JP2014194448A - シール付きラベル、及びラベル付き物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品に貼り付けた状態ではシールが現れず、一部分を剥がしたときに前記シールが現れるシール付きラベルであって、様々な粘着剤又は接着剤を用いて物品に貼り付けることができるシール付きラベルを提供する。
【解決手段】 本発明のシール付きラベル10は、表面側から順に、第1基材1と、剥離層3と、粘着剤層4と、第2基材2と、を有し、前記第2基材2には、第2基材2を第1及び第2領域の少なくとも2つの領域に分離する切込み線5が形成されており、前記切込み線5で分離された領域のうち、シールとなる第1領域21の裏面に剥離処理7が施されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、物品に貼り付けて使用されるラベルであって、シールが具備されたラベル及びそれが貼付された物品に関する。
飲料、食品、医薬品、化粧品などを収納した容器又は包装箱及びこれら容器などをオーバーラップフィルムで被包した包装体などの各種の商品には、様々なラベルが貼り付けられている。
このような商品に貼り付けて使用されるラベルとしては、裏面に感圧型粘着剤が予め設けられたタックラベル、裏面に感熱型粘着剤(又は感熱型接着剤)が予め設けられた感熱ラベル、使用時に裏面に粘着剤(又は接着剤)を塗布するグルーラベルなどが知られている。
また、このようなラベルに、景品応募用シール(キャンペーンラベルとも言う)を具備させることも行われている。
例えば、特許文献1には、容器用タックラベル1は、表示用ラベル部2と、この表示用ラベル部2の面方向の内方に存在し且つ該表示用ラベル部2と分離可能な応募用ラベル部3と、を有する容器用タックラベル1が開示されている。なお、符号及び用語は、特許文献1のまま記載している。
この容器用タックラベル1は、表面側から順に、基材4aと、粘着剤層4bと、基材2a,3aと、粘着剤層2b,3bと、を有し、基材2a,3aに形成された切込み線により、基材2aと基材3aが分離可能とされ、さらに、前記切込み線で囲われた部分である基材3aの表面に、剥離層3dが設けられている。
かかる容器用タックラベル1は、粘着剤層2b,3bを介して容器に貼付されて使用される。貼付後、基材4aを引き剥がすと、基材4a(被覆層)と共に基材2a(表示用ラベル部2)が容器から剥がれるが、切込み線で分離された基材3a(応募用ラベル部3)は、粘着剤層3bにより容器から剥がれない。このように被覆層を剥がしたときに初めて応募用ラベル部3が現れるようになる。消費者は、この応募用ラベル部3を粘着剤層3bと共に容器から引き離し、応募用紙などに貼り付けることにより、懸賞に応募できる。
かかるタックラベル1は、その一部分である被覆層を剥がしたときに応募用ラベル部3が現れるという有意義な効果を有する。
しかしながら、特許文献1のタックラベル1においては、粘着剤層3bが、接着力の比較的弱い粘着剤に制限されるという問題点がある。
具体的には、前記タックラベル1は、基材4a(被覆層)と共に基材2a(表示用ラベル部2)を容器から引き剥がさなければ、応募用ラベル部3が現れないので、この基材2aを容器に接着するための粘着剤層2bは、容器から剥離できる程度に接着力が比較的弱い粘着剤で構成しなければならない。同様に、容器から剥離して使用される応募用ラベル部3の粘着剤層3bについても接着力が比較的弱い粘着剤で構成しなければならない。このように前記タックラベル1にあっては、それを容器に貼り付けるために、強い接着力の粘着剤や接着剤を用いることができない。
特開2003−043921号公報
本発明の目的は、物品に貼り付けた状態ではシールが現れず、一部分を剥がしたときに前記シールが現れるシール付きラベルであって、様々な粘着剤又は接着剤を用いて物品に貼り付けることができるシール付きラベル及びそれが貼付されたラベル付き物品を提供することである。
本発明のシール付きラベルは、表面側から順に、第1基材と、剥離層と、粘着剤層と、第2基材と、を有し、前記第2基材には、第2基材を第1及び第2領域の少なくとも2つの領域に分離する切込み線が形成されており、前記切込み線で分離された領域のうち、シールとなる前記第1領域の裏面に剥離処理が施されている。
本発明の好ましいシール付きラベルは、前記切込み線で分離された領域のうち、第2領域に対応する前記剥離層と粘着剤層の間に、前記粘着剤層の粘着力を隠蔽又は低減するマスキング層が設けられている。
本発明の好ましいシール付きラベルは、前記第1領域に対応する前記剥離層の裏面と粘着剤層の表面が接している。
本発明の好ましいシール付きラベルは、前記切込み線が、前記第2基材の面内に形成された平面視無端状の切込み線である。
本発明の好ましいシール付きラベルは、前記第2基材の裏面に、感圧型粘着剤又は感熱型接着剤若しくは粘着剤からなる貼着剤層が設けられている。
本発明の別の局面によれば、ラベル付き物品を提供する。
本発明のラベル付き物品は、前記シール付きラベルと、物品と、貼着剤層と、を有し、前記シール付きラベルの第2基材の裏面が、前記貼着剤層を介して前記物品に接着されている。
本発明の好ましいラベル付き物品は、前記第2基材の第1領域が、前記物品よりも前記第1基材に強く付着している。
本発明の好ましいラベル付き物品は、前記貼着剤層が、水系接着剤からなる。
本発明のシール付きラベルは、物品に貼り付けた状態では第1領域(シール)が現れず、ラベルの一部分を剥がしたときに前記第1領域が現れる。そして、前記第1領域は、粘着剤層を有し、かかる第1領域は、シールとして利用できる。
さらに、本発明のシール付きラベルは、様々な粘着剤又は接着剤を用いて物品に貼り付けることができる。このため、前記粘着剤又は接着剤として、接着力が比較的強いものを用いることにより、シール付きラベルが物品から不用意に脱落又は捲れることを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るシール付きラベルの平面図。 同背面図。 図1のIII−III線断面図(シール付きラベルの第1方向で切断した断面図)。なお、前記第1方向は、任意の1つの方向である。 図1のIV−IV線断面図(シール付きラベルの第1方向と直交する方向で切断した断面図)。 裏面に貼着剤層が設けられたシール付きラベルを第1方向で切断した断面図。 (a)は、1つの実施形態に係るラベル付き物品の正面図、(b)は、他の実施形態に係るラベル付き物品の正面図。 図6(b)のVII−VII線断面図(シール付きラベルの第1方向で切断した断面図)。 ラベル付き物品において、シール付きラベルを引き剥がす途中を第1方向で切断した断面図。 (a)は、物品から引き剥がした後のシール付きラベル片を第1方向で切断した断面図、(b)は、前記シール付きラベル片において、第1基材から粘着剤層を有する第1領域(シール)を引き剥がした後の断面図。 本発明の第2実施形態に係るシール付きラベルの第1方向で切断した断面図。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
シール付きラベルの層構成の説明において、各層の「表面」は、シール付きラベルが物品に貼り付けられる側とは反対側(図3において上側)の面を指し、「裏面」は、表面とは反対側(図3において下側)の面を指す。ただし、各図において、厚みなど寸法は実際のものとは異なっていることに留意されたい。また、「PPP〜QQQ」という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
[第1実施形態]
図1乃至図4において、シール付きラベル10は、表面側から順に、第1基材1と、剥離層3と、粘着剤層4と、第2基材2と、を有する。前記剥離層3は、第1基材1の裏面に設けられ、前記粘着剤層4は、第2基材2の表面に設けられている。以下、前記剥離層3を「基材間剥離層3」という。
前記第2基材2には、第2基材2を少なくとも2つの領域に分離する切込み線5が形成されている。この切込み線5で分離された2つの領域(第1領域及び第2領域)のうち、1つの領域(第1領域21)の裏面に剥離処理が施されている。この剥離処理の施された第1領域21が、シールとなる。
さらに、前記切込み線5で分離された領域のうち、もう1つの領域(第2領域22)に対応する前記基材間剥離層3と粘着剤層4の間に、マスキング層6が設けられている。このマスキング層6は、基材間剥離層3の裏面と粘着剤層4の表面の間に介在されている。このマスキング層6は、粘着剤層4の粘着力を隠蔽又は低減する機能を有する。
なお、各断面図において、第1領域21と第2領域22を見やすくするために、第1領域21には、断面を示すハッチングの他、無数のドットを付加している。
具体的には、シール付きラベル10の平面視形状は、特に限定されず、例えば、略矩形状、略円形状、略楕円形状、略三角形状、その他の多角形状、星形状、任意の異形状などが挙げられる。図示例では、シール付きラベル10は、平面視略矩形状に形成されている。シール付きラベル10の大きさは、特に限定されず、貼付する物品の大きさや形状に応じて適宜設計できる。
第1基材1及び第2基材2としては、適度な機械的強度と剛性を有するシートであれば特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、普通紙、上質紙などの紙;合成紙;ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビニル系樹脂などの合成樹脂シート;異種又は同種の樹脂層が複数積層された積層樹脂シート;不織布;発泡樹脂シート;これらの中から選択される2種以上のシートが積層された積層シートなどを用いることができる。第1基材1及び第2基材2として、同種のシートを用いてもよいし、異なるシートを用いてもよい。後述する貼着剤層として水系接着剤を用いる場合には、少なくとも第2基材2は、吸水性又は透湿性を有するシートが用いられる。吸水性又は吸湿性を有するシートとしては、例えば、普通紙、上級紙、和紙などの紙;不織布;発泡樹脂シート;吸水性を有する合成紙などが挙げられる。これらのシートは、透明又は半透明でもよいし、不透明でもよい。
なお、第1基材1及び第2基材2として、紙を用いる場合には、必要に応じて、その表面及び裏面に公知の目止め層(オーバーコート層)が形成されていてもよい。
第1基材1及び第2基材2の厚みは、特に限定されず、それぞれ独立して、例えば、30μm〜300μmである。
第1基材1の表面には、表面側から視認できるように、商品名、各種案内などの所望のデザインを表した意匠印刷層が形成されている。ただし、第1基材1の意匠印刷層は図示しない。なお、前記意匠印刷層は、第1基材1の裏面に設けられていてもよいし、第1基材1の両面にそれぞれ設けられていてもよい。意匠印刷層が、第1基材1の裏面に設けられる場合、それを表面側から視認できるようにするため、第1基材1は、透明又は半透明のシートが用いられる。
また、第2基材2の裏面には、裏面側から視認できるように、商品名、各種案内などの所望のデザインを表した意匠印刷層が形成されている。ただし、第2基材2の意匠印刷層は図示しない。なお、前記意匠印刷層は、第2基材2の表面に設けられていてもよいし、第2基材2の両面にそれぞれ設けられていてもよい。意匠印刷層が、第2基材2の表面に設けられる場合、それを裏面側から視認できるようにするため、第2基材2は、透明又は半透明のシートが用いられる。
例えば、第1基材1の表面及び裏面、並びに第2基材2の表面及び裏面に意匠印刷層を設けておくことで、シール付きラベル10を物品に貼り付けた状態では、第1基材1の表面の意匠印刷層のみを視認でき、シール付きラベル10の一部分を剥がした際に、第1基材1の裏面、並びに第2基材2の表面及び裏面の意匠印刷層を視認することができる。このように各基材の両面に意匠印刷層を設けることにより、表示面積の大きいシール付きラベル10を構成できる。
前記基材間剥離層3は、第1基材1と第2基材2との間に設けられている。この基材間剥離層3の表面は、第1基材1の裏面に直接又は他の層(例えば、目止め層、意匠印刷層など)を介して接し、基材間剥離層3の裏面は、後述するように、マスキング層6の表面及び粘着剤層4の表面の一部に接している。基材間剥離層3は、前記マスキング層6及び粘着剤層4の表面よりも第1基材1に強く付着している。
前記基材間剥離層3は、第1基材1の裏面の略全体にベタ状に設けられている。基材間剥離層3は、第1基材1の裏面の略全体に亘る連続した層であり、好ましくは、略均一な厚みの連続した層である。基材間剥離層3は、第1基材1の裏面に剥離剤を含む剥離層形成材料を塗工し、これを固化させることによって形成できる。前記剥離剤としては、シリコーン、フッ素化合物、ワックス類などが挙げられる。剥離層形成材料としては、前記剥離剤と合成樹脂とを含む溶剤型又はエマルジョン型の樹脂溶液などが挙げられる。剥離層形成材料としては、例えば、剥離剤を含有するインキを用いることができ、好ましくは、剥離剤を含み且つ着色剤を含まないインキを用いることができる。
基材間剥離層3の厚みは、特に限定されないが、余りに小さいと剥離層として機能しないおそれがあり、余りに大きくても費用対効果上好ましくない。このような観点から、基材間剥離層3の厚みは、1μm〜10μmであり、好ましくは、2μm〜5μmである。
一方、第2基材2の表面には、直接に又は他の層(例えば、目止め層、意匠印刷層など)を介して粘着剤層4が設けられている。前記粘着剤層4は、第2基材2の表面全体に実質的にベタ状に設けられている。粘着剤層4は、公知の粘着剤からなる。粘着剤は、特に限定されず、通常、感圧型粘着剤が用いられる。前記感圧型粘着剤は、透明、半透明又は非透明の何れでもよい。感圧型粘着剤は、常温(23℃)で粘着性を有し、加圧されることにより流動し被着体に接着する剤であり、剥離後再貼付可能なものである。
また、前記粘着剤層4を構成する粘着剤として、ホットメルト粘着剤を用いることもできる。ホットメルト粘着剤は、加熱することによって軟化して塗工できる粘着剤であって、常温で強い粘着力を有すると共に剥離可能な粘着性を有するものである。かかるホットメルト粘着剤も、感圧型粘着剤の範疇に含まれる。ホットメルト粘着剤は、特に限定されず、例えば、SISなどのスチレン−イソプレン系ブロック共重合体やポリスチレン−ポリブタジエン系ブロック共重合体などのゴム系ホットメルト粘着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などのエチレン系樹脂と粘着付与剤を主成分とするホットメルト接着剤などの公知のものを用いることができる。
粘着剤層4の厚みは、特に限定されないが、通常、10μm〜30μmであり、好ましくは、15μm〜25μmである。粘着剤層4は、第2基材2の全体において略均一な厚みで形成されていることが好ましい。
前記第2基材2の面内には、第2基材2の厚み方向に貫通する切込み線5が形成されている。図示例では、切込み線5は、第2基材2のみに形成されているが、この切込み線5が第1基材1を貫通するまで形成されていないことを条件として、例えば、切込み線5が、第1基材1の厚み方向中途部にまで形成されていてもよいし、基材間剥離層3にまで形成されていてもよいし、或いは、粘着剤層4にまで前記切込み線5が形成されていてもよい。切込み線5が、第1基材1の厚み方向中途部にまで形成されていても、シール付きラベルを引き剥がしたときに、第1基材が分離されることはない。もっとも、粘着剤層4に切込み線5を形成しても、粘着剤は流動性を有するので、形成した切込み線5の跡は、粘着剤層4中では実質的に消失することが多い。
前記切込み線5は、無端状でもよいし、第2基材2の縁に両端部が位置する有端状であってもよい。前記無端状の切込み線5の平面視形状は、特に限定されず、略矩形状、略円形状、略楕円形状、略三角形状、その他の多角形状、星形状、任意の異形状などが挙げられる。前記有端状の切込み線5は、直線状でもよいし、非直線状でもよい。また、切込み線5は、1つだけ形成されていてもよいし、複数形成されていてもよい。前記切込み線5を形成することにより、第2基材2は、少なくとも2つの領域に分離される。例えば、無端状の切込み線5を第2基材2の面内に1つ形成した場合には、第2基材2は、その切込み線5で囲われた領域と、切込み線5の外側の領域と、の2つの領域に分離される(図2乃至図4参照)。無端状の切込み線5を第2基材2に独立して2つ形成した場合には、第2基材2は、その2つの切込み線5で囲われた2つの領域と、切込み線5の外側の領域と、の3つの領域に分離される(図示せず)。また、有端状の切込み線5を第2基材2の面内に1つ形成した場合には、第2基材2は、その切込み線5を基準にして一方の領域と、その切込み線5を基準にして他方の領域と、の2つの領域に分離される(図示せず)。有端状の切込み線5を第2基材2の面内に独立して2つ形成した場合には、第2基材2は、その1つの切込み線5と第2基材2の縁とで囲われた1つの領域と、もう1つの切込み線5と第2基材2の縁とで囲われた1つの領域と、2つの切込み線5と第2基材2の縁とで囲われた1つの領域と、の3つの領域に分離される(図示せず)。
図示例では、第2基材2の面内に、所要形状(平面視略矩形状)の無端状の切込み線5が1つ形成されている。本実施形態の説明において、以下、第2基材2のうち、前記切込み線5で囲われ且つ分離された領域を「第1領域21」といい、前記第1領域21以外を「第2領域22」という。無端状の切込み線5を形成することにより、第1領域21の縁が第2領域22に囲われるので、第1領域21の縁がラベルの外部に露出することがない、
この第1領域21の裏面には、剥離処理が施されている。剥離処理は、粘着剤又は接着剤に対する付着力を低くする処理をいい、剥離処理が施された部分は、その周囲に比して、粘着剤又は接着剤との密着性が低くなる。
前記剥離処理としては、代表的には、第1領域21の裏面に剥離剤を含む剥離層形成材料を塗工することが挙げられる。もっとも、剥離処理はこの方法に限定されない。
図示例では、第1領域21の裏面に、剥離層7が形成されている。以下、上記基材間剥離層3と区別するために、第1領域21の裏面に設けられた剥離層7を「部分剥離層7」という。部分剥離層7の表面は、第1領域21の裏面(第2基材2の裏面の一部)に直接又は他の層(例えば、目止め層、意匠印刷層など)を介して強く付着している。前記部分剥離層7は、第1領域21の裏面の略全体にベタ状に設けられている。部分剥離層7は、第1領域21の裏面の略全体に亘る連続した層であり、好ましくは、略均一な厚みの連続した層である。部分剥離層7は、上記基材間剥離層3で例示したような剥離剤を含む剥離層形成材料を塗工することによって形成できる。
なお、図3及び図4において、部分剥離層7はその縁が切込み線5に一致しているが(つまり、第1領域21の平面視形状と同一となるように部分剥離層7が形成されているが)、部分剥離層7の縁が切込み線5を少し越えて外側に延出されていてもよい(つまり、部分剥離層7の縁部が、第1領域21の周囲に存する第2領域22にまで出ていてもよい)。部分剥離層7は、少なくとも第1領域21の裏面に設けられていればよい。よって、部分剥離層7は、第1領域21と同範囲に設けられる、又は、第1領域21と同範囲及び第2領域22のうち第1領域隣接部(第1領域21の外側に連続する第2領域22の一部)に設けられる。
他方、前記基材間剥離層3と粘着剤層4の間には、マスキング層6が設けられている。マスキング層6は、粘着剤層4の粘着力を隠蔽又は低減する層である。このマスキング層6は、第2領域22に対応する範囲に設けられている。従って、マスキング層6は、第2領域22に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の間に介在されている。前記マスキング層6の表面は、基材間剥離層3の裏面に接し、マスキング層6の裏面は、第2領域22に対応する粘着剤層4の表面に接している。マスキング層6は、前記基材間剥離層3の表面よりも粘着剤層4に強く付着している。
前記マスキング層6は、第2領域22に対応する粘着剤層4の表面の略全体にベタ状に設けられている。マスキング層6は、連続した層であり、好ましくは、略均一な厚みの連続した層である。
なお、図3及び図4において、マスキング層6はその縁が切込み線5に一致しているが(つまり、第2領域22の平面視形状と同一となるようにマスキング層6が形成されているが)、マスキング層6の縁が切込み線5を少し越えて内側に延出されていてもよいし、或いは、切込み線5よりも外側に位置していてもよい(つまり、マスキング層6の縁部が、第1領域21の縁部にまで出ていてもよいし、或いは、第2領域22のうち第1領域隣接部にマスキング層6が形成されておらず且つ前記第1領域隣接部以外の第2領域22に対応してマスキング層6が形成されていてもよい)。
前記マスキング層6は、マスキング層形成材料を塗工し、これを固化することにより形成できる。マスキング層形成材料は、粘着剤の粘着力を隠蔽でき且つ基材間剥離層3に付着(擬似接着などとも呼ばれる)し得るものであれば特に限定されず、例えば、合成樹脂を主成分として含む溶剤型又はエマルジョン型の樹脂溶液、電離放射線硬化型樹脂溶液、紫外線硬化型インキなどのインキなどを用いることができる。中でも、各種印刷法にて塗工でき且つ固化も容易であることから、マスキング層形成材料としては、紫外線硬化型インキなどのインキを用いることが好ましく、着色剤を含まない紫外線硬化型インキなどのインキ(いわゆるメジウムインキ)を用いることがより好ましい。
他方、第1領域21に対応する粘着剤層4の表面には、前記マスキング層6が実質的に形成されていないので、その第1領域21に対応する粘着剤層4の表面は、基材間剥離層3の裏面に接している。
第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)は、マスキング層6の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(B)よりも大きい。ただし、第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)、及び、マスキング層6の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(B)は、いずれも各層間を剥離可能な程度の接着強度である。なお、剥離可能とは、標準的な6歳児の力で層間剥離できることをいう。
従って、第2基材2の表面と粘着剤層4の裏面との間の接着強度(他の層が介在して第2基材と粘着剤層が接着されている場合を含む)>第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)>マスキング層6の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(B)、の関係を満たしている。
上記シール付きラベル10は、その裏面(部分的に剥離処理が成された第2基材2の裏面)と物品との間に粘着剤又は接着剤からなる貼着剤層を設け、その貼着剤層を介して物品の外面に貼り付けて使用される。
1つの態様では、本発明のシール付きラベル10は、貼着剤層を具備しておらず(図1乃至図4の態様)、使用時に、その裏面又は物品に接着剤などを塗布して貼着剤層が設けられる。
もう1つの態様では、本発明のシール付きラベル10は、図5に示すように、使用する前から予めその裏面に貼着剤層8が設けられている。
また、本発明のシール付きラベル10は、図示したような枚葉状の態様で提供されてもよいし、或いは、そのラベル10の複数が繋がった長尺状のラベル連続体の態様で提供されてもよい(ラベル連続体は、図示せず)。ラベル連続体の所定位置を切断することにより、ラベル連続体から枚葉状のシール付きラベル10が得られる。
前記貼着剤層8を構成する粘着剤は、特に限定されず、公知の感圧型粘着剤、感熱型粘着剤などが挙げられる。感圧型粘着剤としては、上述したようなものを用いることができる。感熱型粘着剤は、常温(23℃)で粘着性を有さず、加熱することにより粘着性を示し、加圧されることにより流動し被着体に接着し且つ接着後も粘着性を有する剤であり、剥離後再貼付可能なものである。
また、前記貼着剤層8を構成する接着剤は、特に限定されず、公知の水系接着剤、溶剤系接着剤、感熱型接着剤などが挙げられる。接着剤は、被着体に接着した後(固化後)、粘着性を有さない剤であって、剥離困難で且つ再接着不能なものである。前記水系接着剤は、接着樹脂成分が水中又は水系溶媒中に溶解又は分散した剤である。水系接着剤としては、接着樹脂成分と水又は水系溶媒を含んでいれば特に限定されず、例えば、デンプン、膠、カゼイン、セルロース、アルギン酸ナトリウム、グアーガム、ラテックス、ポリマレイン酸系重合物、ポリビニルアルコールなどを含む水溶液又はエマルジョンが挙げられる。前記溶剤系接着剤は、接着樹脂成分が有機溶剤媒中に溶解した剤である。前記感熱型接着剤は、水系又は溶媒系などの接着剤であって、常温(23℃)で粘着性を有さず、加熱することにより粘着性を示し、被着体に接着する接着剤である。
ただし、前記貼着剤層8が予め具備されている図5に示すようなシール付きラベル10にあっては、貼着剤層8は、感圧型粘着剤又は感熱型接着剤若しくは粘着剤によって形成されていることが好ましい。なお、貼着剤層8が予め具備されているシール付きラベル10において、貼着剤層8として粘着剤を使用する場合には、シール付きラベル10は、剥離紙に仮貼着される(図示せず)。
物品は、特に限定されず、調味料などの食品が入れられた容器又は包装箱、ジュースや酒などの飲料が入れられた容器、シャンプーなどの化粧品が入れられた容器、うがい薬などの医薬品又は医薬部外品が入れられた容器又は包装箱、ネジなどの機械部品が入れられた容器又は包装箱、これらをオーバーラップフィルムで被包した包装体などが挙げられる。
図6(a)に示すラベル付き物品100は、ボトル型容器からなる物品9に、貼着剤層8を介してシール付きラベル10が貼り付けられている。図示例では、シール付きラベル10は、ボトル型容器の胴部に貼り付けられているが、貼り付ける箇所は胴部に限られず、任意である。
図6(b)に示すラベル付き物品100は、包装箱からなる物品9に、貼着剤層8を介してシール付きラベル10が貼り付けられている。図示例では、シール付きラベル10は、包装箱の1つの面(平面)に貼り付けられているが、貼り付ける箇所は1つの面に限られず、例えば、シール付きラベル10が包装箱の角部で屈曲するように2つの面に跨がって貼り付けてもよい。
ラベル付き物品100においては、前記第2基材2の第1領域21が前記物品9よりも第1基材1に強く付着している。
具体的には、ラベル付き物品100は、貼着剤層8を介して第2基材2の裏面が物品9の外面に接着されている。この第2基材2の第1領域21の裏面は、剥離処理が施されており(例えば、当該裏面に部分剥離層7を設けるなど)、粘着剤又は接着剤に対する付着力が低くなっている。
かかる第1領域21の裏面(部分剥離層7の裏面)と貼着剤層8の表面との間の接着強度(C)は、貼着剤層8の裏面と物品9の外面との間の接着強度よりも小さい。第1領域21の裏面(部分剥離層7の裏面)と貼着剤層8の表面との間の接着強度(C)は、その層間を剥離可能な程度の接着強度である。
他方、第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)は、第1領域21の裏面(部分剥離層7の裏面)と貼着剤層8の表面との間の接着強度(C)よりも大きい。このため、第2基材2の第1領域21は物品9よりも第1基材1に強く付着している。
なお、第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)を、第1領域21の裏面(部分剥離層7の裏面)と貼着剤層8の表面との間の接着強度(C)よりも大きくする方法としては、第1領域21の部分剥離層7の厚みを基材間剥離層3の厚みよりも厚くすること、第1領域21に施す剥離処理として、基材間剥離層3よりも付着力低減性に優れた剥離処理を行うことなどが挙げられる。
本発明のシール付きラベル10の構造によれば、様々な粘着剤又は接着剤を用いてこれを物品9に貼り付けることができる。例えば、本発明のシール付きラベル10は、水系接着剤などのような接着力が比較的強い接着剤を用いて物品9に貼り付けることも可能となる。
例えば、長尺状のラベル連続体のロール品をラベラー(ラベル貼付装置)に装填し、ラベル連続体を引き出し、ダイカットロールなどの切断刃を用いて所定位置で切断することにより、1つの枚葉状のシール付きラベル10を得る。このラベル10の裏面に水系接着剤を塗工した後、未乾燥の状態で物品に巻き付け貼着する。従来より、水系接着剤で接着するラベル(グルーラベル)は、瓶に用いられることが多いが、医薬品や医薬部外品(例えば、機能性飲料)などは瓶の径が小さく、ラベルの付加価値が得られ難かった。本発明のシール付きラベル10を用いることで、キャンペーンとしてのシールを活用でき、また表示面積も拡大する。
上記ラベル付き物品100において、シール付きラベル10の縁部を摘んでこれを引き剥がすと、図8に示すように、基材間剥離層3とマスキング層6の間で層間剥離して、第2基材2の第2領域22が物品9に接着したままで、第1基材1が基材間剥離層3を伴って前記第2領域22から剥離する。さらに引き剥がすと、(切込み線5にて第2領域22が第1領域21と分離され且つ接着強度(C)が接着強度(A)よりも小さいため)部分剥離層7と貼着剤層8の間で層間剥離して、第1基材1が、部分剥離層7、第1領域21及び第1領域21の表面の粘着剤層4を伴って物品9から剥離する。
このため、図9(a)に示すように、第2領域22並びに第2領域22の表面の粘着剤層4及びマスキング層6が、物品9の外面に残ったままで、それらを除くシール付きラベル(シート付きラベル片Xという)を物品9から引き剥がすことができる。引き剥がされたシール付きラベル片Xは、図9(a)に示すように、第1基材1と、その裏面に設けられた基材間剥離層3と、粘着剤層4を介して前記基材間剥離層3に付着した第1領域21と、を有する。
この第1領域21は、シール付きラベル10を物品9に貼り付けた状態では、外部から視認できず、シール付きラベル10を物品9から剥がしたときに初めて現れる。また、シール付きラベル片Xを得た後には、物品9に第2領域22が残存するが、前記第2領域22の表面に設けられた粘着剤層4の表面には、マスキング層6が被さっているので、物品9に残存した第2領域22(ラベル残部)がベタ付くことを低減できる。
前記シール付きラベル片Xは、粘着剤層4を介して第1領域21が基材間剥離層3を有する第1基材1に貼り付いている。この第1領域21を第1基材1から引き剥がすと、前記粘着剤層4と基材間剥離層3の間で層間剥離するため、一面に粘着剤層4を有する第1領域21が得られる(図9(b)参照)。
引き剥がした第1領域21は、その粘着剤層(粘着剤層4)によって、様々な被着体に貼り付けて使用できる。つまり、この第1領域21は、シールとして使用できる。例えば、第1領域21に、懸賞応募情報などを表示しておくことにより、これをキャンペーンシールとして利用できる。また、例えば、第1領域21に、キャラクターなどの絵柄を表示しておくことにより、これをおまけシールとして利用できる。
前記シール付きラベル片Xにおいては、第1領域21(シール)が粘着剤層4を介して第1基材1に貼り付いている一方で、第1領域21(シール)が貼り付いている領域以外は、粘着性を有さない基材間剥離層3が露出している。このため、シール付きラベル片Xを物品9から引き剥がした後、何ら支障なくそれを持ち運び又は保管できる。
従来のラベル(特許文献1の容器用タックラベル)においては、被覆層を剥がして現れる応募用ラベルは、粘着剤層を介して容器に貼り付いており、これを容器から引き剥がすと、(粘着剤層が露出するので)何らかの被着体に直ぐに貼り付けなければならない。他方、前記応募用ラベルを引き剥がさずに持ち運び又は保管する際には、使用済み容器を持ち運び又は保管しなければならない。
本発明のシール付きラベル10は、物品9から引き剥がしたシール付きラベル片Xに、粘着剤層4を有する第1領域21(シール)が具備されている。シール付きラベル片Xは、持ち運び又は保管が容易であり、また、そのラベル片Xを得た後には使用済みの物品を廃棄することもできる。具体例を挙げると、子供が飲料を飲んだ後、その容器に貼付された本発明のシール付きラベルを容器から引き剥がしてシール付きラベル片を得た後、そのシール付きラベル片Xを家に持ち帰り、シール(おまけシールなど)を自分の持ち物に貼るというような使用法も可能となる。
本発明のシール付きラベル及びラベル付き物品は、上記第1実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に変更できる。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、主として上記で示した実施形態と異なる構成について説明し、同様の構成等については、その説明を省略し、用語及び図番を援用することがある。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、第2領域22にマスキング層6が設けられているが、例えば、図10に示すように、マスキング層が設けられておらず、第2領域22に対応する基材間剥離層3と粘着剤層4が直接接していてもよい。
なお、本発明のシール付きラベル10においては、第1領域21に対応する粘着剤層と第2領域22に対応する粘着剤層とを同一のものとせず(異なるものとし)、又は、第1領域21に対応する基材間剥離層と第2領域22に対応する基材間剥離層とを同一のものとしない(異なるものとする)ことも可能である。しかしながら、簡易にシール付きラベル10を製造できることから、通常、第2基材2には1種の粘着剤層4がベタ状に形成され、且つ、第1基材1には1種の基材間剥離層3が形成される。第2実施形態において、このように同一の粘着剤層4及び基材間剥離層3を形成した場合、第1領域21に対応する粘着剤層4と第2領域22に対応する粘着剤層4は、同じものとなり、第1領域21に対応する基材間剥離層3と第2領域22に対応する基材間剥離層3も、同じものとなる。
従って、第2実施形態の場合、第2基材2の表面と粘着剤層4の裏面との間の接着強度>第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度(A)=第2領域22に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度、の関係となる。このような関係でも、第2基材2は切込み線5で分離されているので、貼付されたシール付きラベル10を引き剥がすと、第2領域22に対応する粘着剤層4と基材間剥離層3の間で層間剥離し、切込み線5にまで至ると、(第1領域21に対応する粘着剤層4と基材間剥離層3の間で剥離せず)部分剥離層7と貼着剤層8の間で層間剥離するようになる。従って、第2実施形態のシール付きラベル10でも、上記第1実施形態と同様にシール付きラベル片Xを得ることができる。
ただし、前記第1領域21に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度、及び、第2領域22に対応する粘着剤層4の表面と基材間剥離層3の裏面との間の接着強度は、いずれも剥離可能な程度である。
[その他の実施形態]
上記第1及び第2実施形態において、シール付きラベル10の縁部を摘んで粘着剤層4と基材間剥離層3の間で引き剥がしやすくするために、例えば、基材間剥離層3とマスキング層6(又は粘着剤層4)の間に摘み部となる非接着部を設けてもよい(図示せず)。この非接着部は、基材(ラベル)の縁部全体に設けてもよいが、好ましくは1箇所の縁部又は異なる2箇所以上の縁部に設けられる。
なお、前記非接着とは、基材間剥離層3とマスキング層6(又は粘着剤層4)の間が接着のみならず、擬似接着もしていないことであって、単に、接しているか又は僅かな隙間を有して離反していることをいう。
また、第1基材1が第2基材2から完全に剥離しないように、例えば、シール付きラベル10の縁部における基材間剥離層3とマスキング層6(又は粘着剤層4)の間に剥離防止用の強接着部を設けてもよい(図示せず)。この強接着部は、基材(ラベル)の縁部全体に設けず、1箇所の縁部又は異なる2箇所以上の縁部に設けられる。好ましくは、基材(ラベル)の縁部のうち、1箇所の縁部又は異なる2箇所の縁部に、前記非接着部が設けられ、且つ残る縁部に、前記強接着部が設けられる。
なお、前記強接着とは、剥離可能であって、基材間剥離層3とマスキング層6(又は粘着剤層4)の間の接着強度よりも大きく、擬似接着よりも接着強度が大きく、第2基材2の表面と粘着剤層4の裏面との間の接着強度よりも小さいことが含まれる。
1…第1基材、2…第2基材、21…第1領域、22…第2領域、3…剥離層、4…粘着剤層、5…切込み線、6…マスキング層、7…部分剥離層(剥離処理)、8…貼着剤層、9…物品、10…シール付きラベル、100…ラベル付き物品

Claims (8)

  1. 表面側から順に、第1基材と、剥離層と、粘着剤層と、第2基材と、を有し、
    前記第2基材には、第2基材を第1及び第2領域の少なくとも2つの領域に分離する切込み線が形成されており、
    前記切込み線で分離された領域のうち、シールとなる前記第1領域の裏面に剥離処理が施されている、シール付きラベル。
  2. 前記切込み線で分離された領域のうち、第2領域に対応する前記剥離層と粘着剤層の間に、前記粘着剤層の粘着力を隠蔽又は低減するマスキング層が設けられている、請求項1に記載のシール付きラベル。
  3. 前記第1領域に対応する前記剥離層の裏面と粘着剤層の表面が接している、請求項2に記載のシール付きラベル。
  4. 前記切込み線が、前記第2基材の面内に形成された平面視無端状の切込み線である、請求項1乃至3の何れか一項に記載のシール付きラベル。
  5. 前記第2基材の裏面に、感圧型粘着剤又は感熱型接着剤若しくは粘着剤からなる貼着剤層が設けられている、請求項1乃至4の何れか一項に記載のシール付きラベル。
  6. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のシール付きラベルと、物品と、貼着剤層と、を有し、
    前記シール付きラベルの第2基材の裏面が、前記貼着剤層を介して前記物品に接着されている、ラベル付き物品。
  7. 前記第2基材の第1領域が、前記物品よりも前記第1基材に強く付着している、請求項6に記載のラベル付き物品。
  8. 前記貼着剤層が、水系接着剤からなる請求項6または7に記載のラベル付き物品。
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