JP4847368B2 - 収納ラベル - Google Patents
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Description
かかる収納ラベルとして、重ね合わせた上下2層のフィルムの周縁部を接着することにより、2層のフィルム間に周縁接着部が形成され、且つ前記周縁接着部で囲われる領域内に収納部が形成された本体と、下層のフィルムの下面に設けられた粘着部と、を備え、下層のフィルムに開封用切れ目が形成されているものが知られている(特許文献1)。
また、商品に粘着させる粘着層が一方の面に形成されたシート状の基材と、該基材の他方の面に重ね合わされたフィルムとで構成され、基材及びフィルムは、添付物を介在させた状態で、該添付物の介在する領域の外側の領域同士が貼着されて収容空間を形成するとともに、収容空間と外部とを連通させる空気逃路が形成されている収納ラベルが知られている(特許文献2)。
上記粘着部を有する収納ラベルは、商品に貼付する前、離型紙に仮貼着した状態で供給される。
しかしながら、離型紙は、収納ラベルを貼付した後、廃棄されるものであり、省ゴミ化の観点から離型紙を用いないことが好ましい。さらに、上記収納ラベルは、離型紙を備える分、製品のコストが上昇するという問題点がある。
具体的には、この種の収納ラベルは、商品説明書などの扁平状の収納物が内部に収納されているため、平板状となっていて、全体として曲がり難い。このため、下層フィルムの下面に粘着部が設けられている上記収納ラベルは、被貼付体の平坦面に貼付することに適するが、曲面などの三次元的な面に貼付することが困難である。
この延出部分には、収納物が存在しないので、延出部分は、主として上層フィルムの硬さに起因して柔軟性を有する。このため、該延出部分は、被貼付体の平坦面のみならず、三次元的な面に合わせて適宜変形するから、被貼付体の所望の箇所に良好に貼付することができる。
なお、上記収納ラベルは、下層フィルムの下面に粘着剤などが設けられておらず、且つ、貼付部である延出部分の感熱性接着剤は、室温で接着性を示さないので、離型紙を用いずに供給することができる。
かかる好ましい態様の収納ラベルは、例えば、円錐曲面のような径差の異なる曲面に延出部分を貼付した場合、該延出部分に皺が生じ難くなる。従って、貼付作業が煩雑とならず、且つ貼付した延出部分の外観も良好となる。
さらに、本発明の収納ラベルは、被貼付体の三次元的な面を含む所望の箇所に貼付することができる。
また、本発明の好ましい収納ラベルは、貼付作業が煩雑とならず、更に、貼付後の延出部分の外観も良好である。
なお、本明細書に於いて、フィルムとは、一般にシートと呼ばれているものを含む意味である。
図1〜図3に於いて、1は、上下2層のフィルム2,3の周縁部を接着することにより、周縁接着部4が形成され、且つ、該周縁接着部4の内側であって上下層フィルム2,3の層間に収納部5が形成されている本体6と、この本体6の一側縁6aから延出された延出片7と、本体6の収納部5内に収納された収納物10と、を備える収納ラベルを示す。
なお、5aは、上下層フィルム2,3を切断して収納部5を開封する際の開封基点となる切り目を示す。
また、下層フィルム3の下面は、被貼付体に貼付するための手段(例えば、感圧型粘着剤などの粘着剤や感熱性接着剤などの接着剤など)が具備されていない。このため、本発明の収納ラベル1は、離型紙を用いずに供給できる。
一方、被貼付体に貼付するための手段は、延出片7に具備されており、該延出片7の下面には、感熱性接着剤が積層されている。この延出片7は、感熱性接着剤が積層された上層フィルム2を下層フィルム3の一側縁3a(本体6の一側縁6a)から延出した部分で構成されている。
上層フィルム2及び下層フィルム3は、通常、厚み10〜100μm程度のものが用いられる。
上層フィルム2及び下層フィルム3は、同種または同一のフィルムを用いてもよいし、異なるフィルムを用いてもよい。
もっとも、少なくとも上層フィルム2は、3次元的な面に対応して柔軟に変形しうるフィルムが用いられる。
感熱性接着剤は、室温では接着性を示さず且つ加熱されることによって活性化して接着性を発現しうる接着剤である。
感熱性接着剤は、室温で接着性を示さず、且つ加熱することによって下層フィルム3の上面に接着可能なものであれば特に限定されない。
感熱性接着剤の活性化温度(接着性を発現する温度)は、60℃〜120℃程度、好ましくは80℃〜120℃程度である。
感熱性接着剤の種類としては、例えば、ディレードタック型感熱接着剤、固体可塑剤を含まないエマルジョン型感熱接着剤(以下、単に「エマルジョン型感熱接着剤」と記す)、溶剤型感熱接着剤、ホットメルト型接着剤などが挙げられる。
エマルジョン型感熱接着剤及び溶剤型感熱接着剤は、室温で接着性を示さず、加熱によって接着性を示し、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱接着性樹脂と粘着付与剤などを水又は有機溶剤などに溶解又は分散させた溶液を、グラビアコーティングなどの印刷によって塗工可能な接着剤であり、塗工後乾燥して使用するものである。
ホットメルト型接着剤は、常温で接着性を示さず、加熱することによって接着可能となるものであり、加熱溶融し、ホットメルトコーター、エクストルージョンラミネーターなどによって塗工可能な接着剤である。ホットメルト型接着剤としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレンアクリル酸共重合体などのエチレン系樹脂、スチレン−ブタジエンブロック共重合体などのベース樹脂に粘着付与剤などの添加剤が配合されたものが例示される。
接着剤層8の厚みは、特に限定されず、通常、3μm〜30μm程度である。
一方、上層フィルム2は、前記下層フィルム3を覆い且つ下層フィルム3の一側縁3aから一部分が延出しうる大きさの平面視略矩形状に形成されている。この延出部分(接着剤層8の設けられた上層フィルム2の延出部分)が延出片7に相当し、従って、延出片7は、平面視略矩形状に形成されている。
このように上下2層のフィルム2,3を重ね合わせて周縁部を接着することによって、該周縁接着部4で囲われた領域内に収納部5が形成されている。但し、形成される収納部5内の空気を逃がすため、上下層フィルム2,3の周縁部の一部に、エアー抜き用の小さな通路4a(非接着部分)が確保されている。
なお、延出片7の幅(延出方向と直交する方向の長さ)は、製造容易なことから、本体6の一側縁6aの長さと同長であることが好ましい。
収納ラベル1の収納部5の形状は、収納物10の周縁よりも大きく形成され、収納物10の形状などに応じて適宜設定される。
図4(a)に示すように、下層フィルムが連続的に繋がった長尺状の下層フィルム原反31を、一方向に送り出しながら、該下層フィルム原反31の上面に、収納物10を所定間隔を開けて順次載せていく。
次に、同図(b)に示すように、下面に感熱性接着剤が塗工された上層フィルムが連続的に繋がった長尺状の上層フィルム原反21の該接着剤面を、下層フィルム原反31の上面に重ね合わせる。この際、(延出片7となる長尺状の延出部分を形成するために)上層フィルム原反21の一方縁21aを、下層フィルム原反31の一方縁31aから外側へずらした状態で、下層フィルム原反31の上面に上層フィルム原反21を重ねる。
次に、同図(c)に示すように、収納物10が介在した状態の上下層フィルム原反21,31の該上層フィルム原反21の上から、感熱性接着剤の活性化温度以上に加熱された熱コテ(図示せず)を当てる。該熱コテは、例えば、収納物10の周縁よりも少し大きい平面視環状のものが用いられる。
得られた長尺体11を幅方向に切断する(切断箇所を一点鎖線で示している)ことにより、個々の収納ラベル1を得ることができる。
なお、上記製造例では、幅方向長さが下層フィルム原反31よりも長い上層フィルム原反21を用い、該上層フィルム原反21を下層フィルム原反31からずらして重ねることによって延出片7となる長尺状の延出部分を形成されるが、例えば、次のように変更することもできる。略同幅の上下層フィルム原反21,31をずらさずに重ね合わせた後、上下層フィルム原反21,31の一部領域を除いて、上下層フィルム原反21,31の周縁部を上記と同様にして接着した後、この周縁部の一方縁から延びる上下層フィルム原反21,31の一部領域のうち、下層フィルム原反31のみを前記一方縁近傍に沿って切取除去することにより、延出片7となる長尺状の延出部分を有する長尺体11を作製することができる。
そして、上記長尺体11は、通常ロール状に巻き取られ、ラベラーに供給される。
なお、ラベラーは、長尺体11を切断して収納ラベル1を作製した後、延出片7の感熱性接着剤を加熱して活性化しつつ、被貼付体に貼付する工程を繰り返して行う装置である。
被貼付体9は、特に限定されず、ボトル型容器などの容器や包装箱などを具備する各種の商品、販促用の景品など、任意である。
さらに、このように延出片7を介して被貼付体9に貼付すると、被貼付体9が曲面状であっても、収納ラベル1の本体6は、殆ど湾曲しないので、収納物10に歪み癖が付く虞がない。
また、上記収納ラベル1は、延出片7のみを貼付手段とするので、本体6は被貼付体9から離れた状態となって自由に揺動しうるので、該収納ラベル1の存在を消費者に対して喚起させ易い効果を期待できる。
なお、延出片7は、被貼付体9の平坦面にも良好に貼付することができる。
上記実施形態では、延出片7は、本体6の一側縁6aと同長の一辺を有する平面視略矩形状に形成されているが、例えば、図6に示すように、上層フィルム2の延出片7が、本体6から外側へ向かうに従って幅狭となるように形成されている。
具体的には、該延出片7は、本体6の一側縁6a側を下底とする平面視略台形状に形成されている。
かかる収納ラベル1は、特に、被貼付体の円錐曲面のような径差の異なる曲面に延出片7を貼付した際、曲面の縮径に従い延出片7も幅狭となるので、該延出片7の全面が円錐曲面の形状に沿って略密着し、延出片7に皺が生じることを防止できる。また、このように延出片7に皺が生じにくいので、延出片7の貼付作業を簡素化することもできる。なお、このような径差の異なる曲面としては、例えば、図5に示すようなボトル型容器の首部91などが例示される。
また、上記変形例では、本体6の一側縁6aに於ける延出片7の幅が、本体6の一側縁6aと略同長であるため、延出片7と本体6の境界部分で、本体6が延出片7から千切れる虞もない。
また、上記実施形態では、延出片7は、本体6の一側縁6aから延設されているが、例えば、本体6の一側縁と他側縁(例えば、一側縁と向かい合う側縁等)の双方から延出片7が延設されていてもよい。
Claims (2)
- 感熱性接着剤の積層された上層フィルムの該接着剤面が下層フィルムの上面に重ね合わされ、且つ前記上下層フィルムの周縁部の全部又は一部が前記感熱性接着剤を介して接着され、上下層フィルム間に形成された収納部に収納物が収納されている本体を有し、
前記感熱性接着剤の積層された上層フィルムが、本体の少なくとも一側縁から外側に延出されていることを特徴とする収納ラベル。 - 前記上層フィルムの延出部分が、本体から外側へ向かうに従って幅狭となるように形成されている請求項1に記載の収納ラベル。
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