JP6142990B2 - 媒体搬送装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
ファクシミリやプリンターなどに代表される記録装置においては、媒体の一例としての記録用紙を手差しで給送する為の機構を備えたものがある。手差し挿入される記録用紙はローラー対によりニップされ、下流側へと送られるが、そのローラーの駆動は、手差し挿入される記録用紙を検出する手差し給送用のセンサーにより行われる(例えば、特許文献1、2)。
特開2012−118142号公報 特開2005−60057号公報
ところで、記録装置においては装置内部で紙ジャムが生じた際に詰まった用紙を取り除く為、用紙搬送経路を露呈させるカバーが設けられることが多い。ここで、このカバーを開くことで用紙搬送経路とともに上述した手差し給送用のセンサーが露呈する構成においては、カバーが開いた状態において手差し給送用センサーに手指が触れられる虞がある。
従って手差し給送用センサーが紙有りを検知するとローラーが駆動される構成においては、用紙無し状態であるにも拘わらず手差しで用紙が挿入されたと誤判断し、その結果給紙エラーとなる虞がある。給紙エラーが生じると、ユーザーはエラー解除操作を行う必要があり、不必要な作業をユーザーに強いることになる
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、用紙搬送経路を露呈させるカバーを開いた状態でも、用紙の挿入を検出するセンサーが用紙有り信号を送出することを防止し、記録装置の不要な動作の発生を回避して装置の取り扱い性を向上させることにある。
上記課題を解決するために本発明の一つの態様に係る媒体搬送装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記媒体を搬送する媒体搬送装置と、を備え、前記媒体搬送装置は、媒体を搬送する搬送手段を備えた装置本体と、前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーと、前記媒体搬送路を通る媒体を検出する媒体検出手段と、前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態に維持する非検出化手段と、を備え、前記媒体検出手段は、発光部と受光部とを有する光学センサーを備えて構成され、前記非検出化手段は、前記カバーと係合及び係合解除可能な係合部、及び前記発光部と前記受光部との間を遮蔽及び開放可能な遮光部を有する揺動部材を備えて構成され、前記カバーが閉じた状態では、前記係合部が前記カバーと係合することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間から退避する姿勢をとり、前記カバーが開いた状態では、前記係合部が前記カバーと係合解除することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間を遮蔽する姿勢をとる、ことを特徴とするものである。
また、本発明の第1の態様の媒体搬送装置は、媒体を搬送する搬送手段を備えた装置本体と、前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーと、前記媒体搬送路を通る媒体を検出する媒体検出手段と、前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態に維持する非検出化手段とを備えることを特徴とするものである。
本態様によれば、媒体搬送装置は、前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態に維持する非検出化手段を備えているので、前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段に触れられても、当該媒体検出手段が媒体の検出信号を送出することを防止できる。その結果、媒体搬送装置の不要な動作の発生を回避して、装置の取り扱い性が向上する。
本発明の第2の態様の媒体搬送装置は、第1の態様において、前記媒体検出手段が媒体を検出すると、前記媒体搬送路に供給された媒体の給送が開始されることを特徴とする。
本態様によれば、媒体が媒体搬送路に供給されると媒体の給送が開始されるので、ユーザーは媒体を供給後に給送開始操作を行う必要がなく、装置の取り扱い性が向上する。
本発明の第3の態様の媒体搬送装置は、第1または第2の態様において、前記カバーを開くことにより、前記媒体検出手段が露呈することを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーが開かれて前記媒体検出手段が露呈しても、前記非検出化手段により媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態を維持しており、露呈した前記媒体検出手段をユーザーが触れても検出状態とはならない。従って、前記媒体検出手段にユーザーが触れることを防止するカバー等を設ける必要がなく、該媒体検出手段の構造を簡単にして且つ低コストに構成できる。
本発明の第4の態様の記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドと、第1から第3のいずれか一の態様における前記媒体搬送装置と、を備え、前記媒体搬送装置において前記媒体搬送路の一部がユニット化されるとともに、前記装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーを開いて媒体搬送路内で紙詰まりを起こしても、ユニット化された媒体搬送路を装置本体から取り外すことにより媒体を容易に取り除くことができる
本発明の第5の態様の記録装置は、第4の態様において、前記媒体検出手段は、手差しされた媒体の搬送路である手差し経路に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体検出手段が手差しされた媒体の搬送路に設けられる構成において、上記第1から第3の態様のいずれかの作用効果が得られる。
本発明の第6の態様の記録装置は、第4または第5の態様において、前記媒体検出手段は、発光部と受光部とを有する光学センサーを備えて構成され、前記非検出化手段は、前記カバーと係合及び係合解除可能な係合部、及び前記発光部と前記受光部との間を遮蔽及び開放可能な遮光部を有する揺動部材を備えて構成され、前記カバーが閉じた状態では、前記係合部が前記カバーと係合することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間から退避する姿勢をとり、前記カバーが開いた状態では、前記係合部が前記カバーと係合解除することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間を遮蔽する姿勢をとることを特徴とする。
本態様によれば、前記カバーの開閉動作に連動して揺動する揺動部材が備える遮光部によって、前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出化状態が形成されるので、前記非検出化手段を、構造簡単にして且つ低コストに構成できる。
本発明の第7の態様の記録装置は、第4の態様において、前記ユニット化されたユニット体は、前記記録ヘッドの側から送られる媒体を反転させる反転搬送路を形成するとともに、前記カバーを開いた状態において前記装置本体に対して着脱可能に構成され、前記媒体検出手段は、前記装置本体において前記ユニット体が装着される装着部の上部に設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置本体に対して着脱可能に構成されたユニット体が媒体を反転させる反転搬送路を形成する構成において、上記第1から第4のいずれかの態様の作用効果が得られる。
本発明の第8の態様の記録装置は、第7の態様において、前記カバーは、給送前の媒体を支持する媒体支持トレイを備え、前記媒体検出手段は、前記媒体支持トレイを介して供給される媒体の供給経路の最も上流側に設けられたローラー対に対し媒体搬送方向上流側の位置で媒体を検出することを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体検出手段は、前記媒体支持トレイを介して供給される媒体の供給経路において最も上流側に位置する、媒体をニップするローラー対に対して媒体給送方向上流側の位置において媒体を検出するので、コシの弱い薄手の媒体が供給された場合でも、確実に検出することができる。即ち、コシの弱い薄手の媒体はローラー対によるニップ位置を通過できず、その結果媒体を供給できない虞があるが、本態様によれば、その様な虞がない。そして例えば、媒体の通過を検出した場合に上記ローラー対を駆動すれば、コシの弱い薄手の媒体でも確実に記録位置に送ることができる。
本発明に係るプリンターの斜視図。 本発明に係るプリンターの背面斜視図。 本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路の側断面図。 (A)はプリンターから搬送ユニットを取り外した状態を示す背面斜視図であり、(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す斜視図。 (A)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図であり、(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る接触レバーの斜視図。 (A)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際、本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段において媒体が検出された状態を示す斜視図であり、(B)は媒体を検出した際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図。 (A)は媒体を検出した際の本発明に係る接触レバーの斜視図であり、(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図。 (A)は装置本体に対して背面カバーが開く過程の状態における媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図であり、(B)は装置本体に対して背面カバーが開放状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図。 (A)は装置本体に対して背面カバーが開放状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出化手段の斜視図であり、(B)は装置本体に対して背面カバーが開放状態にある際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図。 装置本体に対して背面カバーが開放状態にある際の本発明に係る接触レバーの斜視図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るプリンターの斜視図であり、図2は本発明に係るプリンターの背面斜視図であり、図3は本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路の側断面図であり、図4(A)はプリンターから搬送ユニットを取り外した状態を示す背面斜視図であり、図4(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す斜視図である。
図5(A)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図であり、図5(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る接触レバーの斜視図であり、図6(A)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際、本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段において媒体が検出された状態を示す斜視図であり、図6(B)は媒体を検出した際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図である。
図7(A)は媒体を検出した際の本発明に係る接触レバーの斜視図であり、図7(B)は装置本体に対して背面カバーが閉状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図であり、図8(A)は装置本体に対して背面カバーが開く過程の状態における媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図であり、図8(B)は装置本体に対して背面カバーが開放状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出手段を示す側断面図である。
図9(A)は装置本体に対して背面カバーが開放状態である際の本発明に係る媒体検出手段及び非検出化手段の斜視図であり、図9(B)は装置本体に対して背面カバーが開放状態にある際の本発明に係る第1遮光部及び非検出化手段の斜視図であり、図10は装置本体に対して背面カバーが開放状態にある際の本発明に係る接触レバーの斜視図である。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が記録装置の奥行き方向、Z方向がプリンターの高さ方向を示している。尚、各図において−Y方向を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
図1及び図2を参照するに、本発明に係るプリンター10が示されている。プリンター10は、装置本体12と、装置本体12の上部に当該装置本体12に対して回動可能に設けられた原稿読取装置14とを備えている。装置本体12は、装置前面側(図1−Y方向側)においてユーザーがプリンター10を操作するための操作パネル部16と、装置前面側に開口した排出口18と、当該排出口18の下方に配置された媒体収容部20とを備えている。
また、装置本体12は、装置背面側(図2+Y方向側)において、装置本体12に対して回動可能に構成された「カバー」としての背面カバー22を備えている。尚、図2において、背面カバー22は、装置本体12に対して閉じた状態にある。また、背面カバー22は、後述する回動軸と反対の側すなわち自由端側に背面カバー22に対して回動可能に連結された媒体支持トレイ24を備えている。
次いで、図3を参照して、プリンター10における「媒体」としての用紙Pの搬送経路について説明する。プリンター10は、装置本体12において媒体収容部20と、搬送部26と、記録部28と、排出部30とを備えている。
媒体収容部20は、Z軸方向上方側に位置する上段側トレイ32と、当該上段側トレイ32の下方に位置する下段側トレイ34とを備えている。上段側トレイ32及び下段側トレイ34は、装置本体12に対しそれぞれ装置前方側(図3における−Y方向)から装着及び取り外し可能に構成されている。
尚、上段側トレイ32及び下段側トレイ34にはそれぞれ、複数の用紙Pが収容されている。尚、本実施例では、上段側トレイ32及び下段側トレイ34には異なる種類の用紙が収容されているが、以下特に区別する必要がない場合は「用紙P」という。尚、用紙Pは、媒体の一例である。
上段側トレイ32及び下段側トレイ34のそれぞれ上方には、図示しない駆動源によって回転駆動されるピックアップローラー36、38が設けられている。ピックアップローラー36、38は、それぞれ揺動軸40、42を中心に揺動する揺動部材44、46に設けられている。
操作パネル部16から入力された指令に基づいて上段側トレイ32に収容された用紙Pを搬送経路下流側に給送する際、ピックアップローラー36は上段側トレイ32に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを上段側トレイ32から搬送経路下流側へ送り出す。同様に、下段側トレイ34に収容された用紙Pを搬送経路下流側に給送する際、ピックアップローラー38は下段側トレイ34に収容された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを下段側トレイ34から搬送経路下流側へ送り出す。
また、背面カバー22は、装置本体12に対して閉じられた状態にある際、その内面が用紙Pの搬送経路の一部を構成している。すなわち、背面カバー22の内側に形成された給送経路部48は、上段側トレイ32及び下段側トレイ34から送り出された用紙Pを搬送部26へ案内する。
搬送部26は、第1ローラー50、第2ローラー52、第1搬送従動ローラー54、第2搬送従動ローラー56、第3搬送従動ローラー58、第4搬送従動ローラー60、第5搬送従動ローラー62及び一対の搬送ローラー64を備えている。搬送ローラー64は、搬送駆動ローラー66と搬送従動ローラー68とを備えている。
ここで、第1ローラー50、第2ローラー52、第1搬送従動ローラー54、第2搬送従動ローラー56及び第3搬送従動ローラー58は、用紙Pの搬送経路の一部を構成するとともに装置本体12に対して着脱可能な搬送ユニット70(図3参照)を構成している。
用紙Pは、搬送部26において搬送経路に沿って第1ローラー50と当接する第5搬送従動ローラー62及び第3搬送従動ローラー58、第2ローラー52と当接する第2搬送従動ローラー56及び第1搬送従動ローラー54を介して搬送ローラー64に搬送される。搬送部26の搬送ローラー64の搬送経路下流側には、記録部28が設けられている。
記録部28は、走査方向(図3におけるX軸方向)に移動可能なキャリッジ72と、キャリッジ72の下部に設けられ、用紙Pにインクを吐出する記録ヘッド74と、記録ヘッド74と対向し、用紙Pを支持するように設けられたプラテン76とを備えている。
さらに、記録部28の搬送経路下流側には、排出部30が設けられている。排出部30には一対の排出ローラー78と、排出ローラー78から排出された用紙Pを載置する排出スタッカー80が装置前方側(−Y方向)に排出口18から突出して設けられている。搬送経路に沿って搬送部26から記録部28へと送られた用紙Pは、その第1面に記録が実行される。記録実行後、用紙Pは排出ローラー78にニップされ、装置前方側に設けられた排出スタッカー80へ排出される。
また、プリンター10において用紙Pの両面に記録を行う場合には、記録部28によって用紙Pの第1面に記録が行われた後、用紙Pは搬送ローラー64及び排出ローラー78の逆送り動作により前記第1面に記録が実行された際に用紙後端となっていた側が先端となってZ軸方向における第2ローラー52の−Z方向側に位置するすなわち後述する搬送ユニット70の下方に位置する反転経路82へと送られる。反転経路82は、第1ローラー50及び第2ローラー52の下方すなわち図3における−Z方向に沿って設けられ、媒体収容部20からの用紙Pの搬送経路に合流するように設けられている。
このため、用紙Pは反転経路82から前記搬送経路、第1ローラー50及び第2ローラー52の上方に位置する搬送経路を介して再度記録部28に送られ、第2面の記録が実行される。そして記録実行後、用紙Pは排出ローラー78にニップされ、装置前方側に設けられた排出スタッカー80へ排出される。
また、媒体支持トレイ24に支持された用紙Pは、媒体支持トレイ24から給送経路部84を介して搬送経路における第5搬送従動ローラー62と第3搬送従動ローラー58との間の区間から前記搬送経路に引き込まれて、その先端が第1ローラー50と第3搬送従動ローラー58とにニップされる。そして、媒体支持トレイ24から送られた用紙Pは媒体収容部20から搬送されてきた用紙Pの搬送経路に合流して搬送経路下流側に送られる。
また、給送経路部84には、後述する用紙検出手段86が設けられている。このため、用紙検出手段86は、媒体支持トレイ24を介して供給される用紙Pの供給経路の最も上流側に設けられたローラー対すなわち第1ローラー50と第3搬送従動ローラー58とのニップ点に対し用紙搬送方向上流側の位置で用紙を検出することができる。
したがって、用紙検出手段86は、媒体支持トレイ24を介して供給される用紙の供給経路において最も上流側に位置する、用紙Pをニップする第1ローラー50及び第3搬送従動ローラー58に対して媒体給送方向上流側の位置において用紙Pを検出するので、コシの弱い薄手の用紙Pが供給された場合でも、確実に検出することができる。即ち、コシの弱い薄手の用紙Pは第1ローラー50及び第3搬送従動ローラー58によるニップ位置を通過できず、その結果用紙を供給できない虞がない。そして、用紙Pの通過を検出した場合に第1ローラー50及び第3搬送従動ローラー58を駆動すれば、コシの弱い薄手の用紙Pでも確実に記録ヘッド74と対向する位置すなわち記録位置に送ることができる。
また、図4(A)に示すように、背面カバー22は装置本体12に対して開放した状態とすることにより、装置本体12の装着部85から搬送部26の搬送ユニット70を着脱可能に取り外すことができる。尚、搬送ユニット70は記録ヘッド74の側から送られる用紙Pを反転させる反転搬送路を形成する。
■■■実施例■■■■
本実施例に係る媒体搬送装置83について説明する。プリンター10は媒体搬送装置83を備える。媒体搬送装置83は、装置本体12と、原稿読取装置14と、背面カバー22と、「媒体検出手段」としての用紙検出手段86と、非検出化手段88とを備えている。本実施例における用紙検出手段86は、背面カバー22が装置本体12に対して閉状態にある際、給送経路部84に給送された用紙Pを検出し、背面カバー22が装置本体12に対して開放状態にある際、用紙検出手段86は非検出化手段88により用紙Pの検出を無効とされることを基本構想としている。以下、詳細を説明する。
図4(B)ないし図10を参照するに、用紙検出手段86と、非検出化手段88が示されている。用紙検出手段86及び非検出化手段88は、装置本体12において+Y方向側すなわち背面カバー22に隣接して設けられている。さらに、用紙検出手段86は、装置本体12に対して着脱可能な搬送ユニット70が装着される装着部85の上部に設けられている。
また、図4(B)に示すように用紙検出手段86は、光学センサー部90と、第1遮光部92と、接触レバー94と、揺動軸100とを備えている。尚、本実施例において、光学センサー部90、第1遮光部92及び非検出化手段88は、装置本体12内部において+X方向側の端部に設けられている。
光学センサー部90は、X軸方向に間隔をおいて設けられた発光部102と、受光部104とを備えている。光学センサー部90は、発光部102からの光を受光部104において受光することにより、用紙Pの検出信号が出力される光学ユニットとして構成されている。
第1遮光部92は、接触レバー94と共通の揺動軸100の+X方向側の端部に取り付けられている。また第1遮光部92は、揺動軸100とともに揺動するとともに、光学センサー部90の発光部102と受光部104との間に配置されている。このため、第1遮光部92は、揺動軸100の揺動により、光学センサー部90の発光部102と受光部104との間を遮蔽状態すなわち用紙Pの非検出状態(図5(A)参照)及び開放状態すなわち用紙Pの検出状態(図6(B)参照)とすることができる。また、第1遮光部92は、揺動軸100の軸線方向に間隔をおいて配置された後述する第4係合部106を備えている。
また、揺動軸100の−X方向側の端部には、接触レバー94が取り付けられている(図5(B)参照)。接触レバー94は、装置本体12の幅方向(X軸方向)において装置本体12の中央部に位置し、用紙Pとの非係合状態(図4(B)参照)において給送経路部84を遮るように配置されている(図3及び図4(A)参照)。接触レバー94は、基部94aに揺動軸100が挿通されている。先端部94bは、用紙Pが給送経路部84に給送された際、用紙Pと係合する。
また、揺動軸100の−X方向側の端部には、該揺動軸の半径方向に延びる第2係合部108(図5(B)参照)が設けられている。また、接触レバー94の基部94aには、第3係合部110(図5(B)参照)が設けられている。
装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態において、揺動軸100の第2係合部108は−Y方向に延びるように設定されている。このため、媒体支持トレイ24から給送された用紙Pが給送経路部84を通過する際、用紙Pの先端と接触レバー94の先端部94bとが係合し、接触レバー94を図5(B)における反時計周り方向(第1揺動方向)すなわち−Y方向側に揺動させる(図6(A)参照)。この際、接触レバー94の第3係合部110が揺動軸100の第2係合部108と係合する。この状態において、接触レバー94が第1揺動方向に揺動すると、揺動軸100も第1揺動方向に揺動する(図7(A)参照)。
このため、揺動軸100に取り付けられた第1遮光部92も揺動軸100の揺動にあわせて揺動する。具体的には、接触レバー94が用紙Pと非係合状態すなわち−Z方向に垂れ下がっている状態から用紙Pと係合して第1揺動方向に揺動する際、揺動軸100を介して、第1遮光部92は光学センサー部90の発光部102と受光部104との間の遮蔽位置(図5(A)参照)から開放位置(図6(B)参照)へ揺動する。
これにより、光学センサー部90において受光部104が発光部102からの光を受光し、用紙Pの検出状態となる。このため、光学センサー部90は用紙Pの検出信号を装置本体12内部に設けられた図示しない制御部に送信する。前記制御部は、前記検出信号に基づいてプリンター10における記録動作を実行する。
一方で、接触レバー94が第1揺動方向と反対方向である第2揺動方向すなわち図5(B)における反時計周り方向へ揺動する際、第3係合部110は第2係合部108から離間する方向に変位することから、第2係合部108と第3係合部110とは係合しない。したがって、接触レバー94は、揺動軸100に対して相対的に揺動することができる。
また、第1遮光部92は、第1付勢部材112を備えている。本実施例において第1付勢部材112はばね部材として構成されている。第1付勢部材112の一端部は第1遮光部92に取り付けられ(図5(A)参照)、他端部は装置本体12に取り付けられている(図示せず)。したがって、第1付勢部材112は第1遮光部92が前記開放位置(図6(B)参照)から前記遮蔽位置(図5(A)参照)に戻るように第1遮光部92を付勢する。
このため、接触レバー94と用紙Pとの係合が解除された際、接触レバー94も揺動軸100を介して先端部94bが−Z方向に垂れ下がった状態(図5(B)参照)に戻る。
これにより、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態にある際、用紙検出手段86は、給送経路部84に用紙Pが給送されると接触レバー94及び第1遮光部92が第1揺動方向に揺動し、用紙Pを検出する。用紙Pが給送経路部84を通過し、接触レバー94と用紙Pとの係合が解除されると第1遮光部92は、第1付勢部材112の付勢力により前記遮蔽位置(図5(A)参照)に戻り、用紙Pの非検出状態となる。
また、接触レバー94が第2揺動方向に揺動した際、接触レバー94は揺動軸100に対して相対的に揺動することから、第1遮光部92は光学センサー部90に対して揺動せず、遮蔽状態を維持する。したがって、用紙検出手段86は、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態にある際、適切に用紙Pを検出することができる。
次いで、非検出化手段88について説明する。非検出化手段88は、揺動部材114と、「付勢手段」としての第2付勢部材116とを備えている(図5(A)参照)。揺動部材114は、「遮光部」としての第2遮光部118と、「係合部」としての第1係合部120と、第5係合部122と、揺動軸124とを備えている(図5(A)参照)。
揺動部材114において、揺動軸124は装置本体12に軸支されている。このため、揺動部材114は揺動軸124を揺動の支点として装置本体12に揺動可能に取り付けられている。第1係合部120は、図5(A)に示すように揺動部材114に対して−Z方向に延びているレバー状に形成されている。
また、第1係合部120は、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態にある際、背面カバー22において当該背面カバーの内面側に設けられた押圧部126(図5(A)及び図6(B)参照)と係合し、該押圧部により−Y方向に押圧された状態にある。
また、第2遮光部118は、揺動軸124に対して+Z方向に延びている。さらに第2遮光部118の先端部は−Y方向に突出している。また第2遮光部118は、X軸方向において光学センサー部90の発光部102と受光部104との間に位置するように設けられている。このため、揺動部材114が揺動軸124を揺動の支点として揺動した際、第2遮光部118は光学センサー部90の発光部102と受光部104との間で開放状態(図5(A)及び図6(B)参照)と遮蔽状態(図9(B)参照)とを取り得る。
また、第5係合部122は、図5(A)におけるX軸方向において第2遮光部118と間隔をおいて−X方向側に位置するように揺動部材114に設けられている。第5係合部122は、後述するが揺動部材114が図8(B)における時計周り方向(第2揺動方向側)へ揺動する際、第4係合部106と係合する。
また、第2付勢部材116は、一端部が揺動部材114に取り付けられ、他端部が装置本体12に取り付けられている。第2付勢部材116は、揺動軸124を揺動の支点として第1係合部120が図8(A)における時計周り方向(第2揺動方向側)に揺動するように揺動部材114を付勢している。
このため、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態にある際、第1係合部120は背面カバー22の押圧部126と係合していることから、揺動部材114の揺動が規制されている。これにより、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態では、揺動部材114は、揺動せず図5(A)に示す第2遮光部118が光学センサー部90から退避する姿勢を維持する。
続いて、図7(B)、図8(A)、図8(B)、図9(A)、図9(B)及び図10を参照して装置本体12に対して背面カバー22が開放された状態における非検出化手段88の状態を説明する。図7(B)において装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態にあり、背面カバー22に設けられた押圧部126と第1係合部120とが係合し、揺動部材114の揺動が規制されている。
次いで図8(A)に示すように、装置本体12に対して背面カバー22が開こうとすると、押圧部126が図8(A)における+Y方向に変位する。この変位に伴って揺動部材114は、第2付勢部材116の付勢力により揺動軸124を支点として図7(B)における時計周り方向(第2揺動方向)に揺動を開始する。このため、第1係合部120も+Y方向に揺動する。
第1係合部120が図8(A)における+Y方向に揺動すると、第2遮光部118及び第5係合部122が−Y方向側に揺動する。そして、第2遮光部118が第1遮光部92と当接し、第1遮光部92を光学センサー部90の発光部102と受光部104との間の遮蔽する位置から押し退ける(図8(A)参照)。すなわち、装置本体12に対して背面カバー22が閉じた状態から開く過程において、第2遮光部118は第1遮光部92と係合し、当該第1遮光部を押し退けて発光部102と受光部104との間に入り込む。
このため、光学センサー部90の発光部102と受光部104との間には第1遮光部92及び第2遮光部118が位置していることから、光学センサー部90において検出状態とはならない。
また、第1遮光部92は、第2遮光部118により光学センサー部90の発光部102と受光部104との間の遮蔽する位置から押し退けられることから、図8(A)における−Y方向(第1揺動方向)へ揺動する。このため、揺動軸100も第1揺動方向に揺動することから、第2係合部108(図5(B)参照)も第1揺動方向すなわち接触レバー94の第3係合部110(図5(B)参照)から離間する方向に揺動する。
さらに、揺動部材114が図8(A)に示す状態から図8(A)における時計周り方向(第2揺動方向)に揺動すると、揺動部材114の第5係合部122と第4係合部106とが当接する(図8(B)参照)。そして、第2遮光部118が第1遮光部92を押し退けた後、揺動部材114がさらに時計周り方向(第2揺動方向)に揺動すると第5係合部122が第4係合部106を押圧して、第1遮光部92及び揺動軸100が第1揺動方向に揺動する。これにより第2遮光部118と第1遮光部92との係合状態が解消する。そして揺動部材114は、図8(B)、図9(A)及び図9(B)に示す状態でその揺動を停止する。
このとき、光学センサー部90の発光部102と受光部104との間には、第2遮光部118が位置していることから光学センサー部90の遮蔽状態を維持する。また、揺動軸100がさらに第1揺動方向に移動することから、揺動軸100の第2係合部108はさらに第3係合部110から離間する方向に揺動し、図10に示す位置まで変位する。
図8(B)に示す状態において揺動部材114は、第2付勢部材116により第2遮光部118が光学センサー部90の発光部102と受光部104との間を遮蔽する方向に付勢していることから、第5係合部122と第4係合部106との係合状態が維持される。
このため、揺動軸100の第2係合部108も図10に示される位置に保持される。これにより接触レバー94は、第1揺動方向において第3係合部110が第2係合部108と係合する位置まで揺動可能であり、第1揺動方向と反対方向の第2揺動方向においても第3係合部110が第2係合部108と係合する位置まで揺動可能である。このため、接触レバー94は、第1揺動方向及び第2揺動方向において揺動軸100と相対的に揺動が可能となる。
これにより、装置本体12に対して背面カバー22が開放された状態において、接触レバー94が第1揺動方向及び第2揺動方向に揺動しても、光学センサー部90の発光部102と受光部104との間には、第2遮光部118が位置していることから光学センサー部90において用紙Pの誤検出が行われないことからプリンター10の不要な動作の発生を回避できる。
また、装置本体12に対して背面カバー22を閉じようとすると押圧部126が第1係合部120と再係合し、揺動部材114を図8(B)における反時計周り方向(第1揺動方向)に揺動させる。その結果、用紙検出手段86及び非検出化手段88は、上記背面カバー22を開く過程と逆の過程を経て図9(A)の状態から図4(B)の状態に戻る。
以上よりプリンター10及び媒体搬送装置83は、装置本体12に対して背面カバー22が開いた状態において用紙検出手段86が用紙Pを検出しない非検出状態に維持する非検出化手段88を備えているので、装置本体12に対して背面カバー22が開いた状態において用紙検出手段86に触れられても、該用紙検出手段が用紙Pの検出信号を送出することを防止できる。その結果、プリンター10及び媒体搬送装置83の不要な動作の発生を回避して、装置の取り扱い性が向上する。
また、背面カバー22の開閉動作に連動して揺動する揺動部材114が備える第2遮光部118によって、用紙検出手段86が用紙Pを検出しない非検出化状態が形成されるので、非検出化手段88を、構造簡単にして且つ低コストに構成できる。
さらに、第2遮光部118は、第1遮光部92と係合し、当該第1遮光部を押し退けて光学センサー部90の発光部102と受光部104との間に入り込むので、受光部104と発光部102との間の距離を大きく確保する必要がなく、省スペース化と、適切な検出が実現できる。
また、接触レバー94は装置本体12に対して背面カバー22が開いた状態において、前記第1揺動方向、およびその反対の第2揺動方向では、揺動軸100に対して相対的に揺動する様に揺動軸100に取り付けられるので、背面カバー22が開いた状態において接触レバー94は自由に揺動でき、これにより前記第1揺動方向及び前記第2揺動方向のいずれの方向に外力が加えられても、用紙検出手段86が破損することがない。
また、用紙検出手段86は第4係合部106を備え、非検出化手段88は第5係合部122を備えている。これにより第2遮光部118が第1遮光部92を押し退けた後も、第5係合部122が第4係合部106を更に押すことで揺動部材114が引き続き揺動し、第2係合部108が第3係合部110から更に離間する方向に移動する。これにより、背面カバー22が装置本体12に対して開いた状態における、接触レバー94の自由揺動可能な範囲を更に拡げることができ、用紙検出手段の破損を更に確実に防止できる。
また、用紙Pが媒体搬送路に供給されると用紙Pの給送が開始されるので、ユーザーは媒体を供給後に給送開始操作を行う必要がなく、媒体搬送装置83及びプリンター10の取り扱い性が向上する。
また、背面カバー22が装置本体12に対して開かれて用紙検出手段86が露呈しても、非検出化手段88により用紙検出手段86が用紙Pを検出しない非検出状態を維持しており、露呈した用紙検出手段86をユーザーが触れても検出状態とはならない。従って、用紙検出手段86にユーザーが触れることを防止するカバー等を設ける必要がなく、該用紙検出手段86の構造を簡単にして且つ低コストに構成できる。
また、媒体搬送装置83において用紙Pの搬送路の一部が搬送ユニット70としてユニット化されるとともに、装置本体12に対して着脱可能であるので、背面カバー22を開いて媒体搬送路内で用紙Pが紙詰まりを起こしても、ユニット化された媒体搬送路である搬送ユニット70を装置本体12から取り外すことにより用紙Pを容易に取り除くことができる
上記説明をまとめると本実施例における媒体搬送装置83は、用紙Pを搬送する搬送手段を備えた装置本体12と、該装置本体12の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより用紙を搬送する搬送経路の少なくとも一部を露呈させる背面カバー22と、給送経路部84を通る用紙Pを検出する用紙検出手段86と、背面カバー22が開いた状態において用紙検出手段86が用紙Pを検出しない非検出状態に維持する非検出化手段88と、を備える。
媒体搬送装置83において用紙検出手段86が用紙Pを検出すると、用紙Pの搬送経路に供給された用紙Pの給送が開始される。また、媒体搬送装置83において背面カバー22を装置本体12に対して開くことにより、用紙検出手段86が露呈する。
プリンター10は、用紙Pに記録を行う記録ヘッド74と媒体搬送装置83とを備える。媒体搬送装置83において用紙Pの搬送経路の一部が搬送ユニット70としてユニット化されるとともに、装置本体12に対して着脱可能である。用紙検出手段86は手差しされた媒体の搬送路である給送経路部84に設けられている。
用紙検出手段86は、発光部102と受光部104とを有する光学センサー部90を備えて構成されている。非検出化手段88は、背面カバー22と係合及び係合解除可能な第1係合部120、及び発光部102と受光部104との間を遮蔽及び開放可能な第2遮光部118を有する揺動部材114を備えて構成されている。また、背面カバー22が装置本体12に対して閉じた状態では、第1係合部120が背面カバー22と係合することにより、揺動部材114は第2遮光部118が発光部102と受光部104との間から退避する姿勢をとる。背面カバー22が開いた状態では、第1係合部120が背面カバー22と係合解除することにより、揺動部材114は第2遮光部118が発光部102と受光部104との間を遮蔽する姿勢をとる。
記録ヘッド74の側から送られる用紙Pを反転させる反転搬送路を形成するとともに、背面カバー22を装置本体12に対して開いた状態において装置本体12に対して着脱可能に構成された搬送ユニット70を備える。用紙検出手段86は、装置本体12において搬送ユニット70が装着される装着部85の上部に設けられている。
背面カバー22は、給送前の用紙Pを支持する媒体支持トレイ24を備える。用紙検出手段86は、媒体支持トレイ24を介して供給される媒体の供給経路の最も上流側に設けられた第1ローラー50と第3搬送従動ローラー58との対に対し媒体搬送方向上流側の位置で用紙Pを検出する。
また、本実施形態では本発明に係る用紙検出手段86及び非検出化手段88を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 プリンター、12 装置本体、14 原稿読取装置、16 操作パネル部、
18 排出口、20 媒体収容部、22 背面カバー、24 媒体支持トレイ、
26 搬送部、28 記録部、30 排出部、32 上段側トレイ、34 下段側トレイ、36、38 ピックアップローラー、40、42、100、124 揺動軸、
44、46、114 揺動部材、48 給送経路部、50 第1ローラー、
52 第2ローラー、54 第1搬送従動ローラー、56 第2搬送従動ローラー、
58 第3搬送従動ローラー、60 第4搬送従動ローラー、
62 第5搬送従動ローラー、64 搬送ローラー、66 搬送駆動ローラー、
68 搬送従動ローラー、70 搬送ユニット、72 キャリッジ、74 記録ヘッド、
76 プラテン、78 排出ローラー、80 排出スタッカー、82 反転経路、
83 媒体搬送装置、84 給送経路部、85 装着部、86 用紙検出手段、
88 非検出化手段、90 光学センサー部、92 第1遮光部、94 接触レバー、
94a 基部、94b 先端部、102 発光部、104 受光部、106 第4係合部、
108 第2係合部、110 第3係合部、112 第1付勢部材、
116 第2付勢部材、118 第2遮光部、120 第1係合部、122 第5係合部、
126 押圧部、P 用紙

Claims (7)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記媒体を搬送する媒体搬送装置と、を備え、
    前記媒体搬送装置は、
    媒体を搬送する搬送手段を備えた装置本体と、
    前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーと、
    前記媒体搬送路を通る媒体を検出する媒体検出手段と、
    前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態に維持する非検出化手段と、
    を備
    前記媒体検出手段は、発光部と受光部とを有する光学センサーを備えて構成され、
    前記非検出化手段は、前記カバーと係合及び係合解除可能な係合部、及び前記発光部と前記受光部との間を遮蔽及び開放可能な遮光部を有する揺動部材を備えて構成され、
    前記カバーが閉じた状態では、前記係合部が前記カバーと係合することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間から退避する姿勢をとり、
    前記カバーが開いた状態では、前記係合部が前記カバーと係合解除することにより、前記揺動部材は前記遮光部が前記発光部と前記受光部との間を遮蔽する姿勢をとる、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記媒体搬送装置における前記媒体搬送路の一部がユニット化されるとともに、前記装置本体に対して着脱可能である、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記媒体を搬送する媒体搬送装置と、を備え、
    前記媒体搬送装置は、
    媒体を搬送する搬送手段を備えた装置本体と、
    前記装置本体の一部を開閉可能に設けられ、開くことにより媒体を搬送する媒体搬送路の少なくとも一部を露呈させるカバーと、
    前記媒体搬送路を通る媒体を検出する媒体検出手段と、
    前記カバーが開いた状態において前記媒体検出手段が媒体を検出しない非検出状態に維持する非検出化手段と、
    を備え
    前記媒体搬送装置において前記媒体搬送路の一部がユニット化されるとともに、前記装置本体に対して着脱可能であり、
    前記ユニット化されたユニット体は、前記記録ヘッドの側から送られる媒体を反転させる反転搬送路を形成するとともに、前記カバーを開いた状態において前記装置本体に対して着脱可能に構成され、
    前記媒体検出手段は、前記装置本体において前記ユニット体が装着される装着部の上部に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体検出手段が媒体を検出すると、前記媒体搬送路に供給された媒体の給送が開始される、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記カバーを開くことにより、前記媒体検出手段が露呈する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記媒体検出手段は、手差しされた媒体の搬送路である手差し経路に設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記カバーは、給送前の媒体を支持する媒体支持トレイを備え、
    前記媒体検出手段は、前記媒体支持トレイを介して供給される媒体の供給経路の最も上流側に設けられたローラー対に対し媒体搬送方向上流側の位置で媒体を検出する、
    ことを特徴とする記録装置。
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