JP2014188793A - 回転機構の基準位置検出装置、プラテンギャップ調整機構及びプリンター - Google Patents

回転機構の基準位置検出装置、プラテンギャップ調整機構及びプリンター Download PDF

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Abstract

【課題】小型でコンパクトに構成された回転機構の基準位置検出装置を提供する。
【解決手段】回転機構の基準位置検出装置170は、第1回転位置から第2回転位置、基準位置を経て第3回転位置に至る1回転内の角度範囲を回転可能な回転部材130と、第1位置から検出位置を経由して第2位置に至る範囲を移動可能な検出フラグ板151と、検出位置を通過する検出フラグを検出する検出器162と、フラグ移動機構を備えている。フラグ移動機構は、第2回転位置から第3回転位置まで回転する回転部材130に係合させて検出フラグ板151を第1位置から第2位置まで移動させ、第3回転位置から第2回転位置まで回転する回転部材130に追従させて検出フラグ板151を第2位置から前記第1位置まで移動させる。回転部材130が基準位置を通過する時点の検出フラグ板151の移動位置が検出位置とされている。
【選択図】図15

Description

本発明は、回転部材における1回転内の回転基準位置を検出する回転機構の基準位置検出装置に関する。本発明の回転機構の基準位置検出装置は、プリンターにおける印刷ヘッドとプラテンとの間のギャップを調整するプラテンギャップ調整機構に用いることができる。
プリンター、例えばインクジェットプリンターは、インクジェットヘッドのノズル面とプラテンとの間のギャップ(あるいはノズル面とプラテン上を搬送される印刷媒体の印刷面との間のギャップ)を調整するプラテンギャップ調整機構が備わっている。
特許文献1、2には、このようなプラテンギャップ調整機構を備えたプリンターが開示されている。これらの特許文献1、2に開示のプリンターは、2本のキャリッジガイド軸によって、記録ヘッドが搭載されたキャリッジが支持されている。2本のキャリッジガイド軸は昇降フレームに取り付けられ、昇降フレームはプリンター本体のサイドフレームに、昇降可能に取り付けられている。
また、プリンター本体に取り付けた昇降用モーターの回転が、歯車式の回転機構を介して一方のキャリッジガイド軸に伝達される。キャリッジガイド軸に伝達された回転は、複数枚の平歯車からなる歯車列を介して、他方のキャリッジガイド軸に伝達される。各キャリッジガイド軸の軸端部には、キャリッジガイド軸の回転を当該キャリッジガイド軸の昇降運動に変化させるカム機構が配置されている。各キャリッジガイド軸が同期回転すると、カム機構によって、各キャリッジガイド軸は同期して昇降し、キャリッジに搭載されている記録ヘッドと固定側のプラテンのギャップが増減する。
プラテンギャップの調整は、プラテンギャップ調整機構に組み込まれている回転機構の回転位置に基づき制御される。初期設定動作において、回転機構の回転部材における1回転内における基準位置(原点位置)を検出し、基準位置に基づき回転部材の回転量および回転方向を制御して、プラテンギャップを増減している。
回転機構の基準位置検出装置としては、特許文献3に開示のものが知られている。この特許文献に開示の装置では、回転部材の外周から外方に突出する状態に検出フラグが配置され、回転部材の外周側の部位には透過型フォトセンサーが固定配置される。透過型フォトセンサーによって、回転部材と一体となって回転する検出フラグのエッジが検出され、検出時点における回転部材の回転位置が当該回転部材の基準位置に設定される。
特開2005−280206号公報 特開2005−280209号公報 特開平08−189596号公報
従来における回転機構の基準位置検出装置では、検出フラグが、回転部材と一体となって1回転する。したがって、回転部材の外周側には、その全周に亘って、回転する検出フラグのための移動スペースを確保する必要がある。このため、回転部材の外周に配置される部品は、検出フラグの移動スペースの外側に配置する必要がある。したがって、基準位置検出装置の所要外径寸法が大きくなり、装置の小型化、コンパクト化には不利である。
ここで、プリンターのプラテンギャップ調整機構は、一般に、用紙搬送路の幅方向の側方の位置に配置される。用紙搬送路の側方の部位には、用紙搬送ローラー等に回転を伝達する伝達機構等の構成部品が組み付けられる。よって、プラテンギャップ調整機構を組み付けるための十分なスペースを確保できないことがある。したがって、プラテンギャップ調整機構に組み込まれる回転機構の基準位置検出装置を小型、コンパクト化することは極めて有用である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、小型でコンパクトに構成された回転機構の基準位置検出装置、特に、回転部材の周囲に検出フラグの移動スペースが少なくて済む回転機構の基準位置検出装置を提案することにある。
また、本発明の課題は、かかる回転機構の基準位置検出装置を備えたプラテンギャップ調整機構およびプリンターを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の回転機構の基準位置検出装置は、第1回転位置から、第2回転位置および基準位置を経由して、第3回転位置に至る1回転内の角度範囲を回転可能な回転部材と、第1位置から検出位置を経由して第2位置に至る範囲を移動可能な検出フラグと、前記検出位置を通過する前記検出フラグを検出する検出器と、前記第2回転位置から前記第3回転位置まで回転する前記回転部材に係合させて前記検出フラグを前記第1位置から前記第2位置まで移動させ、前記第3回転位置から前記第2回転位置まで回転する前記回転部材に追従させて前記検出フラグを前記第2位置から前記第1位置まで移動させるフラグ移動機構と、を有しており、前記回転部材が前記基準位置を通過する時点における前記検出フラグの移動位置が前記検出位置であることを特徴とする。
検出フラグは、第2回転位置から第3回転位置までの間を回転する回転部材によって、第1位置から第2位置までの間を移動する。回転部材の基準位置は第2回転位置から第3回転位置の間に位置しているので、基準位置に対応する移動位置にある検出フラグを検出器によって検出することで、回転部材の基準位置を知ることができる。第2回転位置から第3回転位置までの角度範囲は、基準位置を含む狭い角度範囲でよいので、当該角度範囲を回転する回転部材によって移動する検出フラグの移動量も少なくて済む。よって、検出フラグの移動のために必要なスペースが少なくて済むので、基準位置検出装置の小型、コンパクト化を達成できる。
本発明において、前記検出フラグは、前記回転部材と同一の回転中心線を中心として、前記第1位置から前記第2位置までの間を回転可能である。検出フラグを回転部材と同軸に配置し、その移動方向を回転方向とした場合には、検出フラグの移動範囲である回転角度範囲は、極めて狭い角度範囲でよい。したがって、検出フラグが回転部材と一体となってほぼ1回転する構成の基準位置検出装置に比べて、検出フラグの移動のためのスペースが少なくて済む。また、回転部材および検出フラグの外周側のスペースを別の部材、部品の配置スペースとして利用できる。よって、小型でコンパクトな回転機構の基準位置検出装置を実現できる。
本発明において、前記フラグ移動機構は、前記検出フラグの前記第1位置を規定している移動規制部材と、前記検出フラグを前記第2位置の側から前記第1位置に向けて付勢している付勢部材と、前記回転部材に形成した回転側係合部と、前記検出フラグに形成されたフラグ側係合部と、を備えた構成とされる。この場合、前記回転側係合部は、前記回転部材が前記第1回転位置から前記第3回転位置に向かう方向に回転すると前記フラグ側係合部に係合可能であり、前記回転部材が前記第3回転位置から前記第2回転位置に回転するまで、前記付勢部材の付勢力によって、前記フラグ側係合部と前記回転側係合部の係合状態が維持される。
回転部材が第1回転位置から基準位置までの間の回転位置にある状態では、検出フラグは、第1位置から検出位置までの間に位置するので、検出器によって検出フラグが検出されていない状態にある。この状態において、回転部材が第1位置から第2位置までの間に位置している場合には、回転部材は検出フラグに係合しておらず、検出フラグは付勢部材の付勢力によって規定部材によって規定される第1位置に保持される。回転部材が第2位置から基準位置までの間に位置している場合には、回転部材が検出フラグに係合し、検出フラグは付勢力に逆らって第1位置から検出位置までの間の位置まで移動している。
この場合、回転部材を第3回転位置に向けて回転すると、検出フラグが第1位置から第2位置に向かう方向に移動し、検出位置を通過する。検出フラグが検出位置を通ると、当該検出フラグが検出器によって検出され、検出器出力が検出フラグを検出していない状態から検出している状態に切り変わる。例えば、検出フラグのエッジが検出位置を通過した時点で状態が切り替わる。この時点が、回転部材の基準位置であると検出される。
一方、回転部材が第3位置あるいは第3位置と基準位置の間にある状態では、検出フラグは第2位置と検出位置の間の位置にある。よって、検出器は検出フラグを検出していない状態にある。回転部材を第1回転位置に向けて回転すると、検出フラグは付勢部材の付勢力によって回転部材に追従して第1位置に向けて移動する。検出フラグが検出位置を通過すると、検出器が検出フラグを検出していない状態から検出している状態に切り替わる。この時点が、回転部材の基準位置であると検出される。検出フラグは第1位置に至ると移動規規制部材によって第1位置に留まり、回転部材との係合が解除される。
いずれの場合においても、回転部材の1回転内の基準位置を設定する際に、検出フラグは、最大でも、第1位置から第2位置までの間を移動するのみである。よって、検出フラグを回転部材と共に最大で第1回転位置から第3回転位置まで移動させることで当該回転部材の1回転内の基準位置を検出する場合に比べて、検出フラグの移動範囲が狭い範囲で済む。
本発明において、前記検出フラグは、円盤状あるいは円環状の本体部と、前記本体部の外周面から半径方向の外方に突出する当接用突起と、前記本体部の前記外周面における前記当接用突起とは円周方向に離れた部位から半径方向の外方に突出する検出用突起と、を備えた構成とされる。この場合、前記移動規制部材は、前記検出フラグの回転に伴う前記当接用突起の移動軌跡上に位置し、前記検出器は前記検出用突起の通過を検出する。
この構成の回転機構の基準位置検出装置において、前記検出器の出力に基づき前記回転部材の1回転内の基準位置を検出し、当該基準位置に基づき前記回転部材の回転を制御する制御部は、次のようにして回転部材の基準位置を設定することができる。
すなわち、前記制御部は、前記検出器によって前記検出フラグが検出されているか否か判別し、前記検出器によって前記検出フラグが検出されている場合には、前記回転部材を前記第3回転位置に向かう方向に回転させ、前記検出器が前記検出フラグを検出している状態から検出しなくなる状態に切り替わる時点を検出し、当該時点における前記回転部材の回転角度位置を前記基準位置に設定する。また、前記検出器によって前記検出フラグが検出されていない場合には、前記回転部材を前記第1回転位置に向かう方向に回転させ、前記検出器が前記検出フラグを検出していない状態から検出した状態に切り替わる時点を検出し、当該時点における前記回転部材の回転角度位置を前記基準位置に設定する。
基準位置の検出動作において、回転部材の外周から外方に突出している検出フラグは、最大で、第1位置から第2位置までの間を回転すればよい。したがって、回転部材の全周に亘って、当該回転部材の外周側の部分を検出フラグの移動スペースとして確保しておく必要がない。よって、検出フラグの移動のために必要なスペースが少なくて済み、装置の外径寸法を小さくすることができる。
次に、本発明は、モーターおよび当該モーターによって回転駆動される回転部材を備え、当該回転部材の1回転内の回転角度位置に基づき、印刷ヘッドとプラテンの間のギャップ調整を行うプラテンギャップ調整機構において、前記回転部材の1回転内の基準位置を検出する基準位置検出装置を有し、前記基準位置検出装置は、上記構成の基準位置検出装置であることを特徴としている。
本発明の回転機構の基準位置検出装置は小型でコンパクトに構成できるので、当該装置が組み込まれたプラテンギャップ調整機構の小型・コンパクト化に有利である。
また、本発明の回転機構の基準位置検出装置を組み込むことでプラテンギャップ調整機構を小型でコンパクトに構成できるので、当該プラテンギャップ調整機構はプリンターの小型・コンパクト化に有利である。
本発明を適用したプリンターを示す前側斜視図である。 プリンターを示す後側斜視図である。 プリンターを示す概略縦断面図および部分断面図である。 プリンターを示す後側斜視図であり、反転ユニットを開けた状態を示す。 プリンターのプリンター機構部を示す平面図である。 プリンター機構部を示す前側斜視図である。 プリンター機構部を示す後側斜視図である。 プリンターのプラテンギャップ調整機構を示す後側斜視図である。 プラテンギャップ調整機構を示す前側斜視図である。 プラテンギャップ調整機構の主要部を示す部分斜視図である。 プラテンギャップ調整機構の主要部を示す部分斜視図である。 プラテンギャップ調整機構の主要部を示す部分側面図である。 プラテンギャップ調整機構の基準位置検出部を示す部分斜視図である。 基準位置検出部の分解斜視図である。 プラテンギャップ調整機構の基準位置検出装置を示す説明図である。 プラテンギャップ調整機構のタイミングチャートである。 基準位置の設定動作を示す概略フローチャートである。 基準位置検出部の別の例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、本発明を、両面印刷可能な反転ユニットを備えたインクジェットプリンターに組み込まれているプラテンギャップ調整機構の基準位置検出に適用したものである。本発明は、プリンターのプラテンギャップ調整機構以外の回転機構の基準位置検出装置としても適用可能である。
[プリンターの全体構成]
図1は本実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」という。)を前方から見た場合の外観斜視図であり、図2はプリンターを後方から見た場合の外観斜視図である。また、図3(a)はプリンターの内部構成を示す概略縦断面図であり、図3(b)は部分縦断面図である。
図1、図2を主に参照して、プリンター1の全体的な形状を説明する。プリンター1は、プリンター本体部2と反転ユニット3を備えている。プリンター本体部2は、全体としてプリンター幅方向Xに長い直方体形状をした本体ケース2Aによって覆われており、その背面の中央部分には凹部4が形成されており、ここに、反転ユニット3が装着されている。反転ユニット3は、シート状の媒体である印刷用紙(以下、単に「用紙」という。)の表裏を反転させた状態で当該用紙をプリンター本体部2に戻すためのユニットである。また、反転ユニット3は、後述のように開閉式の反転ユニットであり、そのプリンター上下方向の下端部分を中心として、プリンター前後方向Yの後方に開けることが可能である。
プリンター本体部2の前面には、給紙カセット装着部5が設けられている。給紙カセット装着部5は、プリンター本体部2の前面におけるプリンター上下方向Zの下側部分において、プリンター前後方向Yの前方に開口している。給紙カセット装着部5には、前方から給紙カセット6が着脱可能に装着されている。給紙カセット装着部5の上側には排紙トレイ7が取り付けられている。排紙トレイ7は前方に略水平に突出している。排紙トレイ7の上側には、プリンター後方に延びる矩形の排紙口8が形成されている。
排紙口8の上側のプリンター前面部分は操作面9となっている。操作面9には、電源スイッチ9a、複数の状態表示ランプ9b等が配列されている。排紙トレイ7および排紙口8の両側のプリンター前面部分には、矩形の開閉蓋10a、10bが取り付けられている。これらの開閉蓋10a、10bを開けると、インクカートリッジ装着部(図示せず)が開口し、インクカートリッジ(図示せず)の交換等を行うことができる。プリンター上面部分は略平坦な面となっており、その中央部分には、メンテナンス用の開閉蓋11が取り付けられている。
[プリンターの用紙搬送経路]
図3を参照して、プリンター1の内部構成、特に、用紙搬送経路を説明する。プリンター1の内部には、用紙供給路12、本体側搬送路13および反転用搬送路14が形成されている。用紙供給路12および本体側搬送路13は、プリンター本体部2の内部に形成されており、反転用搬送路14は反転ユニット3の内部に形成されている。
用紙供給路12は、給紙カセット6に積層状態で収納されている所定寸法の用紙Pを本体側搬送路13に供給する搬送経路である。用紙供給路12は、給紙カセット装着部5におけるプリンター前後方向Yの後端部分から、プリンター後方に向けて斜め上方に延び、プリンター前方に湾曲して、本体側搬送路13に繋がっている。給紙カセット6に収納されている用紙Pは、給紙ローラー15によって用紙供給路12に送り出される。送り出された用紙は、媒体分離ローラーであるリタードローラー16と搬送ローラー17のニップ部を介して1枚ずつ送り出される。リタードローラー16と搬送ローラー17のニップ部を介して送り出された用紙Pは、搬送ローラー17と従動ローラー18のニップ部を介して、本体側搬送路13に向けて搬送される。
本体側搬送路13は、プリンター前後方向Yに略水平に延びて排紙口8に至る搬送経路である。本体側搬送路13に沿って、その用紙搬送方向の上流側から順に、用紙検知レバー20、紙送りローラー対21、印刷ヘッド22、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24が配置されている。印刷ヘッド22はインクジェットヘッドであり、そのノズル面に対して一定のギャップでプラテン25が配置されている。
用紙供給路12から本体側搬送路13に送り込まれた用紙は、搬送ローラー17によって、用紙検知レバー20を押し上げながら紙送りローラー対21に送り込まれる。紙送りローラー対21に送り込まれた用紙は、紙送りローラー対21によって印刷ヘッド22の印刷位置を経由して、第1排紙ローラー対23に向けて搬送される。第1排紙ローラー対23に送り込まれた用紙は、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24を経由して、排紙口8から排紙トレイ7に排出される。
一方、反転ユニット3の内部に形成されている反転用搬送路14は、本体側搬送路13に対して、プリンター上下方向Zの下側に配置されており、全体として、プリンター上下方向Zにループを描く搬送経路である。反転用搬送路14は、本体側搬送路13の上流端に連続して、プリンター前後方向Yの後方に略水平に延びる上側経路26、この上側経路26に連続してプリンター上下方向Zの下方に湾曲して直線状に延びる下向き経路27、この下向き経路27に連続してプリンター前後方向Yの前方に湾曲して延びる下側経路28、および、この下側経路28から上方に湾曲して延びる上向き経路29を備えている。
上向き経路29は、その上側の部分がプリンター前方に斜めに湾曲して、上記の用紙供給路12の途中位置に合流している。したがって、上向き経路29と用紙供給路12の下流側の部分は、共通経路30となっている。この共通経路30は、用紙搬送ローラー17の外周面に沿って延びる湾曲経路である。
上側経路26と下向き経路27の間には、第1搬送ローラー31および従動ローラー32が配置され、下側経路28と上向き経路29の間には、第2搬送ローラー33および従動ローラー34が配置されている。本体側搬送路13から反転用搬送路14に送り込まれる用紙は、第1搬送ローラー31と従動ローラー32のニップ部に送り込まれ、第1搬送ローラー31によって、第2搬送ローラー33と従動ローラー34のニップ部に送り込まれ、第2搬送ローラー33によって、搬送ローラー17と従動ローラー18のニップ部に送り込まれる。この後は、用紙は、搬送ローラー17によって、再び本体側搬送路13に送り込まれる。
ループ状の反転用搬送路14を経由することで、用紙は、表裏が反転した状態で本体側搬送路13に戻される。したがって、反転用搬送路14を経由させることで、用紙の両面印刷を行うことができる。
ここで、本体側搬送路13の下流端、反転用搬送路14の上流端、および共通経路30の下流端の合流部35には、経路切替フラップ36が配置されている。経路切替フラップ36は、そのプリンター前後方向Yの後端部を中心として、プリンター上下方向Zに回動可能な状態で配置されている。経路切替フラップ36は、通常の状態では、その自重によって、プリンター前後方向Yの前側のフラップ本体部分が搬送ローラー17の外周面に載った第1切替位置の状態に保持される。
この状態において、本体側搬送路13の側からバックフィードされる用紙は、経路切替フラップ36によって反転用搬送路14の側に案内される。用紙は、反転用搬送路14を経由して、再び合流部35に戻る。経路切替用フラップ36は、合流部35に戻る用紙によって押し上げられて、第1切替位置から第2切替位置に移動可能である。経路切替用フラップ36が第2切替位置に押し上げられると、反転用搬送路14の下流端側の共通経路30が本体側搬送路13に連通する。したがって、用紙は、経路切替用フラップ36を押し上げながら、本体側搬送路13に送り込まれる。用紙が通過した後は、経路切替用フラップ36は、再び、自重により第1切替位置に戻る。
給紙カセット6から用紙を供給する場合にも、同様に、用紙供給路12から本体側搬送路13に向かう用紙によって経路切替フラップ36が押し上げられる。用紙が通過した後は、経路切替フラップ36は自重により第1切替位置に戻る。よって、本体側搬送路13からバックフィードされる用紙が、共通経路30を介して、反転用搬送路14あるいは用紙供給路12の側に入り込んでしまうことが無い。また、用紙の経路の切り替えを、駆動源、付勢部材等を用いることなく、簡単な構成で行うことができる。
[開閉式の反転ユニット]
図4はプリンター1を後方から見た場合の外観斜視図であり、反転ユニット3が開き位置にある状態を示す。
図2および図4から分かるように、反転ユニット3は、プリンター上下方向Zの下端部分に位置する開閉中心線40を中心として、開閉可能である。図2に示す閉じ位置3Aにおいては、反転ユニット3はプリンター上下方向Zに起立した姿勢となり、そのユニットケース41の背面カバー42がプリンター本体部2の左右の背面部分とほぼ同一面上に位置する。図4に示す開き位置3Bにおいては、反転ユニット3は、プリンター前後方向Yの後方に略水平に倒れた姿勢となる。開き位置3Bでは、図4から分かるように、反転用搬送路14における下流側の上向き経路29および共通経路30が開放状態になる。これらの経路における用紙詰まり等の不具合を、反転ユニット3を開けることで簡単に処理できる。
反転ユニット3は、図2に示すように、その背面カバー42のプリンター上下方向Zの上端側の部分の中央に開口部42aが形成されている。開口部42aからは、一対のレバー操作部43が露出している。一対のレバー操作部43を相互に接近させる方向に操作すると、反転ユニット3の左右の側面から側方に突出している左右のロック片44(図4参照)が装置本体部2の左右の側面に形成されているロック穴45(図4参照)から外れる。これにより、反転ユニット3は、ロックが解除され、開けることが可能になる。
[プリンター機構部]
図5〜図7は、プリンター1における本体ケース2Aによって覆われているプリンター機構部を示す平面図、前側斜視図および後側斜視図である。図5は、本体ケース2A、排紙トレイ7および反転ユニット3のユニットケース41を取り外した状態を示し、図6および図7は本体ケース2Aおよび排紙トレイ7を取り外した状態を示す。
これらの図を参照して説明すると、プリンター機構部50は板金製のプリンター本体フレーム51を備え、このプリンター本体フレーム51に各構成部品が組み付けられている。プリンター本体フレーム51は、ベースフレーム52と、ベースフレーム52におけるプリンター幅方向Xの両側の部位から垂直に起立しているサイドフレーム53、54とを備えている。サイドフレーム53、54の間には、フロントフレーム55およびリアフレーム56がプリンター幅方向に架け渡されている。
フロントフレーム55およびリアフレーム56の間において、サイドフレーム53、54におけるプリンター上下方向の上端部の間に、2本のキャリッジガイド軸57、58がプリンター幅方向Xに平行に架け渡されている。以下の説明においては、リアフレーム56の側に位置するキャリッジガイド軸57を第1ガイド軸57、フロントフレーム55の側に位置するキャリッジガイド軸58を第2ガイド軸58と呼ぶ。第1、第2ガイド軸57、58には、ヘッドキャリッジ59が搭載されている。
ヘッドキャリッジ59は、第1、第2ガイド軸57、58に沿ってプリンター幅方向Xにスライド可能である。ヘッドキャリッジ59は、第1ガイド軸57の近傍位置において、プリンター幅方向Xに架け渡されたタイミングベルト60に連結されている。タイミングベルト60はキャリッジ駆動モーター61によって駆動される。
ヘッドキャリッジ59には印刷ヘッド22が搭載されている。印刷ヘッド22は、そのノズル面22a(図3参照)がプリンター下方に向く状態で、ヘッドキャリッジ59に搭載されている。印刷ヘッド22の下側にはプラテン25が配置されている。プラテン25は、印刷ヘッド22の移動方向であるプリンター幅方向Xに配列された複数の分割プラテン25aを備えた分割型プラテンである。ヘッドキャリッジ59によって、印刷ヘッド22は、一方のサイドフレーム53の側のホームポジションHPから他方のサイドフレーム54の側のアウエイポジションまでの間を移動可能である。すなわち、印刷ヘッド22は、サイドフレーム53、54の間に形成されている本体側搬送路13(印刷媒体搬送路)の幅方向に往復移動可能である。
ここで、一方のサイドフレーム53におけるプリンター外方を向く外側表面53cには、媒体搬送ローラーの動力伝達機構が組み付けられている。本例では、媒体搬送ローラーである紙送りローラー対21および第1排紙ローラー対23の動力伝達機構140が組み付けられている。紙送りローラー対21および第1排紙ローラー対23は、印刷媒体搬送路である本体側搬送路13において、プラテン25の上流側および下流側に配置されており、また、第1、第2ガイド軸57、58の下方側に位置する(図3参照)。
図6、図7を参照して動力伝達機構140を説明する。サイドフレーム53の側のベースフレーム52の部位には、紙送りモーター141が搭載されている。紙送りモーター141はプリンター幅方向Xの外方を向く状態に配置され、そのモーター軸の先端には同軸にピニオン142が固定されている。紙送りローラー対21の駆動側のローラーのローラー軸の軸端部143は、サイドフレーム53によって回転自在の状態で支持され、その外方に突出している。突出している軸端部143には伝達歯車144が同軸に固定されている。同様に、第1排紙ローラー対23の駆動側のローラーのローラー軸の軸端部145もサイドフレーム53によって回転自在の状態で支持され、その外方に突出している。突出している軸端部145には伝達歯車146が同軸に固定されている。また、ピニオン142、伝達歯車144および伝達歯車146には、タイミングベルト147が架け渡されている。
[プラテンギャップ調整機構]
次に、プリンター機構部50には、印刷ヘッド22とプラテン25の間のギャップを調整可能なプラテンギャップ調整機構70が搭載されている。印刷ヘッド22とプラテン25の間のギャップは、印刷ヘッド22のノズル面22aからプラテン25の表面までの距離、あるいは、ノズル面22aからプラテン25に沿って搬送される用紙Pの印刷面までの距離である。本明細書では、これらの距離を「プラテンギャップ」と呼ぶものとする。
本例では、プラテン25がプリンターフレーム51の側に搭載されており、プリンター上下方向Zにおいて定まった位置に配置されている。プラテンギャップ調整機構70は、プラテン25に対して、その上方に位置する2本の第1、第2ガイド軸57、58の側をプリンター上下方向Zに移動させ、これにより、プラテンギャップを増減する。したがって、プリンター上下方向Zがギャップ調整方向である。第1、第2ガイド軸57、58をプリンターフレーム51の側に固定し、プラテン25をプリンター上下方向Zに移動させて、プラテンギャップを調整することも可能である。
図8および図9は、プリンター機構部50からプラテンギャップ調整機構70の主要部を取り出して示す部分斜視図である。これらの図においては、プラテンギャップ調整機構70の主要部を異なる方向から示してある。プラテンギャップ調整機構70は、プリンター本体フレーム50の側に搭載された固定側の構成部品を備えた固定側ユニット80と、第1、第2ガイド軸57、58と一体となってプリンター上下方向Zに移動可能な構成部品を備えた可動側ユニット100と、固定側ユニット80から可動側ユニット100に回転力を伝達する自在継手ユニット90と、回転カム機構110、120とを備えている。また、プラテンギャップ調整機構70には、プラテンギャップの調整基準となる回転部材の基準位置(原点位置)を検出する基準位置検出部150が組み込まれている。
固定側ユニット80は、リアフレーム56の後側におけるサイドフレーム53の側の端部に配置されている。固定側ユニット80には基準位置検出部150が搭載されている。可動側ユニット100はサイドフレーム53の内側表面53dに沿って配置されている。可動側ユニット100は、第1、第2ガイド軸57、58に回転を伝達する回転伝達機構を備えている。本例の回転伝達機構は、第1、第2ガイド軸57、58を同期回転させる同期回転機構である。回転カム機構110、120のそれぞれは、サイドフレーム53の内側表面およびサイドフレーム54の内側表面の双方に配置されている。回転カム機構110、120は、第1、第2ガイド軸57、58の回転を当該ガイド軸57、58のギャップ調整方向への移動に変換するカム機構である。
次に、図10、図11および図12は、それぞれ、プラテンギャップ調整機構70の主要部をプリンター前側から見た場合の部分斜視図、プリンター後側から見た場合の部分斜視図、および、プリンター幅方向から見た場合の部分側面図である。図8〜図12を参照して、プラテンギャップ調整機構70の構造を詳細に説明する。
(固定側ユニット)
プラテンギャップ調整機構70の固定側ユニット80は、回転駆動源であるモーター81、伝達歯車列82、および固定側回転軸83を備えている。これらの各部は、ユニットフレーム88(後述の図13、14参照)を介してプリンター本体フレーム51の側に固定されている。モーター81はプリンター後方を向く状態で水平に配置されている。固定側回転軸83はモーター81の隣接位置において、その回転中心線83aがプリンター前後方向に水平に延びる状態に配置されている。伝達歯車列82は、モーター81の出力軸に固定したピニオン84、このピニオン84にかみ合っている中間伝達歯車85および、この中間伝達歯車85にかみ合っている軸側伝達歯車86を備えている。軸側伝達歯車86は、固定側回転軸83の後側の軸端部に同軸に固定されている。
固定側回転軸83における軸線方向の中間部分には、ウォーム87が同軸に形成されている。ウォーム87の下側には、固定側回転軸83に直交するプリンター幅方向Xに回転中心線が延びる複合歯車130が配置されている。複合歯車130は円筒状本体部131を備え、円筒状本体部131の外周面には、ウォーム87にかみ合っているウォームホィール132、および、円周方向における所定の角度範囲に外歯が形成された間欠外歯歯車133が形成されている。複合歯車130には、円環状の検出フラグ板151が相対回転自在の状態で同軸に取り付けられている。検出フラグ板151は後述の基準位置検出部150の構成部品である。基準位置検出部150は、プリンター1の初期動作等において、回転部材である複合歯車130の1回転内における基準位置を検出する。基準位置に基づき、モーター81を駆動制御して、プラテンギャップ調整が行われる。
複合歯車130の間欠外歯歯車133は、隣接配置された扇型の外歯歯車134にかみ合い可能である。扇型の外歯歯車134は、所定の角度を張る円弧面に外歯が形成された歯車である。間欠外歯歯車133は、複合歯車130の1回転内における所定の回転角度範囲において外歯歯車134にかみ合う。扇型の外歯歯車134は、第1ガイド軸57の後側においてプリンター幅方向Xに水平に延びる回動軸135の軸端部に固定されている。
回動軸135には、その軸線方向に沿って、一定の間隔で、回動式のローラー支持板136が取り付けられている。ローラー支持板136は、搬送ローラー17に押圧される従動ローラー18を支持している(図3参照)。複合歯車130が1回転内の範囲で正逆方向に回転すると、回動軸135は所定の角度範囲内で正逆方向に回動する。回動軸135と共に回動するローラー支持板136によって支持されている従動ローラー18は、搬送ローラー17に押圧された位置および搬送ローラー17から離れたレリース位置に切り替わる。
(自在継手ユニット)
自在継手ユニット90は、固定側自在継手部91と可動側自在継手部92を備えている。固定側自在継手部91は、固定側ユニット80の固定側回転軸83のプリンター後側の軸端部に連結されている。自在継手ユニット90の可動側自在継手部92は、リアフレーム56に形成した貫通穴を十分に遊びのある状態で貫通して、プリンター前方に位置する可動側ユニット100の側に突出している。
(可動側ユニット)
可動側ユニット100は、サイドフレーム53、54によってガイドされて、ギャップ調整方向(プリンター上下方向Z)に移動可能である。図6、図7から分かるように、サイドフレーム53には、ギャップ調整方向であるプリンター上下方向Zに平行に延びるガイド穴53a、53bが形成されている。第1、第2ガイド軸57、58の一方の軸端部57a、58aは、ガイド穴53a、53bのそれぞれをスライド可能な状態で貫通して外方に突出している。反対側のサイドフレーム54にも同様に一対のガイド穴(図示せず)が形成されており、これらのガイド穴に、第1、第2ガイド軸57、58の他方の軸端部57b、58b(図8、図9参照)がスライド可能な状態で貫通して外方に突出している。
第1、第2ガイド軸57、58はガイド穴53a、53bによってガイドされてプリンター上下方向Zにスライド可能である。また、サイドフレーム53の外側表面53cには、図6〜図10に示すように、動力伝達機構140の上方側の部位に、捩りコイルバネ62が固定されている。捩りコイルバネ62によって、第1、第2ガイド軸57、58の軸端部57a、58aは、常に、プリンター下方に向けて付勢されている。同様に、図8、図9に示すように、第1、第2ガイド軸57、58の他方の軸端部57b、58bと、これより下側のサイドフレーム54の部位との間には、それぞれ、引張コイルバネ63、64が架け渡されている。軸端部57b、58bは常にプリンター下方に向けて付勢されている。
可動側ユニット100は、プリンター前後方向Yに水平に延びる可動側回転軸101を備えている。可動側回転軸101は、第1、第2ガイド軸57、58におけるサイドフレーム53の側の軸端部57a、58aの上方に位置し、サイドフレーム53の内側表面53dに沿ってプリンター前後方向Yに水平に配置されている。すなわち、第1、第2ガイド軸57、58に直交する方向に延びている。可動側回転軸101は、その両側の軸端部101a、101bの部分が、第1ブラケット102および第2ブラケット103によって回転自在の状態で支持されている。第1、第2ブラケット102、103を介して、可動側回転軸101と、第1、第2ガイド軸57、58との軸間距離(位置関係)が保持されている。
第1ブラケット102は、図11に示すように、天板部分102aと、前後の端板部分102b、102cと、側板部分102dを備えている。前後の端板部分102b、102cによって可動側回転軸101が回転自在の状態で支持されている。側板部分102dの下端部には、第1ガイド軸57の軸端部57aが回転可能な状態で貫通している。第2ブラケット103も同様であり、天板部分103aと、可動側回転軸101を回転自在の状態で支持している前後の端板部分103b、103cと、第2ガイド軸58の軸端部58aが回転自在の状態で貫通している側板部分103dを備えている。
第1、第2ブラケット102、103の側板部分102d、103dの上端側の部位には、それぞれ、バネ掛け102e、103eが形成されている。バネ掛け102e、103eには、サイドフレーム53の外側の側面に取り付けた捩りコイルバネ62の両側のバネ端部62a、62bが上側から係止されている。捩りコイルバネ62のバネ力によって、移動側ユニット100は、プリンター下方に常に付勢されている。
次に、可動側回転軸101におけるプリンター後側の軸端部101aは、自在継手ユニット90の可動側自在継手部92に連結されている。可動側回転軸101は、自在継手ユニット90を介して、固定側回転軸83から回転が伝達される。自在継手ユニット90によって、可動側回転軸101は、固定側回転軸83に対して、ギャップ調整方向であるプリンター上下方向Zに、所定の範囲内で移動可能である。また、可動側回転軸101は、固定側回転軸83に対して、プリンター幅方向Xにも所定の範囲内で移動可能である。本例では、図5から分かるように、可動側回転軸101は、固定側回転軸83に対して、プリンター幅方向Xの外側に僅かにオフセットした位置において、プリンター前後方向Yに沿って水平に配置されている。
可動側回転軸101には、図10、図11から分かるように、プリンター後側の軸端部101aの側の外周面に、第1ウォーム104(第1駆動側歯車)が一体形成されている。また、他方の軸端部101bの側の外周面には、第2ウォーム105(第2駆動側歯車)が一体形成されている。第1、第2ウォーム104、105は同一のウォームである。第1、第2ウォーム104、105は、第1、第2ブラケット102、103によって、上側、前後および外側の3方向から覆われている。
第1ウォーム104は、第1ガイド軸57の軸端部57aに同軸に固定した第1ウォームホィール106(第1従動側歯車)にかみ合っている。同様に、第2ウォーム105は、第2ガイド軸58の軸端部58aに同軸に固定した第2ウォームホィール107にかみ合っている。これら第1、第2ウォームホィール106、107は同一のウォームホィールである。可動側回転軸101の回転は、第1、第2ウォーム104、105および第1、第2ウォームホィール106、107をそれぞれ介して、第1、第2ガイド軸57、58に伝達される。第1、第2ガイド軸57、58は同期して回転駆動される。このように、可動側回転軸101と、第1、第2ウォーム104、105と、第1、第2ウォームホィール106、107によって、第1、第2ガイド軸57、58を同期して回転駆動させる同期回転機構が構成される。
(回転カム機構)
次に、図8、図9、図12に示すように、第1ガイド軸57の両側の軸端部57a、57bには、それぞれ、同一構成の回転カム機構110が組み付けられている。同様に第2ガイド軸58の両側の軸端部58a、58bにも、同一構成の回転カム機構120が組み付けられている。回転カム機構110と回転カム機構120とは同一構成の回転カム機構である。
回転カム機構110は、第1ガイド軸57の回転を、当該第1ガイド軸57のプリンター上下方向Zであるギャップ調整方向の移動に変換する変換機構である。同様に、回転カム機構120は、第2ガイド軸58の回転を、当該第2ガイド軸58のギャップ調整方向の移動に変換する変換機構である。
第1ガイド軸57の軸端部57aの側の回転カム機構110は、軸端部57aに固定した回転カム111を備えている。回転カム111には外周カム面112が形成されている。サイドフレーム53の内側の側面には、外周カム面112に対して、下側から、摺動可能な状態で当接するカムフォロワー113が固定されている。外周カム面112とカムフォロワー113の当接位置が、回転カム111の回転に伴って、ギャップ調整方向(プリンター上下方向Z)に移動するように、外周カム面112の形状が設定されている。第1ガイド軸57の他方の軸端部57bにも同一構成の回転カム機構110が配置されている。
図12から分かるように、外周カム面112は、その回転中心(第1ガイド軸57の回転中心)からの距離が、円周方向に沿って所定の角度範囲に亘って漸増する形状に設定されている。図12に示す回転位相の状態から回転カム111を図において時計方向に回転すると、外周カム面112がカムフォロワー113に当接する。さらに回転カム111が回転すると、回転に伴って、外周カム面112は固定側のカムフォロワー113によって押し上げられる。この結果、第1ガイド軸57の軸端部57aが上方に移動する。
図8、図9、図12に示すように、第2ガイド軸58の軸端部58aの側に配置した回転カム機構120は、前述の回転カム機構110と同一構成であり、回転カム121と、この回転カム121に形成した外周カム面122と、カムフォロワー123を備えている。他方の軸端部58bの側に配置した回転カム機構120も同様に構成されている。
回転カム121およびカムフォロワー123は、回転カム機構110の回転カム111、カムフォロワー113と同一の回転位相の状態に配置されている。したがって、第1、第2ガイド軸57、58が同期して回転駆動されると、回転カム機構110、120が同一の回転位相の状態で回転し、第1ガイド軸57の両側の軸端部57a、57bと、第2ガイド軸58の両側の軸端部58a、58bを、同一量だけ、ギャップ調整方向であるプリンター上下方向Zに移動させる。よって、可動側ユニット100は全体として、水平な同一姿勢を維持したまま、プリンター上下方向Zに移動する。よって、固定側のプラテン25に対して、可動側の印刷ヘッド22が移動して、プラテンギャップの調整が行われる。
(基準位置検出部)
次に、図13、図14および図15を主に参照して、プラテンギャップ調整機構70の基準位置検出部150の構成を説明する。図13(a)は基準位置検出部150を示す斜視図であり、図13(b)はユニットフレームを取り外した状態の基準位置検出部150を示す斜視図であり、図14は基準位置検出部150の分解斜視図である。図15は基準位置検出部150を含む回転機構の基準位置検出装置を示す説明図である。
基準位置検出部150は、複合歯車130の1回転内における制御の基準となる回転角度位置である基準位置を検出するためのものである。複合歯車130は、図14から分かるように、固定側ユニット80のユニットケース88のケース本体板88aおよびケースカバー88bに架け渡した支軸89によって回転可能な状態に支持されている。複合歯車130におけるプリンター幅方向Xの内側の端部には、内側に突出した円筒部131aが形成されている。円筒部131aの円形外周面には、検出フラグ板151が、正逆方向に回転可能な状態で同軸に装着されている。以下の説明において、矢印CWで示す回転方向を「第1回転方向CW」、矢印CCWで示す回転方向を「第2回転方向CCW」と呼ぶものとする。
検出フラグ板151は、円環状本体部152と、この円形外周面に形成した当接用突起153および検出用突起であるフラグ154とを備えている。当接用突起153は円環状本体部152の円形外周面から外方に台形状に突出した一定厚さの板状突起である。フラグ154は円環状本体部152の円形外周面から外方に略一定幅で突出した一定厚さの板状のものである。フラグ154は、当接用突起153に対して、円環状本体部152における直径方向のほぼ反対側の部位に配置されている。
フラグ154における第1回転方向CWの側のエッジ155は、円環状本体部152の半径方向に延びる直線状のエッジである。検出用フラグ板151における反対側の端部には、バネ掛け穴156が形成されている。バネ掛け穴156には、付勢部材である引張コイルバネ160の一端が掛けられている。引張コイルバネ160は、プリンター幅方向Xの外方に向けて配置され、その他方の端は、ユニットケース88におけるプリンター幅方向Xの外側の部位(図示せず)に掛けられている。付勢部材である引張コイルバネ160によって、検出フラグ板151は、その回転中心線150aを中心として、第2回転方向CCWに向かう付勢力が常に加えられている。
図13(a)、図15から分かるように、ユニットケース88のケースカバー88bには、当接用突起153が当接可能な移動規制部材として機能する移動規制部161が形成されている。移動規制部161によって検出フラグ板151の第2回転方向CCWの移動限界が規定される。この移動規制部161は、検出フラグ板151の上側に位置し、また、回転中心線150aに対してわずかに第2回転方向CCWの側に位置している。検出フラグ板151は、当接用突起153が移動規制部161に対して、第1回転方向CWの側に位置する状態に配置されている。したがって、検出フラグ板151が第2回転方向CCWの方向に回転すると、当接用突起153が移動規制部161に当接する。
当接用突起153が移動規制部161に当接した状態における検出フラグ板151の回転位置を第1位置151Aと呼ぶ。移動規制部161によって、検出フラグ板151は、それ以上第2回転方向CCWの方向への回転が阻止される。逆方向の第1回転方向CWには、引張コイルバネ160の付勢力に逆らって回転させることが可能である。
次に、検出フラグ板151の円環状本体部152において、その内周面には中心に向けて突出したフラグ側係合突起157が形成されている。フラグ側係合突起157は、円環状本体部152における当接用突起153の略内側の部位に形成されている。複合歯車130の円筒状本体部131の側には、フラグ側係合突起157に係合可能な回転側係合突起である歯車側係合突起158が形成されている。歯車側係合突起158は、円筒状本体部131における一定角度を張る円弧部分158aと、これに繋がっている半径方向に延びるリブ部分158bとが、回転中心線の方向に一定量だけ突出したものである。ここで、フラグ側係合突起157と、歯車側係合突起158の円弧部分158aとは、回転中心線150aから同一半径の位置に形成されている。したがって、複合歯車130および検出フラグ板151が回転中心線150aを中心として相対的に回転すると、歯車側係合突起158とフラグ側係合突起157が係合可能である。
一方、検出フラグ板151の下側には、フラグ154を検出する検出器162が配置されている。検出器162は本例ではホトカプラーである。図15において一点鎖線で示すように、検出器162による検出位置163は、回転中心線150aを通る直線上に位置するように設定されている。検出器162は、例えば、検出位置163上にフラグ154が位置している状態では、フラグ154を検出していることを示すオン状態の検出信号を出力し、そうでない状態ではオフ状態の検出信号を出力する。検出フラグ板151が第1回転方向CWに回転すると、そのエッジ155が検出位置163を通過する時点で、検出信号がオフ状態からオン状態に切り替わる。検出フラグ板151の回転を、そのエッジ155が検出位置163を第1回転方向CWに通過した後に止める。しかる後に、検出フラグ板151を逆方向である第2回転方向CCWに回転すると、そのエッジ155が検出位置163を通過する時点で、検出信号がオン状態からオフ状態に切り替わる。
ここで、図15に示すように、上記構成の基準位置検出部150と、プリンター1の制御部164とによって、複合歯車130の基準位置検出装置170が構成される。制御部164は、プリンターの初期設定動作時等において、プラテンギャップ調整機構70の回転機構を駆動し、その基準位置を設定する。すなわち、モーター81を駆動して複合歯車130を回転し、モーター81に付設されているモーターエンコーダー81aの出力および検出器162の検出信号に基づき、複合歯車130の1回転内の基準位置を設定する。基準位置を設定した後は、外部からの指令等に基づき、設定した基準位置に基づき、モーター81を駆動制御して、プラテンギャップを指定されたギャップとなるように調整する動作を行う。
(基準位置の設定動作およびプラテンギャップ調整動作)
図16はプラテンギャップの調整動作を示すタイミングチャードであり、図17は基準位置の設定動作を示す概略フローチャートである。
これらの図を参照して、プラテンギャップ調整機構70の基準位置の設定動作を説明する。まず、複合歯車130は、図16(b5)に示す第1回転位置から、図16(b3)に示す第2回転位置および図16(b2)に示す基準位置を経由して、図16(b1)に示す第3回転位置までの1回転内の角度範囲内を第1、第2回転方向CW、CCWに回転可能である。
検出フラグ板151は、図16(b5)に示す第1位置から図16(b1)に示す第2位置までの角度範囲内を、複合歯車130の回転に伴って回転可能である。すなわち、図16(b3)に示す第2回転位置から図16(b1)に示す第3回転位置まで回転する複合歯車130に係合して、検出フラグ板151は図16(b3)に示す第1位置から図16(b1)に示す第2位置まで回転する。また、図16(b1)に示す第3回転位置から図16(b3)に示す第2回転位置まで回転する複合歯車130に追従して、検出フラグ板151は、図16(b1)に示す第2位置から図16(b3)に示す第1位置まで回転する。さらに、複合歯車130が図16(b2)に示す基準位置を通過する時点における検出フラグ板151の回転位置が当該検出フラグ板151の検出位置であり、そのフラグ154のエッジ155が検出器162の検出位置を通過する位置である。
また、このように複合歯車130の回転に伴って検出フラグ板151を回転させるフラグ移動機構は、検出フラグ板151の第1位置を規定する移動規制部161、検出フラグ板151を第2位置の側から第1位置に向けて付勢している引張コイルバネ160、複合歯車130に形成した歯車側係合突起158、および、検出フラグ板151に形成したフラグ側係合突起157から構成される。
動作説明に当って、例えば、図16(b3)に示すように、検出フラグ板151が引張コイルバネ160によって移動規制部161に当接した第1位置の状態にあるとする。この状態において、制御部164は、プリンター1の電源がONされると(図17:ステップST1)、プラテンギャップ調整機構70の基準位置の設定動作(検出動作)を行う。まず、検出器162の検出信号がON(遮光)であるか否かを確認する(図17:ステップST2)。図16(b3)に示すように、検出フラグ板151が移動規制部161に当接した第1位置にある状態では、フラグ154のエッジ155は検出位置163に対して第2回転方向CCWの方向に外れた位置にあり、検出信号はOFFの状態にある。また、検出フラグ板151は引張コイルバネ160によって第2回転方向CCWに向けて常に付勢されている。
制御部164は、モーター81を駆動して、複合歯車130を第1回転方向CWに回転させる(図17:ステップST2→ステップST3)。複合歯車130が第1回転方向CWに回転すると、これに係合している検出フラグ板151も連動して第1回転方向CWに回転する。検出フラグ板151が第1回転方向CWに回転すると、検出フラグ板151のフラグ154のエッジ155が検出器162の検出位置163を通過する。図16(b2)は検出フラグ板151が検出位置にある状態であり、この状態は、エッジ155が検出位置163を通過する時点である。この時点において、検出信号がOFFからONに切り替わる。したがって、制御部164は、この時点における複合歯車130の回転位置を、プラテンギャップ調整機構70における回転機構の基準位置(ホームポジション)に設定する(図17:ステップST5)。
一方、検出信号がON状態の場合には次のようにして基準位置が設定される。例えば、図16(b1)に示すように、検出フラグ板151が移動規制部161から第1回転方向CWに所定角度回転した第2位置にあるとする。この場合には、検出フラグ板151のフラグ154における回転方向の途中位置が検出器162の検出位置163に掛かっている。なお、この場合においても、検出フラグ板151は、引張コイルバネ160によって複合歯車130に係合した状態に保持されている。
この場合には、制御部164は、モーター81を駆動して、複合歯車130を第2回転方向CCWに回転させる(図17:ステップST2→ステップST4)。複合歯車130が第2回転方向CCWに回転すると、引張コイルバネ160のバネ力によって複合歯車130に係合している検出フラグ板151は、複合歯車130に追従して第2回転方向CCWに回転する。検出フラグ板151が第2回転方向CCWに回転すると、検出フラグ板151が図16(b2)に示すように検出位置を通過し、フラグ154のエッジ155が検出器162の検出位置163を通過する。この時点において、検出信号がONからOFFに切り替わる。したがって、制御部164は、この時点における複合歯車130の回転位置を、プラテンギャップ調整機構70における回転機構の基準位置(ホームポジション)に設定する(図17:ステップST5)。
このように、基準位置の設定動作においては、基準位置検出部150の検出フラグ板151の回転角度範囲は、そのフラグ154のエッジ155が第1回転方向CWあるいは第2回転方向CCWに向けて検出位置163を通過する角度範囲である。すなわち、最大でも、図16(b3)に示す第1位置から図16(b1)に示す第1位置までの間の角度範囲である。この角度範囲は、複合歯車130の回転角度範囲である第1回転位置(図16(b5))から第3回転角度位置(図16(b1))までのほぼ1回転の角度範囲に比べて極僅かである。したがって、検出フラグ板151における複合歯車130の外周から外方に突出しているフラグ154、当接用突起153の移動に必要なスペースは少なくて済む。
次に、上記のように基準位置が設定された後においては、外部からの指示等に応じて、制御部164はプラテンギャップ調整を行うことができる。図16(a)に示すように、基準位置b2を基準として、複合歯車130を第1回転位置に向かう第1回転方向CWに回転させる。複合歯車130を第1回転方向CWに回転駆動する固定側回転軸83の回転が、可動側ユニット100の側に伝達されて、ガイド軸57、58をプラテン25から離す方向に移動させる。基準位置からの第1回転方向CWへの回転角度に応じて、プラテンギャップは、例えば図16(a)に示すように、4段階のギャップPG1〜PG4に切り替わる。
ここで、複合歯車130を第1回転方向CWに回転させると、検出フラグ板151は、移動規制部161に当る第1位置までは、引張コイルバネ160の付勢力によって複合歯車130と一体となって同一方向に回転する。移動規制部161に当接すると、第1回転方向CWへの回転が阻止される。この後は、複合歯車130のみが第1回転方向CWに回転し、検出フラグ板151は第1位置に保持され、複合歯車130との係合が解除される。
複合歯車130を、図16(b5)に示すように、第1回転方向CWの限界位置である第1位置まで回転させると、その歯車側係合突起158が、検出フラグ板151のフラグ側係合突起157に対して、回転方向の反対側から当接する。このように、複合歯車130は、図16(b1)に示す回転位置から図16(b5)に示す回転位置までの1回転未満の角度範囲内において回転し、これに応じて、プラテンギャップが増減する。
なお、図8、図9を参照して説明したように、複合歯車130の回転は、間欠外歯歯車133および扇型の外歯歯車134を介して、回動軸135に伝達される。回動軸135に取り付けたローラー支持板136には従動ローラー18が支持されている。図16(a)に示すように、複合歯車130が基準位置から第1回転方向CWに所定角度回転すると、回動軸135が回転を開始する(時点c)。この結果、搬送ローラー17に対して押圧されるニップ位置にある従動ローラー18は、搬送ローラー17から離れたレリース位置に向けて移動し、レリース位置に切り替わる。複合歯車130を逆方向に回転すると、レリース位置にある従動ローラー18をニップ位置に戻すことができる。従動ローラー18のレリースは、プラテンギャップ調整用の回転角度範囲を外れた角度範囲で行われる。すなわち、複合歯車130が図16(a)における時点b1から時点cまでの角度範囲がプラテンギャップ調整動作を行う範囲であり、時点c以後の複合歯車130の回転によって、従動ローラー18のレリースが行われる。
(作用効果)
上記構成のプラテンギャップ調整機構70では、固定側ユニット80のモーター81の回転が、固定側回転軸83から自在継手ユニット90を介して、可動側ユニット100の可動側回転軸101に伝達される。可動側ユニット100では、第1、第2ガイド軸57、58を同期して回転駆動する同期回転機構が、可動側回転軸101、第1、第2ウォーム104、105、第1、第2ウォームホィール106、107によって構成されている。複数の平歯車からなる歯車列を第1、第2ガイド軸57、58の間に架け渡した構成の同期回転機構に比べて、すくない部品点数で同期回転機構を構成でき、設置スペースが少なくて済む。
また、第1、第2ウォーム104、105は、可動側回転軸101に一体形成してあるので、可動側回転軸101と一体となって完全に同期して回転する。また、第1、第2ウォーム104、105は、回転中心線が直交する第1、第2ウォームホィール106、107にかみ合っているので、回転中心線が平行な平歯車同士のかみ合いの場合に比べてかみ合いのバックラッシが少ない。特に、本例では、円筒ウォーム歯車対を用いているので、バックラッシが実質的に零である。よって、第1、第2ガイド軸57、58を精度良く同期回転させることができるので、プラテンギャップ調整を精度良く行うことができる。
さらに、ウォームとウォームホィールの2枚の歯車構成によって、多数枚の平歯車を配列する場合と同様な大きな減速比を得ることができる。よって、所定の減速比を得るために必要な歯車の枚数が少なくて済むので、プラテンギャップ調整機構70の小型化、コンパクト化に有利である。
さらにまた、第1、第2ウォーム104、105と第1、第2ウォームホィール106、107とは、回転中心線が直交する状態でかみ合っている。駆動側歯車である第1、第2ウォーム104、105から従動側歯車である第1、第2ウォームホィール106、107に対して、第1、第2ウォームホィール106、107をそれらの回転方向に移動させる力は実質的に作用しない。換言すると、第1、第2ガイド軸57、58を、ギャップ調整方向に移動させようとする力が作用しない。よって、平歯車のかみ合いからなる歯車式伝達機構の場合とは異なり、第1、第2ガイド軸57、58にギャップ調整方向に大きな力が作用することがない。また、第1、第2ガイド軸57、58をギャップ調整方向に移動しないように押さえつけている捩りコイルバネ62、引張コイルバネ63、64も小型のバネとすることができる。
また、プラテンギャップ調整機構70では、第1、第2ガイド軸57、58が精度良く同期回転する。よって、第1、第2ガイド軸57、58の回転を、これらの軸のギャップ調整方向への移動に変換する回転カム機構110、120には、双方のガイド軸57、58の同期回転のバラツキを吸収するための遊びを設ける必要がない。したがって、回転カム111、121の外周カム面112、122の径を小さくできる。よって、小径の回転カム111、121を用いることができるので、プラテンギャップ調整機構70の小型化に有利である。また、ギャップ調整を短時間で効率良く行うことができる。
次に、固定側ユニット80の固定側回転軸83と可動側ユニット100の可動側回転軸101の間は、自在継手ユニット90を介して、連結されている。可動側回転軸101がギャップ調整方向に変位しても、固定側回転軸83から可動側回転軸101に回転力が伝達される。平歯車同士のかみ合いによって、固定側回転軸83から可動側回転軸101に回転を伝達する場合には、平歯車同士のかみ合いを維持するために、可動側回転軸101のギャップ調整方向の移動量を大きくすることができない。これに対して、自在継手を用いることで、従来に比べて、可動側回転軸101の移動範囲を大きくでき、よって、ギャップ調整量の大きなプラテンギャップ調整機構を容易に実現できる。
また、自在継手ユニット90を用いているので、固定側ユニット80の固定側回転軸83に対して、可動側ユニット100の可動側回転軸101をプリンター幅方向Xにオフセットした位置に配置できる。よって、プラテンギャップ調整機構70のレイアウトの自由度が増すという利点もある。
次に、プラテンギャップ調整機構70の可動側ユニット100および回転カム機構110、120は、サイドフレーム53の内側表面53dに沿って配置されている。プリンターサイドフレーム53の外側表面には、媒体搬送用の動力伝達機構140が配置されている。プリンターサイドフレーム53の内側のスペースを利用することで、プラテンギャップ調整機構70を、動力伝達機構140の有無に拘わらず、印刷媒体搬送路13の両側のプリンターサイドフレーム53、54の何れの側にも配置できる。このように、媒体搬送用の動力伝達機構140によって、プラテンギャップ調整機構70の配置位置が制限されることがなく、印刷媒体搬送路のいずれの側にもプラテンギャップ調整機構70を配置することができるので、プラテンギャップ調整機構70のレイアウトの自由度が増す。
ここで、プラテンギャップ調整機構70の可動側ユニット100はサイドフレーム53の内側に配置されているので、可動側ユニット100の構成部品をヘッドキャリッジ59に当接可能な当接部材として利用することが可能である。あるいは、可動側ユニット100に、当接部材を配置することも可能である。
例えば、可動側ユニット100の第1、第2ブラケット102、103におけるプリンター幅方向Xの内側の端面部分を、ヘッドキャリッジ59との当接部として利用することができる。すなわち、ヘッドキャリッジ59がサイドフレーム53の側への移動時に、所定の移動限界を超えてサイドフレーム53の側に移動すると、当該ヘッドキャリッジ59の側部が第1、第2ブラケット102、103に形成した当接部に当るようにすればよい。
次に、プラテンギャップ調整機構70の基準位置検出部150においては、検出フラグ板151を第1位置(図16(b5))から第2位置(図16(b3))までの間の僅かな角度範囲内で回転することで、基準位置を設定できる。したがって、回転部材である複合歯車130と共にほぼ1回転する検出フラグ板を用いる場合に比べて、検出フラグ板のフラグの移動に必要なスペースが少なくて済む。よって、基準位置検出部150の外径寸法の小型・コンパクト化に極めて有利である。
なお、本実施の形態では、検出フラグ板151を、その回転中心線150aを中心として、回転させるようにしている。この代わりに、検出フラグ板151を例えば直線方向に往復移動させることも可能である。
例えば、図18に示す基準位置検出部150Aは、第1位置から検出位置を経由して第2位置までの間を直線方向に往復移動可能な検出フラグ板180を備えている。引張コイルバネ等の付勢部材181によって、検出フラグ板180を第1位置に向かう方向に付勢しておく。また、第1位置を規定する移動規制部材182を配置しておく。複合歯車などの回転部材183には回転側係合部184を形成し、検出フラグ板180における第1位置の側の側面に、回転側係合部184に係合可能なフラグ側係合部185を形成しておく。検出フラグ板180が検出位置を通過する際に、そのフラグ186を検出可能な位置に検出器187を配置しておく。回転部材183の回転に伴って検出フラグ板180が図に示す第1位置から第2位置に向けて移動するので、検出器187の出力信号に基づき、回転部材183の回転方向の基準位置を設定できる。
また、上記の実施の形態のプリンター1では、2本のガイド軸57、58によってヘッドキャリッジ59がプリンター幅方向にスライド可能に支持され、ここに印刷ヘッド22が搭載されている。本発明は、1本のガイド軸によってヘッドキャリッジがプリンター幅方向にスライド可能に支持されている構成のプリンターにも適用可能である。この場合には、上記の同期回転機構の代わりに、一箇所にウォームが形成された可動側回転軸と、ガイド軸の軸端部に取り付けたウォームホィールとを用いればよい。この場合においても、可動側回転軸と固定側回転軸の間を、自在継手ユニットを介して連結しておけばよい。
さらに、本発明は、ライン型のプリンターにおけるプラテンギャップ調整機構として用いることができる。
さらにまた、上記の実施の形態では、可動側回転軸の回転をガイド軸に伝達するためにウォームとウォームホィールを用いている。この代わりに、ガイド軸に同軸に駆動側の傘歯車を配置し、ガイド軸の側に、駆動側の傘歯車にかみ合う従動側の傘歯車を配置することも可能である。
1 プリンター、2 プリンター本体部、2A 本体ケース、3 反転ユニット、3A 閉じ位置、3B 開き位置、4 凹部、4a 内側側面、4b 内側側面、5 給紙カセット装着部、6 給紙カセット、7 排紙トレイ、8 排紙口、9 操作面、10a,10b 開閉蓋、11 開閉蓋、12 用紙供給路、13 本体側搬送路、14 反転用搬送路、15 給紙ローラー、16 リタードローラー、17 搬送ローラー、18 従動ローラー、20用紙検知レバー、21 紙送りローラー対、22 印刷ヘッド、22a ノズル面、23 第1排紙ローラー対、24 第2排紙ローラー対、25 プラテン、26 上側経路、27 下向き経路、28 下側経路、29 上向き経路、30 共通経路、31 第1搬送ローラー、31a ローラー軸、32 従動ローラー、33 第2搬送ローラー、33a ローラー軸、34 従動ローラー、35 合流部、36 経路切替フラップ、40 開閉中心線、41 ユニットケース、42 背面カバー、42a 開口部、43 操作レバー、44 ロック片、45 ロック穴、50 プリンター機構部、51 プリンター本体フレーム、52 ベースフレーム、53 サイドフレーム、53a ガイド穴、53b ガイド穴、53c 外側表面、53d 内側表面、54 サイドフレーム、55 フロントフレーム、56 リアフレーム、57 第1ガイド軸、57a 軸端部、57b 軸端部、58 第2ガイド軸、58a 軸端部、58b 軸端部、59 ヘッドキャリッジ、60 タイミングベルト、61 キャリッジ駆動モーター、62 捩りコイルバネ、63 引張コイルバネ、64 引張コイルバネ、70 プラテンギャップ調整機構、80 固定側ユニット、81 モーター、82 伝達歯車列、83 固定側回転軸、83a 回転中心線、84 ピニオン、85 中間伝達歯車、86 軸側伝達歯車、87 ウォーム歯車、88 ユニットケース、88a ケース本体部、88b ケースカバー、90 自在継手ユニット、91 固定側自在継手部、92 可動側自在継手部、100 可動側ユニット、101可動側回転軸、101a 軸端部、101b 軸端部、102 第1ブラケット、102a 天板部分、102b 端板部分、102c 端板部分、102d 側板部分、102e バネ掛け、103 第2ブラケット、103a 天板部分、103b 端板部分、103c 端板部分、103d 側板部分、103e バネ掛け、104 第1ウォーム、105 第2ウォーム、106 第1ウォームホィール、107 第2ウォームホィール、110 第1回転カム機構、111 回転カム、112 外周カム面、113 カムフォロワー、120 第2回転カム機構、121 回転カム、122 外周カム面、123 カムフォロワー、130 複合歯車、131 円筒状本体部、132 ウォームホィール、133 間欠外歯歯車、134 外歯歯車、135 回動軸、136 ローラー支持板、140 動力伝達機構、141 モーター、142 ピニオン、143 軸端部、144 伝達歯車、145 軸端部、146 伝達歯車、147 タイミングベルト、150 基準位置検出部、150A 基準位置検出部、150a 回転中心線、151 検出フラグ板、152 円環状本体部、153 当接用突起、154 フラグ、155 エッジ、156 バネ掛け穴、157 フラグ側係合突起、158 歯車側係合突起、158a 円弧部分、158b リブ、160 引張コイルバネ、161 移動規制部、162 検出器、163 検出位置、164 制御部、170 基準位置検出装置、180 検出フラグ板、181 引張コイルバネ、182 移動規制部、183 回転部材、184 回転側係合部、185 フラグ側係合部、186 フラグ、187 検出器、HP ホームポジション、X プリンター幅方向、Y プリンター前後方向、Z プリンター上下方向

Claims (7)

  1. 第1回転位置から、第2回転位置および基準位置を経由して、第3回転位置に至る1回転内の角度範囲を回転可能な回転部材と、
    第1位置から検出位置を経由して第2位置に至る範囲を移動可能な検出フラグと、
    前記検出位置を通過する前記検出フラグを検出する検出器と、
    前記第2回転位置から前記第3回転位置まで回転する前記回転部材に係合させて前記検出フラグを前記第1位置から前記第2位置まで移動させ、前記第3回転位置から前記第2回転位置まで回転する前記回転部材に追従させて前記検出フラグを前記第2位置から前記第1位置まで移動させるフラグ移動機構と、
    を有し、
    前記回転部材が前記基準位置を通過する時点における前記検出フラグの移動位置が前記検出位置であることを特徴とする回転機構の基準位置検出装置。
  2. 前記検出フラグは、前記回転部材と同一の回転中心線を中心として、前記第1位置から前記第2位置までの間を回転可能である請求項1に記載の回転機構の基準位置検出装置。
  3. 前記フラグ移動機構は、
    前記検出フラグの前記第1位置を規定している移動規制部材と、
    前記検出フラグを前記第2位置の側から前記第1位置に向けて付勢している付勢部材と、
    前記回転部材に形成した回転側係合部と、
    前記検出フラグに形成されたフラグ側係合部と、
    を備え、
    前記回転側係合部は、前記回転部材が前記第1回転位置から前記第3回転位置に向かう方向に回転すると前記フラグ側係合部に係合可能であり、
    前記回転部材が前記第3回転位置から前記第2回転位置に回転するまで、前記付勢部材の付勢力によって、前記フラグ側係合部と前記回転側係合部の係合状態が維持される請求項1または2に記載の回転機構の基準位置検出装置。
  4. 前記検出フラグは、
    円盤状あるいは円環状の本体部と、
    前記本体部の外周面から半径方向の外方に突出する当接用突起と、
    前記本体部の前記外周面における前記当接用突起とは円周方向に離れた部位から半径方向の外方に突出する検出用突起と、
    を備え、
    前記移動規制部材は、前記検出フラグの回転に伴う前記当接用突起の移動軌跡上に位置し、
    前記検出器は前記検出用突起の通過を検出する請求項3に記載の回転機構の基準位置検出装置。
  5. 前記検出器の出力に基づき前記回転部材の1回転内の基準位置を検出し、当該基準位置に基づき前記回転部材の回転を制御する制御部を有し、
    前記制御部は、
    前記検出器によって前記検出フラグが検出されているか否か判別し、
    前記検出器によって前記検出フラグが検出されている場合には、前記回転部材を前記第1回転位置に向かう方向に回転させ、前記検出器が前記検出フラグを検出している状態から検出しなくなる状態に切り替わる時点を検出し、当該時点における前記回転部材の回転角度位置を前記基準位置に設定し、
    前記検出器によって前記検出フラグが検出されていない場合には、前記回転部材を前記第3回転位置に向かう方向に回転させ、前記検出器が前記検出フラグを検出していない状態から検出した状態に切り替わる時点を検出し、当該時点における前記回転部材の回転角度位置を前記基準位置に設定する請求項1ないし4のうちのいずれか一つの項に記載の回転機構の基準位置検出装置。
  6. モーターおよび当該モーターによって回転駆動される回転部材を備え、当該回転部材の1回転内の回転角度位置に基づき、印刷ヘッドとプラテンの間のギャップ調整を行うプラテンギャップ調整機構であって、
    前記回転部材の1回転内の基準位置を検出する基準位置検出装置を有し、
    前記基準位置検出装置は、請求項5に記載の回転機構の基準位置検出装置であることを特徴とするプラテンギャップ調整機構。
  7. 請求項6に記載のプラテンギャップ調整機構を有していることを特徴とするプリンター。
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