JP2016224358A - 改ざん防止ラベル - Google Patents

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【課題】本発明は、開封を検知する機能と高いセキュリティ性を有する改ざん防止ラベルであって、残留層を被着物から除去することが可能な改ざん防止ラベルを提供することを課題とする。【解決手段】本発明は、中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルであって、第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層であり、中間基材層は、表面層を剥離する際に、面方向に沿って復元不可能に分断され得る層であり、表面層を剥離後に被着体上に残る残留層であって、中間基材層の分断残留領域と第1の粘着剤層から構成される残留層は、被着体から剥離可能な状態で被着体に接着し得る層であることを特徴とする改ざん防止ラベルに関する。【選択図】図1

Description

本発明は、改ざん防止ラベルに関する。具体的には、本発明は、開封検知機能を有する改ざん防止ラベルであって、必要時には、残留層の除去が可能な改ざん防止ラベルに関する。
従来、被着体を封緘するラベルであって、開封検知が可能な各種ラベルが開発されている。具体的には、製品を梱包した包装体の開口部にラベルを貼着することにより、製品の封印や、未開封の証明を行っている。このようなラベルとしては、開梱の際に基材が破壊するものや、表面層を基材層から剥離する際に剥離跡が残るものが知られている。
例えば、特許文献1には、表面基材と、疑似接着層と、中間基材と、粘着剤層を有する封緘ラベルが開示されている。ここでは、表面基材を剥離する際に、疑似接着層内で剥離が生じ、これにより開封を検知することができる。また、特許文献2には、印字可能層と、剥離層と、印刷層と、粘着剤層を有する貼り替え防止用ラベルが開示されている。ここでは、印字可能層と剥離層は、境界面で分断するように構成されている。
特許文献1及び2のラベルにおいては、疑似接着層もしくは分断面が設けられており、表面層(表面基材や印刷可能層)を剥離した後には、その表面層を再度貼り付けすることができない。このようなラベルとすることで、開封検知ラベルの不正貼り替えを抑止することが提案されている。
特開2010−32708号公報 特開2012−118274号公報
上述したような従来のラベルにおいては、表面基材層を剥離した後に残る残留層は、被着面に強固に接着するように設計されていることが通常であった。従来のラベルでは、残留層を構成する粘着剤層の粘着力は非常に強く、また、粘着剤層の上の基材には脆質なものが用いられていた。このため、残留層を被着物から剥離することは容易ではなく、剥離できたとしても被着物の表面層が破壊されるなどの問題が生じていた。
従来のラベルは、被着物を再利用しない用途には好適な場合が多い。しかし通函等を被着物とする場合には、従来のようなラベルは必ずしも好適ではなかった。具体的には、通函からラベルの残留層を剥離して再利用をする際には、通函の表面層が破壊されたり、残留層の一部が除去しきれないため、再利用される通函では、その強度や意匠性が損なわれるという問題があった。このため、用途によっては、開封を検知する機能に加えて、開封を検知した後には、残留層を被着物から除去することが可能なラベルが求められている。
そこで本発明者らは、開封を検知する機能に加えて、開封を検知した後には、残留層を被着物から除去することが可能なラベルを提供することを目的として検討を進めた。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者らは、特定の性質を有し、かつ所定の層構成を有する改ざん防止ラベルを用いることにより、開封を検知する機能と高いセキュリティ機能が発揮されることを見出した。さらに本発明者らは、このような改ざん防止ラベルにおいては、残留層を被着物から除去することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
[1]中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルであって、第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層であり、中間基材層は、表面層を被着体から剥離する際に、面方向に沿って復元不可能に分断される層であり、表面層を剥離後に被着体上に残る残留層であって、中間基材層の分断残留領域と第1の粘着剤層から構成される残留層は、被着体から剥離可能な状態で被着体に接着し得る層であることを特徴とする改ざん防止ラベル。
[2]表面層は、カバー層と、カバー層の一方の面に積層された第2の粘着剤層とを有し、第2の粘着剤層が中間基材層と接するように積層され、中間基材層は、表面層を剥離する際に、カバー層と第2の粘着剤層の間で剥離が生じるより先に、面方向に沿って分断され得る層である[1]に記載の改ざん防止ラベル。
[3]表面層の面積は、中間基材層の面積よりも大きく、第2の粘着剤層の少なくとも一部は、被着体に貼着するものであり、第2の粘着剤層は、表面層を剥離する際に、カバー層と第2の粘着剤層との間で剥離が生じるより先に、被着体から剥離し得る層である[2]に記載の改ざん防止ラベル。
[4]中間基材層は、剥離層と、支持層とを有し、中間基材層は、剥離層と支持層の境界面で分断する層である[1]〜[3]のいずれかに記載の改ざん防止ラベル。
[5]支持層および第1の粘着剤層は、破断することなく被着体から剥離される層である[4]に記載の改ざん防止ラベル。
[6]中間基材層の外周縁は、表面層の外周縁よりも内側に位置する[1]〜[5]のいずれかに記載の改ざん防止ラベル。
[7]中間基材層には、切り込み線もしくはミシン目線が設けられている[1]〜[6]のいずれかに記載の改ざん防止ラベル。
[8]識別情報が印刷された印刷層をさらに有する[1]〜[7]のいずれかに記載の改ざん防止ラベル。
より具体的に、本発明は、以下の構成を有していてもよい。
[101]中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルであって、第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層であり、中間基材層は、該中間基材層の面方向に沿って復元不可能に分断可能な層であり、中間基材層に対する表面層の粘着力(N/m)をAとし、中間基材層を該中間基材層の面方向に沿って分断するのに必要な剥離力(N/m)をBとし、被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力(N/m)をEとしたとき、B<E、B<Aである改ざん防止ラベル。
[102]支持層の層内強度(N/m)をHとしたとき、E<Hである[101]に記載の改ざん防止ラベル。
本発明によれば、開封を検知した後には、残留層を被着物から除去することが可能な改ざん防止ラベルを得ることができる。さらに本発明の改ざん防止ラベルにおいては、中間基材層の復元ができないため、セキュリティ性が高められている。
図1は、本発明の改ざん防止ラベルの構成を説明する断面図である。 図2は、本発明の改ざん防止ラベルの構成を説明する平面図である。 図3は、本発明の改ざん防止ラベルの使用態様を説明する図である。
以下において、本発明について詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、代表的な実施形態や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は「〜」前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
(改ざん防止ラベル)
本発明は、中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルに関する。ここで、第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層であり、中間基材層は、表面層を被着体から剥離する際に、面方向に沿って復元不可能に分断される層である。中間基材層は、改ざん防止ラベルの他のいずれかの層又は層間が分断又は剥離するより先に、分断されることが好ましい。ここで、分断とは、中間基材層の一方の表面を全て含む領域と、他方の表面を全て含む領域に面方向に沿って分離することをいう。また、本発明では、表面層を剥離した後には被着体上に残留層が残る。この残留層は、中間基材層の分断残留領域と第1の粘着剤層から構成される層である。本発明では、このような残留層は、被着体から剥離可能な状態で被着体に接着することができる。
本発明の改ざん防止ラベルにおいては、表面層を剥離する際に、中間基材層以外のいずれかの層における分断又は中間基材層も含む全ての層の層間の剥離が生じるより先に、中間基材層が面方向に沿って復元不可能に分断するように構成されている。すなわち、本発明の改ざん防止ラベルを用いた場合、被着体の開口部等に貼着された改ざん防止ラベルの表面層は開口時に剥離されるが、この時、表面層と共に中間基材層の一部が分断し剥離される。開口時には、中間基材層以外の層の分断や層間の剥離は生じることはない。そのような構成とするために、第1の粘着剤層は、一定以上の凝集力を有しており、また、第1の粘着剤層は、中間基材層に対して十分な投錨力を有している。ここで、中間基材層に対して十分な投錨力を有していることは、中間基材層を被着体から剥離する際に、第1の粘着剤層が糊残りすることなく被着体から剥離するように構成されていることを意味する。
上述したように、開口時には表面層と共に中間基材層の一部が分断するが、これらの層が剥離された後には、中間基材層の分断残留領域と第1の粘着剤層から構成される残留層が被着体上に残ることとなる。すなわち、本発明の改ざん防止ラベルは、残留層を予め含有しているとも言える。残留層は、表面層と共に中間基材層の一部を剥離した後に被着体上に残る層であり、表面層を剥離する際には、被着体から剥離されない。しかし、その後の必要時には被着体から剥離され得る。すなわち、残留層は被着体から剥離可能な状態で被着体に接着し得る層である。なお、残留層が被着体から剥離可能な状態であることは、第1粘着剤層が、糊残りすることなく被着体から剥離するように構成されていることを意味する。
本発明の改ざん防止ラベルは上記のような構成を有するため、表面層を剥離することで、開封を検知することができる。さらに、本発明の改ざん防止ラベルにおいては、表面層を剥離した後は、表面層を元の状態に戻すことを試みたとしても、中間基材層の再接着ができないため、ラベルの復元(偽造)が不可能である。このため、本発明の改ざん防止ラベルはセキュリティ性が高められている。
また、本発明の改ざん防止ラベルは上記のような構成を有するため、表面層を剥離し開封が検知される状態となった後には、残留層を被着物から除去することが可能である。
図1は、本発明の改ざん防止ラベルの構成を説明する断面図である。図1に示されているように、本発明の改ざん防止ラベル100は、中間基材層2と、表面層4と、第1の粘着剤層6を有する。表面層4は、中間基材層2の一方の面に接合されており、第1の粘着剤層6は、中間基材層2の他方の面に積層されている。すなわち、本発明の改ざん防止ラベル100においては、表面層4と、中間基材層2と、第1の粘着剤層6はこの順で積層されている。
本発明は、中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルであって、中間基材層に対する表面層の粘着力(N/m)をAとし、中間基材層を該中間基材層の面方向に沿って分断するのに必要な剥離力(N/m)をBとし、被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力(N/m)をEとしたとき、B<E、B<Aである改ざん防止ラベルに関するものでもある。
ここで、中間基材層に対する表面層の粘着力A(N/m)とは、表面層を中間基材層から速度300mm/分で180度方向に剥離する際の剥離力をいう。また、中間基材層を該中間基材層の面方向に沿って分断するのに必要な剥離力B(N/m)とは、中間基材層の一方の表面を全て含む領域と、他方の表面を全て含む領域に面方向に沿って分断するために必要な力である。中間基材層を該中間基材層の面方向に沿って分断するのに必要な剥離力B(N/m)は中間基材層の一方の表面を全て含む領域を、他方の表面を全て含む領域から300mm/分で180度方向に剥がす際の剥離力をいう。被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力E(N/m)とは、第1の粘着剤層と被着体との間の粘着力をいう。粘着力E(N/m)は、第1の粘着剤層と残留した中間基材層の一部(残留層)を被着体から300mm/分で180度方向に剥がす際の剥離力をいう。この粘着力E(N/m)は、被着体表面の材質に併せて、第1の粘着剤層を構成する粘着剤を適宜選択することによって調整することができる。
上記粘着力A(N/m)、剥離力B(N/m)及び粘着力E(N/m)は、B<E及びB<Aの関係を満たすことが好ましい。
B<Eの関係であることは、本発明の改ざん防止ラベルの表面層を被着体から剥離させるように力を加えたときに、被着体と第1の粘着剤層とが剥離するより先に、中間基材層が面方向に沿って分断することを意味する。より具体的には、BがEに対して80%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましく、50%以下であることがさらに好ましい。
B<Aの関係であることは、本発明の改ざん防止ラベルの表面層を被着体から剥離させるように力を加えたときに、中間基材層と表面層の層間で剥離が生じるより先に、中間基材層が面方向に沿って分断することを意味する。より具体的には、BがAに対して80%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましく、50%以下であることがさらに好ましい。
また、被着体30を繰り返し使用する場合には、残留層は、層破壊又は糊残りすることなく被着体30から剥離されることが好ましい。そのために、第1の粘着剤層6は、本発明の改ざん防止ラベルが被着体から剥離されるときに、糊残りすることなく被着体30から剥離されるのに十分な凝集力を有していることが好ましい。また、第1の粘着剤層6は、中間基材層2が面方向に沿って分断するより先に第1の粘着剤層6が中間基材層2から分離しない程度に中間基材層2に対して十分な投錨力を有していることが好ましい。
図1に示されているように、表面層4は、カバー層14と、カバー層14の一方の面に積層された第2の粘着剤層24を有することが好ましく、表面層4は、カバー層14と第2の粘着剤層24からなる層であることがより好ましい。ここでは、第2の粘着剤層24は、中間基材層2と接するように積層される層であり、カバー層14と中間基材層2は、第2の粘着剤層24を介して接着される。
本発明では、中間基材層は、表面層を剥離する際に、カバー層と第2の粘着剤層の間で剥離が生じるより先に、面方向に沿って分断され得る層である。このような構成とするためには、カバー層に対する第2の粘着剤層の投錨力を大きくする必要がある。すなわち、カバー層に対する第2の粘着剤層の粘着力を高める必要がある。
図1において、中間基材層2の分断面は点線Mで表されている。中間基材層2は、分断面Mにおいて分断され、少なくとも2層に層分離されることが好ましい。後述するように、中間基材層2を2層の複層構成とし、2層の擬似接着面で分断されることがより好ましい。
中間基材層2を2層構成とする場合は、中間基材層2は剥離層12と、支持層22から構成される層であることが好ましく、剥離層12と、支持層22は、境界面(分断面M)で分断する層であることが好ましい。ここでは、剥離層12と支持層22は、擬似接着されていることが好ましく、この場合、分断面Mは、擬似接着面であることが好ましい。擬似接着とは、剥離層12と支持層22が剥離された後は、再接着ができない接着様式をいう。このような様式を本明細書においては、中間基材層が分断された後には、復元不可能な状態であるという。
残留層を被着体から剥離する際には、破断せずに剥離されることが好ましい。中間基材層2が剥離層12と、支持層22から構成される層である場合、支持層22と第1の粘着剤層6は、破断することなく被着体から剥離される層であることが好ましい。また、支持層22の層内強度(N/m)をHとした場合、被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力E(N/m)との関係性は、E<Hであることが好ましい。このような関係性とすることにより、表面層4を剥離した後に残留する残留層を、被着面から容易に剥離することができる。従来の偽造防止等を目的としたラベルでは、支持層が脆質であり、極薄構造であることが通常であった。このため、支持層と第1の粘着剤層を被着面から剥離することを試みた場合、支持層が途中で破断し、剥離することができなかった。しかし、本発明では、支持層22の層内強度H(N/m)は、被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力E(N/m)よりも大きいため、残留層を剥離する際に、支持層が途中で破断することがなく、残留層を被着体から容易に剥離することができる。より具体的には、EがHに対して80%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましく、50%以下であることがさらに好ましい。
中間基材層2が剥離層12と、支持層22から構成される層である場合、支持層22は、剥離層12よりも強い強度を有していることが好ましい。本発明では、剥離層12を薄膜化し、残留する支持層22の強度を強くすることで、残留層を剥離する際に、剥離をし易くすることが可能となっている。また、上記のような構成は、表面層4を剥離した後に、剥離層12と支持層22が再接着することを防止することにも寄与している。
図1に示されているように、中間基材層2には、切り込み線又はミシン目線Sが設けられていることが好ましい。なお、切り込み線又はミシン目線Sは、第1の粘着剤層6にも設けられていてもよい。中間基材層2に切り込み線Sが設けられている場合は、表面層4と、中間基材層2の一部(剥離層)が剥離された後に、被着体の開口部に沿って容易に開封又は開口することが可能となる。また、中間基材層2にミシン目線Sが設けられている場合は、表面層4と、中間基材層2の一部(剥離層)が剥離された後に、ミシン目線に沿って破断をすることで被着体の開封又は開口することとなる。なお、切り込み線Sを設けた場合は、残留層を破断する手間を省くことができる。一方、ミシン目線Sを設けた場合は、被着体の開口部を構成する各部材を安定して係止することができる。また、ミシン目線Sを設けた場合は、表面層を剥離することに加えて、もう一度破断することが必要となるため、二重の改ざん防止機能を付与することができる。
なお、本発明の改ざん防止ラベルにおいては、表面層4には切り込み線又はミシン目線が設けられていない。本発明では、表面層4に切り込み線又はミシン目線を設けないことで、表面層が誤って破断することが抑制されている。本発明では、表面層を剥離する前は、意図せずに被着体の開口部が開封又は開口されることが抑制されており、表面層を剥離ことで開封又は開口可能となる。
本発明の改ざん防止ラベルにおいては、表面層は、中間基材層の全表面を覆うように設けられていることが好ましい。このように表面層を設けることにより、中間基材層の一部(剥離層)を容易に剥離することが可能となり、さらに、剥離層の一部が意図せずに支持層上に残留することを防ぐことができる。
表面層がカバー層と、カバー層の一方の面に積層された第2の粘着剤層とを有する場合は、第2の粘着剤層は、カバー層の一方の面の全表面上に積層されていることが好ましい。すなわち、カバー層と第2の粘着剤層の面積は等しいことが好ましい。このような態様とすることにより、カバー層が意図せず剥離することを防止することができる。
本発明では、表面層と、中間基材層の面積は同じであってもよく、中間基材層の外周縁と、表面層の外周縁が全て重なりあっていてもよいが、表面層の面積は、中間基材層の面積よりも大きいことが好ましい。中でも、中間基材層の外周縁の少なくとも一部が、表面層の外周縁よりも内側に位置することが好ましく、中間基材層の外周縁の全部が、表面層の外周縁よりも内側に位置することが好ましい。
図2は、本発明の改ざん防止ラベルの構成を説明する平面図であって、表面層と、中間基材層の大きさの関係を説明する図である。なお、図2は、表面層側から見たイメージ図(平面図)であり、中間基材層の外周縁の位置は点線で示されている。図2に示されているように、中間基材層の外周縁Pの少なくとも一部は、表面層4の外周縁の内側に位置することが好ましい。図2(a)では、中間基材層の外周縁の一部が表面層の外周縁の内側に位置している。中間基材層の形状は特に限定されるものではないが、例えば、中間基材層が矩形である場合は、対向する一対の辺が表面層の外周縁の内側に位置することが好ましい。また、図2(b)では、中間基材層の外周縁Pの全部が表面層4の外周縁の内側に位置している。これにより、中間基材層の外周縁が表面層に覆われることとなり、中間基材層の意図しない脱離を抑制することができる。
また、上記のような構成とすることにより、表面層の一部が被着面に貼着することとなる。表面層がカバー層と第2の粘着剤層から構成される場合は、第2の粘着剤層の一部が被着面に貼着する。これにより、改ざん防止ラベルと被着面の貼着をより強固なものとすることができる。さらに、改ざん防止ラベルが被着面から意図せず剥離することを効果的に抑止することができる。
上述したように表面層の面積は、中間基材層の面積よりも大きいことが好ましい。このような場合、図3(a)に示されているように、第2の粘着剤層24は、中間基材層2が存在しない外周領域において、被着体30に貼着される。このように、第2の粘着剤層24の少なくとも一部は、被着体30に貼着していることが好ましい。第2の粘着剤層24は、表面層4を剥離する際に、カバー層14と第2の粘着剤層24の間で剥離が生じるより先に、被着体から剥離し得る層である。このため、第2の粘着剤層24は、カバー層14に対して十分な投錨力を有していることが好ましい。それにより、第2の粘着剤層を構成する粘着剤が、被着体上に意図せずに残留することを抑制することができる。また、開封時に表面層を容易に剥離することが可能となる。
第1の粘着剤層は、中間基材層の支持層の一方の面側であって、剥離層が積層された面とは反対側の全表面上に積層されていることが好ましい。これにより、中間基材層と被着面との接着力を適切な強度で保持することができる。
また、第1の粘着剤層には、糊殺し加工が施されていてもよい。具体的には、中間基材層の支持層の一方の面側であって、剥離層が積層された面とは反対側の面の一部に糊殺し加工が施されていてもよい。このような場合、糊殺し加工は、中間基材層の支持層の一方の面側であって、剥離層が積層された面とは反対側の面の周縁部以外に設けられることが好ましく、これにより、残留層を被着面から容易に剥離することが可能となる。例えば、糊殺し部は、中間基材層の支持層の一方の面側であって、剥離層が積層された面とは反対側の面の一部に第1の粘着剤層を塗布しないことで形成することができる。なお、上述したように、第1の粘着剤層を部分的に形成することにより、結果的に糊殺し部が形成されてもよい。
図3は、本発明の改ざん防止ラベルの使用態様を説明する図である。図3(a)では、改ざん防止ラベル100が被着体30に貼着されている様子が示されている。図3(a)に示されているように、第1の粘着剤層6の全面は、被着体30に貼着している。中間基材層2の外周縁の少なくとも対向する一対の辺が、表面層4の外周縁の内側に位置している場合、図3(a)に示されているように、表面層4の一部も被着体30に貼着することとなる。なお、表面層4と、中間基材層2の面積は同じ場合であって、中間基材層2の外周縁と、表面層4の外周縁が全て重なり合う場合は、表面層4は被着体30には貼着しない。
中間基材層2に切り込み線又はミシン目線Sが設けられている場合は、改ざん防止ラベル100は、被着体の開口線Tに切り込み線又はミシン目線Sが重なるように貼り合わされる。被着体としては、封筒、箱、通函、容器、又は、袋等を挙げることができる。それらの中でも、被着体は、繰り返し用いられる容器であることが好ましい。開口線は、これらの被着体の開口部を封緘する部材上または部材の境界線上に設けられており、改ざん防止ラベル100は、開口部を封緘する部材に跨るように貼着される。
図3(b)に示されているように、開口部を開口する場合は、まず、表面層4を剥離する。表面層4を剥離する際には、表面層4に中間基材層2の一部(剥離層12)が追従し、これらが一体となって剥離される。この場合、分断面Mで中間基材層2の一部(剥離層12)が剥離され、中間基材層2の分断残留領域(支持層22)が露出することとなる。
図3(c)では、表面層4を剥離した後の状態が示されている。表面層4を剥離した後には、中間基材層2の分断残留領域(支持層22)が露出する。すなわち、表面層4の剥離後には、中間基材層2の分断残留領域(支持層22)と、第1の粘着剤層6が被着面に残留することとなる(残留層)。
本発明では、表面層4を剥離した際に追従して剥離される中間基材層2の一部(剥離層12)は、分断面Mで分離された後は、復元が不可能であり、再接着力を有さない点に特徴がある。このように、中間基材層2の一部(剥離層12)を中間基材層2の分断残留領域に再接着できないため、開封したことを正確に認知することができる。また、このような構成を有することにより、不正な開封を検知することや、不正な開封を抑止することができる。さらに、本発明の改ざん防止ラベルは表面層4の剥離後に再接着ができないため、ラベル自体の偽造を防止ですることができる。
(中間基材層)
本発明の改ざん防止ラベルは中間基材層を有する。中間基材層の一方の面には、表面層が接合され、他方の面には、第1の粘着剤層が積層される。表面層及び第1の粘着剤層はそれぞれ、中間基材層に接するように積層されており、中間基材層は、表面層と第1の粘着剤層に挟まれた層である。
中間基材層は、再接着できないように該中間基材層の面方向に沿って分断可能な層である。すなわち、中間基材層は、少なくとも2層に分断し得る層であり、表面層を剥離した際に、2層以上に層分離される層であることが好ましい。また、後述するように、中間基材層を2層以上の複層構成とし、各層の擬似接着面で分断する方法も挙げられる。
中間基材層が分断後に「再接着」ができない状態とは、2層以上に層分離された層が接着剤などの追加材料や接合部材を用いずに元通りに再貼り付けをすることができないことを意味する。また、「再接着」ができないとは、接着剤などの追加材料や接合部材を用いて再貼り付けをした場合であっても、元の状態に貼りあわせをすることができず、偽造をしたことが認知できることを意味する。
中間基材層を2層以上の複層構成とする場合は、中間基材層は剥離層と、支持層から構成される層であることが好ましく、剥離層と、支持層は、境界面(分断面)で分断する層であることが好ましい。ここでは、剥離層と支持層は、擬似接着されていることが好ましく、この場合、分断面は、擬似接着面であることが好ましい。
支持層としては、例えば、紙基材又はフィルム基材等を適宜使用できる。紙基材としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙等を挙げることができる。また、フィルム基材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル等の各種高分子フィルムを挙げることができる。その他、蒸着紙、合成紙、布、不織布、金属ホイル等も適宜使用することができる。なお、支持層としては、上記を複数組み合わせて積層体にしたものを使用することもできる。
支持層には、表面に印刷が施されていてもよく、又は、表面に印刷層を有していてもよい。印刷層は、例えば、凸版印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷等の方法で形成することができる。印刷層には、例えば、表面層及び剥離層が剥離されたことを表示するような印刷を施したり、その他の注意表示をするための文字や図柄を印刷することができる。あるいは、被着体である容器に収納される物品に関する識別情報が印刷されていてもよい。識別情報は、例えば、被着体である容器に収納される製品のロット番号又は製品のID番号である。これにより、さらなる改ざん防止効果を発揮することができる場合がある。
また、表面層に着色をした基材を用いた場合であって、印刷層に表面層とは異なる色で着色を施した場合、表面層及び剥離層が剥離されたことを色の変化によって認識することが可能となる。
中間基材層が剥離層と支持層の2層構造である場合、支持層は、樹脂フィルムで構成されていることが好ましい。
本発明で用いることができる中間基材層としては、例えば、ユポコーポレーション社製のSAR60を用いることができる。この場合、SAR60のラベルオモテ面が本発明の支持層に相当し、ラベルウラ面が本発明の剥離層に相当する。
(第1の粘着剤層)
本発明の改ざん防止ラベルは第1の粘着剤層を有する。第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層である。第1の粘着剤層を構成する粘着剤としては、例えば、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ビニルエーテル系等の粘着剤を挙げることができる。これらの中でも、耐候性、透明性等に優れ、広範な用途に使用できることから、アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。アクリル系粘着剤としては、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等があり、本発明においては、いずれの型のものも使用できる。これらの中でも、安全面、品質面、コスト面からエマルジョン型アクリル系粘着剤が好ましい。
第1の粘着剤層は、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー、粘着性微球体、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。
第1の粘着剤層の粘着剤の粘着力は、50〜800N/mであることが好ましく、200〜600N/mであることがより好ましい。ここでいう第1の粘着剤層の粘着力(N/m)とは、第1の粘着剤層と被着体の間の粘着力をいう。
第1の粘着剤層の厚さは、5〜100μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。
(表面層)
本発明の改ざん防止ラベルは最表層に表面層を有する。表面層は中間基材層の一方の面に接合されている。表面層と中間基材層の接合様式は特に限定されることはないが、粘着剤層を介して接合していることが好ましい。すなわち、表面層は、粘着剤層を有することが好ましく、表面層は、粘着剤層(第2の粘着剤層)とカバー層を少なくとも有することが好ましい。表面層は、粘着剤層とカバー等以外に他の層を有していてもよく、2層以上の多層構造を有していることが好ましい。
カバー層には、紙基材又はフィルム基材等が用いられる。また、カバー層は、紙層とフィルム層の積層体としてもよい。紙基材としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙等を挙げることができる。また、フィルム基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の透明樹脂フィルムなどが挙げられる。なお、上述したように、中間基材層の表面には、印刷層を設けてもよい。中間基材層の表面に印刷層を設ける場合には、カバー層は透明であることが好ましく、透明樹脂フィルムや、半透明の紙基材を用いることができる。
第2の粘着剤層を構成する粘着剤としては、例えば、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ビニルエーテル系等の粘着剤を挙げることができる。これらの中でも、耐候性、透明性等に優れ、広範な用途に使用できることから、アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。アクリル系粘着剤としては、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等があり、本発明においては、いずれの型のものも使用できる。これらの中でも、安全面、品質面、コスト面からエマルジョン型アクリル系粘着剤が好ましい。
第2の粘着剤層は、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー、粘着性微球体、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。
第2の粘着剤層の粘着剤の粘着力は、50〜800N/mであることが好ましく、200〜600N/mであることがより好ましい。なお、ここでいう第2の粘着剤層の粘着力とは、第2の粘着剤層の粘着力(N/m)とは、第2の粘着剤層と、中間基材層の間の粘着力をいう。
表面層の厚みは、5〜100μmであることが好ましく、10〜50μmであることがより好ましい。表面層の厚みを上記範囲内とすることにより、改ざん防止ラベルを被着体に貼着した後に、表面層を剥離する際に、その剥離を容易にすることができる。また、表面層の厚みを上記範囲内とすることにより、表面層を剥離している途中に表面層が破断することを抑制することができる。
(剥離シート)
本発明の改ざん防止ラベルの第1の粘着剤層の表面であって、中間基材層が設けられていない側の面には、剥離シートが積層されていることが好ましい。この剥離シートは、改ざん防止ラベルを被着面貼着する直前に、剥離されることが好ましい。このような剥離シートを設けることにより、第1の粘着剤層の露出面に意図しない異物等が付着することを防ぐことができる。
剥離シートとしては、例えば、周知の剥離シートが使用される。周知の剥離シートとしては、例えば、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等の紙の表面に、必要に応じて目止め層を形成した上で、シリコーン系等の剥離剤を塗布した剥離シートなどが挙げられる。
(被着体)
本発明の改ざん防止ラベルは、第1の粘着剤層を被着体に貼着することで、被着体に貼り付けられる。第1の粘着剤層は、改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層である。
被着体の表面を構成する樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリスチレン等のプラスチック等を挙げることができる。また、被着体の表面は、紙であってもよい。紙としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙等を挙げることができる。これらの中でも、被着体はプラスチックであることが好ましい。
(改ざん防止ラベルの貼着方法)
本発明は、中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルを、被着体に貼着する改ざん防止ラベルの貼着方法に関するものでもある。本発明の改ざん防止ラベルの貼着方法においては、表面層を剥離後に被着体上に残る残留層であって、中間基材層の分断残留領域と第1の粘着剤層から構成される残留層は、剥離可能な状態を維持できる被着体に貼着される。なお、改ざん防止ラベルの中間基材層は、表面層を剥離する際に、面方向に沿って復元不可能に分断され得る層である。
本発明の改ざん防止ラベルの貼着方法においては、中間基材層に対する表面層の粘着力(N/m)をAとし、中間基材層を該中間基材層の面方向に沿って分断するのに必要な剥離力(N/m)をBとし、被着体に対する第1の粘着剤層の粘着力(N/m)をEとしたとき、B<E、B<Aであることが好ましい。
2 中間基材層
4 表面層
6 第1の粘着剤層
12 剥離層
22 支持層
14 カバー層
24 第2の粘着剤層
30 被着体
100 改ざん防止ラベル
M 分断面
P 中間基材層の外周縁
S 切り込み線又はミシン目線
T 開口線

Claims (8)

  1. 中間基材層と、該中間基材層の一方の面に接合された表面層と、該中間基材層の他方の面に積層された第1の粘着剤層とを有する改ざん防止ラベルであって、
    前記第1の粘着剤層は、前記改ざん防止ラベルを被着体に貼り付けるための粘着剤層であり、
    前記中間基材層は、前記表面層を被着体から剥離する際に、面方向に沿って復元不可能に分断される層であり、
    前記表面層を剥離後に前記被着体上に残る残留層であって、前記中間基材層の分断残留領域と前記第1の粘着剤層から構成される残留層は、前記被着体から剥離可能な状態で前記被着体に接着し得る層であることを特徴とする改ざん防止ラベル。
  2. 前記表面層は、カバー層と、前記カバー層の一方の面に積層された第2の粘着剤層とを有し、前記第2の粘着剤層が前記中間基材層と接するように積層され、
    前記中間基材層は、前記表面層を剥離する際に、前記カバー層と前記第2の粘着剤層の間で剥離が生じるより先に、面方向に沿って分断され得る層である請求項1に記載の改ざん防止ラベル。
  3. 前記表面層の面積は、前記中間基材層の面積よりも大きく、
    前記第2の粘着剤層の少なくとも一部は、前記被着体に貼着するものであり、
    前記第2の粘着剤層は、前記表面層を剥離する際に、前記カバー層と前記第2の粘着剤層との間で剥離が生じるより先に、前記被着体から剥離し得る層である請求項2に記載の改ざん防止ラベル。
  4. 前記中間基材層は、剥離層と、支持層とを有し、
    前記中間基材層は、前記剥離層と前記支持層の境界面で分断する層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の改ざん防止ラベル。
  5. 前記支持層および第1の粘着剤層は、破断することなく前記被着体から剥離される層である請求項4に記載の改ざん防止ラベル。
  6. 前記中間基材層の外周縁は、前記表面層の外周縁よりも内側に位置する請求項1〜5のいずれか1項に記載の改ざん防止ラベル。
  7. 前記中間基材層には、切り込み線もしくはミシン目線が設けられている請求項1〜6のいずれか1項に記載の改ざん防止ラベル。
  8. 識別情報が印刷された印刷層をさらに有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の改ざん防止ラベル。
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