JP2004028598A - 同軸光学系検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】同軸光学系検出器の検出能力を高める。
【解決手段】光素子10の前方に、順に、レンズ11、ミラー12の開口13を貫通して投光軸線に沿って前後に延びる投光ガイド18、この投光ガイド18の先端に当接して又はこれに隣接して配置された保護カバー14が配置され、投光素子10から出射された光はレンズ11を通って平行ビームとなり、この平行ビームは投光ガイド18の中を通過して検出体Wに向かう。そして、検出体Wからの反射光は、保護カバー14を通り、投光軸線に対して傾斜して配置されたミラー12で反射され、この反射光は受光側集光光学系又はレンズ16を通って受光素子15に入光される。
【選択図】   図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は同軸光学系検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から光電センサや光学スキャナーなどの光学式検出器が知られている。従来の光学式検出器の代表例を図1〜図5に示す。図示の検出器は同軸光学系検出器であり、参照符号1は投光素子であり、2は受光素子である。
【0003】
図1の概略図は従来の典型的な同軸光学系検出器3の全体構造を示し、図2は、図1に図示の検出器1に含まれる光学系を抽出した概略図である。図1の検出器3は、投光素子1の前方に、順に、第1の集光光学系又はレンズ4、ハーフミラー5、保護カバー6が設けられており、投光素子1から出射された光は、順に、レンズ4、ハーフミラー5、保護カバー6を通過して検出体Wに当たり、検出体Wで反射された光は、同じ光軸を通って、保護カバー6を通過した後にハーフミラー5で反射され、このハーフミラー5で反射された光は、第2の受光側の集光レンズ7を通って受光素子2に入光される。
【0004】
図3の従来例では、保護カバー6の代わりにレンズ8が設けられ、投光素子1から出射された光は、ハーフミラー5、レンズ8を通過して検出体Wに当たり、検出体Wで反射された光は、同じ光軸を通って、レンズ8を通過した後にハーフミラー5で反射され、このハーフミラー5で反射された光が受光素子2に入光される。この図3及び図2に図示の検出器は、回帰反射形式の検出に好適に適用される。
【0005】
図4の従来例では、ハーフミラー5の代わりに、受光素子2の光軸上に配置された小さなミラー9が設けられ、投光素子1から出射された光は、この小さなミラー9で反射されて、反射光が検出体Wに向けられ、検出体Wで反射された光は、保護カバー6を通過した後にレンズ7を通って受光素子2に入光される。
【0006】
図5の従来例では、投光素子1と受光素子2が隣接して配置され、投光素子1から出射された光は、レンズ8を通過して検出体Wに当たり、検出体Wで反射された光は、レンズ8を通って受光素子2に入光される。この図5及び図4に図示の検出器は、反射形式の検出に好適に適用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の同軸光学系検出器のうち、図2や図4に図示の検出器のように保護カバー6を具備した検出器にあっては、図6、図7から理解できるように、投光素子1からの光の一部が保護カバー6で反射してしまい、検出体Wに向かうべき光の量(有効投光量)が減じられてしまうという欠点がある。
【0008】
また、保護カバー6で反射した光が、検出体Wからの反射光と一緒になって受光素子2に入光するため、受光素子2が受け取る光量の中に保護カバー6で反射した光が混入してしまい、検出体Wからの微小な反射光を受光するときに、保護カバー6の反射光の割合が相対的に大きくなってしまい、このため、検出体Wからの微小な反射光を検出するのが困難になるという欠点がある。
【0009】
また、図3や図5に図示の従来の検出器のようにレンズ8を通じて投受光する形式のものにあっては、投光素子1からの光の一部がレンズ8で反射してしまい、図2などの検出器で説明した保護カバー6の場合と同様の欠点がある。
【0010】
また、図2や図3の検出器のようにハーフミラー5を具備する形式のものでは、投光素子1から出射された光の一部がハーフミラー5を通過することで、有効投光量が減少してしまい、また、検出対Wからの反射光もその一部がハーフミラー5を通過するため、受光素子2に向かうべき反射光の光量が減少してしまうという欠点がある。
【0011】
本発明の目的は、検出能力を高めることのできる同軸光学系検出器を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、受光素子に入光される光の中に、投光素子から出射された光が混在してしまうのを抑制することのできる同軸光学系検出器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、
投光素子から出射された光を検出体に当てて、この検出体で反射された光を受光素子に入光させる同軸光学系検出器であって、
前記投光素子の光軸を横断するようにして配置され、前記検出体からの反射光の進路を前記受光素子に向かうように偏向させるためのミラーを有し、
該ミラーに、前記投光素子から出射される光を通過させるための開口が形成されていることを特徴とする同軸光学系検出器が提供される。
【0014】
この第1の観点による本発明の同軸光学系検出器によれば、投光素子から出射された光が従来とは異なりハーフミラーを通過することなく検出体に向かうため、従来ではハーフミラーにより減少していた有効投光量を増大することができ、この点から、検出器の検出能力を高めることができる。
【0015】
本発明の第2の観点によれば、
投光素子から出射された光を検出体に当て、この検出体で反射された光を受光素子に入光させる同軸光学系検出器であって、
前記投光素子の光軸を横断して配置され、前記検出体で反射された光の進路を前記受光素子に向かうように偏向するためのミラーと、
前記ミラーに、前記投光素子から出射される光の光軸に一致する位置に形成された開口と、
該ミラーの開口に一致させて配置され、前記投光素子から出射される光の光軸に沿って延びる投光ガイドとを有し、
前記投光素子から出射された光が前記投光ガイドを通過して前記検出体に向うことを特徴とする同軸光学系検出器が提供される。
【0016】
この第2の観点による本発明の同軸光学系検出器によれば、投光素子から出射された光が従来とは異なりハーフミラーを通過することなく投光ガイドを通過して検出体に向かうため、従来ではハーフミラーにより減少していた有効投光量を増大することができ、この点から、検出器の検出能力を高めることができる。
【0017】
すなわち、投光素子から出射された光が、ハーフミラーを通過する代わりに、ミラーの開口に一致させて配置された投光ガイドを通って検出体に向かうため、従来のようにハーフミラーによって検出能力が低下する悪影響を受けることがない。上記の投光ガイドとしては、中空筒体であってもよく、中実柱体であってもよい。
【0018】
本発明の同軸光学系検出器にあっては、投光ガイドは、ミラーの前方に延びる形状を有するのが好ましい。これによれば、投光素子から出射された光の漏洩が投光ガイドによって防止されるため、投光素子から出射された光の一部が、検出体からの反射光に混入してしまうのを防止することができる。
【0019】
また、本発明の同軸光学系検出器にあっては、典型的には、投光ガイドの前方に光透過性の保護カバーが設けられるが、投光ガイドを保護カバーまで延長させて、この投光ガイドの先端を保護カバーに当接させるか近接させるのが好ましい。
【0020】
これによれば、投光素子から出射された光の一部が保護カバーで反射したとしても、投光ガイドによって外部に漏れる光の量が低減され、したがって、保護カバーにより反射された光の一部が、受光素子に入光される光の中に混入してしまうのを抑えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図8〜図13は第1〜第5の本発明の好ましい実施の形態を例示的に図示したものであるが、これら図面に図示の実施の形態に含まれる同一要素には同一の参照符号を付してある。
【0022】
本発明の第1の実施の形態では、図8に示すように、投光素子10の前方に、順に、集光光学系又はレンズ11、投光素子10の光軸を横断して配置されたミラー12を有し、このミラー12は、投光素子10の光軸に一致して形成された開口13を有する。
【0023】
投光素子10から出射された光はレンズ11を通って平行ビームとなり、この平行ビームは、ミラー12の開口13を通過し、次いで、ミラー12の前方に配置された保護カバー14を通って検出体Wに向かう。そして、検出体Wからの反射光は、保護カバー14を通り、次いで、ミラー12で反射され、これにより光の進路が受光素子15に向けて偏向される。ミラー12で反射した光は、受光側集光光学系又はレンズ16を通って受光素子15に入光する。
【0024】
この第1の実施の形態によれば、投光素子10から出射された光が従来とは異なりハーフミラー5(図2、図3)を通過することなく検出体Wに向かうため、従来ではハーフミラーにより減少していた有効投光量を増大することができる。
【0025】
本発明の第2の実施の形態では、図9に図示するように、投光素子10の前方に、順に、レンズ11、ミラー12の開口13を貫通して投光軸線に沿って前後に延びる投光ガイド18、この投光ガイド18の先端に当接して又はこれに隣接して配置された保護カバー14が配置され、投光素子10から出射された光はレンズ11を通って平行ビームとなり、この平行ビームは投光ガイド18の中を通過して検出体Wに向かう。そして、検出体Wからの反射光は、保護カバー14を通り、投光軸線に対して傾斜して配置されたミラー12で反射され、この反射光は受光側集光光学系又はレンズ16を通って受光素子15に入光される。
【0026】
投光ガイド18は、この第2の実施の形態では、両端を開放した好ましくは中空円筒体からなる。投光ガイド18は、ミラー12の略中心の開口を貫通し且つ投光光軸に沿って配置され、この投光ガイド18によって、投光素子10から出射された光はミラー12で邪魔されることなく、このミラー12を通過することができる。中空円筒体からなる投光ガイド18の内壁面及び/又は外壁面は、光を吸収することのできる塗料、例えば黒色塗料を塗布するのが好ましい。また、中空筒体かなる投光ガイド18の断面形状は任意であり、例えば断面6角形などの断面多角形であってもよい。
【0027】
投光ガイド18を通過した投光素子10からの光は保護カバー14を通過して検出体Wに当たり、検出体Wで反射された光は、上述したとおり、保護カバー14を通過してミラー12で反射され、この反射光がレンズ16を通って受光素子15に入光される。
【0028】
この第2の実施の形態にあっても、従来のようにハーフミラー5(図2、図3)が存在していないため、このハーフミラー5による投光量及び受光量の損失は無い。また、投光素子10からの光は、投光ガイド18によって外部に漏出することが無いため、投光素子から出射された光の一部が受光量に入り込んでしまう現象を防止することができる。更に、投光素子10からの光の一部が保護カバー14で反射されたとしても、この反射光は、中空筒体からなる投光ガイド18の壁によって実質的に遮光され、ミラー12に達する光の量が減じられるため、保護カバー14による反射光が受光量に及ぼす影響を大幅に減じることができる。
【0029】
中空筒体からなる投光ガイド18は、その前方に位置する保護カバー14とは別体に作ってもよいが、これら18と14とを一体に作ってもよい。例えば、投光ガイド18をプラスチックから作るときには、保護カバー14と一体成形するようにすればよい。
【0030】
同様に、投光ガイド18とミラー12とを一体に作るようにしてもよい。具体的には、ミラー12の本体を投光ガイド18と一緒にプラスチックで一体成形し、ミラー12の本体の表面にミラー層を形成するようにしてもよい。
【0031】
本発明の他の好ましい実施の形態つまり第3の実施の形態では、図10に示すように、中空筒体からなる投光ガイド18の先端開口を覆う投光用保護カバー19が設けられ、先に説明した保護カバー14には、中空筒体からなる投光ガイド18の先端部分を受け入れる円形開口が形成されている。
【0032】
この図10に図示の第3の実施の形態によれば、中空の投光素子10からの光の一部が投光保護カバー17で反射されたとしても、この反射光を効果的に投光ガイド18内に止めておくことができるため、この反射光が受光量に影響を及ぼすことを効果的に阻止することができる。
【0033】
第3の実施の形態にあっても、例えば中空の投光ガイド18をプラスチック成形するのであれば、投光用保護カバー19と投光ガイド18とを一体に成形するようにしてもよく、及び/又は、投光ガイド18と保護カバー14とを一体に成形するようにしてもよい。また、投光ガイド18と投光保護カバー17とを別々に作成し、この投光保護カバー17を中空筒体からなる投光ガイド18の先端の内部に後付するようにしてもよい。
【0034】
同様に、投光ガイド18とミラー12とを一体に作るようにしてもよい。具体的には、ミラー12の本体を投光ガイド18と一緒にプラスチックで一体成形し、ミラー12の本体の表面にミラー層を形成するようにしてもよい。
【0035】
本発明の第4の実施の形態では、図11に示すように、投光ガイド18として中空筒体の代わりに、中実透明柱体が採用されている。この中実透明柱体からなる投光ガイド18の先端面に当接して又はこれに隣接して保護カバー14が配置されている。中実透明柱体の断面形状は任意であり、断面円形つまり円柱体であるのが好ましいが、例えば、断面6角形などの断面多角形であってもよい。
【0036】
この図11に図示の第4の実施の形態によれば、中実透明柱体からなる投光ガイド18によって、先の第1、第3の実施の形態で採用した中空筒体の肉厚分だけ投光スポットを拡大することができる。換言すれば、同じ投光スポットを確保するのであれば、中空筒体の肉厚分だけ透明柱体からなる投光ガイド18の径を縮径できるため、受光面積を拡大することができるという利点がある。
【0037】
透明柱体からなる投光ガイド18は、その外周面に遮光物質を塗布する等により遮光してもよいが、中実透明柱体の外周面に遮光物質を設けなくても、図12から理解できるように、中実透明柱体からなる投光ガイド18を通過する光は、透明柱体に侵入するときに、この透明柱体の軸線に近づく方向に屈曲するため、これにより、組み付け時に投光素子10が多少傾いて配置されたとしても、これによる光軸のズレを吸収することができる。
【0038】
また、透明柱体からなる投光ガイド18を通過する光は、中実透明柱体の外周を取り巻く雰囲気との境界面に対する入射角度が小さいため全反射する。したがって、この透明柱体の特性により、透明柱体からなる投光ガイド18を通過する光は実質的に外部に漏れることはないし、これに加えて、遮光物質を塗布しないことにより、この遮光物質の膜厚分だけ透明柱体からなる投光ガイド18の径を縮径することができ、先に説明したような受光面積の拡大等の効果を増大することができる。
【0039】
また、この第4の実施の形態によれば、投光ガイド18の前方に保護カバーを配置する必要がないため、この保護カバーによる投光の反射が無く、したがって、検出体への有効投光量を増大させることのできる。
【0040】
本発明の更に他の好ましい実施の形態では、図13に示すように、中実透明柱体からなる投光ガイド18を保護カバー14を貫通して配置するようにしてもよい。すなわち、この第5の実施の形態にあっては、保護カバー14に透明柱体からなる投光ガイド18の径と実質的に同じ径の開口を設け、この開口の中に中実透明柱体からなる投光ガイド18の先端が挿入される。
【0041】
この図13の第5の実施の形態によれば、検出体Wに向けて進む投光が保護カバー14により影響を受けることがないため、有効投光量を増大することができ且つ投光の一部が受光量に影響を及ぼすこともない。また、この第5の実施の形態によれば、投光ガイド18の前方に、別体の保護カバーが存在しないため、保護カバーによる投光の反射が無く、したがって、検出体への有効投光量を増大させることのできる。
【0042】
第4、第5の実施の形態において、中実の投光ガイド18と保護カバー14とを一体に作るようにしてもよい。同様に、中実の投光ガイド18とミラー12とを一体に作るようにしてもよい。具体的には、ミラー12の本体を中実の投光ガイド18と一緒にプラスチックで一体成形し、ミラー12の本体の表面にミラー層を形成するようにしてもよい。
【0043】
【実施例】
添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を以下に詳しく説明する。
第1実施例(図14、図15)
 図14の投光ガイド部品100は、例えば図1に図示の同軸光学系検出器のハーフミラー5及び保護カバー6に代えて、検出器のケースに装着される。図15は、投光ガイド部品100の軸線に沿って切断した縦断面図である。
【0044】
第1実施例の投光ガイド部品100は、透明のプラスチック材料から作られており、投光側に傾斜面101を有し、また、この傾斜面101とは反対側に鉛直面102を有する。投光ガイド部品100は、また、傾斜面101の中心及び鉛直面102の中心を通る中心線に沿って延びる断面円形の貫通孔つまり透孔103を有する。
【0045】
投光ガイド部品100の傾斜面101は、これに例えばアルミニウム蒸着及び鏡面仕上げを行うことにより実質的にミラーを構成している。このミラー層を参照符号104で図示してある。
【0046】
投光ガイド部品100の透孔103は、投光側傾斜面101およびミラー層104に開口し、他方、鉛直面102側では、一体成形された鉛直壁105で閉塞され、この鉛直壁105によって実質的に保護カバーが構成されている。
【0047】
すなわち、この第1実施例の同軸光学系検出器は、投光素子の前方に配置される投光ガイド部品100を有し、投光ガイド部品100が、検出体W側に位置し且つ検出体Wからの反射光を受けて、この光を受光素子に向けて反射するミラー層104を有する傾斜面101を有する。そして、投光ガイド部品100には、投光素子から出射された光が傾斜面101を通過して検出体Wに向かうことのできる透孔103が形成されている。
【0048】
この投光ガイド部品100によれば、図15から理解できるように、図外の投光素子から出射された光はレンズによって平行ビームとなって投光ガイド部品100の透孔103内を通り、次いで保護カバー(鉛直壁105)を通過して、図外の検出体に向かう。検出体からの反射光は、投光ガイド部品100の鉛直面102から投光ガイド部品100の中に入り、傾斜したミラー層104で反射した光が、図外の受光素子に向けて進む。
【0049】
上述した投光ガイド部品100にあっては、鉛直壁105を一体に形成したが、この鉛直壁105を省いてもよい。透孔103の一端を閉塞する鉛直壁105を省いて、透孔103の両端を開放した投光ガイド部品を作ったときには、これを装着する検出器のケースに、例えば図9に図示した保護カバー14を設ければよい。また、透孔103の周囲に、例えば黒色の塗料を塗布するようにしてもよく、或いは、透孔103に例えば黒色の筒体を挿入するようにしてもよい。また、透孔103は断面円形に限定されず、断面六角形などの多角形断面の形状を有していてもよい。
【0050】
第2実施例(図16、図17)
 図16の投光ガイド部品200は、先の第1実施例の投光ガイド部品100と同様に、例えば図1に図示の同軸光学系検出器のハーフミラー5及び保護カバー6に代えて、検出器のケースに装着される。図17は、投光ガイド部品200の軸線に沿って切断した縦断面図である。
【0051】
第2実施例の投光ガイド部品200は、有色又は透明のプラスチック材料又は他の材料(例えば金属)から作ることができる。投光ガイド部品200は、投光素子からの光ビームを受け入れる断面円形であるのが好ましい入口ポート201を有する透孔202を有し、この透孔202は、投光素子からの光ビームの光軸に沿って延び、図外の検出体側の傾斜面203に開口している。この傾斜面203は、これに例えばアルミニウム蒸着及び鏡面仕上げを行うことにより実質的にミラーを構成している。このミラー層を参照符号204で図示してあり、上述した透孔202は、このミラー層204に開口している。
【0052】
すなわち、第2実施例の同軸光学系検出器にあっては、投光素子の前方に配置される投光ガイド部品を200有し、投光ガイド部品200が、検出体W側に位置し且つ検出体Wからの反射光を受けて、この光を受光素子に向けて反射するミラー層204を有する傾斜面203を有し、また、投光ガイド部品200には、投光素子から出射された光が傾斜面203を通過して検出体Wに向かうことのできる透孔202が形成されている。
【0053】
この第2実施例の投光ガイド部品200は、一般的には、先に説明した保護カバー14と一緒に用いられ、図17から理解できるように、図外の投光素子から出射された光はレンズによって平行ビームとなって投光ガイド部品200の入口ポート201を通じて透孔202内を通り、次いで保護カバー14を通過して、図外の検出体に向かう。検出体からの反射光は、保護カバー14を通過した後、投光ガイド部品200の傾斜面203(ミラー層204)で反射し、この反射光が、図外の受光素子に向けて進む。
【0054】
この第2実施例の投光ガイド部品200にあっては、透孔202の中に、これに適合した外形形状を有する非透明の筒体(図示せず)、たとえば、黒色のプラスチック製筒体或いは金属性の筒体を挿入するようにしてもよし、透孔202の壁面に、例えば、黒色の塗料を塗布してもよい。
【0055】
第3実施例(図18)
 この第3実施例の投光ガイド部品300は、上述した第2実施例の投光ガイド部品200(図17)の第1の変形例でもある。すなわち、図17と図18をと対比すると良く理解できるように、第3実施例の投光ガイド部品300は、第2実施例の投光ガイド200の透孔202に、中空円筒体301を挿入し、適当な接着剤で固着することにより作られている。すなわち、透孔202の中に挿入された中空円筒体301は、投光ガイド部品300の、投光素子の光軸に沿って延びる実質的な中空投光ガイドを構成するものであり、この中空円筒体301は、保護カバー14の近傍まで延びる長さ寸法を有する。中空筒体301の前端と保護カバー14との間の離間距離dを例示すれば、この実施例では、d=0.3mmである。
【0056】
実質的な投光ガイドを構成する中空円筒体301の材質は特に限定されるものではないが、この実施例では、内面及び外面を共に黒色に塗装したアルミニウムパイプから作られている。また、投光ガイド部品300の本体の材質についても特に限定されるものではないが、この実施例では、プラスチック材料から作られた黒色の成型品で構成されている。
【0057】
第4実施例(図19)
 この第4実施例の投光ガイド部品400は、上述した第2実施例の投光ガイド部品200(図17)の第2の変形例でもある。すなわち、図17と図19をと対比すると良く理解できるように、第4実施例の投光ガイド部品400は、第2実施例の投光ガイド200の透孔202に、中実円柱体401を挿入し、適当な接着剤で固着することにより作られている。すなわち、透孔202の中に挿入された中実円柱体401は、投光ガイド部品400の、投光素子の光軸に沿って延びる実質的な中空投光ガイドを構成するものであり、この中実円筒対401は、保護カバー14の近傍まで延びる長さ寸法を有する。ちなみに、中実円筒体401の前端と保護カバー14との間の離間距離dは、特に制限するものではないが、この実施例では、先の第3実施例と同様に、d=0.3mmである。
【0058】
実質的な中実投光ガイドを構成する円柱体401は、側面を黒色に塗装した透明プラスチック材料からなる成型品で構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のハーフミラーを備えた同軸光学系検出器の全体構造を概略的に図示した図である。
【図2】図1の検出器の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図3】ハーフミラーを用いた他の従来例の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図4】ミラーを用いた他の従来例の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図5】投光素子と受光素子とを隣接して配置した従来例の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図6】従来の保護カバーを備えた検出器における問題点を説明するための図である。
【図7】従来の保護カバーを備えた検出器における他の問題点を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図12】図11の実施の形態で採用した透明柱体からなる投光ガイドの作用を説明するための図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態の光学系の構成を概略的に図示した図である。
【図14】本発明の第1実施例に含まれる投光ガイド部品を投光素子側から見た斜視図である。
【図15】図14の投光ガイド部品の断面図である。
【図16】本発明の第2実施例に含まれる投光ガイド部品を投光素子側から見た斜視図である。
【図17】図16の投光ガイド部品の断面図である。
【図18】本発明の第3実施例に含まれる投光ガイド部品の断面図である。
【図19】本発明の第4実施例に含まれる投光ガイド部品の断面図である。
【符号の説明】
10   投光素子
12   投光ガイド
14   ミラー
16   受光素子
13   保護カバー
17   投光用保護カバー
100   投光ガイド部品
101   傾斜面
103   透孔
104   ミラー層
200   投光ガイド部品
202   透孔
203   傾斜面
204   ミラー層
W   検出体

Claims (12)

  1. 投光素子から出射された光を検出体に当てて、この検出体で反射された光を受光素子に入光させる同軸光学系検出器であって、
    前記投光素子の光軸を横断するようにして配置され、前記検出体からの反射光の進路を前記受光素子に向かうように偏向させるためのミラーを有し、
    該ミラーに、前記投光素子から出射される光を通過させるための開口が形成されていることを特徴とする同軸光学系検出器。
  2. 投光素子から出射された光を検出体に当て、この検出体で反射された光を受光素子に入光させる同軸光学系検出器であって、
    前記投光素子の光軸を横断して配置され、前記検出体で反射された光の進路を前記受光素子に向かうように偏向するためのミラーと、
    前記ミラーに、前記投光素子から出射される光の光軸に一致する位置に形成された開口と、
    該ミラーの開口に一致させて配置され、前記投光素子から出射される光の光軸に沿って延びる投光ガイドとを有し、
    前記投光素子から出射された光が前記投光ガイドを通過して前記検出体に向うことを特徴とする同軸光学系検出器。
  3. 前記投光ガイドが、少なくとも前記ミラーから前記検出体に向けて延び、
    また、
    前記投光ガイドの前方に設けられた保護カバーを更に有し、
    該保護カバーが前記投光ガイドの先端に当接又は近接している、請求項2に記載の同軸光学系検出器。
  4. 前記投光ガイドが中空筒体からなる、請求項2又は3に記載の同軸光学系検出器。
  5. 前記投光ガイドが中実透明柱体からなる、請求項2又は3に記載の同軸光学系検出器。
  6. 投光素子から出射された光を検出体に当て、この検出体で反射された光をミラーで反射させて、該ミラーで反射された光が受光素子に入光される同軸光学系検出器であって、
    前記投光素子の前方に配置される投光ガイド部品を有し、
    該投光ガイド部品が、前記投光素子側に位置する傾斜面を有する透明体からなり、
    該投光ガイド部品には、前記傾斜面の開口を通り且つ前記投光素子から出射された光が通過して前記検出体に向かうことのできる透孔が形成され、
    前記傾斜面には、前記検出体からの反射光を受けて、この光を前記受光素子に向けて反射するミラー層が形成されていることを特徴とする同軸光学系検出器。
  7. 前記透孔の前記検出体側の端に、光透過性の保護カバーが設けられている、請求項6に記載の同軸光学系検出器。
  8. 前記保護カバーが前記投光ガイド部品と一体に成形されている、請求項6に記載の同軸光学系検出器。
  9. 投光素子から出射された光を検出体に当て、この検出体で反射された光をミラーで反射させて、該ミラーで反射された光が受光素子に入光される同軸光学系検出器であって、
    前記投光素子の前方に配置される投光ガイド部品を有し、
    該投光ガイド部品が、前記検出体側に位置し且つ前記検出体からの反射光を受けて、この光を前記受光素子に向けて反射するミラー層を有する傾斜面を有し、
    該投光ガイド部品には、前記投光素子から出射された光が前記傾斜面を通過して前記検出体に向かうことのできる透孔が形成されていることを特徴とする同軸光学系検出器。
  10. 前記投光ガイド部品の前方に保護カバーが設けられている、請求項9に記載の同軸光学系検出器。
  11. 前記透孔の中に、前記保護カバーまで延びる中空筒体が挿入され、該中空筒体の前端が前記保護カバーに当接又は近接している、請求項10に記載の同軸光学系検出器。
  12. 前記透孔の中に、前記保護カバーまで延びる中実柱体が挿入され、該中実柱体の前端が前記保護カバーに当接又は近接している、請求項10に記載の同軸光学系検出器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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