JP2005125766A - 記録装置 - Google Patents

記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005125766A
JP2005125766A JP2004283138A JP2004283138A JP2005125766A JP 2005125766 A JP2005125766 A JP 2005125766A JP 2004283138 A JP2004283138 A JP 2004283138A JP 2004283138 A JP2004283138 A JP 2004283138A JP 2005125766 A JP2005125766 A JP 2005125766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
recording material
recording
sensor
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004283138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3695661B2 (ja
Inventor
Masahiro Isono
正博 磯野
Hitoshi Igarashi
人志 五十嵐
Satoshi Nakada
聡 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004283138A priority Critical patent/JP3695661B2/ja
Priority to CN2008100873500A priority patent/CN101244655B/zh
Priority to EP04792171.3A priority patent/EP1676709B1/en
Priority to PCT/JP2004/014876 priority patent/WO2005032828A1/ja
Priority to US10/956,341 priority patent/US7401879B2/en
Publication of JP2005125766A publication Critical patent/JP2005125766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3695661B2 publication Critical patent/JP3695661B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/14Aprons or guides for the printing section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/0009Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material
    • B41J13/0027Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets control of the transport of the copy material in the printing section of automatic paper handling systems

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

【課題】 光ディスク等の被記録媒体へ記録を行うに際してより取り扱い性の優れ、ユーザフレンドリなプリンタを得ること。
【解決手段】 プリンタ1は被記録媒体としての光ディスクをセット可能なトレイTが搬送駆動ローラ33及び搬送従動ローラ34によって搬送可能に構成され、光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録を実行可能となっている。プリンタ1は、排出駆動ローラ44の下流側において開閉自在に設けられ、装置手前に向けて開くことによりトレイTを支持する開状態と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様に閉じた収納状態と、を変化可能に構成されたトレイガイド18を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、被記録材に記録を行う記録ヘッドを備えるととともに、被記録材の一例としての光ディスクをセット可能な被搬送媒体としてのトレイを搬送可能に構成された記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被噴射材に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)には、コンパクトディスクに代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能なものがある。即ち、搬送ローラによって用紙搬送経路を搬送可能な、板状体から成る被搬送媒体としてのトレイに、被記録媒体としての光ディスクをセットした上で、前記トレイを前記搬送ローラによって搬送し、そして記録を行うものである。
この様なプリンタにおいては、装置前方側に前記トレイを案内する為のガイド(アタッチメント)が着脱自在に設けられる様になっている。そして光ディスクへの記録実行時には当該ガイドを装着し、当該ガイド上から装置内部にトレイを差し込むことで、トレイは当該ガイドに支持されながら前記搬送ローラによって記録開始位置へと給送される様に構成されている(例えば特許文献1参照)。尚、単票紙等の被記録材は、前記ガイドと別に備えられている給送装置から自動的に給送されて記録を行えるように構成されている。
特開2003−211757号公報
上述した従来のプリンタにおいては、前記ガイドは装置本体に対して着脱自在に設けられていたことから、前記ガイドを使用しない際には前記ガイドを別途保管する必要があり、また、光ディスクへの記録実行時には前記ガイドをプリンタ本体に装着する必要がある為、必ずしもユーザフレンドリとは言えなかった。
そこで本発明は、この様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、光ディスク等の被記録媒体へ記録を行うに際してより取り扱い性に優れ、ユーザフレンドリなプリンタを得ることにある。
また、特に本発明の目的とするところは、前記取り扱い性及びユーザフレンドリの観点から前記ガイドをプリンタ本体に開閉自在に取り付けて一体化構造にすると共に、該一体化構造にしたことに基づく給紙動作を含む前記被記録材の給送動作(給送装置)、トレイを含む被記録材の搬送動作(搬送手段)、更に排出動作を最適化し、例えば紙ジャム等の問題の発生を防止して、一層の取り扱い性の向上とユーザフレンドリ化を図ることにある。
上記目的を達成するため、以下の手段を講じた。
本発明に係る記録装置の第1の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチが押されたときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であるときは、前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されていることを特徴とする。
ここで、「記録実行動作に入る前」とは、記録動作が行われていない記録指令待ちの状態及び記録中に何らかの原因で記録動作が止まった後の状態を意味する。記録指令を受けて給紙装置が作動したが、未だ被記録材の先端が第1被記録材センサーの位置まで到達していない状態は、本願明細書においては、記録実行動作に入るとして説明する。
本発明の態様によれば、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドを備えているで、光ディスク等の被記録媒体に記録を実行可能な記録装置においてトレイガイドを別途管理する必要がなく、ユーザフレンドリであるとともに、トレイガイドは開閉(回動)動作のみで使用状態(開状態)と退避状態とを変化可能であるので、操作性が良い。
それに加えて、記録実行動作に入る前の時点で、トレイガイドが「開状態」のまま、ユーザーが前記マニュアルスイッチを押した場合でも、本発明では上記の如く、トレイガイドが「開状態」である場合は前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されているので、第1の被記録材が、マニュアルスイッチの押下によって画一的に送られることはなくなり、以て第1の被記録材がトレイガイドに当たって紙ジャムのような詰まりの問題が発生するのを防止できる。
本発明に係る記録装置の第2の態様は、第1の態様において、前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、を更に備え、前記制御部は、記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチが押されたときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の態様の作用効果に加えて、トレイがトレイガイドにセットされている場合は、前記マニュアルスイッチが押されたときに該トレイを排出するところまで自動的に行われるので、ユーザーがトレイガイド上のトレイを取り出す手間を省くことができ、一層ユーザフレンドリとなる。
本発明に係る記録装置の第3の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であるときは、前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、トレイガイドが「開状態」である場合は前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されているので、第1の被記録材用の記録実行用データの受信によって、当該第1の被記録材が画一的に送られることはなくなり、以てトレイガイドに当たって紙ジャムのような詰まりの問題が発生するのを防止できる。
本発明に係る記録装置の第4の態様は、第3の態様において、前記制御部は、トレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」に変わったら、第1の被記録材に対して記録を実行する動作をさせるように構成されていることを特徴とする。
トレイガイドが「開状態」から「閉状態」に変われば、受信した記録実行用データを使って有効に且つ問題なく記録を実行することができる状態にあると言える。本発明によれば、トレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出して、ユーザーがこのメッセージに従って該トレイガイドを「閉状態」に変えれば本来の状態に復帰するので、そのまま第1の被記録材に対して記録を実行するように構成されている。従って、第1の被記録材用の記録実行用データを受信するまで行われた記録実行準備工程を無駄にすることなく、記録動作を継続させることができる。
本発明に係る記録装置の第5の態様は、第3の態様または第4の態様において、前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、を更に備え、前記制御部は、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第3の態様または第4の態様の作用効果に加えて、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときにトレイがトレイガイドにセットされている場合は、該トレイを排出するところまで自動的に行われるので、ユーザーがトレイガイド上のトレイを取り出す手間を省くことができ、一層ユーザフレンドリとなる。
本発明に係る記録装置の第6の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」であり、前記トレイセンサの検出信号が「なし」であるときは、第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されていることを特徴とする。
記録装置が第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、トレイガイドが「閉状態」であり、更にトレイセンサの検出信号が「なし」であるときは、通常はユーザーがトレイガイドを開いて該トレイガイドにトレイをセットするのをうっかり忘れた場合に相当する。この場合、ユーザーがその忘れたことに気づかないと何も起こらずその状態が継続することになる。また、トレイにセットして記録する第2の被記録材としては、通常コンパクトディスクに代表される光ディスクが挙げられるが、この光ディスクはその単価が低コスト化されてきたとは言え、普通紙のように気軽に試し印刷を行えるまでには至っていない。
本発明によれば、このような場合に、第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されているので、上記の如く何も起こらない状態が継続する問題を防止して、ユーザーに気づかせることができると共に、それを普通紙のような被記録材に記録を実行させることで、その記録結果を試し印刷として利用することができる。
本発明に係る記録装置の第7の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送あり」であるときは、トレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」に変わったら、第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されていることを特徴とする。
第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイドが「開状態」であって、トレイがセットされていても、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送あり」であるときは、そのまま、トレイ上の第2の被記録材に記録を実行することはできない。そして、何も起こらずその状態が継続することになる。
本発明によれば、このような場合に、ユーザーにトレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、ユーザーがそれに従ってトレイガイドを「閉状態」に変え、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」に変わったら、そのまま第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されているので、上記の如く何も起こらない状態が継続する問題を防止して、ユーザーに気づかせることができると共に、それを普通紙のような被記録材に記録を実行させることで、その記録結果を試し印刷として利用することができる。
本発明に係る記録装置の第8の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサーの検出信号が「なし」であり、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されていることを特徴とする。
トレイガイドにトレイがセットされていないことで発せられる、トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージに従って、ユーザーがトレイをセットする作業は、トレイとトレイガイドとは別体の関係にあるため、トレイガイドを単に開閉する作業に比べて、手間がかかり、セット時間がばらつく。そのため、そのセット時間を予め設定してしまうと、実際のセット時間のバラツキに対処し難くなる。
本発明によれば、ユーザーがトレイガイドにトレイをセットするだけでなく、更にその後にマニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されているので、上記セット時間のバラツキに難なく対処することができ、一層のユーザフレンドリー化を図ることができる。
本発明に係る記録装置の第9の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であり、更に、クリーニング処置等によって記録準備中の状態であるときは、トレイを排出手段によって排出させ、記録準備工程を終了させた後、トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されていることを特徴とする。
たとえば、次回の電源投入時または印刷開始前に、前回のクリーニング操作がなされた後の経過時間と、キャップされずに印字動作を実行した経過時間である累積印字時間とに基づいて実施される記録ヘッドの回復動作である「タイマークリーニング」(特開2000−289229号公報参照)を実施する記録装置の場合のように、記録準備中の状態をとることで記録動作開始を制限されるものがある。そして、トレイがトレイガイドにセットされた状態では、タイマークリーニング等の記録準備動作を行えない構造のものがある。
本発明によれば、上記のような構造の記録装置において、クリーニング処置等によって記録準備中の状態であるときは、トレイを排出手段によって排出させ、記録準備工程を終了させた後、トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されている。従って、例えばタイマークリーニング等の記録ヘッド回復動作を実施する記録装置に対しても一層のユーザフレンドリー化を図ることができる。
本発明に係る記録装置の第10の態様は、給送装置と、前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え、前記制御部は、第1被記録材に記録動作実行中に、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」に変わったときは、前記搬送手段による搬送動作を中止するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、単票紙などの第1の被記録材に記録動作を実行している最中に、ユーザーがトレイガイドを開いてしまったような場合、該被記録材の搬送手段による搬送動作を直ちに中止するように構成されているので、ひどい紙詰まりの発生を防止することができる。
尚、トレイガイドが開いた場合は、PG調節機構を作動させて、キャリッジのペーパーギャップ位置を、無条件でCDR等のトレイを利用した場合の記録位置(最大のPG量 例えば4.2mm)に移動するように構成しておくのが望ましい。これにより、記録実行用データの中ではPGが例えば普通紙用のものになっていたとしても、強制的に最大のPGになるようにPG調節機構を作動させることになる。トレイガイドが「開状態」であると、そこにトレイが挿入セットされる可能性があるが、このようにすることで、トレイガイドに不用意にトレイが挿入セットされても記録ヘッドが損傷される虞はない。
本発明の各態様をいくつかの視点から表現すると以下のようにも記載できる。
1.トレイガイド(CDRガイド)が開いている場合は、自動給送装置(ASF)からの給紙を禁止する。
2.トレイガイド(CDRガイド)が開いた場合は、キャリッジ(CR)のペーパーギャップ(PG)位置を無条件でCDR印刷位置(PG量4.2mm)に移動する。
3.自動給送装置(ASF)による印刷中にCDRガイドが開いたら、CR動作と紙送りを禁止する。
4.CDR印刷で、トレイガイド(CDRガイド)が開いていない場合は、ASFからカット紙を給紙して、ASFから送られたカット紙などへの印刷に切り替える。
5.ASF(カット紙)印刷で、トレイガイド(CDRガイド)が開いている場合、またはトレイ(CDRトレイ)もセットされている場合は、ASFから送られたカット紙などへの印刷を中止する。
その効果は、以下の通りである。
[1の場合]
トレイガイド(CDRガイド)が開いていると、トレイガイド(CDRガイド)の一桁側の紙経路がふさがれる。そのため、自動給送装置(ASF)からの用紙を排出できなくなるので、紙ジャム(Jam)を未然に防止するために給紙動作を禁止する。
[2の場合]
トレイガイド(CDRガイド)が開いた場合トレイ(CDRトレイ)が挿入される可能性があるので、キャリッジ(CR)が動作して、記録ヘッドとトレイ(CDRトレイ)が衝突して、記録ヘッドが破損するのを未然に防止する。
[3の場合]
自動給送装置(ASF)からカット紙を給紙し、印刷をしている途中で、トレイガイド(CDRガイド)を開くと、用紙をガイドが挟み込み、用紙が送れなくなるので、紙ジャム(Jam)が発生するので印刷動作を中止する。紙送りを禁止し、紙ジャム(Jam)を増長しないようにし、キャリッジ(CR)動作を禁止し、紙ジャム(Jam)と記録ヘッドの衝突を防止する。
[4の場合]
トレイにセットされたCDRへの印刷の試し打ちを、カット紙にすることができる。
[5の場合]
トレイにセットされたCDRへの印刷が出来る状態でも、自動給送装置(ASF)から給送されたカット紙用印刷データの場合は、カット紙への印刷を禁止して紙ジャムを防止し、また不要にCDRに印刷することを防止する。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。以下では先ず、図1乃至図4を参照しながら、本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概要について説明する。ここで、図1及び図3、図4はプリンタ1の外観斜視図であり、図2はプリンタ1の側断面概略図である。尚、以下では、図2の右方向(プリンタ前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、左方向(プリンタ後方側)を「上流側」と言うこととする。
図1において、プリンタ1は後部に「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(以下「用紙P」と言う)を傾斜姿勢でセット可能な給送装置2を備え、装置前方には、図1及び図3に示す様に装置手前側に開くことにより用紙Pをスタックする開状態(図3)と、当該開状態から略垂直な立設状態となる様にして閉じた収納状態(図1)と、を開閉(回動)動作によって変化可能に構成されたスタッカ13を、装置底部を形成する下ケース17に備えている。スタッカ13はスタッカ本体14とサブスタッカ15とによって構成され、スタッカ本体14の回動軸14a(図5参照)を中心に回動可能となっていて、プリンタ手前側に回動して開いた状態で、スタッカ本体14からサブスタッカ15を引き出すことにより、用紙Pをスタックするスタック面が形成される。
プリンタ1の装置外部はケース状のハウジング11によって覆われ、ハウジング11の中央上部には、インクカートリッジ交換等の作業を行う為の開閉自在なカバー12が設けられ、これら給送装置2、スタッカ13、ハウジング11、カバー12によって外観が構成されている。
次に、主として図2及び図5を参照しながら用紙搬送経路について詳説する。図2及び図5において、給送装置2は、ホッパ21と、給送ローラ23と、リタードローラ27と、ガイドローラ25および26とを備えて構成され、第1の被記録材である用紙Pをインクジェット記録ヘッド39へと搬送する「搬送手段」を構成する搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34へ向けて、セットされた用紙Pを1枚ずつ給送する。
搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34の上流側近傍の被記録材搬送経路には、第1の被記録材である用紙Pの通過を検出する紙検出器である第1被記録材センサー4が設けられている。また、図5において、符号7は制御部を示し、該制御部7は前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置2、搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34により構成される搬送手段、記録ヘッド39及び後述する排出手段の各動作を制御可能になっている。尚、第1被記録材センサー4及び制御部7は、いずれも図5以外では図示を省略されている。
また、図4において、符号5はマニュアルスイッチを示し、該マニュアルスイッチ5は、第1の被記録材である用紙P及び後述するトレイTの給送および排出動作を実行させる場合に押される。尚、マニュアルスイッチ5は、図4以外では図示を省略されている。
より詳しくは、ホッパ21は板状体から成り、上部の揺動支点(図示せず)を中心に揺動可能に構成され、揺動することにより、ホッパ21上に支持された用紙Pを給送ローラ23に圧接させ、または、給送ローラ23から離間させる。給送ローラ23は側面視略D形の形状を成し、その円弧部分によって圧接した用紙Pを下流側へ給送する一方、用紙Pが給送され、搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34によって搬送中は、搬送負荷を生じさせない様に図示する様にその平坦部が用紙Pと対向する様に制御される。
リタードローラ27は、給送ローラ23の円弧部分と圧接可能に設けられている。リタードローラ27は、用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ用紙Pが給送されている場合にはこの用紙Pに接して従動回転(図2の時計回り)し、用紙Pが給送ローラ23とリタードローラ27との間に複数枚存在する場合には、用紙間の摩擦係数が用紙Pとリタードローラ27との間の摩擦係数よりも低いため、回転せずに停止した状態となる。従ってこれにより、給送されるべき最上位の用紙Pにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pが、給送ローラ23から下流側へ進まずに、重送が防止される。
ガイドローラ25および26は自由回転可能に設けられ、図示する様に搬送駆動ローラ33および搬送従動ローラ34によって用紙Pを搬送中に、用紙Pが給送ローラ23と接触して搬送負荷を生じさせない役割を担っている。
給送装置2によって給送される用紙Pはガイド29に案内されて、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ33と、該搬送駆動ローラ33に圧接して従動回転する搬送従動ローラ34とに到達する。搬送従動ローラ34はホルダ31に軸支され、ホルダ31は、プリンタ1の基体を構成するメインフレーム(図示せず)にばね(図示せず)を介して取り付けられている。搬送駆動ローラ33に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ33の回転によって所定のピッチで下流側へ搬送される。
搬送駆動ローラ33の下流側にはインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)39と、これに対向してプラテン41とが配設されている。記録ヘッド39はキャリッジ35の底部に設けられ、当該キャリッジ35は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸37にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ35は、複数色の各色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、記録ヘッド39へとインクを供給する。
用紙Pと記録ヘッド39との距離を規定するプラテン41には、記録ヘッド39と対向する面にリブ43、43、43が形成されているとともに、凹部42、42が形成されている。凹部42は、用紙Pの端部から外れた領域に吐出するインクを打ち捨てる為のものであり、これにより、用紙Pの端部に余白無く印刷を行う所謂フチ無し印刷が実行可能となっている。尚、凹部42には、打ち捨てられたインクを吸収するインク吸収材(図示せず)が配設され、該インク吸収材から、プラテン41の下部に設けられた廃液トレイ(図示せず)へとインクが案内される。
続いて、記録ヘッド39の下流側には、補助ローラ46と、「排出手段」を構成する排出駆動ローラ44及び排出従動ローラ45が設けられている。排出駆動ローラ44は回転駆動される排出駆動ローラ軸44aの軸方向に複数設けられ、排出従動ローラ45は主走査方向に長い金属板材によって形成されたフレーム47(図8も参照)に設けられ、排出駆動ローラ44に接して従動回転する。記録ヘッド39によって記録の行われた用紙Pはこれらローラにニップされてスタッカ13へ向けて排出される。尚、これらローラの上流側に位置する補助ローラ46は用紙Pに上方から接して従動回転し、用紙Pの浮き上がりを防止して用紙Pと記録ヘッド39との距離を一定に保つ機能を果たす。
以上が用紙搬送経路の概略であるが、プリンタ1は、被記録媒体としての用紙Pの他に、コンパクトディスクに代表される光ディスクのラベル面に直接インクジェット記録可能に構成されている。図4に示す様に、第2の被記録材である光ディスクDは、プレート形状を成すトレイTにセットされた状態で用紙搬送経路を搬送される。トレイTはプリンタ1とは別体に構成され、プリンタ1前方側から後述するトレイガイド18に支持されながら差し込まれる。
図3及び図4において符号18はトレイTを用いて光ディスクDに記録を行う際に、トレイTをガイドするトレイガイドを示している。トレイガイド18は、排出駆動ローラ44及び排出従動ローラ45の下流側において開閉自在(回動自在)に設けられ、図4に示す様に装置手前に向けて開くことによりトレイTを支持する開状態と、当該開状態から図3に示す様に略垂直な立設状態となる様に閉じた収納状態と、を回動することによって変化可能に設けられている。
図22はトレイガイド18を単独で示した「開状態」に相当する斜視図を示し、図23はトレイガイド18を同じく単独で示した「閉状態(収納状態)」に相当する正面図で、裏蓋を外して内部が見える状態で示してある。
これらの図において、符号18dはトレイガイド開閉センサーレバーを示し、該トレイガイド開閉センサーレバー18dは、トレイガイド18の表面に設けられたスリット18eを介して外部に一部が露呈されている。そして、図4に示したようにハウジング11の前記壁11aの前記スリット18eに対応する位置に設けられた作用突起11dが、当該トレイガイド18が閉じられたときに当該スリット18eに入り込んで、トレイガイド開閉センサーレバー18dを回動させるようになっている。図23において、符号18fは回動支点を示す。トレイガイド開閉センサーレバー18dの回動によりトレイガイド開閉センサー18mがONし、これによりトレイガイド18の「閉状態」を検知するようになっている。トレイガイド18の「開状態」はトレイガイド開閉センサー18mがOFFとなることで検知される。
また、符号18gはトレイセンサーレバーを示し、該トレイセンサレバー18gは、当該トレイガイド18のガイド面18aの一側辺部に設けられている。トレイTがガイド面18aに正しくセットされると、該トレイTの一側辺部が前記トレイセンサーレバー18gを回動支点18pの回りに回動させる。この回動によりトレイセンサー18qがONし、これによりトレイ「あり」を検知するようになっている。トレイ「なし」はトレイセンサー18qがOFFとなることで検知される。尚、該トレイセンサレバー18gは、保護用カバー18hによって上方から覆われて保護されている。
図22において、符号18k、18kはトレイ押さえローラを示し、該トレイ押さえローラ18k、18kは、ガイド面18a上にセットされたトレイTに対して上から下方奥側に向かって付勢するようになっている。後述するように排出従動ローラ45がレリースした状態では、トレイTに対する搬送手段の搬送力が低下するため、押さえローラ18k、18kは、前記付勢によって、その搬送力の低下を補う役割を担っている。
更に、図22において、符号18jは三角マークからなる位置合わせ用目印を示す。該位置合わせ用目印18jは、トレイTに設けた同様のマーク(図示せず)と位置合わせすることで、トレイガイド18に対する当該トレイTのセット位置が決まるようになっている。
このトレイガイド18と、スタッカ13とは、図1、図3、図4に示す様に各々同様な回動動作を行うことによって開状態と収納状態とを変化する(開閉する)。即ち、収納状態では各々略垂直な立設状態となり、当該垂直姿勢から装置前方側に倒れる様に回動して開くことで、使用状態となる。そして、各々が収納状態にあるときには、トレイガイド18がスタッカ13の内側に略平行に位置する様になり、各々が開状態にあるときには、トレイガイド18がほぼ水平な姿勢でスタッカ13の上に位置し、スタッカ13が、排出された用紙Pが落下しない様に緩やかに上を向いた姿勢で保持される(図5、図6、図7も参照)。
以上により、プリンタ1は排出手段の下流側に回動することによって使用状態と収納状態とをとることのできるトレイガイド18を備えているので、トレイガイド18を着脱したり、取り外したトレイガイド18を別途管理する必要がなく、ユーザフレンドリである。また、トレイガイド18は回動動作のみで使用状態(開状態)と収納状態とを変化可能であるので、操作性が良い。更に、図4及び図7に示す様に、トレイガイド18は、開状態においては用紙Pの搬送経路における桁方向の一部を塞ぎ、収納状態においては前記搬送経路の上方に退避する様構成されていることから、トレイガイド18を使用しない収納状態においては、通常の被記録媒体(用紙P)の排出を妨げることがなく、排出される用紙Pは、正しくスタッカ13上にスタックされる。
加えて、トレイガイド18とスタッカ13とが略同様な回動動作(開閉動作)を行う様に構成され、各々が収納状態にあるときには、トレイガイド18がスタッカ13の内側に位置する様に構成されているので、トレイガイド18の設置スペースを最小限に抑えることができることとなる。
以上がプリンタ1の概略構成であり、以下、図5乃至図11を参照しながら、排出従動ローラ45を排出駆動ローラ44からレリースさせる排出従動ローラレリース手段(以下「レリース装置」と言う)について詳説する。ここで、図5乃至図7はプリンタ1の側断面概略図であり、図8はレリース装置50の斜視図、図9乃至図11はレリース装置50の正面図であり、動作推移を示す図である。
レリース装置50は、排出従動ローラ45が排出駆動ローラ44に接する第1の位置と、排出駆動ローラ44から離間する第2の位置と、を切り替える。即ち、排出従動ローラ45は、転写・白ヌケ防止の為に用紙Pと点接触する様に歯付きローラが用いられる。しかし、光ディスクDのラベル面にこの様な歯付きローラが圧接すると、歯によって光ディスクDのラベル面直下に存する記録データを破壊する虞がある。従って、光ディスクDに直接インクジェット記録を実行する際には、排出従動ローラ45が光ディスクDのラベル面に接触しない様、レリース装置50によって、排出従動ローラ45を排出駆動ローラ44から離間させる。
このレリース装置50は、トレイガイド18と連係するリンク手段により、トレイガイド18の回動動作に連係して、排出従動ローラ45を排出駆動ローラ44から離間させる様に構成されている。図8及び図9において、符号51、53はそれぞれリンク手段を構成するリンクロッド、リンクレバーを示している。リンクレバー53は筒状部53と該筒状部53から延びるレバー53b、53cを有し、筒状部53が排出駆動ローラ軸44aの軸端に嵌め込まれることにより、排出駆動ローラ軸44aを中心にして図9の時計方向及び反時計方向に揺動可能に設けられている。リンクロッド51は、トレイガイド18の回動軸18bから偏倚した位置に設けられた突起18cと係合し、リンクレバー53とは、レバー53bに設けられた軸53eにおいて係合して、トレイガイド18とリンクレバー53とを連結する。
次に、排出従動ローラ45を軸支するフレーム47の両端部には、長手方向(プリンタ1の側面側)に突出する様に2本のガイドピン48、49が所定の間隔を置いて設けられていて、当該ガイドピン48、49は、フレーム47の両サイドに立設されたガイド板55に形成されたガイド穴56a、56bに遊挿された状態となっている。ガイド穴56a、56bは、図11に示す様に階段形状を成す長穴であり、ガイドピン48、49がガイド穴56a、56bにそれぞれ案内されることにより、フレーム47がスライド変位して、排出従動ローラ45の高さ位置が変化する。
ここで、フレーム47は、リンクレバー53によってスライド変位する様に構成されている。即ち、「ロッド」としてのレバー53cの先端には穴53dが形成されていて、当該穴53dにガイドピン48が遊挿された状態となっている。そして、トレイガイド18が軸18bを中心にして回動すると、リンクロッド51とリンクレバー53とによるリンク手段が稼働し、レバー53cがガイドピン48に外力を付与して長穴56a内を変位させ、従ってフレーム47がスライド変位する。
尚、ガイド穴56a、56bは階段形状を成しているので、フレーム47は、図9乃至図11の変化に示す様にプリンタ前方側(図の右側)にスライドしながら徐々に上方に変位する。これは、図9に示す状態においては、フレーム47の上方にキャリッジ35が存在する為であり(図5参照)、これにより、フレーム47がキャリッジ35に衝突せずに、即ちキャリッジ35を避ける様にして上方に変位することができる。
次に、排出従動ローラ45が第1の位置にある状態を示す図9及び、第2の位置にある状態を示す図11に示す様に、ガイドピン48は、レバー53cによってその状態が保持されるのではなく、レバー57によってその状態が保持される様に構成されている。詳しくは、レバー57は略V字形の形状を成し、軸58を中心に揺動可能に設けられている。軸58から延びる一端57aの先端には引っ張りばね59の付勢力が作用して、レバー57は図9の反時計回りに揺動する様な状態に設けられている。そして、軸58から延びる他端57bはガイドピン48と係合し、排出従動ローラ45が第1の位置にあるとき(排出駆動ローラ44と接する状態)には、その斜面57cがガイドピン48をガイド穴56aの下側端部方向(大凡図の左方向)に押圧して、排出従動ローラ45を第1の位置に保持する。一方、排出従動ローラ45が第2の位置にあるとき(排出駆動ローラ44から離間する状態)には、図11に示す様にその頂面57dがガイドピン48をガイド穴56aの上側端部方向(大凡図の上方向)に押圧して、排出従動ローラ45を第2の位置に保持する。
以下、トレイガイド18及びスタッカ13の動きも含めて更に詳説する。図1及び図5は、トレイガイド18及びスタッカ13が各々収納状態にある様子を示している。当該収納状態においては、トレイガイド18はハウジング11の前方中央において略垂直に垂下する様に形成された壁11a(図4も参照)にちょうど沿う様な立設状態となり、スタッカ13も、トレイガイド18にちょうど沿う様な立設状態となる。即ち、トレイガイド18及びスタッカ13が収納状態となる為には、各々の静止角度(位置決め精度)に一定の精度が要求される。
次に、図3及び図6は、スタッカ13のみが装置手前側に向けて回動して、普通紙等の用紙Pをスタック可能となった状態を示している。この状態では、排出駆動ローラ44と排出従動ローラ45とによって排出された用紙Pがスタッカ13から落下しないで正しくスタックできる様に、スタッカ13は図示する様にやや上方を向いた状態で静止する様、図示しない規制手段によって角度が規制された状態となっている。
次に、図4及び図7は、トレイガイド18とスタッカ13との双方が装置手前側に向けて回動して、トレイTが装置手前側から差し込み可能な状態を示している。この状態では、トレイガイド18は、トレイTを用紙搬送経路に向けてほぼ真っ直ぐ水平にガイドする為に、ガイド面18a(図4参照)が水平面を形成する様に図示しない規制手段によってその角度が規制された状態となっている。
ここで、トレイガイド18が図6に示す収納状態から図7に示す開状態となる過程においては、図9から図10、そして図11への変化に示す様に、トレイガイド18の回動動作に従って先ずレバー53cの穴53d内周がガイドピン48に当接し、そしてガイドピン48をガイド穴56a内でスライドさせる。このとき、レバー57は、ガイドピン48によって引っ張りばね59の付勢力に抗して図10に示す様に揺動する。
そして、やがてガイドピン48がレバー57の頂面57dに位置する様になると、ガイドピン48がレバー57から受ける付勢力の方向が変化することとなる。即ち、ガイドピン48がレバー57の斜面57cに位置するときは、ガイドピン48は下側端部(大凡図の左方向)に付勢されて、排出従動ローラ45が第1の位置に保持されるが、レバー57の頂面57dに位置する様になると、ガイドピン48は上側端部(大凡図の上方向)に付勢される。そして、ガイドピン48は穴53d内部でフリーな状態であるので、レバー57によって上側端部に付勢され、排出従動ローラ45が第2の位置に保持される。この様に、レバー57は1つの引っ張りばね59によって一方向に付勢されているのみであるが、斜面57c、頂面57dによって、1つの付勢手段によってガイドピン48を付勢する方向を変化させることが可能となっている。尚、ガイドピン49は、ガイドピン48の変位に従ってガイド穴56b内を変位するのみであるが、ガイドピン48の様に付勢力によって保持する手段が設けられていないので、重力によって下方に変位し易い上側の位置(排出従動ローラ45の第2の位置)で当該位置に保持される様に、ガイド穴56bの上側端部には踊り場56cが設けられていて、図11に示す様にガイドピン49が保持された状態となる。
この様に、排出従動ローラレリース手段は、レバー57を単一の方向に付勢する1つの引っ張りばね59を利用して、トレイガイド18の所定の開き角度を境にしてレバー57がガイドピン58を付勢する方向を切り替える2安定化手段を備えているので、構造簡単にして且つ低コストに、排出従動ローラレリース手段を構成している。
尚、図示は省略するが、フレーム47の長手方向反対側においても、上述したガイドピン48及び49、ガイド穴56a及び56b、レバー57、引っ張りばね59に相当する構成要素が設けられていて、従ってフレーム47の両側端側で、ガイドピンがガイド穴にガイドされ、且つ、レバー及び引っ張りばねによって2つのポジションに保持される様に構成されている。
ところで、上述の様に排出従動ローラ45の高さ位置を変化させるトレイガイド18は、上述した様に回動角度(回動範囲即ち位置決め精度)に一定の精度(精密さ)が要求される。一方で、排出従動ローラ45についても、第1の位置では必要以上に排出駆動ローラ44に圧接させず、且つ、第2の位置では、排出従動ローラ45がディスクDのラベル面に接触しない様に、排出駆動ローラ44との距離を精密に確保する必要があるから、トレイガイド18とガイドピン48(排出従動ローラ45)とを連係させるリンクロッド51とリンクレバー53とには、本来ならば高い寸法精度が要求されることとなり、コストアップが生じることとなる。
しかし、本実施形態においては、この様に高い位置決め精度を必要とする2つの構成要素(トレイガイド18とガイドピン48(排出従動ローラ45))を連係させるに際してリンク手段を採用するとともに、一方側の構成要素であるガイドピン48(排出従動ローラ45)の位置決め保持に際しては、リンク手段によって剛的に保持するのではなく、付勢手段としての引っ張りばね59の付勢力を利用して柔的に保持する様に構成しているので、リンクロッド51やリンクレバー53に高い寸法精度を必要とせず、コストアップを防止することが可能となっている。また更に、換言すれば、リンクロッド51やリンクレバー53の寸法精度に影響されずに、トレイガイド18及び排出従動ローラ45の各々を高い位置決め精度で位置決めし、そして保持することが可能となる。
尚、本実施形態では、排出従動ローラ45をレリースする為に、ガイドピン48とトレイガイド18とをリンク手段によって連係し、トレイガイド18の開閉動作に従って排出従動ローラ45が上下動する様に構成しているが、トレイガイド18に限られず、プリンタ1の他の構成要素の動作に連係して、排出従動ローラ45を上下動する様に構成しても構わない。この場合、当該他の構成要素の動作に高い位置決め精度が要求されるものであれば、上述した本実施形態の作用効果を効果的に得ることが可能となる。
続いて、記録ヘッド39とプラテン41とのギャップ(以下「PG」と言う)を調節するPG調節機構について図12〜図15を参照しながら説明する。ここで、図12はガイド軸ギアと同軸の円盤に設けたセンサを示す斜視図、図13はキャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す斜視図、図14−1〜14−4はキャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す正面図、図15はPG変位及びセンサ検出状態を示すグラフである。
PG調節機構はキャリッジガイド軸12の左側端側に設けられているが、以下では先ず、右側端側の構成から説明する。図12において、キャリッジガイド軸12を軸支する、平面視略コの字形の形状を成すフレーム75の右側面に、鉛直方向に延びる案内溝77が形成されていて(案内溝77は左側面にも形成されている)、該案内溝77をキャリッジガイド軸12の軸端が挿通している。キャリッジガイド軸12の軸端には円盤70が取り付けられていて、当該円盤の外周に遮光板103が4枚、円周方向に所定の間隔を空けて形成されていて、発光部と受光部とを備えて構成されたセンサ105によって、安定領域を検出する為のものである。
図12(B)において、符号203はキャリッジガイド軸12を安定に保持する為の付勢手段としての引っ張りコイルばねであり、符号201は引っ張りコイルばね201をキャリッジガイド軸12との間で掛架する為に、フレーム75の右側面に対して内向きに所定の角度を成す様に取り付けられるプレートである。引っ張りコイルばね203は、プレート201に形成された掛止用フックと、キャリッジガイド軸12に形成された溝との間に掛架され、キャリッジガイド軸12を鉛直下方、プリンタ後方、キャリッジガイド軸12の軸線方向、の3方向の分力を発生させる様な方向に付勢することで、以下の様な作用効果を奏する。
第1に、キャリッジガイド軸12は鉛直方向に延びる案内溝77に挿通されるが、水平方向では案内溝77との間に在る程度のクリアランスが形成される。従って引っ張りコイルばね201はキャリッジガイド軸12を案内溝77内部の一方側(本実施形態ではプリンタ後方側)に付勢して、キャリッジガイド軸12を案内溝77内でガタが生じない様に安定させる。
第2に、キャリッジガイド軸12はフレーム75の左右側面で支持される(当該支持部の詳細は図示を省略する)が、軸芯線方向のガタも生じる。従って、引っ張りコイルばね201は、軸芯線方向にキャリッジガイド軸12を付勢し、この様なガタが生じない様に安定させる。
第3に、キャリッジガイド軸12の左側端側には図14−1に示す様にギャップ調節カム216(後述)が設けられ、カムフォロア211b(後述)に上から接することでPGが規定される様に構成されるので、引っ張りコイルばね201は、ギャップ調節カム216がカムフォロア211bから離れて上方に変位しない様に、ギャップ調節カム216をカムフォロア211bに圧接させる。即ち、PGが不用意に変化しない様に安定させる機能を果たす。
以上により、1つの引っ張りコイルばね203によって低コスト且つ省スペースに、キャリッジガイド軸12を多方向に安定させることができる様になっている。また、キャリッジガイド軸12の左側端側では、図13に示す棒ばね213がギャップ調節カム216をカムフォロア211bに圧接させるとともに、キャリッジガイド軸12を案内溝77内の一方側に付勢してガタが生じない様にしているが、引っ張りコイルばね201を利用することにより、この様な棒ばね213に比して荷重の管理が行い易いといったメリットを得ることもできる。
続いて、図13に示すようにキャリッジガイド軸12の左側端側には、PGの調節機構が設けられている。本実施形態におけるPG調節機構は、専用の動力源である駆動モータ51から、第1ギア205、第2ギア207、第3ギア209(これらギアは2段歯車となっている)を介して、キャリッジガイド軸12の左側端に取り付けられたガイド軸ギア215へと動力が伝達され、当該ガイド軸ギア215が回動することにより、PGが変化する様になっている。尚、これらは全て、図示を省略するフレーム75の左側面に取り付けられる。
以下、ガイド軸ギア215について詳説する。ガイド軸ギア215は外周の一部に第3ギア209と噛合する為の歯部と、歯部が形成されていない欠歯部とを有し、歯部と欠歯部との境界には、径方向に突出する突起218が形成されている。一方、ガイド軸ギア215の円盤面にはギャップ調節カム216が形成されていて、そのカム面には、径方向に突出する突起217が形成されている。
また、ガイド軸ギア215近傍には、平行度調整用ブッシュ211が取り付けられる。平行度調整用ブッシュ211はキャリッジガイド軸12の平行度を調整する為のものであり、フレーム75の左右両側面に取り付けられる。平行度調整ブッシュ211にはカムフォロア211bが形成されていて、当該カムフォロア211bに、ギャップ調節カム216が上方から圧接することによりPGが規定される。即ち、ギャップ調節カム216のカム面は、回転軸であるキャリッジガイド軸12の軸芯からの距離が変化する様な形状に形成されているので、図14−1〜14−4に示す様にガイド軸ギア215の回動に従ってキャリッジガイド軸12のカムフォロア211bからの距離が変化し、これによってPGが変化する。そして、平行度調整ブッシュ211は図示しない軸を挿通する穴211aを中心に揺動可能となっていて、揺動することにより、同様にPGが変化する。従って左右の平行度調整ブッシュ211を揺動させることにより、キャリッジガイド軸12の平行度が調整可能となる。
以下、図15をも参照しながら、最小のPGとなる安定領域と、最大のPGとなる安定領域との間でギャップ調節カム216が回動する様にその回動範囲を規制する手段について説明する。
図15中、横軸方向は駆動モータ51の回転位相位置を示している。実線83は、駆動モータ51の回転に伴うPGの変位を示し、この場合、縦軸の上方向に変位が大きくなることを示している。実線83で示す如く、本例では4段階のPGを選択できるようになっている。実線83の水平部分はそれぞれ4段階のPG(−、Typ、+、++)の安定領域95、96、97、98を示す。「Typ」で示す安定領域96は通常の厚みの用紙に対応するPGであり、「−」で示す安定領域95は厚紙用で、印刷でインクを含んでも変形しない用紙用のPGであり、「+」で示す安定領域97は薄紙用で、印刷でインクを含んで変形しやすい用紙用PGであり、「++」で示す安定領域98は薄紙用で、印刷でインクを含んで変形が大きい場合や封筒のPGである。各安定領域95、96、97、98の間には、各安定領域に移行するための遷移領域99、100、101が形成されている。
被記録媒体への記録中にPGを一定に維持するためには、PGを遷移領域99、100、101ではなく、安定領域95、96、97、98のいずれかにする必要がある。そこで図12(B)に示す如く、ガイド軸ギア215と同軸の円盤70の外周縁に、4枚の遮光板103(図12(B)では2枚の遮光板103のみを示している)を間隔をあけて形成し、また図12(A)に示すように、円盤70に隣接した位置に光学式の安定領域検出センサ105を設けている。安定領域検出センサ105は発光部と受光部とを有し、発光部から発光された光が受光部で受光されたか否かによって遮光板の存在を検知するものである。
4枚の遮光板103の円盤70の外周縁における位置は、各安定領域95、96、97、98と対応しており、4枚の遮光板のいずれかが安定領域検出センサ105での光を遮ると、図示しない判断装置がPGが安定領域にあることを判断する。尚、判断装置は、4枚の遮光板103が順に安定領域検出センサ105の光を遮ることで、現在、どの遮光板が光を遮っているかを判断し、これによりいずれの安定領域にあるかを判断することができる。
図15中、実線107は、安定領域検出センサ105の光が遮光された位置を、PGの段階を表す実線83と対応させて示す図である。実線107において一段高い部分が「遮光状態」を示し、一段低い部分が「通光状態」を示している。実線107と実線83とを対応して比較すると明らかなように、4枚の遮光板103は各安定領域95、96、97、98の長さと完全に一致しているわけではなく、各安定領域95、96、97、98の遷移領域と隣接する端部付近を除いた中央領域に対応するように各遮光板の周方向の長さが決定されている。これにより公差等の理由により、安定領域検出センサ105が遷移領域を誤って安定領域と判断することを防止することができる。
次に、以上説明した安定領域検出センサ105のみでは、現在のPGがいずれの位置にあるかを判断することができない。そこで、本実施形態では、最小のPGとなる安定領域と、最大のPGとなる安定領域との間でギャップ調節カム216が回動する様にその回動範囲を規制する手段を設けている。即ち、図14−1に示す最小のPGにおいては、突起217がカムフォロア211bに当接可能なことにより、ギャップ調節カム216(ガイド軸ギア215)のそれ以上の回動(図の反時計回り方向の回動)が規制されるようになっている。また、図14−4に示す最大のPGにおいては、突起218が第3ギア209を構成するギア209bに当接可能なことにより、ギャップ調節カム216(ガイド軸ギア215)のそれ以上の回動(図の時計回り方向の回動)が規制されるようになっている。以上により、ギャップ調節カム216は、最小のPGとなる安定領域と、最大のPGとなる安定領域との間でのみ回動する様にその回動範囲が規制されることとなる。
図15の両側に示す「度当たり位置」とは上述のようにギャップ調節カム216の回動が規制される位置を示していて、リセット動作時には、駆動モータ51を、突起217がカムフォロア211bに当接する方向に回転させる。ここで、駆動モータ51に駆動電流を所定時間以上印加しても安定領域検出センサ105の状態変化が発生しない場合には、図14−1に示す様に突起217がカムフォロア211bに当接していると判断でき、即ち、現在のPGが最小のPGであることが判断できる。次に、キャリッジ(CR)10のホームポジションをシークする為に安定領域検出センサ105の検出信号を監視しながらPGを最大まで変化させて、そして再び最小のPGまで戻り、印刷待機状態とする。
以上により、安定領域検出センサ105のみによって、PGが現在どの位置にあるかを判断することができ、低コスト化を図ることが可能となっている。
次に、トレイガイドセンサー18m、トレイセンサー18q及び第1の被記録材センサー4の検出状態に基づいて、第1の被記録材(単票用紙P)と第2の被記録材(光ディスクDがセットされたトレイT)の送りと記録を適切化して取り扱い性を向上させた記録装置について説明する。すなわち、トレイガイド18をプリンタ本体に開閉自在に取り付けて一体化構造にすると共に、該一体化構造にしたことに基づく前記被記録材の給送動作(給送装置で)、トレイを含む被記録材の搬送動作(搬送手段で)、更に排出動作を最適化し、例えば紙ジャム等の問題の発生を防止して、一層の取り扱い性の向上とユーザフレンドリ化を図ることのできる記録装置について説明する。
図16は、記録実行動作に入る前の時点(図16においては「印刷前」)と、記録実行動作に入った状態(図16においては「印刷中」)のそれぞれ状態において、トレイガイド開閉センサー18m、トレイセンサー18qおよび第1被記録材センサー4の各2つの状態毎に機械的に場合分けした全部で16通り(No.1−No.16)の場合について、前記マニュアルスイッチ5が押された場合に、当該記録装置が実行する動作の内容を記載した動作説明図である。
図17は図16の動作説明に対応するフローチャートである。図17中のNo.1、No.2、No.5、No.6、No.7、No.8、No.10、No.15は、図16中の各ナンバーに対応している。
図18乃至図20は、第1の被記録材用の記録実行用データ(図18においては「ASFカット紙印刷データ」)を受信したときと、第2の被記録材用の記録実行データ(図19及び図20においては「CDRの印刷データ」)を受信したときのそれぞれについて、トレイガイド開閉センサー18m、トレイセンサー18qおよび第1被記録材センサー4の各2つの状態毎に機械的に場合分けした全部で16通り(No.1−No.16)の場合について、当該記録装置が実行する動作の内容を記載した動作説明図である。
図1乃至図7に記載された記録装置において、制御部7は図16に記載された16通りの各状態、更に図18乃至図20に記載された16通りの各状態に対してそれぞれ対応する動作を実行するように構成されている。即ち以下のように構成されている。
(1)当該記録装置において、制御部7は記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチ5が押されたときに、トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であるときは、第1の被記録材である用紙Pに対する送り動作を禁止するように構成されている(図16のNo.5−8)。トレイセンサー18qおよび第1被記録材センサー4が検出した状態に関係なく、用紙Pに対する給紙装置2または搬送手段である搬送駆動ローラ33及び搬送従動ローラ34による送り動作を禁止するように構成されている。
これにより、第1の被記録材である用紙Pが、マニュアルスイッチ5の押下によって画一的に送られることはなくなり、以て第1の被記録材Pがトレイガイド18に当たって紙ジャムのような詰まりの問題が発生するのを防止できる。
(2)また、同記録装置において、前記制御部7は、記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチ5が押されたときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサー4の検出信号が「給送なし」であるときは、前記第1の被記録材Pに対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイTを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されている(図16のNo.7)。
これにより、トレイTがトレイガイド18にセットされている場合は、前記マニュアルスイッチ5が押されたときにトレイTを排出するところまで自動的に行われるので、ユーザーがトレイガイド上のトレイTを取り出す手間を省くことができ、一層ユーザフレンドリとなる。
(3)更に前記制御部7は、第1の被記録材P用の記録実行用データをパソコンなどから受信したときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であるときは、第1の被記録材Pに対する送り動作を禁止するように構成されている(図18のNo.5−8)。ここで、制御部7は、更にトレイガイド18を「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「閉状態」に変わったら、第1の被記録材Pに対して記録を実行する動作をさせるように構成されている(図18のNo.5−8)。
これにより、トレイガイド18を「閉状態」に変えさせるメッセージを出して、ユーザーがこのメッセージに従って該トレイガイド18を「閉状態」に変えれば本来の状態に復帰するので、そのまま第1の被記録材Pに対して記録を実行する。従って、第1の被記録材P用の記録実行用データを受信するまで行われた記録実行準備工程を無駄にすることなく、記録動作を継続させることができる。図18において「SN情報」とは紙種、紙サイズおよび紙厚などによって、番号づけされて区別された印刷実行に際して記録装置に送られる情報である。
(4)更に当該制御部7は、上記(3)の態様において、第1の被記録材P用の記録実行用データを受信したときに、トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサー4の検出信号が「給送なし」であるときは、前記第1の被記録材Pに対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイTを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されている(図18のNo.7)。
これにより、上記(3)の態様の作用効果に加えて、前記第1の被記録材P用の記録実行用データを受信したときにトレイTがトレイガイド18にセットされている場合は、該トレイTを排出するところまで自動的に行われるので、ユーザーがトレイガイド18上のトレイTを取り出す手間を省くことができ、一層ユーザフレンドリとなる。
(5)更に、当該制御部7は、前記第2の被記録材D用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「閉状態」であり、前記トレイセンサー18qの検出信号が「なし」であるときは、第2の記録材D用の記録データであるが第1の被記録材Pに対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されている(図19のNo.9−10)。
記録装置が第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、トレイガイド18が「閉状態」であり、更にトレイセンサー18qの検出信号が「なし」であるときは、通常はユーザーがトレイガイド18を開いて該トレイガイド18にトレイTをセットするのをうっかり忘れた場合に相当する。この場合、ユーザーがその忘れたことに気づかないと何も起こらずその状態が継続することになる。また、トレイTにセットして記録する第2の被記録材Dとしては、通常コンパクトディスクに代表される光ディスクDが挙げられるが、この光ディスクはその単価が低コスト化されてきたとは言え、普通紙のように気軽に試し印刷を行えるまでには至っていない。
これにより、このような場合に、第2の被記録材D用の記録データであるが第1の被記録材Pに対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されているので、上記の如く何も起こらない状態が継続する問題を防止して、ユーザーに気づかせることができると共に、それを普通紙のような被記録材に記録を実行させることで、その記録結果を試し印刷として利用することができる。
(6)更に、前記制御部7は、第2の被記録材P用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であり、前記第1被記録材センサー4の検出信号が「給送あり」であるときは、トレイガイド18を「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「閉状態」に変わったら、第2の被記録材D用の記録データであるが第1の被記録材Pに対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されている(図20のNo.14−16)。
これにより、ユーザーにトレイガイド18を「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、ユーザーがそれに従ってトレイガイド18を「閉状態」に変え、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「閉状態」に変わったら、そのまま第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材Pに対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されているので、上記の如く何も起こらない状態が継続する問題を防止して、ユーザーに気づかせることができると共に、それを普通紙のような被記録材Pに記録を実行させることで、その記録結果を「試し印刷」として利用することができる。
(7)更に、前記制御部7は、前記第2の被記録材D用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサー18qの検出信号が「なし」であり、前記第1被記録材センサー4の検出信号が「給送なし」であるときは、トレイガイド18にトレイTをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチ5(図19及び図20においては「L/E」)が押されることを条件に、第2の被記録材D用の記録実行用データによる第2の被記録材Dへの記録動作を実行させるように構成されている(図19のNo.13)。
トレイガイド18にトレイTがセットされていないことで発せられる、トレイガイド18にトレイTをセットさせるメッセージに従って、ユーザーがトレイTをセットする作業は、トレイTとトレイガイド18とは別体の関係にあるため、トレイガイド18を単に開閉する作業に比べて、手間がかかり、セット時間がばらつく。そのため、そのセット時間を予め設定してしまうと、実際のセット時間のバラツキに対処し難くなる。
ユーザーがトレイガイド18にトレイTをセットするだけでなく、更にその後にマニュアルスイッチ5が押されることを条件に、第2の被記録材D用の記録実行用データによる第2の被記録材Dへの記録動作を実行させるように構成されているので、上記セット時間のバラツキに難なく対処することができ、一層のユーザフレンドリ化を図ることができる。
(8)更に、前記制御部7は、第2の被記録材D用の記録実行用データを受信したときに、前記トレイガイド開閉センサー18mの検出信号が「開状態」であり、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」であり、前記第1被記録材センサー4の検出信号が「給送なし」であり、更に、タイマークリーニング等によって記録準備中の状態であるときは、トレイTを排出手段によって排出させ、記録準備工程を終了させた後、トレイガイド18にトレイTをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチ5が押されることを条件に、第2の被記録材D用の記録実行用データによる第2の被記録材Dへの記録動作を実行させるように構成されている(図20のNo.15)。
トレイTがトレイガイド18にセットされた状態では、タイマークリーニング等の記録準備動作を行えない構造である。
本発明によれば、クリーニング処置等によって記録準備中の状態であるときは、トレイTを排出手段によって排出させ、記録準備工程を終了させた後、トレイガイド18にトレイTをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサー18qの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチ5が押されることを条件に、第2の被記録材D用の記録実行用データによる第2の被記録材Dへの記録動作を実行させるように構成されている。従って、例えばタイマークリーニング等の記録ヘッド回復動作を実施する記録装置に対しても一層のユーザフレンドリ化を図ることができる。
(9)更に、前記制御部7は、第1被記録材Pに記録動作実行中に、前記トレイガイド開閉センサー18の検出信号が「開状態」に変わったときは、前記搬送手段による搬送動作を中止するように構成されている(図18のNo.6,8)。
本発明によれば、単票紙などの第1の被記録材Pに記録動作を実行している最中に、ユーザーがトレイガイド18を開いてしまったような場合、該被記録材Pの搬送手段による搬送動作を直ちに中止するように構成されているので、ひどい紙詰まりの発生を防止することができる。
図21はPG(ペーパーギャップまたはプラテンギャップ)ポジションを示す。
APG機構(自動ペーパーギャップ切替機構)
1.APG切替え方法
(1)印刷データ(SNデータ/用紙種毎)のPGフラグで自動切替えする。
(2) ドライバの『ヘッドコスレ対応(仮)』を選択された場合は、適性より広いPGフラグとUni-D印刷をドライバで設定する。
PGフラグは、メカ仕様のSNで定義する。
PGフラグの表はノーマル用とヘッドコスレ2種の表から選択する。
『ヘッドコスレ対応(仮)』を選択解除は1Job毎にする。
CDR印刷のPG4は、ギザレリース検出器がレリースで切り替える。PGフラッグ一覧には“2”を記入し、ドライバーはSNで2を送るが、ファームはCDR印刷時PGフラッグを無視する。
エンベロープのPG3は、ヘッドコスレ対応(仮)の選択は行わない。PGフラッグ一覧の両表に“3”を記入し、ドライバーはSNで3を送る。

PW検出は、SNフラッグのPG位置で行う、CDRはPG++位置で行う。
CDR印刷
(1)CDRトレイの有無と操作位置検出(CDRトレイの穴検出)をする
(2)操作位置でCDRの有無とCDRの左右、上下の端を検出する。
(3)上記から、CDRの大きさ(φ12、φ8,カード)の識別
CDRの中心を計算し、印刷位置を決定する。又、トレイが無い場合、CDRが無い場合は、CDRセットエラーとする。
アラート「CDRをセットしてください。」<OK/Cancel>
OK で ドライバからデータを再送信
名刺対応
ドライバーで名刺サイズが選択されたときは、「縦にセットしてください」をアラートする。
名刺横入れしたときのエラー:
(1)給紙後、PE検出が紙ありだが、PW検出で先端が検出できない場合⇒(1)名刺ヨコ入れエラー
(2)名刺サイズが指定されてとき、紙幅が55mmに合わない場合⇒(2)紙Jamエラー
(3)頭出しで用紙先端が検出できたあと、印刷などの送りで、PE検出で用紙の後端を検出したとき、用紙長さが、規定最低長さより短い場合。⇒(3)紙Jamエラー
(1)名刺ヨコ入れエラーの対処
1.印刷を実行しないで、名刺ヨコ入れエラーにする。印刷データは保持する。
2.名刺ヨコ入れエラーとし、EEPROMに記憶する。
3.(User:名刺を縦にセットし直す。L/F SWを押す)
4.給紙と排紙連続で実行する。
5.PE検出が紙なしになったら、名刺ヨコ入れエラーを解除する。EEPROMのエラーをクリアする。印刷データがある場合は、次の用紙を給紙して、印刷を開始する。
6.PE検出が紙なしにならなかったら、名刺ヨコ入れエラーを継続し、L/FSWで4を実行する。
7.電源OFF時は、EEPROMに記憶する。
電源ON時EEPROMに名刺ヨコ入れエラーが記憶されていた場合
8.名刺ヨコ入れエラーにする。
9.3〜6を実行する。
次に、本発明に係る記録装置における光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法により、光ディスクの中心位置を決定する具体的過程の一例について説明する。
光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法は、光ディスクを直接走査する方法及びディスクトレイを走査する方法の両者の長所が生かされ、短所が排除される構成によって、ラベル印刷の対象としての光ディスクの中心位置を決定する。
具体的には、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置、及び、ディスクトレイの走査に基づくディスク載置部の中心位置の双方を算出すると共に、光ディスクの中心位置とディスク載置部の中心位置との間の中心間距離を算出し、当該中心間距離が所定の基準値未満の値であるときは光ディスクの直接走査に基づき算出された光ディスクの中心位置を光ディスクの中心位置として決定し、当該中心間距離が所定の基準値以上の値であるときはディスクトレイの走査に基づき算出されたディスク載置部の中心位置を光ディスクの中心位置として決定する。
光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置決定は、通常、ディスクトレイの走査に基づく光ディスクの中心位置決定よりも正確に光ディスクの中心位置を決定することができる一方、ラベル面の一部に文字、図形等が予め印刷されている光ディスクが使用された場合や、円形光ディスク以外の異形光ディスクが使用された場合には、決定する光ディスクの中心位置が実際の光ディスクの中心位置から大きくずれて、ディスクトレイの走査に基づく光ディスクの中心位置決定よりも精度が低下することが多い。
そこで、本発明に係る記録装置における光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法においては、上述のように、二通りの方法により算出された光ディスクの中心位置とディスク載置部の中心位置との間の中心間距離を算出し、当該中心間距離が所定の基準値未満の値であるときは光ディスクの直接走査に基づき算出された光ディスクの中心位置を採用し、当該中心間距離が所定の基準値以上の値であるときはディスクトレイの走査に基づき算出されたディスク載置部の中心位置を光ディスクの中心位置として採用することとしている。
以上のように、二通りの方法により算出された光ディスクの中心位置を選択的に採用することによって、より正確かつ高精度な光ディスクの中心位置決定を実現することができる。
図24は、本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法による光ディスク及びディスクトレイの走査過程の一例を模式的に示す説明図である。
本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法においては、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置決定、及び、ディスクトレイの走査に基づく光ディスクの中心位置決定の双方を行うので、ラベル印刷の対象としての光ディスクを載置するディスクトレイは、一例として図25に示すディスクトレイ、即ち、2組(4個)の位置標識が配設されたディスクトレイ111を使用し、そのディスク載置部111aに例えば光ディスク81を載置した状態で、光学式センサによる走査を行う。
先ず、副走査方向走査ラインを含む経路(1)の走査を行い、第3の位置標識111Y1のY座標TY1を検出する。
次に、主走査方向走査ラインを含む経路(2)の走査を行い、第1の位置標識111X1及び第2の位置標識111X2のX座標TX1、TX2をそれぞれ検出する。
更に、副走査方向走査ラインを含む経路(3)の走査を行い、当該走査ライン上に位置する光ディスクの一方側端部及び他方側端部のY座標MY1、MY2並びに第4の位置標識111Y2のY座標TY2をそれぞれ検出する。
最後に、主走査方向走査ラインを含む経路(4)の走査を行い、当該走査ライン上に位置する光ディスクの一方側端部及び他方側端部のX座標MX1、MX2をそれぞれ検出する。
尚、上記走査の順序は一例であり、光ディスクの4箇所及びディスクトレイの4個の位置標識を検出することができれば、走査の順序は任意である。また、主走査方向走査ラインに沿った光学式センサ41による走査は、光学式センサ41が搭載されているキャリッジを主走査方向に駆動することによって行い、副走査方向走査ラインに沿った光学式センサ41による走査は、光学式センサ41が搭載されているキャリッジを主走査方向における第3の位置標識111Y1及び第4の位置標識111Y2の幅に相当するX座標の範囲内の位置に停止させ、印刷装置の印刷媒体搬送機構によりディスクトレイ110を副走査方向、即ち、印刷媒体搬送方向に移動させることにより行う。
光学式センサにより光ディスクの4箇所及びディスクトレイの4個の位置標識の座標を検出したら、光ディスクの4箇所の座標に基づく光ディスクの中心位置の算出と、ディスクトレイの4個の位置標識の座標に基づくディスク載置部111aの中心位置の算出とを行う。
先ず、主走査方向走査ライン上に位置する光ディスク81の一方側端部及び他方側端部のX座標MX1、MX2から、光ディスク81の中心位置のX座標MX=(MX1+MX2)/2を、副走査方向走査ライン上に位置する光ディスク81の一方側端部及び他方側端部のY座標MY1、MY2から、光ディスク81の中心位置のY座標MY=(MY1+MY2)/2をそれぞれ算出して、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)=((MX1+MX2)/2,(MY1+MY2)/2)を算出する。
一方、主走査方向走査ライン上に位置するディスクトレイ111の第1の位置標識111X1及び第2の位置標識111X2のX座標TX1,TX2から、ディスク載置部111aの中心位置のX座標TX=(TX1+TX2)/2を、副走査方向走査ライン上に位置するディスクトレイ111の第3の位置標識111Y1及び第4の位置標識111Y2のY座標TY1,TY2から、ディスク載置部111aの中心位置のY座標TY=(TY1+TY2)/2をそれぞれ算出して、ディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)=((TX1+TX2)/2,(TY1+TY2)/2)を算出する。
尚、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)、ディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)の算出順序は、任意である。
光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)、及び、ディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)を算出後、それら二つの中心位置の間の中心間距離D=((MX−TX)+(MY−TY)1/2を算出する。
そして、算出した中心間距離Dを所定の基準値Drefと比較し、中心間距離Dが基準値Dref未満の値であるときは(D<Dref)、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)を光ディスクの中心位置として決定し、中心間距離Dが基準値Dref以上の値であるときは(D≧Dref)、ディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)を光ディスクの中心位置として決定する。
所定の基準値Drefの値は任意であるが、光ディスクが円形光ディスクである場合において光ディスクの直接走査に基づき算出される光ディスクの中心位置と実際の光ディスクの中心位置との最大誤差に相当する距離と同等の値とするとよい。算出した中心間距離Dがそれ以上の値であれば、ディスクトレイ111のディスク載置部111aに載置されている光ディスクが、ラベル面の一部に文字、図形等が予め印刷されている光ディスクや、円形光ディスク以外の異形光ディスクである可能性が高く、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)よりもディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)の方が実際の光ディスクの中心位置に近いと推測されるからである。
所定の基準値Drefの具体的な値は、例えば、0.5mm、3/180インチ≒0.4mm等、0.4mm乃至0.5mmの範囲の値とするとよい。
尚、本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法並びに印刷装置の動作は、制御装置としてのシステムコントローラ54が制御し、必要な演算等を行う。
上記においては、光学式記録媒体の中心位置の決定方法として、光学式センサにより光ディスク81の中心線を通る線上において、光ディスク81の一方側端部及び他方側端部のX座標MX1、MX2をそれぞれ検出し、その検出値から、その中心位置のX座標MXを求め、同様にY座標MYを求める方法を説明した。しかし、光ディスク81の中心線を通る線上では無い線上において、光学式センサにより光ディスク81の一方側端部及び他方側端部のX座標をそれぞれ検出し、その検出値から、その中心位置のX座標を求め、同様にY座標を求める方法であってもよいことは勿論である。
以上のように、本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法並びに印刷装置においては、光ディスクの直接走査に基づく光ディスクの中心位置(MX,MY)及びディスクトレイ111の走査に基づくディスク載置部111aの中心位置(TX,TY)の双方を算出し、かつ、実際の光ディスクの中心位置に近いと推測される一方の座標を光ディスクの中心位置として採用し決定しているので、より正確かつ高精度な光ディスクの中心位置決定を実現することができる。
本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定装置及び中心位置決定方法並びに印刷装置の上記実施の形態においては、第1乃至第4の位置標識111X1,111X2,111Y1,111Y2を備えたディスクトレイ111を用いたが、位置標識は、ディスク載置部の中心位置に関連付けて配置され、光学式走査により検出可能なものであれば、任意の形態の位置標識を採用することができる。
位置標識の配置としては、上記4個の第1乃至第4の位置標識111X1,111X2,111Y1,111Y2の配置に限らず、例えば、ディスク載置部の中心位置のX座標(主走査方向座標)、Y座標(副走査方向座標)を示す2個の位置標識をそれぞれ主走査方向走査ライン上、副走査方向走査ライン上に配置しておいてもよい。このような2個の位置標識を配設した場合には、2個の位置標識上を通過する主走査方向走査ライン及び副走査方向走査ラインを光学式センサにより走査することによって、直ちにディスク載置部の中心位置を検出し特定することができる。
また、位置標識の形態としては、ディスクトレイ上の所定位置に塗布した塗料からなる位置標識、ディスクトレイ上の所定位置に固着した小片部材からなる位置標識、ディスクトレイ上の所定位置に開口した開口部からなる位置標識等、任意の形態を採用することができる。
図26は、上記光学式記録媒体の中心位置決定方法のフローチャートである。
1.搬送用のトレイ111を挿入されたある位置を0として紙送り方向を正、逆転方向を負とする。
2.トレイ111のマーキングTを紙送り方向に検出する。その位置からトレイの円中心のY座標TCYを算出する。
3.トレイ111のマーキングTをキャリッジ(CR)移動方向に検出する。その位置からトレイの円中心のX座標TCXを算出する。
4.メディアを紙送り方向に検出する。Y1、Y2よりメディア中心のY座標MCYを算出する。
5.メディアをCR移動方向に検出する。X1、X2よりメディア中心のX座標MCXを算出する。
6.Y1、Y2から、セットされているメディアが直径12cmなのか8cm(これらをCDフラグ1とする)なのか、それ以外(CDフラグ2とする)なのかを判定する。
7.CD2(異形メディア)ならば、印字の中心座標(PX,PY)はトレイ中心(TCX,TCY)を用いる。
8.CD1であって、CR移動方向のズレがある距離Aより大きければ印字中心PXはトレイの中心TCXを用いる。
9.CD1であって、紙送り方向のズレがある距離Aより大きければ印字中心PYはトレイの中心TCYを用いる。
本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 排出従動ローラレリース手段の斜視図である。 排出従動ローラレリース手段の正面図である。 排出従動ローラレリース手段の正面図である。 排出従動ローラレリース手段の正面図である。 (A)(B)はガイド軸ギアと同軸の円盤に設けたセンサを示す異なる方向からの斜視図である。 キャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す斜視図(A)と正面図(B)。 キャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す正面図である。 キャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す正面図である。 キャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す正面図である。 キャリッジガイド軸を上下動させる構造を示す正面図である。 PG変位、センサ検出状態を示すグラフ。 マニュアルスイッチ(ペーパー/イジェクトボタン)が押されたときの動作を示す図。 図16の各動作に対応するフローチャートを示す図。 印刷データ受信時の動作を示す図。 印刷データ受信時の動作を示す図。 印刷データ受信時の動作を示す図。 PG(ペーパーギャップまたはプラテンギャップ)ポジションを示す図。 トレイガイドを単独で示した「開状態」に相当する斜視図。 トレイガイドを単独で示した「閉状態」に相当する正面図で、裏蓋を外して内部が見える状態で示してある。 本発明に係る光学式記録媒体の中心位置決定方法による光ディスク及びディスクトレイの走査過程の一例を模式的に示す説明図である。 ディスクトレイの走査により光ディスクの中心位置を決定する中心位置決定方法において使用されるディスクトレイの構成を示す平面図である。 中心位置決定方法のフローチャートである。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給送装置、3 用紙排出口、11 ハウジング、
12 上カバー、13 スタッカ、14 スタッカ本体、15 サブスタッカ、
18 トレイガイド、21 ホッパ、23 給送ローラ、25、26 ガイドローラ、
27 リタードーラ、29 ガイド、31 ホルダ、32 揺動軸、
33 搬送駆動ローラ、34 搬送従動ローラ、35 キャリッジ、
37 キャリッジガイド軸、39 インクジェット記録ヘッド、41 プラテン、
42 凹部、43 リブ、44 排出駆動ローラ、45 排出従動ローラ、
46 補助ローラ、47 フレーム、48 ガイドピン、49 ガイドピン、
50 レリース装置、51 リンクロッド、53 リンクレバー、55 ガイド板、
56a、56b ガイド穴、57 レバー、58 揺動軸、59 引っ張りばね、
201 プレート、203 引っ張りコイルばね、205 第1ギア、207 第2ギア、209 第3ギア、211 平行度調整用ブッシュ、213 押圧ばね、
215 ガイド軸ギア、216 ギャップ調節カム、217 突起、218 突起、
D 光ディスク、P 記録用紙、T トレイ

Claims (10)

  1. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチが押されたときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であるときは、
    前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、
    前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、を更に備え、
    前記制御部は、記録実行動作に入る前の時点で、前記マニュアルスイッチが押されたときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、
    前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、
    前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、
    前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  3. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であるときは、
    前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止するように構成されていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3において、前記制御部は、トレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」に変わったら、第1の被記録材に対して記録を実行する動作をさせるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、を更に備え、
    前記制御部は、前記第1の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、
    前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、
    前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、
    前記第1の被記録材に対する送り動作を禁止すると共に、前記排出手段によってトレイを装置本体外に排出する動作をさせるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  6. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」であり、
    前記トレイセンサの検出信号が「なし」であるときは、
    第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  7. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、
    前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送あり」であるときは、
    トレイガイドを「閉状態」に変えさせるメッセージを出し、前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「閉状態」に変わったら、第2の被記録材用の記録データであるが第1の被記録材に対して記録を実行する動作をすべく切り替えるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  8. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、
    前記トレイセンサーの検出信号が「なし」であり、
    前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であるときは、
    トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  9. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    前記第1の被記録材及びトレイの給送および排出動作を実行させるためのマニュアルスイッチと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記トレイに第2の被記録材がセットされているか否かを検出するトレイセンサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、前記第2の被記録材用の記録実行用データを受信したときに、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」であり、
    前記トレイセンサーの検出信号が「あり」であり、
    前記第1被記録材センサーの検出信号が「給送なし」であり、更に、
    クリーニング処置等によって記録準備中の状態であるときは、
    トレイを排出手段によって排出させ、記録準備工程を終了させた後、トレイガイドにトレイをセットさせるメッセージを出し、前記トレイセンサーの検出信号が「あり」に変わったら、前記マニュアルスイッチが押されることを条件に、第2の被記録材用の記録実行用データによる第2の被記録材への記録動作を実行させるように構成されていることを特徴とする記録装置。
  10. 給送装置と、
    前記給送装置から給送される第1の被記録材を被記録材搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記被記録材に記録を行う記録ヘッドと、
    前記被記録材を装置本体の外部に排出する排出手段と、を備え、
    第2の被記録材をセット可能な被搬送媒体であるトレイが前記搬送手段によって搬送可能に構成された記録装置であって、
    装置本体の前面側に開閉自在に設けられ、開状態では前記トレイを支持して前記被記録材搬送経路に導くガイドとして機能し、閉状態では前記被記録材搬送経路から退避して位置するトレイガイドと、
    トレイガイドの開閉状態を検出するトレイガイド開閉センサーと、
    前記給送装置からの第1の被記録材の給送状態を検出する第1被記録材センサーと、
    前記センサーを含む指令信号供給元から送られる制御実行のための信号を受けることによって、前記給送装置、搬送手段、記録ヘッド及び排出手段の各動作を制御可能な制御部と、を備え
    前記制御部は、第1被記録材に記録動作実行中に、
    前記トレイガイド開閉センサーの検出信号が「開状態」に変わったときは、
    前記搬送手段による搬送動作を中止するように構成されていることを特徴とする記録装置。
JP2004283138A 2003-10-02 2004-09-29 記録装置 Expired - Fee Related JP3695661B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004283138A JP3695661B2 (ja) 2003-10-02 2004-09-29 記録装置
CN2008100873500A CN101244655B (zh) 2003-10-02 2004-10-01 液体喷射设备
EP04792171.3A EP1676709B1 (en) 2003-10-02 2004-10-01 Liquid injection device
PCT/JP2004/014876 WO2005032828A1 (ja) 2003-10-02 2004-10-01 液体噴射装置
US10/956,341 US7401879B2 (en) 2003-10-02 2004-10-04 Liquid ejection apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345098 2003-10-02
JP2004283138A JP3695661B2 (ja) 2003-10-02 2004-09-29 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005125766A true JP2005125766A (ja) 2005-05-19
JP3695661B2 JP3695661B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=34425345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004283138A Expired - Fee Related JP3695661B2 (ja) 2003-10-02 2004-09-29 記録装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7401879B2 (ja)
EP (1) EP1676709B1 (ja)
JP (1) JP3695661B2 (ja)
WO (1) WO2005032828A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036905A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Seiko Epson Corp 印刷装置
US7631865B2 (en) 2006-09-25 2009-12-15 Seiko Epson Corporation Medium guide elevating device, recording apparatus and liquid ejecting apparatus
JP2010046871A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Seiko Epson Corp ポジション切替え装置、記録装置、ポジション切替え方法
US7918526B2 (en) 2005-10-06 2011-04-05 Seiko Epson Corporation Printer and method preventing false detection of a detected object
JP2011104902A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Seiko Epson Corp 媒体送り装置、記録装置
JP2012175344A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置、及び印刷装置
JP2017052118A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び媒体押さえ方法
JP2020019223A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4748308B2 (ja) * 2005-08-19 2011-08-17 セイコーエプソン株式会社 被記録媒体スタッカ、記録装置、液体噴射装置
JP4760502B2 (ja) * 2006-04-07 2011-08-31 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷制御装置及び印刷制御方法
JP4675296B2 (ja) * 2006-07-24 2011-04-20 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法
WO2008100260A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automated optical disc detection
JP5369968B2 (ja) * 2009-07-31 2013-12-18 セイコーエプソン株式会社 整列搬送装置、整列搬送装置の制御方法及び記録装置
JP2011157166A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Seiko Epson Corp 媒体送り装置、記録装置
JP4998626B2 (ja) * 2010-03-31 2012-08-15 ブラザー工業株式会社 画像記録装置
JP5499910B2 (ja) * 2010-05-31 2014-05-21 ブラザー工業株式会社 搬送装置及びこの搬送装置を備えた画像記録装置
JP2012136005A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Brother Industries Ltd 画像記録装置
JP6536148B2 (ja) * 2015-04-20 2019-07-03 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置
JP6736359B2 (ja) * 2016-05-31 2020-08-05 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
JP6922233B2 (ja) * 2017-01-31 2021-08-18 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP7154864B2 (ja) * 2018-08-01 2022-10-18 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
US11471879B2 (en) 2019-01-04 2022-10-18 Funai Electric Co., Ltd. Volume data representation and processing for liquid dispensing devices
US11331660B2 (en) 2019-01-04 2022-05-17 Funai Electric Co. Ltd. Digital dispense system
US11768215B2 (en) 2019-01-04 2023-09-26 Funai Electric Co., Ltd. Digital dispense system cartridge
US11474007B2 (en) 2019-01-04 2022-10-18 Funai Electric Co., Ltd. Digital dispense system
TWI786480B (zh) * 2020-12-04 2022-12-11 虹光精密工業股份有限公司 設置於影像形成裝置之殼體的媒體通道切換機構及相關的影像形成裝置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272923A (ja) * 1990-03-22 1991-12-04 Ricoh Co Ltd 給紙装置
JPH04182260A (ja) * 1990-11-17 1992-06-29 Mita Ind Co Ltd 排紙トレイ
US5497984A (en) * 1993-07-16 1996-03-12 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet post-processing apparatus
JPH0895332A (ja) 1994-09-20 1996-04-12 Canon Inc 記録装置
JPH08190232A (ja) * 1995-01-11 1996-07-23 Ricoh Co Ltd デジタル複写機システム
JPH0995020A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Canon Electron Inc プリンタ
JPH0995021A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Canon Electron Inc プリンタ
JPH10297038A (ja) 1997-04-23 1998-11-10 Canon Inc 画像形成装置
US6211899B1 (en) * 1997-09-01 2001-04-03 Fuji Photo Film Co., Ltd. Image exposure apparatus
US6496281B1 (en) * 1998-01-19 2002-12-17 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus
GB9808008D0 (en) * 1998-04-15 1998-06-17 Woods Steve Dual purpose inkjet printer suitable for printing on both standard paper stock and direct printing onto compact disks
US6860594B2 (en) * 2001-04-11 2005-03-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with improved jam removal
JP2003112458A (ja) 2001-10-04 2003-04-15 Seiko Epson Corp 記録装置
JP3848148B2 (ja) 2001-12-13 2006-11-22 キヤノン株式会社 記録装置
JP3770317B2 (ja) 2002-01-23 2006-04-26 セイコーエプソン株式会社 記録媒体搬送用トレイ、位置決め用アダプタ、インクジェット記録装置
JP4096609B2 (ja) 2002-04-26 2008-06-04 カシオ計算機株式会社 印刷装置
JP2003320170A (ja) * 2002-05-07 2003-11-11 Taito Corp 新規なリプレイシステムを備えたゲームシステム
JP3780232B2 (ja) * 2002-07-10 2006-05-31 キヤノン株式会社 記録装置
JP2004167985A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Canon Inc 画像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7918526B2 (en) 2005-10-06 2011-04-05 Seiko Epson Corporation Printer and method preventing false detection of a detected object
JP2008036905A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Seiko Epson Corp 印刷装置
US7631865B2 (en) 2006-09-25 2009-12-15 Seiko Epson Corporation Medium guide elevating device, recording apparatus and liquid ejecting apparatus
JP2010046871A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Seiko Epson Corp ポジション切替え装置、記録装置、ポジション切替え方法
JP2011104902A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Seiko Epson Corp 媒体送り装置、記録装置
JP2012175344A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置、及び印刷装置
JP2017052118A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び媒体押さえ方法
JP2020019223A (ja) * 2018-08-01 2020-02-06 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法
JP7146509B2 (ja) 2018-08-01 2022-10-04 キヤノン株式会社 記録装置および記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3695661B2 (ja) 2005-09-14
WO2005032828A1 (ja) 2005-04-14
EP1676709A4 (en) 2010-03-03
US20050225594A1 (en) 2005-10-13
US7401879B2 (en) 2008-07-22
EP1676709A1 (en) 2006-07-05
EP1676709B1 (en) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3695661B2 (ja) 記録装置
JP4189661B2 (ja) 記録装置
JP2007050954A (ja) 用紙カセット及び情報処理装置
JP4356615B2 (ja) 記録装置及び液体噴射装置
US7731178B2 (en) Feeding device
JP3741220B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP3712237B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP4752227B2 (ja) 記録装置及び液体噴射装置
JP6102128B2 (ja) 記録装置および記録方法
JP2010070337A (ja) 記録装置
JP4114688B2 (ja) 記録装置
JP5093533B2 (ja) 記録装置
JP3702900B2 (ja) 記録装置
JP4141969B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4868156B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4640584B2 (ja) 被記録媒体検出装置、記録装置
JP3904071B2 (ja) 記録媒体位置決め装置、記録装置
JP3947925B2 (ja) ラベル記録用トレイ、記録装置
JP2007313903A (ja) 記録装置
JP2006088678A (ja) 記録装置及び液体噴射装置
JP2004042410A (ja) 記録装置
JP4826856B2 (ja) 記録媒体搬送用トレイ
JP2004352416A (ja) 被記録媒体通過検出用レバー、記録装置
JP2007254151A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2005179021A (ja) 記録装置及び液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3695661

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees