JP2014190736A - レーザレーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部空間に照射されるレーザ光の広がり度合いをより細かく設定し易く、且つ高精度化を図るための調整作業をより簡易に行うことが可能なレーザレーダ装置を提供する。
【解決手段】レーザレーダ装置1は、レーザダイオード10にて発生したレーザ光を長手方向一端部61から長手方向他端部62に透過させつつ集光するロッドレンズ60を備えており、このロッドレンズ60によってレーザ光L1の照射範囲を整えた上で当該レーザ光L1を凹面鏡41で偏向してレーザ走査を行っている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザレーダ装置に関するものである。
空間に存在する物体を検出するレーザレーダ装置としては、例えば特許文献1のような技術が提供されている。この種のレーザレーダ装置は、一般的に、レーザ光を発生させるレーザ光源を備えており、レーザ光源で発生したレーザ光を投光経路上のレンズによって集光、整形しており、このようなレンズを経たレーザ光の向きを走査装置によって変化させることで、検出空間でのレーザ走査を行っている。
特開2008−216238公報
レーザ光源で発生したレーザ光を投光経路上のレンズによって集光、整形する場合、レンズによって集光する方向(レーザ光の照射範囲を絞る方向)は、外部空間に投光する投光レーザの広がりを絞る方向に直結することになる。つまり、外部空間へ投光する投光レーザが所望の広がりとなるように整形するためには上記レンズを高精度に設計・調整する必要があり、この部分は、レーザレーダ装置の投光精度に影響を与える重要なファクターとなっている。
他方、外部空間へ投光する投光レーザの集光度合い(広がり度合い)は、一層の高精度化が求められつつある。特に、投光レーザは、高さ方向の集光度合いも、水平方向の集光度合いも所望のレベルに正確に設定することを求められる場合が多く、従来は、このように2方向の集光調整を行う場合、レーザ光源で発生したレーザ光を少なくとも2種類のレンズによって集光、整形することで対応していた。例えば、レーザ光を当該レーザ光の光軸と直交する所定の第1方向に集光する第1レンズと、第2方向(光軸及び第1方向と直交する方向)に集光する第2レンズとを用いれば、投光レーザの高さ方向の集光度合い(広がり度合い)を第1レンズによって設定し、水平方向の集光度合いを第2レンズによって設定するといったことが可能となり、投光レーザの高さ方向の集光調整及び水平方向の集光調整を高精度に行うことができる。
しかしながら、複数のレンズによってレーザ光を複数方向に集光させる場合、これらのレンズのレンズ形状だけでなく、レーザ光源とレンズの位置関係や、レンズ同士の位置関係なども投光レーザの向きや範囲設定に大きく影響を及ぼすことになる。つまり、部品の段階でレンズを高精度に形成できたとしても、その後の工程で、レーザレーダ装置の装置本体内に各レンズを組み付けたときの組み付け状態によって投光レーザの向きや範囲が大きく変わってしまうため、従来は、製品出荷時やメンテナンス時などにおいて、作業者が、複数のレンズの位置関係や姿勢を微調整する校正作業を丹念に行い、これにより、投光レーザの投光方向や集光度合いが要求される水準を満たすように合わせこんでいた。但し、複数のレンズを必須とする従来の投光光学系では、レンズ同士の関係が複雑であり、いずれかのレンズに対する他のレンズの相対位置や姿勢が少しでも変わると投光レーザの各方向の集光度合いが大きく変わってしまうという問題があった。このため、調整作業時にはこれらレンズ同士の関係を最適にするまでに非常に時間がかかり、且つその調整作業には非常に神経を使うため負担が大きく、その結果、調整作業の長時間化や大きな作業負担が避けられなかった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、外部空間に照射されるレーザ光の広がり度合いをより細かく設定し易く、且つ高精度化を図るための調整作業をより簡易に行うことが可能なレーザレーダ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、レーザ光を発生させるレーザ光源と、
所定の中心軸に対して傾斜した反射面を有し、前記反射面と交差する方向に前記レーザ光源から発射された前記レーザ光が通過する通過孔が形成され、且つ前記レーザ光が前記通過孔に入り込む側とは反対側に前記反射面が配置されてなる反射部と、
前記反射面の方向と交差する所定方向に延びる長手状に構成され、前記レーザ光源にて発生した前記レーザ光を自身の長手方向一端部から長手方向他端部に透過させつつ集光する構成をなし、且つ少なくとも一部が前記通過孔の内部に配置されるロッドレンズと、
前記中心軸を中心として回動可能な偏向部材を備え、前記偏向部材の偏向面により、前記ロッドレンズで集光された前記レーザ光を装置外の外部空間に向けて反射し且つ前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を前記反射部の前記反射面に向けて反射する回動偏向部と、
前記回動偏向部の前記偏向部材を駆動する駆動部と、
前記検出物体からの前記反射光が前記偏向部材の前記偏向面及び前記反射部の前記反射面で導かれた光を入力光として検出する検出部と、
を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、レーザ光を発生させるレーザ光源と、
長手状に構成され、前記レーザ光源にて発生した前記レーザ光を自身の長手方向一端部から長手方向他端部に透過させつつ集光する構成をなし、且つ前記長手方向一端部が前記レーザ光源における発光側の外面に当てられてなるロッドレンズと、
所定の中心軸を中心として回動可能な偏向部材を備え、前記偏向部材の偏向面により、前記ロッドレンズで集光された前記レーザ光を装置外の外部空間に向けて反射し且つ前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を受けて入力光として反射する回動偏向部と、
前記回動偏向部の前記偏向部材を駆動する駆動部と、
前記回動偏向部の前記偏向面にて反射された前記入力光を所定の入光経路に導く誘導部と、
前記誘導部で導かれた前記入力光を検出する検出部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明では、レーザ光源にて発生したレーザ光を自身の長手方向一端部から長手方向他端部に透過させつつ集光するロッドレンズが設けられ、このロッドレンズによってレーザ光の照射範囲を整えた上で当該レーザ光を偏向部材で偏向してレーザ走査を行っている。このように、レーザ光の照射範囲を複数の方向において調整可能なロッドレンズを設けているため、多数のレンズを組み合わせて複数方向の照射範囲調整を行う必要が無くなる。従って、製品出荷時やメンテナンス時などにおいて作業者に必須となっていた手間(複数のレンズの位置関係や姿勢を細かく微調整する作業負担)を大幅に削減することができる。
更に、反射部の通過孔をロッドレンズの収容スペースとして利用することができるため、長手方向に嵩張りやすいロッドレンズを効率的に配置することができ、ロッドレンズの嵩張りによって装置全体が大型化することをより確実に抑えることができる。
請求項2の発明では、反射部は、一方面側に反射面が設けられ、且つ当該反射面と交差する方向に貫通孔が形成されたミラーと、中心軸の方向に延びる筒状に構成され、且つミラーの貫通孔と連通する構成又は貫通孔に挿入される構成でミラーに組み付けられ、筒内をレーザ光の通過領域とする筒状部材と、を備えている。
そして、ロッドレンズは、貫通孔及び筒状部材の少なくともいずれかの内部に配置され、中心軸の方向を上下方向とし、ロッドレンズからのレーザ光が偏向部材に向かう方向を下方向とした場合、筒状部材の下端部及びロッドレンズの下端部の少なくともいずれかが、上下方向においてミラーの貫通孔よりも下位置に配置されている。
本発明のようにレーザ光の投光経路の途中に反射部を配置し、反射部内に形成された貫通孔内をレーザ光が通るように構成した場合、投光経路の横側を受光のための領域として有効利用しやすく装置全体の縦方向(レーザ光が貫通路内を通る方向)のサイズを低減し易いというメリットがあるが、反射面の貫通孔付近が受光領域として利用できなくなる問題がある。
そこで、本発明はこのように入力光を受光する上で影響の少ない領域(貫通孔の下方領域)にロッドレンズ又は筒状部材の下端部を配置しており、これにより、これら部品配置に起因する入力光の低減を抑えつつ、貫通孔を通り抜けた後のレーザ光の一部が検出部に入り込むことを確実に抑制するという効果を生じさせている。よって、このような投光過程のレーザ光の一部が検出部に受光されることに起因する誤検出等の不具合をより確実に防ぐことができる。
請求項3の発明では、ミラーの側方に検出部が設けられ、筒状部材の下端部及びロッドレンズの下端部の少なくともいずれかが、上下方向において検出部の受光領域の下端部よりも下位置に配置されている。
この構成では、筒状部材及びロッドレンズを通ったレーザ光の出口位置を検出部の受光領域よりも下位置とすることができるため、通り抜けた後のレーザ光が検出部の受光領域に回りこむことを、より確実に防ぐことができる。
請求項4の発明では、筒状部材の下端部及びロッドレンズの下端部のうち、より下方側に配置される端部が、上下方向において偏向部材の偏向面よりも上位置に配置されている。
この構成では、筒状部材及びロッドレンズの両方が偏向部材よりも上位置になるため、外部空間の物体から偏向部材に入り込もうとする反射光(入力光)が筒状部材やロッドレンズによって遮られにくくなる。従って、反射光(入力光)が筒状部材やロッドレンズに遮られることに起因する受光量の低下を抑えることができる。
請求項5の発明のように偏向部材の周囲に窓部を配置してなるケースを設けることで防塵性を高めつつレーザ走査を可能とすることができるが、この構成では、レーザ光の一部が窓部で反射しやすく、特に、レーザ光が検出部とは反対側に照射されたときには、窓部で跳ね返った一部の光(外乱光)が検出部に入り込んでしまい、誤検出を招いてしまう。また、窓部は近位置であるためこの窓部からの反射光が受光されると検出部で受光が飽和してしまう虞があり、このように飽和が生じると、検出部が正常状態(飽和していない状態)に復帰するまでに時間を要することになる。つまり、外乱光の受光タイミングに近いタイミングで外部物体からの反射光が受光されたとしても、その受光波形が外乱光の波形にかき消されてしまい、検出漏れを生じさせる虞がある。
そこで、本発明では、仮想平面(中心軸と検出部の受光領域の中心部とを含む仮想的な平面)において、レーザ光が窓部(透過部材)に入り込む位置と受光領域の中心部との間に筒状部材を配置している。このように構成されているため、レーザ光が検出部とは反対側に照射されたときのその一部が窓部で反射しても、その光(外乱光)が検出部に届く前に筒状部材に遮られ、このような外乱光の受光に起因する誤検出や検出漏れ等の不具合をより確実に防ぐことができる。
ところで、レーザ光源からのレーザ光をレンズによって整形する場合、レーザ光の広がり度合いを決定する要素としては、レンズ同士の位置関係だけでなく、レーザ光源とレンズとの位置関係もある。従来のレーザレーダ装置は、複数のレンズが必須であったため、レンズ同士の位置関係だけでなく、各レンズとレーザ光源との位置関係によってもレーザ光の広がり度合いが変わってしまい、非常に多くの要素を調整しながら投光レーザの投光方向や集光度合いが要求される水準を満たすように合わせこむ必要があった。
これに対し、請求項6、7の発明では、ロッドレンズの長手方向一端部をレーザ光源の発光側の外面に当てる構成としており、これにより、レーザ光源からロッドレンズまでの距離を調整する作業を省略可能としている。つまりこの構成では、レーザ光源及びロッドレンズを部品段階で高精度に形成できれば、これらの相対関係としては、互いに適正な位置に当接させればよく、よって、レーザ光源とレンズの位置関係の調整を格段に簡略化されることとなる。
図1は、第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。 図2は、図1のレーザレーダ装置を水平方向に切断した断面を概略的に示す断面図である。 図3は、図1のレーザレーダ装置の一部を拡大して概略的に示す拡大図である。 図4は、図1のレーザレーダ装置で用いるロッドレンズを概略的に例示する斜視図である。 図5(A)は、ロッドレンズから照射されるレーザ光の仮想平面(XY平面)での広がりを説明する説明図であり、図5(B)は、ロッドレンズから照射されるレーザ光の仮想平面と直交する平面(YZ平面)での広がりを説明する説明図である。 図6は、第2実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。 図7は、図4とは異なるロッドレンズの別例を概略的に示す斜視図である。
[第1実施形態]
以下、本発明のレーザレーダ装置を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(全体構成)
まず、図1、図2を参照して第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係るレーザレーダ装置の全体構成を概略的に例示する断面図である。図2は、図1のレーザレーダ装置を水平方向に切断した断面を概略的に示す断面図である。なお、図1では、フォトダイオードの受光面の中心位置P2と中心軸42aとを通るようにレーザレーダ装置1を中心軸42aに沿って切断した切断面を概略的に示しており、図2は、図1のレーザレーダ装置1において、透過板の上端部付近で水平方向に切断した切断面を概略的に示すものである。また、図3は、図1の一部を拡大して説明する説明図である。なお、以下の説明では、透明板の断面については白抜きで示すこととする。
図1、図2に示すように、レーザレーダ装置1は、レーザダイオード10と、検出物体からの反射光L2を受光するフォトダイオード20とを備え、検出物体までの距離や方位を検出する装置として構成されている。
なお、本構成では、中心軸42aの方向を垂直方向(上下方向、縦方向)としており、中心軸42aと直交する平面方向を水平方向としている。また、垂直方向(上下方向)と直交する方向であって且つフォトダイオード20の受光面20aの中心P2を通る方向を前後方向としており、この前後方向において、フォトダイオード20の受光面20aが向く側を前側、これとは反対側を後側としている。また、中心軸42aの方向をY軸方向とし、前後方向をX軸方向としている。更に、X軸方向及びY軸方向と直交する方向をZ軸方向としている。
レーザダイオード10は、レーザ光を発生させる「レーザ光源」の一例に相当するものであり、制御回路90の制御により、図示しない駆動回路からパルス電流を受け、このパルス電流に応じたパルスレーザ光(レーザ光L1)を間欠的に出射している。なお、本実施形態では、レーザダイオード10から検出物体に至るまでのレーザ光を符号L1にて概念的に示し、検出物体からフォトダイオードに至るまでの反射光を符号L2にて概念的に示している。また、図3では、後述するロッドレンズ60から出射されるレーザ光をL1にて示し、そのレーザ光L1の光軸を符号L1’で示している。
フォトダイオード20は、「検出部」の一例に相当し、装置外の検出物体からの反射光L2が凹面鏡41の偏向面41a及び反射部30の反射面31aで導かれた光を入力光として検出するように機能するものである。このフォトダイオード20は、例えばアバランシェフォトダイオード(avalanche photodiode)などによって構成されている。フォトダイオード20は、レーザダイオード10にてレーザ光L1(パルスレーザ光)が発生し、このレーザ光L1が外部空間に照射されて外部空間の検出物体(図示略)にて反射したとき、このレーザ光L1が当該検出物体で反射して生じる反射光L2を受光して電気信号に変換している。なお、検出物体からの反射光については所定領域のものが凹面鏡41に取り込まれる構成となっており、図1では、符号L2で示す2つのライン(二点鎖線)間の領域の反射光が取り込まれる例を示している。
レーザダイオード10から出射されるレーザ光L1の光軸上にはロッドレンズ60が設けられている。ロッドレンズ60は、後述する反射部30の反射面31aと交差する所定方向(図1、図3では中心軸42aの方向)に延びる長手状に構成され、レーザダイオード10にて発生したレーザ光を自身の長手方向一端部61から長手方向他端部62に透過させつつ集光する構成をなしている。
ロッドレンズ60は、例えば図4のように略四角錐状に構成されており、ロッドレンズ60における長手方向(Y軸方向)と直交する断面は、下方側(凹面鏡41側)となるにつれて大きくなるように徐々に広がる構成となっている。このロッドレンズ60における長手方向一端部61の端面(上端面)は、長手方向(Y軸方向)と直交する平坦面として構成されており、上述したレーザダイオード10の発光側の外面10aと接触するように配置されている。また、長手方向他端部62の端面(下端面)は、図3、図4のようにやや下方側に膨張した曲面として構成されている。
図1の例では、ロッドレンズ60は、一部が通過孔36の上方に突出した構成で配置されており、下方側の一部が通過孔36の内部に配置された構成となっている。上端部となる長手方向一端部61は、後述するミラー31の上端位置よりもやや上側に配置されている。なおロッドレンズ60の上端部の位置は、ミラー31の上端部の位置よりも下位置であってもよく、更には、通過孔36の内部であってもよい。また、図1、図3のように、長手方向一端部61はレーザダイオード10の下面位置に配置され、長手方向一端部61の外面がレーザダイオード10の発光側の外面10aに当てて互いに接触させている。なお、長手方向一端部61の外面とレーザダイオード10の発光側の外面10aの一部が接着媒体等によって接合されていてもよい。或いは、図示しない保持部材(フレームなど)によって、外面10aと長手方向一端部61の外面とが接触するようにレーザダイオード10を保持する基板とロッドレンズ60を一体的に保持するようにしてもよい。また、レーザダイオード10の発光側の外面10a全体がロッドレンズ60の長手方向一端部61の外面に当接するようになっており、レーザダイオード10から照射される光がほぼ全て長手方向一端部61の外面からロッドレンズ60の内部に入射するようになっている。
図1、図3の例では、ロッドレンズ60の少なくとも下半分は後述する筒状部材35の内部に収容されている。このロッドレンズ60は、筒状部材35の内部に配置されつつ貫通孔32内を上下に挿し通されるように配置されている。図1、図3の例では、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部(長手方向他端部62)が、上下方向においてミラー31の貫通孔32よりも下位置に配置されている。即ち、筒状部材35及びロッドレンズ60のいずれもが、反射面31aから下側に突出するように配置されている。
また、図1、図3の例では、フォトダイオード20がミラー31の側方において、受光領域A1がミラー31の上端部よりも下位置であり、ミラー31の下端部よりも上位置となる配置で設けられ、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部(長手方向他端部62)がいずれも、上下方向においてフォトダイオード20の受光領域A1の下端部よりも下位置に配置されている。なお、図1、図3の例では、ロッドレンズ60の下端部の位置は、筒状部材35の下端部の位置よりも上位置となっており、ロッドレンズ60の下方部分が筒状部材35から飛び出ない構成となっている。
また、本構成では、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部のうち、より下方側に配置される端部が、上下方向において凹面鏡40の偏向面41aよりも上位置に配置されている。図1、図3の例では、筒状部材35の下端部がロッドレンズ60の下端部よりも下位置に配置されており、この筒状部材35の下端部が凹面鏡41の偏向面41aよりも上位置となっている。なお、ロッドレンズ60の下端部が筒状部材35の下端部よりも下位置となるように飛び出させて配置してもよく、この場合、ロッドレンズ60の下端部が凹面鏡41の偏向面41aよりも上位置となっていることが望ましい。
このように構成されるロッドレンズ60では、レンズ内部において透過しようとするレーザ光による内部での反射が繰り返され、図3、図5のように、出射側の外面(長手方向他端部62の外面)からは所定の形に整形された状態でレーザ光L1が出射されるようになっている。具体的には、図5(A)のように、XY平面におけるレーザ光L1の外縁の角度が所定角度θ1となり、図5(B)のように、YZ平面におけるレーザ光L1の角度が所定角度θ2となり、断面(光軸L1’と直交する断面)の外形が略矩形状(例えば、正方形状、長方形状)となるような形で、下端面(長手方向他端部62の外面)からレーザ光L1を照射している。なお、図5(A)は、レーザダイオード10、ロッドレンズ60及びレーザ光L1をZ軸方向から見た概略図(具体的には、中心軸42aを通るXY平面におけるこれらの外形を示す図)であり、図5(B)は、レーザダイオード10、ロッドレンズ60及びレーザ光L1をX軸方向から見た概略図(具体的には、中心軸42aを通るYZ平面におけるこれらの外形を示す図)となっている。また、図5(A)におけるレーザ光L1の外縁の角度θ1(即ち、位置P1からのレーザ光L1の縦方向の広がり角度)は0°であってもよく、予め定められた角度の鋭角であってもよい。また、図5(B)におけるレーザ光L1の外縁の角度θ2(即ち、位置P1からのレーザ光の水平方向の広がり角度)は、0°であってもよく、予め定められた角度の鋭角であってもよい。
次に、反射部30について説明する。図1〜図3に示すように、反射部30は、主としてミラー31と筒状部材35によって構成されており、凹面鏡41の回転中心としなる中心軸42aに対して傾斜した反射面31aを有し、反射面31aと交差する方向にレーザダイオード10から発射されたレーザ光が通過する通過孔36が形成されており、レーザ光が通過孔36に入り込む側とは反対側(即ち下方側)に反射面31aが配置された構成となっている。
ミラー31は、レーザ光L1の光軸に対し所定角度で傾斜してなる反射面31aが一方側(下方側)に設けられ、反射面31aと交差する方向に貫通孔32が形成されている。そして、レーザダイオード10からのレーザ光L1を遮らずに貫通孔32を介して通過させ、検出物体からの反射光L2(より詳しくは凹面鏡41にて反射された反射光)をフォトダイオード20に向けて反射させるように機能している。
筒状部材35は、中心軸42aの方向に延びる筒状に構成され、且つミラー31の貫通孔32に挿入される構成でミラー31に組み付けられ、筒内をレーザ光の通過領域とするように構成されている。この筒状部材35は、上下方向を円筒軸の方向とする円筒形状となっており、上端寄りの部分がミラー31に形成された貫通孔32と嵌合した構造となっている。筒状部材35の上端部には、フランジ状の張り出し部が張り出している。フランジ状の張り出し部は、上下方向(中心軸42aの方向)に対して傾斜しており、この張り出し部がミラー31の上面部に当接するように上端側がミラー31に支持されている。
筒状部材35の円筒部分(フランジ状の張り出し部から下側に突出する部であり、貫通孔32と嵌合する部分及びその嵌合部分よりも下側部分)は、筒内の内面の径が、ロッドレンズ60のX軸方向の幅及びZ軸方向の幅よりも大きくなっており、例えば図2のように隙間を空けてロッドレンズを収容しうる構成となっている。そして、筒状部材35の円筒部分の軸(円筒軸)の中心がロッドレンズ60から出射されるレーザ光L1の光軸及び中心軸42aと一致するように配置されている。また、筒状部材35は、遮光性の部材によって構成されており、筒状部材35の周壁を光が透過しないようになっている。即ち、外部からの光が筒状部材35の周壁を透過して筒内に入り込んだり、筒状部材35の内部からの光が周壁を透過して筒外に漏れ出るようなことが生じない構成となっている。なお、図2では、レーザレーダ装置1を平面視したときのフォトダイオード20の位置(即ち、XZ平面の方向における位置)を二点鎖線で概念的に示し、レーザレーダ装置1を平面視したときの筒状部材35及びロッドレンズの位置(XZ平面の方向におけるこれらの位置)を破線にて概念的に示している。
そして、反射部30を通過したレーザ光L1の光軸上(即ち、筒状部材35から出たレーザ光L1の光軸上)には、回動反射装置40が設けられている。回動反射装置40は、「回動偏向部」の一例に相当するものであり、中心軸42aを中心として回転可能に構成された凹面鏡41と、この凹面鏡41に連結された軸部42と、この軸部42を回転可能に支持する図示しない軸受と備えている。そして、凹面鏡41の凹状反射面(偏向面41a)により、ロッドレンズ60で整形・集光されたレーザ光L1を装置外の外部空間に向けて反射し、このレーザ光L1が外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を反射部30の反射面31aに向けて反射するように機能している。
また、凹面鏡41の回転中心となる中心軸42aの方向は、反射部30を通過して凹面鏡41に入射するレーザ光L1の光軸方向と略一致しており、レーザ光L1が凹面鏡41に入射する入射位置P1が中心軸42a上の位置とされている。また、本構成では、凹面鏡41の偏向面41aにおいて位置P1付近の部分が、垂直方向(偏向面41aに入射するレーザ光L1の方向)に対して45°の角度で傾斜しており、凹面鏡41の偏向面41aで反射したレーザ光L1が水平方向に照射されるようになっている。また、凹面鏡41は入射するレーザ光L1の方向と一致した方向の中心軸42aを中心として回転するため、凹面鏡41の回転位置に関係なくレーザ光L1の入射角度が常に45°で維持され、位置P1からのレーザ光L1の向きは絶えず水平方向(中心軸42aと直交する方向)となるように構成されている。なお、凹面鏡41から照射されるレーザ光L1の角度(水平方向に対する角度)はこの例に限られず、様々な角度に変更可能である。
凹面鏡41は、「偏向部材」の一例に相当するものであり、ミラー31を通過したレーザ光L1の光軸上に配置される凹状の偏向面41aを備えると共に、中心軸42a(所定の中心軸)を中心として回転可能とされている。そして、レーザダイオード10からのレーザ光L1をケース3の外部の空間に向けて偏向(反射)させ、且つケース3の外部の空間に存在する検出物体からの反射光L2をフォトダイオード20に向けて偏向(反射)させる構成をなしている。具体的には、例えば中心軸42a上に焦点位置が設定されるように構成されており、偏向面41aに水平に入射する光を上記焦点位置に向けて集光するように機能している。
また、本実施形態では、ミラー31が「誘導部」の一例に相当し、回動反射装置40の偏向面41aにて反射された入力光(レーザ光L1が外部空間の物体で反射したときの反射光が凹面鏡41に取り込まれて反射した光)を所定の入光経路(具体的には、ミラー31からミラー31の側方に配置されるフォトダイオード20に至る経路)に導くように機能する。
さらに、レーザレーダ装置1には、回動反射装置40を駆動するモータ50が設けられている。このモータ50は、「駆動部」の一例に相当するものであり、軸部42を回転させることで、軸部42と連結された凹面鏡41を回転駆動している。このモータ50は、例えば公知の直流モータ或いは公知の交流モータによって構成されており、制御回路90からの駆動指示があったときに、図示しないモータドライバによって駆動状態(例えば、回転タイミングや回転速度)が制御されるようになっており、このときに、予め定められた一定の回転速度で定常回転するようになっている。
このモータは、回転駆動軸が軸部42と一体的に構成されており、軸部42と凹面鏡41とを、中心軸42aを回転中心として定常回転させるように構成されている。凹面鏡41は、上述したように偏向面41aの中心部(位置P1付近の部分)と中心軸42aとのなす角度θが一定角度(例えば45°)となるように配置されており、モータ50の駆動力を受けたときにこの角度θを維持しつつ一定角度で回転するようになっている。
また、本実施形態では、図1に示すように、モータ50の軸部42の回転角度位置(即ち凹面鏡41の回転角度位置)を検出する回転角度センサ52が設けられている。回転角度センサ52は、ロータリーエンコーダなど、軸部42の回転角度位置を検出しうるものであれば様々な種類のものを使用できる。
また、レーザレーダ装置1では、レーザダイオード10、フォトダイオード20、ミラー31、レンズ60、回動反射装置40、モータ50等がケース3内に収容され、防塵や衝撃保護が図られている。このケース3は、主ケース部5と透過部材80とを備えており、全体として箱状に構成されている。主ケース部5は、上壁部5a及び下壁部5bが上下に対向して配置され、前壁部5c及び後壁部5dが前後に対向して配置され、側壁部5e、5fが左右に対向して配置されており、一部が導光可能に開放された箱状形態をなしている。
この主ケース部5には、凹面鏡41の周囲に、レーザ光L1及び反射光L2の通過を可能とする開口部4が形成されている。この開口部4は、主ケース部5において光の出入りを可能とするように開口した部分であり、主ケース部5の前壁部5cから両側壁部5e、5fに亘って溝状に形成されている。そしてこの開口部4を閉塞するように窓部としての透過部材80が設けられている。このように、ケース3には、凹面鏡41の周囲の少なくとも一部における当該凹面鏡41からのレーザ光の走査領域上(図2に示す照射方向LaからLbまでの回転範囲)に、透過部材80による窓部が配置されており、凹面鏡41で反射したレーザ光L1は、この窓部を通過して装置外に照射されるようになっている。
透過部材80は、例えば、透明の樹脂板、ガラス板などによって構成されており、図2に示すように凹面鏡41の周囲のほぼ半周程度に亘り、レーザ光を導出するための開口部4を閉塞する構成で配置されている。この透過部材80は、凹面鏡41からのレーザ光L1の走査経路上において周方向所定範囲に亘って配置されており、上記開口部4を閉塞すると共に凹面鏡41から投射されたレーザ光L1を透過させる構成をなしている。
このように構成されるレーザレーダ装置1では、凹面鏡41の回転角度が定まれば装置からのレーザ光L1の照射方向が特定される。従って、フォトダイオード20が走査エリア上の物体からの反射光を受光したときの凹面鏡41の回転角度を回転角度センサ52によって検出することで、その物体の方位を正確に検出できる。また、レーザダイオード10にてレーザ光L1(パルスレーザ光)が発生してからフォトダイオード20によって当該レーザ光L1に対応する反射光(当該レーザ光L1が物体で反射して生じる反射光)が検出されるまでの時間Tを検出すれば、この時間Tと光速とに基づいて、レーザ光L1の発生から反射光受光までの光経路(パルスレーザ光がレーザダイオード10からその物体まで到達し、その物体で反射した反射光がフォトダイオード20まで戻ってくるまでの光路長)の長さを算出することができ、レーザレーダ装置1の所定基準位置(例えばレーザダイオード10の位置)からレーザ光が到達した物までの距離Lも正確に求めることができる。
次に、フォトダイオード20、反射部30、ロッドレンズ60、透過部材80の配置関係について更に詳述する。
本構成では、上述したように、ロッドレンズ60は、筒状部材35の内部に配置され、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部がミラー31の貫通孔32よりも下位置に配置されている。そして、ミラー31の側方にフォトダイオード20が設けられ、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部が、上下方向においてフォトダイオード20の受光領域A1の下端部よりも下位置に配置されている。更に、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部のうち、より下方側に配置される端部が、上下方向において凹面鏡41の偏向面41aよりも上位置に配置されている。
そして、このような構成を前提とし、更に、外乱光を抑制しうる構成を採用している。
本構成では、ケース3の内部領域において、凹面鏡41から照射されるレーザ光L1が透過部材80に入射する位置(中心軸42aと直交し且つ位置P1を通る平面の位置)よりも上方側の領域にフォトダイオード20が配置されるようになっている。そして、このようなフォトダイオード20の前方側且つ下方側に、筒状部材35が配置されている。具体的には、中心軸42aとフォトダイオード20の受光領域A1の中心部P2とを含む仮想平面(中心軸42aを通りX軸方向及びY軸方向と平行な平面)において、中心軸42aを挟んだ一方側(後方側)にフォトダイオード20が配置されている。そして、図3のように、当該仮想平面において、中心軸42aを挟んだ他方側(前方側)で凹面鏡41からのレーザ光L1が透過部材80に入り込む位置P3と、フォトダイオード20の受光領域A1の中心部P2との間に、上述の筒状部材35が配置されており、例えば当該仮想平面付近でレーザ光L1が照射されたときの外乱光(凹面鏡41からのレーザ光L1の一部が透過部材80で反射して生じる外乱光)がフォトダイオード20の受光面20aに入り込むことを遮断するように構成されている。なお、図3の例では、ミラー31とフォトダイオード20の間に、所定波長を通すフィルタ74と集光レンズ72とが配置されており、上記仮想平面において、レーザ光L1が透過部材80に入り込む位置P3とこれらフィルタ74及び集光レンズ72との間に筒状部材35が介在した構成となっている。なお、本構成では、フォトダイオード20の受光領域A1において、上下方向(Y軸方向)の中心位置且つ左右方向(Z軸方向)の中心位置を中心部P2としている。
なお、透過部材80は、中心軸42aを中心とした周方向のいずれの位置においても、レーザ光L1が入射する部分は、レーザ光L1の入射面が中心軸42aに対して傾斜し且つ上方側を向くように配置されている。即ち、周方向のいずれにおいても、レーザ光L1の入射位置が斜め上向きに傾斜している。より具体的には、中心軸42a上の位置で切断した切断面は、透過部材80の周方向いずれの位置を通るように切断した場合でもその切断面における透過部材80の内面形状は図3のような一定形状となっている。そして、中心軸42aを通るいずれの向きの切断面でも、透過部材80の内面80aにおけるレーザ光L1が入射する位置(図3の場合はP3位置)の接線Lcは、上下方向(即ち、中心軸42aの方向)に対する傾きが一定角度θnとなっている。
また、本実施形態では、ミラー31と凹面鏡41とが所定の間隔をあけて配置されており、レーザ光L1が透過部材80の周方向いずれの位置に入射する場合でも、透過部材80からの外乱光の鏡面反射成分(正反射成分)がミラー31と凹面鏡41との間を通るように(具体的には、筒状部材35に当たるように)、透過部材80の形状(特に内面80aにおける傾斜角度)や配置、及び凹面鏡41及びミラー31の形状や配置が定められている。なお、図1、図3では、レーザ光L1の一部が透過部材80の内面80aで反射した反射光(外乱光)の内、鏡面反射成分(正反射成分)を符号L3にて概念的に示しており、レーザ光L1の光軸L1’での鏡面反射成分(正反射成分)を符号L3’で概念的に示している。
(本構成の主な効果)
本構成では、レーザダイオード10にて発生したレーザ光を長手方向一端部61から長手方向他端部62に透過させつつ集光するロッドレンズ60が設けられ、このロッドレンズ60によってレーザ光L1の照射範囲を整えた上で当該レーザ光L1を凹面鏡41で偏向してレーザ走査を行っている。このように、レーザ光の照射範囲を複数の方向(ロッドレンズ60での透過直後においてX軸方向及びZ軸方向)において精度高く調整可能なロッドレンズ60を設けているため、多数のレンズを組み合わせて複数方向の照射範囲調整を行う必要が無くなる。従って、製品出荷時やメンテナンス時などにおいて作業者に必須となっていた手間(複数のレンズの位置関係や姿勢を細かく微調整する作業負担)を大幅に削減することができる。更に、反射部30の通過孔36をロッドレンズ60の収容スペースとして利用することができるため、長手方向(図1等ではX軸方向)に嵩張りやすいロッドレンズ60を効率的に配置することができ、ロッドレンズ60の嵩張りによって装置全体が大型化することをより確実に抑えることができる。
また、反射部30は、一方面側に反射面31aが設けられ、且つ当該反射面31aと交差する方向に貫通孔32が形成されたミラー31と、中心軸42aの方向に延びる筒状に構成され、且つ貫通孔32に挿入される構成でミラー31に組み付けられ、筒内をレーザ光の通過領域とする筒状部材35とを備えている。そして、ロッドレンズ60は、貫通孔32及び筒状部材35の内部に配置され、中心軸42aの方向を上下方向とし、ロッドレンズ60からのレーザ光が凹面鏡41に向かう方向を下方向とした場合、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部が、上下方向においてミラー31の貫通孔32よりも下位置に配置されている。
本構成のように、レーザ光の投光経路の途中に反射部30を配置し、反射部30内に形成された貫通孔32内をレーザ光が通るように構成した場合、投光経路の横側を受光領域として有効利用しやすく装置全体の縦方向(レーザ光が貫通路内を通る方向)のサイズを低減し易いというメリットがあるが、反射面の貫通孔32付近が受光のための領域として利用できなくなる問題がある。そこで、本構成はこのように入力光を受光する上で影響の少ない領域(貫通孔32の下方領域)にロッドレンズ60や筒状部材35の下端部を配置しており、これにより、これら部品配置に起因する入力光の低減を抑えつつ、貫通孔32を通り抜けた後のレーザ光の一部がフォトダイオード20に入り込むことを確実に抑制するという効果を生じさせている。よって、このような投光過程のレーザ光の一部が検出部に受光されることに起因する誤検出等の不具合をより確実に防ぐことができる。
また、本構成では、ミラー31の側方(ミラー31の後方側)にフォトダイオード20が設けられ、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部の少なくともいずれかが、上下方向においてフォトダイオード20の受光領域A1の下端部よりも下位置に配置されている。この構成では、筒状部材35及びロッドレンズ60を通ったレーザ光の出口位置をフォトダイオード20の受光領域A1よりも下位置とすることができるため、通り抜けた後のレーザ光がより一層フォトダイオード20の受光領域A1に入り込みにくくなる。
また、本構成では、筒状部材35の下端部及びロッドレンズ60の下端部のうち、より下方側に配置される端部が、上下方向において凹面鏡41の偏向面41aよりも上位置に配置されている。この構成では、筒状部材35及びロッドレンズ60の両方が凹面鏡41よりも上位置になるため、外部空間の物体から凹面鏡41に入り込もうとする反射光(入力光)が筒状部材35やロッドレンズ60によって遮られにくくなる。従って、反射光(入力光)が筒状部材35やロッドレンズ60に遮られることに起因する受光量の低下を抑えることができる。
また、本構成のように凹面鏡41の周囲に透過部材80を配置してなるケース3を設けることで防塵性を高めつつレーザ走査を可能とすることができるが、この構成では、レーザ光の一部が透過部材80で反射しやすく、特に、図1〜図3のようにレーザ光がフォトダイオード20とは反対側に照射されたときには、透過部材80で跳ね返った一部の光(外乱光)がフォトダイオード20に入り込んでしまい、誤検出を招いてしまうことが懸念される。また、透過部材80は近位置であるためこの透過部材80からの反射光が受光されるとフォトダイオード20で受光が飽和してしまう虞があり、このように飽和が生じると、フォトダイオード20が正常状態(飽和していない状態)に復帰するまでに時間を要することになる。つまり、外乱光の受光タイミングに近いタイミングで外部物体からの反射光が受光されたとしても、その受光波形が外乱光の波形にかき消されてしまい、検出漏れを生じさせる虞がある。そこで、本構成では、仮想平面(中心軸42aとフォトダイオード20の受光領域A1の中心部P2とを通る仮想的な平面)において、レーザ光が透過部材80(透過部材)に入り込む位置と受光領域A1の中心部P2との間に筒状部材35を配置している。このように構成されているため、レーザ光L1がフォトダイオード20とは反対側(即ち前側)に照射されたときのその一部が透過部材80で反射しても、その光(外乱光)がフォトダイオード20に届く前に筒状部材35に遮られ、このような外乱光の受光に起因する誤検出や検出漏れ等の不具合をより確実に防ぐことができる。
また、ロッドレンズ60の長手方向一端部61をレーザダイオード10の発光側の外面に当てる構成としており、これにより、レーザダイオード10からロッドレンズ60までの距離を調整する作業を省略可能としている。つまりこの構成では、レーザダイオード10及びロッドレンズ60を部品段階で高精度に形成できれば、これらの相対関係としては、互いに適正な位置に当接させればよく、よって、レーザダイオード10とレンズの位置関係の調整を格段に簡略化されることとなる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図6に示すレーザレーダ装置200も、レーザ光源としてのレーザダイオード10と、検出物体からの反射光L2を受光する検出部としてのフォトダイオード20とを備え、外部空間に存在する物体までの距離や方位を検出する装置として構成されている。なお、図6では、部品としての機能が第1実施形態と同一のものについては第1実施形態と同一の符号を付している。
この構成でも、中心軸42aと平行な方向を上下方向(縦方向、高さ方向)としており、フォトダイオード20が配される側を上方側、凹面鏡41が配される側を下方側としている。また、レーザダイオード10からのレーザ光の照射方向(ロッドレンズ60からのレーザ光の照射方向)と平行な方向を前後方向とし、レーザダイオード10からレーザ光が照射される側を前側、それとは反対側を後側としている。更に、上記上下方向及び前後方向と直交する方向を左右方向(横方向)としている。なお、以下の説明では、前後方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、左右方向をZ軸方向として説明する。
レーザダイオード10は、部品としては第1実施形態と同様の構成であり、図示しない駆動回路からパルス電流を受け、このパルス電流に応じたパルスレーザ光(レーザ光L1)を間欠的に出射している。なお、図6では、レーザダイオード10から凹面鏡41に至るまでのレーザ光及び凹面鏡41からのレーザ光を符号L1で概念的に示している。また、外部空間の物体から後述するフォトダイオード20に入り込む反射光を符号L2にて概念的に示している。
フォトダイオード20も部品としては第1実施形態と同様の構成であり、レーザダイオード10からレーザ光L1が発生し、そのレーザ光L1が外部空間の物体にて反射したとき、その反射光L2を受光して電気信号に変換している。なお、外部空間(装置外の空間)の物体からの反射光については所定領域のものが凹面鏡41に取り込まれる構成となっており、例えば図6では、符号L2で示す2つのライン(二点鎖線)間の領域の反射光が取り込まれる例を示している。
レーザダイオード10から出射されるレーザ光L1の光軸上には第1実施形態と同様のロッドレンズ60が設けられている。図6でのレーザダイオード10及びロッドレンズは、図1の配置から位置を変えて横向きとした点のみが異なり、それ以外の構造は第1実施形態と同一である。この構成でも、ロッドレンズ60は、長手状に構成され、レーザダイオード10にて発生したレーザ光を自身の長手方向一端部61から長手方向他端部62に透過させつつ集光する構成をなし、且つ長手方向一端部61がレーザダイオード10における発光側の外面10aに当てられた構成となっている。図6の構成では、ロッドレンズ60が上下方向と直交する向きに配置され、ロッドレンズ60から照射されるレーザ光L1の光軸が中心軸42aと直交するようになっている。つまり、ロッドレンズ60からは、前後方向を光軸とするようなレーザ光L1が照射されるようになっている。
このロッドレンズ60を通過したレーザ光L1の光路付近には、ミラー230が設けられている。このミラー230は、ロッドレンズ60を通過したレーザ光の経路(前後方向に沿った経路)の途中に配置され、その前後方向のレーザ光L1を中心軸42aに沿った方向に反射している。ミラー230の反射面230aは、入射するレーザ光L1(前後方向のレーザ光)とのなす角度が45°となるように構成されており、そのレーザ光L1の入射位置が中心軸42a上の位置となるように構成されている。そして、ミラー230の反射面230aは中心軸42aとのなす角度も45°となっており、ロッドレンズ60からのレーザ光L1を反射して中心軸42aに沿って導いている。
また、ミラー230で反射されたレーザ光L1の光軸上には、第1実施形態と同一の回動反射装置40が設けられている。この構成でも、回動反射装置40は、「回動偏向部」の一例に相当し、中心軸42aを中心として回動可能な凹面鏡41を備え、凹面鏡41の偏向面41aにより、ロッドレンズ60で集光されたレーザ光L1を装置外の外部空間に向けて反射し且つレーザ光L1が外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を受けて入力光として反射するように機能する。また、凹面鏡41を回転駆動するモータ50(第1実施形態と同様の構成であり、駆動部に相当)と、第1実施形態と同様の回転角度センサ52も備えている。
凹面鏡41は、ミラー230を通過したレーザ光L1の光軸上に配置される偏向面(反射面)41aを備えると共に、中心軸42a(所定の中心軸)を中心として回転可能とされており、この偏向面41aによりレーザダイオード10からのレーザ光L1をケース3外の空間に向けて偏向(反射)させ、且つケース3外の空間に存在する検出物体からの反射光L2を上方側のフォトダイオード20に向けて偏向(反射)させる構成をなしている。凹面鏡41の上方位置において凹面鏡41とフォトダイオード20の間には集光レンズ270が設けられており、凹面鏡41で集光された入力光を更に集光してフォトダイオード20に導いている。なお、集光レンズ270は、「誘導部」の一例に相当し、回動反射装置40の偏向面41aにて反射された入力光を所定の入光経路に導くように機能しており、このような誘導部によって導かれた光がフォトダイオード20(検出部)によって検出されるようになっている。
本構成でも第1実施形態と同様、調整作業の簡略化を図ることができる。また、本構成でも、ロッドレンズ60の長手方向一端部61をレーザダイオード10の発光側の外面10aに当てる構成としており、これにより、レーザダイオード10からロッドレンズ60までの距離を調整する作業を省略可能としている。つまりこの構成でも、レーザダイオード10及びロッドレンズ60を部品段階で高精度に形成できれば、これらの相対関係としては、互いに適正な位置に当接させればよく、よって、レーザダイオード10とレンズの位置関係の調整を格段に簡略化されることとなる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、四角錐状のロッドレンズを例示したが、この構成に限られない。例えば、図7のような円錐状のロッドレンズ360であってもよい。このロッドレンズ360は、平坦な外面を有する長手方向一端部361とやや凸状に湾曲する外面を有する長手方向他端部362とを備え、光軸と直交する断面の外形が円形となるようにレーザ光L1を集光・整形して出射するようになっている。なお、図4、図7の例に限られず、他の多角錐状であってもよく、円柱状、角柱状などであってもよい。
第1実施形態では、ロッドレンズ60の下端部及び筒状部材35の下端部がいずれも受光領域A1よりも下位置に配置されていたが、筒状部材35の下端部のみ、又はロッドレンズ60の下端部のみがミラー31の貫通孔32よりも下位置に配置されていてもよい。また、ロッドレンズ60の下端部が筒状部材35の下端部よりも下位置になるように筒状部材35から下方に突出していてもよい。
上記実施形態では、筒状部材の外面構成について特に言及はしていないが、筒状部材の表面形状は、反射率が低い構成が望ましく、例えば、黒色等の暗色の反射面としてもよく、シボ加工やその他の凹凸加工等によって凹凸が形成された凹凸面等としてもよい。
第1実施形態では、レーザダイオード10の照射側の外面10aとロッドレンズ60の端面とを接触させた構成を例示したが、これらを離して配置してもよい。
上記実施形態では、筒状部材35がミラー31の貫通孔32の内部に配置された構成を例示したが、筒状部材35が貫通孔32の内部に配置されずに、貫通孔32の上方又は下方に連通するように配置されていてもよい。
1…レーザレーダ装置
3…ケース
10…レーザダイオード(レーザ光源)
20…フォトダイオード(検出部)
30…反射部
31ミラー
31…反射面
32…貫通孔
35…筒状部材
36…通過孔
40…回動反射装置(回動偏向部)
41…凹面鏡(偏向部材)
41a…偏向面
42a…中心軸
50…モータ(駆動部)
60…ロッドレンズ
61…長手方向一端部
62…長手方向他端部
80…透過部材(窓部)
A1…受光領域
P2…中心部

Claims (7)

  1. レーザ光を発生させるレーザ光源と、
    所定の中心軸に対して傾斜した反射面を有し、前記反射面と交差する方向に前記レーザ光源から発射された前記レーザ光が通過する通過孔が形成され、且つ前記レーザ光が前記通過孔に入り込む側とは反対側に前記反射面が配置されてなる反射部と、
    前記反射面の方向と交差する所定方向に延びる長手状に構成され、前記レーザ光源にて発生した前記レーザ光を自身の長手方向一端部から長手方向他端部に透過させつつ集光する構成をなし、且つ少なくとも一部が前記通過孔の内部に配置されるロッドレンズと、
    前記中心軸を中心として回動可能な偏向部材を備え、前記偏向部材の偏向面により、前記ロッドレンズで集光された前記レーザ光を装置外の外部空間に向けて反射し且つ前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を前記反射部の前記反射面に向けて反射する回動偏向部と、
    前記回動偏向部の前記偏向部材を駆動する駆動部と、
    前記検出物体からの前記反射光が前記偏向部材の前記偏向面及び前記反射部の前記反射面で導かれた光を入力光として検出する検出部と、
    を備えたことを特徴とするレーザレーダ装置。
  2. 前記反射部は、
    一方面側に前記反射面が設けられ、且つ当該反射面と交差する方向に貫通孔が形成されたミラーと、
    前記中心軸の方向に延びる筒状に構成され、且つ前記ミラーの前記貫通孔と連通する構成又は前記貫通孔に挿入される構成で前記ミラーに組み付けられ、筒内を前記レーザ光の通過領域とする筒状部材と、
    を備え、
    前記ロッドレンズは、前記貫通孔及び前記筒状部材の少なくともいずれかの内部に配置され、
    前記中心軸の方向を上下方向とし、前記ロッドレンズからの前記レーザ光が前記偏向部材に向かう方向を下方向とした場合、前記筒状部材の下端部及び前記ロッドレンズの下端部の少なくともいずれかが、前記上下方向において前記ミラーの前記貫通孔よりも下位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザレーダ装置。
  3. 前記ミラーの側方に前記検出部が設けられ、
    前記筒状部材の下端部及び前記ロッドレンズの下端部の少なくともいずれかが、前記上下方向において前記検出部の受光領域の下端部よりも下位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレーザレーダ装置。
  4. 前記筒状部材の下端部及び前記ロッドレンズの下端部のうち、より下方側に配置される端部が、前記上下方向において前記偏向部材の前記偏向面よりも上位置に配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレーザレーダ装置。
  5. 少なくとも前記回動偏向部及び前記検出部が収容されるケースを備え、
    前記ケースには、前記偏向部材の周囲の少なくとも一部における当該偏向部材からの前記レーザ光の走査領域上に、当該偏向部材からの前記レーザ光が透過する透過部材による窓部が配置されており、
    前記中心軸と前記検出部の受光領域の中心部とを含む仮想平面において、前記中心軸を挟んだ一方側に前記検出部が配置されており、当該仮想平面における前記中心軸を挟んだ他方側で前記偏向部材からの前記レーザ光が前記透過部材に入り込む位置と、前記検出部の受光領域の中心部との間に、前記筒状部材が配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のレーザレーダ装置。
  6. 前記ロッドレンズの前記長手方向一端部が、前記レーザ光源における発光側の外面に当てられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のレーザレーダ装置。
  7. レーザ光を発生させるレーザ光源と、
    長手状に構成され、前記レーザ光源にて発生した前記レーザ光を自身の長手方向一端部から長手方向他端部に透過させつつ集光する構成をなし、且つ前記長手方向一端部が前記レーザ光源における発光側の外面に当てられてなるロッドレンズと、
    所定の中心軸を中心として回動可能な偏向部材を備え、前記偏向部材の偏向面により、前記ロッドレンズで集光された前記レーザ光を装置外の外部空間に向けて反射し且つ前記レーザ光が前記外部空間に存在する物体で反射して生じる反射光を受けて入力光として反射する回動偏向部と、
    前記回動偏向部の前記偏向部材を駆動する駆動部と、
    前記回動偏向部の前記偏向面にて反射された前記入力光を所定の入光経路に導く誘導部と、
    前記誘導部で導かれた前記入力光を検出する検出部と、
    を備えたことを特徴とするレーザレーダ装置。
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