JP6182900B2 - 媒体検出機構および媒体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録紙等のシート状の媒体を搬送路に沿って搬送して所定の処理を行う媒体処理装置における媒体検出機構に関する。
プリンターやスキャナー、ファクシミリ等の電子機器では、記録紙等のシート状の媒体を搬送路に沿って搬送し、搬送路上の所定位置において記録紙(媒体)への印刷や媒体からの情報の読み取りを行っている。この種の電子機器(媒体搬送装置)は、記録紙の先端または後端を検出する紙検出機構(媒体検出機構)を備えており、検出器からの出力に基づいて記録紙の搬送制御を行っている。特許文献1には、この種の紙検出機構を備えた画像記録装置が開示されている。
特許文献1の画像記録装置は、カットシート(媒体)を搬送ローラーで搬送しており、搬送ローラーのローラー軸にセンサーユニットが取り付けられている。センサーユニットは、カットシート(媒体)の搬送路に突出する検出レバーと、検出レバーの下方に配置された光センサーを備えている。検出レバーの上端は、カットシートが正方向に搬送されるときには、カットシートの端部に押されて正方向に傾く。また、カットシートが逆方向に搬送されるときには、検出レバーの上端が逆方向に押されて傾く。検出レバーの上端がカットシートに押されて正方向あるいは逆方向に傾くと、検出レバーの下端が上端とは逆向きに傾いて、光センサーの間から脱出する。よって、カットシートが正方向および逆方向のどちらの方向に搬送される場合においても、光センサーからの出力に基づいてカットシートの端部を検出できる。
特開2010−76928号公報
特許文献1のセンサーユニットは、検出レバーの下側に光学センサーを設置しており、上下方向の設置スペースが大きい。従って、搬送路の下側に大きな設置スペースを確保する必要があり、装置全体の上下方向の寸法をコンパクト化するのに不利な構成である。センサーユニットを搬送路の上方に配置すれば搬送路の下側に設置スペースを確保する必要がないが、搬送路の上方には印刷ヘッドが配置されているため、センサーユニットの設置スペースを確保するのが困難である。
また、特許文献1の構成では、検出レバーは、搬送路にカットシートがないときには中立位置に保持されており、中立位置から正方向および逆方向のいずれの方向にも回動可能となっている。そして、検出レバーの中立位置への位置決めは、保持バネによって行われている。このように、双方向に移動可能な中立位置への位置決めは、従来は、バネやバランサーによって行われているが、このような位置決め方法では中立位置のバラツキが大きい。従って、高精度な検出は困難である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、装置の小型化に有利で、高精度に媒体を検出できる媒体検出機構および媒体処理装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の媒体検出機構は、シート状の媒体の搬送路における予め設定した媒体検出位置に一端が突出している用紙検知部材と、前記一端が前記媒体検出位置を通過する前記媒体の端部によって搬送方向に移動させられるときの前記用紙検知部材の他端の動きに基づいて、予め設定した紙無し位置から紙有り位置に移動するセンサー検知部材と、前記センサー検知部材を前記紙無し位置に向けて付勢する付勢部材と、前記センサー検知部材が前記紙無し位置と前記紙有り位置との間で移動するときに出力が切り換わる検知器とを有することを特徴とする。
本発明は、このように、搬送される用紙の端部によって用紙検知部材の一端が移動させられると、この動きに基づいて、用紙検知部材とは別に設けられたセンサー検知部材が紙無し位置と紙有り位置の間を移動する。このようにすると、搬送路上の媒体検出位置から離してセンサー検知部材を配置できるため、センサー検知部材の動きを検出する検出器を搬送路から離して設置できる。従って、搬送路の上下に検出器の設置スペースを確保するのが困難であっても媒体検出機構を設置でき、装置の上下方向(搬送面に対して垂直な方向)の寸法を小さくできる。また、センサー検出部材を遠くまで延ばすことによって用紙検知部材の動きを増幅できるため、検出精度を向上させることができる。
本発明において、前記用紙検知部材は、前記搬送路の前記媒体の搬送方向と直交する幅方向に延びる回転中心線を中心として回転可能に支持され、前記媒体の端部によって搬送方向に押圧されない状態では予め設定した回転位置に位置決めされており、前記用紙検知部材の前記他端には、当該用紙検知部材が前記予め設定した回転位置から第1の回転方向に回転したときに前記センサー検知部材を押圧して前記紙有り位置側に移動させる第1カム面、および、前記用紙検知部材が前記予め設定した回転位置から前記第1の回転方向とは逆向きの第2の回転方向に回転したときに前記センサー検知部材を押圧して前記紙有り位置側に移動させる第2カム面が設けられており、前記用紙検知部材は、前記一端が前記搬送路の第1の搬送方向に移動させられるのに伴って前記第1の回転方向に回転し、前記一端が前記搬送路の前記第1の搬送方向とは逆向きの第2の搬送方向に移動させられるのに伴って前記第2の回転方向に回転する構成とすることができる。このような構成では、用紙検知部材が正逆いずれの方向に回転するときも、センサー検知部材は同一方向に移動して、同一の紙有り位置に移動する。従って、媒体が正逆いずれの方向に搬送されても、同一の検出器によってその端部を検出できる。また、媒体の双方向の動きを検出できる構成でありながら、センサー検知部材の可動範囲を小さくできる。よって、設置スペースをより小さくすることができる。
また、本発明において、前記センサー検知部材は、前記第1カム面および前記第2カム面によって押圧される押圧部位と、前記検出器によって検出される被検出部位との間に設けられた支軸を中心として回転可能に支持されている構成とすることができる。このようにすると、支軸の位置に応じて、押圧部位の動きを増幅して被検出部位に伝達できる。従って、検出精度を向上させることができる。
更に、本発明において、前記センサー検知部材は、前記付勢部材の付勢力によって前記押圧部位を前記第1カム面および前記第2カム面の両方に押し付けて、前記用紙検知部材を前記予め設定した回転位置に位置決めすることが望ましい。このように、付勢部材の付勢力によって部材同士を複数個所で当接させて中立位置に位置決めする構成では、付勢部材やバランサーによってバランスを取ることによって中立位置に位置決めする構成と比較して、高精度に位置決めできる。従って、媒体の端部を高精度に検出できる。
次に、本発明の媒体処理装置は、 シート状の媒体が搬送される搬送路が形成された装置本体を有し、当該装置本体は、前記搬送路において前記媒体を搬送する媒体搬送機構と、前記搬送路において前記媒体に所定の処理を行う媒体処理部と、前記媒体の端部が前記搬送路における予め設定した媒体検出位置を通過するときに出力が切り換わる上記の媒体検出機構とを備えることを特徴としている。
また、本発明の媒体処理装置において、前記媒体処理部は、前記媒体に印刷を行う印刷ヘッドを備えている。このように、本発明は、印刷ヘッドを備えたプリンターの搬送路における媒体検出機構として用いた場合に、印刷ヘッドおよびヘッド駆動機構と干渉せず、且つ、装置本体の上下寸法を増大させない位置に検出器を配置できる。よって、装置本体の小型化に有利である。
また、本発明の媒体処理装置において、前記搬送路は、前記媒体が第1の搬送方向および当該第1の搬送方向とは逆向きの第2の搬送方向に搬送される双方向搬送路であり、前記媒体搬送機構は、前記媒体を前記第1の搬送方向および前記第2の搬送方向に搬送するように構成されており、前記媒体検出機構は、前記第1の搬送方向に搬送される前記媒体の端部が前記媒体検出位置を通過するとき、および、前記第2の搬送方向に搬送される前記媒体の端部が前記媒体検出位置を通過するときに出力が切り換わることが望ましい。このようにすると、媒体の双方向の動きを高精度に検出でき、且つ、媒体検出機構による装置寸法の増大を抑制できる。
ここで、本発明の媒体処理装置において、前記装置本体に取り付けた反転ユニットを有し、当該反転ユニットは、前記双方向搬送路から送り込まれる媒体を、その表裏を反転させて当該双方向搬送路に戻す反転用搬送路を備え、前記媒体搬送機構は、前記双方向搬送路における前記反転用搬送路の合流部と、前記媒体処理部との間に配置された搬送ローラーを備え、前記媒体検出位置は、前記反転用搬送路の合流部と前記搬送ローラーとの間に設定されていることが望ましい。このようにすると、搬送ローラーの近傍で媒体を検出して媒体処理位置に送り込むことができる。よって、高精度な搬送を行うことができ、高精度な媒体処理を行うことができる。また、搬送精度向上と、装置の小型化を両立できる。
本発明によれば、搬送路上の媒体検出位置から離してセンサー検知部材を配置できるため、センサー検知部材の動きを検出する検出器を搬送路から離して設置できる。従って、搬送路の上下に検出器の設置スペースを確保するのが困難であっても媒体検出機構を設置でき、装置の上下方向(搬送面に対して垂直な方向)の寸法を小さくできる。また、センサー検出部材を遠くまで延ばすことによって用紙検知部材の動きを増幅できるため、検出精度を向上させることができる。
本発明を適用したプリンターを示す前側斜視図である。 図1のプリンターの概略縦断面図および部分断面図である。 本体側搬送路における紙検出機構の検出動作を示す説明図である。 紙検出機構の斜視図である。 紙検出機構の縦断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した媒体処理装置およびその媒体検出機構の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、本発明を両面印刷可能なプリンターに適用したものであるが、本発明は、反転ユニットを備えたスキャナー、ファクシミリ等のプリンター以外の媒体処理装置に対しても同様に適用可能である。
[プリンターの全体構成]
図1は本実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単に「プリンター」という。)を前方から見た場合の外観斜視図である。また、図2(a)はプリンターの内部構成を示す概略縦断面図であり、図2(b)は部分縦断面図である。
図1、図2を主に参照して、プリンター1の全体的な形状を説明する。プリンター1は、プリンター本体部2(装置本体)と反転ユニット3を備えている。プリンター本体部2は、全体としてプリンター幅方向Xに長い直方体形状をしており、その背面の中央部分には凹部4が形成されており、ここに、反転ユニット3が装着されている。反転ユニット3は、シート状の媒体である印刷用紙P(以下、単に「用紙P」という。)の表裏を反転させた状態で当該用紙Pをプリンター本体部2に戻すためのユニットである。反転ユニット3は、開閉式の反転ユニットであり、そのプリンター上下方向の下端部分を中心として、プリンター前後方向Yの後方に開けることが可能である。
プリンター本体部2には、プリンター本体部2の前面におけるプリンター上下方向Zの下側部分において、プリンター前後方向Yの前方に開口する給紙カセット装着部5が設けられている。給紙カセット装着部5には、前方から給紙カセット6が着脱可能に装着されている。給紙カセット装着部5の上側には排紙トレイ7が取り付けられている。排紙トレイ7は前方に略水平に突出している。排紙トレイ7の上側には、プリンター後方に延びる矩形の排紙口8が形成されている。
排紙口8の上側のプリンター前面部分は操作面9となっている。操作面9には、電源スイッチ9a、複数の状態表示ランプ9b等が配列されている。排紙トレイ7および排紙口8の両側のプリンター前面部分には、矩形の開閉蓋10a、10bが取り付けられている。これらの開閉蓋10a、10bを開けると、インクカートリッジ装着部(図示せず)が開口し、インクカートリッジ(図示せず)の交換等を行うことができる。プリンター上面部分は略平坦な面となっており、その中央部分には、メンテナンス用の開閉蓋11が取り付けられている。
[プリンターの内部構成]
図2を参照して、プリンター1の内部構成、特に、用紙搬送経路を説明する。プリンター1の内部には、用紙供給路12、本体側搬送路13(双方向搬送路)および反転用搬送路14が形成されている。用紙供給路12および本体側搬送路13は、プリンター本体部2の内部に形成されており、反転用搬送路14は反転ユニット3の内部に形成されている。
用紙供給路12は、給紙カセット6に積層状態で収納されている所定寸法の用紙Pを本体側搬送路13に供給する搬送経路である。用紙供給路12は、給紙カセット装着部5におけるプリンター前後方向Yの後端部分から、プリンター後方に向けて斜め上方に延び、プリンター前方に湾曲して、本体側搬送路13に繋がっている。給紙カセット6に収納されている用紙Pは、給紙ローラー15によって用紙供給路12に送り出される。送り出された用紙Pは、リタードローラー16と搬送ローラー17のニップ部を介して1枚ずつ送り出され、搬送ローラー17と従動ローラー18のニップ部を介して、本体側搬送路13に向けて搬送される。
本体側搬送路13は、プリンター前後方向Yに略水平に延びて排紙口8に至る搬送経路である。本体側搬送路13に沿って、その用紙搬送方向の上流側から順に、用紙検知レバー111、紙送りローラー対21、印刷ヘッド22(媒体処理部)、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24が配置されている。印刷ヘッド22はインクジェットヘッドであり、そのノズル面に対して一定のギャップでプラテン25が配置されている。
用紙供給路12から本体側搬送路13に送り込まれた用紙Pは、搬送ローラー17によって、用紙検知レバー111を押し上げながら紙送りローラー対21に送り込まれる。紙送りローラー対21に送り込まれた用紙Pは、紙送りローラー対21によって印刷ヘッド22の印刷位置を経由して、第1排紙ローラー対23に向けて搬送される。第1排紙ローラー対23に送り込まれた用紙Pは、第1排紙ローラー対23および第2排紙ローラー対24を経由して、排紙口8から排紙トレイ7に排出される。
一方、反転ユニット3の内部に形成されている反転用搬送路14は、本体側搬送路13に対して、プリンター上下方向Zの下側に配置されており、全体として、プリンター上下方向Zにループを描く搬送経路である。反転用搬送路14は、本体側搬送路13の上流端13aに接続されている。反転用搬送路14は、本体側搬送路13の上流端13aからプリンター前後方向Yの後方に略水平に延びる上側経路26、この上側経路26に連続してプリンター上下方向Zの下方に湾曲して直線状に延びる下向き経路27、この下向き経路27に連続してプリンター前後方向Yの前方に湾曲して延びる下側経路28、および、この下側経路28から上方に湾曲して延びる上向き経路29を備えている。
上向き経路29は、その上側の部分がプリンター前方に斜めに湾曲して、上記の用紙供給路12の途中位置に合流している。したがって、上向き経路29と用紙供給路12の下流側の部分は、共通経路30となっている。この共通経路30は、搬送ローラー17の外周面に沿って延びる湾曲経路である。
上側経路26と下向き経路27の間には、第1搬送ローラー31および従動ローラー32が配置され、下側経路28と上向き経路29の間には、第2搬送ローラー33および従動ローラー34が配置されている。本体側搬送路13から反転用搬送路14に送り込まれる用紙Pは、第1搬送ローラー31と従動ローラー32のニップ部に送り込まれ、第1搬送ローラー31によって、第2搬送ローラー33と従動ローラー34のニップ部に送り込まれ、第2搬送ローラー33によって、搬送ローラー17と従動ローラー18のニップ部に送り込まれる。この後は、用紙Pは、搬送ローラー17によって、再び本体側搬送路13に送り込まれる。
ループ状の反転用搬送路14を経由することで、用紙Pは、表裏が反転した状態で本体側搬送路13に戻される。したがって、反転用搬送路14を経由させることで、用紙Pの両面印刷を行うことができる。
また、プリンター1のプリンター本体部2では、本体側搬送路13はプリンター前後方向Yに略直線状に延びる経路であり、本体側搬送路13を挟み、上側に印刷ヘッド22等の機構部分が配置され、下側に給紙カセット装着部5および用紙供給路12が配置されている。また、反転ユニット3はプリンター本体部2の後側に配置されている。
ここで、本体側搬送路13の上流端13a、反転用搬送路14の上流端、および上向き経路29の下流端の合流部35には、経路切替フラップ36が配置されている。経路切替フラップ36は、そのプリンター前後方向Yの後端部を中心として、プリンター上下方向Zに回動可能な状態で配置されている。経路切替フラップ36は、通常の状態では、その自重によって、プリンター前後方向Yの前側のフラップ本体部分が搬送ローラー17の外周面に載った第1切替位置の状態に保持される。
この状態において、本体側搬送路13の側からバックフィードされる用紙Pは、経路切替フラップ36によって反転用搬送路14の側に案内される。用紙Pは、反転用搬送路14を経由して、再び合流部35に戻る。経路切替フラップ36は、合流部35に戻る用紙Pによって押し上げられて、第1切替位置から第2切替位置に移動可能である。経路切替フラップ36が第2切替位置に押し上げられると、反転用搬送路14の下流端側の上向き経路29が本体側搬送路13に連通する。したがって、用紙Pは、経路切替フラップ36を押し上げながら、本体側搬送路13に送り込まれる。用紙Pが通過した後は、経路切替フラップ36は、再び、自重により第1切替位置に戻る。
給紙カセット6から用紙Pを供給する場合にも、同様に、用紙供給路12から本体側搬送路13に向かう用紙Pによって経路切替フラップ36が押し上げられる。用紙Pが通過した後は、経路切替フラップ36は自重により第1切替位置に戻る。よって、本体側搬送路13からバックフィードされる用紙Pが、共通経路30を介して、反転用搬送路14あるいは用紙供給路12の側に入り込んでしまうことが無い。また、用紙Pの経路の切り替えを、駆動源、付勢部材等を用いることなく、簡単な構成で行うことができる。
[紙検出機構(媒体検出機構)]
図3は本体側搬送路13における紙検出機構110の検出動作を示す説明図であり、図3(a)は紙検出機構110が用紙Pを検出していない未検出状態、図3(b)は上流側から下流側へ向けて搬送される用紙Pの端部を検出する第1検出状態、図3(c)は下流側から上流側へ向けてバックフィードされる用紙Pの端部を検出する第2検出状態を示している。また、図4は紙検出機構110の斜視図であり、図4(a)は斜め前方から見た斜視図、図4(b)は斜め後方から見た斜視図である。更に、図5は紙検出機構110の縦断面図(図4(a)のB−B断面図)である。
プリンター1は、本体側搬送路13において用紙Pの端部を検出する紙検出機構110を備えている。紙検出機構110による用紙検出位置A(媒体検出位置)は、本体側搬送路13の上流端13aと紙送りローラー対21との間に設定されている。用紙検出位置Aを紙送りローラー対21の近傍に設定することにより、紙検出機構110の出力に基づいて高精度な搬送制御を行うことができる。紙送りローラー対21は、本体側搬送路13の下側に配置された紙送りローラー21a(搬送ローラー)と、紙送りローラー21aの上側に配置され、紙送りローラー21aに用紙Pを押し付ける押さえローラー21bを備えている。紙検出機構110は、用紙検知レバー111(用紙検知部材)と、用紙検知レバー復帰バネ112と、センサー検知レバー113(センサー検知部材)と、センサー検知レバー復帰バネ114(付勢部材)と、透過型検出器115(検出器)と、これらの各部品を支持する支持フレーム116を備えている。
図2、図3に示すように、用紙検知レバー111は、本体側搬送路13の上方に配置されている。用紙検知レバー111の一端には、プリンター上下方向Zの下方に延びる直線状の検出腕部111aが形成されている。検出腕部111aの先端は、本体側搬送路13の用紙検出位置Aに用紙Pがない状態では、図3(a)に示すように、用紙検出位置Aに突出している。一方、用紙検知レバー111の他端(上端)には、立体カム111bが形成されている。立体カム111bは、下向きの円弧状に湾曲している。検出腕部111aは、立体カム111bにおける円弧の中央部分から下向きに延びている。立体カム111bは、円弧の周方向の一端側に設けられた第1カム面111cと、円弧の周方向の他端側に設けられた第2カム面111dを備えている。立体カム111bは半円分の円弧形状をしており、第1カム面111cおよび第2カム面111dは、検出腕部111aの先端と逆の側を向いている。
支持フレーム116は、本体側搬送路13の上方に配置され、概略L字形状をしている。支持フレーム116は、本体側搬送路13の上方において横向きに延びる横フレーム116aと、横フレーム116aにおけるプリンター前後方向Yの後端寄りの部位から上方に延びる縦フレーム116bを備えており、プリンター本体部2の内部機構を支持するメカフレームに固定されている。
用紙検知レバー111には、第1カム面111cと第2カム面111dから等距離の位置に、プリンター幅方向Xの両側に突出する一対の支軸111eが形成されている。横フレーム116aに形成された装着孔に支軸111eを嵌め込むことにより、用紙検知レバー111が横フレーム116aに回転可能に取り付けられている。これにより、用紙検知レバー111は、支軸111eを中心として、本体側搬送路13の幅方向すなわちプリンター幅方向Xに延びる回転中心線111f周りに回転可能となっている。図3に示すように、検出腕部111aは横フレーム116aの下側に突出しており、その先端は、本体側搬送路13の下側に配置された下側紙ガイド117に対向している。下側紙ガイド117は、回転中心線111fを中心として揺動する検出腕部111aと干渉しないように、下向きに凹んだ形状となっている。
用紙検知レバー復帰バネ112は、プリンター前後方向Yの後方に延びるコイルバネである。図5に示すように、用紙検知レバー復帰バネ112は、立体カム111bのプリンター前後方向Yの後端部分(第2カム面111dが設けられた部分)に一端が固定され、他端は横フレーム116aに固定されている。用紙検知レバー111は、本体側搬送路13に上流側から用紙Pが送り込まれると、この用紙Pの端部(前端)によって検出腕部111aの先端が下流側すなわちプリンター前後方向Yの前方に押され、図3(b)に示す第1検出位置C1まで回転する。また、紙送りローラー対21の側から用紙Pがバックフィードされると、この用紙Pの端部(後端)によって検出腕部111aの先端が上流側すなわちプリンター前後方向Yの後方に押され、図3(c)に示す第2検出位置C2まで回転する。用紙検知レバー復帰バネ112は、第1検出位置C1あるいは第2検出位置C2から、図3(a)に示す中立位置Cに復帰させる方向に用紙検知レバー111を付勢している。用紙検知レバー111は、本体側搬送路13を通過する用紙Pによって搬送方向に押されていない状態では、中立位置C(予め設定した回転位置)に位置決めされている。
センサー検知レバー113は、用紙検知レバー111よりも大型の部材である。センサー検知レバー113の下端には、立体カム111bの第1カム面111cおよび第2カム面111dの上方に配置される押圧腕部113a(押圧部位)が形成されている。押圧腕部113aは、立体カム111bの上方においてプリンター前後方向Yに延びており、その先端はプリンター前後方向Yの前方側を向いている。押圧腕部113aは、レバー本体部113bの下端部分に鈍角をなすように接続されている。レバー本体部113bは、プリンター前後方向Yの後方に向かうに従ってプリンター上下方向の上方に延びる斜めの姿勢をしており、その上端部分は、鈍角をなすように屈曲した後に上方に延びている。レバー本体部113bの上端には、薄肉部113c(被検出部位)が形成されている。薄肉部113cは、図4(b)に示すように、プリンター幅方向Xの厚さが他の部分よりも薄く形成されている。
レバー本体部113bの長手方向のほぼ中央の位置には、プリンター幅方向Xの両側に突出する一対の支軸113dが形成されている。縦フレーム116bに形成された装着溝に支軸113dを嵌め込むことにより、センサー検知レバー113が縦フレーム116bに回転可能に取り付けられている。これにより、センサー検知レバー113は、支軸113dを中心として、本体側搬送路13の幅方向すなわち搬送方向と直交する方向に延びる回転中心線113e周りに回転可能となっている。本形態では、本体側搬送路13の搬送方向と直交する方向は、プリンター幅方向Xと一致している。なお、本形態では支軸113dの位置をレバー本体部113bの長手方向のほぼ中央に設定しているが、支軸113dの位置を調整することにより、センサー検知レバー113が回転するときの薄肉部113cの移動量を調整できる。また、センサー検知レバー113の寸法を調整することによっても薄肉部113cの移動量およびその位置を適宜調整できる。
センサー検知レバー復帰バネ114は、レバー本体部113bの支軸113dに装着されたコイルバネである。センサー検知レバー復帰バネ114の一方のバネ足は縦フレーム116bに係合され、他方のバネ足はセンサー検知レバー復帰バネ114に係合されている。センサー検知レバー113は、センサー検知レバー復帰バネ114の付勢力により、押圧腕部113aを立体カム111bに押し付ける方向(図5に示す回転方向R1)に付勢されている。押圧腕部113aが立体カム111bに押し付けられると、立体カム111bの第1カム面111cおよび第2カム面111dがいずれも押圧腕部113aに当接した状態が形成される。この状態では、用紙検知レバー111が正逆いずれの方向にも回転不能となる。これが、図3(a)、図5に示す中立位置Cに用紙検知レバー111が位置決めされた状態である。用紙検知レバー111が中立位置Cに位置決めされたとき、センサー検知レバー113は紙無し位置D1に位置決めされている。このように、部材同士を複数箇所で当接させて位置決めすることにより、用紙検知レバー111の中立位置Cへの位置決めを精度良く行うことができる。
ここで、本体側搬送路13に上流側から用紙Pが送り込まれると、上述したように、この用紙Pの端部(前端)によって検出腕部111aがプリンター前後方向Yの前方に押され、図3(b)に示すように、用紙検知レバー111が第1の回転方向Q1に回転して、第1検出位置C1に移動する。この動きにより、立体カム111bが傾いて第1カム面111cが上昇する。このとき、第1カム面111cは、センサー検知レバー113の押圧腕部113aに下側から当接して押圧腕部113aを押し上げる。これにより、センサー検知レバー113がセンサー検知レバー復帰バネ114の付勢力に逆らって回転方向R2に回転する。すなわち、用紙検知レバー111が第1検出位置C1に移動すると、センサー検知レバー113は、図3(b)に示すように紙有り位置D2に移動する。
一方、本体側搬送路13の用紙Pが紙送りローラー対21の側から用紙検出位置Aに向けてバックフィードされると、上述したように、この用紙Pの端部(後端)によって検出腕部111aの先端がプリンター前後方向Yの後方に押され、図3(c)に示すように、用紙検知レバー111が第2の回転方向Q2に回転して、第2検出位置C2に移動する。この動きにより、立体カム111bが図3(b)の状態とは逆に傾いて第2カム面111dが上昇する。このとき、第2カム面111dは、第1カム面111cが上昇するときと同様にセンサー検知レバー113の押圧腕部113aに下側から当接して、押圧腕部113aを押し上げる。これにより、センサー検知レバー113がセンサー検知レバー復帰バネ114の付勢力に逆らって回転方向R2に回転する。すなわち、用紙検知レバー111が第2検出位置C2に到達すると、センサー検知レバー113は、図3(c)に示すように紙有り位置D2に到達する。
このように、本形態では、本体側搬送路13の用紙Pが上流側から下流側に向かう方向(第1の搬送方向)、および、下流側から上流側に向かう方向(第2の搬送方向)の双方向に搬送されるのに伴って、用紙検知レバー111は、中立位置Cから第1の回転方向Q1および第2の回転方向Q2の双方向に回転する。そして、この回転動作がセンサー検知レバー113に伝達されるときに、紙無し位置D1から紙有り位置D2へ向かう同一方向の動きに変換される。すなわち、用紙検知レバー111は、本体側搬送路13の用紙Pが上流側から下流側に向かう方向(第1の搬送方向)に搬送されるとき、および、下流側から上流側に向かう方向(第2の搬送方向)に搬送されるときのいずれの場合においても、センサー検知レバー113を紙無し位置D1から紙有り位置D2に移動させる。
透過型検出器115は、縦フレーム116bの上端部分に保持されている。透過型検出器115は、プリンター幅方向Xに対向して配置された発光部115aおよび受光部115bを備えている。発光部115aおよび受光部115bの間の隙間は、センサー検知レバー113の上端に形成された薄肉部113cがこの隙間を通過可能となるように設定されている。透過型検出器115は、受光部115bの出力に基づいて生成した検出信号をプリンター1の制御部に出力する。
センサー検知レバー113が紙無し位置D1にある状態では、図3(a)、図4(b)に示すように、センサー検知レバー113の上端に形成された薄肉部113cが発光部115aと受光部115bの間に挿入されている。一方、センサー検知レバー113が紙有り位置D2に移動した状態では、図3(b)(c)に示すように、センサー検知レバー113の上端に形成された薄肉部113cが発光部115aと受光部115bの間から抜け出している。つまり、透過型検出器115の出力は、センサー検知レバー113が紙無し位置D1から紙有り位置D2に移動するとき、および、紙有り位置D2から紙無し位置D1に戻るときに切り換わる。従って、透過型検出器115の出力に基づき、用紙Pの端部が用紙検出位置Aを通過したことを検出できる。プリンター1の制御部は、透過型検出器115の出力に基づいて用紙Pの端部の位置を判定し、判定結果に基づいて紙送りローラー21aを駆動制御して、用紙Pを搬送する。
なお、センサー検知レバー113が紙有り位置D2のときに薄肉部113cが発光部115aと受光部115bの間に挿入され、センサー検知レバー113が紙無し位置D1のときに薄肉部113cが発光部115aと受光部115bの間から抜けだすように透過型検出器115を配置してもよい。このような配置でも、同様の制御を行うことができる。また、透過型検出器115ではなく反射型検出器を用いても良いし、接触式のセンサーや近接センサーなどを用いることもできる。
以上のように、本形態では、用紙検出位置Aを通過する用紙Pの端部によって用紙検知レバー111の一端が移動させられると、この動きに基づいて、用紙検知レバー111とは別体のセンサー検知レバー113が紙無し位置D1と紙有り位置D2の間を移動する。このようにすると、用紙検出位置Aから離してセンサー検知レバー113を配置でき、透過型検出器115を用紙検出位置Aから離して設置できる。従って、用紙検出位置Aの上下に透過型検出器115の設置スペースを確保するのが困難であっても紙検出機構110を設置でき、プリンター本体部2の上下方向(搬送面に対して垂直な方向)の寸法を小さくできる。また、センサー検知レバー113を遠くまで延ばすことによって用紙検知レバー111の動きを増幅できるため、検出精度を向上させることができるという利点もある。更に、搬送路の近傍には用紙Pから発生する紙粉が堆積するため、透過型検出器115のような光センサーを設置すると紙粉に起因する検出不良が発生するおそれがあるが、搬送路から検出器を離して設置することにより、このような不具合を抑制できる。
特に、本形態では、紙送りローラー対21の近傍に印刷ヘッド22およびヘッド駆動機構が配置されているが、このような機構と干渉しないように紙検出機構110を設置できる。また、本形態では、プリンター本体部2の後方に反転ユニット3が配置された構成であるために、反転ユニット3を着脱する機構や用紙Pの経路を切り換える機構等によって、本体側搬送路13と反転用搬送路14の合流部35付近のスペースが狭くなっているが、このような構成でも、プリンター本体部2の寸法を増大させることなく、紙送りローラー対21の近傍に紙検出機構110を設置できる。従って、高精度な搬送を行うことができ、高精度な印刷を行うことができる。
また、本形態では、本体側搬送路13の用紙Pが上流側から下流側に向かう方向(第1の搬送方向)に搬送されるとき、および、下流側から上流側に向かう方向(第2の搬送方向)に搬送されるときのいずれの場合においても、センサー検知レバー113を紙無し位置D1から紙有り位置D2に移動させることができる。このようにすると、双方向に搬送される用紙Pの端部を検出できる構成でありながら、センサー検知レバー113の双方向の動きを検出する必要がなく、1方向の動きのみを検出できればよい。従って、用紙Pの双方向の動きを検出できる構成でありながら、センサー検知レバー113の可動範囲を小さくすることができる。よって、設置スペースをより小さくできる。
1…プリンター(媒体処理装置)、2…プリンター本体部、3…反転ユニット、4…凹部、5…給紙カセット装着部、6…給紙カセット、7…排紙トレイ、8…排紙口、9…操作面、9a…電源スイッチ、9b…状態表示ランプ、10a、10b…開閉蓋、11…開閉蓋、12…用紙供給路、13…本体側搬送路、13a…上流端、14…反転用搬送路、15…給紙ローラー、16…リタードローラー、17…搬送ローラー、18…従動ローラー、21…紙送りローラー対、21a…紙送りローラー(搬送ローラー)、21b…押さえローラー、22…印刷ヘッド(媒体処理部)、23…排紙ローラー対、24…排紙ローラー対、25…プラテン、26…上側経路、27…下向き経路、28…下側経路、29…上向き経路、30…共通経路、31…搬送ローラー、32…従動ローラー、33…搬送ローラー、34…従動ローラー、35…合流部、36…経路切替フラップ、110…紙検出機構(媒体検出機構)、111…用紙検知レバー(用紙検知部材)、111a…検出腕部、111b…立体カム、111c…第1カム面、111d…第2カム面、111e…支軸、111f…回転中心線、112…用紙検知レバー復帰バネ、113…センサー検知レバー(センサー検知部材)、113a…押圧腕部(押圧部位)、113b…レバー本体部、113c…薄肉部(被検出部位)、113d…支軸、113e…回転中心線、114…センサー検知レバー復帰バネ(付勢部材)、115…透過型検出器(検出器)、115a…発光部、115b…受光部、116…支持フレーム、116a…横フレーム、116b…縦フレーム、117…下側紙ガイド、A…用紙検出位置(媒体検出位置)、C…中立位置(予め設定した回転位置)、C1…第1検出位置、C2…第2検出位置、D1…紙無し位置、D2…紙有り位置、P…用紙(媒体)、Q1…第1の回転方向、Q2…第2の回転方向、R1…回転方向、R2…回転方向、X…プリンター幅方向、Y…プリンター前後方向、Z…プリンター上下方向

Claims (7)

  1. シート状の媒体の搬送路における予め設定した媒体検出位置に一端が突出している用紙
    検知部材と、
    前記一端が前記媒体検出位置を通過する前記媒体の端部によって搬送方向に移動させら
    れるときの前記用紙検知部材の他端の動きに基づいて、予め設定した紙無し位置から紙有
    り位置に移動するセンサー検知部材と、
    前記センサー検知部材を前記紙無し位置に向けて付勢する付勢部材と、
    前記センサー検知部材が前記紙無し位置と前記紙有り位置との間で移動するときに出力
    が切り換わる検知器とを有し、
    前記用紙検知部材は、
    前記搬送路の前記媒体の搬送方向と直交する幅方向に延びる回転中心線を中心として回
    転可能に支持され、前記媒体の端部によって搬送方向に押圧されない状態では予め設定し
    た回転位置に位置決めされており、
    前記用紙検知部材の前記他端には、
    当該用紙検知部材が前記予め設定した回転位置から回転したときに前記センサー検知部
    材を押圧して前記紙有り位置側に移動させるカム面が設けられており、
    前記センサー検知部材は、
    前記カム面によって押圧される押圧部位と、前記検知器によって検出される被検出部位
    との間に設けられた支軸を中心として回転可能に支持されており、
    前記用紙検知部材の前記他端の前記カム面は、
    当該用紙検知部材が前記予め設定した回転位置から第1の回転方向に回転したときに前
    記センサー検知部材を押圧して前記紙有り位置側に移動させる第1カム面、および、前記
    用紙検知部材が前記予め設定した回転位置から前記第1の回転方向とは逆向きの第2の回
    転方向に回転したときに前記センサー検知部材を押圧して前記紙有り位置側に移動させる
    第2カム面が設けられており、
    前記用紙検知部材は、
    前記一端が前記搬送路の第1の搬送方向に移動させられるのに伴って前記第1の回転方
    向に回転し、
    前記一端が前記搬送路の前記第1の搬送方向とは逆向きの第2の搬送方向に移動させら
    れるのに伴って前記第2の回転方向に回転することを特徴とする媒体検出機構。
  2. 請求項1において、
    前記押圧部位は、
    前記第1カム面および前記第2カム面によって押圧されることを特徴とする媒体検出機
    構。
  3. 請求項2において、
    前記センサー検知部材は、
    前記付勢部材の付勢力によって前記押圧部位を前記第1カム面および前記第2カム面に
    押し付けて、前記用紙検知部材を前記予め設定した回転位置に位置決めすることを特徴と
    する媒体検出機構。
  4. シート状の媒体が搬送される搬送路が形成された装置本体を有し、
    当該装置本体は、
    前記搬送路において前記媒体を搬送する媒体搬送機構と、
    前記搬送路において前記媒体に所定の処理を行う媒体処理部と、
    前記媒体の端部が前記搬送路における予め設定した媒体検出位置を通過するときに出力
    が切り換わる請求項1ないし3のいずれかの項に記載の媒体検出機構とを備えることを特
    徴とする媒体処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記媒体処理部は、前記媒体に印刷を行う印刷ヘッドを備えていることを特徴とする媒
    体処理装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記搬送路は、
    前記媒体が第1の搬送方向および当該第1の搬送方向とは逆向きの第2の搬送方向に搬
    送される双方向搬送路であり、
    前記媒体搬送機構は、
    前記媒体を前記第1の搬送方向および前記第2の搬送方向に搬送するように構成されて
    おり、
    前記媒体検出機構は、
    前記第1の搬送方向に搬送される前記媒体の端部が前記媒体検出位置を通過するとき、
    および、前記第2の搬送方向に搬送される前記媒体の端部が前記媒体検出位置を通過する
    ときに出力が切り換わることを特徴とする媒体処理装置。
  7. 請求項6において、
    前記装置本体に取り付けた反転ユニットを有し、
    当該反転ユニットは、前記双方向搬送路から送り込まれる媒体を、その表裏を反転させ
    て当該双方向搬送路に戻す反転用搬送路を備え、
    前記媒体搬送機構は、
    前記双方向搬送路における前記反転用搬送路の合流部と、前記媒体処理部との間に配置
    された搬送ローラーを備え、
    前記媒体検出位置は、前記反転用搬送路の合流部と前記搬送ローラーとの間に設定され
    ていることを特徴とする媒体処理装置。
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