷媒体Aに対して移動される。副走査を主走査の完了の度に実行することで、領域Raを副走査方向Yへ移動させつつ領域Raへ印刷を実行して、印刷媒体Aの全面に画像を印刷することができる。
さらに、紫外線照射器9の光源911、921は、主走査の実行中に紫外線を射出して、印刷ヘッド8が印刷媒体Aに吐出したUVインクを硬化させる。まずは、仮硬化用の光源911の動作について説明する。主走査の実行中には、当該主走査における移動方向において印刷ヘッド8の後方側にある紫外線照射器9の光源911が点灯する。これによって、後方側の紫外線照射器9は、印刷ヘッド8を追いかけるように移動しつつ、実行中の主走査で領域Raに吐出されたUVインクへ紫外線を照射して、UVインクを仮硬化させる。
一方、本硬化用の光源921の動作は、次のとおりである。主走査の実行中には、当該主走査における移動方向において印刷ヘッド8の後方側にある紫外線照射器9の光源921が点灯する。なお、光源921が紫外線を照射する領域Rbは、実行中の主走査で印刷ヘッド8がUVインクを吐出する領域Raに対して副走査方向Yの前側(+Y側)にずれている。したがって、前側(+Y)から後側(−Y)へ副走査を実行しつつ印刷を行う態様では、光源921は、先に実行された主走査で印刷媒体Aに吐出されて仮硬化を受けたUVインクを本硬化させる。そして、副走査が実行される度に、光源921が本硬化を行う領域Rbが副走査方向Yの後側(−Y)へ移動することで、印刷媒体Aの全面に対して本硬化を実行することができる。
図6は、紫外線照射器の内部の構成を部分的に示した模式断面図である。図7は、図6に示す紫外線照射器の頂部の構成を部分的に示した模式斜視図である。紫外線照射器9は、上述した光源基板91、92が底部に取り付けられた筐体90を具備する。筐体90の頂部には上方側(+Z側)に開口する吸気口90aが設けられ、筐体90の下部側面には後側(−Y側)に開口する排気口90bが設けられている。なお、吸気口90aは、重力方向Zに対して傾いており、前後方向Yの前側(+Y側)から後側(−Y側)へ向けて下降する。
重力方向Zにおいて、筐体90内の略中央部には、ファン93が取り付けられている。ファン93は、上方側から吸気して下方側へ排気するものであり、ファン93の動作によって、吸気口90aから流入した空気が光源基板91、92に吹き付けられた後に排気口90bへ流出する気流Fが生成される。このように、ファン93は、光源基板91、92へ送風して光源基板91、92の光源911、921を冷却する冷却ファンとして機能する。これによって、光源911、921の温度上昇を抑えて、光源911、921の照度を安定させることができる。また、筐体90内には、光源基板91、92の上面に取り付けられたフィン等のヒートシンク94が配置されている。これによって、光源911、921から光源基板91、92に伝わった熱がヒートシンク94により効率的に放出されて、ファン93による光源基板91、92の冷却が促進される。
ところで、吸気口90aを介して取り込まれる空気には、プリンター1内部を浮遊するインクミストが含まれる。特に、印刷ヘッド8の側方に紫外線照射器9を取り付けた上記構成では、印刷ヘッド8から吐出されたUVインクの一部がインクミストとなる場合があり、インクミストを多く含む空気が吸気口90aから流入するおそれが高い。そこで、紫外線照射器9は、インクミストを捕捉するフィルター95を有する。フィルター95は、長方形状を有しており、図7の一点鎖線に示すように吸気口90aを閉塞するように取り付けられる。フィルター95は吸気口90aに対して着脱自在となっており、フィルター95は作業者によって適宜交換することができる。
フィルター95は、重力方向Zに対して傾いて取り付けられて、前後方向Yの前側(+Y側)から後側(−Y側)へ向けて下降する。したがって、フィルター95の表側に対応する表部95aおよびフィルター95の裏側に対応する裏部95bは、重力方向Zに対して傾いた「傾斜部」となっており、前後方向Yの前側(+Y側)から後側(−Y側)へ向けて下降する。なお、フィルター95(の表部95aおよび裏部95b)は、同様にして傾いた吸気口90aに対しては平行となる。
吸気口90aには、平板形状を有するフィルター支持板96が取り付けられており、フィルター95はフィルター支持板96により支持されている。フィルター支持板96は、吸気口90aより下方にセットバックして筐体50に着脱自在に取り付けられており、重力方向Zに対して傾いて、前後方向Yの前側(+Y側)から後側(−Y側)へ向けて下降する。こうして、吸気口90aに下方から対向するフィルター支持板96に、吸気口90aを介してフィルター95が装着されると、フィルター95が上述のように重力方向Zに対して傾いた姿勢で支持される。また、フィルター支持板96には、前後方向Yに平行に伸びる複数のスリット96aが左右方向Xに並んで形成されている。したがって、フィルターFを通過した気流Fは、スリット96aを介してフィルター支持板96を通り抜けることができる。
さらに、紫外線照射器9では、筐体50内の前部に着脱自在に取り付けられたインクトレイ97が、フィルター50の下方に配置されており、上述のように重力方向Zに対して傾いたフィルター95の下降端部95dに下方から対向している。換言すれば、インクトレイ97は、少なくともその一部が重力方向Zから見てフィルター95の下降端部95dに重複した状態で、フィルター95の下方側に配置されている。このインクトレイ97は、重力方向Zに所定の深さを有しており、フィルター50から滴下したUVインクを受けて、貯留する。本実施形態では、筐体50の内壁がインクトレイ97の側壁の一部を兼ねている。ただし、インクトレイ97の構成はこれに限られず、筐体50の内壁とインクトレイ97の側壁を別々に構成して、インクトレイ97を筐体50の内壁から離して配置しても良い。また、図7に示すように、フィルター95を開口部95aから取り外すことで、フィルター支持板96のスリット96aを介してインクトレイ97を視認することができる。したがって、フィルター95の交換の際には、作業者はインクトレイ97でのUVインクの貯留量を目視して、インクトレイ97の交換の要否を容易に判断できる。
このような構成を具備する紫外線照射器9では、ファン93により生成された気流Fは、吸気口90aから流入する際に、フィルター95を表部95a(上方側)から裏部95b(下方側)へ通過する。したがって、気流Fに含まれるインクミストの多くはフィルター95に捕捉されて、フィルター95よりも気流Fの下流側には侵入しない。さらに、フィルター95の表部95a、裏部95bは重力方向Zに対して傾いてインクトレイ97へ向けて下降しており、フィルター95は表部95a、裏部95bを伝わせて下降させることで、捕捉したUVインクを下降端部95dに誘導する。こうしてフィルター95の下方端部95dに誘導されたUVインクはやがて滴下して、下方端部95dの下方に配置されたインクトレイ97に回収される。つまり、インクトレイ97は、フィルター95の表部95a、裏部95bにより誘導されたUVインクを回収する。こうして、紫外線照射器9では、ファン93、フィルター95およびインクトレイ97で構成されるミスト回収機構Cが内蔵されている。
以上に説明したように本実施形態では、ファン93が生成する気流Fに含まれるインクミストを捕捉するフィルター95の下方側に、インクトレイ97が配置されている。この液体回収部材は、重力方向Zから見て少なくとも一部がフィルター95と重複した状態で配置される。そして、フィルター95により捕捉されたUVインクがインクトレイ97に回収される。この際、フィルター95は、重力方向Zに対して傾いてインクトレイ97へ向けて下降する表部95a、裏部95b(傾斜部)を有し、この表部95a、裏部95bを伝わせて下降させることで、捕捉したUVインクを誘導する。一方、インクトレイ97は、フィルター95の表部95a、裏部95bにより誘導されたUVインクを回収する。このように、本実施形態にかかる紫外線照射器9は、重力方向Zに対して傾く表部95a、95bをフィルター97に設けており、表部95a、裏部95bで誘導したUVインクをインクトレイ97で回収する。その結果、フィルター95に捕捉したUVインクを効率的にインクトレイ97に回収することが可能となっている。
また、本実施形態のようにファン93がフィルター95の下方に配置されたプリンター1に対しては、本発明を特に好適に用いることができる。つまり、このようなプリンター1では、フィルター95でのUVインクの捕捉量が増大すると、フィルター95で捕捉しきれなくなったUVインクが落下して、フィルター95の下方に配置されたファン93を汚染するおそれがある。これに対して、本実施形態によれば、フィルター95で捕捉しきれなくなったUVインクをフィルター95の表部95a、裏部95bにより誘導して、効率的にインクトレイ97に回収できるため、フィルター95から落下したUVインクによるファン93の汚染を抑制することができる。
また、本実施形態のミスト回収機構Cは、フィルター95を下方側から支持するフィルター支持板96をさらに有している。したがって、ファン93の上方に設けられたフィルター95を、フィルター支持板96によって下方側からしっかりと支持することができる。しかも、フィルター支持板96には気流Fが通過するスリット96aが形成されているため、フィルター支持板96によって気流Fが妨げられるのを抑制して、インクミストをフィルター95で捕捉するために必要となる気流Fを確保することができる。
また、本実施形態では、紫外線を射出する光源911、921がファン93の生成する気流Fにより冷却される。したがって、光源911、921の温度上昇を抑えて、光源911、921の照度を安定化させることが可能となっている。しかも、ミスト回収に使用できる気流Fを生成するファン93を光源911、921の冷却に併用することで、光源冷却用の新たな構成を設ける必要がなく、プリンター1の装置構成の簡素化を図ることが可能となっている。
ちなみに、上記プリンター1のように、気流Fが上方側から下方側へフィルター95を通過する場合、フィルター95の下部にUVインクが溜りやすくなることがある。あるいは、気流Fに含まれるインクミストが多量であると、UVインクがフィルター95に浸透するのを待たずに、フィルター95の上部に溜りやすくなることもある。
そこで本実施形態では、前者に効果的に対応するために、フィルター95は、その下方側に傾斜部として機能する裏部95bを有している。これによって、フィルター95の下部に溜まったUVインクを、フィルター95の下方側に設けられた裏部95bで誘導して、効率的にインクトレイ97に回収することができる。また、後者に効果的に対応するために、フィルター95はその上方側に傾斜部として機能する表部95aを有している。これによって、フィルター95の上部に溜まったUVインクを、フィルター95の上方側に設けられた表部95aで誘導して、効率的にインクトレイ97に回収することができる。
その他
以上のように、上記実施形態では、プリンター1が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、UVインクが本発明の「液体」の一例に相当し、印刷媒体Aが本発明の「印刷媒体」の一例に相当し、印刷ヘッド8が本発明の「印刷ヘッド」の一例に相当し、ミスト回収機構Cが本発明の「ミスト回収機構」の一例に相当し、ファン93が本発明の「気流生成部」の一例に相当し、気流Fが本発明の「気流」の一例に相当し、フィルター95が本発明の「フィルター」の一例に相当し、表部95aあるいは裏部95bが本発明の「傾斜部」の一例に相当し、フィルター支持板96が本発明の「支持部材」の一例に相当し、スリット96aが本発明の「通気口」の一例に相当し、インクトレイ97が本発明の「液体回収部材」の一例に相当し、光源911、921が本発明の「光源」の一例に相当し、紫外線が本発明の「光」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、気流Fが通過する方向におけるフィルター95の両側に対して、重力方向Zに対して傾斜する傾斜部95a、95bが設けられていた。しかしながら、いずれか一方側に対してのみ傾斜部を設けても構わない。
また、上記実施形態では、フィルター95の下方にファン93が配置された構成に対して本発明を適用した場合が例示されていた。しかしながら、本発明の適用対象はこれに限られない。したがって、フィルター95とファン93とが水平方向に並んで、ファン93が生成する気流Fがフィルター95を水平方向に通過するような構成に対しも、本発明を適用することができる。かかる構成においても、重力方向Zに対して傾く傾斜部をフィルター97に設けており、傾斜部で誘導したUVインクをインクトレイ97で回収することで、フィルター95に捕捉したUVインクを効率的にインクトレイ97に回収することが可能となる。
また、上記実施形態では、紫外線照射器9にミスト回収機構Cを内蔵して、ミスト回収機構Cのファン93を光源911、921の冷却にも併用する場合が例示されていた。しかしながら、ミスト回収機構Cのファン93を冷却等の他の用途に併用することは必須ではなく、ミスト回収のみを行うミスト回収機構Cを備えたプリンター1に対しても本発明を適用することができる。
また、フィルター95とインクトレイ97との配置関係も上記実施形態の内容に限られない。したがって、各方向XYZにおいてフィルター95とインクトレイ97の配置関係を変更可能である。この際、例えばフィルター95とインクトレイ97とを相互に離間させても接触させても構わない。
また、フィルター95の支持態様は、上述のフィルター支持板96によるものに限られず、種々の態様を用いることができる。したがって、筐体90の内壁から突出して係合部材を設けておき、係合部材に引っ掛けることでフィルター95を支持するように構成しても構わない。
また、フィルター95とファン93との配置関係も上記実施形態の内容に限られない。したがって、各方向XYZにおいてフィルター95とインクトレイ97の配置関係を変更可能である。さらに、気流Fを生成する具体的構成についても、上記実施形態の内容には限られない。したがって、ファン93の配置場所に限らず、ファン93の姿勢および個数についても適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、いわゆるフラットベッドタイプのプリンター1に対して本発明を適用した場合を例示した。しかしながら、本発明を適用可能なプリンター1のタイプはフラットベッドタイプに限られない。
1…プリンター、8…印刷ヘッド、9…紫外線照射器、90a…吸気口、90b…排気口、911…光源、921…光源、93…ファン、95…フィルター、95a…表部、95b…裏部、96…フィルター支持板、96a…スリット、97…インクトレイ、C…ミスト回収機構、F…気流、A…印刷媒体

Claims (6)

  1. 印刷媒体に光硬化性の液体を吐出する印刷ヘッドと、
    ミスト状になった前記液体を回収するミスト回収機構と
    を備え、
    前記ミスト回収機構は、
    気流を生成する気流生成部と、
    前記気流生成部に対して前記気流の上流側に配置されて前記気流に含まれるミスト状の前記液体を捕捉するフィルターと、
    前記フィルターを重力方向において下方側から支持する支持部材と、
    前記重力方向から見て少なくとも一部が前記フィルターと重複した状態で前記フィルターの下方側に配置されて、前記フィルターが捕捉した前記液体を回収する液体回収部材と
    を有し、
    前記フィルターは、前記ミスト回収機構に配置された状態において、前記気流が通過する方向における両側のうち少なくとも一方側に、重力方向に対して傾いて前記液体回収部材へ向けて下降する傾斜部を有し、捕捉した前記液体を前記傾斜部を伝わせて下降させることで前記液体回収部材へ誘導し、
    前記液体回収部は、前記フィルターの前記傾斜部により誘導された前記液体を回収し、
    前記支持部材には、前記気流が通過する通気口が設けられており、
    前記フィルターが取り外された状態において、前記支持部材の前記通気口を介して前記液体回収部材を視認することができることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記気流生成部は、前記重力方向において前記フィルターの下方に配置された請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ミスト回収機構は、前記印刷媒体に対向して、前記印刷媒体に付着した前記液体を硬化させる光を射出する光源をさらに有し、
    前記気流生成部は、前記気流によって前記光源を冷却する請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記気流生成部は、前記重力方向において上方側から下方側へ前記フィルターを通過する前記気流を生成する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記フィルターは、前記フィルターの前記下方側に前記傾斜部を有する請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記フィルターは、前記フィルターの前記上方側に前記傾斜部を有する請求項4または5に記載の印刷装置。
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