JP6555736B2 - 粘着シート - Google Patents
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Description
かかる構成により、被着物から粘着シートを剥離する際に、剥離層から印刷層が剥離して被着物に残留する。よって、印刷層残留構造を容易に形成することができる。
以下に、図1〜図6を参照し、本発明の粘着シートを開封確認用の粘着テープとして用いた実施形態について説明する。なお、以下の説明において、表面側および裏面側とは図中に矢印で記した向きをいう。
粘着層50は、粘着剤を含み形成されている。粘着剤としては、公知のもの、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤などが使用できる。粘着剤は、溶剤型粘着剤、無溶剤型粘着剤、エマルション型粘着剤のいずれであってもよい。
基材20は、透明材料、例えば、透明の樹脂フィルムで構成できる。基材20を構成する樹脂としては、フィルムが柔軟性を有し、透明性が高いものであれば特に制限されない。このような樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロプレンなどのポリオレフィン樹脂;ポリスチレンなどのスチレン樹脂;ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂;ポリカーボネートなどのカーボネート系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。
粘着テープは、最も表面側に粘着層50に対して剥離性を備える剥離層10を更に備えている。そのため、粘着テープを図2に示すように巻回した場合に、粘着層50が剥離層10に接しても、粘着テープ同士が固着することがない。従って、別段の剥離紙がなくても、巻回した形状で粘着テープを供給することができる。
印刷層40は、通常印刷に用いるインクを含んで形成されている。インクの構成は、顔料系であっても、染料系であっても、両者を含んでいても良い。また、水性であっても溶剤系であっても良い。
基材20と印刷層40との間には、基材20から印刷層40を剥離させるための印刷剥離層30が備えられている。印刷剥離層30および基材20の界面の剥離力が、粘着層50および被着物の界面の剥離力より小さくなる材料で印刷剥離層30は形成されている。具体的には、印刷剥離層30は、例えばワックス類や、基材20との密着性の低いインク類を用いて形成される。より具体的には、TM−LAC透明剥離剤(大日本精化工業株式会社製)などを用いることができる。
以下に、図7および図8を参照し、本発明の粘着シートを開封確認用の粘着テープとして用いた第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、第二印刷層を備える以外は、第1の実施形態と同様であるので、同等の機能を有する部分については、同一符号を付すとともにその説明を省略し、異なる部分のみ詳説する。
図7に示すように、基材20と剥離層10との間に第二印刷層70を備えている。この印刷層40は、通常印刷に用いるインクを含んで形成されている。インクの構成は、顔料系であっても、染料系であっても、両者を含んでいても良い。また、水性であっても溶剤系であっても良い。
また、たとえば、免税品の包装にこの粘着テープを使用する場合においては、第二印刷層70を用いて注意書71を表示することにより、不用意な開封を抑制することができる。
以下に、図9を参照し、本発明の粘着シートを開封確認用の粘着テープとして用いた第3の実施形態について説明する。なお、本実施形態は、感熱発色層を備える以外は、第1の実施形態と同様であるので、同等の機能を有する部分については、同一符号を付すとともにその説明を省略し、異なる部分のみ詳説する。
図9に示すように、基材20と剥離層10との間に感熱発色層90を備えている。この感熱発色層90は、加熱により発色する構成であれば、公知のものを、広く適用することができる。一般的には、発色剤、顕色剤およびその他の成分を含んで形成されている。また積層方法もバーコーターやカーテンコータにより積層しても良いし、印刷方式を応用して積層しても良い。
20…基材
30…印刷剥離層
31…印刷層残留構造
40…印刷層
50…粘着層
60…被着物
61…開口部
70…第二印刷層
71…注意書
80,81…切込み
82…ノッチ構造
83…ミシン目
90…感熱発色層
E…端部
E1…端縁
M…中央部
S…端面
Claims (8)
- 被着物に粘着させるための粘着層と、
印刷層と、
前記印刷層を表面側から透視できる透明性を備えた基材とを裏面側から表面側にこの順で有し、
幅方向に容易に切断できる易切断構造と、
前記被着物に貼り付けられた後に剥離させたときに前記印刷層を該被着物に残留させるための印刷層残留構造とを更に備え、
前記印刷層残留構造は幅方向における両端部を除いた領域に配置され、
前記易切断構造は前記両端部の領域に配置され、
貼り付けられた被着物を表面側から透視して認識できる粘着シート。 - 前記印刷層残留構造は、前記印刷層と前記基材との間に該印刷層を該基材から剥離させるための印刷剥離層を設けることにより形成されている請求項1に記載の粘着シート。
- 前記易切断構造は、幅方向における脆弱構造である請求項1または2に記載の粘着シート。
- 前記脆弱構造は、幅構造における両端部またはその近傍に設けた略幅方向への切込みである請求項3に記載の粘着シート。
- 前記基材の更に表面側に前記粘着層に対して剥離性を備える剥離層を更に備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 前記印刷層より表面側に、該印刷層とは別段の第二印刷層を更に備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 前記印刷層より表面側に、加熱することにより発色する感熱発色層を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の粘着シート。
- 前記印刷層残留構造を配置された部分の面積が、印刷層残留構造を配置されていない部分の面積より大きい請求項1〜8のいずれか1項に記載の粘着シート。
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-
2015
- 2015-02-16 JP JP2015027172A patent/JP6555736B2/ja active Active
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